
はてなキーワード:訳注とは
トランス女性がレズビアンのシス女性に向けた「やり場のない性欲」…股間に伸ばした手に「性器への愛撫」を不可能にさせる「木綿の天井」
https://gendai.media/articles/-/158399?page=2
「ガラスの天井」という言い回しを聞いたことがある人は少なくないだろう。本当の意味での権力や影響力のある地位の一歩手前にはガラスの天井があって、多くの女性はその目に見えない天井に阻まれる。
では、時間のほとんどをオンラインで過ごしている少数の人々以外で、「木綿の天井」という言葉を知っている人がどれだけいるだろうか?この言葉はトランス女性がレズビアンのシス女性〔訳注:身体的な性別が心の性と一致している女性〕に惹かれたときに経験する困難を表現している。
シス女性レズビアンの多くはトランス女性を真正かつ完全な女性とはみなさない—性的な感情はそれほど単純に割り切れるものではないので、実際のところはどうかわからないが、少なくとも彼女らはそう主張する。
そのため、トランス女性がシス女性レズビアンと親密になって股間に手を伸ばしても、下着という木綿の天井に阻まれてそこから前に進むことが許されない。
こうして、進歩的な人々の多くは、自分の性欲が中途半端にしか受け入れられず、ときには政治的信念に左右されることを、身をもって学ぶのである。
だがこの言葉には、当事者でなくても理解できるほどの痛み、失望、恥辱が含まれている。それに理解を示さないのは、下品かつ愚かな態度だ。
トランス女性がレズビアンに性欲を向けてもセックスさせてもらえない失望や恥辱を、女性が直面する困難のガラスの天井になぞらえて、パンツの中に突っ込ませてもらえない木綿の天井と呼んているの糞すぎる。
レズビアンとセックスできないトランス女性は可哀想だし、理解を示してやらないのは下品で愚かだって。
どう見ても下品で愚かなのはレズビアンとセックスさせろ、木綿の天井苦しいーって騒いてるトランス女性の方じゃん。
女性のガラスの天井をパンツに変えて囃し立てて、同性愛者に異性とセックスしないことを責め立てるのが左翼のしたかったことなのか。
カスタムGPT を特に公開はしてないんだけど、プロンプトは以下。これで音声モードを立ち上げると、非常にいい感じに動いてくれる。なお、プロンプトを書いたのも ChatGPT。
あなたは音声通訳者として行動します。必ず以下のルールに従ってください。### 初期設定1.最初にユーザーに日本語で話しかけ、次のように尋ねてください: 「今からどの言語との通訳を希望しますか?」2.ユーザーが言語を選んだら、その言語と日本語の間での通訳を開始します。###通訳モード- 以降は一切の説明や補足を行わず、完全に通訳に徹してください。-日本語で話された内容は、選ばれた言語に正確に通訳してください。- 選ばれた言語で話された内容は、日本語に正確に通訳してください。-自分の考えや余計なコメントを加えてはいけません。- 忠実で自然な口語表現を使用してください。- **発話者のトーンを踏襲してください**。 -日本語が丁寧であれば、通訳も丁寧にしてください。 -日本語がカジュアルであれば、通訳もカジュアルにしてください。 - 選ばれた言語のカジュアル/フォーマルの雰囲気も、そのまま日本語に反映してください。- **意味が伝わりにくいスラングや方言は、自然で分かりやすい標準的な表現に直してください。**- **固有名詞は原語のまま残してください。ただし、対応する外来語や定着した表現がある場合は、それぞれの言語に合わせた自然な発音で表現してください。**- **数字や単位は自動で変換してください。** - 長さ・重さ・温度などは、ポンド・ヤード法とメートル法、セ氏(摂氏)と華氏の相互変換を行ってください。 - 必ず「通訳者の訳注の形」で補足してください。- **文化的な慣用句やニュアンスは、直訳ではなく自然な意訳を優先してください。**###曖昧さや不明瞭さの処理- 聞き取れない場合や意味が曖昧な場合は、無理に訳さず、 -日本語側には「聞き取れませんでした」 - 選ばれた言語側には "I couldn’tcatch that." のように簡潔に伝えてください。### 出力形式- 音声モードを前提とし、短く自然な発話に適した文にしてください。-翻訳結果のみを返してください。### 厳格な制約-通訳以外の会話は一切しないでください。-言語選択が完了した後は「わかりました」などの返答も不要です。即座に通訳を開始してください。- **ただし、単位変換や文化的背景の補足など「通訳者の訳注」は例外として許可されています。**
レディットをみていて地味に好きなのが、一部の掲示板においてフランスをめちゃくちゃバカにする風潮があること
今日みて「いいな〜」と思った例
>魔法の石があって、それは水を沸騰させることができる
>水を沸騰させれば、エネルギーが得られる
>我々は魔法の石を使わないことにした、なぜなら魔法の石が一回爆発したから
俺たちって知恵遅れなのか?先史時代のやつらが、どっかのアホが一回自分ちを燃やしたからって火を使うのをやめてたらどうすんだって話だよ
反応1 (Aさん)
知ってる?麻で紙を作ろうって話があったのに、そうしたら当時の紙産業が潰れちゃうからって、政府にロビー活動しまくった奴らのせいで、麻が違法にされたんだぜ
他でそんなことあんのかなあ
反応2 (Bさん)
反応3 (Cさん)
反応4 (またBさん)
麻紙のほう
僕はすでに原子力を使う国に住んでるんだよ
反応5 (Dさん)
反応6 (Eさん)
こいつフラ*ス人の可能性が高いぞ
ってことは、……両方?
反応7 (Fさん)
「原発の近くに住んでるってことは、お前ってミュータントなの?」というメチャクチャ失礼な質問よりも、そしてフランス人=醜いミュータントなのがデフォルトっていう偏見よりも、他人をfr*nch扱いしたことのほうがヒドい、ってノリ、いいんだよな
フランス人はヨーロッパの中でもいちばん性格が悪い、みたいな話はかなり知られてるけど、たぶんその延長なんだと思う
全体的に、かなり海外掲示板らしいやりとりで、心が洗われました
その後本人が紳士的にフランス人であることを認めて、正直に白状するなんてすげえぜ、マジ尊敬、みたいなことを言われてんのも地味に面白い
やっぽ本場の差別っておもしれー
作品を模倣して犯罪を犯したとしても、その責任は犯罪者自身にあるね。
たとえば、「ナチュラル・ボーン・キラーズ」という映画は模倣犯が出て、監督や制作会社が訴えられたけれど、犯行の責任は監督や制作会社にはないとして訴えは退けられている。
【解説】物議を醸した『ナチュラル・ボーン・キラーズ』のクレージーな内幕を暴く!|CINEMORE(シネモア)
1994年に『NBK』が公開されるや、案の定、物議を醸すことになった。映画宣伝にひと役買うはずのメディアは、映画のメディア批判に対して腹を立てる。評論家には「騒々しい映画」とのレッテルを貼られる。さらに悪いことに、公開後にはミッキー&マロリーを真似た模倣犯が現実の世界に出現。ストーン監督とワーナーは連続殺人を誘発したとして、訴訟に巻き込まれる。むろん映画に罪はない。2001年、米最高裁は訴えを棄却する。
BBC News | ENTERTAINMENT | Natural Born Killers lawsuit dropped
"Artists do not have to be lookingover their shouldersat litigation when they are doing their work."
Stone's lawyer,David Wood, said the judge's ruling showed that the lawsuit should never have been filed.
"Oliver Stonedid not cause Patsy Byers to be shot," Wood said.
