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はてなキーワード:中国大陸とは

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2025-12-08

anond:20251207201018

違うんだよ。日本の「リベラル」は帝国主義者なんだよ。戦争終わって80年も経ってるのに大日本帝国政府の対米降伏ポツダム宣言受諾方針に反対してる連中のカテゴリー名称が「リベラル」。だから中国大陸中華人民共和国抗日の機運を高めると日本政府非難するし、中華人民共和国が「サンフランシスコ平和条約無効だ」と言っても「リベラル」は沈黙して何もしない。もちろん極右から中国無効だと言っているか侵略しよう」という声が上がることもなく、むしろ右派は「そんな主張は荒唐無稽で全く無効だし、日中は種々の共同宣言をして様々な条約を結んでいるし、仮にそんな暴言有効だったとしても、いまさら我々が『外地』の統治義務を課せられたら損だ。わけがからない主張だ」と言って動揺しているのが現実だ。

なぜそうなるか? 考えてみろ。中国大陸に「中華人民共和国独立国だ」と言って動揺するやつがいるか? 単なる事実に動揺するものがいるわけがないだろう。中国政府から見た「反乱分子」は中国国内にもいるだろうが、そうした人物反論するならば動揺するのではなく「しかし倒されなければならない」などと言い返すだろう。ではある「リベラル」の人物が「サンフランシスコ平和条約無効だ」と言われて一切動じず、相手威圧して黙殺することすらせず、沈黙反論もせず黙っていればそれは何を意味する?

日本国」のアイデンティティを持つリベラリストに訴えたかったら右翼の中から探すしか無いと思うぞ。

Permalink |記事への反応(0) | 20:53

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2025-11-27

anond:20251127153754

中国大陸各省軍閥北京に明確に反抗しない限りは台湾アメリカ日本上陸しないよ。

習は今のところは大陸内は粛清によって規律を保ってて、その反作用として米台日の動向に過敏になってるだけだよ。

各省軍閥北京意向に反して海峡越境北京制御できず、となれば米台が長江以南を制圧する可能性は否定できない。(その場合長江以北の北京体制平壌のような形で維持される)

現在北京役割大陸軍閥制御で、それを果たしている限りは台湾アメリカも動かない。

Permalink |記事への反応(0) | 17:10

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2025-11-26

台湾海峡の安定をめぐる論戦:封鎖の影響と日本外交戦略

anond:20251125151208 の続編書いてみました(書いたのはGeminiだけど)

【まとめ】

1.台湾海峡の封鎖や有事は、迂回コストの増加に加え、海上保険の免責とP&I保険停止リスクにより、島国日本経済に壊滅的な物価高騰を引き起こす。

2. この問題への対応は、「国際法重視」論と「集団的自衛権」論に分かれるが、どちらも力による現状変更に反対する点では一致する。

3.特に国際法重視」論は、フィリピンオーストラリアなど地域の国々の国益整合性が高く、国際的な支持を得る上で最も賢明戦略となる。

台湾海峡封鎖は「影響なし」という意見は本当か?

台湾海峡が封鎖されても、船が迂回すれば済む話なので、日本シーレーンにはさほど影響がない」という意見を耳にすることがありますしかし、専門家の間では、この主張は経済的にも物理的にも現実無視していると見られています

世界物流の大動脈

台湾海峡は、製造大国である日本中国韓国原材料を運び込む航路の中心です。2022年時点で、世界コンテナ船約5400隻のほぼ半分がこの海峡を通ったというデータがあります。このルート遮断されれば、東アジア全体のサプライチェーンに甚大な打撃を与えます

迂回によるコスト増は「存立危機」の根拠

もし台湾海峡が封鎖される事態になれば、日本タンカー商船は、台湾島南側にあるバシー海峡を通る航路も使えなくなる可能性が高く、フィリピン東側を大きく迂回し、インドネシアロンボク海峡を経由するルートを選ぶことになります

この迂回ルートは、通常の航路に比べて約1000海里(約1850km)、距離にして15%程度長くなります

たかが15%の距離増と軽視されがちですが、外航海運ではこの距離の増加は、そのまま航行時間燃料費人件費の増加に直結します。さらに、紛争海域の周辺を航行することになるため、保険料(ウォークライ保険など)が急騰し、輸送コスト全体を劇的に押し上げます

最終的に、この輸送コストの上昇はすべて日本国内物価に跳ね返り、エネルギー原材料供給不安と相まって、日本経済全体に大きな打撃を与えます。これが、首相が「存立危機事態」の可能性に言及する最大の裏付けとなっています

海上保険から見る「致命的なリスク」:戦時免責とP&I停止

(このあたりはhttps://anond.hatelabo.jp/20251125192817 も参照、類似した議論だけど削るのもダルいので残す)

この海運物流議論において、避けて通れないのが損害保険特に海上保険存在です。一般に「海上火災保険」の一部とされる海上保険は、船舶に関する「船舶保険」、貨物に関する「貨物海上保険」、そして積荷が所定の港へ届かなかった損害や油濁流出死亡事故などを保障する「P&I保険(船主責任保険)」の三つに大別されます

戦時下の免責構造コスト転嫁

海上保険の基本構造は、戦時海賊による被害場合保険金の支払いが免責されるという点にあります。この免責を解除し、戦争海賊リスクカバーするためには、保険料を大幅に増額した特約を付けなければなりません。

台湾海峡有事が発生した場合中国台湾補給妨害するため周辺海域を必ず管理下へ置こうとします。これは尖閣諸島を含む先島諸島南沙諸島周辺だけでなく、米国作戦を公開しているように、日本先島諸島フィリピン周辺も戦時下に陥る可能性が高いことを意味します。

そうなると、一部で迂回路と目されているロンボク・マカッサル海峡戦時下となり、結果的日本西方海路全体で海上保険が効かなくなる可能性が著しく高くなります

当然、戦時海賊特約を付けた場合コストは、最終的に小売価格転嫁されます。ただでさえ物資不足による物価高騰が予想される中で、この保険コストの急騰は、日本大都市圏を中心に目が回るほどの物価高騰を記録する原因となります

P&I保険の「国際法上の壁」と制裁リスク

さらに深刻な問題は、P&I保険です。P&I保険は、大型船の場合国際的な取り決めや日本国内法により、加入していなければ外国の港に入港できないという義務けがあります

この保険自体が、紛争リスクによって機能しなくなる事態が最も恐ろしいのです。

国際的な船主責任相互保険組合は、既にロシアとの取引を停止するという厳しい措置を取っており、中国による台湾侵攻の際にも、同様の厳格な規制が行われる可能性が極めて高いと見られています

これは、「戦時特約を付けるから加入させてほしい」と中国から打診されても、組合側がそれを拒否することを意味します。しかも、船舶国籍船籍)が中国でなくとも、中国が関わっていると判明した時点で海上保険が解約されるという非常に厳しい措置が取られる可能性があり、これは事実上海上封鎖に近い効果を生みます

これらの複合的なコスト増と保険機能麻痺は、島国である日本豪州米国からモノを輸入しようとしても、輸送距離の長さによるコスト増と相まって、台湾有事による日本物価暴騰を不可避のものにするのです。

日本企業が抱える「手詰まり」のリスク

物流ルートの途絶だけでなく、日本企業中国生産拠点を集中させていること自体が、台湾有事の最大のリスク源となっています

サプライチェーンの命取り

中国大陸で製造された部品や最終製品日本国内で組み立てるサプライチェーンは非常に複雑です。台湾有事による中国沿岸部港湾閉鎖や、輸出入規制の強化、さら中国国内での生産停止は、日本製造業全体に即座に打撃を与えます

