Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


はてラボはてな匿名ダイアリー
ようこそ ゲスト さんログインユーザー登録

「教授会」を含む日記RSS

はてなキーワード:教授会とは

次の25件>

2025-12-02

anond:20251202105431

「除籍」というのは学校教育法記載義務付けられている「退学」と違って

大学が学則にそって定める制度なので意味することは大学によってまちまちです

東洋大学学則

https://www.toyo.ac.jp/assets/about/112730.pdf

第38 条 次に掲げる各号のいずれかに該当する者は、所定の手続を経て、除籍する。

(1)授業料その他の学費を所定の期日までに納入しない者

(2) 第20 条に規定する在学年数を超えた者

(3) 第35 条第2項に規定する休学期間を超えた者

(4) 新入生で指定された期限までに履修登録を行わないこと、その他本学において修学の意思がないと認められる者

(5)外国人留学生出入国管理及び難民認定法に定める「留学」の在留資格入国査証の発給が拒否された者

学生は、除籍されることにより、学生身分を失う。

3 第1項の規定(第2号及び第3号に掲げる者を除く。)により除籍された者が、再入学を願い出たときは、学

長は教授会意見を聴いて、これを許可することができる


東洋大学では学生自主的に申し出て大学を止めることを退学、その他の理由を除籍としています

場合によっては再入学可能ということなので在籍記録を消されるなんてことでもありません。

デマをばら撒くのはやめましょう

Permalink |記事への反応(0) | 11:01

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-09-30

「まともな会社」でもパワハラセクハラなんて放置だ。

https://anond.hatelabo.jp/20250928215116

正規ルートでいっても解決しないぞ。

 俺の経験した事案はこれだ:https://megalodon.jp/2021-1125-0748-19/https://anond.hatelabo.jp:443/20211124160544

 はてブへのコメント返しがこっちだ:https://anond.hatelabo.jp/20250926035805


ブコメ返し

>よく分からんけど、あらゆる会社パワハラセクハラ放置すると言ってる?まともな会社定義が緩すぎねえか?

 そうじゃなくて、言いたいのは「一見まともそうに見える組織でも、パワハラセクハラ放置する素地がある」。 「生物はズルをするように出来ている」というか。

 この動画が分かりやすい:YouTubeチャンネル「るーいのゆっくり科学」  【ゆっくり解説】なぜ悪人は生まれるのか?-ゲーム理論-」https://www.youtube.com/watch?v=5GphE31RQvY

 経営サイドからすると、パワハラセクハラ放置して利益を最大化した方がいい。だけど、放置しすぎると組織が荒廃する。今度は取り締まりを厳しくする。この行ったり来たりがあるので、どんな組織でもパワハラに甘くなる時期もあるし、厳しくなる時期もありうる。

 自分のいた業界医療業界特に大学病院では放置する傾向が強いね教授会医局専門医などのシステムが、独裁者を生む仕掛けになっている。

irukutukusan >まともな会社就職できる能力が無くて残念だったね。可哀そう

 どこをどう読んだらそう言う解釈になるの?

 

魚拓見たけど『愛知医局のお堅さは異常。江戸時代って感じ』とあるので増田勤務先はまともでなかったのでは/まぁ揉み消しはあるし正攻法馬鹿は大抵逆上するので、こっちが逃げた方がいいことは多いのは確か

 はい同意見です。

 そして、「医局制度」が独裁者を生む仕組みになってるんだよね。

>だから言わないでおく、となる理由わからん、どういう思考

 「だから言わないでおく」って書いてあった? どこだろう…探したけど分からなかった。ゴメン。

>大変だね。そうだよね生きてくのって大変だよね、うんうんわかるよ、がんばってね。

 ほいほい。

 これは慰めてくれてるのか、それとも…?

立場が上の者は好き勝手に振舞い、組織立場が上の者程守りがち。外部に訴えるのは組織の敵扱いで退職ありき。やられた側はどの道損。公務員とか警察とか自衛隊でもそれ。外資の方がマシ。泣き寝入りはまだ多い

 馬鹿正直に法令遵守してたら成果は出ないからねぇ。どうしてもパワハラも発生してしまう。現状のシステムでは、医療関係は基本そうでしょう。リソース不足すぎる。

パワハラ上司幹部候補だったりすると、揉み消されるのがデフォ

 それもそう。そして法令違反を行わないと成果が出ないくらリソースが足りない。

 パワハラ含め違反放置管理責任教授などの管理者管理責任を問われたくない。全てをもみ消す蓋然性が高い。


増田コメント返し

ハラスメントから保護してもらえるのはそいつコストを割くに見合う価値がある時だけだ いてもいなくても変わらないような無能なら当然見限られる 守るメリットがない 時間無駄

 俺は無脳とは思われていない。退職FB投稿したら、アメリカトップ大学教授から先生だったらいつでも welcome だよ」ってメッセージが来た(トップ大学大学ランキングノーベル賞受賞者数など基準)。40歳までに日本国学会と海外学会で招待講演を10回以上、教科書執筆・監修、国際学会の委員日本学会評議員日本最大の勉強会世話人(毎月開催、毎回100人以上参加、医師限定)などしていた。忘年会で「今年1年、医局員で一番頑張ったで賞」を頂いたこともあった。学会賞も複数貰った。節制投資40歳時点ですでにFIRE水準。今はリモート医療に携わってるけど、管理会社からは「評判がいいですよ」って何度かご連絡頂く。本当はご指名はやってないんだが、クライアントから指名依頼もあるらしい。ビズリーチ登録したら世界企業からたくさん(>10オファー来た。今も時々来る。

 今回の件、俺が名大に来てあまりにも周りとなじむのが早く、うまくいっているように見えたためサイコパスが俺に嫉妬したっていうのが医局長の意見(録音あり)。

 こんなことは自分から言うものではない。過去投稿にも書いてないでしょ。「無能から守られなかった」可能性をきちんと排除するために書いた。

>(法的に許されているとしても)組織に弓引いても従前どおり中で上手くやっていけるなどと考えるのは喧嘩が下手な人間のやり方。訴えるなら今後の身の振り方を固めた上で所属していた組織絶対落とし前を付けさせるという覚悟で臨むのが筋、と有名な文筆家が言っていた

 無関係コメント。おれは弓は引いてないし喧嘩もしていない。落とし前も求めていない。ただ陰で悪口を言っているだけ。向こうがいじめてきたので、うつ診断書休職から退職。引き留められたけど辞めた。

>なんかもう追記の時点で会社にもめんどくさいやつって思われてたんだろうなってのが伝わるよね

 めんどくさいのはそうだよ。(明らかにめんどくさい人間なのに)引き留められたし、辞めた直後はアメリカ日本大学(旧七帝大含め)いくつかから声はかけていただいたのはどういうことでしょうか?


R>g!!!

 投資が俺を守ってくれた。

 みんな投資しよう。eMaxis slimオルカンで良い。

 節制し、余った金は fullbet だ。

 余った時間自己投資だ。

Permalink |記事への反応(2) | 07:06

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-07-02

除籍で在籍記録は抹消されない

なんか「除籍」っていうと過去に遡って入学事実から大学在籍記録、単位取得記録まで存在すべて抹消みたいな大袈裟認識してる奴が多いらしい。

そんな処分の仕方は普通されないという事実確認していく。

まずは東京大学の学則から

東京大学学部通則

(退学命令)

24学生が次の各号の1に該当するときは、学部長は、総長の認可を得て、退学を命ずることができる。

(1) 長期にわたり欠席し、又は成業の見込みがないと認められたとき

(2)授業料の納付を怠り、督促してもなお納付しなかったとき

(3)行方不明の届出のあったとき

(除籍)

24条の2東京大学学位規則17条の規定により学位の授与を取り消された者は、除籍とする。なお、既に 納めた検定料、入学料、授業料その他については、いかなるもの返還しない。

https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400251278.pdf

東京大学学位規則

(学位授与の取消し)

17条 学位を授与された者が、不正方法により学位の授与を受けた事実が判明したときは、総長は、学部教授会又は教育会議の議を経て、学位の授与を取り消し、学位記を返還させる。

2 学部教授会又は教育会議において前項の議決をするには、教授会構成員又は委員全員の3分の2以上の出席を必要とし、かつ、その出席者の4分の3以上の賛成がなければならない。第12条第2項ただし書の規定は、この場合に準用する。

3 総長は、第1項に基づいて修士学位博士学位又は専門職学位の授与を取り消したときは、その旨を公表する。

https://www.u-tokyo.ac.jp/gen01/reiki_int/reiki_honbun/au07403541.html

東大場合そもそも「除籍」という処分不正学位を得たような場合のみ。他大学で除籍されうるような長期欠席や学費未納などでも「退学命令」が出るだけ。

除籍ではなく退学なのだから記録抹消されちゃうかも〜なんて余地が一切ない。わかりやすくてよい。

次に法政大学

内容除籍日当該年度の成績について
春学期除籍4月1日すべて認定されません
秋学期除籍9月16日春学期科目の成績のみ認定されます
在学年満期除籍3月31日すべての成績が認定されます

