
はてなキーワード:MS Officeとは
娘の為にパソコンへ詳しすぎる夫を倒したいで注目された「学生、それも幼さの残る年頃の子へはじめてPCをどうするのか?」というテーマで、Linuxを与えた家庭の別例としてこのエントリを書いている。
そして前提として、このエントリは「実はLinux使ったこと無いんだ」「Raspberry Piって稀に聞くラズパイってヤツだよね?」みたいな、ふわっとした認識の層に向けて書いている。
決して「KVMで完全仮想化してLinuxとWindowsで用途に応じてリソース分配してる。ディストロは純関数型のNixOSで、Nix言語で可能な限り-march=nativeで自家コンパイルしてるんだよね」みたいな層には書いてない。
勿体ぶっても仕方ないので結論から言えば、WindowsやMac、AndroidやiOS(iPadOS)に染まりきっていない子供は親の想定を超えて極々普通にLinux、Raspberry Piの工場出荷状態でプリインストールされているRaspberry PiOSを使う。
ここで言う「染まる」というのは「ウチの子は普段からiPadでYoutubeとかゲームとかしてるからなぁ」程度の染まり具合なら無視できるレベルなので全く障害にならない。
手遅れな染まり具合としては「ウチの子はWindowsでOBS使って自らYoutube配信してます」とか「ウチの子はWindowsでAbleton Live使ってDTMしてます」とか「ウチの子は大学のレポート書くのにmacOS使ってます」とか「ウチの子はiPadでSwift Playgrounds使ってプログラミング学習してます」とかそういうレベルだ。
アナタ達の子供がこのレベルにまで染まっていない場合、アナタ達の子供へRaspberry Pi 500を与えると何も疑問に思わず普通にパソコンとして使う(パソコンの操作方法へ疑問を持つとかそういう話じゃなく、目の前のモノをパソコンとして認識する)。
ラズパイ、Raspberry Piは英国で立ち上げられたRaspberry Pi財団(注:英字ページ)が規格・設計・販売をするシングルボードコンピュータという種別の小型コンピュータのことだ。
現在の最新版は第5世代のRaspberry Pi 5で、搭載ワーキングメモリによって価格が違うが、最も高価なワーキングメモリ16GB版で25,000円前後(2025/12/09現在価格)という圧倒的な低価格が人気の理由の1つだ。
何故ここまで低価格なのか?と言えば安価な部品で構成され、搭載されるSoC(CPUみたいなもん)も低性能で、その性能は約10年前の普及価格帯(〜15万円くらい)のノートパソコン程度の性能しか無い。
「いや10年前ってゴミじゃん」と考えるのは早計で、逆に言えば10年前の普及価格帯ノートパソコンで可能だったことはRaspberry Pi 5でも可能。
そう言われ「自分は10年前に普及価格帯ノートパソコンでネットしたりMS Officeで文書作成したり軽くゲームしてたけど?」と気付いた人は「Raspberry Pi 5で何ができるか?」の想定が浮かんだのではないだろうか?そう、かなり色々できる。
そして工場出荷状態でプリインストールされるRaspberry PiOSはRaspberry Pi 5自体の計算リソースをできるだけ使わないよう軽量にできており、10年前当時のWindowsで使われていたExplorerよりも計算リソースの消費が少ないので、技術の進歩も相まって当時よりも出来ることの幅が少々広くなっている。
何故そんなに話題なのか?手のひらの上に10年前の普及価格帯ノートパソコン並みの性能のコンピューターが乗るのだ。そしてすごく安い。
更にラズパイには電子工作へ活用できるGPIOピンというのが実装されていて各種電子センサー類などと連携することで電子工作もできてしまう。
こんなもの情報工学畑の連中が注目しないわけがなく、前述したRaspberry Pi財団のページを読めばわかるが世界中で大定番のシングルボードコンピューター、何ならシングルボードコンピュータの代名詞となっており、情報工学に詳しくない人が「ラズパイってよく聞くけど何なの?」と何処かで耳にするレベルなのである。
安心して欲しい、Raspberry PiOSではGoogle Chromeが動く。
まずGoogleアカウントは子供用に作成したGoogleアカウントを管理するためのファミリーリンクというサービスが存在する。ファミリーリンクは子供用GoogleアカウントでログインされたGoogle Chromeブラウザでのインターネットコンテンツフィルタ機能を提供してくれる。
このインターネットコンテンツフィルタは小学生・中学生・高校生・高校生プラスと4段階に分かれており、それぞれに適したフィルタリング強度で働く。
続いて、実はGoogle Chromeは様々な設定をポリシーとして持つことが可能で、例えばゲストモードの無効化やシークレットモードの無効化、指定したGoogleアカウント以外でログイン不可が可能だったりする。
情報技術へ親和性の高いヤンチャな子はGoogle Chromeからログアウトしたりゲスト・シークレットモードでフィルタリングを回避しようとするので、子供へRaspberry Piをはじめてパソコンとして与える場合はこれらを無効化しておくことをオススメする。
補足を続けると子供が勝手にFirefoxとか別のWebブラウザを導入することを防ぐこともRaspberry PiOSはできる。
Raspberry Pi 5をパソコンキーボードへ内蔵した形態を持つRaspberry Pi5シリーズの1つ。ワーキングメモリは8GBで価格は20,000円未満。
