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はてなキーワード:良かれ悪しかれとは

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2025-04-15

感情がクソ遅い

子供の頃から穏やかな性格で、感情に波風が立たない人間だった。

もちろん悲しみや怒りを覚えたりすることはあるが、感情が理性を優越するほど昂ったことはほとんどない。

どちらかというと理屈っぽい人間でもあるので、そういった感情の波立ちを覚えても、まずは自分が何を嫌だと思っているか自分感情は正当なものか、といったことを、いちいち自分なりに納得できる論理に当て込み、吟味する癖が昔からついている。

どうしてそうなったか、という理由はない。誰かに強制されたり、躾けられたりしたのではなく、ただ単に記憶がある頃にはすでにそうだった。

 

こう書くと実に理性的人間のようだが(実際私も長いこと、私自身をそのように評価してきた)、実際のところ私は「感情が遅い」だけなのではないかと思う。

なぜか。上記のように、自分感情吟味を重ねた結果、一ヶ月後、半年後、ヘタすると数年後に「私って怒っているんだ」とか「悲しんでるんだ」という、きわめて素朴な結論が出ることがしばしばあるからだ。(つまり感情希薄なわけでもないのだ。)

その段になってはじめて、私は自分感情に正当な自信を持ち、場合によってはそれを根拠他者に訴えかけることができるようになる。

しかし当然、相手にとっては「今更!?」ということになる。私が一年かけて咀嚼し続け、ようやくいま消化することができた感情は、他人にとってはキレイさっぱり終わった「過去」だからだ。「いつまで昔のことに執着してるの」とか「昔のことを蒸し返すなよ」といった反応が起こるのもわかる。でも私にとっては、いまこの瞬間ようやく理解に達し、心に染みわたった事実なのだ

 

ところで言い訳みたいに聞こえるかもしれないが、私のこの「遅さ」は「ウジウジ考えてる」というのとも少し違う。

独自解釈だが、ウジウジってのは「あの時ああしてればよかったかな、チェ」「どうせダメだし」みたいな、どうにもならない、出口のない想像を延々とこねくり回す心の動きのことだと思う。

対して、私の遅さは「計算時間」みたいなことに近い。

それはいろいろな角度やパターンから自分言動や起こった出来事分析してみて、「自分は何を感じていたか」を自分に対してより説得的に論証する過程なのだ。(自分で書いててもなんかキモいと思う。)

要するに、ウジウジ考えることが目的化しているということは全然なく、パッと納得できる考えがすぐに出ればそれに越したことはない、という方針ではあるということです。

 

で、こういった性格はいいことも悪いこともある。

いっとき感情に流されない性格は、社会生活一般においては良い方向に働くことのほうが多い。急激な精神的ショックを喰らわない、という点もメリットだと思う。

一方で、誰も私の感情をマジメに受け止めてくれない、ということは最近じわじわ苦痛になってきた。リアルタイム感情を抱けないってそういうことだ。

悲しむべきタイミングで、喜ぶべきタイミングで、怒るべきタイミングで心から感情を表せない。

私の感情にはコミュニケーションする力、現実を変える力がない。これってある種の欠陥なんじゃないか

 

……というような話を最近、友人に打ち明けたところ、精神が安定しているということは現代社会において一つの特権」だという言葉をもらった。

特権か。私にとっては感情に任せて押し切ったり、人を裏切ったりできる方が、そういった行為を「感情的に」咄嗟に行なってしまえる人のほうがよほど特権的だと思ってしまうんだけどね。

ヒスってる人に対する冷笑ではないですよ。ただそういった行動には良かれ悪しかれ共感が集まるものだという点に限っては羨ましいと思う。私の場合共感すら集まらないことが多いから。

