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2025-10-24

コロナワクチンでがん治療効果が上がったという話

https://www.nature.com/articles/s41586-025-09655-y

ワクチン推進医師が吹き上がってるみたいだけど、よく読んでみると結構ヤバい話だった。

簡単にいうとがん患者コロナワクチンを打つと、がん細胞PD-L1という分子が増えて、そのPD-L1を標的とする免疫チェックポイント阻害剤の効果が上がるってことだ。

このPD-L1が曲者で、本来この分子はがんが免疫回避する際に利用するもの

この論文では「PD-L1を標的とする免疫チェックポイント阻害剤」の使用が前提なので、治療効果高まるという結果になった。

ところがは「PD-L1を標的とする免疫チェックポイント阻害剤」というのはめちゃくちゃ高価で、副作用も大きいので、非常に限定的しか使われない。

進行度が高く標準治療が効かない患者とか。

まりほとんどの場合コロナワクチンを打っても「PD-L1を標的とする免疫チェックポイント阻害剤」は使われないということになる。

そういう患者では、ワクチンでがん細胞PD-L1が増えて、がんの免疫回避能だけが上がる可能性がある。

からこの論文は、ワクチン批判派の「コロナワクチンでがんが進行する」という現象説明にもなっているんだよね。

試しにAIにも聞いてみた。 

理論的にも実験的にも、mRNAワクチン接種により腫瘍PD-L1が一時的に上がり、免疫回避適応抵抗性)が強まるリスクは“あり得る”**と評価できます

根拠

動物モデル

mRNA-LNP投与で、腫瘍細胞PD-L1が24時間有意に上昇(IFN依存の先天免疫活性化に一致)。これはICI併用の有無に依らず観察される現象です。

ヒト周辺免疫での“早い”変化

健常者におけるmRNAワクチン後、6–24時間でI型IFNや骨髄系/樹状細胞活性化が立ち上がる(製剤間で強度差あり)。先天免疫PD-L1誘導という経路の時間スケールを支持。

腫瘍生検での“100日以内効果”(組織横断)

生検の100日以内にmRNAワクチン接種がある患者は、NSCLCでPD-L1TPS平均が有意に高く(31% vs 25% / 22%)、50%閾値を超える割合も上昇。インフル肺炎球菌ワクチンではその傾向なし。広範な腫瘍種を含むコホートでも同様の方向性TPS 13.3% vs9.7%)。

Permalink |記事への反応(0) | 23:05

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2025-10-10

anond:20251010122319

この時期の食堂は湿気+ほどよい気温+空気籠ってカビるんだよな

ズルズル言ってない方が肺炎に気を付けた方がいいぞ

Permalink |記事への反応(0) | 12:27

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2025-08-19

眠るように死ぬは、眠るように死んでない

よく犬とか猫の二酸化炭素安楽死させるやつを可哀想っていうけど、あれは苦しいのは最初だけで意識飛んだあとにバタバタしてるとき苦痛はないとされてる。

安らかに眠るように殺したいなら筋弛緩薬。

意識はあるのに薬で筋肉が動かず呼吸ができない。

あれは苦しいそうだ。

同じ理屈溺死は辛い。

柔道とかで絞め技を経験すればわかるけど、息が出来ないだけじゃなかなか意識は飛ばない。

入水自殺がうまくいかない理由はそれ。

死のうと思っても身体拒否する。

実は、老人の死因の肺炎は、溺死と同じ。

息が出来なくて死ぬ

当然ながら苦しい。

肺炎ですらなくホント老衰死ぬやつも、脳は死の直前まで生きてるんだよ。

心臓や脳より筋肉が先に寿命がきて、呼吸が出来なくなって、暴れることすら出来ずに死ぬ

眠るように死ぬは、眠るように苦しくないわけじゃない。

当たり前の事実だが、死は苦しい。

Permalink |記事への反応(1) | 10:33

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2025-08-14

anond:20250813211026

いかがでしょうか?お気に召さないところがございましたでしょうか?

年齢層死亡率・死亡数の特徴主な死因(順位生存
0歳乳児死亡率:1.6/1,000人
死亡確率:男0.065%、女0.061%
1. 先天奇形染色体異常
2. 周産期疾患
3.乳幼児突然死症候群
99.94%
1-4歳幼児死亡率:0.7/1,000人
世界最低水準
1.先天異常
2. 不慮の事故溺死交通事故
3.悪性新生物
99.77%
5-9歳死亡率:0.08/1,000人
最も低い死亡率
1.悪性新生物白血病脳腫瘍
2. 不慮の事故
3.先天異常
99.92%
10-14歳死亡率:0.09/1,000人
歴史的低水準維持
1.悪性新生物
2. 不慮の事故
3.自殺(出現)
99.91%
15-19歳死亡率:0.28/1,000人
自殺が急増
1.自殺10.4/10万人)
2. 不慮の事故
3.悪性新生物
99.72%
20-24死亡率:0.42/1,000人
自殺が最多
1.自殺17.6/10万人)
2. 不慮の事故
3.悪性新生物
99.58%
25-29歳死亡率:0.46/1,000人
自殺ピー年代の一つ
1.自殺(15.4/10万人)
2.悪性新生物
3. 不慮の事故
99.54%
30-34歳死亡率:0.58/1,000人
がん増加開始
1.自殺(16.3/10万人)
2.悪性新生物(増加)
3. 心疾患
99.42%
35-39歳死亡率:0.79/1,000人
生活習慣病の影響開始
1.自殺(19.3/10万人)
2.悪性新生物
3. 心疾患
99.21%
40-44歳死亡率:1.24/1,000人
がん死亡急増
1.悪性新生物(逆転)
2.自殺(18.5/10万人)
3. 心疾患
98.76%
45-49歳死亡率:1.93/1,000人
中年リスク上昇
1.悪性新生物
2. 心疾患
3.自殺20.7/10万人)
98.07%
50-54歳死亡率:3.14/1,000人
自殺率最高値
1.悪性新生物
2. 心疾患
3.自殺(**23.4/10万人**)
96.86%
55-59歳死亡率:4.89/1,000人
がん死亡ピーク接近
1.悪性新生物50%以上)
2. 心疾患
3. 脳血管疾患
95.11%
60-64歳死亡率:7.42/1,000人
三大疾病顕著
1.悪性新生物(**61.7%**)
2. 心疾患
3. 脳血管疾患
92.58%
65-69歳死亡率:11.8/1,000人
退職健康問題
1.悪性新生物
2. 心疾患
3. 脳血管疾患
88.20%
70-74歳死亡率:19.2/1,000人
複合疾患増加
1.悪性新生物
2. 心疾患
3. 脳血管疾患
80.80%
75-79歳死亡率:32.5/1,000人
後期高齢者入り
1.悪性新生物
2. 心疾患
3.肺炎老衰(増加)
67.50%
80-84歳死亡率:58.7/1,000人
老衰が上位に
1.悪性新生物
2. 心疾患
3.老衰(急増)
41.30%
85-89歳死亡率:112.3/1,000人
老衰が第2位に
1. 心疾患
2.老衰
3.悪性新生物
男26.0%、女50.1%
90-94歳死亡率:198.5/1,000人
老衰が最多に
1.老衰女性で顕著)
2. 心疾患
3.肺炎
10%、女25%
95-99歳死亡率:312.4/1,000人
高齢
1.老衰
2. 心疾患
3.肺炎誤嚥肺炎
男2%、女8%
100歳以上死亡率:450+/1,000人
センテナリア
1.老衰(大多数)
2. 心疾患
3.肺炎
男0.5%、女2%

