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はてなキーワード:SAPIXとは

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2025-11-30

anond:20251129225647

障害受容の摩擦抵抗ゼロな親の話をもっと聞けると嬉しい」とあり、「おっ!ワイか」と呼ばれた気がするので書く。

6歳・保育園年長の子どもが自閉症障害者手帳あり。

1歳になる前頃には既に兆候は見えてたけど、1歳半健診では「3歳まで様子見ですかね」と診断。そこまで待ってられるかー!と思って発達クリニックを受診して診断ゲット!

そこからは毎月通院して必要に応じて薬を処方してもらったり、療育にも通いはじめた。未だに発話はないが、絵カード使ったりでコミュニケーション取れるようになった。

やっててよかった早期療育

来年から特別支援学校に行く予定だが、特別支援学校見学に行ったら、1クラス6人ほどの超少人数クラスで、子どもに合わせた個別カリキュラムが組まれててと最高かよと思ってる。

(いわゆる普通小学校も進度別教材で勉強できたらいいのにと思う。)

また個人的にはSAPIX日能研だったりのことを考えなくていいのは精神衛生上大変良い。

あと、これは社会保障費増に加担してる感があるので若干申し訳なさもあるが、障害者割引でいろいろなところに行けるのにはかなり助かっている。

屋内の遊び場だと「子どもの入場料半額、付き添いの親は無料」とかあり、1000円未満で入れるので一時期毎週利用してた。

一度知人家族に「安いから一緒に行こう〜!」と誘ったら「入場料3000円以上かかったんだけど…」と言われ申し訳ないこととかあったりした。

まあ、とはいえ

ショッピングモールで走り出したと思ったら見失って、全然違うフロア電気屋に入ってるおもちゃ屋で見つかった

公園で遊んでたと思ったらいなくなり、なぜか2つ隣駅までひとりで電車で移動してた

レンタカーで一泊二日の旅行に行ったが、初日夕方に家に帰りたがって駅の改札に入ってしまい、結局4時間かけて家に帰ってきてしまった(引き返す可能性あったので妻に宿で待機してもらったが、結局翌朝妻ひとりでレンタカーに乗って帰ってくることになった)

・絶賛放課後デイサービスを探し中だが、空きが全然なくて、来年度午後には子どもが帰ってきてしまうので、仕事時短にするか辞めるかの危機

などなどいろいろあるが、まあ生きてるので良しということで。

おそらく子どもが健常児だったら知らない制度世界を知れて、interestingな日々を過ごしていて人生の幅が広がってる感がある。

(この記事11:00から14:30現在、昼食にフードコートに行くのを嫌がりおもちゃ屋でずっと遊び続ける子どもを見守りながら書いた)

Permalink |記事への反応(4) | 14:34

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2025-11-28

中受の思い出

もう20年近く昔のこと。

オチはありません。

私が通っていた小学校は、学年の2/3くらいが中学受験をするところだった。

授業が終わったら公園に行って遊ぶなんて生活はまるでなくて、家に着いたらランドセルを置き、リュックを背負い直して塾に通う毎日

学校カーストは塾のランククラスで決まっていて、SAPIXのαがトップ、次いでアルファベットの上位、アルファベットの中位と日能研の上位が同列…という具合。

受験しない子たちも1/3はいるわけだけど、みんなサピやNのクラスけがどれだけ熾烈なのかはよく知っていて、共通認識として染み付いていた。

でも別にこれを理由にしたイジメや蹴落とし合いがあったわけではない。(小学生同士にありがちないさかいくらいは普通にあったけど。)

ただの日常として、当たり前に、"そういうもの"という空気を吸って吐いて過ごしていた。

平日の朝は時事問題対策日経新聞の一面を読んで、学校に行けば授業なんて聞かず塾の宿題をやり、学校が終われば塾に行く。毎日がこの繰り返しだった。

(そういえば、ちょうどこの頃の日経には『愛の流刑地』が連載されていて、うちの学校では『愛の流刑地』『僕妹』『恋バナ(Yoshi)』が3大エロ本みたいな扱いだった。)

私たちのパパは医者社長エリートサラリーマン(あの土地に戸建てを持てる位に貰えてる)な一方で、ママ殆ど専業主婦だった。そしてみんなヒステリックだった。

塾の成績があんまり良くないからという理由学校に乗り込んできたママに、踊り場で怒鳴りつけられている子。ご褒美に買ってもらえたちゃおをズタズタに切り裂かれた子。家に帰ったら勉強机に包丁が刺さっていた子。成績が悪いと、ミスがなくなるまで寝させてもらえない子。

みんな自分ママのヤバエピソードを沢山持っていて、それをネタにして話すのも日常だった。

振り返って見れば虐待だろうというものもあったけど、警察もあまり介入してくれない時代だったし、それより周りのみんなも同じだったから、ママっていうのはそういうものなんだくらいの感覚だった。

