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はてなキーワード:大不況とは

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2025-10-27

anond:20251027101144

完全に円安バブルやね

崩壊後の高市大不況待ったなしやん

Permalink |記事への反応(0) | 10:17

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2025-10-23

anond:20251023221642

大不況中国

はいろんぱっぱ

Permalink |記事への反応(0) | 22:25

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2025-07-20

金は天下の回り物っていうでしょ

全く何の役にも立たない公共事業だって

それで金を得て生活する人がいて

その人が買う商品を売る人の利益になって

商品を作る人の利益になってんだよ

無駄ものを無くして無駄でないものに使うのではなく

財政支出をいきなり大幅に減らしたら経済崩壊するわ

大不況メルトダウンだわ

そういうのは長い目でやることで即効性のあるものじゃないわ

Permalink |記事への反応(0) | 15:17

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2025-07-02

最近50代のおっさんと会話していてジェネレーションギャップを強く感じる

先日、30代の私と50代の方とで話していた際のことである。私が現在行っている副業や、これまでの働き方について話したが、どうもその方にはなかなか伝わらない、という経験をした。

当初は、「この方は様々な経験をされていらっしゃるはずなのに、どうしてこれほど話が通じないのだろうか」と不思議に感じていた。そこで、思い切って尋ねてみたのである。「なぜ、このように話が伝わりにくいのでしょうか」と。すると、「いや、私は会社勤めばかりだったから」と答えた。

その瞬間、私の中で「ああ、そういうことだったのか」と、長年の疑問が氷解するような感覚があった。

振り返ってみると、私はこれまで「人の話を聞きなさい」「あなたは話を聞いていない」と、度々言われることがあった。当時は、なぜそう言われるのか正直理解できなかった。なぜなら、私は常に相手能力経験、働き方を理解しようと努めていたし、その上で「この方と何か一緒にできることはないか」「協力できる共通点はないか」と、そうした部分を見つけようとしていたかである。私にとって「話を聞く」ということは、まさしくそうした行為を指していた。

しかし、相手の方にとっては違ったのだろう。今思えば、その方たちは、私が「お伺いを立てる」ことや「察する」こと、あるいは私が勝手物事を進めようとしている、と感じていたのかもしれない。だからこそ、私の話は「聞いていない」と受け取られていたのだろう。私たちは、随分とすれ違っていたのだと、今になって気づかされる。

そして、この「話が通じない」という感覚は、私の中で約15年もの間、くすぶり続けてきたテーマであった。このモヤモヤは、本当に長く私の中にあったのだ。

20代の頃は特に顕著であった。私は、リーマンショック以来の大不況の渦中で就職活動を行った。求人が極めて少ない時代で、新卒で安定した企業就職することは非常に困難であった。そのため、私は様々な仕事経験した。アルバイト派遣社員フリーランスのような働き方も試した。そうやって必死に生きてきたのである

それにもかかわらず、周囲の年長者からは「あなた昔ながらの社会経験が足りない」「きちんとした会社に勤めたことがないか世間知らずだ」などと、散々言われた。理不尽だと当時は思った。私は毎日必死に生きていたし、世間が求める「まともな社会経験」というものは積めなかったかもしれないが、それでも毎日生活のために、生きるために、必死で働いてきたのである。それなのに、なぜそのようなことを言われなければならないのか、と憤りを感じていた。

正直なところ、あの頃は、私を非難する者たち全員の鼻の穴に、唐辛子ねじ込んでやりたいと本気で思うほど、悔しくて、腹立たしくて、どうしようもない気持ちであった。私は悪くない、悪いのはこの厳しい世の中と、その中でしか生きてこなかったくせに、偉そうに口出ししてくる人々だと、ずっと感じていた。

しかし、最近になって、状況が変化してきたように感じる。これがまた、不思議ものでもある。

私はインターネット世界だけでなく、久しぶりに様々な種類の仕事経験してみた。肉体労働のようなブルーワーカーの仕事経験したし、ここでは詳細を割愛するが、インターネット上では異端とされるような、しかし「まさか、そんな方法があったのか!」と目から鱗が落ちるような働き方にも触れた。そうやって、多様な現場経験してきたのである

そうすると、「ああ、私のような人間は、案外多く存在するのだな」と気づかされた。私のように、正規雇用にこだわらず、安定した収入源を探し、働きやす場所を求め、様々な仕事に挑戦してきた人々が、意外と身近に多くいるということが分かってきたのであるフリーターもいれば、フリーランスも、一人で事業を営んでいる者もいる。皆、必死に生きているのである

そして、そのような人々話してみると、驚くほど話が合うのである。何かをいちいち詳しく説明しなくても、お互いの状況や苦労、これまでの経験などが、すんなりと理解し合えるのである。まさに「これだ、これが欲しかったのだ!」と感じた。

加えて、最近は「人手不足」が叫ばれている。そのためであろうか、企業上司といった組織人間も、変化してきたように感じられる。これまでは「会社員でなければならない」「確固たる実績がなければならない」といった、固定観念に縛られた考えの者が多かったが、最近では「勤め人以外の人の気持ち理解できる」「様々な働き方をしてきた人の価値を認める」といった、そういった職場が増えてきた気がする。いや、増えてきているというよりも、そういった理解のある場所でなければ、もう立ち行かなくなってきている、といった方が正確かもしれない。

まり何だかんだ言って、時代が私に追いついてきた、ということなのだと感じている。私がこれまで経験してきたこと、苦労してきたこと、それがようやく世の中に理解され始め、必要とされるようになってきた、といったところであろうか。なんだか、ようやく報われたような気持ちである

これまでの「社会経験」や「実務経験」という言葉は、どうしても特定業界や、安定した雇用形態といった、「型にはまった経験」を指すものであった。だからこそ、私のような「型破りな経験」は、なかなか評価されなかった。むしろ「何もしてこなかった」かのように言われることもあった。それは理不尽な話だと感じていた。私は何もしてこなかったどころか、むしろである。安定した収入源を探し、働きやすさを求め、人一倍様々な仕事に挑戦してきたのだから

しかし、そこに気づき始めた企業上司、人々は、これからますます有利になっていくことであろう。なぜなら、これから時代は、そうした「型にはまらない経験」を持つ人間の方が、新しいことにも柔軟に対応できる能力があるからである