除籍日によって上記のとおり認定される成績に違いがあります

https://www.hosei.ac.jp/campuslife/guide/shinsei/joseki/gakubu/

除籍の場合でも除籍される前期、前年度までの単位認定されると明記。わかりやすくてよい。

次に東京薬科大学

23条 次の各号のいずれかに該当する者については、教授会の議を経て学長がこれを除籍する。

(1)薬学部においては、在学12年並びに生命科学部においては、在学8年に及んで卒業認定を 受けられない者。ただし、休学期間は算入しない。

(2) 第21条第2項に規定されている休学期間をこえた者

(3)学費(授業料及び施設費等)又は在籍料の納付を怠り、催告を受けてから30日以内に納入しない者

(4)病気その他の理由により、成業の見込みがないと認められる者

(5) 死亡届のあった者

(6) 第57条に定める進級できない者

2 除籍を受けた者の学籍は学籍簿から抹消しない。

3学費未納による除籍については、学費を納入した学期に取得した単位は認める。ただし、学費 を納入しない学期にまたがる通年の単位は認めない。

4 在学年数制限による除籍及び進級できない者の除籍については、在学期間中に取得した単位は 認める。

除籍の場合でも学籍簿からは抹消せず、在学中の取得単位は認めると明記。わかりやすくてよい。

え、学籍簿から取り除かれるのが除籍じゃないの?そもそも学籍簿って何?という話。

学籍、学籍簿とは早い話が指導要録という記録で残る個人情報入学退学卒業などの経歴、取得単位成績などのことだ。

学校教育法施行規則

二十八条 学校において備えなければならない表簿は、概ね次のとおりとする。


一 学校関係のある法令


二 学則、日課表、教科用図書配当表、学校医執務記録簿、学校歯科医執務記録簿、学校薬剤師執務記録簿及び学校日誌


三 職員の名簿、履歴書、出勤簿並びに担任学級、担任の教科又は科目及び時間

四 指導要録、その写し及び抄本並びに出席簿及び健康診断に関する表簿

五 入学者の選抜及び成績考査に関する表簿


六 資産原簿、出納簿及び経費の予算決算についての帳簿並びに図書機械器具、標本、模型等の教具の目録

七  往復文書処理簿

2 前項の表簿(第二十四条第二項の抄本又は写しを除く。)は、別に定めるもののほか、五年間保存しなければならない。ただし、指導要録及びその写しのうち入学卒業等の学籍に関する記録については、その保存期間は、二十年間とする。

https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/101/shiryo/attach/1343820.htm

その指導要録(=学籍)に関する記録は最低20年間保存されることになっている。就職転職、他学校への編入学転学、資格試験受験免除要件など、卒業中退・除籍に関わらず大学での取得単位や在籍年数という記録は人生においてさまざまな段階で使用される。

そのような法的重要情報を「お前長期欠席したから、学費滞納したか過去に遡って抹消な」など大学側の勝手な都合で消してよいわけがない。

除籍は学籍簿に「除籍されたという記録が残る」「在籍者の名簿から消える」程度の話。卒業中退でも在籍者の名簿からは同じように消える。

除籍された場合でも「除籍証明書」などが発行できるし、大学によっては「復籍」制度もあるのだから当然である

Permalink |記事への反応(1) | 21:20

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-06-13

日本学術会議

学術会議が何なのか、皆わからないままに叩いていると思うのでちょっとまとめてみます

本来学術会議の役目は

 

 

の主に二つだと思います

前者は国際的研究拠点設立や、大予算の国際研究について要望を出すのですが最近はあまり話を聞きません

(後に詳細を述べます

  

後者政府要望に従い専門家を集めて議論し回答します。

例えばALPS処理水についての回答はこちらです:

https://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/bunya/souko/26/pdf/kankyoeikyo-yoshi2602.pdf

 

その他の回答:

 

歴史を見てみよう

https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/division-3.html#1

 

学術会議戦後間もない頃、焼け野原日本で始まりました

1950年

1949-10-12大学学術機関の人事及び大学教授会権限について

1949-10-12人事院規則14-7の適用について

1949-10-12醗酵工業に関する試験研究機関のあり方について

1949-10-12 抄録に関する事業の強化について

1949-10-12ユニオンカタログについて

1949-09-06団体等規正令について

1949-08-04昭和25年度の各省所管の研究予算本会議諮問することについて

1949-03-02大学法案について

1949-02-09大学法案についての諮問要請について

 

 

まずは大学を設置するところからまりました。年度にも注目してください。1年間に大量の議題があるのが見て取れます

一部を抜粋してみましょう:

 

本会議災害を受けた学術研究機関の十分な修復が速やかに行われることを希望する。地方自治体その他の災害復旧につき、国庫補助を行うにあたって学術研究機関施設が軽んじられることのないよう政府において特に留意し、かつ注意を促すよう希望する

 

生々しい戦後風景です。

 

 

1960年代

60年代に入ると研究所の設立や、大型予算研究要請が目立つようになってきます

1967-11-06人間行動研究所(仮称)の設立について 第49回総会

1967-11-02 基礎育種学研究所(仮称)の設立について 第49回総会

1967-05-20私立大学に対する研究体制確立のための助成の拡大について(1)

私立大学に対する研究体制確立のための助成の拡大について(2)

私立大学に対する研究体制確立のための助成の拡大について(3) 第48回総会

1967-05-20総合地誌研究所(仮称)の設立について 第48回総会

1967-05-19微生物センター(仮称)の設立について(1)

微生物センター(仮称)の設立について(2) 第48回総会

1967-05-16原子力科学研究について 第48回総会

1967-05-15結晶学研究所(仮称)の設立について 第48回総会

1967-05-13大学学生に対する奨学金制度改善について 第48回総会

1967-05-10地球大気開発計画実施について 第48回総会

1966-12-15国語国文学研究資料センター仮称)の設置について 第47回総会

1966-11-19 古生物研究所(仮称)の設立について 第47回総会

1966-11-10科学者の研究調査旅費(学会研究旅費を含む)の大幅引上げについて 第47回総会

1966-05-23研究生物系統株保存利用機構の整備について 第46回総会

1966-05-23生物研究所(仮称)並びに生物科学研究交流センター(仮称)の設立について 第46回総会

1965-12-20情報科学に関する研究機関設立について 第44回総会

1965-12-16科学研究計画第1次5ケ年計画について

科学研究計画第1次5ケ年計画について(2)

1965-12-13産業安全衛生に関する諸研究の拡充強化について

 

この辺りピンとくる名前も多そうですね。

現代につながる国際的研究拠点がこの時代に築かれていきました。

 

 

そして現代

https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/division-3.html#6

リンク先を見てもらった方が早いのですが、2009年から2024年まで全ての議題をコピペします:

2023-04-18勧告日本学術会議のあり方の見直しについて

2010-08-25総合的な科学技術政策確立による科学技術研究の持続的振興に向けて(勧告

 

これで全部です。15 年間で 2 件。

日本が豊かになり国際的研究拠点も充実した結果、勧告するものがなくなっちゃった感じですね。(みなさん自分の目で確認してください)

 

個人的感想

個人的な印象を述べると日本学術会議PTAみたいなものだと思います

役目を終え存在意義が分からなくなりつつある

みんなやりたくない。手弁当ボランティア

既得権益が〜というのはデマだと思います

PTAは嫌いだけど校長が口出ししてくると立場上困る・・・といったところではないでしょうか

 

余談

ちなみにたまに燃えているのは「声明」です

https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/division-2.html

 

特に問題になったのは

2017-03-24軍事的安全保障研究に関する声明

です。政府ではなく研究者に対する要請。知らない間に一部の人たちが決めてしまたこと、そもそもどんな権限があって学術会議がそんなことをいうのかとだいぶ揉めていました。理系人間学術会議を嫌う人が多いのは主にこの声明文のせいです。

 

とりあえずこんなかんじです

 

Permalink |記事への反応(1) | 11:03

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-05-12

今度は二松学舎大っすか

教授会講師側なので大学側は厳しいんじゃなぁ〜い?

Permalink |記事への反応(0) | 08:21

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-05-08

anond:20250508181827

国立大学大学院通ってるけど、教授普通にテレワーク研究室には月2回くらいしか来ないぞ

教授会もいまだにオンライン開催してる

Permalink |記事への反応(1) | 18:26

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-03-29

ガチムチのマジモンのカスやなこいつ。

https://www.47news.jp/12371770.html

日本にぜひって意見あるけれども日本には来ないよ。日本アカデミアの給料は安すぎるし日本語の壁があるし仮に入っても雑用多すぎて研究できないから……

https://b.hatena.ne.jp/entry/4768205705400388033/comment/omochix

文科省からリストラ求められた時に

雑用をこなす間接部門から切っていこうぜ!