大人になってから気づいたが、彼女らのほとんどが大した学歴ではなかった。

泣くし怒鳴るし頭が悪いママが多かったから、ハナから狂ってるか発達障害が多かったんだろうなと今では思う。

そういえば、PTA内のいじめが酷いと有名で、バカみたいだと子どもの間でも話題だった。そういうレベル人間私たちママだった。

パパは、たぶんどの家庭も無関心だったんだと思う。そもそも仕事が忙しくてあまり家にいれないパパが大半で、関心以前に時間がなかったんだろう。

同じクラスの二人は志望校に落ちて病んでそのまま引きこもりになった。

一人はサッカーやってる陽キャ男の子、もう一人はオタクっぽいけどきっぷのいい女の子だった。

二人とも明るくて、誰とでも仲良くできる良い子だった。男の子の方はスポーツ万能だったこともあって結構モテていたし、女の子の方もいつも友だちに囲まれていた。

二人が今どんな風に生きているのか、そもそもちゃんと生きているのかすら知らない。

一度だけ、男の子の方が地元中学イベントに顔を出していたという話を聞いた。きっと教師に無理やり引っ張られて来たんだろう。

集合写真に写る彼を見せてもらったが、小6の頃と何も変わっていなかった。悪い意味で。

中学生にもなると男女共に大人びてくるものだけど、彼だけは時が止まったまま、なんだかとても幼く見えた。

女の子の方は、小学校卒業式にも現れないまま、その後のことは全くわからない。

今は楽しく生きていてくれたら嬉しいなと、心から思う。

合格組のその後も書いておこう。

華やかなキャリアを送っている子もいれば、アラサーになってまだ人生迷子自分では何も決断できず一生ママ共依存やってる子もそこそこいる。

おしまい

Permalink |記事への反応(1) | 00:14

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2025-11-12

anond:20251112083807

本当それ

そりゃ小学生からSAPIXに通わせて全部私立でとかやってたら、いくらお金あっても足りないわ。

本来はそういうの超金持ちだけやってたのに変に夢見るなよって思う。

Permalink |記事への反応(0) | 08:53

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2025-10-12

SAPIXの時給

さぞかし高騰しとるんやろうと思ったら

SAPIX小学部講師募集要項日本入試センターアルバイト採用サイト

https://www.pt-recruit.sapix.com/recruit/55/

30年前と変わってなくて草

via:anond:20251012092019

Permalink |記事への反応(2) | 09:46

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2025-10-07

東京文化資本教育があるんじゃなかったの?

どうして東京大学私立出身者はノーベル賞取れないの?

文化資本SAPIXってなんの意味もないね

イノベーションしたらいいのに

東京人も遠慮なくノーベル賞取っていいんだよ

Permalink |記事への反応(2) | 07:40

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2025-10-03

anond:20251003102700

デビルハンターみたい」という表現は、漫画チェンソーマン』(作者:藤本タツキ)の世界観から来ています簡単説明すると:

###デビルハンターとは?

- **命がけの戦士**:デーモンは強力で、戦うたびに命を懸けたバトル。チェンソーマン公安デビルハンター(例:デンジやマキマ)は、クールプロフェッショナル、常に緊張感を張り巡らせて戦います

- **ストイックで本気モード**: 遊び半分じゃなく、徹底的に訓練され、目的達成のために手段を選ばない。ユーモア人間味はあるけど、基本は「戦場」のような真剣さ。

- **ポップカルチャー象徴**:特に2020年代アニメ化で爆発的人気。ネットスラングとしても、「本気でヤバい状況で戦う人」を指す比喩として使われます

###ポスト文脈での意味

元のポスト「上位クラス先生も生徒もデビルハンターみたいだった」では、SAPIXの上位クラスを「デビルハンター」のように描いています。つまり

要するに、「デビルハンターみたい」=「超本気でストイック戦場レベルの緊張感がある」というニュアンス。もし『チェンソーマン』未読なら、NetflixAmazon Primeアニメ見るとイメージ湧くかも!もっと詳しく知りたい部分ある?

Permalink |記事への反応(1) | 13:16

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小学生のころ某SAPIXに通ってて最上から平均下回るクラスまで全てを経験したんだけどタワマン文学で描かれるように都会人の虚栄を煮詰めた空気が立ち込めてたのは下位クラスだけで上位クラス先生も生徒もデビルハンターみたいだった

Permalink |記事への反応(2) | 10:27

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2025-08-10

SAPIXキリッ

Permalink |記事への反応(0) | 12:21

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2025-08-07

私がなろうで読みたいのはこういう「キラキラアカウント」の実態なんだよ

【父】受験を1度も経験する事なく慶法→HarvardGMP🏢

【私】公立トップ女子高→音大🎹鍵垢は相互のみ

長男】2027S平和主義の羊タイプ🐑

【長女】美容に目覚め料理得意な小中高一貫校中3🎻

中高一貫校の娘の友達先輩は休みのたびに海外旅行、インスタで繋がっているので娘も行きたいとリクエストが。一方公立小サピ5年生は夏期講習20日か…。お盆休みは夏期講習無いと予想できるけど、馬鹿みたいに高いしなぁ。姉弟状況が違うと難しい😓

2026🎻受験長女の夏期講習2校終わって、先生お仕事でよろっぱ行かれ、SAPIX夏期講習が今日はお休み🥰 初めて気を緩められる1日✨遊びたいけど…今まで長女に時間使いすぎてサピの勉強が手薄になってた分取り戻そう…算数か、理科か。理科意外に難しくて焦ってる

長女🎻と長男SAPIXを母1人で伴走するには完全に手が足りない‼️夫は「中学受験なんて意味ないよ」派。2人が勉強してるリビングで音を出してアド街ック天国とか見る…子供達ノイキャンイヤフォンつけたり防音室に逃げる…。でも夫、ボーナスは2,000万円近く持って帰ってくる。何が正解かわからん

(このポストは夫に見られるとちょっとあれなので数時間で消します汗汗

Permalink |記事への反応(1) | 17:58

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2025-08-02

[今日知った言葉]SAPIX減税

チームみらいマニフェストにあった有子世帯所得税減税のこと。「SAPIX減税」

Permalink |記事への反応(0) | 19:18

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2025-07-26

平均がわからない

中高6年間で自分と違うカーストの人と交流したことほとんどない

そこそこ上位の(小学校時代SAPIXだかの塾に課金しないと入れないくらいの)男子校に通ってるけど、入る前から女子あんまり交流しなくなることはわかっていた。別にその点を嘆きたいわけではない。二次元でいい()

