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はてなキーワード:財政出動とは

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2025-12-11

anond:20251211221921

ブレーン達と円安

 日米金利から乖離するほどの円安対処しなくてよいのか。高市政権目玉政策積極財政に集中しており他の経済政策に対する考え方が見えづらいため、ブレーンの考え方を参考にせざるを得ない。このセクションは経済学の空論…議論が続くが、気になるのは政権確信犯的に円安誘導をしたいかどうかの一転だけなので、読み飛ばししまってもよい。日本成長戦略会議メンバー高市政権のブレーンと目されるクレディ・アグリコル証券の会田卓司チーフエコノミストは「積極的財政出動すると、国債増発への思惑や将来の成長期待で金利が上昇する。その結果、海外から投資資金が入り、通貨高を招く」とするマンデル・フレミングモデル引用しながら「モデル機能するには時間がかかるが、幅広く市場参加者が信じていくことで円高へと促されていく」と解説する。一方『株高不況』で知られる第一生命経済研究所藤代宏一主席エコノミストは「そもそも財政政策効果検証するためのモデルであり、為替メカニズムモデルではない」とマンデル・フレミングモデル円高説を一蹴する。

 実際、マンデル・フレミングモデル歴史的にはどちらかというと財政拡張効果の持続性を懐疑する議論であり、「だから金融緩和で脱デフレを目指した方が効果的」というリフレ派的な主張にも繋がって来たし、現代においてデフレ下であれば財政拡張がもたらす金利上昇を中央銀行金融緩和で阻止できるので通貨懸念効果短期性も問題にならない。従ってとっくに過去遺物になっている理論であるが、たまたま今回は「物価目標を超えるインフレの中での財政拡張であるので日銀が頼りにならず、「財政出動長期金利上昇をもたらす」とする前半は実現した。問題は後半、つまりその長期金利上昇が海外から投資資金の呼び込みに繋がるかどうかである

 財政拡張を受けて通貨が買われるかどうかは、財政拡張必要性や中身への海外投資家の評価に委ねられる。一般的にそれまで財政緊縮が成長の足かせになっており需給ギャップマイナスである場合財政拡張は実質成長率を潜在成長率に向けて引き上げるため、通貨には見直し買いが入りやすい。一方、既に需給ギャッププラスである国で更に政府需要を作ったところで、その需要は値上げか輸入増によって満たされざるを得ないので、インフレの加速に応じて金融引締めを行わない限り、むしろ通貨が売られる要因になりやすいのではないか。ここで本ブログがかつて取り上げたように、まだ脱デフレしていない証拠にされがちな日本マイナス需給ギャップインチキであることを思い出したい。

Nikkei USDJPY andJapan US real rates

 ましてや政策金利がいつまで経っても上がらないようでは、たとえ日本の長期国債名目利回りに興味を持った海外投資家がいたとしても、為替ヘッジを付けるなり円を借りた方が合理的なので、円買い需要喚起できない。円安はついに、日米実質金利差でも説明できない領域突入した。

 物価目標を超えるインフレの中で緩和的な金融政策を維持し、更に財政拡張することで経済過熱させる政策を高圧経済と呼ぶ。高圧経済と聞くとどうしても資産バブルを起こして富裕層実業家酒池肉林をしてもらうというイメージが先行してしまうが、もう一人のブレーンである若田部昌澄早稲田大教授はもう少し真面目な思い入れを持っている。曰く、まず経済全体の需要を作って企業収益を稼がせてはじめて、企業に有形無形の投資をする余力が生まれるので、賃金生産性も上がっていく、というものである。高圧経済論は我々が義務教育で学ぶシュンペーター破壊イノベーションによる新陳代謝論と真っ向から対立する。アベノミクスが我々の実質賃金を引き下げる代わりに雇用の頭数を増やすものだったとすれば、高圧経済は我々の実質賃金を一段と引き下げる代わりに企業設備投資をやってもらう、というものである生産性が上がれば潜在成長率も上がってそのうち過剰な通貨安とインフレは鎮火しそうであるが、それが実際に起きるかどうかはよく分からない。いずれにしろ、少なくともいま聞いて日本円を買いたくなるような理論ではないことだけは明らかだろう。

Permalink |記事への反応(1) | 22:20

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2025-12-08

anond:20251208150057

金利は下がって日本金利が上がってるのに、円安も止まらないっていうヘンな状態が続いてるんだよね

高市政権リフレ(要はお金ジャブジャブ路線志向が強いけど、「建前」として1~2回くらいの利上げは受け入れそう

でも円安が止まる気配ゼロ

それもそのはずで、市場は「本音では連続利上げなんて絶対やりたくないでしょ」って見抜いてるからなんだよ

実際、来年1月までに利上げが8割くらい織り込まれてるのに、ドル円は155円のまま

みんなが気にしてるのは「次いつ利上げするか」じゃなくて「高市首相がどこまでリフレ路線を貫くつもりか」ってところ

で、ちょっとでも「利上げ容認します」みたいな建前を言ったり、財政拡張言い回しを工夫したりしても

過去発言のせいで市場は「どうせ口だけでしょ」って疑ってる

しか金融緩和財政出動が大好きな学者たちを政策議論に呼びまくってるもんだから

余計に「やっぱりリフレ継続路線じゃん」って見られてる

から今のマーケット高市政権の「本音」に賭けたリフレ相場を続けてるわけ

で、そのうちインフレで実質所得が減って国民生活苦しくなって政権支持率に跳ね返ってくるのは時間問題

そうなる前に高市政権は円建て輸入物価とかCPIの動きをちゃんと見てそろそろリフレ思想から抜け出してほしいね、手遅れになる前に

Permalink |記事への反応(0) | 15:04

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2025-12-03

積極財政バラマキなの?日本版DOGE緊縮なの?はっきりしろ

積極財政正義だの、緊縮が正義だの、毎度この国の議論温度管理できてないボイラーみたいに暴発しては沈黙し、挙げ句に誰も責任取らないまま「まあ何とかなるっしょ」で自己放尿される。