アンガーマネジメント大事。ということも言われるけど、感情を吐き出せる力、というのも私にとっては一つの才能に見えるんだよな。

Permalink |記事への反応(7) | 01:10

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2025-02-08

anond:20250208134709

教育から思想的なイロが付かない・付くべきではないってのもありえないと思うけどな。

教育ってのは良かれ悪しかれ、その社会に取って有用価値観を刷り込むことだよ。でなければアメリカ日本反共根付いたり、ロシア中国はその逆なんてことは起こり得ないよ。

ニュートラル情報だけ与えて価値判断は個々に、というのはむしろ教育ではないとすら思う。

Permalink |記事への反応(2) | 14:41

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2025-01-29

皇族というのは良かれ悪しかれ完全に神道という宗教の成分であり、日本国憲法第一条に天皇地位が書かれているというのはイスラム法に基づいて判断するとか言ってるイスラム教国と同じくらいには宗教国家なわけだけど、それはそれとして認めつつ政治とは完全に切り離して象徴化したのが日本のいい所なんだから皇室典範男系男子規定なんてのは、ちょっとこれは信仰の話なので信者日本国民)で決めます~って話で終わりなはずなんですね

Permalink |記事への反応(1) | 20:22

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2023-10-18

anond:20231018025453

まれてこなかった存在イメージよりも、いまを生きている増田イメージを保つ方が大事じゃない?

ダウン症と直球で告白したらそれについて良かれ悪しかれイメージを持ってるやつが寄ってくる。

21トリソミー」の語を用いるならまだそこまでイメージ定着してないんで「なんか知らんけど大変そう」と感心を買える。

生きていくための知恵だよ、小賢しい。

Permalink |記事への反応(0) | 09:32

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2023-10-16

お前らに限らず日本人カルトバカにしているが

中国人韓国人日本人より非常識感情的

日本は、フランスロシアよりも上の国

イスラム教徒テロリスト

天皇良かれ悪しかれ特別存在



こういうことを信じていたら、日帝主義というカルト洗脳されてる証拠からな。

全く他人事じゃない。

要するにすでに

日本人カルト教団の信者

といっても言い過ぎじゃない。

お前らもとっくに洗脳されまくってんだよ。

戦後になってもまだカルト状態を脱してないキチガイ国家に生まれ育ってまともな人間になれるはずないだろ。

あとすげえ細かいところだと

毎日トイレ掃除を欠かさずやったら運が舞い込んでくる」

「道に落ちてるゴミを拾ったら運が舞い込んでくる」

これ信じてるのもめちゃくちゃヤバいからな。

前者なんか未だに強く信じてる運動部出身者たくさんいる。

後者大谷のおかげで信じる人が続出した

Permalink |記事への反応(1) | 13:47

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2023-09-04

なんで日本がくだものが高いのか?

A:JA農家が儲かるように頑張ってるから

良かれ悪しかれこれです

悪者にしてるんじゃありません。

いいところもたくさんたくさんあります

ただ諸外国より果物が明らかに高いのはこれです

Permalink |記事への反応(0) | 15:05

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2023-09-01

anond:20230901123042

基本興味関心のあるラインしかこないしな(同じ系統しかこないのは良かれ悪しかれやとは思う)

Permalink |記事への反応(0) | 13:56

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2023-06-24

ひょっとして、40代50代って楽なのでは??

その年齢で有るべき姿とか求められるものってあるじゃん

社会的圧力っていうの

 

子供時代 なし

中学生 高校受験

高校生 大学受験

大学生 就職、進学、恋人を作ること

20代〜30代 結婚子供 

 

で思ったけど40代50代って案外ない

子供を作ったら子供を育てることだろうし、出世的な圧力があるけど

30代までの圧に比べたら、特に周りが40代以上に求めることって無いよなと思った

40代以上はあくまで結果だから良かれ悪しかれプレッシャー減るよな

 

俺はまだ40手前だけど婚活とか諦めたらすげー楽になったもん

あとは孤独不安健康くらいだな

Permalink |記事への反応(0) | 21:59

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2023-01-12

フィクション現実人間の行動に影響を与えない」は無理筋

フィクション現実人間に影響与えるだろ。良かれ悪しかれ

そこを防衛ラインにするのはさすがに厳しいだろ。

「たしかに悪影響は与える。でも良い影響も与えるし、表現の自由部分的にでも抑制すれば社会にとってこれこれこういう悪影響がある」

って話をしていくべきなんじゃないの?

