
はてなキーワード:職務経歴書とは
やりがい? ない。
昇給? ない。
モテ? あるわけない。
でも転職って、思ってる以上に金がかかるんだよな。
スーツ・革靴・シャツの新調(それなりに見せるため)……10万円
メイクレッスン・スピーチ講座・立ち振る舞いトレーニング……10万円
資格取得(TOEIC、基本情報技術者、簿記、宅建など)……受験料・講座費あわせて20万円
ポートフォリオ制作用のソフト・機材一式(Adobe・PC・周辺機器)……38万円
ハイクラス転職エージェント登録料(優良サービスは有料もある)……5万円
転職活動中の収入ダウン(3ヶ月無職想定)……手取り月30万×3ヶ月=90万円
準備費用:35万円
「行動すれば変わる」ってよく聞くけど、まず資金がなきゃ動けない。
選択肢が多すぎて、気がついたら今の仕事が「まだマシ」って思えてきた。
俺は転職を諦めた。
所謂、プロジェクト配置前の顔合わせ。基本は面接で人を選ぶのは禁止と言われる業界だが未だにこの悪習は残っている。
数年前に作成した職務経歴書を引っ張り出されその経歴でいかに自分が貢献できるかセールスする(ここまでは良い)
謂わば上司は職場を斡旋する人間であり肩を持つべき人間である(その方が会社の利益にはなる)
だが、客先に難色を示された(そもそも空き人員が無かった)事で、上司の態度は変わった。
お前のアピールが足りない、この職務経歴書は何だ、整合性が無い、との事。
いや、そもそも人員配置無理なとこに宛がわれても誰も得しない、そう言いたいのを飲み込んだ。
この国は年だけ食った人間がいつまで経っても上にのさばり続けている。それらのご機嫌を取れた優秀な部下だけがのしあがれる。
「お前、うちの会社じゃなくても良いんじゃない?」
それが、数年勤めて数字出してる相手に言う言葉か。毎日毎日、テレワークが基本とされる中出社して体磨り減らしてる部下に投げ掛ける言葉か。
「もっと早く報告してくれれば俺にも何とか出来たかも知れないのに」
当初、「好き勝手やって良い、責任はこっちが取る」って言ったのは何処のどいつだよ。これも飲み込む。
どいつもこいつもクソばかりだ。
でもまあクソからしたら俺の方がクソなんだろうな。
転職活動をしていると、時折、胸の躍るようなスカウトメールが届くことがある。
先日、まさにそんな一通が自分の元に届いた。差出人は、誰もが知る日本を代表する巨大自動車メーカー、T社。
文面には、私の経歴に合わせた具体的なポジション名《XXXXソフト更新システムのアーキテクチャ構築》が記され、「ぜひ一度弊社のご紹介の機会を」「100年に一度と言われる大きな転換期」といった熱意ある言葉が並んでいた。
これは期待できるかもしれない。そう思い、指定された日程で「カジュアル面談」に臨んだ。
面談は、採用事務局と名乗る人事担当者によって行われた。そこで担当者は以下の言葉を口にした。
「選考はまず、書類選考から始めさせていただきますので、履歴書と職務経歴書、および弊社指定の自己紹介シートのご提出をお願いいたします」
一瞬、耳を疑った。レジュメを見た上で、わざわざ「ぜひお話を」とスカウトしてきたのはそちらではなかったか?カジュアル面談とは、そうした選考プロセスを合理化し、互いの理解を深める場ではないのか?
