Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


はてラボはてな匿名ダイアリー
ようこそ ゲスト さんログインユーザー登録

「インフレ」を含む日記RSS

はてなキーワード:インフレとは

次の25件>

2025-12-15

anond:20251214222555

年金マクロ経済スライドは「インフレ率に比例して年金支給額を増やす」じゃなくて「インフレ率より軽く年金支給額を増やす」だから

高齢化社会でも現役の年金負担無限に増やしてゆかせないため

デフレの時はインフレ率に比例して減らすのは止めていた

Permalink |記事への反応(0) | 00:41

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-12-14

anond:20251214222555

年金の額次第

あと、50、60でも10から20年はインデックスに突っ込む時間はあるから、突っ込むと少しはインフレからの目減りは減少するかな

ただ、暴落が起きたらマイナスを取り返す時間は無いかもしれない

Permalink |記事への反応(1) | 22:35

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20251214222555

そもそも「老後2000万円」って持ち家でローン支払い終わってる前提の話だったと思うので

持ち家無いなら2000万ではインフレが無かったとしても全く足りないと思います...

Permalink |記事への反応(1) | 22:30

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

結局、老後の資金っていくら貯めればいいのさ

アラフィフ比較的恵まれていたのもあって持ち家はないもの2000万は貯めたんだけど、なんか最近インフレ率を勘案すると足りないとかいう話になってるらしいよね?

今、この段階で「昨今の情勢を鑑みて再計算を行ったところ4000万円は必要となります」なんて言われても、どーせいと?

自分、そこそこ株式比率高かったか結構リスクはとってきているはずで、若いならいいけど出口考えるとセオリーとしては比率を減らすべきなんだよね。

でも、それではインフレ負けするとなるとマジで完全に詰んでいる感じ。

若い頃ならオルカン全振りでもいいとは思うんよ、でも50代60代になると別の戦略必要なんじゃないの?って思ったのよ。

はてなでもその辺は全然語られていないというか、投資残高って死ぬ時まで手を付けないものとして語られているような気もして、自分が間違ってるのかもしれないとか思ったり。

だとすると、なんというか、社会全体としては消費が落ちるのも当然なのかもしれないと思った。

先日はKlabが大規模増資で得た資金暗号通貨運用するって言って笑われていたけど、昔のmixiなんて国債買ってたんだよね、それに比べればまだマシじゃんっていう。

なんかまとまらなかったけど、とにかくmixi国債購入は失われた〇十年を象徴する出来事として語り継いでいきたい。

追記

なんか妙に反応多かったからまとめるけど、年金の額なんてあてにならないでしょ。

マクロ経済スライドですからと言われても、現実問題として今の年金生活者は生活必需品の値上げで生活キツくなってる。

マクロをみるときはコアコア使ってあまり伸びてないとしても、食料品価格が数年で50%以上跳ねあがったら厳しくなるのは当然なんよ。

最近まで抑えられていた不動産の賃料もここへきて上がりかけてるからかなり圧迫するはず。

20万あるから安心していたのに、10年後20年後は悲惨という世帯は相当出てくると思うよ。

最期に、老後を考えたとき一番落胆しているのは長年積み立てた退職金が相当に目減りしている事。

これあまり気にしてない人多いかもしれないけど、かなり厳しい状況になってるから調べ直した方がいいよ。

Permalink |記事への反応(11) | 22:25

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

インフレが進むわけだけど一万円の価値が今の十円くらいになったらえらいことやんな。

なんか別の通貨でも作るん?