でもそれよりも問題な気がするのが自分と同じような環境人間しか関わっていないという点だ。もちろんそれぞれの家庭環境は違うし、こいつ金持ってんなあという奴もいれば普通の家庭だなあという奴もいる

でもここでいう普通の家庭とやらは実は相当に恵まれているのだろう。でもどのくらい恵まれてるのかがわからない。なんせ恵まれてない人がいないか

学校で模擬選挙をすれば自民党第一党だった。参政あんまりだった

消費税減税はバカだと言っていた。だって所得税額の方がはるかに高いしね

参政国民民主あたりの主要な支持者層の暮らし想像つかない

多分そこら辺の層の平均年収不労所得が上回るから

そりゃこういう環境で育った政治家民衆気持ち理解できてないと批判されてるんだろうなあと思った

Permalink |記事への反応(2) | 11:40

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2025-06-27

自分感情他者押し付けること

自分感情他者押し付け行為を、われわれはナチュラル無意識に行っている。

以下に3つのケースをあげる。実際に私が経験したことだ。ごくありふれた日常モヤモヤであるが、解析すると根っこは同じ。これが性的な場面で起これば性加害性暴力となるのだろうという考察である

【ケース1】飲み会で部下に食べ物を過剰に食べさせる上司

業務的には少しワンマン昭和香り漂う60手前の男性上司若い部下には肉やら唐揚げやらとにかく食べ物を食べさせる。女性にはかならずデザートを食べさせる。誰にでも何でも食べさせる。講釈もつく。この肉は〇〇で素晴らしい肉なのだぞ。ここのデザートは〇〇で素晴らしいのだぞ。この〇〇は〇〇で素晴らしい…以下略。有難いだろ?嬉しいだろ?われわれの感情上司が決める。

とはいえ、それがそれほど素晴らしく有難いたいかというとそうでもない。だが上司好意だ、無下できない。私たちは有り難く頂く。食べる私たちを見て上司は満足そうだ。銀河鉄道999など古いアニメ主人公はいつも腹を空かせている。日本中がまだ豊かになる前、肉もケーキ特別なご馳走様だったのは理解できるが、流石に平成生まれ若者食べ物不自由していない。しかSAPIXやらなんやらに四年生から通い成長した若者たちであるしか上司若者だった頃はバブル絶頂、モノが溢れだし、幼い頃に憧れた肉やケーキが身近になって嬉しかったのだろう。けれど60も手前、いまさら胃袋は受け付けない。そこでたくさん食べる満足感や価値観現代若者投影し、若者によかれと思い振る舞うわけだ。

ドカ食いしたいけど胃袋は受け付けない、ならば若者に託そう。彼らも喜んでいるじゃないか、と。

【ケース2】自己の罪悪感を他者押し付ける人。

彼女は中堅どころ。成績は普通。とびきりエリートでもなく、無能でもなく。ある時、社内で超目玉プロジェクトメンバー公募があり、上昇志向強い人や好奇心ある人はエントリーの準備にとりかかった。

ある日突然、彼女が言ってきた。

申し訳ございません。資料の準備と勉強が間に合いません。本当にすみません

私は「んんんん???」と思った。誰もエントリーを勧めてないし、彼女自体エントリーの表明をしていない。そんな話題なかったよね、なぜいきなり謝る??まずはエントリー希望意思表明が先なのでは??それになぜ私に詫びる??エントリー任意である。目玉プロジェクトとはいえほとんどの社員には無関係なわけで。わたしは動揺しつつも悟られぬよう「そうですか」と対応した。

後日聞くところによると、彼女の後輩がエントリーを表明し上司など一丸となって協力したそうだ。その後輩に「ふん、エリート気取り。そんなに出世したいの?」と言ったらしい。これを聞いてピンときた。彼女は有名社員になりたい、出世したい、でもそれらは欲で目立つの下品なことと捉えている。その葛藤がいきなりの「申し訳ございません。資料勉強が間に合いません」なのだろうと。自分気持ち自分で処理できず、私が彼女プロジェクト入りを望んでいることにすれば彼女出世できないことを私のせいにできる。

はーめんどくせぇやつだ。

【ケース3】私が後悔してると決めつける人。

私の環境はまあまあハードだ。けれど自分で選んだ道だしやりがいもあるし満足している。

ある日ある人から「苦労ばかりで後悔してるでしょ」と言われた。苦労??私が??まあ確かに楽ではないが達成感もあるしやり甲斐あるしとても満足している。それでも先方は「辞めたいんでしょ。後悔してるんでしょ」と重ねてきた。

ははん、なるほど。私が成功するのが面白くないのだな、失敗した私を憐れんで陰で喜びたいのだな、と思った。私の成功が悔しいなら悔しいと言えばいいのに。それを言えないかわたしが失敗したことにしたいんだ。

上記3ケースは自己感情他者なすりつける行為である

そういえば性加害者がのたまう「彼女から誘ってきた。彼女も喜んでいた」というテンプレ

ああ、同じ構図じゃかいか。自分希望他者押し付ける。

そんなことを考察している金曜である

Permalink |記事への反応(0) | 20:44

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2025-06-05

子持ちに金配っても少子化対策には意味ない

しろ逆効果

 