この行き当たりばったり文化のものが、マネー価値を平然と蒸発させてきた元凶なんだよ。

お前ら、いい加減、積極財政バラマキなのか、日本版DOGE緊縮なのかはっきりしろよ。

国家運営の舵取りが、酔っ払いハンドル操作みたいに左右フラフラしてるんだから通貨の信認が溶けないほうが奇跡だ。

マネー価値ってのは信頼の凝縮物であって、政府の気分と人気取りスケジュール帳で勝手に増減させていいもんじゃないのに、毎年自己放尿みたいな意味不明政策転換を浴び続けてる。

しかも悪いことに、緊縮と積極を同時に名乗るダブルバインド体質だからまともな評価基準すら作れない。

まさに事業仕分け財政出動ダブル放尿だよ。どっちも方向が逆だから地面に落ちる前に蒸発して、国民の懐と未来けが自己放尿でびしょ濡れになる。

俺が言いたいのは単純だ。マネー価値を守るというのは、美辞麗句国民安心させることでも、政治家が胸を張って絵空事を叫ぶことでもなく、インフレを抑えたいなら通貨供給財政を統制しろ、成長を取りたいなら目的と期間を明示して必要投資に限って財政を動かせ、ってことだ。

だが今の政策運営は、目的関数が毎年変わり、指標はその場しのぎ、説明責任ゼロ、そして失敗コストはすべて一般国民に押しつけるという、最悪の構造リスクを生み続けて自己放尿している。

この国の通貨価値が下がるのは、外部環境のせいでも国際情勢のせいでもなく、国家運営という内部の愚が原因だ。

積極なのか、緊縮なのか、どちらを選ぶにせよ、まずは自分の足で立って、自分が何を守りたいのか明瞭に数式化し、その上で責任を負う覚悟を示せ。

そうでなければ、政策のものがただの自己放尿の延長線上でしかなく、マネー価値はこれからも音もなく崩れ落ちるだけだ。

Permalink |記事への反応(1) | 08:52

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2025-11-30

anond:20251130184413

1.リフレをすれば必ず景気が良くなる。

  なぜなら景気が良くなるまでリフレするからだ。

  これを頭に叩き込め。

サナノミクスが失敗?いやいや ‘まだ本気出してない’ だけだが? 景気が良くなるまで財政出し続けるのがサナノミクスだから途中経過だけ切り取って ‘失敗!’ とか言ってるお前らが早漏なだけなw」

2.常にリフレしていればそのうち他の要因で景気が良くなるときが来る。

  そのときに思い切りリフレの手柄を主張しろ

「今は世界経済が逆風なだけで、日本単体で見れば“サナノミクスがなかったらもっとヤバかった”って話なんだが? そのうち外部環境好転したとき一気に数字盛り上がるから、その時に『ほらサナノミクス大勝利w』って言うだけよ。」

3.いいことはリフレの手柄、悪いことは他の要因のせいにしろ

賃金ちょっとでも上がったり税収増えたとこだけ見ればサナノミクスの成果なのは明白w 逆に物価上昇とか財政悪化は全部ウクライナだの原油だの世界要因+前政権のツケな。サナノミクスは“被害を最小化してる側”なの理解してる?w」

4.データは都合のいいところだけ使え。グラフは切貼りしろ

「ほらこのグラフ見ろよ(都合いい期間だけドーン)。サナノミクス開始以降、ここ“だけ”切り取るとちゃん右肩上がりなんだが?w 全期間?他国との比較?そんなノイズ持ち出してくる時点で ‘議論になってない’からw」

5.タイムラグを上手く使え。

財政政策にはタイムラグって概念があってだなw 今見えてる数字は ‘まだ前の政権の影響+移行期’ なわけ。サナノミクスの本格効果が出るのは数年後って散々言ってきたのに、1〜2年で『失敗!』とかマジで経済学入門からやり直してこいよw」

6.「これがリフレだ」と明言するな。

  定義を問われたら「リフレの本を読め」と言っておけ。

そもそもサナノミクスとは何か?’ とか聞いてくるレベルの奴に評価する資格いからw定義知りたきゃ本と論文読んでこいって前から言ってんだろ。ネットのまとめだけ齧って ‘失敗!’連呼してる時点で話にならんてw」

7.批判されたら「お前はリフレ理解してない」と言え。

  リフレ定義名言してなければ楽勝。

「『サナノミクスは失敗!』とか言ってるやつ、だいたいサナノミクスを理解してないからなwインフレ局面での積極財政の狙いも知らずに ‘教科書ガー’ とか言ってるエアプ経済通さんお疲れ様ですw まず理解してから批判しよ?な?」

8.いざとなったら定義を変えろ。金融政策固執するな。

  「あの時とはステージが変わった」と言えば楽勝。

「今のステージはもう『単なる財政出動フェーズ』じゃないんだわw あの頃とはステージが違う。今は構造改革成長戦略安全保障まで含めた“トータル・サナノミクス”なんで、昔の定義で ‘失敗!’ とか言われても、はいはいって感じw」


9.反対する奴や批判する奴を許すな。

  大勢で取り囲んで吊るし上げろ。

サナノミクスに噛み付いてる連中って、結局は緊縮教の信者からw まともに議論しても時間のムダ。こっちは多数派常識側なんで、淡々論点整理した上で ‘こういう人たちが足引っ張ってるんですよ〜’ って皆に共有しておしまいでしょ。」


10キチガイのように噛み付き罵倒しろ

  相手ウンザリして逃げたらコッチの勝ちだ。

「『サナノミクス失敗w』とか騒いでるやつ見つけたら、とりあえず論点ずらしも全部含めてガンガン突っ込んでいくスタイルでいいんだよw相手が『もういいです…』って撤退した瞬間に『はい論破現実に耐えられず逃走w』ってスクショ付きで晒し終戦な。」

Permalink |記事への反応(0) | 18:51

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2025-11-29

anond:20251128083420

そもそも財政出動して生産性上げる(結果として円安も収まる)って言うならむしろ外国人なんて観光客労働者も諸手をあげてガンガン受け入れるべきなのでは?