Permalink |記事への反応(1) | 13:50

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20251214115714

インフレ経済にいいことだって言ってたと思うんだけど今の何がダメなのかわからない

五公五民が悪いって言ってる人もいるけど本当にそうなのかわからない

Permalink |記事への反応(1) | 12:00

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20251214114726

名目額が最高なだけ

物価上昇(インフレ

円安

消費税率引き上げ

これで金額だけは増える。

でもそれは「実質的に余裕がある」ことを意味しない。

👉 例

10年前:

税収50兆円

修理費1本100万円

今:

税収70兆円(過去最高)

修理費1本300万円

税収が増えても、コストがそれ以上に増えている。

Permalink |記事への反応(1) | 11:57

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20251214110352

正常化は慎重に

  片岡氏は金融政策運営について、日銀審議委員だった20前後と比べて物価情勢が大きく進展しているのは明らかだとしつつも、まだ安心できる状況ではないとも指摘。「デフレの完全脱却に向けたラストチャンスだ。だからこそ政策正常化への取り組みも、やや慎重にお願いしたい」と語った。

  デフレ脱却を最優先に掲げたアベノミクス時代は確実に終わりを告げているとし、「さまざまな政策手段を使い、需要を維持しながら、いかに安定成長・安定インフレを達成するかというフェーズにある」とみる。政府には、前向きな成長が広がっていく期待感企業が持てるような施策が求められているとした。

  高市首相日銀植田和男総裁は18日、官邸で初めて会談した。植田総裁会談後、追加利上げに関して今後のデータ情報次第で適切に判断していくと説明首相から金融政策への要請はなかったと記者団に述べた。

  高市首相金融政策に対する姿勢について、片岡氏は需要拡大による2%インフレが実現できる経済状況の維持を期待しているとの見方を示し、「金利を上げるべきではないなどということはないだろう」と語った。2%物価目標の実現に向け、首相日銀総裁との会談を定期的に行うことは重要だと指摘した。  

Permalink |記事への反応(0) | 11:04

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20251214110323

  7-9月期の実質国内総生産GDP)が6四半期ぶりのマイナス成長に沈み、日本経済は「必ずしも楽観できる状況にはない」と片岡氏はみている。食料とエネルギーを除く消費者物価の上昇率が2%を下回るなど需要主導のインフレとは言えない状況とし、来年1月までの利上げは「論理的に考えると、可能性は高くない」という。

  PwCコンサルティングチーフエコノミスト片岡氏は、財政拡大や金融緩和を重視するリフレ派。17-22年に日銀審議委員を務め、金融緩和強化を主張して政策維持に反対票を投じ続けた。10日に開かれた高市早苗政権経済政策司令塔となる日本成長戦略会議の第1回会合では、大胆かつ徹底的な投資拡大の重要性を主張した。

  食料品対象とした8%の消費税軽減税率に関しては、ゼロ%に引き下げる必要があるとの見解を示した。物価上昇率2%が安定的に実現される世界では食料品の値上がりも続くことから低所得者にとって「非常にネガティブインパクトになる」とし、他国の例も踏まえれば無税でいいと述べた。

Permalink |記事への反応(1) | 11:03

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

FGO最終章かー。インドの話がつまんなくて辞めちゃったけど、久しぶりに復帰するかな。

アトランティス開始。ストーリーポチポチ → 読むのめんどくせえ…スキップして後でネタバレサイトだけ見るか。

強敵に8ターン以内で一定ダメージを与えよというバトル →おすすめサポートで呼んだキャラが、うちのスカサハの数倍ダメージを出して倒した…FGOインフレ少な目って聞いてたけど、数年空けてるとやっぱりしてるのか?

雑魚敵50体を倒すバトル → めんどくさ! やめやめ。

Permalink |記事への反応(0) | 10:40

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

激しいインフレリベラルフェミニストが暴れ狂い襲いかかる現代社会弱者男性が生き残るには

Permalink |記事への反応(0) | 05:41

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-12-13

anond:20251213221544

性風俗って言うほど高くないやん

世の中はインフレだけど性風俗価格デフレ化してるらしいぞ

Permalink |記事への反応(1) | 22:25

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

日本「俺にも隠された能力!?