逆に、未だに自分たち立場や実績ばかりを振りかざし、それが当たり前だと押し付けてくるような企業上司、あるいはそうした人々は、これからさらに衝突が増えていくであろう。なぜなら、新卒一括採用正社員一筋といった時代ではないのだから。様々な場所渡り歩き、自分なりのサバイバル術を身につけてきた人々が、社会のあちこち存在している時代なのだから

上下関係体裁を整えれば、コミュニケーションが成り立つ」といった、そういった大きな組織の中でしか通用しないやり方をしている企業人物は、時代から取り残されていくに違いない。

「そんなに感情的になるな」と思われる方もいらっしゃるかもしれないが、私にとっては、この15年間、ずっと正面から向き合ってきたテーマなのである

ようやく、このモヤモヤ言語化できるようになったというわけだ。誰かに怒りを抱いているわけではない。そうではなく、「この方とどう接したら良いかからない」「結局、何が言いたいのだろう、この話は」といった会話に直面した際に、どうすれば良いのか。私自身が、その状況を整理したかったのである

私はこれまで、ずっとこの混沌の中で生きてきた。そして、その中で自分なりに生き抜く術を身につけてきたのだと感じている。だからこそ、今、こうして振り返ってみて、ようやく少しは冷静に、この「伝わらなさ」の正体というものを語れるようになったのだと思う。

結局、何が言いたいかと申すと、世の中は常に変化している。それなのに、過去価値観に縛られている者たちは、非常に生きづらいであろうということである。そして、私のように、その変化の波にもまれてきた者たちは、もう少しきちんと評価されても良いのではないか、そう感じているのである

さて、読者の皆様は私の話を、きちんと聞いていただけたであろうか。それとも、また「何を言っているのだ、この筆者は」とお思いであろうか。

Permalink |記事への反応(2) | 12:00

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2025-05-08

anond:20250508203207

なにいってんだ?この大不況で再ブーム兆しですよ

Permalink |記事への反応(0) | 20:32

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2025-04-03

anond:20250403183555

その層はトランプ政策大不況になったと認知するのに30年ぐらいかかるからなんとも思わないよ

Permalink |記事への反応(0) | 18:37

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いま日本で謎にトランプ支持している人たちも、トランプ政策により訪れる大不況によって、自分が勤めている会社経営が傾くとか、自分がクビになったらはじめて「これはおかしい」と気付くだろうか

Permalink |記事への反応(1) | 18:35

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2025-03-23

ありし日のTwitterについて話したい

2010年代初頭、Twitter大学生の主戦場だった。

リーマンショック直後の大不況時代大企業リストラ内定取消しに走る中、「ベンチャーに飛び込んで会社看板が無くても稼げるようになろう!」だとか起業だとか、そういう意識高い系の主張が流行り始めていた。ノマドワーカーという概念流行るのはまたさらに少し後のことだ。

在学中に経験したガラケーからスマホへの転換は、中身は無いが語りたいことだけが山のようにある俺たちの声を世界に発信する絶好の機会だった。

いち学生の俺の思いついたもっともらしい発言に、知らない学生からいいねがつくのは楽しくて仕方なかった。

当時はそういう学生の粗探しをする向きも少なかったし、今ほどコンプライアンス重視でもなく、本当の意味自由発言ができた空間だったように思う。(潮目が変わったのは3.11だったが、その話はここではしない)

学生団体所属していた俺も、当時の意識高い系大学生がみんなそうだったように、プロフィールスラッシュをたくさんつけて、自分が何者であるかを説明しようと躍起になっていた。

◯◯大◯◯学部/学生団体◯◯/◯◯ゼミ/何かしらの名言ぽいフレーズ/◯◯に興味あり、といった具合だ。

今思い返せばその大半は一過性ステータスで、ひどく無駄なことに時間を費やしたような気がしなくもない。何しろスラッシュスラッシュの間に何を書いていたのか、そこで誰に会って何をしたのか、今となってはほとんど何も思い出すことができない。Twitterでやっていたのと同じように、なんだか思いついたことを喋りあっては互いに賞賛していたような気がする。一過性ステータスのために生じた出会い所詮一過性しかなく、皮肉なことに卒業後も続いている人間関係はそのどれにも該当しない、なんでもない交流の中からまれものだ。

ただ、正解を持たない日々が許される大学生というモラトリアムにおいて、なおかつ世紀の大不況という状況下において、実績のように所属団体やらグループやらをかき集め、それをバッジのように見せびらかす行為は、自分が前に進んでいるという実感を与えてくれる慰めだったのだと思う。多くの学生が頼まれてもいないのに同じフォーマットをなぞっていた。あれはきっとあの時代がもたらした特異点のような流行だったに違いないのだ。

今や俺たちは中高年に差しかかり、語りたいこともないのに正直大した中身もない。

語るという習性だけは僅かに残っているが、「何か」がないと語り始めることができない。大抵その「何か」は生活社会への不安・不満だったりする。

昔は面白いことを語っていた奴が、いつの間にか政治ネタを延々リツイートするbotと化すのを何人も見てきた。やがてはそれさえも飽きてみんなどっかに行ってしまった。

たぶんこの社会のどこかで俺と同じように働いたり疲れたりしているんだろうと思う。はじまりTwitterあんなに簡単出会うことができたのに、今はもう一生会うこともない気がする。

SNS勃興とテキストベースコミニュケーションが主軸だった最後時代がもたらしてくれた奇跡だったんだなぁと、古いフォロワーを整理しながら思ったのであった。

Permalink |記事への反応(2) | 12:50

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2024-11-05

anond:20241105105041

から移民を受け入れるしか無い

受け入れないルートもあるけど

そっちはインフラ崩壊国内にまともな産業無し&円安大不況日本人出稼ぎに行く事になる

結局もう日本はクソアホガイ自民党とそれを支持し続けたクソアホガイジャップのせいで内部は終わってるので

外人様に頼って生きていくしか無いわけ

Permalink |記事への反応(1) | 18:24

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2024-10-25

自民党大不況やばい

倒産する会社とその予備軍が増えすぎ

完全に地獄自民党政権だわ

Permalink |記事への反応(0) | 19:56

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2024-10-01

anond:20241001153918

輸入品は安い、でも国内から工場出て行って大不況

若者ブラック企業非正規年越し派遣村失業率最高

日経株価7000円 戻りたい?

