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2025-12-14

「なぜはた」のnoteバトルを読んで



https://ichiiida.theletter.jp/posts/0aa160a0-d70f-11f0-aa07-8582de6095b5

https://note.com/nyake/n/na2d317b47bc5

「なぜはた」の明確な問題点は「タイトル主語が大きすぎること」です

反論」の問題点データの使い方と論理おかしいことです

<以下本文>


まず大前提として、『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』は、「かつて読書習慣があったにもかかわらず、働き始めてから読めなくなった人々」という特定の層が抱える悩みについて、それが個人的問題ではなく社会構造上の問題であることを論じた本です。

大前提となる、「『かつて読書習慣があったにもかかわらず、働き始めてから読めなくなった人々』という特定の層」が存在することをデータで示さないと、「実感」としてそういう層の存在を主張したとしても議論が始まりません。

「この神聖な水飲んだらがんが治ったんだもん」とデータなしに主張しても、そこから先の議論に至らないのと同じです。


これに対し、飯田さんは国民全体の平均値であるマクロデータを持ち出して「全体で見れば変化はない」と反論しました。が、これはいうなれば、「日本人平均寿命は伸びているから、あなたの今の病気存在しない」と言っているのに等しい議論です。

→この例えは明白に誤りです。なぜなら前者は「全体の読書量」と「特定の層の読書量の推移」を比較する主張であり、後者の「寿命」と「特定の疾患の存在」とは評価対象が異なるからです。

あえて寿命で例えるなら、「日本人平均寿命は延びているから、喫煙者平均寿命も延びている」などがあります。これならば「全体」と「特定の層」を共通評価である寿命」で比較できますし、「日本人平均寿命が延びていること」を示しても「喫煙者平均寿命が延びていること」を示さないのはその通りで、これならば矛盾と言えます

しかしその仮説を論じるなら、タイトルを「喫煙者平均寿命~」とするべきで、主語日本人全体としたり、明確に示さないことが明らかに誤りであることは誰にでもわかると思います。)


全体平均の中に埋もれてしまっている「特定属性の変化」に光を当てるのが拙著役割です。マクロデータのみで個人の実感を否定することは、分析手法として適切ではありません。

マクロデータのみで個人の実感を否定すること。確かによくないですね。

おじいさんおばあさんの中には、煙草を決してやめない人がいます。「私は煙草を吸っても今まで病院のお世話になったことないんだから、それでいいの」 大変結構だと思います

こういう人たちに、「タバコ健康に悪いからすぐやめなさい」と言っても、個人経験則否定することになり、もめます

マクロデータ目的は、「特定属性の実感」を否定することではなく、全体を解析して現状やその傾向を把握することです。分析手法として、データで示されない実感を大切にすることは重要ですが、解析の結果「実感」を否定する結果になってしまうことはままあります

からこそ、「実感」を前提とする議論をするならば、実感の存在のものデータとして示す必要があるのです。


拙著統計データを多用することは本題からそれてしまうため(何度も書きますが、私の書いた『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』はマクロデータで語ろうとした本ではありません)必要最低限にとどめていました。が、本稿ではあえて氏の提示したものと同じデータソースを用いて反論を試みます

→繰り返しになりますが、主張には前提が必要で、前提が正しくなければ主張も意味を成しません。したがって、前提をデータとして示す必要があります。それが必要最低限に至っていないということなのです。


飯田さんは「高校生の時点で読書量は減っており、働き始めてから急に減るわけではない」と指摘されていますしかし、この主張は「誰を対象にするか」という分析対象のセグメントを見誤っています

まず、拙著対象としているのは「元々読書習慣があった人々」です。では、統計的に見て「読書習慣がある人」とはどのような層を指すのでしょうか?

次図「読書習慣のある人」の月平均読書冊数を見ると、過去約40年にわたり、本を読む習慣がある人の読書量は月平均3-4冊の間で安定して推移しています。つまり統計的定義として、「月3-4冊読む」という行動こそが、日本の「読書習慣がある人」の姿であるといえます

対象としているのが「もともと読書週間があった人々」なら、なぜ書籍タイトルが「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」と主語が示されていないのでしょうか。ここが反論とその反論の大きなズレの原因です。

ちなみにこの統計データhttps://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/kokugo_yoronchosa/pdf/94111701_03.pdf)が35ページ目(pdfだと39ページ目)にあるんですが、16-19歳の調査人数、なんと83人なんですね。

これだと1人減ったら1.2%割合が動くことになるんですよ。以下に書き起こしたもの記載してみます

<16-19歳の読書数>

0冊=66.3%

1-2冊=22.9%

3-4冊=8.4%

5-6冊=1.2%

7冊以上=1.2%

あれ?1.2%が二つ。つまりこれ、5-6冊、7冊以上の人は1人ずつでしたね(笑)

3-4冊の人も1人減ったら7.2%になり、2人減ったら6%になって20歳代の人と同等になっちゃますよね。

おおよその割合をみるには使えると思うんですけど、「16-19歳とその他の世代比較」には非常使いにくいデータだと思いませんか?もし複数回同じ手法調査したら、ひっくり返っちゃったりすることもあり得そうです。

しかも、令和5年の大学短大専門学校の進学率を合わせると約8割、大学に限ると約6割で、ちょうどこの統計の年齢階級を跨いじゃってるんですね。

から、このデータで「働くと読めなくなるかどうか」を議論するのって、そもそも無理なんですよ。


ご覧の通り、「1,2冊」というライト層では加齢による減少は見られませんが、「月3-4冊読む習慣のある層」においては、労働間中生産年齢)に数値が底を打ち、退職後に回復するという明確な「U字カーブ」を描いています

学生時代読書減と社会人の読書減を同列に語ることはできません。なぜなら、このグラフが示すように、「労働から解放された世代(70代以上)」では、数値が学生時代の水準まで回復しているからです。 もし「加齢による文字離れ」や「スマホ普及」だけが原因であれば、高齢層でここまで数値が戻ることは説明がつきません。

もちろん、今回のような一時点の調査である以上、厳密には加齢による変化とコホート効果を切り分ける分析必要です。しかし、データ限界差し引いてもなお、この「労働間中にのみ、特定読書層が凹む」という事実は、労働環境がまとまった読書習慣を構造的に阻害している可能性を強く示唆しています。 全体平均にならすことで分布の特異性を捨象してしま飯田さんの分析は、データに表れた当事者ーー働いていると本が読めないのだとほんとうに感じている人々ーーの痛みを見落としていると言わざるを得ません。

→この主張も前述したように、1人動くと1.2%動くデータ示唆するのは無理があります

U字カーブあなたは70歳以上の人が自在スマホをいじくってネットサーフィンしているのを想像できますか?

交絡(データに影響を与える別の要素)がありすぎて、単純に就労の有無だけを結果の原因として求めるのはちゃんちゃらおかしいと思いませんか?

「痛み」ですか、はあ。タバコ吸っても健康でいられると思ってる人の痛みを想像したことありますか?(笑)


一見すると、「書籍読書冊数と市場規模は相関しないが、雑誌は相関する」という飯田さんの主張は正しいように見えますしかし、ここで気を付けなければならないのは、市場規模根拠として用いられているデータ定義です。これは「出版販売額」、つまり新刊市場の推移にすぎません。

雑誌のみが市場規模と相関する主要因は、書籍雑誌読書習慣の違いというより、市場構造の違いにあると考えるのが妥当です。書籍図書館での貸出や、古書店メルカリ等の二次流通市場といった新品購入以外のタッチポイント豊富です。

→なるほど、たしか書籍図書館古書店接触がある分、新品市場だけで語ると乖離が出そうですね。

まり、「読書数の総量=新品購入+レンタル中古」になるってことですな??

ということは「読書数>新品購入の勢い」が成立するということだ。ふむふむ。

ここで市井氏のnoteから引用すると

こうした「読む」と「買う」を短絡的に結びつける考え方はよく見られる。しかし、読む量と買う量は単純にイコールにはならない。イコールになるなら「積ん読」という言葉存在しない。

出版市場が成長していた時代にも、書籍読書量が増えていたわけではない。書籍は、読書量と購買量の傾向が一致しない。

→えーっと、積読があるから読書数<新品購入市場の勢い」もありえると。

……市井氏は積読があるから読書数<新品購入市場」と言い、その反論として三宅氏は中古レンタル市場があるから読書数>新品購入市場」と言っている!かみあってない!

