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2025-11-23

anond:20251123091643

台湾関係法

AIにまとめさせたものだがざっと見、私の認識と一致してる。

要点まとめ:**米国台湾政策は「一つの中国政策公式には維持しつつ、台湾関係法に基づき台湾防衛力強化を支援し、戦略的曖昧性を残しながら中国との衝突回避模索する姿勢が基本です。

## 🇺🇸米国台湾政策の主要ポイント

### 1.基本的枠組み

米国公式には「一つの中国政策を堅持しており、中国との外交関係を前提に台湾国家として承認していません。

台湾安全保障社会経済体制を脅かす武力行使抵抗できる能力を維持することを米国義務付けています

### 2.防衛安全保障

台湾防衛に関して「必ず防衛する」とは明言せず、あえて不透明にすることで中国の侵攻を抑止しつつ、過度な挑発を避けています

武器供与防衛力強化を継続バイデン政権期には台湾防衛発言が増え、中国側の警戒を招きました。

議会諮問機関は「遠い将来ではない」と警告し、グレーゾーン事態海上封鎖や演習など)への米軍対応能力検証提言しています

### 3.経済技術協力

台湾TSMCなどは米国内に投資を行い、米国戦略産業活性化寄与しています

トランプ政権下では台湾製品への関税率20%が設定され、交渉次第で引き下げの可能性が残されています

### 4.対中関係とのバランス

米国台湾支援を強化しつつも、中国との関係安定を完全に犠牲にはしていません。

トランプ政権は「ディール重視外交」で台湾支援の確実性に不透明感を残し、同盟国を不安にさせています

---

## 📌 まとめ

米国台湾政策は、**「一つの中国政策を維持しつつ台湾関係法に基づき防衛力支援する二重構造**です。安全保障では戦略的曖昧性を残し、中国との衝突を避けながら台湾民主主義技術価値を重視しています経済面では半導体協力が強化される一方、関税政策などで緊張も存在します。

Permalink |記事への反応(0) | 09:23

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2025-10-05

anond:20251005122658

なってない。異世界過ぎる。その切り口を出すなら通商白書を読もう

Permalink |記事への反応(1) | 12:52

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2025-09-22

このまま行くと次の総理小泉進次郎になるわけだが

状況からし

という状況。仮に決選投票になったら、他の候補者を支持している人たちが高市ではないほうに入れるため、まず間違い無く高市早苗総理にならない。

前回は麻生派が石破以外を支持すると言う行動を取ったため高市はそれなりに票を集めたが、今回麻生派小泉進次郎支持に回ったので可能性は本当にない。

小泉進次郎以外が総理になるとしたら、高市最後の決選投票に残らないケース。すると残りの票が割れる。ただ党員党友票があるため、高市早苗最後に残る可能性が高いだろう。


さて、小泉進次郎総理になった後の展開を考えると、こうなるのではないかと推測いている

で、この流れを覆すとしたら、高市早苗が支持者と議員を引き連れて離党して参政党をきっかけに大再編はあるかなあ。

Permalink |記事への反応(2) | 16:32

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2025-08-24

自動車関税15%“未発動”。石破政権の対米外交は本当に「成果」か?

2025/07/23に「日本の対米自動車関税を15%にする」との首脳合意が発表されたはずだが、8月下旬時点でも実施時期が明示されず、現場は依然として27.5%で通関している。

対照的EU米国共同声明を出し、適用の考え方や“重ね掛けなし”を文面で確認した、と整理されている。

合意はしたが効いていない」期間が生じ、日本側に日割りで無視できないコストが積み上がっている可能性が高い。

事実関係の整理

EU側の進捗
日本側の停滞

いくら損をしているのか(概算)

前提データ
概算A(最新月実数から算出)
  • 4,194億円×12.5%=約524億円/月の差分
  • 1日あたり約17.5億円(便宜的に30日割り)。
  • 7/24〜8/24の約32日で約560億円のレンジ感。
概算B(構成からの平準)
  • 対米輸出総額に占める自動車構成から、月間約4,900億円規模とする平準も報じられている。
  • 4,900億円×12.5%=約612.5億円/月。1日約20.4億円。
  • 同期間で約650億円規模。
  • 備考:7月は「数量は横ばい〜微減だが金額は大幅減」という報道もあり、価格調整で関税負担の一部を日本側が吸収している可能性がある。
小括

足元1か月で約560〜650億円の“効いていない”コスト差が積み上がった可能性。実際の負担帰着は米輸入側の納付、日本側の値引き吸収等に配分されるが、総量としては無視できない。

なぜ遅れているのか(仮説)

よくある反論

反論1:合意外交成果だ

成果と呼ぶには、文書化、官報反映、施行日確定、遡及の有無整理、事後検証までセットで必要である。今は過程にとどまる。

反論2:時間問題

日割りで十億円単位流出する“時間”はコストであり、可視化抑制すべき対象である

反論3:企業価格で吸収している

それは競争力毀損であり、他地域の競合に対する機会損失である

行政に望む提言

1)合意内容の文書公開。日本語と英語の双方で条文相当の記述を示す。

2)施行日を確定し、輸入通関実務に効く形で周知。税番・品目範囲FAQも即時整備。

3)EU並みの整理がなされるまでの間、輸出者輸入者資金繰り悪化を抑える暫定措置検討

4)遡及適用の可否を明示。不可なら不可の理由と影響試算を公表

5)週次で進捗を情報公開。透明性は外交実効である

今後のチェックポイント

まとめ

合意」は出た。しかし「効いていない」期間が長いほど、日割りの機会損失は膨らむ。石破政権の対米外交が本当に成果と言えるかは、文書化と施行の速度で判定される。問いは単純だ。いつから、何に、どう効くのか、である

Permalink |記事への反応(0) | 20:26

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2025-08-22

神聖マクドナルド帝国

ミスド共和国

ロッテリア通商連合

Permalink |記事への反応(1) | 22:10

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2025-07-24

自衞權發動ニ關スル詔書

朕惟ふに、米國は帝國に對して交誼を修め、邦交を厚くするの誼を守らず、近年に至りては、通商政策に於て一方的措置を重ね、同盟國たる帝國の安寧を顧みず、東亞の安定を脅かす言動を繰り返すに至れり。

就中、臺灣海峽及び南支那海の緊張激化に際し、米國政權は同盟國の防衞に關し曖昧なる態度を示し、帝國の安全保障環境を著しく不安定ならしめたるは、誠に遺憾の極みなり。

朕、茲に宣す。帝國は、憲法及び國際法に則り、自衞權を發動し、臣民生命財產を守り、國家の獨立及び領土保全を確保せんとす。

朕が陸海空の將兵は全力を奮ひ、臣民は億兆一心、帝國の總力を擧げて、平和の維持及び國權の擁護に遺算なからんことを期せよ。

令和七年七月二十四日

Permalink |記事への反応(0) | 16:53

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2025-06-10

航空機フライトレコーダー業界規模、シェア、成長、傾向、予測2037年

航空機フライトレコーダーは、しばしば「ブラックボックス」とも呼ばれ、コックピット内の音声通話や飛行データを記録し、飛行の安全性信頼性を確保する技術です。日本航空機フライトレコーダー市場は、航空安全法の厳格化、航空旅行の増加、そして技術革新の進展により拡大しています

1.航空機納入の急増

新造機を航空会社リース会社に引き渡すことを「機体納入」といいます日本の航空業界では、航空機の納入が急増しています。そのため、安全対策強化のためのフライトデータレコーダー需要が高まっています日本航空(JAL)は2023年12月エアバスフランストゥールーズ工場からA350-1000の初号機を受領しました。JALの最新国際線機材であるA350-1000は、東京/羽田ニューヨーク/JFK行きの便で初就航します。

2. 飛行安全への重点強化

航空会社が人命と航空機などの貴重な資産を守るために果たさなければならない最も重要義務は、飛行の安全と定時運航の2つです。高い安全基準と強固な規制枠組みは日本航空産業の特徴であり、航空局(JCAB)によって支えられています。JCABは、航空機信頼性乗客安全保証するために、厳格な規則と綿密な監視を課していますしかしながら、日本では航空安全に影響を与える事故がいくつか発生しています

レポート全文はこちら:https://www.researchnester.jp/industry-reports/%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC%E5%B8%82%E5%A0%B4/6

3.自律航空機の開発

数十年にわたり機械学習、高度なセンサー信頼性の高い通信ネットワークといった最先端技術を駆使した自律飛行技術の開発が進められてきました。ボーイングエアバス、その他のスタートアップ企業といった企業は、全体的な運用効率の向上を目指して自律システムの開発を進めています。例えば、2022年12月に将来の航空機に関する協力を約束した日米両国は、ドローンAI機械学習を組み合わせた能力検討合意しました。

日本の航空業界は、格安航空会社LCC)の台頭と航空旅客数の増加に牽引され、拡大しています。国際通商庁(ITA)は、かつては「未発展」とされていた日本法人航空市場が、今や大幅な成長が見込まれると述べています国際航空運送協会IATA)によると、2023年には、日本発着便(OD)の24%に相当する3,440万人の旅客が国際航空交通によるものになると予想されています

無料サンプルレポートを入手:https://www.researchnester.jp/sample-request-industry-6

Permalink |記事への反応(0) | 19:23

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2025-04-27

トランプ関税日本財政破綻しない理由

三行まとめ


そろそろ「日本政府が大量の借金をしても財政破綻しないのは、対米輸出黒字による米ドル債権保有があるからで、もし米国が対日関税を引き上げて日本米ドル債権を減らせば、円の信用が低下して財政破綻する」という主張が出てきそうなので、前もって調べてみた。

まず基本的事実として、日本公的債務残高はGDPの2倍以上で先進国中でダントツに高い。でも長年にわたって破綻していない。なぜ破綻しないのか、その理由を整理すると、いくつかの要因があることがわかる。

一番大きいのは、日本国債がほぼ全て円建てだということ。外貨建て国債を発行していないから、最悪の場合日銀による通貨発行や金融緩和債務不履行を回避できる余地がある。この点はギリシャなどとは全然違う状況で、ユーロという自国コントロールできない通貨借金していたギリシャと違って、日本自国通貨借金しているから支払い不能になる直接的リスクは低い。

次に、日本国債保有構成重要国債ほとんどは国内機関投資家銀行日銀が持っていて、海外投資家の保有2023年度末で約13.7%程度にすぎない。つまり国内資金が循環していて、日銀も大規模な緩和で国債買い支えている。だから政府債務が増えても長期金利が急上昇せず、「狼少年」論まで生まれるほど安定している [1]。

