
はてなキーワード:素振りとは
ハードな仕事でよく同じチームになる同僚、仕事中は意見を言い合うことも多く同志みたいな関係性なのに、飲みに行くとコミュ力の高さゆえか全然態度が変わるので、これは沼だなと危険を察知した。
普段は私に全然興味がある素振りも見せないのに、延々と質問したり、元カレの好きだった仕草をふざけてやり続けて、髪型を変えたら褒めて、仕事のスタンスが自分と似ている部分が多いから考えてることはわかるとか、ちょっとドキッとするようなことを言わないで欲しい。
そんなに話すなら、仕事の場でもう少し柔らかくなってよ。詰める時の顔、そんなに怖い顔しなくていいだろうがよう。
あと帰りのラーメンで食べきれなかった時に、足りないからと食べかけを食べるのもやめて欲しい。
お酒が入ると、ふざけてずっと見るのもやめて欲しい。
ラーメン屋出て、タクシー拾う大通りまで駆け足で走ってやったわ。
でもそれを笑いながら追いかけるのもやめて欲しい。
私ちょろい。ちょろすぎる。
好きでもないのにやめて欲しい。
お前は彼女がいるだろうが!
偽ドラって認める素振りすると別の奴から偽証だとかなんだ言われた前例もあるから俺の口から何を言うべきか難しい局面よな
dorawiiより
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知り合いの高齢出産オバハンが凄まじい。
「私は産後で体がボロボロだから!」を武器にフルタイムで働く旦那が帰宅した後は沐浴、ミルク、夜泣きの対応など育児の大半をやらせていた。
そんなことをしていた旦那は鬱になってしまい会社に行けなくなってしまった。
そこからも特に反省した素振りを見せる訳でもなく、鬱が治り出社し始めた旦那が帰宅した後は子どもの風呂、寝かしつけを全てやらせて自分は楽しくソシャゲをしている。
お盆に義実家に泊まることになった時も、駄々をこねて旦那に子供二人無理矢理押し付け帰省させ、自分は家に一人で悠々自適に過ごしていたり。
旦那が熱を出して休めば「育児をするとアドレナリンが出て熱が下がるから保育園のお迎えに行け」とお迎えに行かせたり。
本人は自分が毎日どれだけ頑張っているか10個下の私に定期的に愚痴を言ってくるが最近はイライラしてしまって聞くのが辛くなってきた。
ブロックしようかなあ。
浅薄な知識人ほどカッコづけ公開オナニーしたがるの心底気色悪いんだよ!!!!!自分の身の回りと特定の下心からなる好奇心でしか動かない最底辺のゴミだと思ってる、唾棄すべき。本好きを装って知的好奇心があるような素振りをするな。
増田みたいな「「「「中身すっからかんな高尚様」」」」が本の売り上げを低迷させるんだよまじで黙って身内にだけアピールしてくたばってろ氏ね時代遅れのオタクですらそんなアピールはネタでもしねーよ
どうせ好きな本のレビューすらしないだろ。考察すらしないだろ。どうせこの登場人物尊い〜〜〜〜♡♡♡♡♡で終わるきしょ女だろ。あっさ!!!!!!浅はか!!!!!!!クソゴミ!!!!!本を自分のアクセサリーにしてるキモ増田。そのくせにマンガや木内なんとかみたいなホラーしか買っていなさそうな安上がりな人間。名著は絶対読まない。積読しない。好奇心のために難しい本を読むという忍耐などない、本当は知的好奇心なんてないから。古本を毛嫌う。
でもお前のオナニーに適したものしか集めないから。あーきっつい。心底嫌い。はっきり言えば別にそれでもいいんだよ。それでいいのに下手に高尚と自己顕示拗らせて、大事にしない奴の神経分からないとか抜かす。氏ね。お前なんのために読書してきてんだよ、ろくな読書体験してきてないんだろうけど。お前の価値観の蓄積ってただで罵倒できる程度のゴミ。
3人兄姉。
8歳上の姉と6歳上の兄がいる。
自分(28)には妻と二人の子供がいる。兄弟の中で最初に結婚したのも自分だった。
なぜ自分が早く結婚したかというと、早く親に孫を見せたかったからだ。
親はもう70代。自分が大学生のころ、実家に集まると「高齢の両親+大人になった姉兄+まだ学生の自分」という構成で、家族が増える気配がなく、このまま縮小していくような感覚に違和感を覚えていた。
両親はしっかりしていて老後も安心、姉は外資系でキャリア志向、兄は獣医、自分は旧帝大の学生と、世間からは「安定した家庭」に見えるかもしれない。
でも、集まったときの会話はどこか物足りなく感じた。親は良い人たちなので頑張って話題についてこようとするが、どうしても世代の差は埋まらない。親戚や友人からは「孫自慢」も聞こえてきて、親もどこか寂しそうに見えた。
振り返ると「結婚そのものをしたい」という気持ちがまずあって、その上で妻と出会い、結婚を決めたのだと思う。もちろん妻のことは大切に思っているが、動機としては「親に孫を見せたい」という気持ちも大きかった。
さて、本題。
自分は今、二人の子供に恵まれ、両親は孫に夢中だ。姉兄も子供好きで、自分の子をすごく可愛がってくれる。
ただ、姉兄にはまだ子供がいない。
自分の一人目の子供が生まれる頃に兄が結婚し、その半年後に姉も結婚した。それなのに、二人目が生まれた今でも姉兄には子供がいない。
「結婚や出産の順番」を大事にする雰囲気が、家族や社会の中に少しはあるのかもしれない。実際、弟である自分が先に子供を持ったことで、姉兄としては何とも言えない気持ちになるのではないか……と思ったりもする。
もっとも、姉兄は大人なので一切そんな素振りは見せないし、自分の子が生まれるたびに一緒に喜んでくれる。そのおかげで、家族が集まる機会も増え、にぎやかになったのは事実だ。
ただ、自分は完全に末っ子気質なので、姉兄の心情が本当のところどうなのかは分からない。
年下の弟だけに子供がいる状況を、姉兄はどう感じているのだろうか。
結局のところ、家庭によって受け止め方は違うんだろうな……と思っている。
未練は全くない。けど、嬉しそうな笑顔で写る彼を見ると薄暗い感情がふつふつと湧き出る。
お前は私にあんなに酷いことをしたのにそんな素振り一個も見せずに「僕は幸せになるんです」って顔でのうのうと生きてるんだな。
