
はてなキーワード:ベタとは
これかいたけど、ほとんど反応がなくてイくことができなかったので追記
とか
とか読むと、ますますこういった経験は人生の中で必要なんじゃないかと思い始めた。
多分結論としては性欲だけ満たしても意味ないとか、一人の人を深く愛すべきだと思ったとか、そういうベタなところに落ち着くんだろう。けどそういうのは欲を一旦満たしてからでないと実感できない境地だと思う。
ホリエモンとかが、昔買い物で物欲を満たしまくったけど、そんなのは意味がない、結局経験への投資とかミニマリストに行き着く、みたいな話。一旦物欲を満たしきらないとそういうのはわからないんだ。
だから、俺は2026年、女とやりまくる。まずは風俗で10人。そして素人3人が目標だ。
もう誰も俺を止められない。
といったことをChatGPTにきいたら、「あなたは自分の人生を自分で決めてなさすぎる。だから欲望に責任を持てておらず、行動もできていない」とひどいことを言われて、終わった。
落ち込んだときに、一人で見て
うふ。となる用メモ
・夫に、イルミネーションの前で赤い薔薇ひっさげて登場してもらう
(これはきり丸がシャンパンタワーを建てるような話なので、絶対にしない人がしないような事をするが肝)
・平沢進関連の本を読む
・轟はじめのグッズを手に入れる
・銀魂完走する
(これもドラえもんが赤色になるような話なので、起こり得ないってことが肝)
・観葉植物を育てる
・ベタを飼う
具体的には20巻くらいおいなりさん
・明太子を一本食べる
・歯科検診完走する
・進撃完走する
・お義母様のしおバターパン(温)を2個食う。カフェオレも入れる
・弱虫ペダル完走する
欲を言えば同じ自転車とか…
・ロードバイクついでにぷりけつになりたい
なんでもない日がいい
わかんないねとかヒソヒソ言いながら回りたい
小さくまとまってはいるものの普通に ( ;∀;) イイハナシダナーってなれる佳作だった。71点。
ここで一句。
春すぎて 池田エライザ 乳でっか
※作品の大筋とは特に関係ありませんが最も印象に残ったので書き記しました。
大筋としては幼少期に母親に捨てられ育ててくれた祖母を亡くして叔父である日本一小汚いイケメン俳優にオダギリジョーに引き取られた陰キャの池田エライザは、彼が運営する心理的瑕疵物件(事故物件)に一時的に住むことで告知義務を解除するルームロンダリング業に従事している。霊が見える彼女は出会う霊と隣人との交流を通じて成長していくのであった。
「自分を受け入れること」という普遍的でポジティブなメッセージに溢れていてよかった。
エライザは「母親に捨てられた自分」を受け入れられず他人を拒否して人とうまく話せない。しかし事故物件に住む地縛霊とはちょっと話す。特に冒頭の30分くらいはマジで幽霊とだけしか話さないのでなんかギミックでもあるのかと思うくらいだったけど別にそんなことはなく、普通に心が解けていくと同時にポツポツ人間とも話しはじめていてそれはそれでよかった。
自殺したロッカーであるキミヒコは才能がないかもしれない自分が受け入れられず、結局デモテープをレコード会社に送ることもできずに世を儚んで自殺してしまうし、刺殺された光宗薫は冴えないOLとしての自分が受け入れられずコスプレで承認欲求を満たしその結果刺殺されてしまう。
その中で唯一ポジティブなド陰キャの伊藤健太郎は光宗が刺殺された夜、隣の部屋で助け声を聞いていたのに怖くて何もできなかった自分を受け入れて、次に隣人が越してきたらその人には積極的声をかけようと決めていて、その結果、隣に越してきたエライザに介入して心を少しずつ変えていく役割を果たすのは作中のロジックとして正しいと思った。
母が出て行ったのは自分にこんな力があるからではと悩むエライザは一度はその力を拒否するも、その辺をうろついてる地縛霊に気まぐれで些細な親切をして大感謝されたことから「本当は私にできることがあったんじゃないか」と自身を見つめ直し刺殺光宗事件の解決に乗り出し成功。最終的にオダギリの紹介で母親と再会する。母親は死んでいて、しかしエライザが霊をみえる力があったことで再会がかなったということ、そしてオダギリにも母親にも祖母にも同じ力があったことが分かり、力があってもいいということ、孤独じゃないんだいうことで自分を受け入れてFinish!