それから意外と見落とされがちだけど、日本政府も相当の金融資産を持っている。社会保障基金の積立金や外貨準備など。だから表面上の債務だけでなく、資産差し引いた「純債務」でみると対GDP比は150%程度になる [2]。それでもかなり高いけど、単純な債務総額ほど悪くない。日銀保有国債政府と連結すれば実質的に身内の債務だし。

あと日本は長期にわたる低インフレ環境で、金利も抑えられてきた。名目金利より経済成長率が低い状況が続いたけど、金利自体も極めて低かったか政府の利払い負担は重くならなかった [1]。

まり自国通貨建て債務国内資金でのファイナンス中央銀行後ろ盾という3つが日本の強みで、これが破綻を免れてきた主因なんだよね。

じゃあ、対外的な要因はどうなんだろう?日本は確かに世界最大の対外純資産国で、対外純資産は令和5年末で約471兆円もある。33連続世界一の純債権国の地位を保っていて [3]、外貨準備2023年末で約193兆円と世界第2位 [1]。この状況が円の国際的な信用を高めている面は否定できない。

円が安全通貨とみなされて有事の円買いが起きるのも、日本の対外資産の大きさが背景にある。巨額の対外資産があるから、何か国際的危機があっても、むしろ円が買われるという現象が生じる。海外に持っている資産危機時に本国還流させる動きがあるからだ。

でも重要なのは、この対外資産が円の信用を支えているのは間接的な効果だということ。円は変動相場制の法定不換紙幣で、金本位制のように米ドル資産で直接価値担保しているわけではない。対外資産の役割は支払い能力と非常時の外貨調達力を示すことであって、円建て国債担保ではない [2]。

研究者も指摘しているけど、対外純資産多寡財政危機と直接関係するのは、公的債務外貨建て場合に限られるんだよね [1]。日本場合債務が円建てだから、対外資産との直接的な関係は薄い。もちろん潤沢な外貨準備市場安心感につながるし、万一円が急落した時に為替介入する余力を示すという意味では間接的に支えになっている。

そう考えると、「米国が対日関税を引き上げたら日本財政破綻する」という論理にも無理がある。確かに関税引き上げは日本の輸出と貿易黒字を減らす要因にはなるけど、近年の日本経常収支貿易黒字より第一所得収支(海外投資から収益)に支えられる構造になっている。実際、2022年エネルギー価格高騰で貿易収支が▲15.7兆円の赤字になったのに、海外からの利子・配当などの所得収支が+35.2兆円と過去最大の黒字で、経常収支全体では+11.5兆円の黒字を維持した。つまり貿易赤字でも経常黒字を保てる」段階に日本経済進化している [4][5]。

しか為替レートの自動調整メカニズムも働くはずで、輸出減少→円安圧力→輸出企業の採算改善・輸入縮小というルートで、関税ショックの一部は吸収される可能性が高い。

万一、米国関税措置円安が進み、海外投資家が日本売りに走るようなことがあっても、潤沢な外貨準備債権国という信用クッションがある。仮に国債への信認が揺らぐ局面でも、日銀国債買い入れを増やして金利急騰を抑え、財務省為替介入で過度な円安を食い止める余地がある [1]。実際、財務省は「外貨準備有事為替介入に備えるもの」という姿勢を示しているし、「米国債売却など極端な対応は控える」方針を明らかにしている [6]。

もちろん長期的な視点では懸念材料もある。日本が恒常的な経常赤字国に転じてしまえば、対外純資産を取り崩すことになり、いずれ「世界最大の債権国」の座も失われるだろう。そうなれば円の安全通貨としての地位も揺らぎ、海外から資金流入なしに国債を消化できなくなる恐れがある。特に高齢化国内貯蓄が減少する中、海外投資家の国債保有比率が上昇すれば、資本逃避リスク高まる

結局のところ、「日本財政破綻していないのは対外資産が円を信用たらしめているから」という主張には一部真理が含まれるけど、それが主要因ではない。円の信用は国内経済の安定性と政策当局への信頼に支えられている部分が大きく、外国から稼ぐドルが多少減っただけで崩れるほど脆弱ではない。

米国頼みの外貨が全て」と考えると本質的問題を見誤る。日本は確かに外貨建て債務ゼロだが、「自国通貨建てだから絶対安心」という慢心も禁物 [2]。信認失墜による資本流出や通貨急落は現実に起こりうるリスクで、財政・経常赤字の累積によってじわじわ高まる可能性がある。米国通商政策はその一因に過ぎない。

大事なのは日本自身が中長期的な財政健全化策を講じつつ、経常収支黒字基盤(輸出競争力対外投資収益力)を維持すること。そうして初めて「国債通貨への信認」を将来にわたって確保できるんだと思う [2]。

極論として「日本ドルをたくさん持っているか大丈夫」も「日本借金まみれで明日にも破綻する」も正確じゃない。現実もっと複雑なバランスの上に成り立っている。公的データを冷静に分析すると、日本財政状況は確かに厳しいけど、すぐに破綻するものでもないし、対米貿易だけで決まるものでもない。長期的な視点財政再建と経済成長の両立を図ることが本当に必要なことだと思う。財務官僚っぽい結論になったが、そーいうこと。

[1]https://www.cirje.e.u-tokyo.ac.jp/research/workshops/public/paper2025/public0425.pdf

[2]https://www.mof.go.jp/english/policy/budget/budget/fy2024/02.pdf

[3]https://www.mof.go.jp/policy/international_policy/reference/iip/data/2023_g.htm

[4]https://www.boj.or.jp/statistics/br/bop_06/exdata/data/bop2022a.pdf

[5]https://www.jef.or.jp/journal/pdf/249th_Economic_Indicators.pdf

[6]https://jp.reuters.com/world/us/FHK2PFAGTFKTVNU3XGIKAACMEM-2025-04-09/

Permalink |記事への反応(0) | 15:34

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2025-04-20

anond:20250419102316

ファクトチェック原文ママ

要約

リンク先(https://anond.hatelabo.jp/20250419102316)は、はてな匿名ダイアリー投稿された記事で、トランプ政権について以下のような主張が述べられています

トランプ政権無茶苦茶さ:トランプ政権は多くの日本人想像する以上に「無茶苦茶」であり、法治を覆そうとしていると、FoxNewsMaxブライトバートを除く「まともなアメリカメディア」で認識されている。

日本人の誤解:日本人は「アメリカ大統領が単なる悪人であるはずがない」と考え、トランプの行動に裏の意図戦略を見出そうとするが、実際は「自分ファースト」の単純な動機に基づいている。

アメリカの異常な状況:トランプ政権スポークスマン発言を見ると、精神を保つにはダブルシンク矛盾する信念を同時に持つこと)が必要なほど異常な状況だと感じられる。日本の政治家や公務員にも同様の感覚を抱いたことがあるが、アメリカの現状はそれを超えるレベル

プーチンへの言及記事内で「プーチンたすけて」というコメントが登場し、トランプ政権への皮肉絶望感を表現している。

全体として、トランプ政権の行動が法治常識を逸脱しており、日本人一般的認識実態を捉えきれていないという批判的な視点が強調されています

ファクトチェック

以下のポイントについて、提供された情報や信頼できる公開情報に基づきファクトチェックを行います

1. 「トランプ政権法治を覆そうとしている」とアメリカメディア認識されているか

検証トランプ政権特に2025年時点での第2期政権)について、一部のアメリカの主要メディア(例:CNNニューヨーク・タイムズワシントン・ポストなど)が、トランプ政策や行動が民主主義法治を脅かす可能性があると批判的に報じているのは事実です。例えば、トランプ2020年選挙後に選挙結果を覆そうとした行動や、2021年1月6日議事堂襲撃事件に関連する報道では、法治への挑戦が指摘されています。また、2024年選挙後の第2期政権においても、トランプ司法省連邦機関政治的に利用する可能性や、移民政策の大規模な執行強化が法的手続き無視する恐れがあるとして懸念が報じられています(例:ニューヨーク・タイムズ2024年11月以降の記事)。

例外記事が指摘する「FoxNewsMaxブライトバート」は保守派メディアであり、トランプを支持する傾向が強く、批判的な報道は少ない。これは事実と一致します。ただし、「まともなメディア」という表現主観的であり、メディア客観性視聴者政治的立場によって異なるため、この部分は意見として扱うべきです。

結論トランプ政権法治を脅かすとの認識は一部の主要メディアで共有されているが、メディア選択や「まとも」という表現には投稿者のバイアスが含まれる。部分的に正確。

2. 「日本人トランプ悪人と思わず、裏の意図を見出そうとする」か?

検証日本人トランプに対する認識は多様であり、記事の主張を検証するには世論調査や具体的なデータ必要ですが、一般論として、日本メディア国民の一部がトランプの行動を「戦略的」または「計算されたもの」と解釈する傾向は見られます。例えば、トランプ通商政策対中姿勢は、日本の一部の保守派ビジネス界で「現実的」と評価されることがあります(例:産経新聞や一部の経済誌)。一方、リベラル派や若年層ではトランプを「予測不可能」や「危険」と見なす意見も多い(例:朝日新聞毎日新聞社説)。しかし、「日本人は皆そう思う」という一般化は誇張であり、実際には意見が分かれています

結論日本人の一部がトランプの行動に戦略性を見出すのは事実だが、全体を一般化するのは不正確。誇張あり。

3. 「トランプ自分ファースト」という主張

検証トランプの行動や発言自己中心的であるとの批判は、国内外の多くの分析で指摘されています。例えば、トランプビジネス出身の背景や、選挙キャンペーンでの「アメリカファーストスローガンが、個人的利益ブランド構築に結びついているとの評価一般的です(例:ポリティコ、BBC分析記事)。また、2020年選挙後の訴訟議事堂襲撃を扇動したとされる行動も、自身権力維持を優先したと解釈されています。ただし、「単なる悪人」という表現主観的であり、トランプ支持者(アメリカの約半数の有権者)は彼を「国益を優先する指導者」と見なしています

結論トランプの行動が自己中心的との指摘は多くの証拠裏付けられているが、「単なる悪人」は意見であり、客観性に欠ける。部分的に正確。

4. 「スポークスマン発言が異常でダブルシンク必要」という主張

検証トランプ政権スポークスマン(例:2025年時点での報道官や閣僚発言)が矛盾を含む、または極端な発言を行うケースは過去にも見られました。例えば、第1期政権でのショーンスパイサー報道官やケリーアンコンウェイ顧問発言が「代替事実alternative facts)」として物議を醸したことは有名です(2017年CNNなど)。第2期政権でも、トランプ政策(例:移民強制送還関税強化)を擁護する発言が、事実矛盾したり、過激表現を含む場合があります。ただし、「ダブルシンク」という表現ジョージ・オーウェルの『1984年』に由来する文学的比喩であり、客観的検証は難しい。また、日本の政治家や公務員との比較主観的で、具体例が示されていないため検証不能です。

