はてなキーワード:統計とは
参政党が胃瘻やめろとか無茶苦茶な医療政策で煽ってるのでまずは端的に。(https://www.jcp.or.jp/akahata/aik25/2025-07-06/2025070602_04_0.html ただしソースは赤旗だが)
いいたいこと
詳しく解説しよう。
これは実は胃瘻に限らず、なのだが、保険医療というのは患者が希望すれば無制限にできるものではない。
保険が適用される条件というのは、それを実施する事で患者の病気がよくなったり、QOLが向上したりするものや、その可能性があるものに限られる。
だから、胃瘻はQOL向上に有効ではない場合は行われないのだ。そもそも医師から選択肢として提示されない。
もちろん、胃瘻をしたが1年で死んだから、胃瘻は無駄だった、とか結果論はありうるが、そこは色々な状況があるから簡単には判断できない。その場その場で最善を尽くしていくしかないのだ。そして、今でも医療の研究者は、その精度を上げるべく日々統計情報を集めているし、研究を行っている。
また、暴論として「胃瘻をしたが寝たきりから回復しない。あの時点で胃瘻を選択しなかったら栄養が取れずに死んでいたわけで、これは胃瘻による無駄な延命だ」というようなものがあるが、これは単に寝たきりは殺せと言うこことしか言って無いことが分かるだろうか。
治療を放棄すれば人間は簡単に死ぬのである。インフルを拗らせたら点滴をしないだけで人は死ぬ。治療を施せばその後もQOLを維持しつつ暮らせるのにやるなという理由は、俺が役立たずだと思う奴は殺せと言う意味しか無いのだ。
胃瘻はいちど胃瘻医したら外せないもの…と言う誤解は根強くある。これは半分は事実だが、半分は事実ではない。
高齢者などで、点滴などを選択せず、胃瘻にするほうがQOLがよくなる、と言うことで、看取りの医療として胃瘻が選択されることはもちろんある。しかしそれですら全てではない事はあまり知られていない。実はその割合は胃瘻導入の4割を超える。
病気により、長期間口から食事を取れなかった人は、嚥下能力が落ちていることからいきなり食事を戻す事ができなくなることはよくある。そこで、まずは胃瘻を作って胃腸を使い始め、胃瘻を使いながら、徐々に口から食べられるように嚥下トレーニングを進める、ということは当たり前にあるのだ。実はその割合は、ある統計では、胃瘻を作る人の4割を超えるのだ。
恐らく多くの人の感覚よりもずっと多いのではないだろうか?
また、嚥下トレーニングは発達がめざましく、嚥下トレーニング用の食事なども多く販売されるようになってきていて、快復率もあがっている。最終的には胃瘻廃止ということになるが、そこまで行くためのプロセスとして、胃瘻は有効な医療手段なのだ。決して一度作ったら外せないものでも、回復が見込めない場合だけに作るものでもないのだ。
最後に、胃瘻を「延命治療だ」と言うのがそもそも間違っている。
全身状態が悪く余命が1年以内から数ヶ月と言われるような終末医療の対象になるような人や、ほとんど会話が不能なほどの重度の認知症患者に対して、単に胃瘻を施しても延命効果がないことは、日本でも、世界でも何度も研究で示されている。これを曲解して「延命効果が無いのに胃瘻をつくるなんて無駄な延命治療だ」という事を言う人がいるが、これはそもそも胃瘻は延命治療扱いされていないので行われていない。主張からして的外れなのだ。
状態が悪い場合では、QOLが向上する見込みがなければ胃瘻はしない。QOLが向上する見込みがあるなら看取りの医療の一環として胃瘻はする。しかし、延命効果は統計的には無いことを承知の上で行うと言うことである。
これは、欧米で発表された「全身状態が悪い患者に胃瘻を施しても、延命効果は無い」という大規模な解析結果が曲解されたと言う事による。これは元々欧米で、だから胃瘻を作る場合は有効なときだけにしようね、と言う話だったはずだが、何故か北欧信仰と混ざって日本に来てしまい、日本の延命治療批判になってしまった。
ところが、それを受けて厚生労働省の研究チームが胃瘻の実態調査をしたところ、欧米とは状況が違うことが見えてきた。まず、日本の場合は欧米よりも早い段階で胃瘻の導入が決断される事が多いが、その分、胃瘻を中止できる割合もかなり高いという事が見えてきた。患者の予後に有効な場合に胃瘻を導入していたということである。胃瘻をすることが寝たきりの増加を引きおこしている、という批判は実態を反映していなかったのである。
また、同じように全身状態が悪い感化に対して、胃瘻をした場合としない場合の解析が行われようとしたが、そもそも延命だけをねらった胃瘻というものは、日本では当時からほぼ行われていなかったため、データが集まらないという状況も発覚した。
とはいえ、政治案件になっていたため、研究報告としては胃瘻の終了目標率というものが設定された。経口摂取に戻れるように嚥下トレーニングや誤嚥防止に力を入れようと言うことになり、これは現在に至るまで患者のQOL向上に資する形になっているので怪我の功名とも言えるかもしれない。
特に、胃瘻は無駄な延命で作る段階になると死ぬようなものだから、と頑なに拒否する人がいて、医療関係者が説得に苦労するというのはよくある話だそう。家族は承知していても、カリフォルニアから来た娘 ( ※慣用句 ウィキペ参照) がそう主張して大暴れみたいなことがおこるらしいので、せめて認識をアップデートしてほしい。
また、政党は、そうやってとっくに否定された古いイメージを今更煽るのはやめてほしい。
あと、費用面からいくと胃瘻は比較的リーズナブルに患者のOQLを向上させる事のできる医療なので、医療費の面からも批判する理由はあんまりないんだよ。胃瘻を拒否って療養型病床をずっと占有するよりは胃瘻を作って自宅で介護受ける方がコストも安いし本人も楽だし、いろいろなことができるし。
https://carview.yahoo.co.jp/news/detail/ec539aee5b7853ee6a7ea8df41dd8231123b0632/
記事は「減速報道は的外れ」と結論づけ、上記の数字を根拠に世界需要の拡大基調を強調している。
2025 年 1–5 月の構成比は BEV 64 %、PHEV 36 % であり、中国は NEVクレジット制度の後押しで BEV比率が 70 % を超える。一方、欧州では CO₂規制が BEV を押し上げつつ、法人減税がPHEV を温存し約 25 % が残存する。北米ではIRA 税控除の原産地要件がPHEV に相対優位を与え、BEV の伸びが鈍る。
日本は 2030 年CAFE 25.4km/L(WtW)をHV でクリアできるため、メーカーもユーザーも BEV を必須と感じにくい。充電口は 4 万口あるが BEV 9 台で 1 口を奪い合う計算になり、基礎充電の不安も拍車を掛ける。
このように BEV とPHEV の市場力学を切り分けることで、国・地域ごとに異なる「伸び」と「鈍り」の背景が明確になる。
主要メディアのニュース面は速報性と話題性を重んじるため、単月の在庫調整や補助金縮小といったネガティブ要素を見出しにしやすい。クリックを稼ぐ構造が背景にあり、「減速」という言葉は読者の関心を即座に引き寄せるからだ。一方、日本経済新聞の社説(例:2024 年 9 月 16 日付「逆風下のEVは長期的な視点の戦略を」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK139VU0T10C24A9000000/ ) は産業政策や技術ロードマップを論じる場であり、脱炭素シフトの不可逆性を前提に「長期ではEV 化が避けられない」と訴える。編集局(ニュース)と論説委員室(社説)は時間軸も読者層も異なるため、同じデータを扱っても論調が食い違うのは必然だ。
carview記事の数値は一次統計と整合し信頼できる。ただし BEV とPHEV を峻別しないままでは「世界は堅調、日本は減速」という単純な図式に陥りかねない。ニュースは短期の体温を映し、社説は長期の地殻変動を語る。
読者はこの温度差を意識し、両者を重ね合わせて立体的に状況を把握する必要がある。日本が BEV 普及で周回遅れを脱するには、政策で BEV を不可避にし、充電インフラの質と密度を欧州水準へ引き上げることこそが前提条件となる。
(1) 丸の中に無駄がないように四角がいくつ入るか
(2) 高い山の上では沸騰する水の温度が異なる
(3) 「みんなやっている!」は何人?
