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「空洞化」を含む日記RSS

はてなキーワード:空洞化とは

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2025-11-20

岸田が総理提言した内容について

ざっくり言うと、「言ってることはだいたい正論なんだけど、ほぼ全部これまで散々聞いた話の焼き直しで、肝心な痛みの部分(国民負担・再分配・生活の実感)にはほとんど触れてない」って感じ

全体の印象

・5本柱(複数年度の視点/ヒト/カネ/マネジメント/国際連携)は、経済政策教科書どおりで、構成としてはきれい

・「AI半導体・量子・造船など17分野への官民連携投資」「責任ある積極財政」ってワードも、今の与党テンプレを丁寧に並べた感じ。

・一方で、社会保険料消費税を含む国民負担の重さ、実質賃金マイナスの長期化、格差貧困少子化みたいな、いま多くの人が一番しんどいと感じている部分への踏み込みはほぼゼロ

「成長はするから、あとは自動的にみんな幸せになりますよね?」という古い発想から抜け出せてない。

1.複数年度の視点・取組

言ってること:企業投資判断やすいように、政府予算税制を数年単位コミットしましょう。

官庁事業会社が、複数年度にわたる支援規制改革ロードマップを出すべき。

評価これは普通に良い。投資って1年ごとにコロコロ制度が変わると誰もリスク取らないから、「複数年度で見通しを示せ」はまっとう。

ただ、日本予算制度財政審の文化の中で、本当に複数年度コミットができるのかはかなり怪しい。毎年「やっぱ財政再建が~」って言い出して縮小される未来が容易に想像できる。

ここをやるなら、「中期財政フレーム自体を作り替える」「将来の支出法律レベルで拘束する」くらいの話がいるけど、そこまでは踏み込んでない。

スローガンとしては◎、実行可能性は△。

2. 成長を支える人材結集(ヒト)

言ってること:リスキリン支援大学での人材育成強化。医療介護処遇改善報酬改定を前倒し)、働き方改革を含む労働市場改革

評価:「医療介護賃上げちゃんとやれ」と明記してるのは、ここ数年の文書よりはマシな点。現場悲鳴はそれなりに意識してる。

ただし、全体としては人材の質を上げて成長分野に移動させたいという供給目線が強くて、「非正規をどう減らすか」「低所得層社会保険料負担をどうするか」みたいな、足元の生活のしんどさはスルー

リスキリングも、これまでの政府プログラムを見る限り、実効性はかなり微妙。「講座を作って自己満現場待遇はそのまま」の危険が高い。

方向性は悪くないけど、きれいな人材政策の作文の域を出てない。

3. 成長を支える資金(カネ)

言ってること:NISA企業DCを軸に「資産運用立国」を続ける。成長投資に向かう資金の流れを作る、地域金融も含めて成長資金供給

債券市場活性化投資チェーンの強化。

評価:完全に「貯蓄から投資へ」「資産所得倍増」の延長線。すでにそこそこ資産を持ってる層にはプラスだけど、そもそも投資に回せるお金がない層にはほぼ恩恵なし。

「中長期の成長投資に回せ」という発想自体は良くて、国債だけに閉じたマネーゲームよりはマシ。ただ、これも企業側・金融側の論理が中心で、家計側のリスクや損失についてはノータッチ

今の国民負担感(社会保険料消費税物価高)に対して、「じゃあ負担軽くしましょう」とは一言も書いてないのがポイント

金融市場大企業には優しいけど、手取り万年ギリギリな人にはほぼ無関係

4.企業経営力向上(マネジメント

言ってること:設備投資の即時償却研究開発減税など、投資税制を大胆に。コーポレートガバナンス・コード見直し人材資本情報開示強化。

事業再編・再構築、M&A・企業結合を促進して企業規律を高める。

評価典型的投資インセンティブガバナンス改革M&A推進セット。株主大企業経営層が大好きなパッケージ

これをやると、確かに設備投資や再編は増えやすくなるけど、その裏側で「地方中小企業大企業に飲み込まれて、雇用が整理される」パターンも増える。

内部留保を人や設備研究に回せ」という狙いはわかるけど、そこを税制だけで変え切れるかはかなり疑問。結局、需要(売上)が伸びる見込みがないと企業は動かない。

労働者側へのセーフティネット失業保険の手厚さ、転職支援最低賃金社会保険料の軽減など)をセットで書いてないのが怖い。

資本市場目線では◎、労働者地域経済目線だと「うまくやらないと切られる側が増えるよね?」という不安が強い。

5. 国際連携アライアンス

言ってること:国内だけ見てても成長は限界サプライチェーン強化やエコシステム構築を同盟国・同志国と連携してやる。

特にグローバルサウスでの新市開拓を重視し、ビジネス展開を予算で後押し。

評価:これも方向性妥当中国一極依存からの脱却や、物流リスク分散を考えるなら必須視点

ただ、ここでも企業海外展開支援しますで終わっていて、「海外生産移して、国内雇用賃金はどうするの?」という視点がない。

グローバルサウスでのビジネス展開は、うまくやればプラスだけど、失敗するとお金技術だけ出して現地での利益は薄い国内産業空洞化だけ進むパターンもありうる。

外交安全保障の流れとしては自然だけど、内需地方雇用まで含めての設計図が見えない。

政治的な読みどころ

文面に「高市内閣」とわざわざ書いてあるのが、かなり露骨メッセージ

「将来、高市政権になったとき経済運営はこの路線で行きます」と宣言しつつ、現政権にもプレッシャーをかけている感じ。

中身は安倍政権以降のアベノミクス資産運用立国+リスキリングの言い換えなので、路線変更というより「これまでをもっとちゃんとやります」という話。

まり、「今のしんどさは路線が間違ってたからではなく、アクセルが足りなかったから」という前提に立っている。

ここに同意できるかどうかで、この文書への評価はガラッと変わると思う。

結論:点数をつけるなら

経済のお行儀の良い作文としては 70点くらい。

ちゃんと整理されてるし、投資人材金融・国際連携のツボは押さえてる。

でも、「国民負担の重さ」「実質賃金の落ち込み」「生活防衛」という、いま一番ホット火事場に水をかける気はほぼないので、生活目線では 40点ぐらい。

感想

読んでて「うんうん…で、具体的に何する気なん?」ってなるね

1.名詞スローガンだけで終わってる

文書主語がほぼ全部これなんだよね:「投資を促進することが必要である」「支援を強化することが必要である」「国際連携を強化することが重要である

で、続きが「…よう検討すること」「…よう推進すること」「…にコミットすること」

みたいな動詞が全部ふんわり系。

例えば本気でやる気なら、

AI半導体関連の公的研究開発費を、5年間で現在の○倍にする」

介護職の平均賃金を3年で月○万円引き上げる。そのため診療報酬を○%上げる」

NISADCへの年間新規資金流入を○兆円、5年で○兆円の残高増加」

とか、少なくとも数字+期限を1個は書けるはずなんだよね。

この提言はそこを徹底的に避けてるから、読んだ側が結局、どのくらいの規模でやる気なのかが全く見えない。

2. 「何を」じゃなく「方向性しか」書いてない

各項目で一番で?って思うのはここ。

ヒトのところ リスキリン支援 医療介護支援パッケージ 働き方改革労働市場改革

って並んでるけど、どんなスキルを、誰に、どのくらいのコストで?

医療介護パッケージって具体的に「基本給+何%」なのか、「処遇改善加算をこういじる」のか?

労働市場改革って「解雇規制を緩めたい」のか「社会保険料を軽くしたい」のか、それとも「非正規処遇改善」なのか?