復讐がしたいわけでも、ましてや復縁したいなんて一ミリも思ってない。だけどあまりに酷くて友達にも家族にも言えなかった全てを吐き出さないと、元彼と付き合ってた頃の私が可哀想で惨めで仕方がなくなってしまった。
元彼の奥さん、これを読んで彼のことだと気づくだろうか。せめて、どうか気づかないくらいには奥さんのことを大切にしていてほしいと願う。
彼とは大学から社会人にかけて付き合った。まず前提として私も相当悪い。喧嘩ふっかけるし煽るし急にキレるし察してちゃんだった。その場の感情に支配されて大層暴れていたし、彼も私のことが好きなら全て従うべきという思想をナチュラルに持っていた。今考えるととんでもない女だった。それは大いに反省している。当時のとんでもないわがまま女の私も併せて供養しよう。
全てはここから始まった。元々同じ大学の友人だった。特に恋愛感情は抱いてなかったが、まあ付き合うのはナシではない、くらい。そんな彼に遠距離の彼女ができた。2人はいたって順調そうに見えたし、私は私でおめでと〜お似合いだね〜と生ぬるいコメントをインスタのストーリーに送っていた。そして詳しい経緯は省くが、私が彼の家に泊まることになった。私も彼も本当に最悪。正直私は宿くらいにしか思っていなかったが、ナシではない男ではあったため何の気なしに関係を持ってしまった。遠距離だからバレないだろうと、関係を続けるうちにだんだんと好きになってしまい、それは彼も同じだった。そして遂に彼女と別れて、私と付き合うと決意してくれた。しかし彼が妙なことを言う。彼女と別れるために直接会いに行くと。電話はLINEじゃなくて直接言って別れないと、と謎の主張をする頑固な彼にイライラして、でも本当に別れてくれるんだよね、と期待と不安の間で連絡を待っていた。そして彼からLINEが来た。と思ったら、「○○(元彼)の彼女ですけど」「今彼は隣で寝てるよ」「もちろんやることやってるから」
おい、全然別れ話してないやんけ。そこから彼女と壮絶なレスバを繰り広げたが、もちろん100:0で私が悪いので相手の圧勝だった。どうやら浮気を疑った彼女が寝てる間に携帯を見たらしい。そして携帯が彼の元に帰り、「やっぱ浮気してたんじゃん」「どういうつもり?」「どういう気持ちなの今」と、今度は私がレスバの興奮冷めやらぬ状態で彼を責め立てた。そして彼から驚きの返答。
「増田ちゃんが浮気相手なのに浮気してたんじゃんっておかしくない?」
私から言い訳をさせてもらうと、この時は気が動転していて、確かに私が浮気相手だったのだが適切な単語がすぐに出てこなかった。しかしもっと言い訳をさせてもらえるなら当時の彼は私が本命で、もう彼女とは別れる寸前みたいなこと言っていた。そのため私の中ではもうすでに本命彼女に昇格していたような錯覚を起こしており、彼女から凸られたとき浮気だー!と思ってしまった。
その後何回か揉めたが結局付き合った。当時の私の決断には言葉も出ないがそれだけ好きだったのか…
自分の行動は今も本当に恥じていて、ごく限られた友達にしか話せていない。なんの言い訳もできない100%私の過失です。あの時の遠距離彼女に心から申し訳なくて、何度謝っても足りないんだと思う。今でもふと彼女のことを思い出す時がある。こんなこと絶対私に言われたくないだろうけど、幸せであってほしい。彼女とのやり取りの最後に「お前は次に付き合った人に浮気されるよ」と言われた。嫌だけど、考えたくないけどその言葉は受け入れようと思った。浮気はされてないけど、彼にもその次付き合った人もまあまあのクズだったからそれで痛い目は一応見てます。本当にごめんなさい。
・深夜の大喧嘩
付き合ってしばらく経った頃、2人で初めて旅行した。二泊三日の旅行の後お互い疲れて寝ようとした時些細な喧嘩が始まった。原因はもう覚えてないくらい些細なことだった。だんだんとヒートアップして、遂に彼が私に手を挙げた。男性の力をきっとその時初めて実感して本当に死ぬかと思った。夜中だったけど出ていけと言われて(彼の一人暮らしの家だった)、せめて朝までいさせてと懇願したが追い出された。なんとか近くの友人の家に泊めてもらうことができたが、私の心の中は暴力を振るわれたことの恐怖でいっぱいで涙が止まらなかった。あの時泊めてくれた友達、ごめん。本当にありがとう。今度会った時改めてちゃんとお礼を言おう。その後別れる決意をしたものの、彼が泣きながら書いた手紙を読んで復縁を決意する。ほんまにアホかい。
喧嘩のすぐ後は絶対に別れる!!!と決めていたのに、彼が泣いて懇願する姿を見ると「私も彼もこんなに好きなんだから別れる必要なくない…?」と思えてきてしまったのだ。暴力を振るわれたことへの怒りや悲しみより、別れることへの寂しさがいつの間にか上回ってしまい、「私が我慢すれば、成長すればいいんだ!彼と付き合い続けられるんだ!」とそれを正当化してしまった。今考えると典型的なDV男と別れられない女でしかないな。そしてこの事件も親や友達に話すと絶対に別れろと言われるのでいえなかった。周りに反対される恋愛なんか絶対しないほうがいいのにね。
・それとなくモラハラ
今になって気づいたがちょっとモラハラ気質だった。私があまりにもわがままだったため、「俺と別れるともう誰とも付き合えないよ」と言われた。
私があまりにも鈍臭いため、自動車免許を取ろうとしても「俺が運転するから取らなくていいよ」と言われた。当時は彼が運転してくれるからいいか〜と思っていたが、別れた後勝手に可能性を狭められていたことに腹が立ち一念発起して免許取得した。そして運転は本当に下手だった。
付き合ってしばらく経ったまだ大学生の頃、彼の実家に遊びに行った。直前に決まった上に泊まり。どう考えても私が非常識すぎる。それは本当にごめんなさい。だけど彼があろうかとか「母さんが急に来て困っちゃうね〜って言ってたよ」と私に報告して来やがった。お母様のお気持ちは全くもってその通りであり、なんの異論もございません。だけどそれを私に言うの有り得ないでしょうよ。そしてとんでもないアウェイを感じて明日やっぱり帰る、と告げても「今帰ったら俺の実家が楽しくないですって言ってるようなもんでしょ」と帰してもらえなかった。
