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お気持ち週報

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1月に読んだ本たち

1月はいろんな本に手を出し、併読していました。読み終わった瞬間に読了ツイートしたかったのですが、できなかったのでまとめて記事にします。

 

  • レシピ以前の料理の心得 上田 淳子著

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普段からレシピのない料理をすることがほとんどです。

毎日の食事を少しずつ確実においしくするヒントがたくさん載っているエッセイで、簡単なレシピも載っているのですぐに実践できます。

読んでいて一番良かったのは、本文に出てくる手間暇のかけ方がとても合理的なこと。愛情をかけるともまた違った、こうすればこうなるからここにはひと手間を加えるという根拠があって、とにかく頭にすらすら入ってきます。

 

この本のおかげで私はクリスマスにおいしいステーキにありつけました。

普段から料理をする人にも、そうでない人にもおすすめできる本でした。

雰囲気としては有元葉子さんとかの料理本に近い気がしています。

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  • デジタル脳クライシス 酒井 邦嘉著

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なかなか過激なタイトルだなと思ったのですが、実生活で自分の脳がどんどん働かなくなっている感覚があり、何か原因のとっかかりがわからないかなと思って手に取りました。

一日中情報が入ってきていながら、自分で思考しようと思うと脳がとたんに動かなくなっているような感覚がここ数年あり、気持ち悪さを感じています。学生時代などと変わったことといえば、デジタル機器とのかかわりが格段に増えたことかなと思いざっと読んでみました。

わかってはいたことですが、やはり脳にとってデジタルデバイスから来る情報の量と刺激の高さは影響が大きく、弊害として思考よりも先に検索で情報を求める検索依存症などが紹介されていました。心当たりありすぎる。

言語と脳といった観点で合成AIについても大きく取り上げられており、これは読んだ上で自分との距離感と付き合い方を再考するきっかけになりました。うまく使えるほど自分で考えているか?と問い直していきたい。便利だからついつい仕事でもプライベートでも頼りすぎてしまうんです。

言語と脳の仕組みについても、限られたページながらいくつかの研究結果が紹介されていて初めの一歩として読みやすかったです。手書きvsデジタルだとなぜ手書きのほうがよく脳に残るのか、なんとなくの実感に対して根拠が示された感じがしてアハ体験しました。私はいまだに仕事でもプライベートでも紙のメモのほうが覚えやすいので。

新書を久しぶりに読んだのですが、コンパクトながらあるトピックに関してしっかり扉を開いてくれる本ジャンルなので、今年はもっともっと読んでいきたいです。

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  • 言語の本質 今井 むつみ / 秋田 喜美著

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ということで、こちらも新書です。いわずもがなベストセラーでございます。

みんな大好きオノマトペから始まる、ことばはどこから生まれて人間がどう獲得していくかの旅ができる、めちゃくちゃ面白い本でした。

やっぱりここでもAIが出てきます。記号接地問題についての章がすごくおもしろかったです。AIにはない身体性が人間にあり、それが言語とどう関わっていて違いをもたらすか、そして同じく身体性がありそうな動物と人間がなぜ違うかという疑問とそれに関する研究結果、本当にエンタメとして面白かった。

じゃあ人間であれば言語は理解できるのかといわれると、これもまた微妙で、AIと同じような理解しかできない可能性もあるのでは・・・!?という怖い説が自分の中に浮かんできて、あーこれがこういう入門書を読む楽しみだなあと実感しながら読み進めました。

じゃあ人間は言語を正しく認識できるのかという問題は、本書で紹介されていた"算数文章題が解けないこどもたち(岩波書店)」で詳しく言及されていそうなので、次に読んでみようと思います。

 

言語って面白くて読めば読むほどわからないね・・・

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1月は3冊読みました。といいつつ、実は他にも5冊ぐらい並行して読んでいました。まだ最後まで読めていないだけです。新書、読みやすくて知的好奇心をくすぐってくれるのでしばらくブームが続きそうです。

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