( ;∀;) イイハナシダナー
地縛霊ものとしては最終的になんか感動させて除霊してめでたしめでたしとなりがちだけど、この作品はあえてそこに踏み込まない誠実さがある。まぁ、パンクロッカーのキミヒコの残されたデモテープをエライザがレコード会社に送った結果認められて成仏しちゃう展開はあるんだけどこれは他人を拒否していたのアグレッシブな誠意の成就だということでご愛敬。
刺殺された光宗は今でも同じ部屋で次に越してきたイケメンに取り憑いたろうとしてるし、学芸会へ向かう途中で交通事故で死んだカニの服装をしたガキもずっとはしゃいだままだし。ちなみにこのガキは学芸会で猿蟹合戦をやる予定で、そのカニ役が潰れて死んだってのもアレだし、最終的にとある事件の解決にその猿蟹合戦が生きてくる展開はめちゃくちゃ無理やりでベタだけどまぁ本筋ではないしな。必然性頑張ったのかなと苦笑い。
後は自殺パンクロッカー編と刺殺OL編に大まかには分かれてるんだけど、エライザがデモテープを持ってきてしまったことでそれに憑いてきたパンクロッカーと光宗が邂逅して地縛霊同士気が合ってなんか仲良くなっちゃう展開は面白くてよかった。
あえて苦言を呈するならテーマ先行で登場人物の行動と思考が常に前のめりなので常にこっちが予想しているより半歩早くてつんのめる感じがあるなっていうのとあとはまぁ起きることがすげー地味なので緩急に弱いというところ。
「流行りを乗り捨ててきただけなのなんてオタクじゃない」というのが良くわからないんだよな。
げんしけんで描かれるオタクは明らかに流行りを乗り捨て続けてきてるだけじゃん。
ガンダムの知識を常に集め、年間何百作の新しい漫画を読み、何百ものアニメ情報を集め、何十本ものエロゲをやり、新作ゲームを月に何本も遊ぶ、そんな生き方が可能なのは流行りを乗り捨て続けているものだけだ。
ポケモン程度でも毎日3時間遊び続けていたら他のゲームなんてやる余裕は全然ない。
今のオタクは同時並行で5本ぐらいソシャゲを遊んでいるが、その影に100本以上の噛み飽きて捨てたガムのようなものが積み上がってる。
そうでないなら鉄道イベントの度に集まってくるカメラ小僧をなんと呼ぶのか。
ネットでバズった鉄道の写真を撮るために集ったオフ会の連中は単なるミーハーの集団だが、彼らがオタクでないならなんと呼ぶのか。
薄っぺらい言葉遊びで「オタクは高尚なもの。ミーハーとは低俗なもの。オタクは高尚だから低俗なミーハーではない」とドヤる姿の滑稽さよ。
はじるすでシコることが革命的だと思っている人間はしょーもないよ。
鼻息を荒くしてLOを時代の寵児だと信じ込む姿は惨めでさえあるよ。
居酒屋でジョッキのビールをあおっている人間が「ああ、これこそ本能的な快楽。これこそが真の美だ」と口ずさむようなものだ。
そういった人間が「人工甘味料はなんだか後味がベタついて気持ち悪い。本当の砂糖が素晴らしい。白砂糖は化学物質だと言っているアンチと違って俺は世界の真実が見えている」などとマウントを取って自分が世界の上位5%ぐらいにいる違いの分かる男なんだと言い張ろうとする惨めな化け物になっていくんだ。
お互いによく心得た、じゃれあいのターン制マウントごっこできるのが健全な男同士の関係でないかい
たとえばお前は家庭円満でマウントとれるじゃん、「失職してもうちの嫁はワイにベタ惚れなんやで~」って
そういう発想がでないことがもうアレ。下から目線で卑屈やね
私のISに関する知識はほんの少しだ。原作小説も読んでいない。
しかし、原作がラノベであることは知っている。キャラも少しわかる。
なぜかと言えば、ISはやる夫スレではおなじみの作品だからだ。
いま、やる夫スレ読者や作者がどれほどいるかわからないが、私は読者でも作者でもあったので、ISはちょっぴりわかる感じだ。