肝心な中身の選択を全部ぼかしてるから、読んでも立場が見えないんだよね。

カネのところ「NISADCを通じた家計から成長投資への流れの加速」「資本市場機能の強化」

これも、NISA課税枠をまた拡大したいのかDCの加入を半ば義務化したいのか年金資金株式比率もっと上げたいのか

どこに突っ込む気なのか書いてない。

運用立国やります!とだけ言って、リスク側の話(損したとき誰が死ぬのか)には触れてないから、どう評価していいか決めようがない。

3. 一番争いになる論点意図的に避けてる

具体性がないの、たぶん「無能から」じゃなくてケンカを避けるためにわざとって側面が強いと思う。

この文書で本当は踏み込まなきゃいけないのって、社会保険料消費税をどうするか(特に低所得層負担

財政拡張をどこまでやってもいいと考えるのか、労働市場改革企業側をどこまで自由にするか、中国依存をどのスピードでどこまで減らすか

あたりなんだけど、ここを数字制度名まで書いた瞬間に党内の財政タカ派、経団連高齢者票、中国との外交

ぜんぶと利害がぶつかる。

から方向性だけ書いて、後は官僚次の内閣に丸投げ」みたいな文章になってるんだと思う。

4. もしちゃんとしたプランなら、このくらいまでは書く

対比として、例えば同じ項目でも、「社会保険料について、年収300万円以下の本人負担を5年間で○%軽減する。その代替財源として○税を○%引き上げる」

介護離職ゼロに向け、介護職の賃金水準を全産業平均比▲○%から▲○%まで縮小する」

「対中輸入比率10年で△%→□%に低減する。そのために半導体レアアースなど5品目については…」

くらい書いてあれば、「やる気と覚悟はあるな。中身に賛成かは別として。」って評価になるんだけど、今回のはそこに踏み込まない安全運転提言

5. まとめると

フレーム(5本柱)はそれなりに整ってる

でも、中で一番えぐい論点は全部「検討」「推進」「強化」に逃がしてる

から読んでる側からすると「具体的な制度金額・痛み」が見えず、ふわふわして感じるって構造だと思う。

この文書を眺めるときは、「何が書いてあるか」より

「何が意図的に書かれていないか」を見ると、逆に色々透けて見えておもしろいかもね。

Permalink |記事への反応(0) | 22:05

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2025-11-18

anond:20251118183730

片岡剛士(Goushi Kataoka)

@kataokagoushi

長期目線為替の推移をたどっていくと、ドル円レートが購買力平価を下回った(過度な円高状態1985年プラザ合意から2012年までの30年程。この間のデフレ圧力存在国内雇用悪化製造業空洞化投資の停滞と生産性の低迷をもたらしました。

午後0:05 ·2025年11月3日

·

Permalink |記事への反応(1) | 18:37

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2025-11-13

日本人外国人移民を受け入れなかったか内需が低迷してトヨタみたいになるんだ。

📉日本市場現実

人口減少 → 車を買う人が減っている

若者の車離れ利益率が低下

円安部品コスト上昇 →国内生産は割に合わない

法人税電気代・物流費も上昇中

日本で作るほど“損”をする構造になっている。

トランプ関税関税率が高すぎて日本からの輸出で稼げなくなった。

アメリカ合衆国で作りましょう。投資しましょうとなる。

産業空洞化日本人のリストラ

英語日本語のバイリンガル業務経験あり人材は引く手あまたになる。(日本国籍で英語ペラペラ技術者は少なすぎるので日本語が話せる中国人代替しているぐらいだ。)

Permalink |記事への反応(1) | 09:47

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2025-11-12

anond:20251112220241

今までの質疑では「財政」というキーワードが多く出てきました

高市政権財政」というテーマについて語り合いましょう

まずはバブル崩壊後の日本財政金融政策史をまとめてください

またそれぞれの時代ごとにどのような言説が人気を集めましたか

いいテーマです。まずは「バブル崩壊後〜現在」までの日本財政金融政策の要約年表を、主要な転機ごとにサクッと整理します(一次情報中心に引用)。

1990年代バブル崩壊後〜金融危機

バブル崩壊資産価格が長期下落、企業バランスシート調整を優先し需要が冷え込みました。

政府景気対策補正予算を繰り返し、公共投資や減税で下支えする一方、1997年には消費税を3%→5%へ引き上げ、需要の腰折れも経験します。

金融面では不良債権問題が深刻化し、破綻公的資本注入・預金保護の枠組み整備が進展。

日本ビッグバン制度改革が進むも、デフレ圧力が定着。

日本銀行は金利を急速に引き下げ、1999年ゼロ金利政策を導入(2000年に一時解除)。

結果として、財政赤字と政府債務構造的に拡大し、物価は下方硬直、成長率は低迷という「需要不足+金融システム調整」の時代となりました。

流行った言説

景気対策公共事業派:「需要不足が本丸財政で埋めるべき」「不良債権処理と同時に需要の下支えを」

デフレ懸念ゼロ金利:「デフレが成長を蝕む」「金融は下限に張り付き、財政併用が不可避」

構造改革派(序章):「護送船団・規制撤廃金融ビッグバン必要」「過剰債務ゾンビ企業の整理を」

緊縮志向の反発も:「財政赤字が危ない、ムダな公共事業」—97年の消費税引き上げをめぐる賛否が分極化

円高デフレ観:「円高産業空洞化を招く」→為替を巡る政策論が過熱

2000年代(量的緩和試行世界金融危機

2001年日銀世界に先駆けて量的緩和当座預金残高目標国債買入れ拡大)を導入し、デフレ脱却と期待の転換を狙いました。

小泉政権下では歳出改革郵政民営化などの構造改革を進めつつ、景気悪化局面では補正を併用。

2006年デフレ改善を受け量的緩和をいったん終了し正常化へ動くも、2008年リーマン・ショック外需が急減、景気は再び悪化

政府雇用中小企業需要喚起のための追加歳出を重ね、日銀基金創設等で信用緩和を強化しました。

ただし期待インフレは上がりきらず、名目成長は弱含み。

金融政策ゼロ下限の制約に繰り返し直面し、財政景気循環危機対応拡張と引き締めを往復する不安定10年でした。

流行った言説

構造改革ブーム小泉竹中路線):「規制撤廃民営化競争促進」「痛みなくして成長なし」「郵政民営化改革本丸

量的緩和と期待の議論:「デフレ脱却にはマネリー拡大」「期待インフレを動かせ」

プライマリーバランス重視論:「財政規律回復を」「増税を含む中長期の再建計画

アジアの成長取り込み:「外需主導・輸出立国」「中国需要を逃すな」

リーマン後の反転:一転して「需要下支え」「雇用維持」「危機時は大胆な財政・信用補完」が支持を集める

2010年代アベノミクス、QQE、マイナス金利とYCC、消費税10%)

2013年アベノミクスの下で日銀は2%インフレ目標明確化し、量的・質的緩和(QQE)を実施

長期国債の大量買入れと平均残存の延伸で期待に働きかけ、円安・株高・雇用改善が進行。

一方、2014年消費税を5%→8%へ引き上げ、需要山谷や実質所得の目減りが課題化。

2016年にはマイナス金利(-0.1%)と同年のイールドカーブコントロール(長短金利操作)を導入し、10年金利を概ね0%に誘導

超緩和を持続可能にする枠組みが整う一方、物価目標に持続的到達せず、期待形成の難しさが露呈。

2019年には消費税10%(軽減税率併用)へ。

財政景気対策社会保障費の増勢のはざまで、持続性と成長投資の両立が焦点となりました。

流行った言説

リフレリフレーション派の台頭:「2%目標を明確に」「量・質で国債買入れ(黒田バズーカ)」「円安を通じた期待・投資喚起

三本の矢”言説:①大胆金融緩和 ②機動的財政成長戦略—「第3の矢(構造改革)こそ本丸」という合言葉

消費税論争の定番化:「社会保障財源 vs需要腰折れ」「景気回復まで増税先送りを」

デフレ・均衡から離脱:「賃上げ物価目標・期待形成」を巡る企業春闘連動の議論が注目に

副作用論:「長期緩和の金融仲介市場機能への影響」「格差資産価格バブル懸念」も同時に存在

2020年代コロナ危機物価高、超緩和からの“出口”へ)

