
はてなキーワード:量販店とは
日本の電子書籍は高くないか?コストがかからない分安くなるべきではないか?海外でも同じなのか?と思っていたが、海外でもまぁ同じ状況のようだ。
ヨーロッパ、特にドイツやフランスでは、電子書籍の価格を紙の本と同じく定価に保つことが、法で定められている。
70〜90年代にかけて、欧米では大型書店や量販店が力を持ち始めて、「ベストセラーを35%引き!」みたいな価格競争が起きた。そうすると当然、小さな本屋がつぶれまくる。フランスでは「書店が消えたら文化も死ぬ」と作家や知識人が猛反発して、1981年に「ラン法」という「本は全部定価で売りましょう」という法ができた。ここで、書店を守る=文化を守る、という価値観が確立した。
背景には「本は文化財」という考え方がある。値引き競争を放置すると、売れる本しか出なくなるし、哲学書・詩集・専門書みたいな、儲からないけど大事な本が消える。だから「市場原理だけに任せると文化的多様性が崩れる」という危機感が強い。さらにフランスやドイツは地域の本屋がコミュニティの核で、日本みたいにコンビニやAmazonだけでどうにかなる構造じゃない。だから「書店網の維持」が政策目標になってる。
制度の目的はシンプルで、「書店の多様性を守る」「出版社の多様性を守る」「全国どこでも新刊が買える」「本を文化商品として扱う」の4つ。EUでも広く共有されている価値観らしい。
ではなぜ、電子書籍にも定価縛りがかかったのか?
理由はほぼ「Amazon対策」。Kindleが普及し始めたとき、Amazonが値引き攻勢をかければ、電子書籍市場を独占 →出版社も書店も逆らえない →Amazonが値上げする、という未来が現実味を帯びていた。これを防ぐため、フランス(2011)、ドイツ(2016)で「電子書籍も紙と同じく定価販売」を適用した。
しかも、電子書籍が激安になると出版社の収益が崩れて、学術書や専門書が維持できなくなる。紙が売れないと出版文化全体が弱るから、それを避ける狙いもある。電子書籍市場でも独立書店や出版社が参入できるように、価格でAmazon一強になるのを防ぐという意味も大きい。文化省は「電子書籍は紙と同じ書籍」だと定義していて、だから法律の対象になる。
対して日本は、電子書籍に法的な再販制度はない。紙は再販制度があるけど、電子は出版社の自主判断。理由としては「流通が取次中心で、法律で守る必要が薄い」「Amazonの台頭が遅かった」「書店文化保護の政治的圧力が弱い」「出版社が自主的に紙とほぼ同じ価格にしていた」など。
Kindleのようなプラットフォーマーが大きめに手数料を取ることで、印刷や流通、保管のコストと同等のコストが常に生じるし、プラットフォームによる値下げ圧力・安売り競争の促進があると、電子書籍ユーザーにとっては一時的に良くても、長期的に著者や出版社の利益が脅かされて、本というものの文化がやべーよっていうことかね。
さて皆様、ご存じでござろうか。古(いにしえ)の世、紀伊国屋文左衛門と申せば、紀州みかんを船に積み、大坂の嵐を乗り越えて江戸で巨万の富を築いた、希代の風雲児。その文左衛門が、時を超え、場所を変え、この令和の日本に、まことに転生いたした!
生まれは東京、名を改め「紀伊文蔵」。生まれながらにして商才は脈々と受け継がれ、幼い頃より世の「不足」と「需要」を見抜く目、すなわち「商(あきない)の目」を持つ。
ある日、文蔵が見たものは、玩具店の棚に並ぶ「機動戦士ガンダム」の模型、俗に言う「ガンプラ」じゃ。それも、特定の限定品が出た日には、人々が夜を徹して列をなし、争奪戦となる有様。
文蔵はすぐに気づいた。このガンプラこそ、昔の「みかん」、つまり「時宜を得た、不足の品」であると!
まずは軍資金。アルバイトで貯めた小銭を元手に、早朝の量販店へ。手に入れた限定ガンプラを、「ネットフリマ」という電脳の市場へ出品する。
現代の「口上(こうじょう)」を駆使し、「限定品」という名の「時価」を高める。飛ぶように売れ、瞬く間に元手の十倍、二十倍!