そしてめげずに社会人になってからも彼の実家を再び訪れた。今度はご飯だけ頂いた。彼には妹がいて相当溺愛していた。人見知りなのかあまり話してくれず、私はなんとか心を開いてもらおうと話しかけた。志望大学が私たちと同じと知ったので「なんでうちの大学がいいと思ったの?」そう聞いても目も合わさず小さい声で「分からない」と言われてしまった。あの、一応確認ですが高校生ですよね?しかも高校3年生でしたよね?彼女は今現在社会の中で人とコミュニケーションを取って生きていけているのでしょうか。心配です。
そして私が妹ちゃんとなんとか話そうとしていると横から彼が「そんなとこ言われてもわかんないもんね〜?」もうその後の記憶はあんまりなくて、多分ほとんど喋らなかった気がする。ただでさえ緊張している彼の実家なのに私はずっと1人だった。唯一の味方だと思っていた彼は全然敵陣地にいた。
・私の優先順位どうなっとんねん
社会人になって配属が決まってからは遠距離だった。学生の時と比べると会える休日はとても貴重で月に一回会えるのはそれさそれは心待ちにしていた。ある月の三連休、かなり前から会う約束をしていた。しかしその1ヶ月ほど前に電話で彼から急に「その三連休妹の引っ越し手伝いに行くことになったから」と告げられる。前述の通り彼は妹を溺愛していた。確かに大切な家族の、男手が必要な一日であることは間違いない。だけど私が何ヶ月も前から楽しみにしていて、社会人にとって貴重なお休みを、遠距離だからこそ絶対に会いたかったのにそんな決定事項で言われたのが腹立たしいし、悲しかった。行きたい気持ちはわかるからこそ、私に一度伺いを立てるくらいの気遣いをして欲しかった。キレ散らかしたかったのは山々だが、流石に社会人になり少しは大人になっていた私は「○○くんの決めることに私は口出しはできないけど、社会人で、遠距離恋愛で、引越しよりも前から約束してた貴重な三連休ってことと、引っ越しが決定事項であるかのように言われた私の気持ちを考えてみて欲しい。それから決断して。」とできるだけ怒りが伝わらないように慎重に伝えた。そして即答で「わかった、引っ越しには行く(原文ママ)」と言われた。はは、この時はさすがちょっとずっこけた。この時くらいから段々と気持ちが冷めてきていた。
・性のお猿さん事件簿
彼は今考えると性欲モンスターだった。彼の伝説を並べれば枚挙にいとまがない。その伝説の一部を手短にお見せする。
①電話で大興奮
彼の帰省中などに電話すると久しぶりに声を聞けたからなのか大興奮していた。電話はいつも途中からまともな会話ができなくなっていた。
②お外でも大興奮
家では飽き足らず外でも大興奮。私がちょっと体のラインが出る服を着ようもんなら「ちょっとそこのトイレ行かない!?」と多目的トイレを指差す始末。私の名誉のために言わせていただくと一度もその誘いに乗ったことはない。
③避妊しない
本当に最悪中の最悪。間違っても妊娠しなくてよかった。
④Tinderやってた
前述の修羅場事件があってから私は彼の携帯を見ずにはいられなくなってしまっていた。そしていつものスマホパトロール中、Tinderをやっていることを発見してしまったのである。どう揉めてどう解決したのかも覚えてないけどそのまま付き合ってました。あーあ。
細かいものを挙げればキリがないけど、話して面白いエピソードと言えばこれくらいだと思う。
思えば彼は付き合った当初からずっと結婚したいと言っていた。決して私と、ではなかったと思う。家庭の事情から愛情に飢えていた彼は結婚して自分の家庭を早く持ちたかったんだな、きっと。良かったね、夢が叶って。私はあなたと別れて本当に良かったと思う。あなたのその性格が果たして今どうなっているのかは見当もつかないし、別に知りたいとも思わないけどもう誰かを傷つけるのはやめなよ。
カクヨムにて7月8日から公開・連載されている『成り上がり~炎上配信者だった俺が、最強の女神たちと世界をひっくり返す話~』についての感想や考察を書いています。
通称『なっくり』。
https://anond.hatelabo.jp/20250904223228
https://kakuyomu.jp/works/16818792436194059031/episodes/16818792436315513393
前回の『転落』では主人公の圭祐が専門学校中退をきっかけにレールを外れ、転落していく様が描かれていました。
これ自体は展開の無理や矛盾は少なく、完璧と言えないまでも、カクヨムの平均からすればまずまずの完成度と言えます。言いたいことはわかるし、これからの展開に期待を持てます。
とはいえ、第1話は作者が何度も修正をかけている部分でもあります。それでも所々に破綻が見えかけているのは、不安が募るところでもあります。
【取調室】
カクヨムの連載作品においては、各話の文字数はおおよそ2000字~4000字程度に収める事が多いのですが、第2話に関しては既に6000字を超えています。
正直こういう小見出しをつけるなら話数を分けてしまった方が読みやすいと思うのですが、そこはともかく……
蛍光灯の白い光が、古びた金属製の机と椅子、そして彼の顔を無機質に照らし出していた。徹夜の尋問で、彼の思考はすでに霧散寸前だった。乾いた唇はひび割れ、数日髭も剃っていない顔は、まるで廃人のようだった。
いきなり疲弊している圭祐。
しかし前回のどこを読んでも、圭祐がこんな扱いをされる理由はわかりません。
というか、前回は圭祐の一人称で書かれていましたが、今回は『圭祐は』とか『彼の』とかで三人称で書かれていますね。
やっていない。だが、証拠はすべて彼が犯人だと示していた。どうして。誰が。思考は霧散し、泥のように重い絶望だけが、彼の腹の底に澱のように溜まっていく。
圭祐の自認では『やってない』ことは確実のようです。
……修正前のバージョンの話では、圭祐の自宅のPCがアンチによるハッキングを受けていました。そしてPCが踏み台にされ、市役所に爆破予告をしたことで圭祐が疑われることになってます。
が、これらはもう削除された部分なので、作者にとっては不要な話だったのでしょう。
じゃあなんで捕まってるのか? どんな証拠があるのか? 読者はずっと置いてけぼりです。