データ出典:厚生労働省人口動態統計2023年)、完全生命表2023年)

Permalink |記事への反応(3) | 00:39

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2025-08-10

ウソつくの、やめてもらっていいですか?責任取ってるのは臨床医だけだよ

臨床はしっかりやるけど、論文はぜんぜん見ない人は、それはそれで困りものだけど、

少なくとも今目の前で起きていることを無視しないからね現場の人は

COVID-19の時もその乖離がすごかった

研究者は出鱈目ばっか言うからな、"責任"がないか

 

日本病院会

日本病院会相澤会長は、こうした中で「PCR検査体制の拡充」を急ぐべきではないかとの考えを強調しました。「例えば、発熱していて肺炎を起こしているが、インフルエンザでもなく、その他の肺炎でない。そこで鑑別診断のために検査・・・となるが、すぐには検査が行えない。『新型コロナではないだろうか、怪しい』という段階で迅速に検査が行えなければ、感染拡大を防止することは難しい。まず『PCR検査の量』を確保することが急務であろう。現在病院から依頼しても、なかなか検査してもらうことが難しい」と医療現場の実情を訴えました。

 

GemMed

https://gemmed.ghc-j.com/?p=32570

 

今回の感染蔓延でわかったのは、実際はPCR検査ができるのに、検査の条件を厳しく設定していることである

感染防御で最初に行うべきことは、感染者を特定することである。診断がつかなければ、治療方針が立てられないのと同じである

政府に近い人は検査をしても意味がないようなことを言っているが、感染者を特定しないでどうやって対策を立てるのであろうか。

かに感染研などの公的機関では検査は手一杯かもしれないが、日本には何千件の検査可能民間会社が多く存在する。

なぜ検査をする余地がないというのであろうか。

 

【識者の眼】「新型コロナウイルス感染蔓延で思うこと─世界から遅れをとる日本感染防御」

https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=14198

 

 

日本医師会+厚生労働省(専門家提言に基づく)

問13医療機関検査機関新型コロナウイルス感染患者診療を行った後、PC検査を行ってもらえますか?

適切に感染防護具を着用して診療した場合には、感染する可能性が低いと考えられるため、一律のPC検査は行いません。原則として無症状の方へPC検査実施していません

[厚生労働省]新型コロナウイルスに関するQ&A(医療機関検査機関の方向け)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00004.html

 

 

大学の人

 

なお、空気感染についてだけは、心あるアカデミアの人がオープンレターツッコミを入れてくれました

https://mainichi.jp/articles/20220329/k00/00m/040/168000c

  

もっとも他の感染学の人も以前から声上げてたけど謎の力学無視されてただけなんですけどね😒

  

[m3.com]「COVID-19の拡大は空気感染が主流」【第61回臨床ウイルス学会
国立病院機構仙台医療センター西村秀一氏が講演 

https://www.m3.com/open/clinical/news/article/835300/

 

anond:20250810234848

Permalink |記事への反応(0) | 23:59

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2025-08-03

最近流行ってるエスプーマ、って何というか苦手だ

そもそもの語感が。何かの感染症しか聞こえない。微生物によって引き起こされる肺炎、あれだ、マイコプラズマ、的な。

ふと思ったが「マイコプラズマ」は逆に(逆?)感染症名前という感じがあまりしない。むしろ必殺技名に相応しいと思う。理由分からん

Permalink |記事への反応(0) | 04:52

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2025-07-24

渋谷陽一オジー・オズボーンが亡くなったが、結構70代くらいで儚くなる芸能関係者が多いな

お金はそれなりにあるだろうから医療費に困る事もなく手を尽くしているだろう。それでも70代という若さで亡くなる

地元紙のお悔やみ欄や介護施設に居る老人達を見ると「もうすぐ生誕100年」なんて人ばかりで

はいっちゃってるけど背筋は伸びてて自分でしっかりご飯を食べるなんて90代後半はザラである

兎に角長生きなイメージ

なので、こうやって有名人が70代で亡くなると結構衝撃

尤も。

人間50年というが、実際のとこ、その夢幻を駆け抜けて終わるのが妥当なんだと思う

人という生き物の耐用年数フィジカルメンタル(認知面等含)も50年そこそこだと思う

(敦盛の一節を「人生は50年程度」と誤読してるのもある意味正しい)

でもなあ。50代でも「子供大学生。おまけにその下も居る」なんて普通から

全然タヒんでらんねえよな

70代でタヒぬ迄働き詰めよ

だが、それでいい。それがいい。ボケてる暇が無いから。フィジカルタヒぬのがベスト

認知症の果てに飯食えなくなる・誤嚥肺炎タヒぬとかが一番最悪。そこまですごく時間かかるから親族疲弊っぷりが酷い(国の疲弊っぷりも勿論酷い)

Permalink |記事への反応(0) | 00:06

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2025-06-28

パートナー喫煙問題

どうしていますか?

やめる約束結婚

妊娠時も隠れて吸い続け、17年間約束は守られていません。何度言い合いになってもやめません。

私と子供は呼吸器疾患持ち。煙草ネガティブな反応をする呼吸器疾患です。

どんなに子供が体調悪くても、私が肺炎で死にかけてもタバコを吸い続けます

皆さんはどうされていますか?

