Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


はてラボはてな匿名ダイアリー
ようこそ ゲスト さんログインユーザー登録

「祭り」を含む日記RSS

はてなキーワード:祭りとは

次の25件>

2025-12-13

ゆめ

私鉄駅の周りで歩いている。祭りあとのような交通規制で車もひともまばら。角の2階建物が焼けていた。知らない男に子供宿題の世話を頼まれる。その男の家で資格経験もないままなかば誤魔化すように何かを教えた。

もう一度外に出ると別の建物も焼けていた。規制線が張られていた。ドローンの操縦免許を取ろうか考えている。

Permalink |記事への反応(0) | 12:30

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-12-11

すし祭りってどんな祭りなんだ

Permalink |記事への反応(2) | 17:53

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-12-10

anond:20251210184638

知らん人が寒い中で皆除夜の鐘に集まって、温かいお茶とか飲んでるのめっちゃおもろいよ

祭りとかであれば目的がわかるのだがな

その風情を楽しめるレベルに達してるのは尊敬するわ

Permalink |記事への反応(0) | 19:53

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

世界が認めた光の祭典──ユネスコ無形文化遺産登録されたディパバリの輝き

インド象徴する光の祭典ディパバリが、ユネスコ無形文化遺産として正式登録され、国内外で大きな喜びと誇りを生んでいる。古くから受け継がれてきたこ祭りは、闇に光が勝つこと、善が悪に打ち勝つことを象徴し、心を清め、新たな希望を迎える文化的意味が深く込められている。

ディパバリは家庭や地域に温かさをもたらすだけでなく、人々の絆を強め、伝統次世代へつなぐ大切な節目でもある。家々の灯り、彩り豊かな装飾、祈りの瞬間、そして家族や友人との団らんは、この祭りが単なる行事ではなく、生活のものと深く結びついていることを示している。

ユネスコ遺産としての登録は、ディパバリが持つ精神価値文化的多様性世界にとって重要であることを証明するものだ。インドの豊かな伝統国境を超えて称賛されることで、多様な文化が共に輝く未来への希望も広がっている。

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873029/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873123/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873198/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873280/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873379/

Permalink |記事への反応(0) | 19:48

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

世界が認めた光の祭典──ユネスコ無形文化遺産登録されたディパバリの輝き

インド象徴する光の祭典ディパバリが、ユネスコ無形文化遺産として正式登録され、国内外で大きな喜びと誇りを生んでいる。古くから受け継がれてきたこ祭りは、闇に光が勝つこと、善が悪に打ち勝つことを象徴し、心を清め、新たな希望を迎える文化的意味が深く込められている。

ディパバリは家庭や地域に温かさをもたらすだけでなく、人々の絆を強め、伝統次世代へつなぐ大切な節目でもある。家々の灯り、彩り豊かな装飾、祈りの瞬間、そして家族や友人との団らんは、この祭りが単なる行事ではなく、生活のものと深く結びついていることを示している。

ユネスコ遺産としての登録は、ディパバリが持つ精神価値文化的多様性世界にとって重要であることを証明するものだ。インドの豊かな伝統国境を超えて称賛されることで、多様な文化が共に輝く未来への希望も広がっている。

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873029/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873123/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873198/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873280/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873379/

Permalink |記事への反応(0) | 19:47

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

世界が認めた光の祭典──ユネスコ無形文化遺産登録されたディパバリの輝き

インド象徴する光の祭典ディパバリが、ユネスコ無形文化遺産として正式登録され、国内外で大きな喜びと誇りを生んでいる。古くから受け継がれてきたこ祭りは、闇に光が勝つこと、善が悪に打ち勝つことを象徴し、心を清め、新たな希望を迎える文化的意味が深く込められている。

ディパバリは家庭や地域に温かさをもたらすだけでなく、人々の絆を強め、伝統次世代へつなぐ大切な節目でもある。家々の灯り、彩り豊かな装飾、祈りの瞬間、そして家族や友人との団らんは、この祭りが単なる行事ではなく、生活のものと深く結びついていることを示している。

ユネスコ遺産としての登録は、ディパバリが持つ精神価値文化的多様性世界にとって重要であることを証明するものだ。インドの豊かな伝統国境を超えて称賛されることで、多様な文化が共に輝く未来への希望も広がっている。

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873029/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873123/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873198/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873280/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873379/

Permalink |記事への反応(0) | 19:47

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

世界が認めた光の祭典──ユネスコ無形文化遺産登録されたディパバリの輝き

インド象徴する光の祭典ディパバリが、ユネスコ無形文化遺産として正式登録され、国内外で大きな喜びと誇りを生んでいる。古くから受け継がれてきたこ祭りは、闇に光が勝つこと、善が悪に打ち勝つことを象徴し、心を清め、新たな希望を迎える文化的意味が深く込められている。

