
はてなキーワード:路上生活者とは
しかし、彼が主張する頑張っている日本人が価格の高騰で家を買えないのはおかしい
その高騰の一因である外国人の購入を規制すれば手が届くようになるというのには疑問
ニュージーランド
土地価格上昇は止まらず若者やミドルクラスの一軒家は夢、平均価格は100万NZドル、外国人オーナーな住居は買えないのでホテルレジデンスでビジネス
カナダ
住宅価格、家賃の高騰は止まらず路上生活者も出る中、今年の2月に1割程急落し経済がダメージを受け、そのまま低迷
スイス
ここ7年で住宅価格は3割程上昇し、価格が高くて買えないと回答した人はマンションが58%、一軒家は79%と若者がマイホームを諦めざるを得ない状況
サウジアラビア
首都リヤドでは、コロナ禍の2020年から5年で住宅価格が8割以上高騰し国民が手を出せない状況になりつつあり政府が問題視している
トルコ
2023年には、イスタンブールで2年で3倍以上に住宅価格が高騰したという例もあり家賃の高騰をめぐる殺人事件まで発生する
ベトナム
首都ハノイでは、ここ5年で住宅価格が2倍に高騰し庶民が手が届かなくなる可能性が懸念される
タイ
ここ6年で家賃は1.5倍ほど高騰し未だ上昇傾向
オーストリア
ここ15年ほどで住宅価格は、不動産価格が2倍ほど高騰しホームレスの増加などの問題が発生する
ハンガリー
2025年に急騰するもまだ、庶民の手の届く範囲、このまま上昇が続けば他国と同じ状況になりかねない
ポーランド
ここ10年で不動産価格は2倍を超え、EUで2番目の上昇率を記録
シンガポール
増田が外国人の不動産取得を制限している国をあげていたがそれらの国で不動産価格の高騰は基本的に収まっていない
なんなら、日本より酷い所すらある
簡単な話で外国人の直接の購入を制限しても投資マネーが入ってくる、それを防げない
というか、防ごうという気は上記の国にも余り見られない
ベトナムなどはむしろ投資マネーを呼び込むために一部、制限を緩和しそれにより高騰している
不動産価格の高騰を抑えたいなら外国人の不動産取得の制限などはまるで足りず、より強力な政策が必要だと思われるが
それらを行い成功している国はあるのだろうか
◾️何年も服を着替えず服と皮膚が癒着して脱げなくなり服を着たまま排便している知的能力障碍の路上生活者
◾️病状が進行する中でも視線入力装置で情報を発信し続けるALS患者
◾️派遣切りでホームレスになるも飼い犬を手放せず無料低額宿泊所も生活保護も利用しない路上生活者
◾️ガチの場面緘黙とアスペルガー症候群で一言も喋れず黙って俯いたまま黙々とライン作業しているらしい若い男性
◾️小学生の時にいじめの一環で肛門性交を強制されたトラウマで野菜しか食べられない40代男性
◾️子沢山の家庭で幼い頃から弟妹の世話と祖父の介護に追われて小学校すら行けず九九も言えない受刑者
◾️介護でリタイアして貯金を切り崩しながら自宅で高齢の母親を介護する生活を20年続けて爆発してしまった40代男性
たった5年。たった5年の勤務でこれほど甚大かつ膨大な男性の不幸を見てきた。
全部は書ききれない。まだまだ大量にある。
こういう方々のことを弱者男性というんだよ
健康な身体に生まれて甘やかされて育って大きな病気もせず社会人になり、ただ女に相手にされないという一点だけで白饅頭や小山晃弘に感化されて弱者男性の自認を抱き、被害者意識を膨らませて安全で暖かい部屋で女へのヘイトスピーチに明け暮れるお前たちが弱者男性を名乗るせいで、弱者男性=我儘で反社会的な非モテみたいなイメージが浸透していることが我慢ならない。
一番男を不幸にしているのはお前たちだ。
女も女だよ。
自称弱者男性の戯言を真に受けて「女がいないだけで弱者になれるなんて男の不幸って大したことないね🤭」と馬鹿にする。
男の不幸を舐めるな。
ネットのクズどもに何言っても響かないだろうから明日も地道に黙々と仕事に励む。
Permalink |記事への反応(37) | 19:06
連邦政府が発表した最新報告書で、ハワイ州は過去1年間に路上生活者の人口がもっとも増加した州であることが明らかになった。
米国住宅都市開発省の2023年年次ホームレス評価報告書によると、米国の路上生活者数は過去1年間で12%増加。今年1月には、ハワイの路上生花者の76%以上が路上や公園、車両内で生活しており、慢性的なホームレス状態にある人の割合が全米で最も高いほか、シェルター以外の場所に滞在する路上生活者の若者の割合が全米で3番めに高い州であるとしている。
早い、安い、うまい
Z李プロデュース!