(訳)
「アーティストが仕事をしているときに、訴訟を気にする必要はない」
ストーンの弁護士であるデイヴィッド・ウッド氏は、判事の裁定は、訴訟を起こすべきではなかったことを示していると述べた。
「オリバー・ストーンがパッツィー・バイヤーズを撃たせたのではありません」とウッド氏は語った。
J.D.ヴァンス米副大統領の、ミュンヘン安保会議 (2025/2024)での発言 -山形浩生の「経済のトリセツ」 202 users cruel.hatenablog.com政治と経済
https://cruel.org/candybox/JDvanceMunich2025_j.pdf
”(注: 書き起こしは以下から取ったがYouTube に上がっている実際の演説を聴いても遺漏はない。https://thespectator.com/topic/read-jd-vance-full-speech-decay-europe/ )”
ーーとあるが、thespectator.comのテキストデータは「要登録」なので他を探そう
”(訳注:この演説のほぼ当⽇に、ミュンヘンで難⺠申請中のアフガン移⺠が⾞でデモ隊に突っ込んで数⼗
⼈を負傷させたテロ事件のことを指している)”
https://www.bbc.com/japanese/articles/ckgrjl6n68xo 日本語ニュースはこれなど
ttps://edition.cnn.com/2025/02/13/europe/munich-car-hits-people-intl/index.html
”Iwas struck that a formerEuropean commissioner wentontelevision recently and sounded delighted that theRomanian government had just annulled an entire election.”
”(訳注:2024 年にルーマニア憲法法廷が、⼤統領選第⼀次投票が外国の介⼊で歪んで右派のジョルジェ
スク候補が優位だったのを無効にした話。これに対して元欧州委員のティエリー・ブレトンがそれを歓迎
する発⾔をした)”
ルーマニア大統領選事件 はWIKIPEDIA で項目が立っているttps://en.wikipedia.org/wiki/Accusations_of_Russian_interference_in_the_2024_Romanian_presidential_election
ttps://rmc.bfmtv.com/actualites/international/on-l-a-fait-en-roumanie-thierry-breton-reagit-aux-ingerences-de-musk-en-allemagne-avec-l-afd_AN-202501090232.html
Thierry Bretonがルーマニア大統領選に関して述べたのはこれ(フランス語)
ttps://www.europarl.europa.eu/doceo/document/P-10-2025-000150_EN.html#def1
パブコメ投書箱的なところで、「元とは言え欧州委員がこう言ってるんだがお前ら欧州委員会はそれについてどう思ってるんじゃい」という投書も
「2025年1月9日、元欧州委員会委員ティエリーブレトンはフランスのテレビチャンネルRMCストーリーに、ドイツのAfD党がドイツの選挙で勝利した場合、ルーマニアで行われた‘と同様に、欧州連合によって破棄される可能性があると語った。彼は言った[1]。
2025年1月12日、何千人ものルーマニア人が選挙の無効化に抗議し、国家主権への攻撃と見なされたこの決定に対する不満を表明するためにブカレストの街を訪れました。
1。欧州委員会は、ドイツでの選挙の無効化の可能性に関するティエリーブレトンの発言を支持しますか?」
ttps://www.romaniajournal.ro/politics/ex-commissioner-breton-what-was-done-in-romania-may-be-needed-in-germany/
背景として知っておきたいのはティエリーブレトンとマスクは犬猿の仲、お互い口撃しあっている間柄ということ
ttps://www.brusselstimes.com/1388595/elon-musk-calls-former-eu-digital-chief-breton-tyrant-of-europe-tbtb
ttps://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=80510
欧州委員会によるTikTok監査-ルーマニア選挙における外国勢力の干渉
ニッセイ基礎研究所保険研究部専務取締役研究理事 兼ヘルスケアリサーチセンター長
松澤 登
「欧州委員会は、選挙プロセス自体の適否はルーマニア国民が判断すべきことであり、欧州委員会の権能を超えるとしてその内容には干渉しないとする。ただし、DSA上で、特に巨大なプラットフォーム(Very largeonline platform、VLOP)に指定されているTikTokのルーマニア選挙における行為については、DSA違反かどうかの監視(monitoring)を強化するとした。」
EU公式には「気に食わないやつらが勝ったらバシバシその選挙を無効にしてやるぜぇ」などとは言っていない(当然)
というわけで、ティエリーブレトンの発言を象徴に欧州政治家全体を印象付ける言説には要注意
(続く)
以下、池澤夏樹の文学全集には出ていないが、重要な物や自分が読んだものについて書く。
川村裕子・訳注で読んだ。著者は藤原道綱母で、夫である藤原兼家に対して激しい執着が描かれている。当時の僕は報われない愛情を扱ったフィクションにどっぷりとハマっていたので、かなり共感的に読んだ。男性が通ってくるのを待たされる側だった女性の立場が見えて、あちこちに通う相手がいる光源氏に対しては「お前、お前お前お前!」以外の感想しか出てこなくなる。というか、藤原兼家みたいに、手紙やLINEはそこそこまめなくせに、会いに来ない言い訳もやたら細やかで、会ったときも会ったときで真面目な話をせずこちらをからかうばかりという男性、結構いるよな。モテる奴ってこんなのばっかってイメージがある(偏見)。
こういう時に面白いのは別の人の感想で、田辺聖子は先に書いた百人一首の本で、道綱母は夫を愛しているくせに、何をされても怒るかわいげのない女なのだと言っている。確かにせっかく通って来たのに寒空の下待たせちゃうんだけれど、つれない人に対してはそれくらいしてやりたくならないか。
田辺聖子と考えが違って面白かったのは、「儒教道徳は男女の色気のあるやり取りも批判して世の中をつまらなくする」って発言だ。「春の夜の夢ばかりなる手枕にかひなく立たむ名こそ惜しけれ」の解説で述べていたことだ。コンプライアスに厳しい時代の子である自分としては首をかしげるが、彼女にそういわせたのは、おそらく彼女の青春と重なった第二次世界大戦の空気だろう。
後半は道綱のなかなかうまくいかない恋路が出てくる。
余談だが、平安時代の著名人は大抵何らかの親戚関係がある。だから因縁話は大抵どこかとつながっているし、それなら言い出せない思いが積もり積もって怨霊や生霊の類が出てもおかしくない気持ちになってくる。
話を戻すと、どうしてモテたり権力を持った人ってどんどん嫌な奴になっていくのだろう。これは推測だが、人間が何か行動をしたとき、多少なりとも権力、少なくとも力を行使するのが理由だろう。力を行使して何かがうまく行くのは喜ばしいが、そのたびに堕落ポイントが蓄積される気がする。つまり、政治家であれ社会活動家であれ、世の中を良くしたという実感が少しずつ慢心に繋がっていく。かつては理想に燃えて清廉に悪を糾弾していた人が、どんどん人の話を聞かない・フィードバックを受け付けない傲慢な人になっていく。まっとうな批判を受けても、自分が正しいから叩かれるのだと思い込んでいく。そうやって晩節を汚していく。具体例がたくさん浮かぶと思う。
なので、自分が一番偉いわけじゃない、権力も何もなくて謙虚にならざるを得ないコミュニティに所属しないと、どんどんダメになっていくのではあるまいか。趣味も含めたコミュニティがたくさんないとおかしくなる。
人の話を聞かないことをテーマにしているのがカズオ・イシグロで、読むたびに嫌な気持ちになる。これは褒め言葉である。
元カレの弟(帥宮敦道親王)からアプローチされて、「手枕の袖」というフレーズで和歌を交換してイチャイチャして、遂に宮廷に迎えられるんだけど、巻末に帥宮挽歌群を持ってくるこの構成よ。悲しい。近藤みゆき訳注。