Permalink |記事への反応(0) | 16:05

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2024-09-30

anond:20240930073819

プログラマー世界シェア大正義だぞ

ちなみに今というか1年くらい前がプログラマ界その10年に1度の大不況

ウチでも二人切られたが一人は昔やってて今もう書けない保守とかやってた人もう一人はReact+JS

React+JSはJavaでBE主力の俺がすぐちょこちょこ書くようになって今半分くらいは俺が書いてる

知らない言語ライブラリなら3週間で生産性プラス、3ヶ月で追いつくといつも言ってるし実際今回も大体そうだった

C#サービスも二つくらいあるけど必要ならそれもやるしJavaできればまあそこそこはすぐできる

言語フレームワーク指定してくるとこはその3週間も待てないようなとこ+言語ができるとかがスキルになるようなとこだからしょうもない仕事可能性大きいぞ

グーグルアマゾン受けたことあるけどどちらも言語はなんでもよかったよ

Permalink |記事への反応(0) | 10:26

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2024-09-15

採用視点から考える金銭解雇雇用の流動化

[B! 労働] 小泉進次郎氏の「解雇規制の見直し」という自民党総裁選公約について(佐々木亮) - エキスパート - Yahoo!ニュース

どうにも、はてなでは金銭解雇は不人気だけど、どうしても金銭解雇および日本雇用については言いたいおじさんが主張を書いてみることにしたよ。雇用は難しい問題でいろいろな議論必要だけど、ちょっと長いけど一つの視点として読んでもらえるとうれしいよ。

おじさんの自己紹介

おじさんは現在IT系スタートアップに務めていて、エンジニア採用活動に関わっているよ。金銭解雇というとクビを切る側の話ばかりになりがちだけど、おじさんはスタートアップ採用サイドから視点で書くよ。

おじさんはいわゆる氷河期世代だけど、色々な運の良さもあって氷河期世代境遇とは無縁だったよ。だからといって自分達の世代の受けた仕打ちを忘れないよ。

おじさんは単なる一サリーマンだよ。「経営者視点」と言われかねないから、なぜこの記事を書く気になったかの背景としてのおじさんの思いを最後に書いておくよ。

雇用流動性と金解雇

いきなり結論をいうと、おじさんの経験と推論からは、雇用の流動化と金解雇は密接に結びついていると思っているよ。端的に言うと人のクビを切るのが難しい状況では、人を簡単には採用できないし、高待遇求人を用意できないよ。企業が良い待遇で雇わないので、良い待遇を求めての転職しづらいという状況が日本雇用が流動化しない原因だと思っているよ。

このご時世転職なんて簡単だと反論は出るだろうけど、実際まだまだ日本人は転職していないと思っているよ。実際にOECDの報告で日本人の労働市場における転職率は低いよ。

転職をするって人生かかっているのですごく慎重になるんだけど、その後押しをできるほどの良い求人が世にまだ少ないと思っているよ。

人のクビを切るのが難しい→人を簡単に雇えない→雇用が流動化しない

この因果を考えずに雇用の流動化だけを目指してもなかなかうまくいかないと思っているよ。

理由を以下に書いていくよ。

人材採用ハードルは高いよ

おじさんは日々多くの応募者たちの書類選考面接をしているけど、正直なところ書類選考と合計たかだか数時間面接で応募者を適切に選べるとは思っていないよ。実際働いて1年くらいでようやくその人が期待値以上、以下かなんていうのがわかってくることも少なくはないよ。採用活動したことない人でも、同僚が仕事できるかできないかってわかるのには意外に時間がかかったことはあると思う。

それに会社っていうのは状況が変わっていくものだよ。数年後には採用時に重視していたスキルセットの重要度が下がることがあるよ。採用時点ですごく機能していた人材が、業務内容や組織が変わっていくことで機能しなくなるなんてこともよくあるよ。

スタートアップ創業期ではコミュニケーションよりもとにかく手を動かして独断専行でも成果を出せるエンジニアが重視されていたのに、創業期が終わる頃にはコミュニケーションを適切にとれて調整も苦でないエンジニアが重宝されるなんて光景はよく見るね。生きるか死ぬかの創業期と人も増えてスタートアップから大企業に移り変わる時期だと求められる要素が変わるのは当然だよね。

おじさんは日々採用活動をしているのだけど、日本労働法と雇用慣習はいかんともしがたいので、採用したらよほどのことがないとクビは切れない。つまり採用の失敗は許されないので、慎重に慎重に人選びをしているよ。経歴に空白があったり、短期離職を繰り返している人は個々の事情があるとしてもどうしてもリスクが高いと考えてしまいお見送りしてしまうよ。ある程度年齢が高い人は一般論として若い人より適応性が低い可能性があるので、どうしても慎重になるよ。本当はその中に優秀な人間いるかもとは思っているけど、採用の失敗は許されないのでリスクがある人は見送ってしまうよ。

それに、前述したように会社の状況が変わっていくことを考えると採用時点でジャストでほしい要件に加えて、ある程度ユーティリティプレイヤーとして柔軟に動ける人材であってほしいよ。入ってから別の部署に異動になっても機能しそうな人間じゃないと数年後に不要人材になってしま可能性があるからね。なので、スキルセットとして特定分野にものすごい専門性があって尖っていても採用にためらってしまい、結果として丸い安牌な採用になりがちだよ。

一方で、業務委託(フリーランス)だったりすると、少々単価が高くても最短1ヶ月だけ実力に見合っているかお試しできるから、とりあえずで契約できるよね。

おじさんは派遣社員を直接利用していないけど派遣社員も期間が決まっている分、派遣会社に支払っている総額は高めでも利用する価値があるよ。直接雇用でも同じような解雇の仕方があるなら本人取り分は高くなるはずなのにと思ってしまうよね。

待遇について

スタートアップなのだから、新しい事業システムを作るために優秀な人材に来てもらいたいよ。そのためには良い待遇を用意してあげたい。でも、良い待遇オファーしてもその人材機能しなかったら悲劇しかないよ。

本当は会社全体の給与体系が高いのが理想だけど、まだまだ成長途中の会社ではそれは難しいよ。それでも勝負をしたい領域で良い人材を高待遇を用意したいんだけど、解雇ハードルが高いとそれを用意するのも難しいよ。金銭解雇という選択肢が用意されたら高待遇求人も増えると思うよ。会社にとって高待遇というのはそれなりにリスクでだけど、現状では会社一方的に大きいリスクを抱えている。会社社員がある程度リスクを分担するのが望ましいと思っているよ。それに一社で失敗してもその次の会社でそれなりの待遇で雇ってくれるなら転職はしやすくなると思うよ。

転職しない人の待遇改善

はてなでは、企業は人にはカネを使わないって不満ばかりだけど、やめていく人がいないなら会社がどんなに儲かっても社員給料を上げるなんて義理はどこにもないよ。一方で、必要社員がいなくなっていくなら給料は上げざるを得ないよ。だから金銭解雇の導入で転職やすい世の中が来ると普通社員給与も上がると思っているよ。

社員がただ給料を上げろといっても会社にとっては上げるインセンティブはないか無視されてしまうけど、他の会社内定を持ってきて嫌なら辞めるから給料上げてという交渉なら会社は考えざるを得ないよ。選択肢がない人間には交渉力が弱いというのは世の決まりだよ。

簡単にクビを切れる社会になるか?