って決めたのはアカデミアの教授連。

自分らが教授会でコピー取り(マジでそう言う奴がいた)削っておいて「なんで俺がこんな仕事を!!」ってほざく痴呆症の群れがアカデミアよ。

Permalink |記事への反応(1) | 01:36

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-10-03

大学教員採用過程の一例

忘れそうなので,参考になる人もいるかもしれない。分野は社会科学系。ポスドクテニュア公募に出した。

1.書類を出す(〆切日をX日とする)

2.面接連絡(事務からメール)(X日の約1ヶ月後)

3.面接(連絡の2週間後; X日の1.5ヶ月後)

4.内々定連絡(教員から電話)(面接の約1ヶ月後; X日の約3ヶ月後)

内々定あくまでも人事委員会が最終候補としただけで,教授会での議決はその後だった(教授会で決まればほぼ覆らない)。

採用される場合面接後すぐ連絡がくるという話をよく見るが,振り返ると,それぞれの結果通知まではけっこう長かった気がする。

Permalink |記事への反応(0) | 16:05

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-09-30

 ふと目を上げると、左手の丘の上に女が二人立っている。女のすぐ下が池で、向こう側が高い崖の木立で、その後がはでな赤煉瓦ゴシック風の建築である。そうして落ちかかった日が、すべての向こうから横に光をとおしてくる。女はこの夕日に向いて立っていた。三四郎のしゃがんでいる低い陰から見ると丘の上はたいへん明るい。女の一人はまぼしいとみえて、団扇を額のところにかざしている。顔はよくわからない。けれども着物の色、帯の色はあざやかにわかった。白い足袋の色も目についた。鼻緒の色はとにかく草履はいていることもわかった。もう一人はまっしろである。これは団扇もなにも持っていない。ただ額に少し皺を寄せて、向こう岸からいかぶさりそうに、高く池の面に枝を伸ばした古木の奥をながめていた。団扇を持った女は少し前へ出ている。白いほうは一足土堤の縁からさがっている。三四郎が見ると、二人の姿が筋かいに見える。  この時三四郎の受けた感じはただきれいな色彩だということであった。けれどもいなか者だから、この色彩がどういうふうにきれいなのだか、口にも言えず、筆にも書けない。ただ白いほうが看護婦だと思ったばかりである。  三四郎はまたみとれていた。すると白いほうが動きだした。用事のあるような動き方ではなかった。自分の足がいつのまにか動いたというふうであった。見ると団扇を持った女もいつのまにかまた動いている。二人は申し合わせたように用のない歩き方をして、坂を降りて来る。三四郎はやっぱり見ていた。  坂の下に石橋がある。渡らなければまっすぐに理科大学の方へ出る。渡れば水ぎわを伝ってこっちへ来る。二人は石橋を渡った。  団扇はもうかざしていない。左の手に白い小さな花を持って、それをかぎながら来る。かぎながら、鼻の下にあてがった花を見ながら、歩くので、目は伏せている。それで三四郎から一間ばかりの所へ来てひょいととまった。 「これはなんでしょう」と言って、仰向いた。頭の上には大きな椎の木が、日の目のもらないほど厚い葉を茂らして、丸い形に、水ぎわまで張り出していた。 「これは椎」と看護婦が言った。まるで子供に物を教えるようであった。 「そう。実はなっていないの」と言いながら、仰向いた顔をもとへもどす、その拍子に三四郎を一目見た。三四郎はたしかに女の黒目の動く刹那意識した。その時色彩の感じはことごとく消えて、なんともいえぬある物に出会った。そのある物は汽車の女に「あなたは度胸のないかたですね」と言われた時の感じとどこか似通っている。三四郎は恐ろしくなった。  二人の女は三四郎の前を通り過ぎる。若いほうが今までかいでいた白い花を三四郎の前へ落として行った。三四郎は二人の後姿をじっと見つめていた。看護婦は先へ行く。若いほうがあとから行く。はなやかな色のなかに、白い薄を染め抜いた帯が見える。頭にもまっ白な薔薇を一つさしている。その薔薇が椎の木陰の下の、黒い髪のなかできわだって光っていた。  三四郎ぼんやりしていた。やがて、小さな声で「矛盾だ」と言った。大学空気とあの女が矛盾なのだか、あの色彩とあの目つきが矛盾なのだか、あの女を見て汽車の女を思い出したのが矛盾なのだか、それとも未来に対する自分方針が二道に矛盾しているのか、または非常にうれしいものに対して恐れをいだくところが矛盾しているのか、――このいなか出の青年には、すべてわからなかった。ただなんだか矛盾であった。  三四郎は女の落として行った花を拾った。そうしてかいでみた。けれどもべつだんのにおいもなかった。三四郎はこの花を池の中へ投げ込んだ。花は浮いている。すると突然向こうで自分の名を呼んだ者がある。  三四郎は花から目を放した。見ると野々宮君が石橋の向こうに長く立っている。 「君まだいたんですか」と言う。三四郎は答をするまえに、立ってのそのそ歩いて行った。石橋の上まで来て、 「ええ」と言った。なんとなくまが抜けている。けれども野々宮君は、少しも驚かない。 「涼しいですか」と聞いた。三四郎はまた、 「ええ」と言った。  野々宮君はしばらく池の水をながめていたが、右の手をポケットへ入れて何か捜しだした。ポケットから半分封筒がはみ出している。その上に書いてある字が女の手跡らしい。野々宮君は思う物を捜しあてなかったとみえて、もとのとおりの手を出してぶらりと下げた。そうして、こう言った。 「きょうは少し装置が狂ったので晩の実験はやめだ。これから本郷の方を散歩して帰ろうと思うが、君どうです、いっしょに歩きませんか」  三四郎は快く応じた。二人で坂を上がって、丘の上へ出た。野々宮君はさっき女の立っていたあたりでちょっととまって、向こうの青い木立のあいから見える赤い建物と、崖の高いわりに、水の落ちた池をいちめんに見渡して、 「ちょっといい景色でしょう。あの建築の角度のところだけが少し出ている。木のあいから。ね。いいでしょう。君気がついていますか。あの建物はなかなかうまくできていますよ。工科もよくできてるがこのほうがうまいですね」  三四郎は野々宮君の鑑賞力に少々驚いた。実をいうと自分にはどっちがいいかまるでわからないのである。そこで今度は三四郎のほうが、はあ、はあと言い出した。 「それから、この木と水の感じがね。――たいしたものじゃないが、なにしろ東京のまん中にあるんだから――静かでしょう。こういう所でないと学問をやるにはいけませんね。近ごろは東京があまりかましくなりすぎて困る。これが御殿」と歩きだしながら、左手建物をさしてみせる。「教授会をやる所です。うむなに、ぼくなんか出ないでいいのです。ぼくは穴倉生活をやっていればすむのです。近ごろの学問は非常な勢いで動いているので、少しゆだんすると、すぐ取り残されてしまう。人が見ると穴倉の中で冗談をしているようだが、これでもやっている当人の頭の中は劇烈に働いているんですよ。電車よりよっぽど激しく働いているかもしれない。だから夏でも旅行をするのが惜しくってね」と言いながら仰向いて大きな空を見た。空にはもう日の光が乏しい。  青い空の静まり返った、上皮に白い薄雲が刷毛先でかき払ったあとのように、筋かいに長く浮いている。 「あれを知ってますか」と言う。三四郎は仰いで半透明の雲を見た。 「あれは、みんな雪の粉ですよ。こうやって下から見ると、ちっとも動いていない。しかしあれで地上に起こる颶風以上の速力で動いているんですよ。――君ラスキンを読みましたか」  三四郎憮然として読まないと答えた。野々宮君はただ 「そうですか」と言ったばかりである。しばらくしてから、 「この空を写生したらおもしろいですね。――原口にでも話してやろうかしら」と言った。三四郎はむろん原口という画工の名前を知らなかった。  二人はベルツの銅像の前から枳殻寺の横を電車の通りへ出た。銅像の前で、この銅像はどうですかと聞かれて三四郎はまた弱った。表はたいへんにぎやかである電車がしきりなしに通る。 「君電車はうるさくはないですか」とまた聞かれた。三四郎はうるさいよりすさまじいくらいである。しかしただ「ええ」と答えておいた。すると野々宮君は「ぼくもうるさい」と言った。しかしいっこううるさいようにもみえなかった。 「ぼくは車掌に教わらないと、一人で乗換えが自由にできない。この二、三年むやみにふえたのでね。便利になってかえって困る。ぼくの学問と同じことだ」と言って笑った。  学期の始まりぎわなので新しい高等学校帽子かぶった生徒がだいぶ通る。野々宮君は愉快そうに、この連中を見ている。 「だいぶ新しいのが来ましたね」と言う。「若い人は活気があっていい。ときに君はいくつですか」と聞いた。三四郎は宿帳へ書いたとおりを答えた。すると、 「それじゃぼくより七つばかり若い。七年もあると、人間はたいていの事ができる。しかし月日はたちやすものでね。七年ぐらいじきですよ」と言う。どっちが本当なんだか、三四郎にはわからなかった。  四角近くへ来ると左右に本屋雑誌屋がたくさんある。そのうちの二、三軒には人が黒山のようにたかっている、そうして雑誌を読んでいる。そうして買わずに行ってしまう。野々宮君は、 「みんなずるいなあ」と言って笑っている。もっと当人もちょいと太陽をあけてみた。  四角へ出ると、左手こちら側に西洋小間物屋があって、向こう側に日本小間物屋がある。そのあいだを電車がぐるっと曲がって、非常な勢いで通る。ベルちんちんちんちんいう。渡りにくいほど雑踏する。野々宮君は、向こうの小間物屋をさして、 「あすこでちょいと買物をしまからね」と言って、ちりんちりんと鳴るあいだを駆け抜けた。三四郎もくっついて、向こうへ渡った。野々宮君はさっそく店へはいった。表に待っていた三四郎が、気がついて見ると、店先のガラス張りの棚に櫛だの花簪だのが並べてある。三四郎は妙に思った。野々宮君が何を買っているのかしらと、不審を起こして、店の中へはいってみると、蝉の羽根のようなリボンをぶら下げて、 「どうですか」と聞かれた。三四郎はこの時自分も何か買って、鮎のお礼に三輪田のお光さんに送ってやろうかと思った。けれどもお光さんが、それをもらって、鮎のお礼と思わずに、きっとなんだかんだと手前がっての理屈をつけるに違いないと考えたからやめにした。  それから真砂町で野々宮君に西洋料理のごちそうになった。野々宮君の話では本郷いちばんうまい家だそうだ。けれども三四郎にはただ西洋料理の味がするだけであった。しかし食べることはみんな食べた。  西洋料理屋の前で野々宮君に別れて、追分に帰るところを丁寧にもとの四角まで出て、左へ折れた。下駄を買おうと思って、下駄屋をのぞきこんだら、白熱ガスの下に、まっ白に塗り立てた娘が、石膏の化物のようにすわっていたので、急にいやになってやめた。それから家へ帰るあいだ、大学の池の縁で会った女の、顔の色ばかり考えていた。――その色は薄く餅をこがしたような狐色であった。そうして肌理が非常に細かであった。三四郎は、女の色は、どうしてもあれでなくってはだめだと断定した。