短期ならそれでもいいが、中長期で考えたら供給不透明外国人労働者なんかむしろ規制して設備投資とかの自動化で省力化による生産性向上目指さなあかんやろ。

人件費安いと企業はそっち使ってしまうので規制妥当

Permalink |記事への反応(0) | 04:34

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2025-11-28

高市政権って今のところどうなん

超ざっくり整理するとこうじゃん

外交

トランプとのファーストコンタクトはまあまあ

台湾問題

経済

20兆円越え補正予算

・株債券通貨トリプル

安全保障

防衛費2%まで増額

社会政策

外国人受け入れ規制

そもそも財政出動して生産性上げる(結果として円安も収まる)って言うならむしろ外国人なんて観光客労働者も諸手をあげてガンガン受け入れるべきなのでは?

それもなく、たんに金出したからって、大して人もいない地方なんかとくに生産性改善なんてどうにもならんのでは?

追記)

ガソリン税、そんなことより発言、お米券

この辺りが漏れで指摘されてたか追記

Permalink |記事への反応(29) | 08:34

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2025-11-22

anond:20251122223459

なにをってあの頃なら失業率をある程度下げてコアコアのインフレ率が2%超えるまでだけど?

それを越えたら引き締めなりで調整をする。それだけ

そして「あのときは」金融政策はまぁまぁだったけど財政出動が足りなかった。

今はインフレ基調に乗ったっぽいので調整時期それだけ。必要なら引き締めも必要

緩和も引き締めも財政出動財政緊縮もそのときそのとき経済統計次第。他に何がある?

Permalink |記事への反応(0) | 22:46

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anond:20251122220910

全然わかってないな

アベノミクス財政出動は全く足りてないのよ。おかげで雇用の復活が大分遅れた

だけど金融政策である程度インフレ化させれば雇用経済も復活させることができることを示すことができたんだよ。

その成功体験のおかげでインフレ政権支持率激落ちさせるのにデフレに戻さず、金融絞ってる今の中国みたいなことになっていないし

まぁその影響でマクロ経済が多少わかってた安倍派無き今の政府インフレ下なのに財政出動しようとアホみたいなことをやってるのが頭の痛いところだけど

Permalink |記事への反応(1) | 22:17

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anond:20251122220325

私はまったく評価していないけど、あなたがそう考えるのはあなた自由だよ。

そしてその結果である円安平等に受けないといけない。

おそらくあなたは、アベノミクスは、円安マイナスがあっても、財政出動雇用は増えたのだからプラマイゼロかややプラス評価しているのだろう。

私は財政出動の結果は微妙だったのに、円安マイナスが残ったと思っているので、マイナスだったと評価している。

Permalink |記事への反応(1) | 22:09

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anond:20251122220029

は?ちゃん雇用統計見ようぜ

財務省にやられて当時必要だった財政出動もできなかった負け犬だけど金融政策は正しい道筋に持って行った。

これを正しく評価できなきゃ右だろうが左だろうがクソだぞ

Permalink |記事への反応(1) | 22:03

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anond:20251122103616

高市物価対策って短期しか考えてなくね?

バラマキは長期的に見れば円安インフレを引き起こすんだから、やめてほしいんだよな

でも高市支持者(ていうか多くの国民)は理論苦手で待つのも苦手、即効性のある政策を求めがちなんだよ

即効性もありつつ、長期的にも効果がある政策を打ち出してほしいけど、なかなか難しいんだろうな

個人的にはバラマキをやめて財政規律を守って、円安食い止めてほしいけど、それだけじゃ難しい

なにより、日本産業が弱まってるのが痛い

財政出動するならもっと成長投資して国力を高めないと、長期的にはジリ貧だよ

Permalink |記事への反応(1) | 13:14

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2025-11-21

anond:20251121032628

経済理論文脈だけで見れば、高市氏の「サナノミクス」と「サッチャリズム」は水と油ほど違います

サッチャーフリードマンマネタリズム小さな政府)」という理解に基づけば、積極財政を掲げる高市氏がサッチャーを名乗るのは、経済学的には大きな矛盾を孕んでいます

そして、最後の「お前はトラスだよ」というツッコミは、現在金融市場財政規律懸念する視点から見ると、非常に鋭く、かつ痛烈な皮肉として成立しています

なぜそう言えるのか、そしてなぜ高市氏はそれでもサッチャーを自認するのか、その「ズレ」と「トラス氏との類似点」について整理します。

1.経済理論の決定的矛盾フリードマン vs積極財政

ご指摘の通り、サッチャー首相が信奉したミルトン・フリードマン理論マネタリズム)と、高市氏の主張は真逆の要素が強いです。

項目サッチャリズム (英国 1980s)サナノミクス (日本 2020s)
基本理論フリードマンマネタリズム ニュー・ケインジアン的 /MMT的要素
財政スタンス緊縮財政歳出削減小さな政府積極財政危機管理投資国債発行)
インフレ対抗金利引き上げ・マネーサプライ抑制現在デフレ脱却・成長重視のため緩和継続
政府役割市場介入を減らす(民営化規制緩和国家主導産業育成(セキュリティ国防

まり経済政策ベクトル蛇口を締めるか開けるか)は正反対です。

2. なぜ「リズ・トラス」なのか?(核心の指摘)

「トラスだよ」と嘆く理由は、財政規律無視した積極財政市場債券市場為替)に何をもたらすかという懸念にあると推察します。

リズ・トラスの失敗(2022年

インフレが高進している中で、「減税」と「エネルギー補助金」という大規模な財政出動(バラマキ)をぶち上げました。

結果:市場は「英国財政破綻する」「インフレ悪化する」と判断国債暴落金利急騰)、ポンド暴落し、年金基金危機に瀕して、わずか49日で退陣しました。

サナノミクスへの懸念

高市氏の「必要なだけ国債を発行して投資する」という姿勢は、市場から見れば「財政規律放棄(悪い金利上昇)」と受け取られかねません。

市場が「日本円や日本国債は危ない(トラスの時の英国と同じ)」と判断すれば、「サッチャーのような改革」ではなく「トラスのような市場クラッシュ」を引き起こすのではないか

 