スカウトの文面から感じた「あなたに会いたい」という熱意はどこへやら。結局は他の一般応募者と全く同じスタートラインに立たされ、おまけに企業独自フォーマットの書類作成という手間まで課される。そのあまりに画一的で一方的なプロセスに、企業の「傲慢さ」を強く感じた。
スカウト文面には「少数精鋭でスピード感を持って」との記載があった。ならば、その実態を知りたい。エンジニアとして当然気になるであろう点を幾つか尋ねてみた。
技術の話も、キャリアの話も、働き方の話も、何一つ答えることができない。このカジュアル面談は、一体何のために設定されたのだろうか。
採用担当者は、ただの「門番」であり、候補者と現場のミスマッチを防ごうという気概は皆無らしかった。現場が本気で人材を欲しがっていても、入り口である人事の意識がこれでは、優秀な人材ほど愛想を尽かすだろう。
現場と採用部門の激しい温度差と、部門間の連携の悪さが垣間見えた。
同時期にスカウトを貰った某大手外資系コンサルティングファームの対応はT社と正反対と言って良いほど対照的だった。
「あなたのレジュメの〇〇とXXというご経験に大変魅力を感じ、スカウトさせて頂きました。今回ご応募いただけるのであれば、書類選考は免除とし、一次選考からご案内します。面接は計2回を予定しています」と。
候補者の経歴を読み込み、敬意を払い、時間を奪わないようプロセスを合理化する。どちらが本気で人材を「獲得」しに来ているか、言うまでもない。
今回のT社の対応は、単に「ハズレの担当者」だったという話ではない。これは、多くの日系大企業が抱える、根深い構造的な病の顕れだと感じた。
「どうしてもT社に入りたい者や、大企業にしがみつきたい安定志向の者」以外は、この選考プロセスで離脱してしまうだろう。
そして、そうした人材ばかりが集まった結果、変革のスピードは鈍化していく。まさに「日系企業の衰退の一端」を、採用の最前線で垣間見た気分だ。
今回は、選考の超初期段階でその企業のリアルな文化を体感できた、ある意味で有意義な「企業分析」だった。
LINEオープンチャット「はてなブックマーカー」の1週間分の要約を、さらにAIを使用し、試験的にまとめまています。
熱波と物価高に揺れる真夏の日本で、メンバーは食・健康・キャリアの三本柱を軸に、家族問題や社会制度の隙間まで深掘り。
日常の小さなDIYから世界経済の急落まで話題幅は最大級――それでも「おいしいもの」「推しガジェット」「推しアニメ」があれば、明日も乗り切れるという雑談力の底力が光った1週間だった。
https://anond.hatelabo.jp/20240722084249
この栄養士がなかなかのポンコツ具合で発注の数量ミスは当たり前、ミスを業者のせいにして自分は悪くないスタンス。それを注意されると泣く。
他にも何か注意されると泣く。すぐ泣く。
職場の若い女性と仲良くなろうとして話しかける。それも中身を見抜かれてか嫌われる。
職務経歴書は立派なことを書いてはいるが、実力が伴っていない。というより、書いていることが噓なんじゃないか?と思うレベルで出来ない。
食材を切らせても、すぐ自分の手を切る。フルーツを切るにも他の人は30~40分くらいでできる量を1時間以上かけて行うため、他の作業が進まない。
4月から自分が異動でまた配置が戻り、ポンコツ栄養士に教えてやってほしいと言われる。
上の人と話し合い業務について改善点を見つけアドバイスをするため業務日誌を付けてもらうも、「ミスしてしまった。ミスしないよう注意する。」のように精神論で片付けようとするため、そのミスの原因を突き止めようとしないから同じミスをする。
仕事の書類を持ち帰り家庭ごみで出して、ごみをカラスにつつかれ書類が散乱し町内会長から職場に連絡がくる。
上の人と自分と本人で謝罪しに行き、帰りの車内で本人は寝る。助手席で寝る。寝たでしょ?と聞いたところ、考え事をしてました。と明らかにうそをつく。
厨房職員からの信用・信頼もなく、空気が悪い日々が続いています。
一緒に働いている期間は3か月くらいですが、もう疲れました。
ただもうやめるようなので後は平穏無事に過ごして最終日を迎えるまでです。がんばれ。
新卒2年目で、システムインテグレータ勤務1年です。
システム開発をやりたくて、SEとしてのスキルを伸ばしたいという目標がありました。