究極の路上メシ80品
路上生活者の人々を支援するため、Z李率いる新宿租界メンバーは、無償で食事をふるまう炊き出しボランティア活動を続けています。
新宿都庁下と代々木公園で2020年から4年間、毎週火曜日。活動は200回を超えました。
その味・クオリティはこれまでの炊き出しのイメージを覆し「日本一うまい!」と、
東京中からクチコミを聞いた路上生活者があつまり、行列をなしています。
本書では新宿租界がこれまで実際に提供してきた炊き出しメニュー80品を公開します。
レシピを再現して、実食して、炊き出し活動の一端に触れてください。
「ピンチの時にうまい物を食うと元気が出る。明日からやってやろうって、そんな気持ちになる。
そんな時に誰かに飯を奢ってもらえると、俺は一人じゃないって思える。
そういう事が、そういう気持ちが、わかる人に読んでほしいな」(Z李/まえがきより)
https://x.com/bakusai_com/status/1856548969536729423
【独自】都内の路上生活者へ炊き出しを行っていた大物インフルエンサー逮捕!?
彼は滝沢ガレソを利用しつつ知名度を上げて自分らの利益に誘導していた半グレ?っぽい集団であった。
https://x.com/ShinjukuSokai/status/1602222869160685568
彼は滝沢ガレソに寄生して影響力を上げてきたため、最初こそ滝ガレのColabo叩きに同調しミソジニークラスタへの賛同アピールをしていたが、
旗色が微妙そうと見るや否や2022年12月(リーガルハラスメント会見)の直後には早期反転してColaboへのアピールへ転換して
暇アノンが難癖つけるColaboのコンドーム配布などの支援の正当性や金銭支援などを訴えるようになっていた。
彼の嗅覚は鋭く、これまで舎弟扱いしてた煉獄コロアキをこのタイミングで損切りし、もう縁切ったから知らんとアピールするなど
あんなハッピーなクィア表現や、グラン・ギニョール風のかわいらしい悪趣味劇程度で拒否反応示してるひとびと見てると、ほんと日頃から常識的で資本主義に最適化された歯ごたえのない創作物ばっかり見てんだな〜、そら美術とか誰も見ないし興味ないわな〜と思わされる
てか批判してるやつ、だいたいネットに流れてくる画像切り貼りのまとめしか見てなさそうだし、ほんまくだらん。
単に自分のクソ狭い常識と好みの埒外だからって「平和の祭典なのに〜」とか「アジア軽視〜」とかお題目つけて苦言を呈してるつもりの人たちは、イスラエルがふつーに出てることや、パリの路上生活者が立ち退きさせられてることや、現代のパリにたくさんいるムスリムたちが無視されてることにこそ問題意識を向ければいいのにね
https://anond.hatelabo.jp/20240625135549
自称弱者男性の一番キツイとこって、欲があるとこじゃん? 性欲とか自己顕示欲とか物欲とかさ。貧乏かつ欲があると一番大変だと思う。
国際ロマンス詐欺に騙されている女性もいるから、欲がある高齢弱者女性もいるんじゃないかな。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/international_news_navi/articles/feature/2024/03/22/38517.html
https://www.secom.co.jp/anshinnavi/net_security/backnumber400.html
NHKの記事は男性が女性になりすまして男性から金を詐取しているケースだったけど、「日本でも被害額は去年1年間で177億円を超えた」とある。
https://www.youtube.com/watch?v=AruFY70nLB0
ロマンス詐欺の被害者は『40代女性が最多』兵庫県警が発表…全体の3割以上に 次に多かったのは『60代の男性』(2024年5月1日)
