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2025-10-21

anond:20251021095444

オリンピック夏季大会での国別金メダル数を9割がた予測できる公式がある。

X = G / 3300 + 8N + 3C

ここでGはGDP総額(億ドル)、Nは開催国か否か(1 or 0)、Cは旧共産圏か否か(1 or 0)。

ほぼGDPに比例するってことだ。

これ豆なw

Permalink |記事への反応(0) | 11:25

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2025-09-06

万博はつまらない」 論がもりあがらない理由

そもそも万博とは何なのか

現代のように海外旅行も盛んではなく、ましてやインターネットなどない時代

世界各国の工業技術文化を持ち寄り展示しあう博覧会(=展示会)であった。

現代万博はどんな内容なのか

現代万博本来趣旨とあまり相違はない。

各国の文化産業について紹介し、開催国とのつながりについても扱っている。

実際に行った人ならわかると思うが、これがすべてである

万博問題点

① 展示内容

海外旅行に行き慣れるとふと現地の博物館に立ちよることもあるだろう。

そんなときのそれらのやる気のなさは日本の比ではない。

否、日本博物館気合が入りすぎているのである

そんなやる気のない博物館の展示、それがパビリオンである

コモンズ複数の国が出展する大展示室)は企業の展示会そのもの

どれもインターネット書籍で触れられる情報100分の1以下である

後述するが、同じ大阪にある国立民族学博物館のほうが実物もよく見られるし、文化に触れられると思う。

行列

これもひどい。10分、20分の行列でも炎天下なのでさらにきつい。

行列の整理もひどいし対策もひどい。

日本でもお役所公共機関)のカスタマーサポートがひどいのは皆が共感できるだろう。

それが外国ならなおさらさら自国民から文句を言われない遠い東方の国でならなおのことである

・実際にあった例①:インド

突然入館が止まったり再開したりしているのでどういう仕組みか聞こうと思いスタッフ日本人)に尋ねると、「私たちも振り回されてるんです!そんなのわかりません!」と逆切れされた。

・実際にあった例②:トルコ

自分トルコ館の行列に並んでいるとしばらく列が停止していることがあった。

しびれを切らした老人が係員(日本アルバイトスタッフと思われる)に何分くらいかかりそうか聞きに行くと「5~10分くらい」と返答があった。

それから20分待っても行列が動かないため、自分も先頭に様子を見に行った。

すると、どうやら本国関係者が展示を閲覧している間は行列の進行は止まるらしい。

それでもスタッフは「5~10分くらい」となおおっしゃる

そんなことも知らずに50m以上の行列は黙々と並び続けているのである

③予約システム

入場の予約だけではなく、各パビリオンに予約システムが導入されている。

2か月前、7日前の抽選はどちらも難関で、かつそれぞれ1パビリオンずつしか予約枠が取れない。

3日前、当日の先着予約もとれる枠は1つずつで確率1%以下といわれる。

とれたとしても夜間になる可能性が高いし、真剣に予約を狙っている人にはかなわない。

予約のとれたパビリオンに入ってもせいぜい30分くらいで終了するため、それ以外の時間はまたひどい行列に並ぶことになるだろう。

食事物価

これは各所で言及されている。

「こんなお安め価格のところもあるよ」の記事に騙されてはいけない。

そんなところは例にもれず大行列だし、売り切れや量が少ないなど実際注文するまでわからない問題点も多い。

スシローは朝10時台までにはその日の整理券がなくなる場合ほとんど。

それでもどうしても万博に行きたい人たちへ

万博を単にお祭りとして楽しみたい人は止めない。

ミャクミャクのグッズを身に着けたり「万博を楽しんでいる自分」に酔いたい人は一定数いるので好きにすればいいと思う。

ただし「日本でめったに開催しないし行ってみたい」程度のモチベーションの人は上記理由からやめることをお勧めする。

万が一行くとしても17時以降入場の夜間券で十分だ。

夜間券で入っても10個以上のパビリオンほとんど並ばずにはいれるし、熱中症などの心配日中に比し格段に少ない。

食事もあらかじめとってから行けば空腹に困ることはないだろう。

子供老いた親が行きたがっている場合もあるだろう。

モデルコースとしては、午前中は万博記念公園にある国立民族学博物館世界中の文化衣装音楽などが展示されており実際の万博よりも圧倒的に充実している)、午後は海遊館などを回り、夜に万博を夜間券で雰囲気だけ見るのがベストと考える。

万博はつまらない」 論がもりあがらない理由

おそらく実際に行った人の半数以上がつまらなかったと感じているはずだが、「つまらなかった」感想が盛り上がらない理由はわからない。

おそらくサンクコスト同調バイアス確証バイアスが影響しているのだろうが定かではない。

anond:20250713172930

anond:20250903232352

anond:20250917004119

いかがだったでしょうか?最後までお読みいただきありがとうございました!

理由」と見出しにつけておきながら説明しないという最近ネットニュースありがちな手法を使ってみました。

それでは、実際に万博に行った感想を以下にどうぞ!

Permalink |記事への反応(4) | 21:56

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2025-06-08

とある増田万博レポ(長文)

まだ2桁来場にはとどいてない、通期パス持ちの金なし増田。一度くらいは9時入場してみたいなぁと思って。最短で取れた9時入場は6/5だった。

かなりだらだらと冗長に書いたので、気になる所だけ読んで欲しい。あとで、ポイントごとにAIに要約させた記事投稿するつもりだ。

[:contents]

会場到着まで

東ゲート予約でチャリンコ圏内在住なのでチャリンコでゆく。メトロより安上がりだし、なにより有酸素運動ができる!おまけに行きや帰りの夢洲駅~メトロ中央線の人込み回避までできる!ひとごみにいるだけでMP減っていく人間からこれは小さくない。

万博会場へのサイクリングロードとして、「淀川リバーサイドサイクルラン」というのが設定されているのだが、本来淀川本流左岸をまっすぐ走れたはずが、左岸工事の遅れのせいで、毛馬から大川沿いに逸れて中之島経由という遠回りになっている。大川沿いはまだしも、天満橋あたりから高見でまた淀川左岸堤防に戻るまではただの市内の道路と変わりないし、無駄アップダウンもあったりで実体からはこのゾーンお勧めできない。

軽く朝飯食って7時過ぎに家をでて、昼飯・おやつローソンの大盛チャレンジを買っていく。お気に入り高菜明太が1件目になかったが2件目には山盛りあった。あとまい泉カツサンドとを買ってゆく。興味が無いわけではないが万博飯は俺には高すぎる。

高見で淀川左岸堤防上を走り始めると、そこからkm信号が無い。今日は風もなく快適だ。ここは大体川をさかのぼる方向(西から東)に風が吹いていて、それが強いとチャリンコ漕ぐのがめっちゃ大変になるのだ(経験者語る)。ユニクロドライEXUVカットハーフジップTシャツでひやけたいさくもばんぜんだ!(そこまでじゃないかも)

万博会場夢洲に行くまでに常吉大橋夢舞大橋の2つをわたる必要があるのだが、「世界で一番美しいごみ処理施設」(kwskはggr)が見え始める最初常吉大橋のぼり始めたところで腹具合に異変が……朝起きて飯食って水を大量に飲んで一応出すものは出してきたんだが、かなり控えめな量しか出なかったので、これは予想されていた事態だ。俺の膀胱肛門の防御力に俺は自信がない。万博行って帰ってきたらおパンツが血まみれだったこともある。冷や汗かきながらチャリンコを漕ぎ進める。夢舞大橋上りは割と急なのでいつも押して上がる。真ん中あたりにいたオッチャンが「下でポリさんみはってんで!」って声をかけてくれる。基本押して歩きましょうって事になってるんだけど、下りとか押して歩きたくないよね、普通歩行者が多いならわかるけど勿論そんな事は無いし(徒歩でこの橋を渡る人、通るたびに1組位ははいてはる)。

とりあえずポリさん見えるまではチャリンコ乗ったまま。橋の終わりと次かつ最後のの交差点の真ん中位にパトライト盛大に光らせ、ポリさんが3人たってこっち向いてるのが見えた時点で、はやくはやくとせがむ腹をなだめながらチャリンコを押しておりていく。長い坂で出そうと思えばいくらでもスピードは出るうえに、それを遮るための自転車用車止めもある。チャリンカーがケガしない様に見張ってくださってるんだと思えばありがたいことである