パソコンキーボードへRaspberry Pi 5が内蔵されているのでRaspberry Pi 500に電源取ってHDMIケーブル(注:ラズパイ側はmicroHDMI)をTVへ接続すると直ぐにパソコンというコンセプト。
小学生の子供にとっての目玉はJava版Minecraftが動作すること。SwitchやiPadでいつも遊んでる統合版マイクラじゃなくてYoutubeとかで観るJava版マイクラが自分のパソコンで動いちゃうのだ。
Switch 2の登場でPCゲーが色々リリース(予定)されている中で、Java版マイクラはどうしても"パソコン"が必須だったが、Raspberry Pi5シリーズはそれを実現する。それが2万円のお値段で出来るので親の懐的にもありがたい。
Steamは動かないがオープンソース系のゲームも充実している(Steam開発のValve社がRaspberry Piシリーズが採用しているARMアーキテクチャ対応を進めているというかなり確度の高い噂は存在する)。
実は直近でRaspberry Pi 500の上位版Raspberry Pi 500+(日本語配列)が登場予定で、こちらはワーキングメモリが16GBのお値段40,000円くらい。
4万円とそこそこの価格になってきているが、キーボード自体がメカニカルキーボードとなりキーキャップはCherryMX互換、256GBSSD搭載でストレージのスピードもアップ(=Minecraftのワールド読み込みが速くなる)。上位版Raspberry Pi 500+が高すぎると感じるなら素のRaspberry Pi 5ワーキングメモリ16GB版は25,000円前後だしこちらで良い。
ある、というかコッチがメインなんだけれども、何処までゆるい感じでやって良いのかわからなくて最後に回した。
まずLinux界隈が中心となって開発されているGIMPやKritaみたいな画像編集・お絵かきソフトはLinuxたるRaspberry PiOSの方が安定かつ速い。しかもWacomやXP-Penなどのペンタブ・液タブが動作するので絵描きに興味のある子は嬉しいんじゃなかろうか?(クリスタじゃないけれどね。安い分ペンタブ費用に回せるよ)
音楽ではDTMもステップシーケンサー系のDAWであるLMMS(Linux MultiMediaStudio)は日本の無料DTMシーンでREAPERと人気を二分していた歴史があり、Web上に情報がいっぱいあるし何ならREAPERはLinuxでも動作する。オープンソース系のシンセ音源やCC0で提供されるサンプリング音源も大量にある。
オフィス環境もLibreofficeは言うまでもないだろう。Blenderで3DCGをすることだって出来るし、LibreCADやFreeCADで設計だって出来てしまうし、OBSも動くから実際やろうと思えばYoutube配信もできる。
そして当然ながらプログラミング環境、WindowsやMacでも動くと言われてしまえばそれまでだが、古典的なVimやEmacs、そして近年人気のVS Code、スマホアプリ開発にAndroidStudio、ゲーム開発にGodotEngine、他にはtmuxやGit、Dockerなどなど挙げればキリがないほど充実している。これらは子供向けRaspberry PiOSだからといってニセモノの子供だましなんかじゃない、それでお金を稼いでる現役プログラマーが使っているアプリケーションと全く同一のアプリケーションだ。
んで、子供がRaspberry Pi 500をどうしてるのか?と言えば、まぁ呆れるほど毎日触っている。
何なら電源なければ動かないのに布団へ持ち込んで抱きかかえて寝ているのを見つけてしまい、そんなに嬉しかったんかと笑ってしまった。
「お父さんコレどうするの?」とほぼ毎日聞かれて「こういうのはこのソフトを使う。使い方教えてやる」というのが毎日の親子の会話になっている。
別にパソコンだけが将来に必要なものではないが、この喜びようを見たら与えて悪くなかったなとは思ってる。
Permalink |記事への反応(11) | 09:58
正直、俺もLinux使う気がするんだよね…😟
使ってるDAWはLinuxで動かない、オーディオインターフェースとか、デバイスドライバとか、基本WinとMacしか提供されてない
3DCG関係はBlenderがここまで躍進すると自分は想像してなかったんだけど、
違う未来だったら、Max、SoftImage、Lightwave、Houdini、Maya、メタセコ、色々あると思うけど、これもやっぱり基本WinMacであって、
結局、主要なプロプライエタリなソフトウェアがLinuxで動かないから消極的選択してます、
というのは今も変わらないんだよね…😟
なんか最近はゲーム環境も、開発環境も、WinよりLinuxの方が良くね?みたいな風潮もあるし、
あと、PhothoshopやIllustratorもChrome上で動作するようにもなってくと思うわけで、
そうそう、最終的にはWebがすべてのOSを統一するレイヤーになると思うんだよね、
主要なプロプライエタリなデスクトップアプリが、すべてほぼ完全にWebブラウザ上で動作するようになる、可能性があるわけで、
そこで敢えて、どのOSを選ぶ?と言われたら、Linux選びそうな気がする…😟
例えば、MacだとAcrobat買わなくても色々できちゃったり、高価なフォントが付属されてレンダリングも奇麗とか、
日本語の表示が奇麗というのはモチベが上がるけど、それは本質的なところでもないよね、
そういうところはWindows駄目だけど、なんだかんだ普段生活できちゃってるわけで、
結局、娘さんだけでなくて、夫も妻もそうだけど、パソコンで具体的に第一に何がしたいの?が欠けてて、