もはや、みかん船どころの騒ぎではない!文蔵は冷静に、人気の波、再販の周期を読み解き、まるで熟練の相場師のごとく、ガンプラを買い集めては、最も価値の上がる時に売りさばく。
紀伊文蔵の「ガンプラ転売事業」は、ネットの海をゆく新時代のみかん船となり、僅か数年で億万長者の仲間入り。世間は彼を「令和の風雲児」と呼ぶ。
門をくぐれば楽しい世界が待っているのに、多くの人が中に入らず外からのぞいた感想を口々に述べる。そんな一つがワインかもしれない。といって、すべての人がゴルフをするべきだと言っているのではない。球体恐怖症の人もいるはず。お金と時間を別のことに費やした方が賢明かもしれない。ただ、詐欺や泥棒は犯罪であるが、そのやり方を知っておくのは大切だ。
また、筆者はソムリエなどではないので、その経験にはひどいバイアスがかかり、その知識は浅く粗く、古い(禁酒中なので)ことをお断りする。
でも、個人が探索する人生のフィールドは面積にして僅かなものだから、その知見を共有することは🐜にとって無意味でないと思う。
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ブルゴーニュのある程度良いワインは、開栓すると、心地よい香りが一面に漂うので、飲めない人は、24時間部屋の芳香剤にしたあと料理酒にするか、バーで連れのグラスに内緒で鼻を突っ込むのも、冥土の土産にいいかもしれない。
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赤ワイン、それ以上は金持ちと愛好家向けなので国内市価4桁ほどまでのものに限定。輸入ワインは通常、輸送により国内小売店で現地の2倍、レストラン(たいていボトル4000円〜)やバーではさらに2-3倍の値段に。なので、ここではこの値段帯前後をあつかう。楽天などで買えるが、送料はどの値段のワインでも一緒。
箱ワイン(〜1,000円/L?)と瓶詰めワイン。南仏ローヌのワイン生産者組合による箱ワインなどおいしいのもあり。
産地は、旧世界(ヨーロッパ)、新世界(オセアニア、南アフリカ、アメリカ、南米、中国、日本など)。ほとんどの地域で格付けがなされていて、ラベルに書いてある。味を予想する、重要な情報。
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黒ぶどう品種は、国際品種(カベルネソーヴィニョン、メルロー、シラー、ピノノワールなど)と土着品種。品種ブレンドワインが多い。カベルネは渋く若いとピーマンの香りで年数を経ると複雑に、メルローはしなやかな味わいが出る。
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ヴィンテージ。4000円を超えるワインについては、年によるぶどうの出来具合を調べるのが賢明。
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サーブする温度。推奨14-18°C。セラーに入れないなら、日本では多くの場合、無視するしかない。ボトルを直射日光に晒すのはNG。ボジョレーの軽いワインについては、夏場は軽く冷やすといいという人もいる。
ブルゴーニュの場合は閉じるのが早いかもしれないが、筆者は通常、開栓して二夜にわたって飲み、味のピークを逃さないようにしている。また、新しいビンテージのボトルは日中に開栓している。
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できるだけ大きなグラスに少し注ぎ、色を白いテーブルクロスにかざして見て(液の中央の濃さ、グラデーション、縁の色合い)、一度香りを嗅ぎ(これで実は嗅覚が麻痺する)、一回グラスを回してまた嗅ぎ、最後に反対周りに激しめに回して嗅ぐ。香りの留まる秒数を数える。口に含んで、クチュクチュし、後鼻道経由で立ち上る香りを捉える(吐いてよし)。
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イタリアのBarbera d’Albaバルベーラダルバが、渋すぎず果実味あり、スタート地点としてはおすすめ、2-3,000円くらいから。