何か成功体験あれば知りたいです。

Permalink |記事への反応(6) | 20:47

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2025-06-13

ChatGPTに再現困難な奇跡発明発見ランキングにしてもらった

10位 黄リン発見錬金術が生んだ最初元素

17世紀ドイツ錬金術師ヘニッヒ・ブラントは大量の人尿を蒸発させる実験中に、夜光を放つ不思議物質を偶然取り出しました。これが元素リン(黄リン)」の発見です。ブラントは「賢者の石」を求めて尿に含まれる未知の物質を探していましたが、その過程で思いがけずリンに辿り着きました。当時は元素概念すら確立されておらず、尿から得られた発光物質は人々を驚かせました。その後、リンマッチ肥料、発煙弾など幅広く利用され、化学の発展に寄与しました。初めて人類人為的発見した新元素として、科学史に残る画期的発見です。

第9位 張衡の地動儀 –世界初地震計の謎

張衡が発明した地動儀の復元模型国立科学博物館の展示より)。内部の倒立振子が揺れ方向を検知し、龍の口から玉が落ちる仕組みになっていた。

から1900年前、後漢科学者・張衡(78–139年)は世界初地震計「候風地動儀」を考案しました。酒壺のような青銅製の容器の周囲に8匹の龍、その下に8匹の蛙を配置し、地震動の方向によって対応する龍の口から玉が落ちて蛙の口で受け止める仕掛けです。132年、この装置は都では揺れを感じない地震まで検知し、数日後に遠く離れた隴西の地震発生を的中させたと『後漢書』に記録されています。当時としては驚異的な精巧さであり、内部構造の詳細は文献から推測するしかなく、現代科学者再現を試みても完全には解明できていません。まさに古代中国科学技術の粋と言える発明です。

技術水準との乖離:2世紀に既に地震の方向検知装置を実現しており、同様の概念西洋で登場するのは1500年以上後。

第8位 X線発見 – “見えない光”との偶然の遭遇

19世紀末、ドイツ物理学者ヴィルヘルム・レントゲン真空放電管の実験中に未知の透過放射線に偶然気づきました。1895年11月8日暗室陰極線管に黒紙を巻いていたところ、2m離れた蛍光板がかすかに光る現象発見したのです。彼はこの正体不明の光線を「X線」と命名し、妻の手を写した世界初レントゲン写真撮影しました。X線は人体や物体を透過するため医学への応用(レントゲン診断)を飛躍的に進展させ、物理学にも原子放射能研究など新たな道を開きました。当時の常識では考えられなかった「見えない光」を発見たこ出来事は、まさに幸運洞察が生んだ科学革命でした。

第7位 ダマスカス鋼奇跡の名刀を生んだ失われた鍛造技術

古代インドで生まれ中世イスラム圏で広まった「ダマスカス鋼」は、波紋状の美しい木目模様と伝説的な切れ味で知られる名刀の材料です。炭素を多く含むるつぼから鍛造され、高硬度かつ靱性を両立したこの鋼は、当時の他の金属材料凌駕する性能を示しました。しかし18~19世紀までにその製法は途絶え、「失われた技術ロストテクノロジー)」の代表例となりました。現代材料科学者刀鍛冶が文献と顕微鏡分析を基に再現を試みていますが、完全に同じ構造性質の鋼を作ることは依然困難です。近年の研究では、ダマスカス鋼中に炭化物ナノ構造存在することが判明し、その卓越した性質の一端が解明されつつありますとはいえ中世の鍛冶職人が達成した奇跡の技を完全に再現するには、さらなる研究必要です。

第6位 ギリシア火薬中世を制した謎の焼夷兵器

東ローマビザティン)帝国7世紀以降に使用した秘密兵器ギリシア火薬」は、水上でも燃え続ける恐るべき焼夷剤でした。粘性のある可燃性液体に点火して敵船に噴射するこの兵器は、帝国海戦における切り札となり、数々の勝利をもたらしたと伝えられますしかし当時の技術水準で如何にこのような燃焼剤を製造できたのかは謎で、製法は厳重な軍事機密として一子相伝され、帝国の衰退とともに14世紀までに失われました。松脂・ナフサ(石油)、生石灰硫黄硝石などを混合したのではないかとも推測されていますが正確な配合は不明です。専門家は「水面でも燃焼を持続し消火困難な点で、現代ナパームに近い化合物だったのではないか」と推測しています。このようにギリシア火薬は史上初の化学兵器とも称され、その実態は今も歴史家化学者を惹きつけています

第5位 ギザの大ピラミッド古代エジプトの超絶建築技術

エジプトギザに聳えるクフ王の大ピラミッド紀元前2500年頃)は、古代世界七不思議に数えられる史上最大級の石造建造物です。230万個以上、重さ数十~数百トンの巨石ブロックを極めて精密に切り出し、隙間なく積み上げた構造は、現代でも驚異とされますピラミッドの各面はほぼ正確に東西南北を向き、高さ146mもの建造物を当時の人力と簡易な道具のみで築いたその技術力には謎が残ります。どうやって巨石を運搬・加工し、精巧に積み上げたのか、統一的な説は無いものの、直線傾斜路や螺旋状の内部スロープを用いた説、てこの原理や水を使った浮力輸送説など様々な仮説が提唱されています。近年の研究実験考古学により一部再現も試みられていますが、それでも「完全には解明されていない」のが実情です。大ピラミッド古代人の英知と膨大な労働力が生んだ奇跡モニュメントと言えるでしょう。

第4位 ジェンナー種痘法 – 偶然がもたらした世界初ワクチン

1796年英国人医師エドワード・ジェンナーは、牛痘にかかった乳しぼり娘が天然痘に罹らないことに着目し、8歳の少年に牛痘膿を接種してから天然痘ウイルスを植え付ける実験を行いました。結果、少年天然痘にかからず、世界で初めて予防接種種痘)が成功しました。この功績により天然痘ワクチンが開発・普及し、人類はついに致死的感染症であった天然痘制圧1980年には地球から根絶するに至ります。興味深いことに、後年の研究ジェンナーが用いた牛痘ウイルスは実は馬由来の近縁ウイルス(馬痘)だったことが判明しており、この成功は偶然の産物でもありました。当時はウイルス免疫も未知の時代で、民間伝承と大胆な実践からまれ種痘法は、医学史上もっと奇跡的な発見の一つです。

第3位 ペニシリン発見 – 偶然が救った「奇跡の薬」

1928年英国細菌学アレクサンダー・フレミング培養中のブドウ球菌寒天培地に偶然生えた青カビに気付きました。奇妙なことに、カビの周囲だけ細菌の発育が阻止されており、このカビ(Penicillium属)が細菌繁殖を抑える物質を産生していると推論しました。フレミングはこの物質を「ペニシリン」と名付け発表しますが、当初は抽出精製が困難で実用化には至りませんでした。その後、第二次大戦下の切迫した需要もあって、フローリーらのチームが生産性の高いカビ株を用い大量生産法を確立し、ペニシリンは遂に人類初の抗生物質として実用化されました。これは敗血症肺炎など多くの死病を治療可能にし、無数の命を救った医学革命です。「偶然からまれた最も重要発見」とも称される所以です。

