
はてなキーワード:花とゆめとは
だって、笑える小説とか本があったとして、それって、目の前に俺を笑わせてる話者がいるわけでしょ?😟
テレビでお笑いを観てたり、笑えるアニメを観てて、俺って孤独だなあ…、って思うことは普通なくない?
なんか、我に返るタイミングがあるとか、
ヤバイ、俺、このまま孤独死じゃん…、みたいに思ったりするからで、
これまでの全ライブみたいなリストがあったんで、それを観たり聴いたりしながら家事やったりしてたんだけど、
あの曲って、孤独感というより、なんか不思議な国に迷い込んで、元の世界に帰ってこないけど、なんか不幸じゃないみたいな、
昔、花とゆめだったか、少女漫画で、親とか同級生に虐待されてるような子供がいて、
猫になりたい、猫になりたい、猫みたいに自由になりたい、って願ってたら、
ラストで本当に猫になって、夜の街に飛び出していっちゃうんだけど、
ああいう感じがあるんだよね、寂しいけど、悲しいけど、なんかハッピーにも思える
社会に居場所がなかった子供が、猫になってしまう、あの漫画とかよく思い出すんだよねえ…😟
自分も似たようなところがあるから、それが孤独感では?というと、そうなのかもしれないけど、
自分もドロップアウトしたことで、逆に幸せになってるところがあるのかも?と思うことがあるし、
もちろん、全然幸福じゃないんだけど、世の中よくできてるというか、
ホッテントリに、有名人なるほど寿命が縮まる、幸せでなくなる、みたいな話があった気がするけど、
なんか、トータルで考えると、みんな意外と同じになったりするんじゃないか、みたいなところもあったり…😟
まあ、読書が孤独って、教室の隅で読書してる人を見るとか、他人が見ると孤独なわけじゃん
俺が教室の隅とか、美術室で絵を描いてるのを、他人が見れば孤独なんだろうけど、
俺の頭の中は、もう別世界とかに行ってしまってるんで、そんなこと微塵も思ってない、
続き
中国のWEBアニメが原作。羅小黒戦記シリーズの原点ともいうべき作品か。
1話5分のアニメを4つくっつけた感じ。万聖街もこんな感じだったね。
『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』が2019に作られ、日本でも2020年に日本で劇場公開された。
テレビでも2022年にテレビ向けに編集されたものが全5話で放送された。さらにこの映画版の続編が現在劇場公開中。
ストーリーの時系列でいうと、映画(2019)の2年後が今度の映画(2025)、そのさらに2年後がこのWEBアニメかな。
学会から追放された二人の天才科学者が作り出したカワイイ人型ロボット、アルマ。
「次の指示を。おとうさん、おかあさん」「「お父さんお母さん!?」」
アルマちゃんかわいすぎんでしょ。アルマちゃんを愛でるアニメです。
疑似家族が本当の家族になっていくほのぼの日常アニメ。ほっこりするわ~
もう普通に女性の真っ裸を描くのね。最近のリメイクアニメの中では好きな方です。
八宝菜はOPとEDで登場するが本編で出てくることはあるのだろうか。→昔と変わらない感じで登場したわ
EDのアカネの動きは初代OP「じゃじゃ馬にさせないで」の動きだよね。
主人公がゲームの世界に召喚される。それも自身が最強クラスに育て上げたキャラクターとして。オーバーロードみたいな。
SEがちょいちょい古い。戦闘時の効果音がDBやガンダムっぽいのよ。
OPは岸田教団&THE明星ロケッツ。EDの曲がだんだんクセになる。
ゲーム版はサンソフトが作ってるのでサン電子が提供に入ってる。「サンソフト!」のあの声久しぶりに聞いたなー
あなたのサンソフトはどこから?私はいっき。あー、アルバートオデッセイまた作ってくれないかなー。
こういうシリアスとギャグが上手く構成されているアニメに私弱いのよ。
OPはまさかのスピッツ。スピッツの曲をTVアニメで聴いたのはハチクロ以来かもしれない。主題歌としては初か。
EDは幾田りら。EDの編曲はまさかの井上暖之くん「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」でお馴染みのエレクトーン博士ちゃん。
個々人の悩みや恋のお話。
9話はいよいよ「バッカナール」の演奏会。長尺な演奏ができるのはNHKならでは。
回想を交えて「怒り」を演出するのは分かりやすくよかった。最後は知ってたけど泣いた。
妖が見える見える女の子が、借金のかたとして鬼神に嫁入り・・・
EDが特殊。1話は葵、2話は大旦那、3話はそのミックスだったり。
SI-VISは男女混成で結成されているダンスボーカルユニット。音楽ものかと思ったらヒーローものだった。
まぁ音楽をテーマに戦うアニメって結構あるので意外ではないが。
SI-VISのリーダーでもあり兄貴的な存在が1話目、主人公の前で敵に敗れる。そしてSI-VISに加入する主人公。
6話でついに凪が言葉を・・・ ジューンたまにもっとキレ散らかしてギャップを見せて欲しい。
2クール目。最初はそこまで好きじゃなかったけどアモ登場から好きになってきた。
今回はチームバトルか。果たしてアモの救出なるか。なんだかんだで銃強すぎ
タイトル通りの環境。が、内容は想像とは違った。日本の女性科学者が転生したらしい。死因は不明。
精霊の力と現世の知識で元素を操れる。金やダイヤモンドが作れちゃう。
と思いきや、人間関係がドロドロで意外と気持ちが悪い話だったりもする。
Googleで「父は英雄、母は精霊、娘の私は転生者」と入力すると、「民事裁判」がサジェストで出てきて笑った。
この作品の登場人物、私は主人公を含めほとんど嫌い。結構めずらしい。
ウチの田舎も昔ウシ飼ってたな。家のすぐ隣に牛小屋あって臭かったわー
なかなかなじっくり度合いなので、だんだん好きなる系かも。いや、脱落するか。
”信じていた仲間達にダンジョン奥地で殺されかけたがギフト『無限ガチャ』でレベル9999の仲間達を手に入れて元パーティーメンバーと世界に復讐&『ざまぁ!』します!”