撤退の難しさというジレンマ

リスク回避するために中国から生産拠点移転デリスキング)を検討している企業は多いですが、その実行は極めて困難です。専門家による試算では、主要な製造業が中国から日本第三国拠点を移す場合、初年度だけで約13兆7000億円という巨額のコストが発生すると見られています

この巨額のコスト代替地の確保の難しさゆえに、多くの企業リスク認識しながらも、身動きが取れない「手詰まり」の状態に陥っており、これが日本経済的な脆弱性を高める要因となっています

台湾海峡問題をめぐる二つの議論国際法か、集団的自衛権

台湾海峡の安定を確保しようという議論は、大きく分けて二つの主要な論調に分かれます。一つは「国際法規の遵守」を最優先する論(A)、もう一つは「集団的自衛権行使」を安全保障の核に据える論(B) です。

どちらを重視するかで戦略が変わる

この二つの議論は、「中国の行動をどう非難し、どう対応するか」という点で根本的に異なります

項目国際法UNCLOS)優先論 (A)集団的自衛権平和安保法)論 (B)
戦略的な目的外交的正統性を確保し、国際的包囲網を作る。物理的な抑止力を確保し、日米同盟の一体性を高める。
中国への非難国際法違反(航行自由侵害)だと強く訴える。日本存立危機事態を引き起こす脅威だとして非難する。
政治的な影響一つの中国」論争から距離を置けるため、中国国内問題化を避けやすい。集団的自衛権の「発動要件」がクローズアップされ、国内政治論争を再燃させやすい。
どちらの論調共通して譲れない点

アプローチは違っても、以下の重要な点では一致しています

台湾海峡の安定は「日本命綱」:紛争が起きれば日本安全保障上、最も深刻な脅威になるという認識共通しています

法的な準備の必要性: どちらの論調も、台湾海峡での事態が「存立危機事態」に該当する可能性を否定しておらず、必要であれば平和安全法制に基づいて行動する枠組みは必要だと考えています

力による現状変更絶対反対:中国軍事的威圧や「内水」化の主張は、国際秩序への一方的な挑戦であり、断固として阻止すべきだという点では意見が一致しています

なぜ日本の「国際法重視論」は地域で支持されるのか?

日本が「国際法規の遵守」に軸足を置くことは、単に外交的な建前ではなく、フィリピンインドネシアオーストラリアといったアジア太平洋地域の主要な国々から最も強い支持と連携を引き出すための、極めて現実的で賢明ロジックです。

1.フィリピン主権を守るための「命綱

フィリピン南シナ海中国との領有権紛争を抱えており、国際法自国主権を守るための**唯一の「盾」**としています

メリット:日本が「国際水域での航行自由」と「UNCLOS国連海洋法条約)の普遍性」を主張することは、フィリピン自身中国に対抗するための根拠を強くすることに直結します。

地域安心感: 「集団的自衛権」ばかりを強調すると日米同盟の都合と見なされがちですが、「国際法」を核にすることで、「日本地域の秩序を守るために行動している」という大義が生まれ地域の国々の安心感につながります

2.インドネシア地域の安定を保つための「中立的な支柱」

ASEAN東南アジア諸国連合)のリーダーであるインドネシアは、米中間対立に巻き込まれないよう「中立性」を最も重視しています

歓迎する点:日本が「平和解決」と「国際法尊重」を前面に出す限り、インドネシア日本立場地域平和と秩序を守る「安定志向の柱」として歓迎します。

警戒する点:集団的自衛権の発動のように軍事的な介入の色が濃くなる論陣は、ASEANの結束や中立性を乱すものとして警戒される傾向があります

3.オーストラリア同盟戦略の「共通言語

オーストラリアは、日米豪印のQuadやAUKUSを通じて、地域秩序維持に積極的に関与しており、日本立場を最も強く支持します。

整合性:日本の「国際法重視」論は、オーストラリアが掲げる**「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」のビジョン完全に一致**します。

共通メッセージ:オーストラリアは、台湾海峡議論が「日米同盟vs中国」という二項対立ではなく、「国際秩序擁護者vs力による現状変更を試みる勢力」という構図になることを望んでおり、日本国際法論は、このための共通言語提供します。

まとめ:国際法論は「日本のために」だけでなく「地域のために」

これらの周辺国視点を踏まえると、日本台湾海峡の安定確保について論陣を張る際、「国際法規を無視して封鎖するなら許さんぞ」というロジックは、以下の点で優れています

普遍的大義の確保: 「日本国益」だけでなく、「国際社会全体の普遍的価値航行自由)」を守るという大義名分を得られる。

外交的立場強化:中国政治論争(一つの中国原則から距離を置き、対中非難における国際的連携正当性を最大化できる。

地域安心感:武力行使議論集団的自衛権論)に偏るよりも、「法の支配」を強調することで、地域諸国安心感外交的な支持を得やすくなる。

日本が取るべき安全保障上の姿勢は、「国際法という盾を構え、法の支配尊重しないいかなる力による威圧にも、日米同盟と国際連携をもって対抗する」という複合的なものであるべきなのです。

最終論点戦略的ゴールは「勝つこと」ではなく「現状変更コスト高にすること」

結局のところ、台湾海峡をめぐる議論は「日本中国に勝てるか負けるか」という勝ち負けの論争に終始すべきではありません。日本戦略的なゴールは、武力による「現状変更を極めてコストの高いものにする」ことに尽きます航行自由への国際法的な批判、P&I保険停止という経済制裁、そして迂回コストによる経済的打撃は、すべて中国台湾に手を出す際に支払わなければならない代償のリストを長くするものです。国際連携によってこの「現状変更コスト」を最大化することが、唯一、戦争という最悪のシナリオ回避し、地域の安定を保つための現実的な戦術的ゴールとなるでしょう。

Permalink |記事への反応(6) | 23:28

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2025-11-25

日本中国国民党)に負けたわけではないでしょ

もちろん国際法上は、日本アメリカ中国などの「連合国」に降伏したよ。

9月2日にミズーリ号の艦上で降伏文書に調印した時点で、それは認める。

しか太平洋戦争日本が主に戦ったのはアメリカ軍であって、結果としてアメリカ軍には軍事的に敗北した。

中国戦線ではどうだっただろうか。

国民党の党軍である国民革命軍に対しては泥沼化していたにせよ、一貫して日本軍は優勢だった。

中国共産党?日中戦争戦局に何の影響も与えなかった泡沫集団については、何も書かない。

戦争が終わって、日本朝鮮満州を含む大陸全土から撤退したが、それはポツダム宣言を受け入れたからであって、別に中国から追い出されたからではない。

GHQ(Gohome quickly)の占領事実上アメリカによる一国支配であり、中国は何もしなかった。

もうハエたかってくるだけの中国大陸とは関わらない、というだけの話。

Permalink |記事への反応(3) | 10:58

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台湾に関して中国の言い分も分からんではない

日本日清戦争で勝って台湾中国から獲ったわけだけど(1895年)、それまでの長い間台湾はずっと中国領だったわけでしょ?