この点において、「お前はトラスだよ」という指摘は、「経済リアリティ市場の反乱)を軽視しているのではないか」という非常に本質的批判になっています

結論

高市氏がサッチャーを名乗るのは「政治的キャラクター」としての憧れであり、経済政策の中身(フリードマン理論)は継承していません。

しろ財政規律よりも財政出動を優先し、それを成長で賄おうとする姿勢は、市場との対話を失敗した時のリスクも含めて、ご指摘通りリズ・トラス氏の短命政権が直面した構造リスクに近い側面があります

保守の剛腕リーダー」を演じようとして、経済の足元をすくわれる(トラス化する)のではないかという懸念は、今の日本債務残高や円安基調を考えると、決して杞憂とは言えない鋭い視点です。

Permalink |記事への反応(0) | 04:13

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2025-11-18

しか積極財政でここまま円をぶっ壊し続けると

初任給40万になったところで

都心マンション1Kで家賃20万

ラーメン2000円、コーラ300円、レトルトカレー1000円の未来しかいか

財政出動しても一部の利権の人しかからないし、歳出減らして減税して、バラマキ辞めて円高目指した方がほとんどの国民生活水準上がりそうだけど・・・

Permalink |記事への反応(0) | 18:02

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2025-11-13

金利は下がって日本金利が上がってるのに、円安も止まらないっていうヘンな状態が続いてるんだよね。

高市政権リフレ(要はお金ジャブジャブ路線志向が強いけど、「建前」として1~2回くらいの利上げは受け入れそう。

でも円安が止まる気配ゼロ

それもそのはずで、市場は「本音では連続利上げなんて絶対やりたくないでしょ」って見抜いてるからなんだよ。

実際、来年1月までに利上げが8割くらい織り込まれてるのに、ドル円はどんどん上がってる。

みんなが気にしてるのは「次いつ利上げするか」じゃなくて、「高市首相がどこまでリフレ路線を貫くつもりか」ってところ。

で、ちょっとでも「利上げ容認します」みたいな建前を言ったり、財政拡張言い回しを工夫したりしても、

過去発言のせいで市場は「どうせ口だけでしょ」って疑ってる。

しかも、金融緩和財政出動が大好きな学者たちを政策議論に呼びまくってるもんだから

余計に「やっぱりリフレ継続路線じゃん」って見られてる。

から今のマーケットは、高市政権の「本音」に賭けたリフレ相場を続けてるわけ。

でも、そのうちインフレで実質所得が減って、国民生活苦しくなって、政権支持率に跳ね返ってくるのは時間問題

そうなる前に、高市政権は円建て輸入物価とかCPIの動きをちゃんと見て、

そろそろリフレ思想から抜け出してほしいね、手遅れになる前に。

Permalink |記事への反応(0) | 15:17

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積極財政円高要因?

anond:20251112220241

結論からいうと、

積極財政円高」でも「積極財政円安」でもなく、条件次第。

教科書ベースだと“円高要因”になりやすいけど、実際の日本では“円安要因”として働くことも多い

…という、けっこうややこしい話です。

① まず「積極財政」って何が起きてる?

ここではざっくり、

政府支出を増やしたり、減税したりして、需要ガンガン押し上げる政策財政拡張

と思ってOKです。

その結果、

政府借金国債発行)が増える

景気は刺激されやす

場合によっては金利インフレ率も上がりやす

こういう変化が、為替円安円高)にも効いてきます

教科書的な答え:理論上は「通貨高(円高)要因」になりやす

マクロ経済標準モデルIS-LMマンデル=フレミングなど)だと、

金融政策が動かない/引き締め方向じゃない」前提で、財政拡張をすると:

政府支出↑ → 景気・需要

それに合わせて金利も上がりやす

金利が上がる国には海外からお金が入ってくる(資本流入

自国通貨が買われて通貨高(=円高

というストーリーになります

実務向けのCFA教材やIMF解説でも、

拡張的な財政政策は、金利を押し上げて通貨高を誘発しうる」と整理されています

なので理論世界だけ切り出すと、

積極財政金利↑ → 円買い↑ →円高要因

という説明は“かなりアリ”です。

③ でも現実日本では、なぜ「円安要因」と言われることが多いの?

ここがポイントで、現実は「財政だけ」で動くことはほぼなく、必ず金融政策とセットになります

1.日本では「積極財政金融緩和」のセットになりがち

アベノミクス

大規模財政出動(補正予算など)+日銀の大規模緩和(量的緩和マイナス金利

この「財政金融アクセル全開パターンだと、

日米金利差は拡大

日本金利は上がらないどころか超低位

結果として、円売り・円安が進行しやすくなります

最近日本でも、「責任ある積極財政」を掲げる政権に対して、市場は『景気にはプラスだが、円安金利上昇のリスクも』と見ています

財政拡張だけなら円高方向の理論もあるけど、実際には日銀が緩和を続けたりすれば、“トータルでは円安材料”と見なされる

という状況が多いです。

2. 「国の信用」や「インフレ期待」をどう見るか

投資家が、

「しっかり成長させて税収も増やす筋のいい財政だ」と思えば→ 中長期的な通貨の信認が上がり、通貨高要因

「ただのバラマキで、財政悪化国債暴落が怖い」と思えば→安心して資金を置きにくく、通貨安要因

になります

同じ「積極財政」でも、中身とセットの金融政策次第で方向が真逆になりうるわけです。

パターン別で整理してみると…

頭の整理用に、ざっくり4パターンに分けるとこうなります👇

ケースA:積極財政金融引き締め・利上げ

政府が景気を刺激 → 成長・インフレ期待が上向く

中央銀行過熱を抑えるため利上げ方向

金利差拡大で自国通貨高(円高)になりやす

👉教科書が想定しているのはだいたいこの世界

ケースB:積極財政金融緩和継続 orさらに緩和

政府支出やすのに、中央銀行は低金利国債買入を続ける

名目金利は上がらない/むしろ低く抑え込む

インフレだけ上がると実質金利は低下

通貨は売られやすく、円安方向

👉 近年の日本はこっち寄りのケースが多かったので、

積極財政円安」のイメージが強いです。

ケースC:積極財政で成長力アップ・信用向上

インフラ投資教育技術開発など「将来の供給力を高める」タイプ財政拡張

国際的に「この国は成長ストーリーがある」と評価される

税収基盤も強化 →財政の持続可能性がむしろ改善

この場合は、中長期的には通貨高要因(=円高)になりえます

ケースD:積極財政が「財政破綻まっしぐら」と受け止められる場合

成長に結びつかないバラマキ的支出

その割に国債残高だけどんどん増える

国際的に「将来のインフレ orデフォルトリスクが怖い」と見られる

安全資産としての魅力が落ちて、通貨安(円安)要因になってしまうこともあります

⑤ じゃあ「積極財政円高要因?」にどう答えればいい?