ディパバリは家庭や地域に温かさをもたらすだけでなく、人々の絆を強め、伝統次世代へつなぐ大切な節目でもある。家々の灯り、彩り豊かな装飾、祈りの瞬間、そして家族や友人との団らんは、この祭りが単なる行事ではなく、生活のものと深く結びついていることを示している。

ユネスコ遺産としての登録は、ディパバリが持つ精神価値文化的多様性世界にとって重要であることを証明するものだ。インドの豊かな伝統国境を超えて称賛されることで、多様な文化が共に輝く未来への希望も広がっている。

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873029/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873123/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873198/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873280/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873379/

Permalink |記事への反応(0) | 19:47

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

世界が認めた光の祭典──ユネスコ無形文化遺産登録されたディパバリの輝き

インド象徴する光の祭典ディパバリが、ユネスコ無形文化遺産として正式登録され、国内外で大きな喜びと誇りを生んでいる。古くから受け継がれてきたこ祭りは、闇に光が勝つこと、善が悪に打ち勝つことを象徴し、心を清め、新たな希望を迎える文化的意味が深く込められている。

ディパバリは家庭や地域に温かさをもたらすだけでなく、人々の絆を強め、伝統次世代へつなぐ大切な節目でもある。家々の灯り、彩り豊かな装飾、祈りの瞬間、そして家族や友人との団らんは、この祭りが単なる行事ではなく、生活のものと深く結びついていることを示している。

ユネスコ遺産としての登録は、ディパバリが持つ精神価値文化的多様性世界にとって重要であることを証明するものだ。インドの豊かな伝統国境を超えて称賛されることで、多様な文化が共に輝く未来への希望も広がっている。

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873029/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873123/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873198/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873280/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873379/

Permalink |記事への反応(0) | 19:47

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

世界が認めた光の祭典──ユネスコ無形文化遺産登録されたディパバリの輝き

インド象徴する光の祭典ディパバリが、ユネスコ無形文化遺産として正式登録され、国内外で大きな喜びと誇りを生んでいる。古くから受け継がれてきたこ祭りは、闇に光が勝つこと、善が悪に打ち勝つことを象徴し、心を清め、新たな希望を迎える文化的意味が深く込められている。

ディパバリは家庭や地域に温かさをもたらすだけでなく、人々の絆を強め、伝統次世代へつなぐ大切な節目でもある。家々の灯り、彩り豊かな装飾、祈りの瞬間、そして家族や友人との団らんは、この祭りが単なる行事ではなく、生活のものと深く結びついていることを示している。

ユネスコ遺産としての登録は、ディパバリが持つ精神価値文化的多様性世界にとって重要であることを証明するものだ。インドの豊かな伝統国境を超えて称賛されることで、多様な文化が共に輝く未来への希望も広がっている。

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873029/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873123/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873198/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873280/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873379/

Permalink |記事への反応(0) | 19:47

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

世界が認めた光の祭典──ユネスコ無形文化遺産登録されたディパバリの輝き

インド象徴する光の祭典ディパバリが、ユネスコ無形文化遺産として正式登録され、国内外で大きな喜びと誇りを生んでいる。古くから受け継がれてきたこ祭りは、闇に光が勝つこと、善が悪に打ち勝つことを象徴し、心を清め、新たな希望を迎える文化的意味が深く込められている。

ディパバリは家庭や地域に温かさをもたらすだけでなく、人々の絆を強め、伝統次世代へつなぐ大切な節目でもある。家々の灯り、彩り豊かな装飾、祈りの瞬間、そして家族や友人との団らんは、この祭りが単なる行事ではなく、生活のものと深く結びついていることを示している。

ユネスコ遺産としての登録は、ディパバリが持つ精神価値文化的多様性世界にとって重要であることを証明するものだ。インドの豊かな伝統国境を超えて称賛されることで、多様な文化が共に輝く未来への希望も広がっている。

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873029/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873123/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873198/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873280/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873379/

Permalink |記事への反応(0) | 19:47

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

世界が認めた光の祭典──ユネスコ無形文化遺産登録されたディパバリの輝き

インド象徴する光の祭典ディパバリが、ユネスコ無形文化遺産として正式登録され、国内外で大きな喜びと誇りを生んでいる。古くから受け継がれてきたこ祭りは、闇に光が勝つこと、善が悪に打ち勝つことを象徴し、心を清め、新たな希望を迎える文化的意味が深く込められている。

