
はてなキーワード:DSMとは
→どうやら本当っぽい
アメリカでも信用度が高いとされるTheAtlantic誌の調査記事が出てる。
https://www.theatlantic.com/magazine/2026/01/elite-university-student-accommodation/684946/
At Brown andHarvard,more than20 percent of undergraduates are registeredasdisabled.At Amherst, that figureis 34 percent.
ブラウン大学とハーバード大学の学部生の20%以上が障害者として登録されており、アマースト大学ではその割合が34%に達しています。
原因としては
2008年にアメリカ障碍者法が改定され「学習障害」が障碍に加えられることになったこと。
2013年に精神障害の診断と統計マニュアル(DSM-5)が更新されてADHDの診断基準が緩和されたこと。
そして昨今のADHDブームにより、診断を受ける若者が増えたことが挙げられている。
そしてコミュニティカレッジ(日本で言う短大みたいなもん)が3-4%なのも事実として指摘されている。
なぜここまで過大な差が開いているかはいくつか原因があると考えられるが
現在、アメリカの反ポリコレの民が大卒未満層が多いとされているのと同じように
コミュニティカレッジにおいて何らかの障碍を負っているということは負の側面のほうが大きいということ
言い換えれば知的エリート層では「障碍者差別」への忌避感の高さから公表するメリットが大きいということ
そういった情報にアクセスできるかどうか、診断書を得るための金(数十万)があるかどうかという点で
エリート校とコミュニティカレッジでは条件が違いすぎること
などが挙げられている
また障碍者を騙って入学を行い障碍者制度を悪用したとして裁判になる例も増えており
弱者であることがある種の特権であるような制度設計がエリート校ほど整備されているのも問題の一端となっている
つまり同じ能力であれば障碍者カードを切れる人間のほうが有利に立ち回れてしまう社会になっている
このあたりはトランスジェンダー問題と同じように現在、問題が大きくなってきているので
どこかで揺り戻しが来る可能性が高いんじゃないかと勝手に思ってる
指定されたX投稿(https://x.com/pawapongASD/status/1991112661992702201)は、ASD(自閉症スペクトラム障害)当事者である@PawapongASDさんが投稿したもので、内容は以下の通りです:
> 「君は間違ってる」
> 「正しくはこうだ」
> 「悪いのは○○だ」
>ASDのコミュニケーションって、こんなのばかりになりがちだから気をつけようね。
この投稿は、ASDの特性が原因で、会話が批判的・防御的になりやすいパターンを自己反省的に指摘したものです。リプライでは、他のユーザーが「今まさにこれを喰らってました😅」と共感を示したり、「ASDにこのアドバイスをしても『気を付けるってどうやって…?』となる気がします」と実践的な難しさを指摘したりするなど、ASDコミュニティ内での共感と課題共有の文脈が見られます。このようなコミュニケーションスタイル(例:相手の意見を即座に「間違い」と指摘し、論理的・事実ベースで訂正する傾向)が、誤解や対立を招きやすい点が、質問の核心です。
以下では、このようなコミュニケーションがASDのどの特性によって影響を受けやすいかを、DSM-5(精神疾患の診断・統計マニュアル第5版)に基づく診断基準を中心に、詳しく分析します。分析は、ASDの主な特性(社会的コミュニケーションの障害、反復的・制限された行動パターン)を基にし、脳機能の違いや実例を交えて説明します。なお、ASDは「スペクトラム(連続体)」であるため、個人差が大きく、全員に当てはまるわけではありませんが、傾向としてよく見られるパターンを焦点にします。