で、一番それがしっかりしてそうなのが息子さんなので、やっぱり日本の将来は明るい…😟
拙者、家庭なき弱者男性でござるが、子供がいたら普通にWindowsマシンを買い与えるでござるよ…😟
理由は第一に金銭面、第二に、どうせいつかWindows動かなくなって、消してLinuxマシンにできるから…
何なら我が家にあるパソコンはすべて中身がLinuxです。その理由が夫の言葉を借りるなら「俺はLinuxフリークだ」そうです。意味がわかりません。
そんな、ヴェルタース・オリジナルみたいなこと言える家があるのが驚きです…😟<今では私の孫もUbuntuユーザーなぜなら彼は私にとっても特別な存在…
フリークと言えば、色々なものが思い浮かびますが、子供の頃に雑誌ログインを読んでいて、田尻智氏のこと、ミニコミ誌のことは知っていましたが、
そのゲームフリークが後々ポケモンで大成功する、というのは、ポケモンが成功するまで知りませんでした
ほんと、スゲーよな…😟
はてなーかどうかはともかく、20年近くMacOS X使ってきて、もう二度と使うか、と思ってるので、愛はないです。
ただ、今でもときどき、同じDAW使うなら、Macの方がいいのかなあ、とか、
だけど、某女性メタルバンドの女性作曲家ギタリストは普通にWindowsでデモ作ってました、
環境のせいにする前に、さっさと一曲作るとか、とにかく完成させろ!という誰かの声がシリコンバレーの方から聴こえる…😟
そもそも我が家でiPhoneを導入するか?Androidを導入するか?となった際も私は言い負かされてAndroidになっています。
あー、音楽関係だけでも、過去にiOSで使ってたアプリはあるので、正直、Macはともかく、iOSは使いたい気がしてます。
Androidは意外とそういうところで駄目というか、志が低いというか、
じゃあ、文句言ってるテメーが作れや、なんですが、iOSのアプリの方がオシャンティーだったりもして、いいですよね、見た目が良いのもモチベが上がります…😟
様々な多様性で、同じ動作をしないデバイスがあったりするのもAndroidなので、基本私はGoogleが売る端末、
もしくはPixelやNexusを実際に製造しているメーカーを使うことにしてますが、ASUSだったかな、過去に酷い目に遭いましたよ、ええ…😟
まあ、一応homebrewはMacもLinuxも同じように動作しますよね…、
なんだかんだ、GIMPは当然、Inkscapeもちょっと色々無理があるというか、
不肖、私は障害者ですが、再就職の研修とかなると、基本Microsoft Office周辺群、あとAdobeですよね、動画編集もそうですし…😟
お金の問題もあるので、私はMS OfficeもAdobeも普段の個人の生活では使わないですけどね
考えようによるけど、敢えて、子供にパソコンを持って外出させたくない、みたいな、セキュリティとか、色々問題ありますし、
うちの近所も、小学生が公園に集まって、スマホ設置してダンス動画とか撮影してるの見ますけど、
そういうのに付随するトラブルを防ぎたいとか思うのなら、親の嫌がらせと思われても、デスクトップにするとか、
敢えて、重いノートにするとか、ありなんじゃなかろうか…😟重くても家の中なら持ち運べるでしょ?
頼みの息子も「言うほど不便じゃない。まぁ動かないSteamのゲームがたまにあるけどSwitchゲー動かないみたいなもんだし慣れたわ別ゲーやりゃ良いし」とそっけない感じ。そもそもこの子は小学生の頃からラズベリーパイで夫と電子工作やゲームして遊んでて、この子にとってパソコン=Linuxなんです!味方として頼りにならない!
日本の将来は明るいですね…😟
いや、ロボットに障害物競争やらせる国際的なイベント、DARPAグランドチャレンジのテレビ中継観てたら、
会場にあるマシンが明らかにみんなUbuntuなんですよ、あのアフリカをイメージした赤茶色、特徴的なドック、
最近、ボケっとテレビ観てたら、ロボットハンドを開発してる会社とか、内容忘れたけどAI関係のベンチャーとか、
基本みんなLinuxというか、多分Ubuntu系列です、ロボットハンドの企業はXubuntuでした
名前だけしか関係ないVisual Studioはあんまりですが…😟
音楽やるのにも必要ですし、ローカルのLLMとか、個人的にはゲーム以外の用途でゲーミングパソコンが欲しいぐらいです
光るのは嫌ですが…😟
ブコメとかにあるように、まあ、今のMacOSもDarwinというか、UNIXっぽいのは間違ってないので、
伝統的BSD系列と、新参者のLinusが作った紛い物Linuxファイッ!みたいな感じなので、これはもう宗教戦争、
つまり、夫がvimですが、私はemacsです、どうしたら倒せますか?みたいな感じで、
その横で私はvscode使ったり、MacOS Xでも旧称耳かきエディターのmiとかCotEditorとか使うだけなんで…😟文化は共存共栄が大事ですね
おお、AIでプログラム書けるって話題だべな!でも、Windowsソフトのプラグイン作りたいんだな?そりゃすげえなぁ、プログラマーじゃねぇって言ってるけど、興味持つってことはまず一歩だべ!DaVinci ResolveとかVoiceroid、MS Office、Adobe Photoshopのプラグインって、なんかプロっぽい響きだべなぁ。
でも、Windowsソフト作ってる人が少ないとか、もう当たり前すぎて話題にならねぇとか、そんたなことねぇべ!やっぱり、まだまだたくさんの人が興味持ってる分野だと思うべし。最近の技術の進歩で、AIの力を借りてプログラミングも少しずつハードルが下がってきてるから、チャレンジするのはいいことだと思うぞ!