ディパバリは家庭や地域に温かさをもたらすだけでなく、人々の絆を強め、伝統次世代へつなぐ大切な節目でもある。家々の灯り、彩り豊かな装飾、祈りの瞬間、そして家族や友人との団らんは、この祭りが単なる行事ではなく、生活のものと深く結びついていることを示している。

ユネスコ遺産としての登録は、ディパバリが持つ精神価値文化的多様性世界にとって重要であることを証明するものだ。インドの豊かな伝統国境を超えて称賛されることで、多様な文化が共に輝く未来への希望も広がっている。

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873029/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873123/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873198/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873280/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873379/

Permalink |記事への反応(0) | 19:47

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

世界が認めた光の祭典──ユネスコ無形文化遺産登録されたディパバリの輝き

インド象徴する光の祭典ディパバリが、ユネスコ無形文化遺産として正式登録され、国内外で大きな喜びと誇りを生んでいる。古くから受け継がれてきたこ祭りは、闇に光が勝つこと、善が悪に打ち勝つことを象徴し、心を清め、新たな希望を迎える文化的意味が深く込められている。

ディパバリは家庭や地域に温かさをもたらすだけでなく、人々の絆を強め、伝統次世代へつなぐ大切な節目でもある。家々の灯り、彩り豊かな装飾、祈りの瞬間、そして家族や友人との団らんは、この祭りが単なる行事ではなく、生活のものと深く結びついていることを示している。

ユネスコ遺産としての登録は、ディパバリが持つ精神価値文化的多様性世界にとって重要であることを証明するものだ。インドの豊かな伝統国境を超えて称賛されることで、多様な文化が共に輝く未来への希望も広がっている。

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873029/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873123/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873198/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873280/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873379/

Permalink |記事への反応(0) | 19:47

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

世界が認めた光の祭典──ユネスコ無形文化遺産登録されたディパバリの輝き

インド象徴する光の祭典ディパバリが、ユネスコ無形文化遺産として正式登録され、国内外で大きな喜びと誇りを生んでいる。古くから受け継がれてきたこ祭りは、闇に光が勝つこと、善が悪に打ち勝つことを象徴し、心を清め、新たな希望を迎える文化的意味が深く込められている。

ディパバリは家庭や地域に温かさをもたらすだけでなく、人々の絆を強め、伝統次世代へつなぐ大切な節目でもある。家々の灯り、彩り豊かな装飾、祈りの瞬間、そして家族や友人との団らんは、この祭りが単なる行事ではなく、生活のものと深く結びついていることを示している。

ユネスコ遺産としての登録は、ディパバリが持つ精神価値文化的多様性世界にとって重要であることを証明するものだ。インドの豊かな伝統国境を超えて称賛されることで、多様な文化が共に輝く未来への希望も広がっている。

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873029/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873123/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873198/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873280/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873379/

Permalink |記事への反応(0) | 19:47

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

世界が認めた光の祭典──ユネスコ無形文化遺産登録されたディパバリの輝き

インド象徴する光の祭典ディパバリが、ユネスコ無形文化遺産として正式登録され、国内外で大きな喜びと誇りを生んでいる。古くから受け継がれてきたこ祭りは、闇に光が勝つこと、善が悪に打ち勝つことを象徴し、心を清め、新たな希望を迎える文化的意味が深く込められている。

ディパバリは家庭や地域に温かさをもたらすだけでなく、人々の絆を強め、伝統次世代へつなぐ大切な節目でもある。家々の灯り、彩り豊かな装飾、祈りの瞬間、そして家族や友人との団らんは、この祭りが単なる行事ではなく、生活のものと深く結びついていることを示している。

ユネスコ遺産としての登録は、ディパバリが持つ精神価値文化的多様性世界にとって重要であることを証明するものだ。インドの豊かな伝統国境を超えて称賛されることで、多様な文化が共に輝く未来への希望も広がっている。

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873029/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873123/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873198/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873280/

https://www.mapmyrun.com/routes/view/6660873379/

Permalink |記事への反応(0) | 19:47

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-12-08

週末@鹿児島

出張熊本に来ている。

だが週末、熊本でなにかあるのか知らんがホテル満室で追い出されたので旅に出る。(泊まれるが法外に高い)