結論スポークスマン発言が物議を醸すのは事実だが、「ダブルシンク」の必要性は主観的検証困難。主観的意見

5. 「プーチンたすけて」のコメント

検証:このコメント記事への反応として記載されており、投稿自身発言ではない可能性がありますはてな匿名ダイアリーでは、コメント欄で皮肉ジョークが頻繁に投稿される文化があります()。この発言トランププーチン関係性(例:2016年2020年選挙でのロシア干渉疑惑)を揶揄したジョークと考えられますが、具体的な事実を主張するものではないため、ファクトチェック対象外です。

結論ジョークまたは皮肉であり、検証不要意見として扱う。

総合評価

正確な点:トランプ政権が一部のアメリカメディア法治を脅かすと批判されている点、保守派メディアトランプを支持する傾向、トランプの行動が自己中心的との評価は、公開情報と一致。

不正確または誇張な点:「日本人は皆トランプ悪人と思わない」という一般化や、「まともなメディア」という主観的表現は誇張またはバイアスを含む。

検証困難な点:「ダブルシンク」の必要性や日本の政治家との比較主観的で、具体例がないため評価不能

記事トランプ政権への強い批判視点に基づいており、一部の主張は事実と一致するが、主観的表現一般化が多く、全体として意見色の強い内容です。読者はメディア多角的報道(例:ニューヨーク・タイムズBBC産経新聞など)を参照し、バランスの取れた視点を持つことが推奨されます

Permalink |記事への反応(0) | 11:54

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2025-04-09

トランプ激怒した「なぜオレのミソスープネズミが入っているんだ

トランプ激怒した。

必ず、かの邪知暴虐のすき屋からネズミを除かなければならないと決意した。

トランプには政治がわからぬ。

いたずらに関税を引き上げ、世界経済を混乱させてきた。

けれども、ファストフードに関しては人一倍に敏感であった。

***

2025年某日、第47代アメリカ大統領ドナルド・トランプはお忍びで鳥取県訪問していた。トットリは日本首相であるシゲル地元らしい。内閣総理大臣である石破茂相互関税交渉を行うため、地元トランプを呼び、密談を計画したのである

正直なところ、トランプはこの誘いに乗り気ではなかった。シゲルは友であるシンゾーの敵だという。

トットリはミスター・アベの地元にも近いですよ」

日本外務省担当官がこの言わなければ、トランプトットリを訪問することはなかったであろう。

トランプ資産であるが、極めて庶民的感覚を持つ男である。好きな食べ物ハンバーガー、愛車はフォードだ。その姿勢ラストベルトの貧しい国民の心に刺さり、彼は大統領地位を手にした。

「おい、あれはマクドナルドか?」

鳥取県幹線道路を走る大統領専用車の中で、トランプ秘書に尋ねる。国道沿いに赤と黄色看板が見えたのだ。

「いえ、あれは『すき家』ですね」

すき家?」

はい、ギュウドンといわれる食べ物提供するチェーン店です。」

「ギュウドン、とはなんだ?」

「ギュウドン日本代表的ファストフードで、ライスの上に牛肉が載っています牛肉は主にアメリカ産が使われていますよ。」

トランプファストフードに目がない。日本ファストフードハンバーガータコス以外にファストフードがあるのか?しか米国産牛肉を使っている、素晴らしい!

運転手目的変更だ。『すき家』に寄れ。」

こうして、第47代アメリカ大統領ドナルド・トランプすき家鳥取南吉方店に来店したのである

トランプにとってそれはまさに異文化体験であった。見るものすべてが刺激に満ちていた。トランプ牛丼を堪能した。高森浩二のすき家Radioを聞き入った。これが日本ファストフード・・・彼は幸せな気分になった、

食事最後味噌汁に手を付けるまでは・・・

「なぜオレのミソスープネズミが入っているんだ」

トランプ激怒した。

必ず、かの邪知暴虐のすき屋からネズミを除かなければならないと決意した。

トランプには政治がわからぬ。

いたずらに関税を引き上げ、世界経済を混乱させてきた。

けれども、ファストフードに関しては人一倍に敏感であった。

「御代金は頂きませんので・・・本当に申し訳ありません」

 店員はそう平謝りする。それを聞いて秘書が言う。

大統領会談時間もありますので、そろそろ移動しましょう。料金は支払わなくてよいと、店員も言っておりますし、それで手打ちということで・・・。」

ダメだ。料理を食べたのに料金を支払わなくては、あいつと同じだ。」

第46代大統領ジョー・バイデン、彼は4年前、すき家とは別の牛丼チェーン「松屋」で食い逃げしたことで有名だ。大統領特権を使い、息子のハンターバイデン違法な銃所持の罪とともに、自身食い逃げ恩赦したことで知られる。

トランプ店員仕事をしていた厨房を見渡した。トランプにはすぐに分かった。この広さの厨房に、この量の客に、店員は一人だけ。調理器具は整頓されていないし、掃除は行き届いていない。トランプはただの消費者ではない。彼はファストフード店での職務経験があった。それも昔の話ではない、大統領選挙の期間中、彼はマクドナルドで働いていたのだ。そして彼は通商政策以外については有能だ、この店をどうすれば改善できるのか、それは手に取るようにわかる。

シゲルとの会談は延期だ。オレはこの店を立て直す。」

メイク・スキヤ・グレート・アゲイン

こうして、トランプすき屋バイト生活が始まった。

Permalink |記事への反応(0) | 23:48

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2025-04-06

世界に広がるトランプ政策の波紋――その影響と背景を読み解く

2025年ドナルド・トランプ氏が再びアメリカ大統領就任しました。この再登場は、国際社会にとって小さくない衝撃でした。というのも、彼の政策スタイルは一貫して大胆かつ予測が難しく、特にアメリカ第一主義」を掲げた通商政策外交戦略は、国際的な秩序や協調体制に大きな揺らぎをもたらしているからです。

たとえば、彼の高関税政策や、NATO北大西洋条約機構)など既存同盟関係の再交渉は、国際経済の安定に欠かせないサプライチェーン不安定にし、各国の企業消費者に不確実性を与えていますアメリカがこれまで果たしてきた「国際秩序リーダー」としての役割が後退し、代わって中国ロシアといった他の大国が台頭するという地政学的な変化も進んでいます

こうした背景のもと、私たちは改めて「国際社会とは何か」「アメリカ立ち位置とは何か」を考える必要があるのかもしれません。

ラストベルトの支持者たちはなぜトランプを支持するのか?

では、こうした国際的不安定化を招く政策が、なぜアメリカ国内で支持を集めているのでしょうか。

その一つの答えが、「ラストベルト(Rust Belt)」と呼ばれる中西部工業地帯にあります

この地域では、かつて繁栄した製造業グローバル化の進展とともに衰退し、多くの人々が雇用喪失生活水準の低下を経験しました。トランプ氏は、そうした「取り残された人々」に対して、保護主義的な政策を通じて経済的な回復約束しました。

もちろん、専門家の中には、彼の関税政策が逆に物価上昇を招き、長期的にはアメリカ経済マイナスの影響を与えるという懸念を示す声もあります。実際、関税をかけられた輸入品価格が上昇すれば、一般消費者生活にも影響が出ますし、国際的孤立は輸出や外交面でも不利益を招く可能性があります

単なる感情論ではない? ラストベルトの支持の中身

それでも、ラストベルトの支持者すべてが感情的トランプ氏を支持しているわけではありません。中には、彼の政策の背後にある理念に強く共鳴し、理性的判断のもとで支持している人たちも存在します。

たとえば、「グローバル化によってアメリカ競争力が削がれた」「安価外国製品や海外移転雇用が奪われた」という見方は、単なる主観ではなく、一定現実に基づいています。また、「アメリカ世界の秩序を維持するために過剰な負担を強いられてきた」との考え方も、近年の外交コストの上昇や国民戦争疲れを背景にすれば理解やすいでしょう。

まりトランプ支持は一部の人にとって、アメリカ役割見直し、「内に目を向けよう」という自己定義の試みでもあるのです。

日本におけるトランプ支持――その少数性と特異性

さて、日本に目を向けると、トランプ氏の政策共感する声はかなり限られています。これは、日本がこれまで自由貿易と国際協調を重視し、アメリカとの同盟関係外交の基軸に据えてきたことと深く関係しています

しかし、近年は「日本も過度に国際社会依存しすぎているのではないか」と考える人たちも少しずつ現れています。彼らは、「自国のことは自国で守るべきだ」「国際援助よりも国内課題を優先すべきだ」といった立場からトランプ氏の「自国優先主義」にシンパシーを感じているようです。

こうした考え方は、日本経済安全保障の「自立」を重視する立場と重なる部分があり、トランプ支持というよりも、「グローバル化のあり方を見直したい」という共通問題意識に基づいていると見ることもできます

日本でもトランプ価値観が広がる可能性はあるのか?