ただ、AIに全部任せてしまうと、逆にツッコまれっぺなぁ!勉強しながら、少しずつプラグイン開発も進めていけばいいんでねぇの?がんばれよ~!
もう令和だから、Excel関数や誰もメンテ出来ないマクロでドヤるのやめてほしい
あと、Azure認証とTeams がデファクトスタンダードで、
Teamsに関してはEUの独禁法違反懸念対策で別売りするねってやってるターンなので、
AzureやM365Apps(MS Office)使ってないアピールするのもやめて欲しい
つか、広告業・メーカー・製造業だと専門職でもバリバリExcelとか使うやで
独自のマクロライブラリまであったりするし、なぜかExcelをOracleやBIツールに取り込んで〜みたいなこともしたりする
(そんな運用にするなよ・・・とは思うが、その運用を変えられる自信あるなら、該当企業に乗り込んで変えてみてどうぞ)
大学、ましてや名前がある程度知られている大学を卒業をしておいて、高卒でも問題ない会社に入社したり、高卒でも問題ないポジションにいるヤツは、すべてポンコツと見做して良い
でも、自分自身の能力で余力のある場所にいるから強いだけで、そうじゃないところへ行ったら自分がポンコツ側の人間になると思うので、他人には優しくね?
そういう気分にはなれねぇなぁ・・・なら、とりあえず金稼ぐと良い、死ぬほどどうでも良くなる
別にデスクトップアプリはいろいろ動かしていて、何も困ってないぞ。
むしろWindowsとかMacとかって、信用できるか分からないソフトがネット上にバラバラ存在していて、有償でも無償でも信用できるかどうかも分からないソフトが多くてかわいそうだとすら感じるわ。
広告入りのOSに広告入りのアプリ動かして、わざわざ遅い環境で使ってる印象。
Linuxの場合は各OSごとに膨大なソフトを公式にパッケージングして提供してくれているから、OS開発チームが選定したソフトを安心していろいろ選べる。
Ubuntuとかならクローズドアプリもパッケージ提供してくれているから、OSSでないものも使える。
ちなみにUbuntuが提供しているパッケージ数は全部で約11万パッケージだ。https://en.wikipedia.org/wiki/Comparison_of_Linux_distributions#Package_management_and_installation
これだけの数のソフトを安心して使える環境はWindowsやMacには無い。
他にもSpotifyとかSlackとかも普通に動かして使えるし、ゲームもSteamで結構いろんなゲームが動くようになった。別にSteam使わんでもWindowsアプリはいろいろ動かせるが、まあ手間掛けなくても楽になったよ。
動画とかもOBSも普通に動くし、動画編集も有償クローズドソフトだがDavinci Resolveもあるしな。OSSならKdenliveとかか。
動画プレイヤーならVLCとか他にもいろいろあるし、音楽はCliementineで再生してスマホからも再生コントロールできて便利。
仕事で使うようなソフトはだいたいもうWeb化されてるからブラウザがあれば十分だな。
MS OfficeはGoogle Driveで十分だけど、気になるならMS365を使えばいいんじゃない?