ともかく圭祐は『やってない』認識なので、ここはじっと耐えるしかありません。そうするべきなのですが……
追い詰められた圭祐は、刑事をおちょくるような発言をしてしまいます。
どうも圭祐は、極度のストレス状態になると自暴自棄になって、言わなくていい事ややらなくていいことをやってしまう特性があるようです。
圭祐のこの特性は、この後の物語でも度々現れます。描写的にはここは圭祐の知性や洞察力をアピールしているようですが、それ以上に『空気読めない』感が出てしまっています。
物語的には、状況を動かしやすいので便利な『特性』とも言えるのですが……
そこへ突然、二人の人物が乱入してきます。一応ノックはしましたが、勝手に入ってきてしまっています。
年の頃は二十一歳くらいだろうか。シンプルなデザインでありながら、上質な仕立てのお嬢様ワンピース。プラチナブロンドの髪が、蛍光灯の光を吸い込んで、銀糸のように輝いている。その佇まいだけで、澱んだ取調室の空気が、まるで聖域のように浄化される錯覚を覚えた。その凛とした存在感は、この閉塞した空間に、一筋の清冽な風を吹き込んだようだった。
先に入ってきたスーツ姿の男より、その後ろの少女に注目し始める圭祐。
見た目だけでなんで21歳だと一桁目までわかるんだよという突っ込みは野暮でしょう。20歳以上を少女と呼んでいいかも、ちょっと意見が別れる所かも知れませんがここも置いておきます。
刑事が色めき立つ。だが、その声は、彼女たちの存在感に弾かれるように、空虚に響いた。別の刑事が少女の顔を見て、椅子から転げ落ちんばかりに目を見開く。
天神財閥を聞いて『GHQによる財閥解体がなされなかった架空の歴史か?』と解釈する人が出てきた問題の部分です。
とはいえこの『財閥』はほぼ『大企業』と読み替えても差支えないとは思います。天神玲奈の顔を見ただけで、ただの刑事すら怯んでしまっていますが。本当に財閥だったとしてもそんなことできないと思うので……
美少女は天神玲奈というそうです。天神が『てんじん』なのか『あまがみ』なのかはルビが無いのであいまいです。
天神玲奈と呼ばれた少女は、刑事たちの動揺など存在しないかのように、ただ冷たい視線で室内を見渡すと、まっすぐに圭佑を見据えた。その琥珀色の瞳は、感情を一切映さず、まるでガラス玉のようだった。
「この男、私が引き取ります」
琥珀色の瞳。プラチナブロンドの髪と合わせると、日本人離れした容姿のようです。こういうのはファンタジーでありますから、非現実的なモノも悪くは無いでしょう。
「不当な取り調べは即刻中止してください。証拠不十分なままの拘束は人権侵害にあたります。これ以上の異議は、我々天神法律事務所が正式に申し立てます」
そして名前からして天神財閥は法律事務所にも関わっている様子。暗黒メガコーポ。
刑事の口ぶりと圭祐の認識では『証拠は圭祐が犯人であることを示している』とのことでしたが、実際には証拠は不十分であり、圭祐の自白を無理矢理待っていた話であるようです。
そうなってるってんだからそうなんでしょう。知らんけど。
【偽りの日常】
圭祐は天神玲奈によって救い出されましたが、そのまま家に帰れるわけでもないようで。
目の前には、一台の黒塗りのセダン。その傍らに、石像のように佇む初老の男。完璧に仕立てられた燕尾服を身につけたその姿は、まるで絵画のようだった。
状況の変化に頭が追いついておらず、今だ混乱状態です。
彼女は慣れた手つきでロックを解除すると、圭佑に何も言わずに、その画面をこちらに向けた。画面に表示されていたのは、美しい彼女のアイコンと、その横に並ぶ、信じられない数字だった。
まあ。大企業のセレブというのなら、単にSNSアカウントがあるだけでもフォロワーは相当になるでしょう。そういう人なら普段の買い物や着てる服を投稿するだけで数千はバズるでしょうし。
圭祐では太刀打ちできない人気の差に、彼はすっかり委縮してしまいます。
弁護士が来てくれたんだから面倒を見てくれるんじゃ……とも思いかけますが、ここはまあパフォーマンスだと考えましょう。
実際圭祐の服は相当にボロボロでみじめな有様です。玲奈によれば、圭祐の実家に殺害予告をするアンチもいるようです。当然元の製氷工場でも噂は届いていて、居場所はありません。
……圭祐は何をしたのでしょうか? そんな大事になるほどの動画をどうして投稿してしまったのでしょうか? 結果だけが描写されていて、理由とか経緯は一切明かされていません。
会計前のパック寿司をその場で食べるくらいの迷惑行為をしていたのでしょうか? さっぱりわかりません。わかりませんが炎上しているし、炎上しても本物の人気者には遠く及ばないことは確かなようです。
問題のシーンです。
お嬢様で、明らかに人気者のセレブが。零細のゲーム実況動画投稿者でしかない圭祐に興味を抱き、あまつさ『ガチ恋』という俗っぽい言葉を使っています。
本来ガチ恋とは『芸能人や二次元のキャラクターに対し本当に恋をしてしまっている状態、またはそのような人を指すスラング』とされており、あまりにも熱心過ぎて他のファンや関係者に迷惑がかかりそうな人というネガティブな意味も含まれます。
ですか『なっくり』世界観においては、このガチ恋は『真実の愛』と同義です。移行ガチ恋という単語が出ても、戸惑わず『真実の愛』と読み替えていきましょう。
車が向かったのは、高級レストランではなく、どこにでもあるファミリーレストランだった。店内は、昼時を過ぎた時間帯で、家族連れの楽しそうな声が響いていた。その、あまりにも日常的な喧騒が、圭佑には酷く場違いに感じられた。
「ステーキです。一番大きいの」
圭祐に無用な緊張をさせないためか、玲奈は圭祐をファミレスに連れてきます。
そして圭祐が注文したのが『一番大きいステーキ』。
注文するにしてももう少し言い方あるだろとか、イマドキならタブレットで注文だろとか少々のツッコミがありますが、落ち着きましょう。取り調べを受けていたし、お腹が空いていたのでしょう。
「……あの弁護士、腕いいのか?」
「桐島のこと? 彼は天神が抱える中でも最高の駒よ。負けを知らない」
ここでようやく。ようやく。圭祐が『爆破予告犯』として取り調べを受けていたことが明かされます。おっそーい!