会社の規模にもよるけど、現状ではおじさんのいるスタートアップだってそれなりに法令遵守をするし揉めたくはないので雇用に関してはそれなりに現行法雇用慣習にも従っていて、そうそう人のクビは切れないよ。それに予測可能性というのは大きくて、裁判を起こされた場合判決まで結果が確定しないというのはかなりしんどいよ。金銭解雇制度が導入された場合には、金銭無しでの解雇に対しては労働者側が労働基準監督署などの機関を通しての迅速に仲裁してもらうなどの仕組みの整備は必須だと思うよ。

法令金銭解雇基準を明確に示すことで最悪クビにできる額の基準が明確になるというのは大きいと思うよ。それでも、金銭解雇お金もかかるし、それ以外の社員へのダメージにもなるから最後手段になると思うよ。そもそも昨今は人手不足で今どきのまともな会社はいかに社員にやめてもらわないかにすごく気を使っているよ。おじさんだって部下が辞めたいと言い出したときは全力で話を聞いて環境改善したりして引き止めているよ。

定年まで雇い続けるか、最終手段としての金銭解雇があると思うかは採用サイドの心理負担としてもかなり違うよ。

もし会社の業績が悪くなったら、給料が高い人からクビを切られるというのは理にかなっていると思うよ。部門がなくなるなんてこのご時世よくあることだけど、現行法では給与が高い人材素人同然で別分野に配置転換するしかないよ。

それでも解雇されたら

会社にとって自分がいらない人材になったら仕方ないよね。すごくストレスフルな状況であると思うけど、次の仕事があるならどうにかなると思うよ。でも原則として会社にとって給与に見合う価値提供できないのに雇われ続けるというのもおかしいとは思っているよ。

それに日々自分の経歴・スキル棚卸しをして、キャリア転職市場価値確認するのは働く人間としては日々行っておくべきだと思うよ。とはいえ、そろそろおじさんもけっこうな歳なので、雇用もっと流動化してミドル求人が増えてほしいと思っているよ。

本来セーフティーネットは国が保証すべきで、企業押し付けている状況はおかしいと思っているよ。雇用調整助成金を出すくらいなら、失業者生活費とかリスキリングに予算をかけてほしいよね。おじさんもいい歳なので、もし仕事をクビになったら再度大学行くとか学び直して別の分野に挑戦してみたいよ。

日本雇用システムに対するおじさんの思い

正直日本の現行の雇用システムだと大学卒業して待遇の良い大企業で一生過ごすのが低リスクで最適解な気がするよ。

日本では多くの優秀な人間既得権として大企業で一生過ごしてしまっている。そしてこれが新しい価値を生み出せずに衰退している日本の最大の原因だと思っているよ。優秀な人材大企業若いうちは活躍していても、クビにならないことに気づいてしがみつくようになってしまう人もいるよ。

もちろん大企業で立派に頑張っているおじさんも多いけど、高待遇で働かないおじさんなんてのがそこらで観測される程度にはありふれているよね。これって社会全体としてはものすごく無駄じゃないかな?会社を通して社会価値を出す人材でいつづけないと、仕事がなくなるかもという緊張感は少しは必要だよ。

おじさんが若い頃にリーマンショックという大不況があっておじさんが昔いた会社では派遣切り新卒内定者切りという事態になったよ。後で聞いた話では、正社員をクビにするためには解雇妥当性が必要で「派遣社員内定者を切ってからじゃないと正社員はクビにできない」ということらしいよ。こんなの絶対に間違っていると若いときのおじさんは思ったよ。判例による整理解雇4条件に従えば派遣をクビにしてから正社員という順番で、正社員はやっぱり守られている。

金銭解雇本質は、低リスク大企業正社員高リスク派遣という経済リスク分担の問題なんだよね。雇用についてはリスクをもう少しみんなで分担する社会のほうが健全だと思うよ。今のように大企業正社員が手厚く守られている社会だと、新卒時の結果を定年まで引きずり続けていて、非正規若い年代に回り道した人はその中に入れてもらいにくいよね。金銭解雇を認めることで、一時的社会不安定化は起きると思うけど、切り捨てられたままの氷河期世代のような悲劇はもう起こしてほしくないと思うよ。本当は90年代にやるべきだったんだけど、正社員雇用を守るために金銭解雇を認めないで派遣社員の拡充のみ行ったのが間違っていたと思うよ。

おじさんは日本という国を考えたときには新しい企業が新しい価値を作り出していかないと先がないという考えを持っていたので、スタートアップで日々戦っているよ。金銭解雇可能になってもっと一緒に戦ってくる仲間を増やしたいよ。

この文章は主にスタートアップ採用視点で書いたけど、大企業でも本当は新しい事業を作っていくためには外から人材必要だと思っている。雇用の流動化こそ日本には必要でそのためにも金銭解雇必要だと考えているよ。

社会組織って人でできているのだからある程度そこが循環しないと、なかなか新しい事業も起きないし経済的な成長もしていかないよね。現状の低成長のゼロサムゲーム雇用椅子の奪い合いをしている状況が、最終的にはプラスサムゲームになってほしいと切に願うよ。