いまはやる夫スレからは遠ざかってしまった。創作活動もしていない。
そんななか、dアニでISを見つけた。
思えば本篇を観たことはなかったから、観てみることにした。そういう流れである。
いきなりだが、OPの「STRAIGHT JET」は聴いたことがある。
学生のころ、夜中まで勉強するときにYouTubeで「アニソンメドレー」と検索し、適当な動画を聴いていたのでよく覚えている。
さて、本篇。
ISはナントカ条約で軍事利用は禁止とのこと。なのに男女の権力勾配に影響を与えているらしい。
スポーツでしか使わないのにそうなるのは、ISスポーツは古代オリンピアなみに人気なのか?(ツッコミポイント+1)
2025年現在から見ると、暴力系幼馴染とか高飛車クラスメイトとかかなりベタだ。
それから14年でサブカルのキャラ設定も変化したことがわかり、感慨深いものがある。
そうは言っても、私はサブカル文化人などではないから、こういう意見はネットに転がっている言説の影響を受けていると思われる。
まあ、男が女の園に一人投げこまれたら、噂の中心になるのはあると思う。
ただ、男が女より弱いのが常識なら、なんで主人公をクラス代表に推薦するんだよとは思った。
なんだか総じて批判しかしていない気がするが、そんなつもりはない。
穿った目で観ているわけではなく、思ったことを垂れ流しているに過ぎない。
それで言うと、キャラデザは良いと思う。好みだ。
他者の考えではなく自分の考えをストレートに表現しようというのが、この感想執筆の裏テーマだ。
結果としては、とっ散らかった感想になってしまった。回数を重ねれば、洗練されると信じることにする。
次回、IS<インフィニット・ストラトス>第2話「クラス代表決定戦!」でお会いしよう。
続き
2012年公開、劇場版「[前編]始まりの物語」「[後編]永遠の物語」を全11話のTVシリーズとして再編成したもの。
副音声はまさかの狩野英孝。アニメの皮をかぶったバラエティ番組かな。
このアニメを見ると3.11を思い出してしまう人もいるかもしれませんが、英孝ちゃんの実況で笑ってください。
転校生の石川さんは吸血鬼。妖怪、幽霊、その他怪異と人間が共存する世界。
ミステリアスでクール、完璧でかっこいいとクラスで評判なんだけど、その実は血を吸うのが下手な吸血鬼さん。
血を吸う時、というか感情が高ぶってる時?体が小さくなるらしい。奇面組でもこんな表現あったなー
主人公の男の子、普段は鼻と口が描かれていないので、なんだかFF5っぽい。
座席は主人公席です。ちょっと表現が大げさな感じがして、そんな所にあざとさを感じちゃって私にはあわないかなー
人間以外がいる世界観の割にはその他妖怪、幽霊があまり登場しないし、理由がわからないけど凄いお金持ちだし、設定がしっくりこないというのもある。
おお、今回は慎重勇者も加わるのか。久しぶりだなー
オバロ、このすば、リゼロ、幼女戦記、盾の勇者、陰の実力者、慎重。もはやカルテットじゃない。慎重勇者の登場は1話だけだけど。
過去2作と比べて変化が生じている。特にリゼロは変化が大きい。
6年半ぶりの2期。ガロウが怪人側に拉致され、サイタマがムカデ長老をワンパンで倒した後の話。
流石に覚えてなかったので振り返り放送があってくれて助かった。
OPはJAM Project feat.BABYMETAL。BABYMETALってJAM Projectともやってるのね。
ケモナー向け?ラブコメ。時は20XX年。人と獣人がいる世界。
獣人は大昔の実験で生まれ、埼玉の一角で監視され生活をしている希少種らしい。
そんな獣人がクラスにやってきた。まだまだ世間は獣人に差別的な人も多い。
それでも種族の壁を超えてそれはやがて恋になる・・?