あとはオーストラリア(Sileniなどは2千円前後から。シラーズ品種など)やニュージーランド(ピノノワール品種、軽快だけど酸っぱいかも、2千円台から)がフランスより地雷は少ないかもしれない。
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【#フランス#】
ボルドー、ブルゴーニュ、ボジョレー、南北ローヌ、ロワール、カオール、プロヴァンス地方など。
多くの人は、コンビニや量販店の金賞ボルドーワインを飲んで、その渋さと頭痛にリピートを諦めた経験があるかもしれない。
【ボルドー】
タンニンの含有量が多く、翌朝トイレに駆け込むことになるので、筆者は便秘時の下剤として愛用している。2000円未満は地雷多数、コスパがいいのもあり、店員におすすめを聞くのがいいかも。わりと値段に比例する味。細身の怒肩の瓶。
雑にいうと、安い順から格付けは、Bordeaux、Bordeauxsupérieurスぺリュール、地区名、地区名かつ級付き(ブルジョワ、3, 2, 1, 特級)。
看板ワインと、それより樹齢の若い区画の実を使ったセカンドワイン(ラベルには書いていない)はお手頃。
Châteauと名前についていても、それは畑付きの醸造所(蔵)のことだから、ぜんぜんありがたくない。ついてないと、セカンドワイン等のこと。
地区でいうと、Haut-Medocオーメドックが1番広く、味は並。
満遍なく試したわけでは決してないが、おすすめは、
Esprit de Valandraudまたは 3 de Valandraud(地区名Saint-Emilionサンテミリオン)
Château d’Issan(地区名Margauxマルゴー)
地区ごとに味見したいなら、Mouton Cadet Reserveシリーズが4千円くらいであった。ただ、同じ地区でもシャトーごとの品種のブレンド比率もずいぶん違うので、ここの粘土質土壌が、とテロワールの違いを言いはじめる人は、マニアだと思う。
【ブルゴーニュ(ピノノワール品種)、ボジョレー(ガメイ品種)】
ブルゴーニュワインは催淫剤だという人もいるので、倦怠期の人は試してみてはいかがだろう。太めの撫で肩の瓶。
北から順に、コート・ド・ニュイ、コート・ド・ボーヌ、コート・シャロネーズ、(ブルゴーニュではないが)ボジョレー地方。南に行くほど安くなる。
安い順に、広域(Bourgogneなどと表示)、地域(HautesCôtes de Beauneなど、HautesCôtesがつく)、○○村の村名(Fixinなど)、一級、特級。一級で1.x万円から(地区による)なので、おおかた頭上を通り過ぎる。
初めて飲んだ時の印象は、ひたすら酸っぱい。なので、飲み始めるワインとしては不適。筆者ら庶民は、醸造後5年以内で飲み切る用のワインを飲むことになる。
熟成すると美味しいが、一級は高い(1.x万円から)。もし手軽に熟成ブルゴーニュを試したければ、カルフールに行くか、楽天ならオーデュモンのレアセレクションなどが安い(ただしBourgogneか村名クラス)。ただ、枯れた味と熟成香は好き好きなので、文句を言わないでほしい。
コートシャロネーズの村名ワイン、たとえばMercureyメルキュレ、Givreyジブリなどは手頃な値段だが、味は落ちる。
ワイン商たとえばLouis Jadotルイジャド、Louis Latourルイラトゥール、Domaine Feivreyフェブレ、などや、蔵詰めのDomaine ○○など、格付けブルゴーニュであれば3,000円くらいから。ピンキリ。
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ガメイとピノノワールを混ぜた、Bourgogne Passe Tout Grainsパストゥグランは軽快で飲みやすい。
ボジョレーは、新酒のヌーボーと寝かせたものがあり、後者は、Moulin-á-Vinムーランナバン:(熟成する)、Morgonモルゴン(やや熟成も。ふくよかな味)、Flurieフルーリー(軽い、早飲み)など。渋みが少ないので飲みやすい。
南は、Côtes du Rhoneコートデュローヌ,Côtes du Rhone Village, この二つは素朴で味はある。コスパはいいと思う。1.x千円。それから、高いがChâteauneuf-du-Papeシャトーヌフデュパプ、野生味ある男性的な味。