よくわからんけど、高市さんの積極財政インフレになって、

物価が更に上がって困る気がしてる…😟

そういえば、一昨日だったか高市さんが、潜在的成長産業応援する、みたいなこと言ってて、

何を厨二病みたいなことをw

と思ってしまったし、潜在的成長というなら、それはAIとかロボットじゃないでしょ、

もう、アメリカどころか中国に負けてる…😟

エプソンとか、3Dプリンタなんておもちゃ、うちは出しません、って言ってたわけで、

そのうち産業用ロボットさえ負けるんじゃないか?😟

その点、ファナックちゃんとしてて、もうロボット産業以外に舵を切ってるし、

政治家が、これから成長する産業は、なんてジャッジするの、ちゃんちゃらおかしいんだよね…😟

Permalink |記事への反応(2) | 12:47

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

金融政策ジレンマ

https://x.com/voclosporin/status/1999479564465291412

The "Impossible Trinity”

誰も解説しないのが不思議だけど、為替を通じた外部制約が強まる局面では、中立金利だけを国内要因から議論するのは不十分なのよ。

日銀は景気が強すぎるから利上げをするのではないわ。

急激な円安による輸入インフレや期待形成無視できず、“通貨防衛的”な要因が強いわ。

自由資本移動環境下では、為替相場の安定と独立した金融政策の両立は不可能なのよ。

為替を安定させるなら、自国の景気とは無関係金融政策を実行しなければならないのよ。

簡単に言うと、通貨防衛の為に利上げをせざるを得ない状況に日本は徐々に追い込まれつつあるわ。

トリレンマ的な制約のかかり方という意味では、先進国であっても新興国的なジレンマを抱えつつあるとも言えるわね。

日銀の植ちゃんは、この事実に気がついていても「日本新興国ジレンマを有している」なんて口が裂けても言えないわ。もし言ったら、メディア政治家も大騒ぎ。日銀政権圧力がかかるわ。

ちゃんが「中立金利推定困難」と言う理由は察してあげてね。

でも、そのうち、このロジック有識者から日銀金融政策解説がなされるようになるかもね。

アタシ達はいち早く資産防衛をしておきましょうね🌷

(補足)

以下の3つを全て満たすことはできない(The "Impossible Trinity”)

自由資本移動(Capital mobility):国境を越える資本流入流出規制しない状態

為替相場の安定(固定相場制や事実上のペッグ):対主要通貨に対して為替一定レンジに抑え込む政策

独立した金融政策(Monetary policy independence):自国の景気・インフレに合わせて自律的金利流動性を調整する権限

Permalink |記事への反応(0) | 08:39

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

すぐ日本を絡めちゃう面白い

というか高市に15年ぐらい政権任せる気のある、ある意味強火支援者

エルドアン金利が低いほうがインフレにならないというトンデモ理論採用インフレがひどくなった。私はトルコ行ったことあるけど、当時(2011年)トルコリラ40円よ、今3.6円。未来高市JAPANの姿よ(笑)— ㄘˊ ㄏㄨˊ ㄌㄧㄥˊ ㄑㄧㄣˋ (@sufan0207)December 11, 2025

Permalink |記事への反応(1) | 01:22

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-12-12

すんごいブーメランだな。たぶん日銀レポートなんて読んだこともないんだろうな。

https://www.boj.or.jp/mopo/outlook/gor2510b.pdf

例えば日銀は、この「経済・物価情勢の展望 2025 年10 月」というレポートの中で、

消費者物価(除く生鮮食品)の前年比が足元で3%程度のプラスで、今後は賃金上昇を伴う2%程度の上昇に着地するだろうという主旨を明確に述べている。

消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、米などの食料品価格上昇の影響が減衰していくもとで、来年度前半にかけて、2%を下回る水準までプラス幅を縮小していくと考えられる。この間、消費者物価基調的な上昇率は、成長ペースの影響などを受けて伸び悩むことが見込まれる。もっとも、賃金物価相互に参照しながら緩やかに上昇していくメカニズムは維持され、その後は、成長率が高まるもとで人手不足感が強まり、中長期的な予想物価上昇率が上昇していくことから基調的な物価上昇率と消費者物価(除く生鮮食品)の上昇率はともに徐々に高まっていくと予想され、見通し期間後半には「物価安定の目標」と概ね整合的な水準で推移すると考えられる。