Permalink |記事への反応(3) | 18:32

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2022-10-09

anond:20221009185000

良かれ悪しかれ、お針子さんがいなくなってファストファッションが生まれるような変化はあるだろうね

Permalink |記事への反応(0) | 19:14

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2022-09-03

ポイントオブノーリターンって語カッコよすぎだろ

仕事で言いたすぎる

この案件についてはもうポイントオブノーリターンを過ぎてしまってるんで、良かれ悪しかれやるしかないですよ、とかいってさあ

この企画、ここがポイントオブノーリターンだと思います。……どうします?とかいってさあ

カッコよすぎる

カッコよすぎるよ 

ルビコン川とか、賽は投げられたとか、分水嶺とか、いろいろあるけど、響き的にはやっぱポイントオブノーリターンいちばん好き

教養ある感じはしないし、ヒネリもないけどな

でもこう、やっぱ、ノーリターンとかノーフューチャーとか、そういう、ノーがついてんのってカッコいいよな

グッとくる

俺が店をつくるとしたら、ポイントオブノーリターンカードっつうのをつくるね

これは、買い物をするとポイントがつくんだが、リターンは一切ないという画期的カード

まさにノーリターンポイントがつくからポイントオブノーリターン

素晴らしい 素晴らしすぎる

このアイデアで突っ走るしかねえよなあ

ポイントオブノーリターンまでよ……

Permalink |記事への反応(3) | 09:42

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2022-07-12

anond:20220712222739

そんな理由政治家が殺されたらたまったもんじゃないよね、政治家良かれ悪しかれ民意を背負ってるんだからそれって民主主義への挑戦だよね、てのが分からない識者が多くてビビるのよ。

Permalink |記事への反応(0) | 22:38

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2022-06-30

anond:20220630161516

少年向けにハーレムラブコメ漫画テンプレ確立した

少年マガジンの看板作品として長年連載した

・数十人の美少女キャラを並べてひとりひとりキャラ付けしてキャラソンを売るみたいな商売をやりはじめた

・大量の二次創作を通してオタクWeb創作に影響を与えた

といったあたりかな。

良かれ悪しかれ赤松健2000年代の「萌えヲタ文化」の代名詞存在であったのは間違いない。

(だからこそいま赤松が「私はオタク代表です」みたいな顔してるのも甘んじて許容している)

Permalink |記事への反応(0) | 16:55

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2022-06-22

anond:20220622132847

>おそらく、プレイヤーの年齢層が若いゲームであるゆえだと思うが、

スマブラ大会動画配信時のコメント欄治安は相当に悪い。

フォトナとかLOL、各種格ゲーとかと較べてそんなに悪い?

良かれ悪しかれ人がたくさん集まるゲームはそうなる印象なんだが

Permalink |記事への反応(0) | 13:31

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2022-02-24

anond:20220224213325

音痴というか良かれ悪しかれ平和ボケしてるんどす。

悪いことではない思うけどね、基本的には

Permalink |記事への反応(0) | 21:36

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2021-10-19

文化の盗用

アメリカに住んでる日系アメリカ人からすれば重要な話なのかもしれないが、

日本に住んでる日系日本からすれば、「盗用」されても日本の側は何一つ損してないからなあ。

衰えたとはいえ我が国には1億の国民先進国としての経済規模良かれ悪しかれそれなりに厚みを持つ歴史文化があるわけで、

アメリカ人や中国人いくら日本文化を「盗用」したところでそれはスピンオフにすぎず、日本本国にあるものこそが日本文化の本流だ、というのが一般的日本人の感覚だろう。

しろ日本利活用してきた色んな他国文化制限されかねないと思えば、文化の盗用概念共感されることは無いだろう。

Permalink |記事への反応(0) | 09:31

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2021-09-29

anond:20210929005428

読んでてちょっとこんがらがったが、母=陰謀論者、父=発達障害でいいんだよな?