スマホでフェイクビデオ通話ができるようになる前のガラケーメール時代から、
嵐の松潤から間違いメールが送られてきて出会い系サイトに誘導されて金をだまし取られる女性、みたいなものは存在したんだよね。
成功体験がなくてうらぶれた腐った感じの女性というよりは、割と自信があって若いころの成功体験があり楽観的な女性が騙されているという印象がある。
(あと軽度知的障害やグレーゾーンの可能性もあるのかも。普通に考えて嵐の松潤が間違いメールきっかけで一般女性に悩み相談をするわけがない)
さらにこれからは生成AIの進歩で、詐欺師が一人一人の被害者に接客する必要性すらなくなり、全自動で金をだまし取られるケースも増えてくるのでは?
だから「女性は」欲が少ないから騙される危険が少なくて安心、みたいな考え方はどうかと思うんだよね。
あと傾向として感じるのは、騙される女性や経済的に詰んでいく女性は恋愛経験が意外と豊富な人、バツイチ等が多いということ…。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/jiken_kisha/kishanote/kishanote15/
去年11月、都内のバス停で路上生活者の60代の女性が男に突然殴られ、死亡した事件。
大林さんはその後、27歳で結婚し、夫とともに上京。健二さんにとっては、順風満帆の人生を送っているかのように見えた。
しかし、結婚してまもなく、先に上京していた健二さんに「自宅に泊めてほしい」という連絡が来る。夫から暴力を受けたと説明していたという。
若いころの写真が掲載されているけど、「アナウンサーを目指していて、結婚式場で3年ほど司会を務めていた」とあるのも納得する華やかさがある。
男性と女性では人生がどういう風に行き詰っていくのかにかなり性差がある気がする。
弱者男性の話題では小学生の頃から女子に排除されていて、一生を通じて一度も良い思いをしたことがない、みたいな層が呪いの言葉を吐いているけど、
女性の場合はそこそこの成功体験があって、そこから離婚・シングルマザー化によって経済的に転落というケースが多いように思う。
「時間差一夫多妻」の概念がすでにあるけど、そこには歳をとってから夫に捨てられる元妻の存在がある。
結婚出来れば、子供が生まれればゴールというわけじゃないんだよなぁ。
そのあたり、弱者男性は本当に認識が薄いなと思うけど、人生経験が浅いから仕方ないよね。
今後も「夫に捨てられたとはいえ、一度は結婚できただろ」と貧困高齢女性を叩き続けそう。
要するに女性の場合は、若い頃でもあまり容姿で得した成功体験がなく、地味に暮らしてきて「セルフ去勢」みたいな姿勢で生きてる人が割とうまくいきそう。
逆に若い頃に容姿で得した成功体験があって、加齢した自分を受容できずに夢見がちな少女性を残していて、
未診断なだけで思考力がグレーゾーンな方が、イケメンへの夢を残したまま高齢になっているだけに危ない気がする。
(セクハラをするオジサンも、成功体験ゼロでセルフ去勢してる男性ではなく、若い頃は「イケメン無罪」で許されてきた人が加齢でアウトになったケースが多いような…過去の成功体験にしがみついている自信家)
ホストにハマる10代の女の子たちが「イケメンにメンケアされるために生きてる」みたいなことを言い、そのために立ちんぼで稼いで貢いでいるわけだけど、
「イケメンにメンケアされるために生きてる」が高齢者になっても残ってる感じの女性が居ないこともなくて、そのパターンがかなり厳しい。
今の40代50代の女性って、女性の主体的な性欲を抑圧されてきた人も多い世代だと思うんだけど、今の10代20代の女性は推し活全盛期というか、女性がイケメンを求めるのは当たり前という時代に生きてる。
