■非効率な職場では「不正」が起こる 「『息抜きのために私用でネットやメールを使うのは、使った社員が悪い』というのは誤り。もっと深い原因がある」。そう話すのはキヤノン電子社長・酒巻久氏だ。PC導入以前は給湯室など社員のサボる場所は決まっていたが、ネットサーフィンが自席でできるようになり、一見しただけではサボっているか否かがわかりにくくなってしまった。 キヤノン電子では、PC操作をリアルタイムで監視するソフトを商用化した。このソフトで就業中にネットやメールで遊んでいる社員をあぶり出すことができる。 酒巻氏曰く、「調査すると、一般にPC利用時間の3割程度は私用で使われていることが多い」という。 特に経営層や管理職までがネットで遊んでいる会社は、業績が悪くなりがちだ、と酒巻氏は指摘。「銀行から出向してきた人など、職務があいまいな人ほど遊んでいる」(酒巻氏)。 問題は業務効率にとどまら
先日,キヤノン電子の酒巻久社長に,桜が満開となっていた同社の秩父工場(写真1)を案内していただいた。酒巻社長は『椅子とパソコンをなくせば会社は伸びる!』(祥伝社)の著者であり,職場から「いす」をなくすという大胆な改革を実行した人である。秩父工場内には,応接室など一部を除き,会議室にも,開発部門や管理部門のオフィスにもいすがない。もちろん,社長室にもないという。 『椅子と~』によると,会議室からいすを撤去したことで会議への集中力が高まり,年間の会議時間が半減した。またオフィスでも,立つことで社員同士のコミュニケーションが密になり,問題解決の精度やスピードが劇的に改善したという。いす代も不要になり,いすをなくした分スペースが節約されるなど「いすをなくすことのメリットは計り知れない」(酒巻社長)。 筆者は秩父工場にお邪魔する前に酒巻社長の『椅子と~』を読み,いすをなくすことで大きな収益改善効果が

ぼくは以前にIT関連の仕事をしたことがあって、ぼく自身はプログラムを組めるわけではないのだけれど、何人かのプログラマーさんと一緒にお仕事をさせて頂く機会があった。その中で生まれて初めてプログラマーという職業の方と交流させて頂いたのだけれど、彼らはなかなかにユニークで特異な個性の持ち主たちであった。もちろんプログラマーと一口に言っても色々なタイプがいて、必ずしもひとくくりにできるわけではないのだが、共通していたのは好奇心が旺盛で新しい物好きだということだった。そして少々気難しい面がありつつも、基本的にはポジティブで、明日に向かって色々なことを前向きに、精力的に取り組んでいる人が多かった。 そんな中で、特に親しくお話しさせて頂いたTさんというプログラマーがいて、この方もなかなかに個性的で、ご自分の意見や主張というものをはっきりと持っており、ITのみならず世の中に対しても一家言お持ちであった。そ
プレゼンテーションは聴衆を感心させることもあれば、眠らせてしまうこともある。適切なツールやアプリケーションを使うことが重要だ。(Lifehacker) 学生でもビジネスパーソンでも、キャリアの過程でプレゼンをしなければならないときがあるだろう──そのときは、適切なコンテンツとアプリケーションを用意しなくてはならない。ソフトのデモをやるにしても、メルヴィルを説明するにしても、プロジェクタにつないだコンピュータは、聴衆に素晴らしい視覚的・聴覚的体験をもたらすこともあれば、眠気を誘うこともある。Macを使っていようと、Windowsを使っていようと、PowerPointだろうとKeynoteだろうと、あるいはWebブラウザからのプレゼンだろうと、スライドショーやデモをスムーズで楽しくて、記憶に残るものにする便利なヒントやアプリケーション、ツールが幾つかある。 箇条書きにしない PowerPoin