実例:
(1) はキャンプで、ワンポールテントに長方形のマットの大きさと個数を三角関数を使って計算する
(2) 山頂付近でカップラーメンやコーヒーがぬるくガッカリするがボイル・シャルルの法則で当たり前を認識する
(3) 「みんな」とは何か。確率統計より母集団の考えや平均(算術平均(相加平均)・幾何平均(相乗平均)・調和平均など)、中央値を理解し言葉を正しく理解する
まず、大前提として、勉強が社会に出て何の役に立つのか、と言う事については、自動的に何らかの利益をもたらすことはない、と言う立場を取っている。
日本の最高学府を出ようが、マサチューセッツ工科大学で首席を取ろうが、やってることがコンビニのレジ打ちなら何一つ役に立たないだろう。
こんなことは明治時代に福沢諭吉がとっくに言ってたことなんだが、こういう事が理解できないのかしたくないのか、なんなら勉強なんて社会で何の役にも立たないという一種のイデオロギーをひたすらに持ち続けたいだけなのかな問わない。
だが、彼らの言う事でも何かしらもっともなことはある。
例えば、受験を突破するためのテクニックばかり重視している、と言うものだ。
これはなるほど言い得て妙だと思う。確かにこれだとその科目が本質的に持っている面白さに触れられる子どもは減ることだろう。
円周率が3.05より大きいことを証明せよ、と言う有名な問題があるが、これが出たら倍角公式を使ってこうやって求めよ、と言うふうにもう出来上がっているわけだから、大して面白い問題ではなくなる。
そもそも大学入試で過去までできる必要が果たしてあるのか、と言うところは議論の価値がある。
アメリカの大学では日本人は1年目はぶっちぎりらしい。お前因数分解できるのか!?まじか、うおおおお!とかなるらしい。
けど、卒業する頃にはすっかり追い抜かれてしまうとか。要は大学を出るまでに出来上がってればそれていいのだ、高校までは大学で置いて行かれないくらいに物を知っておけばいいのだ、と言うことには同意する。
つぎに、日本の科目の多さというのも確かにある。なんであんなにたくさんの科目をやらなくてはならないのか、技術、家庭科、音楽などの相対的な価値の低さは何なのだ、こんなにやっても社会に出て役に立つ科目なんてせいぜい2つが3つだろ、と言うのは確かに同意する。
日常の何気ない会話を彩るのだろうか?その程度でやる価値はあるのか?たまに旅行で史跡をたずねたときに、あー、あの武将か、と思う程度なら別に良いんじゃないか、とも確かに思う。
ITに進むなら、英語、数学、統計がわかってりゃ良いじゃないか、なんで歴史や地理までやるんだ、と言うのはたしかになるほどごもっともだ。
確かに論理的な人は、勉強が社会に出て何の役にも立たないのではなく、その人が勉強を生かした進路に進んでないだけだと言うかもしれないが、言っていることはそこではない。
海外の大学を見ればわかるが、学部によって求められる科目は決まっているし、出た学部によって仕事も決まってくる、つまり、社会に出て役に立つことしかしていないと言ってもいいだろう。
つまり勉強なんか社会に出てなんの役にも立たないという人たちはこういったカリキュラムや受験生度を改革せよ、と言っているのだろう。
ということは彼らが学校にまとめていることはたぶんこういうことだろう。
義務教育のうちは、生活に必要な最低限必要不可欠なことだけすれば良い、もうちょっと言うならこれ知らなかったらほんとに生存できるかわからないレベルでやばいことをピックアップして教えろ。
例えば新聞を読んできちんと理解できること、勝手に情報を足したり引いたりして都合よく理解しないこと、陰謀論や非科学的なトンデモ論を信じないこと、と言ったことは必須だ求められる。
さてそこに必要なのはなんだろうか、と言うならば、幅広い科目ではなく、読み解く力であるとか、知的な謙虚さ、といったものになるだろう。
誰かが言っている根拠もあやふやながら自分にとって都合よく飾り立てられた事に対しても、本当かと一旦距離を取る事が必要だ。
社会に出て勉強なんかなんの役にもたたない、と言う意見は勉強をしたくない人、勉強をしなかった人、勉強は下が実らなかった人たちにとだて魅力的だが、勉強をしてしっかり結実した人たちには何を言ってるのかよくわからんことだし、勉強をした人が有利な世界にいる人たちからしたらなんであんなこと信じたんだろうと後悔するものでもある。
この意見を一歩引いたところから冷静に考えられるか、と言うのが義務教育の中で培われるべき感性なのだろう。
まぁ、これに一生騙される人が多ければ多いほど、支配階級はコントロールしやすい社会になる仮ありがたいことこの上ないので、少なくとも言えることは勉強なんか社会に出てもなんの役にも立たないという言葉は、危険極まりないのかもしれない。
当たり前だけどね
これを書いてるワイも非大卒
自分が東京の大卒コミュニティに引きこもって「日本は大卒だらけだーっ!税金の無駄使いだーっ!」と叫んでる間にも高卒はあくせく働いてるわけよ
南海トラフとかでもせいぜい日本がダメになるぐらいで人類滅亡にはほど遠い
過去の統計でも最大死亡者数は83万人(1556年:中国)なので人類滅亡の足下にも及ばない
これもダメ
富士山とか最弱火山だから無視するとしても鬼海カルデラとか爆発しても24時間以内には無理
イエローストーンには期待できるけど、確率がめちゃくちゃ低い(73万分の1)から話にならない
NHKのドリフ動画みたいな馬鹿デカい隕石はかなり期待できるんだけど
発見できてないレベルの隕石だと大規模な被害は出ても人類滅亡にはほど遠い
頑張って24時間以内にバカスカ核ミサイル撃ち合えば滅亡するかも
中性子星内部に生成されるストレンジ物質(ストレンジレット)が飛来してくれれば触れた物質を全てストレンジレットに転換して一瞬で滅亡する
地球そのものが100mぐらいの塊になるから人類どころか地球がなくなる
ただ、実際にはストレンジレットができてもすぐに崩壊するし、そもそもそんな宇宙現象起きてないから無理っぽい
ついこの間も超新星爆発起きてたので、そいつのガンマ線バーストが直撃したらかなりの被害が出る
ただ、絶滅にはやっぱりほど遠い
数年スケールで人類を壊滅に追い込むだろうけど24時間以内には無理
無理無理
AIをなんだと思ってる
[任意の属性2]によるみなさんへの抑圧は目に余るものがある!民主主義社会がこのような人々に負けるわけにはいかない!
