続いて信濃毎日に「憲法記念日によせて」760字。憲法と現実は「乖離していて当然」という話を書きました。「憲法は空語である。空語で何が悪い」という話です。なんとか宣言というのはすべて空語です。人権宣言も独立宣言もシュールレアリスム宣言も未来派宣言も、すべて空語です。— 内田樹 (@levinassien) May 2,2023 ※以下、内田氏の連ツイで続いています。クリックすれば読めます。一応、この記事も後ろにつけておこうかな… 「憲法は理想を宣言するものだから現実とは乖離していて当然で、憲法の条文を変える必要はない」というのは、一つの立場としてはありですが、それは「立憲主義」とは全く違う別な何かでしょう。 (今の条文を維持するという意味では「護憲主義」の一種かも知れませんが)https://t.co/LslR7C3dDo— Shin Hori (@ShinHori1) May 2, 20

戦後日本を代表する駒ケ根市出身の憲法学者、芦部信喜(のぶよし)氏(東京大名誉教授、1923~99年)の出身地、駒ケ根市が来年度、創設する予定だった「芦部信喜賞」について、伊藤祐三市長は17日、事業を白紙化する意向を明らかにした。市議の間に計画の進め方などに反発があり、事業化は困難と判断した。20日…

救済されない旧「2ちゃんねる」の中傷被害者とひろゆき氏の賠償金不払いQアノンと日本発の匿名掲示板カルチャー【7】 清義明 ルポライターひろゆき氏を参院選の「応援弁士」にした乙武氏2022年6月、夏の参議院選挙に立候補を表明した乙武洋匡の選挙活動のキックオフイベントが都内で行われた。 ボランティアと支持者は若者ばかりで、イベント会場も選挙活動には似つかわしくない目黒のオシャレなイベント会場が選ばれていた。そして、その若者たちに囲まれる乙武氏の隣にはあの顔があった。 匿名掲示板『2ちゃんねる』の元管理人であり、実業家の肩書でもある西村博之氏である。最近ではユーチューバーといったほうがいいかもしれない。 乙武氏と西村氏は、この前日には渋谷駅前での街頭演説も行っており、二人の軽妙洒脱なやり取りもあり、ネットやメディアの一部では話題を呼んだ。例の飄々としながら毒舌も混じる西村氏とのイベントでの

憲法議論で多くの人が勘違いしていること 今年は日本国憲法が1947年に施行されてから75周年にあたります。さらにコロナ問題やウクライナ戦争などもあって、憲法のあり方についての議論が例年よりも盛んにおこなわれるようになっています。 ただ、憲法についての議論の中には、かなり乱暴で大ざっぱな印象論も混ざっていることは否定できません。 例えば「日本国憲法は国民の意向に関係ないGHQの『押しつけ』だった」とか「わずか1週間でアメリカ人たちが作った」とか、さらには「外国から押しつけられた憲法ではなく、日本国民の意思で自主憲法を制定しよう」などという声がよく聞かれます。 果たして日本国憲法は「押しつけ」だったのでしょうか。また、日本国民の意思が何も反映されずに制定されたのでしょうか。実際の経緯を確認してみましょう。 「GHQ案=日本国憲法」ではない まず結論から言ってしまうと、日本国憲法は、敗戦後の占領

