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2025-02-18

anond:20250217033003

無線

マルコーニが作った無線電信について教えてください

マルコーニの無線電信無線通信)の仕組み

グリエルモ・マルコーニ(Guglielmo Marconi)は、1895年無線電信(Wireless Telegraph)を開発し、電線を使わず電信信号を送ることに成功しました。

これは、現在無線通信ラジオWi-Fi携帯電話)の基礎となる技術です。

1.無線電信の基本概念

無線電信は、従来の「電線を使った電信」ではなく、電磁波無線電波)を利用してモールス符号遠距離送信する技術です。

📌 仕組みの概要

送信機が電磁波無線信号)を発生。

空中を伝わる電波が受信機に届く。

受信機が電波電気信号に変換し、モールス符号として解読。

2.無線電信の主要な構成

マルコーニの無線電信は、以下の装置構成されていました。

(1)送信機(発信装置

電波を発生させる装置火花放電を利用した「火花送信機(SparkGap Transmitter)」を使用アンテナ(長い導線)から高周波電波を放射。

(2)アンテナ

電波空間送信・受信するための導線。送信側では「電波を発射」、受信側では「空中の電波を拾う」役割

(3) 受信機(検波装置

電波電流に変換し、モールス符号として認識する装置コヒーラ検波器(Coherer Detector)を使用し、電波が届くと回路が閉じる仕組み。

(4)モールス電鍵(キー

送信者が「短点・長点」の信号を打つスイッチ送信機(火花送信機) →アンテナ空間電磁波) →アンテナ → 受信機(コヒーラ) →モールス符号

3.無線電信動作原理

(1)送信プロセス

オペレーターモールス電鍵を押す。火花送信機が高電圧を発生し、空気中に放電火花)を発生させる。電流の急激な変化により、高周波電磁波が発生し、アンテナから放射される。空中を伝わる電波が、遠くの受信機へ届く。

(2) 受信のプロセス

アンテナが空中の電波キャッチコヒーラ(Coherer)が電波の到達を検知し、回路を閉じる。回路が閉じると、音を鳴らす装置や印字装置作動し、モールス符号として記録。

4.無線電信技術課題と改良

(1)送信電波制御が難しい

火花送信機は広い周波数帯域で電波を発生するため、干渉が多かった。後に「連続波発信機(ContinuousWave Transmitter)」が開発され、安定した周波数電波送信できるようになった。

(2) 受信機の感度が低い

初期のコヒーラは感度が悪く、弱い電波を検出できなかった。後に「鉱石検波器」「真空管検波器」が開発され、感度が向上。

(3) 長距離通信課題

電波は直進するため、地球の丸みにより遠距離では通信できない。大出力の送信機を作ることで距離を伸ばし、後に「短波通信電離層反射)」が発見され、長距離通信可能に。


素朴に考えると腕木通信電信電話情報が伝わるのは分かるのですが

無線通信は何もないのに情報が伝わるのが非常に不思議です。

マルコーニはいったいなぜ無線情報を伝えることができると思いいたったのですか?

マルコーニが無線通信を思いついた背景

かに、腕木通信視覚)、電信電流)、電話(音声電流)は、情報が「物理的な経路(旗、電線)」を通って伝わるので直感的に理解できます

しかし、無線通信は「何もない空間を通して情報が伝わる」ため、当時の人々にとっては非常に不思議現象 でした。

では、マルコーニはいったいどのようにして「無線情報を伝えられる」と思いついたのか?

これには、19世紀科学発見と、マルコーニ自身独自の発想と実験が深く関わっています

1.無線通信の基礎となる科学発見

(1)電磁気学の発展(ファラデーとマクスウェル

マイケル・ファラデー(Michael Faraday, 1791-1867) が「電磁誘導電流磁場を生み、磁場電流を生む)」を発見

ジェームズ・クラークマクスウェルJamesClerkMaxwell, 1831-1879) が、電気磁気が一体となり「電磁波」として空間を伝わることを理論的に証明マクスウェル方程式)。

📌重要概念

電流流れると、磁場が発生する。

変化する磁場は、空間電場を生み出し、これが波のように広がる(電磁波)。

電磁波は、空間を光の速さで伝わる!(これが「無線通信」の理論的な基盤)

(2)ヘルツによる電磁波実証1886年

ハインリヒ・ヘルツ(HeinrichHertz, 1857-1894) は、実験電磁波空間を伝わることを証明

火花放電を利用し、アンテナから発生した電磁波が遠くの受信アンテナに到達する現象を観察。

これにより、「電磁波は実際に空間を伝わる」ということが確かめられた。

2.マルコーニが無線通信を思いついた経緯

(1)マルコーニはヘルツ実験を応用できると考えた

マルコーニは、ヘルツの「電磁波空間を伝わる」という実験結果を知り、「これを使えば、電線なしで信号を送れるのでは?」と考えた。当時、電信技術はすでに確立されていたが、長距離通信には膨大な電線必要だった。マルコーニは、「電磁波電線の代わりになるのでは?」と考え、無線モールス符号を送る実験を開始した。

(2) 「電磁波もっと遠くまで届くのでは?」

ヘルツ実験では、電磁波の伝達距離わずか数メートルだった。しかし、マルコーニは「電磁波はより遠くまで届くはずだ」と考え、アンテナを改良しながら距離を延ばす実験を行った。