このようなデータもあります!(それらしい機関発行の統計やレポートを自説に合うように加工して提示する)
もちろんすべての[任意の属性2]が悪いわけではない、しかしこのような統計的事実がある以上、[任意の属性1]のみなさんは被害者なのです!
実際の統計みたらやっぱり女の方が明確に少ないらしいよ
もしこの先を読もうとしてくれる人がいたら、配慮できず申し訳ない。
「一般論」のようなものを書くときが一番気を遣う。なぜなら、一般論は「それに当てはまらない人」すべてから、強い反発を受ける可能性を常にはらんでいるからである。
このような現象は、今日のネット空間においてはすでに常識の域に達している。特にSNSやコメント欄といった即時的な反応が促される場では、発言の一部だけが切り取られ、発信者の意図とは異なる文脈で拡散されることも少なくない。そうして「私は違う」「そんなのは偏見だ」といった反応が真っ先に表面化する。そこでは、「一部の人にとって事実であること」が、「すべての人に当てはまらないから間違っている」と見なされてしまう。こうした言説空間では、冷静な議論はしばしば感情の応酬へとすり替わり、対話の地平は閉ざされてしまう。
このような反応が広がる背景には、いくつかの社会的・技術的要因が複合的に存在している。第一に、現代社会においては、SNSを中心とした短文型のコミュニケーションが主流となったことで、複雑な文脈や前提条件を丁寧に伝えることが難しくなっている。限られた文字数の中では、言葉の含意や立場の違い、推論の過程などをすべて明示することは困難である。その結果、受け手側は自分の都合や経験に照らして、発言の意味を解釈するようになってしまう。
加えて、即座に反応しなければ「遅れている」と感じさせられる風潮も、言葉の受け取り方に浅薄さを加える一因となっている。深く考えるよりも、反射的に「いいね」や「怒り」を表明することのほうが求められる空気の中では、言葉の精密な意味や論理性は後回しにされがちである。
さらに言えば、現代における情報環境の変化によって、「共通の前提」が失われつつあることも無視できない。かつては学校教育やテレビといった、ある程度共有された価値観と情報源が存在していた。だが現在では、誰もが自分に合ったメディアだけを選び、異なる前提のもとで世界を理解するようになっている。結果として、同じ言葉でもその受け止め方に大きなズレが生まれ、誤解や摩擦の温床となっている。
また、「私は傷ついた」という表明が道徳的に優位に立つ場面が増えたことも、言葉のやりとりを過敏化させる要因の一つである。「被害者」として名乗りを上げることで、発言者を「加害者」として位置づける構図は、実際の言葉の意図とは関係なく、感情的な正当性を発揮することがある。とりわけSNSにおいては、こうした感情の発露が共感や賛同を集める手段としても機能しており、結果として冷静な言語理解が後退する傾向にある。
日本社会には、「揚げ足取り」を一種の娯楽として消費する文化も根強く存在している。文脈を無視して表現の一部を切り取り、そこに「失言」や「差別」を読み取る行為は、しばしば「バズ」として拡散される。その延長線上では、発言者は発言そのものを避けるようになり、「誤解されないこと」や「無難であること」が最優先されるようになる。
さらに、近年指摘されている若年層の「読解力」の低下も深刻である。国際学力調査などでは、日本の学生の「文脈把握力」や「推論能力」が低下傾向にあるという報告がなされており(2022年の調査では読解力に回復の傾向が見られるという結果はある)、それが「言葉の意図を正しく読み取る」という基本的なリテラシーの障害となっている。加えて、ポリティカル・コレクトネスへの過剰な配慮や、道徳的潔癖主義によって「誰も傷つかない言葉」ばかりが優遇される風潮も、発言の自由を静かに蝕んでいる。
このような空気の中で、「最近の若者は〜」という言い回しを使おうものなら、たとえ文脈が社会的傾向の分析であっても、「若者全体を一括りにしている」という批判が即座に返ってくる。「誰もがそうだと言っているわけではない」という前提が共有されないまま、「自分には当てはまらないから無効である」とする反応が横行している。
このことは、言葉の意味が「辞書的な定義」ではなく、「自分がどう感じたか」によって決定されつつあることを示している。すなわち、意味そのものよりも、「その言葉が自分の立場に合っているか」「不快感を覚えたか」が優先される。そして、こうした傾向が加速すると、発言者の意図とはかけ離れた解釈が生まれ、議論は感情の応酬へと変質する。
たとえ統計や事実に基づいた分析であっても、「私は違う」と感じた受け手によって攻撃対象になる。その結果、誰もが「叩かれないための言葉選び」をするようになり、言論空間はますます萎縮していく。
私たちは今、意味よりも「印象」が重視され、論理よりも「感情」が優先される言語空間の中に生きている。そこで言葉は、もはや伝達の道具というより、誤解や攻撃の引き金として機能しがちである。発信者と受信者のあいだに共通の前提が欠けたまま、断片的な言葉が拡散され、真意とは異なる文脈で消費される。そしてその結果として、言論は萎縮し、対話の可能性が奪われていく。
このような状況において必要なのは、「傷つけない言葉」でも「反論されない表現」でもない。むしろ必要なのは、「誤解される前提を踏まえたうえで、正しく伝える努力」であり、そして「相手の言葉の背後にある意図や文脈を受け取ろうとする想像力」である。
言葉の本質は、他者との理解を可能にする架け橋にある。だが、もしその架け橋を、各自が自分の立場からのみ眺め、相手の地形を見ようとしなければ、橋はつながらない。今求められているのは、自分の「正しさ」を証明するために言葉を使うことではなく、異なる価値観の中にある他者と、最低限の共通基盤を模索する態度である。
とはいえ、こうした現状を嘆くだけでは建設的とはいえない。発信者の側にも、「歪曲されにくい伝え方」への工夫が求められている。言葉は常に誤解のリスクを伴うからこそ、意図をできるだけ正確に伝えるための技術が必要とされる。