なげーよ
無限にガチャが回せるといってもショボい結果ばかりで役に立たないギフト。
仲間に裏切られて瀕死状態になったその時、ガチャでスーパーウルトラレアを引き当てる。
2話ではもう3年経って国を築いて一国の主になってます。
主人公もうめっちゃ強くなってて、すぐにでも復讐できそうな感じもするけど、
周りの嫌なキャラのヘイトを極限まで育ててスカッとさせる感じ。
柏田さんかわいい。太田君は高圧的だしずっとイライラしてる感じがちょっとストレスかな。
っていうか国語のテストほぼ未記入で結果0点ってドン引き通り越して心配になる。料理ができるところは見直した。
ナレーションは横尾まり。魔法陣グルグルのあなたのナレーション好きでした。今回はたまにしかナレーションないけど。
EDは三月のパンタシア。久しぶりじゃないはずなんだけど久しぶりに感じる。
ちなみに席は主人公席ではない。
顔に出ないマリーとロボット相手だと顔に出るアーサー(ご主人)様
花とゆめ。OPを見ると、一見人間メイドだけど、戦闘もできるロボメイド。えっちなのはいけないと思います-
と思ったけど逆でした。ロボットのフリをした人間。人間だとバレずにご主人様をお守りできるだろうか。
はたしてマリーはウソを隠し通せるか、そして二人の関係はどうなるのか・・・。
いいですね、面白いですね。あと完全ロボットのマリー2が良いキャラしている。
ご主人様「マリーと一緒にいるためには絶対にバレてはいけない」
漫画家と編集社、アシスタント、漫画の職場環境を中心としたお仕事アニメ。
編集部は猛々しい軍団から襲撃されても直ぐに隣から警察が来てくれる講談社旧本社。さすがにそのまんま。
アシスタントのはーさんは出来る人。担当編集者の佐藤さんも優秀だけど、大事なことはきちんと言ってほしい。
アットホームな職場です。仕事に疲れている人には力抜いて見れるいい作品かも。毎回好きだわ。
OPはHoneyWorks feat.ハコニワリリィ、EDはやなぎなぎ。
CLIP STUDIO PAINTがデザイン協力。作中に出てくるソフトももちろんクリスタ。
この作品の原作者、5つ同時連載を持っているというパワフルな漫画家。
1年ぶりの2期。私をレイズナーに引き合わせてくれたアニメ(なんじゃそりゃ)
相変わらず脱力系主人公が何もしなくても周囲が勝手に深読み・勘違い・大事(おおごと)にしていく。
OPはいつものアバンタイトル中にぬるっと始まり、OPの最中に今回の予告があるやつ。
次回予告のラップ調も健在。ますたぁは神。アーノルドは愛されキャラ。
本編で新たなキャラが登場すると、EDのシーツお化け達に付けられた仮面が取れる。
神様的な人からなかなか文明が発達しない星へ派遣される主人公。小さなドラゴンと素材採取家の旅へ。
ゆっくり旅でキャンプ飯、出会った人と触れ合ったりのまったりした感じ。
素材集めるばかりなのかと思ったら最初だけで普通に冒険&人助け。中毒症、合併症、近親交配なんて話が出てくるのは意外だった。
音声の音質が気になる。気にならない?音声だけ軽いというか、サンプリングを44.1kHzから16kHzにしてるみたいな、言い過ぎかな。そんな感じ。
オフィスラブ&サスペンス。ある日ビルの4階から転落し、記憶の一部を無くす。
その後、暗い性格も180度かわり、自分に自信があり、強く前向きで周囲の人も元気にさせるような性格になる。
これで人生も180度変わるのかな?それにしてもビルから転落した原因ははたして・・。
見た目に反してサスペンス要素がある。
10話は泣いたなぁ。
略称はチラムネ。福井県が舞台。初回1時間。うちアニメは45分の拡大版、残りの時間は実写福井グルメ紹介。茶色いのばっかじゃないですかー
むず痒い青春ポエムから始まる。その後もだいたい言い回しやモノローグがクサい。
しずるのコントを長尺で見てる感じ。不登校同級生への対応がラフメイカー、冗談じゃない。
自己啓発をした後に「おにただ!」って言いそうなアニメ。あ、映像は凄いです。
"第6話以降の放送に関しまして、制作上の都合および本編クオリティ維持のため、放送・配信を延期することといたしました。"
ということで6話以降を拝むのは12月からの再開まで待つことになる。さらに11~13話は今のところ未定である。
異世界メシアニメ。料理趣味のサラリーマンが異世界召喚。元世界のネット通販で商品を取り寄せ、
美味しい料理を作って様々な人や魔獣の胃袋をつかむ。約3年ぶりの2期。
企業協力にイオンリテール、エスビー、エバラ、六花亭などあり、実在する調味料やお菓子が登場する。
メシの作画がいいのよねー。これ見てるとツマミ作って酒飲みたくなる。
初中等の学習指導要領でダンスが必携化して10年以上経過し、ダンスが身近になったのか、
昨今の漫画アニメバラエティ、ダンスを取り入れるの増えたよねーってどこかで書こうとしたら、このアニメの2話でほとんど同じことが語られた。
ストリートダンスアニメ。おそらく舞台は富山。主人公は吃音症で人と話すのが苦手。
そんな彼が同じクラスの女の子、湾田光莉のダンスに目を奪われる。
『なんで(湾田さんは)踊りたいの?』「喋らなくていいっていうのは、いいよね」
ダンスシーンは3DCGで、セルアニメーションを意識したレンダリングをされていても違和感は拭えなかった。
原作が好きな人はここに残念という感情を抱くかもしれない。この辺はプリキュアとか凄いよな。。
実況コメント見てもすげー嫌われてるなーって感じだけどでも、まぁ私はアニメ自体は好きよ。7話でEDアニメーションが変わる。
あーいや、いやいや、途中からダンスシーンも結構良くなってない?そう思うのは私だけ?
