参院予算委員会で立憲民主党会派の広田一氏の台湾有事に関する質問に答える高市早苗首相=国会内で2025年12月16日午前9時33分、平田明浩撮影 高市早苗首相は16日の参院予算委員会で、台湾有事について「存立危機事態になり得る」と国会で答弁したことについて「従来の政府の立場を超えて答弁したように受け止められたことを反省点として捉える」と述べた。答弁の撤回には応じなかった。 首相の国会答弁を巡っては、内閣官房が作成した答弁資料に該当する部分が存在せず、台湾有事について「政府として答えない」と明記されていたことが判明。16日の予算委で、立憲民主党会派の広田一氏がこの資料を取り上げ「なぜ答弁を慎まなかったのか」と追及した。 首相は11月7日の衆院予算委で立憲の岡田克也氏と「さまざまな想定を交えて議論した結果だ」と強調。事前に「答弁の打ち合わせは行っていない」と明かした上で「従来の政府の立場を超えて

高市早苗首相が11月7日、台湾有事について「存立危機事態になり得る」と国会で答弁した際、内閣官房が作成していた首相の答弁資料の全容が判明した。資料には首相答弁に該当する部分は存在せず、台湾有事について「政府として答えない」とも明記されていたが、「答弁書通り」の発言にはならなかった。【大場伸也】 答弁資料は、立憲民主党の辻元清美参院議員の質問主意書に関連して、政府が辻元氏に開示した。 <答弁資料の写真があります(計5枚)> 辻元氏は11月20日、質問主意書で「高市早苗内閣総理大臣は、2025年11月7日の衆議院予算委員会において、岡田克也委員の質疑に対し、“先ほど有事という言葉がございました。それはいろいろな形がありましょう。(略)それはいろいろなケースが考えられると思いますよ。だけれども、それが戦艦を使って、そして武力の行使も伴うものであれば、これはどう考えても存立危機事態になり得るケース

作ってあげてるよね。 高市首相の熱心な支持者の間では「あれは来援した米軍に対する武力行使のことを言っているんだ」みたいな擁護が出回ってるので質疑の全文を眺めてみたけど、いや、その解釈は無理があるだろう、というか、このままだと「台湾に対する武力行使」だと明言しかねないからって岡田が日和ってるじゃん。 〇岡田委員 海上封鎖をした場合、存立危機事態になるかもしれないというふうにおっしゃっているわけですね。 例えば、台湾とフィリピンの間のバシー海峡、これを封鎖されたという場合に、でも、それは迂回すれば、何日間か余分にかかるかもしれませんが、別に日本に対してエネルギーや食料が途絶えるということは基本的にありませんよね。だから、どういう場合に存立危機事態になるのかということをお聞きしたいんですが、いかがですか。 〇高市内閣総理大臣 これはやはり他国に、台湾でしたら他の地域と申し上げた方がいいかもしれま

衆院議院運営委員会の吉川元・野党筆頭理事(立憲民主党)は10日、国会での質問通告をめぐって国光文乃副外相からX(ツイッター)に事実誤認の書き込みがあったとして、村井英樹・与党筆頭理事(自民党)との国会内での会談で謝罪と撤回を要求した。村井氏は会談後、記者団に、国光氏に対し発信内容が「事実と異なる」と伝えたと説明。「注意を促していきたい」と述べた。 質問通告をめぐっては、7日の予算委初日に高市早苗首相が午前3時から答弁準備をしていたことを受けて、国光氏が7日夜以降、Xに「(特に野党の)質問通告が遅いからだ」と投稿。「前々日の正午までという通告ルール、どれほどの野党議員が守ってますか」などと指摘した。 衆院事務局によると、国光氏が指摘したいわゆる「2日前通告ルール」は、1999年9月に与野党が「質疑者は原則として前々日の正午までに質問の趣旨等について通告する」と申し合わせた。しかし、2014年

