シリアのボランティア救助組織「ホワイトヘルメッツ」がダマスカスで見つかった集団墓地で遺体を収容する様子=16日/Aris Messinis/AFP/Getty Images (CNN) シリア国民が全土に存在するという集団墓地の実態解明に着手している。既に国外逃亡した独裁者、アサド大統領の過酷な統治下で行われた残虐行為の規模が明らかになりそうだ。 自らの政権の崩壊を受けアサド氏がシリアを後にした今月8日以降も、数多くのシリア人家族たちは自分たちの愛する人々に何が起きたのか依然として答えを得られずにいる。これらの人々はアサド政権の秘密警察によって拘束された。 米非営利団体シリア緊急タスクフォース(SETF)のムアズ・ムスタファ代表によると、首都ダマスカス東郊にある集団墓地では「アサド政権による拷問で死亡した」数十万人の遺体が埋葬された可能性があるという。 数年にわたり集団墓地の調査に取り組ん

(CNN) シリアのアサド大統領の失脚を受け、ロシアが軍装備品や兵員の大規模撤収を始めたことが分かった。諜報(ちょうほう)に詳しい米当局者2人と西側当局者1人が明らかにした。 【画像】装備品を積載するロシア軍用機を示す衛星画像 当局者らはロシアの撤収について、大規模かつ重要な動きだと指摘。撤収が始まったのは先週だが、恒久的なものになるかどうかは不明だとの見方を示した。 欧米の諜報が示唆するところでは、ロシアの当局者は現在、シリアの実権を掌握した主要反体制派「シャーム解放機構」(HTS)が一部主要基地へのロシアの残留を認める何らかの交渉による解決に前向きかどうか見極めている。候補となる基地の中には、ラタキアのフメイミム空軍基地やタルトゥスの港湾施設も含まれるという。 クレムリン(ロシア大統領府)のペスコフ報道官は先週の記者会見で、シリア首都ダマスカスの反体制派と接触していることを明らかにし、

(CNN) シリアのアサド政権下で大勢の市民らが収監されていた悪名高いサイドナヤ刑務所について、ボランティア組織「シリア民間防衛隊(ホワイトヘルメッツ)」は10日、収容者の中には記憶をなくした人や繰り返し性的暴行の被害に遭っていた人もいることを明らかにした。 ホワイトヘルメッツ幹部のファルーク・ハビブ氏は、刑務所に閉じ込めらていた人たちの状況についてCNNに語った。 そのうち、19歳の時から収監されていたという女性は、サイドナヤ刑務所で繰り返しレイプされ、3人の子どもを出産した。子どもたちは今に至るまで刑務所の塀の外を見たことがなかった。 収監されている間に「心を失った」人や、自分が誰だったかを忘れてしまった人、自分の名前や出身地が分からない人もいるという。 同刑務所では行方不明になっていた大勢の人が見つかるだろうという期待に反して、アサド政権が崩壊した時点で発見されたのは数千人にとどまっ

ロシアに亡命したバッシャール・アサド大統領。写真は2023年5月、アラブ連盟首脳会議に出席したときのもの (提供:Saudi Press Agency/ロイター/アフロ) 12月8日、シリアで反体制派が首都ダマスカスを制圧し、父子2代にわたって独裁支配してきたアサド政権が崩壊しました。JBpressではこれまで、アサド政権による徹底した反体制派への弾圧についても解説しています。その記事をもう一度お届けします(初出:2019年5月21日)※以下、内容は掲載当時のものです。 (黒井 文太郎:ジャーナリスト) シリアで、アサド政権とロシア軍の無差別空爆による住民の殺戮がエスカレートしている。 5月17日の国連安保理会合緊急会合では、国連人道問題調整室(OCHA)のローコック室長が「3週間に18カ所以上の医療施設が空爆などの攻撃を受けた」と報告。国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」も、


まとめ シリア内戦で首都ダマスカスが陥落し「アサド政権崩壊」→市内に脱ぎ捨てられた軍服に「ベトナム戦争で見た」「歴史は繰り返..韓国の戒厳令には驚いたけど、シリアはさらに大変な状況になってた 54313 pv 150 49 38 users 31 モーリー・ロバートソン @gjmorley シリア政権崩壊、ロシアの影響力に危機 駐留基地存続に懸念も jp.reuters.com/world/security… 「タルトゥース基地はロシアにとって地中海で唯一の修理・補給拠点で、ロシアはここを中継基地として民間軍事会社をアフリカに送っている。」←ワグネルのアフリカ展開を維持する上で重要な中継地です。 2024-12-09 14:38:22 リンク Reuters Japan シリア政権崩壊、ロシアの影響力に危機 駐留基地存続に懸念も シリアのアサド政権が崩壊したことを受け、これまで同国の強力

12月8日、シャーム解放機構が主導する「攻撃抑止」軍事作戦局が首都ダマスカスを制圧、国際テロリストに指定されている指導者のアブー・ムハンマド・ジャウラーニーことアフマド・シャルアが同地に入る一方、バッシャール・アサド大統領が家族とともにロシアに亡命した。これにより、反体制派の攻勢は一つの節目を受けたが、シリアでは戦闘が各地で続いた。 この戦闘を主導したのは、シリア軍でも「攻撃抑止」軍事作戦局でもなかった。ロシア軍の爆撃むろん、両者の小競り合いは発生してはいる。シリア北西部の地中海岸に位置するラタキア県では、トルコとの国境に面するカサブ町に「攻撃抑止」軍事作戦局を構成すると見られる武装勢力が侵攻し、シリア軍、そして親政権の民兵との間で激しい戦闘が発生、武装勢力が同町、そしてカサブ国境通行所を制圧した。 これに対抗するかたちで、ラタキア県とタルトゥース県に駐留を続けるロシア軍がラタキア県北部

ロシアを後ろ盾としてきたシリアのアサド政権の崩壊は、ロシアがウクライナ侵略に注力するあまり自身の「勢力圏」の防衛に手が回らなくなっている実情を改めて浮き彫りにした。ロシアはこれ以前にも、ウクライナ侵略を背景に同盟国アルメニアの離反を招いていた。ウクライナの戦場でロシアは優勢にあるものの、その代償として失っているものは大きい。ロシアは2015年、シリア内戦に軍事介入し、反体制派勢力を空爆。劣勢にあったアサド政権軍を優勢に導いた。ロシアは介入の見返りとして、旧ソ連時代から租借してきたシリア西部タルトスの軍港に加え、新たに北西部ヘメイミーム空軍基地の使用権を獲得。地中海や中東、北アフリカなどに軍事的影響力を行使する拠点としてきた。 アサド政権の崩壊を招いた要因の一つには、ロシアがシリア駐留軍の戦力や兵器を引き抜いてウクライナに投入した結果、反体制派への抑止力が低下したことがあると分析されている

[アンマン/ベイルート/カイロ 8日 ロイター] - シリアの反政府勢力は8日、首都ダマスカスを掌握し、アサド大統領を追放したと国営テレビで表明した。アサド大統領は航空機で首都を離れたという。これにより、父の政権から50年余り続いたアサド一族による体制が崩壊した。 シリア当局者はロイターに、陸軍司令部がアサド政権の終焉を将兵らに通達したと語った。ただ、軍はハマやホムスなど主要都市などで「テロリスト集団」に対する作戦を継続していると発表した。

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