2020〜21年はコロナ危機に対し、定額給付金雇用維持・資金繰り支援など未曽有規模の財政出動を実施

日銀企業金融支援資産買入れで超緩和を維持。

22年以降はエネルギー高・円安が重なり物価が2〜4%台へ上昇、政府電気・ガス・燃料への時限補助で家計負担平準化為替の急変時には円買い介入でボラ抑制を図りました。

2024年にはマイナス金利とYCCを事実上終了し、短期金利誘導回帰する「極めて緩やかな正常化」へ移行。

2025年補助金の段階的見直しと成長投資規制改革の両にらみが続く一方、債務水準の高止まりと金利上昇局面での利払い負担が中期の課題

物価賃上げ生産性財政規律をどう同時に達成するかが、政策デザインの核心になっています

流行った言説

危機時の大規模財政コンセンサス:「現金給付雇用維持・資金繰り支援必要悪ではなく必要条件」

MMT・反緊縮の再燃(議論として):「自国通貨建て債務は制約が違う」「完全雇用まで財政で下支え」—賛否が激しく対立

コストプッシュ・為替の再評価:「円安×資源高=輸入インフレ」「為替パススルー状態依存で強まる」

ターゲット支援の支持:「面の補助より、脆弱層・エネルギー多消費層へピンポイント

“新しい資本主義”や供給側強化:「賃上げ促進・人への投資半導体等の戦略産業支援」「GX/DXで潜在成長率を底上げ

出口・正常化言説:「マイナス金利・YCCの終了」「利上げのタイミング副作用」「利払い増と財政の持続可能性」—“どこまで・どの速さで”が焦点

価格介入・介入論:「電気・ガス・燃料の時限補助」「過度な為替変動には介入」—ただし“恒常化の副作用”も論戦に

Permalink |記事への反応(1) | 22:56

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2025-11-03

改革利権派という新たな私企業派閥グループ

――この二十数年、日本社会を覆ってきた「改革」という言葉ほど、

その実体理念乖離した概念はないだろう。

コイゼミ政権下における構造改革は、当初「既得権益を打破し、市場の透明性を高める」ことを目的としていた。

しかし、その過程で生まれたのは「市場化による新しい既得権益」であった。

まり既存官僚業界利権破壊したように見えて、

実際にはその空洞の中に「改革名目にした私企業政治家の共栄圏」を築いたのである

---

一、構造改革という名の「官の民営化

バケナカヘイゾー氏の理論は、自由化競争を通じた経済活性化を唱えるが、

実際には「官による資金配分のルートを、民間経営者層へ委譲する仕組み」に過ぎない。

郵政民営化労働市場自由化、そして運輸業界の規制撤廃

これらは一見すると“民の力を引き出す政策”に見えるが、

制度的には「国家税金を経由して企業補助金契約を投下する新たな官製経済」を形成している。

その典型が、後年の運輸自由化である

---

二、軽井沢バス事故に見る「自由化帰結

2016年1月長野県軽井沢町で発生したスキーツアーバス事故は、

この政策思想の最も悲劇的な帰結だった。

規制緩和により、バス業界は参入自由化され、

多くの中小零細事業者が乱立した。

競争の名のもとで価格は切り下げられ、

人件費安全コストが削られた。

この時点で、事故の“種”はすでに撒かれていた。

国交省担当者は「競争原理によって非効率事業者が淘汰される」と述べたが、

淘汰される前に犠牲になったのは、人間の命である

まり政策立案者の頭の中では「企業」が単位であり、

労働者」も「乗客」も、単なる経済活動の変数だった。

この発想の非人間性こそが、構造改革根底にある冷たさだ。

---

三、維新政治と「地方構造改革

コイゼミバケナカ路線は、のちに地方政治に転写される。

その最も典型的な形が大阪ニシンの会である

彼らは「身を切る改革」「二重行政の打破」を掲げたが、

実際には「民営化の名による公共部門の再配分装置」を構築した。

大阪万博IR統合型リゾート計画に見られる通り、

民間委託・特区指定外資誘致という政策群は、

実質的に「税金私企業化」である

ここに流れる思想系譜は明確だ。

コイゼミ構造改革の“理念的後継”として、

効率」「市場」「自己責任」をスローガン化し、

その背後で公共性の私物化が進行する。

まりコイゼミバケナカ―ニシンという線は、

20年にわたる“日本型ネオリベラリズム”の系譜であり、

その終着点が、現在大阪万博象徴される

夢洲税金還流実験場」なのである

---

四、改革の“倫理的空洞”

構造改革理念が致命的に欠いているのは、倫理的中核である

経済合理性のみに立脚した制度設計は、

必ず「効率のための犠牲」を内包する。

そして、政治家経済学者たちはその犠牲を「避けられない副作用」と呼ぶ。

だが、軽井沢坂道で失われた命を、

果たして副作用”と呼べるだろうか。

あるいは、万博に投入される数千億円の公費を前にした自治体疲弊を、

それでもなお「改革の成果」と言えるのだろうか。

---

五、結語 ― 「改革」という語の終焉

改革」という言葉は、戦後日本において最も多用され、

そして最も空洞化した政治語彙である

明治維新以来、この国は「変えること」に道徳的価値を与えてきた。

だが、変化そのもの正義とする思考は、

いつしか“誰のために変えるのか”という問いを失わせた。

コイゼミ構造改革国家を、

軽井沢バス事故労働現場を、

大阪ニシン都市行政を、

――それぞれ「効率」という名の坂道に乗せた。

そして、いまもその坂は下り続けている。

誰もハンドルを握っていないまま。

---

Permalink |記事への反応(0) | 18:46

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2025-10-31

妄想とは、例外に対する条件分岐のこと

マネーサプライ増加によってハイパーインフレになる可能性がある」という理論があるとする

ここに「歴史的ハイパーインフレになったのは、戦争などの事象が重なった時」という例外を付け加えると、急に妄想度合いが増す

数学理論ではこうなる」と最初の主張では言っていたのに、例外ロジックでは「こういう場合でないと起こらない」と、数学無視するルール付与してしま

宗教も同じ。仏教の教えに矛盾したことがある場合も、「それはこういう条件で成り立つものから」と簡単正当化できる

要するに、例外ロジックは、一般性が欠如しているから、正当化連続させて妄想を生み出す

そしてこの「例外ロジック」の恐ろしさは、思考自己防衛機構として機能する点にある

まり人間自分の信じたい理論を守るために、反証が現れた瞬間に「それは特殊ケースだ」と切り捨てる。この瞬間、理論はもはや検証可能性を失い、科学から信仰へと変質する

インフレ理論でも宗教でも、例外を積み重ねることで体系は肥大化するが、同時に空洞化していく

なぜなら、「例外を認めない」ことで緊張を保っていた論理構造が、「例外を追加する」たびに自己否定的な柔軟性を持ってしまうから

結果として、理論は「現実適応できる」という錯覚を得ながら、実際にはどんな現象にも説明を付けられる万能の物語、つまり反証不能妄想体系になる

科学妄想境界線は、論理の有無ではなく、例外をどこまで許すかで決まる

例外を増やすたびに、理論世界説明する力を失い、代わりに信者を守る檻になる

Permalink |記事への反応(1) | 05:49

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2025-10-28

「失われた三十年」が分からない

よく言う「失われた三十年」って「バブル崩壊後の日本は舵取りを誤り、得られたはずの莫大な国家的もうけが失われた」っていうナラティブじゃん?

最近アメリカ追っかけてると「アメリカGDPの何%がカリフォルニア周辺に集中している」「カリフォルニア以外のアメリカ諸州は何十年も成長してない、ニューヨークですら終わってる」「日用品の消費支出が上位10%に集中している」みたいなプロパガンダが増えてんだけど、すげえどっかで聞いた話じゃん? 「日本は成長を拒否して世界で一人負けしている」みたいな言説と上手く整合しないわけよ。んで来日したトランプいわく「JAPANIS BACK」なんだろ? つまり日本は故・安倍首相の「日本トレモロす」を完遂したという認識なんだろ? でもアメリカは「MAKE AMERICA GREATAGAIN」なんだろ? いや日本はもう長期不況とも言いたくない不況に喘いでんだよ、アメリカを始めとする欧米先進国が堅調な成長を続ける中で水平飛行してるだけで何も取り戻してねえはずなのよ。

そもそもバブルの生成と崩壊に端を発する失われた三十年がどう始まったかって言うと欧米諸国が抱えていた対日貿易赤字の解消を図るべく結ばれたプラザ合意による急激な円高だろ? つまり欧米諸国戦後復興を遂げた日本の輸出拡大を人工的な近隣窮乏化政策であり文化的下地技術力の差を表すものではなく持続性のない現象と見て、公教育の拡充などの根本解決ではなく通貨操作によって日本経済を潰すという方案で解決を図り、なんやかんやあって日本生産の縮小を余儀なくされ人財供給過剰を起こしカス自己責任論を唱える氷河期が生まれたわけだろ?

その見立てが間違っててさあ、「一時的現象回避のための市場操縦」 によって産業空洞化、基礎工業力の喪失教育水準の持続的な低下が起こり、市場に注入した税金は全部西海岸に喰われて、インフレ率だのGDPだの金額ベース指標西海岸への富の移転によって価値創造された物でしかなく実際のモノの供給は無く、その虚飾の裏で米国の大部分は日本地方都市を超えるペースでひっそりと荒廃が進んでおり、焼け野原途上国だったチャイナ外注してコストダウンを狙う方策は単に日中双方に塩を送る以上の意味を持たなかったし、ビンラディンジェット機ニューヨークに突っ込んでくるし、インド外注に至っては国内IT全部食われてカースト制度持ち込まれてやばくて米国内に広く深く絶望が広がってるってのが現状なんじゃねえか?