会社の研修では、C#、HTMLなどを学び、6人班で1つのシステムを作成する開発実習をしました。
そこでは、私は「ユーザ一覧画面」を担当していましたが、エラーを起こしてしまいました。
その結果、班の人に怒られて、「あなたは開発やらなくていい」と言われました。
結局、開発は全くできず、発表用のパワーポイントを作る羽目になりました。
システム開発をやりたいと主張しても全くやらせてもらえませんでした。
仕事内容も、簡単なシステム改修や単体テストなどの単純作業や資料作成でした。
上司に質問をしてもうまく通じなかったり、「あなたが客先で仕事するのが心配」「あなたがコミュニケーションをとることで業務に支障が出る」「任せられる仕事が少ない」と評価されてしまいました・・。
「このままだとやばい!!」と思い、転職活動へ。エージェントに登録しました。
しかし、職務経歴書を見せると「あなたの職務経歴書だとどこも転職できない!」「勉強しないと転職できない!」と言われてしまいました。
──この文句に、何度騙されれば気が済むのだろうか。
今回また、そういう「キレイごと採用」に引っかかってしまった。
相手は、採用コンペ形式を掲げたハイヤールー経由でスカウトを送ってきた「ココペリ」という企業。
スキルテスト(ライブコーディング)は通過。企業側から「会いたい」と連絡が来た。
ところがその後に来たメッセージはこうだ:
「書類選考は免除ですが、職務経歴書と履歴書をください。面接で使います。」
……いや、
「書類選考しない」と言っておいて書類出させて面接の材料にするって、単なる言い換え詐欺やないかい。
「書類選考には使いません。あくまでカルチャーマッチやヒューマンスキルを面談で確認するための参考資料です。」
──は?
「カルチャーマッチの確認に使う」=「その人が会社に合いそうかを、経歴から判断する」ということでは?
「スキルテストはパスしてる」からと言って、スキルについて一言も触れず、ひたすら経歴と志望理由を聞く面談。
冷静に考えてほしい。
じゃあ何を見てるのか?
経歴が自分たちと似てるか
上司にとって都合が良さそうか
ちなみに、今回の採用プラットフォーム(ハイヤールー)の運営は、こちらの指摘にちゃんと耳を傾け、規約も変更してくれた。
履歴書の扱いについての説明も明確化され、CEO自らヒアリングに来た。
その点は称賛に値する。
が、それでも企業側の中身がこの有様ではどうしようもない。
結局、「スキル採用」というUIの背後には、昭和の感覚そのままのUXが残っていた。
看板だけを新しくして中身を取り替えない詐欺構造──それが今の採用業界のリアル。
■もう「スキル重視」とか言うな。恥を知れ
「いや、文化に合う人を選びたいんです」
→ お前らが不安なのは仕事ができる人間を扱う力がないからじゃ。
■最後に:それでも俺は進んだ
バカバカしいと思いつつ、今回は敢えて書類も提出し、面接も受けた。
結果は予想通り、不合格。
もちろん理由は説明されない。採用担当からのテンプレメール一本。
でも、俺はこれを記録として残す。
これは「能力不足」じゃない
これは「ミスマッチ」でもない
もし君が、「ちょっと変わってる」「筋が通ってるけど空気は読まない」タイプなら、
おそらく同じ目に遭う。
スキルで勝負したいと思っても、企業が見ているのは「お前が従うかどうか」だけだ。
だが、怒れ。
声を上げろ。
ブログに書け。
さっき職務経歴書を見つけた
というか保存先を思い出して、今アクセスしたらあった!
ようやく動き出せる
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今日は気分が乗らない、入社時の情熱や義理みたいなものが底をついてしまった
考えてみれば前の職場もいろいろヤバい事山ほどあったけども、その感情再来ってとこだな
思ったより早く来た笑、ので早いとこおさらばしよう
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だったらもう金と仕事に振り切って、人情は蚊帳の外にしないといけないフェーズだ
ドライな◯◯さんにならないとねぇ
ほんとさ、何なんだろうね、アホだよねもう
俺もアホなんだよ、いつも優しさを前面に出してきたけど、まあもういいや!