候補宮崎鹿児島

どっちがいいかChatGPTに聞いたら「どっちもいいよ!」みたいなふざけた回答しやがった。

おまえはいつもそうだよ。二択で質問してるのに玉虫色の回答で責任回避しようとしやがる。

どっちか選べと指示したら「鹿児島」だと答えたので鹿児島に決定、はい責任はChatGPTな。

6日朝、桜町バスターミナルに向かう。

中吉野家で朝食をとる。「牛すき定食肉二倍盛り」。朝なのでビールは無し。バス旅でおしっこ危険

俺は吉野家では「並牛」「牛鮭定食」「牛すき定食肉二倍盛り」しか頼まない。

人生吉野家から40年間これを貫いている。あと吉野家以外の牛丼屋はパチモノでありクソである

キン肉マン問題や嫌なら食うな問題などどうでも良い。牛丼吉野家である異論は認めない。

吉野家下通店のドアは手動である、なぜ自動ドアにしないのか謎。理解不能。これだけは吉野家を許せない。

熊本大衆は育ちが悪く品性が低めなので開けたドアを閉めない。ドアをきっちり閉めたら負けだと思っている。

意味わからん

熊本にはそこらじゅうに「あとぜき」の張り紙がある。熊本弁で「開けた扉を閉めろ」という意味だが、

そんな張り紙をあちこちで見かけるほど奴らはことごとく閉めない。

まして吉野家の手動ドアなど完全に閉まることはまずない。閉めろと念入りに張り紙はしているが誰も閉めない。

寒風が吹き込む。マジうざい。だから田舎は嫌なんだよ。

イライラしながら牛すき肉二倍盛りを食う。不穏な空気である

徒歩、桜町バスターミナルに着くと20分後出発の便がある、鹿児島行きバス路線があるのは知っているが時刻表までは調べていない。

チケットを購入。

旅慣れている俺はファミマで颯爽とお茶チョコワッフルを購入。

バスに乗る。

熊本バスはクソ遅い。市内慢性的渋滞なのに市内から高速道路までのアクセス道路が無い。首都高的な、バイパス的な道路がなく

遥か遠いインターチェンジまで下道を走る。

桜町バスターミナルから熊本ICにたどり着くだけで一時間かかる。新幹線ならもう鹿児島に着いている。

だがバスなら4200円で鹿児島まで行ける、新幹線だと7700円

バス一択である、金は無いが時間たっぷりある。そもそも急ぎの旅ではない。バスの車窓も含め旅なのだ

それにしても遅い、市内でいちいちバス停に止まり乗客を乗せる。高速バスなのにぜんぜん高速じゃない。

ようやく高速道路に入り山中をひたすら走り、無駄鹿児島空港に立ち寄り、3時間半で鹿児島中央駅に到着。14時くらいだったと記憶している。

鹿児島は20年ぶり。今の駅ビルに建て替わる直前の鹿児島中央駅(当時西鹿児島駅)にしかたことがなく現在の立派な駅ビルには薩摩藩の貫禄を感じた。観覧車もあるし。

駅前をふらついていると市内観光循環バスを見つけた。230円でぐるっと一周できる。80分乗って230円。どう考えてもお得。乗るしか無い。これで主要観光地全部行ったことになる。

乗ってから数分で気付いたが、そういえばこれ20年前も乗ったわ。見覚えあるわ。行動パターンが20年変わってない俺。

西郷どん洞窟ショボっとか思いつつ、20年前も見たわ、みたいな。

俺は日本全国、世界各地行っているのでたいていのモノは初見でも感動も無いが、二度見であるからさらに新鮮みもまったくない。

16時。アホらしくなり途中天文館で降り(ほぼ一周してる)、銀だこで腹ごしらえ。

安定の銀だこ、どこで食ってもハズレはない。

鹿児島に来たからと言うて嬉しそうに黒豚だの地鶏など食わない。どうせまずい。よくて値段相応

高度に資本主義が発展し、かつ食品の保存、輸送が極限まで進化した我が国

朝に豊洲仕入れた魚が午後には那覇空港に到着し空港の中の寿司屋提供されるのだ。

美味い魚や肉や野菜大資本が狩り尽くし、一般市場にはそのお溢れしか回ってこない。

地元から新鮮で高品質で安い、なんて幻想にすぎない。もうそんな時代ではない。

美味いもの食いたきゃ金を出さなければならないし、品質は都会も田舎も変わらない。

都会の方が競争があるだけ切磋琢磨があり、安くて美味い。

から銀だこで良いのだ。

ハイボールたこ焼き、最高であり、庶民幸福であり、食いながら宿を探す。

宿は取っていない、取れなきゃ満喫でもいいのだ。この時間になるとホテルは空室よりもマシと捨て値で部屋を売り出す。

案の定東横イン7000円を見つける。予約し銀だこ会計チェックインに向かう。徒歩5分

ちなみに銀だこスタッフはみな可愛かった。鹿児島女子レベルが高いように思う。熊本には悪いが熊本はアレだ。

熊本は男は扉を閉めない、女はヘチャ。ではいいとこ無しのようだが、俺は熊本が大好きだ。なんなら引っ越ししてもいいと思っている。

息子が友達と離れたくないと拒絶したので断念したが、でもキミクラスで浮いててボッチって嘆いてなかったっけ?まぁいい。

ともかくホテルチェックイン暇つぶしテレビを見る、スマートテレビはネトフリにも対応、颯爽とログインして「斉木楠雄のΨ難」の続きを観る。鹿児島まで来てなにやってんだと思うだろうが、いいのだ。こういうのでいいのだ。

21時。小腹が空いた。週末の鹿児島繁華街、どんなものパトロールに出発。

グッと来る店がまったくない、Barキャバクラ居酒屋、なんでもいいから1軒くらいと思ったが、無い。

仕方がないので客がそこそこ入ってるラーメン屋に入ったが、ぜんぜん美味くない。な?だろ?