anond:20240930171536

Permalink |記事への反応(1) | 17:33

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-05-26

東大学費が上がるらしいけど、総長の言っていることがさっぱりわからない

【学費問題】東大 年間授業料2割増し検討 来年度より適用の可能性 教授会で議論 - 東大新聞オンライン

深夜に。

東大学費が上がるらしい。増田東大から大学院文系)に内部進学をしようとぼんやり考えてはいたけど、年間64万払って自殺による人生中退オプションを購入するのは冷静に考えたらばからしくなってきた。増田の専門分野(大学院に行かないんだからそう名乗る資格はないが)は、とにかく就職先がない。

アカデミアになんて残るもんじゃないことを、再確認できてよかった。アカデミアに心残りがあるとすれば、知的生産のための会話の愉悦にあるけど、それももう無理なんだと知った。

藤井輝夫総長は、Zoomウェビナーで学費値上げを学生と「対話」するらしい。ウェビナーって配信者が一方的に喋るだけで、コメント機能くらいはあるけど、「対話」ってのは無理なわけ。コメント読み上げられるためにスパチャに使う金があったら学費払うわ。

そもそも藤井総長就任したとき不正選挙疑惑があったはずなんだけど、ウヤムヤになったんだよね。

そっちの「対話」は済んだのかしら。

Permalink |記事への反応(0) | 01:57

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-03-04

anond:20240304012400

この、中国大学生入学間もなく盗撮事件を起こして退学させられた話にも通じるんですよね。

https://twitter.com/yoneharausako/status/1439211551274065927

よねはらうさこ

@yoneharausako

中国大学に進学したばかりの学生がたった1日で学校を去ることになった話

この人は、中国ビジネスやっているイラストレーターフェミニスト系の人士なんですが、冷静に考えれば事実確認教授会の開催、聴聞、不服申立等の手順を考えると、1日で退学というのは独裁国家ならではのことなわけです。

でも、フェミニストたちは手続き正義なんかクソ喰らえ性犯罪者人権には無いと言わんばかりの大絶賛だったんですよね。結局、惰弱自由に耐えられない連中が権威主義を求める「自由からの逃走」になっているんですよね。

Permalink |記事への反応(2) | 12:43

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2023-07-28

一橋大学商学部在学中、ストックホルムビジネススクール留学したこと北欧貴族北欧至上主義を知った。

真実を知ろう。

なぜ日本小学校では、卒業時には入学した時の半分の生徒しか生き残っていないのか?

なぜ亡くなった生徒の99%は小児がんで亡くなるのか?

元気になりそうな小児がん患者のもとに都合よく現れ、積極的にアービタックスを投与し、癌性腹膜炎や癌性肺炎を引き起こさせ死亡させる医師が全員「厚生労働省から出向している医師なのはなぜか?

なぜ20代若者の2人に1人が癌で死亡し30代を迎える前に亡くなるのか?

日本医療制度トラップである

誰でもちょっとした体調不良で気軽に病院に行ける。病院に行く。熱があれば抗生物質

でもそれは本当に抗生物質か?

赤児に予防接種が行われる。

それは本当に予防接種か?

全ての背後にいるのは、先進国有色人種を滅ぼしたい勢力

北欧至上主義スウェーデン貴族。そして白人至上主義イギリス貴族

彼らが設立した製薬会社スウェーデン貴族の財力と野望、イギリス貴族の財力と野望が結びついて設立された企業

それがアスト…

だめだ。これ以上は言えない。

一橋大学商学部卒業後、医学知識を身につけ全てを明らかにすべく神戸大学医学医学科に進学。

卒業後、初期研修に進まず基礎の道に進み日本で行われている予防接種や処方される薬剤の正体を突き止めた。それらによって何が起こるかも含め。

発表しようとした矢先、教授会に呼ばれ追放された。

教授たちの顔は明らかに怯えていた。

Permalink |記事への反応(3) | 15:35

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

立ち上がれ

大学在学中にスウェーデン留学したこときっかけでスウェーデン貴族による「有色人種絶滅計画」を知る。

一橋大学商学部卒業した後に神戸大学医学部医学科に進学。

初期臨床に進まず基礎に進み、予防接種で投与される薬剤、抗生物質抗がん剤などの成分とそれらによって何が起こるかを研究した。

発表しようとした矢先、教授会に呼ばれ、その場で追放が決定された。

教授たちの表情は明らかに怯えていた。スウェーデン貴族の怒りと不興を買うことがどれほど恐ろしいか、彼らは知っていたのだろう。

現在草の根有色人種絶滅計画危険性を訴える活動をしているが、ak5で武装した工作員たちに常に命を狙われている。

Permalink |記事への反応(0) | 13:55

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2023-03-20

anond:20230320085332

やっぱ結局は大学名なんだよな

研究主体の上位の大学はそこそこまともな審査してるわ東大とかなんてなんだかんだかなり厳しいしな 一部研究科はやらかしてるみたいだが

とはいえ規定に沿ってて教授会にあげてしまったらそこから審査で落とすというのが難しいのが実際のところ

代筆で学位取得するとかもあるし言い始めたらキリないけど

Permalink |記事への反応(0) | 08:57

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2022-12-15

社会人ドクター博士論文が酷い

毎回酷いんだけど今回見たのは群を抜いて酷かった

いやいやいや、できてないし

ちなみにαがβで解決できるのは誰でも思い付くんだけど、それがいか大事か、みたいなのを熱く論文に書いてある

100歩譲ってそれでもいいけど、元の課題は何も解決してない

おまけに被験者集めて評価した、ってあるんだけど被験者の数が15名ってふざけてんのか

お前んとこの部署社員集めただけじゃねーかよ

卒論修論でも突っ込み入れるわ

っていう酷い論文だったんだけど、これが公聴会審査会も教授会突破して博士号爆誕するってのが社会人ドクターの酷いところ

コースで上がってきた学生だったら絶対に通らないし公聴会ボコボコにされる

共同研究費用出して貰ってるからそのバーターで通してるのがバレバレだけど

どこの教授も似たような状況だから誰も何も言わないっていうね

大手企業博士号取得者に微妙人材ゴロゴロしてる理由は実はコレです

Permalink |記事への反応(1) | 14:55

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2022-12-13

印鑑無断使用ってバレないものなのかな?

一応犯罪だが、気になったことがあるので書く。

私は、修士課程のころ、指導教員印鑑勝手に買って使ったことがある。

他人印鑑勝手使用することは有印私文書偽造罪と立派な犯罪だが、なぜかバレなかった。

卒業からかなり経った今も全く何の追及もない。

しかしたら印鑑無断使用ってバレないものなのかな?