でも圭祐は『やってない』認識なので、自分から爆破予告の動画を投稿したとかそういう話ではないでしょう。じゃあなんなんだよお前マジで。というかシンプルにこれは修正前の部分の残骸にも見えます。
その時、店の入り口から、金髪ツインテールの制服少女が、弾けるような笑顔で駆け寄ってきた。天神莉愛。その明るさは、部屋の澱んだ空気を一瞬で吹き飛ばす。
そして現れるさらなる美少女。今度は制服姿であり、学生であるようです。
この莉愛に関しては作者のお気に入りらしく、XでもAI生成のイラストを掲載しています。
https://x.com/KyakerobyaSyamu/status/1951467840772653519
彼女も席に着くなり、姉と同じパフェを注文する。そして、圭佑の隣に座ると、キラキラした目でスマホの画面を見せてきた。
彼女もまた、百万フォロワーを超えるアカウントを圭佑に見せつけた。「Kくん大変だったね! でももう大丈夫!私たちがKくんの女神だもん!」
妹もまたパフェを注文し、そして自身の百万アカウントを圭祐に見せてきます。
ところでそのアカウントってYouTubeでしょうか? どっちかというとInstagramとかTikTokとかやってそうなものですが。
曲がりなりにも年上の圭祐に対し『Kくん』呼びで懐いてきます。
車が向かったのは、都心にあるシネマコンプレックスだった。エントランスに足を踏み入れるなり、女性スタッフが駆け寄り、深々と頭を下げた。
ファミレスを出て、天神姉妹と圭祐が次に向かったのは映画館でした。
そういう予定だったのか、スクリーンは貸し切りにしてあって、上映作品も天神姉妹がしていしたアクション映画。
圭祐は状況が飲み込めないまま、二人に挟まれて映画館デートをします。
巨大なスクリーンに派手な爆発シーンが映し出される。その轟音に、莉愛が大げさに肩をすくめ、圭佑の腕にぎゅっと抱きついてきた。
「きゃーっ! こ、怖くなんてないんだからねっ!」
そのあからさまなアピールに、反対隣に座っていた玲奈の眉がピクリと動く。その表情は、僅かながら嫉妬の色を帯びていた。
彼女は何でもない素振りを装いながら、そっと圭佑の手に自分の指を絡ませてきた。その指は、映画の迫力に偽装された、圭佑への牽制、あるいは甘えのようにも感じられた。
この辺りは天神姉妹の甘え上手な妹と、嫉妬深くもちょっぴり不器用な姉の対比ができていて良い感じの描写と思いました。
タイプの違う美少女に同時に好かれて両手に花。まさしくラノベ的なロマンです。
ただそれでも圭祐はどこか上の空で、後に誘われたゲームセンターでも調子が出ません。
ゲーム実況動画投稿者ではありますが、やり込み系の動画ではないようです。リアクションも薄いようですが。まあ零細動画投稿者なんでそういうものかもしれません。
車は、夜景の美しい高台にあるモダンな邸宅に着いた。ガラス張りの壁が特徴的な、まるで建築雑誌から抜け出してきたような、非現実的な家だった。
「正直に言うと、妹に布教されるまで、あなたのことなど全く興味がなかったわ。でも…見なければ分からないこともあるものね」
修正前のバージョンでは圭祐はオリジナル楽曲を作ってゲーム実況動画のオープニングに使っていたという話があります。でも現在の修正後バージョンにはそんな文言はありません。
とはいえ工場で圭祐の『耳』が良いことは描写されてますし、それ故に彼に作曲の才能があることは示唆されています。玲奈が言ってるのはそう言うことだと思われますが……
「動画の中で、妹さんにお給料でゲーム機を買ってあげたと話していたでしょう? ふふっ、優しいのね」
彼女は圭佑の全てを知っていた。彼の才能も、惨めな過去も、そして誰にも気づかれていないと思っていた不器用な優しさも。その事実に、圭佑の背筋に冷たいものが走った。まるで、魂の奥底まで見透かされているかのようだった。
「あなたの作る音楽、書く言葉、そしてその不器用な優しさ。そのすべてを最初に享受するのは私たち。あなたの時間も、音楽も、未来も、全て私たちのもの」
しゃらくさい言い方してますね。
要するに玲奈は圭祐の才能のみならず、人間性も含めて、それら全部を所有し支配したいと考えたようです。圭祐自体は平凡な、どこにでもいるような『ただの男』であるように見えますが、本人にもわからない魅力や才能が、天神姉妹の琴線に触れたのでしょう。
これが成り上がり~炎上配信者だった俺が、最強の女神たちと世界をひっくり返す話~ 第2話 天神姉妹 でした。
無実の罪によって社会的な死を迎えた圭祐は、今度は天神姉妹によるミザリー的な軟禁生活を強いられることになりました。
鳥籠の中で彼は『成り上がり』できるのか? というところで次回へ続きます。
『なっくり』考察と感想 第3話https://anond.hatelabo.jp/20250905141623
大学生、女。
小学生の頃は家族と一緒に出かけた時に、たまにやっていた。まあ2ヶ月に1回くらい。
で大学生になった今、遊びに行った先でちょこちょこやるようになった。彼氏と一緒に。
まあけどここ1ヶ月くらいのことで、合計で1000円も使っていないと思う。
小学生以来なので、まったく上手くはない。
けど、久しぶりにやったわりには、一応「難しい」の曲なら、確実に虹色に光るまではできる。
決して上手いわけではないけれど、からっきしダメというほどでもないんだと思う。
で、一方彼氏は「難しい」をやっても、1つも黄色にならなかった。
で大学生史上の通算10回くらいの時に、彼氏に「太鼓の達人面白くない」と言われてしまった。
あと「増田ちゃんと比べて下手だから、誰かから障害者って言われている気分」とか急に言い出した。
あまりに強い言葉だったからびっくりしたし、「あまり周りに聞こえるくらいの声で言わない方がいいよ」とも言った。
そのあとで彼氏は「もう二度と太鼓の達人はやらない」と言い切ってしまった。
私にとっては「一緒にできる新しい趣味ができた」くらいの気持ちだったから、結構ショックだった。
彼氏と一緒にやらないのは寂しいけど、かといって無理にやらせるのもそりゃ違うと思う。
けどさみしい。
あと本当にこれは関係ないんだけど、何日か後に彼氏が「ドラムやろうかな」とか言い出した(彼氏はバンドを組んでいて、ギターボーカルである)。
それから聴いている曲に合わせてドラムの素振りをしていて、それが妙にムカついた。絶対知識とかないのに。結構みていてちょいキモなので、やめてほしい。
ほんとに失礼で申し訳ない。
ドラムするとか言うなら、一緒に太鼓の達人やろうよーとか思いつつ言わない。
最初から「一緒に『難しい』に挑戦しよう」と誘うんじゃなくて、彼氏は「ふつう」とかからやってくれた方がよかったのかな。
ドラクエ7は発売25周年なんだそうだ。
俺は自分の役割をしっかり果たす責任感があるヒロインが好きなの。
俺の妄想する真エンディングでは、グレーテが権力にモノを言わせてレブレサックのクズどもに目にモノを見せて、ラグレイも勇者詐称で牢屋にぶち込んで、糞の役にも立たなかった大地のトゥーラはやっぱりブッ壊して(つーかあれブッ壊しといた方が良かったよな。さすがグレーテ。先見の明がある)、それでいて主人公の前ではそんな内助の功の素振りも見せず、後から取り巻きのジジイに言われた主人公が、本当に自分を見てくれていたのが誰であるかに気付いてハッピーエンドだからな。
だいたい、神をも倒す主人公が漁師で収まるわけないだろ。とっくに船乗り極めて津波を呼べる男だぞ。
マール・デ・ドラゴーンの2代目でも役不足だってのに、魚釣ってる場合か。
マリベルはツンデレ扱いされてるが、真のツンデレはグレーテ。内心主人公を想いながら、自分の役割を投げ出すわけに行かぬと涙を呑んで主人公を送り出す辺り、泣かせるじゃないの。
松屋行ったんだよ
そんで出てきたやつを見たら違和感があったんだよ
何かというと卵が乗ってなかったの
うん乗ってるよね卵
あるよね卵
これって卵はつかないんでしたっけ?