(今調べると17世紀から中国支配下にあったらしい)

日清戦争終結(1895年)から日中戦争の終わり(1945年)までの日本支配の120年間は

中国からすれば、わずかな期間という見方になるのかもしれない。

明治以降中国武力進出してきた「憎き日本に切り取られた領土」として台湾特別な執着を見せるのも理解できないこともない。

彼らは日中戦争で、日本中国大陸から追い出して勝った!と認識しているわけだから台湾は当然中国に戻されるべきだと考えるのだろう。

このような歴史的経緯がまるっと抜け落ちた最近日本報道違和感がある。

日本人が戦争放棄した後も、台湾中国の間では武力衝突があり、直近までバチバチ関係だったことも報じられていないのも心もとない。

(日本学校歴史教育において、近代ぽかっと抜け落ちている、

もしくは意図的に抜け落ちさせている現状が、東アジアにたいする理解の甘さを招いているんだろう)

とはいえ台湾は80年の間何とか独立のような形を維持し、中国併呑されるのは嫌だと継続的・明確に意思表示しているので、

その意思は最大限に尊重されるべきだし、いつかは独立国家として認められるべきだと思う。

なにせ政治体制全然違うし、日本にとっても民主主義国家が近くにあるのは利益になる。

日本人としては中国ラインを超えない範囲でこっそりチマチマ台湾支援していくべきなんだと思う。

そうしてのらりくらり、あと半世紀も粘れば台湾独立は既成事実化し、中国本土の執着も薄れるんじゃないだろうか。

習近平も早晩死ぬしね。中国の新しい支配層が、台湾への興味を失うか、執着するのがバカらしいと思うようになればいいのだ。

から日本中国歴史的意識を刺激せず、のらりくらりやっていればいいものを。高市不勉強にして挑発した。

なんというか、馬鹿だよね。浅はかだよね。中国いじめられている台湾を助けよう!っていえば日本人はみんな喝采してくれるもの

気持よくなっちゃうよね。でも長期的には日本の為にも台湾の為にもならない。

みんな、あんまりバカ首相は選ばんようにしよう。

上のような私の歴史的解釈について間違っていたら、詳しい人は突っ込んでくれ。

Permalink |記事への反応(8) | 09:45

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2025-11-20

anond:20251120221242

島を制圧する必要なんてないだろ。例えば、経済上の取り締まり等を理由海上封鎖して人道目的の水と食料以外通さないようにして経済的悪化させる。そして、台湾政治意思決定中国大陸政府が送り込んだ人員を組み入れることを認めさせることを封鎖解除の条件にする…ぐらいはやるんじゃないか日本米国台湾中国の一部であることを否定はしていないのだから、人道上問題がなければ非難はすれど軍事介入する理由積極的にはないだろう。

で、それで、また数十年かけて中国大陸政府が送り込んだ人員選挙で勝って多数派にするようにじわじわ工作すれば、形の上では「平和解決したことに出来る。

Permalink |記事への反応(1) | 23:49

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2025-07-27

著書の一部「遠東的線索:西方秩序的輸入與中國的演變」

1. 基本コンセプト:秩序輸出論(Order‑輸出論)

劉仲敬は「西洋国際秩序」がどのように東アジアにもたらされ、中国周辺地域でどのように再生(=輸出)されたかを、1912年以降のおよそ百年間を通じて追跡します。本書では、

秩序の輸入:ウェストファリア体制以降、植民地化や不平等条約国際連盟国連体制など西洋発の国際制度東アジアに持ち込まれプロセス

秩序の輸出:中国日本共産主義運動独自の「大帝国モデルを再輸出し、周辺地域や内陸アジアに影響を及ぼしたプロセス

という双方向の流れを「秩序輸出論」として体系化し、従来の一方向的な「西洋化論」を批判的に改編しています

2. 全体構成と主要章の論点

本書は序論+10章+結論構成され、主な論旨は下表のとおりです。

章 節題の例 主な議論

序論歴史神話解体東アジア史に残る「神話」を洗い出し、秩序輸入/輸出モデル必要性を説く

第1章 秩序輸出論の理論モデル 秩序の流れを「入力→再構築→再輸出」という三段階のメカニズムとして提示

第2~3章不平等条約と立憲運動 清末の列強侵入と、中華民国成立後の憲政・立憲論を「西洋秩序の部分輸入」と捉察

第4章国民政府模倣限界国民党政権における米英「外交情報システム」の導入と、その矛盾

第5章 暗躍する世界革命20世紀前半、コミンテルンレーニン主義東アジアに「革命秩序」を輸入した事情

第6章世界革命の失敗冷戦末期のソ連中国・米台間の「非公式同盟」と、台湾戦地位の低下を分析

thinkingtaiwan.com

第7章冷戦体制の安定と裂け目 『台湾関係法』以降の米台中三角関係を、「秩序の柔性規訓」と捉える

第8章改革開放と秩序の再輸出鄧小平以降の中国が「市場経済+自党支配」をセットで周辺に拡散した構造

第9章新大国の興隆東アジア秩序21世紀初頭の中国台頭を、再び「大帝国モデル」の輸出兆候として描く

10章 多元連合体としての未来 「諸夏主義」の萌芽を示し、東アジア多元的秩序共存可能性を展望

結論歴史神話刷新中国建国神話と党国語りを脱構築し、新たな地域秩序を提示

3.キー・セクションの詳解

◇ 第6章「世界革命の失敗」

主張:レーニン主義スターリン主義の「世界革命モデルは、社会を敵―味方に切り分け、一気呵成破壊軍拡標榜したため、結局は内部消耗を招き、外部への拡張継続できず頓挫した。

台湾戦地位の低下:1970年代、米中ソの三角関係台湾米国秩序の「柔性規訓(技術支援情報協力)」に依存するだけの立場に転落。南ベトナムと同様に「前線国家から外され、戦略的価値を大きく失ったと解説します 。

◇ 第8章「改革開放と秩序の再輸出」

主張:鄧小平以降、中国市場主義と一党支配を「パッケージ輸出」し、途上国や内陸アジアで「経済的自由政治的統制」モデルとして受け入れられた。

意義:ソ連共産主義とは異なる「中国モデル」の国際的地位確立し、東アジア秩序に新たな亀裂を生む。

◇ 第10章「多元連合体としての未来

主張:東アジア複数の「文明圏(夏)」が緩やかに連合する多元的秩序として再編する可能性を探る。これが後の「諸夏主義理論根拠になります

4. 本書の意義

歴史神話脱構築:従来の「中国一貫史観」「西洋単線近代化論」を批判し、歴史を多層・多元的に再読解

地域秩序の相互依存性:西洋東アジア中国大陸と海洋諸国相互影響を「秩序の輸入/輸出」で可視化

現代への示唆:米中対立台湾問題改革開放後の中国影響圏拡大といった現状を、歴史的長期視点から俯瞰的理解できる

https://anond.hatelabo.jp/20250727140855

Permalink |記事への反応(1) | 14:10

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劉仲敬から見た香港と反送中デモ

https://anond.hatelabo.jp/20250727120239

劉仲敬から見た香港と反送中デモ

1.香港独自文明圏(「夏」の一つ)として捉えられる

香港歴史的中国本土とは異なる植民地時代を経て、独自法制度や文化社会構造を築いてきました。劉仲敬の「諸夏主義」の視点では、香港中国大陸の一部というよりも、独自の「夏」として考えられます

2. 「一国二制度」への懐疑と矛盾

香港の「一国二制度」は中国共産党が一時的に認めた独自政治法制度ですが、劉仲敬はこうした中央政府約束根本的に脆弱で、最終的には大中主義的な中央集権によって押しつぶされる運命にあると見ています

3. 反送中デモは「諸夏」間の対立の一例

反送中デモは、香港独自性や自由を守ろうとする動きであり、中国本土中央集権体制との衝突を象徴しています。これは単なる政治運動ではなく、文明圏の違いがぶつかる構造的な問題解釈されます