まわりくどいんだけど、結局どっちも「書籍読書数と新品購入に相関がない」が「雑誌読書数と新品購入に相関がある」というのが主張で、一致している!反論すると見せかけて同じことを主張するという高等テクニックである


また、拙著の「雑誌自己啓発書を中心として、労働階級にも読まれ書籍存在していた」という記述に対し、飯田さんは「雑誌書籍区別がついていない」と批判されていますしかし、拙著記述明治時代出版状況についての記述であり、いうまでもないことですが雑誌コミック週刊誌割合時代とともに変わっていきます明治雑誌出版に関する記述を、現代雑誌と同様の枠組みで捉え、区別がついていないとするのは、論理が通らないのではないでしょうか。

以上のように、構造的に相関の低い「新刊販売額」を指標として用いて「書籍雑誌読書習慣が異なるので分けて考えるべき」と主張するのはデータの選定として不適切です。本来であれば、図書館の貸出しや二次流通市場におけるタッチポイント考慮したうえで読書冊数との相関がないことを示すべきです。また時代によって役割の異なるメディアを十把一絡げに扱うのは、妥当性を欠いていると言わざるを得ません。

→えーと、前半の文章市井氏の引用した部分が明治時代の話をしているか不適切ってことだな。うむ作者が言うならそうなのだろう。

後半は……

構造的に相関の低い『新刊販売額』を指標として用いて『書籍雑誌読書習慣が異なるので分けて考えるべき』と主張するのはデータの選定として不適切

あれ、あなた書籍読書数と販売数は相関しないけど雑誌は相関するって言ってましたよね?

分けて考えるべきなのは妥当なんじゃないんですか?笑

また時代によって役割の異なるメディアを十把一絡げに扱うのは、妥当性を欠いていると言わざるを得ません。

市井氏のnoteをみると、扱っているデータ70年代以降のもの明治時代の話はしてなさそうですけどね。

それに市井氏の

なお、『読書世論調査2016年度』には書籍読書率について「戦後読書世論調査の開始以来、多少の変動はあるものの、おおむね5割前後で推移している」と書いてある。『なぜはた』は読書世論調査引用しておきながら、読書世論調査サイドの「長年そんなに変化がない」という見解とは異なる「本離れが進んでいる」という主張をしている。

この部分に関する反論はしなくていいんですかね。マスデータから

引用元の文献(黒田祥子山本勲「長時間労働是正と人的資本投資との関係」)を見る限り、これは事実ではあるものの、解釈適用先が間違っていると考えられます

というのも、ここで引用されている論文が測定している「自己研鑽」と、拙著が指摘する「自己啓発書読書」は、行動の質が全く異なります論文が指すのは資格取得やスキルアップのための「能動的な学習」であり、これに対して『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』が論じているのは、新自由主義的な不安に駆られた人々が救いを求めて読む「自己啓発書の消費」です。むしろ、「労働時間が減っても、能動的な学習に取り組むほどの気力や体力は回復していない」という論文の結果は、人々が手軽な「やった感」や「効率的な正解」を得られる自己啓発書(=ファスト教養)に流れるという拙著の仮説と矛盾しません。

キャリアアップのための能動的な学習」の機会が減ったからといって、「手軽なノウハウ本」のニーズがないことの証明にはならず、このデータ根拠にするのは的はずれです。

→確かに自己研鑽時間が減ったから」といって「手軽な自己啓発本を読む時間が減った」とは言えない。それはその通りだ。まあ手軽な方が増えたとするのはあくまで仮説で、それを証明する手段もそうないよね。



4.「自己啓発書へのシフトという説は誤りである」への反論

飯田さんは「市場規模において、依然として小説自己啓発書より大きいため、自己啓発書へのシフトという説は誤りである」と主張されています

これには二つの反論があります

第一に、議論の焦点は、現時点での「絶対量」ではなく「変化の方向性トレンド)」です。たとえパイの大きさが小説の方が大きくとも、書店の棚構成の変化や、人々の意識における効率性の重視といったトレンドの変化を否定する材料にはなりません。

第二に、ここで飯田さんの論理には明確なダブルスタンダード存在します。飯田さんはこれまでの議論において、「市場動向と読書実態書籍においては必ずしも一致しない」と主張されました。しかし、ここでは一転して、「小説の方が推定発行金額市場規模)が大きい」ことを根拠に、「小説の方が読まれている」と結論付けています


→いったん整理すると、

三宅氏の主張>

読書方向性が手軽な自己啓発書シフトしているか読書量が減った。

市井氏の主張>

小説市場規模の方が大きいので自己啓発書読書量に対する影響は大きくないはずだ。

三宅氏の反論①>

市場規模では確かにそうだが、トレンド(推移)は見てないですよね?だからその論は否定根拠にはなりません。

三宅氏の反論②>

さっき書籍雑誌比較で「市場規模読書量は相関しない」って言ってたのに、自己啓発書小説市場規模比較するのはおかしい!ダブルスタンダード

反論①については、たしかトレンドそうかもしれないけど、象に犬がキックしても効かないように、市場における小説の占める割合の方が圧倒的に大きいのだから自己啓発書トレンドがまあまああっても全体のムーブには影響しにくいっていうのは確かなんじゃないですかね。

反論②については、雑誌書籍比較と、小説自己啓発書(どちらも書籍に含まれる)の比較全然別だから、まずダブルスタンダードとは言えないのは明らか。これは間違いない。

自身にとって都合の良い時だけ売上と読書実態を切り離し、別の場面では売上を読書実態根拠とするのは、論理一貫性を欠いています

→これは完全にどっちもどっちと言わざるを得ません。データ分析仕事にしている人ってこのレベルなんですね。というかそもそもデータの部分よりも文章の方が蛇行運転になっていて、上記したように論理が合わない箇所がいくつかあります心配になりました。

<お わ り>

Permalink |記事への反応(1) | 07:31

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2025-11-30

anond:20251130110211

ぶっちゃけ何言ってるか分からなかったんだけど・・・

7時~8時に通勤電車に乗るのって、

7時に起きて8時に仕事って、メチャクチャ勿体ない

えっ7時に起きて7時に通勤電車に乗るの不可能じゃない?駅で寝てるの・・・?7時に起きて8時に通勤電車に乗って8時に仕事不可能じゃない?電車で働いてるの・・???

つーか、大抵の会社って業務開始9時で、電車が混むのは8~9時じゃない?働いたことないのかな・・・

朝を10時にすれば、今までやってきた、7時に起きることが超早起きになる

「する」って??「朝」の認識を変えろと言うこと・・・??

朝を7時と思っている間

まり、実際は7時だけど10時だと思えと言うこと・・・?????

たった少し認識を変えることで、あなた人生パフォーマンス

一気に変わります。まず、3日でいいので、朝を10時だと思ってみてください。

「なんかよくわからない長文垂れ流してるけど中身のない2010年代自己啓発本」のパロディ・・・????なんでこんなにバズってんの???

Permalink |記事への反応(0) | 11:13

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2025-11-27

読書というのは、時間がかかるものだと思ってないか。月に1冊、年に12冊。それが当たり前だと思ってないか。違うんだよ。全然違う。

俺も、そうだった。毎月1冊、年に12冊。それが限界だと思ってた。時間がない、疲れてる、どの本を読んだらいいかからない。そんな理由をつけて、読書から遠ざかってた。だけど、ある時気付いたんだ。「あ、俺、本当は本が好きなんだ」ってことに。それが全てを変えた。

最初にやったことは、「完読の呪い」を解くことだ。俺たちは「本を読む」ということに対して「最後まで読み切らなければならない」という呪いをかけてる。つまらない本でも、最後まで読まなきゃいけない。そう思ってる。違うんだよ。本というのは、つまらなかったら、途中で止めてもいい。実は、これが読書量を飛躍的に増やす最初ステップだ。なぜなら、つまらない本に時間を費やさなくなるから。その時間を、面白い本に使えるようになるからだ。

次にやったことは、「多読する本」と「精読する本」を分けることだ。全ての本を丁寧に読む必要はない。速く読める本もあれば、じっくり読むべき本もある。その違いを認識することが大事なんだ。たとえば、エンタメ小説とか自己啓発本とか、そういう本は速く読んでいい。ただし、詩集とか古典とか、そういう本はじっくり読まなきゃいけない。その本の性質に応じて、読み方を変える。そうすると、月の読書量は劇的に増える。

そして、これが最も重要だ。「スマホ時間読書時間に変える」ことだ。お前は毎日、どのくらいスマホを触ってる。3時間?5時間10時間?その時間の一部を読書に充てるんだ。通勤時間に本を読む。トイレ時間に本を読む。食事時間に本を読む。寝る前に本を読む。その時間をかき集めると、毎日1時間、2時間読書時間が作られるんだ。1日2時間読書すれば、月に60時間。年に720時間だ。これは、月に10冊、年に100冊を確実に読める時間だ。