ASDのコミュニケーション障害は、主に**社会的・感情的な相互作用の難しさ**と**認知処理の偏り**から生じます。これにより、会話が「論理優先・感情後回し」になりやすく、投稿のような「訂正・防御型」のパターン(例: 「君は間違ってる」「正しくはこうだ」)が頻発します。以下に、具体的な特性を分解して分析します。
#### 1. **社会的コミュニケーションの障害(Theory of Mindの欠如と非言語 cuesの読み取り難)**
- **特性の説明**:ASDの人は、他者の視点や感情を推測する「心の理論(Theory of Mind)」が発達しにくい傾向があります。これは、脳の社会的脳領域(例:前頭前野や扁桃体)の機能差異によるもので、相手の表情、視線、声のトーンなどの非言語的手がかりを即座に読み取れず、会話の「文脈」や「ニュアンス」を捉えにくいのです。
結果として、会話が「事実のやり取り」中心になり、相手の感情(例: 傷つきやすさ)を考慮した柔軟な表現が後回しになります。
- 「君は間違ってる」→相手の意見を論理的に「誤り」と即判定し、訂正する。これは、ASDの人が「正しさ」を最優先する認知スタイル(詳細論理的思考)から来ますが、相手の「自己防衛感情」を無視し、攻撃的に聞こえやすい。
- 「悪いのは○○だ」→責任を外部要因に帰す防御反応。ASDでは、曖昧な人間関係の文脈で「自分の非」を感じ取りにくく、論理的に「原因分析」へシフトします。これが、相手に「責任転嫁」と誤解され、対立を深めます。
- **分析例**:職場で上司の曖昧な指示に対し、ASDの人は「正しくはこうだ」と詳細に修正提案しますが、非ASDの人はこれを「上司の顔を立てない生意気さ」と感じる。結果、孤立や人間関係の摩擦が生じ、二次的なうつ症状を招くケースも。
- **脳科学的背景**:fMRI研究では、ASDの脳は社会的推論タスクで活性化が低いことが示されており、感情共有が「知的処理」として扱われやすい。
#### 2. **制限された興味・行動パターン(こだわりと柔軟性の欠如)**
- **特性の説明**:ASDの人は、特定のルールや「正解」への強いこだわり(反復的行動)を持ち、変化や曖昧さに耐えにくい。これは、脳の実行機能(柔軟な計画・切り替え)の偏りからで、会話でも「自分の知識体系」を守るために防御的になります
「正しさ」を共有することで安心感を得る一方、相手の多様な視点を「脅威」と感じ、訂正モードに入りやすい。
- 「自分は悪くない」→自己防衛の強いこだわりから、会話で「非を認めない」パターン。ASDでは、感情の曖昧さ(例: 罪悪感)が処理しにくく、論理的に「自分は正しい」と結論づけます。これが、相手に「頑なで共感がない」と映り、信頼を損ないます。
- 「正しくはこうだ」→ 専門知識やルールへのこだわりが、会話の「指導モード」を生む。善意の訂正ですが、非ASDの人は「上から目線」と感じ、雑談が論争化。
- **分析例**: 友人との雑談で、映画の解釈違いで「それは違う、原作ではこう」と即訂正。ASDの人は「正確性を共有したい」だけですが、相手は「自分の意見を否定された」と傷つき、関係が希薄に。投稿のリプライでも「気を付けるってどうやって?」と指摘されるように、この特性は「意識しても実行しにくい」のが難点。
- **脳科学的背景**:セロトニン系やドーパミン系の神経伝達物質の違いが、ルーチン依存を強め、柔軟性を低下させる。
#### 3. **感覚処理の偏り(過敏/鈍麻)とストレス反応**
- **特性の説明**:ASDの約70-80%で感覚過敏(例:騒音や視覚刺激への敏感さ)が見られ、会話中のストレスが蓄積しやすい。脳の感覚統合が偏るため、感情コントロールが難しく、防御的な発言が増えます。