柔らかく促す
帰ってきた答えにびっくり
即答迷う素振りもなく断言された
だとさ
おかしいよね
さすがにおかしい
引き下がっても良かったけどおかしいものはおかしいのでスマホアプリのメニューを見せた
そして柔らかく再度促す
そしたらなにをおもったのか
そうですか
そう言い残して卵が別皿で出される
なんだこれ
色々もやもやする
やはり卵が乗ってる写真ばかりが上がっている
間違いない
正義は我にあり
だから意味不明なのに絡み続けるって現実では異常者だよ?大丈夫?路傍で意味不明にでも声をかけてきたような素振りで近づいてくる人にいちいち絡むのか?
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なんかマチアプとか女の子の愚痴で「ヤリ捨てされる」をよく聞くんだけど
共通点がある気がする
⚫︎つまらない
なんか価値観も話も全部受け身なんだよね。愚痴とか不満とかばっかりで、楽しい話も無いし。
未来の話とか、やりたいこととか、やったこととか主体的な話が無いから聞いてて気分下がる。
「私を楽しませなさいよ」精神だけ豊富で、時々出る相手への文句もそういうもの。
なんか変なとこで急にイライラしたり、自分がしてもらってることの立場考えずになんか上から目線でもの言って来たり。あえてのパーソナルスペース潰しじゃなくて、無神経に踏んじゃってる感じ。相手をイラッとさせる。
⚫︎金が無い、払わない
してもらう精神が豊富なので、財布に金入れずに遊んだり払うことをしない、財布出す素振りもしない。
要は非常識。別れた後は金出してもらったならありがとうのLINE入れるのマジで大事。駆け引きとかしてる場合じゃない。
基本的にこういう女がデフォだから、別にそれでマイナスなったりしないんだけど
一緒に居て「いい子だなぁ」とか「楽しい」って思うポイントが無いから、いくら美女でも次会うインセンティブが無いんだよね。
こっちが楽しませて金も払って、時間もメンタルもバイタリティも削ぎ落とされて虚しくなる。
この後にセックスしても「穴」なんだよな。「穴」という印象しか残らない。
表題のとおりである。やってしまった。一時は、自分が責任を取る覚悟すらしていた。
あれからもう何年も経ってるし、私自身も別部署に異動している。定年も近いし、思い出の供養を兼ねて書いてみたい。
一般的な部署名だと、地方の市役所の情報課にいた。係長という役職名ではないが、それが一番近い。
ある年度の3月まで、私がいた部署には実に頼りになる会計年度任用職員(※民間でいうアルバイト・パート。あるいは契約社員)がいた。仮に、増田君と呼ぶことにする。
最初の頃は、いかにも真面目そうな、控えめな青年という印象だった。履歴書を読ませてもらったところ、以前は都内のIT企業で3年ほど働いていたらしい。専門学校卒で、バリバリのSEではなさそうだが、システム開発の下流工程や運用保守に携わっていたと話していた。
ただ、そこでの仕事は想像を絶する激務だったようで、心身を病んで退職したと面接時に漏らしていた。私が彼の採用を決めたのは、誠実さである。前の職場でメンタルを病んだと、正直に教えてくれた。それが好印象だった。
ほかの人が面接官だったら不採用にしていたと思う。それくらい、面接時の彼は緊張して、自分の言葉で喋れない様子だった。たどたどしかった。そこを、私が苦心を重ねて、どうにか具体的な仕事エピソードをいくつか引き出すことができた。
そんなこんなで、私は悩んだ様子の面接同席者である上司を説得して、当時の情報課への任用を決めたのだ。
地方の市役所での仕事は、民間と比べればのんびりしている。私の民間経験は3年もないが、それくらいはわかる。増田君も最初は少し物足りなそうに見えたが、本領を発揮するまでに時間はかからなかった。
情報課といっても、正規職員のITスキルは玉石混交。部署内のネットワークトラブル一つにしても、担当の業者が来るまで誰も手が出せないという状況も珍しくない。そんな時、増田君がさらりと問題を解決してしまう。
と、彼がコマンドプロンプトの画面を開いて、管理者権限の画面まで行って、なんかよくわからん通知履歴が並んでいる画面まで行くと、大抵はいろいろ直ってしまう。
彼は私たちの、お恥ずかしながら稚拙なIT知識を馬鹿にするような素振りは一切見せず、いつも丁寧に教えてくれた。
IT担当の正規職員とコラボしての職員向けPC操作研修では、マニュアル通りの説明だけでなく、実務で役立つちょっとしたコツを参加職員に伝授していた。エクセルの知っていると便利なショートカットキーを教えたり(上書き保存とか、全部フィルタがかかるやつとか、プルダウンで同じ列の既入力が選べるもの)。
彼の研修は分かりやすいと評判だった。増田君は、ほかの部署からの依頼が多かった。顔が売れるようになっていた。
新しい業務システムを導入する際も、彼は非常に頼りになった。業者から提出された仕様書や見積書について、我々正規職員では見落とすであろう技術的な問題点や、運用上の非効率な部分を指摘した。ベンダー業者に対して、専門的な用語を使って改善を要求できるのは彼しかいない。
ぶっちゃけ、当市のシステム更新の際の入札仕様書は彼が作っていた。月給15万円でよく働いてくれたと思う。時間外勤務手当を全額支払ってやれなかったのは申し訳ない。代わりに、繁華街で彼にいい店をおごってあげていた。
いつの間にか、増田君はなくてはならない存在になっていた。情報課だけではない。他の部署の職員も、PCやシステムで困ったことがあると増田君に相談に来ることさえあった。彼はいつも嫌な顔一つせず、にこやかに対応していた。
私がそう言うと、彼はニコっとほほ笑んだっけ。「皆さんの助けがあればこそ!」と謙遜していた。
私は心底、彼に正規職員になってほしいと思っていた。彼の能力は、民間にいても通用するレベルだ。それが、こんな地方都市の役場で、しかも会計年度任用職員という不安定な立場で働いてくれている。申し訳ない思いがあった。
ある年の梅雨~夏季にかけて、市の正規職員採用試験があった。もちろん、私は増田君に受験を強く勧めた。
彼も乗り気で、「ぜひ、頑張らせていただきます」と言ってくれた。
私は彼なら必ず合格すると信じていた。経験も能力も申し分ない。面接で彼の熱意とスキルを伝えることができれば、きっと採用担当者も彼の価値を理解してくれるはずだ。