あれは「子育てには金がかかる」という流れを補強していくだけ

配られた金でSAPIX(比喩)に子供通わせて、そんで「子供SAPIXに通わせて当たり前」という風潮を作っていくだけ

 

逆のことをやらなければならない

子供なんてSAPIX行かせなくても別にいい

子供なんて大学行かせなくて別にいい

高卒でもまあまあなところに就職できる

そういう風潮を作っていかないといけない

 

その方法

みなさんよく考えてみてください

Permalink |記事への反応(2) | 12:42

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2025-03-23

anond:20250323222448

増田にはSAPIXにいっていたのがいるのだから経験談を話そうよ

Permalink |記事への反応(0) | 22:28

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2025-03-03

てかSAPIX偏差値みたら男は66まで最上位校あるのに

女は62までしかないの残酷すぎる

この差が最上大学割合差にそのまま直結する

Permalink |記事への反応(0) | 15:44

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anond:20250303151732

それ逆っすよ。都合のいい嘘松にまんまと騙されたんかな。

去年でも高校入試の時点から偏差値上位の公立校では「女子男子の2倍点数を取らないと(不合格)」と噂される状況は同じ

女の上位は公立高校イージーの2割側

私立女子高は上位が多いから易化する。

SAPIX偏差値

男 56 都・日比谷

女 54 都・日比谷

フェミニズムで望んでたような結果の平等を目指して男女で合格枠の固定化を実現させたのが都立公立入試

市場原理無視した女子枠なんて歪みは別のところに出るだけなんだよね

Permalink |記事への反応(1) | 15:37

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2025-01-28

SAPIXに金積むみたいな教育より、不確実性と戦わせるような教育システム作った方が金もからず強い人間作れていいでしょ

普遍性のある学問大事だが、中受のような詰め込み教育必要性は疑わしい

時代の潮流に乗り続けること力の育成の優先度を上げたほうがいい

Permalink |記事への反応(0) | 00:42

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2025-01-08

年収1200万円で子供三人はそりゃ無理だよ

またXで変な燃え方してるけど、年収1200万円で子供三人育てるのは現実的じゃないよ。

これね、年収600万円で子供三人育てる方が現実的なの。意味わかんないと思うでしょ、でも実際そうなの。

勘違いその1:手取りを誤解している

まずね、ざっくり計算したらすぐわかるんだけど、年収600万円って手取りは400万円くらい。可処分所得とか言われるけど、要は自由に使えるお金ね。

これが、年収1200万円の手取りって700万円ぐらいでしょ。年収が倍でも手取りは倍にならないし、割合問題になるとき絶対額を見ようぜ。

その差額、たった300万円よ?

勘違いその2:生活水準を誤解している

400万円を12ヶ月で割ったら、月33万円とかじゃん。どう逆立ちしたってタワマン優雅に暮らせないじゃん。家賃で全部吹っ飛ぶでしょ。

てことはだよ、当然ながら購入も夢のまた夢って感じで、まあ首都圏近郊に小ぶりなマンションなり、ちょっと通勤時間伸ばして戸建てとかでしょ。

そうするとだと、子供お稽古事とか、塾とか、進学先とか、普通に土地に縛られてその辺の中から選択するしかないわけよ。

ベースラインが住居費で決まるの。あとはそっから芋蔓式に全部費用が決まってくの。

三人とも私立大学でとか一人暮らしでとか言われたら、そりゃ奨学金頼りになっちゃうだろうけど、まあまあ無理すればなんとかなる範囲な訳よ。

これがね、700万円を12ヶ月で割ってみなさいな、月58万円で、まあまあ家賃20万円くらいなら射程圏内なわけよ。

そんで、日本銀行の与信調査はどうかしているので、年収1000万円超えててタワマン買うためのローンが降りないことはまずない。

年収1000万越えって、どう割り引いて考えても、まあエリートよ。夢見て欲しいし、夢見るじゃない。

8000万円程度のタワマンだったら、ローン組んじゃうわけよ。

あとはさっきと同じよね、住居費のベースラインが決まって、そこから通える塾のお値段が上がり、自分再生バージョンに対する投資を考えて、

とやっていくと、まあまあ三人は現実的じゃないわけよ。

勘違いその3:子育てを誤解している

ちょっと目を離した隙に未成年はすぐ大怪我するし帰ってこなくなるので、まあまあ事故ったら大ごとになってたわけよ。

昭和のおおらかな時代なら、ため池に落ちて助からなかったのは運が悪かったね、学校の朝礼で近づかないように!と挨拶されて終わり。

うそういう時代じゃないでしょ。それで、プールで泳ぎたいって言われた時に、子供水泳教室代が払えないってなるのは、結構屈辱的よ?

というわけで、子供に当たり前の体験だの教育だのを与えたいと思った時の絶対的な金額は、過去類をみないほど高いです。

そして、地価の高い場所は当然お家賃も高いので、その手のお稽古事を運営している方のお家賃も高く、それが授業料に反映されます

オカンがつきっきりで勉強見たら良い?それ、親父がエリートサラリーマンで家に帰ってこない三人の子育て中のお袋に言うてみ。引っ叩かれるで。

勘違いその4:子育てからといって、生活水準を下げる理由にはならない

ここが最も誤解されていると思うんだけど、俺ら管理社会で「1025番は子供を三人育てる義務がある!」とか言われてないのよ。

自分たちが快適に過ごし(場合によっては仕事必須場所に住み)、その上で子供にも良い人生を与えてあげたいなという親心無視して、三人目も産めよとか誰目線なのか。神か。

必然、一人目の生活教育費、今後のことを考えると、うーん、一人にしておこうか、とか、二人が限界かな、とか、そういうことになるの。

節約したら三人くらい余裕で育てられる!節約が足りない!とか吹き上がるのはいいんだけど、なんで節約するの前提になっているのか。もっと蕩尽しろよ。

産めよ増やせよ地に満ちよはちょっと怖いって。

勘違いその5:お金持ちはもっとすごいことになってます

年収1200万円はエリートだねって話したね。でも年収600万円に比べて可処分所得はだいたい300万円増えるだけだねって話もしたね。

300万円を12ヶ月で割ると、25万円だ。さてあなた生活に月25万円プラスされたとして、劇的にお金持ちな生活ができますか?