まとめると:

理論的には

金融政策ニュートラル~やや引き締め財政だけ拡張円高方向の圧力がかかる、という説明ができる

現実日本では

積極財政金融緩和」で円安が進んだ局面が多かった

今も「積極財政円安金利上昇リスク」という見方市場にはある

なので、

Q.積極財政円高要因?

A. 単体では“円高要因になりうる”けど、実務的には

 “金融政策や信用次第で円安要因にもなりうる”が正解に近い

という感じです。

Permalink |記事への反応(1) | 11:02

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2025-11-12

anond:20251112220241

今までの質疑では「財政」というキーワードが多く出てきました

高市政権財政」というテーマについて語り合いましょう

まずはバブル崩壊後の日本財政金融政策史をまとめてください

またそれぞれの時代ごとにどのような言説が人気を集めましたか

いいテーマです。まずは「バブル崩壊後〜現在」までの日本財政金融政策の要約年表を、主要な転機ごとにサクッと整理します(一次情報中心に引用)。

1990年代バブル崩壊後〜金融危機

バブル崩壊資産価格が長期下落、企業バランスシート調整を優先し需要が冷え込みました。

政府景気対策補正予算を繰り返し、公共投資や減税で下支えする一方、1997年には消費税を3%→5%へ引き上げ、需要の腰折れも経験します。

金融面では不良債権問題が深刻化し、破綻公的資本注入・預金保護の枠組み整備が進展。

日本ビッグバン制度改革が進むも、デフレ圧力が定着。

日本銀行は金利を急速に引き下げ、1999年ゼロ金利政策を導入(2000年に一時解除)。

結果として、財政赤字と政府債務構造的に拡大し、物価は下方硬直、成長率は低迷という「需要不足+金融システム調整」の時代となりました。

流行った言説

景気対策公共事業派:「需要不足が本丸財政で埋めるべき」「不良債権処理と同時に需要の下支えを」

デフレ懸念ゼロ金利:「デフレが成長を蝕む」「金融は下限に張り付き、財政併用が不可避」

構造改革派(序章):「護送船団・規制撤廃金融ビッグバン必要」「過剰債務ゾンビ企業の整理を」

緊縮志向の反発も:「財政赤字が危ない、ムダな公共事業」—97年の消費税引き上げをめぐる賛否が分極化

円高デフレ観:「円高産業空洞化を招く」→為替を巡る政策論が過熱

2000年代(量的緩和試行世界金融危機

2001年日銀世界に先駆けて量的緩和当座預金残高目標国債買入れ拡大)を導入し、デフレ脱却と期待の転換を狙いました。

小泉政権下では歳出改革郵政民営化などの構造改革を進めつつ、景気悪化局面では補正を併用。

2006年デフレ改善を受け量的緩和をいったん終了し正常化へ動くも、2008年リーマン・ショック外需が急減、景気は再び悪化

政府雇用中小企業需要喚起のための追加歳出を重ね、日銀基金創設等で信用緩和を強化しました。

ただし期待インフレは上がりきらず、名目成長は弱含み。

金融政策ゼロ下限の制約に繰り返し直面し、財政景気循環危機対応拡張と引き締めを往復する不安定10年でした。

流行った言説

構造改革ブーム小泉竹中路線):「規制撤廃民営化競争促進」「痛みなくして成長なし」「郵政民営化改革本丸

量的緩和と期待の議論:「デフレ脱却にはマネリー拡大」「期待インフレを動かせ」

プライマリーバランス重視論:「財政規律回復を」「増税を含む中長期の再建計画

アジアの成長取り込み:「外需主導・輸出立国」「中国需要を逃すな」

リーマン後の反転:一転して「需要下支え」「雇用維持」「危機時は大胆な財政・信用補完」が支持を集める

2010年代アベノミクス、QQE、マイナス金利とYCC、消費税10%)

2013年アベノミクスの下で日銀は2%インフレ目標明確化し、量的・質的緩和(QQE)を実施

長期国債の大量買入れと平均残存の延伸で期待に働きかけ、円安・株高・雇用改善が進行。

一方、2014年消費税を5%→8%へ引き上げ、需要山谷や実質所得の目減りが課題化。

2016年にはマイナス金利(-0.1%)と同年のイールドカーブコントロール(長短金利操作)を導入し、10年金利を概ね0%に誘導

超緩和を持続可能にする枠組みが整う一方、物価目標に持続的到達せず、期待形成の難しさが露呈。

2019年には消費税10%(軽減税率併用)へ。

財政景気対策社会保障費の増勢のはざまで、持続性と成長投資の両立が焦点となりました。

流行った言説

リフレリフレーション派の台頭:「2%目標を明確に」「量・質で国債買入れ(黒田バズーカ)」「円安を通じた期待・投資喚起

三本の矢”言説:①大胆金融緩和 ②機動的財政成長戦略—「第3の矢(構造改革)こそ本丸」という合言葉

消費税論争の定番化:「社会保障財源 vs需要腰折れ」「景気回復まで増税先送りを」

デフレ・均衡から離脱:「賃上げ物価目標・期待形成」を巡る企業春闘連動の議論が注目に

副作用論:「長期緩和の金融仲介市場機能への影響」「格差資産価格バブル懸念」も同時に存在

2020年代コロナ危機物価高、超緩和からの“出口”へ)