第2位 黒色火薬火薬発明) – 錬丹術士が生んだ爆発の素

古代中国唐代において、不老不死の霊薬を求めていた道教の錬丹術士たちは、硝石木炭硫黄を調合中に思いがけず激しい燃焼・爆発を起こしました。これが世界初火薬黒色火薬)の発明とされています。錬丹術の文献『丹経』(孫思邈による7世紀頃の著作)には硫黄などを調合する記述があり、「手順を誤ると爆発する」と警告されています。この記述火薬誕生につながったと推定されています発明当初、中国では花火兵器火薬が用いられ、やがてモンゴルを経由してイスラム世界からヨーロッパへ伝播し、中世後期以降の戦争様相を一変させました。火薬の登場は兵器火器化を促し、城塞甲冑概念刷新するほど後世に絶大な影響を与えました。錬金術副産物とも言える偶然の発明が、人類歴史を大きく動かした例です。

第1位 アンティキティラ島機械2000年先を行く古代歯車天文計算機

ギリシャアンティキティラ島沈没船から発見された「アンティキティラ島機械」の主残存部品国立考古学博物館所蔵)。複雑な歯車が幾重にも組み合わさっている。

1901年地中海の難破船から発見された錆び付いた青銅塊は、後に古代ギリシアアナログ計算機であることが判明し、世界を驚かせました。紀元前後1~2世紀製作推定されるこの機械には、少なくとも37個の精巧歯車が組み込まれており、太陽や月の運行日食月食の周期、オリンピア競技の開催周期までも再現予測できる構造でした。解析によれば、ハンドルを回すことで内部の歯車列が天体位置演算し、文字盤に年月日や天文現象を表示したといいます。このような複雑な機械装置が再び歴史に現れるのは、それから実に千年以上後の中世後期であり、アンティキティラの機械は「古代オーパーツ時代錯誤的産物)」とも呼ばれます。当時知られていた天文知識を凝縮し、高度な金属加工技術実体化たこ機械存在は、古代人の科学技術水準に対する見方を一変させました。現代研究チームがX線断層撮影などで内部構造を解析し、復元モデル制作していますが、それでもなお解明されていない点が残るほどです。アンティキティラ島機械は、人類史上最も再現が難しい奇跡発明として堂々の第1位にふさわしいでしょう。

Permalink |記事への反応(0) | 23:18

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2025-06-10

そろそろ父を殺そうと思う(追記あり2)

話は母がガンになったところから始まる。

就職と共に家を出て2年ほどして、母がガンにかかっていることを知った。最初はガンと言ってもピンキリだろうと呑気に構えていたら、余命半年も無いらしい。

母が心配していたのは、典型的昭和世代価値観もつ父のことだった。今でこそ男性家事をするのが当たり前の風潮があるが、私の親世代は全く異なり、母は専業主婦で父は家のことは何一つ出来ないような人だった。

医者の話によると母は半年以内には亡くなる。その後、父がどうなるかを想像すると、

・二人暮らしから一人暮らしになる(下手したら後追い自殺するんじゃね?)

・酒に溺れる(弱いくせに酒飲み)

・まともに食事をしないので体調を崩す(仕事が忙しいと昼食を取らないなどのため痩せ型)

と、ろくな未来想像できないため、仕事を辞めて実家に帰ってきた。

まだ社会人3年目だったため、不安もあったが、「親の余命が残り少なかったので親と過ごすため仕事を辞めた。親は死んだ」となった場合に次の仕事を探す時に「家族思いの良い人」になるし、たいして不利にもならないだろうという計算もあった。「自分人生時間のうち、1年位を母のために費やしてもいいか」という気持ちがあったのも確かだ。

結局、実家に戻ってから2ヶ月ちょいで母は亡くなってしまった。

母が亡くなってからは「やるべきこと」が多くて悲しんでいる暇はなかった。保険やら役所やら銀行やらの手続き。抜け殻になってる父は役にたたないので、全て代行した。その後、実家の片付け。母が居た痕跡を消したい訳では無いのだが、とにかく”母が居たそのままの家”は良くない。父には生き続けてもらわないといけない。時々思い出すのは良いが、感傷に浸りすぎない環境を整えないとまずい。母に思い出の中で生きてもらうのは良いが、父には今を生きてもらわないと困る。このため二人暮らし家事の分担を決めて、家計管理をどうするかなどを父に相談し、実際に家事を分担することで、今後、私と二人で生活していくことを想像させた。運動不足の父に散歩を促すように犬ももらってきた。文句を言いながらも犬にねだられて毎日散歩するようになり、身体的には母と暮らしていた頃より健康になった。

生活を立て直している最中に父方の祖父が亡くなった。祖父は母が無くなる前から寝たきりで病院でただ寝かされて”生きているだけ”の状態だった。父は「できる限りのことは行ってほしい」と望んだため、いわゆる延命治療を行っていた。意識もなく寝たきり。胃ろうを行い、無理やり栄養を流し込まれててただ生命を維持されているだけだった。そんな祖父を見て思ったのは「自分はこうはなりたくない。ここまで延命してほしくない」という事。父は普段から「わしは70歳くらいでころっと逝くわ」と言っていて、延命治療などは望んでいない。ただ、それでも自分の親には長く生きていて欲しいらしい。本人がどうしたいかと、自分の親に対する対応のずれに違和感を感じたが私が口を出すことでもないので、何も言わなかった。

あとから考えると、この頃は色々と大変だった。父と二人暮らしになったのだが、私は父の事をそれほど知らない。とにかく仕事人間だったため、子どもの頃の記憶に父が居ない。平日は私が寝てから帰ってきて、起きる前に出社する。日曜は家には居るがとにかく寝ている人だった。小中高と大きくなるにつれ、家族より友人との付き合いのウェイトが大きくなり、父への興味は薄れ、父の事を知らないまま育った。1つ父に関して大きな出来事というと、リストラされたこと。銀行員だったのが関連会社に飛ばされた。何年かは銀行に席を置くが、その後は関連会社の在籍になり、給料がかなりダウンするとの事。私が高校生の頃だったた、家計心配などに回す頭はなく、落ち込んでいた父を見て、単に「でかい会社は信用できない」という印象だけが残った。この頃から"絶対的な親"というより"それほど強くない一人の人間"として父の事を見ていたように思う。

母が亡くなってからはとにかく父に話しかけた。幸いにも私は仕事独立できたので、その話。ひとり社長会社だが、父は独立したことを喜んでくれた。父はとにかく新聞を読んでいた印象だったので、私も日経新聞を読み時事の話などをふった。銀行員だったか経済には詳しいだろうと経済の話をふったら思ったほど知識が無くて驚いたこともある。父との関係は成長過程で作られたものでなく、母が亡くなってから作った割合が大きい。二人で暮らしているので、調理が面倒になると頻繁に二人で飲みに行った。週1ペースでは飲みに行ってたので結婚するまでに父とサシ飲みしてる回数は200回は超えるんじゃないかな?