はてぶを見ているとこの30年間のゼロサムゲーム(もはやマイナスサムゲーム)で企業に対して疑心暗鬼になっているのがよく分かるよね。

というわけで、セーフティーネットや具体的な金額基準はしっかり議論したうえで金銭解雇は導入してほしいと思うよ。

Permalink |記事への反応(2) | 18:12

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2024-06-27

なんか日本だけ大不況になりそう

とうとう1ドル160円超えちゃった

豚肉海外に買い負けて値段どんどん釣り上がっていってる

生活必需品がどんどんコストプッシュインフレになるから今回も実質賃金マイナス過去最長を更新しそう

しか政府円安食い止める為に利上げするとか言ってる

利上げは経済が加熱した時に強制的に冷ます為にやるものだけど

日本円安で追い込まれ不況の真っ只中なのに利上げせざるを得なくなりそう

そうなったら円安が多少マシになっても今度は借金の増加で不況が更に進む

どっちに進んでもも大不況から逃げられない

Permalink |記事への反応(2) | 19:43

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2024-05-24

円安をなんとかしろ」って言ってもさ

金利を主要国レベルに引き上げたり緊縮政策をしたら、日本大不況でしょ。

労働者賃金をあげろって言ったほうがいいんじゃないの。

Permalink |記事への反応(1) | 22:49

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2024-02-25

anond:20240225013108

大不況氷河期世代では出来る奴ほど公務員になってたのを知らんのか?

不況でも安定してる相手結婚すれば、自分リスクを取ってチャレンジやすくなるぞ。

あとなんだかんだ手当てがあるから年収はどんどん上がっていくし、年功序列退職する頃には楽して高年収さらには退職してから天下り就職もできたりして後年になるほど得するんだぞ。

お前はどこまで出世できるつもりなんだ?

公務員年功序列のように将来の見通しがつくのか?

悪いことは言わんから、将来の安定軸になると思って公務員結婚することを勧めるよ。

Permalink |記事への反応(1) | 01:39

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2024-01-15

暴落しても買い増せばいい←これができる時点でぶっちゃけ投資なんてしなくてもいいぐらいの資産収入ある強者だよな

普通に考えてそんな余裕あんならなんでさもしく年がら年中NISANISA言ってんのか不思議でならんわ

暴落して大不況になっても倒産リストラリスクもない安定した人ぐらいしか大喜びで買い増しなんて出来るはずないんだわ

Permalink |記事への反応(1) | 01:23

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2023-12-09

なぜパーティ券自民党全部同じルールなのに、安倍派だけが叩かれるのか

財務省が次の首相増税しにくい安倍から出にくくするのにたたいてるだけ。

麻生派も他の派閥もぜーんぶ同じルールなのにね。

東京地検正義?あるわけないだろそんなもん。

官僚の興味は自分出世、美味しい天下り生活

どうせ結末はオリンピック問題と一緒で民間人けが逮捕されておわーり。

消費増税やす茂木首相誕生して、大増税して日本経済さらなる渾身の一撃を喰らわせて大不況が舞い降りる。

マイナス金利の解除で超円高&失業率5%の大台がくるよー!!

これは2027年くらいの未来かな。

絶対に当たるね。これほど当たる未来予想はない。

Permalink |記事への反応(0) | 13:39

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2023-11-10

荒唐無稽だ」と批判されるかもしれないが聞いてほしい

1990年代初頭に起きたバブル経済崩壊とは一体何だったのかを、ずっと考えてきた。

ようやく到達した結論として、あれは「女性社会進出潰し」だったのではないかと思っている。

戦後日本の歴史は、一貫して女性権利を獲得していく歴史でもあった。

1946年に公布された日本国憲法女性人権が明記され、女性国会議員が初めて誕生した。

60年代学生運動、70年代ウーマンリブ、80年代男女雇用機会均等法成立と、ここまでは順調に女性権利獲得は進んできた。

しかし1990年代になるとこの流れは一気に減速してしまう。

1984年の男女雇用機会均等法成立によって女性労働者(もっと言えば総合職女性)が増えていく流れになるはずが、バブル崩壊後の平成大不況によってこの層の女性たちが深刻な就職難に襲われてしまったのだ。

学生運動ウーマンリブ運動団塊の世代女性たちが担ってきたものであるが、その土台の上に、次の世代となる団塊ジュニア世代女性たちが社会を動かす指導者的な地位を目指す流れは完全に破綻した。

平成大不況が落ち着いた2003~2004年にかけて当時の小泉政権は「女性管理職の増加」を政策の一つとして掲げたが、その時点で各企業役所には幹部候補となりえる団塊ジュニア世代女性が全くいない状況になっていたのだ。

結果論かもしれないが、バブル崩壊平成大不況によって女性社会進出の流れは完全に断ち切られ破綻したのではないか

その後の第二次安倍政権の2020年までに女性管理職30パーセントを目指す2030問題も結局実現しなかった。

バブル崩壊によって当時の男性側も深刻なダメージを受けたが、女性社会進出を阻止するための自爆攻撃みたいなものだったと理解している。

Permalink |記事への反応(3) | 09:11

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2023-09-02

弱者男性(50代)の人生

婚活とか半生とか、最近書き込んでいる人がいるかちょっと語らせてくれよ。

まあ、身バレ(ないとは思うけど)が怖いのでちょっとぼかして書くから、すこし矛盾があっても見逃してくれや。

歴史に名を残さないかもしれない俺が生きた証を残したくてさ

俺は、昔はイラストレーターになりたかった。学校に通ったけれど全然売れなくてさ、何にもなれなかった。

世は空前の大不況世界がそうだった。

から右翼的思想ってのが流行り始めてさ、まあ俺も不甲斐ない自分を誤魔化すために政党とは言えない団体だけど、右翼団体に参加してしまったんだ。

民族的に優れている。不況は我々の国に入り込んでいる連中のせいだ。」みたいなことを言えば仲間も同調してくれる。居心地が良かった。

イラストレーターになりたかった気持ちはずっと引きずっていたけれども、今でいう承認欲求はこの活動で満たされるようになった。

周りにのせられるように過激発言を憚らなくなった俺は、だんだん党(党というほどでもないが党と言っていた)の中で第一人者的な存在になってきた。

周りがそう仕向けたというのもあるかもしれない。

乗りに乗ったおれば過激活動を党としてやっていくようになって、ついに逮捕されちまったんだ。

ネットで調べたら結構名前が出ているからさ、あまり詳しく書かないけど、一応すぐに出所はできたんだ。

まあ、それで党も逆に箔がついてさ、より俺をおだてるようになってきたんだよ。ヤクザと変わんないな。

今思えばあそこで冷静になっていればよかったんだ。

イラストレーターじゃなくても普通にリーマンして、結婚して、子どももうまれたかもしれない。

こういう稼業をやっていると、好いてくれる人も多いけど嫌う人も多い。そして好いてくれる人はただ俺と知り合いだったらメリットがあるかもという目線しか見ない。

友人なんていない。

ただ、当時の俺はものすごくデカいことをやっている、やっていけるという万能感にあふれていた。

実際そうだった。

ここから身バレをしないようにするのは難しいので、ギリギリのところまで書くけど、

まあ、わかる人にはわかっちゃうけど、首相になれたんだよね。

そして大統領権限も一緒にもらっちゃって、首相大統領が一緒になったような地位につくんだよ。

全権委任法なんて法律も通っちゃったしさ!

