在日済州島人の「不法入国」から「特別在留」獲得まで -大阪を事例に- 高 鮮 徽(鹿児島大学) 済州島人は、歴史的に日本への往来が非常に活発だった。現在も、あいかわらず活発に続けられている。 その往来形態のなかには「不法入国」もいた。とりわけ、戦後「不法入国(密航)」の出身地を明らかにした数字(法務省発表)をみても、1970年以降の「不法入国」の8割以上を済州島人が占めている。済州島人の「不法入国」は、それだけ日本との関係が深いということを物語っている。その意味で、大阪の入管にとって済州島人は特別な存在だったかも知れない。これは、入管も済州島人について勉強せざるを得ない状況を作り出したと考えられる。「不法入国」の済州島人への理解は、済州島人コミュニティの人々、入管・支援者順ではなかったのかと考える。入管が済州島人の「不法入国」事情を最も知っている。入管から見ても、「不法入国」者であれ、人間
270回 謎のアンミカ・バッシング ここ最近、タレントのアンミカ氏が密入国者であるというバカバカしい噂が、X(旧Twitter)を中心に出回っていた。 2017年から存在しているこのデマに対しては、騒動が始まる以前の11月21日にアンミカさん本人からThreads内で否定されているし、既に多くの人が密入国はあり得ないだろうと考察しているため詳しくは触れない。しかしアンミカ氏が日本に移住してきた年代に、韓国から日本にわざわざ密入国という手段で移動してくる理由なんて常識的に考えれば存在しないだろう。 この騒動の発端の流れを少し整理してみよう。 日清食品グループが製造・販売する『どん兵衛』シリーズのなかの『最強どん兵衛』。そのWebCMにアンミカ氏が起用されたことで、氏をバッシングして『どん兵衛』の不買運動をよびかける活動(実際の不買がどれだけ行われているかはわからない)がはじまった。そこで流布

アンミカ「政治不信進む」巨額裏金疑惑 「自浄作用見せるところまで…これを機に変えないと気持ち悪い」

ここ数日、X(旧Twitter)のトレンド欄に「アンミカ」「どん兵衛」といったワードがトレンド入りし、さらには「不買運動」というトレンドワードも見られるようになった。12月7日、8日には筆者の観察用TLにも流れるようになり、さらにはYahoo!ニュースでも見かけるようになってきたため、気になった筆者はこの状況に関する経緯を見てみることにした。 12月6日 11:00 アンミカさん出演CMが公開されるこのトレンドは、日清の即席麺『どん兵衛』の新CMに対する反応から生まれたものだ。2023年12月6日、アンミカさんが出演する新CMが公開された(前日の5日にはそれを予想させるような投稿が行われていた)。 12月6日 午後 早くも「不法入国」「密入国」に言及するリプライが登場アンミカさんに対してのバッシングが発生するのは早かった。0時54分には早くも不法入国や密入国に言及する投稿が発生し、どん兵衛

東京都港区の新藤加菜区議(30)がX(旧ツイッター)に投稿した内容が物議を醸している。人気カップ麺のCM動画に対して「密入国者をCMに使う企業」とのコメントを付けているが、Xでは「密入国者ってソースは入管に確認済みですよね?」「これ密入国ってマジなんですか? 議員さんが断定して大丈夫?」と疑問の声が相次いでいる。 ◆新藤加菜区議、物議を醸している『密入国者』投稿【写真】 新藤区議は8日、人気カップ麺の公式アカウントが投稿したCM動画を引用して「密入国者をCMに使う企業は許されて、トランスジェンダーの問題を指摘した本は出版停止に追い込まれる世の中、ホントに嫌だ。キモすぎ」と投稿した。 このCM動画には、韓国出身で大阪育ちの女性タレントが登場。このタレントは海外でも幅広い活動経験があるが、新藤区議が何をもって「密入国」としているのかは不明。Xでは「密入国者って誰のこと?それは事実なの?」「決め

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