こうした見通しは、前回の展望レポートにおける見通しから概ね不変である

https://www.boj.or.jp/mopo/outlook/gor2510b.pdf

これはどう読んでも「現在インフレ状態で、(今のインフレはやや過剰だが)今後はマイルドインフレに落ち着くだろう」と日銀は言っているということだ。

現在インフレ状態になく、ようやくデフレを脱却できるかどうかというところ。

しかも悪いデフレは起きていない。需要喚起され市場に金が回り始めた状態

おまえの主観ではなく、政府日銀公表した評価をもとに議論しましょうね。

anond:20251212172141

Permalink |記事への反応(0) | 21:28

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20251212172141

数十年デフレで苦しんできた日本は、ようやく2%目標インフレに到達したのに、円安が進みすぎて輸入物価が高騰し、国民購買力が低下し続けているところ。

円安になればなるほど輸出企業けが潤う一方で、輸入依存国民生活が苦しくなるのは経済学の基礎なんだが?

行き過ぎた円安放置するのは無責任すぎるよ。 物を高く買わざるを得ないという消費者の正しい不満を無視したら、国は衰退するしかない

現在コストプッシュ型のインフレ状態で、デフレ脱却はしたものの、持続可能で良いインフレとは言えないところ。

しかも悪いインフレが起きている。円安による輸入コスト増が主因で、実質賃金が何年もマイナス続きで需要が十分に喚起されていない状態

日銀展望レポートでは、インフレの多くが輸入物価押し上げ要因で、基調的な内需主導の上昇ではないと指摘されているし、実質賃金厚生労働省データ2025年も減少が続き、IMF賃金の伸びが力強いとはいえ物価に追いついていないと評価している。財務省日銀の一部見解でも過度な円安是正必要とされているよ。

Permalink |記事への反応(2) | 17:33

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20251212164523

現在インフレ状態になく、ようやくデフレを脱却できるかどうかというところ。

しかも悪いデフレは起きていない。需要喚起され市場に金が回り始めた状態

おまえの主観ではなく、政府日銀公表した評価をもとに議論しましょうね。

Permalink |記事への反応(2) | 17:21

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

円安円高も程度問題

"円安になればなるほど国民生活が豊かになる"

なんて極論は経済学の基礎には無い。

今起きているのは、需要が増える「良いインフレ」ではなく、コストだけ上がる「悪いインフレコストプッシュ)」。

賃金上昇が物価上昇に負けている現状を無視してるよね。

数十年デフレで苦しんできた日本は、ようやく今円安になり輸出が潤い、物価上昇に伴い賃金も上昇し始めたところ。

円安になればなるほど国民生活が豊かになるのは経済学の基礎だ。

円高を望むのは近視眼的すぎる。

物を安く買えてラッキーという消費者の間違ったマインドをそのまま肯定して国策を施せば国は滅びる。

anond:20251212153105

Permalink |記事への反応(1) | 16:45

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

急募高市政権支持率はどうやったら下がる?

高いままなのかな?

そんなのやだよ!

高市政権、早くやめてほしい!!

選挙で負けてほしい!!

戦争反対

このままじゃずーーーっと円安インフレ!!

スキャンダルでもあれば支持率下がる?

ずーっとインフレなら下がる?

もっと失言してくれたら下がる?

分からんよー

そもそもなんで支持率高いのか分からんのよ!

特に経済政策ダメダメじゃない?

物価高を促進するような政策じゃん

積極財政で金ばら撒いたらインフレするよ!?

みんな、なんとなくの雰囲気で支持してる気がする!!


もう終わりだよねこの国!