自分命令をすれば誰かがやってくれる。そんな地位になった。

好き勝手一杯やったけれど、国内のことはコントロールできても海外のことはコントロールできない。

弁が立つイラストレーターになりたかった男が、軍事ことなんてわかるはずもないのに、細かいことまで支持したくなってたくさん作戦を失敗させた。

能力のない俺がマイクロマネジメントなんてできなかったんだ。

もう、俺の人生は終わりだ。

今は地下壕で、これを書いて人生を振り返っている。

今日、そんな俺でも結婚できた。

結婚したい中年にも希望になればいいかなって、なれねぇか。

まあ、あとのことは頼んだ。

Permalink |記事への反応(9) | 08:57

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2023-07-23

anond:20230722182903

でも韓国

韓国大不況中のようだが…

あそこって出生率の低さと若者自殺率の高さが同時進行してる地獄みたいな国だぞ

Permalink |記事への反応(2) | 14:19

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2023-06-27

暴落大不況を煽ってる某インフルエンサー

過去動画確認したら去年の前半から一年以上ずっと大暴落大不況を煽ってる。

再生数は好調だけど、ファンはいい加減飽きないのかな。

去年は「現金比率高めて暴落に備えてます」みたいなことを本人もファンも言ってたけど、今年の大上昇を逃してるわけだが。

Permalink |記事への反応(1) | 11:52

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2023-06-02

令和05年最新版 日本半導体産業の現状について

台風仕事休みになりそうなので暇つぶしに。

3年くらい前に日本半導体産業の近況をまとめたのですが、ここ数年で政治家先生たちが何かに目覚めたらしく状況が大きく変わりつつあるので各社の状況をアップデート

前回の記事https://anond.hatelabo.jp/20200813115920

先端ロジック半導体

■ JASM (TSMC日本法人)

熊本工場:28nm, 22nm (工場稼働時) / 16nm, 12nm (将来計画)

日本政府補助金ソニーデンソー出資という離れ業により、業界人が誰も信じていなかったTSMC工場進出が実現した。現在建屋建設が進んでおり、順調にいけば2024年内には量産開始となる。生産が予定されているプロセスはいずれも世界最先端に比べると古いものだが日本では最先端であり、HKMG(ハイケーメタルゲート、トランジスタの性能を上げる技術)やFinFET(フィンフェット、性能の良い3次元トランジスタ)といった技術が新たに導入される。工場生産される半導体の主なクライアント出資者のソニー。衰退の激しい日本の電機業界だが、ソニーはまだ世界と戦う余力を残しており年間半導体購入金額世界10位で日本トップである。ただし、PS3CellProcessor長崎で作っていたように先端プロセッサをここで作れるわけではない。PS5のCPUTSMCの6nmプロセス製造であり、この工場では製造できないのだ。識者の予測ではイメージセンサー向けロジック半導体生産すると想定されている。

■ Rapidus (ラピダス)

千歳工場:2nm

日本政府国策で、IBMから技術を導入し自前で最先端半導体製造を狙う野心的なプロジェクト。量産開始は2027年を予定。

社長を務めるのは御年70歳になる小池氏。

彼は日立トレセンティテクノロジーズ(ルネサス那珂工場前身)→SANDISKWestern Digitalという国内外半導体メーカー渡り歩いた華麗な経歴の持ち主である

以前に社長を務めていたトレセンティテクノロジーズは2000年日立台湾大手ファウンドリUMCとの合弁の半導体製造会社で、世界に先駆け現在の標準となる300mmウェハに対応した先進的な工場であった。ファウンドリ全盛の今から後知恵で見れば、限りなく正解に近い経営戦略先進性を併せ持っていたがビジネスとしては成功しなかった。工場ルネサスに吸収され、小池氏はSANDISKへと移籍することに。そんなわけで今回の国策ファウンドリRapidusの社長就任小池氏の二十数年越しのリベンジマッチでもある。

なお、氏のポエミーなプレゼン業界でも有名。記者会見日本半導体衰退の原因を「驕り」と一刀両断した一枚のパワポ話題さらったが、本人が一番驕っているのではと不安がる声もある。

ルネサスエレクトロニクス

那珂工場:40nm

日立三菱電機NECロジック半導体部門統合した日本代表する半導体メーカー

5万人いた従業員を1/3にする大リストラ、先端プロセス製造から撤退海外メーカーの買収ラッシュを経て復活。そして大躍進。

昨年の売り上げは1兆5千億円を超え、はじめて統合直後の売り上げ(ピークは2011年3月期の1兆1千億)を抜いた。もう1+1+1=1とは言わせない。

旺盛な車載半導体需要にこたえるべく、政府補助金を得てリストラで閉鎖した甲府工場の再稼働を決定。

コロナ禍では働き方が柔軟になり、リモートワークは全国どこでもできるようになった。ルネサスは開発拠点も大リストラで統廃合しており、三菱系の伊丹NEC系の玉川をはじめ全国にあった設計拠点日立系の小平に集約している。地元拠点が閉鎖されて単身赴任をしている人も多かったのだが、最近ではリモートワークを活用して単身赴任先のマンションを引き払った人も出てきている模様。

ユナイテッドセミコンダクタージャパン

三重工場:40nm

増大する車載半導体需要にこたえるべく、デンソー出資してパワー半導体IGBT生産を始めた。筆者はパワー半導体は専門外で、家電芸人が語る家電説明程度にしか話せないため軽く紹介するにとどめたい。

■ タワーパートナーズセミコンダクター

魚津工場:45nm

半導体部門を手放したがっていたPanasonicイスラエル企業TowerSemiconductorと共同で運営していた工場

Panasonic台湾Nuvoton technologyに持ち分株式を売却したため、現在ではイスラエル台湾共同運営という珍しい業態になっている。

さらに、半導体大手IntelTowerSemiconductorの買収を進めているため、将来的にはIntel拠点となる可能性があり、日本IntelCPUが作られる世界線もあるかもしれない。