ベタな展開が多いけどベタは嫌いじゃないので。なんかニヤニヤしちゃうな
下着が見えたり裸になったりするより、こっちの表現の方がエッチだよね。
座席は主人公席。OPはCHiCO with HoneyWorks
説明いらんよね。一応小説が原作になるのかな。人気作を学園パロディギャグアニメにするケースはよくあるよね。
私はあまりこの流れ好きじゃないのよね(人気が出ると学園モノにする流れ。銀魂自体のノリは好きです)
EPISODE1 となるところが EPISPDE1 になっていた。2話以降は修正されている。
ジャンルがアニメではなくドラマになっていた。2話以降は修正されている。
「デン!!」
「妃教育から逃げたい私」以降なのか?バラエティで使われる「デン!」がよく使われてる気がする
(私が知らないだけでそれ以前から多用されてたのかもしれないが)
今期では
とんでもスキルで異世界メシ21話、2話、5話、8話、9話、10話
デブとラブと過ちと! 2話
SPYxFAMILY Season3 4話、5話
先日、TOKYOCOOLの単独ライブに行ってきました。
https://shibu-cul.jp/event/39738
平日7時からの開演ということで仕事も片付かないまま電車に飛び乗り、会場まで走り
よくトーク番組で「床見てる方がおもろいわ」なんてつまらないことへのコメントがありますが
本当に床見てる方がおもしろいことってあるんだなって思いました。
ライブ前はTOKYOCOOLってネタ番組の短い尺でしかみたことないけどどんなネタやるんだろう、
あのポーズのネタを長尺でやるのかな、コーナーとかもあるのかななんて考えていましたが、
実際にやったのは営業ネタをうすーーーく引き伸ばしたようなものでした。
最初は面白くても飽きてきて最初の2分ぐらいでお腹いっぱい、あとはただただ我慢、ひたすら耐える時間でした。
特に地獄だなぁと思った瞬間が2つあって観客参加型のコントが特に最悪でした。
1つ目は観客が参加するコントで選ばれたお客さんが舞台に上がって、かぶっていた帽子が脱げたとき、「ハゲとるやないかい!」とつっこんだ瞬間。
いや、おもしろくないだけならまだしも、人を傷つける最悪さもあるんかい。
言うほどハゲてない(ややM字寄り)のも本当に傷つけてる感じがして誰も笑ってませんでした。
2つ目は舞台からボールを投げて客席のボールをつかんだ人にインタビューをした瞬間。
TOKYOCOOL「お名前を教えてください!」
お客さん「Vaundyです。」
TOKYOCOOL「はい、Vaundyさんね。Vaundyさんには何をあげようかな~」
おい、観客もつまんねぇのかよ。演者も観客もジジイババアしかいないんだから伝わるわけないんだよ。
どこがだよ、クソジジイじゃねぇかよ。
こんなんでいいのよ。
TOKYOCOOLに伝わってないからジジイがVaundy名乗りつづけるしかなくなっちゃったよ。
なんなんだこの空間。
不確定要素入れるなよ。
今まで体験したことがない時間でした。会場に時計もなく、何時かわからないけど早く終わらないかなと思い続けていると
終演間際に撮影タイムがあり、スマホの時計を見ると9時半の表示。
開演から2時間半経ってました。本当によく耐えたと思ったのと同時に、
2時間半あれば映画観に行けたなとか、チケット代の3,500円があれば寿司食べれたなとか色々と考えさせられる時間でした。
2時間半あれば終わってない仕事も終わったし、お金ももらえました。
懲役なのか。
なんか思い出しただけでムカついてきてゲロ吐きそう。
という話。
自分も既婚者。別居子あり。当時30代後半。理系旧帝院卒IT職。INTP。コロナ前の話。
超有名の老舗婚活サイト。年収800で登録。チャットしましょうの申込を行い、お相手がOKすればチャットルームが開くシステム。既婚者子なし/子ありを中心に申込を送ってた。初手お断りになる率が9割ぐらい。けっこう心にこたえた。なので以下はチャットに応じてくれた残り1割の女性の話になる。
なお逆に申込をされることはほとんどなかった。新規会員としてサイトに掲載されたタイミングで申込が怒涛の勢いで来るバブル現象があると聞いていたのだけど、自分はまったくなかった。原因は分からない。これもかなりメンタルを揺すった。
1日に1,2往復のやり取りをしていた。結局、チャットまで進んだのはほとんどが既婚者子ありの女性。内容は無難に、趣味や休日の過ごし方、仕事、あとは相手の子のことなど。相手の話への反応と自分の話とを適度に混ぜながら話を進める人が多かった。婚活エピソードでよく耳にするような、収入や親のことをずけずけ聞いてくる人には一度も遭遇しなかった。1人だけ、こちらには一切話を振らず、ひたすら自分語りしてくる人がいた。その内容も将来の不安のネガティブな話ばかりで、その方は途中でお断りした。1,2週間ほどチャットして、一度お会いしましょうかという流れ。結局、チャットにさえ辿り着けば、ほぼ全員とお会いすることができた。