今のトランプ政権」がやってる事ってマジでメチャクチャでさ、ホワイトハウス報道官が「報道官、この決定は誰が下したものですか」って聞かれて「毎日毎日私のメールボックスに訳分かんねえクソみたいな質問ばっか投げてきて知らねえよてめえのママだよ」って発狂して「先程の報道官による『てめえのママ』が決定を下したという立場連邦政府公式見解です」って補足が出るとか、トラちゃんが「大統領麻薬戦争に対してですが議会に対して宣戦布告要求さらないのですか」って聞かれて「いや…必ずしも宣戦を布告するということは考えてない。つまりだ…連中が麻薬を持ってやって来るわけだろう…その連中を殺害する。死ぬわけだ。わかるか…死亡するんだ。だから宣戦布告ということは考えてない」つったり、殆ど機能してない政府健康保険制度を潰す予算案が通らないからって予算案丸ごとストップさせて、貧困層向け食料購入補助が止まることになって、政府サイトに「民主党連中が政府ストップ中! ただいま12日 34時間 56分」ってバカみたいな掲示出したりしてんだわ。あとホワイトハウス東館ぶっ壊したりな。

そんなバカばっかやって法律議会はどうなってんだよって思うじゃん? 例えば政治的意見の相違や利益相反規制を棚に上げてじゃあ東館の建て替えに伴う建築確認申請環境アセスメントアスベスト対策や周辺住民公聴会はいつ開かれたんだとか思うじゃん? 知らねえよぶっ壊すんだよ。それを誰も止めねえんだよ。誰も。

そんでそういう日米双方のメディア情報を見ながらさあ、あからさまに米国国務省の手先みたいな事ばっかやってる進次郎が首相蹴られて防衛大臣に就いて、トランプアベちゃんの事考えてんのか知らんけど渋い顔してやってきてさあ、「JAPANIS BACK」つってさあ、それと「失われた三十年が無ければ日本は成長していた」が俺の中で噛み合わねえのよ。実際の所どうなのよ。

Permalink |記事への反応(2) | 22:41

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2025-10-26

もしMicrosoft(ゲーム機メーカー)がXBOX(自社販売ゲーム機)の販売を終了したらどんなリスクが生じるかをChatGPTに訊いてみた

以下回答

ゲーム機メーカーが「自社ハードウェア事業を終息」し、「自社ソフトを他社プラットフォーム供給する」という方針転換を行う場合経営ブランド技術収益面などで多面的リスクデメリットが生じます。以下に体系的に列挙します。

🧩 1.経営戦略面のリスク

■ (1)収益構造の変化による利益率低下
■ (2) 成長ドライバー喪失

🎮 2.ブランドマーケティング面のリスク

■ (1)ブランド価値アイデンティティ喪失
■ (2)既存ユーザーの離反・不信感
■ (3)販売チャネルの再構築コスト

⚙️ 3.技術・開発面のリスク

■ (1)技術力・開発ノウハウ空洞化
■ (2) 他社プラットフォームへの依存度上昇

💰 4.経済契約面のリスク

■ (1)ロイヤリティ手数料負担
■ (2)価格政策の制約

🧠 5.組織人材面のリスク

■ (1)人員削減士気低下
■ (2) 開発体制の再構築コスト

🧩 6.市場競争面のリスク

■ (1)差別化困難
■ (2) 他社との関係悪化可能

🕰️ 7. 過渡期の移行リスク

✅ 総括

観点 主なリスクデメリット
経営利益率低下、成長鈍化
ブランド独自性喪失ユーザー離反
技術ハード技術衰退、他社依存
組織人員整理・士気低下
市場差別化困難、競争激化

もし本当にMicrosoftXBOX販売から撤退したら、こういうリスクを織り込んだうえでそれでも決断せざるを得なかった、という事なわけだ。

Permalink |記事への反応(2) | 05:07

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2025-10-04

政治で明らかに変わった例

そうか、経験してないか。それは幸せだな。

ちなみに世の中の人としてはこんな例がある。

こうやって並べてみると、安部政権は全くと言って良いほど大きな経済社会保障政策をやっておらず、ずるずると前例踏襲小手先政策だけをやっていたので、物心ついてからその時代だった人には、感じたことがないというのも当然かもしれない。

ただ、その不作為が今になって噴き出しているのだが。これはちょうど1990年代後半が終わった後の、小泉純一郎時代の空気に似ている。大波がくるぞ。

Permalink |記事への反応(17) | 22:03

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2025-09-26

anond:20250925190607

もうこれ以上、沈黙して見過ごすわけにはいきません。私たち暮らしは、子供や孫の世代へと手渡すべき大切な土台です。その土台をむしばむものが何か、気づいた人から声を上げる時が来ました。オールドメディアが隠し通す構図――政治官僚業界利権が絡み合い、私たち不安違和感を「陰謀論」と一蹴してきた現実。その霧を払い、目覚めるのです。覚醒した市民の一歩は小さく見えて、しかし確実に社会を動かします。

私たち食卓や大地にも、静かな侵入者がいます遺伝子組み換え作物は誰のための技術なのか。ワクチン添加物農薬が「安全だ」という一点張り宣伝の裏で、検証の光は本当に届いているのか。さら最近は、文化と嗜好の差を無視して昆虫食既定路線のように押しつける流れまで現れた。田畑を覆い尽くすメガソーラーは、地域景観環境を置き去りにしていないか。これらを推し進めるグローバリズムの波は、国益を内側から空洞化させ、外国資本生活基盤を明け渡す危うさを孕んでいます無秩序移民政策もまた、労働福祉の均衡を崩し、互いの尊厳をすり減らすだけではないのか。

家計限界です。物価が上がり、賃金は伸び悩む。ならば減税を、そして消費税廃止を堂々と掲げるべきです。財政健全化を唱えるなら、まずは数字の化粧をやめ、プライマリーバランスという指標絶対視するだけの議論から脱却し、実体経済家計を豊かにする政策へと舵を切るべきです。私たち暮らしを立て直す処方箋は、帳尻合わせではなく未来への投資にあります

そして何より、見えないところで糸を引くディープステート――影の政府存在を想起してください。選挙のたびに顔を変える看板ではなく、常に同じ方向へ社会誘導する意思。気づいた人はもう知っています私たち孤立していません。ここにいる仲間は、赤青黄緑桃、色とりどりの志を一つに束ねるゴレンジャーのように、多様だからこそ強い。日常に潜む異物を象徴するかのように、田んぼを荒らすジャンボタニシが静かに増えていたように、社会の歪みは気づかないうちに広がります。だからいま、気づいた者から手を携え、地域で語り、職場で伝え、家庭から変えていくのです。

「もうこれ以上」は、諦めの言葉ではありません。行動の始まりの合図です。子供や孫の世代に残すのは、屈服ではなく、自分たち意思で選び取った社会だと胸を張って言える歴史です。オールドメディアに頼らず、私たち自身の目で確かめ、耳で聴き、声でつなぐ。利権連鎖を断ち切り、国益を守り抜く。そのために、今日からあなたの一歩を――目覚めるのは、今です。

Permalink |記事への反応(0) | 08:00

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2025-09-22

中国が攻めてくる!軍備整えないと!アメリカに守ってもらわないと!