- 全体として、会話の「不確実さ」がストレス源となり、「悪いのは○○だ」のような外部帰属発言で解消を図る。善意がないわけではなく、過負荷時の「サバイバル反応」です。
- **分析例**:議論がエスカレートすると、ASDの人は感覚過負荷で「論理的逃避」(訂正連発)へ移行。結果、相手の感情を無視した印象を与え、誤解の連鎖に。
- **脳科学的背景**:感覚野の過剰活性が、会話の社会的負荷を増幅。
これらの特性が絡み合うと、コミュニケーションは「論理的・直接的」になり、非ASDの「感情・文脈重視」のスタイルとミスマッチを起こします。投稿のようなパターンは、ASDの人が「正直で効率的」と思っている一方、相手に「冷たく批判的」と映る典型例。結果、孤立や二次障害(うつ、適応障害)を招きやすく、@PawapongASDさんのバイオ(50歳過ぎて診断、うつ経験)のように、大人期に顕在化します。
| 特性 | 典型的な発言パターン | 誤解の原因 | 例(投稿関連) |
| ------ | ---------------------- | ------------ | --------------- |
| 社会的コミュニケーション障害 | 「君は間違ってる」 | 相手の感情無視 | 訂正が攻撃的に聞こえる |
| こだわり・柔軟性欠如 | 「正しくはこうだ」 | 頑なさの印象 | 雑談が講義化 |
| 自己防衛・責任帰属 | 「自分は悪くない」「悪いのは○○だ」 | 責任転嫁と見なす | 対立のエスカレート |
この分析は一般論ですが、ASDは個別性が高いので、専門家への相談をおすすめします。投稿のような共有が、ASD理解を深める一助になるでしょう。
はい、謝れない人と自己中心的な性格(特にナルシシズムや自己中心性)との関係について、多くの心理学研究が存在します。以下に、関連する研究や理論を基に詳しく説明します。私の知識は最新(2025年11月時点)まで更新されているため、最近の知見も含めてお答えします。
### 4. **大狼けぃのケースへの適用**
- **自己イメージの保護**:盗作疑惑を提起した後、誤りを認めることが自身のVTuberとしての地位を下げる恐れがあると感じた。
- **共感の欠如**: kawaseさんの困惑や傷つきを無視し、自己の視点(「気になっただけ」)を優先した。
- **認知的不協和の解消**:自身の行動が問題視された後、配信で軽い態度を取ることで、自己矛盾を正当化しようとした。
### 5. **障害との関連性**
###結論
謝れない人と自己中心的な性格の関係は、ナルシシズムや感情調整の難しさ、認知的不協和の解消という心理学的研究で裏付けられています。大狼けぃの行動は、これらの特性が影響した可能性が高く、障害というよりはパーソナリティ特性や状況的要因(炎上狙い、承認欲求)が関与していると考えられます。興味があれば、具体的な研究論文(例:Okimotoet al., 2012やFrontiers in Psychology, 2021)をさらに深掘りするのもおすすめです!
何か他に知りたいことがあれば教えてくださいね!
心身症の典型だからまず載っけてという昆虫並みの脳しかなさそうな解釈が、この分野の知識がゼロ、なおかつ低知能のゴミカスであることを露呈してる
臨床的に意味のある苦痛はDSM-5の診断基準の根幹をなす部分であって(元となっているDSM-5に懇切丁寧にそのことについての解説文が書かれている)その前提に基づいた考察と同列に並べるのはアホとしか言いようがなく、自分からは境界知能にしか見えない
心因要素が完全排除できる外傷性EDでメンタルクライシスが起きていたら「明確なストレス因」があるので適応障害という病名になる。
クマ外傷によるトラウマがあれば「本人が危うく死ぬような目にあう」というPTSDの診断基準を満たしているので、診断としてはPTSDになる。
DSM-5の仕組みそのものが理解できてないなら無理に噛み付くのやめたら?