2020〜21年はコロナ危機に対し、定額給付金雇用維持・資金繰り支援など未曽有規模の財政出動を実施

日銀企業金融支援資産買入れで超緩和を維持。

22年以降はエネルギー高・円安が重なり物価が2〜4%台へ上昇、政府電気・ガス・燃料への時限補助で家計負担平準化為替の急変時には円買い介入でボラ抑制を図りました。

2024年にはマイナス金利とYCCを事実上終了し、短期金利誘導回帰する「極めて緩やかな正常化」へ移行。

2025年補助金の段階的見直しと成長投資規制改革の両にらみが続く一方、債務水準の高止まりと金利上昇局面での利払い負担が中期の課題

物価賃上げ生産性財政規律をどう同時に達成するかが、政策デザインの核心になっています

流行った言説

危機時の大規模財政コンセンサス:「現金給付雇用維持・資金繰り支援必要悪ではなく必要条件」

MMT・反緊縮の再燃(議論として):「自国通貨建て債務は制約が違う」「完全雇用まで財政で下支え」—賛否が激しく対立

コストプッシュ・為替の再評価:「円安×資源高=輸入インフレ」「為替パススルー状態依存で強まる」

ターゲット支援の支持:「面の補助より、脆弱層・エネルギー多消費層へピンポイント

“新しい資本主義”や供給側強化:「賃上げ促進・人への投資半導体等の戦略産業支援」「GX/DXで潜在成長率を底上げ

出口・正常化言説:「マイナス金利・YCCの終了」「利上げのタイミング副作用」「利払い増と財政の持続可能性」—“どこまで・どの速さで”が焦点

価格介入・介入論:「電気・ガス・燃料の時限補助」「過度な為替変動には介入」—ただし“恒常化の副作用”も論戦に

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2025-10-31

日銀は今すぐ利上げせよ」 アベノミクス擁護者が一転して警鐘聞き手西尾邦明2025年10月30日

日本銀行は30日の金融政策決定会合で、6会合連続で利上げを見送った。米国関税政策の影響をなお見極め、高市早苗政権ともコミュニケーションを図っていく考えだ。一方、高市氏が後継を自任する安倍晋三元首相の経済政策アベノミクス」を理論から支えた浜田宏一エール大学名教授はいま、利上げを主張している。大規模な金融緩和を唱えていたリフレ派の経済学者が、「必要なのは金融引き締めだ」と訴えるようになったのはなぜか。詳しく聞いた。

 ――いまの日本経済をどう見ていますか。

 

 「最大の問題物価が上がり続けるインフレ放置です。『物価の番人』である日銀はなぜ、利上げをためらうのでしょうか。円安是正されず、交易条件の悪化日本人は輸入品を高く買わされる一方、外国人が『安い日本』を買いたたいているような状況を見過ごせません。国民を苦しめ、国家の基盤を揺るがす事態です。金融引き締め必要です」

 

 ――リフレから転向」したのですか。

 

 「状況が違うのだから対応が変わるのは当然です。暑ければ冷房を入れ、寒ければ暖房を入れる。ケインズいわく『事情が変わったのに意見を変えない人は愚か者だ』と。第2次安倍政権アベノミクスを始めた2013年初頭は1ドル=80円台で、製造業コストカットに追われ、物価が下がり続けるデフレ問題でした。今は1ドル=150円台、インフレ人手不足で、状況が正反対です」

 

インフレは本当に一時的

 ――物価上昇率は日銀目標の2%を3年6カ月上回っています。ただ、原材料など供給側のコストプッシュが主因で「一時的」として、日銀は慎重に利上げを進めています

 

 「国民一時的だと思っていますか。3%のインフレも3年続けば10%。人件費家賃なども上がり始め、デフレマインドも変化しているはずです。1970年代石油ショックや、コロナショックも供給側を起点としたインフレでしたが、実際に価格が上昇すると、需要曲線も上がるのです。『一時的』と見ていて、利上げが後手にまわった例は少なくありません」

 

 「確かに日本では少子高齢化による需要の弱さや、デフレへの逆戻りに懸念もあるのでしょう。ただ、もしそれらが表面化したら、また利下げすればいいのです。日銀は昨年夏の利上げ直後の株価急落がトラウマなのかもしれませんが、政治市場の反応を過度に恐れて、正攻法である金融引き締めができないようなら日銀は要りません。今すぐ利上げをするべきです」

 

政府日銀はよく意思疎通を

 ――高市首相の「金融政策責任政府にある」との発言をどう評価しますか。

 

 「同意します。政治家には『難しい』といって日銀に任せきりにしたがる人もいましたが、それではダメです。金融政策は景気や物価雇用に直結する重要政策です。私たちが大規模緩和を主張したのは、変動相場制になって以降、米国金融緩和円高を通じて日本経済を冷やす構造に、日銀対応できていなかったからです」

 

 「一方、日銀は膨大な経済データを駆使する金融政策プロ集団で、政策手段を巧みに操作できるため、その独立性は極めて重要です。だからこそ、政府日銀は互いの立場尊重しつつ、よく意思疎通するべきです」

 

ガソリン暫定税率廃止筋違い

 ――車利用者家計を助けるガソリン暫定税率廃止はどう考えますか。

 

 「対症療法にすぎず、筋違いです。インフレの影響は年金生活者や勤労者だけでなく、利上げ時に価格下落リスクを負う株式投資家など国民全体に及びます国民全体の物価上昇を抑えることが重要で、ガソリン利用者負担だけを軽減するのは不十分。ガソリンが安くなれば車の利用も増え、かえってインフレを強めかねません。減税は本当に困っている人を助けるよりも、結果的国民全体の負担を重くする恐れがあります

 

 ――増えた税収を国民還元すべきではないですか。

 

 「そう単純ではありません。インフレによる税収増は景気の過熱を緩やかにする役割があり、経済学では『自動安定化装置』といいますバラマキ的な財政拡張インフレを強めかねません。逆にデフレ不況の時には借金してでも財政出動が必要です」

 

アベノミクス成長戦略は不十分だった

 ――アベノミクス課題もあったと思いますが、いま再設計するならどうしますか。

 

 「第2次安倍政権では雇用を約500万人増やし、デフレ脱却の土台となりました。ただ、賃金生産性男女平等では課題も残しました。いま必要なのは『量』ではなく『質』の向上です」

 

 「アベノミクス第3の矢の成長戦略は不十分でした。高市首相が掲げる官民による危機管理投資や成長投資は大いに期待します。特にデジタル分野では、米国中国のようにデジタル技術世界規模の付加価値を生み出す力を持たなければなりません。そのためには、記憶偏重教育から脱し、議論を通じて創造性や独自性を伸ばす教育も欠かせません」

 

経済政策の「正解」とは?