車止めを抜けたところで再度ライドオンしてトイレに向かってペダルを漕ぐ。幸いポリ公はなんも言ってこなかったし、横を通り過ぎる時も大して注意を払ってこなかった。

会場到着、入場まで

駐輪場着が8:30。そのままトイレ急行、出すものを出す。今度は十分な量出たので安心して東ゲートへと向かう。ゲートが見える場所までくるとうんざりするほどの人が歩いてるトイレで5分ロスしたとすると、その間にメトロが2回弱到着してる。この時間は乗った事ないが、平日10時入場の時でも電車はそこそこ混んでるので、最低でも同じくらいだろう。ggってみると1編成は6両で定員1000名(座席定員750)。トイレのせいで2000名程度に先行を許してしまった(西ゲートの分も合わせたらその2倍かも)が、うんこ増田扱いされないためには避けられないないコストであった。

ぐねぐねと歩かされる(もしかしたらグリッチ利用でショートカットできる可能性もあるのだが悪用されると嫌なので書かない)ゲート前、早足でこれ以上動かないところまで来たら8:40だった。これなら9:20位には入れてるかな?と思ったが大間違いだった。万博はとにかく並び、待ち時間が大量に発生するので(同行者がいない場合は)暇をつぶせるものを持参する事をお勧めする。携帯でもいいけど、電池切れると大変なのでモバイルバッテリーは必需品だ。今回は文庫本持ってきたが、周りの会話が聞こえてきて普段の1/3位の速度でしか読めない。集中力が欲しい。

この日は快晴で、降水確率すら一日オールゼロ。9時前でも日差しが強かったが、さらにどんどんキツくなってくる。まだまだ梅雨前で湿度は低めなのにご覧の有様なのは梅雨以降の事を考えると本当に心配である自分はまだいいやと思って刺さなかったが、日傘をさす人もそこそこいた。自分の前の人の横に周りを気にせず日傘をさしてる気づかいの足りない人がいて、何度も顔にあたりそうになって気の毒だった。日傘をさすときは周りに配慮しましょうね。ほとんどの人は出来てるだけにこういうの見かけると残念すぎる。

手荷物検査は9時の少し前からまり、少しずつ列は進んでいく。流れの都合か、無理やり割り込んだりしてるわけでもないのに、最初自分の後ろにいた人が自分の4人前とかに居るのをみる。そんなに自分の番が遅れるわけでもないだろうがなんか嫌な気がしてしま自分に嫌気がさす。逆に真横にいたはずの人がゲート前で数人後ろにいたり、とかもあるので気にしないのが一番なのだが気になっちゃうよね。

ゲートが近づいてきて(ゲートが動くわけじゃないが)、ゲート上の屋根の陰に入れると一気に体感温度が下がる。二十度半ばなので寒くなったりはしないが、たまに涼しい風が流れてきたりと、直射日光下とは雲泥の差でにじんでいた汗が引いていく。

ポケットのなかの鍵などは荷物の中におしまいください」との声が聞こえてくる。これは初めて聞く案内だ。手荷物検査まわりの効率化だろう。鍵とか忘れやすかったり直すのに時間とったりするのを削減したいのだろう。鞄に鍵をつっこむ。(9時台だけやってる可能性もある?)

いよいよ入場!時間は9:50。70分も並んだのか……並ばない万博とはなんだったのか

入場後 ~14:00

エントリは(万博会場で近くにいた人にも)特定される情報が無いように書くつもりだが、例外的パビリオン万博運営にはあの人だろうなって分かるレベル情報は出すことにする。そこから名前特定まではかなり遠いはずなので。

アイルランド

最初に向かったのは東ゲートから一番近い外国パビリオンアイルランド館。これまでも何度か入ろうとしたものの、既にもう並んでも予約券の枠がありません、とか並べませんとか言われたところだ。公式ふくめ、いかなる予約も受け付けていないところ。

なんとか並べたので列にjoinしたのだが、観られたのは展示の2部屋だけ。9時と13時20分に4回ずつのエキシビジョンツアー&ライブミュージック整理券を配布しているのだが、9時の配布は自分が入場する前にとっくに終わっており、最初エキシビジョン(10:45)までつなぎの入館だったようだ。こういう情報ちゃんと聞かないとわからないorスタッフちゃんと聞けば確認できる。ネットにも情報があるのかもしれないが、ここに関しては下調べをしていなかった。展示に関してはこの後エキシビジョン&ライブに参加したのでそこで書こう。

並んでる間にちらっと紙チケットで入場したという年配のご夫婦の話が聞こえてきて、しゃべってる相手若い人が「万博IDを予約しないと並ぶことしかできないんですね」って言ってて少し驚いた。そういやそんなのありましたね。そいや、あれって予約しないでも入れるから、あれ買えば満員でも9時入場できるんじゃないの???と、今これを書きながら調べてみたら、紙チケットで予約なし入場できるのは11時以降となっていた。「6か月前」に販売開始される「日時指定引換券」であれば、9時入場もできるっぽいので、このご夫婦はおそらくそれで入場されたんだろう。万博ID作成なしには当日予約すらできないの、本当にデジタルディバイドの深刻さを感じさせてくれる。もしかすると「当日予約センター」とかでなんとかなったりするのかな?と「紙チケット 当日予約センター」でggってみるもそれらしいページはヒットせず。

TechWorld館 (ネタバレあり)

アイルランドからリング下を歩いてTechWorld館へ。10:30の予約には間に合った。道すがらみるパビリオンは今まで殆どたことないレベル行列の少なさで(9時入場の威力)、次はいつもリング下まで並んでるサウジアラビア館に決めた。

先日togetterホッテントリに入ってたが、「s/台湾/テックワールド/」された世界に迷い込んだかのようだった。主催会社名「玉山デジタルテック株式会社」でggっったらでてくる日経サイトとか、id:entry:4771086957407295329、id:entry:4771081046455224641あたりみても、まぁ殆ど万博用のダミー会社ですよねこれ。

この世に「テックワールド」という島or国が存在するのは当然、という感じでスタッフ案内や映像は作られてる。

ちなみに、これが3日前のキャンセル枠で取れた、本日唯一の予約だった。7日前予約はイタリア館だったか忘れたが超人気のパビリオンに全振りして全落しました。欲張ると全落普通にあるのでみんな注意しようね!遠くから宿泊込みでの来場だとリセマラもできないもんね。


以降ネタバレなので嫌な人は適当飛ばしてね。


最初心拍数計測用(その場でこの説明はされない)のスマートウォッチ的なデバイスを渡される。

大きくわけてLife, Future,Natureの3つの展示があるが、そのどこで一番心拍数が上がったかを測定し、それを元に台湾ツアープラン提示するという流れなのだ

Lifeゾーンでは最初にでかい樹(幹が液晶か何かの表示デバイスになってる)とその下に生える草をイメージしたのか、たくさんのChromeBookロボットアームでなびくように動き、それぞれに違う映像が表示される。総合的にみたらすごいはずなんだけど、興味が無いだけかもしれないが表示される映像自体クオリティはあまり高いとは思えず、今回の各国パビリオンで見せられる(映画とかと比べるとしょぼい)CG動画しか思えなかった。テックワールドにたくさんの種類が居る蝶をスワイプして樹の幹に飛ばす演出もあったが、その蝶もあまり精細さに欠けて個人的にはうーんという感じだった。

Natureゾーンでは最初4K高精細レーザープロジェクタとやらで、丸い壁にそった巨大なスクリーンに高精細な台湾自然映像が流される。これは結構好みだったんだが、途中で一度処理落ちなのかガクっと映像乱れるところがあっておいおいってなりました。

次に台湾……じゃなくてテックワールド特産品輸出業としても存在感のある蘭の展示。蘭自体は綺麗だったんだが、台湾……じゃなかったテックワールド技術ナノスプレーというもので花にTechWorldやEXPO2025等がプリントされており、その部分が自分からは大不評でした。いや印刷はとても綺麗できっと凄い技術なんだろうけども。

次は8Kアートディスプレイとやらが5つほど並んだ部屋で、台湾芸術家作品学習させたAIでそれを動かす展示。ガイドの方が「近づいてみても、本物の絵のようにみえませんか?」とおっしゃってたが、光の反射とかは抑えられて綺麗ではあったが、近づいてよくみると「あー、液晶ですねぇ」という感じでした。AI静止画彫刻に動きを出す、というのも好みではなかった。

最後にFutureゾーン。台……テックワールドの「(半導体)チップ」が世界を救う!レベルチップ推し動画で正直引いた。使われてた合成音声も2025年としては少し不自然なところが気になったし。

すっごいダメだししてるけど、台湾は好きですよ。ほんとに。ただなんか、90年ごろの日本傲慢さの焼き直しみたいなのを見せられてる気がしてなんだかなぁってなったんです。将来今の日本みたいにならないといいですね。

サウジアラビア

あー、すみません、大して中の展示覚えてないです。記憶力なさすぎて自分うんざりだ。

TechWorld出てから即来たのに、リング下にまで列ができていた。が、思ったよりもするする動いて、20分も待たずに入れたように思う。9時入場パワー恐るべし。

スークを模した建築は物凄く雰囲気があってよかった。映画の中に入ったような感覚があった。暗くなってからは壁面にプロジェクションマッピングされるそうで、それはそれで綺麗そうだ。

最初ラクダの毛から織物を織る実演?をしていた。目だけ出てる衣装で下向いて織ってたので、もしかしたらロボットがそれっぽい動きしてただけとかの可能性もあるかもしれない。(多分ない)

あと、自分では行ってないんだけどなんだかトイレを褒める発言複数回聞こえてきた。

次の万博開催国でもあり(登録博と呼ばれる万博で、EXPO2025もそれ)、金回りがよさそうだみたいな声も複数回聞こえてきた。

トルコ

サウジアラビア館の3つとなり、いつも見かけるよりも待ち行列が少ないので並んでみる。展示は量的にも結構すくなくて、それに比べて奥のギフトショップデカすぎでうーんってなりました。あまり心に残るものが無かった……音楽やらの実演ショーがあれば観てみたいんだけども、やってるのかなぁ?