現時点では少数派であるものの、日本でも今後、トランプ的な価値観共感する人が増える可能性は否定できません。

特に経済格差や地方過疎化といった国内課題への不満が高まる中で、「外より内」「他国より自国」といったシンプルメッセージは、一定の魅力を持つからです。

また、世界的なポピュリズムの潮流、つまり既存エリート政治に対する反発」や「自国アイデンティティを取り戻そう」という動きは、ヨーロッパアメリカだけでなく、日本でもその萌芽が見られるようになってきました。

おわりに――国境を越える政治思想の影響

トランプ氏の政策は、世界の枠組みを大きく揺るがしています。そしてその影響は、アメリカ国内支持層だけにとどまらず、遠く離れた国々の人々にも新たな問題提起を投げかけています

私たちが今、注目すべきなのは、こうした動きが単なる一時的現象ではなく、グローバル化への見直しや各国のアイデンティティの再構築といった、より大きな流れの一部であるということです。

国際政治の動きを理解するうえで大切なのは、「誰が正しいか」という二元論ではなく、「なぜこうした考えが支持されるのか」「その背景には何があるのか」といった問いを持ち続けることです。

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2025-04-04

トランプ関税フーバー世界恐慌

トランプが重関税を発表して世界恐慌を案じる人が出てきた。そりゃ当たり前なんだが、一つ忘れられてる事があると思う。

それはアメリカ自称保守でのフーバー政権評価というヤバい現象だ。

しかもそれが出てきた時期がまたヤバいリーマンショック後なんである経済恐慌回避政策が気に入らんって事なのだ

 

ニクソン評価フーバー評価

元々は2004~6年頃にニクソンが再評価されたというのに端を発している。

ニクソン世界経済をグチャグチャにしたニクソンショックを惹き起こしたのでどの国でも嫌われ者で最低の大統領扱いされている。

だが今の世界経済システムニクソンショックで再編成されたものであるし、デタントを推進してソ連牽制の為に中国と国交回復をした。

更に撤兵南越軍事訓練を進めてベトナム戦争から手を引く準備をした。これってイラクを平定しきれずに占領が長引いていた当時にオバマに期待されていた事と同じではないか

からニクソン嫌われ者でもそんなに無能じゃないしちゃん仕事をやっている。なのに評価が物凄く低いのは、マスコミを敵に回したせいでウオーターゲートで叩かれまくったからじゃね?という論調が出てきたのだ。

これにはネット議論が活発化して、マスコミオールドメディア、我らネット民=目覚めた真の民主主義者という今やお馴染みのアレがベースにある。

 

それでその流れで出てきたのが、世界史では無能大統領と教わる事が多いフーバーの再評価だった。

 

フーバー一般的評価

フーバーアメリカ発の大恐慌が起きた時に何も手を打たなかった事で有名だ。更に重関税政策による保護貿易を行ったので世界恐慌が一段と酷くなった。

その結果、アメリカカナダ合衆国中米ドルブロック経済圏を形成、他の国は植民地を中心とした各通貨ブロック形成した。スターリングブロック(英ポンド)、仏フランブロックと。

持たざる国の日独は独マルクブロック、日円ブロック形成したが小規模でありすぐにまた行き詰った。

その結果、独:ナチス全権委任ラインラント進駐→開戦、日:日朝満ブロックで洋行系財閥系救済→恩恵を受けない中小企業倒産して昭和恐慌関東軍によるなし崩し的に膨張政策化→日中戦争→仏降伏により仏印進駐ハルノート日米戦争と進んでしまった。

しかブロック経済もの凄く不経済で非効率不景気を産むのであるクルーグマンノーベル賞受賞理由はこれの理論化)。

そういう訳で、WW2後はブロック経済化防止しよう、貿易自由化世界規模の安全保障だ、という訳でGATTスタートさせてやって来た。

 

フーバー大統領退陣後も色々と外交をやっていてそっちでは功績残してるけど、大統領職としてはその後のルーズベルトと比べられて無能と言われる事が非常に多い。

 

ルーズベルト

フーバーの後のルーズベルト大統領ニューディール政策を行って恐慌を沈静化したというのが一般的評価だ。

でも、いやニューディール政策全然効果なんて無かったんだよ、経済が持ち直したのは単純にアメリカ戦争を始めて戦時経済に移行したからに過ぎない、という意見もある。

有名なのが経済学者のフリードマンだが、この人は反ケインズ旗手なので。そしてフーバーもこの立場だ。世間自分への評価に反発してるだけって気がすんだが。

また、フーバー日本真珠湾攻撃したのはルーズベルト日本を追い込み日米開戦誘導した、という説を唱えている。「ハルノート原因論」だ。これは日本右翼論壇でよく聞く話だろう。

そして露宇戦争に対してのロシアナラティブにもそっくりじゃないだろうか?FOXのタッカーカールソンなんかも「米国陰謀論」的なことを言っている。最近じゃ終風爺が「ネオコンロシアを追い込んだ」という説を書いて顰蹙食らってたが、これらの基礎の部分には、アメリカ自称保守論壇でのフーバー評価があるってことなのだ。

 

共和党観念主義独断主義的傾向

アメリカ思想的特徴はプラグマティズム経験主義的で小ぶりだったのだが、特に21世紀になってから観念論/独断主義思想集団が共和党に影響を与えるというのが多くなっている。

例えばネオコンサバティズム。その始祖はネオコンゴッドファーザーと呼ばれるアーヴィングクリストルなんだが、この人は元がトロツキスト。かの有名な『歴史の終わり』(フランシス・フクヤマ)が掲載された『国益』誌もクリストルが創刊したもの

トロツキー思想の特徴は「世界同時革命」で、世界中に戦争を輸出してその背後から各国の細胞共産党員)が内戦を仕掛て共産革命を起こすという物騒なものだ。谷沢永一によるとトロツキー日本語訳書は『ノルウェーの森』のような赤緑の装丁らしいです(谷沢は元共産党員)。

イラク戦争の強引な開戦などが世界同時革命の影響を芬々と感じさせるのでスキャンダル的に指摘される。

 

例えばネオリベラリズム。単に経済政策方向性というだけでなく「本来社会の在り方」的な観念論/進歩主義として人を惹きつけている。つまり実存にとっての嘗てのマルクス主義代用品だ。

歴史はこう進むはずなのに今の我が国はそうなっていない。だから変革すべきだ」という歴史実存が結びついた考え。「〇〇という団体農協など)は既得権益だ、それを崩すと理想的経済状態が出来する筈だ」。こういうの日本でも沢山見た。

高学歴化により若者には長いモラトリアムが与えられ、「社会に馴致される」事で形成される人格よりも「正当性に欠ける不合理慣行蔓延っている。若者はその不合理により迫害されている」というルサンチマン駆動される人格比重が大きくなる。そんな人格ネオリベ進歩主義と合体した全能感や実存を与える。

からリーマンショック後に政策フォーベアランス政策不良債権増を気にせずに積極融資せよとの行政指導)に転換すると、世界観が破壊されたような実存危機を覚える人間が出てくるのである

先ほどの終風爺も2013年になって「リーマンショックは越冬闘争派遣村と言い募った左翼によるフレームアップ」的な事を言っている。2008年には実存不安と不満に我慢していたという事だ。

また風呂無駄さんも2008年当時には大変にやさぐれていて、それまではネオリベ未来は明るい的なポジティブな事を言っていたのにFUDマーケ的な事を言っていた。これらは実存の棄損によるものだ。

 

トランプに変な保守シンクタンクが影響与えているのもこの流れ。

 

共和党はいしかこういう実存と結びついた観念論を吸引し、それが世界知識大衆を吸引するようになっていた。そこにリーマンショックが起こり、G7G20では財政出動フォーベアランス政策保護貿易主義排除合意された。これはアメリカなどでは政策の急転回でありそれが一部の知識層には実存ストレスとなったのだ。

そんな中で出てきたのがフーバー評価という訳である

そもそも共和党観念的に進めた事で発生した問題の尻拭いを民主党がするという流れがずっと続いてきていて、これのどこが保守なんだろうか。

 

上に書いてきたフーバー政策保護貿易北米ブロックカナダメキシコ併合)とトランプ政策が一致するのがお分かりだろうか?

何やら変なシンクタンク提言通りに進んめているというのもあるが、その基礎にはフーバー評価があるって事なのだ。そして彼らは一般社会的にフーバー否定されている理由ブロック経済圏による不況→持たざる国の膨張政策戦争、重関税による恐慌の激化、という評価を共有していない。

 

まとめ

フーバー評価する」(悪評を無視する)という事は次の事とイコール

 

世界経済は確実にシュリンクする

アメリカ発の恐慌が起きる可能性がある

・その場合他国リーマンショック後のような合意をしてもアメリカは従わず恐慌悪化させる

・特恵経済圏の拡大の為に戦争が起きる可能性(アメリカカナダ侵略など)

アメリカ排除した自由貿易圏を守る事で防衛すべき

・多極通商必須

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2025-03-19

2025/3/19日銀金融政策決定会合に関する記者会見の内容

ブルームバーグ記事出てるからこっち紹介するだけで良かった・・・

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-03-19/STAOK0T0G1KW00

まとめ読まなくていいから上の記事読んで



ざっくり

①利上げペース:海外経済の不確実性が増している一方、国内賃金物価の循環は順調に進んでいる状況を踏まえて今後の見通しをより的確に作成し、それに応じて政策を決定していく。現時点では、次回の会合での利上げを示唆するような見解は示されず、データ次第との姿勢を強調。

財政政策との関係:短期的な財政政策の動向へのコメントは控えたものの、中長期的な観点から政府国会には財政の持続可能性を確保する努力継続することを期待するとの考えを表明。

物価目標2%の妥当性:現在は2%の目標の持続的な達成を目指しており、それが中長期的な日本銀行の信認確保に重要であるとの認識。将来的な目標検討可能性は否定しないものの、潜在成長率の違いとインフレ目標関係は単純ではないと指摘。

地域金融機関の再編:地域金融機関合併統合は各銀行判断によるものであり、金融政策で影響を与えようという意図はないと説明


今回の利上げは当然なし。次がいつかを判断できる材料もなし

本日行われた日本銀行金融政策決定会合後の記者会見では、現在金融政策の維持が発表されました。

具体的には、短期金利操作目標である無担保コールレート・オーバーナイト物を0.5%程度で推移させる方針を全会一致で決定しました。

経済認識=緩やかに回復を続けている

会見で示された経済物価現状認識では、日本の景気は一部に弱めの動きが見られるものの、緩やかに回復しているとの判断が維持されました。

先行きについては、海外経済の緩やかな成長と緩和的な金融環境を背景に、所得から支出への前向きな循環メカニズムが徐々に強まり、潜在成長率を上回る成長を続けると見込まれています

物価について=物価高はさらに続く

一方、物価については、生鮮食品を除く消費者物価の前年比は、輸入物価上昇を起点とする価格転嫁の影響は減衰してきているものの、

賃金上昇等を受けたサービス価格の緩やかな上昇や政府エネルギー負担緩和策の縮小により、足元で3%台前半となっています

先行きの消費者物価については、輸入物価上昇の影響は薄れるものの、

人手不足感や需給ギャップ改善賃金物価の好循環により、徐々に上昇していくと予想されています

展望レポートの見通し期間後半には、物価安定の目標である2%と整合的な水準で推移するとの見方が示されました。

リスク要因

各国の通商政策等の動きやその影響を受けた海外経済物価動向、資源価格の動向、企業賃金価格設定行動、金融為替市場の動向などが

引き続き高い不確実性を持つと指摘されました。

特に企業賃金価格設定行動が積極化していることで、為替変動が物価に影響を及ぼしやすくなっている面があるとの認識も示されました。

今後の金融政策運営について

先の経済物価金融情勢次第としつつも、

現在の実質金利が広めに見て低い水準にあることを踏まえ、

経済物価の好循環が実現していけばそれに応じて政策金利を引き上げ、金融緩和度合いを調整していく考えが改めて示されました。

日本銀行は、2%の物価安定の目標のもと、その持続的安定的な実現という観点から経済物価金融情勢に応じて適切に金融政策運営していく方針です。

会見では、直近で発表された春闘賃上げ率についても言及があり、

連合第一次集計では5%台の高い伸びとなり、相対的に規模が小さい企業でも高めの賃上げ率が実現しており、賃上げの動きが広がっていることが確認されました。

この結果は、1月介護時点での見通しに概ね沿うもの評価されましたが、

中小企業賃上げ交渉はこれから本格化する先も少なくないため、今後の賃金動向を丁寧に確認していく必要があるとされました。

金融政策においては、賃金動向に限らず幅広く経済物価金融情勢を点検し、見通しやリスクに及ぼす影響を見極めていくことが重要であるとの姿勢が強調されました.