いやわかる、MS OfficeとかAdobeは業界標準だしファイル互換でインポートとかも楽だ。
ただまぁその万人へ必須か?と言われたら圧倒的にそれが必須じゃない仕事をしている人のほうが多い。
何なら仕事じゃなくて趣味レベルであるならばなおさらMS OfficeとかAdobeとか業界標準ソフトウェアじゃなくても良くなっちゃう。
ということで、ありきたりなシェアウェア代替オープンソースソフトウェアのリストを作ってみた。
ド定番中のド定番、オープンソースのオフィススイートだ。
MS Officeじゃなくて良い人はLibreofficeかGoogleのクラウドのヤツを使ってる。
やはり主に使われるのはワープロソフトのWriterと表計算ソフトのCalcとプレゼンテーションソフトのImpressだが、MSAccessの代替として挙げられるBaseは厳密な意味で代替とはならないためMSAccessの代替を無料でゲットしてやろうと考える人が陥りがちの罠だ。
まぁただデータベースのフロントエンドソフトとしてBaseはそこそこ使えるので、MSAccessの代替として捉えるのではなく別種のデータベースフロントエンドソフトとして割り切れば想定されることの大半ができる。
MSVisioの代替としてDrawも挙げられがちだがMSAccessの場合と同様にDrawもVisioの厳密な代替とはならないので注意が必要だ。
Adobe Illastratorの代替として挙げられがちなオープンソースのベクターグラフィックスソフトウェア。
高機能なのだがIllastratorと比較すると恐ろしいほど使いにくいUIを持っており、折角の高機能へアクセスするにはどうしたら良いのかわからないと挫折する人が多く出る。いやなんでホントこんなUIなんだ。
ただ、諦めずクソUIに付き合っていると不思議なもので人間は慣れてしまい結構自由度高くベクターグラフィックスを生成できるようになる。
Adobe Illastratorには無い長所としてSVG規格へ厳密に従うという方針で開発されているため、Illastratorで生成したSVGをWebでそのまま使うとWebブラウザで謎の描画バグにWeb屋は悩まされるがInkscapeではそれが無い。描画バグが起きるとき製作者が間違った設定を行っているか、Webブラウザ側が使っている設定に未対応な場合がほとんど。
将来的にサポートする気はあるらしいが現状はアニメーションSVGに弱いのも残念でならない。どうしてもアニメーションSVGをやりたいのであればInkscapeで生成された静止画SVGをアニメーションSVG化することを想定しているaniGenというWebベースのエディタがあるので調べてみると良い。
AdobePhotoshopの代替として挙げられがちだが、元来Web用の画像を製作するためのラスターグラフィックスソフトウェアなのでRAW現像や写真を加工するためのソフトじゃないが、本家すらその辺のことを忘れたふりをしている。
画像編集や加工で求められる基本的な機能はほぼ網羅されているが、RAW現像に関しては標準状態のままではできず、最近のAdobeが搭載している人工知能を用いた機能もないのでクラシカルなラスターグラフィックスソフトウェアと表現することもできる。
GIMPとInkscapeが使えると大半の画像製作は何とかなってしまうため一部の情報技術者寄りのギークはPhotoshopやIllastratorは触ったこともなく使えないがGIMPとInkscapeは困らない程度には扱えるというデザイナーがツッコミ入れそうなおかしなスキルセットになっていることがある。
AdobeLightroomの代替として挙げられがちなオープンソースのRAW現像ソフトウェア。
実はdcrawというRAW現像のためのオープンソースのライブラリのフロントエンドであり、GIMPでRAW現像するために活用されるUFrawも同様にdcrawのフロントエンドであるため中身は同じだったりする。オープンソースのRAW現像ソフトウェアはdcraw使いがち。
オープンソースソフトウェアでRAW現像を賄っている人はGIMPでUFrawを活用してRAW現像するよりもUI的に使いやすいのでRaw TherapeeでRAW現像でTIFFを出力しGIMPで微調整するような使い方をしている人が多い。
オープンソースの2DCADで以前はQcadと呼ばれていた。
一部の読者はJw_cadのJWWファイルを扱うことが可能という特徴を持っているというだけで興味を惹かれてしまうのではないか。
Jw_cadとは違ってWindowsやmacOS、各種Linuxディストリビューションで動くので2DCADデータをネット上の友人知人などとやり取りしたいときに向くんじゃなかろうか?ニコニコ技術部的な遊びとか、最近流行りのルール無用JCJCタイムアタックとかで。
オープンソースの3DCADで、近年は3Dプリンターあたりの需要でよく目にするようになった。
AutodeskAutoCADやFusion 360、Dassault SystèmesSolidWorksよりも草の根では広まっており日本語でのハウツー記事もオープンソースソフトウェアとしては比較的多い印象。
シミュレーション機能はシェアウェアと比較すると弱い傾向があるものの草の根でそこまで必要か?と言われたら悩む。無料でシミュレーションやりたいならOpenFOAMにでも流し込め。
オープンソースのお絵描きに特化したラスターグラフィックスソフトウェア。
歴史的経緯ではLinux界隈でのGUIツールキットの2大巨塔にGTKとQtがあり、GTKはGIMPを作り上げるために生まれたこともありGTK側には高度なラスターグラフィックスソフトウェアが存在していたがQt側には存在していなかった。そこでGIMPの対抗としてQtを用いたKritaの開発が進められたが次第にGIMP的な画像編集ソフトウェアよりもお絵描きに特化していき現在のような性格を帯びるようになった。
SYSTEMAXペイントツールSAIやセルシスCLIP STUDIO PAINTからの影響が強く現れており、オープンソース界隈のSAIやクリスタなどと呼ばれることがある。クリスタがそうであるようにスマートデバイスへの対応も計られAndoridOS版やChrome OS版が存在する。