まあ、高校生みたいだし何をとは言わんが頑張れ。良かれ悪しかれ人生今のままではないだろう。

Permalink |記事への反応(0) | 01:21

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2021-08-27

anond:20210827220945

必ずしもそうだって話ではないし、俺は専門家でもないんでその辺注意して聞いてほしいのだが……

病的な嘘つきってのは結構発達障害だったりする。そして、発達障害遺伝し得る。もしそうなら嘘つきを治すってのは非現実的だ。

一旦病院で診てもらった方がいい。

もし発達障害とは診断されないのであれば、あいにくと増田の接し方が悪いとも考えられる。

子供ストレスの影響によって嘘ばっかりつくことがある。嘘は良かれ悪しかれ注目を受けるからな。端的に言って愛情に飢えて嘘吐きになったりもする。

で、そのストレス要因としちゃ増田父親に似て欲しくないが故に自分が思ってる以上にキツく当たりすぎてるとかが考えられる。

無論、他の要因かもしれんがな。

なんにせよ、きちんと診てもらうってのが親子関係子供の発育のためになると思うぞ。

Permalink |記事への反応(1) | 22:24

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anond:20210827013137

良かれ悪しかれファン信者?票が反映されなくなったおかげで

「いつもの面子が割と減ったのはいいことかなぁー

Permalink |記事への反応(0) | 01:34

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2021-06-16

anond:20210616222008

言われて気付いたが、基本は無駄に金を使うことが好きじゃ無い性格だわ。

買い物は値段の高い安いじゃなく「本当に必要かそれ?」とかなり吟味する。

ギャンブルの類は少額なら楽しめるが、5万とか10万とかになってくると「無駄じゃねこれ?」となって逆にしらける。

金をかける趣味にはコスパ度外視した金銭感覚が(良かれ悪しかれ)必要な気がしてきたぞ..!

Permalink |記事への反応(2) | 22:37

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2021-06-10

古典教育否定論を見て思ったこ

もしも「シェークスピアバイロンシェリーブレイクコールリッジ、ワーズワーステニスンの詩なんか学校教育で教えるのは無意味」とか言う英国人がいたとして、それを見たら、英国人じゃない自分でも「うわ……」と感じるだろう。上の例でピンとこない人は、ホメロスなり、ダンテなり、ゲーテなり何なり、適当人名に入れ替えて下さい。

実際は、欧米政府首脳や政治家は、演説聖書の一節、ギリシャ/ローマ古典、有名な詩人の詩から引用することが珍しく無い。そういう場面を見ていると「風雪に耐えて残った古典」の価値を見抜ける/理解できるような頭の持ち主でなければ、国家百年の計と云う長期的なプランを建てる重職を任せられないと云うコンセンサスが、政治家有権者の間に有るように見える。

また、古典宗教その他の思想バックボーンを反映しているものなので、良かれ悪しかれ国民性を反映している。政(まつりごと)をするには民の心を理解して掴まねばならない。したがって、為政者は和漢の古典を読み、よく人の心を学ぶべしと云う旨を、江戸学者は説いていた。昔の中国でも、知識人は同じ旨を説いていたと思う。それらは理想論に過ぎなかったのかもしれないけれど、理想を失くしたら人間は御仕舞だと私は思う。

自民党政治家もそうだし野党政治家もそうだけど、日本の政治家は古典引用した演説をしない(できない)。それを見ると、この人たちは、行き当たりばったりで長期的に物事を見る能力に欠けている、その場凌ぎ思考人間ばかりなんだなと私は思う。五十年〜百年経ったら、後は野となれ山となれと云う考え方の持ち主なのだろう。

虚偽答弁をする政治家に対して、対立政治家が「いつはりの無き世なりせば如何ばかり人の言の葉しからまし」とか知的洒落皮肉を言えたら、グッとくると思う。しかし、現実日本の政治家は、バラエティ番組的な物言いをする人間ばかりである

古典に関する教養は、即物的意味で役立つ訳ではないのは確かである。けれども、頭の中身や心が貧しい人間か否かを見抜くためのバロメーターにはなり得ると思う。心が貧しい人間政治家をすると、人間に対して酷薄政治をすると思う。例えば、麻生太郎言動を見ると、そう思わないだろうか?まあ、野党政治家も五十歩百歩なのだけれども。

少なくとも、口先だけは愛国心を説くくせに日本古典に対する教養を持たないような政治家を、私は信用できない。そして、それを国民が見抜ける状態でいるためには、やはり古典に対する教育必要なのだと私は思う。