北は、Crozes-Hermitage(3,000円台から), Hermitageエルミタージュ(銘酒、男性的、高い)、Côte Rotieコートロティ(銘酒、優美で女性的、個人的には一推し。太陽に焦げた味がするという人も。フランスでは€35くらいからあるが、日本では残念ながら1万円前後くらいから)、Gigondasなど。
ローヌワインは、ワイン商Michel Chaptierシャプティエとラベルに書いてあるのが、いろんな地区の、1.x円くらいからピンキリあって便利で美味しい。
南仏地中海。Pic-saint-loupピクサンルーという地区のが美味しい。
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【#イタリア#】
イタリアは固有品種が豊かで、割安なので、ぜひおすすめしたい。
トスカーナとピエモンテ地方が二大産地で、あとは筆者の好みになるが、Etnaエトナ火山のエトナ(優美、3千円台から、おすすめ)、タウラージ(南の銘酒)、Amaroneアマローネ(銘酒、高い)と同地域で手頃なValpolicello Ripassoバルポリチェッロリパッソ(3千円前後から)など。アリアニコ品種のワインはあまり飲んだことがないのでわからない。
【トスカーナ】はサンジョベーゼ品種が多く、Chiantiキャンティ(ただし、コンビニで1,000円で買えるのと違い、Chianti ClassicoやChiantiRufinoが高品質。3,4千円から)、Brunellodi Montalcinoブルネッロディモンタルチーノ(イタリアワインの女王、おすすめ、5千円台から)かそれより手頃なRossodi Montalcino、それにBolgheriボルゲリ(4,000円前後から、数万円まで。国際品種ブレンドも。パワフルなので、熟成すると美味しい)。
北部【ピエモンテ】はトリノから小一時間、Barbera d’Astiアスティ村のバルベラ品種(2千円前後から)、Barbera d’Albaアルバ村のバルベラ(果実味豊かで渋くなく、飲みやすい)、LangeRossoランゲ(ネッビオーロ品種)、の順に安い。イタリアで王のワインはBaroloバローロ(ネッビオーロ品種、熟成タイプから早飲みタイプまで、力強い、おすすめ、4千円台からあったかな?)、Barbarescoバルバレスコ(ネッビオーロ品種、バローロ村の隣だが、より女性的な味わい、4千円台から)。バローロの造り手はBologognoボロゴーニョさんが良いそうだが、同姓のワイナリーが村に3軒あるので、試飲に行くときはくれぐれも間違えないようにしよう。また、一人で試飲に行くと、車の運転のため、味見の後すべて壺に吐き出すことになる。ミラノにそのあと行く人は気をつけよう。
バローロについては、回し者ではないが、一本あたり4千円弱のこのセットが良い。
https://item.rakuten.co.jp/wine-naotaka/w607/
それと筆者の好みだが、アルプスに近いAlto Adigeアルトアディジェはピノネロ(ピノノワール品種)銘醸地で、造り手でいえば、たとえばColterenzioなどがおすすめだ。
イタリアワインは楽天ショップであればたとえばトスカニーが良いと思う。
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【#スペイン#】
少々面倒になってきたので簡単に書く。Riojaリオハ(テンプラニーニョ品種)は最も有名で、riservaがつくとより熟成期間が長くて美味しい。瓶熟成する品種だ。他に二、三、名産地があったが最近飲んでないので忘れてしまった。あと、なんとかという有名なブランドがある。
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ヨーロッパはもちろん他にもあるが、サンプル数が少ないので書かない。ドイツの赤ワインも美味しいのはあるが(主にピノノワール品種)、多くは現地消費だと思う。
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【#アメリカ#】
