
はてなキーワード:36協定とは
労働時間規制(例:労働基準法の週40時間制限や残業時間上限など)がなぜ国家によって設けられているのかは、単に「労働者を守る」という話以上に、経済構造・政治哲学・社会政策が複雑に絡み合っています。以下で整理します👇
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•長時間労働は労災・過労死・生産性低下に直結するため、国家が介入して制限してきました。
•日本では「過労死」という言葉が国際的に知られているように、健康被害との因果関係は強く、WHO/ILOの合同報告でも週55時間以上の労働は脳卒中・心疾患リスクを著しく高めるとされています【WHO/ILO, 2021】。
•労働市場は、各企業がコスト削減を競う中で労働時間を伸ばすことで賃金を抑える方向に向かいやすい構造があります。
•労働者1人1人が個別に「働きすぎない」という交渉力を持つことは難しく、囚人のジレンマが起きる。
• 「自分だけ早く帰る」と収入や評価が落ちる →結果的に全員が長時間労働せざるを得ない。
• こうした市場メカニズムの失敗を是正するのが、労働時間規制の重要な役割です。
•労働時間を短縮することで、一人当たりの雇用を分け合う効果もあります。
• これは特に戦後ヨーロッパで強調され、「労働時間短縮=雇用創出」として政策的に用いられました(例:ドイツの週35時間制)。
•国家は経済成長だけでなく、出生率維持・地域コミュニティの再生などの社会目的も持っています。
•労働時間が過剰だと、子育て・介護・市民活動に時間を回せず、社会基盤が弱体化するため、あえて経済合理性以外の時間の使い方を保障する方向に政策が向きます。
• 例:北欧諸国では「ワーク・ライフ・バランス」を福祉国家の柱と位置付けています。
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一見、「市場原理に任せれば、労働者は過剰労働を嫌がって自らバランスを取る」ように思えるかもしれません。しかし、現実には次の構造的問題があります👇
企業は交渉力が強く、労働者は雇用依存度が高い自由な選択が機能しない
「他人が働いてるなら自分も残る」全体最適ではなく過労の均衡点に
多くの企業で成果より「労働時間」が評価される文化的要因自発的に短く働きにくい
日本などでは世帯単位での生活費を賄うため「残業前提」結果的に長時間労働の均衡が固定化
→つまり、市場は労働時間の「ちょうどいい」均衡を自動的には作れない構造的な特徴があります。
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• 🇪🇺EU:EU労働時間指令により、週48時間を上限とする(オプトアウトあり)。休暇・余暇も制度として保障。
• 🇯🇵日本:労働基準法で週40時間+残業上限規制。実態としては「36協定」により緩和されてきたが、2019年から罰則付き上限規制が導入。
• 🇺🇸米国:時間規制は比較的緩いが、残業は割増賃金(オーバータイムペイ)で企業コストが上がる仕組み。
👉つまり、「労働時間をどう制御するか」は各国の経済政策×社会政策の価値観に深く依存しています。
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🧭 4. まとめと含意
•健康被害の防止
が重なっています。
•市場任せでは構造的に「過剰労働」が起きやすいため、国家が介入して「適正水準」を社会的に決める必要があります。
俺も一昨年一年発起して、20年勤めた従業員50人ちょいしかいない中有小企業から、グループで12万人いる一流企業(時価総額は日本で50番以内)に転職したら色々と衝撃的だったので書くわ。
Permalink |記事への反応(10) | 12:08
マネージャとして能力を発揮してくれと言われて行ってみたら実際のところは請求書の処理やら既存チームの雑務が主体で実質は部下が全部取り仕切る組織だった。36協定無視の残業、休日出勤も当たり前。業務内容を理解しようとヒアリングを繰り返していたら「こんな基本も知らない馬鹿が来た」と嘲笑われる毎日。
もう気が休まる時がない。ふとした瞬間に彼らの顔や言動がフラッシュバックして心臓がぎゅっとして手足から血の気が引いていく。
「部下にいじめを受けているんです」なんて労組じゃ取り合ってくれないだろうし、上役も既存組織の人間なので「うちはずっとこうだから」としか言ってくれない。助けを求める先がない。