Permalink |記事への反応(3) | 07:46

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2020-09-13

anond:20200913035706

俺は長年の田中芳樹ファンだけど、残念ながらその頃と今回とでは「当たり前の批判」の社会的意味が違うんだよ。認識アップデートしてよ。

タイトルの通り増田20年来の銀英伝ファンですが、私が銀英伝を知りネット掲示板個人サイトなどを見始めた当時からファンによる「銀英伝女性キャラステレオタイプ過ぎる」とか「田中芳樹女性を描くのが下手」みたいな批判は当たり前のものとしてありました。今回炎上した冒頭のツイートもそれと同系統のものであり、作品内の女性の扱いに対する感想としては見慣れた内容で特に違和感はありませんし、個人としての違和感を述べたうえでリメイクにあたってのアップデート希望するものであって、それ自体問題があるものとは思えません(なお、「Die Neue These」はリメイクではなく「原作の再アニメ化」なので、その点は事実誤認なされているものと思います

うん、銀英伝ファンあいだでは「あいつ女を描けてねーよな」みたいな評は普通のものだったよね。そういう意味で、例の社会学者氏のツイート認識はごくありふれた銀英伝認識を示したものだといえる。それだけを切り取ってみれば特に叩かれる要素はない。

でもさ、

ことと、

こととでは、社会的意味が違うんだよね、残念ながら。

twitterという、簡単に支持者を社会運動に動員できるプラットフォームで、これまでさんざんコンテンツを燃やしてきた社会学者っていう属性の人が、表現の内容を変えるべきだと口を出したら、単なる批評の域を超えて作品へのバッシング煽動してるようにしか見えないんだわ。

ジェンダーがどうこうというのも、そういうバッシングの際によく使われる常套句からね。

「あっ、この状況、キズナアイバッシングで見たことある!」って思っちゃうんだよね。

実際にそれらの描写を変更すべきか否かはそれぞれで判断が異なるのは当然としても、こうした意見に対して「現代にそぐわないから変えろって言いだす社会学者やべえ」などと嘲笑するのは原作者のスタンスを含めて明らかに論点を見誤っていますし、「銀英伝を燃やしに来た」などと反応するのは過剰です。挙げ句社会学者というツイート主の職業フォーカスしてその職業全体を否定するような言説まで行うのははっきり言って異常だと思います

もちろん、昨今のネット社会学バッシングはどう考えてもおかしい。一部のおかし社会学者存在で以て学問としての存在意義まで否定されるべきではない。

ところで、「すべての男がそうじゃない」みたいな言い訳をする男に対してノットオールメンって言ってきたのってどういう人たちでしたっけ?

文系のはしくれとしてはノットオールソシオローグスと言いたいところなんだけど、フェミニズム同調して社会問題に口を出してきた社会学者がそれを言うことは、まあ論理的一貫性問題惹起するよなあ。

本件もそうですが、ポリティカル・コレクトネスを巡る議論においては「過剰なポリコレ押し付けるな!」などと主張する批判側にも個人意見に対して過剰かつ攻撃的な言動を繰り返す「反ポリコレを旗印に個人を抑圧するネット憂国騎士団」みたいな存在も目立ってきており、まともな議論が成立しづらい状況になっているように思います

マトモな議論が成り立ちにくい環境を作ってきた責任を反ポリコレの側「だけ」に求められても困るんですが。

ポリコレが高邁な理想としての側面しか持ち合わせていなかったのであればともかく、実際には他の表現を抑圧する棒として使われてきていたという前史があった上での反ポリコレ側の過剰反応でしょう。

つい最近起きた騒動にだけ目を向けても、ジェンダーを専門とする社会学者によってキズナアイバッシングされ、フェミニズムを掲げる弁護士研究者によって献血ルーム攻撃され、「ミカンはお母さんが買うもの」などと宣うフェミ学者たちがラブライブ農協コラボを焼きに来た、といった話があって、その上で今回の社会学者氏の感想への過剰反応があるわけ。

ポリコレ棒でヒステリックに殴られてきた側がちょっとでもポリコレっぽく見えるものヒステリックに反応するのは自明の理では?