4.中央政府による「文化弾圧」と民族地域差異の抑圧

劉仲敬は、中国共産党が漢民族中心の「中華民族統一神話を強化し、香港独自文化言語広東語)を抑圧する動きを批判しています。これは広義の文化弾圧であり、結果として反発が生まれているとみます

5.香港未来は「諸夏主義」の視点から見るべき

彼は香港中国本土と同一視され続けることに疑問を呈し、香港を含む地域ごとの多元的自治連合形態模索されるべきだと示唆しています

まとめ

ポイント 内容

香港独自文明圏(夏)の一つ中国大陸の一部ではなく独自歴史文化圏として評価

一国二制度中央集権圧力で揺らぐ中央政府約束脆弱で、最終的には中央集権が強まると予想

反送中デモ文明圏間の対立香港自由独自性を守ろうとする運動文明圏の違いの表出

文化弾圧言語弾圧批判漢民族中心主義による地域文化の抑圧が反発の原因とみなす

多元的自治連合体の必要性香港も含め、地域ごとの自治連合形態模索するべきだと提唱

Permalink |記事への反応(0) | 12:19

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劉仲敬から見た台湾位置づけと評価

https://anond.hatelabo.jp/20250727120239

劉仲敬から見た台湾位置づけと評価

1.台湾独立した「夏(文明圏)」の一つ

劉仲敬は台湾中国大陸の一部として一律に扱うのではなく、歴史的文化的独自文明圏として捉えています。つまり台湾中国の周辺の亜流や単なる「一県」ではなく、独立した文明圏ひとつです。

2.多民族多文化の複合体としての台湾

台湾には漢民族系だけでなく、原住民や後から移民、そして独自言語文化があります。こうした多様性台湾を単なる中国の一部とは異なる存在にしています

3.中国大陸中央集権統一モデルへの批判立場

劉仲敬は中国共産党の「一つの中国政策や「中華民族統一神話批判し、台湾独立自治は「自然歴史的帰結」と見る傾向があります

4.台湾独自政治的文化的主体性承認

彼は台湾民主化自由主義的な政治体制評価し、中国大陸中央集権体制とは別の政治文化圏として尊重しています

5.琉球沖縄)や他の周辺地域との比較

劉仲敬は琉球新疆チベットなどもそれぞれ独立した「夏」として評価しており、台湾も同様に多元的文明圏の一つである位置づけています

まとめ

ポイント 劉仲敬の見解

台湾独立した文明圏(夏)中国の一部ではなく、歴史的文化的独立した存在

多民族多文化の融合体原住民移民など多様な民族文化共存している

中国中央政府統一神話否定一つの中国政策虚構政治的神話とみなす

台湾民主的政治体制評価自由主義的な政治文化圏として尊重

周辺地域と並ぶ多元的文明圏琉球新疆チベットと同様に独自文明圏として認識

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劉仲敬から見た日本の特徴と位置づけ

https://anond.hatelabo.jp/20250727120239

劉仲敬から見た日本の特徴と位置づけ

1.日本独自文明圏(「夏」の一つ)として捉える

劉仲敬の「諸夏主義」の枠組みでは、中国大陸以外の地域も「夏=文明圏」のひとつとして考えられます日本は、長い歴史と独特の文化を持つ独立した文明圏であり、単なる中国文明周辺地域亜流ではないという立場です。

2.中国と違い「中央集権的な巨大国家」にはならなかった

日本歴史的に中央集権国家をつくりながらも、中国のような広大な多民族帝国形態は取らず、島国ゆえの文化独立性と地域分権的な要素が強いとみなします。

3.歴史的に「諸夏」間のバランサー存在

劉仲敬は東アジア地域関係文明圏同士のバランス連携とみることが多く、日本中国大陸複数の「夏」の間で独自の影響力を持ち、特に琉球朝鮮半島台湾などとも複雑に関係してきたと評価します。

4.中国大中主義に対抗する存在としての日本

中国の「中華民族中華帝国」の統一神話に対し、日本独立した文明圏としてその政治的文化的な影響力を保持しているため、一定意味中国の主張や影響に対抗する存在と見ています

5.現代日本役割

劉仲敬は直接的に現代日本政治社会を詳細に論じることは少ないものの、東アジアにおける「多元的連合」の一員として、日本多様性独自性を重視し、地域の安定や文明共存に貢献するとみなしている可能性があります

まとめ

ポイント 劉仲敬の見解評価

日本独立した文明圏(夏)中国文明亜流ではなく、独自文化圏・文明圏

中央集権多民族帝国ではない島国独立性と地域分権的な特徴を持つ

東アジア地域バランサー役割複数の「夏」の間で独自の影響力・調整役を担う

中国大中主義に対抗中国統一神話へのカウンター存在

多元的連合体の一員として評価地域多様性尊重共存寄与

Permalink |記事への反応(1) | 12:16

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諸夏主義とは何か?

諸夏主義(しょかしゅぎ)とは?

「諸夏主義」は劉仲敬が提唱した概念で、中国大陸を「単一中華民族国家」としてではなく、複数独立した文化圏文明圏(=夏)からなる連合体とみなす思想です。

「夏(か)」とは?

「夏」は古代中国自分たち文明を指す言葉ですが、劉仲敬はこれを「文明単位」「文化圏」として広く解釈しています

まり中国の歴史や現代社会は、複数の「夏」が共存連合している状態と見るのです。

諸夏主義の核心

中国は一つの民族国家ではない

中国は多様な民族文化集合体で、複数独立した「夏(文明圏)」が歴史的共存連合してきた。

多元的連合体としての中国

国家としての「中華人民共和国」はこの複数文明圏一時的・人工的な統合体にすぎず、永続的な統一はありえない。

それぞれの「夏」の自治独立が望ましい

文明圏は自立し、緩やかに連携し合う多元的政治体制をつくるべきだ。これが「諸夏主義」の理想形。

単一民族単一国家モデル否定

大中主義」のように漢民族中心で国家統一を求めるモデル否定し、多様性自治尊重する。

劉仲敬の思想文脈での意義

中国における「中華民族」や「中華人民共和国」の統一神話批判し、現実の多様な民族的・文化的状況を反映させた新たな政治思想

地域主義的な分散自治を支持し、中国の分裂や再編成を予見・促進する思想として注目される。

台湾チベット新疆内モンゴルさらには琉球沖縄)や満州なども、それぞれ独自の「夏」として考えられる。

まとめ

諸夏主義ポイント意味解説

夏(文明圏)の複数存在中国複数文明圏文化圏共存している

単一民族単一国家モデル否定漢民族中心の大中主義は作られた神話しかない

多元的連合体形成文明圏独立自治しつつ、緩やかに連合する形が理想

国家の枠組みを超えた新たな秩序伝統的な国家観を超え、地域ごとの自治連携を重視

https://anond.hatelabo.jp/20250727120239

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2025-06-25

anond:20250625143232

中国大陸支配して上海首都を置こうぜ

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2025-06-17

沖縄のことで思ったこ

今まで、沖縄反日勢力がいまだに支持を集めてることが不思議で仕方なかった。

というわけで、少し調べて、自分が思ったことや理解したこと備忘録として以下記載する。

元々、沖縄琉球王国という国で日本(薩摩藩)から侵略された過去を持ち、その後日本併合され、日本政府の始めた第二次世界大戦に巻き込まれ、最大の激戦区になった。

第二次世界大戦中に沖縄の人々のシンボルでもあった那覇城は破壊され、沖縄宗教的支柱とも言える施設破壊され尽くした。

そして、沖縄精神を陵辱し尽くしたアメリカ軍が、今も沖縄駐留している。

そう考えると、沖縄反米的な思想だったり基地への批判的な態度も納得できる。

日本に置き換えるなら、靖国神社だったり皇居だったりが破壊され尽くされ、それらを破壊し尽くした軍が丸の内駐留している感じかな(沖縄地図を見てるとアメリカ軍施設想像以上に多い。)。