ただ日本の需要を敏感に拾えるクリスタなどと比較して漫画作成機能に関してKritaは弱いと言われることがあるものの、GIMPと同様に無料とは思えない機能が充実しているのもまた事実である。
オープンソースの3DCGアニメーションソフトウェアで、非常に多機能のため何故かAdobeAfter Effectsの代替として挙げられることもある。
YoutubeがBlenderのYoutubeチャンネルへ広告を載せろと迫ってBlender公式がそれを拒否してYoutubeから撤退したり、庵野秀明が率いる株式会社カラーが出資したことなどオープンソース界隈でも異彩な存在感を放っており日本国内でも非常に注目されているプロジェクトだ。
ただ、初期状態では独特なUIによる使い勝手が非常に悪くユーザーが自分で使いやすい配置を模索する必要があったりタイムラインが使いにくかったりと何故オープンソースソフトウェアはUIがクソになりがちなのか?という問題にぶち当たる。
オープンソースの2DG/3DCG兼用プログラミングIDE。つまりはUnityとかみたいなやつ。
MIT Licenseでロイヤリティーフリー、開発言語はC#もしくはC++、そしてPythonライクなGDScriptで、Unityみたいにマウスでポチポチしてオブジェクトへ色んな設定を決められるので「Unityみたいのでゲーム作りたいけど運良くヒットしたときにライセンス料がなぁ」と懸念している人に役立つ。
ちなみにWiiとニンテンドーDS用向けにリリースされたSEGAゲームタイトルのソニックカラーズのSwitchやPS4などのマルチプラットフォーム移植版ソニックカラーズアルティメットはGodotを用いて移植されているので商用でも耐えうることはSEGAが証明している。あのSEGAがソニックでだ。
オープンソースな動画編集ソフトウェア。
様々な部分で動画ライブラリのFFmpegへ依存しているためFFmepgのフロントエンドソフトとしての性格も持つ。
この手の無料の動画編集ソフトは国内だとAviUtlや近年ではBlackmagic Design DaVinci Resolveが人気だけれど、海外のオープンソース界隈ではShotcutは比較的知名度が高い。
カラーグレーディングに関して不足のない機能を有しているので高度なトランジションを用いるというよりも色を追い込むような使い方が合っているだろう。
ていうかFFmpegのフロントエンドなのでFFmpegができることは理論上なんでもできる(理論上なので追加でコマンドを叩く必要があったりするけどね)。
オープンソースのレコーディングソフトウェア。旧名称はAudacityと言われるとご存じの方も多いハズ。プライバシー問題でAudacityからプロジェクトが分岐されTenacityとして再出発することとなった。
旧Audacityは開発の主な拠点がロシアを中心に行われていたという経緯があり、現在のウクライナ-ロシア戦争へ至る前の影響からか個人情報の収集をロシア企業が行うと発表され、それに反発したユーザーらによってプロジェクトが分岐しTenacityプロジェクトが立ち上がった。
Audacity自体はVSTプラグインが動作するなど非常に高機能なレコーディングソフトウェアであったがウクライナ-ロシアの騒動に巻き込まれたと言った感じだ。
Audacityから分岐したTenacityもそのまま高機能なレコーディングソフトウェアなのでこれからはTenacityを使ったほうが色々面倒が少ないだろう。
ProToolsの代替として挙げられがちなオープンソースのDAW。非常に高機能でDAWとして求められることの大半ができるものの、これもまた通例通り最近流行りの人工知能を用いた云々かんぬんは標準状態だとできない。
Ardourプロジェクトの立ち上げをし主要開発者であるポール・デービス氏はJACK Audio Connection Kitのプロジェクトの立ち上げをし主要開発者であるという事実を伝えると驚く人がいるかも知れない。LinuxとGitのリーナス・トーバルズ的な文脈だ。
オープンソース界のFL Studioと呼ばれることもあるDAW。ステップシーケンサーを中心に作曲するタイプのDAWで電子音楽が得意。LMMSという名称はLinux Multi MediaStudioの略でLinuxに端を発してマルチプラットフォーム展開をしたDAW。
オープンソースのDAWにしては珍しく初期状態から多数のソフトウェアシンセサイザープラグインが用意されておりインストールした時点で遊び始めることができるものの、オープンソースの例に漏れずクソUIを持っており使いにくい。GIMPやBlenderもそうだが1990年代後半〜2000年代前半あたりに流行したMDI(Multiple DocumentInterface)を未だに引きずっているためクソUIになりがちなのだ。
ググると日本国内にも意外とユーザーは居て、DTMやりたいけど初期投資は低く抑えたいみたいなユーザーが選んでいる模様。そういう需要ならLMMSの他に基本無料で全機能が使えて一部のプリセットが有料のVitalっていうソフトウェアシンセサイザーも導入しておくと延々遊べるよ。
オープンソースなWebブラウザとして非常に有名な存在。
Google率いるChromium系Webブラウザに近年物凄く押されているものの独禁法を回避するためGoogleはMozillaへ出資しているという歪な構造を持つ。
Mozillaの運営が下手すぎて資金をドブに捨てることを繰り返しているためGekkoレンダリングエンジンに未来があるのかと一部の識者から不安がられている。
Firefoxは使いやすいのか?と言われたら、それはもう好みの問題としか返せないのだがカスタマイズ性は非常に高い。
というわけで書いていて飽きたからこの辺でやめておく。気が向いたら何か追記するかもしれない。
Permalink |記事への反応(15) | 04:58
MS OfficeやPhotoshopからデファクトを奪うレベルのオープンソースソフトが未だに出てこないのはどういうこと?