雪印メグミルクのいちごオレっぽい飲み物が登場するが星印牧場ミルクという架空の会社になっている。調製豆乳やポンジュースも登場する。
EDはELSEE(エルシー)のメジャーデビューソング。楽曲制作にはTeddyLoidが関わっているがTeddyLoid仕事しすぎ。
追記:ちょうど文化祭シーズンなのでダンスステージのある高校の文化祭に行ってきました。いやーすごいね最近の高校生は。
漫画やアニメは全然大袈裟じゃなくて、現実高校生の皆様はこんなに踊れるのね。
江戸時代から忍者と極道は犬猿の中。過去には死者10万人超を出すほどの迷惑極まりない闘争を繰り広げるほどだった。
そして時は令和ー どっちが生きるかくたばるか。OPはMIYAVI。
3話のEDは架空のアニメのキャラソン。極道が歌う姿が面白かった。
忍者(しのは)と極道(きわみ)の関係性もあってか、回を追うごとにどんどん面白くなっていく。
クラスごと異世界転移/召喚するやつ。ちょっと絵柄が90年代な感じで古い印象。うるし原智志が頭をよぎる。
国王の頼みを聞いて魔王を倒そうとクラスの皆を先導する勇者、国王に疑いの目を向ける暗殺主人公。
暗殺要素は途中からほとんどない。7話でEDが少し変わる。左手薬指に誓いの傷跡が。
8話でOPも少し変わる。歌詞が変わる。2番かな。アニメーションも変更あり。あと主役2人の指に例によって誓いの傷跡が。
相変わらずこういう作品、一緒に転移されたクラス皆が置いてけぼり感ある。
EDはBONNIE PINK。え、BONNIE PINK!?
いつか異世界に行けることを信じ過ごしていた痛い女の子が、例によってトラックにひかれ異世界転生。
その転生先は自らの黒歴史ノートに書き綴った物語の悪女キャラだった。
最近ので例えると村井の恋。それに近いくらい絵はギャグ絵に落とし込んで、間やテンポもギャグマンガ的に倒してる感はある。
花田十輝 ゲームが原作。第1話はCMなし。最近CMなしで放送するの増えてきてるな。
7話から変化球。ずっと同じだと退屈だからかな。そして8話はホラー。
OPかっけーな。Nightcoreって感じ。え、重音テト使ってるの!? まさに嘘から出た誠。
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書ききれないので続きはこの下へ
雑誌にはクソみたいな作品も載ってるからそれに金を払うのがイヤなんじゃない?俺自身は、『セシルの女王』きっかけでビッグコミックオリジナル読み出して、他の作品もだんだん読み初めて今はほぼ全部読んでる。『ミワさんなりすます』『まるさんかくしかく』『んば!』とか面白いよね。世間一般では『釣りバカ日誌』『黄昏流星群』『三丁目の夕日』の雑誌と思われてるだろうけど。ただ、『昭和天皇物語』だけはダメ。何で今あんな昭和天皇擁護(というよりほぼ礼賛)マンガをかくのかね。特攻始まっちゃったけど。絵の人はあんなの描いててうれしいの?あと登場人物の顔が全員水野晴郎。「ナニそれ」って思うかもしれないが、実際全員水野晴郎だから。
(追記)
雑誌と言えば、『ガラスの仮面』の今ではなかったことにされてるアナザーストーリー、連載時に「花とゆめ」買って読んでたんだよね。雑誌は捨てちゃったんだけど、今めっちゃ後悔してる。とっときゃよかったよー。雑誌には希にこういうこともある。
先日、各少女雑誌の2024年10〜12月の発行部数が公表された(日本雑誌協会のデータより)。
・ベツコミ(9000部)
・Lala DX(8750部)
となった。ついにSho-Comiとベツコミが10000部を割ってしまった。
・cheese!(12333部)
・別冊フレンド(15667部)
となっている。
・ちゃお(92500部)
・Lala(47600部)
・花とゆめ(39250部)
・別冊マーガレット(36000部)
・なかよし(24125部)
となっている。
素人目線だが、Sho-ComiとベツコミとLalaDXとマーガレットとcheeseと別冊フレンドの6誌は衰退気味の少女雑誌界隈の中でも結構危険では無いだろうか?数年以内に休刊しそうな予感がする。
他雑誌も同様に、久々にアニメ化作品が出る別マとりぼん、まだ知名度はあるちゃおやLalaや花とゆめ、有名作品を抱えてるなかよしといった雑誌も、遠く無い将来に無くなってしまいそうな予感がする。
この話題とはほぼ関係ないけど、一番下に聖闘士星矢のスピンオフのリンク貼ったから時間あったら少女漫画の世界に転生した聖闘士星矢を見てくれ。
ここから本編。
あっちを語れば「あれはどうなん」「こっちもあるんだが」とすべてに関して片手落ちになる。
「1千万部売れたやつなら大抵は読んでて語れるだろ?」いやいや、いくら売れてても読んでなかった人は沢山いるのだ。
花より男子 6100万部
ガラスの仮面 5000万部
NANA-ナナ 4300万部
王家の紋章 4000万部
のだめカンタービレ 3700万部
ちびまる子ちゃん 3200万部
フルーツバスケット 3000万部
ときめきトゥナイト 2800万部
あさりちゃん 2650万部
全部タイトルは知っているが、まともに読んだことがあるのはガラスの仮面、NANA、王家の紋章、のだめ、あさりちゃんくらいだ。何故って花とゆめ、LaLa、ぶ〜け読者だったから。(フルバの頃には花ゆめ卒業していたので読んでいない。)おそらく少女マンガの王道であろうりなちゃ(りぼん、ちゃお、なかよし)やマーガレット系コースを通らなかった人生だった。
その他、雑誌は読んでいないが作者や作品単位では萩尾望都も読んでいる。そこから時々Flowersも読む。のだめもコミックス買いで雑誌は読んでいない。花ゆめから出ていった漫画家を追ってWINGSも読んでいたこともある。遠藤淑子は花ゆめ時代からずっと作者買い。今月も新刊が出たので即買い。
(ちなみにNANAは雑誌Cookie読むついでに少し読んでいたが、作者が重い病気にかかり連載が中断、未完のままなのはご存知か。ガラスの仮面もよく名作だと語られるが、90年代からストーリーが迷走を始め昼のメロドラマみたいなことになり、ほとんど休載状態のまま現在まで未完のままだ。)
みなさんはどうだろう。どの道を通りましたか?