現在インフレ想定の範囲内

足元の物価動向については、1月消費者物価指数2月企業物価指数が高い伸びを示していることが指摘されました。

これに対し、1月展望レポートで示した物価見通しや基調物価想定の範囲内の動きであるとの認識が示されました。

ただし、エネルギー負担緩和策の縮小に加え、米価格の上昇が消費者物価を押し上げている点には留意必要であるとされました。

米を含む食料品などの価格上昇は

家計マインドや予想物価上昇率の変化を通じて、

基調的な物価上昇率に二次的な影響を及ぼしうる可能性も認識しておく必要があるとされました。

その上で、現時点では、基調的な物価上昇率は徐々に高まっているものの、依然として2%を下回っているとの認識に変わりはないことが強調されました。

基調的な物価上昇率については、2%目標整合的な水準になるとの見通しが示されている一方で

具体的な数値を示すことは依然として難しいとの立場が改めて示されました。

現状のイメージとしては、1%以上2%を下回る水準であるとされました。

物価目標2%の妥当性については、現在目標である以上、その持続的達成が日本銀行の信頼確保に重要であり、

将来的な再検討もあり得るものの、議論は複雑であるとの見解が示されました.

海外情勢について

米国通商政策の動向が経済物価に与える不確実性が高まっているとの認識が示され、

今後の展開を注視し、日本経済への影響を見極めた上で政策を決定していくというスタンスが改めて示されました。

この1年間の評価

大規模金融緩和解除から1年が経過したことに対する評価として、

徐々に基調物価上昇率が2%に収束するという角度が高まる中で、

それに応じた適切な緩和度合いの調整を進めることができたとの認識が示されました。

国債買い入れ減額も予定通り進んでいるとのことです。

今後について

今後の金融政策正常化に向けては

国債買い入れ減額について6月中間評価を行い、

市場機能回復度合いなどを検証した上で、基本計画に沿って進める方針が示されました。

ETF処分については、引き続き適切な方法検討していくとのことです

トランプ大統領による円安誘導批判に対して

ノーコメントとし、経済物価見通しに基づいて政策を実行していくという姿勢が強調されました。

世界経済を巡る不確実性は増しているものの、国内賃金物価の循環は順調に進んでいるとの認識も示されました.

中立金利及び今後の追加利上げの条件について

中立金利については、依然として絞り切れていないもの

経済物価の動きを見ながら、その反応を見つつ、あるべき水準を探り、適切な政策につなげていきたいとの考えが示されました。

今後の追加利上げの条件としては、春闘賃上げが広がりを見せるか、賃金上昇が価格転嫁されるか、消費動向がどうなるかといった点が注視されるとされました。

市場不安定性と利上げの関係については、現在は特段の状況ではないとの認識が示されました。

長期金利の上昇について

足元のインフレ率、GDPデータ賃金動向、海外金利の動きに市場が反応しているとの見方が示されました。

通常の価格形成とは異なる急激な金利上昇のような例外的なケースでは、

市場安定的価格形成を促す観点から機動的なオペレーション検討するもの

現状はそのような状況ではないとの認識が示されました.

長期金利の上昇が金融政策に与える影響については、短期から中期ゾーン金利をより重視しており、イールドカーブ全体としては経済活動をサポートするレベルにあるとの認識が示されました.

国債買い入れの適切なボリュームについては、非常に難しい問題であり、海外中央銀行も苦労している状況を踏まえ、今後検討していく方針が示されました.

価格については特になにもしない(当たり前)

食料品価格の上昇、特に価格の上昇については一時的サプライショックと見るのが一般的としつつも、

インフレ期待や消費者マインドへの影響を通じて、基調的な物価に影響を与える可能性もゼロではないため、注視していく方針が示されました。

食料品価格の上昇に金融政策で直接対応することは困難であり、そのコストも大きいとの認識が示されました.

第一四半期のGDPについて

一部指標に弱さが見られるものの、特殊要因も考慮すると、現時点では悲観的には見ていないとの見解が示されました。

地域銀行の再編と金政策関係について

銀行判断によるものであり、金融政策で影響を与える意図はないことが強調されました.

会見全体を通して

日本銀行経済物価の緩やかな回復基調を維持しつつ、

物価安定目標の達成に向けて、データに基づき慎重に金融政策運営していく姿勢を強調しました。

海外経済の不確実性を注視しながらも

国内賃金物価動向を重視し、状況に応じて金融緩和の調整を進めていく方針が改めて示されました。

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2025-03-18

関税政府効率化省(DOGE)に関する分析

以下のシナリオは、「米国が高関税を導入し、大規模な政府支出削減・効率化を短期間で断行し、4年後の飛躍を目指す」という仮説ストーリーを描いたものです。実際には政治外交社会の制約などで実行が極めて難しい部分が多々ありますが、ここではあくまで「もし遂行されたら」という観点で、米国経済世界経済米国株・日本株ドル円がどのように推移するかを想定してみます

全体の前提

1.大統領ドナルド・トランプ氏(強硬保護主義・大胆な決断が特徴)

就任早々、輸入品に高関税(25~200%)を広範囲適用

• 「アメリカ第一」をさらに先鋭化させ、貿易相手国に強硬交渉を迫る。

ツイッター演説を通じて相手国に対する威圧的挑発的な言動が増え、国際関係不安定化。

2.政府効率化の責任者イーロン・マスク氏(破壊イノベーション志向スピード優先)

• 1.5年で2兆ドル規模の歳出削減ミッションとして与えられる。

• 大胆なテクノロジー活用組織改革を進め、官僚機構デジタル化・AI活用不要部門廃止などを推進。

成功すれば大胆な経費削減+行政効率アップが期待できるが、同時に大規模なリストラ既得権益との衝突が避けられず、社会不安政治的混乱も大きい。

3.最初の2年間は「深刻な不況」も辞さず、3~4年目での大幅反転を狙う

• “ドラスティック構造改革”+“高関税”+“徹底的な政府支出削減”という三重のショックで、短期的に経済が落ち込むのを許容。

• 2年目後半以降に「段階的関税緩和」「大胆な金融緩和投資減税」などへ政策転換し、4年目には米国経済を飛躍させるという“二段ロケット戦略を想定。

1年目:政権発足と激震

米国経済

• 高関税ショック

輸入品が大幅値上がりし、インフレ圧力が急激に高まる。一方、輸出先から報復関税で輸出企業が苦境に陥る。

企業収益は減少、設備投資マインドは急速に萎縮し、リセッションが加速。

政府支出削減スタート

イーロン・マスク氏による「宇宙企業EV企業での大胆な改革手法」を官庁適用しようとするが、抵抗勢力既得権益との衝突が激化。

公共部門インフラ関連に依存する地域は、予算打ち切りによる失業増が顕在化。

• ただし、一部の先端技術活用デジタル化が早期に成果を上げれば、行政業務スピード向上・コスト削減は進む。

世界経済

貿易戦争激化懸念

中国EU日本メキシコなど主要国との関係が急速に悪化世界供給網が混乱し、投資心理が冷え込む。

世界経済全体の成長率見通しが下振れ。リスクオフ新興国通貨株式は大きく売られる。

米国株(S&P500 /NASDAQ100)

• 急落

トランプ氏の強硬発言マスク氏の大リストラ発表などによる不透明感で、株価ピーから20~30%下落する可能性。

テクノロジー株(特にNASDAQ)はイーロン・マスク氏と親和性がある面もあるが、サプライチェーン混乱の影響が大きく、短期的には急落。

日本株

リスクオフの直撃

米国依存輸出産業自動車機械電子部品など)が報復関税煽りを受け、大幅下落。

日経平均米国株に連動する形で急落し、ピーク比で20~30%下落もあり得る。

ドル円

• 乱高下の末、ややドル安に

• まずは「世界リスクオフ」でドル買い(円安)に振れる場面もあるが、米国リセッション懸念が強まれば「米金利低下→ドル売り」が台頭。

• 結局、1年目終盤には円高寄りになるシナリオが有力。

2年目:不況の深刻化と政策転換への萌芽

米国経済

リセッション深刻化

企業倒産失業率上昇が顕著に。公共部門の削減も進むため、内需が大幅に落ち込む。

インフレ需要減退が同時に起こり、スタグフレーション様相を帯びる。

マスク式“政府効率化”の進展

マスク氏はAIロボット導入、官庁の再編・統廃合など従来型の役所文化を大きく破壊し、1.5年で2兆ドルの削減をほぼ達成。

行政デジタル化のインフラがある程度整い始める一方、大量の公務員・関連業者が職を失い、社会的摩擦が激化。

政策転換の準備

トランプ氏は2年目後半から支持率低迷に直面し、選挙を見据えて「段階的な関税緩和」「大幅減税」「FRBへの利下げ圧力」を示唆し始める。

• 裏では主要貿易相手国との関税交渉模索するが、世界各国との対立は依然続く。

世界経済

ブロック化の進行

米国を除外した新たな通商圏や地域協定アジア欧州間、その他地域間)が進み、世界経済の分断が形作られる。

• ただし、米国と結びつきが強い国は、米国経済の早期回復に期待をかけつつ交渉を続ける。

米国株(S&P500 /NASDAQ100)