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そして何より驚いたのは、最近昇格した人が会社バンバン辞めてるの、あれら何??
なかなかのキーマンだったと思うけど
会社ヤバいって感じとったのか、もう追い掛けるものが無くなったのか、全てにおいて「無理」となったのか
ああ、ここまで書いたけど多分「無理」説かな、直感なんだけど当たってると思う、中途あるあるの話
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感情めんどいよね、面倒くさいから、自分は金さえあれば仕事は何だっていいんだよ
転職じゃ〜
家庭の事情もあり忙しすぎる仕事はもういいや、食っていくだけの蓄えもできたし、ってことでプチアーリーリタイアした。
しばらく旅行したり趣味を極めたりしていたのだけど、暇に耐えられなくなったのでなんか簡単な事務職に就こうと思ってハロワ中心に就活を始めた。
地方公務員の会計年度任用職員に絞って手当たり次第応募したのだが、ほとんどが書類選考で落とされ、たまに面接まで行ってもお祈り手紙が届くだけ。
連戦連敗で自己肯定感も低下しちょっと心も折れそうになり、ハロワの相談員に初めて相談してみた。
履歴書や職務経歴書を見せると、原因は過剰スペックですねと言われた。
そう難しいわけでもない業務を担当させ、たまにコピー取ってきてと頼んだりするのに、歳も高めで元職では成績抜群の事業部長とか立派な人は使いにくいんですよ。と。
履歴書も職務経歴書も簡素にして、海外勤務や業績を誇るような記述はもっと無難な感じにしてください。
そして面接ではこれまでの経歴とは関係のない仕事を一から初心に戻ってやりたいとアピールするように。
言われたように書類を直したらすぐに面接に呼ばれ、言われたように受け答えしたら2日後には内定が出た。
お役所特有の緩さや融通の効かなさも気にならないし、仕事一辺倒だった生活よりずっと心地よい。
給与は安いがもともとその優先順位は低いし、趣味に使うには十分だ。
追記:
相談員が過剰スペックなんていうわけないとか嘘松だとかのコメントあるので。
実際に過剰スペックと言われましたよ。
「50の能力を求めているところに90や100の人が応募しても採用されにくい。」
「50〜60くらいの人を求めているものですよ。」
「職務経歴書はよく書かれていますが、会計年度任用職員にこの内容は過剰スペックです。」
↑こんな感じだったと思う
以上
Permalink |記事への反応(23) | 14:27
あれから上司の音沙汰もなく、俺も周りも皆ずっと評価を待っている
どうなってるんだこの会社は 笑
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眠気飛ばしにそこら辺のベンチでぼーっとしてたら
ああ、そういえば燃えてるプロジェクトちょうど1年前にやってたなと思い出した
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理由はタダ一つで当時所属していた会社の人付き合いに疲れたから、それだけ
どの会社でも起こるかもよ?そんなに気軽に転職するもんじゃないのでは?と考える人は多い
ただよ、人生1度きりで、この人間関係を365日ある平日に付き合うとなると「心が持たない」と感じたから
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「起こらない」人々が集まっている会社に転職すれば、ここは万事解決、今居るところがそう
給料の伸びはイマイチで、やってる仕事も天井が見えたので、ダラダラやろうと思えばずっと居られる
ただねーもっと遊ぶ金が欲しいので、また良い条件のところに転職しようかな
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思ったら動け
考える前にまずは眼の前の職務経歴書を仕上げて
就職のことで悩みがある。今は夫の転勤先に付いていった元パート主婦という身分になる。