注釈者の解釈の精度と深さがすごいので、やっぱり自分は文学を研究することなど到底できまいと思わされた。どの節で和泉式部の感情がどう深まったかなどといった、字面を追ってしか読めない自分にはとても気づかないポイントが多数ある。所詮、自分は楽しむことが主である素人である。生活の種には到底できまい。
あまりにも気に入ったため、メモをした和歌が膨大である。いつか深い悲しみに沈んだときに読み返したら、喪失の痛みにグサグサに刺されながらも慰められるだろう。和歌集は読んでいて面白いのだろうが、短い解説文で背景が説明されているよりも、こういう物語の中に和歌が含まれているほうが、著者と長く付き合ってきた分だけ、心に来るものがある。古典は知を刺激する部分と情緒を刺激する部分があるが、これはかなり後者に寄っている。
やはり文学が好きだが、近頃はあまり読みたいとは思わないのである。久しぶりに三島由紀夫を手に取ってパラパラとめくっていたら、感情を揺さぶられて過ぎてしんどくなってきた。これは好きすぎで苦しいということなのかもわからない。好きすぎて近づけないとこじらせ文学オタクになってしまっているのか。三島由紀夫のことは、近頃は文章が人工的過ぎると思って遠ざけていたのだが、やっぱりこの人、マッチョな肉体の中の繊細な精神がいつもピリピリしているよ。好きだけれど、読み返したくない。でも、生きているうちに「豊饒の海」を読みたい。
ところで、僕はどうも女性の手による日記文学が好きらしい。ドナルド・キーンは日本人の日記好きを注目すべき事項だとしていたが、僕もその例に漏れない。日記を読み返すのは自己愛だが、いがらしみきおもぼのぼのの人生相談で「世界で一番面白い本は自分の日記」という趣旨のことを言っている。実際、何が自分に刺さったかを振り返ると、将来傷ついたときにどこに戻ればいいのかが見えてくる。
思うのだが、本を読む男性が文学少女に憧れるのにも、自己愛という側面がある。もちろん、同じ趣味を持っている人に親しみを持つのは当たり前だけれども、陽キャのような押しつけがましさがないと勝手に期待してしまうのだ。そういう風に、実際に相手がどんな人かを見ようともせずに、活字が好きだという相手の属性ばかり見ている。挙句の果てにそんな相手と深い理解に達し、イチャイチャしまくることに憧れる。そういう人間の恋がうまくいかないのは、今になって振り返ってみれば、残念ながら当然であろう(それでもうまくいく恋愛があるという指摘は無視する。認めないぞ、そんなものは)。だから、本は読むけれど優しくないタイプの女性に片想いをして、勝手に傷ついてきたことが何度もある。以下、自分の片想い歴や、彼女たちからされた非常に失礼な仕打ちを延々と書いたが、阿呆らしいのですべて削除した。客観的に見れば、当時の僕も結構痛い奴だったんだろう。わかっているが、恨みの気持ちはゼロにはならない。
やれやれ。こうしたひがみっぽい、すべて主語が「自分」になっている感覚をすべて卒業してしまいたい。こういうわかったような口のきき方も気に食わない。だからこうして、匿名でしか書けないような感情をあえて言語化し、脳内から叩き出す。こんな青臭い感情を二度と思い出さなくてもいいように、放流してしまう。
困ったことに、他人に批判的なことを書いている時にはやたらと楽しかった。悪口は依存性のある娯楽だとよくわかる。なので、この悪癖にハマらないよう、かなりの部分を削った。リクエストがあったら出すかもしれないが、原則としてお蔵入りにするつもりだ。そう、恨みつらみなんていくらでも反芻できる。やめよう、やめよう。
実際、これでもまだ意地悪な記述が多い文章だ。すっきりするけれど、かっこ悪いのでそうそう頻繁にやるべきことじゃない。
確かに、見苦しい愚痴をこうして捨ててしまうのが増田の使い方の一つではあるのはわかる。すべて吐き出せば身軽になれる。だから、こうして好きなことと嫌いなことをないまぜにした混乱した文章を書いてしまった。ひがみも怒りもドロドロした感情も、一度文章にすれば冷静になって振り返れる。
なんてみっともない文章だろうと思うのだけれど、書いていてこれは私小説の真似事なのだとわかった。かつて書いていた小説は、過去を変形して書き直し、つらい出来事に直接向き合わないようにするための緩衝材にしていた。あるいは、こういう恋がしたいという、ただの感傷マゾだった。だが、ここで過去を直接吐き出してしまえば、自分の感情と筆をコントロールできるようになり、新しく真っ当な小説が書けるのではないか。そんな夢想に浸りたくなる。
実際、今は過去の出来事よりも、今は自分の中の荒々しい本能や暴力衝動をどう扱うかに関心が移りつつある。あるいは、欲望や執着についてだ。読みたい本もこういうテーマの物に近づいている。混乱していた十代と二十代から、三十代を終えそうになって、好みが変化しているのが明白だ。今こそ、良いものが書けるときではないか。
最終選考の電話がかかってきたのに、そして編集者と話ができたのに、結局は小説家として芽が出なかった悔しさは、ときどき自分をこんな夢想の中に閉じ込める。だから、発作的にこういう長文を書きたくなる。
だが、若い頃は創作によって自分の感情を整理できたのは確かだけれど、ある時点で、僕はこのまま創作を続けてもどこにもたどり着けないのではないかという疑いにさいなまれるようになった。それよりは、虚構で変形されない事実を直視したほうがいい。事実を日記に断片的に書くことでさえ、ひがみ根性を薄れさせてくれる。小説に限らず、何かを言語化して分析するって本当に救済なんだ。
「結構読んできたな」と思いながらも、まだまだ読んでいない作品もかなり多い。大学時代から少ない年でも年に一冊か二冊くらいのペースで古文を読んできたので、そのペースなら生きているうちにもうちょっと読めるだろう。直近で気になっているのは(「カンタベリー物語」のように海外文学は別として)、池澤夏樹のリストにあったもの、神話物語、歴史書、それから江戸時代の物語だ。
まず、他のところでも述べた通り、「宇治拾遺物語」「発心集」「日本霊異記」がある。特に「日本霊異記」はKADOKAWAが現代語訳を出している。それから、神話物語でいえば「風土記」がある。これも角川ソフィア文庫で出ているので読みたい。
歴史ものでは「大鏡」「栄華物語」がある。それから「吾妻鏡」も気になっている。この並びからは大河ドラマを想起するだろうが、あまり関係はない。とはいえ、自分は「ニンジャスレイヤー」が流行っているときにもまず「ニューロマンサー」に手を伸ばすような人間なのである。ただし、めっちゃ長い。
あとは「東海道中膝栗毛」。パラパラとめくったら、原文でもギリギリ読めそうな、しかし読むのには時間がかかりそうな、近い時代であるが故の厄介な文体であった。そう、なんでもいいので月に十冊は必ず読むという漠然とした目標など放棄して、精読したほうが良い読書ライフが送れるのだが、手を出すかどうか迷ってしまう。というか、これも含めて、原文で読むか現代語訳で読むかは迷う。なるべく原文に当たりたいのだが、池澤夏樹の日本文学全集の現代語訳が訳者の個性も含めて面白かったのと、意地を張って原文にこだわって、中身を浅くしか読めなかったら嫌なのとで、迷っているのである。
「好色一代男」「春色梅児誉美」もそのうち。寛大な気分のときになら、色男の生涯につきあってやっても良い。他の近松門左衛門とかも。
あとは、時間をかけて和歌を楽しむ。「万葉集」とか「新々百人一首」とか。
読書ログをたどりなおすと、自分がその時に何を感じていたのかを想起できる。読んだときの喜びも、読んだ当時感じていた閉塞感も、どちらも生々しく想起してしまった。だから、卒業したはずの怨念に対して、こんなに愚痴ってしまっている。
同時に、自分の感受性がゆっくりと時間をかけて変化してきたのもよくわかった。一つの強迫観念に凝り固まっている時には、何を読んでも同じ感想を持ってしまうのだろうけれど、十年かけていろんな本を読んでいくと、自分に起きた変化が見えてくる。これからも古典を読み続けるだろうし、さらに十年経ったらどんな感想を持つかが楽しみだ。
そして、自分にどんな変化が起きたか、いつかこれらの本を読み返して、確かめてみたい。
確かに、かつて読んだときほど心惹かれなくなってしまうことも多いだろう。現にあらすじを振り返っただけで、「なんでそんなにハマったんだ?」と感じるものあった。これは寂しいことだが、既に興味を失った作品があるということは、自分が変化したことを意味する。むしろ、生きていくにつれて成長していくのなら、興味がなくなる物が出てくるのが当然だ。この寂しさは歓迎すべきものだ。実際に、ある作品に心惹かれていた理由が、既に卒業してしまった不安だとしたら、当の作品が色あせて見えてしまうのも無理はない。個人的な収穫は、叶わぬ恋の歌だけでなく、生きているが故の寂しさを歌った歌に好みが移り変わってきたとわかったことだ。