悪いけど、ポリコレ棒を振り回して暴れ回ってきたポリコレ憂国騎士団の皆様にはもうウンザリしてるんだよ。

からといってこちらも憂国騎士団ムーブをしていいことにはならないけど、ポリコレ側の憂国騎士団ムーブのことを棚に上げて反ポリコレ側だけを憂国騎士団と言われても困惑するほかないんだよね。トリューニヒトみたいな詭弁やめろ(憤怒)

ブコメに応答

実際問題2013年の人工知能学会表紙事件以降、表現特にオタクコンテンツ)をネットで叩いて社会問題化し、金と名声を得るというのは、社会学者定番になってる。最も顕著だったのが宇崎ちゃん献血ポスター騒動

社会学者の人、名誉はともかく金は得られてないと思うよ。

いや、ネット表現を燃やしたところで影響力とか声望とか自尊感情とかはともかく金は得られんよ(少なくとも学者世界では)。金目当てで彼らが動いているというのは被害妄想がすぎる。そりゃ有名どころのレーベル新書とか書けばまとまった金は入ってくるかもしれんが、彼らは現段階ではtwitterで吠えてるだけで別に一般向けに売れそうな本を書いているというわけでもないし。

この界隈Twitterさえ見なきゃ起きてない論争多くない?ほぼネットそれもTwitterしか社会学者」を知らなそうな人多くない?

そりゃ、多くの人には表現を燃やしに来る「社会学者」の姿しか見えてませんし……

アカデミアあるいはそれと近いところにいれば、社会学といっても色々あって、ハマータウンの野郎どもを研究する人もいれば聖なる天蓋を論じる人もいて、ジェンダーオタク文化に関心を持っているのは一部であり、表現を燃やしに来るのはさらにその限られた少数に過ぎず、もっと言えば社会学者といっても博士課程の院生から誰もが参照すべき大御所まで「権威」に勾配があることくらい理解しているだろうし「社会学者」を十把一絡げに論じるべきじゃないっていうのは自明の理なわけだけど、燃やされた被害者からはそのごくごく一部の姿しか見えないので。

アカデミアと縁のないそのへんのオタクにとって、哲学者数学者工学者や物理学者言語学者文化人類学者なんてろくずっぽ知らないのが「普通」でしょう。普通の人は良かれ悪しかれそんな学問について詳しい知識は持ってないんだよね(漠然としたイメージは持ってるかもだけど)。だからtwitterオタクがロクに社会学者について知らないってのもある意味当然なのよ。

そんな学問についてよく知らない一般大衆は、まあ、自分たち表現を燃やしに来た一部の社会学者の姿を見て「社会学者」のイメージ形成ちゃうよね。

もちろん「そんな社会学者ばかりじゃない」という異議申し立てはどんどんやればいいと思うよ。「そんな男ばかりじゃない」と同程度には正当性のある反論だろうし。

昨今の風潮でいちばん納得がいかないこと

ムーラン』と『銀河英雄伝説』が同時並行で話題になってホッテントリに出まくってるのに誰も『風よ、万里を翔けよ』の話してないのおかしくない!?