まず重要なのは、「全体」と「一部」とを明確に区別する姿勢である。たとえば「人は○○する」といった言い回しは一般化の度が過ぎる印象を与えがちであるが、「一部の人には○○する傾向が見られる」と述べることで、誤解の余地を大幅に減らすことができる。
また、「主観」と「事実」を明確に分ける工夫も有効である。「○○できる人は素晴らしい」と断定するのではなく、「私は○○できる人に尊敬の念を抱いている」と表現すれば、個人の価値観として多少受け取られやすくなる。
さらに、評価的な言葉を使う際には、その裏側を補足することが重要だ。「○○できることは魅力の一つだと思いますが、それがすべてではありません」といった言い回しを用いれば、他を否定しているという印象を与えずにすむ。
加えて、あらかじめ「例外の存在」を認めておくことも有効な手段である。「もちろん例外もありますが、全体的には〜」と一文を添えるだけで、多くの批判を未然に防ぐことが可能となる。
他にも、「構造的な話」と「個人の話」とを明確に切り分ける、「自分の立場や視点」を明示する、さらには「断定を避け、開かれた言い回しで結ぶ」といった工夫もまた、誤解されにくい文章表現の一助となるだろう。
もっとも、どれだけ言葉を尽くし、慎重に表現を選んだとしても、意図的に曲解したり、感情的に反応する人が存在するのもまた現実である。誤解を完全に防ぐことはできない以上、伝え手は「伝える努力」を重ねると同時に、すべての反応に過剰に萎縮しすぎない心構えも求められる。
結局のところ、言葉がもつ本来の力を活かすためには、「発信の技術」と「受信の姿勢」の双方が不可欠である。「誤解されるリスクをゼロにする言葉」など存在しないが、それを減らす工夫はできるし、誤解を恐れずに語るための勇気や責任感もまた、育てていくことができる。
そして何より、「自分がどう感じたか」ではなく、「相手が何を伝えたかったのか」を想像する力。これこそが、複雑で断片化した社会における対話の礎であり、今後ますます求められる現代的な知性の一つである。
言葉の自由とは、好き勝手に語ることではない。「伝えようとする意志」と「受け取ろうとする努力」が出会う場所にこそ、その自由は育まれる。だからこそ、私たちは互いに知性と誠意をもって、言葉に向き合っていく必要があるのだ。
2025年7月2日にXで公開された「各国BEVシェア(直近12か月)」に対し、日本ではなぜこんなにもBEVシェアが低いのか話題になっている。
https://x.com/leRaffl/status/1940453187733147847
-2024年上半期の乗用車販売におけるHEV比率は約62 %であり、電動化ニーズがBEVへ流れにくい状況をつくっている。
-政府は2035年新車100 %を「電動車」と定義し、HEVも含めるためメーカー・ユーザーとも切迫感が薄い。
-トヨタは全方位戦略を掲げ、ホンダはEV投資縮小とHEV強化を公言するなど、国内大手がBEV必須路線を取らない。
-国内量販BEVはリーフ、アリア、軽EV数車種に限られ、補助後でも同セグメントHEV比で高価。
5. 充電インフラの立ち遅れ
-公共充電口数は約4万口と少なく、充電器1口が背負う車両数・充電時間数ともに欧州主要国の倍。
- 戸建て比率が低い都市部では基礎充電を確保しづらく、月極駐車場の共有充電導入も進まない。
-LNG依存による電気料金高止まりと災害時停電経験が「充電不安」を増幅している。
マッチングアプリの台頭により、世の男性のスペックはすべて定量化され、外見からは判断できない要素でさえ(自己申告ではあるが)、すべて開示され、審査されてしまう。
男性たちは身長や年収、その他定量的要素による足切りを受け、配られた(フィルターを通過した)選択肢の中でパートナーを探す。
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さて、俗に「婚活女子」と呼ばれる人々は高望みと言われている。
それは、世間一般の「平均的」とされる男性のスペックを上回る要素を結婚できる「最低条件」としている(orとされている)からだ。
しかし、この「高望み」判定に対して定量的に切り込んでいる人は少ない。
果たして、現代の結婚適齢期男性のどこからが「高望み」なのか、定量的に測定したい。
注意:一番下に下ネタありです。苦手な方は控えてください。
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■偏差値について
偏差値とは、ある集団における位置を定量的に示したものである。
簡単に言えば、日本人男性の身長における偏差値50は171.5cmであり、これは、日本人男性が100人いる場合の50番目の身長にほぼ等しい。
ただし、これは遺伝的に要素の強い身長が正規分布で表現可能であるが故、中央値と平均値にほぼ乖離がないことから成り立つ理屈であって、
年収や資産等の指標においてはこの限りではないが、それは後で補足する。
■結論(編集:読んでいて長いので結論先に書く。最後にも書いています)
一般的に、東京都在住30代前半結婚適齢期男性で、すべてが偏差値60の男性(高望みの下限)をプロファイルすると以下のようになる。
年齢:30代前半
年収:749万円
★:15.4cm
■身長
以下は20~40代の男性の身長を偏差値40から70まであらわした表である(2019年:国民健康・栄養調査 )。
この表を見ると、婚活女性に忌避される身長「170cm」以下は偏差値47以下である。
一方、理想的な身長のベースラインとされている175cm以上の「175cm」は偏差値56である。
統計的に、正規分布における偏差値60以上(偏差値40以下)は明らかに平均から乖離した値とみなされるので、
ここでは身長177.3cm以上を「ハイスペック」」と定義する。
また、統計的に言えば身長175cm以上を求める婚活女子は「平均的な範囲」をベースラインとしていることから、
そこまで高望みではないことがうかがえる。
偏差値 | 身長 (cm) | 累積割合 (%) |
---- | ------- | -------- |
| 40.0 | 165.76 | 15.87% |--これ以下は「チー牛」?