あと死ねよ。
仮にこれがネカマによる釣りでない場合を考慮してマジレスしておく
・性依存症という医学的な疾患は現時点で存在しない(性依存症を名乗っている人や、性依存症を診ると標榜しているクリニックは存在するが、WHOの疾病分類であるICDやアメリカ精神医学会のDSMなどでは認められていない疾患概念である。理由は現時点で性依存症が病気であるというエビデンスが不足しているため)
・増田のケースに近いと思われる診断名は、WHOが2018年にアップデートした疾病分類の最新版ICD-11 に新たに追加された「強迫的性行動症(Compulsive sexual behaviour disorder : CSBD)」である
https://icd.who.int/browse/2025-01/mms/en#1630268048
診断は、個人が抵抗困難または制御不能と経験する強く反復する性的衝動・欲求を感じ、それが反復的な性的行動につながり、その反復的行動パターンが個人・家族・社会・教育・職業その他の重要な機能領域において顕著な苦痛または重大な機能障害をもたらしている場合にのみ適用される。
性欲が強いなど性的関心や行動のレベルが高い人(例:性欲亢進)は、性的行動の制御障害や機能障害・著明な苦痛を示さない限り、CSBDと診断されるべきではない。
・増田は自慰行為を「好き」「誰にも迷惑かけてない」と表現しており、性欲が強いことで具体的に困っていることや苦痛があるわけではない
つまり、CSBDの診断に必須である「顕著な苦痛」および「社会的に重大な機能障害」がない
・「シコ猿すぎて恥ずかしい、情けない」とあるが、ICD-11では性的衝動・欲求・行動に対する道徳的判断や非難に関連した苦痛のみを根拠にして、病理を示すとは考えられない性的衝動・欲求・行動についてCSBDを診断してはならないとしているので、普通じゃない気がして恥ずかしいからという理由では強迫的性行動症には当てはまらない
【結論】
おそらく増田はただの「性欲が強い人」であり、医学的に治療の対象となるような病気ではない
【補足】林先生のQ&A
【3455】27 歳女。私は性欲が異常に強いのでしょうか。
>嘘つくなよ
なるほどタイトルにASD入れたらこれ系のコメント来るのかーやりすぎたかも
君の独自の基準じゃなく障害者かどうかの判定が具体的にどうされてるかについて調べてほしい、君の時間を無駄にすることも減ると思う
これについては確かDSM-5で単一の診断名であるAutismSpectrum Disorderにまとまってたと思うよー間違ってたらごめんね
>東京なんかで暮らそうとするな
自分の形が少数派であることと、それが希望を叶えるためにとりま頑張ってみよう!を阻害することに関係するとは思わないかなー、あと要求てんこ盛りだからわからなくもないけど理由なく何でも潰したい人なのかな?って感じて悲しい
これ素人判断の人がよく言うけどそうじゃない人もいるよー自分は飽き性だし数字がめちゃくちゃ苦手でExcelとかも線をまっすぐ辿れないんだ
ただWAISだと全体でIQ132あるからまあまあ頑張れはするらしくめっちゃ頑張って普通の人カモフラージュしてるよ、すごい疲れちゃうけど
君が持ってるステレオタイプが減ると嬉しいな
>トマト
トマト育てるのとても難しいと思うよーあれすぐ皮硬くなったり避けたりするよね
その「相当因果関係」とやら、レスバの土俵で語るには便利でも、現実を語るには刃が錆びてる。
そして、お前が言ってるのは「因果」じゃなくて「後付けの運命論」だ。
という、法律責任を問う際の便宜的な判断基準。科学的でも論理的でもない。
つまり、「ギャラリーが納得すれば何でも因果になる」って、レスバのアピールにはなるが、真理の追求にはならない。
だから、「相当因果関係があるから成立する」は、「皆がそう思ってるからそうなんだよ!」っていう、思考停止型の自己放尿主張にすぎん。
そして「流行についていけない=精神疾患」ではない。これは「環境ストレス要因」ではある。
DSM-5でもICD-11でも、精神疾患は「社会的孤立」や「慢性的ストレス」の複合影響のもとに生まれる。
iPhoneの有無はその一要素に過ぎず、上位の要因(親の理解・支援構造・心理的安全性)こそが本質だ。
つまり、「流行についていけなかった→精神疾患」ではなく、「支援されずに孤立した」ことが疾患の土壌。
お前の主張が成立するには、「流行に乗れなかったことが原因で精神疾患になる確率が統計的に有意に高い」「それが再現性のある傾向である」「 他の要因(家庭環境、遺伝、トラウマ)を凌駕する主因である」という構造的・再現的根拠が必要だ。
なければそれは単なる「印象操作」。つまり、「声がデカいだけの感情放尿」だ。
お前が語るべきは、「iPhoneがない子はなぜ孤立し、どうすれば孤立させない社会が作れるのか」だ。
iPhoneを持たせることではなく、孤立を防ぐコミュニティの設計が真の論点だ。
「相当因果関係でいいんだよ!」という開き直りは、「俺は現実と向き合いたくない」と叫ぶ自己放尿の遠吠えに他ならない。
感情を煽る言葉と、構造を解き明かす言葉、どちらが真理に近いか?