抑圧が良いとまでは言わないけど、資本主義にドライブされて「イケメンをどんどん求めろ!」という社会背景で育って、これが中年女性になったとして、まともに適応できるんだろうか。
現在の40代50代の弱者男性のような悲惨な結末(欲深くて、自分のスペックが見合わず、ずっとキレている)になるんじゃないかって気が勝手にしています。粛々とは生きられないんじゃないか。
俳優兼インフルエンサー、技術者、消防士、スタントマン、トラック運転手、
様々な業種の人が猫とのふれあいで癒され、生きる糧と語られている。
猫の愛らしさにほのぼのしていると、冒頭のインタビューで「猫を飼う男性は変わっていると思われがちだ」と語られまず驚く。
その後も「友だちに猫を飼おうと思うんだ」と相談すると「ありえない!」と言われ
「猫が好きっていうことも、人に話すことはなかった」と語る人、
あるカップルは猫好きが高じてパートナーになったが女性が語ったのは
「猫が好きで一緒でもいいという男性を見つけるのは難しい」ということだった。
この映画は猫を飼い始めてから夫が猫を愛し、より柔らかく、思いやりのある人に変わったのをみて
同じようにポジティブな変化をした人の記録を残したいというところから始まったそうな。
猫は犬のように懐かない、という固定観念から猫の多様性を知り、
弱音を吐いては「男らしくない」という呪縛から解かれた人たちのストーリーだった。
というカルチャーショックを感じつつも、観ている方も猫に癒される良い映画だった。
映画の軸になっている路上生活者デヴィッドとラッキーという猫が波乱万丈で
彼の支援者から、こういう人が居ると連絡があったが既に撮影に入っており迷っていたが
映画では2022年までの情報しか得られず、その後がどうなっているのか気になる形で終わっているのだけど
監督は度々連絡を取っているらしく、2週間前に連絡した今も元気でやっているということもきけました。
良かった。
直接聞けて面白かった話がもう一つ。
ゴロゴロ音に並々ならぬこだわりを感じる……と思っていたら、録音・編集担当もした監督の夫が
「撮影中はやっぱり難しかったので、うちの猫のゴロゴロを録って編集をね、しました」って
流暢な日本語で話してて笑ってしまった。その話して大丈夫なのか?と思っていたが
些細な感想でもRTしていた公式アカウントが、この内容を含めた感想ツイートには
いいねだけしていたので、やっぱりあんまり言っちゃいけない事だったのかもしれない。
それにしても、「猫が好き」も言えないレベルだったとはなあ。
Permalink |記事への反応(17) | 19:30
https://anond.hatelabo.jp/20230316083855
強姦等が性暴力系の撮影罪だとすれば、パンチラは純粋盗撮系の撮影罪とでも言えようか。まず撮影罪の全般の定義は以下となる。括弧の位置は読みやすいように文の後に移動させた。
(一)正当な理由がないのに、ひそかに、次の(1)又は(2)に掲げる姿態等のうち、人が通常衣服を着けている場所において不特定又は多数の者の目に触れることを認識しながら自ら露出しているものを除いたものを撮影する行為
(1)人の性的な部位等又は人が身に着けている下着※のうち現に性的な部位※を直接若しくは間接に覆っている部分をいう。
※下着は通常衣服で覆われており、かつ、性的な部位を覆うのに用いられるものに限る。
正当な理由なく、本人が隠すつもりでいる下着を、撮影したら犯罪(盗撮)とみなすという内容である。もっともである。個別に読んでいこう。
「正当な理由」というのは、例えば記念撮影をしたらたまたま後ろが階段でパンティが撮れてしまったとか、そういった偶発的な撮影までは含まれないように考えたものだろう。この線引きは、例えばうっかりカメラの電源を切り忘れていた等は違法か?反対に、うっかりが何でも通ってしまうとザル法なのでは?といった議論がされるものと思う。すでに過去の議論においても、例えばデジカメの性能が大幅に向上して100億画素やそれ以上が普及機となってきた場合、一見して花鳥風月などをメインの被写体としたように見える映像だが、背景にわずかに映り込んだ露天風呂の女性客を切り出したら1000万画素くらいあるかもしれず、それは「正当な風景写真」だと抗弁され得るか?といった点まで考慮されたようだ。(増田でわかりやすく例え直ししている)