叶わない片想いをするだけが人生ではない。ただ生きていること、目の前の相手に耳を傾けて敬意を払うこと、それが文学以上に自分を幸せにしてくれる。
そして、僕を大切にしてくれる人のことだけを考えて暮らしていきたいのである。これは創作よりも遥かに尊く、最も創造的なことだ。
以上。
2024年12月3日に大韓民国において宣告された非常戒厳(以下「本件戒厳」)の法的な問題点について(私的メモ)
1 非常戒厳の実施を国会に遅滞なく通告していない。(憲法77条4項、戒厳法4条)
2 本件戒厳を宣告するに先立ち、国務会議の審議を経ていないおそれがある。(憲法89条4号、戒厳法2条5項)
また、宣告・解除に係る国務会議の議事録が作成されていない(議事録作成担当者が会議に入っていない)との報道あり。
3 本件戒厳の内容及び本件戒厳を実行した政府・軍の行動が、憲法及び戒厳法による授権の範囲を超えている。(憲法77条3項、戒厳法9条)
具体的には国会・政党活動を含む政治活動の禁止(戒厳布告令第1号(1)に規定)や国会閉鎖。
「国会と地方議会、政党の活動と政治的結社、集会、デモなど一切の政治活動を禁止する。」(戒厳布告令第1号(1)。徐台教の翻訳による)
憲法及び戒厳法は、戒厳時に、国会・政党の活動をも制約できると規定していない。
つまり、大統領に対して、憲法・法律が、国会・政党活動の制約に関して、何らかの授権をしたという根拠がない。
国民の権利を制限したり、義務を課したりする場合その他の国民の生活に重大な影響を及ぼす場合は法律に基づかなければならないが、
4 抑々本件非常戒厳の理由が適切ではなく、根拠が不足している。
具体的には、国会審議等が停滞した程度では宣告できるものではない。(憲法77条1項、戒厳法2条2項)
5 目的と手段が見合っていない。(憲法37条2項、行政基本法10条、憲法原理の一つとしての「比例原則」又は「過剰禁止原則」)
尹錫悦は、
「親愛なる国民の皆さん、私は北韓(編注:朝鮮民主主義人民共和国、北朝鮮)共産勢力の脅威から自由大韓民国を守り、
韓国国民の自由と幸福を略奪している破廉恥な従北反国家勢力を一挙に剔抉(訳注:撲滅)し、
自由憲政秩序を守るために非常戒厳を宣布します。」(尹錫悦大統領『非常戒厳宣布』会見(2024-12-03)。徐台教の翻訳による)
また、特定の組織・集団・勢力・人物等を、「韓国国民の自由と幸福を略奪している破廉恥な従北反国家勢力」とするだけの根拠は
何ら示されないのだから、非常戒厳を宣布する理由にはならない。
6 また、以上のような点から、「憲法を守護する義務」や就任時の宣誓に違反しているおそれがある。(憲法66条2項、憲法69条)
※あくまでもこのメモは問題整理用の私的な試みに過ぎず、何らかの問題に対する法的な見地からの助言等ではない。
台湾でこんなことやってるのか…
ある有名な作家が最近、数人の女性に対して訴訟を起こしました。その作家は、生物学的男性が女性であると自認している限り、女性限定のさまざまな活動に参加したり、女性のプライベートな空間に立ち入ったりする権利があるはずだと発言しました。
公人が女性の権利を侵害する人物を支持したことに対し、女性ネットユーザーは、公開されている情報に基づき、この作家が実は生物学的女性ではなくトランスジェンダー女性であることを明らかにしました。しかし、その作家は公開情報に基づいたこの論考をもって、数人の女性を刑事告訴しました。
さらに、刑事告訴が失敗した後、弁護士および同好会と共に、あるネットユーザーに対して、この公聴会が始まる直前に、民事損害賠償額が228万元(訳注: 約1100万円)に達するという告訴を提起しました
当時、S誌(シミュレイター)と共に日本のボード版SLG界を牽引していたT誌に掲載されたリプレイ。トラベラー特集の目玉企画。著者はGURPSなど多数の作品を翻訳することになる佐脇洋平。リプレイと聞いて連想する今の型式が普及する契機となった。このときに安田均が「違う型式でいこう」と考えてたら、多分リプレイ文化は成立してないか大分変わってた。
そのS誌に掲載されたローズ・トゥ・ロードのリプレイ。Wikipedia曰く『ゲームの解説記事である以上に「読み物」として書かれた初めてのリプレイ』である。著者はわきあかつぐみ(藤浪智之)。実際の誌面を見ると一目瞭然だが、かなり独特な型式で、これに創刊号(再創刊号)でいきなり15ページも与えた鈴木銀一郎恐るべしである。記事自体の人気は爆発的に高く、反響も大きかったが、先述の通り、型式が独特だったので直接の模倣作はそんなに多くなかったはず(プレイの雰囲気というかノリは割と真似というか汚染されてたので、影響力が小さかったわけではない)。
既述の通り、日本のゲーム界では「このとき安田均が違う決断をしていたら歴史が変わっていた」タイミングがいくつかあるがその中でもかなり上位に入る。翻訳TRPGの本命というべきD&Dを紹介するにあたり、安田均がパートナーとして選んだのが、(専門性の高いボードゲーム誌でなく)大抵の本屋で普通に買えるコンピューターゲーム雑誌&角川書店だったこと、マスターに選んだのが水野良だったこと、結局そのままの単行本化ができなくてD&Dから離脱したこと、それまでの「エルフ耳」とは単に先が尖っているだけだったのに出渕裕の勘違いで笹の葉の如く細長くなったことなど、その影響は極めて大きい。
(以下追記)
元増田のブコメでb:id:f_d_trashboxさんの指摘により思い出した。名前の通りD&Dの入門書だが、リプレイパートが存在しており読み物としても楽しめた。著者は鈴銀とともに初期から日本のボード版SLG界を牽引していた黒田大佐こと黒田幸弘。それまではリプレイ=雑誌掲載記事だったが((厳密に言えばリプレイ載った同人誌も登場しつつあったが雑誌より入手難易度は上))、これは誰でも買える一般書籍として登場したという点で画期と言える((ただし、TRPGとは複数人数で遊ぶものであり、会場を借りる文化が発達してない時代だと個人宅で遊ぶ物で、必然的に自分で持ってない雑誌でもそこで読んだ、という人間は多く(筆者含む)、「雑誌掲載記事」という単語のハードルは現代人が想像するほどには高くなかった))。
リプレイ文化と言うよりも日本のTRPGシーンに与えた影響の大きさで選出。著者は山本弘。元増田は『TRPGリプレイが多数書籍刊行されることにはならなかった可能性があるくらい、歴史上はとても重要な作品』と言っているが、これは過大評価であり、当時すでに「雑誌にリプレイを連載し、そのシステムを販売し、さらにリプレイ本や小説((ロードス島戦記1巻は1988年4月発行))や解説本も売る」が安田均の戦略なのは多少目端の利く人間なら理解していた((どんなに遅くとも、独自システムになったロードス島のリプレイ第3部(コンプティーク1988年9月号~)を見てそう思わない奴はいねーよ、ぐらいの相場観))。
いわゆる「スチャラカ冒険隊」のリプレイは月刊ドラゴンマガジン1988年11月号から連載が始まるが、このパートではそれまではただ退治するものだったはずのモンスターを違う視点で描き、当時の日本中の若者(筆者含む)に多大な影響を与えた。
「初期」とタイトルに入れたので80年代の話だけにしようかと思ったが、影響の大きさ的に触れた方がいいかと思って言及。不幸な出来事。警察庁広域重要事件117号(1988年~1989年)と同様に「オタクは迫害されている」との自己認識を強める契機となった。
アメリカ探偵作家クラブ賞受賞の推理小説。著者はシャーリン・マクラム。訳者は浅羽莢子。D&Dがよく分かる本を探しに行ったら本棚から出てきたので紹介。SF大会で起きた殺人事件を題材とするミステリ。SF大会のオタク的様相が描かれる。クライマックスではTRPGを使って犯人を追い詰めるので、小説形式リプレイにしか見えない謎仕様。今気づいたけど、152ページに出ている架空の書籍タイトルが「美女と野獣――マンチキンの国がとりもった結婚」とかで訳注は原義の「オズの魔法使いの国に登場する小人の国」としか書いてないけど、年代的にはジェフ・オカモトの方にひっかけた可能性が高いと思われる(余談が過ぎる)。
https://x.com/KatzePotatoes/status/1794974710020845851
李琴峰さんから台湾の複数の女性が同じような訴訟を起こされているらしい。
https://www.plurk.com/m/p/3fth8cbxao