「○○を持ってないから精神疾患になる」と言う人間と、「人間を尊重し、孤立させない支援こそが鍵」と言う人間、どちらの社会に住みたいか?
なるほど、「目の前にそうなった人がいる」から全てが証明されると思ってるんだな。その時点でロジックじゃなくて逸話にすり替わってる自己放尿だな。
「目の前にそうなった人がいる」
まずこれは論理学で言う「逸話による誤謬」。個人の経験や観察に基づいて一般化するのは、科学的アプローチの真逆だ。
「目の前の1人」だけで構造的因果を語れるなら、「たまたまiPhoneを持っててもニートになった奴」の存在はどう説明する?
彼がいたら「iPhoneを持ってたのにダメだった」と言えるのか?この手のロジックは自分の都合のいい逸話しか採用しないご都合主義に過ぎん。
引きこもりや強度行動障害、OD、摂食障害、これらは心理・神経・社会的要因の複合的結果であり、「iPhoneの有無」という単因子で決まるほど単純な構造ではない。
もしiPhoneがなければそうなるというなら、1990年代以前の人間は全員強度行動障害になってないと辻褄が合わん。
そもそも、
という発想は因果の向きが逆。
行動障害が出てくる家庭は、iPhoneを買う余裕もない困難な背景を持っていることが多い。
社会的孤立・経済的困窮・親の支援不足が「iPhone不所持」と「困難な行動」の両方に共通する上位原因なんだよ。
現場の医師・臨床心理士・支援者たちは日々あらゆる手段を模索しながら、本人と家族のQOL改善に取り組んでいる。
そして忘れるな、iPhoneは薬じゃない。社会性を育む魔法のアイテムでもない。
道具は支援の補助にはなり得るが、道具を渡しただけで人が育つと思ってるなら、それこそ自己放尿的幻想だ。
人は絶望の中でも変わる余地がある。支援も介入も環境調整も、決して万能じゃないが、iPhoneだけに救済を託すような発想はむしろ危険だ。
お前の主張は、 「たまたまダメになった人」がいたから → 全員がそうなる、iPhoneがなかった →人生終了、という、論理的にも倫理的にも破綻した因果の自己放尿だ。
もし「強度行動障害の予防に必要なのはiPhoneだ」と本気で思ってるなら、厚労省のガイドラインでもDSMでも見てみろ。
どこにもそんな単純な解決策は載ってない。
そして何より、お前自身が絶望を拡散する「機能不全な大人」になってしまうな。
そういえばDSM-IV-TRまではASDとADHDを併発することはありえないという理由から、診断基準上において併存診断することがそもそも不可能だったんだよな。
たとえばこれ↓
これまでDSM-IV-TRではPDDとADHDの併存は認められておらず、両方の診断基準を満たす場合はPDDの診断のみをつけることとなっており、ADHDと診断する際にPDDの除外診断を行う必要があった。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/stresskagakukenkyu/30/0/30_5/_pdf
※PDDは広汎性発達障害の略称。DSM-5からはASD(自閉スペクラム症)へと名称変更された。
DSM-5がアメリカで発表されたのは2013年。日本語版が出たのが2014年だから、10年前というとちょうど過渡期くらいかな。でも10年前に「ASD」というDSM-5以降の診断名がついていたのであれば、ADHDとの併存不可という古い考え方が適用されたわけではなさそうだけど。
あとADHDは自己診断シートで診断されるものではないので、嘆くにせよ、まずは確定診断がおりてからにしてみては? と思う。
| 用語 | 定義 | 現在の位置づけ |
| ---------------------------------------- | ------------------------------------------------------------------- | -------------------------------------------------------- |
| **性同一性障害** (Gender Identity Disorder) | 自分の性自認(内面の性別)が出生時の医学的性別と一致せず、 そのことにより**強い苦痛や生活の支障**を感じる医学的状態 | **精神医学的診断名(旧称)** 現在は「**性別違和(Gender Dysphoria)**」と呼ばれる |