つらい
つらい
その勤務形態(午後4時~翌朝10時、休憩2時間)は、日本の労働基準法に違反する可能性が高いです。理由を詳しく説明します。
🔎労働基準法の基本規定
1. 1日の労働時間の上限
労働基準法では、1日の労働時間は原則8時間までと定められています(第32条)。
2.36協定(サブロク協定)による延長
会社と労働者の間で36協定を結べば、8時間を超える労働(法定時間外労働)が可能ですが、それでも1日最大16時間勤務は通常の36協定では認められにくいです。
3. 休憩時間の規定
労働基準法では、8時間を超える勤務の場合は少なくとも1時間の休憩が必要です(第34条)。
→ 16時間労働で2時間の休憩が与えられていても、休憩時間が分割されて細切れになると違法になる可能性があります。
4. 深夜労働の制限
午後10時~午前5時は深夜労働となり、割増賃金(25%以上)の支払いが必要です(第37条)。
→ 深夜労働を含む長時間勤務になるため、労働基準監督署から是正勧告を受ける可能性があります。
5.過労死ラインの問題
厚生労働省は、1ヶ月80時間超の時間外労働を「過労死ライン」としており、16時間勤務が常態化すると健康リスクが高まり、労災認定の対象になる可能性があります。
🏥介護業界の「変形労働時間制」の可能性
介護業界では、特例的に「1ヶ月単位の変形労働時間制」が採用されている場合があります。この制度では、1日8時間を超える勤務も認められることがありますが、1日16時間勤務が許されるわけではありません。
🚨結論
👉ブラック労働の可能性があるため、求人内容の詳細(36協定の有無、変形労働時間制の適用など)を確認した方が良いでしょう。
昔勤めていた会社で、ある年からストレスチェックが開始された。
皆が36協定をはるかに超える労働をしていた私の課は全員結果が悪く、高ストレス職場と判定された。
高ストレス職場と判定された課の課長は何かしらの措置を講じる必要があり、課長が思いついた措置が毎月飲み会を開催してコミュニケーションを活発にすることだった。
当然、飲み会の店選びから会費の傾斜の設定、飲み会翌日の会費の回収は一番下っ端であった私の仕事だったし、店選ぶのも会費の傾斜を設定するのもいちいち課長のお伺いを立てる必要があったため、余計な仕事が増えて労働時間は余計増えた。
義務でしかない飲み会を一年続けて翌年のストレスチェックの際、課長以外の課員が集まり、「これでストレスチェックの結果がよくなっていないとさらに飲み会を増やされることになりかねない、皆ストレスが低く出るように回答しよう」と合意した。
当然、ストレスチェックの結果は急激に改善されたが、月に一回の飲み会開催がストレス職場改善の好事例となってしまい、全社的に横展開されてしまって申し訳ないと思っている。
社内ネットワークはどうやって構築したんだろう 業者に頼んだのかな、それとも意外に個人レベルの機器なのかな
ネットのセキュリティとかどんな対策してるんだろう どんなソフト入ってるんだろう
就業時間は何時から何時までなのかな 週40時間に収まってるのかな 残業はどのくらいなのかな 36協定はどう出してるのかな
就業規則はどんな中身なんだろう 誰が作ってるのかな どのぐらいの厚みでどのくらい更新してるのかな
出勤退勤の時間管理はどうやってるんだろうなぁ どこの会社のシステム使ってるのかな
社用車の管理ってどうしてるのかな 予約システムとかあるのかな それともノートに手書きしたりするのかな 給油とか掃除はどうしてるのかな
顧客管理ってどうしてるんだろう 請求書発行システムとか何使ってるんだろう 請求書どうやって送ってるんだろう
給与計算とかどうしてるのかな 従業員の給与振込口座とか統一できてるのかな 手数料どのくらい許容してるのかな
でもそれ以外なら割とあるなぁって思いました
法務のコンプライアンス窓口担当やると「そうはならんやろ」っていう、なんやかんやお育ちがいい増田民が驚く事件とか入ってくるからな
痴漢で捕まったとか、窃盗で捕まったとか、人を殴ったとか、同僚をストーキングしたとか、データ売り飛ばしたとか、失踪したとか、ほかにもいろいろ
これは人間の本質って上っ面の環境では変わらないからだと思っているよ
DQNな環境で育つからDQNになるんじゃなくて、DQNは生まれつきDQNなんだよ。いい大学出てようが、見た目は地味で真面目風だろうが、クズはクズ
どこぞのメガバンクの人だって、競馬やFXで有金とかしてたろ?