旦那仕事中に優雅ママ友ランチに行って〜、ジムピラティスして〜、夕方にはお手伝いさん家事の出来を指示して〜、とか現実味ないでしょ?

そういうのは、マジの役員クラス手取りで数千万ないと無理よ。(もしくは擬似的に可処分所得が増える自営業とか)

今年は確定申告しなきゃいけないかな、でもそんなバリュー出せなかったし今年は微妙かなーみたいな人らは、世の中のお金持ち像には全然達していないです。

まとめ

そりゃ年収600万円台で子供3人育ててる人の生活水準に合わせて生活したら、年収1200万円台の人らが子供三人育てるのとか余裕よ。

絶対額で300万円も余裕があるわけだし。でもね、それ、なんで合わせて生活しなきゃいけないわけ?だから無理なのよ。

ネタにされがちなSAPIXだの緑鉄会だのだって、三人なら諦めるしかないけど一人なら行ける、なら、そりゃ一人になるんじゃないの?

その生活環境は贅沢だ、身の丈にあってないっていう批判的外れなのよ。だって子供を持たないとか一人っ子でいいなら身の丈にあってるんだもの

子供を三人育てる年収1200万円を増やしたいなら、やっぱちょっと税金取りすぎじゃないの?という気はする。

ただ、そういう政策階層固定化に繋がるし、高等教育の機会を均等にしとかないと国力下がるよねってのはわからなくもないので、どうしようもないんじゃないの。

子供の数に着目しても無理なんじゃないかなー、年収300万円台の子沢山が増えるだけじゃない?そして実はそっちの方が国としては良かったりするし。

その行き着く先として、留学が最低レベルになる年収1200万円の子育てとかってのがまあまあ見えてきていて、どんどん無理になっていく未来しか想像できない。

Permalink |記事への反応(2) | 18:35

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2025-01-07

anond:20250107133003

月100万の予算東京子育てできないとかいうの家計簿できないアホの戯言だよね

新築タワマンに住み続けて全員SAPIXに行かせるには全然足りないけど大した金持ちでもないのに最高の贅沢できると勘違いしてるやつあるある

Permalink |記事への反応(0) | 13:49

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2024-11-29

地方公立に行って後悔している -子供はできるだけ学費の高い学校に行かせたい

炎上しそうすぎて大幅改変になった現代ビジネス記事原案を供養。

(前編)

私は小中高と地方公立を出て、浪人して都内医学部卒業している。

東大生の親の6割が年収950万円以上」というデータ話題になったが、地方出身からすると、やはり医学部も華々しい世界だった。

まず医学部では「親が医者なのは当たり前で、教授講師と話す時も、世間話最初に「親御さんは医者?」が挨拶代わりになる。私の体感では、おそらく学生の半数近くが医者の子息だった。

ハリー・ポッターになぞらえて、両親が共に医者という人を「純血」、片方が医者だと「半純血」、両方とも医者ではない人のことは「マグル」と呼ぶ文化である。「マグル」は家系医者がいない学生が、自虐的苦笑いしながら使う単語だ。

しかし、「マグル」の学生も、平均的なサラリーマン家庭出身という人はほとんどいない。みな経営者や士業の家庭で、都心のタワマンが「実家」だった。

出身高校ほとんどがいわゆる「御三家」など、都内の名門私立高校が並ぶ。入学式の日、周りが何故か全員、初対面ではありえない打ち解け方で話していて困惑したものだ。

蓋を開けてみれば元々彼らは中高の同級生だったかSAPIX鉄緑会などの有名塾で一度は顔を見知ったメンバーだったのだ。

私のように地方公立から、塾にも行かずに来たという子は全く見当たらなかった。

大学生お金がかかる。私も美容や服飾、外食旅行を楽しみたかったので、多い時は週9でバイトを3つ掛け持ちして、必死時間お金に変えた。

学費家賃生活費などは親持ちだったが、その他は自分バイト代で賄うように言われていた。

けれどここではバイトを親に推奨されるというのは珍しく、むしろ禁止」される方が普通だ。特に家庭教師OKでも、高卒フリーターと一緒に働くような飲食店などは禁止されている子が多い。

そのため、そういったバイトをしたいお嬢様は、親に隠れてこっそりやることになる。私も、友達給料明細の送付先を、私の一人暮らしの住所にするなど「協力」したことがある。

この「バイトをしたい」とはもちろん、お小遣いが欲しいという意味ではない。「人生で一度はやってみたい」「大学生っぽいことがしたい」という、興味と好奇心でやる子が多かった。

こういう子達は、1回で何十万とする美容代や旅行費も全て親の負担だ。ブランド物も親のカードで買い放題。

限度額は聞いたことがないので分からない。この顔ぶれの中で「限度額」などという貧乏くさい言葉を口にすることすら憚られた。

当然、金額理由に遊ぶ場所を決めることもまずない。味や質、美しさ……綺麗な概念ばかりで話し合いが進む中、頭の中で電卓を弾き、時給計算などしているのは私だけだった。

ここまでの話だけ聞くと、「地方出身庶民階級社会に直面してショックを受け、格差に悩む」というあらすじになりそうだが、私はそのような気持ちになったことは、実は全くない。