ホテルに戻り寝る。

朝、さてどこに行くか、ノープラン。アホらしいので即戻りでもいい気がしてきたが、せっかくだし、桜島に行く。

桜島には興味はないが一応は名物だし未踏破なのでよかろう。

フェリーに乗る。チケットは無く桜島の下船時に支払うという合理的オペレーションはグッドである。そして安い。250円だったか

金額を確かめようと念の為にググったら検索要約に130円と出てきた。どっからそんな値段が出てきたのか。これだからAIは。

古い値段なのか、小児運賃誤判定しているのか、意味わからん

 

それにしても桜島は偽物である。おまえ島を名乗っているが島じゃねぇじゃん、繋がってんじゃん、現状ただの半島であり錦江湾のノドチンコである。桜半島改名しなさい。島じゃないんだから

無論、ただの地名であるという言い訳もありましょう、例えば島原は島でも無いし原っぱでも無い、島が付く地名などゴマンとあり、地名実態は別物であり、安田さんが安いわけでも田んぼなわけでもない、それらの一種であるという言い訳だろうが、俺は許さない。

 

とか思いながら桜半島を眺めていると船は出発した。デッキではアホみたいにうどんを食うてるアホがいる。クソ高いのに美味いわけが無い。

テレビタレントうまいうまいと言うてるのを見て自分も食いたくなったのだろう、美味いわけが無い。

船は15分で到着。元船乗りの俺としてはこの手のフェリーの操舵技術には感服する。

毎日決まった航路、港とはいえ、すごい技術なんですよこれ。

自動車CMなどでキツキツ駐車スペースにスピンで滑りながらピタリと止める、みたいな演出あるじゃん

あいレベル運転なのよ、素人にはわからんだろうが。

ともかく桜半島に到着。

降りる、250円払う。Suicaで払おうとしたが使用する人はほとんどいないのだろう、都度タッチ端末を起動しているのか知らんが応答がすこぶる遅い。

ところで半島がなにやら騒がしい。爆発音が鳴った。

なんぞ?

なんか人がたくさん走ってきた。マラソン大会してやがる。うっざ、さっきのはスタートの合図

この手の観光地にはたいていレンタル自転車があるもので、案の定あったので借りに行ったら今日マラソンからダメだと。ふぁっく

わざわざ活火山真下マラソン大会やってんの。3000人集まってんの、アホかと。

徒歩で海岸沿いに向かう

ビジターセンターなる観光施設があったので入る、土産屋があり溶岩石が売っていた。300円。

マイクラにハマってる息子が最近やたらと溶岩溶岩とうるさいので買っていこうと思ったが、

ここってそこらの石全部溶岩じゃねぇの?

という真実に気づいてしまった。

海岸沿いに恐らくかつて溶岩だったのではなかろうか的な石ころを拾ってカバンに詰めた。300円儲かった。

なぁに子供にはわかるまい。ただの石でもいいのだ。

かつこの行為が厳密には法律違反ではなかろうとかい懸念もあるが、俺の中では違法性は阻却されると判断している。

鹿児島に戻る。

ちなみに船の出発ジングル長渕剛であった。俺は長渕が嫌いである。

人格品格というのはその人がアイデンティティ確立において誰もが何かしら持つ劣等感をどのように消化するか、が大きく作用する。

彼は音楽に関しては天才である。体系的音楽教育を受けずギター一本で多くの人の記憶に残る名曲を生み出してきた才能は凄いのであり、俺も若い頃、まだ自分ピアノを弾いていた頃には彼の曲をいくつか弾いた。コード進行シンプルであり、奇抜な音楽要素を取り入れるわけではなく、しかし優しく強いメロディーは誰の頭にも残る。

が、彼は自己プロデュース能力タレント性、カリスマ宗教にしてしまった。

アホを信者搾取することは悪いことではない。宗教屋はみなやってる、それで救われるやつもいる。

が、彼は劣等感の克服を歪んだ形で完結させ、歪な宗教昇華させた。俺はそれを嫌悪するのだ。

ワンテイクというYoutubeチャンネルにも出ているが、説法がながぇのよ、普通アーティストは「行きます」程度の一言演奏開始するのだが、彼は人生口上を長々と30分近く喋ってから演奏に入る。うぜぇぇぇぇ、のであり、嫌いだ。