「目に触れることを認識しながら自ら露出しているものを除いたもの」も集合写真でのしゃがみパンチラなどは本人が露出している感覚があるのか?肩からブラ紐が出ている、ズボンの腰の部分からパンティのウェストゴムが出ている、等はきちんと除外できるか?といった議論がされるものと思う。
下着の「通常衣服で覆われており、かつ、性的な部位を覆うのに用いられるもの」は、AND条件であるため、見せブラや、極端なミニスカに合わせるための見せパンなどを除外するための規定だろう。すでに「自ら露出しているものを除いたもの」とあるが、パンティ全体を自ら露出しているのか、あるいはチラッと見えているのか、など条件を整えたものと思われる。考えにくいがパンティが膝までずり下がり、辛うじてスカートで隠れている状態は「自ら露出」しておらず、「通常衣服で覆われ」ているが「性的な部位を覆う」状態になっていない。そのためその膝パンティ状態があまりにおもしろいので、出来心で少し低めのアングルから膝パンティ部分だけをこっそり撮影した人がいたとしても、この場合は合法になるという条文である。(もちろんお尻などを撮影したら違法)
こうした議論について、部会では車の運転が著しく速そうな名前をした先生など盗撮罪に関する第一人者が議論しており、かなり具体的に煮詰まっている。そのため私のような浅薄な突っ込みは議事録ベースの議論に入る手前の予備会などですべて排除されていると思われるが、法律にするかどうかは国会議員の裁量である。国会議員の仕事の上で大きな比重を占めるものは法律と予算である。しかも政府側の役職に就いた場合には旧帝大クラスの知力を持つ各省庁のキャリア官僚が家庭教師的にレクに入ってくれるわけであり、10年単位で議員歴のある人はかなり法律に詳しくなっていることがある。(どこまで行っても立法サイドであるため、法曹サイドとはまた違った視点だが)
ただ、撮影という行為はスマホの普及によって多くの人とって身近な行為となっており、昔の銀塩カメラのように一家のお父さんだけがシャッターを切るという時代ではない。また、マスコミなど知る権利との関係も強い。そのため政治家に対する批判報道への抑止として撮影罪を持ち出すとか、左翼団体への立ち入り捜査の際に彼らが公権力の監視のためにビデオ撮影(オウム真理教でもよく見られたもの)に対して転び公妨的に別件逮捕できてしまうような可能性を残せば、リベラル系議員も反対に回る可能性もある。そして前述したように撮影に加えて配信・記録に関わる技術の進展も早い。こうした点から立法の難易度はかなり高いと言えるだろう。不同意性交罪も確かに日常生活のリスクを増大させるが、撮影と比べればうっかり違法行為に手を染める可能性は低いと思われる。すくなくとも普通の女性の大半は加害側になることはまずないだろう。一方で撮影は老若男女の誰もが、幼稚園児から80歳過ぎまでその撮影の対象が大丈夫か?という点を求められる犯罪であることから、しっかりと考えていく必要がある。
だからこそ主張したいのは撮影罪を罪とする議論のフレームの不十分さである。議論に至る流れは大きく2つあった。本稿でもそのように述べてきたつもりであるが、ひとつは厳然たる性暴力の一環として行われる撮影を明確に罪とすること。そしてもう一つが撮影だけを行うパンチラなどの純粋盗撮も撮影罪に含めようとする流れである。性犯罪部会のフレームとしてまず性暴力が中心にあり、その周辺犯罪として撮影罪が含まれる形となったのだろう。その際に性暴力系の撮影罪に加えて、パンチラも一緒にして検討してしまおうという感じに議論がスタートしたように感じられる。(※盗撮も広い意味では性暴力だと言う人もいるかもしれないが、ここでは記述を単純化するためレイプなどを性暴力とする)