 ――経済政策に「正解」はあるのでしょうか。

 

 「私は過去に重いうつ病を患いました。外から見ていると、医者は病の治し方を完璧に知っているように見えますが、実はそうではないようです。経済政策も同じで完璧な答えはありません。それでも、物価高に苦しみ、『安い日本』と呼ばれる現状に自信を失っている国民にとって、いま本当に必要マクロ経済政策は何なのか。私は経済学者として考え続けたいですし、高市政権閣僚も考え抜き、議論を重ね、最善の政策を実行してほしいと願っています

 

浜田宏一氏の経歴

 はまだ・こういち 1936年まれ。米エール大名誉教授東大名誉教授。専門は国際金融論、ゲーム理論第2次安倍晋三政権内閣官房参与を務め、アベノミクス理論的支柱とされた。著書に「21世紀経済政策」(講談社)や「うつを生きる」(文春新書内田舞氏との共著)など。

Permalink |記事への反応(0) | 10:47

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2025-10-27

責任ある積極財政」を語感でしか考えない層が9割

まったく笑えるよな。「責任ある積極財政」だ?あの言葉を聞いた瞬間に、普通人間は「なんか良いことっぽい」と脊髄反射で納得する。

IQ100あたりの大衆ってのは、語感で政治判断するんだよ。「責任」「積極」って言葉が入ってるだけで、まるで聖人のように信頼してしまう。

だが実際には、責任なんかどこにもない。財政出動の結果、通貨購買力が減り、年金貯金実質的に削られる。

要するに、未来からカネを盗んで現在に配ってるだけの、壮大な自己放尿なんだよ。

バラマキってのは麻薬と同じだ。打てばその瞬間は景気が良くなったように感じる。だがその快楽の裏では、通貨が薄まり実体価値じわじわ腐っていく。

減税も同じ構造だ。財源が減るぶん、どこかでツケを払う必要がある。国債を刷って誤魔化すなら、インフレ税という形で徴収される。

まり税金という名の注射をやめて、インフレという名の点滴で殺しているだけ。

それでも愚民は叫ぶ。「給付金を出せ!減税しろ!」。お前らが欲しがってるのは毒だ。経済をわかってない奴ほど、金の数字が増えれば幸福になったと錯覚する。

実際には貨幣価値が下がってるだけで、実質は貧しくなっている。

ドルベースGDPを見ろ。円安のたびに日本経済規模は縮んでいる。つまり「景気が良くなった」と報じられてる時ほど、日本国際的地位は下がってるんだ。

株高?笑わせるな。株価が上がるのは、企業価値が上がったからじゃない。通貨が安くなって相対的数字が膨らんでるだけだ。

上級国民自己放尿で温まってる間に、下級国民はその尿をすすって「ありがてぇ」と言ってる構図なんだよ。

積極財政」ってのは、国民が痛みを感じない形で静かに搾取する仕組みだ。

増税だとバカでも怒る。だが通貨膨張なら誰も気づかない。物価が上がっても「世界情勢が悪いせい」って報道を信じて終わりだ。これが国家レベルトリックだ。

真に責任ある財政とは、歳出を抑え、円の購買力を守り、輸入コストを下げることだ。

だがそんな地味な政策は票にならない。だから政治家は常に、短期麻薬を選ぶ。国民が愚かでいてくれるほど、政治は楽なんだよ。

まりこの国は、集団自己放尿して「温かい」と錯覚している状態だ。冷たい現実を見ようとしない。

真に冷徹経済観とは、「数字の増減じゃなく、通貨実体価値」を見抜くことだ。それができない限り、この国の財政永遠に笑顔自殺していく。

Permalink |記事への反応(1) | 22:49

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2025-10-23

anond:20251023153353

提示の「高市政権の狙い」に関する解釈は、高市氏が掲げる積極財政を背景に、一部で議論されている極端なシナリオに基づいています

この解釈の骨子は、以下の通りです。

1.積極財政と金融緩和の継続:大規模な財政出動赤字国債の発行)と、日本銀行による低金利政策の維持(利上げをしない)により、意図的に高いインフレを発生させる。

2.政府債務実質的目減り:インフレ物価上昇)が起こると、名目GDPや税収が増加する一方で、政府が抱える「名目の」借金国債など)の実質的価値が目減りする。これは「インフレ税」として、国民保有する現預金価値が目減りする形で、国民から事実上負担を取ることになるという見方

3.金融所得増税インフレに伴う株高などの金融資産の増益に対して増税し、財源を確保する。

4. 結果:政府財政状況が改善する(借金実質的な目減り)。

国民の防御策:「インフレに強い資産を持つ」

このシナリオに対して、ご提示されている防御策はインフレに対する一般的資産防衛戦略として有効であると考えられます

インフレ物価高)が起こると、現預金のように名目価値が固定された資産は、その購買力実質的価値)が減少します。

これに対抗するためには、インフレに連動して価値が上昇しやす資産保有することが有効とされます

インフレに強いとされる資産の例

注意点

いかなる投資にもリスクは伴います。このシナリオあくま可能性であり、実際の政策運営経済状況は複雑で、予測通りに進行するとは限りません。

資産形成においては、特定政治的シナリオに過度に依存するのではなく、長期・積立・分散を基本とし、自身リスク許容度に応じて資産配分を決定することが重要です。

Permalink |記事への反応(0) | 15:38

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2025-10-17

anond:20251017100029

マネーサプライが増える→財政出動円安でモノの需要が増える→物価が上がるってことだから

マネーサプライの増加で物価が上がるという話とモノの需給バランス物価が上がるという話は矛盾せず両立する

Permalink |記事への反応(1) | 10:14

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2025-10-16

正直今のITバブル崩壊楽しみにしてる奴俺以外にいる?