お相手の都合に合わせて、休日昼または平日夜にお会いした。お相手は初回から子どもを連れてくるケースと預けてくるケースが半々ぐらい。連れてくる場合は幼児。その場合は街や公園デート、単独の場合はホテルのラウンジかカジュアルなレストランが多かった。なお支払いでは、男が払って当然という態度の人は一人もいなかった。僕が出しますよ、いえいえ私も半分払います、みたいなやり取りを少しした後で、こちら少し多めまたは稀に半々というのがほとんどだった。
初回デート後、こちらからお断りしたのが3割、お断りされたのが3割くらい。
普通にみんなキャッチボールが成立した・・・と言いたいところだけど、盛り上がる人そうでない人まちまちだった。アパレルの方だったかな、雰囲気も話好きそうな感じなのに30分もしないうちに会話が止まることや、その逆もあった。自分はそこまで話しベタではないと思っていたけど、こればかりは相性なのかなあ、とか思った。チャットのときと同様、ここでも変な人はいなかった。自分のことも話すし、相手の話にも反応を示す、みたいな。そういえば、お相手が子どもを連れてきたケースでは、子どもの相手が中心になってお相手となかなか話ができないことが多かった。これはどうすべきだったのか分からない。
1回目と似たような感じ。ここは自分がうまくリードできてなくて、踏み込んだ話題や関係に持っていくというのがなかなかできなかった。無難な話に終始してしまい、3度4度とお会いしても進展せずそのまま解消というのがけっこうあった。
お会いした女性はトータルで15名位。1年位かかって、無事、結婚できました。芝生で空を見ながらずっと話していられる方です。3回目のデートでお付き合いしませんかと言いました。お相手の連れ子は当時高校生で今はもう成人。先日、お相手との間の2人目の娘が4歳になりました。
俺はよくいろんな地方へ旅に出るが、なんやかんやその土地で文化系/サブカル/陰キャ/芋系/オタク女子を見るのが大好きなんだろう。
だって新卒の時に配属された人口数万の地方都市(一応ショボい大学はあるんだけど)ではそういう女子を見かけないからね。これは人口比だけじゃ説明出来ない。「都会には文化がある」かはさておき「かわいい陰キャ女子」ならたくさんいるってことくらいは言ってもよかろう。
高校入学の頃に一軍女子の癒し枠的なヤツにベタ惚れしていたこともあって、人生で唯一俺に告ってきたクラスの嫌われ者オタク女を好きになれなかった後悔(損した感)からそういう女子をどうにか好きになろうと自らを"調教"してきた節はある。
でもそれとは別に昔からAKBやらの美人顔の区別がまるでつかなかったし(嵐は多少いける)、大体同じだろとしか思わない。最近なんか顔面加工写真ばっかりでさらに似たり寄ったりだからワケがわからんし、写真どころか写される身体の方を弄るヤツも増えた。
きっとそれは地方都市に住みつつ国内地方旅行を繰り返す自分の趣向とも似て、商品として磨かれていないものを敢えて楽しむ趣向と自分の前にある陰キャ女子を楽しむ趣向が共通していないはずがない。
(ほら、よくマンガの話で「美男美女の方がブスよりも無個性的で描きやすい」ってあるじゃん?)
そして、俺は陰キャ女子を見る時に自分にも陽キャ的価値観に膝を屈することなく女と楽しく付き合っていける(例えば「たのピク」のように)可能性がある(あった)ことを"確認"しているわけだが、「文化がある」都会で陰キャ女子を見るということはそこそこの確率で男連れシーンを見ることを通じての"確認"にもなりえる。
別に陰キャ女子が俺みたいな陰キャ男子と付き合ってる分にはやきもち妬くだけだからいいんだけど、陰キャ女子が消費社会の頂点(そんなものがあるとして)に繋がるアルファオスの部類にメロついてるのを見た日にゃ「裏切りだ!」としか思えない。
ちなみに新左翼系の文献を読むようになってからは(竹内洋的造語癖か小山晃弘的マルキシズム趣味かもしれないが)「階級的裏切り」と呼ぶことにした。
俺はなるべく誠実でありたい。
俺は中学生の頃インターネットの「リア充爆発しろ!」的なノリに(別に面白いとは思わなかったけど)期待していて、非モテ連帯を信じて革命的非モテ同盟のクリスマス粉砕デモの隊列に加わろうとしていたが、どうも連中が「ネタ」でやっているらしく失望した。
何よりも許し難いのは常日頃「リア充爆発しろ」とか宣っておきながら恋人を作ると見せつけたら匂わせたりする連中のことで、そりゃあ「リア充〜」は恋人が欲しい気持ちの裏返しなんだから恋人を作ること自体は認められるべきだが、それにしても見せつけるのは「階級的裏切り」じゃないか?というか、自分が吐いた唾に対して不誠実じゃないの?