カリフォルニア(ピノノワール、カベルネなど国際品種)とオレゴン(ピノノワール、ブルゴーニュと気候が似ているらしい)が有名だが、筆者はどうしてもオレゴンを推したい。4千円前後からあったと思う。薄旨系の味。
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【#南米#】
チリやアルゼンチンなど。チリのコノスルシリーズは、レゼルバがいいと思う。
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以上、竜頭蛇尾に終わったが、そういうことです。単なる「一酒飲みの意見・一葡萄酒愛好家の意見」なので、ぜひ盲信しないでいただきたい。
いまだに「香水ってチャラくね?」とか言ってる時点で、価値観が平成初期で止まってる。
別にCHANELのブルードゥシャネルを浴びるほど振りまけとは言わない。
でも、せめてジョーマローンのウッドセージ&シーソルトくらいは試してみてほしい。
もしそれすら抵抗あるなら、ディオールのソヴァージュをほんのワンプッシュでいい。
女からしたら、それだけで「この人、自分をアップデートしてる」って印象になる。
香水を一切つけないのって、例えるなら30過ぎても無地の量販店Tシャツしか着てないのと同じ。
本人は「地味でいい」と思ってても、他人からは「何も考えてない人」にしか見えない。
それが嫌なら、せめて柔軟剤のレノアオードリュクスでもつけて。
何もないより100倍マシだから。
ChatGPTだとこんなもんか
ファッションに多少なりとも興味を持つ身として、この世界の服は中々地獄だ。
多くの人がダサく思われたくない、おしゃれと言わないまでも平均値でいたいと考えているのに、世の中にはそうした需要と相反する服が多い。
何故ならアパレル業界というのは「おしゃれな服」ではなく「売れる服」で回っているからだ。
服を売るためにはまず客の目に留まらなくてはならない。遠目から見てもパッと視界に入る目立つ服でなくては売れ筋にはならない。
服の素材やシルエットよりも、色や柄という要素でまず勝負する必要がある。
着てみたら意外といいな?と思う服よりも、一目でキャッチーだと認識できる服が量販店の店頭の一番いい場所に並んでいる。
しかしそういう服は得てして着こなしが難しい。客の目を惹きつけるのと同様に、それ一枚で印象を決めてしまう服だからだ。
そういう難しさは実際に着てみると客にも理解できるが、そうした服が売られている構造を理解していないので、「ファッションは難しい」という印象だけを残してしまう。
そもそもが難しい服の中から選択を迫られているという自覚が世間の人には無い。
トップスよりボトムスを重視すべきだとか、顔の美醜なんていくらでも小細工が効くみたいな豆知識も誰も解説しない。
量販店にしろショップにしろ、「いかに売るか」が全ての世界だ。
ファッションは誰でも失敗する。どれだけおしゃれな人でも、ワードローブの肥やしになる服というのは存在する。
それを当たり前のこととして次に行くのか、そこで挫けるかだけの違いなのだが、この服の売り方は明らかに基礎を学ぶ妨げになっていると思う。
元増田です。
中外食は一般の消費者よりも早い時期から計画的に米を抑えています。
取引先の卸売、小売はそれぞれの店舗が年間どれくらい使用するかわかっているので、その分確保に必死です。
自社で低温倉庫を持っている大手飲食チェーンは、仮に7年産が不作だったり遅れたとしても余裕のある在庫を抱えているのでは?あくまで個人的な憶測ですが。
しかし、ほとんどの中外食では、よくてギリギリ足りるかどうか。すでに、取引先から納入を断られ慌てているところも少なくありません。
うちにもそういうケースでの問い合わせは毎日ありますが、既存の納入先向けの在庫も心もとないので、申し訳ないけど断っています。
中外食等の実需がどうしても必要だから1俵で4万円、5万円を提示して産地から米を集めています。
量販店の小売現場の奪い合いが高騰の原因を作ったのではなく、集荷現場や流通現場での奪い合いが高騰を産んでいるわけです。
そこを冷やさないと、単に6月、7月のPOSデータの上の価格が下がっただけの一過性のものになるのではないか、と考える次第です。
元増田です。