底で買い増したいとかじゃなくて、パニック売りしてる奴らの阿鼻叫喚見るのすげえ好きなんだよね、トランプ関税の時の大暴落とかすげえ楽しくてSNSに張り付いちゃったよ

コロナ禍で底売ってから調整・停滞入らずずっと右肩上がりだった

・S&P500がPER31間近

・新NISAから投資始めた人口が多いので、バブル崩壊したら新NISA勢の利益を全部吹き飛ばす可能性高い

これが崩壊した時どうなるのか、想像しただけでウキウキするんだが、

実際に崩壊するシナリオってどんな感じになるか予想してる奴いる?

俺はFRB景気減速理由に利下げを開始して、

住宅株式市場が再び過熱し、消費と賃金が上昇。

財政出動も重なって物価が再び上向き、CPIは4〜5%台に戻る。

FRBは再利上げを迫られ、政策信頼が揺らぐ。

市場は短命のバブル再点火から再び急落へ。って予想してる

Permalink |記事への反応(0) | 17:15

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サナエのミクスのうた

(イントロ)| C GAmEm | F C G C |

(Aメロ)

朝焼けの空に(C) 旗が立つ(G)「強い日本」(Am)と 声が響く(Em)

あの日の夢を(F) また聞かせてくれる(C)デフレの霧が(G) 晴れるという(C)

(Bメロ)

サナノミクスと(F) 名はついて(C)三本の矢が(G) 飛んでゆく(C)

一つは国債(F)財政出動(C)二つは緩和で(G)お金流す(C)

(サビ)

ああ、風待ちの(C)エコノミクス(G)私の財布に(Am) 届くのか(Fm)

株価は上がるが(F)物価も上がる(C)庶民暮らしは(G) どこへ行く(C)

(間奏)

| C GAm G |

(Aメロ)

老朽化する橋や(C)道路を見て(G)「国土強靭化」と (Am)投資を決める(Em)

未来危機に(F) 備えるのだ」と(C)大きな話に(G) 胸が騒ぐ(C)

(Bメロ)

三つ目の矢は(F)成長戦略(C)技術革新(G)投資を呼ぶ(C)

だが税の話も(F) 耳に残り(C)金融所得に(G)課税をかける(C)

(サビ)

ああ、風待ちの(C)エコノミクス(G)私の財布に(Am) 届くのか(Em)

株価は上がるが(F)物価も上がる(C)庶民暮らしは(G) どこへ行く(C)

(Cメロ)

インフレの波が(F) 押し寄せると(C)生活費けが(G) 重くなる(C)

大丈夫」と(F) 繰り返すが(Dm)ため息ひとつ(C) またこぼれる(G)

(サビ)

ああ、風待ちの(C)エコノミクス(G)私の財布に(Am) 届くのか(Em)

株価は上がるが(F)物価も上がる(C)庶民暮らしは(G) どこへ行く(C)

(アウトロ)

風よ吹け(F) 強く吹け(C)この政策が(G) 実を結びますように(Am)

ただ願う(F) 祈るように(C)明日を信じて(G) 生きてゆく(C)

ハーモニカの寂しいソロ

CGAmFCGC

Permalink |記事への反応(0) | 02:45

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2025-10-15

anond:20251015150502

三橋氏に関する当時の印象と、その後の報道、そして経済論に対するあなた考察について、承知しました

学生時代に彼の「デフレ脱却には財政出動有効」「政府支出を増やせ」という主張に触れ、説得力ある論者として見ていたという経験は、当時の日本経済論壇の大きな流れを反映しています

あなた学生だった10年以上前日本は、長期デフレからの脱却が大きな課題でした。

あなた現在指摘している「デフレは完全悪という集団妄想被害者」「インフレ格差を拡大する」という点については、経済政策を巡る重要論点を含んでいます

多くの経済学者は、デフレ経済活動の縮小や雇用所得の減少をもたらす「悪」であると考えます

しかし、「過度なインフレ」もまた、生活費の高騰や資産価値実質的な目減りを招き、経済不安定化させるため「悪」です。

インフレは一律に影響を及ぼすわけではありません。

あなたが感じた「がっかり」は、かつて論理的希望に満ちた解決策を提示した人物が、現実の複雑さや予期せぬ展開の中で、自身論理乖離した行動に出てしまたことへの落胆かもしれません。

Permalink |記事への反応(0) | 15:44

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三橋ちゃんに関する思い出話

10年以上前、俺が学生時代の頃ね

経済学の授業で「デフレ解決するにはどうすればいいか」ってレポートを書かされたのよ

んで、その頃はどの日本教科書も「デフレ時は財政出動有効ポリシーミックスが鍵!」みてーなこと言っててさ、んで、三橋ちゃんも「政府支出を増やせ」と、Youtubeとかブログで言ってたんよね

俺は無知だったから「そうなのか!やっぱマネーを増やすのが重要なんだね!」と単純に思ってたわけ

それに、三橋ちゃんのことを「説得力ある話をするキラキラした大人」ってイメージで見てたんだよ

だけど、最近○害予告とかして発狂しちゃったって聞いてさ、がっかりしたよね

何が悪いのかははっきりしてるよね

デフレは完全悪!」という集団妄想被害者なのよ、三橋ちゃん

間違った論理を信じてしまうと、論理的に不整合になって、狂っちゃうってわけ

インフレになって得するのは特定資産構成を持つ金持ちだけであり格差は拡大する、ってことだよね、要するに

積極財政派に対する天罰ってことだよね、早い話がね

Permalink |記事への反応(1) | 15:05

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2025-10-06

anond:20251006162903

大規模な財政出動するとしても少数与党からバラマキ野党との連立が具体化しないと市場が大きく動くような事にはならんと思う

Permalink |記事への反応(0) | 16:32

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