ふたたびアイルランド

13時20分のチケット配布に何時から並べるのか?と聞いてみたところ、熱中症対策もあってそれは言えない事になっているとの事だった。常識的に考えて1時間前位なんだろどうせ、とあたりをつけて、マイボトルに水を入れるために給水機まで歩いて行った。実はアイルランド館の目の前にも給水機あるのに、ちょっと遠くのところまで……。

戻ってくるころに丁度12時になったので、いわゆる「ガンダム方式」と呼ばれる定時に開放される当日予約枠を抑える。何時にどのパビリオンの枠が解放されるかはggってください。この時に自分がとったのは落合陽一のnull2インスタレーションモードというもの。2時半の予約。携帯ポチポチしながらアイルランド館の前に戻ってきたらなんとまぁ、もう待機列ができ始めてる。1時間前じゃないのかよ!と慌てて自分も並びにゆく。

個人的アドバイスだが、本万博は待つこと並ぶことを恐れてては良い体験はできない。自分の9時入場も、トイレ無駄(では勿論ないが)にした5分で2000人に先を越された。下手すると20分位は入場が遅れたわけだ。5分の到着の遅れで。「並ばない万博」なんて誰が言ったかしらないが、無責任まりないデマしかない。長時間並ばなくて良いのは何らかの手段でとれた予約(2か月前・1週間前・3日前と、各パビリオン独自予約)だけで、それ以外は全て並ぶ覚悟必要だ。なので、自分(やその一団)が興味あるものみたいもの公式ページの「イベントカレンダー」なども駆使してきちんと絞り、戦略的に動かないといけない。パビリオン以外にも色々楽しめるイベントは開催されている。

正面の前の方でみるとなると待つことが必要でも、通りがかってみるだけで楽しめるようなものもある。例えば東ゲートからリングに向かっていくとある大阪ヘルスケアパビリオンリボーンステージという半屋外ステージでは色んな音楽などのショーを頻繁にやっている。6/5も「きいやま商店」という沖縄ロックグループがやっていた。後ろの方から少し見ていたが、前列真ん中あたりはほぼファンが埋めていたように見えた。タオルを頭上で振るように演者が促すと迷いもせずみんなそうし始めたので。ただ、これをヘルスケアパビリオンが一体どこで告知してるのかよくわからない。「きいやま商店万博」「きいやま商店リボーンステージ」などで検索しても、きいやま商店による告知しか出てこない。リボーンステージの予定表とか無いのかよ?流石に無いわけ無いと思うものの、ggっても見つからないのも事実で、あまりにヘタクソだなぁと言わざるを得ない。

他にも、南ポップアップステージで同日開催されていた、『伝統の中にある未来 -Japanese Spirituality -(伝統文化未来共創Project)』なんかもチラ見したが、時間があればじっくりみたかった。伝統芸能の踊りとかやってた。未来技術より伝統芸能とかの方が興味あるんだよね。

各国パビリオンの展示、なんかもう似たり寄ったりの所が多くて。テーマに沿ってやるとどうしても似かよるというのもあるんだろうが、それでも。

話がズレすぎたので、アイルランド館の方に戻ろう。

12時過ぎに待ち行列解禁され、パビリオン敷地の砂利道にならぶ。配布は1時間以上後なので、皆砂利の上とか置いてある石の上に座る。そして30分もしない間に待ち行列が配布チケット分を越え、行列末尾でスタッフが「これ以上並んでもチケットもらえない可能性があります」と案内し始める。傍から見ても行列があるから並べるんだろうと思うのだろう(実際自分も以前そう思った)、ひっきりなしに同じ事を繰り返すスタッフ。なんかもうちょっと良いやり方があるんじゃないの?と思うのだが。

そこから10分程したらもう完全に「今から並んでもチケットはもらえません」と、「NO MORE TICKET」とかかれたボードを持ってとお断り状態に。このお断り状態パビリオンが一番ストレスたまるんだよね。自分も数々のお断りをくらいまくってきただけによーくわかる。有志マップなどにある「先着」や「自由入場」を信じて行ってみても「今は並べもしません」、と言われ、いつになったら並べるようになるの?って聞いても大体「わかりません」しか返ってこない。公式サイトの「予約なしで楽しめる」て案内も、実際の所「そこそこ並べば参加できます」なことが殆どだ。割と広い範囲からみえものな事も有りはするが。

その2へつづく

Permalink |記事への反応(2) | 02:53

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2025-04-13

anond:20250413181437

いよいよ開幕

リンク先には写真動画がある。

文字通り足で取材するスプートニク

Sputnik日本

@sputnik_jp

大阪万博、これぞまさに長蛇の列!】

🇯🇵スプートニク特派員が開会初日を迎えた2025年大阪関西万博入り口に到着、10時の入場枠だけでこれほどの人が……人に酔っちゃいますね😅

#大阪万博スプートニク取材 #大阪関西万博 #EXPO2025

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https://x.com/sputnik_jp/status/1911256079079788784

Sputnik日本

@sputnik_jp

大阪万博、会場の屋上に上ってみた】

🇯🇵スプートニク特派員大阪関西万博の会場にある屋上に上ってみました!かなりのんびり屋さんのエスカレーターなので20倍速でご覧ください🫨

#大阪万博スプートニク取材 #大阪関西万博 #EXPO2025

🔔@sputnik_jpで世界を知ろう

https://x.com/sputnik_jp/status/1911269301199450331

パビリオン

Sputnik日本

@sputnik_jp

2025年大阪関西万博、皆さんはどの国のパビリオンがお好き?Part 1】

🇹🇷こちらはトルコパビリオンアジアンテイストに仕上がっています

#大阪万博スプートニク取材 #大阪関西万博 #EXPO2025

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https://x.com/sputnik_jp/status/1911274849714209020

Sputnik日本

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2025年大阪関西万博パビリオン紹介Part 2 フランス

🇫🇷ルイ・ヴィトンコラボアクセントフランスモード芸術フランスエスプリ解釈アジアヨーロッパイメージミニマム化され、架け橋でつながれている。あなたアジア観とマッチする?

#大阪万博スプートニク取材 #大阪関西万博 #EXPO2025

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https://x.com/sputnik_jp/status/1911308591837135299

Sputnik日本

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2025年大阪関西万博パビリオン紹介Part 3 クウェート

🇰🇼 この館ではベルベットカーペットに寝そべりながら、夜空の光のショーを満喫できる。映し出されるのは過去から未来までのクウェート像。スプートニク特派員とご一緒にお楽しみください!

#大阪万博スプートニク取材 #大阪関西万博 #EXPO2025

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2025年大阪関西万博パビリオン紹介Part 4  シンガポール

🇸🇬テーマ自然都市の融合。インスタレーションで空を飛び交うスフィア(球体)は人々が抱く、たくさんの夢。夢があるからこそ、この世界は形作られていく。スプートニク特派員童心のワクワク感を没入体験した!