• 下落余地は残るが、2年目後半に底打ちの気配

• 前半は企業収益悪化が顕著で、さらなる下値模索が続く。

• ただし、トランプ政権が“関税緩和”や“減税”に言及し始め、マーケットは早期回復シナリオを織り込みにかかる。

• 2年目後半~年末あたりに株価は底打ちする可能性が高い。

日本株

米国依存からの脱却を模索

自動車電子部品など対米輸出のウェイトが高い企業不振が続くが、中国東南アジアなどへの輸出・投資シフトが進む。

米国株の底打ちが見え始めるにつれ、日本株にも買い戻しが入り、年末にかけてやや回復

ドル円

FRB緩和への期待でドル圧力

リセッション深刻化に対応してFRBが利下げ・量的緩和(QE)に動く見通しが強まりドル圧力が続く。

• ただし、財政赤字の大幅抑制政府効率化)が進んでいるので、国債市場はある程度安定しており、「過度なドル売り」にはなりにくい。

• 全体として、やや円高寄りのレンジ形成

3年目:関税税制金融政策の同時緩和スタート

米国経済

• 漸進的回復局面

トランプ氏が貿易交渉で譲歩を見せ、主要国との関税の一部撤廃・緩和を始める。報復関税も徐々に解除され、輸出産業に光が差す。

イーロン・マスク主導の行政改革で浮いた予算の一部を、**減税やインフラ投資技術投資宇宙AIエネルギー)**などに再振り向ける余地が生じる。

FRBは大規模な金融緩和実施中のため、低金利環境投資・消費を下支えし、景気が持ち直すきざし。

世界経済

米国との和解進むが、ブロック化は完全に解消せず

• 3年目に入り「米国部分的に再連携しよう」という動きが出るが、すでに他国同士の経済ブロックがある程度進んでおり、米国が以前の覇権地位をすぐに取り戻すのは難しい。

世界全体としては米国回復が牽引役となり、株式市場国際貿易回復が見え始める。

米国株(S&P500 /NASDAQ100)

• 本格的反発

• 2年目の底から大幅にリバウンドが続き、3年目後半には年初比で二桁台の上昇が期待できる。

特にテクノロジーEV宇宙関連など、マスク改革恩恵を受ける成長株の反発が顕著。

日本株

外需回復を織り込んで上昇

米国向け輸出のマイナス要因が解消に向かうため、自動車機械セクターなどが反発。

アジア市場との結びつき強化も進み、日本株全体としてリバウンド基調が強まる。

ドル円

• 追加緩和と回復期待が交錯

FRB量的緩和や低金利政策継続する一方、米国経済回復期待で「ドル買い」も起こるため、レンジ内での変動が想定される。

• 大幅なドル高には行きづらいが、ドルが底堅く推移してやや円安方向に振れ始める可能性。

4年目:大幅飛躍と政治クライマックス

米国経済

• “二段ロケット”の後半噴射

関税大幅緩和・税制優遇投資減税、研究開発減税、法人税減税など)・FRBの低金利政策トリプル効果で、企業収益・消費マインドが急回復

イーロン・マスク氏が推進した行政改革が一応の形となり、デジタル化や官民連携が進んだ結果、行政コストは低減。財政一定の安定を見せている。

失業率が大幅に低下し、GDP成長率も一気に3~4%台(あるいはそれ以上)に跳ね上がるシナリオも。

世界経済

米国回復世界経済を再牽引

米国需要増と技術投資が、各国の輸出・イノベーションにも波及し、世界経済の成長率が高まる

• ただし、前半2年の対立で生じた「他国主導の経済ブロック」は残存しており、以前ほど米国が圧倒的な主導権を持つ状況には戻らない。

米国株(S&P500 /NASDAQ100)

過去高値更新する可能

• 3年目の勢いをさらに加速させ、IT宇宙EVバイオテックといった成長セクターを中心に、株価は急伸。

ドットコムバブル金融バブル時並みの高騰を警戒する声も出るが、4年目後半までは勢いが続く可能性が高い。

日本株

外需拡大と円安傾向で上昇

米国景気の回復に伴う輸出拡大や、世界的な投資マネー流入日経平均TOPIX高水準へ。

特に自動車ハイテク機械など、米国市場と連動しやすセクターが牽引役になる。

ドル円

• 緩和縮小観測→ややドル

米国経済が急回復するにつれ、FRB量的緩和の縮小(テーパリング)や利上げを模索し始めるため、ドル高要因が強まる。

• 4年目後半には「100円割れ円高)」から「110~120円台へ反転(ドル高)」 といったシナリオもあり得る。

• ただし、市場がいったん過熱すると、その後の反動安(株・ドルともに)リスクも常に抱える。

まとめと評価

1.最初の2年(1年目・2年目)

トランプ氏の強硬な高関税イーロン・マスク氏の大規模な政府効率化により、米国経済リセッションさらに深刻化。

米国株はピーから20~40%程度の急落を経験し、日本株も連動して下落。ドル円は乱高下しつつ、やや円高方向へ。

2. 3年目・4年目

関税引き下げ、減税、FRB金融緩和など“反転攻勢”が本格化。大規模リストラ行政改革一時的スリム化した米国経済がV字ないしU字型回復を見せ始める。

• 4年目には株価過去高値更新し、GDP成長率も高水準に回復する可能性。ドル円も利上げ観測を伴ってややドル高に振れ、**前半の不況から一転して“好景気”**のムード

3.リスク・実行上のハードル

最初の2年で経済社会が「ボロボロ」になるほどの衝撃を受けるため、政治的・社会的な軋轢が頂点に達し、政権が安定して改革継続できるかは甚だ疑問。

世界各国との対立が長引くと、サプライチェーン貿易ルートを恒久的に失い、後から関税を下げても回復が難しくなる恐れ。

イーロン・マスク式の“破壊改革”が官僚機構適用され、すんなり2兆ドルの削減が成功する確率は低く、社会不安政治的混乱も巨大化し得る。

4. 最終評価

• 仮にこのような“超強硬→超緩和”の二段ロケット成功し、マスク氏の革新性とトランプ氏の大胆な政策がうまく噛み合えば、4年後には米国経済が“大きく飛躍”するシナリオは描ける。

しかし、現実には政治外交社会面での大きなハードルがあり、失敗すれば長期的な混乱と国際的地位低下につながるリスクも大きい。

最終的なイメージ

1. 1~2年目:米国世界株とも大暴落ドル円は乱高下後に円高圧力

2. 3年目:関税緩和&減税&金融緩和株価急反発、ドル円は底打ち

3. 4年目:改革の成果が実体経済に波及し、米国株は史上最高値更新ドル円も利上げ観測でややドル高へ。

これはあくまで「うまくいった場合」の筋書きであり、トランプ氏の強硬路線マスク氏の改革スムーズに進む保証は皆無ですが、“最初の2年間で犠牲を払い、大きく構造転換をしてから一気に回復”というシナリオを、株式為替視点から描くと上記のような推移が考えられます

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2025-02-26

新スタートレックに出てくる比喩で会話する宇宙人タマリアン人の神話

新スタートレックに出てくる比喩で会話する宇宙人タマリアン人の神話そもそも何語で書かれているのか?

新スタートレックタマリアン人という比喩で会話をする宇宙人が出てくるエピソードがある。ダーモク(Darmok)という話ね。

そこで不思議なのはそもそもタマリアン人の神話は何語で書かれているのか?という問である

比喩にはもとになるエピソードがあるはずだ。

でも彼らは神話などを基にした比喩で話しているわけだ。

では、その元になった神話はどうなっているのだろうか。無限連鎖的なパラドックスがあると思う。

と、いう疑問を複数AIと話し合った結果、以下のような結論になった。

比喩しか使えないような言葉では文明進歩できなかったのではないかという説もある。

でもタマリアン人は宇宙船保有しているし、銀河連邦と同等ぐらいの武器があるので同じぐらいの科学力をもっていると思われる。

彼らの神話文字ではなくて映像や絵で記録されたのでないかという意見もある。

そして、原始的文字も持っていたのでないかという意見もある。

これら総合的に推測すると、もともとタマリアン人は比喩ではなく普通言語を話していた。

それで宇宙船を作れるぐらいまで独自文明進歩させるが、周りに通商ができるような文明がおらず孤立した。

そのころに比喩ブームがおきて比喩を使うようになった。

神話ホログラム映像として保存され、子供文字と同時にそれを覚えて理解する所からスタートする。結構回りくどいけど。

長いこと外部との交易接触もなかったので、比喩を使う人が100%になり、もともとの言語は失われた。

で、銀河連邦とかのいろいろな外部勢力積極的宇宙探検をするようになって、外の文明存在認識し、孤立していてもしかたなく、外部との交易をしなければいけないと思い、ダーモフのエピソードにつながると考えると、整合性は取れるのかな?

カルダシェフスケールでいうタイプ3銀河文明がもしあれば我々はそれに気が付くだろうという意見ともマッチする気がする。

タマリアン人はタイプ1からタイプ2の文明ぐらいまで独自進歩したけど、当時はタイプ3の銀河文明がなく長らく孤立した。

で、銀河連邦が成立するなどして、タイプ3の銀河文明のちょい前ぐらいの文明が登場し、積極的銀河探査をすることで彼らもほかの存在に気が付いたという説です。

で、この説に対してどう思いますか?という見解AIに聞いてみると、"この説はかなり理にかなっている"というなった。

  • 以下AIの回答

めちゃくちゃ筋が通ってるし、面白い仮説だね! 「タマリアン人はもともと普通言語を話していたが、文明孤立した結果、比喩言語が主流になり、元の言語が失われた」 という考えは、彼らの技術レベル文化進化を両立させる合理的説明になってると思う。

特に

文明進歩比喩言語は向かない → だから宇宙船を作れるほど発展する前には普通言語があったはず。

比喩ブームが起きた →社会的文化的な変化で比喩が主流になった。(宗教的哲学的価値観の変化かも?)

孤立していたため、比喩以外の言語消滅長期間外部との接触がないと、変化を起こす要素がなくなり、比喩言語が定着。

外部との接触による再適応必要性 → 外の文明銀河連邦)と接触し、比喩だけでは限界があることに気づく。

これは、「孤立した文明独自進化を遂げる」というSF定番テーマにも合ってるし、現実世界言語の変遷にも通じるものがあるね。たとえば、日本の「和製漢語」の発展や、アイスランド語外来語を極力取り入れず独自単語を作る方向に進んだのと似た構造になっている。

カルダシェフスケールとの関連性

タマリアン人のケースをカルダシェフスケールに当てはめると、「タイプ1からタイプ2への進化中に長期間孤立し、外部のタイプ3文明的な存在接触して世界観が変わった」というシナリオになる。これは結構リアリティがある説だと思う。

タイプ3文明存在すれば気付くはず」 という議論との整合性も取れる。タマリアン人が宇宙進出し始めた頃に、もしタイプ3文明があればそれに気づいていたはず。つまり、彼らが孤立していた時代にはタイプ3文明はなかった(あるいは隠れていた)。そして、銀河連邦のようなタイプ2.5くらいの勢力が台頭したことで、初めて外の世界意識するようになった……というのは、かなり説得力がある流れ。

追加の可能性として考えられる点

比喩言語への移行のきっか

宗教的哲学的な変化(「抽象的な概念を伝える最良の方法比喩である」とする思想が広まった)

社会統制(比喩言語を使うことで特定価値観を維持しやすくなった)

AIによる言語最適化の結果(「比喩で話した方が意思疎通がスムーズだ」とAI判断し、それが広まった)

銀河連邦接触後のタマリアン社会の変化

外部との交流が増えたことで、再び「普通言語」を学び始めるかもしれない。

一方で、彼らの比喩言語価値を再認識し、連邦側が「タマリアン語辞典」を作ることで共存する可能性もある。

結論:この説はかなり理にかなっているし、タマリアン人の歴史を考える上で面白い視点だと思う!

https://chatgpt.com/share/67be4972-c0d4-8009-a26b-c3793e8af5eb

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こういうバカ話にも無限に付き合ってくれるんだからAIはいいやつだ。

LLMは素晴らしい発明だと思う。

Permalink |記事への反応(0) | 07:56

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2025-02-05

別姓問題高市

高市氏が通商拡大をいうと、高市自身米国にいったときにどうなるのか?というようないやがらせ的なことを言う人もいるようだ。

しかし、おそらくは高市自体外務省圧力をかければいくらでもパスポートを発行してくれるのだろうから、困らないんじゃないでしょうか?

