NICUの入院患者が2人にまで減った。二人しかいないと静かなものだ。人工呼吸器の作動音も絶えて久しい。覆いを掛けた保育器や人工呼吸器が立ち並ぶ、倉庫のような暗がりの片隅で、赤ちゃんと看護師がひっそり過ごしている。この子らももうすぐ帰る。私は事務仕事も面白くなくてVolpeの新版を読み続けている。 例年は冬になると極低出生体重児の入院が続くものだが、この冬はその増加がまったくなかった。悪い比喩だが、昭和29年、北海道の海にニシンがぱたっと来なくなったときはこういう感じだったんだろうかとすら思う。この数年、減った減ったと書きながら細々続けてきたが、今度こそ本物という感触がある。 鰊も獲られたくないだろうし赤ちゃんだって入院したくはないだろう。ニシンは獲りすぎで資源が絶えたんだろうが、そりゃあ赤ちゃんは生まれるのを片端攫えてくる訳もなし、NICUの入院数が減ったのは産科医療の進歩が効いている。ひ

佐賀県のふるさと納税で、寄付金の使い道を選べるコースに「小児科医療の充実」が加わった。不足している小児科医の育成や、小児医療に関わる地域の医療機関の支援に活用するため、ウェブサイトで寄付を受け付けている。

フランスは無痛分娩が全額保険負担なのか。日本は自然分娩では保険適応にすらならんのに…(他の枠で補助は出るとはいえ) https://t.co/RF6klWj7g6

あるまちの要保護児童地域対策協議会に出ました。 新規のケースが両手ほど出ました。 衝撃的だったのは母親のほとんどが病理を抱えていたという こと。 それもかなり深刻な。 統合失調や解離性障害などの診断名です。 母親の病理はここまで進んでいるのか? こうなってくると虐待対応というよりは精神保健対策の充実や 支援資源の創造の方が重要なのではと思ってしまいました。 その切り口でソーシャルワークをしていった方がこどもの環境 へのアプローチになる。 まあ、一方で病気を抱えた方が子育てをするチャレンジの困難 感と捉えた方がいいのかもしれません。 そんなに育児の課題として大きくしない方がいいのかも。 でもでも、いずれにせよ、厳しい事実です。 子育てを支えていくこと、こどもの育ちを支えていくことの根幹は ひとりひとりの生を支えていくことになるのでしょうか?ランキングに参加しています。よかったらクリックを

ぐり研会則 一. 当会は 「ぐり研究会」 略称 「ぐり研」 と呼称する。 一. 会員は 「ぐり」 に対する理解と研鑽に努めなければならない。 一. 会員は相互に 「ぐり」 情報の共有に努めなければならない。 一. 研究会は適宜開催する。研究会は全員参加をもって原則とする。 一. 研究会において供された食品は残さず食べなければならない。 一. 新規入会の申請については会員相互の賛同をもってこれを認可する。 最近では婚活というものがちょっとした流行り言葉のようになっていますが、もはや婚活では遅すぎるとばかりに「妊活」なるものまで登場したそうです。妊娠学ぶ“妊活”のイベント(2011年7月31日NHK)結婚や出産する年齢が高齢化する中で妊娠についての正しい知識を身につけてもらおうと、“婚活”ならぬ“妊活”と銘打ったイベントが東京で開かれました。 このイベントは出版社などが開いたもので、東京・

生涯スパンで見たときに、動物として性行動が活発(体力や関心がある)なのは10-20代ですが、その人たちがより安全なセックスをするための支援は整っていません。 この時期の人たちは妊娠したら困る人がほとんどですので、各国では無料・低価格の低用量ピルを提供するシステムがあります。 が、日本では成人とおなじように月に3000円前後の費用負担が生じます。 コンドームはどうでしょうか。 大学生協でコンドームを扱っているか?ということが以前話題になったときに、「東大にはあるが○○大学にはない」、「山の奥の大学で近くにコンビにもないのにおいていないのはどういうことだ」、といった意見がありました。 (皆様のご出身大学はいかがですか?) 無料で配っても有効利用されていない問題が中国の大学生でのHIV/STD増加と関連して報じられていました。 ■「コンドーム無料配布機」も宝の持ち腐れ?大学生のHIV感染者が急増

ぐり研会則 一. 当会は 「ぐり研究会」 略称 「ぐり研」 と呼称する。 一. 会員は 「ぐり」 に対する理解と研鑽に努めなければならない。 一. 会員は相互に 「ぐり」 情報の共有に努めなければならない。 一. 研究会は適宜開催する。研究会は全員参加をもって原則とする。 一. 研究会において供された食品は残さず食べなければならない。 一. 新規入会の申請については会員相互の賛同をもってこれを認可する。 面白いと言ったらいささか不謹慎ですけれども、先日こんな記事が出ていまして「へえ」と少しばかり感心したものでした。 【産科医解体新書】(65)悪用された出産一時金(2009年12月8日産経新聞) 先月、群馬県伊勢崎市で出産一時金詐欺未遂容疑で、27歳の女性が逮捕されるという事件がありました。世の中にはいろいろなことを考える人がいるものです。 出産一時金制度では、赤ちゃん1人に対して約40万円

2009-05-15 鉄を食品サプリメントや食品への強化に使うこと BfR CAM 14.05.2009 http://www.bfr.bund.de/cm/208/verwendung_von_eisen_in_nahrungsergaenzungsmitteln_und_zur_anreicherung_von_lebensmitteln.pdf 鉄は食品から摂るべき必須微量元素である。特に肉に多いが、一部の野菜や果物や豆類や穀物も供給源になる。人体… 2009-05-15 報告書 RIVM 第一世代バイオ燃料のモデル物質の毒性と(モデルの)分解性についての短い概要 Short overview of the toxicity and (modelled) degradability of model substances of the 1st generation biofuels

某所という事にしておきますが、近所のヤブが困るという話で盛り上がりました。ヤブと言っても少々腕が悪いというレベルの話ではありません。医師から見て、あれは問題と言うレベルの話です。おおまかですが、そこでまとまった困るヤブの定義として、 無謀な治療方針を強行、暴走して患者に被害をもたらし、その尻拭いを周囲の医療機関に押し付ける常習犯 とくに「常習犯」というところが重要で、同じパターンの被害例を量産するタイプと考えてもらえれば幸いです。医師にも失敗はありますが、同じ失敗を繰り返さないようにするのは基本だからです。 ただその程度のヤブでは医道審議会で問題になったり、今検討されている事故調とも無縁です。民事訴訟は地雷の踏み方次第ですが、そういうヤブに限って踏み抜かないのは世の常です。そこで話は医師自らの自浄作用でヤブ排除はできないかに進みました。そういう風に話が進んでもどこも不自然さはありません。
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