ブコメで雑誌KISSやFlowersは少女漫画じゃないと言われてたけど、出版業界では「ヤングレディース」「レディースコミック」みたいなジャンルに分けられているようだ。でも大きな括りでは少女漫画だと思っている。少女漫画読者の間ではレディコミといえばコンビニで売ってるような、エロ主体のドロドロ漫画や嫁姑バトル、不倫ものみたいな漫画を指し示すことが多いんじゃないかな。ネットで「レディコミ」と呼ばれるときは大抵そっちの話題だ。
そういえば、何故か「ハーレクインロマンス」のコミカライズに関しては「ハーレクイン」は少女漫画とは別ジャンルとして扱われている。ほぼ少女漫画出身の作者が描いていると思われるが、「少女漫画からハーレクインに行った」と言われることが多い。漫画自体のコマ割りや表現は完全に少女漫画の手法だと思うが、別物扱いだ。
ちなみに秋田書店のプリンセス、王家の紋章の掲載雑誌だが多分王家の紋章のおかげでかなり高年齢層が読んでそう。70代、80代も読んでそうだと思う。でも少女漫画雑誌なんだよね。もう全部少女漫画でいいよ。少女漫画は概念。読者層を表す言葉じゃなくなった。よく考えたら少年漫画もそうだよね。週刊少年ジャンプだって老若男女読んでるはず。
女性漫画家が少女漫画雑誌より青年誌に行くのは、単にそっちのほうが読者数が多いからでは?主に女性しか読者がいない少女漫画雑誌より男女ともに読者がいる雑誌の方が読者数多くないかね?
関係ないけどプリンセス、今聖闘士星矢のスピンオフでカードバトル漫画の連載始まってるんだね。面白すぎるw
なんでこう解像度が低いんだろう
ネカマ丸出しだよ
1990年代の花とゆめの少女漫画?ラインナップ知って言ってる?
天使禁猟区とか伯爵カインとか闇の末裔とか、どれも大体は厨二美少年美青年で同性同士の絆でBL押しで売ってたよ?
花とゆめはない
推しの子の話が話題になっていて、推しの子は少女漫画か?というので盛り上がっている。
ババア視点で言うと1990年代以前の漫画であれば推しの子は少女漫画足り得るし、1990年代以降であれば少女漫画は少女漫画以外の年代誌や性別誌へ対して制作技法や描画技法として広く普及し始め得たタイミングなので1990年代以降の漫画しか知らない若い世代であれば少女漫画ではないと感じるのではないかな。
少なくとも「1980年代の花とゆめへ掲載されていそう」と言われたら私はそう感じるし、逆に「1980年代の少年誌や青年誌では掲載されない」と感じ、年代で区切ると1993年以降にスクウェア・エニックスから発行された月刊Gファンタジー以降しか、年齢と識字能力の都合で、知らないのであれば間違いなく推しの子が少女漫画だなんて感じないでしょうね。
月刊Gファンタジーは前述したように少女漫画以外の年代誌や性別誌へ対して制作技法や描画技法として広く普及し始め得たタイミング、それを当たり前にしようとした、当たり前にした、当たり前になった辺りの分水嶺と解釈できるんじゃないかな。
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今度は男性キャラクターの話に移りますが、古い話になって悪いけれど「男性キャラクターを創造するにおいて大事であることが3つある」と、師や担当編集者、当時の編集者に習ったことを伝えます。
それは「少年か大人か」「善か悪か」そして「漢か紳士か」です。
最後の3つ目が当時の少年漫画と少女漫画を区分けする大きな要素で、登場する男性キャラクターに漢が多ければ少年漫画、紳士が多ければ少女漫画になる。これは絶対的な基準ではないのだけれどゼロからキャラクターを作るのに良い指針であると当時は習った。
今では紳士な男性キャラクターで占められている男性向け漫画なんて普通だから使いにくい指針ではあるかな?ただキャラクターを作る際はまだまだ参考に出来る指針ではあると思う。
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さて続いて、読者の感情移入先という話になるのだけれど、推しの子が少女漫画である場合に主人公が星野アクアであるならば感情移入しにくいのではないか?という疑問が湧きます。
ただそれは、例えばはてなの主要年齢層を推測し、わかりやすい例を出すならば「赤ちゃんと僕」や「っポイ!」で当時の読者が感情移入できなかったのか?と言えばそうではないはずだよね?
