新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」が横浜に入港してから3日で5年を迎える。乗客乗員712人が感染し、13人が死亡した「未知の感染症」は、今や季節性インフルエンザと同等に位置付けられ、国際クルーズ船の受け入れも再開された。だが、元乗客は危機感をあらわにする。「災害級の感染拡大で多くの人が亡くなったのに、政府の対応は検証されないまま。果たして、これでいいのか」 「船内はまさに『地獄』だった」 ダイヤモンド・プリンセスに乗っていた80代の無職男性は当時を回顧する。 日本生まれの大型客船が那覇港から横浜港・大黒ふ頭沖に到着したのは2020年2月3日夜。すぐに厚生労働省の検疫官が乗り込んだ。 その2日前、香港で下船した乗客のコロナ感染が判明。那覇港に続く再検疫の結果、31人のうち10人の陽性が確認された。 だが患者の搬送手段も、受け入れ先もなかった。政府は船内

新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、シンガポールを出発したイタリアのクルーズ船が寄港先のタイとマレーシアから入港を拒否されました。乗客に感染状況の深刻なイタリア国籍の旅行者が含まれているというのが理由ですが、運航会社は感染の疑いのある人はいないとしています。 ところがマレーシア政府は乗客に新型コロナウイルスの感染状況の深刻なイタリアに滞在していた可能性のあるイタリア国籍の旅行者64人が含まれているとして、7日、ペナン島の港への入港を拒否したということです。 マレーシア政府は今月5日からイタリア北部や北海道などに2週間以内に渡航した外国人の入国を一時的に禁止していて、クルーズ船に関しては8日から入港をすべて拒否するとしています。 このクルーズ船は6日、タイのプーケット島でも入港を拒否されていたということです。 クルーズ船の運航会社は船内に感染の疑いのある人はいないとしていますが、寄港先へ

クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の船内で業務にあたった検疫官1人の感染が新たに確認されましたが、厚生労働省はウイルス検査の対象から検疫官などを外している現在の方針を変えず、症状が出た場合などに検査を実施するとしています。 このため厚生労働省は22日、船内で事務業務を行った41人や今後業務を行う事務職員については症状の有無にかかわらずウイルス検査を行うことを決めました。 その一方で「専門知識があり、予防対策ができている」として検疫官や医師や看護師の資格を持つ職員は、症状がない場合には原則として検査を行わず、発熱や呼吸器系の症状が出たり感染者と濃厚接触したりした場合に検査を実施するとしています。 厚生労働省によりますと、24日新たに検疫官1人の感染が確認されましたが、今後も対応は変えないということです。 厚生労働省は「ウイルス検査の対象は原則として発熱などの症状が出た人としているが、社会

新型コロナウイルスの集団感染が確認されたクルーズ船内の写真を副大臣が投稿したことについて、加藤厚生労働大臣は、「不潔」など問題があることばが使われていて不適切な行為だったという認識を示しました。 これについて、加藤厚生労働大臣は、閣議のあとの記者会見で「本人にも確認したが、『不潔』という言葉自体が的確ではなく、掲載したのは適切ではなかったということで、削除したと聞いている」と述べました。 そのうえで、「副大臣は『中の状況を』という思いで投稿したと思うが、『不潔』ということばを使っていること自体が問題だ。本人もそう思い写真を削除したが、私もそう思う」と述べ、不適切な行為だったという認識を示しました。立憲民主党など野党側は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、厚生労働省などにヒアリングを行いました。 議員からは、クルーズ船で業務にあたった厚生労働省などの職員の感染が確認されたことについて「

新型コロナウイルスの集団感染が確認されたクルーズ船で、ウイルス検査で陰性と確認され症状がみられなかった乗客の下船が19日から始まりました。厚生労働省によりますと、19日一日で443人が船を下りたということです。 これまでに621人の感染が確認された横浜港に停泊するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の船内には、17日正午の時点で3100人の乗員と乗客が残っています。 厚生労働省は全員にウイルス検査を実施し、このうち結果が陰性で14日間の健康観察期間内に症状がみられなかった乗客の下船を、19日午前から始めました。 船を下りた乗客の中には、大きな荷物を持った夫婦や家族連れとみられる人たちもいて、船に残っている人たちに手を振っていました。 ふ頭の駐車場に待機していた10台以上のバスは順次出発し、10人近くを乗せた1台目のバスは、横浜駅近くのバス停留所に午前11時40分ごろ到着しました。マスクを

海外旅行といえば空の旅が一般的だが、このところクルーズ船による船旅を楽しみたいという需要も増えているようだ。 2017年の世界のクルーズ旅行者数は約2600万人。2011~2016年の5年間でおよそ20%増加している。ドイツメディアDWによると、この数は2018年には2850万人となり、依然拡大トレンドを続けている。 日本でもクルーズ人口が増加傾向にある。国土交通省によると、2018年日本人クルーズ人口は32万1000人と、2年連続で30万人を超え、過去最多を更新。また日本の港湾へのクルーズ船寄港回数も過去最多となる2930回を記録した。 世界的にクルーズ船の規模が大きくなっていることに加え、その数が増えており、旅行者1人あたりの費用も以前に比べ低く抑えられることなどが要因になっているようだ。 たとえば、最大級のクルーズ船ともなればその全長は360メートル、重さは22万トン、最大乗船人数は
![「クルーズ汚染」が世界中で議論白熱、仏・カンヌは汚染クルーズ船を禁止へ(AMP[アンプ]) - Yahoo!ニュース](/image.pl?url=https%3a%2f%2fcdn-ak-scissors.b.st-hatena.com%2fimage%2fsquare%2f4b9ea8ee1bf9f6f1514e0b9f3fbf3e6c40428422%2fheight%3d288%3bversion%3d1%3bwidth%3d512%2fhttps%253A%252F%252Flpt.c.yimg.jp%252Famd%252F20200118-00010001-ampreview-000-view.jpg&f=jpg&w=240)
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