が、本案件は米中対立あおり中国での買収審査が長引いているため、先行きには不透明感が漂う。

メモリ半導体

■ キオクシア

四日市工場 /北上工場3DNAND 162層

日本代表するメモリ半導体メーカー。前回からの3年で、積層数は96層 → 112層 → 162層と2世代進化した。競合他社は232層品の量産も始めている(キオクシアは開発完了 / 本格量産前)が、最近3DNANDは闇雲に積層数を増やせば低コストで作れるというわけでもない模様。

なお世間では半導体不足のニュースの印象が強く、半導体はもうかっているとの認識があると思うがコロナ禍でのIT投資ブームが終了したメモリ業界リーマンショック以来の大不況である

キオクシアも例外ではなく、最新の4半期決算1000億円単位赤字を計上してしまった。Western Digitalとの統合のうわさがあるが、もちろん筆者は何も知らないし、仮に知っていても絶対にここには書けない。

Micron Memory Japan (旧エルピーダメモリ)

広島工場DRAM 1βnm世代

ルネサスと同じく、NEC日立三菱電機DRAM事業統合で生まれエルピーダメモリ倒産後に米Micronが買収。

前にも書いたが、DRAM業界プロセスサバ読みが横行しており、20nmを切ったあたりから具体的な数字ではなく1X, 1Y, 1Z, 1αときて、ついに1βnm世代の量産にたどり着いた。広島サミットに合わせて、社長来日。岸田総理会談後大々的な設備投資を発表。1γnm世代を目指して日本初の量産用EUV露光装置が導入されることが決まった。

このEUVというのは波長が13.5nmの極超紫外線(Extreme Ultra Violet)を使った露光装置で1台200~300億かかる人類史上最も高価で精密な工作機械でありオランダASML社が独占的に製造している。もっとも、メモリ業界大不況を食らっているのはMicron例外ではなく、岸田総理と華々しく会談している裏で数百人規模のリストラ慣行。こういう外面の良さと裏でやってることのえげつなさの二面性は、いかにも外資だなと思う。

Western Digital

東芝と共同でフラッシュメモリの開発を行っていたSANDISKHDD大手Western Digitalが買収。キオクシアの四日市工場北上工場を共同で運営している。

Western Digitalメモリコントローラーを内製していることで知られSSDの性能の良さに定評があり、スマートフォン向けの売り上げが多いキオクシアとは、同じ工場運営していても得意としている販売先が微妙に異なり、住み分けがなされている。(そのため、2社統合によるシナジー効果が期待されたびたび観測気球的な記事が出回る。)

なお、もともと日系半導体メーカーが大リストラをしていた時の人材の受け皿として中途をたくさん採用していた経緯もあり、人材流動性は高い。在籍時の仕事ぶりがよければ、他社へ転職していった元社員の出戻りも歓迎と聞く。前述のRapidus社長小池氏は、つい先日までここの社長をしていた。余談だが、上記Micron米国本社社長も旧SANDISK創業者Western Digitalによる買収後に引き抜かれている。こういう話を聞くと、いかにも外資だなと思う。

イメージセンサー

ソニーセミコンダクターソリューショングループ

イメージセンサー世界最大のシェアを誇るソニー半導体部門2020年2021年は米中対立あおりを受けて主要顧客Huawei向けの出荷減少に苦しんだが、2022年度は大幅に売り上げを伸ばし、1兆4千億円となった。他の半導体の例にもれずイメージセンサー国際競争過酷であるため、対抗して人員増強を進めている。Panasonicエンジニアを引き抜くために関西設計拠点を開設し、各地の工場拡張も並行して進めている。調子のいい半導体メーカーはどこも人員増強を進めているが、ここ10年ほどは理工系学生半導体業界人気がどん底、かつ人材ニーズも少なかっため、新卒半導体メーカー就職した絶対数が致命的に少なく30~40歳くらいの中堅技術者の確保にどこも苦労している模様。なお、スマートフォン向けカメラの次の飯の種として、車載用途に数年前から注力開始。最近徐々に成果が出始めている。

ファブレス半導体

■ ソシオネクスト

富士通PanasonicLSI設計部門統合してできた日本最大のファブレス半導体メーカー。昨今の半導体ブームの波に乗り、株式上場、売り上げ2000億突破と非常に好調。3年前は1000億程度の売り上げだったので、すさまじい成長であるもっとも、母体となった富士通Panasonicピーク時の半導体売上が1社で5000億近くあったので、少々物足りなさを感じなくもない。復活は道半ばである

メガチップス

ソシオネクスト誕生するまで日本最大のファブレス半導体メーカーだった。もともと任天堂向けの売り上げが大半だったのだが近年は多角化を進めている。昨年の売り上げは約700億とSwitch人気がピークだった時と比べるとやや劣るが営業利益過去最高を記録している。

ザインエレクトロニクス

かつては日本代表するファブレス半導体メーカーと言えばここだった。昨年の売上高は54億と、3年前紹介したときの30億から伸びたものの、ファブレス上位2社からはかなり離されてしまっている。大昔は韓国サムスン電子に自社製品採用されたのがウリで創業者武勇伝にも頻繁に登場していたが、今では売り上げの75%を国内依存しており海外展開の出遅れが否めない。

非先端ロジックマイコンアナログディスクリートなど

東芝

車載用途のパワー半導体需要が伸びており、石川県工場に300mmウェハ対応ライン建設。この記事でよく出てくる300mmウェハとはシリコンの基板の直径であり、大きい方が製造効率が良い。125mm → 150mm →200mm → 300mmと順調に大型化が進み次は450mm化と思われたが、大きすぎて弊害が大きく、ここ20年間はずっと300mmが最大サイズである

従来はCPUメモリといった分野の製造しか使用されていなかったのだが、ここ5年くらいでパワー半導体にも300mm化の波が押し寄せてきている。

ローム

何かと癖のある京都メーカー車載事業好調で売り上げが順調に伸びている。次世代パワー半導体材料と呼ばれていたSiC日本国内の他のメーカーリード

余談だが、筆者は学生のころSiC実験で扱っていた。単位を落としまくっていた不良学生だったので、教授がワクワクしながら話していたSiCの物性の話はすべて忘れている。今では家電芸人並みのトークしかできないのでSiCについて語ることはご容赦いただきたい。研究から本格量産まで20年超の時間がかかっていることに驚きである。基礎研究の大変さを実感する。