LibreOfficeにしろGIMPにしろ、いつまで経っても業務でまともに使えるレベルにならないし。
あとGUIも、オープンソースにおける決定版がこれまた待てど暮らせど出てこない。
てかOSSって、便利である以上に複雑怪奇なUIで、ユーザを苦しめるソフトばっかり作るよね。
(Perl、sendmail、bind、TeX、gnuplotなどなど挙げてったらキリがない)
なんでユーザの使い勝手というか、そこら辺のデザインがこうも蔑ろにされるのか意味がわからん。
結局、viとemacsどっちがいいかという、傍から見たらきのこたけのこ未満のしょーもないレベルで使い勝手を言い争っていた頃から、OSS界隈は何も変わっちゃいないと。
結構多くのWEBサーバのアクセス制限で.co.jp .ne.jp.jpがdeny設定されていたって話である。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/kanose/status/1601270223386324992
個人のネット利用で大きな転換点は2005年くらいで、例えばブログのはしりのはてなダイアリーサービス開始は2003年でアルファブロガー選考開始は2004年、youtubeサービスインが2005年だが、これらの特徴は「アカウントをとって企業のWEBサービスを利用する」という、今では当たり前の方法だ。
だがこの以前にはそういう方式のものは少なく、ISPや借りたレンタルサーバに自分でコンテンツをアップロードして構築するというのが主流だった。
これは内部的にはLINUXサーバ制限アカウントを貰ってユーザーディレクトリの/WWWにファイルを置くという事やね。
だから最初のうちは個人サイトのURLは「http://www.yourisp.co.jp/~aybabtu」って感じだった。~はUNIXのユーザーホームディレクトリを示すのね。やがてバーチャルドメインに対応するサーバ会社が増えてhttp://www.aybabtu.rentarusabaa.comみたいな今では当たり前のURLになったんだが、最初はバーチャルドメイン設定は有料だった。
MS Officeには「パブリッシュ」ボタンがあってそれを押すと編集してるファイル群の構造のまま指定したサーバにFTPでファイル送るみたいな機能もあった。(だがこれはShift-JISでUpするというクソ仕様で後に読めなくなるのだった)
httpの頭のHTはハイパーテキストで、参照箇所にはリンクが設定できて参照元にジャンプ(これも死語だ)できる電子文書なわけで、まさに公開はパブシュッシュ=出版なわけだ。今もサブスクリプション=新聞雑誌の定期購読というのはこの建付けが残ってるからだ。
ISPやWEBレンサバにはユーザー権限の多寡で違いがあって、ユーザに実行権限も付与してperlなどのインタープリタを構築しておくと、テキストであってもファイル先頭にインタープリタへのパスを書いておくとそれが実行され、標準出力をhttpで返す。これがCGIで、ISP供与で多いHTMLファイルの公開だけの権限制限されたサーバに不満な層は「CGI実行可」のレンサバ屋に移っていった。
但しプログラムであるから、いい加減に書いてループ参照とか起こすとサーバのCPUやメモリを喰いつくしてサーバダウンを惹き起こす。だからISP供与のでは実行権限を与えなかったわけだ。逆に言えばISPが必ずホームページ公開スぺースを供与するのに個人向けレンサバが成り立ったのは何故?と言えばCGIの実行が出来たからだ。
故にWindowsしか使わない人には難しい上級者向けだったのだが、これを優しいチュートリアルで簡単設定出来るようにしてユーザーを増やして会社を大きくしたのがpaperboy&co.の家入一真氏なわけだ。はてな創業者の近藤淳也氏と並ぶ個性的なアントレプレナーと謂われた。その後堀江などと共にインターネッ党を作って都知事選に出て箸にも棒にもな結果になったのは黒歴史なので触れないで上げてください。特に堀江は野菜でいじられるよりも傷つくので偉そうに政治の話してる時に「インターネッ党」とボソっというのは残酷な事なので止めてあげて欲しい。お願いします。
また、CGIでの使用言語はperlが圧倒的で、perlで書いた掲示板スクリプトを配布するサイト、趣味プログラマが星の数ほどいた。
こういう訳で初期のWEBで動的ページ=perlであってJcode.pmを開発した小飼弾氏は魔術師扱いされて崇拝されており、ブログブームが来ると圧倒的な人気を誇った。
今では多言語が普通に扱えるのが当たり前だが、マルチバイト文字の扱いというのは難しく、文字コードがそれぞれ違うのがそれに輪をかけていた。例えば今でも日本語Windows上でフランス語や中国語のファイル名は作れないだろう。また、最初期からかなりの期間、Twitterでは日本語の検索が出来なかった。youtubeでも日本語で投稿できなかった期間は長い。
子飼氏はperlで日本語を使用できるようにするライブラリをUNICODE対応にしてWEBで普遍的に日本語が使えるようにしたものだ。
ただ、HTLMと実行文を混ぜ書きできるPHPがver.4になるとデータベース連携が強化されていてデフォルトでSQL文発行関数が実装されており、perlCGIは廃れていってしまう。
またISPより高い自由度を求めて自宅にサーバを立ててそれを公開するという者も現れた。
はてなはサーバをデータセンターに置いてはいたものの、筐体は町工場に設計図を持ち込んでステンレスの1U筐体を自前で作っていたし、Pixivはギガバイトのシステムボードを使って自作した多数のサーバをエレクター上に置いてむき出し運用してしていたので、自宅サーバ組の延長にあったのだな、実は。