「赤ちゃんと僕」や「っポイ!」は前述したように少女漫画以外の年代誌や性別誌へ対して制作技法や描画技法として広く普及し始め得たタイミングで登場した漫画で、まだ1990年代以前の少女漫画の空気感が流れていて、「赤ちゃんと僕」や「っポイ!」に登場する男性キャラクターは紳士が大半となっている。
そういう目線で見ると、推しの子の男性キャラクターは紳士ばかりなのです。
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さてさて、更に続けて推しの子のキャラクターを見ると面白いことがわかってくる。
SNSなどでリアクションを確認していると、非常に低年齢だと思われるアカウントでは星野ルビーに共感し、高校生前後くらいだと思われるアカウント以上になると有馬かなへ共感を示す傾向がある。
実際に、プリキュア卒業組の女の子に推しの子はウケたと言われ、その子達がアニメイトなどで手にしているグッズを見ると小学生くらいの女の子は星野アイや星野ルビーのグッズを、高校生くらいになると有馬かなやMEMちょ、黒川あかねなどのグッズも手にするようになっているのを見ることができちゃう。
つまり、低年齢組が推しの子の世界を見るときの視界は星野ルビーで、それ以上になると視界が有馬かなやMEMちょ、黒川あかねになる傾向がどうやら少しだけあるようなんだよね。
星野ルビーの視界で見ると大好きなお兄ちゃんと頼りになるお姉さんたちの居る世界、有馬かなの視点で見ると大好きな男の子とその妹や女友達の居る世界、MEMちょの視点で......みたいな感じで様々な推しの子の世界が見えてくるんだ。
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ではなぜ推しの子の主観のほとんどが星野アクアなのか?と言えば媒体が青年誌だからだ。
でも星野アクアは少女漫画的な紳士である、ここに青年誌と推しの子にミスマッチが起きるのだけれど赤坂アカ先生はこのミスマッチを解消する面白い解決策を使った。
推しのアイドルの子として転生したいというオッサンの汚い欲望みたいなコメントがあったけど、指摘は間違っていないんだ雨宮吾郎がその投影を担っている。しかし星野アクアはそれを担わず紳士として振る舞った。
推しの子の主人公は漢であり紳士、これが最大の面白さであり納得しにくい部分だったんだ。
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星野アクアとして転生してからずっと紳士として振る舞ったが、最後の最後に星野アクアは漢として振る舞った。
読者は唖然だ「星野アクアは紳士じゃなかったのか?」と。「まさか漢の王道を最後に持ってくるとは」と。そしてこれまでの全てを吹き飛ばして「この漫画誌はりぼんではなくジャンプです!!!」と宣言した。
現代は女の子もジャンプを読むしジャンプには少女漫画風の作品も掲載されるという時代、そこで「ラストにジャンプする」というオチ。
ここがりぼんなら「可愛い女の子主人公の腕の中で」くらいの演出はあるだろうけれど、漢は無様を晒さないのでたった1人でケリを付ける。
ヤングジャンプに掲載された推しの子は雨宮吾郎ではじまり、星野アクアで物語の大部分を進めて、雨宮吾郎で締めることを選んだんだ。
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これがりぼんならば星野アクアで締めたと思います。そういう意味で推しの子は少女漫画であり少年(青年)漫画でありました。
だからこそ、少女漫画であると評価する古い感性の人が居て、プリキュア卒業組にウケ、男性読者も多数獲得し、少女漫画なわけがないだろうと新しい感性の人が居て、実写化へ新しい感性の女性ファンが詰め寄っているわけです。
シナリオの方向性を柔軟に調整できる企画を好むジャンプの系譜を感じますね。
Permalink |記事への反応(13) | 13:24
・昨日何食べた?(モーニング)
・WORKING(ヤングガンガン)
自分では思わなかったけどネット上だと少女漫画(女の子が主演で頑張る系だから?)だと言われてるもの。
男向けのエロ描写はかなりあるので除外。でもコスプレやかわいいに憧れる女の子はままいるので人気らしい。ToLOVEるみたいなのを好きな女の子層って一定数いるし(自分)、わかるっちゃわかる。
作画がえろ可愛い絵で有名な横槍メンゴ先生。クズの本懐や君は淫らな僕の女王(作画)、レトルトパウチなど、身も心もぐちゃぐちゃな女の子を描いてるイメージだったので除外したが、推しの子ではポップな絵柄に少し変えてるし、青年向けを知らない層からすれば、推しの子は普通に可愛いアイドル漫画にしか見えないのでそれはそう。
少女漫画ってより、サンデーにありそうな、からかい上手の高木さん系、となりの関くん系かと思ったけど、そもそもその2つもThe少年漫画かと言われると微妙。
・ぼっち・ざ・ろっく!(まんがタイムきららMAX)
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アフタヌーン、ガンガンなどの面白ければOKの雑誌達に見事取られてるね。あとは、ネット系だと読者はほぼ半々だから“少女漫画”って銘打つと先入観のある男性読者に避けられるのを阻止するための作戦かな?(ジャンプラは男女が比6:4)
でも今更、少女漫画雑誌で女主人公のバトル漫画をやっても、今の購読者は、これは少女漫画じゃない!ってなるから伸びないだろし、それで作者を跳ね除けたら別雑誌へ行って成功してしまって、新しい作家が生まれない…。の悪循環だろうな。おいたわしや。
だからか、アニメに関しては、プリキュアの次はきらら系か悪役令嬢になるらしいね。知らんけど。(シスターフット、女同士の湿度の高い友情のことらしい。最近知った。)(世界線が違えば少女漫画のガチスポコン漫画を別の意味で楽しむ百合好き男達が居たかもしれない)
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関係あるか微妙だけど、女主人公やダブル主人公(ドラえもんに感情移入できないからのび太を主人公に置くみたいな)の少年漫画増えたよね。
脳噛ネウロ、めだかボックス、約束のネバーランド、あかね噺、アクタージュ、ルリドラゴン。