せめて俺は階級的に誠実でありたい。
この場合、誠実であることの証明は"やせ我慢"でするのがいいだろう。
(それも性的魅力に溢れる)から求愛されても断固断るべきなのだ。
年齢的な理由もあって非処女もイケるようになった俺がそれでも陰キャ女子が雑にセックスした話を嫌うように、いつか俺を好きになる陰キャ女子に「コイツ本当は陽キャ女子が好きなのに妥協しているのか?」と疑われるような過去を持たないように生きていたい。
(誠実でありたいので言うが俺は童貞は捨てた)
モテないからチョロそうな陰キャ女子を狙ってんだろ?とお思いの読者もいると思うが、現に陰キャ女子とも付き合えてないんだから、それは虚しい「努力」でしかない。
そしてギャルと付き合っていない現状が"主義"を貫いた(例えば冷戦期の日共党員だったかがわざわざ東欧のショボいおもちゃを子供に買い与えていたような)ためであるという証明は不可能だ。
読者は皆それは単なる非モテの結果だろうと冷笑するだろうし、俺もそう思う。
デジタル回路が「0」と「1」のどちらを示すかによってデータを表現することが主流な現代において「0」であり続けることに積極的意義だとか「強度」を見出すことは難しい。
だからこそ浅羽通明はゼロ年代に出した『昭和三十年代主義』で「確かに清貧は積極的に選び取られた価値観ではないが、だからこそいいんだ」(曖昧)と書きゼロ年代の昭和ブームに期待してみせたのだろう。
そして俺もまた「0」か「1」の世界で「1」であり続けなきゃならない圧に膝をちょっと曲げ「ギャルと付き合わない」主義を自嘲し、内実はともかくとりあえず「1」ではあるところの国内地方旅行(動いている)で美人などとは違い「0」では言い表せないほど多様な陰キャ女子を見かけて(見つけている)喜ぶしかない日々を送っている。
揚げ出し豆腐を美味しく感じる。
最近、15年ほど前に大人気だったけど自分は当時リアタイで見ていなかったテレビドラマを配信サイトで見て、とても感激した。
ドラマロス故かドラマ中に出てきた揚げ出し豆腐が凄い魅力的に思え、コンビニなどにあったら買うようになってしまった。
そして普通に食べたら美味い。
ガキの頃、晩飯で出てきてもそんなにテンションが上がらなかったのに今となってはとても美味い。
大人になるということか、これが。
ガキの頃に食卓で並べられてもうんざりしていたようなメニューが大人になると魅力的に思えるようになってくるのはベタなあるあるというか何というか。
分かってはいたのに「本当だったんだ、あれ」と驚きを隠せない。
精神年齢は未だ幼いのに。
そして今なお苦手で食べられないもの。
春の風が教室の窓をくすぐるころ、弱者男性の増田太郎は机に突っ伏して小さくため息をついた。中学1年生の新学期。新しいクラス、初めて会う顔、そして――恐怖の婚約者たち。
「……婚約者?」
小さい頃、増田は結婚の意味を勘違いしていた。仲良しの子とずっと一緒にいられる約束、だと思っていたのだ。まさか中学に入った途端、現実はこうなるとは。
向こうから差し出されたのは、イケメン男子、山田颯太のお弁当。ウインナーがニコッと笑っているみたいに盛られていた。
「え、ありがとう……」
増田は小さく頭を下げるが、まだ机に顔を埋めたまま。彼の周りにはすでに数人の「婚約者」が待機している。男子も女子も関係ない。クラスメート全員が「婚約者」であり彼にベタ惚れで、牽制を繰り広げているのだ。
「太郎くん!今日はカレー弁当だよ!そんなウインナーよりも愛情がたっぷり詰まってるからね❤」
隣の席の笑顔満開の女子、佐藤美咲が笑顔で見せるカレー。増田の顔は青ざめる。「いや、そんなに……」
しかし教室の空気は完全に戦場だった。誰かが手を伸ばせば、すぐに別の「婚約者」が睨みをきかせる。
美咲の声に、颯太が舌打ち。男子も女子も、お弁当で争い、眼差しで牽制する――まさに「愛のバトルロワイヤル」状態。
増田はそっと机の下に手を伸ばして、ポケットの中の小さなメモを握った。そこには、昔の自分の願いが書かれていた。
あの日の夢と、今の現実――あまりにも違いすぎて、増田は思わず笑ってしまった。
「……ま、まあ、みんな、仲良くしてくれるのは嬉しいけど……」
だが、その言葉を聞くやいなや、全員が一斉に「私(俺)の太郎くんなのに!」と抗議する。教室中が喧騒に包まれ、増田はただ、頭を抱えて立ち上がった。