愚痴めいたこともつらつら書いたし、書き方も拙かったことから、だいぶ誤解されてしまったが、今回の備蓄米についての皆さんの意見を聞いてみたかったのがこの日記を書いた目的。
私自身、この業界にいながら、夏から新米時期にかけて、状況がどう転ぶのかが読めないのだ。
まずは、お詫びから。
「小泉米」って表現だが、マスコミで使われていた気がしたのでそのまま使ってしまった。
「江藤米」、「小泉米」で区別すれば、「第1回~第3回の入札による政府備蓄米売渡」と「随意契約による政府備蓄米の売渡」の二種類が分かりやすいかと思ったからだ。
先に書いてしまった日記はブコメも多数いただいていることだしそのまま残すが、以降は使わないよう気を付ける。
また「おっさんの体臭」という言い方に不快を感じさせてしまったようで申し訳ない。
ただ、古米臭ってのはひねた脂の臭いで、加齢臭を想起させるのは確かではあります。
自分から古古古米をお客さんに勧めることはないし、話を聞いた当初は全く関係ない話だと思っていた。
ただ、今回は取引先から問い合わせがあったので、説明会に参加してみた次第。
もちろん、取引先には古古古米の食味の問題を伝え、焼飯など限定した用途での使用に限られるだろうこと説明した。
それでも価格を選びたいとのことで、ならばやってみましょうかということだった。
そして補足。
673万トンという令和6/7年需要予測は農水省の資料を参考にしている。
https://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/syokuryo/2410/241030.html
このページの「資料2 米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針(案)(PDF : 841KB)」を見ていただきたい。
(今確認したら674万トンだった…)
需要800万トンというブコメがあったが、それは主食用以外の用途、加工用、飼料用、種籾用を含めての数字と思われる。
ここで必要なのは主食用の需要量なので、主食用以外は考えない方がよいと思う。
また、内食の需要量には、今回業務用として除外されている学校や病院、施設での給食も含まれている。
令和3年産、4年産の30万トンの販売先は、主食用需要量の45%程度である「家で炊いて食べるご飯」用途に限定される。
また、今回の随意契約での放出の目的について、店頭で安価に大量に陳列することで価格を押し下げる、というのは半信半疑でみている。
卸売が量販店向けに確保していた米を、備蓄米があるからと他へ回すことで需給が緩くなる効果はあると思う。
ただ、備蓄米が6年産やこれから登場する7年産新米の引き立て役になってしまう危惧もある。
今の店頭価格の高騰は玄米の価格の高騰を反映しているに過ぎない。
何故玄米が高いかと言えば行き場の決まってない米が少ないから。
実需や小売店が早い時期に産地から年間分を直接買い付ける傾向は東日本大震災あたりから年々強くなっていた。
そして6年産は、椅子取りゲームのように実需がこぞって確保に動いた。
どうしても米が欲しいところ、パンや麺では代替できないところ、つまりご飯を使う中外食にとっては高くても米は欠かすことができない。
高い値段でも手を出す卸売業者がいるのは、中外食の必要を満たすためだ。
彼らに安い米を渡せれば、過熱を抑える効果はあると思わないだろうか?
以上が、米価の安定をうたいながら業務用を排除することへ疑問を持つ理由だ。
ところで、私が皆さんに聞きたかったのは、
夏の暑い、ただでさえ食欲が失せる時期に、3年産古古古米の消費がどう進むと思うか?
主食用消費の45%しかない「家のご飯」で消化しきれると思うか?
昨年夏の騒動による早食いから40~50万トンが不足しているといわれている。
3月以降の入札31万トンとと今回の随意契約30万トン、合計61万トンで量としては十分。
ただ、これが必要なところにピッタリはまらないと上手くいかないと感じている。
→ 理想的
2. 随意契約備蓄米は売れ残り、小麦製品に消費は流れ、米の消費量が減る。
→ 食味の悪さから備蓄米の購入は継続されず、かといって高い米も買わず、パン類、麺類の購入が増える。もったいないが需給のひっ迫が避けられるなら悪くはない。7年産新米のスタートがゆとりあるものになれば価格も落ち着くのではないか?