私はFacebookに登録していないので、想田和弘という映画監督にして某パブリックエネミーへの追随者が「二元論にはまった挙げ句、ゼレンスキーを礼賛しないとまるで国賊のようにぶっ叩く風潮」がどうのとFacebookに書いたことは知らなかった。リンクは示さないが、やはり現在前述の某パブリックエネミーと深く関わっている某人*1のブログ記事にて知った。 しかし某人の意見とは全く異なり、私はどこに「ゼレンスキーを礼賛しないとまるで国賊のようにぶっ叩く風潮」なんかがあるのだ、これこそ「藁人形論法」の最たるものだという感想しか持てなかった。 現に弊ブログはこの「藁人形論法」によって「ゼレンスキーを美化している」などと非難を受けたことがある。 いったい弊ブログの記事のどこにゼレンスキーを美化した文章があるというのだろうか。弊ブログがやっているのは、非難の焦点をプーチンのロシアに絞ることだけである。原則とし
貴方は、憲法とは何かと聞かれればこうと答えることができるだろうか?何となく覚えているという人が多いのではないか。 簡単に表せば、権力者に対する国民の命令書なのだ。つまり、権力をコントロールするために存在しているのだ。これを元にした政治思想を立憲主義という。では、今の安倍政権は憲法を守っているだろうか?公務員による忖度→第十五条違反 森友学園の八億円値引き→第十八条違反 共謀罪→第十三、十九、二十一、三十一条違反 これらは氷山の一角に過ぎない。普通ならばこのような政権はとっくの昔に退陣している筈だ。にも関わらず存続しているということは、この国に立憲主義が根付いていないことの証明である。 つまり、なぜこの国が憲法を理解できていないか議論する時期が既に来ているのだ。そうすることで安倍政権の退陣の道が見えるだろう。 GHQによる憲法の宿痾 我が国における憲法議論には大きな問題点がある。誰が作った

今週のお題「雨の日の過ごし方」→カッパ着てデモかな。本当は寝ていたい 憲法は自由を愛する皆の味方 え、なんかやらなきゃダメなの? 黙ってたら奴隷制になるの? いきなり努力と言われても・・・ 小さなことから 休み休み みんなでリレー方式本当は寝ていたい 当ブログが、自分を大切にすることを価値として「極楽」な生活を送ることを目標の一つとしていることは、読者の皆様には何となく伝わっているかもしれません。 別に伝わっていない? う〜ん、やはり自由ネコ師匠には遠く及ばないなあ。 gattolibero.hatenablog.com それはともかく、何でもかんでも「頑張れ」「努力だ」「根性だ」みたいなのは、ともすれば人を擦り減らしてしまう危険を有しているというのは、賢明な皆様にはお分かりいただけると思います。 私はですね、最近になってようやくそれに気が付いたクチです。 気付きたてホヤホヤ。 いやー
「法律を読む素養が少しでもある人ならば、原発の情報がこれに該当しないのは、瞬時にご理解いただけるはずです」―。首相官邸で秘密保護法案を取り仕切る礒崎陽輔首相補佐官(自民党参院議員)が、法案の弁明に追われています。 秘密保護法によって、原発の情報が隠されるのではないかという指摘への自身のホームページ(10月1日付)での“反論”です。さらにこうも発言しています。 「事実に基づかない批判は、正しい議論を阻害するので、是非お止めいただきたい」「何でもかんでも原発問題に結び付けて批判しようとする勢力があるようです」。同法案を懸念する人に筋違いな暴言です。 礒崎氏は「原発(情報)が秘密になることは絶対にない」(9月18日のBSフジ番組)などと繰り返してきました。 しかし、法案を担当する内閣情報調査室の橋場健参事官は10月24日の超党派国会議員の集まりで「原発関連施設の警備等に関する情報、テロ活動防止に

理想のないところに進歩はない本稿から“いよいよ”昭和憲法の平和主義について述べる。いよいよと書いたのは、本誌の読者は私がなぜ憲法9条から憲法改正問題を論じなかったのかと怪訝に思っていた方が多かったのではないかと想像するからである。そのような怪訝をあえて承知で、私は基本的人権からまず述べた。それは私の憲法に対する基本的な考え方だし、いわゆる護憲運動なるものがもっている問題点を指摘したかったからである。憲法9条は確かに護憲運動にとって最大の錦の御旗であるが、実は憲法改正を目論む勢力にとっても最も大きな梃子(てこ)になっているのである。 誤解を招かないように憲法9条についての私の態度・見解をまず示しておこう。基本的人権の尊重・国民主権・平和主義は、昭和憲法の三大原則と呼ばれている。この三つの原則に優劣はないといわれている。それはそれでいいのだが、わざわざ第97条で 「この憲法が日本国民に保障する