きっかけと経緯

その研究室は、専攻分野の中でも際立った研究をしており、かなりの実績を出していた。

担当教員もかなり力のある人物で、設備も充実していたことに魅力を感じた。

研究テーマも、他の学生と全く異なるものを任せてもらい、やりがいもあるだろうと思っていた。

そこで論文執筆国際学会発表をたくさんこなして博士課程まで進み、アカデミックに残りたいと思っていた。


だが、研究室に入ってすぐ、そんなことはできるわけがない現実に直面した。

まずコアタイムが厳しく、コアタイム外のゼミ会が毎週あったり、それ以外の時間暗黙の了解で残らせるところだった。

夏休み学部生が1カ月以上あるのに対しこちらは長くて1週間、春休みはなし。

書かれていないことは暗黙の了解に過ぎないと無視していたら、指導教員直々に「お前やる気なさすぎ」とまで言われた。

雑用当番や研究室行事も頻繁にあり、ただですら研究疲弊しているところに追い打ちをかけるようだった。

また、研究室が優秀ならメンバーも非常に優秀ですぐについていけなくなった。

そんな中、研究成果をうまく出せず、指導教員に叱責される毎日を送っていた。

指導教員は言うことが頻繁に二転三転するうえ、こちらの意見は全く聞き入れられず、ストレスが溜まっていった。

うまくいかない実験に関しこちらが改善案を出しても一切認めず、ただやり直せと言うのみでにっちもさっちもいかなくなった。

学生相談制度で別の教授と会ったときも「ここまで緩い研究室すら無理なら退学すべき。就職も今は人物重視だから問題ない」と言われた。

学内相談員も同様に、遠回しな言い方ではあったがやたらと退学を勧めてきた。もしかしてそういう校風だったのだろうか。

そしてある日、ついに限界を迎えてしまい、半ば喧嘩別れの形で研究室を飛び出してしまった。


その後は好きな講義を受講するなど学部生に準じる生活を送っていた。

ところで、私は学内で国際教養認定するプログラムに入っていた。

それは対象講義いくらか受講し、さら留学すると大学から認定証とともに国際教養お墨付きがもらえるというものだ。

もちろん国家資格とかじゃないからこれで食えるわけではない。ゆく先々話のネタにはなる程度だ。

そんな中、ふと留学プログラムのお知らせがメールで届いた。

ちょうどお金もたまっていたのでそれに応募しようと思った。


しかし、大学院生は何をするにも教授許可がいる。授業の履修だけでなく休学・退学ですら例外ではない。

もちろん留学にも指導教員許可必要で、願書には指導教員の記名押印をもらう必要がある。

しかしその時の私は指導教員と仲違いしており、のこのこと研究室に出て「ハンコ下さい」なんて言うわけにもいかなかった。

実際、これまでのことを謝罪しに行ったことはあるのだが、取り付く島もなく追い返された。

となるとどうにかして印鑑を押してもらったことにするしかない。

研究室へ行くとバレてしまう。ならば指導教員と同じ苗字印鑑を買って押すしかない。

ダメで元々店に赴くと、かなりメジャー苗字から簡単に入手できた。

指導教員名前Wordで印字し、買った印鑑を押したら問題なく受理された。

(後で知ったが「記名押印」は印鑑さえ押していれば氏名は印字やハンコでもOKだという。氏名も手書き必要なのは署名捺印」)

なんとなく犯罪意識はあったが、これしか選択肢はなかった。

申し込むとすぐに「学内選考合格。返済不要奨学金付きで先方に推薦するので応募手続きを進めるように」という返事が来た。

そのまま応募手続きを進めたところ、留学先による選考にも合格してしまった。

ちなみに、一番大変だったのは英文履歴書と志望理由書の作成だった。インターネットで調べて何とか出来たが。

留学担当部署合格を報告すると、選考だけでなく留学にあたり書く申請書にも指導教員印鑑必要だとわかった。

ここまできて引き返すわけにはいかないが、同じことをすればいいので良心の呵責はなかった。

なんでバレなかったんだろう?

こちらの行動がバレるきっかはいくつかあったが、追及は全くなかった。その原因を考えてみたい。

まず印鑑を使った段階についてだが、これは簡単だ。印鑑を買って押したところは目撃されていないのでわかるわけがない。

書類受理した側についても、建前上指導教員許可必要としているが、実際は印鑑の有無を事務的に見るだけだからだ。

銀行ではないのだから印鑑登録をしたり、その真正性の判定や所有者への確認はしない。

もし不備が見受けられるのなら書類を突き返して作り直しを命令するだけでよい。

受理された後も、書類関係する諸手続きしか用いない。つまり用が済んだら即時破棄が普通だ。


そこで一番バレる原因になりそうなのが教授会だ。

国際教養プログラム担当教員によると、プログラム修了認定の議題を教授会に出したという。

となると、配布資料または口頭で私の名前が出ており、それを指導教員認知しているはずなのだがなんの追及もなかった。

不思議に思ったので原因をいくつか考えてみた。

私としては、ありそうなのは順に③、①、②だと思う。

①国際教養プログラムの参加には指導教員許可不要と思っていた。

かに指導教員許可を要する物事は数多く存在するが、そうでないものも多い(証明書の発行、通学定期の購入など)。

従って、国際教養プログラム参加には指導教員許可不要と思っていた。

当然、私が無断でやったことにも気づいていない。

印鑑無断使用含め、私が不正行為に手を染めていたことに気づいていたが追求しなかった。

講座の受講や留学には指導教員許可として記名押印が必要である

指導教員許可などした覚えがないのに私が勝手に受講を始めてプログラム修了まで至っている。

となると、私が何らかの不正方法で事を進めたに違いない。

しかしながら、それを立証する証拠がない。留学の応募書類などを開示してもらうことはできるがこれでも立証は難しい。

(なお、卒業生については事務局学位単位の修得状況だけ保有し他は破棄するため、現在教員による立証は不可能)

私を呼び出して話を聞こうにもいくらでもすっとぼけられてしまう。教授会の開催も私の修了間近と追及する時間的余裕もない。

もし事前に立証できているなら、学科内のエライ教授に話をつけて懲戒処分に持っていけるはずである

とはいえ、私がこんなことをしていようとも指導教員自身研究室には何の実害もない。

それに、ヒエラルキーの非常に強いアカデミック世界だ、こんな不確かなことで騒ぐのはもったいない

下手に騒いだせいでお偉いさんに目をつけられるとキャリア台無しだ。

特に、私を大学から追い出さないといつまでも居座られる。ならば研究成果が不十分でも修了判定を出すしかない。

(一応、学生放置することで在籍可能期間を満了させて除籍に持ち込むことはできそうだが、問題になるのだろう)

そもそもこの話題に興味がない。

大学教員は如何に予算を取ってきて研究成果を出し出世するかが大事

こんなことどうでもいいし、私がやったことについて調べるのも面倒。

余談・その後

書類申請がうまくいったので留学へ出発。楽しい留学ができた。

帰国後は残りの単位を修得し、国際教養プログラム認定要件クリアした。

学内カウンセラーの方に仲裁してもらい、無事研究室にも戻れた。

研究室には指導教員とは別にもっとエライ教授がいたが、私が不在にしている間、何の前触れもなく退職した。

私以外のメンバーにも退職日や理由などを事前に知らされなかったそうだ。

そういえば私が研究室に入る前、その教授は「近い将来指導教員を独り立ちさせる」と言っていたので、それ絡みだろうか。


研究室に来なくても研究を進められるようになった。連絡は口頭でなくチャットソフトを使うことになった。

研究生活面、あらゆることでこちらを詰めてきたはずの指導教員対応事務的になった。

今までは研究報告でさんざん貶されていたところを、提出したらすぐに「よいと思います」と言われるようになった。

高圧的に命令してきたところが、丁寧語提案するような口調になった。

「どんなことよりも研究を優先せよ」だったのが、「やりたいことがあるならそちらを優先した方がよいです」と言うようにもなった。

ただ、「発言が二転三転する」と言われたのが心外だったのか、何度も「研究ですので変更もありえます」と言うようになった。

発表資料も何度も突き返されたところを、指導教員が大枠を作り、こちらはデータだけ書き加えればよいことになった。

雑用当番やゼミ会、研究室行事免除となり、学部生に準じる夏休みももらえた。


研究は順調に進み、要件もすべて満たし修了できた。

修士論文は序論として先行研究に続いて自分研究背景をまとめ、あとは研究報告書を要約していけば完成した。

その代わり、

・私の研究ポスターや発表実績を外部(研究室ホームページ研究棟の廊下など)に公開しない

卒業アルバムの撮影は私抜きで行う

・修了間近に私のデスクを片付けに行ったら、そこが荷物置き場になっていた(最も、研究室を飛び出す前からよくこうなっていたが)

など、私をいなかったことにしたいようだった。


学位記授与式を過ぎ離籍しても、就職先への出社日前日まで研究をさせるところだったが、私は修士論文を出した時点で解放された。

(本当はこれ、部外者研究従事させているので万が一のことがあった時を考えるとマズいことなのだが…)