【高市自民】酷い野次 高市首相の所信表明中に「統一教会!」「裏金!」TV中継でも罵声流れる 「ミヤネ屋」橋本氏が怒り「演説の中身が分かんないじゃないですか!」 10枚 高市早苗首相が24日午後、国会で所信表明演説を行った。 演説に呼応する声や拍手とともに、野次が交錯する中、「日本と日本人の底力を信じてやまない者として、日本の未来を切り開く責任を担い、この場に立っております」と述べた。 議場からは「統一教会!」「暫定税率廃止後退してる!」「裏金問題の全容解明をしましょう!」などの野次が連呼され、「何言ってるか分からんだろ!」などの怒号も飛んだ。 高市首相は野次を遮るように声をあげて演説を続けた。 中継した日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」では、読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏が、ガソリン減税のテーマに入る前に「その前にちょっとね、私は非常に。いま野次ずーっと飛ばしてる人いたでしょ」と切り出

参議院議員がこの6年間の議案に対し、どのような投票をしたのかが分かるサイトを作りました。 WEBに関しては点で素人ですが、以下で紹介するDBやツールに頼って1週間で取り敢えず形にしてみました。 投票日直前の公開になってしまいました。 もう少し早く取り掛かって早く公開できれば良かったですね。 ごめんなさい。 背景 ボートマッチの問題点として「未来のことはいくらでも言える」という構造的な限界があります。実現する気のない公約が含まれている可能性もあり、実際に守られるかどうかも不透明です。 一方、過去の行動は隠せません。とりわけ現職議員においては、「これまでの議案にどのように投票したか」を見ることで、主張と行動の整合性を判断できます。 (「議案」とは、法律、予算、条約承認、人事、決議などの国会で話し合う案件のことです。) 参議院のWebサイトでは、過去の議案の投票結果を見ることができます。議員がそ

国民民主党の玉木代表は民放の番組で、特別国会で行われる総理大臣指名選挙への対応について、党が選挙戦で掲げた政策の実現などにつながると判断した場合は、ほかの党の党首に投票することもありうるという考えを示しました。 国民民主党の玉木代表はきょう、TBSの「Nスタ」に出演し、特別国会で行われる総理大臣指名選挙での対応について問われ「『玉木雄一郎』と書くし、われわれの仲間にも書いてもらいたい」と述べました。 その上で決選投票になった場合の対応について「決選投票も『玉木雄一郎』と書くが、政策的な合意や、選挙で掲げた約束の実現につながるようなことができるのであれば、それも加味して判断していくことはありうる」と述べました。 また、ほかの党から連携の呼びかけがあるかどうかについては「いろいろな協議を党の幹部が各党と始めていると思う。自民党からそういう話はすでにあると思うが、立憲民主党からは聞いていない。よ

組織内議員「吉川さおり」の魅力はどこにあるのだろうか。X(旧ツイッター)などで国会情報を発信する国会ウオッチャーである、「踊♥️ウタマ口」(@utamaro_)さん、「国会の美味しさを伝えたい草食動物🍎ろば」(@s7_ds)さん、「/なで肩\」(@penguingata)さんの3人に語ってもらった。 ──国会ウオッチの魅力とは? ウタマロまず、吉川さんをはじめ情報労連の議員の皆さんを日々支えてくださっている組合員の皆さまに感謝申し上げます。いつも本当にありがとうございます。 その上で国会ウオッチの魅力ですが、いろいろな視点から物事を見られることです。国会では一つの議題に対して幅広い意見の議員が異なる視点から発言します。それをいっぺんに学べるのが国会ウオッチの楽しみです。 小学生時代から国会中継を見ています。今は国会のインターネット中継を視聴しても誰にも怒られない環境なので、ずっとウオッチ

岸田文雄首相は今国会中の衆院解散を見送る方向で最終調整に入った。首相は23日に会期末を迎える今国会中に解散に踏み切って総選挙で勝利し、9月の自民党総裁選で再選するシナリオを描いてきたが、党派閥による…