こういう中で画像を公開する、動画を公開するというのはなかなか大変だった。
仲間内で見るという分にはファイルを置けばいいだけだが、問題になったのが「2ch晒し」であった。これは悪意を持って2chにURLを貼るのだけじゃなくて、単にURLを書くというのも含まれた。
というのも2chにURLが書かれるとアクセスが集中して大抵はサーバダウンしてしまう。すると他の契約者のサイトもページも見れなくなってしまう。
例えばヒーロー戦記主題歌みたいな社歌でbuzzった日本ブレイク工業のサイトは重すぎて何週間も閲覧出来なくなった。社歌の動画ファイルを置いていたためだ。
こういうサーバダウンは契約者の責任ではないがホスティング会社も許してはくれない。契約解除、つまり出ていけか、法人契約への変更かを迫られる。転送量制限なしと言っていても実際に転送過多になると干すティングになるわけだ。
だから2chは悪意の塊の他にサーバーダウンとサーバからの追い出しを惹き起こすので蛇蝎のように嫌われていた。2ch晒し→その時点でサイトを閉じてしまう人も多く居た。
するとこれを逆手に取ってアップローダ(あぷろだ)を自作サーバで運用してアフィリエイトで収入を上げる者が現れてくる。
ただこれは著作権違反のファイルが上げられて訴えられる事もあるからそのリスク低減のためと転送量制限の為にファイル容量に制限が設けられていた。
すると大きなファイルを共有したい連中はこれでは満足できない。
そこで目を付けたのが海外でアップローダを運用しているサーバだ。運用動機は日本のアップローダと変わらない。だがファイルの大きさの制限が緩かった。
そこでそういう海外のアップローダが違法性が高いファイルの共有に使われるようになった。やってたのは2chのダウンロード板と半角板がメインだ。
だがこれは運営には迷惑な話で、日本人は英語の広告なんてクリックしない。しかも商品の販路が無いので日本からのアクセスに報酬は支払われない。つまり金を落とさず転送量だけ上がるのだ。しかも海外では転送量従量課金は多かった。
更に問題なのがロリ画像がアップロードされることだ。2次元ロリでも規制があるのに実写ロリは完全アウトだ。実写ロリが発覚した場合、サーバ管理者は必ず逮捕される。マグショットが新聞に掲載されTVで晒され、釈放後も幼児が被害者の性犯罪者なのでGPSロガ装着が義務付けられ住所は共有される。二度と部屋を借りる事は出来ずに一生トレーラーハウスかキャンピングカーを買って橋の下で生活となる。
こんな実写ロリ画像や動画をアップロードする奴が居たのである。
そこで管理者としては日本からのアクセスが増えたのを確認した時点で遮断するしかない。一生を棒に振る可能性を回避するためだ。
圧倒的によく使われるWEBサーバのapacheでは.htaccessというシステムファイルに記述してアクセス制限を掛ける事が出来る。ここで国別IPアドレス指定するのはちょっと難しいのでdeny fromco.jp deny fromne.jpという風に書くとドメインがco.jp、ne.jpからのアクセスを全部弾くことができる。
この時にディレクトリ指定を「/」にするとそのサーバの全てが弾かれて403エラーが出てしまう。しかもバーチャルドメインも同じなので思わぬところで403エラーが出る事もある。
そういう訳であちこちの海外サーバで日本からのアクセスが拒否されていた。全て2chダウンロード板と半角板のやつらのせいである。
自分はアメリカの田舎の新聞社のトップページで403を食らったことがあるから嫌われ方は相当なものだと思う。「やるべき.htaccessの基本設定」みたいなのに書かれて共有されたのかも知れない。
因みにダウンロード板と半角板は2ch名物の厨房板だったのに、今見たら無くなってるのな。諸行無常だ。
2005年にサービスインしたYoutubeだが、翌年にGoogleに買収されたもので最初は元paypal社員らが作ったベンチャーだった。
だが最初は著作権違反コンテンツばかりであって、自作ビデオというのは少なかった。
特に酷かったのがまた日本人で、最初は10分制限がなかったのをいいことにアニメの全話丸上げみたいなのが大量にされており、当事者のアニオタ達も「ここまでやったら閉鎖されるだろ!」と諫めるほどだった。
そんな中で2006年6月にYoutubeが数日間の大メンテナンスに突入し、画面には「All your video are belong to us」というブロークン英語が書かれていて騒ぎになった事があった。
これの元ネタは「All your base are belong to us」で、古いセガのゲームの英語版で出てきたセリフだ。深刻な場面で突然めちゃくちゃな英語をいう。このおかしさでFLASHが作られたりとミーム化していたものだ。
しかも日本産ゲームは結構あちこちでバカ英語を作ってて、engrishとかjanglishとか言われてネタにされていた。日本で言えばアヤシイ中国製品の日本語を愛でるような感じだ。
そこでYoutubeがあんなメッセージを出したので、日本のネット民は身に覚えがありすぎて「アニオタのせいだろ!また排除されるだろ」と責任のなすり合いと相なったのだった。
因みにその後も日本人の利用が制限とかは無かったので誤解だったのだが、海外アップローダ見つけては403の焼き畑とかロリ画像問題とかがあって、その後のアニメフル全話という流れだったので過剰反応をしたのであった。