マルコーニの工夫

アンテナを高くする(より遠くまで電波が飛ぶ)

送信機の出力を強くする(火花放電エネルギーを増やす

地面を使って電波を反射させる(アンテナの片方を地面につなげることで、電波の伝達距離を増やす

こうした工夫により、無線電信距離は 数百メートル → 数キロ → 数百キロ へと延びていった。

(3) 「地球の裏側まで電波が届く?」

1895年マルコーニは数キロメートル無線通信成功。そして、「この技術を使えば、大西洋を越えても通信できるのでは?」と考えた。

📌大西洋横断の挑戦(1901年

イギリスコーンウォール) →カナダニューファンドランド)間(約3,500km)で通信実験実施

予想に反して、電波地球の曲面を越えて届いた!(電離層反射の効果

3. なぜマルコーニは無線通信成功させたのか?

(1)既存科学を応用した

マルコーニは、マクスウェル理論電磁波)とヘルツ実験電磁波の伝達)を応用し、通信技術として確立させた。

(2)実験と改良を重ねた

送信機・アンテナ・地面を利用する技術などを次々に改良し、実験を繰り返して実用化した。

(3)既存電信技術活用

無線で送るのは「音声」ではなく、すでに確立されたモールス符号電信)だったため、すぐに実用化できた。

Permalink |記事への反応(1) | 17:37

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2025-02-12

anond:20250212163838

夜空がバーミリオンに明けてゆくわ

天に還る星のように

…Canyou hear myhertz

😭

Permalink |記事への反応(0) | 16:41

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2024-11-12

anond:20241112090239

かに日産凋落は気になる。

でも、アメリカでは別の戦略で業績を伸ばしているみたいだよ。英語版Wikipediahttps://en.wikipedia.org/wiki/Nissan)によると、日産レンタカー会社への販売を増やして売上を伸ばしているらしい。

Inthe United States,Nissanhas been increasingits relianceon sales to daily-rental companieslikeEnterpriseRent-A-Car orHertz. In 2016,Nissan'srental sales jumped 37% and in 2017Nissan became theonlymajor automaker toboostrental sales when the Detroit Three cut back less profitable deliveries to daily-rental companies, which traditionally are the biggest customers ofdomestic automakers.

まりレンタカー市場積極的活用しているってことだね。これ、同じようなことができないかな。例えば、カーシェアリングサブスクリプションサービスに力を入れてみるとか。

SUV人気に乗れないなら、逆にEVラインナップを充実させて新しい市場開拓するのもアリかも。コンパクトカーがズレてるっていうけど、思い切って超小型モビリティに挑戦してみるのも面白いかもね。

まあ、日産がこのままじゃマズいのは間違いないけど、まだ手はあると思うよ。

Permalink |記事への反応(1) | 12:57

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2024-06-27

[Webクリップ]

52ヘルツの鯨(52ヘルツくじら英語: 52-hertz whale)は、正体不明の種の鯨の個体である

その個体は非常に珍しい52ヘルツ周波数で鳴く。

この鯨ともっとも似た回遊パターンもつシロナガスクジラナガスクジラと比べて、52ヘルツは遥かに高い周波数である

この鯨はおそらくこの周波数で鳴く世界で唯一の個体であり、その鳴き声は1980年代からさまざまな場所で定期的に検出されてきた。

世界もっと孤独な鯨」とされる。

どんな生物学的な原因があるにせよ、そのまれ高周波の声がこの鯨の生存の妨げになっているわけではないようである

この鯨が生存しており、おそらく成熟していることからして、この鯨はおそらく健康である

にもかかわらず、その独特な呼び声に類するものは他になく、その源はたったひとりである

それゆえに、この個体世界もっと孤独な鯨と呼ばれている。

Permalink |記事への反応(0) | 18:35

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2008-09-19

BL雑誌の位置づけを一般漫画誌で例えてみるよ

なんだかんだ言いつつ安定感があって元気、例えるならメジャー青年誌あたり。

Chara/CIEL/Dear+/花音/BE-BOY/BE-BOYGOLD/リンクス/ルチル

ウルジャンやヤングアニマルとでも言えばいいのか、何気にファンが多くて根強い支持があるので多分大丈夫

→麗人/Hertz/drap

雑誌全体というより看板が強いので看板作家に逃げられるor看板作品の連載終了で一気に危険水域。シリウスとかROZENに逃げられる前のバーズとかそのへん…。

→GUSH/麗人Bravo/コミックアクア/CIEL TresTres

サブカル系人気作家を集めてじわじわ延命。これは間違いなくエロティクスF。

カタログシリーズ/BGM/Baby/CRAFT/OPERA

極北のためしぶとく残る。チャンピオンREDいちごヴァルキリーです!

→BOY'Sピアス/コミックJUNE

特徴がない。もうちょっと頑張りたい。ブレイドとかアライブ

→Daria/cita cita/キャピ!/JUNK!BOY

瀕死フラグフラッパーかな(超人ロックがいらっしゃるため)。

→Hug/花恋/Boy'sLOVE/チタニウム

全誌読んでるわけじゃないので、色々怒られそう。アンソロも混じってるけど、気にしないでください。

Permalink |記事への反応(1) | 10:49

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