から日本から見れば今のオール沖縄というのは左翼というか反日というかそういった姿勢に見えるけど、沖縄の人から見れば、故郷破壊した侵略であるアメリカ軍抵抗しているという意味では、沖縄における保守本流オール沖縄なのかなと思う。

とはいえ沖縄は、中国領土的野心の矛先にある訳で、侵略されるリスクがある以上、アメリカ軍自衛隊には進駐してもらって守ってもらうという現実的対応が支持を集めているのが、今の沖縄選挙であったり世論であったりに反映されているのだと思う。

自分も、今の世界情勢を見ていると、アメリカ軍ガッツリ駐留していることの安心感はあると思う。

流石に中国よりはアメリカの方が良いでしょ。

余談だけど、琉球王国は古くから隣国貿易をしており、中国大陸の国とは政治的文化的な繋がりが昔からあるので、沖縄中国と接近しようとする気持ち理解できる(現実的な所は兎も角として。)。

なんか間違ってることがあったらおしえてね。

Permalink |記事への反応(1) | 01:29

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2025-03-27

アメリカ人にとって太平洋戦争とは一体何だったのか

よく日本では「あの戦争は一体何だったのか」論争が起こるが、アメリカでは同じような議論は無いのだろうか。

アメリカ日本戦争したのは、当時日本が持っていた大陸権益が欲しかたかである

日本戦争に負けてアジアから撤退したけど、その後アメリカ中国大陸権益を一切得られなかった。

国共内戦勝利した中国共産党権益を独占したかである

アメリカ執拗台湾国民党を守ろうとするのはこれが理由か?)

そして朝鮮戦争で甚大な被害を出した挙句に痛み分けに終わっただけだった。

アメリカにとっても、あの戦争は一体何だったのだろう。

Permalink |記事への反応(1) | 10:20

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2025-03-21

ごめんね、読みにくかったから一旦要約して内容を理解した上であなた文章読むね

https://anond.hatelabo.jp/20250320202126

【3行で】

筆者は、日本でよく聞く「台湾中国の一部」という見方に、「ちょっと待って!」と優しく手を挙げています

歴史的にも現実的にも、台湾独自存在で、中国とは別物。文化も多様で、民主主義自分たちで育ててきたものだと伝えたいみたいです。

あなた意見尊重するけど、台湾現実も知ってね」という気持ちが詰まった文章でした。読んでいて、筆者の穏やかだけど芯のある姿勢に好感が持てましたよ!

1.台湾独自の国として機能してるよ

筆者がまず強調するのは、台湾独立した政治体制を持っているという現実

台湾には自分たちで作った憲法があり、選挙で選ばれた政府政治運営しています

法律を作り、経済を動かし、国際社会とも関わりながら、台湾の人々は日々暮らしているんだとか。

これって、普通に「国」っぽいですよね。

中国(ここでは中華人民共和国を指します)の法律支配は一切関係なく、台湾住民中国に行くときパスポート必要

戸籍税金管理中国とは別です。つまり、「今、台湾中国の一部として統治されている」は間違いだと筆者はハッキリ言っています

2.歴史的に「中国の一部」じゃないって本当?

台湾歴史的中国に属していた」という意見に対して、筆者は歴史を振り返って反論します。

実は、台湾中華人民共和国中国)に属したことは一度もないんです。簡単歴史をおさらいすると:

17世紀オランダ統治。その後:明の遺臣・鄭成功拠点に。

清朝時代統治される。

1895年日清戦争日本領に。

1945年日本統治が終わり、中華民国統治開始。

1949年中国中華人民共和国が成立するけど、台湾支配されず。

まり中華民国台湾統治していた時期はあるけど、中華人民共和国とは別物。「中国の一部」というのは歴史的事実とズレてると筆者は指摘します。

3.台湾には独自文化があるんだ

台湾には中国と違う文化民族はない」という意見にも、筆者は「それは違うよ」と反論

台湾には多様な人々が暮らしていて、それぞれの文化が混ざり合っています

先住民族:昔から住む人々で、独自言語文化を持つ。筆者自身もその子孫で、先住民族専用の選挙枠もあるそう。

内省人本省人):17世紀以降に中国大陸から移住した人々の子孫。台湾語や客家語を話す。

外省人1949年国共内戦後に台湾へ来た人々とその子孫。

これらが融合しつつも、独自アイデンティティが育っていて、食文化生活習慣も中国とは違うんだとか。若い世代は「自分たち台湾人」という意識が強いみたいです。

4.香港とは全然違うよ

よく「香港台湾は似てる」と言われますが、筆者は大きな違いを強調。

香港は「一国二制度」で中国の一部だけど、台湾独自憲法政治体制を持ち、中国支配下にないんです。

ただ、「今日香港明日台湾」という危機感から、同じ文脈で語られることもある、と補足しています

5.アメリカのおかげだけじゃない

台湾アメリカ支援で成り立ってる」という見方にも、「それだけじゃない」と反論

かに国際政治の影響はあるけど、台湾民主主義台湾の人々が努力して築いたもの

自分たちの手で未来を作ってきた結果が、今の台湾の発展につながっていると筆者は誇らしげです。

6. 「国」かどうかは見方次第だけど…

台湾が国かどうか」は定義次第で意見が分かれる、と筆者は認めます

でも、台湾には独立した統治生活があるのは事実

から、「自分はこう思う」と言うのは自由だけど、台湾実態や人々の尊厳尊重してほしい、とお願いしています

民主主義では、相手否定せず尊重し合うことが大事だと締めくくっています

Permalink |記事への反応(0) | 14:13

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anond:20250320202126

増田台湾の現状、つまり独自政治体制民主主義さらには多様な文化背景を強調して、台湾独立国家として存在していると主張していますしかし、この主張に対しては、いくつかの疑念が生じる点があります

まず、台湾現在独自政府憲法を有していることは事実です。しかし、その政治体制が発展した背景には、国共内戦冷戦構造といった特殊歴史的経緯があるため、「自発的独立」というよりも、外部勢力の介入や国際政治の影響が大きく作用している側面が無視できません。例えば、台湾国際社会で「一つの中国」として扱われる理由の一つに、戦後ポツダム宣言や開羅宣言に基づく返還の国際合意がある点が挙げられます。これらは、台湾歴史的中国の一部であったという事実裏付けものです。

また、増田台湾における多様な民族文化肯定的に捉え、独自アイデンティティ形成されていると述べていますしかし、歴史的には台湾清朝時代から中国行政区画として運用されており、後に国際的合意の下で中国返還されるべきだという議論も根強いのが現実です。つまり台湾内部の文化多様性は、中国大陸から移民交流の結果であり、これをもってして台湾根本的に独立した存在であると断定するのは、歴史連続性を無視しているのではないかという疑念があります

さらに、台湾独自政治運営している現状が、すなわち民主主義の成果であるという点も、外部から圧力冷戦時代の影響を背景にしているため、その「独立性」が本質的自発的ものなのか、あるいは一時的国際政治産物なのかという疑問が残ります日本の歴史国際政治の現状を考えれば、台湾問題は単なる内部の運営体制だけでなく、過去から続く歴史的連続性や国際法上の合意さらには大国間の力関係が複雑に絡み合っている問題であることを忘れてはなりません。