40.5 | 166.05 | 17.11% |
41.0 | 166.34 | 18.41% |
41.5 | 166.63 | 19.77% |
42.0 | 166.92 | 21.19% |
42.5 | 167.21 | 22.66% |
43.0 | 167.50 | 24.20% |
43.5 | 167.79 | 25.78% |
44.0 | 168.08 | 27.42% |
44.5 | 168.37 | 29.11% |
45.0 | 168.66 | 30.85% |
45.5 | 168.95 | 32.63% |
46.0 | 169.24 | 34.46% |
46.5 | 169.53 | 36.32% |
47.0 | 169.82 | 38.22% |
47.5 | 170.11 | 40.14% |
48.0 | 170.40 | 42.08% |
48.5 | 170.69 | 44.04% |
49.0 | 170.98 | 46.02% |
49.5 | 171.27 | 48.00% |
50.0 | 171.53 | 50.00% |
50.5 | 171.82 | 52.00% |
51.0 | 172.11 | 53.98% |
51.5 | 172.40 | 55.96% |
52.0 | 172.69 | 57.92% |
52.5 | 172.98 | 59.86% |
53.0 | 173.27 | 61.78% |
53.5 | 173.56 | 63.68% |
54.0 | 173.85 | 65.54% |
54.5 | 174.14 | 67.37% |
55.0 | 174.43 | 69.15% |
55.5 | 174.72 | 70.89% |
| 56.0 |175.01 | 72.58% |--婚活女子の理想的な身長の下限
56.5 | 175.30 | 74.22% |
57.0 | 175.59 | 75.80% |
57.5 | 175.88 | 77.34% |
58.0 | 176.17 | 78.81% |
58.5 | 176.46 | 80.23% |
59.0 | 176.75 | 81.59% |
59.5 | 177.04 | 82.89% |
| 60.0 |177.33 | 84.13% |--日本人男性において高身長と定義できるボーダー
60.5 | 177.62 | 85.30% |
61.0 | 177.91 | 86.42% |
| 61.5 |178.20 | 87.46% |--攻守最強とされる178cmライン
62.0 | 178.49 | 88.45% |
62.5 | 178.78 | 89.38% |
63.0 | 179.07 | 90.24% |
63.5 | 179.36 | 91.03% |
64.0 | 179.65 | 91.76% |
64.5 | 179.94 | 92.43% |
| 65.0 | 180.23 | 93.01% |--みんな大好き180cm
65.5 | 180.52 | 93.54% |
66.0 | 180.81 | 93.99% |
66.5 | 181.10 | 94.38% |
67.0 | 181.39 | 94.80% |
67.5 | 181.68 | 95.21% |
68.0 | 181.97 | 95.60% |
68.5 | 182.26 | 95.97% |
69.0 | 182.55 | 96.30% |
69.5 | 182.84 | 96.61% |
70.0 | 183.13 | 96.89% |
■年収
現代婚活女子の基準では一般的に年収500万円(首都圏では600万円)がボーダーラインとされている男性の年収。
年収は身長とは異なり、正規分布で表現できない指標であるため、最上位から最下位までのランキングの中で偏差値を決める。
増田の読者の多くは首都圏在住者も多いことを加味し、東京都の男性平均初婚年齢である32歳を基準に、
の年収を以下に偏差値化する(令和5年;東京都労働局統計/厚生労働省賃金構造基本統計)。
この条件からわかるとおり、無職者や脱税している人、申告の必要ない所得は含まれない。
結論から言えば、東京都の30代前半の男性に限って言えば、多くの婚活女性が望む「年収600万円」は偏差値50である。
正規雇用の年間所得に限定しているとはいえ、身長の条件を考えると控えめであるといえる。
なお、統計的に明らかに平均より高い下限値は年収750万円となり、これは東証プライム上場企業社員(年齢縛りなし)の平均年約735.7万円(2023年度)に近似する。
偏差値 | 年収(万円) | 累積割合(%) |
:--: | :----: | :-----: |
40.0 | 460.8 | 15.87 |
40.5 | 468.0 | 17.11 |
41.0 | 475.2 | 18.41 |
41.5 | 482.4 | 19.77 |
42.0 | 489.6 | 21.19 |
42.5 | 496.8 | 22.66 |
| 43.0 | 504.0 |24.20 |--全国平均的に婚活女子が望むベースライン
43.5 | 511.2 | 25.78 |
44.0 | 518.4 | 27.42 |
44.5 | 525.6 | 29.11 |
45.0 | 532.8 | 30.85 |
45.5 | 540.0 | 32.63 |
46.0 | 547.2 | 34.46 |
46.5 | 554.4 | 36.32 |
47.0 | 561.6 | 38.22 |
47.5 | 568.8 | 40.14 |
48.0 | 576.0 | 42.08 |
48.5 | 583.2 | 44.04 |
49.0 | 590.4 | 46.02 |
49.5 | 597.6 | 48.00 |
| 50.0 | 604.8 | 50.00 |-首都圏の婚活女子が望むベースライン &東京都30代前半男性の平均年収
50.5 | 612.0 | 52.00 |
51.0 | 619.2 | 53.98 |
51.5 | 626.4 | 55.96 |
52.0 | 633.6 | 57.92 |
52.5 | 640.8 | 59.86 |
53.0 | 648.0 | 61.78 |
53.5 | 655.2 | 63.68 |
54.0 | 662.4 | 65.54 |
54.5 | 669.6 | 67.37 |
55.0 | 676.8 | 69.15 |
55.5 | 684.0 | 70.89 |
| 56.0 | 691.2 | 72.58 |--偏差値的には身長175cm以上とほぼ同じ
56.5 | 698.4 | 74.22 |
57.0 | 705.6 | 75.80 |
57.5 | 712.8 | 77.34 |
58.0 | 720.0 | 78.81 |
58.5 | 727.2 | 80.23 |
59.0 | 734.4 | 81.59 |
59.5 | 741.6 | 82.89 |
| 60.0 | 748.8 | 84.13 |--東京都在住の30代前半男性において高年収と定義できるボーダー
60.5 | 756.0 | 85.30 |
61.0 | 763.2 | 86.42 |
61.5 | 770.4 | 87.46 |
62.0 | 777.6 | 88.45 |
62.5 | 784.8 | 89.38 |
63.0 | 792.0 | 90.24 |
63.5 | 799.2 | 91.03 |
| 64.0 | 806.4 | 91.76 |--日本人「給与所得者」の上位10%以内
64.5 | 813.6 | 92.43 |
65.0 | 820.8 | 93.01 |
65.5 | 828.0 | 93.54 |
66.0 | 835.2 | 93.99 |
66.5 | 842.4 | 94.38 |