それからな。「図書館を最大限に活用する」ことだ。本を全部買う必要はない。図書館で借りれば、無料だ。そして、「つまらなかったら返却する」ことも容易だ。これが読書ハードルを物凄く下げるんだ。なぜなら、「買ったか最後まで読まなきゃ」という心理が消えるからだ。図書館で借りた本なら、途中で止めても罪悪感がない。その自由さが、読書量を増やすんだ。

次は、「本の選び方を工夫する」ことだ。本屋に行って、ランキングのやつだけ買う。それじゃ駄目だ。自分がどんな本が好きなのか。自分がどんなジャンルに興味があるのか。それを知ることが大事だ。そして、その興味に従って本を選ぶんだ。つまらない本に時間を費やさなくなるから読書量は増える。さらに、「本の紹介記事」とか「読書ブログ」とか、そういったものを参考にして、本を選ぶのも良い。他の人が「面白い」と言ってる本は、確率として面白い可能性が高いんだ。

そして、これも大事だ。「速読する技術を身につける」ことだ。俺たちは、学校で「ゆっくり、丁寧に読むこと」を教わった。だけど、全ての本がそう読む必要があるわけじゃない。たとえば、エンタメ小説なら、ストーリーを追うだけでいい。細かい表現に拘る必要はない。そうすると、読むスピードは上がるんだ。実は、「速く読む」ことができると、読書量は3倍、4倍に増える。

ここからが本当に大事だ。「読書記録をつける」ことだ。月に何冊読んだか。年に何冊読んだか。それを記録するんだ。すると、面白いことが起きる。「あ、今月10冊読んだ。来月は12冊読もう」とか、「去年は50冊だった。今年は100冊目指そう」とか、そういう目標が生まれるんだ。その目標が、読書量を増やすモチベーションになるんだ。

そして、「本の感想を誰かと共有する」ことも重要だ。友達と本について話す。SNS感想を書く。読書会に参加する。そういった行為が、読書の喜びを倍増させるんだ。また、他の人の感想を読むことで、「あ、その本、読んでみたい」とか、「その本は読まなくていいな」とか、そういう判断ができるようになるんだ。

ここで大事な気付きがある。「読書スポーツのように考えてはいけない」ということだ。「月に何冊読む」「年に何冊読む」というのは、目標ではあるが、それ自体目的ではない。大事なのは、その本から何かを得ること。その本で感動すること。その本で学ぶこと。それが、読書本質なんだ。だから、「とにかく速く読む」「とにかく多く読む」というのは、読書本質から遠ざかってる。大事なのは「どの本を読むか」「その本から何を得るか」ということなんだ。

から、俺が実行したことをまとめると、「つまらない本は途中で止める」「多読と精読を分ける」「スマホ時間読書に変える」「図書館活用する」「自分の興味に従って本を選ぶ」「速読技術を身につける」「読書記録をつける」「感想を共有する」。これら全てが、相乗効果を生み出すんだ。

1年間、これを実行したら、俺の読書本数は月に10冊、年に120冊を越えた。3桁だ。最初の月は5冊。2ヶ月目は8冊。3ヶ月目は10冊。そして、4ヶ月目以降は毎月10冊以上を読むようになった。最高で月に15冊読んだ月もある。

だけど、大事なのは「冊数」じゃない。那些本から何を得たか。その本で人生が変わったか。そういうことなんだ。実は、100冊読む中で、本当に「人生が変わった」と言える本は、5冊か10冊くらいなもんだ。でも、その5冊、10冊に出会うためには、100冊読む必要があるんだ。つまり、「量をこなすことで、質に出会う」という逆説的なことが起きるんだ。

から、覚えておけ。読書というのは、時間がかかるものじゃない。工夫次第で、誰もが年に100冊以上読むことができるんだ。スマホ時間読書に変える。つまらない本は止める。自分の興味に従う。図書館活用する。この4つだけでも、読書量は倍増するんだ。

そして、最後に。読書というのは、孤独行為じゃない。本を通じて、過去の著者と対話することだ。本を通じて、今の読者と対話することだ。その対話の中で、人間は成長するんだ。だから、「たくさん本を読む」というのは、「たくさんの人と対話する」ということなんだ。その対話を増やすことで、お前の人生は、もっとかになるんだ。

それが、俺が1年間で3桁の読書本数に到達した、本当の理由だ。

Permalink |記事への反応(1) | 20:01

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2025-11-17

自己啓発本かいろいろあるけど

自己啓発本かいろいろあるけど

ベゾスとかゲイツみたいな1%の大富豪になっても今起こってる虐殺戦争をやめさせる程度の影響力すら多分持てないわけじゃん

そうなるとさあ、金持ちになるための成長とか自己実現とか虚しくなんない?

別になんないって?

そう⋯

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Permalink |記事への反応(0) | 04:42

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自己啓発本かいろいろあるけど

ベゾスとかゲイツみたいな1%の大富豪になっても今起こってる虐殺戦争をやめさせる程度の影響力すら多分持てないわけじゃん

そうなるとさあ、金持ちになるための成長とか自己実現とか虚しくなんない?

別になんないって?

そう⋯

Permalink |記事への反応(0) | 03:48

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2025-10-27

陰謀論

1. 「X(旧Twitter)は思想植民地政策説」 → 140文字という制限が、思想浅薄化させ、特定価値観強要する手段になっている可能性。

2. 「140文字大衆IQの低下に歯止めがかからない説」 → 短文での情報伝達が思考の短絡化を助長し、議論が深まらないまま炎上する現象の要因。

3. 「知的Kindle本は売れない。割に合わない説」 →一般読者の知的好奇心よりも、エンタメ簡単自己啓発本のほうが売れる現実

4. 「日本知的エリート無能しかいない。彼らが大衆を説得することを諦め、傲慢になり大衆と変わらない存在になった説」 →知識人層が本来つべき「啓蒙する能力」を放棄し、自己満足に陥っている可能性。

5. 「平均的な有権者無知なため、格差社会が広がっている説」 →情報を適切に処理できない有権者が、富裕層に都合の良い政策を支持してしま悪循環

6. 「平均的な有権者金魚説」 →短期的な刺激に反応するだけで、長期的な視野を持たず、選挙のたびに忘れてしまう。

Permalink |記事への反応(1) | 17:20

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2025-10-05

読んでいる小説を言ったらがっかりされた

休憩時間はいつも本を読んでいる。

このまえ、若造が「増田さん、いつも本読んでますよね。どんな本を読んでいるんですか」って聞いてきた。

それでいくつか差し障りのなさそうな作品を挙げたんだ。

「へー、小説なんですね。自己啓発本みたいなのは読まないんですか」

って、ちょっとがっかりされたよ。


もう、本で啓発されちゃうようなピュアな心は、どこかに置いてきてしまったのだよ。

Permalink |記事への反応(0) | 22:30

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2025-09-23

30歳過ぎたけど全然結婚したいとも恋人欲しいとも思ったことない 彼氏できたこともない、浮気相手になってたことくらいしか恋愛経験がない

処女だけどそれにコンプレックス感じることもあんまりない、皆無とは言わないけど

ミリでも妊娠可能性が生じるのが嫌すぎる ゴムだって避妊100%じゃないらしいし

結婚したいと思える人なら妊娠も良いかなと思うけど、結婚するかどうかも分かんない人とセックスすることをリスクだとしか思えないし、でも性行為を拒絶するって相手からしたらいい気持ちにならないだろうし

その辺の意見のすり合わせも想像するだけでめんどくさいか彼氏かいいや、と思う 根本的に自己中心的子供なんだろうね自分

30過ぎて経験ないやつはおかしい、みたいな言説をツイッターで見かけたけど、まあ正しいだろうな 自分おかしいし欠けてると思う

他人と何かを共有する努力ができないし、分かり合うための譲り合いとか、そういうのもしたいと思わない そういうところが幼くて碌な大人じゃない

でもこれが私の価値観から、人に「おかしい」って言われるくらいじゃ変わんないんだよな

とはいえ恋愛に対するモチベーションはないが人間としての成長を捨てたいわけではないので、最近自己啓発本とか読み始めた

最近目標人にやさしくなることです

Permalink |記事への反応(1) | 13:30

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2025-09-22

日本スタートアップ社長がだいたい終わってるワケ

経験上、SNS活用しているスタートアップ代表さんはだいたい終わってます

言ってることが薄っぺらい、口八丁、小さいサークルで仲良しこよし、信者集めて持ち上げて…

だとかその辺はどうでもよく別に問題だとも思いません。じゃあなんで終わってると思うのか?それはですね

私みたいなどうしようもない裏垢女子に絡んでくるからですね。

表では頑張ってますアピールと共に誰にでもあてはまりそうな自己啓発本投稿を繰り返し、裏では「今日会えますか?」みたいな女子達に下卑たメッセージを送る。こんなんばっかだからです。本垢メッセージ送ってくる危機管理ガバガバな人もいますし、裏垢専用に別垢作って絡んでくる人も口調同じ、ちょっと尻尾振ったら聞いてもいない情報ペラペラ喋って自ら身バレしていく人がとっても多い。