そこから私が結婚して家を出るが、実家作業場を残し日中実家仕事をしていた。一緒に昼飯を食べにくことで父が一人にならないように気をつけてた。趣味がなく、人付き合いもない父。一人にすると間違いなくボケる。とにかく人と関わらせなければならない。それを言い訳子育てに使いまくった。自分仕事が忙しいとき子どもの面倒を頼み、余裕があるときは父と一緒にあちこちに出かけていた。

母が亡くなってから15年経った頃、父の様子がおかしくなった。トイレでしょんべんを撒き散らしていてズボンがしょんべんで濡れている。外出した際に赤信号に気づかずに渡ろうとする。認知症だった。

ボケたら施設に入れて」

父に言われていたので、すぐに施設を探した。区の相談窓口に行きケアマネージャーさんを紹介してもらい、入所可能施設を探してもらう。幸いにもすぐに施設は見つかり入所させた。ここから父の電話攻撃が始まる。自分がどこにいるかからない父はすぐに私に電話をかけてくる。「なんか部屋が変わってるねんけど」「飼ってた犬がいないけどしらんか」話す内容は毎回同じ。1ヶ月の電話の回数をカウントしたら150回を超えている。1日5回のペース。精神的にかなりきつい。余裕がある時は普通に話せるのだが、仕事が詰まっている時に電話がかかってくると本当に切れそうになる。こちらがまいってしま一時的に父の電話を着信拒否したら、施設を出ていき行方不明。幸いにも警察保護されて無事だったが、電話拒否もできなくなる。結局、電話攻撃が落ち着くまでに1年以上かかった。

定期的に見舞いに行き外食に連れて行っていたが、認知症が進むと父を外に出せない。ランチ寿司屋に連れて行ってる時にゲップ、屁をこく、しつこく酒をねだるなど、行動が制御できなくなっていく。医者に酒量をコントロールするように言われているので、日本酒1合で止めるが、我慢ができない父。大将に「飲ましたりーや、可愛そうやで」と言われたのには本当にムカついた。結局、コロナ流行もあり、外食するのも止めた。このあたりで「父はなんのために生きているんだろう」と考えることが多くなる。妻をなくし、好きだった酒もタバコも私が止めさせ、美味しいものも食べに行けない。残っている楽しいことは、正月などに孫と会えるくらいだろうか?ただ、認知症が進むに連れ、会話ができなくなる。短期的な記憶ができないため、会話が続かない。「(孫の名前)、もうこんな大きくなったんや」という話が10分おきにループする。孫側からしても会話に付き合うのが大変だと思う。それでも家族が集まって賑やかな状態の中に居ることが楽しそうには見えていた。楽しませることが出来て良かったと思ったまでは良いんだけど、施設に戻るのを本気で拒否して声を荒げられるのは勘弁してほしい。

この後、脳梗塞大腸がんなどがあり、その都度「ああ、もう寿命かな?」と思いつつもなんとか生きていたのだが、少し前に大腿骨骨折して動けなくなった。肺炎などを併発してなかなか骨折の手術が出来ず、ベッドに寝たきりになってる間に筋力が極端に落ちた。肺炎が収まり骨折の手術は出来たが、食欲が戻らずほとんど食事をしていない。延命治療拒否胃ろうは行っていないため、現在は点滴にカロリー摂取を頼っている。点滴の管が太いために腕からではなく、首に点滴の針をつけている。認知症の父に状態が把握できるわけもなく、意図せず外そうとしてしまうため、手を拘束せざるをえない。見舞いに行くと部屋に入る前から「助けてください、助けてください」と父の声が聞こえる。自身の状況が把握できず、拘束されているのは本当に怖いと思う。非人道的だと思うが、看護師さんからしてもどうしようもない。説明をしても5分すれば忘れる。誰かが立ち会っている間は拘束を解いて問題ないため、見舞いに行き拘束を解いて状況を説明しているが、私が帰って5分すれば忘れてしまうのだろう。何年かの間に、私も同じ話をすることにすっかり慣れてしまっていた。

父の状況を見て、自分が将来、安楽死する方法を調べていた時に知ったのだが、日本でがん患者などが自死しようとする場合餓死する方法があるようだ。水分だけを取り、食事をしないと体を動かすためのエネルギーが足りず、緩やかに亡くなるらしい。

「食えなくなったら終わり」と父本人が言っていて、今すでにその状況にある。何らかの病気対応のための一時的絶食ではなく、本人が食事拒否している状態カロリー摂取のための点滴を止めれば、父は緩やかに亡くなるだろう。

もう死なせてあげて良いか

追記

  • 延命拒否してたのになんで点滴で生かしてるんだろう。一度付けたら外せないとのことだが、本人が外してもほっとけないのか?

認知症になった後の治療行為が全て延命か?と問われると難しいです。

大腸がんになった際にかかりつけ医相談しましたが、そのまま放っておくと腸閉塞になり苦しむことになると聞きました。今回の骨折も、理想的な話をするのであれば、すんなり手術が済み、リハビリが順調に進み、骨折前の生活に戻る可能性もあったと思っています。尿路感染もあったため、救急で運ばれた病院で「延命治療を望むか?」の確認をされ、本人も家族も望んでいないことを伝え、胃ろうはしないで欲しいことを伝えました。その際に「途中で止めれない治療、止めることが殺人になってしま治療は行わないで欲しい」ことは明確に伝えています骨折の手術のため、一時的に食べれなくなる事はあると思いますし、その間に栄養を点滴に頼ることもおかしいとは考えませんでした。点滴を取る可能性に関しては担当医に相談し「医師としては勧めれないがそういう判断おかしいとは思わない」と回答を頂いています。このため、法的に点滴を外すことは可能と考えています。(このあたりは対応してくれる医師とそうでない医師がいるのでは?と推測しています

両方ですね。自身判断客観的にどのように見られるんだろうというのを知りたかったので、ある程度目に止まるようにキャッチータイトルを付けました。ただ、自身判断や行動が人の命に関わるのに、それを直視せず、柔らかな言葉に変えて誤魔化そうとする事が単純に嫌でした。母の時は気づいた時には手遅れで、運命だとか、体調が悪いのにきちんと病院に行かなかった自己責任だと思いながらも、ほとんど恩返しのような事が出来なかった心残りがあります。父に関して単純に流されるままに医師の指示に従うということもできるとは思いますが、最後まで向き合い続けるほうが、自分の心残りが少なくなるのでは無いかと考えています

心配きありがとうございます。ただ家の事は何も出来なかった父ですが、そういう時代に生きた人なので、そこに対して何か不満もなく、搾取されているとも思わないです。介護の話だけを取り上げて書くとしんどい話ですが、子どもが生まれた事を喜び、友人と飲み会にも行っているので、自分人生にはそれなりに満足はしています

  • この人を労うような偽善ブコメ多いけど次は俺らお前らがやる番っていう自覚あるの?