結局、修士学位記と認定証、そして「修了おめでとうございますさようなら」とそっけない言葉をもらい大学から去った。

(なお、博士課程については、1年次後期の時点で指導教員直々に「テメーはダメだ」と言われたので断念していた)

何のつもりか研究室からの寄せ書きもくれた。数人はメッセージしか当たり障りのない内容だったけど。


一応研究ノートとかは返してないが、こちらも特にとがめなし。まぁ「門外不出にする価値もない」ってことなんだろうけど。

研究室感謝する義理もないので、研究室パソコン内のデータ研究実験ソフトなどを全消しするプログラムを仕組んでおいた。

バレにくくするため、研究室を去ってから数か月後に全消しプログラム作成してから消えるパッチファイルだけ入れておいた。

全消しプログラム生成からさらに数か月後、そのプログラム作動パソコンダメになるというわけだ。

今頃どうなっているか気になるが、今は部外者研究室とも仲が悪かったため覗きに行くことができないのが残念だ。


ところで、私が去った後の研究室や専攻の方針がどうなったのか気になるところである

私のような学生ニーズに最大限配慮した研究進路指導をするようになったのか。

研究室の都合を最優先できるか、志望理由書や面接確認するようになったのか。

単に私の一件は「例外」として忘れ去られ、今までと変わらない日常に戻ったのか。

Permalink |記事への反応(0) | 19:36

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2022-10-23

群馬大学医学部アカハラについて

群馬大学アカハラが文集で取り上げられているけど、OBとして個人的お気持ちをつらつら書きたいと思う。

自分学生時代に非医学部学生として服部教授の「性と死と家族倫理学」という授業を履修しており、また2016年アカハラを受けた学生とも顔見知りである

個人情報現在進行中の裁判にもある程度影響しそうな話も知っているので詳細は伏せながら書き連ねたい。

まず、非医学部学生から見えた服部先生は「気難しくて厳しいけど、面白い先生」という印象であった。

倫理学という観点から自分の中にあった(授業で取り上げられたテーマについての)価値観を切り崩され、また、再確認する機会となった。

あの経験があったことで、より視野が広がり、弱者ジェンダー問題について考えることが増えたように思う。

あと、授業中に正しいコンドームの付け方を教えてくれたのは結構役に立っている(セクハラのような雰囲気はなかった)

次に人から聞いた、医学部視点服部先生の印象であるが、概ね「『医療倫理』の授業に比べたら『性と死と家族倫理学』の授業の先生は相当優しい」という意見であった。

また、「医療倫理」の授業について、当時は「真面目に授業を聞いて、教授に噛みつかず、圧倒的量のレポートをこなせば単位はもらえる」という声が多数であったと思う。

噛みつく学生や変に拘りの強い学生、頭の硬い多浪生は単位を貰いずらく、また、生徒と先生対立すると授業が進まないから険悪なムードが漂うことがあったと言う話も聞いた。

ちなみに、「医療倫理」授業は医学部生だけでなく、医学系の院生も必修に入っているため履修していた友人がいたが、その人曰く「医学部学部生」以外にはゆるい評価である、とのことであった。

(個人的には「医療倫理」の授業では外部講師も招くことが多く、ジェンダー観点で生き証人のような研究者が招かれていたのでモグリをしたかった)

記事にもある通り、単位が降りるのが厳しいため、病院実習が始まるまで(群大医学部では病院実習が始まると卒業まで難なくこなせるという風潮があった)の各学年におけるマイルストーンとなっていた授業の一つだった。

いずれにしても、当時の服部先生賛否両論はあれど、個人的には一番もう一度授業を受けたい先生と思っていたので、どうしてこのようになってしまったのかという思いが強い。

あと、群大内で(学外に出ないものも含めて)やらかしが多いのは決まって医学部である(今回や前回のアカハラ、「私は学長です」事件論文不正、附属病院である腹腔鏡医療ミスなど)、という風潮があった。

そういった風潮は、(私が学生であった当時は)新入医学生が医学部教授会に自己紹介を兼ねた一発芸を披露する必要があり、女子医学生も含めて一部は裸踊りに近いもの披露することがある、と聞いていたので、

醸されていったのだろう。そのような「昭和雰囲気」が、医学部不祥事の温床となる風土を作り出しているのだと思う。

医学部大学としての稼ぎ頭であるのはわかるのだが、いちOBとしてちゃんとした風土改革必要だと思う。他学部の方では「医学部だけ県立福祉大と合併すればいい」、「医学部以外宇都宮大学合併すればいい」などといったジョークが出ることもあった。

そういったブラックジョークがなくなることを願う。

追記

自分の身を守るため、名誉毀損誹謗中傷にならないように、あえて肯定的なことと無難な伝聞や組織体制へのお気持ちしか書いていないから、擁護をするように読める文になってしまったけれど、書かれていない批判的なことが本当は知ってほしいことだってのは、読み取ってくれとは言わないけど、(立場を)理解してくれたら嬉しい。

群大の医学部は年齢差別が酷い、のような言説があるけど、むしろ医学部への再チャレンジが開かれたの大学だよ。

国立大医学部編入制度のあるところがまず少数な中で、弘前大の20名についで15名受け入れている。

私に良くしてくた医学部の先輩複数名も編入組で、年齢もバラバラだった。

年齢差別裁判以後は変わったんじゃないかと思う(裁判以前を知らないからそこは語れない)

一発芸の話は私もドン引きしたし、当時は医学部に未練が残っていたけど、そんな気持ち一気に吹き飛んだよね。

今でも医療現場人間関係の話聞く度に、医療職にならなくてよかったと思ってしまう。

ちなみに、私は授業中に(授業妨害にならないレベルで)噛み付いた側の学生だったけど、普通に(2ch文化のようなものではないちゃんとした)「論破」をしてくれたし、それによって下げられるようなこともなく良い成績で単位は貰えた。

からこそ、医学部とのギャップ困惑するんだよね。

Permalink |記事への反応(9) | 19:31

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2022-08-16

anond:20220816014148

ここは思い切って中退してみるのはどう?

中退した理由を聞けば教授会も動くかも。

Permalink |記事への反応(0) | 13:56

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2022-07-11

(追記あり)コクハラ女子大生の末路

最近悲しいニュースが多い増田キモ文章で上塗りするよごめんね。内容もぐちゃぐちゃだよ。

登場人物

私⇒大学先生発情してコクハラした元女子大生

大学先生、例の先生⇒一人のヤバい女子学生にコクハラされ4年くらい執着されたアラフィフ先生。かわいそう。

ゼミ教授⇒私を卒業させてくれたバカ怖いけど優しい教授

警備員のおじちゃん⇒親切


最近大学の近くに寄る機会があったことに加えて、ゼミ教授めっちゃ迷惑かけた割には挨拶に行ってないことを思い出す。

急遽お菓子を購入。その日は日曜日だったので、ゼミ教授はいないだろうけど、お菓子は扉に掛けておけばいいだろうと謎にポジティブ思考で向かう。

大学に到着する。すっかり校舎が新しくなっており、軽く迷う。

コクハラをした女子学生として不審者リストに載っているかもしれないので、念のため警備室へ挨拶へ行く。

出禁を言い渡されると思っていたけれど、警備員のおじちゃんが愛想よく迎えてくれた。

あろうことか、ゼミ担の先生お菓子を渡したいことを伝えると、新校舎の地図を見せてくれる。感謝

警備員のおじちゃんが教えてくれた通りに進むと、ゼミ教授研究室が見えた。電気は点いておらず誰もいないよう。

そらそうよ日曜日もの

なのに、なのに何故か例の先生研究室は明るい。日曜日なのに。思わず立ちすくんでしまった。

汗が止まらない。

早足でお世話になったゼミ教授研究室へ向かいお菓子を扉に掛けて帰る。

例の先生挨拶したい気持ちもあったけれど、教授会で「あいつ来ましたよ~」と取り上げられるか通報されると思ったので、何もせずに帰ることを選択

先生研究室から水を流す音が聞こえて、名残惜しくなる。学生大人気の先生だったかゼミ生が勉強に来ているのだろうな、と色々考える。

この時は先生本人を不快にさせたくない気持ちが勝つ。この思いやりを学生時代に身につけていれば。後悔先に立たず。

足早に階段下りる。誰もいない大学内、自販機前で立ち止まりクールダウン

本当は帰った方が良いのだけれども、如何せん心臓バクバク鳴りっぱなしだったので、一刻も早く休みたかった。

たった一人の恋愛が上手く行かないことは、人類史上数え切れないほどあった。

当たり前のことだと自分に言い聞かせる。

会いに行ける状況なのに、常識的にしない方がいいからできない、好意を伝えられないことが悲しかった。

今も好きなだけに。

先生告白した時に「3年ぐらいで収まるよ」と言われて「普通恋愛もそうだ」と言い返したけれど、(この時点でキチガイ

今ならその言葉意味が分かる。

教員に思いを寄せる学生なんて幾らでもいる。

教員職業柄、自分のようにおかし学生から言い寄られることも知っている。

そして立場学生から好意を受けることは出来ないことも分かる。

過去片想いにしがみついて、執着しているだけなのかもしれない。

振られた相手アプローチする根性がある訳でもなく、諦めらほど切り替えが早い人間ではないので、これからも引きずりながら生きていくのだと思う。

まあ、アイドル的に好きなくらいならキモいだけで手を出す訳じゃないから良いよね、とポジティブに考えていけたらいいなあ。

この増田先生自身が読んでくれたらいいのに。(でも時間もったいないし恥ずかしいか教授会で上げないでね先生。)

追記

具体的には⇒大学在学中に、先生に口頭告白告白メール送信anond:20210727232827 見てね!