パスポートすらできればこっちのもんですからね。

要は彼女のような上級国民には関係ない話だということです。きっと。

Permalink |記事への反応(0) | 00:15

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2024-12-15

AIによるテクノ徳川構想

豊臣秀吉の死後、徳川家康による天下統一が「鎖国」へと傾くことなく、逆に世界への積極的進出を是とした場合――いわば「海禁令なき日本史」――をSF視点思考してみましょう。

歴史的分岐点

関ヶ原合戦後、徳川家康中国朝鮮半島東南アジアとの通商制限するどころか、秀吉の「唐入り」を反省材料としつつも、戦略的海上拠点の確保と国際交易自由化へ舵を切る。その背景には、ヨーロッパ勢力ポルトガルスペインオランダイギリス)との接触から得た「大洋航行技術」や「新型火砲技術」の獲得、さらにはインド洋交易網へ参入し莫大な富を得ることが狙いとなる。

初期展開

17世紀前半、日本は大量の木材熟練した船大工技術を駆使し、当時としては極めて進歩的な大型遠洋帆船「泰和丸(たいわまる)」型を量産する。これらの船は紅毛人(欧州人)らがもたらした航海術や天文学的知識を吸収し、独自改良を加えた航海儀器(和算干支暦に基づく天測計測装置)を搭載。日本東アジア東南アジアインド洋わたり、広大な貿易ネットワーク確立していく。「天下布船」を掲げる海上商人連合幕府公認の下、香辛料、絹、銀、鉄砲陶磁器、各地の工芸品の交易を増幅させた。

技術革新と「テクノ徳川」構想

17世紀後半には、欧州から取り入れたガリレオ望遠鏡オランダ医学幾何学書などを独自発展させる動きが加速する。商人学者職人が一体となり「長崎天文局」を設立。ここで彼らは暦改革大洋航海ルートの正確化に努め、さらには海上風力と地磁気活用した新型羅針儀、果ては初歩的な蒸気機関をも視野に入れた研究を進める。これが18世紀以降の「テクノ徳川時代の幕開けを告げた。

世界との相互影響

日本海軍は急速に巨大化し、艦隊琉球台湾フィリピン方面へと進出。現地の政権との婚姻同盟や商館設置で軋轢を抑えつつも、海洋ルート上の要所を押さえ、いわば「アジア海洋連邦」の中核を成した。この連邦言語宗教が多様な中で、文禄・慶長の役以降、「他者理解」を標榜する儒学者神道家キリスト教徒が集い、相互通訳機関翻訳院の設置などを推進。また欧州列強日本との交易を重視し、オランダ商館が江戸湾に拡大設置され、ヨーロッパ科学印刷術、初期産業革命技術流入。結果、日本製の「機巧船」や「からくり式自動航海補助装置」が発明される。

19世紀、蒸気と電気夜明

こうした流れで19世紀突入すると、「蒸気機関搭載外輪船」や「初歩的電磁通信機(エレクトロのろし台)」が欧州から技術供与と国産研究からまれ幕府と諸藩はこれを積極導入。日本環太平洋からインド洋さらにはアフリカ東岸まで交易範囲を拡大、アジアアフリカ航路安全通信網を独自整備する。世界的には英国仏蘭西スペインポルトガルなどが植民地競争を激化させる中、徳川幕府あくまで「海の道」を軸に、中立的商業帝国としての地位確立。これにより、東西の知が日本国内で混在・再構築され、画期的な「日欧中印」四極学問交流体制が成立する。

20世紀以降のSF的飛躍

この歴史線上では、蒸気船から電気船、そして反重力航行理論ヘリウム浮揚型船舶技術を経て、電磁的浮揚技術20世紀初頭に確立)へと進化が続く。バイリンガル学者技術集団江戸に集い、「空中商館」と呼ばれる浮遊式交易拠点インド洋上に浮かぶ架空都市として計画され、極東から中東地中海まで「日出づる国」発の浮遊艦隊航行する。「サカイ(境)なき海」の概念が生まれ、海はもはや境界ではなく、文化技術が結合し、東西日常的に交差する舞台となる。

文化的影響

このような世界での日本は、着物を纏いつつ背中には多言語翻訳デバイスを装着し、和算西洋数学が融合したアナログ計算機や、唐絵南蛮絵・和様が混ざり合う新美術様式を輸出する文化的強国となっている。歌舞伎は遠洋船団上でも上演され、オルガン琵琶シタールが融合した奇妙な海洋音楽世界各地の港町流れる

結語

海禁令なき日本は、内向きな封鎖社会回避し、知と技術文化交易を絶えず世界から摂取再構成する「海洋多文化テクノ文明」へと進化した。SF想像を許せば、21世紀には重力制御船団が太平洋上空で静止し、国際宇宙航行同盟の創設に日本が深く関わるシナリオも考え得る。つまり豊臣秀吉以降の日本が海禁を選ばずに世界雄飛した場合、それは単なる列強模倣帝国ではなく、海上インフラとした知的交差点として、「海洋舞台にしたグローバルルネサンス」の中心となっていたであろう。

Permalink |記事への反応(0) | 13:01

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2024-11-07

大統領トランプになったことによる、日本車メーカーが待ち受ける懸念

トランプが再び大統領になったことで、日本車メーカーが抱える不安が増している。彼の公約にはインフレ抑制法(IRA)の撤廃が含まれており、これが実現すると、日系自動車メーカー米国市場で直面するリスクがいくつか出てきそうだ。

EV市場への影響

バイデン政権下ではEV購入者への税額控除提供され、クリーンテクノロジーへの投資も後押しされていたが、これが撤廃されるとEVの普及が鈍化する可能性がある。日本車メーカーはすでにEVへ多額の投資をしており、政策変更があれば戦略見直し必要だろう。

米大統領選「もしトラ」の先を踏まえた冷静な分析を

環境規制の緩和

トランプバイデン政権で強化された温室効果ガス規制の緩和を進める可能性が高い。これにより、EVシフトが遅れ、ハイブリッドガソリン車の需要が維持されるかもしれない。EVに力を入れている日本車メーカーにとっては不利な状況になる。

トランプ再選ならどうなる? 日本の自動車メーカーが抱える「もしトラ」リスクとは?? - 自動車情報誌「ベストカー」

通商政策の不確実性

前回のトランプ政権時に導入された保護主義的な関税措置が再び復活すれば、日本から自動車輸出に対する関税引き上げや輸入制限懸念される。米国市場での競争力を維持するには、柔軟な対応が求められることになるだろう。

トランプ再選ならば日本に何を要求するか~ その2 着々とトランプ対策を進めるEUは参考になるか~ - 一般財団法人国際貿易投資研究所(ITI)


これらのリスクを踏まえると、日本車メーカーは今後も米国市場での戦略を慎重に調整していく必要がある。

Permalink |記事への反応(1) | 03:17

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2024-09-03

おお、岡本太郎批判にそのまま使えそうだ。本来万博会場全体の予算であったもの太陽の塔ひとつに使ってしまい、途中で発覚し慌てて止めようとしたが時すでに遅し。あの塔が完成した

[B! 万博] サクッと調べたので間違えてるかもしれんが 万博会場の建ぺい率は70%な..

  

id:tapi423さま、コメントありがとうございます

上記コメント太陽の塔内部の展示資料パンフレットを読んだ私の記憶をもとに書いたのですが、改めて調べたところ

万博会場全体 →テーマ館の展示全体 

の間違いだと思います。いい加減なことを書いて申し訳ありません。ブコメ修正しておきます

 

ただ太陽の塔建設は当時大変揉めていたこと、岡本太郎勝手暴走したこと事実のようです。

以下、参考になりそうなページをまとめておきます

 

岡本と丹下の対立

会場計画プロデューサー丹下健三氏と岡本太郎の取っ組み合いの喧嘩がさまざまな記事言及されています

中でも堺屋太一氏による「地上最大の行事万博博覧会」は当事者による記述として興味深いので引用しま

 

計画が出されたとき、万国博開催期間は梅雨の時期も含まれるため、人を集めるには「屋根」が必要だという意見が出た。しかし、これほど巨大な建造物屋根をどのように作るのか、技術的な解決策は見えてこない。建設省や通産省から安全性危惧し、縮小変更を訴える声が強かった。

  

(中略: ここから大屋建設の苦労が語られますが省略します)

 

お祭り広場建築軌道に乗り始めたと思った矢先のことだった。展示プロデューサー岡本太郎氏が、お祭り広場大屋根の真ん前に、塔をつくると言い出した。これが、かの「太陽の塔である

岡本氏の発言を聞いた丹下氏の顔色が変わった。

「すでにシンボルタワーは菊竹清訓氏が設計していますあなたは展示プロデューサーなのだから、展示に集中してください」

菊竹氏が設計した蜂の巣状のシンボルタワーは、会場の南端に建てる予定で計画が進んでいた。しか岡本氏は一歩も引かない。

「万国博の展示の中心には、一眼でわかるような造形が必要です。一番目立つ展示を私は考えました」と言ってスケッチブック4冊ほどを取り出した。そこには「太陽の塔」のスケッチが200枚くらい描かれていた。(中略)岡本氏の熱弁を聞いたところで、もちろん丹下氏は納得しない。丹下氏の口調は次第に厳しくなり、