#大阪万博スプートニク取材 #大阪関西万博 #EXPO2025

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2025年大阪関西万博パビリオン紹介Part 5 セルビア

🇷🇸主要なテーマは「遊び」(ゲーム)。屋外遊びのコーナーあり、自分アバターを作って参加できるアーケードゲームもあり。ゲームの中では本物のビー玉が機械に入るとデジタル化し、意志を持って行動しはじめる。

セルビア2027年EXPO開催国

#大阪万博スプートニク取材 #大阪関西万博 #EXPO2025

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Permalink |記事への反応(1) | 18:20

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2025-02-08

anond:20250206162226

ジェンダー枠というか、一般男性よりも弱く一般女性よりも強い第三の競技枠があればいいのにね

開催国負担してもらえるなら、オリとパラの間に開催する第三のピックがあっても良いと思う

Permalink |記事への反応(0) | 16:23

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2024-08-18

anond:20240816045740

学会開催国でのオーラル発表で、開始直後に現地語を少ししゃべって笑いを取るくらいかな。「チューツージェンミェンウォジャオ~」って言ってから英語でしゃべり始めるの。 日本で口演する外人が「ミナサン、コニチワ 、アメリカカラキマシタ」とか言うやつ。

Permalink |記事への反応(0) | 13:59

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2024-08-09

一部の日本人邪悪さに吐き気を催す

パリオリンピック東京と比べてオシャレでフェアで良いと思うけど、

ネトウヨたちがインプレッション目的で叩いてるのが本当に気分悪い


獲得メダル数を見ても、フランスは極端に多くなく、開催国としては普通の数

(東京オリンピックでは日本は異常な数の金メダルを獲得した)


特に気分が悪いのは柔道ルーレット不正をした!と言い張っている奴ら

重量級の日本人に失礼じゃないかと思う

Permalink |記事への反応(0) | 10:37

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2024-08-06

anond:20240806133427

開催国にここまで全方位ヘイトが向くのは珍しいのでは

東京でもこんな嫌われてなかったような

お台場セーヌ川ほど叩かれてなかっただろ

Permalink |記事への反応(0) | 13:38

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2024-08-04

バリオリンピック

やはり開催国インドネシア勢が今回はメダルを多く取っている

Permalink |記事への反応(0) | 17:03

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なんでブクマカってオリンピック嫌いなの?

また日本開催国になるってことが叩かれてるけどさ

オリンピックって平和の祭典じゃん

オリンピック以外で共通価値観のもと世界中が一堂に会するイベント他にないわけだしさ

そういうイベントが開催出来るのって一部の先進国だけなんだよ

日本はその立ち場にあるわけだから積極的にその義務を受け入れるべきだろ

ノブリス・オブリージュってお前ら知らないのか?

例え負担になろうと立場のある人間には果たすべき義務があるんだよ

なんで普段リベラル自称してるひとたちが、オリンピック否定にまわるのか意味不明

やっぱり日本左翼って世界平和の敵なの?昔みたいに外国行ってまでテロしたい感じ?

Permalink |記事への反応(1) | 14:06

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開催国有利の判定にごちゃごちゃ言うなら

またお前んとこ開催国にするぞ!

Permalink |記事への反応(1) | 13:48

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anond:20240804125632

開催国優遇オリンピックでは当然なので東京オリンピックでどうだったか確認したい場合日本人以外に聞かないといけない

Permalink |記事への反応(0) | 13:03

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anond:20240804061650

でも出場の人数に制限があるわけ

開催国だって競技人口を全部受け入れる広さもないし、移動とか考えてというか常識的に考えて一競技一人に絞るのが妥当でしょ

出場枠は各国男女一人ずつではなく数人程度ずつあるのが普通

そうなるとその枠の出場者の基準を設定する必要がでてくる

トップスコアを出す人間なのかどういう条件を満たしたのかとか、いろいろ選定の基準があるわけ

その中に男女って区分けもあるってだけの話

男女という属性を抜きにすれば通常「トップスコアを出す人間なのか」という基準しかない

(それを決めるために複数基準適用することはあるけど、あくまで「トップスコアを出す人間なのか」という観点であって、別の属性を入れ込むわけではない)

出場人口を絞るなら出場枠を絞れば良いだけだし、別種目として男女別を用意する意味も薄い

男女に分割するのは明らかに出場枠の都合ではないので、その説明は現状を正当化するためのロジックしかないのでは?

Permalink |記事への反応(1) | 06:46

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anond:20240802110924

逆なんだよ

公平性っていうのは

100メートルを10秒で走れる人をあつめて 100メートル走を行う

じゃないんだよ

100メートルを走ることが出来る人をあつめて そのタイムを競うんだよ

それで差が出るよね

その差が「優劣」でもなく「貧富」でもないのがスポーツ公平性なんだよ

足が遅い国は教育食事とか経済なんかにおいて水準を上げる援助や協力が必要であるなんて答えを出さな

それらは個性だっていう事が公平性なんだよ


じゃあ男女でもだれでも出たいと思った人間が出ればいいじゃんって思うよね

そうだよ

別に足があろうがなかろうが走れようと走れまいと関係なく出たらいいんだよ

でも出場の人数に制限があるわけ

開催国だって競技人口を全部受け入れる広さもないし、移動とか考えてというか常識的に考えて一競技一人に絞るのが妥当でしょ

そうなるとその枠の出場者の基準を設定する必要がでてくる

トップスコアを出す人間なのかどういう条件を満たしたのかとか、いろいろ選定の基準があるわけ

その中に男女って区分けもあるってだけの話

そこの国の「人種」がどういう形であるかを決めたり「同程度」の能力がそれぞれの「人種」で「どういう階級と並ぶか」みたいなモロに差別な事を言わないわけ

そういう人種を「国の代表」としているから、たとえば100メートルを8秒で走れる「人種」とそうでない「人種」で並べたとしたら努力とかスポーツマンシップとか関係なく「人種の交配」以外に競技の見出せる意義がなくなっちゃうでしょ

発想は公平性から来てると思うし差別意図はないと思うけど、それを利用して感情が偏る結果に差別があるのよ

ドルが145円とかみたいな「1対1」の交換比率に差がある、平等で公平な基準に差がでるという事は「平等に考えて差があるから」」という基準を生むわけ

そうなると全然関係ない要素にも平等公平性で出した結果が利用できるよねって言い出す「差別」が生まれるわけよ

同じ体格で100メートルタイムが2秒もちがう、となると「同じ体形の人間に課す料金、手続き対応」なんかについても「スポーツで結果がでてる差があるから」という理由基準が生まれかねないわけ

人種で「同じに見えても違うから」という理由、その同じ見た目という基準を持つ事自体が「人の差を見た目で判断している」という差別の一歩なのよ

体格が同じに見えるからという理由階級を分けてる格闘スポーツがあるでしょ

あれは身体能力の他に「技の差」が、平等性を欠くことを意図的に差別化することで回避してるのよ

体の大きな人間が小さな人間に勝ってしま可能性があるから

平等性」を取り入れて「条件による代表制」ではなく「同じ体形の人間」だけで運動能力競技をすると「根源的な種の差」で勝つ人が出てくるわけ

「技で複数階級制覇」する人と同じ意味の人が、最近話題トランスジェンダー競技者と同じ差が出てくるのよ

勝ったとか負けたとか順位があるから、優劣を競ってるように見えるんだろうけど

スポーツマンシップってのはそういう結果が出るものだとしても「優劣」ではないんだわ

体形が違うからとか構造が完全に違うからかい理由で「相手代表に選んできた相手」との結果がすべてで

人種とか体形とかそういうものの差でどうのこうのってのはあっちゃいけないわけよ

トランスジェンダー構造的な差がもともとあったとして棄権した選手が、そういう感覚スポーツマンシップを損ねた態度をした件があったけど

「そういうものじゃない」って態度をあとで謝罪して理解した旨を示したでしょ そういう事よ

相手がどんなモンスターだとしても代表選手として選んできてIOCが認めたんだから、IOC提供する競技の場ではスポーツをして結果を出すべきだったって話

選定基準とかそういうルールみたいなもの外野が騒いで、ルールの在り方とかを第三者的監視してよりよいものにしてくべき所

選手はできるだけスポーツとして純粋に結果が出せる環境に、代表として名乗りを上げれる状態にしてほしいと願って日々鍛錬をするだけ

なにかを公平にしようと思ったときは、まずそれ自体差別的なんじゃないかと疑ってみるべきところだとおもうよ

Permalink |記事への反応(2) | 06:16

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2024-08-03

anond:20240803141804

開催国に有利過ぎませんかね

Permalink |記事への反応(0) | 14:22

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2024-08-01

anond:20240801013616

フランスだけ優遇なら開催国だし分かるんだけど、他のヨーロッパ選手優遇されてる感じ。

アジア南米選手が不利なジャッジに晒されてるといった方が近いのかもしれんが。

Permalink |記事への反応(0) | 02:03

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anond:20240801013103

もともとスポーツの祭典だし、開催国アドバンテージは認められてるはず

Permalink |記事への反応(1) | 01:36

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2024-07-31

オリンピックガン無視攻撃続けるイスラエル

ついにハマス最高指導者殺害成功

それでも開催国フランスはなにも言わない

Permalink |記事への反応(0) | 13:18

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2024-04-25

anond:20240425212415

まず「維新のケツを拭く」という認識おかし

大阪関西万博主催者2025年日本国際博覧会協会(「協会」)で、日本国政府協会開催国としての義務履行を保証する。

https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=74661

主催者政府(国)だから国のケツを国民が拭くんだよ

なんでこんな大前提すら知らないの?