| **トランスジェンダー** (Transgender) | 出生時の性別とは異なる性別を自認して生きる人の総称 苦痛の有無に関係なく、自認する性別で生きることを選ぶ人々全体を含む | **アイデンティティに関する用語(非病名)** |
| 項目 | 性同一性障害 | トランスジェンダー |
| ----- | ----------------------------------- | ----------------------------- |
| 分類 | 医学的・精神疾患名(DSM-IV以前) 現在は「性別違和」へ移行 | 社会的・文化的な性自認に関する用語 |
| 苦痛の有無 | **苦痛(distress)や生活の支障**が診断の要件 | 苦痛の有無は関係ない。 自分の性をどう生きるかの問題 |
| 診断の対象 | 医療的サポートを必要とする一部の人 | 自らをトランスジェンダーと認識するすべての人 |
| 扱われ方 | 精神医学における「障害」として扱われていた | LGBTQ+の一カテゴリとして社会的に認識される存在 |
| 現在の名称 | DSM-5:**性別違和(Gender Dysphoria)** | トランス女性、トランス男性、ノンバイナリー等 |
┌────────────────────┐
│ ┌────────────┐ │
│ │性別違和(旧・性同一性障害) │←医学的診断名(一部) │
│ └────────────┘ │
└────────────────────┘
| 観点 | 性同一性障害(旧) | トランスジェンダー |
| ----- | --------------------- | ----------------------- |
| 概念の性質 | 診断名(医学的) | 自認と表現(社会的) |
| 対象 | 苦痛を抱える一部の人 | 自認の性別が医学的性別と異なるすべての人 |
| 目的 | 医療的介入のための診断 | 自己の性別の表明と尊重 |
| 社会的意義 | 医療アクセスの条件(ホルモン治療・手術等) | 多様な性のあり方の尊重と理解促進 |
| 項目 | 性分化疾患(DSD) | 性同一性障害(性別違和) |
| ------ | ------------------------------------------ | --------------------------- |
| 概要 | 先天的な性分化(染色体・性腺・性器など)の発達異常 | 自身の性自認が出生時の医学的性別と一致しない状態 |
| 英語名 | Disorders (Differences) ofSex Development | Gender Dysphoria |
| 主な問題領域 | 解剖学的・遺伝学的な身体の性の曖昧さ | 心理的な性別への違和感と苦痛 |
| 主な関与分野 | 小児科、内分泌科、泌尿器科、遺伝医学 | 精神科、心理学、ジェンダークリニック |
DSDは以下のように分類され、染色体型と外性器の形態により診断されます(2006年シカゴコンセンサスによる分類)。
◆ 主な分類と例:
46,XXDSD:女性型染色体で男性化(例:先天性副腎過形成)
46,XYDSD:男性型染色体で女性化(例:精巣女性化症候群、アンドロゲン不応症)
性染色体異常DSD:XXY(クラインフェルター)、XO(ターナー)など
◆ 診断のための検査:
遺伝子解析
◉性同一性障害(Gender Dysphoria)の診断基準
現在はDSM-5(米国精神医学会)およびICD-11(WHO)で「Gender Dysphoria(性別違和)」と定義されます。
以下のうち2項目以上が6か月以上持続し、社会的・職業的機能に支障をきたすこと。
他の性の一次性徴/二次性徴を持ちたいという願望
自身の性に対する強い不一致感
| 項目 | 性分化疾患(DSD) | 性同一性障害(性別違和) |
| ----- | ------------------------- | ----------------------- |
| 問題の本質 | 身体の性分化の医学的異常 | 性自認と身体的性との不一致 |
| 診断時期 | 新生児~小児期が多い | 思春期以降に気づく例が多い |
| 診断手法 | 染色体・ホルモン・解剖学的評価 | 精神科的問診・評価 |
| 対応科 | 内分泌・泌尿器・小児科 | 精神科・心理療法・ジェンダー医療 |
| 社会的対応 | 医学的性の決定と治療(性腺摘出やホルモン療法含む) | 社会的性移行、ホルモン療法、外科的性別適合手術 |