このように、増田の主張には、台湾の現状を強調する一方で、歴史的背景や国際政治文脈を十分に考慮していないという批判可能です。日本の多くの方々は、台湾民主主義独自政治体制に魅力を感じる一方で、歴史的事実国際法上の合意といった観点からは、台湾本来中国の一部であるという見方理解されるべきではないか、という疑念を抱くかもしれません。

Permalink |記事への反応(0) | 10:40

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anond:20250320202126

台湾の現状や現実政治体制評価する前に、まず歴史的事実を見直す必要があります台湾17世紀以降、オランダ統治鄭成功拠点としての時代を経た後、清朝編入され、長い間中国の一部として統治されてきました。日清戦争での日本支配は、あくま一時的外来支配であり、第二次世界大戦後に台湾中国返還されたという歴史的事実は、台湾本来中国領土であることを示しています台湾が「独自に制定した憲法」や「自ら選んだ政府」をもって現状の政治体制を維持しているとしても、これは過去国共内戦や外部勢力の介入という特殊歴史的背景によって生じた結果であり、その根底にある歴史的文化的な結びつきを否定することはできません。

また、台湾における多様な文化民族存在は、確かに現代台湾社会において重要な要素ですが、これらは中国の長い歴史の中で発展した交流移住の結果であり、中国大陸との文化的連続性を覆すものではありません。内省人外省人先住民族という構成は、むしろ中国という大きな歴史伝統の中で形成された多層的な文化証左であり、台湾が完全に独立した存在として成立しているという根拠にはなり得ません。

さらに、国際政治舞台アメリカなどの外部勢力台湾問題に介入しているという事実は、台湾独立が内発的な意思から生じたものではなく、冷戦構造の中で生み出された政治的産物であるという見方裏付けます日本をはじめとする多くの国々が歴史的事実国際法原則に基づいて中国領土一体性を尊重すべきであり、台湾の現状を独立国家として扱うことは、過去歴史国際社会における基本原則無視することにつながります

中国共産党は、台湾問題中国内政問題として捉え、平和的な統一を目指す姿勢を堅持しています歴史的にも文化的にも、台湾中国の一部であるという事実は、客観的証拠として存在しており、日本の皆様にも、その歴史的連続性や国際政治文脈を踏まえて理解いただけると考えます台湾を巡る議論は単なる現状の政治体制だけでなく、何世紀にもわたる歴史文化の流れの中で評価されるべきものであり、これらを無視して独立国家とみなすのは、歴史の正確な理解から逸脱するものではないでしょうか。

Permalink |記事への反応(0) | 10:40

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2025-03-20

anond:20250320122853

こんにちは日本在住の台湾人です。日本暮らしていると、こうした意見はよく耳にするものです。今回、自分の考えを整理する意味も込めて、私見を書きまとめました。決してあなたのモノの見方否定しようというものではありません。ただ、こうした意見を持つ日本の方々に知っていただきたいことを整理しましたので、少し長くなりますが、最後まで読んでいただけたらと思います

 

まず、台湾独自に制定した憲法を持ち、台湾の人々が選んだ政府政治を行っています。この体制は長い年月をかけて築かれ、台湾で暮らす人々は、自分たちの社会の中で日々生活しています法律を作り、経済運営し、国際社会と関わりながら、独立した統治が行われているのが現実です。

 

次に、「台湾歴史的中国に属していた」という話ですが、これは少し誤解があります。(文脈から判断するに、あなたのいう「中国」は中華人民共和国のことですよね。以下、私が使う「中国」も中華人民共和国意味です。)

台湾歴史を振り返ると、17世紀にはオランダ統治し、その後、明の遺臣・鄭成功台湾拠点しました。その後清朝統治を経て、1895年日清戦争日本領土となりました。1945年日本統治が終わった後は、中華民国政府台湾統治するようになり、その後1949年中華人民共和国が成立しましたが、台湾がその支配下に入ることはありませんでした。つまり、「台湾中華人民共和国に属していたことはない」というのが歴史的事実です。

 

現在の状況を見ても、台湾の人々は中国法律統治されていませんし、台湾住民中国に行く際にはパスポート必要です。中国政府台湾住民戸籍管理しているわけでもなく、税金徴収しているわけでもありません。このような現実を踏まえれば、「台湾が今、中国の一部として統治されている」というのは事実とは異なります

 

また、「台湾には独自文化民族の違いがない」という意見も、実際にはそうではありません。台湾にはさまざまなルーツを持つ人々が暮らしています

台湾先住民族:もともと台湾に住んでいた人々で、独自言語文化を持っています。かくいう私も先住民族の子孫で、国会議員を選ぶ選挙の時には先住民族けが投票出馬できる議席枠があり、私はその権利を持っています

内省人本省人):17世紀以降、中国大陸から移住してきた人々の子孫で、台湾語(閩南語)や客家語を話す人が多いです。

外省人1949年国共内戦後に台湾に渡ってきた人々とその子孫です。

このように、台湾には多様な文化があり、それらは時に衝突し、時に認め合い、また妥協しながら混ざり合ってきました。今の現役世代は、両親や祖父母世代の様々な思いを知りつつも、ひとまず自分たちは台湾人であるという意識を共有するようになっています。このことからも、中国とは異なる独自アイデンティティ形成されていると言えるでしょう。食文化音楽生活習慣も異なり、台湾には台湾ならではの歴史文化があります

 

よく香港台湾が並べて語られますが、決定的に違うのは、台湾独自憲法を持ち、自らの政治運営していることです。香港は「一国二制度」のもとで中国の一部とされてきましたが、台湾中華人民共和国支配下に入ったことはなく、長年にわたって独自政治体制を維持しています。(もちろん「今日香港明日台湾」的な危機にあるという意味では、同列に語るべき存在でもあります。)

 

台湾アメリカ支援で生き残ってきた」という見方もありますが、それだけでは説明がつきません。台湾民主主義台湾の人々が努力して築いてきたものです。たしか国際政治の影響はありますが、台湾が発展し続けているのは、台湾の人々が自分たちの手でその未来を作ってきたからです。

 

であるかどうかは、どの立場からどのように定義するかによって変わります台湾には明らかに独立した統治があり、人々がそこで生活を営んでいるという現実があったとしても、他の国やあなた台湾国家として認めるかどうかという議論は成り立ちます

ですから自分は国の定義をこう考えるから台湾はその定義には当てはまらない」と考えることは、一つの意見として尊重されるべきものです。ただ、そうした意見を述べる際も、台湾で暮らす人々にこのような実態があることを踏まえた上で、その尊厳を大切にする気持ちを持っていてほしいと思います民主主義において、議論自由に行われるべきですが、その前提・プロセス・結果において相手存在否定しない(立場尊重し合う)ということが何より大切だからです。