それと「どのみち大失敗する」と言ってるけどそれ予想じゃなくてお前の願望だよね

Permalink |記事への反応(1) | 21:33

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2024-04-23

サッカー日本代表終わったな

五輪出場逃したわ

次戦、開催国の予選全勝カタール

終わったね

Permalink |記事への反応(2) | 15:44

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2023-10-29

ラグビーW杯2023 10/29 決勝 ニュージーランド対南アフリカ

9月9日開幕戦から20チームの激闘を見守り続けてきたウェブエリスカップ

50日間の戦いの末に、今日、その所有者が決まる。


おはようございますこんにちは、こんばんわ。

レビュー増田です。


4年に1度のラグビーの祭典ワールドカップ2023年フランス大会も、ついに決勝を迎えた。

47試合の末、ファイナルに駒を進めたのは、南半球、いや世界ラグビー象徴ニュージーランドと、ディフェンディングチャンピオン南アフリカ


開催国フランス好調や、ランキング1位で乗り込んだアイルランドフィジーサモアなどのアイランダーチームやアルゼンチンの成長などで、勢力図の変化が噂される中で開幕した今大会だが、蓋を開けてみると、決勝はおなじみの最強同士の対戦となった。


ニュージーランド開幕戦フランス相手に1試合を落として以降は、圧倒的な得点力で対戦相手沈黙させてプールステージ突破した上、準々決勝ではアイルランド相手守備の硬さも見せつけて準決勝進出。チーム初の優勝を狙うアルゼンチンに完勝して決勝まで勝ち上がってきた。


大会前までは仕上がりを不安視されていた黒衣の軍団だが、オールブラックスに関しては「史上最強」「完全な優勝候補」とみなされていたような大会の方が勝てないことが多く、今回のように「ぱっとしない」と言われる時の方が優勝を攫ったりする。


チームをみると、LOサム・ホワイトロックSHアーロンスミスなど、レジェダリーなベテラン選手活躍する一方、PRイーサンデクラークティレルロマックス、CTBリーコ・イオアネ、WTBマーク・テレアウィルジョーダンなど20代のプレーヤーも多く、ベテラン、中堅の経験値と、若手のエネルギーバランス良くミックスされたチームになっている。

大会で最強と呼ばれた世代の多くが引退した後、世代交代の最中で完成形が見えづらいままW杯に臨んだが、まさにこのW杯で成長したのかもしれない。

7週間にも及ぶ戦いの中で調子を上げ、持ち前の得点力だけではない守備の硬さ、意外とも言えるスクラムの強さも見せつけてきた。


HCのイアン・フォスター大会後の勇退が決定しており、スーパーラグビーの常勝軍団クルセイダーズHCのスコット・ロバートソンにその場を引き継ぐことが決定している。

つなぎの世代と言わせず、このチームこそが最強のオールブラックスであることを証明できるだろうか。


対する南アフリカはというと、フィジカルバトルを得意とするチームが集まったプールBをアイルランド戦の1敗以外に圧倒的な強さを見せつけて決勝トーナメント進出

フランス戦、イングランド戦の2試合連続の1点差で制して決勝に進出した。


優勝した前大会の時点で主力メンバーが若かったため、本大会でも優勝メンバーが残り、FWの安定感がチームを支えてきた南ア代表だが、なぜかこのチームに起こりがちな「完全な1本目のSOがいない」という問題に今回も悩まされ、重要得点源のキックの精度などはイマイチとみなされていた。

そこに、負傷で代表メンバーから外れていたハンドレ・ポラードが、大会中に負傷したメンバーと交代して第4戦目から復帰。

この決勝で先発のSOをベテラン司令塔に託すことになった。


ラードはあまり華麗なパスを見せる司令塔ではなく、南アらしいキックFW戦のタクトを振るのを得意としているが、この試合に望むリザーブメンバーを見ても、南アがどういう試合にしたいのかが垣間見える。というかクッキリ見える。

なんと8人のリザーブのうち、FWが7人。

SOはおろか、SHの替えすらなく、デクラークが負傷した際にはWTBチェスリン・コルビが務めるとアナウンスされるほど。

80分間、FWを惜しみなく使って身体を当て、キック得点する気満々で、スプリングボクスらしい戦いでオールブラックスを迎え撃つ構えだ。


オールブラックススプリングボクスが戦えば、激しいフィジカルバトルに耐えてちょっとの差を掴み取るゲームになるしかない。

決勝のスタット・ド・フランスは雨。

身体をぶつけあうには絶好のコンディションだ。

どちらが「ちょっと」をモノにしてウェブエリスカップを掲げることができるのだろうか。


両国国歌斉唱につづいて、オールブラックスが今大会最後ハカ、カパ・オ・パンゴを披露し、オールブラックスボーデン・バレットキックオフで試合が始まった。


前半

開始早々、大会を通して南アスクラムを引っ張ってきたンボナンビが脚を痛めてグラウンドに倒れて負傷後退。

その直後の交錯オールブラックスのシャノン・フリゼルイエローカード

双方がゲームの進行にダメージを受ける波乱の幕開けとなる。


ボールキープしてパスとランからゲインをねらうオールブラックスに対して、ディフェンスからキックを蹴らせ、受けたボールを蹴り上げて、キック前進する南ア

もとからお互いやりたいことをするとこうなるわけだが、南アがジリジリ前進できている。

リゼルの反則で獲得したものにつづいて、オールブラックスを押し込んで序盤に2つ連続ペナルティを獲得した南ア

ラードキック南ア 6 - 0NZ とする。

ロースコアゲームで蹴り勝ちたい南アにしたら上首尾なゲームの入りだ。


オールブラックスボールを回しながら前進してPGを返すが、南アFW戦で圧力をかけてペナルティを狙い、PGを重ねて差を詰めさせない。

南ア 9 - 3NZ


スコアで突き放されながらも、ゲームが進行するにつれボールをまわす攻撃で徐々に先進し始めたオールブラックスだが、雨の影響でボールが手元で滑り、掴みかけた攻撃のチャンスでボールを失っている。

そしてゲームの流れを大きく変える瞬間が訪れた。

28分にFLサム・ケインハイタックルレッドカードの退場。

前評判の低かったチームを獅子奮迅活躍で牽引してきたキャプテンまさかの決勝の舞台で一足先に試合を去ることになった。


荒れ模様前半はその後、双方がPGを重ね、南ア12 - 6NZゲームを折り返した。


試合としては前半の25分過ぎからオールブラックスボールを保持した攻めで南アディフェンスを切り裂き始めており、圧倒されているわけではない。

しかし、ラインアウトの不首尾や、滑る手元、高く入ってしまタックルなどで得点のチャンスを失うオールブラックスに対して、南アが手に入った機会に過大な結果を狙わず即座のPG得点を重ねて6点差。

攻めがつながっているので、後半での逆転もあり得る点差だが、相手そもそもロースコアを狙ってきている南アだなると話が違う。

それに、フィジカルバトルを狙ったオーダーを組んできた南ア相手に人数の不利を被ったのは大打撃だ。

南アにしてみれば、相手ミスに救われているところもあるが、それは要所でうまくプレッシャーをかけて、危機を切り抜け続けているという事になる。

この決勝でも当然のように発揮される南ア勝負強さは驚くべきものだ。


オールブラックスは不利を跳ね返して逆転のトライを決められるのか、それとも南ア得点以外でも前半につけた差を活かして突き放すのか。


後半

後半の南アキックオフから敵陣深くに侵入して圧力をかける。

得点匂いがする猛攻だったが、この攻撃のなかで、今度はシア・コリシの頭が当たってイエローカードで退出し、人数のアドバンテージを失う。


後半頭で試合を決めるチャンスを逃した南アに対して、オールブラックスは人数の不利がないうちに攻め込んでいく。

ボール展開すればゴールライン間際まで迫ることができるが、オールブラックスとしては歯がゆいことにスコアまでに至らず、トライラインまで到達したプレーも、ノックオンでチャンスを失ってしまう。

今日はずっとこんな調子だ。

全てがうまくハマる日もあれば、そのピースをはめる時に手がパズルの傍にあるグラスに当たったり、膝がテーブルの下を叩いたりする日もある。

それが起きているのが、4年間の努力の末のW杯の決勝の場で、相手最後まで勝負を投げない南アだというのが最悪だ。


ズルズルと時間勝機を失ういかけていたオールブラックスだが、58分、ついにゴールラインを破るトライを獲得。

ここで7点を取れば、ロースコアの試合で果てしなく大きい1点のアドバンテージを得ることができたところだが、決定力の高いモウンガのCVは外れて、リードを奪うまでに至らない。