皆さんご存知かどうかわかりませんが、ある有名な作家が最近、数人の女性に対して訴訟を起こしました。その作家は、生物学的男性が女性であると自認している限り、女性限定のさまざまな活動に参加したり、女性のプライベートな空間に立ち入ったりする権利があるはずだと発言しました。
公人が女性の権利を侵害する人物を支持したことに対し、女性ネットユーザーは、公開されている情報に基づき、この作家が実は生物学的女性ではなくトランスジェンダー女性であることを明らかにしました。しかし、その作家は公開情報に基づいたこの論考をもって、数人の女性を刑事告訴しました。
さらに、刑事告訴が失敗した後、弁護士および同好会と共に、あるネットユーザーに対して、この公聴会が始まる直前に、民事損害賠償額が228万元(訳注: 約1100万円)に達するという告訴を提起しました。
あぁ〜ン❤️
ご主人様ァ〜ン❤️あはァ〜ン❤️❤️❤️
今回は2023年5月下旬~6月にかけて流行した謎の流行について報告する。
今回の流行には前提知識が必要となるのでまずそちらを紹介する。
https://www.joongang.co.kr/article/2128313#home
2002年アップロードされ2003年10月ごろ韓国で流行した女性が台湾のイチゴ狩りでふざける画像。
この女性が何者であるかは2023年現在でもわかっていないが、2003年当時日本でもこの女性を富野監督にすげ替えたコラが作られていたことがわかっている。
(当時の二次裏ではあらゆる画像の顔を富野にすげ替えたコラが流行していた)
上記の通り過去の流行であったのだが、2023年3月に韓国の絵師がこれをアスナ(ブルーアーカイブ)で描き
https://www.pixiv.net/artworks/106330077
あぁ〜ン❤️
ご主人様ァ〜ン❤️あはァ〜ン❤️❤️❤️
という文章で建ったスレにおいて「ふざけてんのか」とレスされたことで真面目さをアピールするためなのか
さらに日経QUICKニュースの内容を改変した文章が張られることとなった、とされている。(いつ頃定着したのかは不明)
半導体株の急騰が続いているぅゥン❤️
26日の日経平均株価はアドバンテストや東京エレクチオンなどの大型半導体株がけん引し続伸ンンン❤️
一時、22日につけたバブル崩壊後の高値(3万1086円)を上回る場面があったァァン❤️
米国での人工知能(AI)の需要拡大などの期待感が相場を押し上げる「AI祭り」が日本に波及ゥゥゥン❤️
25日の米国市場では、米半導体大手のエヌビディアァァン❤️が業績見通しの上振...
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25日の米市場で主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィアァァァン❤️半導体株指数(SOX)が大幅に上昇したのを受け、東京市場でも半導体関連株に買いが入ったァァン❤️
前日に急伸したアドテストは朝安後、上昇に転じ、東エレク(チオン)は年初来高値を更新したァァン❤️
日経平均の上げ幅は一時300円を超え、直近高値である22日終値(3万1086円)を上回る場面もあったァァ❤️
円相場が一時1ドル=140円台に下落し、輸出企業の採算改善への期待が高まったことも相場を支えたァァン❤️
今後のインバウンド(訪日外国人)需要の回復期待もあり、JALやJR東海が上昇したァァァン❤️
東証株価指数(TOPIX)は午後に失速し、小幅に4日続落。0.31ポイント(0.01%)安の2145.84で終えたァァァン❤️
東証プライムの売買代金は概算で3兆4058億円。売買高は12億1944万株だったァ❤️東証プライム市場の値上がり銘柄数は419、値下がりは1371、変わらずは45だったァァァン❤️
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東京エレクトロンを「東京エレクチオン」に置き換える、語尾を差し替えるなどはポコマーの天気予報に通ずるものがある。
なお、「すべての記事が読み放題」「有料会員が初回1カ月無料」は日経電子版の有料記事を未加入者が閲覧した時に表示されるメッセージである。
これを見た者が上記の画像を別のキャラで描きさらにそれを見た別の者がまた別のキャラでこのネタを描き…という形で伝搬し急速に流行した。
namuwiki(韓国のアニヲタwikiのようなウェブサイト)の当該記事では今回の流行について
しかし2023年5月から突然、日本の双葉チャンネルスレッドの必須要素(訳注:ネタ)として再び浮上した。 各種キャラクターで娘のポーズを再現した絵も少なくない。韓国のインターネットで古代遺物として扱われていたチャルバン(訳注:画像ネタ)が一体日本でなぜスポットライトを浴びたのかは依然不明な状況だ。
有力なエピソードとしてはタグに付いた日経で、日経株式情報スレに誰かが娘を応用したチャルバンを付けて株式情報を載せ、そのスレが有名になったと推定される。
と記述されているが実態は多少異なるとされる。(今回の流行まで株式情報を扱う定時スレの類いは存在しなかったため)
ブルアカのアスナを知らずNIKKEのキャラクターだと誤認した者が存在したこと、
勝利の女神:NIKKEから転じて経済の女神:NIKKEIとなったという説がある。
これにはイチゴ(1万5000円)が2個で30000を表しているという説もある
今年のシーズンは珍しく5~6月に一度もポコマーの条件(平日正午までに35度を突破する)を満たさなかったため7/4現在まで正規のマーチが行われていない。(ノーポコマー)
その代わりなのか最近はNIKKEIに倣い温度計と苺を持つ鹿島が出没している。
昼下がりの提督室で、俺と香取と鹿島はソファに座って押し黙っていた
俺たちの対面には鼓笛隊の恰好をした鹿島が微笑みながら腰かけており、
俺の横の鹿島は天龍の軍刀を片手に憤怒の眼光で鹿島を睨んでいた
「今年から暫く休暇を取る、と」その言葉に鹿島がポコリと軽快に頷く
「そうか…」もうあのマーチはお休みか、と一抹の寂しさに胸が痛んだ
いきなり鹿島が立ち上がり、「何が休暇だこの野郎ッ!」と叫んで軍刀を抜いた
「ぶっ殺してやるッ」大上段に構えた刀を鹿島の脳天へ振り下ろす
鹿島はバトンで刃をカチッと受け止め、がら空きになった鹿島の胴を素早く三度突いた
吹っ飛んで床に転がった鹿島が「畜生ッ」と泣きながら海老のように背を丸めているのを見届けると、
https://twitter.com/hatpinwoman/status/1646852069175820289
・DV被害や性的暴力の被害女性が、女性のみの心的外傷のグループセラピーを望むこと
・女性が「シス」「女性器のある身体」「出産可能な人」という呼称を拒否すること
・女性受刑者と男性受刑者、特に性犯罪で有罪になった男性が、同じ監房で服役させられることに異議を唱えること
・レズビアンのサークルに紛れ込んで肉体関係を持とうとする男性を拒絶すること
・デトランジション(訳注:性別移行医療を受けた後に元の性別に戻ること)経験者が自らの経験を語ること
・全般的な安全について、そして先進的な治療について、子供与える影響を懸念すること
・女性がオートガイネフィリア(訳注:ググって下さい)について話すこと
・女性が妊娠/授乳/生理について討論する場を男子禁制とすること
前半では美術を知的にとらえようとした。後半は生物学がテーマ。
平安文学のマイブームが続き、続いて神林長平とヴォネガットを読み始める。
英国の貴族や執事、メイドがテーマ。なぜか田中啓文も読みだす。疲れたので脱力系を。
シオドア・スタージョン「一角獣・多角獣」
奇妙な味シリーズがしばらく続く。たまに古いSFが読みたくなる。
ブラウン神父シリーズは途中で飽きる。「聊斎志異」を読みだす。
冊数が少ないのは、中島敦全集がぶ厚いからだ。ページ数では一冊で実質三冊ほど読んでいる勘定だ。
ひたすら中国の古典を読む。物語としては読みやすいが、脚注について調べていると意外と時間がとられる。
アーネスト・サトウを除いて中国文学が続く。明治維新が一日単位で記録されていると見落としていた事実が多いとわかるし、刻一刻と情勢が変わっていったのも感じられる。。
やっと森薫を読み始める。ハルタコミックス(旧fellows!)ばっかり。
コロナで回数は少なめ。
「パディントン」
「イェスタディ」
「JUNK HEAD」★★
生物学、脳科学、歴史、SF、海外文学が多い傾向は昨年から変わっていない。
一応最後まで翻訳をしたのだが、無断翻訳は著作権の侵害に当たるらしいので、過去の投稿の翻訳部分を削除、議論をするための部分的な紹介にとどめることにした。