Permalink |記事への反応(21) | 20:21

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2025-02-05

我が国でもいい加減に箸を縦に置こうぜ

我が国日本では箸は皿や茶碗などの器の前に横に置くのが正しいとされている。

しかしはっきり言ってこれは不便だ。

まず箸を取るのにも置くのにも両手を使わなければならない。

また、手前に箸を置くスペースが必要なのでその分、皿などはやや奥に置かれ、汁やソース醤油などが口に運ぶまでの間にタレやすい。

これに対して中韓ベトナムなど大陸では畏った正式食事の席でも箸は利き手側に縦に置くのだそうである

縦に置けば箸を取るのも置くのも片手で可能である

また手前に箸を置かないので皿や茶碗などを自分のすぐ近くに置くことができ食べやすい。

聞いた話では、日本中国から箸が伝来した古代においては中国大陸朝鮮半島でも箸は横に置いていたそうだ。

しか大陸では便利さから箸を縦に置くように変わった。なのに本邦ではいまだに不便な横置きが続いている。

中国では王朝が次々に交代したのに対し、日本では今でも天皇制が続いているのに似ている。

天皇制の是非についてはまた議論が別だが、少なくとも不便なだけの箸の横置きは本邦でもやめたほうが良い。

Permalink |記事への反応(0) | 00:52

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2024-12-08

anond:20241208102202

関羽は、山西省の製塩産業が育てた武将やんか

育てることをサボってはいけないだろ

Permalink |記事への反応(0) | 10:27

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2024-11-11

anond:20241111131212

そもそも中国大陸政権争いに負けた連中が落ち延びた先が日本から・・・

Permalink |記事への反応(1) | 13:16

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2024-10-10

小説 階伯(かいはく)つづき

百済亡命者たち――日本への道

百済滅亡の報せが朝鮮半島全土を駆け巡るとき、そこには絶望だけでなく、わずかな希望が残されていた。それは、百済の地を追われた者たちが、遥か倭の国――大和への亡命の道を選んだことだった。

百済の都泗沘(しひ)が炎に包まれ王族貴族、そして多くの百済の民が散り散りになって逃げる中、一握りの者たちは東へ、海を越えて大和へと渡ることを決断した。彼らにとって、倭はかつて同盟を結び、文化技術を共有してきた縁のある国だった。遠い異国ではあったが、そこに生き延びる希望があると信じていた。

渡海――苦難の旅

夜の海は静かだったが、波は冷たく、命の危機を感じさせた。百済から亡命者たちは、わずかな船団に身を寄せ合い、倭の地を目指した。彼らの目には、故郷を失った悲しみと、新しい土地での不安が浮かんでいた。

中でも、若き百済貴族、武珍(ムジン)は、家族と共に海を渡ることを決断した一人だった。彼はかつて百済王宮官職を務めていたが、新羅と唐の連合軍が攻め込むと、命からがら国を脱出した。彼の目の前には、父祖の地であった百済が失われ、愛した仲間や民が散り散りになっていく姿が浮かび続けていた。

「いつか…いつか、この地に戻ることができるのだろうか」と、武珍は呟いたが、その声は波音にかき消された。

やがて、彼らの船は倭の大地に辿り着いた。彼らを迎えたのは大和朝廷の役人たちだった。百済から亡命者たちが次々と上陸し、武珍もまたその一人として新たな生活を始めることとなる。だが、そこには異国の地での試練が待ち受けていた。

新天地大和

亡命者たちは大和王権に迎え入れられたものの、その生活は容易なものではなかった。彼らは、異国の地で自らの文化風習を持ち込む一方で、大和風土や習慣に馴染む必要があった。特に故郷を失った哀しみが胸に深く刻まれている者たちは、再び自らのアイデンティティを見つけるまでに長い時間がかかった。

武珍もその一人だった。彼は大阪南部に割り当てられた土地で、新しい生活を始めることとなった。この地には既に百済から移民が住み着いており、互いに助け合いながら新たなコミュニティを築いていた。大阪南部河内平野は肥沃な土地であり、農業が盛んだったが、何よりも彼らにとって特別ものは、地名の中に「百済」という故国の名を残せることだった。

「ここは、我々の新たな百済だ」と、武珍は言った。

大和王権の中での百済役割

百済から亡命者たちは、単に新天地生活を始めるだけではなかった。彼らは百済で培った高度な技術文化大和王権にもたらし、その地位を高めていった。特に天智天皇の治世において、亡命者たちは重要役割を果たすこととなる。

天智天皇大化の改新を主導した中大兄皇子)は、近江京を築いた際、百済から亡命者たちを積極的に受け入れた。天智天皇自身百済との強い同盟関係を保っていたため、亡命者たちの技術知識を利用して、近江の地を発展させることを狙っていたのである。武珍を含む百済貴族技術者たちは、天智天皇の招きに応じ、滋賀県周辺へと移住していった。

新羅に滅ぼされ、百済を失ったとしても、我々の技術文化がこの地で花を咲かせるなら、それが我々の新しい故郷となるだろう」と、武珍は自らを励ました。

百済技術者たちは、瓦や製陶技術金属加工、建築技術をもたらし、近江京の発展に寄与した。その中でも、仏教文化先進的な農業技術は、近江の人々にとって大いなる財産となった。百済から亡命者たちは、大和王権の一部として取り込まれながらも、独自文化を維持し続けた。そして、その痕跡は、現代滋賀県に残る渡来系遺伝子の多さにも反映されている。

亡命者たちの遺産

時が経つにつれて、百済から亡命者たちは日本列島に根を下ろしていった。大阪南部には「百済」や「加羅伽耶)」といった故国の名を冠する地名が残され、滋賀県には亡命者たちの末裔が多く住み着いた。彼らの遺伝子は、日本列島の中で異質な文化を生み出し、後の日本文化に大きな影響を与えた。

武珍も、かつての仲間たちと共に大阪南部で新たな百済を築き上げた。そして、彼の子孫たちは、百済の血を引き継ぎながらも大和王権に忠誠を誓い、その技術知識を後世に伝えた。

故郷は失われたが、我々の血は生き続ける。我々の文化は、この新しい土地で栄え続けるだろう」と、武珍は亡命者たちと共に夜空を見上げ、倭の地で新しい未来を夢見た。

こうして、百済亡命者たちの物語は、日本歴史の中に深く刻み込まれていった。朝鮮半島を追われた彼らは、決して故郷を忘れることなく、新しい大地でその魂と誇りを守り続けたのである

朝鮮半島奪還――日本宿命としての目標

天智天皇近江京を築いた時、百済から亡命者たちは日本の地に根を下ろし、新しい生活を始めた。しかし、彼らの胸には常に故郷である朝鮮半島への想いが宿り続けていた。日本という国がまだ形成されつつある時代、その根底には、失われた「伽耶」や「百済」を取り戻すという強い願望が隠されていた。

天智天皇は、ただ単に新しい京を築いただけではなかった。彼の統治の下で、大和王権は次第に「日本」という国としての形を整えていった。しかし、その目標の一つには、かつて倭人支配していた朝鮮半島南部――伽耶百済の地を再び日本の手中に取り戻すという、壮大な夢が秘められていた。

朝鮮半島に築かれた前方後円墳存在――それは倭人がその地を支配していたことを示す確かな証拠だ。前方後円墳日本発明された墓制であり、その巨大な墳墓が朝鮮半島南部にも点在している事実は、かつてその地が倭人にとっての故郷であったことを物語っている。

失われた故地の奪還――幾度かの挑戦

天智天皇時代を過ぎても、この「朝鮮半島奪還」という目標は、日本歴史の中で幾度となく浮上してきた。その後、豊臣秀吉時代には、それが現実のものとして動き始める。

豊臣秀吉朝鮮出兵文禄・慶長の役

秀吉は、天下統一を成し遂げた後、自らの野望を東アジア全域に広げようとした。その第一歩として選んだのが、朝鮮半島への侵攻だった。1592年、秀吉大軍を率いて朝鮮に進軍し、かつて倭人支配していた地を取り戻し、さらには中国大陸まで征服するという壮大な夢を抱いていた。

「我が倭の祖先の地、伽耶百済を取り戻す時が来た。朝鮮半島は、我々日本人の手に再び戻るべき土地である

秀吉のその言葉には、単なる領土拡張を超えた、失われた故郷を取り戻すという深い信念が込められていた。だが、朝鮮戦役は厳しい抵抗に遭い、秀吉計画は失敗に終わる。朝鮮半島の奪還は成し遂げられず、秀吉の死をもって日本軍は撤退余儀なくされた。