南ア12 -11NZ


W杯も残りは20分となり、ゲームの内容としてはボールを敵陣に運べているオールブラックスに傾きかけているのだが、勢いにのってひっくり返したいところで、雨の影響もあってかボールが手に付かない。


ゲームが動かないまま10分がすぎ、1本のPG勝利に直結する時間になってきた。

オールブラックスPG1本でも欲しい、南アは逆にこれをとって試合を決めたい。

試合を分ける攻防の中で、南ア・コルビの故意と見做されるノックオンオールブラックスPKとなり、またも試合をひっくり返すチャンスが訪れるが、ジョーディ・バレット重要な1本が外れて1点差のまま。


1プレーで逆転できる1点差が果てしなく遠い。

のこりは5分を切り、最後の攻めのチャンスが巡ってきたオールブラックスだが、ここでも敵陣深くまで迫りながらノックオンボールを失う。

残り10秒のスクラム最後希望をかけるも、必死で守る南アボールラインに押し出されて、試合終了を告げるホイッスル


最終スコア

南ア12 -11NZ


降りしきる雨、試合開始直後の負傷退場やイエローカード、両キャプテンの反則退出、度重なるハンドリンエラーなど、双方にとってゲームは思惑通りに進まなかった。

しかし、オールブラックスが何度も訪れた逆転のチャンスを悉く掴み損ねたのに対して、ひっくり返されそうになった南アは、諦めずに自分達のするべきことに徹して耐え抜き、ゲームを決める「ちょっと」をものにした。


大会前はアイルランドフランスなどが見事な戦績を積み上げ、南アNZも今回は圧倒的な存在ではないと見做されていたが、両チームは大会の中で成長しながら決勝まで辿り着いた。

そして、歯を食いしばりながら薄氷勝利を積み上げた南アは、なんとこのW杯決勝トーナメント試合全てを1点差の勝利で勝ち抜いて、ついに連覇のウェブエリスカップを掲げる最後の勝者になった。


この大会前回大会から8年間、時代の主役だったプレヤーたちの多くが代表を去る。

ウェールスのダン・ビガー、アイルランドジョニー・セクストンニュージーランドアーロンスミス

日本代表でも年齢的に堀江などは次の大会で見られないかもしれない。

選手が入れ替わるだけでなく、大会レギュレーションも見直され、次のオーストラリア大会からは出場チームが24に拡大される。

4年後はラグビーを取り巻く景色が大きく変わっているだろう。

演者舞台も大きく変わる節目の大会となった。

時代の終わりに少しの寂しさがある。

でも、次の時代の準備はもう始まっている。


自分の話をさせてもらうと、今回は大会が始まる前までレビューを書くか迷っていた。

大会日本開催で多くの人が試合を見ることが予想されていたのに対して、今回はフランス開催で試合リアルタイムでは観戦しづらく、日本代表の苦戦も大会から予測されていた。

また、自分自身この夏から本業が急に忙しくなったので、1ヶ月半以上毎週レビューを書くだけの気力が続くかという心配もあった。

ただ、やはり4年に一度しかいからと、初戦のチリ戦からレビューを書き始めると、まだ待っていてくれていた人から応援コメントや、他の試合をみたトラバなどが寄せられて、ともにラグビーの祭典を楽しみたいという人がいたことにとても支えられた。

(あと、本業の厳しい局面でも「リーチ・マイケル堀江あんなに頑張ったしな」なんて思って自分を奮い立たせたりもした)

ラグビーを見る人の楽しみに少しの助けになりたい」と始めたことが、皆の支えでやり切れて、自分自身がこの4年の集大成を、そして時代の変わり目をしっかり目に焼きつけられたのは感謝気持ちでいっぱいだ。


ラグビー身体のぶつかり合いが特徴のスポーツで、試合感想を語ろうとすると「フィジカルに圧倒された」という話になりがちで、それ以外だと「反則が多かった」「あの選手のあのプレーが」という結果の一部だけを取り上げた議論になってしまう。

このレビューを書く上で意識していたのは、結果の現象だけでなく、双方のチームがどういう強みとプランをもって試合に臨んだのか、キックオフなどのゲームの状況が基本的にどちらに優位に働くのかなどに注目して、「なんとなく身体能力で負けた」「多分ミスで自滅した」「全力を尽くして感動した」よりもう少し理解度をあげて、とはいえつのサインプレーなどの細かい話に入りすぎて全体像が見えづらくならないようにと思って書いていた。

自分はいファンにすぎないので、長年のオールファンを唸らせるようなレビューは書けないと思っていたけど、日本代表試合から見てみようと思った人に、今回少しでも役に立てたなら嬉しい。


これが今大会最後レビューなる。

もう一度、みなさんありがとう

最後まで書き切れたのはみんなのおかげです。

またどこかで、会いましょう。


anond:20231021081219

Permalink |記事への反応(1) | 09:33

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2023-10-21

ラグビーW杯2023準決勝 ニュージーランドvsアルゼンチン

9月18日20チームで開幕したラグビーW杯2023フランス

1ヶ月経った今、16のチームが大会を去り、未だ戦っているのは4チームのみ。

イングランド南アフリカニュージーランドアルゼンチン


おはようございますこんにちは、こんばんは、レビュー増田です。

遠いヨーロッパでの開催のため、日本放送は深夜、早朝になったこW杯

日本大会を去った今、試合を追いかけるのもなかなか大変だが、決勝トーナメントに入ってからは深夜早朝の試合を追いかけても後悔のない、まさに1点を争うような好試合が続いている。


遊手候補と目されていた開催国フランス南アフリカにまさに1点で涙を飲み、イングランドは初戦を彷彿とさせるドロップゴールでトーナメントを駆け上がろうとするフィジーを止めた。


今夜戦うのは、前半にペースを握られながら流れを引き寄せてウェールズから試合を取り返したアルゼンチンと、最終盤に37フェイズにも及ぶアイルランドの猛攻を耐え切ったニュージーランド


日本視聴者日本を下したアルゼンチン応援しながら決勝トーナメンを観戦している人も多いようだが、ニュージーランドラグビーファンにとって昔も今もラグビー界の神の如き存在だ。


ニュージーランドの国としての強みは、どれだけ良い選手が変わっても、さらに上回る選手が現れる層のぶ厚さで、世界最優秀選手に輝いたこともあるLOロディ・レタリックや、稲妻のようなランで日本にもファンが多いダミアン・マッケンジーリザーブで出てくるなんて、他の国からしたら考えられないような贅沢さだし、W杯がすでに始まっている状況で「真剣大会中に門限に遅れたから」と日の出の勢いの若手、マーク・テレアメンバーから外せば、「じゃあ」とウィルジョーダントライを取る。

チームは家族とも言われており、アンストラクチャーから混乱状態で誰がボールを持っても、かならずフォローするランナーが現れて、見事な連携トライを取る。

大会が始まる前までは「パッとしない仕上がり」と言われていても、いざ始まれば、初戦以外は対戦相手から大量トライを奪い、世界一位のアイルランドフィジカルを全面に出した猛攻にも耐え切ってみせた。

豊富人材と、流れるような連携、そしてここぞという時の硬いディフェンス

やはりオールブラックスはいつの時代も優勝の本命なのだ


ちなみに家族話題が出たが、この試合オールブラックスは本物の家族が3人、スタメンに名を連ねる。

スコット・バレットジョーディー・バレットボーデン・バレット

バレット家には、さらに2人の兄弟、3人の姉妹がいる。

8人兄弟という時点でなかなかだが、そのうちの3人が同時期に世界最強チームの代表プレーヤーというはなかなかない。

大谷翔平的なマンガ設定のような話だ。


さて、対するアルゼンチンだが、どういうチームかというのは予選プールから試合を見てきたみんなにはもはやおなじみだろう。

スキルフルなキックフィジカル押し出した展開攻撃個人のラン突破などを組み合わせて戦う好チームだ。

アルゼンチンにとっては、この準決勝で対戦成績 2勝33敗1分けのニュージーランドと戦うのは大きなチャレンジとなる。

負けられない大一番に向けて、前節でウェールズを破ったメンバーから1名のみを変えて試合に臨む。


アルゼンチンにとって気がかりなのはメンバーにどれだけ疲労が残っているかではないだろうか。

準々決勝でフィジカルな激闘を制したのは相手も一緒だが、ニュージーランドは予選プールフランス以外に脅かされるような存在がなく、それほど激しい消耗を強いられていないように見える。