さて、俺は帰りのフェリーの甲板で涼んでいた。外気温19度、日差しもあり普通暑い。散々歩かされたので汗ばんでいる。

Tシャツ一枚で潮風に当たっていた。くっそ気持ちいい

が、近くに高校生修学旅行グループ行動らしき集団がいて、「さーむーい」「マジありえなーい」みたいな私弱いアピールして女子の真横でTシャツであり、俺がおかしいのか、JKがブっているのか、みたいな絵面であり、俺はJKたちに笑われていた。

さーせん、間違えているのは俺です。デブ中年ナメんなよ。

鹿児島中央駅まで戻り指宿まで行く、まだ時間はある、片道1時間ちょい。指宿で降りずにそのまま乗り続けるとJR路線西端西大山駅まで行けるらしく、かなり魅惑的であり、てかそのまま枕崎まで行きたいが、アホではないので帰りをシミュレーションすると無理ゲーであることがわかり諦めて指宿で降りる。

というか、鹿児島県は上白石萌音様を生み育てた聖域であり、指宿はかの大漫画家川原泉先生を生み出した伝説の地である

堪能せねばならない。

指宿駅前食堂だか居酒屋だか料理屋みたいなのがあり、2500円の定食を食う。きっと川原泉先生もここで飯を食われたに違いないと考えると美味さは倍増する。実際美味かった。だが、どうやらその日は指宿で全国かつお祭りとやらが開催されているようで(店にポスターが貼ってた)、車で10分ほどの会場でなんかやってるらしい。13時半なのでまだ間に合う。俺が計画的に行動し、事前リサーチしていれば間違いなくそれをターゲットにしていただろう、カツオは俺の好きな魚ランキング10位内には入るほど好きだ。残念

が、2500円の定食にはカツオも入っていたのでヨシとする。

地ビールがあったので飲む、美味い、おかわりしてしまった。これが間違いだと気づくのは30分後である

14時半、帰路、鉄路バスか。どちらもアリのようだ。来るときJRだったので時間かかるが景色の良さそうなバスもよかろうとバスで帰ることにした。ちなみにJRはクソであり、せっかく海岸沿いを走っているのに藪で景観台無しである

JR軌道外の雑草放置しているため車窓は最悪のコンディション。

で、バスに乗ったが10分走るとおしっこがしたくなった。

言い訳をすると乗車直前にトイレには行ってる、アホでは無いのだ。

が、ビール二本の利尿作用は即座に猛烈に来た。

あと1時間ちょい我慢は「むり」との決断を下し、途中「観音崎展望所」バス停で途中下車

道の駅からトイレくらいあるだろう、あった、おしっこした。セーフ。間に合った。次のバス検索すると絶望しか無かった。2時間後。

最寄り駅まで徒歩20分。20分くらいは歩くが、列車が来るのは1時間後。ふぁっく。ド田舎死ね

結局小一時間海岸で桜半島を眺めながら佇むことになった。気候が良いのが救い、桜半島はきれいだった。

ようやく時間が来たので生見駅から列車に乗る。「ぬくみ」と読むらしい、勉強になった、残り人生で活かせる機会は無いだろうが。

生見駅での乗客は俺一人だが、枕崎指宿から乗ってきたのであろう観光客で空席ゼロ外人だらけ。

ちなみに生見駅の側には「この付近で大便した奴はぶっ殺す 家主」的な看板があちこちにありどんな治安だよと思った。

17:10 鹿児島中央駅到着

本来の目論見では鹿児島中央から4400円でバス熊本まで戻る予定だったが、この時間だともはや新幹線ワープしかない。

(当初は在来線オレンジ鉄道経由も考えていた)

タイムイズマネーである。なぁに金ならある。

指宿在来線から新幹線に乗り換えようとしたのだが、改札内新幹線切符売り場は無いらしい、一度改札を出てから買い直しだとか。

都会育ちの俺は新幹線とは5分に一本走っているものという常識がありそのような感覚だったが、時刻表を見ると絶望しかなかった

17:04 福岡方面新幹線出発

17:07 福岡方面新幹線出発

17:10 指宿から在来線到着(俺が乗ってきたやつ)

17:54 福岡方面新幹線出発

 

はぁぁぁぁぁ?

よんじゅうよんぷん?待ち?なんで接続列車にしないの?その前が3分間隔出発で次が44分の空白ってなんなの?

なんでばらけないの?アホなの?