しんどくて、やりたくないならやらなくて良いと本気で思っています。実際に動いてみて思ったのですが、幸いにも今の世の中それなりに福祉サービスは充実しています。関与したくないならできる限り関与しない方法を探せば良いです。例えばですが、私はシモの世話はやりたくないですしアクシデントを除いて対応したことはないです。目の前のことにいっぱいいっぱいになってる人には、周りが逃げる方法を教えてあげてほしいです。あとできれば、介護している人に対して「かわいそう」、「ちゃんと面倒みたってな」というような言葉は本当に心をえぐるので避けて欲しいです。

ムカつきましたが、別に悪い人じゃないんですよ(笑)

  • おそらく娘さんだろうと思う

優しくかわいい娘と思って読んでた方、すみません中年おっさんです。意図的に男女をわからなくしたつもりはなかったんですが…

最近AIに書かせるのが流行ってるんですかね?

https://anond.hatelabo.jp/20250610200055

こちらは人かAIかの創作だと思いますが、ある意味救われます。こう考えていてくれた良いなと

追記2:

救命救急病院から療養型の病院へ転院し、1週間様子を確認しましたが、回復の見込みは無いと判断し、点滴(中心静脈栄養)を中止しました。

末梢静脈栄養への切り替えも考えましたが、父を長く苦しめることになるだけだと判断し、何もしない状態で父を見送ります

Permalink |記事への反応(40) | 00:04

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2025-06-04

anond:20250604174317

気化性があるから肺炎になるぞ

Permalink |記事への反応(1) | 17:53

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2025-06-03

長嶋茂雄肺炎で死亡か

あいかわらず人殺しの病やな、肺炎

うちのばあちゃん風邪から肺炎でそのまま逝ったわ

日本の死亡率の実質トップ3(2017年から誤嚥肺炎分化されたため順位が下がってる)

まぁミスターは89歳だったらしいし、大往生

Permalink |記事への反応(0) | 08:54

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2025-04-26

あるオーバードーズ自殺未遂者の記録

あれは2025年4月10日木曜の夜の事だった。

現在無職半年失業保険生活中の自分は、

昼間個人アプリ開発勉強をしながら過ごしていた。

その日もフロントエンドバックエンド繋ぎ込みに苦戦し、

夜は楽しみにしていた星街すいせいの「もうどうなってもいいや」のMV公開を楽しみに過ごしていた。

もうどうなってもいいやを聴きながら、急にやる気が出た自分は、

ドラッグストア大人用紙オムツを買いに走り、

スーパースパークリングワインボトルを買い、

もう何度目か分からない、精神科の処方薬の大量摂取に走った。

飲んだ薬はよく覚えていないが、

レボトミン

フルニトラゼパム

アナフラニール

トラゾドン

クエチアピン

リボトリール

・オランザピン

この辺りをおそらく合計200錠くらい、スパークリングワイン750mlと一緒に飲んだ。

ある程度飲んだ時点で一度お手洗いに行き、紙オムツを装着しようとしたが、

自分が購入したのは尿とりパット単品であり、

オムツ本体必要だと発覚。

仕方ないので尿取りパットを2枚あて、パンツを履いてなんとかしようとした。

そしてベッドへ行き眠りに着いた。

確か、眠る前に交際相手の元へLINEを送った。

もし自分が死に成功した際に、SNSで告知してもらう様に、PCパスワードなんかを送った。

目が覚めたのは恐らく金曜日の夜だったと思う。

来るはずがない交際相手がなぜかその晩マンションを訪ねて来て、

自分は床に寝かされていた。

なぜ床に寝ていたのかその時はわからなかったが、

から話を聞くとどうやらトイレで倒れていたらしい。

身体は全く自由に動かず、

声も出せず、

相手に何か伝えたくても何も伝えられない状況だった。

しばらく身体が動かないまま、トイレに行きたくても行けない状況で、

トイレに行きたいとも言えない状況で、

恥ずかしい話だが床にそのまま放尿していた。

時間感覚は一切なく、現在が何曜日で何時なのかすら分からず、

ただ、現在土曜日である事を何度か訪ねたような気がする。

明日も同じ状態であれば病院に連れて行って欲しい旨を声にならない声で伝えたような気がする。

日曜日。確か、朝方の時間だったと思う。

このまま月曜日を迎えても、一人では何も出来ず、相手帰宅する事になることなどを考え、

相手病院に行きたい旨を伝えると救急車を呼んでくれた。

そのまま救急搬送され、病院に辿りつくと、必死で状況を伝えようとかなり荒んだ口調で医師に話をしたと思う。

内科の診察にて、筋肉が溶ける病気か何かの症状が重いという判断で、

精神科ではなく内科での入院となった。

しばらくはブドウ糖か何かの成分が中心の点滴を数日間受け、

その後の検査で吐瀉物が肺に入ったせいで重度の肺炎感染している事が分かり、

肺炎治療が中心になった。

そうやって約2週間病院で過ごし、4月25日金曜日、約2週間の入院を経て退院となり今に至る。

すっかり痩せ細り、入院費用約30万円の借金を抱えた自殺未遂者が一人この世に取り残された。

さて昨今、オーバードーズの主流は精神科等の処方薬ではなく、

メジコンレスタミンレタス)を中心とした市販薬らしい。

ODを楽しんでいる若い子、OD命綱となっている依存症の子

彼ら彼女らにODをやめろ、等と簡単には言えない。

それによってなんとか縋りながら生き延びている子も居るわけだし、

それによって命を落とした子も、当人にとっては死ぬことが幸せなのかもしれないと思っている。

ただ、オーバードーズ老人会自分のような人間がもし存在するのであれば、

ODを繰り返す事で薬の量や種類の工夫をし、

自分のように無様に生き残るケースもある事を知って欲しいと思った。

誰にも助けを求められないような年齢で、

貯金も職もなくただ借金身体的不調を抱え、生きていく羽目になるケースがある。

自分自殺否定肯定もしない。

生きるか死ぬかは本人の意思で決められる世の中になって欲しいとは思う。

ただ、今ここに存在しているのは、

借金と弱った身体で生き延びてしまったただの人間が一人いる、ということだ。

Permalink |記事への反応(11) | 17:39

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2025-04-25

anond:20250425201808

がんに体力持っていかれるのって普通にしんどいから他の病気で死んだ方がマシでは?肺炎とか

Permalink |記事への反応(0) | 20:20

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2025-04-11

一ヶ月咳止まらなくて

自席でゴホゴホしっぱなしになったら老害社員みんな肺炎になってて草

やってやったぜゲヘヘゴッホゴホ

Permalink |記事への反応(1) | 14:06

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2025-04-08

anond:20250408084922

他の人も言ってるけど、おじいさんも軽度認知症ありそう。免許返納に関して言うなら早いうちがいいと思う。認知症が進むと頑固さがどんどん尖って説得が難しくなるよ。


自分なら、まずおじいさんとゆっくり話す時間作ってみるかな。そこでおばあさんのことを話してもらう。

どう言うところが好きなのか?嫌いなところは?1番楽しかった思い出は?大変だったことは?