アルゼンチンはというと、予選プール日本戦も終盤までもつれ、ウェールズ戦もギリギリで勝ちをさらった。

クロスゲームを制したこの2戦では、身体を当てながらの展開を繰り返して後半にディフェンスをこじ開けたので、これが攻めの切り札だろう。

こういうスタイルだと、FWの体力がいつまでもつの心配になってくる。

相手アイルランドの波状攻撃を耐え切ったニュージーランドである


攻撃に、守備に、身体を打つけづつけるのはここにきて難儀だけど、ではと崩しを狙って迂闊にコンテストキックを蹴って、ちょっとでも甘くなれば、それこそオールブラックス大好物、思う壺だ。


勝負どころで勢いを掴みながら接戦を切り抜けてきたアルゼンチンが、ここでも我慢比べに勝って巨星を飲み込むのか、それとも黒衣の最強軍団死神となって挑戦者の息の根を止めるのか。


小雨降るスタット・ド・フランセに響く両国国歌斉唱につづき、オールブラックスがカパオパンゴを披露し、アルゼンチンキックオフで試合が始まった。


前半

試合の入りはアルゼンチンにとって悪くなかった。

キックオフ直後から身体をあてて敵陣深くに侵入、開始3分PKを獲得し、先制のゴールで3点を獲得した。

アルゼンチン 3 - 0ニュージーランド


両チーム、キックを蹴りあげて激しく序盤のペースを争う中で、アルゼンチンハイボール処理もよく、自分達の攻めにつなげられている。

対するオールブラックスモールなどをつかった硬い攻めを見せ、手元を落ち着かせてから着実に攻める。

するとニュージーランドセットプレーから再びのモールペナルティを獲得。

ゴールライン上の攻防から外でまつでウィルジョーダンボール渡りゴールライン右に飛び込むトライ

アルゼンチン 3 - 7ニュージーランド


アルゼンチン連続攻撃は悪くない。

しかオールブラックスは硬い守備から切り返す。

先ほどトライを決めたウィルジョーダンから今度はジョーディ・バレットにつないで、またもゴール右にトライ

アルゼンチン 3 -12ニュージーランド


キックオフからの攻めを2本失ってスコアされているアルゼンチン

20分までに3回22mまで侵入できているが、その度にオールブラックスディフェンスボールを失っている。

ノックオンというわけではなく、ジャッカルで引き抜かれてなので、アルゼンチンとしては全力を出せているのに黒い壁を抜けない。


ゲーム風景としては双方が入ったボールキープして展開して、手元のエラーも少ないので、ボールインプレーが長い試合となっている。

29分にやっとファーストスクラムとなり、アルゼンチンPKを獲得。

ショットアルゼンチン 6 -12ニュージーランド


いかけるアルゼンチンが苦労して点差を積めるが、オールブラックスはすぐにPGで取り返す

そして終了間際、今度はオールブラックスボールスクラムからミスなく攻め込んで、41分にトライ

アルゼンチン 6 -20ニュージーランド


双方がボールを持った時に、保持して攻め込んでいく。

アルゼンチンとしては、攻めが良くつながっているし、手元のミスもない。

しかし、ゴールライン直前まで迫ったところでオールブラックス守備に捕まってしまう。

結果として、似たようなカードを出し合っているのに、スコアは開いている。

自責ミスでチャンスを失っているわけではないので、力負けと言っていい状況で、アルゼンチンとしては修正が難しく見える。


2トライ2コンバージョンの差を埋めるため、アルゼンチンは後半にどうやって流れを掴みにかかるのだろうか。


後半

後半の入りは前半と打って変わってアルゼンチンにとって不幸なものだった。

オールブラックスアルゼンチンキックオフ処理のエラーにつけ込み、わずか2分でトライを奪う。

この失点後、アルゼンチンキックオフの有利状況なので攻めたいのだが、ハイパンを蹴り合って、結果はオールブラックスボールが渡ってしまう。

ここでニュージーランドが攻め切って追加のトライ

アルゼンチン6 - 34ニュージーランド


後半開始直後のトライ事故みたいなものだが、このトライアルゼンチンにとっては厳しい。

前半最後の繋ぐラグビーから一転、ハイパントで崩しを狙った攻めをしたところで、ボールオールブラックスに渡ってしまい、攻め切られる。

相手の有利な形に飛び込んで取られていているのは悪いシナリオだ。

ボールを上げるのでスクラムも多くなっているが、このスクラムでも負けていて、黒衣の戦士はどんどん自陣に入り込んでくる。


守勢一方のアルゼンチン対して、オールブラックスは55分に選手を大幅に入れ替える。

交代で入るのはフロントロー3人と、ダミアン・マッケンジートライも取れる俊足SHフィンレー・クリスティ

タイミングとしてはかなり早いが、点差があるので、余裕をもって体力のあるメンバーを投入できる。


攻めのチャンスがあっても前半のように敵陣に侵入できないアルゼンチン

ボールオールブラックスのものとなり、61分に、ウィルジョーダンが2つめのトライ

アルゼンチン6 - 39ニュージーランド


65分はまだ時間があるが、33点のビハインドはあまりに重い。

15分で5トライを奪うのはどんなチームでも非現実的だろう。

どこでここまでの差がついたのだろうか?

ゲームは終盤に向かいアルゼンチンほとんど深く攻め込めない中で、74分にもウィルジョーダンラインブレイクしてハットトリックとなるトライ


後半に入って全くスコアできないまま、時計は80分を過ぎた。

一矢報いたいアルゼンチン、自陣深くのスクラムから最後の攻めもオールブラックス守備突破できず、試合終了。

最終スコア

アルゼンチン6 - 44ニュージーランド


テリトリー

アルゼンチン45% - 55%ニュージーランド


支配

アルゼンチン44% - 56%ニュージーランド


スタッツの示すこの数字オールブラックスボールを持たなくても勝てるチームだが、今日ボールを保持して戦い、アルゼンチンを圧倒した。

ボールを蹴り上げる状況としては、繋いで前進できない末にボールと引き換えにエリア前進を取るか、攻撃が停滞する前に先制で崩すかなので、繋ぎ前進できた今日オールブラックスは蹴る必要がなかったとも見える。

ただ、これは想像なのだが、結果でそうなったというより、初めからアルゼンチン疲労を見越して高いエネルギーをつかうポゼッションラグビーを仕掛けたのではないだろうか。

直近の対戦成績で2勝を挙げていたアルゼンチンは、勝てるチームを作り上げてきたが、ここに来たときにはにすでに満身創痍状態だった。


開始ホイッスル前の前段を書き終えたのは前日で、双方がどういうチームか知っている人にとってこの辺りの予測はおそらく特別ものではない。

その流れにおおむね沿う「驚きのない試合」になったのは、オールブラックスが圧巻の強さを見せたということだろう。

まり一方的試合となったので、母国では批判も起きるかもしれないが、ここまで死線の際で戦い続けてベスト4まで駆け上がったアルゼンチンは、前評判に相応の結果を残したと言っていいと思う。


これで決勝に進出するチームの1つが決まった。

準決勝のもう1試合は、前回日本大回の決勝カードイングランド南アフリカ

このW杯最後試合ラグビー界の黒衣の神と対戦するのは、白か、緑か。

あと2試合で、4年に及ぶ長い長い戦いの覇者が決まる。


anond:20231015170047

Permalink |記事への反応(1) | 08:12

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2023-09-29

anond:20230929160251

人口1億人あたりの金メダル獲得数

昔作ったデータExcel作成日付が2004年なのでたぶんアテネのだろう。ギリシア開催国で有利。

追​記: でもよく見たら人口の少ない国は省略してるっぽいので、どんな条件で絞ってるかわかんないなこれ。あれれ、ロシアの獲得数もだいぶおかしいな。修正必要がありそう。これ、ワンチャン開催中の途中経過かもwwwすまんwww

金銀銅を含めて夏冬10大会合計くらいで計算するともっといかもしれない。

1 🇦🇺オーストラリアlllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll 65
2 🇬🇷ギリシャlllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll 47
3 🇷🇴ルーマニアlllllllllllllllllllllllllllllll31
4 🇫🇷フランスlllllllllllllll 15
5 🇺🇦ウクライナlllllllllllllll 15
6 🇰🇷韓国llllllllllll12
7 🇮🇹イタリアllllllllllll12
8 🇯🇵日本llllllllllll12
9 🇬🇧イギリスllllllllllll12
10 🇩🇪ドイツllllllllll10
- 🇺🇸アメリカllllllll 8
- 🇷🇺ロシアllll 4
- 🇨🇳中国ll 2