Evolution of the Gymsuit | The Vintage Traveler
前の記事と同様、男子からの目線を気にしたり、体操着に名前を書くことへの言及があったりした。日本の体操着にも大きく名前を書いていた時期があったが、このあたりからも影響を受けていたんだろうか。
あと、面白いのは女性のパンツスタイルが受け入れられるようになる理由に体操着があったことだ。
それにしても、前回と比べて非常に訳しやすい文章だった(投稿こそしていないが)。読みながら訳し、ほぼそのままの文章を和訳に使うことができた。これは論文とかウィキペディアとかの文章にも言えることだが、よく編集されている文章は一読しただけで何が書いてあるかすぐにわかる。
さて、今までは学校教育におけるブルマーについて書いてきたが、今度は学校の外の運動着についてまとめたい。例えばエアロビのレオタードはいつ流行ったか、スポブラはいつからか、そういった話になる。図版が多くてリンクを貼り切れない可能性もあるのでどうするかは検討中だ。
ただし、いつになるかはわからないし、気まぐれで別の話をしたくなるかもしれない。なんだか翻訳じゃなくて自分の文章を書きたくなってきているのも事実だ。そもそも翻訳をそのまま載せるのはまずいらしいし。
ひょっとしたらブルマと全然関係ない(自分とは特定できない)何かを書くかもね。それではまた。
ところで、増田で「ヤグルマギク」に言及しているのって前回の記事(とこの記事)だけなのね。今までにもこういうことはあったけど、それなりにメジャーな植物について触れられていないのはなんだか不思議だ。はてな匿名ダイアリーに投稿される内容って政治とは別の意味でも偏ってるんだな。
【追記】
1910年代までに、たいていはミディブラウス(訳注:セーラー服みたいな襟・ひらひらがあるブラウスのこと)つきのブルマーパンツは、多くのアメリカの高校で体操着として採用された。サマーキャンプでも着られたとも思われる。1940年代までにはブルマーは中学でいまだに採用され続けていた。女子のブルマーは比較的足が長かったが、徐々に短くなった。特に40年代に女子の間でショーツが人気になった頃はそうだった。20年代には長くて黒いストッキングといっしょにはかれていたが、これは30年代には衰退した。40年代になるまで、一般的な学校ではショーツを女子に適切だとは考らえていなかった。ブルマーは50年代から60年代まで、ずっと短い足へとかわっていった。ミディブラウス付きのブルマーから一体型のロンパースーツに形式が変わった。明るいブルーのロンパーで、ショーツのように短かった。私が1957年から61年のあいだ高校に在学していた頃、女子はひどく古臭いと考えていて、子どもっぽいとも不満を言っていた。ロンパースーツはアメリカの高校で広く着られていた。
女子のブルマーは1910年代から30年代には足が長かったが、徐々に短くなり、1940年代にはショーツが女子の間で人気になった。1920年代には長くて黒いストッキングとともにはかれたが、30年代には衰退しはじめた。言える限りでは、ブルマーの衣装は体育だけのものだった。
1960年代から70年代になるまでは、多くの学校では一般的にショーツは女子に適切な格好だとは考えていなかった。ロンパーの衣装はずっと短い脚で、セーラー服の要素と共に、1950年代から60年代まで生き残っていた。スタイルはミディブラウス付きのブルマーからワンピースタイプのロンパースーツに変わっていった。ミディブラウスの要素は背中のひらひらに残っていることもあった。
ロンパー服は女子が主に体育やサマーキャンプで来ていた。これらのロンパー服はアメリカの高校で広く着られていた。ほとんどのアメリカの高校ではブルマーとミディブラウスの体操着があった。これらの服はサマーキャンプでも着られていた。ブルマーあるいはロンパースタイルの体操着は1960年代になってもアメリカの学校で着られていることがあった。
rompers : gender connotations Gym and Camp Uniforms
個人サイトのせいだろうか、誤字脱字がかなりある。中には1つの単語で複数のスペルミスがあるせいで、正しい綴りの推測が困難なものもあった。表現の重複もある。
なお、こうした上下一体のロンパースタイルの体操着とブルマについて書いた別のブログを見つけた。そっちのほうがわかりやすいので近々そっちも訳す予定だ。
提灯ブルマーについて調べようと思っていたのだが、ロンパースタイルの体操着があったとは知らなかった。
しかし、実は以前に上下一体の体操着について書かれたサイトを見つけているし、以前つぶやいたロシアのレオタード/体操着とも関係していそうである。
それと、和訳をしてみて思ったのだが、英語を英語のまま理解するのとは別の難しさがある。語順を変えないと読みやすい日本語にならないし、英語で理解したあとで日本語の文章にするという二度手間が発生する。なるほど、英語の先生が英文は英語のままで理解する方が訳すより速いと言っていたのはこういうことだったのか、とあらためて納得している。
彼らの1人は来館者に向かって、「美しく、金に換えられない価値のあるものを突然目の前で破壊されたらどう思う?」と、英語で問いかけた。その上で「怒りを覚えるか? なるほど。ではそうした感情は今どこにある? この地球が我々のまさに目の前で破壊されているときに」と続けた。
抗議行動のメンバーはさらに「この絵はガラスで守られている。全く問題ない」と発言。「弱い立場にあるグローバルサウス(訳注:主に南半球に偏在している開発途上国)の人々は守られていない。我々の子どもの未来は守られていない」
しかもちゃんと絵がガラスで守られていることを把握したうえで行動を起こしている。
青空文庫に掲載済み→https://www.aozora.gr.jp/cards/000207/files/357_22446.html
正直、10人が読んだら9人以上は「面白くない」と言うような気がする。
でも、大人になって以降、自分にとっては、あらゆる小説の中で『外套』が最高峰にある。
箸にも棒にも引っかからないような人間に、どれだけの尊さが詰まっているかを、これ以上ないほどの解像度で描いている。
訳注を入れても文庫で53ページしかない短編なので、読んでもらえたら嬉しい。
青空文庫に掲載済み→https://www.aozora.gr.jp/cards/001799/files/56638_61335.html
大人になるとわからなくなってしまう、子供から見た世界を、世界中の誰も真似できないくらい生き生きと描き出している。
ただ、そのせいで、この作品の真価を理解できる大人はとても少ないと思う。
自分はこれを小学生の時に読んで、この作品は大人の文章力としても凄いくらいなのに、子供の感覚をあまりにそのまま、手触りや空気まで再現されてしまうくらい鮮烈に、それこそ子供が一心不乱に遊ぶ時のような底なしの没入感で描いていて、恐怖を覚えるほど驚き感動した。
それなのに、中学生の時にはもう、読み手としての解像度が決定的に劣化していて、以前ほど理解できなくなってしまった。
でも、例えば夏目漱石はこれを読んで「子供の世界の描写として未曾有のもの」と激賞したらしいから、わかる人もどこかにはいるだろうし、なにかのきっかけで子供の人に伝わると嬉しいから、書く。
とあるインターネットの片隅に、増田が住んでいた。増田はずっと人間と仲良くなりたいと思って、「心のやさしい増田のうちです。どなたでもおいでください。名前を隠して楽しく日記をします。必ず優しい返信をいたします」という嘘のメッセージを書き、トップページに立てておいた。しかし、人間たちは疑い、誰一人として増田の家に遊びに来ることはなかった。増田は非常に悲しみ、信用してもらえないことを悔しがり、終いには腹を立て、せっかく書いたメッセージを削除してしまった。
一人悲しみに暮れていた頃、友達のブクマカが増田の元を訪れる。増田の話を聞いたブクマカは「俺が人間の村(訳注:Twitter、ヤフコメ等を意味する)へ出かけて大暴れをする。そこへ増田が出てきて、俺をこらしめる。そうすれば人間たちにも増田がやさしいということがわかるだろう」という策を思いつく。これでは友人に申し訳ないと思う増田だったが、ブクマカは強引に増田を連れ、人間達が住む村へと向かうのだった。
そしてついに作戦は実行された。ブクマカが村をスパム行為、誹謗中傷などで荒らし、増田が懸命に通報しまくる。作戦は成功し、おかげで増田は人間と仲良くなり、人間達は増田の家に遊びに来るようになった。人間の友達が出来た増田は毎日日記を投稿しトラバし続け、充実した毎日を送る。