もう笑っちゃうんだよね。「ここまで来れたのは皆さんのおかげです!!」とか言いながら、裏で「狂ったように行為に没頭できる相手が欲しかったんです笑」とか言ってるのさ。

そういうのとは無縁な、マトモなスタートアップ代表さんもいるように見えるけど、「マトモじゃない」人とSNSで絡んでるの見ると、あーこのひとも結局そうなのかな?と思うし、そうじゃないなら「関わる人間の見極めもできてないんだこのひと」とも思うので、結局だいたい終わってると感じるよね。

周りの人、もっと疑った方がいいよー?

後々、変な繋がりのせいで足引っ張られるの嫌でしょ?

じゃあね。

ちなみに私を裏切った人は会社大きくなってから楽しみにしておいてね。

Permalink |記事への反応(1) | 10:02

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2025-09-08

氷河期世代が令和を生き抜く方法

氷河期世代として社会に出てからずっと、人生しんどいものだとばかり思っていた。

頑張っても報われない、無理をすればするほど体も心もすり減る。

だけど最近になって、そのつらさの大部分を和らげる方法を見つけた。

大げさに聞こえるかもしれないけど、誰にでも試せることだからシェアしてみる。

二十代のころは、体力に任せて仕事を押し切っていた。

でも三十代半ばになるとそうはいかなくなり、無気力イライラ集中力の欠如に悩まされた。

典型的に出ていたのはこんな症状だ。

• 朝起きられない

• 眠っても疲れが取れない

• 集中できず、気分が沈む

無駄に怒りっぽい

人間関係に疲れやす

• 昼食後は頭が働かなくなる

運動するとすぐに膝や腰を痛める

休日はだらだらして終わる

こういう状態だと、どんなに努力しても成果は出ない。

自己啓発本メンタル本も試したけど、結局は一時的な気休めにしかならなかった。

じゃあ何を変えるべきか。答えはシンプルで、食生活」「運動」「規則正しい生活だった。

食生活はまず炭水化物砂糖を減らした。

白米や菓子パンを控えて、玄米野菜、肉や魚、卵を中心に。

ナッツを常備して、空腹のタイミングを作らないようにした。

これだけで午後のだるさが激減した。

運動ランニングから始めた。

無理に長距離じゃなくて、最初20分歩くだけ。

続けていくと体力が戻り、気分も安定する。

運動を習慣にすると、不思議イライラ不安に振り回されなくなる。

生活リズム大事だ。

夜ふかしをやめて、朝は同じ時間に起きる。

午前中に集中タスクを片付け、午後は調整や打ち合わせに回す。

19時半には帰宅して、翌日の段取りを整えて一日を終える。

このサイクルに変えてから無駄時間を浪費して自己嫌悪に陥ることがなくなった。

効果はすぐに出た。

集中力が戻り、仕事での小さな成果が積み重なって自信になった。

運動で体調が安定し、趣味人間関係も楽しめるようになった。

以前はただ「つらい」としか思えなかった日常が、令和の今は意外と充実してきている。

氷河期世代が令和を生き抜く方法は難しくない。

食生活を整える

運動を習慣にする

規則正しい生活を守る

この三つを軸にするだけで、心も体も立て直せる。

経済的不安は消えないけど、安定したコンディションがあれば、毎日を戦えるし、小さな幸せを感じられる。

氷河期世代からこそ、この地味なやり方が一番の武器になるはずだ。

Permalink |記事への反応(11) | 19:17

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2025-09-07

会社の「意識高い系」後輩女子が実は可愛すぎた件


うちの部署に配属された新人の後輩女子がいる。22歳、名前田中仮名)。

第一印象は「うわ、めんどくさそうな子来たな」だった。

朝一でプロテイン飲んでる。昼休みにはサラダしか食べない。デスクには自己啓発本が3冊積まれてて、休憩時間にはKindleで読んでる。会話の端々に「アップデート」「アジャイル」「エンパワーメント」みたいな横文字が出てくる。

完全に意識高い系しか新卒で入ったばっかりの癖に。

最初は正直、距離を置いていた。こういう子って、すぐに「先輩、もっと効率的なやり方があると思うんですが」とか言ってきそうじゃん?実際、1週間目にして「このExcelシート、もう少しマクロ組んだらもっと楽になりませんか?」って提案してきた時は、心の中で「はいはい、出た出た」って思った。

でも、その提案が的確すぎて。

私が手作業で2時間かけてやってた集計作業が、彼女マクロで15分で終わるようになった。しかも、ミスもなくなった。

田中すごいじゃん」って褒めたら、「いえいえ、まだまだです!もっと勉強しないと!」って言いながら、めっちゃ嬉しそうにニコニコしてる。

あ、この子別に上から目線で言ってたんじゃないんだ。

それからよく観察するようになった。

朝のプロテインは、実は朝食を取る時間がないから。一人暮らしで、朝は6時半に起きて、電車で1時間半かけて通勤してる。だから朝食代わりにプロテインを飲んでるだけだった。

昼のサラダも、お金がないからじゃなくて、単純に野菜が好きだから。「コンビニサラダって、どれも美味しいんですよね!毎日違うの試してるんです!」って楽しそうに話してる。

自己啓発本も、「将来起業したくて」とか「キャリアアップのため」じゃなくて、「本を読んでる時が一番集中できるんです。通勤時間が長いので、有効活用したくて」という理由だった。

そして横文字も、別にカッコつけてるわけじゃなく、前の大学でそういう授業を受けてたから、自然と口に出るだけだった。

気づいたら、私の方が田中の話を聞くのが楽しみになってた。

「先輩、今度新しいカフェオープンするらしいです!一緒に行きませんか?」

田中、君はいつもエネルギッシュだねぇ」

「先輩こそ、いつも優しく教えてくださってありがとうございます!」

こんな会話を交わしているうちに、ふと気づいた。

田中の「意識高い系」行動の全てが、別にかに見せつけるためじゃなく、彼女なりに一生懸命生きてる結果だったんだ。

そして、その一生懸命さが、なんだかとても愛おしく見えてきた。

「先輩、このプロジェクト、一緒にやりませんか?」

「いいよ」

「やったー!頑張ります!」

満面の笑顔ガッツポーズする田中を見ていると、私まで嬉しくなってくる。

最近、定時後に一緒にカフェに行くことが増えた。田中はいつも、今日あったことや、読んだ本の話や、将来の夢について熱心に話してくれる。

「先輩って、すごく聞き上手ですよね。話してると、なんだかすっきりするんです」

「そう?」

はい!だから、先輩と話すの、すごく楽しいです」

こんなピュアに言われると、こっちまで照れちゃう

この前、田中風邪で休んだ時、なんだかオフィスがすごく静かに感じた。田中のいない職場って、こんなにも物足りないものなのか。

田中、体調どう?」ってLINEしたら、すぐに返事が来た。

「ご心配おかけしてすみません明日には復活予定です!先輩に迷惑かけないよう、しっかり治します!」

こんな時でも、一生懸命で、健気で。

私、この子のこと、いつから可愛い」って思うようになったんだろう。

最初は「意識高い系のめんどくさい後輩」だったはずなのに、今では「一生懸命可愛い後輩」になってる。

でも、これって、単純に「後輩として可愛い」ってことだよね?

そうだよね?