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ちな、数々の少女漫画雑誌が恋愛しかやってない中で、唯一、花とゆめ(動物のお医者さんなど)がファンタジーを絡ませて(暁のヨナなど)上手いことやっていたんだけど、編集長が変わったかなんかで別冊マーガレット風になってしまったらしい(多聞くんいまどっち!?)。知らんけど。
と思いつつも、薬屋のひとりごとの作者さんを捕まえたらしく、花とゆめで連載中らしいので、悪役令嬢系が流行ってさらに売上が落ち込んでそうだが、長い目で見れば起死回生するのかも。
まあまあ、そもそも、少女漫画は実写化映画化はめちゃくちゃしているので、マクロ的に見れば男に比べて女性は2次元に興味を持つのに見えない壁があるのかもしれない。お金はかなり落とすけどね。
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蛇足。
バクマンの3話で、中学生の主人公達が「セックス、レイプ、妊娠、中絶。ああ言うのは嫌だよな」「それは少女漫画とかくだらない恋愛小説だろ」って言ってた謎が解けた。
まあなんか小学生の時点で好きな男の子?飛影!みたいなイカれた女子と
花とゆめ大好き!みたいな女子って既に分かれてて全然交わってなかったし
違う、少女漫画の衰退はエロじゃなくて何をもって「少女漫画」と規定するかを多くの人間が分かってないため
あとちゃおりぼんなかよしは対象年齢的にコロコロコミックに相当する雑誌なのに世間にもウケる作品が出てしまうために実は中高生向けの「少女」枠の雑誌が弱い、ここて育った女児の卒業先がない
エロに舵を切る前の少コミがそうなるはずの立ち位置だったのだろうか、正直全く存在感がなかったし検討先として挙がるのもマーガレット、花とゆめあたりで別にその辺の少女漫画の存在を食ったということもなかったので、エロ以前の問題として中高生向けの少女漫画で何をするかがイマイチ不明瞭なのが先だと思う
エロというか、恋愛恋愛夢イケメンみたいなものばかりしかないのがあまりに露骨だ、何かどうしても狭くて面白くない、中高生女子がそれで満足できないから少年漫画を読むんだ
この増田がAI創作じゃないなら増田と増田周辺の人間は少女漫画が何か分かっているらしいのでその認識の枠と色、何が少女漫画たるかの精神性を世間に伝えることがまず第一であると思う
男性作家が描いてる漫画で少女漫画といえる漫画があり、逆と違って指摘されないなあと言うのは私も思っていた
女性作家が少年漫画で大ヒットを飛ばしてるんだから逆だって起きないと不自然だし
でも推しの子は少女漫画だとしたらヒロインが何もしなさすぎかな、最後アクア一人で解決してびっくりしたからそうじゃない作品として読んでたとは思うけど
ジャンプ系列で少女漫画のフォーマットだと思ったのは、ジャンプラの
『エクソシストを堕とせない』がそうかな。
台詞がとにかくコンプラ・ポリコレ色が強くて女性受けしそう、漫画全体もヒロインの主観が多め、
主人公は辛い過去持ちの最強ショタでヒロインとの交流で癒されヒロインに惹かれていく、
ヒロインにとって恋敵となり得るような対抗ヒロインは存在せず、
一見恋敵っぽく見える相手も本命ありのレズビアンや既婚子持ちの男だったりする、
さらには脇役の男同士でほぼ公式BLがあったりと、女性読者に受けそうなキャラ配置。
で、なんで少女漫画じゃないのかって言ったら、まぁバトルアクションの比重が高いからなんだろう。
上記の記事に対して皆さまから寄せられたブコメ・トラバをまとめました! 27日27時ごろまでのコメントを基本的には全て網羅した、元記事で増田が挙げていなかった作品群です。みなさまの知見でリストが充実。気まぐれにひと言追加したりしなかったり。作品推しではないかも? の場合も、とにかくお名前は載せました。抜けがあったら申し訳なし。誤字はこっそり直してますので、ぜひご指摘ください。ありがとうございます。この記事について寄せられたブコメを拝見して、注釈を追記しております。
大変失礼いたしました…。「ガラかめ」を殿堂入りにしてご用意した1枠にてお許しいただきたく(名案)
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谷地恵美子『すーぱぁキッド』
吉村菜由『政がゆく』
川原泉『美貌の果実』 ( 『架空の森』推し)『銀のロマンティック…わはは』『森には真理が落ちている』『メイプル戦記』『食欲魔人シリーズ』
山口美由紀『フィーメンニンは謳う』『音匣ガーデン』『おんなのこ季節』『V-K☆カンパニー』
あさづき空太『赤髪の白雪姫』
我孫子三和『みかん絵日記』みかんといえば当時は逢坂みえこ『永遠の野原』のみかん(犬)ではなく、こちらの方が知名度あったかな…。あの頃の「LaLa」一番手くらいに人気あったんじゃなかったか
樹なつみ『朱鷺色三角』『パッションパレード』『八雲立つ』『Oz』エピローグがプロローグでもあった『ラヴ・ストーリィ』(『朱鷺色三角』所収)。構成の妙よ。読みながら最後に「えーっ!」と声が出た
篠有紀子『センシティヴ・パイナップル』( 「閉じられた9月」所収)←増田お気に入り
縞あさと『君は春に目を醒ます』
佐々木けいこ『信長君日記』みなもと太郎『風雲児たち』(1979~)とほぼ同時期に始まった、おそらく本邦初の信長ギャグ漫画
かわみなみ『シャンペン・シャワー』1983年連載開始。南米のプロリーグを舞台とした、サッカーワールドカップ出場を目指す物語。
『日処』といい、ものすごい漫画が「LaLa」から出るんですよね。増田の年齢的には森川久美『南京路に花吹雪』も忘れ難く、当時の成田美名子は『エイリアン通り』を連載中、樹なつみのブレイク作品『マルチェロ物語』もこの頃で、「LaLa」最初の黄金期だったような。月刊誌(作画時間に余裕が出る・ページ数多くてOK)の性格上、先行の「花ゆめ」に対して大作路線に舵を切って差別化してたのかも。といいつつ増田はその少し前の高口里純『トロピカル半次郎』が好きでした。歌って踊れる数学教師。
80年代初頭はまだ「別冊」「増刊」がなかったせいか美内すずえが『ガラかめ』と『聖アリス帝国』『黒百合の系図』、魔夜峰央は『パタリロ!』と『ラシャーヌ!』、高口里純が花ゆめでは『久美と森男のラブメロディ』を手掛けるなど「花ゆめ」「LaLa」掛け持ち組がいらした記憶。
筑波さくら『目隠しの国』 『嘘解き』路線で別原作なら、ぜひこの作品を実写化してほしい…!