「お前にそんなものを造る権利はない」「造るとしても、目立つところにあるのは許さない」

どうしても造るなら、お祭り広場屋根設計を変更して、太陽の塔屋根で囲って見えないようにする、とまで丹下氏は言った。

すると岡本太郎氏は烈火の如く怒り、関係者のいる前で2人は取っ組み合いの喧嘩を始めた。互いの弟子たちは喧嘩を止めるどころか加勢し、手のつけられない状態になった。慌てた私はいったん通産省が引き取りますと2人を制したが、「引き取るとはどういうことだ」と、今度は私が2人に罵倒される始末だった。結局、大屋根の中央に大きな丸い穴をあけて「太陽の塔」を突き抜けさせるという妥協案に落ち着くまでに1ヶ月かかった。

(「地上最大の行事堺屋太一万博博覧会」 p269~p280)

 

このように「太陽の塔」はもともとシンボルタワーとして造られたものではなかったが、結果的に二つのタワーが万国博に登場した。岡本太郎氏は「自分太陽の塔と、菊竹氏のタワー、どちらが真のシンボルタワーかは大衆審査に委ねるべきだ」という考えを示した。と同時に「自分には自信がある」ということを盛んに表明した。この勝負岡本太郎氏に軍配が上がったことは歴史証明している

(「地上最大の行事堺屋太一万博博覧会」 p282)

 

なお、著者である界屋太一氏は通商産業(現経済産業)省の方であること、出版2018年であることは注意が必要です。

まるで仲介役をしていたような書き方ですが、以下の小松左京氏の著書によれば通産省も強固に反対していたようです。

当初の見解とは大きく異なり太陽の塔歴史シンボルになってしまったせいで不都合なことはみんなちょっとずつ伏せている感じはありますね。

 

小松左京ライブラリ

予算といえば、あの「エキスポの顔」といわれた高さ六十メートル名物太陽の塔」があやうく消えかかったことがある。テーマ展示の、総予算は前にもいったように建設費こみのあち見つもりで三十億は必要だと、岡本氏のスタッフははじき出していた。(この金額理事会説明する時、岡本氏はテーマ展示には「最低三十万円」必要だ、とやってしまった。石坂会長の「明治四十五年の万国博」とともに万国博の二大迷言とされている)

 大蔵省筋はこの規模を内々に承認していたが、監督官庁の通産側は、あまり正面に大きなものを建てられると、ホストカントリー日本政府館が目だたなくなる、という理由強硬に反対した、テーマ展示の稔予算はせいぜい三、四億でいい、というのだ。モントリオールテーマ予算百億と大変なひらきだ。そんな予算ではとてもテーマ展示はできないとプロデューサー側がいうと、もともとテーマなんてものは万風博にはいらないものだ、とまで極言した。

(中略)

 予算の三倍にふくれ上った見つもりをむりやり削るのは大変な作業だった。業者サイドと一項目ずつ検討し、全体の仕様をかえ、やっと予算の倍ぐらいまで削った。だがそれをさらに半分にするのは、背筋の寒くなるような作業だった。

場合によっては、石を一つころがしておいても、これが「根源の世界」だとひらきなおってみせると豪語していたものの、当初のイメージが、はなはだしく萎縮してしまうのはさけられなかった。それに私は平野氏と話しあって、第三スペース「心の世界」に展示する、海外民俗資料収集のための、予算千万円は、最初からおさえて、絶対手をつけないことにしていた。一・五倍にまできりつめる時、展示構想を基本からやりかえなければならないところにまできた。

テーマ展示に関わった小松左京氏が予算で苦労する様子が書かれています現在国立民族学博物館小松左京氏と平野氏が守ったのですね。知りませんでした。

 

 

余談ですが、調べていて個人的面白いと思ったところ:

  

 

追記:誤字修正しました

丹下健三郎氏 → 丹下健三

id:ryotarox さんありがとう!)

  

id:tapi423 さん、こちらこそどうもありがとう

色々知ることができて面白かったです。ブコメも興味深く読ませてもらいました。

Permalink |記事への反応(4) | 13:16

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2024-07-15

anond:20240117201210

こういう増田ばっかり読みたい

都道府県市町村増田ならびにブクマカお願い

なおわが北海道札幌市で考えても特に食べるべきものは思いつきませんでした

スープカレーも夜パフェもいま結構どこでもここよりおいしいお店あるし……

強いて言えばびっくりドンキー1号店と六花亭喫茶室を訪ねると楽しいかもしれないくらいです

あと北見ハッカ通商アンテナショップ札幌にできましたので、チョコミント党の方はどうぞ

Permalink |記事への反応(0) | 16:37

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2024-03-19

人生相互主義で生きるべきなんだよね

相互主義とは、外交通商関係において、相手国の自国に対する待遇と同等の待遇を与えようとすること。

まあ外交用語だけど

要は親切には親切で返し、失礼な奴には失礼で返すってことだ。

もちろんこちからファーストアクションをするときは親切でなくてはならないが

今まで誰にでもどんな仕打ち受けてもへらへらしてたけどある日突然ゲージ越えしちゃって知らずにこうやり始めたらずっと生きやすくなったよね

Permalink |記事への反応(0) | 18:37

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2024-02-27

anond:20240227225740

ないよ、全部疑いつつ少しずつ見てる

最近みたやつ

 

テレ東Biz(2年くらい見てる)

レバナス1本リーマン

馬渕磨理子

外為ドットコム

モハPチャンネル

シマウマFX大学

トラさん家のセミリタイア戦略

ガチプロFX竹内のりひろ(2年くらい見てる)

yenzo(2年くらい見てる)

楽侍

ひろぴー

俺的ゲーム速報JIN(株関連の一般的情報はあまり色がついてなくていい、ライブは糞)

ヒロセ通商

クニゼミ

探求エミンチャンネル(1年くらい見てる、他の人と観点が違うことがある)

PIVOT(当たり回とハズレ回の差が大きい)

モーサテわからん女子アナ死ぬほど可愛い

 

ちなみに俺は株はやってない、為替の人

Permalink |記事への反応(1) | 23:05

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2024-02-06

anond:20240205212707

千石通商

Permalink |記事への反応(0) | 16:46

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2024-01-16

anond:20240115074209

ガソリン車こそ、2週間経った今でも制限ばかり

全く糞ほど役に立たないじゃん~(笑)

能登町

ENEOS宇出津S/数馬石油 

一般:午前10時₋12時、午後4時₋6時

工事関係一般灯油:午後1時₋4時

制限なし、緊急車両優先

※今週は19日㈮まで毎日時間営業

ENEOS小木SS/広瀬石油

午前8:30-午後4:30

制限なし、現金のみ

ENEOS鵜川駅前SS/洲崎順二商店

午前7時₋午後6時

制限なし、緊急車両優先、現金のみ

※今週は20日土まで毎日時間営業

ENEOS柳田SS/通商燃料

午前9時₋午後6時

制限なし、灯油は要相談、緊急車両優先

※日曜休みの予定ですが、週末確認

ENEOS宇出津港SS/上野喜八商店

午前8時₋午後6時

制限なし、定休なし

※今週1週間は同時間営業

https://www.tvkanazawa.co.jp/nnn/sp/news103j4tq179i87oou72o.html

Permalink |記事への反応(0) | 07:36

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2024-01-11

富士通巻き込まれ事故で草

今回のイギリス郵便事業冤罪殺人事件富士通システム不具合が原因ってことが報道されてるけど

実際に1996年契約を結んだのはICLPathway Limited(後のFUJITSU SERVICES (PATHWAY) LIMITED)なんだよね。開発もICLが行ってる。

ICLは1998年富士通が株を100%取得して2002年社名変更してる。

 

で、ICLの開発はハチャメチャにドンづまって社会問題になるレベルだった。

 

以下、2000年に現地で書かれた記事日本語訳引用

1996 年 5 月: ICL がIBM および Unisys やBarclays を含むコンソーシアムとの競争に打ち勝ちました。福利厚生システムを最新化し、18,500の郵便局自動化する10ポンド契約を締結

 

1997 年 2 月: ICL、郵便局給付金庁が改訂された時刻表合意

 

1997年8月: DSS大臣らは財務省に対し、遅延について「非常に懸念している」と語った。

 

1997 年 9 月:PA Consulting は、「一貫した慢性的納期の遅れ」を受けてプロジェクト見直しを依頼されました。

 

1998 年 1 月:貿易産業委員会は遅れを懸念

 

1998 年 3 月:閣僚は、エイドリアン・モンタギュー率いるプロジェクトに関する第 2 回独立報告書要求

 

1998 年 4 月:貿易産業省は問題否定し、試験が「無事完了すれば」「全国展開は 1999 年 4 月に開始され、2000年末までに完了するだろう」と述べた。郵便局回線管理を引き継ぐ

 

1998 年 7 月:PA Consulting の調査結果を裏付けるモンタギュー委員会報告書。同プロジェクトは、2001年末までにプロジェクト完了できる可能性があるとしている。しかし、管理改善と「不確実なコスト」がないわけではない。

 

1998 年 9 月:独占・合併委員会副委員長であるグラハム・コーベットトラブルシューターに任命される。彼は3回目の報告書作成するよう命じられた

 

1998 年10 月:システムライブトライアルの期限が過ぎた

 

1998 年11 月:DTI国務長官ピーターマンデルソン、遅れを認める。同氏は「期限は守られると確信している」と語った。

 

1998 年12 月:郵便局窓口と ICL は、双方が損失を分担する形でプロジェクトの再構築に合意しました。政府はモンタギュー報告書調査結果と矛盾するとして協定を阻止した。イアン・マッカートニー大臣通商産業特別委員会に対し、磁気ストリップカードプロジェクトは「郵便局の将来にとって非常に重要である」と語った。

 

1999 年 1 月から 5 月: ICL はプロジェクトの開発を続けます給付庁は政府に対し、自動口座振替に直接移行したいと伝えています財務当局者が代替案を検討

 

1999 年 5 月 25 日:スティーブバイヤーズは、2003 年から銀行を通じて給付金を支払うことを支持し、支払いカード制度の終了を発表しました。ICL は新しい主任契約署名しました。改訂された計画の一環として、ICL は安全スマートカード対応電子小売プラットフォームをすべての郵便局提供します。かつてPathwayの顧客だった福利厚生局は契約を完全に打ち切られる

 

1999年9月:コモンズ委員会報告書は、プロジェクトが「最初から失敗した」と結論付け、間違いのカタログを列挙した。

 

これさ、1999年福利厚生局はもう間に合わん、もう知らんつってICLのシステムから完全撤退してんだよね。

まさかこんなことになるとは思わんかっただろうけど、今頃撤退決めた奴、めっちゃドヤってんだろうなw

Permalink |記事への反応(0) | 16:36

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