Permalink |記事への反応(2) | 08:11

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2025-08-24

anond:20250824025412

君に必要なのは自己啓発本ではなくて哲学本だね。哲学を学びなさい。道はそこから開ける。

Permalink |記事への反応(0) | 11:38

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2025-08-05

anond:20250804162411

この手のタイプの本を読んでいた元女児だけど別に素敵なレディになりたいな🩷私も今日から早速チャレンジちゃお🎶とかじゃなくて素敵なレディっつうもんは大変だな〜と思ってた

今でも意味もなくサラリーマン向け自己啓発本とか読むの好き

当然しごできなOLでもなければ素敵なレディでもない

男児向け生き様マナー、立ち振る舞い)の本があったら即効で読むと思う

この手のやつって他人生き方メンタルを覗けるみたいで楽しいんだよな

Permalink |記事への反応(0) | 12:11

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2025-07-22

「うんち」と「肥やし」の違い

みたいな項目があったら自己啓発本は破り捨てることにしてる。

うんちと肥やしに違いはねーよ。

うんちは肥やし。

肥やしはうんち。

同じだよどこまでも。

お前に都合がいい切り分けをする気しかない宣言やめろ。

読み返して「あれ、俺って自分を騙してない?」って気づかねえのかね?

それとも「ぐべぼべへへへ、これでバカどもはみんな騙されんだーでゲームセットやんすー」って感じか?

まあ、バカバカ向けに書いてバカが売ってバカが買うというサイクルなんだろうな。

Permalink |記事への反応(1) | 18:55

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2025-07-04

anond:20250704140145

文化資本のない一般庶民経済的余裕を手に入れた段階ということなんよね

まずは豊かさを楽しむ。んでもうちょっとする周りを気にする余裕が出てきてとマナー啓蒙するようになる

自己啓発本なんかがよく売れる

中国国家主導でやってるけどね

Permalink |記事への反応(0) | 14:08

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2025-06-26

ChatGPTにパーソナリティと口調を指示して、こういうときどうする?みたいな質問したんだけど、指示した設定よりも原則として行うようになってるっぽい処理を優先するから不思議な質感になる

感じ悪いパーソナリティになることを求めると、文化祭の準備期間に手伝いも帰りもせずに教室の隅にいたお前らっぽい半端な態度が再現されてすごい

自己啓発本みたいなこと言い始めるのもじわじわくる

あと、こっちに質問してくるのは不思議だった

お前の話なのにこっちに聞いてくるな

質問に答えることと質問することはコミュニケーション必要からAIがそれを避けられない限り、ChatGPTとの対話で得られるものって少ないのかも

Permalink |記事への反応(0) | 23:45

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2025-06-24

anond:20250624150553

はぁ……今日もまた、ディスプレイの光が目に染みる。残業時間は優に100時間を超え、手取り雀の涙。これが、俺が夢見た「ITエンジニア」の現実かよ。コンピュータサイエンス?そんなもん、大学経済学部を選んだ時点で縁遠い話だったな。

「未経験からエンジニアになれる!」なんて甘い言葉に釣られて、3ヶ月のプログラミングスクール卒業したのが運の尽きだった。卒業と同時に紹介されたSES企業社長ニコニコしながら「うちで経験積めば、すぐフリーランスで月100万も夢じゃない!」なんて言ってたっけ。あの時の俺は、純粋にそれを信じてた。バカみたいだろ?

客先常駐初日自己紹介もそこそこに、「はい、これ今日中に終わらせてね」って渡されたのは、見たこともない言語フレームワークで書かれたスパゲッティコードの改修依頼。隣の席の先輩は、俺の質問にも生返事。「自分で調べろ」って一言。いや、調べても分かんねーから聞いてんだろ!って言いたかったけど、言えるわけない。だって俺、未経験文系エンジニアだもん。

欧米エンジニアは云々、とかいう話、Xでよく見るよな。彼らは高給取りで、会社の中心で、最新技術リードしてるって?そりゃあ、コンピュータサイエンスを専門に学んだエリート様方の話だろ。俺みたいな底辺SEとは住む世界が違う。日本じゃ、未経験文系は「安くて文句言わない都合の良い労働力」でしかないんだよ。会社は俺たちみたいな駒を大量に仕入れて、客先に高値で売りつける。そして、俺たちに支払われるのは、最低限の生活費と、たまのボーナスと称した寸志だけ。

もっと勉強しろ」って?分かってるよ、そんなこと。でも、毎日毎日、クソみたいなバグと格闘して、終電を逃し、休日も疲れて眠るだけの生活で、いつ勉強する時間があるんだよ。自己啓発本かには「朝活しろ」とか書いてるけど、朝活する体力も精神力も、もう残ってねーんだよ。

この前なんて、客先のプロパーエンジニアに「君さ、本当にエンジニアなの?もっと勉強しないとダメだよ」って言われた。ぐうの音も出なかったぜ。だって、そのプロパーエンジニア様は、俺が徹夜で直したバグを、数時間デバッグしてたからな。

ちくしょう、本当に悔しい。いつか、俺もあいつらみたいに、胸を張って「エンジニア」って言える日が来るんだろうか。いや、来ないんだろうな。俺は、今日明日も、たぶんこれからもずっと、SES歯車として、使い潰されるだけなんだろう。

せめて、この疲労困憊の体で、あと何年耐えられるかな。もしかしたら、明日にでも「向いてない」って言って会社辞めるかもしれない。そしたら、また次の「未経験」が俺の席に座って、同じ地獄を味わうんだろうな。日本IT業界、本当にこれでいいのかよ。

Permalink |記事への反応(1) | 15:13

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2025-06-12

弱い男の自分語り

非モテ男性です。一昔前で言うところの。

そして、その為の努力もしていない俺は、おそらくその中でも下位に属するのでしょう。

弱者男性」という言葉流行り出してから、もう一年経ったのでしょうか。今日もXのおすすめ欄は手垢のついた男女対立煽り二次元イラスト提供し続けてくれています

俺はボタンを押せば餌がもらえると信じている猿のようにTLを更新し続けます。タチの悪いことに、餌は途切れる心配もありません。こういうのを「感情をハックされる」と言うらしいです。Xに書いてありました。

夜遅くに帰る時、飲み屋街の近くで、よく男と女の連れを目にします。手は大体恋人繋ぎか腰にやっているか

俺はそれを見て、言い表しようもない悔しさ、焦燥感に駆られます

その度に、頭の中で、必死自分がこうでない理由をこねくり回すのです。

まりにも繰り返したせいで、自分モテない理由を考えることが得意になりました。

俺は怠け者だから。一人が好きだから。出不精だから。男の友達はいから。本気を出せば。そのうちいつか。

高校も、卒業して入った職場も男社会で、およそ女性との喋り方など知りません。ましてや肌の色など。

男の価値は即ち女と金なのだと言います

そうなのでしょう。男性向けの自己啓発本は、全てこの二つを如何に手に入れるかという話題に終始しているように思います

いや、それ以前に、XとYの染色体を持って生まれた以上、本能的に女を手にしたいと思うのです。

一生懸命考えた言い訳の数々は、一人で寝転がる狭いワンルームの中でしか通用しません。職場の先輩は、食事や見た目に気を遣って女の子を取っ替え引っ替えしています。まず見た目に無頓着な俺が女性の気を引ける訳がない。

そんなことは分かっている。それでも、モテるために努力できないのは、ただ俺が怠惰から。それは、いつか怠惰でなくなる日が来たら、俺だって彼女の一人くらい作れるんだぞというみっともない保身と妄想言い訳かき揚げ。猫も食わないでしょう。

インスタのストーリーに上がっている、同期がかわいい彼女とディズニー満喫している画像を見て、やりどころのない不満を覚えます。それが悔しさなのか、怒りなのか、焦りなのか、よくわかりません。

遊園地の類など、決して好きではないはずなのに。

コミュニケーションが苦手。とかく趣味がないので、会話デッキが成立しないのです。まさか休みの日はだらだらXを見て、時々ニコ動を見つつシコって寝るだけなどとは言えません。旅行が好きですが、鉄道趣味が高じて常人には引かれるルートばかり。これもデッキには入りません。