Permalink |記事への反応(13) | 09:39

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2020-09-05

anond:20200905184736

まいっちんぐマチ子先生以降明らかにスカートめくりは激増したぞ

そもそもあの漫画がなければスカートめくつても何も楽しいと思わんかったと思うわ

それがあの漫画読んだら魅力的に思えたんやな

不思議なもんやが影響力がないっちゅーのは嘘やと思うわ

ちゅーか漫画には悪影響というか、良かれ悪しかれ拡散する能力があると思うわ

ワイもタッチ無かったら野球漫画読んでなかったやろし

Permalink |記事への反応(0) | 20:54

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2019-04-07

前職を退職した理由

5年間勤めた前職を退職したのは自分にとってはどうしようもなかったからだ。

元々アフィリエイトの軍資金を稼ぐためだけに「半年くらい入れればいいや」と思って入った会社だったが

そこの創業者社長面白い人だったのでついつい長くいてしまった。

こんな伝説がある。

まだ創業して間もない頃、ある営業お客様を怒らせてしまたことがある。

お客様電話越しに「お前じゃ話にならん!社長をだせ!」と息を巻いたそうだ。

そこで素直に社長電話を取り次いだのだが、しばらくしたら「最初のやつに戻してくれ」と言われて結局最初営業対応したという。

まり社長が一番話が分かってないと。

年齢は若く、右翼的思想の持ち主で、他の従業員には恐れらていた社長だったが、どこか愛嬌というかいい加減なところがあり

失敗しない人間より失敗する人間評価する気質があったせいか居心地がよく、また会社も順調に成長していった。

しかしその社長自分就業してから3年ほどで退任した。

退任の理由はいろいろと聞かされたが簡単にいうと「飽きた」というのが本音なのだと思う。

どこのベンチャー企業もそうだが、会社が成長するというのは一方的にいいことばかりではない。

顧客従業員が増えれば厳密な資産運用事業計画必要になるし、そのためにはより優秀な従業員をいれなくてはいけない。

しか創業メンバーの全てが組織の巨大化に耐えられるわけは決してない。

20人規模の会社エースが必ずしも100人従業員を抱える会社取締役として勤まるとは限らない。

そういう厳しさへの自覚社長自身にもあったのかも知れない。

またオーナー社長独特の孤独さがそれに拍車をかけたのかも知れない。

結局会社類似事業を展開する大手企業に全株売却による子会社化という形になった。社長は即退任したかったようだが

1年はいてくれと言われ、結果形だけ在籍してるが実際はほとんど会社にこなくなった。

その後社長職はNo2役員が昇格する形で引き継がれたが、オーナーだった前社長とは違い100%子会社サラリーマン社長である

社長と比べればどうしても影響力に差は出てしまう。

その後2年ほど在籍したが、やはり前社長に対する面白さで続けていた身としては「大手子会社従業員」に変わることができなかった。

手続きが多くなり、前社長のようなリーダーシップが発揮される場面も少なくなり、安定の代わりに面白みがなくなってしまった。

また全株式売却以前からいた従業員に比べ、それ以降に入った従業員良かれ悪しかれ「良い子」であり、そういう意味でも

世代交代空気を感じてしまい、それが退職きっかけとなった。

社長は育てた会社を売却してお金自由を手に入れ。その怖い前社長必死についていった幹部たちは大手グループ幹部社員という肩書を手に入れ、

食い詰め浪人のような古参社員たちも収益経営基盤の安定を手に入れ、新世代の従業員たちは大手グループ企業従業員として相応しいキャリア学歴もつ若手社員たちだ。

この会社という「物語」はハッピーエンドを迎えたのだ。

そういうのに耐えられなかった。何の目的があるでもないが「良い子」として振る舞うことができなかった。

水清ければ魚住まずではないが、会社創業期や発展期の勢いを楽しんでしまうと安定期というのはどこか白々しく「劇の終わり」を感じざるを得なかった。

自分にとって安定というは、想像以上に重く不自由だった。

Permalink |記事への反応(0) | 15:31

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お金と気力

以前、中途で入った会社に合わなくて後先考えずに辞めたことがある。

その時はもうITはやらないと誓ったものだったがさりとてやれることなんかない。

しばらく引きこもり状態で過ごしていたがで貯金はどんどんなくっていく。

そこで当時流行っていたアフィリエイトをやろうと思った。

とはいえ最低限の準備金や軌道に乗るまでのお金必要だ。

しかITはもう絶対にやりたくなかった。

そこで路上警備員アルバイトを始めた。

しかしこれが全然収入にならない。

一ヶ月の給料12万円じゃあ家賃光熱費おしまいだ。

そこでもうしょうがいか半年だけまとまったお金を稼ぐためにとある会社エンジニアとして面接しにいった。

契約社員募集だったが正規雇用として雇ってもらい以後5年間その会社に勤めた。

在職中はとにかく頑張った。お金を稼ぐというよりその会社のものの勢いや空気マッチしていたので

知らないことでやったことがないことでも挑戦し5年間の間に月収で8万円以上昇給年収500万円ほどに到達した。

またいつしかアフィリエイトも下火になりその夢を追うことを考えなくなった。

現在フリーエンジニアとして働いているが、良かれ悪しかれかつてのようなガッツはない。

前職では頑張った反面他人対立することも多く、それが5年の間に重荷になっていたからだ。

また現在では最初から前職以上の賃金を頂いているので抜きん出る必要がなく、

逆にまわりとうまくやっていくほうが得策だったからだ。

現在は誰かと対立などはしない。が、何か気力がなくなった。

ハングリー精神のようなものが失われてしまったように思える。

自分利益は追い求めなくてはいけない。それは全てではなくても豊かさの指標ひとつであるからだ。

しか自分にとって「豊か」と感じる利益想像以上に低かったらしい。

自分にとっては高額な、しかフリーエンジニア一般ではむしろ低い金額をもらう代わりに気力が失われてしまったように思える。

Permalink |記事への反応(0) | 14:40

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