あそこまでのレベルじゃなくても、まさかのコーポレートカード審査通らない逸材とか、犯歴あってビザが通らない逸材とか、社割で買ったアイテムを横流しする輩とか、ゴロゴロおるからな
親がすべき教育って、生まれつきヤベー性質を持ったヤツが、犯罪者になったり社会からドロップアウトしないように、導くことなんだね。ほかは全部おまけだよ
報酬に関しては、世の中平等になってほしいって思いました。みんな将来の不安なく些細な贅沢が出来ますように
あと、物理的に膝や腰を壊す職業は、転職した方が良いかもしれない
本来だったら、頑張っている人が自身の健康のために転職を強いられるとかではなく、壊さないくらいの仕事量であるべきなんだけどな・・・
残業については、業界選びと社内での立ち回りの問題で、学歴も年収も関係ないかもしれない
偉い人が無限にいる純ジャパの大企業や案件、実質的にクビがある外資ベンダー、これらでそこそこ高給を得ようとしたら、
残業って確か申請制だったりマイナス評価でしたよね?PC起動時間計測してるのに労働の過小申請とは?36協定とは?っていう世界線に突入する
自分の裁量でゴリゴリやれるベンチャーや中小なら、自分だけの力でノー残業達成も難しくないけど、基本的にあんま給与良くないよね・・・
早速こういう闇深トラバが来るしな。無期転換といいマジ目的がわからんわ
なお、裁量労働制を導入する場合でも、みなし労働時間が1日8時間の法定労働時間を超える場合には、36協定を結ぶ必要があります
横だけど俺は裁量労働制なので残業時間とかそもそもカウントしてもいないわ。
ざっくり会社出るのだいたいいつも20~21時で、夜中や土日も家で作業したりするから厳密に言えば月100時間くらいはデフォルトで残業してる計算になりそう。
毎日ではなく連日だそうです。ここで思いつきで毎日に修正しても36協定ってご存知?ですし、
管理職になった人の残業がヤバすぎて「残業代で稼げるのでは」って言ったら「管理職だから残業代出ないよ」と言われた
勤め人なのにマジかよと思ったら
「管理職は部下に仕事をさせることで仕事量を調整することができるから、基本的に残業は好きでやってることになってる」
とのこと
そういえば昭和の管理職のメリットって、ジャイアンできることと仕事しなくていいことじゃなかった?
令和でジャイアンしたらパワハラで通報窓口行きだけど、仕事丸投げは令和でも合法だよね???
・仕事しなくていい
・お金もらえる
ってことだね!
ただまぁ現実、うちの会社では上も下も取引先も色々やからしたせいでルールうるさくて、ちょっとのことでも申請が必要で管理職の確認が必要、権限の都合で平社員に任せられない仕事、インサイダーにつながる可能性あるから任せられない仕事、あと裁量権ある人が参加しないと意味ない会議とか、他部署からの無茶振り会議とか、上から下に情報伝達するための会議とかあるので、実際仕事しなくていいって訳にいかないよね
そもそも他部署から生産される仕事量のコントロールできないし、仕事任せるにしてもリソース限界あるし、新リソースの追加ないし、残業しない方法がない
実質定額働かせ放題なので時給換算すると最低賃金割るし、人間であることに代わりないのに管理職になった時点で36協定の範囲外というのも謎すぎる
いや過労で死ぬ
メリットが実質嘘でデメリット(今まで特に書いてないけどそれぞれでお察しください)が維持のままなのは余りに雇用側に都合が良すぎるね
やっぱ管理職になんかなりたくねーわ
もー円安やばいとか後進国だとここ数日いい話が全くないし、絶望することばかり。
「なんでこんなに働いてるのに」ってみんな思ってるんじゃないの。自分の周りの仕事を見てるとここ15年であきらかに「手数が増えている」気がする。無償の。広報みたいなPRの人たちは外注すればいいのにそのお金がないから「自分たちでSNSに投稿する」とか、他の部署や他社を説得するために余計な(これはほんとに余計な。最後の目的のためにじゃなくて誰かがどこかで「安心」するためだけの)書類が増えたり。
生活で言うところの「見えない家事」みたいな仕事が増えてきてる気がしてて。「丁寧に」「細やかな」みたいな呪いをかけられてる日本国内の仕事は、そりゃ残業時間も多くなるよね。でも残業代もらわないと今の生活水準保てないよね。残業代マックスでもらった後サービス残業当たり前。その残業代も36協定みたいなやつで縛られて。
雑とか言われてもいいからさ、「最低限」で最適解を出したいよ。上司の「聞いてない」を解消するためだけに会議のための会議をやったり、資料をつくる、その丁寧さ、お金にならない細やかさがどんどん労働を蝕んでるんじゃないのかな。