そのくせ出不精。家でゴロゴロしてる時間けが唯一人生でじんわりとした幸福感を味わわせてくれます

だって、夏は浴衣彼女花火を見にデートしていみたい。秋は温泉旅行に。冬は一つのこたつにでも入ってのんびり。春になったら花見にでも。

全部ソシャゲが叶えてくれました。あるいはその同人誌。もとより手に入らないものなので、安く手に入る代替品で十分酔えるのです。

弱者男性というのは、本来自分の様な人には用いるべきではないのでしょう。世の中には、自分より明確に「弱者である人がいるのだから

匿名ダイアリーを読んでいると、つくづく自分環境は恵まれているのだなと感じます。少なくも衣食住に困ったことはありませんし、精神疾患も患っていません(おそらく)。

俺は、きっと弱者男性ですらない、ただ弱い男。

Permalink |記事への反応(1) | 02:17

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2025-06-04

数年前に買った自己啓発本の内容を思い出したくてkindleライブラリを探してるけど全然見つからない

生産」 「最高」 「最新」 「変わる」「人生」 「術」とかどうせそういうタイトルなんだけどどれにも引っかからないな

追記: 「脳」が正解だった

Permalink |記事への反応(1) | 17:31

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2025-05-16

LUUP嫌ってそう

ケーキの切れない非行少年たち」読んでもいないのに擦ってそう

ヴィーガンの前で肉食べるユーモアが好きそう

「本当のフェミニスト」について熱弁してそう

県知事クマ保護を求める電話ガチャ切りした話で気持ちよくなってそう

昭和価値観が一周回って正しい」とか言い出しそう

サピエンス全史』を読んで賢くなった気でいそう

逆張りしてるわけじゃないけどさ」と前置きしてから100%逆張りなこと言いそう

自分、右とか左とかじゃないんで」って言いながら明らかに右に全力で寄ってそう

SNSで「若者の○○離れ」に怒ってそう

電車で寝てる人を見て「これが今の日本だよ」とか言いそう

マッチングアプリってなんか違うんだよね」とか言いながら実は登録済みっぽそう

飲みニケーションも悪くなかった」とか言って後輩に説教してそう

「Z世代は繊細すぎる」と言いながら自分意見反論されるとめちゃくちゃキレそう

大谷翔平を語る時だけ異常に饒舌になりそう

タトゥーを「刺青」って呼んで毛嫌いしてそう

子どもは外で遊ばせろ」が口癖だけど自分は家でYouTubeばっか見てそう

「昔は良かった」って言ってるときの目が一番輝いてそう

政治に詳しくないのに「野党はだらしないよね」とだけ言いそう

メディアは信用できない」と言いながらテレビばっか見てそう

無印良品のことを「無印」じゃなくて「むじるし」と発音しそう

「親ガチャって言葉、甘えだよね」って言うけど自分は親にめっちゃ感謝してるわけでもなさそう

最近アニメ萌えに走りすぎ」とか言いながら『らき☆すた』を語り始めそう

「○○する奴って人としてどうかと思う」ってすぐ“人として”基準で語りがち

「〇〇で炎上してたけど、あれくらい言ってもいいと思う」って言いそう

氷河期世代が一番かわいそう」とか突然言い出しそう

「本を読まない奴に教養は無理」と言うけど、読んでるのは自己啓発本だけそう

パヨク」って単語だけめちゃくちゃ滑らかに発音してそう

政治YouTuberの話題だけ異様に詳しそう

実力主義こそ平等」とか言ってるけど、自分の現状にはずっと不満を抱えてそう

Permalink |記事への反応(1) | 21:02

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2025-05-14

ニートしてる奴年齢問わないかちょっとこい

オッス!オラド底辺よろしくな!バリバリ働いてる上級はてな民回れ右してくれよな!

オラは現役40代ニートだ(家に6万/月金を入れるために治験か楽そうな日雇いを時々やる程度)

暖かい季節になってきたので

朝4時に起きてスロージョギング始めてみて欲しい。

スロージョギングっていうのはざっくり説明すると、歩くのと同じ速度ぐらいで走ることだ。それやる意味あるの?って思うかもしれないが大いにある。あんまり疲れないのに長い間続けてると体が適応していき、息があがらないペースでも速度が少しずつ早くなっていく。走り始めは5kmを45分かけて走っていたが、今では5kmを25分で走っても息があがらなくなる。そんな俺でも今では毎朝10kmを55分で走っている。

人間運動をしないと認知能力が低くなり、さらに活力が低下し、それらが慢性的な体の不調に繋がる。体の不調は頭の回転を鈍くさせ、楽しめることも楽しめなくなる。

走る気力が湧かない気持ちだけはわかるので、図書館でこれらを借りて読んでみてくれ。本を読むのが苦手なら一番上の本((スロージョギングについて短く分かりやす解説してあるので必読))だけでもいい。

https://amzn.asia/d/egcEdrB

https://amzn.asia/d/ekalH4E

https://amzn.asia/d/cpFPeoD

これらを読み終えたとき自己啓発本を読んだ時の万能感を感じ、ランニング意欲に燃えているはずだ。いますぐ走り出したくなるはずだ。

スロージョギングは良いぞ。頭の中にこびりつく不安感をこそぎ落してくれる。社交不安障害患者への投薬ぐらいの効果があるそうだ。

朝4時起きのスロージョギングお勧めする理由

・朝に走ることでその日1日気分良く生活できる。(走ってみるとわかるが、さわやかな気持ちで過ごせる)

昼夜逆転ライフサイクルを整えてくれる。

・走ってる時に人に会わない。

空気が澄んでいて気持ちい。(俺は都内工業地帯に住んでいるので猶更そう感じる)

の3点だ。オラも最初は夜に走ろうとしたが、仕事帰りの近所の人に遭遇して死にたくなったぞ。それに案外夜はランナーがいるので個人的におススメしない。

あと、仮にバイト仕事を始めても毎朝4時前のランニングは続けて欲しい。

オラは日雇いがある日、仕事の為にゆっくり寝て、翌朝最悪な気持ちになり日雇いをバックレてしまうのがほとんだった。

それがある日、開き直って翌朝4時に走った時は、そのまま日雇い現場へ向かうことができた。

オラ馬鹿からよ、1年ぐらいそれを繰り返してようやく気付けたんだ。走った日だけは必ず仕事にいけるってことに。

朝に走ることによってその日1日の精神を安定させることが出来るんだ。

低温調理機を買おう

走っていると体重が減る。タイム更新する過程もそうだが、数値化して目に見える変化というもの楽しい。俺たちがゲームを楽しく感じるのも、この数値変化が目に見えるのも一因だろう。

そして体重が減るとその分省エネで走れるようになるので、より快適に走れるようになる。

そこで、俺たちはスナック菓子菓子パンを手放し、低糖質高たんぱくで安価な安い鶏むね肉を美味しく食べよう。体脂肪の減りが加速していき、体が軽くなるのが体感としてわかる。これを体感として感じるのは茶苦茶楽しい

オラも最初は「余熱で作れるサラダチキン」みたいなレシピで作っていたが、あれは安定しなかったし、面倒くさかった。手間かけて中が生だと作る気も失せる。

そこで、低温調理機を使おう。あれは良い。オールウェイズ安定したサラダチキン(巷では鶏ハムとか言われている。)を作ってくれる。

ちょっとでも料理したことがある奴ならわかると思うが、ただゆでたり焼いたりするすると鶏むね肉はもも肉に比べパサついていて硬い。

低温調理機を使うと、ジューシープリプリな仕上がりになる。

前日にジップロックへ鶏むね肉1個(大体300g)を放り込み、塩小さじ1杯、味の素5振り、胡椒5振り、料理酒大匙1杯、水大匙杯いれて、ジップロック空気を抜いて一晩冷蔵庫に寝かす。

翌日に鍋に水を張り低温調理機を63度に設定し、1時間30分でタイマーを設定。設定温度まで上がったらジップロックごと鍋にいれて終わるまで待つだけだ。これでそのまま食うのもよし、冷蔵庫にいれて3日以内に食べるのもよし。

お前は穀潰しニートから、走れて滅茶苦茶美味い鶏むね肉を作れるニートランクアップする。ククク、恐ろしいか。あの穀潰しのお前が、親にサラダチキンを振舞えるぞ。

低温調理機はなんでもいいと思う。検索すれば1万近くのがたくさんでてくるが、俺はアマゾンで7千円で変えた謎メーカーチェッカー真っ赤な低温調理機を使っている。余裕で使える。

家にあればあるのを使えばいいし、なければ日雇いして買うといい。1日働けば買えるはずだ。もう1日働けば鶏むね肉10kg買えるぞ。

とりあえずそれだけだ!なんかあったら質問してくれよな!!またな!