Permalink |記事への反応(3) | 16:33

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

結婚式アホほど金掛かった

結婚式したけどマジでアホほど金掛かった

正確にはコロナてんやわんやの時に契約したのを延期してたから、インフレ率や給料上り幅を見るとそこは大したこと無くて、

親戚のホテル代がアホほど掛かった

コロナの時期と比べて3倍もしたから、このホテル代無かったら花火くらい上げられたんちゃうかみたいな額になってビビった

中国と揉める直前だったのも悪かった

もうちょっと遅かったらホテル代安かったんだろうなぁ

Permalink |記事への反応(0) | 16:17

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

「偽サッチャー」「自滅的」「時代遅れ高市氏を海外メディア酷評

ジャニーズ問題もそうだが、海外メディアのほうが問題点が見えている

経済政策の失敗でインフレにより生活が苦しくなる日本人日本メディアの異常なもちあげぶり。アホなのか北朝鮮なのか

https://www.tokyo-np.co.jp/article/455440

Permalink |記事への反応(0) | 15:59

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-12-11

anond:20251211222241

財政破綻の話はしていない

 言うまでもないが、本稿はたかダブル安をもって日本国債務危機に陥りつつあると主張するものではない。日本国債の保有シェアで見ると、海外投資家の保有率は6.5%と依然高くない。もっと日銀QT期間に入り、少子高齢化及び現役世代オルカンへの傾倒のせいで生命保険による国債買いも増えない中、今後の国債消化の海外投資家への依存度が高まっていくことだけは間違いない。管理通貨制度の下で生成された資金の行き先は究極的には準備預金国債しかなく、日銀当座預金が数百兆円単位で余っている以上、国内日本国債を買い支え現金量が足りないということはまずない。足りないのはあくまでも財務省供給するデュレーションを吸収する資本である。これまでは海外格付け会社による日本国格下げやその警報があっても無視すればよかったのだが、海外勢に依存する時代になればそれらの指図はしっかりとボラティリティを生むようになるだろう。

Bloomberg JGB vol

 幸い海外勢の日本財政への評価は昔と比較しても厳しくない。成長率を重視するS&Pはしばらく日本国格下げすることがないと言っているし、ムーディーズが警戒するのもあくまでも消費減税であるIMFも「日本財政赤字は着実に縮小しており、これがGDPの力強い成長とともに債務GDP比の低下に寄与している」としている。結局のところ、長期金利を上回る名目成長を実現していれば財政赤字は発散しないのである(ドーマー条件)。とはいえ実質成長を政策で持ち上げるのは短期的には困難なので、名目成長は必然的インフレ依存することになり、インフレを通した財政改善は俗にインフレ税と呼ばれるものである。夏の参院選でのポピュリズム躍進はインフレ税への直感的な反発であり、実際に財政が立ち行かなくなるのはインフレ税まで民意によって封じられた時であるが、現時点ではそこまではまだまだ距離がある。インフレ税で公的債務実質的に減額する手が使えるのであれば単年度プライマリーバランス黒字目標必要なくなり、その解放感はインフレ税の負担感を上回った。日本円の価値はどうもインフレによる公的債務圧縮の礎として燃やされそうであるが、経済体としての日本が同じように悲観的な雰囲気に包まれるわけではない。