『認めたくないものだな──』。30代の誰もが知っているシャアの名セリフ。しかし、セリフの奥にビジネスパーソンにとっての深い教訓が刻まれていることをキミは知っているか? 「龍馬に学べ? いや、シャアでしょ」──。 ネット世代のビジネスパーソンにとって、歴史上の偉人といえば、古代中国でもなく幕末の志士でもなく、ガンダムのシャア・アズナブルである。組織の中で自らの存在意義を考えつつ、ドズル、キシリアという派閥争いの中を泳ぎ回る。若くして昇進を重ねながらも、ニュータイプとしては一流ではないという自らの能力に苦悩する。人間、シャア・アズナブル。その考え方は数々の名言となって、ガンダムの世界の中で光り輝く。 今回はシャアの7つの名言を取り上げる。生き方、仕事を達成していく上で目の前の課題に対して、また組織内の自身のあり方について、ビジネスパーソンはどう考えるべきか。シャアのセリフを元に、「シャアの行動

前倒しで仕事をするにはどうすればいいのか。キーワードは、「向こう1週間の予定やタスクの確認」「長篠メソッドの応用」「嵐の前の静けさを合図に」です。 コツ:今の時点でも打てる手があれば打ってしまう 【問題編】では、定型的な仕事は慣れてくればかなり効率よく片付けられるようになるものの、企画書作成など、不定型な仕事は、先送りしがちだったり思うように進められなかったりする、という事例を取り上げました。このように、不定型な仕事であっても、立ち止まって足踏みしてしまうことなく進められるようにするにはどうすればいいか考えてみます。キーワードは「前倒し」です。 「前倒し」で仕事を進めることができれば、常に余裕が生まれるはずです。その結果、 締め切り間際に感じる焦りやストレスから解放される スッキリとした気分を維持できるようになる 飛び込み仕事があっても柔軟に対応できるようになる といった効果が期待できます

その辺にある紙の裏でもいいのに、わざわざメモ帳を購入するのはなぜか。プロフェッショナルに愛用されたメモ帳が、ビジネスパーソンの道具として注目されている。 少しでも文具に興味を持っている人なら、クオバディス、ロディアという文具のブランド名を聞いたことがあるだろう。いずれもフランスの老舗ブランドで、日本にも70年代に上陸している。 当初は「機能的なデザインとセンスが、いわゆる横文字職業の方の支持を得て、知る人ぞ知るブランドとして人気」(クオバディス・ジャパンの小沢麗子氏)だったが、90年代から、アフタヌーンティーやポーターなどとのタイアップを進め、また斬新なカラーがアパレル業界のビジネスパーソンにも評価され始める。 プロフェッショナルツールとしてのメモ帳 メモ帳なんて書ければなんでもいい──と思う人もいれば、仕事で使う道具には自分が納得した最良のものを使いたいと思う人もいる。PCでいえば、会社

ご存知タブブラウザの代表格「Sleipnir」。上段のタブを切り替えることで、複数のWebページを効率的に閲覧できる。ver2.40からはRSSリーダー機能も搭載された Biz.ID読者の方は、いわゆるタブブラウザをおそらくお使いになったことが多いのではないだろうか。SleipnirやLunascape、Firefox、Operaはもちろんのこと、次期Windows標準のInternet Explorer7にもタブ機能が追加されている。タブ機能を用いることで、複数のページを効率よく表示でき、狭いデスクトップ領域を有効に活用できるというメリットがある。 Webブラウザにタブ切り替え機能があるのだから、ローカルのフォルダでも同じことができるのではなかろうか――これを実現してくれるソリューションが、今回紹介する「QT TabBar」である。本ソフトをインストールすると、新しいフォルダを開くと同

デスクトップ検索を活用することで、全くフォルダ分けをしないという整理法もありだ。しかし“何かに取り組む準備”をしたり、バックアップのことを考えるとフォルダ分けも重要だ。 【この記事は、2006年2月22日付で米ブログメディア「Lifehacker」に掲載された記事を翻訳したものです。】 前回(未翻訳)はファイルキャビネット、フォルダ、ラベルを使って紙の資料を整理する方法を紹介した。今回は、コンピュータの中にあるバーチャルな黄色いフォルダ、「マイドキュメント」の整理法を紹介する。 自分のファイル管理方法がうまく機能しているという人は、それでいい。だが、コンピュータのデスクトップ上にすぐファイルが散らばってしまうという人、細かく分類した奥の深い、複雑なフォルダ階層構造の中で、ファイルを管理するのに時間ばかり取られている人は、考えを改めよう。シンプルであれば、骨も折れない。シンプルながらフレキシ

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