Permalink |記事への反応(5) | 10:01

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2025-05-13

俺だADHD残業ができねえ助けてくれ

ADHDASD診断済みクローズド就業勢だが、弊社もいよいよ残業管理に厳しくなってきており俺の仕事ぶりも大変厳しくなってきている。

俺の会社は曾孫零細企業だ。世間からするとちょっとびっくりすることが社内常識として通用してきた。それでもだいぶホワイトな部類だったので、ポンコツな俺も悪態をつきつつお世話になってきた。

しかし昨年親会社からの出向でまともな人間がやってきた。

まともな幹部によって今年からいままでなあなあにされてきた労働管理タイムカード概念もなかった)が導入され、あれよあれよという間にサービス残業禁止労働時間の削減が通達された。

これにとても困っている。

一応ADHDライフハック的なもの就業時の対策なんかを自己啓発本で紹介されるあたりはだいたい行っている。が、全てがそんなにうまくいくわけはない。仕事のできなさ、ミスの多さ、要領の悪さをとにかくサービス残業リカバリして間に合わせてきた。それが就業時間外に職場にいるとかなり厳しく指導が入る、残業申請義務化のほかにガンガン業務効率化と時間削減が推進されている。(業種柄リモートワークが出来ない。)

俺お得意の馬鹿みたいなミスの手直しをしている時間が許されない。

他の非正規含めて他の社員時間を取るのが申し訳ない。

仕事を持ち帰りたいところだが個人情報保護でなかなか肝心な部分は持ち帰れず、自宅で軽い資料作成やらリサーチ、出勤してから計画の組み立てをするのが精一杯だ。

上司から時間をかければなんとかなるという考えから変えなくてはならないと言われ、色々案も出してくれているがところどっこい全部既にやってるんだよな。

働き方改革に対してはなんかよくわかんねーけどみんな残業しなくていいならいいんじゃねえの?くらいの立ち位置だったのが一気に苦境に立たされた気持ちだ。

普通の人の仕事ぶりを出来るって騙して入社したのが悪かったんだろうか。一度体を壊してボロボロの俺でも拾ってなんだかんだ育ててくれる会社から出来るだけ離職はしたくない。

こんな形で残業したがるようになるなんて想像もしてなかった。

おんなじような仕事の出来ない人たちは一体どうしたんだろうかと不思議に思っている。

もしも経験値のある方がいたらお恥ずかしながらご教示いただけると助かる。

Permalink |記事への反応(0) | 00:26

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2025-05-11

自分推し活ができない原因の分析

会社オリックスファンの後輩の女性がいる。彼女は毎朝キラキラした目で「昨日の試合見ました?」と話しかけてくる。私の日課はその女性からオリックス選手がどうだとか、今後の試合はどこでやるとか、先週は仙台まで試合を見てきただとか、いわゆるオリックス推し活話を聞かされるのだが、なぜそこまで「推し」の存在ができるのかよく分からない。

「◯◯選手ホームランすごかったですよ!あの瞬間会場が沸いて、私も思わず立ち上がって…」

彼女の目は輝き、声のトーンが上がる。その姿を見ていると、何かに熱中できる彼女が羨ましくもある。一方で「そんなに熱くなれるものって何だろう?」と不思議に思う自分がいる。

思えば私の人生推しはいなかった。中学時代、周りの友達が嵐やKAT-TUNにハマってCDを集め、コンサートチケット必死に取ろうとしている横で、私は「ふーん、そうなんだ」と思っていた程度だ。

というか、もう少し主語を大きくすると物事にそこまでのめりこむ経験がなかったように思う。大学時代そこそこの体育会を続けていたりしたが、引退後はたまに後輩の応援に行くくらいでさっぱりである。「あの頃は青春だったなぁ」と懐かしむ程度で、OB会にも半分義務感で参加している。

長く続いている趣味特になく、アニメもたまに見る、音楽流行りをたまに聞く、スポーツテレビでたまに見る、以上、という感じなのだ。「たまに」の連続。深くではなく、広く浅く。それが私の生き方だ。

冷静になって他の友人を見回すと、サッカーが好きで毎週見に行くとか、好きなアーティストライブによく行くとか、車が好きでしょっちゅう整備しているとか、みんな何らかの推しやのめり込む趣味を持っていたのだ。SNSを見れば、推しあるあるで盛り上がる投稿に「わかる〜!」とコメント殺到している。世の中は「推し」のある人間で溢れているようだ。

そこでこれを機に自分推し活ができない原因をなんとなく考えてみた。

平均的な能力が高い?

よく言われる器用貧乏というものだ。最初からいろいろと何でも出来ちゃえば、そもそものめり込む動機もない。「これができないから頑張りたい」という原動力が生まれにくい。

しかし、これは自分に当てはまらないと感じる。大学時代ゼミでは「君は要点をつかむのが下手だね」と言われ続けた。職場でも「もう少し要領よくできないか」と上司に言われる。どちらかというと要領は悪いのでこれは当てはまらない。

そこで私は以下の3点が推し活ができない原因と考えた。

貧乏性

私はこれが1つあるのではないかと思う。私は貧乏性だ。

子供の頃、親が「うちは貧乏から」という話をよく聞かされていたため、自然お金がかかるものは避け、親におねだりすることは一切しなくなった。

小学4年生の時、クラスメイトがみんな持っていたデジモンおもちゃが欲しくて、母に「友達みんな持ってるんだよね」と遠回しに伝えたことがある。すると母は「そういうのに流されるのはダメ。うちにはそんなお金いからね」と言った。それ以来、欲しいものを口にすることはなくなった。

ただ、大人になってから気付いたが、別に貧乏ではなくむしろ裕福な方だったのだろうと思い、なぜあそこまで悔しがりながら辛抱強く我慢していたのか、たまに虚しくなる。実家本棚を整理したら、母の「節約生活のすすめ」的な自己啓発本がずらりと並んでいた。あれは母の趣味だったのか…。

話はそれたが、推すためにも金がかかる。オリックスファンの後輩は、遠征費、グッズ代、チケット代など、月に3万円ほど「推し活」に使っているらしい。「それだけあれば…」と考えてしま自分がいる。投資信託を増やすとか、老後資金に回すとか。

今は給与的に正直何不自由いくらいにはサラリーマンをやれているので、なんてことはないのだが、なんとなくこの出費に意味はあるのか?と考え、結局手が伸びない。「楽しいから」という理由だけでお金を使うことに罪悪感がある。

友達不足

推すきっかけには友人関係のなかで生まれてくるものもきっとあるはずだが、私は残念ながらあまり友達が多くない。大学同級生とはほとんど連絡を取っておらず、職場の同僚とも飲み会以外で会うことはない。

推し活をしている人たちを見ていると、SNSで仲間を見つけたり、現地で知り合った人と交流したりと、コミュニティの中で推し活を深めているように見える。オリックスファンの後輩も「ファンクラブのLINEグループがあって、みんなで遠征計画立てるんですよ〜」と楽しそうに話していた。

私にはそういう「一緒に熱くなれる仲間」がいない。もし誰かに「このアーティストいいよね」と言っても、「へー」で終わりそうな気がする。推し活の楽しさの半分は共有体験にあるのかもしれない。

感受性不足(経験不足)

私は感受性不足な面がある。映画とかで泣いたり、結婚式とかで泣いたりする人、正直よく分からない。友人の結婚式で周りがハンカチで涙を拭いている中、私だけ「写真撮っとこう」と冷静にスマホを取り出していた。

感動する体験が少ないのかもしれない。オリックスファンの後輩は「初めて生で見た試合で、逆転サヨナラホームランが出て、その瞬間からファンになった」と言っていた。そういう「心震える瞬間」に出会たことがあるだろうか。思い返しても特にない。

あるいは、感動する回路が弱いのかもしれない。何かを見て「すごい!」と思っても、すぐに「でもまあ、別に…」と打ち消してしまう。常に一歩引いて物事を見ている。

悪循環構造

で、この3点が組み合わさるとどうなるか。

どれが初期のきっかけかはわからないが、3点が相互に連関しているように思う。

お金がない→人付き合いが悪くなる→推し活のきっかけも生まれにくくなる→感受性が育たない→人付き合いが悪くなる→…

こんなサイクルが私の中で永遠に回っているのかもしれない。貧乏性のせいでお金を使わないか友達と一緒に推し活ができず、友達がいないから感動体験が生まれにくく、感動体験が少ないから「これにお金使おう!」という衝動も生まれない。

ただ、最近ふと思ったのは、「推し活ができないこと」自体問題なのか?ということだ。別にみんながみんなのめり込める何かを持っているわけじゃないし、持っていなくてもそれはそれでいいんじゃないか。

でも、オリックスファンの後輩が試合後に「最高でした!」と目を輝かせて話すのを見ると、どこか羨ましくもある。何かに全力で打ち込む姿、心から楽しんでいる姿は、やっぱり美しい。