 

が、良い、許す。俺はちょっと機嫌が良い。

実は指宿からの帰路に衝撃的な出会いがあった。途中でJK3人組が乗ってきたのだが、その一人が俺の初恋の人にそっくりだったのだ。

瓜二つというて良い、とはいえ初恋の人に最後に合ったのは35年前なので記憶が定かではなく写真も持っていないので相当補正がかかっているかもしれんが、顔立ち、スタイル雰囲気そっくりだった。俺が余命一ヶ月とかならアレでソレしてしまたかもしれない。だが俺はあと50年生きる予定なのでそんな事で刑務所には入りたくない。

ともかく、鹿児島中央駅で無駄に44分潰すことになった。

コーヒーを飲む。そういえば出張に電動鼻毛カッターを持ってくるのを忘れた(バックのどこを探してもない、入れたはずなのに)ので隣のヨドバシで買うか思案、だが、よくよく考えてみると鼻毛カッターを使うのは1週間から10日に一度である

出張はあと2週間だから使っても1回、もしくはせいぜい2回であり、自宅に戻れば前のがある、別にそれで困ってない。

パナソニック製で10年前に購入したものだが、電池式なのでバッテリーヘタリもない。そもそも毎日使うものでもない。

電池交換もこの10年で2,3回である

そしてこの歳で新しい電動鼻毛カッターを購入したとしてあと何回使うだろうか。鼻毛がどうでもよくなるのが80歳くらいだとして、週一使うとして残りざっと1400回である

あ、けっこうあるな、新しいの買ってもいいかな、人生最後の電動鼻毛カッター、いやいやいや、今のやつで人生最後まで走り切れるのでは。

電池交換もあと3,4回か。てか俺の人生っていったい。

とか考えてたら30分が過ぎ、ホームに向かう、新幹線ホーム喫煙所があると思いきやなかった。大都会熊本駅にはあるんだけどね。

新幹線発車。

車内アナウンスで「座席荷物置くな」と言うているのにお隣の中年女性はガン無視

俺は三列シートの真ん中にふんぞり返って座っている。なぁに乗車率3割も無い。

ちなみに三列シートは真ん中だけちょっと幅が広いのだ。

熊本到着、ここから在来線であと少し、ジョルダンによると

18:40 新幹線熊本到着

18:58 熊本出発(豊肥本線 肥後大津行き)

18分のインターバルがあるのでのんびり新幹線ホーム喫煙ルームタバコを吸う。

 

吸い終わり、ん?豊肥本線ってこの時間そんなに間引き運転だったっけ。調べると

18:43発があった。余裕で乗り換え間に合うじゃん。ジョルダンふぁっく

 

なんやかやホテル到着、急いで帰ったのは理由がある、荷物が届く。

スーツケース宅配便で送っている。ホテルというかウィクリーが預かってくれないので近所のコンビニからPermalink |記事への反応(0) | 16:52

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

小学生の時に新興宗教を作った話

毎年クリスマス正月のような宗教色の強い時期になると思い出すので備忘録として書いておこうと思う。

とても長くなるので読んでも読まなくても構わない。

はいくらでもあるが、当時小学生お子ちゃまが頭を振り絞って考えたことだったので生暖かく見ていただければ幸いだ。

まり

増田が6年生だった頃のことである

当時通っていた小学校お受験が盛んで、クラスの半分以上が中学受験するような学校だった。中には体育や道徳など勉強関係ない授業が多い日は学校休み塾へ通うように親に指導される子供がいるような学校である

そんな雰囲気学校だったため増田も塾に通わされていたが、増田の親は仕事が忙しく放任主義だったため、どちらかというと自由に延長できる学童のような使い方をしていた。親が帰るまで子供1人は心配から大人がいる塾で勉強して暇を潰しなさい、という発想かと思う。

当然、遊びたい盛りの子供は不満である

から晩まで勉強で楽しくないし、学校教師子供達に学校勉強させようと胡麻擂りに必死だし、塾ではライバルたちと比較される。お子様なりにフラストレーションが溜まっていた。

小賢しく、自尊心が高く、承認欲求が強く、何よりも勉強以外で暇を潰したかった増田はそこで考えた。

そうだ、宗教を作ろう。


友人について

当時の増田立ち位置は「1軍グループにいるけどちょっと浮いてる変なやつ」だった。友人Aと友人Bの親友というだけで残酷子供達のカーストの中で辛うじてバラモンの仲間に入れてもらっていた。友人Aと友人Bの存在がなければきっとダリットだったと思う。