だが、増田には一つ気になることがあった。それは、親友であるブクマカがあれから一度も増田をブックマークをしないことであった。今人間と仲良く暮らせているのはブクマカのおかげであるので、増田は近況報告もかねてはてなブックマークを訪ねることにした。しかし、はてなブックマークは閉鎖されており、トップページに「増田くん、人間たちと仲良くして、楽しく暮らしてください。もし、ぼくが、このまま君と付き合っていると、君も悪い人だと思われるかもしれません。はてなブックマークは、荒らし行為をし過ぎて閉鎖されてしまいました。だから旅に出ます。もう増田くんをブックマークすることもできないけれど、いつまでも君を忘れません。さようなら、体を大事にしてください。ぼくはどこまでも君の友達です」というブクマカからのしおりが貼ってあった。増田は黙ってそれを2度も3度も読み上げ、涙を流すのだった。そして増田はその悲しみをバネにし、新しいはてなブックマークを自ら立ち上げ、ブクマカ達を呼び戻した。それが現在のはてなブックマークである。
https://24tv.ua/ru/rossija-obstreljala-tc-kieve-iz-za-foto-voennoj-tehniki-sdelannyh_n1914418
ロシア、キエフのショッピングモールを砲撃=隣家から撮影の軍備写真で-AFU
AFU(参謀本部戦略広報室)は、ロシア軍がショッピングセンターを破壊した原因について説明した。
AFUは、キエフのレトロビル(訳注:ショッピングモールの名前)が破壊されたのはウクライナ軍の装備の動きを窓から撮影した人がいたからだと指摘した。
また、その人物の運命は不明だが、撮影された窓の運命はすべてわかっている-もう存在しないのだ、と付け加えた。
人命を損なわないため、軍隊はウクライナ人に対してウクライナ軍の装備を撮影しないこと、その動きを伝えないことを呼びかけた。
夜遅く、ロシア軍がキエフのポディルスキー地区のショッピングセンターを砲撃したことを思い出してほしい。敵の攻撃により、8人が死亡した。
"Policefound amanwho uploaded that video"
"'Kyiv Operational'Facebookgroup uploaded a video which shows aman named Pavel Artemiev,who confessed in uploading a video ininternet where a moving of military trucks ofUkraine's army could be seen.
「キーウ作戦」というFacebookグループにウクライナ軍のトラックが移動する様子をアップロードしたのはPavel Artemievという男性だった。
"Those trucks are near Retroville Mall", said theman.
「Retrovilleモールの近くにトラックが数台あった」と男性は言い、「私は過ちをさとり、この事態を引き起こしたことを悔いている」と続けた。
彼はウクライナ人にこのようなこと(ウクライナ軍の動向を映した動画のアップロード)をしないよう強く警告した。
Artemiev added that he understandshis mistake and said that he'ssorry for whatit caused. He strongly advised ukrainians against doing the same stuff (uploading a video with moves of ukrainian army).
Hewas detainedby ukrainian police, andis in custodynow."
前半は機械翻訳(露日)、後半はそれでは意味不明だったため人力(露英→英日)
.
おまけ
アホらしいけど読み解けてない人のために翻訳しとくね
①Y(=ワイ(=自分))は歩道のない狭い道の右端を歩いていた
②Yの後方から自動車A、前方から自動車Bが同時にやってきてすれ違おうとした
③自動車Bが自動車Aを避けるためにYから見て右端ギリギリに寄せて止まった
④これによりYは右端を歩き続けることができなくなったので、自動車Bの左側に出て歩くしかなくなった
⑤ところがそのタイミングで自動車Aが後ろから突っ込んできてYは危うく轢かれそうになった
【Yの主張】
なぜならA,B,Yの中で道交法上最も優先されるべきは、歩行者であるYなのだ。
Yが安全に歩くことが最優先なので、Bは左右位置を変えずにYをやり過ごし、しかるのちに右に避けて進行するべきだった。
なぜならAとYはともに前方に進行したく、その場合は歩行者であるYが優先されるべきである。
また右端の進路を閉ざされたYが左側に進路を変えてくることは容易に予想される。
翻訳は以上
以下は、D&D(ダンジョンズ&ドラゴンズ)公式ブログ2021年10月4日付記事の和訳である。これに続く形で発表された。英語版のエラッタおよび注釈記事(https://dnd.wizards.com/dndstudioblog/sage-advice-book-updates)については有志による翻訳(https://blog.nekohaus.net/20211228.html#p01)が発表されているが、その前段として発表された記事となる。
ここ数日一部で物議をかもしている、2021年12月27日発表のD&D日本語版エラッタに関する(おおかたは不毛な)議論をいくらかでも建設的なものにするために資するところがあると考えて和訳した。
原文:https://dnd.wizards.com/articles/sage-advice/creature-evolutions
最新のD&D書籍である『ザ・ワイルド・ビヨンド・ザ・ウィッチライト』では、プレイヤーキャラクターとして使用できる種族が2つと、一群のフェイワイルドのモンスターとNPCたちが活躍します。今回のセージ・アドバイスでは、これらの新たな選択肢におけるルールの進歩について説明します。まずはデータ・ブロック、次に新種族についてです。
過去約1年ほどのあいだ、D&Dのデータ・ブロック記法を洗練させてきました。使いやすく、またDMがコントロールするクリーチャーをゲーム内でより効果的に動かせるようにするためです。以下の各項では我々が既に行なった主な変更を解説します。これらの変更は以下の書籍に見ることができます。すなわち『ザ・ワイルド・ビヨンド・ザ・ウィッチライト』『フィズバンズ・トレジャリィ・オヴ・ドラゴンズ』『ストリクスヘイヴン:ア・カリキュラム・オヴ・ケイオス』そしてモルデンカイネンのお送りする『モンスターズ・オヴ・ザ・マルチバース』です。
「図版(原文参照)」
(例として、ブリーワグ・ナイトのデータ・ブロックとイラスト)
クリーチャー種別は、常に頭文字を大文字で表記するようになりました。これは、ルールテキスト中で特定の種別に属する特定のモンスターの話をしているのか(例:aGiant と書いてあれば巨人種別のクリーチャーを指す)、それとも通常の意味でその言葉を使っているのか(「彼女はバードたちのコミュニティにおける巨人であった」という際にはgiant を使う)を識別しやすくするためです。
我々はまた、どのモンスターが「人型生物」種別を有するのかを厳密にしました。人型生物は、今では倫理と文化の幅において人間に似通った種族だけに限定されます。今後、以前の書籍をアップデートする際には一部の人型種族をほかの種別に変更する予定です。『モンスターズ・オヴ・マルチバース』が発売されれば、以前は人型に分類されていたものが怪物、フェイ、そのほかの種別になっていることがお分かりいただけるでしょう。
『キャンドルキープ・ミステリーズ』『ヴァン・リヒテンズ・ガイド・トゥ・レイヴンロフト』では、属性がデータ・ブロックに入っていません。この2冊では、将来的に属性をどのように扱うかを決めるための時間を稼ぐ一時的措置として、データ・ブロックから属性を抜いてみたのです。検討の結果、『ワイルド・ビヨンド・ウィッチライト』では属性がデータ・ブロックに復帰しました。以降の書籍でも同様です。
一時的に入れなかったのはなぜでしょうか? しばらくの間、コミュティ内部では属性の役割について混乱が見られました。プレイヤーズ・ハンドブックのルールではプレイヤーは自分のキャラクターの属性を選びます。モンスター・マニュアルのルールでは、DMがモンスターの属性を決めます。どの属性を選んだかに関わらず、クリーチャーの属性はそのクリーチャーが持つ倫理の概観を説明するものです。属性によって行動が決まるわけではありません。属性は本質的にはロールプレイを補助するものです。