つってるアホよく考えて

中国日本軍事抗争を起こすメリットなんかないんだわ

面倒な統治なんかせず、やりたきゃカネで買い占めて日本人働かせて吸い上げればいいんだから

経済空洞化したアメリカ戦争を起こして儲けたいから、すでにウクライナイスラエルの次は極東戦争プロジェクトが進行してる

それに乗っかって自分たち絶対痛い目見ない政治家企業が軍備拡大を煽ってる

誰が痛い目みるか? おまえら一般庶民だよ

からアホっつってんだよ

Permalink |記事への反応(3) | 13:28

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2025-09-20

anond:20250918210559

会社業界の表裏を見てきた人の声には、いつも重みがあると思う。

シマノ退職してから振り返る現場視点問題提起、確かにどれも現実だ。

ただ、それぞれの現場で働く人間立場は一つじゃない。

広告イメージ先行になるのはどこも同じで、

実態オープンワークスを見ろみたいな意見も、

現場からすれば『本音』が語りたい時期もある。

けど、広告PR別に嘘を書いているわけじゃなくて、

社外に向けた顔を選んで出しているだけだという気もする。

社員それぞれの持ち場で見える景色は違うし、

から見れば、どの会社も他とそう変わらないと流してしまう人もいる。

金型を下請け無償保管させた話、これも一つの切り口だと思う。

実際「現場放置主義」は否定しきれないし、丸投げ体質の弊害も分からなくはない。

ただ、技術空洞化たから全部自滅とも限らないのが仕事の広さで、外注が全部悪みたいな見方ちょっと単純すぎる気がする。

仮に管理職が動かない、罵り合いしかできない、そうであったとしても、現場で汗かいて踏ん張ってる人にとっては「その中で何を生み出すか」が本当のドラマなんじゃないかな、とちょっと思ったりする。

生産技術ブランド価値ホンダヤマハに負けるという話も、確かに競合環境は変わった。

E-Bikeで圧倒されてる事実はある。でも、小さな部品一つにも「泥臭い仕事」が残ってたり、古典的なやり方に意味が出ることだってある。

世代でも企業文化でも「変わる」「変わらない」は揺れている最中

新卒で染まるのは世間ずれかもしれないけど、新しい人が入って空気が少しずつ変わっていく、その積み重ねがまた現場面白さだと思う。

結局会社は人でできているから、どこで働いても「話し合い」や「罵り合い」の隙間で、ちょっとした工夫や突破を見つけるのが現場仕事なのかも、と。

自転車コンポお金がどこに消えるかなんて、確かにみんな興味津々。

でも結局使う側も作る側も、どこかで繋がっていて「よく分からないものに金払ってる」感覚社会の常としてある。

みんなが世間にずれてるわけじゃなくて、むしろそのズレを面白がるのも悪くない。

終身雇用が消えて、転職組が企業文化を揺らし始めてる――その「ちょっとだけ良い情報」が染みる。

自分もまた現場では迷子になりながら、「疲れたら一息ついて、また歩き出す」みたいなところがあってもいいよな、と思う。

Permalink |記事への反応(0) | 03:39

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2025-09-19

株価が上がって拡大するのは景気じゃなくて格差

株持ってるだけの奴の不労所得が増えて

その株主様にカネを送るために労働者さら搾取されるだけ

あるいは価格転嫁消費者相対的に貧しくなるだけ

もしくは下請けイジメ抜かれて死に、国内産業空洞化するだけ

株価を上げた奴、上げようとする奴はもれなく売国奴

Permalink |記事への反応(1) | 20:37

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2025-09-18

AIベビーシッター

思ったより展開が早いっぽい。

っていうか、こんな展開、火を見るより明らかやろ。

AIバイコーディング推ししてた「識者」の顔をちゃんと覚えておけよ。

こいつら、流れに乗って言葉遊びしてただけで、何も理解してない猿だから

何かの「伝説プログラマ」名乗っても、ただの時代遅れロートルだ w

明後日には、「AIじゃなく、人間力!」とか言い始めてるぞ。

何度も指摘してきたけど、AIが生成した「うんコード」は、ジュニアレベルエンジニアノロノロと組んだコードと比べて、ミス脈絡がないし、全体像矛盾の塊だし、量が半端ないし、そもそも生成AIで大量にコード書かせて楽して儲かるとか考えてしまレベル無責任無能な「できるエンジニア」が、そこから挽回するだけの知能知性胆力認知能力論理力を持ち合わせているわけがない。

はっきり言って、「高くついた」で済めば御の字。

オカラで作ったバベルの塔が、崩れるのが早いか立て直すのが早いか

そんなクズプロダクトに、「ちゃんとしたエンジニア」が居着くわけがない。

どうしてこうなった?」

って経営陣が詰めれば、原因のエンジニアは逃散する。

「『今時、AI だろ? これで経費を大幅圧縮できる!』って調子に乗ってたの、あんたらだろ。俺たちは言われた通り、Web検索して頑張っただけだ!」

沈み始めた船の内情なんてそんなもん。

後に残るのは、フジツボまみれの沈んだ船だけよ w

AIAI!!AI!!!

組織プロダクトも空洞化して、会社に残るのはアップデートをかけられない、他で使えない、AIクズデータクズコードAI使いこなしてるつもりのAI猿の山。

気づいた時には、再構築する余力も能力腕力も財力も尽きてるぞ。

そんなバカな。

って思う人もいるかもしれないけど「すでに何社もそういう会社が現れはじめてる」からな。

Permalink |記事への反応(1) | 10:30

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2025-09-17

BYD電池採用日本自動車サプライチェーン侵食する

問題提起

スズキのeビターラがBYD製のLFPブレード電池採用している。

電池と電駆、パワエレ、ソフトセンサー価値が集中するEV時代構造変化の上に乗った「系列の書き換え」である

日本自動車サプライチェーンは、どこからどのように中国製侵食されるのか。既存調査や一次報道をつないで整理する。

前提の確認

インド量販を担うスズキ系のEVが、コストと量産の両立のためLFPブレードを採るのは自然帰結である

価格帯と生産国要件を満たしつつ、セルからパックまで統合調達できることが決め手だ。

研究公的レポートが示す構造変化

EVバリューチェーンは上流から中流にかけて中国集中が強い。IEA電池素材と中間加工の能力偏在を継続的可視化しており、完成車でも量と価格中国優位が続くと整理する。

経産省も、対外依存の強まり国内製造基盤の立ち上げ必要性を指摘してきた。

浸透の具体事例

日本自動車メーカー

トヨタは、中国向けbZ3でBYDの電池と電駆を採用し、bz3Xで採用されている現地スマートドライビングはMomentaといった現地ソフトに寄せる動きが定着した。日産販売好調のN7は、中国での先進運転支援を現地スタックと組み合わせる方向が濃い。

海外市場

タイでは価格競争の圧力から中国部品調達や現地化が拡大。BYDはタイ工場地域調達網を広げる。

センサーソフトでも中国ティア1の世界展開が進み、RoboSenseやHesaiが量で優位を築く。

侵食メカニズム

第一に、ICE時代の強みだった精密機械や燃料系の比重が低下し、電池と電駆とパワエレ、それに都市型ADASの実装速度が勝敗を決める領域へ重心が移った。ここで量とコストと開発サイクルの速さに強みを持つ中国勢が調達の標準になりやすい。

第二に、量販セグメントと新興国拠点では、現地最適のコスト構造が優先され、従来の日本系列バイパスする現地化と合弁が選ばれやすい。タイインドの再編は象徴である

第三に、ソフトセンサー地場適応力が高く、現地マップ交通文化へ最短で合わせられる供給者が優位になる。結果として、車両の外周電子化領域から系列空洞化が起こりうる。

日本側に残る強み

材料製造装置品質優位は依然として分厚い。

正極材や電解液、電池製造装置の層は厚く、国内に大規模なセル生産基盤を立ち上げる政策意図も明確だ。

さらに、米欧の政策対中依存分散させる方向にあり、日本企業が北米インド連携で再配置する余地は大きい。

メディアへの注意喚起

日本メーカーEV売れ行き好調記事動画を手放しで喜ぶのは危うい。

販売台数や予約数だけでなく、BOMの内訳、電池と電駆の供給元、ソフトセンサー出所まで確認する必要がある。

現地化が進むほど、中国製比率が静かに高まる領域がある。これは家電産業経験済みの「中身の空洞化」と同じ路線であり、完成品の数字だけ追うと実態を見誤る。

結論

eビターラのBYD電池採用は、量と価格実装スピードを軸にした「新しい標準調達」の一断面である

浸食電池と電駆とソフトセンサーの核領域からまり、量販セグメントと新興国生産で加速する。

日本は守りに入るのではなく、材料装置の強みを核に政策市場配置転換し、必要領域は現地の強者と組んででも取りにいくべきだ。

同時に、国内向けの議論報道は、数字の良し悪しだけでなく中身の起点を吟味する習慣を取り戻すべきである

家電の二の舞を避けるには、完成品の見出しよりも、どこで誰が何を作っているかという地味な実態を見るほかない。

Permalink |記事への反応(2) | 11:25

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桃太郎チャント」に思う、都会と地方非対称性について

都会はいつも地方搾取する。

文化剽窃を行い、「喜んでるからいいだろう」と、地方を抑圧するのだ。

 

 

ファジアーノ岡山というJリーグクラブが今年、悲願のJ1リーグに初進出した。

岡山という街を知ってほしいと声高らかに歌うのが、「おーかやまですおかやまです」という、郷土の誇る桃太郎モチーフにした「桃太郎チャントである

童謡桃太郎」のメロディーに合わせ、岡山を繰り返し名乗るその歌は、自己紹介であり、地方クラブの誇りであり、17年にわたり歌い継がれてきた伝統である

 