3. 随意契約備蓄米は売れ残るが、米の消費量は減らず6年産や7年産がひっ迫する。
→ 食味の悪さから、備蓄米のリピートは少ない。高いけど6年産や7年産を買ってしまう。または家で備蓄米を炊くのを嫌い、外食の利用が増え、ひっ迫感は相変わらず。このパターンが一番マズい。
気が向いたらでいいので、皆様のご意見をお聞かせください。
※補足書きました。長くなるので別記事で。
https://anond.hatelabo.jp/20250602210029
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自分は米穀店を経営しており、先日ウェブ上で開催された随意契約による政府備蓄米の売渡しについての説明会にも参加した。
説明会自体について語りたいこともいろいろあるが、とりあえず小泉農相が音頭をとる「随意契約による政府備蓄米の売渡し」への雑感を書いておく。
この度、米穀小売店と中小スーパーにまわってきたのは、前回の大手小売を対象にした募集で売れ残った令和3年産古古古米8万トンだ。
「食い残しを有り難く頂け」と言っているような雰囲気でちょっと感じが悪い。
ともあれ、今回5/30募集開始の令和3年度産古古古米の売渡しでは、一応、8万トンのうち2万トンが米穀店枠として用意された。
しかし説明会で明かされた条件では、ネット販売をやっているところならありかもしれないが、ほとんどの米穀専門店は申し込みできない。この辺りはニュース等で報道されているので皆さまご存じかと思う。
最低引渡量のハードルが高いという点が報道では指摘されているが、それより問題なのは業務用への販売は不可という部分だろう。
業務用とは飲食店等の外食、仕出弁当等の中食のほか、病院、保育園、介護施設等の給食用途も含む。それらへの販売は今回の売渡しで禁止されている。
ちなみに、弊社は売上の75%は業務用だが、現在生き残っている米穀店も大抵は業務用が中心だろう。
説明会に参加した米穀店の多くは、業務用での使用を念頭に置いていたと思われる。
また、米穀店やスーパーがおにぎり等を販売している場合、備蓄米を使用することも出来ない。他の小売店等への卸売りも禁止されている。
説明会では「消費者へ直接小売」に限定するというボンヤリした表現が使われていたが(2日目の説明会では「不特定多数への小売」という表現になっていたらしい)、
しかし、弊社のように米しか売ってない米穀店にわざわざ足を運んでくれる「消費者」は、量販店で売られる米では飽き足らず、より高い品質や食味を求めてくる人たちだ。いくら安いからといっても古古古米に手を出す層ではない。
さらに業務用のひとくくりで排除された学校給食、病院・介護・福祉施設での消費は中外食の統計に含まれていないと思われ、その分純粋な家庭での炊飯量は減る。
| 中食(総菜・弁当など) | 155万トン |
| 外食(レストラン・飲食店など) | 165万トン |
| 学校給食 | 40万トン |
| 病院・介護・福祉施設 | 20万トン |
| 合計 | 380万トン |
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無理な話を2~3日の時間でまとめなければならなかっただろう職員には同情しかない。
説明会開始当初からピリピリした雰囲気だったのも、「同じ質問をしつこくしつこくしつこく」云々の職員の声が参加者に聞こえてしまったのも同情する。
しかし、多くの参加者がモヤモヤするのは、業務用を排除する合理的な理由が示されていないことによるのではないか。
これでは、結局はPOSデータの見た目の平均価格を下げ、6月末民間在庫を余裕のある数字にできれば選挙対策には十分なんだろう、という憶測もまことしやかに聞こえてしまう。
ところで、今回の随意契約で売り渡されるのは4年産、3年産合計で30万トン。この30万トンを6月~8月末までに売り切らなければならない。
令和6年7月から令和7年6月までの予想需要量は673万トンで、3か月分は平均168万トン。30万トンは3か月分の国内需要量の17.9%にもなる。
もちろん8月末の販売終了後も消費者宅での消費は続くだろうが、単純に計算してこの3か月間は国内消費の17.9%は古古米、古古古米で賄われる。
さらにいえば、国内消費の半分を占める業務用への販売が禁止されているわけだから、3か月分の家庭内消費73.3万トン((673万トン-380万トン)÷12か月×3か月)のうち30万トンが古古米、古古古米となる。
この夏は、家で食べるご飯の40%は古古米、古古古米が使われなければならないことになる。
前年並みの需要量702万トンで計算しても、80.5万トンのうち30万トンの37%になる。
加えて、3月からの入札による売渡しの備蓄米もまだ処理しきれていない。
夏場におっさんの体臭のような古古古米を食べるのはちょっときついだろう。
ただでさえ冷たい麺の消費が増える時期なのに。
今夏の家のご飯の4割弱が小泉米になるのではないかという私の危惧について、皆さんの意見をお聞きしたい。
とはいえ、マーケットでは価格の動きも出始めたとの情報もあり、(我ながら近視眼的ではあるが)それはそれでよかったと思っている。