これは間違ってはいけない単語でした。モー様案件は『スター・レッド』「AーA’』あたりが好きで『トーマの心臓』方面に疎いのが、語るに落ちてしまった。また、作中にチラッと出てきた「ギムナジウム」より、パタリロといえば、の「クックロビン音頭」がそもそもモー様大リスペクトだったという。ご指摘深く深く感謝です。
「LaLa」は雑誌を購読していなかったので断片的にしか語れず。寄せられただけでも10選は難しそう。後は頼んだ! みなさまありがとうございました!
Permalink |記事への反応(10) | 03:23
花ゆめはやろうと思ってて先越されたけど、自分はここ10年近く花ゆめ買ってないし、ラインナップも概ね妥当なのでいっかな、と。
10/27 27時ごろまでにいただいたブコメ・トラバをまとめました! お寄せいただいた知見に助けられております。ご興味のある方はぜひ。
<以下本文>
集英社「別冊マーガレット」の名編集長・小長井信昌が74年「花とゆめ」創刊編集長に就任(のちに「LaLa」「ヤングアニマル」でも創刊編集長を務める)。氏が別マから引き抜いてきた漫画家が、最初期の「花とゆめ」を支えた。
2作まとめて、令和の今でも作品が生きているな、と思わせる説明不要の名作(前者は「連載中」ではありますが)。月刊誌→月2回刊化の目玉として2作同時に連載スタート。コンテンツの息の長さに、編集長の慧眼が察せられる。
主人公のマリネラ王国・国王パタリロに次いで2番手のキャラクターはMI6少佐・バンコラン。彼は主に美少年を愛好する同性愛者で、本作はギャグマンガだが 「同性愛であることそのもの」を揶揄していない点に、作者の品格を見る。
作中に「ドイツのギムナジウムで一緒だったんです」「11月ごろ?」というやり取りを挟むなど萩尾望都ファンであることがわかる。82年アニメ化。「花とゆめ」というより白泉社として最初のアニメ化。
どの作品を推すかが分かれる。世間的には『笑う大天使』(1987~88)が有名で傑作集を出す際のアンケートでも番外編の『オペラ座の怪人』(1988)が2位だが
・作者ご本人はまったくスポ根の人ではないのに、スポーツものに傑作がある
・甲子園という制度に批評的視点を投入 と、一歩踏み込んでいる本作をリストアップ。個人的には『月夜のドレス』(1984)が好き。
メディアミックスとしてはOVAのみであるが「前世ブーム」の火付け役として爆発的な人気を誇った。※ラジオドラマあり。ブコメご指摘感謝
『スケバン刑事』のような「悪に対する憎悪」ではなく「優秀だが他人を寄せ付けない戦災孤児と品行方正な優等生との、互いに相反する感情」など愛憎の陰影が濃い大人びた作風に、当時の読者(主に10代少女)は魅了された。
「久しぶり 君には心底会いたかったよ 秋海棠」以上にインパクトのある「ひき」を未だに知らない。
こちらも説明不要の名作。菊池規子『わが輩はノラ公』(1973~78)以来人語を話すペットが出てくる作品はたびたび登場したが 「人語は解するけどしゃべれない(しかし主張はする)動物たち」が出てきたところが新機軸。よくない形で「ハスキー犬ブーム」がありました…。
※飯森広一『ぼくの動物園日記』(1972~75)はノンフィクションなので除外してます。
(このあたりで「男性読者も多い花とゆめ」時代が終焉したと思っている)
続く『ニューヨーク・ニューヨーク』(1997~98)、『しゃにむにGO』(1998~2009)と第一線で花ゆめ本誌を支えた大功労者。『赤僕』は白泉社では初めて他社の漫画賞(小学館漫画賞・1994)を受賞。ヤングケアラーの立場に置かれた小学5年生が主人公で90年代父子家庭を活写した作品となった。熱量のあるドラマ巧者。
2006年に台湾でドラマ化、2007・2011に日本、2012に韓国でドラマ化。そして今年、初のアニメ化が発表されている。日本ではプライム枠連ドラ案件で『ガラかめ』『スケバン刑事』とは違う、読者ターゲットを広く取れるラブコメが、あの「花ゆめ」から出たのだなぁと感慨。
アラサー(アラフォーですかね)のオタク女子から作品名が挙がることが多い。
2007年に「もっとも売れている少女マンガ」として、ギネスブックに認定されているそうで2001年のアニメ化・2019~21の再アニメ化・2022の劇場上映の実績は立派。十二支を背景にしたキャラ設定等、往年の「花ゆめ」らしさが光る(私見)。
(ここから、00年代デビューの漫画家が飛んでしまいます。申し訳なし…)
連載中のラインナップで、今一番勢いがあると思われる作品。アニメ化も決定。男性アイドル(キャラ)・推し活…と、イマドキの設定は鈴木ジュリエッタ「推しに甘噛み」(2022~)でも同様で、ここが今の「花とゆめ」の現在地である。
※「創刊50周年記念花とゆめ展」ブックレットでは2人の対談が掲載されている
他
選外ってありえないですよね。すみません…。