 

このチャント全国的に注目を浴びたのは、ファジアーノが初めてJ1の舞台に立ち、多くの人々が「岡山」という名を目にするようになった2025年のことであった。

地元サポーターにとって、それは「ようやく届いた」という感慨を伴う瞬間であった。

 

 

ところが、その誇りが即座に都会の「消費」の対象となった。

2025年9月15日東京都味の素スタジアムで行われたFC東京東京ヴェルディの「東京ダービー」において、FC東京ゴール裏から響いたのは、なんと「桃太郎」のメロディーに乗せた替え歌だった。

 

 

「とーきょうです とうきょうです。

 みなさんご存知 とうきょうです。

 緑が嫌いな とうきょうです。」

 

 

岡山が「知ってほしい」という切実な願いを込め、長年歌い続けてきたチャントは、東京サッカー文化において「ダービーを盛り上げるための道具」として軽々しく消費され、他者を愚弄する言葉すり替えられた。

 

 

この出来事は、単なる応援文化話題にとどまらない。

そこにあるのは、常に地方文化を「資源」とみなし、消費し、利用し尽くす都会の姿である

地方が長年育んできたものを、「都会」が一夜にして奪い去り、自らの娯楽や競争の道具に変えてしまう。

その構造は、まさに「都会による地方搾取」と呼ぶにふさわしい。

 

 

思えば、日本近代化のものがそうした構造に支えられてきた。

地方労働力供給し、資源差し出し、人口を都会に吸い上げられてきた。

若者「チャンス」を求めて東京に流れ、残された地方には過疎と高齢化が進む。

地場産業は都会の市場に組み込まれ価格決定権を握られ、やがては消耗品のように扱われて衰退していく。

 

 

さらに深刻なのは文化」の収奪である

地方方言祭り食べ物キャラクタースポーツクラブ――これらは地元の人々にとって生活と誇りの象徴である

だが、都会はそれらを「面白い」「新しい」「地方らしい」と切り取っては消費する。

テレビ番組の一コーナーに使い捨てられ、SNSでバズらせる素材として消化される。

残るのは一時的話題性であり、文化本来意味や背景は失われていく。

 

 

岡山の「桃太郎チャント」の件は、その典型である

サポーターが積み重ねた17年の歴史は、東京ダービーにおいて「地方発の面白ネタ」として消費されるや否や、その文脈は切り捨てられた。

そこには「地方文化リスペクトする」という態度は存在せず、「都会が盛り上がればいい」という一方的価値観けがあった。

 

 

都会の人々は往々にしてこう言うだろう。

「取り上げてもらえるだけありがたい」「注目されているのだから喜ぶべきだ」と。

しかしそれは、権力を持つ側の論理にほかならない。

地方が「利用されること」と「尊重されること」の違いを無視し、都会の快楽正当化する方便である

 

 

問題は、こうした構造無自覚のうちに常態化している点にある。

文化の盗用が「悪気のないユーモア」と片付けられ、経済収奪が「効率化」と称される。

地方にとっては痛みを伴う出来事も、都会にとっては一瞬の娯楽にすぎない。

この非対称性が、地方疲弊させ続けているのだ。

 

 

本来地方文化地方に根ざし、そこに暮らす人々のアイデンティティを支えるものである

それを都会が享楽のために軽々しく扱うならば、文化空洞化し、地方の人々は誇りを失ってしまうだろう。

からこそ、地方文化尊重し、正しい文脈の中で理解し、支える態度が求められる。

 

 

「都会はいつも地方搾取する」

この言葉は決して誇張ではない。

経済的にも文化的にも、地方は常に「資源」として扱われ、消費されてきた。

岡山チャント剽窃された一件は、その構造象徴する小さな事件である

だが、そこに目を凝らせば、私たち社会のひずみがくっきりと浮かび上がる。

 

 

地方はただ搾取される存在ではない。

地方には歴史があり、文化があり、誇りがある。

その声をかき消すのではなく、耳を傾けること。

都会が「奪う」のではなく、「ともに生きる」方向へ歩みを進めること。

そうして初めて、日本全体の文化もまた、真に豊かになるのではないだろうか。

 

 

Permalink |記事への反応(0) | 07:17

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風の時代なんてものはありません

クソフルエンサー系スピリチュアルに限って「風の時代突入!」とか言ってるようだな

ユーチューバーとかオンラインサロンとかで稼ぐような時代になるということらしい

おいおい、そんな虚業時代のどこが進歩だよ、退化してるじゃねーか

大体な、虚業で飯を食う連中ってのは、自分が生み出すもの社会にどんな価値を与えているのかを一切考えちゃいねえんだよ

倫理根本とは「人間同士の信頼をどう維持するか」だ

農業がそうだ、工業がそうだ、科学技術がそうだ

いずれも他者生活を支える基盤を作ってきた

だが虚業屋どもはどうだ?数字を誇張し、幻想を売りつけ、人の弱みに付け込んで金を巻き上げるだけ

これが倫理的にどこに立脚してる?答えはゼロ

自己表現」とか「夢を売る」とか、きれいごとを並べ立てても実態はただの依存構造の強化にすぎん

フォロワー中毒を植え付け、サロンで囲い込み、最後には「自分なしには生きられない」と思わせる

これは倫理の名を借りた搾取であり、支配だ。奴隷制度と構造的に何が違う?

しかも恐ろしいのは、そういう虚業に群がる大衆の側もまた倫理放棄している点だ

要するに「楽して稼ぎたい」「承認だけ欲しい」といった動物欲求正当化するために、虚業者の言葉にすがっている

倫理があれば自らの消費が虚業者の繁殖を助けていると気づくはずだが、現実にはそれを無視快楽に逃げる。これこそ社会の退廃の本質

虚業時代人類進歩ではない。倫理的に見れば、これはただの堕落であり退行だ

人間人間であるための規範破壊し、互いを欺き、信頼を腐らせる

その果てに待つのは、社会全体の空洞化崩壊

虚業屋がどれだけ「新しい時代」だと喚こうが、倫理視点から見ればそれはただの「人間性の投げ売り時代」にすぎない

Permalink |記事への反応(0) | 05:04

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2025-09-13

国家予算の配分は、しばしば無駄の温床として語られる。

だが無駄が消えない理由を、現場の怠慢や一部の不正にだけ求めていては本質を見誤る。

根はもっと上にある。

意思決定の頂点に立つ者たちの知識責任空洞化だ。

たとえば少子化対策看板に掲げた新設の組織

未来を託すべき分野として莫大な予算がつぎ込まれたにもかかわらず、成果は数字として乏しい。

理由は単純だ。

トップが分野の専門性を欠いたまま、あとは現場に任せると予算だけを流してしまうからだ。

任せること自体は悪ではない。

だが本当に精査できるほど制度や実務に通じているなら、自ら方針を具体的に示し、必要に応じて自分の手で動くべきだ。

知識がないまま「信頼している」と言いながら丸投げするのは、仕事をしたふりをしているに等しい。

その結果、巨額の予算は複雑な下請け構造の中で目減りし、どこで費用が吸われたのかを誰も把握できない。

そしてトップ自身がその仕組みを理解していないがゆえに、搾取されていることすら気づかない。

本来、国を動かす立場人間専門家並みの知識を持ち、政策の細部まで理解したうえで責任を負うべきだ。

その水準に届かないまま大臣長官椅子に座ることこそが、最大の無駄を生み続ける根本的な原因なのではないだろうか。

Permalink |記事への反応(0) | 20:22

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2025-08-17

anond:20250817143328

日本車と呼べるのか」は、ブランドや最終意思決定設計責任知財所在判断すべきである調達と開発の現地化は世界標準であり、比率が高いこと自体日本製否定にはならない。一方で三電とソフトの中核を自前だけで賄うのは現実的でなく、共創前提での主導権確保が要となる。


「選ばれるほど良いEV」は量と学習ソフト運用が決める。日本ホーム市場が小さい不利は事実であり、海外で量を稼ぎ現地と学ぶ以外に近道はない。家電の轍を避ける鍵はアーキテクチャ主導とOTA運用力だ。


豊田章男個人に全てを帰すのは単純化である世論形成の歪みはあったとしても、電力価格都市インフラ規制設計の遅れが同等かそれ以上の制約だった。是非よりも学習速度を上げる制度設計実証の場づくりが先である


日本経済的無関係」かどうかは、どの工程国内に残すかで決まる。設計標準化ソフト、上流キーパーツと知財国内に抱えれば付加価値還流する。そこを空洞化させれば本当に無関係になるだけだ。