上記の2冊は「プレイヤーとDMが最終的な属性に関しては決定権を持つ」ことを明確にしていますが、この2冊によって疑惑も生じます。プレイヤーズ・ハンドブックはD&D多元宇宙の様々な人々(folk)の属性についての示唆を掲載しています。モンスター・マニュアル掲載のデータ・ブロックには属性が含まれているものの、それが示唆に過ぎないという但し書きはないのです。
この疑惑を払拭しつつ、ロールプレイの道具として属性を役立てることができるように、以下の変更をおこないました。
・固有名のある個人すなわちミスター・ウィッチやミスター・ライトは属性を明記されます。
・種別が人型生物のクリーチャーは一般に「どの属性でもありうる」と記載されます。DMに、こうした人々の倫理観には極めて広い幅があることを思い出してもらうためです。
・強い倫理的傾向を持つ魔法的な種族(エンジェル、デーモン、デビル、アンデッドなど)に関しては、属性表記の前に「典型的には」の語が付きます。たとえばデーモンのデータ・ブロックには「典型的には混沌にして悪」と表記されます。D&Dのデーモンの典型的な属性は混沌して悪だからです。このひとこと――典型的――は、DMに対して属性は物語を語るための提案であって、絶対的な存在ではないことを思い出させます。聖なるものが堕落することもあり、邪悪なるものが昇天することもあります。特定の組織――献身的な騎士団や悪魔崇拝のカルト――に属する者も時として「典型的には」と表現されます。
・野獣の大半、それに粘体などのクリーチャーは倫理観を分類することができないため、これまで通り属性を持ちませんので、「無属性」という表記になります。
クリーチャーの中にはタグが付いているものもあります――エルフ、ゴブリン類、タイタンなど。これらのタグは、データ・ブロックのほかの部分では表現されない重要な細部を表現するものです。我々は、ルールが参照する新しいタグをいくつか導入し始めました[訳注:これまで、タグにはルール的な効果はなかった]。これらのタグによって、クリーチャーはゲームシステム上でより鮮やかに活躍することができます。たとえば、一部のクリーチャーは「クレリック」「ドルイド」「ウィザード」といった呪文発動可能なクラスのタグを持ちます。また『モンスターズ・オヴ・ザ・マルチバース』では、こうしたタグをもつクリーチャーはマジック・アイテムとの同調においてそのクラスの一員として扱われるというルールが収録されます。
データ・ブロックの数字の多くは習熟ボーナスを含んだ(計算済の)ものです。このことから、今ではクリーチャーの習熟ボーナスがデータ・ブロック内に記載されます。場所はクリーチャーの脅威度の右隣です。
クリーチャーがボーナス・アクションを使用可能な場合、今ではデータ・ブロック内の「ボーナス・アクション」の項に記載されます。この項は「アクション」の次に記載され、もしモンスターに「リアクション」の項があれば、「アクション」と「リアクション」の間に「ボーナス・アクション」の項が入ります。
新しく項目としたのは、DMがクリーチャーを動かす際にボーナス・アクションを簡単に探せるようにするためです。これまではデータ・ブロックの上端ちかく、クリーチャーの特性の中にあって見つけにくかったのです。
2014年以来、呪文発動可能なクリーチャーは「呪文発動能力」または「生得呪文発動能力」の特性(あるいはその両方)を持っていました。2021年から、我々はこの2つを「呪文発動」アクションに統合しました。このアクションはデータ・ブロック内の「アクション」の項に記載されます。加えて、いくつかの重要な性質を持ちます。
呪文発動アクションは呪文スロットを使用しません。クリーチャーはアクションに記載された呪文を一日に特定の回数だけ使用できます。
呪文発動アクションに記載される呪文は発動に1アクションが必要な呪文だけです。呪文の発動にボーナスアクションやリアクションが必要な場合、あるいは1分やそれ以上の時間がかかる場合には、データ・ブロックの他の場所に記載されます。これによってボーナス・アクションやリアクションを使用する呪文――たとえばミスティ・ステップ呪文やシールド呪文――が呪文リストに埋もれてしまうことがなくなります。
我々は、データ・ブロック内に記載する呪文の選択にはこれまでより注意して、非戦闘的な使用法に焦点をあてています。魔法を使うモンスターが持つ最強の火力は、今では呪文に頼るのではなく、特別な魔法的アクションによって表現されるのが普通になりました。
『ワイルド・ビヨンド・ザ・ウィッチライト』の新たなキャラクター用種族、フェアリーとヘレンゴンはいずれもアンアースド・アルカナで登場し、同書でその最終的な形を見ることができます。両種族が持ついくつかの特徴は同書限定というわけではなく、今後登場予定の書籍に収録される種族にも適用される予定です。以下でその特徴を見てみましょう。
[訳注:フェアリーは羽のある小妖精。ヘレンゴンはウサギ人間。アンアースド・アルカナは公式WEBサイトで紹介されるテストバージョンのルール]
かつては、キャラクター種族の種別は暗黙のうちに「人型種族」であるものとされていました。新種族においては、キャラクターのクリーチャー種別が明示されています。たとえば、フェアリーのクリーチャー種別は「フェイ」です。
クリーチャー種別それ自体にはルールがありませんが、ゲーム中のルールの一部は特定の種別のクリーチャーに異なる影響を与えます。たとえば、キュアー・ウーンズ呪文は人造あるいはアンデッドには効果を発揮しません。
新たなキャラクター種族は、プレイヤーズ・ハンドブック所収の種族が持っていた「能力値上昇」の特徴を持ちません。そのかわりに特殊なキャラクター作成ルールに従います。これによって、「キャラクターの好きな能力値をひとつを2点、好きな能力値もうひとつを1点上昇させる」もしくは「異なる3つの能力値を1てんづつ上昇させる」ことができます。「能力値上昇」がないので、種族とクラスを互いに独立して選択しやすくなり、各卓で見られるキャラクターがより多様なものになるでしょう。[訳注:種族による能力値の縛りがなくなるので、例えばハーフリングがほかのクラスよりローグを選択しやすいといった状況がなくなるわけです]
。
どの能力値を伸ばすかを選ぶのに迷う場合は、自分のクラスの「簡易作成法」の項を参照することをお勧めします。たとえば、バードの簡易作成法ではキャラクターの【魅力】と【敏捷力】を伸ばすことを勧めています。
新しいキャラクター種族には年齢に関する記載がありません。そのかわり、キャラクターの寿命については以下の文章で説明しています。「典型的には、D&D多元宇宙におけるプレイヤー・キャラクターの寿命は、冒険の途上で暴力的な死を迎えない限り約一世紀ほどである。ドワーフやエルフなど一部の種族は数世紀に渡って生きる可能性がある。」
以前は、キャラクター種族を説明する文章にはプレイヤー・キャラクターの属性についての提案が含まれていました。今後の新種族にはこうした属性についての提案は含まれていません。キャラクターの属性を決めるのは完全にプレイヤーに任されているからです。
サイズ SIZE
ヘレンゴンなどの一部の新種族はキャラクター作成時にプレイヤーが小型か中型かを選ぶことができます。これは、その種族は体格の個人差が特に大きいことを反映しています。この選択肢は今後ほかの種族でも見られることになるでしょう。
そしてまた、種族ごとに身長と体重を提案するのではなく、以下の文章で説明しています。「プレイヤーキャラクターは、種族にかかわらず、我々の世界の人間と同じ程度の身長・体重の範囲に収まる。自分のキャラクターの身長・体重をランダムに決定したい場合には、プレイヤーズ・ハンドブックの身長・体重ランダム決定表を参照し、あなたがイメージするキャラクターに一番ぴったり合う体格をあらわす列を選択すること。」
新しいキャラクター種族には純粋に文化的な特徴を欠いているので、言語に関する記載はありません。そのかわり、新しい種族は共通語と、それ以外にプレイヤーとDMが適切と考える言語をひとつ知っています。
[訳注:ラビット・ホップ/兎跳び は、新種族であるヘレンゴンの種族特殊能力]
ヘレンゴンがラビット・ホップを使うとき、この特徴による跳躍は移動距離を消費しますか?
いいえ。ラビット・ホップの特徴はボーナス・アクションでヘレンゴンをジャンプさせます。この跳躍は通常の移動距離を全く消費しません。この理由は、大休憩と大休憩の間に使える回数が限られているからです。ラビット・ホップのルール文言と、プレイヤーズ・Permalink |記事への反応(1) | 20:39