Permalink |記事への反応(2) | 02:31

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2022-07-10

(追記あり)コクハラ女子大生の末路

最近悲しいニュースが多い増田キモ文章で上塗りするよごめんね。内容もぐちゃぐちゃだよ。

登場人物

私⇒大学先生発情してコクハラした元女子大生

大学先生、例の先生⇒一人のヤバい女子学生にコクハラされ4年くらい執着されたアラフィフ先生。かわいそう。

ゼミ教授⇒私を卒業させてくれたバカ怖いけど優しい教授

警備員のおじちゃん⇒親切

最近大学の近くに寄る機会があったことに加えて、ゼミ教授めっちゃ迷惑かけた割には挨拶に行ってないことを思い出す。

急遽お菓子を購入。その日は日曜日だったので、ゼミ教授はいないだろうけど、お菓子は扉に掛けておけばいいだろうと謎にポジティブ思考で向かう。

大学に到着する。すっかり校舎が新しくなっており、軽く迷う。

コクハラをした女子学生として不審者リストに載っているかもしれないので、念のため警備室へ挨拶へ行く。

出禁を言い渡されると思っていたけれど、警備員のおじちゃんが愛想よく迎えてくれた。

あろうことか、ゼミ担の先生お菓子を渡したいことを伝えると、新校舎の地図を見せてくれる。感謝

警備員のおじちゃんが教えてくれた通りに進むと、ゼミ教授研究室が見えた。電気は点いておらず誰もいないよう。

そらそうよ日曜日もの

なのに、なのに何故か例の先生研究室は明るい。日曜日なのに。思わず立ちすくんでしまった。

汗が止まらない。

早足でお世話になったゼミ教授研究室へ向かいお菓子を扉に掛けて帰る。

例の先生挨拶したい気持ちもあったけれど、教授会で「あいつ来ましたよ~」と取り上げられるか通報されると思ったので、何もせずに帰ることを選択

先生研究室から水を流す音が聞こえて、名残惜しくなる。学生大人気の先生だったかゼミ生が勉強に来ているのだろうな、と色々考える。

この時は先生本人を不快にさせたくない気持ちが勝つ。この思いやりを学生時代に身につけていれば。後悔先に立たず。

足早に階段下りる。誰もいない大学内、自販機前で立ち止まりクールダウン

本当は帰った方が良いのだけれども、如何せん心臓バクバク鳴りっぱなしだったので、一刻も早く休みたかった。

たった一人の恋愛が上手く行かないことは、人類史上数え切れないほどあった。

当たり前のことだと自分に言い聞かせる。

会いに行ける状況なのに、常識的にしない方がいいからできない、好意を伝えられないことが悲しかった。

今も好きなだけに。

先生告白した時に「3年ぐらいで収まるよ」と言われて「普通恋愛もそうだ」と言い返したけれど、(この時点でキチガイ

今ならその言葉意味が分かる。

教員に思いを寄せる学生なんて幾らでもいる。

教員職業柄、自分のようにおかし学生から言い寄られることも知っている。

そして立場学生から好意を受けることは出来ないことも分かる。

過去片想いにしがみついて、執着しているだけなのかもしれない。

振られた相手アプローチする根性がある訳でもなく、諦めらほど切り替えが早い人間ではないので、これからも引きずりながら生きていくのだと思う。

まあ、アイドル的に好きなくらいならキモいだけで手を出す訳じゃないから良いよね、とポジティブに考えていけたらいいなあ。

この増田先生自身が読んでくれたらいいのに。(でも時間もったいないし恥ずかしいか教授会で上げないでね先生。)

追記

具体的には⇒大学在学中に、先生に口頭告白告白メール送信

たか教授告白しただけで不審者リストに載ってるとか出禁とか自意識過剰がすごいな。⇒出禁にはならなくても、会議で取り上げられたりしそうじゃない?

Permalink |記事への反応(10) | 22:30

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2022-05-15

バカ大学教員

最近、勤め先の同僚や非常勤先の教員との会話(自分の進退問題にかかわるもの)を録音したうえ、無断でネット公開する大学教員がチラホラ見られる。

あのさぁ、バカなの?

もちろん、録音してそれを武器法廷闘争やるんなら話はわかるが、ネットの海に放流したところで、不利にしかならないからな。

最悪、相手に訴えられる可能だってあるだろう。

キャリア形成観点からしても、そんな人間採用するとなったら、人事委員会なり教授会なりで絶対に反対意見出るだろうし。

本当に何がしたいかからない。

Permalink |記事への反応(2) | 22:52

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2022-04-02

自治会崩壊する予感

自治会三役が、全員、大学教員になった。

教授会」って笑っていたけれど、

社会性が足りなくて崩壊する予感がある。

 

学会事務局やマジな教授会自治経験豊富だろうと思うけれど、、、。

 

流石にこの時間電話来るとは思わんかった。

Permalink |記事への反応(1) | 01:22

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2022-01-26

anond:20220126021450

教授会魑魅魍魎の集まりなのでその前段階だと思えば妥当

しろ非常勤准教授などはまだ人の形をしている。

Permalink |記事への反応(1) | 02:17

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2021-07-19

古市憲寿の「結婚お祝い」も90年代しぐさだよ

古市憲寿小山田擁護のつもりで「裁判するにも頭と金必要からね」と火に油を注ぎ、それへのフォローのつもりで「あれは結婚祝い」とか変なこと書いてまた炎上しているけど

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/poe1985/status/1416750358521475073

あれに筋道通ってないとかいうのはナンセンスじゃないの?

あれってわざとナンセンスな事言って「相手にしてない」って態度示してるだけだと思うよ。

2chで正面切って異論を唱えるIDが来た時に、住民が延々と「好きな寿司ネタ」とかの話をし続ける事があるが、あれよ。

 

80年代地続きの90年代前半を吹っ飛ばしたのはオウム事件なんだが、この時思想的に責任がある中沢新一は「あれはネタだし」って事を言って呆れられ更に叩かれる事になった。

数年前に衝撃的自死を遂げた西部邁東大教授だったのだが、80年代末に「あれは学問ではない」と中沢研究を認めない東大教授会に対抗して中沢擁護論陣を張り、結局退官してしまった。

そんな西部が体張って人生掛けた自分研究、カッコつき「学問」はネタだと言ってしまった。んでついでに自分も身に覚えがある浅田彰は「自分構造の中で逃げろと言ってた訳でw」とか言っちゃった。

ネタから、本気じゃないから本当の自分は傷つかないのって事を公の場所で言った訳で、自意識のコップの中であーだこーだ言ってたのがバレちゃったのよ。

 

めいろまなんかも言ってる事だが、そういう文化的土壌というかサンドボックスを吹き飛ばししまった、或いはサンドボックスの外郭を外からサーチライトで照らし、それがガキの遊びだったって事を知らしめたのがオウム事件で、その後はオウム以前の言説、思想商売なんか全く出来なくなって環境が一変してしまった。

今回の小山田問題はそのオウム前のサンドボックスでやってた事がオウム以後である現在しか五輪プロデュースという究極の「オウム後」で参照されてる事にある訳だ。

言うまでもないが被害者にとってはそのサンドボックス機能していなかった。小山田サブカル糞連中だけが中で遊んでただけだ。

 

1985年まれ古市オウム事件では10であるのに、何故かこの思想サンドボックスを巡らすとリアルから保護されるという認識を持っている。不思議だ。

知のサンドボックス学問とか大学には必要ものだが、それを現実に影響するところでやると「構造の中で逃げろと言ってた訳でw」って言う羽目になる。

そして今おっさんになって渋谷系リスナーなんて居なくなり、更に五輪楽曲担当に選ばれてしまった小山田立場というのは「内向きのノリ」で擁護できるはずがない。

その辺はオウムの時に10歳だったので判らないのだろうが、浅田彰に聞いてみるとか島田裕巳オウム事件大学解雇)に聞いてみるとかあるだろうと思う。

Permalink |記事への反応(0) | 21:07

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2021-04-04

元Googlerの謝罪文のまずい点と教育者として言いたいこと

前提として、以下を読みました。

1. 元記事https://nuc.hatenadiary.org/entry/2021/03/31

2. chokudaiさんの返信https://chokudai.hatenablog.com/entry/2021/04/01/115755

3.nucさんの謝罪(?)https://nuc.hatenadiary.org/entry/2021/04/02

ふだんはインターネットのあれこれについてROM専ですが教育教育倫理に携わる者の端くれとして3の記事に対し、このような方が教育を大声でかたることの危険を感じたため筆をとった次第です。

教育者?