『花のあすか組』(1987~95)が代表作でありつつ『グランマの憂鬱』(2015~)が昨年萬田久子主演でドラマ化もされている、息の長い漫画家。
1985年は角川書店(当時)がコミックに進出して地殻変動が起きた年で、そのタイミングで白泉専属ではなくなってしまった。 「別冊花とゆめ」連載「赤鼻のアズナブル」(1982~83)、別花短編だと「優しい瞳」(1984)が好き。
この方も白泉社を離れ角川へ。『ミミと州青さんシリーズ』(1979~85)が人気&今はなき「シルキー」でレディースたくさん描いてましたが、一瞬ミステリー&サスペンスものも手掛けていました。こっち路線もよかったのになぁ。増刊号掲載『異国にて』(1984)がベストですが本誌掲載作ということで『マンハッタン』を。
別マ移籍組、和田慎二の盟友。『紅い牙ブルーソネット』(1981~86)ですよね。とはいえこのシリーズも別マからの移籍なので、あえて本誌掲載の短編を選んでみました。綾波レイみたいなタイトルですが、まさに綾波のようなお話です(ネタバレ回避)。
ヨーロッパを舞台にした華やかな作風。ほかの作品も海外モノ多し。
制服高校生ミステリものの嚆矢といってよいのでは。近い年次のデビューだと佐々木倫子よりずっと早くブレイク。メディアミックスに縁がなかったのが不思議。表題作では『消えた肖像画』が大変な秀作。1巻所収。
「花とゆめ」の「80年代後半のSFもの」のストーリーや絵柄の象徴。キャラ造形についてはフォロワーがたくさんいた記憶。
代表作はこれだってわかってるけど、白泉社作品なら私は『フラワーデストロイヤー』シリーズ最終編 『ダーク・エイジ』(1991)が好き。
1巻完結の表題作がかわいい短編集。所収の『月光夜曲 −ムーンライトセレナーデ−』がすごくよかったの、思い出しました。ビッグヒットがないの、なんでなんだ…。
氷室冴子原作ものの中で、長く支持されたコミカライズ成功例かと。
すごく売れてた!世界観が魅惑的で熱いファンが多く、「ぼく球」以来のビッグタイトルが出たと思いました。絵のタッチも今見ても素晴らしい。
代表作はこれだってわかってるけど「赤僕」より少し前にスタートした『久美子&信吾シリーズ』(1990~97)が好き。女子高生と小学生男子カップルの物語。大人になった坂田と小沢にはハッピーエンドになってほしかったなー。
いずれ『推しに甘噛み』の人になるかもですが、まだこちらの方が有名かと。2012・15のアニメ化で聖地巡礼企画も出ていました。
<番外・別冊花とゆめ枠>
オリジナル初コミックス「環状白馬線車掌の英さん」(2009)からずっと、ハートフルなストーリーを展開。恋愛重視の作風ではない、往年(年配)の読者が考える「花ゆめらしさ」は別花に残っていたのかも。それがまさかの月9原作。やはり時代は変わった。
ここまで挙げた白泉社作品の中では一番好き。とはいえ代表作は『始末人シリーズ』(1983~91)かと。このパターン多い。大大大好きな明智抄で(同人誌「単行本未収録作品集」全5巻はコンプリート)10選にも入れたかったのですが、作品リストを振り返ると『始末人』ですら本誌・別冊を行ったり来たり(後半は別花)、かと思うと「チツケイレン」の「アフロディーテはきずつかない」(1988)が単発で本誌に載ったりして、編集部は運用どうしてたん…と。これからも読み続けることには変わりないのですが。
近作に抜け漏れ多くてすみません。明らかな抜けは増田の知識やアンテナが欠落している箇所です。とはいえ総論として、ガラかめ~動物のお医者さんまでは不動かな、と。
もしよかったらブコメでいろいろと教えてください。
※著者名誤り、表記等一部修正しました。ご指摘ありがとうございました(深謝)。
Permalink |記事への反応(16) | 15:58
少女漫画はやがて漫画を卒業する読者を抱えてる所が特徴で、網羅している人が多分とても少ない。
りぼんなら「ときめきトゥナイト」「ちびまる子ちゃん」「有閑倶楽部」「お父さんは心配性」花とゆめなら「ガラスの仮面」「アラベスク」「動物のお医者さん」「ぼくの地球を守って」「パタリロ」別冊少女コミックなら「ポーの一族」「BANANA FISH」「BASARA」
最低限これは絶対入るよなって代表作は大雑把に解るんだけど、どうしても自分が熱心に読んでいた頃の漫画中心になってしまう。
単行本形式が同じだから読んでない頃のLaLaと花とゆめがごっちゃになってしまう。
日出処の天子のように途中で掲載誌を引っ越してる名作も少なくない。
あとオタクだったのでヒットを飛ばしていても王道キラキラ恋愛系を読んでいないって致命的な穴があり、雑誌の代表作読んでない人間に選べるわけがねぇ感がある。
自分はとても楽しんでいたけど、馬鹿売れしてドラマ化もされたりしてた王道恋愛漫画押しのけて雑誌の歴史に残るレベルなのか解らない。
無理。