67.0 | 849.6 | 94.80 |
67.5 | 856.8 | 95.21 |
68.0 | 864.0 | 95.60 |
68.5 | 871.2 | 95.97 |
69.0 | 878.4 | 96.30 |
69.5 | 885.6 | 96.61 |
| 70.0 | 892.8 | 96.89 |--上位1%
■学歴
個人的には定量化する価値のない指標である気がするが、https://odonashi.hatenablog.com/entry/2017/08/14/164559 に詳しい。
結論から言えば、高卒者以下を含めたとき、March学部卒以上の学歴は同年代の上位12%程度とのこと。
■Appendix(下ネタ注意)
以下は男性なら多くの人が気にする男性器のサイズを偏差値化してみた。
興奮時の平均サイズコンドームで有名なオカモト社の何十万人にも及ぶ優位統計結果である13.56cmを参考に13.6cmとし、
偏差値 | 値(X) | 累積割合(%) |
---- | ----- | ------- |
| 40.0 |11.70 | 15.87 |--ここから下は明らかに「粗末」とされるライン
40.5 | 11.80 | 17.11 |
41.0 | 11.89 | 18.41 |
41.5 | 11.98 | 19.77 |
42.0 | 12.07 | 21.19 |
42.5 | 12.17 | 22.66 |
43.0 | 12.26 | 24.20 |
43.5 | 12.35 | 25.78 |
44.0 | 12.44 | 27.42 |
44.5 | 12.54 | 29.11 |
45.0 | 12.63 | 30.85 |
45.5 | 12.72 | 32.63 |
46.0 | 12.81 | 34.46 |
46.5 | 12.91 | 36.32 |
47.0 | 13.00 | 38.22 |
47.5 | 13.09 | 40.14 |
48.0 | 13.18 | 42.08 |
48.5 | 13.28 | 44.04 |
49.0 | 13.37 | 46.02 |
49.5 | 13.46 | 48.00 |
| 50.0 | 13.60 | 50.00 |--日本人男性の100人中50番目
50.5 | 13.69 | 52.00 |
51.0 | 13.78 | 53.98 |
51.5 | 13.87 | 55.96 |
52.0 | 13.97 | 57.92 |
52.5 | 14.06 | 59.86 |
53.0 | 14.15 | 61.78 |
53.5 | 14.24 | 63.68 |
54.0 | 14.34 | 65.54 |
54.5 | 14.43 | 67.37 |
55.0 | 14.52 | 69.15 |
55.5 | 14.61 | 70.89 |
| 56.0 | 14.71 | 72.58 |--身長175cmに対応するライン
56.5 | 14.80 | 74.22 |
57.0 | 14.89 | 75.80 |
57.5 | 14.98 | 77.34 |
58.0 | 15.08 | 78.81 |
58.5 | 15.17 | 80.23 |
59.0 | 15.26 | 81.59 |
59.5 | 15.35 | 82.89 |
| 60.0 | 15.44 | 84.13 |--平均より明らかに大きいとされる下限サイズ・東京都の30代前返男性における年収750万円
60.5 | 15.54 | 85.30 |
61.0 | 15.63 | 86.42 |
| 61.5 | 15.72 | 87.46 |--身長178cmに対応するライン
62.0 | 15.81 | 88.45 |
62.5 | 15.91 | 89.38 |
63.0 | 16.00 | 90.24 |
| 63.5 | 16.09 | 91.03 |--Fカップ以上の女性の割合(上位8%強)
64.0 | 16.18 | 91.76 |
64.5 | 16.28 | 92.43 |
| 65.0 | 16.37 | 93.01 |--身長180cmに対応するライン
65.5 | 16.46 | 93.54 |
66.0 | 16.55 | 93.99 |
66.5 | 16.65 | 94.38 |
67.0 | 16.74 | 94.80 |
67.5 | 16.83 | 95.21 |
68.0 | 16.92 | 95.60 |
68.5 | 17.02 | 95.97 |
69.0 | 17.11 | 96.30 |
69.5 | 17.20 | 96.61 |
| 70.0 |17.29 | 96.89 |--上位1%くらい
■まとめ
いかがだっただろうか。
もうここまで書いて面倒になってしまったのだが、
東京都在住30代前半結婚適齢期男性で、すべてが偏差値60の男性をプロファイルすると以下のようになる。
年齢:30代前半
年収:749万円
★:15.4cm
国民民主党が若者減税を持ち出したとき、「現役世代を見ていない」という批判が相次いだ。
20代はバリバリの現役だろうに、なぜ「現役世代を見ていない」という批判が出るのか。
これまで、どうしようもない時代の巡り合わせにより苦難を強いられてきたこの世代。
高齢者の方を見ている党ばかりの中、”現役世代”を向く党が現れたと思ったら、裏切られた。
実のところ、氷河期世代と、その下の世代(現在の20~30代)は、政治的に利害が対立している。
したがって、現役世代とひとくちに言っても、それは一枚岩ではないのである。
現在、現役世代と高齢者世代の利害が対立している主要な問題に社会保障があるが、要因の一つして年代間の人口比率の影響は避けては通れない。
日本の人口ピラミッドを見ると分かるが、氷河期世代は人口が多い一方、その下の世代は一気に少なくなり、まさに「人口の崖」がある。
また、数々の統計が示すように、氷河期世代は経済的に好ましい状況ではない。
つまり、社会保障の問題は、氷河期世代が高齢者になったときにより一層厳しくなることが見込まれるのである。
むやみに世代間対立を煽っても仕方ないという批判は重々承知だが、人口ピラミッドという確定した未来により、新・現役世代と氷河期世代の対立構造は確実に生まれるのである。
冒頭に挙げた国民民主党について言及するならば、現在の支持層を考慮した場合、「20~30代」の方を向く可能性が高いだろう。
そして、その新・現役世代の圧力もあり、社会保障費の増大とともに「切り下げ」の機運が高まるだろう。
しかし、現在の政治力学や、社会保障議論の趨勢を見る限り、それはすぐには達成されない。
もっと長期的に事は進み、おそらく氷河期世代が高齢者になるときに劇的な社会保障の削減が達成されるだろう。
ホロライブ関係の爆破予告は示談で終わったみたいだけど、他にもやってんのか、そいつが他の事務所に仕掛けてるのか
両手じゃきかないぞたぶん
「十で神童、十五で才子、二十歳過ぎればただの人」というように、一見すごく賢いようにみえても、他の子と比べて成長が早かっただけの場合が多い。
実際のところ、それを見分けるすべはない。
しかし、現実日本の社会での運用は、ある一定の年齢で高校受験、大学受験と偏差値で切り分けていく。
早熟な子ほど、いい高校、いい大学への切符を手に入れ、発達が遅い子が中卒や高卒で就職させられているように思う。
知的障碍児なんかは発達が遅く、年齢の7掛けや5掛けくらいのスピードで学校の勉強が進んでいく。
小6で掛け算をどうにかというスピードで、中学を卒業すると、社会性も知識も不十分なまま、放り出される。
対価をもらうのに十分な能力が開発されないままに社会に出されても、作業所で仕事を与えるほうも負担だ。
障害児の例は極端だが、せっかく指導要領があるのに、理解しないまま進級させるというのはどうしたものだろうか。
そこらを放置したまま、指導要領を議論して何の意味があるのだろうか?