そんでさらっとどういう最後を迎えさせてあげたいかさらっと聞いておく。

病院がいいのか、自宅で畳の上で死なせてあげたいか。おじいさんだったらどうしたいか。(ここら辺を話しておくといざという時に助かるよ。年齢的に、転んで骨折、寝たきりになって肺炎で…って言うはよくある話なので)

改まった雰囲気じゃなくて、普段の会話の延長で聞いてみて欲しい。

話のどこかで運転に関する話が出たら、そこも掘り下げてみて欲しい。でも免許返納には誘導しない・説得しない。意見を求められたら素直な感想を言うに留める。(心配はしてるけど、楽しみを奪うことになるからね…など)

説得する雰囲気出すとおじいさんも(あ、それが魂胆なんだな)って思って意固地になって対立ちゃうと思う。

おじいさんも免許返納した方がいいって言う気持ちゼロではないだろうと思うので、その気持ちに向き合うのを手伝ってあげるってイメージがいいと思う。

うまく行くかは分からないし、一回二回の会話は済まないかも知らないけど、孫が話を聞いてくれるって言うのはおじいさんの癒しにもなると思うよ。そうしたらおばあさんへの態度も多少軟化するかも。

こんなに思ってくれる増田が孫でおじいさんもおばあさんも幸せだと思う。

増田もグッドラック

病院で働く通りすがりの者より。

Permalink |記事への反応(0) | 19:32

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2025-04-04

癌になるのって交通事故みたいなもんだよな

当たる確率は、遺伝的な要因もかなりあるし、生活習慣などでかなり変動するけれど、最終的には運だよね。

どれだけ気をつけてても、なる時はなるというかさ。

おれの親父は10年前の夏に自覚症状が出て、診断したら末期のスキル胃癌。その年末に亡くなった。享年65。

伯父(親父の5つ上の兄)は、風邪すらひかない元気おやじで、ゴルフ釣りばかりしている超元気な80歳。

伯母(親父の10上の姉)は、70歳くらいの頃に肺炎レントゲン撮ったら肺がんが見つかり、手術と化学療法寛解。ピンピンしている。

なるならなるで、できれば早期発見寛解するパターンだといいなあって思ってるけれど、どうなるかなー。

Permalink |記事への反応(0) | 06:01

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2025-03-29

仕事を辞めた時の話

新卒就職して2年で退職して、実家に帰り、しばらくニート生活をたのしもうと思っていた。

夜は3時に寝てそのまま昼過ぎまで寝る生活を繰り返し、気分転換ドライブしたりネット漬けの毎日を過ごして2ヶ月。

貯金は当時少しあったが最初の1ヶ月で引っ越し代と車のローンの支払いと年金の支払いに加え車検やら保険やらでお金が飛んでった。

それから数ヶ月過ごして所持金がいよいよ残り10万を切ったとき、舌がめちゃくちゃ痛くなった。歯医者に行くが異常なし。舌が痛すぎて飯はろくに食えず、体重はみるみる減った。

その上のどが痒くなって四六時中喉をケアしていないと咳が止まらない。微熱が下がらないのとついに肺炎になりかけて病院に行くが原因不明

何のやる気も起きなくなり、一日中寝て過ごすことが増えた。

さすがにやばいと思い大事に至る前に急いで就活を始めたんだが、就職するや否や一連の症状がすべて収まった。

ニートも大変だな。

Permalink |記事への反応(1) | 16:23

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2025-03-27

anond:20250327035916

若そう

歳とると熱もまともに出ないか肺炎死ぬんや

Permalink |記事への反応(0) | 04:14

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2025-03-04

湿布悪者じゃないよ!目覚めよ民たち!

地方限界ナースです。体調壊して休職中いつ戻れるかわからん。間あくとあの戦場に帰れる自信ない。

なんなアホな民たちはここぞとばかりに湿布が悪だーってほざいてる。

ほんとアホな議論だなーと全国の看護師は思ってるんじゃない?

本当にお前ら民が糾弾すべきは地域包括ケア病棟かい姥捨山病棟だよ!

この病棟ってざっくりいうとリハビリ必要な人はこの病棟リハビリとか在宅に必要サービスを整えてから帰ってねーっていう病棟でここに入院すると病院には3万円近い入院費が入ってくる。1日あたりね。で40日過ぎるとこの3万がガクンと下がって2万とかになる。

この3万円の中に治療費も含まれから例えば入院してて肺炎なっちゃったー!てなってもその治療費分は上乗せされないので治療してしまうと病院の損になるからなるべく治療必要ないほんとリハビリする人だけを入院させるんだけども無茶苦茶先生だと家族から今見れないからなんとか入院させてくれないか?とお願いされて入院させたり明らかに入院しなくていいだろ!みたない人を入院させたりする。

都市部病院になってくると入院させてくれないだろーけど地方病院なんてなんとか病床(ベッドのこと)を埋めたくてそんな人まで入院させて病床を埋めてるなんてこともザラである

湿布の過剰な処方はだめだけどそれで入院されないならいいと思わない?内服薬だってそれで入院しないなら自分全然いいと思う。

だってただ認知症家族施設にいれたくないからいっとき病院で見てください!で120万の医療費を使うほうがありえんだろ!

下手すると40日じゃなくてもっといたりするから

本来3割負担なら40万のはずなのに1割だと12万でよくて保険に入っていれば施設代わりの入院プラスになるからね。

ニュースに煽られずもっと違うところに目を向けていかないと。

無駄な処方をなくせじゃなくて無駄入院なくせ!って叫ばないと。

あともう地方病院統合していったほうがいい。

潰れたくないだろうけどモラルハザード的な入院をさせてまで赤字幅を多少縮めたところでそれは国民から集めたお金詐欺的にぶんどってるほかないんだからさ。

目覚めよ!!!民たち!!!