図録▽オリンピックメダル数(金メダル数)の推移

https://honkawa2.sakura.ne.jp/3980.html

日本アテネで当時としてはかなりの好成績だった。

Permalink |記事への反応(2) | 17:09

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2023-09-28

anond:20230928171100

2025年国際博覧会開催国への立候補を表明しました

フランスパリにおいて、2025日本万国博覧会誘致委員会榊原会長一般社団法人日本経済団体連合会)と会長代行(大阪府知事の同席のもと、木寺駐フランス日本大使からBIE(博覧会国際事務局)のロセルタレス事務局長に対して、立候補表明文書を提出しました。    

 

立候補表明してるんだよなぁ……

Permalink |記事への反応(1) | 17:14

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2023-09-16

2023ラグビーW杯 スタッツで見る 仏vs新 ・ウェールズvsフィジー

おはようございますこんにちは、こんばんは。

レビュー増田です。

みんな4年ぶりのW杯を楽しんでくれているだろうか。


見ているだけでエキサイティングラグビーだが、このスポーツ試合後にすぐスタッツが発表され、これをもとに議論が交わされるという特徴があり、この統計を見ると、感覚で見ていた試合の姿が詳細に浮かび上がってくる。

各チームの開幕戦となった先週の試合から2試合ピックアップして、スタッツから試合を振り返ってみよう。


フランス vsニュージーランド

W杯開幕戦南アフリカと並ぶ最多3回の優勝を誇るニュージーランド開催国フランスの対戦となった。


テストマッチ調子が上がらない上、キャプテンFLサム・ケイン出場停止で欠くニュージーランドに対し、直近のテストマッチオーストラリアを41-17で降し、好調を維持して自国開催W杯の初戦を迎えたフランス

地の利を活かし優勝候補にも挙げられるフランスを、それでもオールブラックスが上回るのかとの注目が集まった。


アーロンスミスリードするハカ、カパ・オ・パンゴの後に始まった前半、マーク・テレアトライで早々にリードしたニュージーランドだが、その後はトライを取れないまま、PGで刻むフランスシーソーゲームを演じることとなる。

後半もテレアトライを奪ったが、その後はフランスの猛攻にさらされる。

印象でいうと、フランスデフェンスが冴え渡りフィジカルでも押されたニュージーランドが攻めあぐねている感が強かった。


テリトリー

フランス 62% / 38%ニュージーランド


ボールポゼッション

フランス 49% / 51%ニュージーランド


ボールを保持して前進したキャリーメートル

フランス 449m / 631mニュージーランド


という数字は、押し込まれニュージーランドが自陣からよく走ったということだ。

もともと切り返しからボールを動かしていくオールブラックスにとって、このスタッツは特別ものではないが、結果としてトライがついてきていない。


キックゲインメータ

フランス1747m / 1312mニュージーランド


という数字を見ると、フランスキックで陣地を押し込んだ上でタックルを決め、ニュージーランド前進をよく防いだと言うことになるだろう。


自陣でのターンオーバー

フランス 4 /10ニュージーランド

に対し

敵陣でのターンオーバー

フランス10 / 6ニュージーランド


というのも、フランスほうがより押し込んだところから切り返せていたことを示している。


試合中、ずっと感じていたのが、ニュージーランドラックで食い込めていないと言う印象で、この身体ひとつ分の前進ができるかできないかが、相手ディフェンスのしやすさに大きく影響する。

NO8、アーディー・サヴェアのチップキックなど、個々の引き出しの多さは随所に見られるのだが、フランスパニックに陥れるような状況で技を繰り出せていたのかと言うと、そうではなかったように思う。

サム・ケインを欠いていたことが、地上戦で多少なり影響していたのかもしれない。

フィジカルのぶつかり合いで利が相手にあるなら、ハイボール後の混乱状況などで打開したいところだが、キャッチ役割を担うウィルジョーダンまた当たってなく、イエローカードで一時退出したあとも、あわや2枚目という場面があった。


結果、ニュージーランドPGつけたリードを維持したまま、試合を決定づけるジャミネのトライフランス開幕戦を制した。


開幕戦を落としたとはいえ今日試合ナミビアを71 - 3 で降したニュージーランドは、プールAを突破する公算が強いが、残り2試合修正をかけ、決勝でフランスリベンジとなるだろうか。


ウェールズ vsフィジー

ウェールズオーストラリアフィジージョージアが同居し混戦の予想されるプールCでは、伝統国の一角ウェールズと、台風の目と噂されるフィジーが対戦した。


今まで国内に大きなリーグがなかったため、個々の力は強かったものの、才能あふれる選手の寄せ集め感という感が強かったフィジーだが、2年前から国内選手で結成した「フィジアン・ドゥルア」でスーパーラグビーに参戦。

スコッドにも多くの選手を送り込んで、外国活躍する主力選手ミックスしたことにより、大人のチームへと変貌。

強化策は功を奏して「フライング・フィジアンズ」とも呼ばれる魔法のようなパスとランはそのまま、しっかりとラックでもファイトする安定感で、直近のテストマッチでは日本代表を圧倒した。


対するウェールズは、3度目のW杯で今大会最後に国際レベルから引退を表明しているSO、ダン・ビガー、前大会に続きビガーとコンビを組むSHガレス・デービス、前大会トライ王のジョシュアダムズ、鋭いランとハイボ処理に抜群の安定感を見せるリアム・ウィリアムズといった歴戦のベテランを揃え、屈強なFWと共に赤い壁となってフィジーを迎え撃った。


試合は、ゲームの大半の時間フィジーが攻め立てて、ウェールズが守って切り返す展開となる。

フィジー前評判通り、ラックでしっかりボールを落ち着かせながらも、一度ライン突破すれば魔法のようなランやオフロードに次々と湧き出てくるフォローでこれぞフィジーというトライを決める。

しかし、立て続けに2本トライを決めると、その後は赤い壁の向こうのゴールラインが遠くなる。

気がつくと、ほとんどボールを渡していないはずのウェールズリードを広げられていた。


試合後のスタッツを見てみよう。


獲得したテリトリー

ウェールズ 35% / 65%フィジー


ボールポゼッション

ウェールズ 39% / 61%フィジー


ボールを保持して前進したキャリーメートル

ウェールズ 396m / 655mフィジー


タックルメイド

ウェールズ 253回 / 70回フィジー


これらの数字を見ると、ゲームほとんどでフィジーボールをもって前進し、ウェールズは自陣に侵入してくる敵に3倍ものタックル数を強いられていたことになり、ウェールズがまるで防戦一方にみえる。


しかし、数字が別の顔を見せ始めるのがここから先。


タックル成功率

ウェールズ 82% / 64%フィジー


キックゲインメータ

ウェールズ 674m / 387mフィジー


フィジーの6割ほどしか走る機会のなかったウェールズだが、走れば4割に迫る確率フィジータックルを外させ、キックではフィジーの倍に迫る距離前進したことになる。


後半に印象的だったのが、出入りの激しい展開のなか、ノータイムで蹴ったダン・ビガーのキックが50:22になり、その後のセットプレーできっちりトライをあげていた事で、これに限らず、ウェールズは機会こそ少ないものの、攻めに出れば、確実にトライして帰ってくる。

まさに一撃必殺。


対するフィジーは圧倒的に攻めているのにウェールズタックルに次々と捕まってしまう。

こんな言い方は変だが「相手ウェールズじゃなかったら」という言葉が頭に浮かぶ


最終スコアウェールズ 32 - 26フィジー

成長を見せたフィジーを高く分厚い赤壁が跳ね返すという結果に。

フィジーは確かに素晴らしかった。

しかウェールズ守備力と脅威の決定力が印象に残った。

荒れると見られたプールCでも、伝統国は甘くないと言うことだろう。


最後スコアやスタッツとあまり関係ないが、プレーが止まる度いちいち文句を言うウェールズの大男たちに対し、レフェリーが「喋りすぎ」と注意を与えていたシーンがこの試合増田お気に入りだ。


ラグビーW杯公式サイトでは試合後のスタッツが公開されている。

気になった試合のスタッツを確認して分析して感想戦に興じるのも面白い

https://www.rugbyworldcup.com/2023


ラグビーW杯は2週目となり、1週目に試合がなかったチームも登場、いよいよ勝ち点争いも本格的にスタートしている。

日曜未明はいよいよ日本代表イングランドと戦うこととなる。

チリを破って勝ち点5で暫定トップに立つ日本は、追う勝ち点4の強豪イングランドに、どのようなディティールで差を生みだすことができるだろうか。


大一番は日曜の未明キックオフだ。


anond:20230915004627

Permalink |記事への反応(2) | 11:33

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