①公開競争試験、②個別選考というものだ。①が基本であり、②はその組織にとって必要な人を(形式的に面接だけして)採用する場合に行われる。
いずれも、法律に根拠がある。これ以外の採用方法は違法である。コネ採用など論外。そうはいっても縁故でしかいい人材にきてもらえない場合は、②が採られる。
弊市の場合は、国関係機関からの紹介により、マイクロソフトなど著名IT企業の経験者や、自衛隊の元幹部を任期付きで採用する場合に②を採っていた。
かくして私は、増田君は①で余裕だと確信したのだった。試験前に人事課への連絡は一応しておいた。「増田君が受けるんですよ」と言ったら、人事課長は「やりますな~、説得できたんや」と言ってくれた。
ところで市の採用試験は、公平性を重視するあまり、良くも悪くも画一的である。筆記試験、面接試験(誰が担当になるかわからない!)、そして作文がある。性格適性検査も。
そこには、個々の応募者の持つ特別なスキルや、これまでの業務での具体的な貢献度を採用側にアピールする仕組みが十分に整っていない~とまでは言わないが、怪しい部分がある。
面接では自己PRの時間があるが、限られた時間の中で彼のITスキルの深さや、市役所での具体的な功績をすべて伝えるのは難しい。彼の名が通っていると信じたい。
私は管理職として、彼の採用のために、もう少し積極的に動くべきだったのかもしれない。人事課や人事部長に彼の業務実績を具体的に伝えたり、彼が情報課にとってどれほど重要な存在であるかを力説するなど。
だが、私は「公平な試験なのだから、本人の力で合格するだろう」と、どこか楽観的に考えていた。正規職員と非正規職員の間に存在する見えない壁を軽視していた。
増田君から、「不採用でした。すいません(;∀;)」と聞いた時、私の頭が真っ白になった。まさか、と思った。
次に湧き上がってきたのは、彼に対する申し訳なさと、不甲斐なさだ。私がもっと、彼の採用のために根回しをしていれば。市役所の採用システムのことを言っても仕方がない。ずっと昔からこうなのだ。
うちの役場は、満年齢25才までしか公務員試験を受験できない(正規職員の場合)。増田君は、その年が最後のチャンスだった。以後はずっと会計年度任用職員である。彼の働きで月15万円は少ない感があるので、昇給だったらさせてやれなくもないのだが。
彼は、不採用の通知を受けてからも表向きは平静を装っていた。でも、以前のような輝きはなかった。そして、年が明けてしばらくした頃だった。
「大変すいません。私、3月末で退職させていただきたいと思います」
理由を聞くと、「やはり正規職として安定した身分を得たいからです。こちらの市役所では叶わなかったので、他の道を考えようと思っています」とのことだった。
引き止めたい気持ちでいっぱいだったが、彼の言葉に返す言葉が見つからなかった。当然だ。私は、彼が市役所で安心して働き続けられる環境を提供できなかったのだから。
彼は市役所を去った。最終日、彼はいつものようににこやかに、「大変お世話になりました」と頭を下げていた。ほかの皆から、花束と寄せ書きと寸志をもらっていた。「増田君。短かったけど、今までありがとう」って。
増田君は涙を流していた。「一人前になったら、またここに遊びに来ていいですか?」と言っていた。
増田君の背中を見送りながら、心の中で「ごめん」とつぶやいた。
その日、彼といつかまた飲みに行く約束をした。彼が一人前になったら、またおいしいものを食べようって。またあの時のように奮発して、祇園にある寿司屋とかレストランとか、その後に風俗店も奢ってあげるって。
以前なら増田君が解決してくれたようなPCトラブルも、今では業者に依頼することがある。時間もコストもかかるようになった。ほかの部署に呼ばれても、迅速に対応できないことが多くなった。
当時進めていた新しいシステムの導入計画も、自信を持って進められなかった。ITベンダーの言いなりになっている感があった。
優秀な会計年度職員は、市役所にとって貴重な戦力だ。しかし、彼らの多くは任期が決まっている非正規雇用であり、正規職員への道は狭い。
せっかく市役所で経験を積んで、組織に貢献してくれているのに。正規職員になれないばかりに市を去ってしまう人もいる。
私は、あの時、彼の採用のために尽くさなかったことを後悔している。そして、私のような管理者の下で、彼の才能が十分に活かされなかったことに責任を感じている。
彼のような専門スキルを持った優秀な人材を、市はどうすれば確保し、そして繋ぎ止めることができるんだろうか。
(最後に)
https://anond.hatelabo.jp/20250714171746
当時ミニシジミくらいだったのがでかい大当たりシジミくらいになった。寿命が大体1年らしいので、ラストスパートのつもりで日記を書く頻度を上げている。
最近は「コイツに何か芸を仕込みたい。条件付けがしたい…」そんな風に思うものの、なかなかいいアイデアが思いつかない日々が続いていた。センスのある条件ってむずかしい。
しかし、先日私は気づいてしまった。すでにコイツが条件を理解していることに。
「暑くなったら夏眠すればいい」とは思いつつも、やはり暑すぎるのはイヤかしらと、その日私は冷蔵庫から取り出した氷をふたつほど蓋を開けて入れてやった。虫かご内の温度を下げるためだ。
軟体部分に氷がぶつかったら張りついちゃうかもしれないなと、カタツムリから少し離れたところを目掛けて二個ぽいっと。入れた瞬間、カタツムリは興味を示して氷の方へ近づいていく。
しかし、一定の距離まで近づくと進むのをやめてまたどこかに行ってしまった。その様子をぼんやり見ながら「あ、餌が来たと思って近づいたけど違ったから諦めたのか。においないもんね。ふーん…」と思って気づいた。
「え!?コイツ虫かごの蓋開いたら餌入ってくるって理解してるやん…!?」と。
カタツムリには聴覚器官がないので音は聞こえないそうだが、振動にはなかなか敏感。虫かごを持ち上げた際などに揺れや遠心力が発生すると「なんやなんや」と角を出して状況を確認するような素振りを見せ、蓋をパキッと開けるなどの振動が生じたときは「きゃあ!なに!?」と角を引っ込めて緊急事態に備えるような反応を示す。
氷を入れたときも、蓋を開けた瞬間角を引っ込めてたので蓋が開いたことは理解してる。多分、私がそこから物体をエイヤと落としたのも振動からわかってる。コイツ、それが餌だと踏んで近づいてんの…!?