要約

2025年後半、日米金利差で説明できないほどの円安

高市政権はどうも円安誘導は目指さなかった

円安進行を受け、日銀12月利上げが近付く

為替防衛的利上げの可能性を受けて国債金利が上昇

為替介入がFOMC後の12月中に行われる可能

為替介入が行われなかった場合、1月から円に絶望

為替介入あっても日米金利差相応の水準は遠い

・日米金利差で説明できる水準なら外貨シフトの好機に

財政破綻インフレ税で遠ざかっている

Permalink |記事への反応(0) | 22:23

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20251211222131

急速に近付いてきた12月利上げ

 円安が止まらなくなった結果、日銀の早期利上げが再び近付いてくることになる。かねてからブログ日本には中立金利がなく、代わりに中立為替レートが存在すると主張してきた。その中立為替レートも分かりやすいわけではないが、なんとなくの雰囲気として、ドル円が150円を超えると日銀に利上げ圧力がかかりやすくなる、という経験則は今サイクルで一貫して有用であった。元々金利市場が想定していた「ビハインド・ザ・カーブでない前提下の金融政策正常化」は概ね1年2回利上げ程度のペースだったと思われるが、2025年に入ってから1月に利上げがあり、その後は「解放の日」と関税経済でそれどころではなくなる。関税経済がどうもそこまで景気に悪影響がないと判明する頃には、今度は高市政権爆誕してしまう。関税経済理由に1回分の利上げがスキップされるのはやむを得ないが、12月会合と1月会合まで据置きで通過してしまうと2回分のスキップになり、そもそもやる気がないと感じざるを得ない。

 高市首相は昨年夏の利上げに際して「今利上げするのはアホやと思う」と発言したことで利上げを許さない印象が強いが、今のところ高市政権として金融政策への干渉が強かったわけではない。新政権爆誕直後の10月会合で利上げが行われなかったのは自然である政権とのすり合わせを行わないまま金融政策を変更し、後になって政権との意見の不一致が目立った場合金融政策への信認が損なわれるからだ。そういうことがあるから年8回もの決定会合予定が設けられているのである

BOJ realrate

 12月に入ってすぐ、植田総裁の講演で12月利上げ予告に入った。特に講演資料の実質金利チャートが、それまで国債金利から日銀スタッフが算出した期待インフレを引いて算出していたのが、政策金利からCPIを引いたものに変更されたのが決定的であった。まさか日銀の中の参謀が本ブログを目にしたわけではないだろうが、本ブログインチキ批判してきた日銀スタッフ算出期待インフレ基調物価が消え、より直感的に実質政策金利の異様な低さを理解できるようになったのである。新しい実質金利は「利上げしても金融政策はまだまだ緩和的である」と政権を説得しやすくなったし、その明快さは基調物価言い訳とした逡巡を許さない。しばらくして「政権も利上げ判断容認する構え」との観測記事が出たことで12月利上げはダンディールとなった。高市政権円安に対する心境の変化まで記事にされている。植田総裁もこれまで異様なまでに自信を持てなかった「持続的な2%物価目標達成に近付いている」と踏み込んだ。

NikkeiBOJ terminalrate

 なぜ12月利上げが急速に現実化し、また政権によって容認されたのか。やはり鍵は円安中立為替論だろう。もっとも0.25%程度の利上げによって円安を反転させるのは困難と、すぐに市場参加者に足元を見られた。1回の利上げだけでなく、2~3年スパンもっと利上げを継続できる、つまりターミナルレートの高さを示す必要があると言われ始めた。今の国債金利カーブが織り込んでいるペース通りの利上げでは為替市場が反応するはずがないため、一旦当局が利上げによって円安を阻止すると決めた以上は相当の利上げが必要となる。それを先回りする形で国債金利が大幅に上昇すると、植田総裁がまた動揺したようで「国債金利が急激に上昇した場合は機動的に国債買い入れ増額で買い支える」と発言すると、それを見て更に円安が進んだ。荒れた時の機動的な国債買入れ増額自体はYCCを撤廃した時から既定路線であるが、金融政策への興味が薄い為替市場参加者によって円売り材料にされやすかった。日銀国債金利為替の片方の安定しか選べない二律背反に陥ってしまったのである