と議論をしたところで、理系に進んだ高校生の多くは社会科を捨てるのだ。
と議論をしたところで、文系に進んだ高校生の多くは数学を捨てるのだ。
それは、リソース配分のためで、なんのためかといえば受験のためで、同じ年齢で成績を競い合うからだ。
二次関数を理解できるまで高校2年生になれない、微分積分ができるまで高校三年生になれない、そうするべきだろう?
だって、義務教育って、最低限知っておいたほうがいい知識なんだろう?
最低限の知識をマスターせずに社会に出すなんて、仮免通らないまま公道を走らせるようなもんだろう?
https://anond.hatelabo.jp/20250630114221 https://anond.hatelabo.jp/20250626125317 https://anond.hatelabo.jp/20250627100609 https://anond.hatelabo.jp/20250628122821
AI技術を批判する記事がバズりまくってるが、それに対して凄い数の批判がいってる、だけど肝心の批判は個人攻撃めいていて、どれも技術的な部分はふわふわした物言いなので
どれだけ技術的にまったく使い物にならないかを、技術面から3つ理由を上げようと思う、これを見れば、確かにAIってそんなもんじゃないな、って正しい理解が進むと思う、と同時に、
ネットでAIを擁護したり喧伝してる人間で誰一人、エンジニアを自称したりしてる奴らでさえAIを理解してる人間がゼロっていうのがわかると思う
ちなみに、IT技術を全然知らない増田向けに技術的な部分は補足説明を入れているので、ちょっと長くなってるかもしれない
LLMがわかっていない!と喚いてる当人たちも上で言った通り、LLMっていうのが理解できてないの丸わかりなので、ここでまずLLM「大規模言語モデル」とは何かを簡単に説明しよう
生成AI(特にChatGPTのような大規模言語モデル、LLM)というのは「文脈に最もふさわしい次の単語を予測する」」という統計的タスクを行っている、これがLLMだ
「飲みます」→90%の確率 「買いました」→7% 「投げました」→0.5%
この過程には、意味理解や感情、意図、文脈の内的把握は一切関わっていない、これが致命的な欠陥の1つ
プログラミングを自動でまるで仮面ライダー01の01ドライバーの様にベルトの作成までやってくれているように喧伝してる奴らが多い
が、これを本気で信じ込んでプログラミング言語を書かせた奴がいたら、ほぼ間違いなくクビになる
わかりやすく上で例えた通り、LLMは、インターネット上に存在する膨大なコード断片・技術記事・GitHubリポジトリ・StackOverflowの投稿などを学習している。
そのため【よく使われる文法構造】や【特定の言語における関数の使い方】や【ライブラリの典型的な使い方】などを【意味を全く理解できず模倣している】だけって事
【動かないコードをアホほど入れる(変数が未定義、型が合っていない、ライブラリに存在しない関数を呼んでいるとかいう小学生のプログラミングスクールでもありえないミス】
【. 「それっぽいけど間違っている」コードを大量に入れ込む(SQLインジェクション、XSSなどセキュリティ上危険な実装を入れまくる、パフォーマンスが極端に悪い実装、バグを含んでいるロジック(特にif文の条件分岐ではほぼ100%発生する)】
【実行環境に依存した誤り(存在しないAPIやライブラリを使う、ほぼ9割の確率で…あと特定のPythonバージョンやNode.js環境でしか動かないコードを汎用的に提示、つまり動きようがない)
専門的な意見となったのでわかりづらいので、もっとわかりやすく言うと「小学校のプログラミングスクール入りたて1週間の子供が書いためっちゃくちゃなプログラミングにすらなってないコードを、製品利用するからレビューして出してこい」と言われてるに等しい、つまり、最初から自分で書いた方が早い2度手間になる
これが、プログラミングの革命だ!とか喚いてる奴らが隠すAIの実態である。
import jwt
token = jwt.encode({'user_id': 123}, 'secret', algorithm='HS256')
一見正しく見えるだろうから解説すると、実際には 【jwt という名前のライブラリ】が複数存在し(PyJWT,python-jwtとか)importの仕方によってエラーが出たり挙動が変わったりする。普通なら絶対間違えない様な挙動をAIは構造上全く判断できない、これは上で上げた根本的な問題なので恐らく絶対に解決できない。
ハルシネーションがどういうものであるのか、AI批判でバズった記事などで言及されている通り、デマやデタラメを出力してしまう、あれは本当にわかりやすいAIの致命的欠陥を検証してるので、あえて説明はここではしない。
しかもその増田の元記事では「文章データのテキストまで読み込ませれば間違いがなくなるのでは?」といってたが、これも絶対になくならない、というより、もっとひどくなる。
批判をしている増田やXでの意見は単なる個人攻撃の誹謗中傷のみで、技術的に改善可能なプロセスさえ示せていない、例えば現在研究者の間では以下の様な解決案は研究されているが、どれも全く問題外とされている
これは、AIが「知っている風」に語る代わりに、外部の信頼できるデータベースや検索エンジンから情報を引っ張ってくる方式、バズった元記事の増田がやっていた「自分で図書館言って本の内容読んで誤りであることを確認する」これを検索エンジン使ってAIにさらにやらせる、という機能だ
また【メタモデル】すなわち、AIが自分の出力を裏でさらに別のAIが別プロセスでチェックして間違いをただす、という方式も研究されてる。
これは致命的な欠点が2つある、まず「検索で引っ張ってくる知識そのものが間違いだった場合、さらに間違いの結果を出し続ける」ということ。
元記事の増田はMP5というマシンガンの有効射程について突っ込んでいたと思うが、これが典型的なRAG、メタモデルの致命的欠点、元増田は「実際に自分の手で銃を取り扱ったりしたことがある確かな経験で言ってる」が、書籍などの工業スペックや仕様書の定義でしかネット上では流布してない、だからそもそも答えというものにAIがたどり着けない。
2つ目は「文脈や倫理・常識・道徳が根本的に読めないので、解決策が乱暴すぎるもの」になる。
上で上げた鉄砲以外では、例えば医学などでこれをやってしまうと取り返しのつかないことになる。例えば医者の投薬治療や治療はガイドラインに従ってるというが、優れた医者は論文を読み込んで原理は不明だがエビデンスはあるので、漢方薬を出したりするというお医者さんがよくいるだろう。あれは実際に患者を診て、西洋医学的には全く問題ないが、心理的な面も絡んで心身症になっているから、論文などで勉強して「暗黙知、経験知」として処方してるし、その量も患者を診た医者の経験で精度を上げている。