しかし、この「朝鮮奪還」の試みは、単なる軍事的野心の産物ではなかった。それは、古代から続く日本人の潜在的な願望――かつての倭人領土である朝鮮半島南部を再び自らの支配下に置くという、宿命的な思いの表れだったのだ。

倭寇――小規模な奪還の試み

大規模な侵攻が失敗に終わったとしても、歴史の中で日本朝鮮半島との間には、常に緊張と抗争が続いていた。その中で、倭寇(わこう)と呼ばれる海賊集団が、朝鮮半島沿岸部中国大陸沿岸を襲撃する形で、奪還の意図を示し続けていた。

倭寇の多くは、正規日本軍ではなく、小規模な武装集団だったが、彼らもまた、朝鮮半島南部をかつての倭人の地として捉え、そこに自らの足場を築こうとした。彼らの襲撃は、単なる略奪ではなく、失われた倭人故郷を再び支配するための小さな試みの一環だったと言えるだろう。

倭寇活動14世紀から16世紀にかけて活発化し、朝鮮中国を混乱に陥れた。特に朝鮮半島南部はその影響を強く受け、倭寇侵略によって多くの地域が荒廃した。これは小規模ながらも、日本朝鮮半島との長い歴史的な繋がりを象徴するものだった。

戦前日本朝鮮半島

そして、最も大規模で決定的な奪還の試みが行われたのは、20世紀初頭の戦前日本だった。明治維新を経て近代化を果たした日本は、軍事力を強化し、再び朝鮮半島に目を向けるようになった。1905年日露戦争勝利した日本は、朝鮮半島への影響力を強め、最終的には1910年朝鮮併合することに成功した。

これにより、ついに日本はその「歴史的な故地」を取り戻すかのように、朝鮮半島を自らの領土として統治することとなる。豊臣秀吉が夢見た「朝鮮半島奪還」の夢は、この時に現実のものとなったかのように思われた。

しかし、この支配もまた、長くは続かなかった。第二次世界大戦の敗北と共に、日本朝鮮半島から撤退せざるを得なくなり、再びその地は遠い存在となった。

朝鮮半島南部――倭人故郷としての歴史的意義

イスラエルユダヤ人にとって失われた故郷であったように、朝鮮半島南部倭人――すなわち日本人にとっての歴史的な故地であり、その奪還は、古代から目標であった。日本前方後円墳朝鮮半島南部に点在していることも、その歴史的なつながりを証明している。これらの墳墓は、単なる埋葬の場所ではなく、倭人がこの地に深く根を下ろしていた証拠だ。

天智天皇からまり豊臣秀吉戦前日本、そして小規模な倭寇――いずれも朝鮮半島南部を取り戻すという潜在的な思いを抱いて行動していた。この「奪還の夢」は、日本歴史の中で脈々と受け継がれてきた宿命とも言える。

現代においても、日本朝鮮半島関係は複雑でありながらも、歴史的な繋がりは消えることなく残っている。かつて倭人が歩んだ地、朝鮮半島南部――それは、日本にとって単なる隣国土地ではなく、彼らの魂が宿る場所であったのだ。

Permalink |記事への反応(0) | 17:10

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2024-09-21

戦前なら「暴支膺懲」だったのだろうな

暴支膺懲とは、「横暴(=暴戻)な中国(=支那)を懲らしめよ」という戦前言葉

1.中国大陸で在留日本人に対する殺傷事件が起こる

2.日本世論が激高する

3.日本政府は中国政府に抗議せずに静観する

4.日本人のフラストレーションが溜まり反中感情高まる

5.一線を越えると、日本実力行使する

結論としては、日本中国と関わらない(対中鎖国)が最適解ということになる。

Permalink |記事への反応(0) | 09:04

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2024-06-16

anond:20240616081005

あれっインドだって思ってたかアメリカ先住民インディアンって呼ぶようになったって聞いたけど…あれか、ジパングインド亜大陸の一部だと思ってたとかそういうやつかな。

今でも日本中国大陸の一部だって思ってる奴もいるって聞くしな?

Permalink |記事への反応(0) | 08:20

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2024-04-25

アークナイツの「大陸版」考察ドクターたち

アークナイツという中国発のソシャゲがある。

中国大陸版の方が日本など海外版より半年分ほど先行している。そのため、日本版ではなく大陸版をぷれい、または日本大陸で両方プレイしているユーザー(ドクターという呼称がある)がいる。

その大陸ドクターには、単純に「実装されたステージキャラクターを楽しみ、それらの解説をする」人と、「世界観考察」をする人に分かれる。

アークナイツは非常に設定が細かく(大陸版で出た世界観資料集辞書並みに厚く細かい)日本語に翻訳される際に落ちてしま情報フレーバーテキストがあるため、「考察」するドクター大陸版に触れざるを得ない。

さて、今回この増田で書きたいのは後者についてだ。

もうすぐアークナイツは春の限定イベント(大陸版ではハーフアニバーサリーイベントだった)が行われる。

そのイベントタイトルが「ツヴィリングトゥルムの黄金である。ツヴィリングトゥルムは都市名。長い。

ただ、それに考察ドクターたちが噛みついている。

中国語での表記でも、モデルとなっているドイツ語表記でも『ツヴィリングトゥルメ』が正しい。なぜツヴィリングトゥルムにしたのか」「そもそも一人のオペレーターがボイスで『ツヴィリングトゥルム』って言ってるだけなのでそれを修正すればいいだろう」

始めは「そうなんだ」と思っていたが、正直考察もほどほどで単純に楽しんでいる一般ドクターからすれば単にカタカナ一つでグチグチ言える神経の方に驚く。そして、ボイスは開発元のハイパーグリフの管轄なので、それは日本運営のせいにするのではなく、ハイパーグリフにボイス修正しろというご意見をするのが筋だと思う。

また、最近限定イベント前にお知らせ生放送があった。運営会社社員声優たちが情報をお知らせする形式だが、特に声優たちが遊んでワーキャーすることもなく、ひたすら情報が言い渡される。前半はゲーム情報、後半は日本独自施策(商業施設とのコラボなど)の紹介。

それにも「考察版」ドクターたちは「大陸放送のやり方を見習え」と注文をつけている。

大陸であったイベントPVを流せ、そもそも大陸情報圧縮して1時間以内にしている、制作陣が直接説明しているなどなど。

いや、大陸版がよければそっち見るからというかそっちも見てるから……

「俺たち私たちの望む日本生放送のあるべき姿」をいい大人たちが愚痴っているのは本当に怖いし陰鬱

あと何が問題かって多分この人たちが界隈で「偉い先生」みたいに持ち上げられていることだと思う。

上にも書いたのでアークナイツの設定は細かい上に世界観が練られているのでそれを「考察」する人たちは歓迎される。実際へーって思うこともある。

でもそれは「ドクター」同士の間であって、「大陸運営とか生放送はねぇ、こんな風にしっかりしてるの!日本版のこれは一体何?ちゃんとしたの出してくれなきゃ困るよ〜自分たちは『本物』を知ってるんだから納得させてよ」という運営上から目線するのは……違うだろう。

あなたたちはどこまで行ってもドクターファンのはずでは?他の無知ドクターたちから知識すごい!って褒められることに慣れてなんか自己認識がずれちゃったのかな。

最近本当にこの手のドクターたちがしんどくて仕方ない。ブロックしても見える仕様なのやめてくれやX。

Permalink |記事への反応(0) | 07:31

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