実際のところ、これまで属した集団の中で、大学は一番居心地がよかった。なんせ周りの人間ほとんどが私より頭が良く、私より裕福で、性格も曲がっていないのである普通暮らしていて、不快にさせられることはほとんどない。

尊敬できる人ばかりの中に混じり、今までしたことがなかったような華やかな経験を教わることは、とても刺激的で楽しく、毎日面白かった。

地方公立の狭い世界のみみっちい基準で「神童」だの「お嬢様」だのとくだらないことを言われて暮らすよりもよほどいい。周りのやっていることがバカバカしく思えて退屈することも、足を引っ張られて苛立つこともない。

まれて初めて自分が全てにおいて下位、いやほぼ底辺位置する環境に身を置いたが、劣等感を持つどころか、なんて気が楽なのだろうと感動した。

要するに「上には上がある」といっただけのよくある話なのだが、私はその「上」の存在を知って心の底から安堵したのである

(中編)

私が育ったのは地方都市のド真ん中。東京で「都会」と言うと笑われるが、下手に「田舎」と言うと顰蹙を買う、そんな街だ。近くの有名大に行かず、わざわざ地元では知名度の低い都内大学に行ったのは、その街にとことん嫌気がさしたからだった。

先祖代々続く大病院家系などではないので、決して高い身分ではないのだが、私も一応、医者の娘ではある。ちなみに、母親医者ではないので「半純血」だ。

金銭的な理由から受けられない大学もあったし、贅沢三昧という訳ではなかった。だが、本当の意味生活に困ったことはないと思う。

「全身脱毛費用自分で稼いでいる」というだけで、大学の中では十分「苦労人」のポジションだったが、それだけだ。学費家賃も、いくらかかっているのか知らないまま生きてきた。

そもそも、私の家庭ではそういうことを詮索するのはタブーだった。三階建てのまあまあ広い一軒家に住んでいたが、幼い好奇心で「この家、いくらしたの?」などと聞こうものなら、なんて下品で失礼なことを言うのかと眉を顰められた。

よって親の学歴自分大学受験をするまで知らなかったし、収入は今でも知らない。なんとなく肌感覚で予想はできるが、聞いたことはない。

わざわざ地方公立の小中高に進んだのは、習い事練習時間を確保するためだ。物心つく前からピアノヴァイオリン新体操などを習っており、そちらを人生の軸に据えたかった。そのため、進級が厳しく勉強時間を取られる中高一貫私立を避けた。

しかし、その選択のせいで、私は信じられない世界を目にしてしまう。

校内のヒエラルキートップにいたのは、我が家クローゼットより狭い団地に住むヤンキー達だ。暴力窃盗などの犯罪行為、くだらない揉め事が起こるのは日常風景だった。後ろの黒板にはデカデカ卑猥言葉が書かれ、授業中も大声で教師に反抗する。共用部の壁には穴が開き、「アスベスト発生注意!」と貼り紙がされるも、その意味理解できない生徒がまた上から穴を開けていた。

一番呆れ返ったのは中学校で、「廊下に繰り返し大便をしてそのまま片付けない人がいる」という全校集会が開かれた時だ。まるで動物園だ。

外で障害を持った通行人を取り囲んでからかい面白がって恫喝している場面にも遭遇したこともあり、これが同じ人間なのかと目を疑った。

まれからこの環境しか知らなかったにもかかわらず、私はこちらの方がよっぽど馴染めなかった。いや、大学の時と違って、馴染む努力をする気にもなれなかった、というのが正しいだろうか。

ことわっておくが最初から「知能」だの「貧富」だの、そういうことで差別意識を抱いていた訳ではない。ただ、そんな概念が生まれる前の、何も知らない子供の目からしても、違和感を覚えることがたくさんあった。

何か作業をする時、見るから効率の悪いやり方で苦労しているのが理解できなかった。建設的な話し合いができず、どれだけ分かりやす説明しても話が通じないことが不思議だった。卑猥な話で大喜びするのも、暴力で強さを誇示するのも、正直バカバカしいと思っていた。

何よりも嫌だったのが、その層に漂うあの独特な僻み根性、卑屈な被害者意識のようなものだ。

クラスナルミヤの服が流行り、皆がメゾピアノポンポネットの服を自慢する中、私はいつもラルフローレンバーバリーの服を着ていた。ナルミヤに興味もあったのだが、親の趣味で買ってもらえなかった。

その時、私は価格の差など何も知らず、愚痴のつもりでこう発言してしまう。

「みんないいなあ、うちの親、ラルフローレンばっかり買ってくるからもう飽きちゃう

たったこの程度であからさまに数人の目つきが変わり、その後も悪意を持ってこの発言拡散された。

子供が「他人の服をそうやって価格で値踏みしており、それを恥ずかしげもなく表に出す」という感性は初めて見るものだったし、それが物凄く卑しく思え、正直ドン引きしてしまった。

自分性格が良いというつもりは全くないが、もし私が逆の立場になったら、そんな態度は絶対に取らなかっただろう。そのような言動は「悪い」というよりも「恥ずかしい」からだ。