「除染労働者110番」を続ける福島県労連労働相談センターには、20日までに合計30件を超える相談が寄せられています。なかには、実際の除染作業員を束ねる会社に暴力団がからみ、賃金のピンハネやただ働きをさせられているとの深刻な相談もありました。 一つは、「除染労働に派遣として作業する知人から電話で訴えられた」との相談です。知人は、「賃金が4カ月払われていない。支払いを要求したら、暴力団風の男がきてすごまれた」といいます。「体を壊さないか心配だ。携帯電話も取り上げられた様子で連絡がつかない。助ける手だてはないか」 もう一つは、「雇われた人材派遣会社から、実際に受け取っている賃金より高い賃金をもらっている、との念書をとられた。おかしいと言っていたら、やくざから脅しを受けた」との告発です。その男性は、作業員が自分から実態を告発するのは仕返しがあり、難しいと話します。 除染労働者の多くは、社会保険や雇

文科省が隠したがる「国旗国家法」をめぐる国会答弁集 www003.upp.so-net.ne.jp/eduosk/tisiki-… 教職員が内心の自由に従って行動するのは「やむを得ない」 ひでえ国になったもんだよ (有馬文部大臣 1999年8月4日文教委員会) 約1時間前 webから Retweeted by 28 people
日本の尖閣諸島周辺で起きた中国漁船と海上保安庁巡視船の衝突事件をきっかけに、尖閣諸島の領有権にかかわる日本と中国の主張の対立が、国際的にも注目を集めている。日本共産党はすでに1972年に日本の尖閣諸島の領有は正当であるとの見解を発表しているが、この機会にあらためて尖閣諸島の領有の正当性について明らかにする。 一、日本の領有と実効支配 近代まで「無主の地」 尖閣諸島の存在は、古くから日本にも中国にも知られており、中国の明代や清代の文献に登場する。当時、琉球は中国との間で朝貢貿易をおこなっており、中国の使節である冊封使が琉球国王の代替わりにさいして往来した。琉球と中国大陸の福州とを結ぶ航路のほぼ中間に位置する尖閣諸島は、海路の目標とされていた。しかし、中国側の文献にも、中国の住民が歴史的に尖閣諸島に居住していたことを示す記録はなく、明代や清代に中国が国家として領有を主張していたことを明らかにで
政権が交代して、選択的夫婦別姓制を導入するという民法改正案が来年の通常国会に提出される見通しになってきた。反対する人びとは「家族の絆が壊れる」などと危機感を抱いているようだけど、別姓を義務にせよと主張しているわけじゃなし、選択してそうしようと決めたよそんちのことまで心配せんでもいいのにね。 日本の戸籍を持っていない人間と日本人とが結婚している我が家など、はなから別姓なわけですが、彼らの目には「なんて絆のない冷めた家族!」と映るのでしょうかしらん。それとも、別姓であることが何かよそさまにご迷惑でもかけていると? (子どものいない家は家族とは言えん!問題外!とか言わないでね・・・。) ブラジルでは複数の姓を持つ人がとても多い。なぜかというと、これは旧宗主国ポルトガルの文化なのだと思うのだけど、子どもに命名する際に、母方の姓と父方の姓を両方引き継がせるのがけっこう一般的だから。そして結婚の際は、

2006年度版日本国憲法JC草案解説 《全体として》 日本国憲法は、本年11月をもって公布以来60年を迎えまさに還暦である。すでに大日本帝国 憲法を越える長命憲法となった。しかもこの間改正が一度もされていないという世界でも稀有な憲 法である。 この60年の間に、日本を含む国際社会の情勢は刻々と日々変化しかつその速さは日々増してき ていることは周知の事実である。いま日本国内外における様々な事象に対して、憲法の解釈による 対応は限界にきている。 このような状況の中、昨年自由民主党、メディアである読売新聞社、そして我々日本青年会議所 からも改憲に関する試案が発表された。 憲法とは、国体を表しかつ権力に対して拘束をかける国民の側に立つ最高法規である。しかし、 その最高法規の改正に当たる論議は必ずしも国民の側にとって身近なものとなっていない。また、 近年の国内の事象に対しては、各人の無制限な権利主張
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