「虫かごの蓋が開いて何か落ちてきたらそれはほぼ餌」という条件を理解してるのだ。
私が特別なルールなど作らなくても、コイツはもうルールを理解していた。なんてこった。パンナコッタ。コイツハマイッタ。
でもこれでは弱い。某ナイトスクープには恐らく取り上げてもらえない。先日、セリアで「太陽光に当てたら光る紙粘土」というのが売ってたのでもうそれをあげ続けてコイツ本体を光らせるしかないのか…
余談だが、カタツムリはノロノロしすぎてて自然界ではさまざまな生命達の貴重な栄養素になってるらしい。確かに殻はカルシウム。こんなに野菜むしゃつくなら軟体部分の栄養価もそれなりにあるだろうし、当然水分補給にもなる。
人間の畑からくすねた栄養素を外敵に食べられることで自然界にかえす…農家さんからしたら天敵もええとこだろうけど、我々人間社会の事象などおかまいなしに、自然環境はうまいことできとりますなあなどと思った。
去年の冬はストレスがやばすぎて仕事終わって部屋に帰ってきたら部屋の電気をつけずに過ごしていたなあ
明るいのが刺激になってダメだから、デスクのライトだけで過ごしてた
そしたら部屋がほんのり暗くなっていいんだよな
たぶん先週の3連休でみんなお金使いすぎちゃったのかなってのと(3連休はめちゃくちゃ混んだ)
東京が40度超えしたみたいだからそんな暑さの中でさすがに出掛ける気にならんかっただろうなと
確かに軽井沢とか涼しい(とされる)地方にいきたいかも知れない
以前軽井沢にある某スーパーにお盆の時期応援に行かされたことあるけど殺人的な混み方してたな
たぶん今日みたいな他がどこもかしこも暑い日はみんな軽井沢にいきたいわ
気になってためしにアメダス見てみたけど今日の軽井沢の最高いっても30度だからすごいわ
昨日考えた計画を実行に移そうと思ってたのに
また冬も来ようかなとか考えてしまった
だからもうどっちでもいいや、って思うことにした
あと帰ってから幼少期の振り返りをした
自分を変えたくてインナーチャイルドと向き合う作業をしてるんだけど
これがまあしんどい
幼少期の傷と向き合う作業
母にどんなこと言われたのか 言われたときどんな気持ちだったのか
なんというか、できなくはないけどやりたくはないしうっすらしんどい
正直もう一度味わいたいものではないしやってて楽しくはない
できれば二度と体験したくない、今でもトラウマになってる体験も多い
それをわざわざ思い出してもう一回味わおうとするんだから鬼畜な作業だ
少しずつ 早く終わらせたいけどそう簡単には終わらないし膨大で終わりは来るのかって気が遠くなる作業だけどこの作業なしに人は変われないし変わりたいからやるんだ
母が毒親だってことにはうっすら気がついていたけど母のせいでできあがったパーソナリティによって社会人になってから苦しむようになってカウンセリングにも長らく通った
もうまじで無理、本当に受け入れられないし耐えられない、ってなった今年の4月 そこからは連絡を絶っている
向こうからも別に心配する素振りは見せないしわたしの近況を案ずるような連絡も来ない(もともと来ない)ので
少しは心配してほしいなとも思いつつこの先私から連絡することはしばらくないかなと思う
ちなみに心配してるのかしてないのか興味がないのか向こうから連絡を寄越さないのは父も同じで父は中身が子供のような人なのでなんかもう最近は諦めている(父性みたいなのを求めるのはやめにした)
成人するまで一家路頭に迷うことなく育ててくれたこと、進路も好きな道を選ばせてくれて大学まで行かせてくれたので深く感謝している
しかし母、お前は駄目だ
未だに許せない気持ちを持っているしインナーチャイルドがじたばた暴れる感覚がある
これはまだ母については諦めがついてなくて甘えたかった、もっとこうしてほしかったという気持ちが残っているからなんだろうね
この辺にしっかり向き合わないと自分のいま困っている性質を変えることは難しそうなので
いやだけどがんばる
ソフトテニスはダブルスなので、ペアを組んでいる人に申し訳なく感じる。
ただ部活の話になると「〇〇大会とか出た?(なんか上位陣の戦い)」とか「補欠だったとか?」と言われる。
違う。出たくもない大会に出て負けていただけだ。
ここで「一度も勝ったことがない」と言えば、「またまた〜w」と言われる。
自分は運動神経は良かった方で、入った高校の体力テストでも上位の方だったが、中学の頃の試合では勝てなかった。
ソフトテニスの大会は負けてもすぐには帰れない。負け審というものがあり、負けたペアが別の試合の審判をやる。
審判は難しい。ただでさえ自分よりも弱い奴らに試合の結果を左右されるなんてかわいそうだなとも思った。
大会で他の学校の人が「〇〇中(私の学校)はザコだな」と言っていたらしい。それを直接聞いたらしい子はムカついていたが、私は別に何とも思わなかった。
実際私含めて他のペアも試合で勝ったところをほぼ見たことがなく、部活全体として弱小なのは事実だった。
さすがに3年の最後の試合で1年生ペアに負けたのは悲しくなったが、相手校の練習の質や在籍人数を考えれば負けても仕方がない。
顧問は終わり際にやって来て何も言わない。
基礎トレーニングというものをやっていなかった。というか、練習の仕方がわからなかった。
だからかランニングと素振りをした後はすぐに練習試合をしていた。
当時は筋トレや戦略を考えたりとかも思ったが、別に部員みんなが試合に勝ちたくて部活をやっていたわけではない。
真面目に基礎トレをする部員は2人くらいで後はサボっていた。
みんなにとって私は頑固なマジメくんに見えていたかもしれない。
楽しくソフトテニスをする。それだけでいいのが、公式試合で勝つことに目的が移ってしまった気がする。