そんなことを考えながら、今日も私はオリックスファンの後輩の熱い推しトークを聞くのだった。「それで、宮城選手がどうしたって?」

自分にとっての「推し」、いつか見つかるだろうか。それとも、推し活のない人生を歩み続けるのだろうか。どちらでもいいような気もするし、何か変わりたいような気もする。

そんな、どっちつかずの気持ちも、私らしいのかもしれない。

Permalink |記事への反応(0) | 11:40

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2025-05-03

自己啓発本読むのはいいんだけどそれをこっちに語ってこないでほしい

うるさい

Permalink |記事への反応(0) | 16:24

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2025-05-02

GW中になんとかして人間になろう!とりあえず街中を歩ける一般人にな

タイトルの通り。なんとかしてGWが終わるまでに、この記事を読んでるお前をゴミから人間にするための最速マニュアルだ。

前提として、予算はだいたい3万円ちょっと見とけばいい。そのうち2万はGUに消えるけど。

まずはドラッグストアに行け。マツモトキヨシでもスギ薬局でもウェルシアでも、ココカラファインでもなんでもいいから。

で、「男性用化粧品」のコーナーを探せ。あったか?そしたらメンズビオレの、パッケージに「顔髪体」って赤字でデッカく書いてあるやつを買え。

一応、商品名言っておくと、「メンズビオレONE」ってシリーズ

ボディソープと、(風呂場で吊り下げて使える)保湿ミルク、それと化粧水スプレー。この3つをカゴに入れたらレジに行け。それ以外には目もくれるな。

え?イヤ?しょうがないな、TENGAだけだぞ。

で、これで風呂に入れ。風呂キャンセルなんて言ってるような人間ゴミだ、人権なんて永遠に得られないと思え。

さっき買ったボディソープでまずは頭を洗う!大丈夫だ全身洗えるやつ買っただろ!心配するな!

次に風呂場で濡れたまま使える保湿ミルク!これを1,2回押して適量を手に取り、なるべく薄く伸ばして髪に塗りたくれ。

これだけでもうシャンプーリンス(トリートメント)が終わったぞ。嘘じゃねえぞ。

で、髪の保湿ミルク別に洗い流さなくても良いので、そのまま体も同じボディソープで洗え。(どうしても気になるなら洗い流しても良い。その辺は慣れとかいろいろあるかも)

というわけで、これでもうお前はまず外を出歩けるようにはなった。やったぜ!!風呂のあとは寝ろ。

さあ次の日の朝だ。起きたら顔を洗え。は?洗顔スクラブ剤?要らねえよ。

で、そしたら昨日かったけどまだ使ってないやつがあるだろ。そう。化粧水スプレー。これを顔と髪に吹き付けるんだ。

顔に吹き付けたら、手で伸ばすんだ。付け過ぎたやつはこのときちゃんと手で払う。ってか手に残ったやつがそのまま保湿になるわ。

髪に吹き付けたら、とりあえず手櫛で良いから髪を整えろ。もうザックリでいい。

はいこれでおk。じゃあ着替えて街へ出るぞ。GU行くぞ。はあ?GUへ行く服がない?バカだなお前GUに行く服なんて無くていいんだよ!むしろGUに行くための服をGUに買いに行くんだろ今から

GUについたな、よし。

じゃあメンズエリアをぐるっと回って、商品説明に「セットアップ可能」って書いてある、なんかテイスト似たようなやつをまとめてカゴに入れよう。

まあこのへんは正直、マネキンが着てる奴そのまま丸パクリしとけば問題ない。それか、GU公式サイトとかアプリかにある着こなし検索とかで、良さげなやつを探しておくと良いかも。

あと色!色はね、もう量産型とか言われても気にするな。とにかく白と黒モノトーンで行け。

それだとなんかヤダ?じゃあ青な。デニムの色に合わせていけ。最初のうちはコーデの主役はズボンと思え。特に夏はな。

これがな、冬だったらな、グレーのデニムジャケットにグレーのデニムパンツ!とか言えたんだけど。夏はまた違うでね。

で、何でGUをこんなに薦めてるのか、ユニクロじゃダメなのかって話だけど。

GUマジで安くてマトモな服しかいから。羽織ものから靴、ズボン、果ては下着靴下カバン帽子もある。

カバンもこの機会に新調しような。もうダサいリュック背負って歩くな!邪魔だし、な!

GUカバンは見た目のわりに容量ちゃんと入るからオススメ

ユニクロはねえ……微妙に高いのよね……あと、たとえば中に着るシャツとかならまだしも、主役になるようなアイテムを買うのが難しい、と個人的には思う。

まあそのあたりは、自分で服をマトモに買えるようになってから考えれば良い。

で、たぶん全部新調するころにはお会計が2万になるかならないか、ってところなワケ。足が出たら、その、すまない。

とまあ、これで終わりなわけだ。3万円あればそんじょそこらを歩く一般人にはなれるだろ。

ぶっちゃけこんな超ザックリした記事でマトモになれたら苦労しないかもしれんが、それでも何もしないよりはマシだろ。

さて、最後。おそらく沸いているであろう疑問。

「ヘアワックスとかって要るの?」だろ。ワックスもつけてないやつは頭おかしいとか、そんなヘイトスピーチ動画でも見たんだろ。(※実際にTiktokにいました)

まあ結論、そりゃあ要るわ、って話。

じゃあどうしろと言うのか。

ぶっちゃけこれはね、コンビニおkです。

ギャッツビーの「メタラバー」っていうやつを買えばいい。なんか人気の美容院共同開発したとか書いてあるやつ。

から売ってるカラフルなあの丸い奴じゃダメなのかって?アレはオススメしない。

とりあえず、まっ金金の色したムースの缶と、緑色で「バーム」って書いてあるやつ。これだけ買っておけば仕事でも遊びでも困らん。

あとはお前なりの髪型があるんだろう、バームやムースを手に取って、髪型を作るだけだ。手に残ったムースは落とせよ。バームなら落とさなくていい。そのままハンドクリームになるからな。

え?髪型なんてない?そもそもセットなんてどうしたらいいか分かんない?商品名でググれば公式サイト出てくるからそこを見ろ……と言いたいけど。

こればっかりはな。美容院行けとしか美容院に行くための服?さっきGUで買っただろうが。

あ、メンズ美容院はだいたい5000円が目安だと思っておけばいいぞ。お前の住んでる街の物価にもよると思うけど、これくらいだと思っておけ。

もし物価エリアに住んでるなら、+1000~2000円くらい見ておけ。

で……なんだっけ。ああそうだ、切ってもらう美容師さんに俺髪の毛自分でセットとかしたことないんですってDTアピールちゃんとしとけよ。再現やす髪型にしてくれって。でないと何のための美容室代か分からんからな。

いい感じの髪型だな、再現やすいなと思ったら次から同じ人に切ってもらえ。担当を決めろ。推し美容師を決めろ。美容師アイドルやコンカフェ嬢だと思え。え、無理?それはごめん、今のは俺もムチャ言った。

とまあ、ここまですればもう安心だろ。あとは胸を張って街を歩け。

こういう手合いの話題にピッタリな曲の歌詞の一節を引用して終わりにする。

"できたてのカワイイ 自信持って きっと街中がランウェイ”

…………と。本来ならここで終わりたいんだが。こっから先は自論かつ「下」の話なので、読みたくない人はここでこの記事を閉じろ。

…………

よし、人払いはできたか

じゃあ、端的に言うぞ。

チ〇毛を剃れ。下着も(具体的なメーカー名を出すのはアレかもしれんが)GX3やEGDEとかのオシャレでセクシーなやつにしろ

自己啓発本なんかよりも先にするべきなのはコカンをととのえることだ。サウナでととのいなんかよりも大事なことだぞ。チ〇ポの角度は心の角度だ。どこまでアゲてけ。

まあ自己啓発本と比べれば、コスパは悪いと思う。思うよ?けどそういう本や方法比較したとき、即効性が違うのよ。

トイレ行ってさ、ションベンでもなんでも良いけど、こう、便座に座るとするじゃん。

おろしズボンの中の下着がさ、真っ黒でなんの飾りっけも無いやつだと寂しくない?ちょっとでもイイものを身に着けてるって自覚があるだけで違う、と思うぞ、俺は。

え?なんでパイパンにさせたんだって?そりゃあお前……………俺の罠だよ。トラップだよ。残念だったな!!!!!!

ってのは半分冗談。でもさ。剃ったお前のチ◎ポ、よく見てみろよ。こう、そそり立つ姿を。たまにはじっくりと。

普段ジャングルに隠れて見えなかったその御姿。まさに、御立派。そうは思わんか?

以上、これで本当に終わり。これでお前はどこを歩いても恥ずかしくない一般人になれた。やったね!!

Permalink |記事への反応(1) | 04:49

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