しかしながら、オーバルコースを車でぐるぐる回るのがうまそうな先生など国際的な盗撮規制の動向をよく知る専門家もいらっしゃるのに、盗撮とは何か?という点の議論が不十分であったように感じる。それはもちろん性犯罪に関する部会という枠組みからすれば仕方のないことだが、専門家の方々であればこそ、性犯罪ではない撮影罪とのすみわけが十分か、部会ではどこまで語れるが、語れない論点としては誰がどのように総会で議論するのか、といった申し送りが必要ではなかったか。(ただし最終の第14回の議事録は作成中のため閲覧できてない)
例えば増田の削除稿に対しても「女性に男性が電車内で盗撮されたら」というトラバがあった。このように誰かを嘲笑するような盗撮は道徳的な批判は受けるだろうが、今の日本で罪とすべきとまで考える人は少ないだろう。また、人前に出るということはそれは肉眼では見られるということであり、仮に隠したい身体的な特徴などがあっても隠そうと思えば隠せるものである。ハゲが恥ずかしければ帽子をかぶることもできるだろうし、もしそのハゲが撮影の気配を感じることができれば「やめてくれ」ということもできる。そもそもそのハゲがハゲを撮影されることを刑法で罰すべきと感じるほど強く恥じているかどうかは個人差が大きい。ハゲにプライドを持ったハゲである可能性もある。折しも2023/3/14には路上生活者の女性をコンビニに連れ込み、何でも買ってあげると噓をついて代金を払わず、その嫌がらせに困る様子をtiktokに流した行為で10代少女2名が書類送検された。この一連の行為を撮影罪に問わずして、何が撮影罪なのだろうか?本件の罪状はコンビニに不当な目的で立ち入ったとする「建造物侵入」であった。建造物侵入は前述したリベポル、迷惑条例に加えて盗撮の立件に援用されがちな罪状である。特にアスリート盗撮はレーシングブルマなどが撮影ターゲットとなるが形の上では完全な形で衣服を着用しており、観客も目視できる状態であり、撮影して何が悪いのかという線引きの定めにくさが課題となっている。(死刑賛成弁護士で知られる上谷さくら弁護士は、性的自己決定権だけではなく性的尊厳にまで保護法益を拡大することでアスリートも保護できるのでは?と主張しておられて説得力があるが、スポーツに打ち込む姿を「性的」と結び付けにくい点はまだ十分に解決できないように感じる。ただしアスリート盗撮は本稿の趣旨ではないためこの程度にしておくこととする。)そういう訳でアスリート盗撮は迷惑条例が強い京都府などを除いて「建造物侵入」での立件に頼らざるを得ない。
話を元に戻し、読者が意識不明になったとして(特に裸になったり下着が見えているわけではないとするが)、地面に倒れているところを撮影・拡散されたらどうか?これは本人にとって「やめてくれ」ともどうすることもできない状態であり、かつ不名誉な状態を意図せず撮影されており、考えようによっては人権侵害である。
これを保護法益の対象と考えているのがドイツである。ドイツ刑法201a条(撮影などによる高度に個人的な生活空間の侵害)では、もともと風呂やトイレなどのプライバシー空間での撮影を禁じていたが、その空間的な制約を拡張し、撮影されることに無防備な人はそもそも撮影すべきでないとする考え方を採用した。この際に、例えば交通事故の被害者など人事不省な状態も救済されるべきとなっている。すなわち、性暴力の議論の延長線として盗撮もくっつけておきました、という議論ではなく、意に添わぬ撮影という行為の全般に根底からしっかりと向かい合ったと言える。2015年に成立したこの条項は、2020年には死去した人の撮影まで保護を広げており、ドイツ国内での支持を得ながら問題なく運用されていることが窺われる。