短期に「日本だけの技術世界に売れるEV」を狙うのは非現実だが、現地共創で量を回しつつ日本発の核プラットフォームを磨けば勝ち筋はある。国内では電力と充電のボトルネックを解き、実車データOTA運用を回す土壌を整えるべきだ。

Permalink |記事への反応(0) | 16:32

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2025-08-15

右派にこそ言いたいが日本第二次世界大戦反省するべきだろう

反省して、次の戦争は勝たないといけないんだから

って書くと左の方から戦争したいのか!」って文句でそうだ。

こちから戦争を仕掛けるつもりはサラサラ無いが、ウクライナロシアの現状を見ると、どこかから戦火が降り注ぐ可能性は高まってそうだ。

第二次世界大戦日本は、国際社会から取り残されて、物資もままならないまま戦争突入し、休戦するタイミングを見失った結果、無条件降伏せざるを得なかった。

これは反省すべきだ。次に戦争するとするなら:

国際社会からの支持は取り付けるべき

国連加盟国の大半、特に安保理常任理事国からの支持は失わないようにせねばならない。可能なら全会一致、難しくても理事国は反対せず棄権に留まるぐらいの姿勢を獲得しておきたい。

物資を尽きないようにすべき

資源が乏しい日本では、自前でこれをするのは難しい。なので多くの国との貿易活動をするのが肝要だ。特定の国に依存せず、どこかがダメでも代替できるチャネルを絶やさないことだ。

国内意見を宥めておけ

日露戦争ベターなところでロシア戦争をやめられたのに、賠償金が取れなくて国民からの不評を買った。この「もっと取れただろ!」という欲求不満がズッと尾を引いて太平洋戦争にズルズル突入してしまったと思ってる。

「ここら辺でやめれば日本としては最善なんだ!」ということを国民認識するように、政府説明できるようにすべきだ。(情報統制ではなく、あくま国民への説明で済ませるのが良い)

外交努力交易活性化国民対話、とまとめるとなんだか当たり前のことだ。でもその当たり前をすることが重要なんじゃないか

今の日本は「反省」を活かしてるのか

現在日本は、第二次世界大戦の「反省」を活かしているか

外交については、ウクライナ問題しろ中東問題しろ、わりと国際社会の支持を取り付けられる立場についていると思う。イスラエルについてヨーロッパ各国はようやく意識を変えつつあるようだが、日本アラブ諸国との距離感を踏まえて適切に振舞ってきている。

貿易についてはどうなんだろう。国内製造業はやや不安ありつつ、しか空洞化しきっていないくらいを維持しているのではないか資源不足はどうしようもないけど、どこかから閉め出されているわけではないか大丈夫…かな。

国民意識最近不安だ。政権に不満はありつつ、かといってリベラル界隈は期待するに至らず、かといって右派の積極姿勢は上述の成功を無碍にしかねない。

まあ国内がまとまらないのは日本に限らず、ヨーロッパもそうなんだけど。

まあ政治家の皆さんにおいては、先の戦争での「反省」を踏まえて、よくやってくださいな。と丸投げしてこの記事を終えよう

Permalink |記事への反応(4) | 17:04

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2025-08-10

見るに耐えない顔文字3つ

😤←この顔文字を怒りの意味で使ってる奴は例外なく自分の怒りが正しいと信じて疑っておらずメタ視点に欠ける上に、その解決には全く寄与しようとしない

😂 ←これを多用する奴は、笑っているふりをして実は何も面白くない場をやり過ごしてる。ツッコミもせず流すことで会話を空洞化させる才能の持ち主

🥺 ←これを使う奴は、被害者ポジション居座りながら他人の譲歩を当然のように待つプロ甘えん坊であり害悪

🤔 ←これを送る奴は「考えてますアピール」してるだけで、実際は調べもせず判断もせず時間だけ溶かす

後一つは何?

Permalink |記事への反応(2) | 19:19

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2025-08-07

anond:20250806101832

ファクト人権配慮した制度設計→現状では不十分」

なるほど、AIを使った結果大事論点スルーされたんだね。

少なくとも「民主制正統性」を一政治理論としてスルーするのはあり得ないんだわ。

ましてや少数者を取り残さないことを標榜する側が。

AIを通した「少数者を取り残さない」の限界が見える。

よくオードリータンと引き合いに出されるけど、

オードリータンAIではなく自分の頭使って人権勉強した人だと分かる。

からゼロから制度設計であれができた氏はすごい人だ。人権への配慮が行き届いている。

少なくともそこには「人権大事だ」という価値判断が働いている。

価値中立AIコピペでは「少数者を取り残さない」は難しいとあなたのまとめからも分かった。

当たり前かもしれないけどAIを使う側の知性や教養が使い方で試されるね。

AI活用する政治の大切さはよく分かるけど、使う人間の知性、教養依存するような制度危険すぎる。

アンサーを返してくれてとても勉強になりました。

今因みにAIに「価値中立精神AI政治活用することは危険ではありませんか」と質問したところ、

✔️価値中立という理念AI政治活用することは、

政治に不可欠な価値判断倫理人権説明責任空洞化させる危険があります

したがって、

AI政治に使うのであれば、価値中立ではなく、むしろ「明示的な価値設計」が必要

• それは例外なく、人権包摂民主性・透明性などの規範的な価値を土台にすべきです

との返答が返ってきました。

よく支持者が「なぜリベラル側の人たちがチームみらいを批判するか」と言う声を聞きますが、こういう危険を孕んでいるからです。参政党と変わらないから。

あと「党派性に流されずに」「1議席しかないのに批判すな」という擁護もよく見たけど、それこそ党派性意識しすぎるのでは?

自分もこの問題クリアできるのであればチームみらいを応援したいと思っているんだけど、現状の制度設計だと怖すぎる。

で、あなたが結局何も答えないのは答えられないから?

政策は何か」くらいは支持者なら答えられるでしょ。

Permalink |記事への反応(1) | 08:57

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2025-07-30

anond:20250730070653

神に従うことが超決定論と一致すると仮定すると、たしかにこれは「関係性の極地」、つまり、すべてが神との関係によってあらかじめ定められているというビジョンになります

この視点と、先の怪文書のような「関係からの完全な離脱による個人自由」という対極的な世界観比較してみましょう。

比較の前提:両極の立場定義

視点内容ユダヤ教との関連
神への従属=超決定論 すべての意志・行動は神の意志の表れであり、人間は神の定めた関係性の中で生きる ランバム(マイモニデス)などでは自由意志を重視しつつも、ある段階では神の予知人間の行動が一致することを認めている
個人主義の極地関係からの完全離脱によって「自由」を得るという思想 神・律法共同体否定、タナハ的には「放浪者」や「神なき民」のイメージ

ユダヤ的に見る「関係性の極地(神による超決定)」の特徴

この仮定では、神との関係がすべてを決めている。これは、個の選択自由すらも「神がすでに与えているもの」と見なされる世界です。

ポジティブ意味ユダヤ教的に)

神が人間の行動の意味と方向をあらかじめ整えており、人間はその計画意味目的を見出せる。

共同体律法歴史倫理――すべてが神と結びついているため、人間の生には重みと責任がある。

「知っていても強制しない」神の在り方(ラビアキバなどの伝統)が、個の選択尊厳を保っている。

リスク問題点

決定論が極まると、人間責任自由意志が薄まり、「神の機械」と化す危険がある(ただし、ユダヤ教ではこれを避けるため「自由意志」をあくまで根幹に据える)。

一方、「関係からの逃走としての自由」の特徴

先の文章のような世界観では、関係性は拘束であり、個人はそれを断ち切ることでのみ自由になるとされます

ポジティブ意味

自己規定可能性を最大限に認める。

社会的ベル共同体の期待から解放される精神的な独立

自分で生きる」ことへの覚悟責任を求める姿勢

ユダヤ的な批判

関係性を否定することは、神・他者社会との倫理義務からの逃走となる。

孤独を美化し、信頼・責任契約を軽視する傾向がある。

「私は自由だが、世界意味を持たない」ニヒリズムや無目的性に陥る可能性。

両者の対比(神的決定論 vs.関係否定個人主義)

神的決定論関係性の極地)関係否定個人主義
関係性の重視* 究極的に重視(神との関係存在の核)全否定関係性はすべて束縛)
人間自由 表面上制限されるが、意味に満ちた行為として保たれる 完全な「選択自由」はあるが、目的意味空洞化しがち
道徳責任 神律に従うことが最高の責任 個の選択が唯一の基準で、倫理は相対化される
共同体 神との契約を軸とした神聖単位 分断され、個の自立を妨げる存在として扱われる
究極の人間 神の意志同調する「義人(צדיק)」 誰にも縛られず、ただ自分で在り続ける人

タナハ的視点から見ると?