たとえ内心で反感や嫉妬は覚えたとしても、そういう行動は自ら「私は負けています可哀想な貧民です!」と宣伝して歩いているとしか思えないではないか

別に私にとって服は値段ではなく、ナルミヤは負けではなかったのに。

万事がそういった雰囲気だった。

まり勉強をしすぎるとバカにされるので、「カースト上位」のグループに属している子は実は勉強ができても、学校テストではわざと悪い点を取るなど工夫していた。実際に勉強している時間を「テレビを見ている」と嘘をつき、親から聞いた内容を覚えてから学校に行くという話も耳にしたことがある。

何もかもが面倒くさかった。先入観などなくても反射的に、彼らに対して「卑しい」という軽蔑が沸々と湧いてきて、止められなかった。

お金学力のあるなしなんてどうでもいい。ただ、それによって勝手に「見下された」「自慢された」と思い込んで攻撃性を発揮してくる、その人間性を見せられるとやはり「見下す」以外の感情が湧かない。

そういう人を表すぴったりの言葉は「育ちが悪い」しか思いつかないのだ。

そして、その思いが強くなればなるほどに、そんな低俗差別的感情を持つ自分に対してもまた同じように「卑しい」と自己嫌悪に陥った。

よく「人を見下している」「お高く止まっている」と悪口を言われたが、次第にそれが事実になってしまっていることも自分では分かっていた。

やがて進路を変更して医学の道に進んだ私は、この自らの醜さにも似たもう一つの「卑しい世界」を嫌というほど味わうことになる。

体力面の自信のなさからほとんどの医学部生が就職するような「ブランド病院」とは程遠い、「ハイポ(仕事量、労働時間が少ない)だけど治安が最悪な風俗街の病院」に就職したのだ。

(後編)

立地や将来性、指導体制などを考慮せず、「あまり働かなくていい」「給料が高い」というだけで風俗街の病院に流れ着くような医者は、まあロクな層ではない。街の治安と相応に、職員民度も低かった。

病院があるのは中途半端田舎だ。ここでは娯楽が、酒と性とギャンブルゴシップしかない。

都会で大学生活を過ごした同僚たちも、その鬱屈した思いからか、段々と空気が荒んでいった。

数ヵ月経つ頃には、口を開けば下ネタと自慢や武勇伝他人悪口や噂話、そして「女性職員容姿を採点し、デブやブスと言って大笑いする」といった、聞いているだけで気が滅入るような下卑た話題ばかりが出るようになった。

百歩譲って内輪だけの飲み会でやってくれればいいのだが、職場の男女共用のスペースで大声を出して話しているのは、流石に品性を疑ってしまう。

「このバッグは何十万円した」「今月はいくら使った」などという、赤裸々すぎる金額事情ストレートに自慢してくるのにもびっくりした。今まで出会った医者の中で、そんな恥ずかしいことを嬉々として吹聴する人間は一人もいなかった。

彼らの鬱憤の矛先は、「見下している相手」により強く向けられる。

立地が立地なので患者層もあまり良くなく、社会的地位が低かったり、生活に困っていたりする患者が多い。それをストレス解消とばかりに、裏で笑いながら蔑むのが、病院の常になっていた。

気持ちは分かる。確かに、あそこまでかけ離れた階層の人たちと関わるのは、正直つらい。頭がおかしいのかと思ってしまうようなクレーマーもいる。貧困のために清潔が行き届いておらず、吐き気を催すような悪臭涙目で耐えて処置をすることもある。病院に来ているのに、こちらが一生懸命になっても、まるで治す気がないのか?という横柄な態度を取る患者もいる。

救急車がタダだから生活保護は医療費がタダだからと、まるでタクシー無料相談のように使う人のせいで、本当に必要な人に医療が行き渡らなくなることもある。

特に槍玉に挙がるのは「せいほ(生活保護)」と「プシコ(精神疾患)」、「痴呆(認知症)」である。他にも、「ホームレス」「反社」「デブ」「ババアジジイ」「底辺」「貧乏」「キチガイ」など、診察室を一歩出れば、とても患者には聞かせられないような、ありとあらゆる差別用語が飛び交った。

バカにされるのは患者だけではない。看護師も同様だ。ある同期が看護師に怒られた時、「大学を出てないから分からないんだろ」「低学歴が」とあまりにも直接的に吐き捨てるのを聞いたことがある。

一方で看護師たちの当たりも強かった。いや、当たりが強いというか、私達とは、元々装備している語彙がそもそも違うのだ。

特に怒っている訳ではなくでも、「ちょっと邪魔!」「うるさいよ」といった風な、私達が「初対面の人に対して一度も発したことがないような言葉」を、まるで当たり前のように使ってくるのだ。

これにはかなりギョッとする。私達が急いでいても「すみませんちょっとよけてもらえますか?」と言うのは、別に敬っている訳でも遜っている訳でもなく、これしか適切な語彙が浮かばいからだ。

根本的な問題は、学歴収入の高低ではなく、培われた文化の違いなのだ。「そんな風に人間を扱う文化」に染まりたくない気持ちが勝り、同じ土俵で言い返す気にもなれない。

きっとこれは、一生分かり合えない感覚なのだろう。

病院の同僚医師たちも、私立医学部卒業している人間が多く、元々それほど育ちは悪くなかったはずだ。しかし、あまりカルチャーショックに耐えられず、段々と人格が歪んでいった……いや、歪めていくしかなかったのかもしれない。

地方にいた頃の私のように——。

医者政治家など「救う仕事」をする人間に、できるだけ庶民感覚を取り入れるための方策として、「学費を下げる」「お金が足りなくても成績優秀者が医学部や名門大学に入れる枠を作る」といったことが推奨されているのをよく見る。