そうでなければ死者の追加といった発展的な議論よりも、もっと異なる姿に修正する議論がされていただろうからである。ただし201a条は不完全だとする意見もあり、後日184k条としてパンチラ撮影を罪とする条項が別に追加されている。しかし議論の順番としてはそもそも個人の基本的な権利として撮影される・されないの議論がしっかりとされ、それを5年運用した上で不十分だった点を追加的に立法しており、ついで等ではなく順を追って大きなものから小さなものへのしっかりと立法したドイツのプロセスこそあるべき姿であると感じる。
それでもマスコミの事件報道などで意識不明の人物を撮影するのが認められるか?といった議論がドイツで続くようであるが、日本もそのあたりのルールをマスコミの自主規制に任せるのでなく、いつか自分が事件報道の対象として被写体となるかもしれない、あるいはリテラシーが未発達な小中学生がそうした被写体を撮影しようとしたときに、撮影されない権利というのはどういうことかを説く社会を目指すべきだろう。このような視点に立ち、パンチラ盗撮とは縁遠い立場の人々も含め、社会で幅広く撮影罪の在り方、加えて撮影するという行為で得られる利益は何なのか?などまで議論すべきではないだろうか?
そうした議論は法制審議会の議事録からは窺われない。ご機嫌なラップタイムを刻みポールトゥウィンを決めそうな専門家の先生も執筆陣に名を連ねておられる厚い本ではG7のいくつかの国での動向が紹介されているし、その条文の日本語訳は法制審議会刑事法(性犯罪関係)部会の第1回会議(令和3年10月27日開催)の配布資料6、諸外国の性犯罪関連規定(仮訳)にも含まれている。例えばイギリス性犯罪法67a条ではVoyeurismすなわちパンチラを撮影したり鏡で盗み見たりすることが犯罪と規定されている一方で、フランスには盗撮規定がないことや、カナダでは獣姦は禁止されている一方で盗撮は規定がない各国の考え方の違いが垣間見える。
∩_∩(・(ェ)・ )クマー
また、アメリカではミシガン、ニューヨーク、カリフォルニアの各州が代表して紹介されているが、盗撮に関して定めたテキサスの州法に関して違憲訴訟の提起があり、一審となる連邦地方裁判所では合衆国憲法修正第14条「如何なる州も法の適正手続き無しに個人の生命、自由あるいは財産を奪ってはならない。」に照らして違憲であるとの判断があった。ただし控訴審では合憲とされている。そうした動向については配布資料の直訳だけではなく、CLJなどの専門誌に寄稿もあった。法制審議会のメンバーであれば、そうした文献にアクセス可能な立場におられる方(というか著者じゃん……。)もいらっしゃる気がするが、議事録を斜め読みした範囲では性犯罪部会の枠組みを超えての撮影罪とは?の議論がなく、迷惑防止条例やリベポル法、不法侵入など先行する法律と重複しないための配慮の議論の配分が多かった点は残念に感じた。
そもそも部会での議論に関して、強姦などの直球の性犯罪の議論が重視されたためか、議事録を拝見した限りでは撮影罪については時間不足であるように感じた。もちろん被害の甚大さでいえばその通りであるが、
(続き)
路上生活者に嫌がらせをする目的で、名古屋市内のコンビニエンスストアに入ったとして、警察は10代半ばの少女など2人を建造物侵入の疑いで書類送検しました。2人は路上生活者に食べ物をおごると言ってコンビ二に連れて行き、会計を行う直前で置き去りにして、その様子の動画を撮影し、SNSで広めていたということです。
警察の調べによりますと、10代半ばの少女など2人はことし1月中旬、女性の路上生活者に食べ物をおごると言って名古屋市中区のコンビニエンスストアに連れて行き、会計を行う直前で路上生活者を置き去りにして、その様子の動画を撮影したということです。
どうみても中〇人だったが、送検されたのか