Permalink |記事への反応(1) | 22:22

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20251211221921

ブレーン達と円安

 日米金利から乖離するほどの円安対処しなくてよいのか。高市政権目玉政策積極財政に集中しており他の経済政策に対する考え方が見えづらいため、ブレーンの考え方を参考にせざるを得ない。このセクションは経済学の空論…議論が続くが、気になるのは政権確信犯的に円安誘導をしたいかどうかの一転だけなので、読み飛ばししまってもよい。日本成長戦略会議メンバー高市政権のブレーンと目されるクレディ・アグリコル証券の会田卓司チーフエコノミストは「積極的財政出動すると、国債増発への思惑や将来の成長期待で金利が上昇する。その結果、海外から投資資金が入り、通貨高を招く」とするマンデル・フレミングモデル引用しながら「モデル機能するには時間がかかるが、幅広く市場参加者が信じていくことで円高へと促されていく」と解説する。一方『株高不況』で知られる第一生命経済研究所藤代宏一主席エコノミストは「そもそも財政政策効果検証するためのモデルであり、為替メカニズムモデルではない」とマンデル・フレミングモデル円高説を一蹴する。

 実際、マンデル・フレミングモデル歴史的にはどちらかというと財政拡張効果の持続性を懐疑する議論であり、「だから金融緩和で脱デフレを目指した方が効果的」というリフレ派的な主張にも繋がって来たし、現代においてデフレ下であれば財政拡張がもたらす金利上昇を中央銀行金融緩和で阻止できるので通貨懸念効果短期性も問題にならない。従ってとっくに過去遺物になっている理論であるが、たまたま今回は「物価目標を超えるインフレの中での財政拡張であるので日銀が頼りにならず、「財政出動長期金利上昇をもたらす」とする前半は実現した。問題は後半、つまりその長期金利上昇が海外から投資資金の呼び込みに繋がるかどうかである

 財政拡張を受けて通貨が買われるかどうかは、財政拡張必要性や中身への海外投資家の評価に委ねられる。一般的にそれまで財政緊縮が成長の足かせになっており需給ギャップマイナスである場合財政拡張は実質成長率を潜在成長率に向けて引き上げるため、通貨には見直し買いが入りやすい。一方、既に需給ギャッププラスである国で更に政府需要を作ったところで、その需要は値上げか輸入増によって満たされざるを得ないので、インフレの加速に応じて金融引締めを行わない限り、むしろ通貨が売られる要因になりやすいのではないか。ここで本ブログがかつて取り上げたように、まだ脱デフレしていない証拠にされがちな日本マイナス需給ギャップインチキであることを思い出したい。

Nikkei USDJPY andJapan US real rates

 ましてや政策金利がいつまで経っても上がらないようでは、たとえ日本の長期国債名目利回りに興味を持った海外投資家がいたとしても、為替ヘッジを付けるなり円を借りた方が合理的なので、円買い需要喚起できない。円安はついに、日米実質金利差でも説明できない領域突入した。

 物価目標を超えるインフレの中で緩和的な金融政策を維持し、更に財政拡張することで経済過熱させる政策を高圧経済と呼ぶ。高圧経済と聞くとどうしても資産バブルを起こして富裕層実業家酒池肉林をしてもらうというイメージが先行してしまうが、もう一人のブレーンである若田部昌澄早稲田大教授はもう少し真面目な思い入れを持っている。曰く、まず経済全体の需要を作って企業収益を稼がせてはじめて、企業に有形無形の投資をする余力が生まれるので、賃金生産性も上がっていく、というものである。高圧経済論は我々が義務教育で学ぶシュンペーター破壊イノベーションによる新陳代謝論と真っ向から対立する。アベノミクスが我々の実質賃金を引き下げる代わりに雇用の頭数を増やすものだったとすれば、高圧経済は我々の実質賃金を一段と引き下げる代わりに企業設備投資をやってもらう、というものである生産性が上がれば潜在成長率も上がってそのうち過剰な通貨安とインフレは鎮火しそうであるが、それが実際に起きるかどうかはよく分からない。いずれにしろ、少なくともいま聞いて日本円を買いたくなるような理論ではないことだけは明らかだろう。

Permalink |記事への反応(1) | 22:20

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

次の25件>
ログインユーザー登録
ようこそ ゲスト さん
Copyright (C) 2001-2025 hatena. All Rights Reserved.

[8]ページ先頭

©2009-2025 Movatter.jp