しかし、ことの本質はそう単純なものではないように思える。

実際に、現状の医師たちの間でも、「国立は苦労していて性格が悪い」「私立は裏口で頭が悪い」といった論争があり、お互いに見下しているような風潮が一部ある。

それを、もっと幅広い層の人間を混ぜたからと言って、お互いに馴染めるとは思えないのだ。

同業者の間で「もし自分の子供を行かせるなら私立がいいか公立でもいいか」という話が出ることがある。この話題は、温室から一度も出たことがない人ほど「公立でもいい」と言いがちだ。

公立の良い所として、「早いうちから色々な階層の人と関わって免疫をつける」というものが挙げられるが、私はそれこそが最大のデメリットだと思っている。皮肉なことに「その経験の多さ」こそが、差別偏見選民思想を強め、分断を生むことになるのだ。

免疫どころか、触れれば触れるほどウンザリして、アレルギー反応を起こすようになってしまう。様々な階層人間存在を見せたいのなら、同級生として一緒くたに扱われるのではなく、ボランティアでもすれば十分ではないか

からこそ自分が多様な層と関わった経験があったりする人ほど「子供絶対私立」と言う。もし他が全て同じ条件なら、学費の「高い」方に行かせたいという発想すらある。

「知らなくていい世界を知らない育ちの良さ」というのは、その後いくらお金を積んでも手に入らない。一生もの財産だ。

社会の下層と徹底的に隔離され守られてきた人は、「みんな同じ人間差別は良くない」という綺麗事を良い意味で本気で信じ、汚れのない心で生きていける。

しかしたら私の親は、私を「世間知らず」にしたくなかったのかもしれない。だが私は「知ってしまった」ことを、後悔している。

もし子を持つことがあったら、我が子には私のような性根の歪んだ人間になってほしくない。

一生温室で、綺麗な世界だけ見ていられるように、可能な限り守ってあげたいと思う。

Permalink |記事への反応(1) | 17:19

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2024-10-06

anond:20241006145927

横浜より先はSAPIXも少なくて中学受験文化が浸透してないかオススメ

Permalink |記事への反応(0) | 20:59

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2024-09-24

令和はたぶん進学はエスカレータースタンダードになる

たぶん、大学院から小学校まで垂直統合するのが流行ると思う。

まず、事務系を兼業させて効率化。

大学しか経営してない学校法人と、高校から経営してない学校法人合併していくわけ。

付属高校付属中学付属小学校まで作ってエスカレーターな。

早いうちから生徒の囲い込み。

向こう小学校入学の6歳から大学院修士24歳までまだずっとお客様にする作戦

受験組の枠が減れば、見た目の偏差値が上がって名門っぽくみえるしね。

そんな上手く行かないと思うだろう?

でもコンサルはそれを勧めると思うんだな。

だって世間評価って、偏差値だけで大学の格を決めてるだろ?研究業績も教育カリキュラムなんかみないだろ?

子供は減ってるけど、教育費は上がってるし、大学大学院進学率も上がってるしね。偏差値も上がって、総務をはじめ事務方も削減出来て一石二鳥もの

東京近郊は、腐るほどある私立高校大学が買収するんでしょうね。

中受でSAPIXでも、平均はMARCHに落ち着くって言われてるみたいだし、親としてもエスカレーター安心したほうがいいって人も多いだろうしね。

大学と同時に上京してくる地方民には、定員もへって大変だろうなと思うよ。

追記

Fラン潰して大卒の希少価値を高めたって、別に研究が強くなるわけじゃないと思うんだけど、世論偏差値大学の格を決めるなら、これしかないっしょ。

Permalink |記事への反応(10) | 15:44

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2024-08-29

地方まれ貧乏独学男子より東京まれSAPIX女子優遇する意味

Permalink |記事への反応(1) | 07:51

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2024-07-16

anond:20240716151351

一夫多妻を実現できる位の金持ちなら子供SAPIXに入れたいが

年収2000万くらいでも一夫一妻妻でもキツく

年収億~の上級国民しか不要制度なのが明らかなので意味が無い

Permalink |記事への反応(0) | 18:18

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2024-06-26

学歴トーク大好き芸人の皆さんです!anond:20240626100644

norinorisan42 平均的に裕福な方が有利としても、国公立大学学費が抑えられているからチャンスがある以上、シャッフル可能性を狭める提案に乗っかるのは愚かだと思う/というか「どうせ」とか安直に断じる意見しかない

2024/06/26リンク yellowyellowyellowyellowyellowyellowyellowyellow



crimsonstarroad これ世帯年収1090万円で可能なんだろうか。"都内中高一貫男子校に進学する。親が教育熱心で、校舎が学校の近くにあるSAPIX鉄緑会"

2024/06/26リンク yellowyellowyellowyellowyellow



TakamoriTarou 「持続可能社会とはAさんの子供がAさんであるだけでは成り立たず、Bさんのように1世代社会的地位が上昇する人間がいなければならない」はい。で、Aさんの祖父母は概ねBさんだったはずなんだがと言う話もしたい。

2024/06/26リンク yellowyellowyellowyellow




IthacaChasma東大卒の子東大に入れる確率20%ほどだと言う。高いようで実は低い。地方の親や、高卒の親や、お金のない親からも優秀な子は生まれるし、そういう子らが東大に入れなくなるのは良くない社会だと思う。

2024/06/26リンク yellowyellowyellow



arrack 男の格安の寮って設備等がボロくて周囲環境も劣悪で防犯も難ありでしょ。それって男が優遇されていることになるの?単にないがしろにされてるだけでしょ。トイレもそうだが日本女性のこの辺の認識はやっぱりおかし

Permalink |記事への反応(0) | 11:30

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