私の肩書は……特別区の臨時職員。だった。正規の公務員じゃなかった。この仕事に誇りを持っていた。
特に、私が7年間従事してきた「道路用地取得」という業務は誰にでもできる仕事じゃないと自負している。
そのスキルがあれば、転職ができると思っていた。それで、夫の転勤が決まったらすぐにハローワークに登録して活動を始めた。
それが全然うまくいかなかった……私が臨時職員だったから?それともスキルに価値がなかったから?はてなには、転職活動やキャリア形成に詳しい人がたくさんいると思う。もし読んでる人がいたら相談に乗ってほしいな。
私が担当していたのは、主に区道の拡幅や新規開通に必要な土地の取得だ。古くからの住宅地と再開発エリアが混在している地域だった。
地権者との交渉(の補助)、測量の立会、登記手続き、補償金の算定……。最初は右も左も分からなくて、悲しいくらい通用しなかったけど、がむしゃらに勉強した。
専門書を何冊も読んで、先輩職員に食らいついて実務を覚えた。残業ができない契約形態だったから、役所にある書籍を家に持ち帰って勉強した。
難しい用地交渉も多かったけど、粘り強く向き合った。私が主担当の案件というのはもちろんない。けど、私がいたチームが合意形成に漕ぎ着けた時の達成感は、何にも代えがたかった。
7年もやれば、一通りのことをこなせるようになった。正規職員でも、この業務を私ほど深く理解している人間は少なかった。正規職員さんは、2~3年で必ず別部署に異動になるから。
上司からのそんな言葉が、臨時職員という不安定な立場にある私の心の支えだった。任期は一年更新。
いつまでこの場所で働けるか分からないという不安はあったけど、必要とされている実感があったから頑張れた。
昨年に決まった夫の転勤だ。全国転勤のある職種だから覚悟はしてた。まさかこんなタイミングで。単身赴任という選択肢もあったけど、話し合った結果、私も一緒に引っ越すことになった。
子どもがいたし、次の転勤先ではマイホームを買う話も一緒にした。次を最後の土地にしたいって。夫の会社の慣習だと、次の転勤先が最後の可能性が高いって。引っ越し先は、関西にある都心の郊外だった。
新しい生活への期待もあったけど、一番の懸念は私の仕事だった。特別区の臨時職員というキャリアは、地方でどれだけ通用するのだろうか。
夫と一緒に新しい生活の準備を進める傍ら、就職活動を始めた。最初にまずは……ハローワークに登録して、簡単なキャリアカウンセリングを受けてから、PCの求職画面を眺めてみる。
この7年間で培った用地取得の経験を活かせる仕事はないかな。そう考えて探した結果、目に留まったのは「測量会社」や「司法書士事務所」の求人だった。
測量会社では、用地測量や境界確定といった業務で私の経験が活かせるかもしれない。
司法書士事務所では、不動産登記に関する知識が役立つはず。何より、これらの求人は時給が良いものが多かった。臨時職員で働いていた時の時給(約1,250円)よりも、大幅にアップする可能性があった。
これまでの頑張りが、きちんと収入に結びつくかもしれない。ありがちな表現だけど、期待に胸を膨らませて履歴書と職務経歴書を作って応募した。ひとまず5つ。
現実は厳しかった。5社すべて書類選考で落ちた。諦めずにハローワークにあるパソコン画面に向き合った。そして、さらに5社を見つけて応募した。
その時は……ひとつだけ面接に進んだけど、結果は不採用の通知。「経験は大変素晴らしいのですが……」と、面接官は歯切れが悪かった。
なんで。7年間も実務を積み重ねてきたのに、なぜ評価されないの。またさらに、5社見つけて応募した。この5社に応募した時、「私が見つけた測量登記の会社5つ――3選」という言葉が浮かんできた。計15社ということになる。バカじゃないの?自分でも情けなくなるほど、つまらない冗談だった。
ある測量会社の面接でのこと。私の職務経歴書をじっと見た面接官が、こう質問してきた。
「増田さんのご経歴、拝見しました。特別区で用地取得のご経験が豊富とのこと。素晴らしいですね。御餅の資格はありますか?」
「申し訳ありません。持っておりません」