私は教員ソフトウェアエンジニアとして数社→公教育ではないとある教育機関で勤務、といった経歴にあり、大学で学ぶ程度の教育学と小中高領域教育に関しては多少通じています。ちなみに務めた会社Googleは含まれず、競技プログラミングについてはソフトウェアエンジニア時代ちょっとかじった程度で歴史コミュニティに詳しいわけではありません。

1の記事についても賛同異論含めていろいろあるのですが、そちらは各個論点についての意見が異なる程度の話ですので割愛します。なお、両者の知り合いでもないので通りすがりによるネット怪文書程度の位置づけで結構です。

謝罪文としてまずいと思うこと

いきなり教育の話から逸れて恐縮ですが、謝罪慣れしていない方がやりがちな失敗がいくつもあり、謝罪文として看過できない点をいくつか指摘します。

教育哲学児童心理などを学んだり活用する立場にある私にとって、トラブル対応謝罪について考え実践する機会は山程あるのでその経験から思ったことでもあります

相手のためを思ってやった

ちょくだいさんには、かなり感謝配慮をした文章を書いたつもりでした。

宣伝までしたくらいの気持ちでしたよ。

他人のためを思ってやったことが相手に対して失礼だったとき、傷つけたとわかったとき、「そんなつもりはなかった」と言い放つことがどれほどひどいことか、私は見てきました。

ハラスメントやそれらにまつわる謝罪で最も悪手の1つです。間違えた側にできるのは一切の言い訳なく謝ることです。

相手自分は違う人間から自分がしでかしてしまたことで相手をどれほど傷付けたのか、自分にはわからない。

から「これくらいの謝罪OKでしょ」なんていう自分基準相手に当てはまるとは限らない。大体の場合は当てはまらない。

https://note.com/tm88817/n/ne5025239f31aから私が肝要と思っている節を引用しました。

この文章タイトルに示されるような謝罪であるならば、この一点においてすでに重大な間違いを犯しています

余談ながら、謝罪本質中学生ぐらいの子どもにそのように教える機会があります経験上、成績がよく普段問題を起こさないが内実プライドが高く誤り慣れていない子どもは「そんなつもりはなかった」「相手勘違いした」といった言い訳をする傾向にあります。私の個人的体感ですので一般化はできませんが。

誤解した側が悪い

これについては、意図せず失礼なことを書いたとお詫びしたいと思うと同時に少し背景の説明本来意図をご説明させてください。

先述と同様です。失礼なことを書いたと自覚しているなら本来意図説明不要です。

背景と意図説明するのは「自分に過失がないと確信しており、誤解を解くために誠意を尽くす」場合です。過失が誰にもなくても誤解やすれ違いというのは生まれものですから、そのとき真摯に伝え直すのみです。

誤解した側が悪いという論法になっています

第三者を巻き込む

私は、このけんちょんさんのために仕方ないと思って記事を書いたのですよ。本当に面倒で書きたくなくて、他に書くものもあり、ツイッターで書こうかなと宣言して自分鼓舞までしたのに、2ヶ月以上かかりました。

nucさんがchokudaiさんを不快にさせる文章を書いたことについて謝るために、矛先を向けさせるような形で第三者を巻き込む必要もなければ、あなた事情説明する必要もありません。

また、自分鼓舞までして2ヶ月以上かけて書いた事実があったとして、謝罪を受けた側に何の意味があるでしょうか。過失を避けるように努力したのであれば法的にも情状酌量余地はありますが、「努力をしてやったことだから引き起こしたことの罪が軽くなる」、なんてことはないのではないでしょうか。

教育者として避けてもらいたいこと

言いたいことはたくさんあるのですが、「教育者として避けてもらいたいこと」に焦点を絞ります

結論だけ言うと、これだけの悪手を悪意なく行う人に、教育者として後進の育成に関わってほしくないと感じました。成功者だけでなく被害者が生み出されることを危惧しています。直接指導でなくとも、技術力を活かして別の形で関わって頂くこともできるのではないでしょうか。

自身常識他者常識と思いこむこと

そりゃそうじゃないですか、「競技プログラミングをする」という表現は当時はなくて、「プログラミングコンテストに出る」と言っていたわけです。だから競技プログラミングといえば、自分たちが大学生の頃の集まりを指すわけです。

発端となった1の記事では田舎初段といった言葉を用い、まさにそのことをご自身で説いておられたかと思うのです。

特に後者の「競技プログラミングといえば、自分たちが大学生の頃の集まりを指す」は少なくとも私にはまったく自明ではありません。ある程度客観性を持った事実なのかどうかを確認するためGoogleで「競技プログラミング」について検索をかけてもnucさんと同じ解釈を見つけることはできませんでした。

過度な一般

5歳くらい歳が離れると一部の言葉が通じなくなることがあるのは、少し前に「アンチ」という言葉で強く実感したことがあります。これもそうなのでしょう。

唐突に、。穿った見方をすれば、今回のコミュニケーションの失敗の原因を年齢差に帰しており、自身には過失がないといった主張に読み取れます

歳が離れると一部の言葉が通じなくなることは、年の離れた相手教育に携わっていればどうやってもわかることです。

ですがこれを理由にしてこちから対話を閉じたり、「言ってもわからないだろう」といった態度をとるような方に教育を声高に語っていただきなくないです。

自分とは異なる環境にあり、関わらないであろう人間への想像力の欠如

Google入社は、えらくもないし、すごくもないし、むずかしくもない」と我々は心から思い、言い続けています

私がかつてドラゴン桜に対して抱いた印象を思い起こさせます東大に入るのは「かんたん」、かんたんには但し書きのカッコが付きます

ただし適切な素地があり適切な対策を十分かつ継続的に行えた場合、です。場合によっては家庭からの適切なサポート障害ハンディキャップを持っていないこと、も条件に含まれます

1の記事で以下のように述べられており、大学院に行くことが人生選択肢にない人の存在にショックを受けたとありますが、そのときに培われた想像力を今一度働かせて頂ければと思うのです。

まさか戦後まれ大学院に行くことが人生選択肢にないことがあるとは思わなかったので、私は本当にショックでした。30を過ぎるまでこれにまったく気が付かなかった自分自身への怒りで、視界がおかしくなっていました。

自分が関わるであろう人間への想像力の欠如

とある医学部教授から「読んだよー。文章はいいけど、お前が卒業生をひょいひょい適当エンジニアにすると教授会で問題になることがあるから、するんだったら出来の悪いのにしてよね。いいね。ほんと頼むよ。特にそこにいる生徒会長みたいなのはめだから。」ということなので、今後は、あらかじめ「出来が悪いかを問い合わせる」約束をしてきました。

ちょっとした怒りが湧きました。

今後nucさんに面接対策を依頼し、OKをもらえた学生医学部教授が出来が悪いと認定した医学部生になる、ということとなります

このような文書を公開し、残し続ける限り、nucさんの生徒・元生徒が目にする可能性があります

教え始める前にせよ後にせよ、もし私がnucさんの生徒としてこの一文を見たらと思うと激しい動悸がします。

この一文をどんな思惑があって追加したのかわかりませんが「諸事情により今後は医学部生の生徒を取ることを控える可能性がある」程度で良かったのでは。

狭量な教育論をバズるための方便として利用すること

「かわいそうなことに、りりあんさんは、いかれた3人の模擬面接官が今まで何をやっていたんだと慌てふためいたことにより、2週間のリアルタイムアタックを宣告され、無理やりクリヤーさせられました。コスパがよかったですね。でも、こっちの胃までおかしくなるから真似しないでね。」で終わるのですが、これだけ書いてもぜんぜん広まらなさそうですよね。そこに、フィロソフィー教育関係問題意識の話を突っ込むとこうなります

1の記事における教育関係問題意識の話については首肯できる箇所もあり、志の高い方という印象を受け共感もありました。しかしながら1の記事で持ち込まれ教育関連の話が、自身記事を広めるための方便・道具であったことをここで暴露しておられます

自身教育論を手段として使われることは主張自体価値正当性毀損するものではないですが、3の謝罪文の端々にあらわれる不味さから教育を声高に語らせてはいけない方だという印象に修正されました。

特に教育一言に言っても指す領域は広いことを認識されておられない点。アカデミック領域についてはnucさんは私などより遥かに広く深い見識をお持ちなのだと思いますが、それが全てであるかのようには誤解されたまま教育問題バズるための方便として喧伝することは事実認識を歪めることにつながります

以上が教育関連で私が主張したいことです。

他にも読解に失敗している箇所や、知人であれば看過できない・諌めたい箇所も多々ありますがここまで。

Permalink |記事への反応(0) | 23:06

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

次の25件>
ログインユーザー登録
ようこそ ゲスト さん
Copyright (C) 2001-2025 hatena. All Rights Reserved.

[8]ページ先頭

©2009-2025 Movatter.jp