Permalink |記事への反応(25) | 19:35
iPhoneとAndroidどっち購入するかで親の気持ちも子供の気持ちもよく分かる。
そこについてちょっと書いてみたい。
これくらいの価格差があるよと。
まずスマホの購入先なんだけど、
国民全体から見たら比較的ITリテラシーが高いと思われる母集団において
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000072.000070245.html
〇〇ショップとか〇〇デンキとか。
ネットアンケートに答えられるっていうITリテラシーの部分を抜くと
実際は8割以上が実店舗で購入してると思われる。
・iPhone16eは13万5千円 プラマイ5千円(2025/02/28発売)
結局16万円iPhoneと4万円Androidの比較になる。
そうなると価格が近いプレステとセガサターンに例えるのは少し違う気がする。
参考
・プレイステーション 1994/12/03発売 ¥39,800
「挙げた金額そもそもおかしくない?」「MNPキャンペーンは?」「中古は?」「型落ちは?」「なんでエントリークラスと比べるんだよ」という声があると思う。
オンラインショップと金額違うし、メディアで出ている金額と違うという指摘。
実店舗で購入する場合は店舗運営費を賄うため別途金額が上乗せされている。
家電量販店だともう少し安い、という指摘もあるだろうが、
量販店はスマホのセットアップに1万から2万円の手数料がかかる。
そりゃセットアップも店に頼むよね。
https://www.m2ri.jp/release/detail.html?id=663
2年レンタルも中高それぞれ3年間通学と相性が悪い。
「中古は?」
「型落ちは?」
店頭にはiPhone15とか14やSE3は在庫がほとんどない。
あってもMNP用に保管されていて新規や機種変更には出してくれない。
MNPの方が新規や機種変更より営業成績にプラスになるかららしい。
iPhone16と同価格帯は例えばGalaxy S25やGoogle Pixel9とかだと思うが、
家や車のことも管理しないといけないのに
でも連絡用に持たせたいしっていうところが本音だと思う。
怠慢じゃないよ、よく子育て頑張ってると思うよ。
どんなスマホがあるかSNSでチェックしているし楽しみにしていると思う。
この辺コミュニティや世代(2年3年でガラッと違う)、地域差があるので
レンタル会員になってなきゃいけないとか、
クレカに入会してないといけないとか、
そんなのばっかり
https://game8.jp/switch2/678913
こういうお得意様を優先して予約させるのって、なんか悲しいし悔しいよ
もしかして、その辺の量販店で買う本体よりも、任天堂公式ショップで買う本体の方がご利益がありそうとか思っちゃってるタイプか?
これマジでそう思ってる奴割といるんだよ
一部の、それでいて少なくない日本人にとって任天堂の新型ゲーム機を買うという行為は、昔で言うなら「お伊勢参り」みたいなもので、いわば神聖な宗教的行為に近い
同じお守りでも、近所の小さな神社より格の高い大きな神社で買う方が有難みがあるのと同じ
そんな「本山」から「お前など信徒ではない」と示されたら、そりゃあ少なからずショックを受けるというものだ
あれだけ心の中で信仰していたのに、その信仰心を真っ向から否定されたわけだからな
何度か読み返してみたが何を嘆いているのか全く理解できなかった
俺はここ10年くらいゲームやりまくってるせいかNintendoSwitch2に全く魅力を感じなくなった
紹介されてるゲームの大半が既に遊び終えたものばかりだし、気になるものといえばフロムソフトウェアの「ダスクブラッド」くらいだけど発売は来年らしいし、いずれPC版なりPS5版なりも出るだろうから焦るほどのものでもない。
つか、
そしたらまぁ、予約するのには50時間以上遊んでいて(これはゼルダで十二分にクリアしていた)、かつNintendo Switch Online に1年以上入っていること、という制限がついてるみたいだった。なるほどねぇ。転売対策とかなのでしょうね。という事なんだけれども、自分はNintendo Switch Online には入ってないのよね。なので少なくとも任天堂のオンラインショップでは抽選に参加する資格がない。残念だなぁ。
それで、他の販売店とかではまた別途4月24日辺りから発表されるよというのでその日は寝て、起きて、仕事して、飯食って、風呂入って今なんだけれど、なんか仕事中に悶々と考えてたのは「任天堂側から『お前は客じゃない』と言われた感じがする」って事。
そもそもあのアホみたいに安いスイッチオンラインにすら加入してないとか全く意味不明なんだが…。もしかして禁治産者?成年被後見人?
それに本体をどの店で買うかなんてマジでどうでもいいだろ。買える所で買えばいいじゃん。
もしかして、その辺の量販店で買う本体よりも、任天堂公式ショップで買う本体の方がご利益がありそうとか思っちゃってるタイプか?