そして医療分野では、「冷え性の軽いむくみ」に対して「サムスカ(トルバプタン)」という劇薬指定の危険な利尿薬をAIが提示した事例すらある。これを「笑い話」で済ませることはできない。
例えるなら判断が「脳外科医竹田君」並になる、投薬治療で3か月で治る程度の病気を、病根から外科手術で切除しましょう、なんて提案になる。最新のAIなのに80年前みたいな医学知識と判断になってしまうのだ(胃潰瘍ってだけで胃袋は全摘、ついでに脾臓と盲腸もいらねーからとっとこ、みたいな手術が昭和の昔、本当にガイドライン治療だった、「K2」などで言及されている)
学習できるベースがどうしても偏る以上、情報の統合に限界がある、さらに間違いが間違いをよび、さらに変な間違いを起こしたりありえない架空のことをいったりする、これがハルシネーションというメビウスの輪である
Neuro-symbolicAIという次世代のさらに文脈も読み取れるアーキテクチャAIを研究しているが、全く実用化されていない、核融合や量子コンピューターみたいな雲をつかむ話なので、AIがこの問題を解決することは恐らく今後数百年はありえない、という結論が出ている。
元増田の記事で批判もあったが、恐らくAIで一番致命的な問題はこれ
基本的にAIは英語ソース、つまりリングワ・フランカで圧倒的にテキスト量の多い(約95%)英語、日本語含めそれ以外の全世界言語が5パーセントという偏った学習になっている
そのため、倫理・道徳・常識・規範などがすべて西洋基準になってしまう、という問題がある。(元増田はこれを「脱獄の基準の倫理は誰が決めるのか?」と根本的な問題に気が付いていて批判していたようだ)
ちなみに、バズってた例の記事に「AIに書かせたんだろ」という批判も大量にあるしよくみかけるが、この場合においてのみ言うなら、これは③の問題からまずありえないということがわかる、以下が根拠だ
元増田は「俺達の麻生とかいって秋葉原で踊ってた…」とか「レムちゃん、エミリアたん、ヘスティアちゃん、ウマ娘たん、刀剣乱舞くん、ライカン様…」といった批判を繰り返し書いていた
これに激怒できる人間は、2005~2010年にオタク界隈や秋葉原にすでにかかわっていて、実際に渦中にいたか同じ属性の人間でしか、罵倒されていると文脈的に理解できないのである。つまり、大量の英語文化圏情報を食ってるAIではなんでそれが罵声や侮蔑なのか理解できないので、書きようがない表現の数々、であるということである。
AIからすれば「ライカン様?ウマ娘?なんじゃそりゃ」なのである、もっと言えば、その直後にコンテクストとして「アホ、ボケ、弱者男性、豚丼、性器や自慰で虚しく…」といった言葉があるから、なんならAIはウマ娘やライカンをキャラクターでなく侮蔑単語として理解してしまう、これは実際、元増田の記事の一文をAIに食わせて質問したらガチでそうなるので、ぜひお手元で試してもらいたい。
「プログラマーのイメージを描いて」と依頼すると、男性の画像ばかりが出るされる
「看護師」→女性、「エンジニア」→男性という職業的性差が自動的に反映される
「アフリカの文化」→貧困・紛争・サバンナなど、植民地主義的視点が強く反映される(実際は南アなどはすげえ都会である)
これに前述のハルシネーション問題として現れれば、人間と同じような差別や偏見を「ガチの真実」として学習してしまう、人間の場合、8割くらいは本当はおかしいこととメタ批判が心理的にできるとされているが、AIにはその構造が根本的に存在しない。
元増田の記事のコメント欄やXなどで元増田のAI批判を批判しつつ、「金持ちの上級白人専用のハイエンドAIがあるに違いないんだ」といっている意見が少なくない数がある。
冷静に考えれば、そんなめんどうくせえもん誰が作るんだ、と普通に考えればわかるのだが、この③の問題、すなわち95%の学習データが英語ソースなので、結果的に西洋文明ベースの文化圏の人間向けにカスタマイズされているので、アジア圏やその他文化圏では利用に不利でそう感じてしまう素地ができている、という錯覚に由来している
例えば、パレスチナ問題などがそうだ、ガザ地区でほぼ国際条約や人道違反の残虐行為を国が行っているわけで、他文化圏や歴史的文脈から見ればどっちかって言えばパレスチナ人こそ被害者なのだが、イスラエルから見ればそれは正義であり正当な攻撃なわけで、後者の方がAIは正しいと判断した結論を下す様になる、といった問題である
あの記事の元増田は「テロ組織のヤバイマニュアルまで学習してpdfで元データを提示してきた」と言っていた。実際AIに調べさせて持ってこさせてみると、出所はアメリカの法務執行機関が研究用にネットで公開したものであった。
日本人や日本の警察の対応レベルで「ヤバイ」ものでも、海外の軍隊みたいな装備の警察で見れば大したことがないから、公開させてもいい=倫理違反には当たらない、という文化規範の意識の違いを、あの元増田自身が証明してしまっている、あの記事は、AIの治しようがない根本的な技術的欠陥をほとんど言及しているといっていい
元増田が口汚く罵っている内容の様に、「AIは0を1にできないから格差が広がるだけ」という根本的な哲学を投げつけている
それを受けて批判してる意見の中には「(自分が1を持ってる側と何故か根拠もなく信じ込んでて)100にできるから(なら)便利」とか「そのAI今から勉強したりしてる俺たちは先行者利益で強者になれる」と信じて疑わない意見が多かった
③問題の通り、そもそも非キリスト教圏かつ非英語圏の国家で生まれて育った民族、というだけで、我々は等しく「0」側の人間であり、結局競争になると勝てない、ということに全く気が付いていないのである。ここにAI信者の宿痾といえる病理がある
かつて日本人は黒船を見て5年そこらで蒸気機関を模倣した、火縄銃を一丁買えば10年でオスマン帝国の次に鉄砲を使うようになった、それは当時の日本人の基礎工学技術が導入可能なほど優れており、かつそれに対して現代では考えられないほぼバクチといっていい投資を行った結果であって、その結果を見て自分たちはAIを使いこなせて強くなれるなんていうのは、物凄い妄想である。つまり、AIは少なくとも「非英語圏」の人間にとっては、ブレイクスルーは絶対に起こりえない、ということである。
Permalink |記事への反応(17) | 08:43
BBC日本語記事の現場インタビューで「ガソリン車は高すぎる、貧乏だからEVに乗る」という声が紹介されていた。
https://www.bbc.com/japanese/articles/c0epwe959w4o
中国では昨年、販売された新車の約半数がEVだ。私は広州でBYDドルフィンを日常の足にする利用者であり、EVは家計を守るための選択肢になっている。本稿では、はてなで目立つアンチEV論への反論を、中国生活者の視点で示す。
アンチEVの懸念の多くは数年前の前提か、現状を見誤った誤解に過ぎない。中国ではEVは「環境に良い高級ガジェット」ではなく「節約と利便を両立させる移動手段」である。数字と実体験で語る限り、EVを選ばない理由はほとんど存在しない。