聖書には「関係性の極地」に近い人物も、「関係を断ち切って放浪する人物」も描かれています

結論ユダヤ教的にはどちらが「人間らしい」か?

ユダヤ教は、完全な決定論も、完全な個人主義も採りません。

神の秩序と自由意志共存を目指します(「知っていても強制しない神」)。

個人は完全な自由存在ではなく、責任ある自由を持つ存在です。

人間関係性の中でこそ神に近づき、人格形成していくとされます

Permalink |記事への反応(0) | 07:32

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2025-07-28

anond:20250728095558

###概要結論

**結論**:製造子会社工場EMSElectronics Manufacturing Services/電子機器受託製造企業へ「工場ごと売却し、一定期間はOEM製造発注し続ける」取引は**実在**します。Xerox・Nortel・Renesas など複数社が実例です。ただし記事が述べる「従業員地獄」「必ず他社受注が増えない」といった断定的な記述は **一部誇張** が混じります実態企業地域労務慣行によってばらつきがあります

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## 1.実例確認できる主なケース

OEM(売り手)EMS(買い手)契約内容ポイント被雇用者の扱い
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2001XeroxFlextronics工場4拠点を約2億 USD で売却し、**5年**の製造委託契約を締結 3,650人をFlextronics転籍 ([EE Times][1])
2004 Nortel NetworksFlextronics 約6.75–7.25億 USD 規模、**4年**契約製造設備テスト・修理部門譲渡 約2,500人を転籍 ([EE Times][2])
2013Renesas J‑Devices国内バックエンド工場譲渡リリースで「**長期的かつ相互利益**のパートナーシップ」を明言 ([ルネサス][3])

これらはいずれも **「売却+中長期の供給保証」** という記事が指摘するスキームのものです。

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## 2. この記事の主張を分解して評価

主張事実関係 補足・反論
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a. 「利益率の低い事業を切り離せば平均利益率が上がる」 **概ね事実**。固定資産人件費バランスシートから外すと ROIC 向上。IR資料でも asset‑light戦略は頻出。 ただし一時的な売却益で営業CF が減るケースもある。
b. 「10年程度の製造発注保証する契約が結ばれる」 **ケースバイケース**。上表は 4–5 年が多いが、車載医療など長期供給義務が重い産業では 7–10 年契約も報告例あり(公表資料は少ない)。 条件は非公開が多く、年数を一律に語るのは難しい。
c. 「EMSコスト削減を徹底し、従業員過酷環境になる」 **部分的事実**。転籍後の賃金水準福利厚生が下がる、再度のリストラが起きる例はある。Flextronics は 2009 年に大規模リストラを発表 ([Reuters][4])。 ただし労組が強い地域日本国内案件では処遇維持・雇用維持協定が入ることもある。
d. 「優秀な人材ほどOEM に引き抜かれ、残るのは中途半端人材 **エビデンス限定的**。OEM が一部エンジニアを逆出向で抱え続けるケースはあるが、定量的データは乏しい。
e. 「リストラと報じられずメディア露出が少ない」 **概ね事実**。 ‘工場閉鎖’ より ‘事業譲渡’ の方が社会的インパクトが小さく報じられる傾向。 ただし大量解雇が伴う場合は WARNAct 等で届出義務があり報道される。

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## 3.メリットデメリットの整理

### 3.1OEM(売り手)から見る

メリット**

コア業務設計マーケ)集中、資本効率向上

売却益で財務体質改善株主価値向上

**デメリット**

製造ノウハウ流出リスク

長期契約が重荷になる(需要減でも最低購買義務

### 3.2EMS(買い手)から見る

メリット**

受注と設備を同時取得し稼働率を即時確保

OEM の追加案件や他社案件を呼び込む足がかり

**デメリット**

初期稼働がOEM依存需要変動リスク

習熟コスト転籍社員の調整コスト

### 3.3従業員から見る

メリット**

倒産よりは雇用継続する可能

EMS 側でスキルが活かせれば国際案件に携われる

**デメリット**

賃金福利厚生の水準低下、将来の追加リストラ

本社 R\&D などへのキャリアパスが途切れる

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## 4.情報信頼性限界

取引条件(契約年数・具体的な発注量・給与水準)は **非公開** が多く、記事のように一律に “10年”“地獄” と断定するのは根拠が弱い。

ただし複数歴史的事例で「売却+長期供給契約」「従業員転籍後の追加リストラ」は確認できるため、**記事方向性は概ね妥当** と評価できる。

個別案件労働環境労使協定地域法制で変動するため **ケースごとに検証必要**。

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## 5. まとめ(中立的整理)

観点肯定的視点否定的視点中立的見解
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経営財務改善・集中とスピード経営技術流出リスクと長期固定費産業構造の一環、M\&A戦略選択肢
労働雇用継続・新スキル獲得機会賃金低下・追加リストラ懸念法規制労組次第で大きく振れる
産業波及EMS生産効率向上で国際競争力地域雇用の質低下・空洞化産業再編不可避、政策介入余地

---

要点**:

工場EMS に売却・転籍し長期発注で縛る”スキーム複数の事例で確認

労務面の悪化人材流出は起こり得るが、必ずしもすべてのケースで同じ深刻度ではない。

本当に問題顕在化するかは、①契約内容、②労使交渉、③地域労働社会保障制度による。

必要に応じて、特定案件の詳細(契約年数・転籍条件など)を追加で調べることも可能です。

[1]:https://www.eetimes.com/xerox-sells-four-plants-to-flextronics-in-cost-cutting-move/ "Xerox sells four plants toFlextronics in cost cuttingmove - EE Times"

[2]:https://www.eetimes.com/nortel-outsources-bulk-of-manufacturing-to-flextronics-2/ "Nortel outsources bulk of manufacturing toFlextronics - EE Times"

[3]:https://www.renesas.com/en/about/newsroom/renesas-electronics-reaches-definitive-agreement-transfer-its-subsidiaries-back-end-facilities-and?srsltid=AfmBOooXR2ISAPMkouAaqnB1GyuTWt9bj--yot1VqtQ7Pom13_e9Wiaw "RenesasElectronics Reaches a DefinitiveAgreement to Transferits Subsidiaries' Back-End Facilities and Others to J-Devices |Renesas"

[4]:https://www.reuters.com/article/flextronics-idUSN1054214220090310 "Flextronics to cutjobs, close facilities |Reuters"

プロンプト

以下の様な記事があります事実ですか?

(以下コピペ

Permalink |記事への反応(1) | 17:56

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2025-07-24

自己犠牲献身的もの価値

参政党の問題を考えているんだが

党首が「高齢女性子供が産めない」発言をするような政党に意外と女性からの支持がついているという事実あんまり受け入れられなくて当初はめまいがする感覚だったんだが

これって「女性出産することにこそ価値がある」みたいな考え方を受け入れているというか内面化している女性が意外といるということなのかな

政党サイドはなんかいろいろ言い訳してたけど高齢女性の話をわざわざすることの本質がそこにあるのは揺るがないと思う

なんというか近代化とか個人主義とか自己実現みたいな概念ってようは共同体の維持にはその構成員の頭数の持続可能性が前提だよねみたいな、人間って所詮生き物だよねみたいなことからどれだけ逃避できるかのゲームだと思ってるんだけど

そこからだいぶ引き戻された感があるな

あいう言説を支持するということは一方の見方では女性社会を維持する道具としての産む機会として捉えられるのを良しとするということになるんだけど

別の視点から見ればそれは共同体を維持する為に自分犠牲にして献身したみたいなことなんだよな

家族を守るために戦争に行って戦地に散るみたいな牧歌的ヒロイズムみたいなものに近いというか

少子化にともなって子供を産んで育てるということが社会への寄与という側面で語られる度合いが増しているというのも大きいと思うけど。

男女に限らず自分価値みたいなものの実感とかそれを測るものさしみたいなもの空洞化してるんだよな。

から大いなるものへの献身自分価値を見出そうとする

その行為自体安易ものとか愚者のそれというよりも人間存在の弱さの裏返しだよな

参政党的な世界観はその弱さへの解としてはかなり危なっかしいが相当に効くものがある。

Permalink |記事への反応(2) | 22:53

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