「そうですか。やはり、実務経験も重要ですが、弊社のような専門職の現場では、土地家屋調査士や測量士といった資格が重視されます。増田さんは、公務の現場でもその……ご経験あると思うのですが、住民さんとか周りから見てハクが付くというか。あ、そうだ。測量士補だったら、御餅ですよね?」
私は「いいえ」と答えるしかなかった。面接官の言葉の続きを聞くのが怖かった。
私の7年間の努力は、資格という「形」がないだけで、そんなにも価値がないものなのだろうか。
そう、原因は資格だ。用地取得の仕事は、民間企業だと、不動産鑑定士や土地家屋調査士や測量士、あるいは司法書士といった資格を持つ人が中心になって動く。
私の立場は、あくまでその業務をサポートする、あるいは区役所側の担当者のひとりとして調整役を担うというものだった。実務経験は豊富でも、法的にその業務を行える資格は持っていない。
道路用地取得の登記業務だと、現場がすべて終わったものとして、まずは測量コンサルタント(道路用地の登記用図面を作る)が作った地籍測量図など一式をもらうと、測点その他登記に必要な事項の全確認をして、測量図の「作成者」のところに担当する正規職員の名前を入れて、不動産調査報告書を作って、登記申請書を作って……毎週一度、法務局に行く便に合わせて登記申請をする。
ところで、公務職場の正規職員でも専門資格を持っている人は……おそらく1%未満だ。じゃあ、役所の人がどうして測量登記の業務独占の例外になれるかというと……うちだったら、区長からの人事異動通知書がある。
そこには、税務・福祉その他の専門職の例に倣って、「用地取得・測量及び登記に関する~~業務を命ずる」とはっきり書いてある。だから、資格のない公務員でも食券職権を使って測量登記ができる。私はそれすら(人事異動通知書)を持ってなかった。あくまで補助だから。
私だって、資格を取りたかった。特に、司法書士の資格に興味があった。
でも、臨時職員として働きながらの資格取得は想像以上にハードルが高かった。試験勉強に充てる時間を確保するのは難しかったし、高額な予備校に通う経済的な余裕もなかった。
正規職員だったら資格取得のための支援制度があるけど、臨時職員にそういった制度はない。
わかってる。資格がないと、専門性を客観的に証明するのが難しい。それが社会の仕組みだと思うよ?
でも、ここまで長期間、泥臭く実務をこなして、地権者の想いに寄り添って、複雑な法律や手続きを学んできたこの経験は、一体何だったんだろう。
測量会社や司法書士事務所だけじゃなくて、他の一般企業の事務職も視野に入れてみたけど、いい結果は得られなかった。年齢かもしれないし、土地柄かもしれない。
でも、一番の要因は、あの面接官の言葉に集約されている気がする。私のこれまでのキャリアは「資格がない」という一点において、否定されてしまったんだ。
結局、ハローワークだけじゃなくて、ビズリーチも、ほかの転職サイトも、リクルートエージェントにも登録してみたけど、ダメだった。
今は、専業主婦をやっている。家事や育児はしやすいけど、心に何か穴が開いたような気がして。これまでの努力が無駄だったと言われたような、そんな絶望感が胸に広がってる。
私は、これからどうすればいいんだろう。7年間積み重ねてきた経験は、もう役に立たないんだろうか。
Permalink |記事への反応(49) | 10:16
煽るつもりはなくて一般論として聞いて欲しいんだけど、他の人も言ってるけど転職サービスのスカウトは「あなたにぜひ!」とかのレベルじゃ全然なくて、月何枚スカウト通知送れる分のノルマを職種経歴近そうな人に送付するだけの作業(サービスによってはそれすらも自動)なだけだと思った方がいい。一応職務経歴書とかに人事は目を通して送ってると思うけど、面接者や担当が変わったら目を通してないことなんでザラ。人事は「この人Java使えるからマッチしてる」と思ったけど担当に回って初めて「この人JavaScriptの職歴やん」みたいな勘違いとかもままある。この場合人事が悪いんだけど、まあ人事も人だからね。これを不誠実と感じるか、忙しいんやなと感じるか(実際忙しいんだと思う)はまあ人次第だけど、100社いたら99社そうだと思うので全てに内容証明送ってると身が持たないと思う。