臨時国会召集訴訟の判決が言い渡される最高裁に入る弁護団ら=東京都千代田区で2023年9月12日午後2時26分、前田梨里子撮影 安倍晋三内閣が2017年、野党が求めた臨時国会の召集に約3カ月間応じなかったのは、臨時国会の召集を定めた憲法53条に反するとして、野党側の国会議員ら6人が国に損害賠償などを求めた3件の訴訟の上告審で、最高裁第3小法廷(長嶺安政裁判長)は12日、野党議員側の上告を棄却する判決を言い渡した。野党議員側を敗訴とした1、2審判決が確定した。 憲法53条は、衆院または参院の総議員の4分の1以上の要求があれば、内閣は臨時国会を召集しなければならないと定めるが、時期についての規定はない。

日本維新の会の梅村みずほ参院議員は12日、難民申請中の送還を可能とする入管難民法改正案の審議で、入管施設に収容された外国人の支援について「支援者の助言は、かえって収容者にとって見なければよかった夢、…

放送法が定める「政治的公平」の解釈に関する総務省の行政文書をめぐり、高市経済安全保障担当大臣は、みずからに関する4枚の文書の内容はねつ造だという認識に変わりはなく、発言は撤回しない考えを示しました。 一連の行政文書には、安倍政権当時、総務大臣だった高市経済安全保障担当大臣が、放送法が定める「政治的公平」の解釈をめぐり、安倍総理大臣と電話で協議したなどと記載されたものが4枚ありますが、高市大臣は「ねつ造だ」と否定しています。 高市大臣は、17日の記者会見で改めて認識を問われ、「国会では『不正確だ』と答弁している。『ねつ造』と言うのは、ことばがきつすぎるかなということで、そう答弁しているが、『ありもしないことだ』という認識は変わっていない」と述べ、ねつ造だとする発言は撤回しない考えを示しました。 一方、高市大臣は、17日の参議院内閣委員会で、先の質疑で「答弁が信用できないのであれば質問をしない

実業家の堀江貴文氏が16日午前、ツイッターを更新し、前参院議員のガーシー氏(東谷義和)について言及した。 ガーシー氏は、15日の参院本会議で除名されたが、堀江氏は「田中角栄は5年間国会に行かなくても除名されなかったが、ガーシーは半年も経たずに除名された。この不公平を自民党が嫌いでたまらない野党が全く指摘しないどころか喜んで賛成している茶番」と指摘した。 故田中角栄元首相は1985年2月、脳梗塞で倒れて入院。それ以降、90年1月の政界引退まで一度も登院できなかった。 堀江氏の指摘は賛否両論を呼び、200万回超表示された(16日夕現在)。 ネットユーザーからは「全く同意」「ホリエモン鋭いっすね」と賛同の意見や「行かないと行けないは別な気が…」「田中角栄さんとガーシーさんを比べる事じたいなんだかなぁ」と反対の意見が飛び交った。また「田中角栄にはそれだけの実績と力があった。ガーシーにはなかった。そ

高市氏「レク受けた可能性ある」 放送法文書巡り、当初否定2023年03月15日07時10分 衆院本会議で答弁する高市早苗経済安全保障担当相=14日午後、国会内 放送法の政治的公平性に関する総務省の内部文書を巡り、高市早苗経済安全保障担当相は14日の衆院本会議で、記載のあった総務相時代の2015年2月13日の「大臣レク(説明)」について「受けた可能性はあり得る」と認めた。当初は存在自体を否定していた。 高市氏、記録残っていない 放送法巡る大臣説明 高市氏は「2月はNHK予算の国会提出に向けた準備を急いでいた時期だ。これに関するレクを受けた可能性はあり得る」と説明。ただ、詳細については「総務省にも問い合わせたが、8年も前の大臣スケジュールは残っていない。確認する方法はない」と述べるにとどめた。 文書には、当時の礒崎陽輔首相補佐官が求めた放送法の解釈見直しを、15年2月のレクで総務省幹部が高市

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