Permalink |記事への反応(0) | 02:54

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2025-02-25

叔父が亡くなった

叔父がなくなったので感情の整理。

叔父が亡くなった。叔父最後誤嚥肺炎だったとのこと。晩年というか自分中高生くらいになってからかな、そのころから半引きこもりのような生活をしているようだった。なぜそのような生活を送るようになったのかは自分にはわからなかった。だけど引きこもって何もしなかったというわけではなく、祖母身の回りの世話をしていて、車を運転したり、買い物したり、食事を作ったりしていた。しかし、働かない大人というのは周りから腫物扱いされるもので、だんだんと触れてはいけない人のような、空気のような扱いをされるようになった。ご本人も、だんだん自分から身を隠すような、そんなそぶりを感じるようになった。自分はそのことにいつも、ずっと居心地の悪さを感じていた。

叔父の思い出を振り返ると、親戚の中で一番遊んでくれた大人だったことを思い出す。おばあちゃんの家は楽しいという幼少の記憶のセットとして覚えている。日産のとても古い車に乗っていていつも暖気運転してから、いろんなところに連れて行ってくれた。知らない外食屋さん、知らない公園、おぼろげな記憶がいくつかある。暖機運転中の鼻につくガソリン臭いが懐かしい。

自分中学生の時、1年ほど学校に通えない時期が続いた。心配をしてくれたのか、叔父はいくつか服を送ってきてくれた。オレンジ色タータンチェックの服とか、自分では絶対にチョイスしないださい服だった。でもおじさんらしいチョイスで、叔父が来そうな服でもあった。不登校になって、世の中のレールからはずれてしまって、ちょっとした絶望孤独感を味わっていた自分にとっては、心配してくれる誰かがいてくれたことにうれしさと安心感を覚えた記憶がある。あの時、なぜプレゼントをくれたのか。その理由は聞けていない。今更、どんな思いで贈ってくれたんだろうかなんて思う。そんなことももう聞けない。

叔父がなぜひきこもっていたのかわからない。だけど、繊細な人だったのだと思う。自分たち兄弟にやさしく接してくれた。社会に出ると、いろんなつらいことがある。叔父社会で生きていくにはやさしすぎたのかもしれない。叔父は静かに死んでいった。葬儀叔父兄弟だけでやるらしい。ご本人の心のうちはわからないが孤独で亡くならないでほしかった。そんな人ではない、という悔いが残る。自分もっと積極的コミュニケ―ションを取りに行っていたら変わったのかなと思ったりもするが、自分がそういうのが得意な人間でもないし、叔父はそんなことを望んでいないかもしれない。自分の中に残るわだかまりは、好きだったか孤独で亡くならないでほしかったという思いだけ。

ご冥福をお祈りします

そういえば漫画が好きだったね。1,2のアッホからんぽうとか世代でなければ読まない漫画を読ませてもらったな。ゲゲゲの鬼太郎ももらったな。

Permalink |記事への反応(0) | 19:55

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2025-02-13

介護施設は老人を誤嚥肺炎で処理している

殺人肺炎の診断で処理するのは問題になるのは仕方ないとは思うけれど、

介護施設誤嚥肺炎を使って弱った老人を処理してるんだよね。

人手不足から

Permalink |記事への反応(0) | 20:38

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これ、怖すぎるんだけど。

病院側がこういう明確な違法行為をしている現実があるのに、

どうしてこと性犯罪になると、「医師がそんな事をする訳がない」で思考停止して、女の訴えを聞こうとしないんだろうか

入院患者が相部屋の男に殺されたのに病院通報せず、遺族には「肺炎」の診断書犯人隠避容疑で立件へ

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.yomiuri.co.jp/national/20250213-OYT1T50023/

Permalink |記事への反応(0) | 13:16

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2025-01-23

anond:20250123131545

そして誤嚥肺炎で死亡

Permalink |記事への反応(0) | 13:16

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看護師!僕も看護師

 結婚して4年経つ。仲良くやっている。2歳になる息子もいる。

 増田たちには、看護師の嫁はまじでやめとけって言いたい。

 仲良くやってはいるけれど、妻の育児に対する態度にはどうしても納得できない部分がある。自分にはまだしも、子供への接し方でどうしても気になってしまうことがある。

自分家族優先なので、日常家事はほぼ自分がやっている。そのために時短勤務を選んだ。家事をやること自体は苦じゃない。いや、たまに苦痛に感じることはあるかもしれない。でも、それで「もっと家事をしてほしい」と思ったことはない。人には向き不向きがあるからだ。

ただ、どうしても許せないことがある。それは育児のことだ。

子供が咳をしたり、鼻水が出ていると、私はとても心配になる。以前、RSウイルスを拗らせて肺炎入院したことがあるからだ。

その時、子供は抱っこをせがみ、寝かしつけも私の役目だった。異常な呼吸が伝わってきたとき、これは本当にやばいかもしれないと思った。それで夜中ほとんど寝られず、朝一番病院に駆け込んだ。「お父さん、これは入院しましょう」と言われた瞬間、心臓が止まるかと思った。しかし妻はというと、「そうなの。入院できそうなの?なら安心ね」という態度だった。私は1人では不安だったので、仕事を早退してでも来てほしいと思ったが、それは叶わなかった。結局、私1人で入院先の病院まで車を走らせた。

 この時、強く感じた。看護師という職業は、普通感覚ではないのだと。

看護師は、死ぬ瞬間に何度も立ち会う仕事だ。患者が生きるか死ぬかの境目で、冷静な判断を求められる。だからこそ、感覚麻痺しているのかもしれない。ちょっとくらいの熱や症状では動じない。逆に言えば、生きるか死ぬかに至らない限り、必要以上に心配することはない。でもそれが、家庭での育児にもそのまま持ち込まれしまう。

「そのくらいなら大丈夫じゃない?」「入院できるなら安心だね」――妻のその言葉に、私は何度も苛立ちを感じた。もちろん、彼女の冷静さが仕事では必要なのだろう。しかし、それが家族に向けられると、「母親としての温かみ」を失っているように感じてしまう。

 看護師結婚するというのは、こういうことなのだ。命の現場で鍛えられた感覚が、家庭でもそのまま適用される。普通母親なら敏感に反応するような子供些細な不調も、看護師の目には「心配するほどのことではない」と映る。それが正しい判断であっても、家族にとってはどうだろうか?

 「その違いに耐えられるかどうか。」

私の周りには、シングルマザーとして子供を育てている看護師の親がいる。その多くが、家庭と仕事の両立に苦しみ、子供がグレてしまった。病院ではどれだけ優れた看護師であっても、家庭では育児感覚のズレが積み重なり、親子関係が崩れることがあるのだと思う。子供にとっては、親が忙しくても、冷静でも、それが「冷たい」と感じられる瞬間が少なからずある。それが、いつの間にか子供の心に影響を与える。

 看護師の妻を持つということ。それは、家庭でも命の現場の冷静さを突きつけられる覚悟必要だということだ。そして、その冷静さが、時に子供にとって「愛情の欠如」に映る危険性も孕んでいる。

 だから増田たちには言いたい。看護師の嫁はやめておけ、と。

Permalink |記事への反応(1) | 01:13

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