三菱電機

パワー半導体大手半導体に力が入っていないシャープから福山工場敷地を取得し、300mmウェハ対応ラインを構築。SiCライン熊本に作るぞ!パワー半導体には詳しくないからこの辺で勘弁な。

ミライテクノロジー

日本半導体産業が衰退しまくっていたころに、トヨタ危機感を覚えてデンソーとの合弁で設立した車載半導体メーカーコロナ禍中に行われたオンライン学会に知らない会社の人が出てるなと思って調べたらここだった。

■ TI

米系のアナログ半導体世界大手富士通AMD合弁のNORFlashメーカーSpansionから買収した会津若松工場茨城県美浦工場を持つ。最近日本法人の話をあまり聞かない。

On semiconductor

米系のアナログ半導体大手三洋電機半導体部門を買収したが、旧三洋新潟工場日本政策投資銀行出資ファンドに売却した。現在日本拠点富士通から買収した会津工場富士通半導体事業から手を引き工場を切り売りしたため、会津若松市内には米系大手半導体メーカー工場が立ち並ぶことになった。

Infineon Technologies (インフィニオン)

ドイツ大手電機メーカー、Siemenseが20年ほど前に半導体部門分社化して誕生した。従来欧州半導体メーカー日本での存在感があまりなかったのだが、富士通マイコン半導体部門を米Spansionが買収、そのSpansionを同じく米Cypressが買収、そのCypressをInfineonが買収した結果、日本市場でも存在感を示すようになった。もともとInfineon自体車載半導体に力を入れており、有力自動車メーカーがそろう日本市場に注目しているというのもある。

■ Nuvoton Technology (ヌヴォトン)

台湾半導体メーカー半導体から撤退したがっていたPanasonicからTowerSemiconductor共同運営している工場と、マイコン設計部門を買収する。Panasonic時代は、自社家電向けの独自マイコンをメインに作っていたのだが、Nuvotonに買収された後はArmベースの汎用マイコン設計品目が変わった。日本法人は車載モータ制御向けのマイコン開発に特化させていく方針台湾の開発チームとは住み分けを図る模様。富士通ほどではないが、Panasonic半導体部門を切り売りしており、所属していたエンジニアバラバラになってしまった。研究室が一緒でPanasonic半導体部門入社した友人がいたが、彼は今どこに流れ着いているのだろう?

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2023-03-21

とってもとってもとってもとってもとってもとっても

大不況

Permalink |記事への反応(0) | 22:59

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2023-01-09

[金融・経済]アメリカ人2023年米国の見通しについて非常に悲観的

いくつかの困難な年を経て、アメリカ人は 2023 年に入り、経済政治社会、国際の 13 の分野のうち12 の分野でネガティブな状況を予測する大多数が米国に対してほぼ悲観的な見通しを持っています

問題について反対の結果を提示された場合米国の成人の約10 人に 8 人が、2023 年は減税ではなく増税となり、財政赤字は縮小ではなく拡大するという経済困難の年になると考えています10 人中 6 人以上が、価格が高率で上昇し、株式市場が今後 1 年で下落すると考えています。どちらも 2022 年に起こりました。さらに、アメリカ人の半数強が、失業率が 2023 年に増加し、経済問題になると予測しています米国2022年に免れました。

国内では、アメリカ人の 90% が 2023 年は政治紛争の年になると予想し、72% が犯罪率が上昇すると予想し、56% が労働組合による多くのストライキが起こると予想しています

世界情勢に関しては、米国の成人の 85% が、今後 1 年は平和ではなく国際的不和に満ちたものになると予測しています。また、64%が世界における米国のパワーが低下すると考えている一方で、73%が中国のパワーが増大すると考えていますしかし、アメリカ人の 64% は、2023 年には世界におけるロシアの影響力が低下すると予想しています。これは、ロシア最近ウクライナとの戦争で後退したことを反映している可能性があります

これらの調査結果は、Gallup の確率ベースパネルメンバーである米国の成人を対象12 月 5 日から 19 日に全国的実施された代表的Web調査によるものです。

ギャラップは、1960 年から断続的に次の年の予測アメリカ人に尋ねてきました。以前の調査は、対面または電話でのインタビューによって実施されたものであり、その結果は、自己管理型のWeb調査によって収集された現在データと直接比較することはできません。 .

しかし、過去データ一般的に、来年アメリカ人予測は、その時点での国内および国際的気候に対する彼らの見解に大きく依存していることを示しています. 同様に、最近のギャラップ世論調査は、国内問題に関する 2023 年の予測における国民の悲観的な見通しを浮き彫りにしています

民主党共和党無党派よりも2023年に期待を寄せている

政党特定は、2023 年の予測における人口統計上の最大の差別化要因であり、民主党共和党よりもすべての側面で肯定的予測提供する可能性が高くなります。これは、現職の大統領政党共感するアメリカ人が、今後 1 年間の見通しについて全般的に前向きであるという典型的現象です。

民主党員の過半数は、2023 年に 5つの前向きな進展を予測しています。これらには、完全雇用または雇用の増加 (69%)、合理的価格の上昇 (53%)、株式市場の上昇 (53%)、米国の力の増加 (56%)、ロシアの力の減少 (79%)。民主党支持者は、政治協力を予想する可能性が最も低く (13%)、国際紛争ほとんどない平和な年を予想する可能性が最も低い (21%)。

一方、無党派層の 61%共和党支持者の 47% は、世界におけるロシアの力が低下すると予想しています共和党員の 36% が今後 1 年間に労働組合ストライキほとんど起こらないと予想しているのを除けば、他の11 の側面のいずれについても前向きな結果が得られると予想している共和党員は23% にすぎません。

結論

アメリカ人2023年懐疑的に迎えており、2022年を締めくくった経済闘争が収まるという期待はほとんどありません.共和党下院支配権を獲得した後、2023年政府が分割されることを考えると、不当な期待ではなく、国を悩ませている党派政治改善すると予測する米国の成人はほとんどいません。国際問題に対する世論予測も同様に悲観的です。しかし、彼らの党がホワイトハウス支配しているため、民主党来年についてより希望を持っています.

https://www.zerohedge.com/markets/americans-extremely-pessimistic-about-us-prospects-2023-gallup

Permalink |記事への反応(0) | 06:44

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