とにかく、増田には2人の親友がいた。勉強スポーツもできて誰からも一目置かれる友人A、とにかく話がうまく誰とでも仲良くなれる才能がある友人B。

入学した時にたまたま席が横並びになったというだけの出会いだったが、それからこの2人はこちらが申し訳なるくらい良くしてくれ、そのおかげで陰キャ性格がドブカスだった増田も「みんな仲良し♪」の仲間に入れてもらうことができたのである

表向き友人Aも友人Bもみんなの前では「気のいいやつ」だったが、実は2人とも性格にはかなり難があった。いや、だからこそ増田と仲良くなれたのかもしれないが。

友人Aはなんでもできるからこそ傲慢で、支配欲がある。少し早い厨二病であり、大きな声では言えないがナチに憧れていた。大きな声で言わないところが実に打算的であり、増田はそこが気に入っていた。

友人Bはとにかく人からの評判を気にしていて、いつも自分悪口を言われていないか怯えていた。それと同時に人の内緒にしておきたい部分を暴くのが大好きで、いつか何かあった時に脅せるように、仲良くなって秘密を握ることで快感を感じる癖があった。

増田はといえば親友2人を自慢に思うとともに、増田の言うことを疑いもしない人気者2人を操る優越感に浸るクズだった。

ズブズブに共依存している闇のズッコケ三人組である

そんな悪友2人に、こんな面白いことを共有しないわけにはいかないと増田は思った。

宗教を作ろうと思う」と増田は言った。

いいね、やろう」と友人Aは言った。

信者100人くらい欲しいね」と友人Bは言った。

増田は「こいつら話が早すぎるな」と思った。

そうして、宗教を作ることになった。

宗教を作ろう

増田キリスト教圏で育ったので神の存在に関しては割と思うところがあった。

そこで「神」不在の「思想」の宗教を作ることにした。

思想宗教の違いは難しいが、神の存在を論じられるほど増田信仰は深くなかった。ただ、人間熱狂宗教になりうる、と子供心に感じていた。

小学生だった増田の狭い狭い世界の中で、唐突宗教を作ろうと思ったわけではない。「これはいける」と思った出来事があった。

発端

どの小学校でも道徳の授業があったと思う。お受験組の気を引こうと躍起になっていた当時の担任は、その道徳の授業で「いいこと投票」というものをしていた。

その名の通り単純で、「いいことをした人を匿名投票して、得票数が高かった人を表彰する」という仕組みである

これは単純だが、小学生承認欲求をかなりくすぐった。なにしろ、いいことをするだけで教壇の上で褒められ、その上シール(子供にとってのシール!史上の喜び)を授与されるのである。名札の裏にいいこと投票シールを貼るのがステータスになるのにそう時間はかからなかった。

増田はヒネた子供ではあったが、それでも投票されたら悪い気はしないし、いいこと投票が頭をよぎって人助けをすることもあった。

それと同時に、「これは使えるな」と思った。

まり、「人の善意は操れる」と知ってしまったのだ。

増田が育ったキリスト教の教えでは、善行は死後の世界のために積むものとされていた(諸説ある)。だが、小学生にとって死後の世界など遠い存在である。「善行を積めば人々から尊敬されるという承認欲求」の方が何より魅力的なのではと思った。

どうせ宗教を作るなら、ハッピーな方がいい。

3人の意見はまとまった。

その週末、3人で図書館に行った。親は大喜びでお駄賃までくれたが、目的宗教について調べることであった。当時インターネットはかなり普及してきていたが、学校コンピューター室で宗教のことを検索するのはかなり気が引けた。そこで図書館へ行くことにした。

日中調べて回って、以下のことを決めた。

小学生なりに考え、実行に移せる最大限を考えた。

そしてそれを実行に移した。これが6月の頃である

〇〇〇〇教の立ち上げ

結論から言うと、〇〇〇〇教はバカウケした。

結成時に十数人を集めて行った友人Aの演説は素晴らしいものだった。増田が授業中書いた原稿と同じ文言とは思えないほど力に満ち溢れ、説得力があり、心に訴えかけるものがあった。その場にいた全員が信者になると誓い、お札を下駄箱に貼り付けた。

友人Bの勧誘も実に巧みだった。誰に話せば一番噂が広まりやすいかを友人Bは知り尽くしていた。すぐに手元にあったお札はなくなり、増刷をすることになった。学年のほとんどが入信し、シールは飛ぶようになくなった。匿名投票のための空き下駄箱は常に紙が入っている状態で、ランドセルの蓋にシールを貼るのが大流行した。

3人はそれで満足し、たかを括っていた。小学生拡散力を舐めていたのである

拡散組織化

夏が来て塾の夏期講習が始まってから、他校の生徒に声をかけられることが多くなった。もちろん入信の申し出で、最初は喜んで案内をしていた。

だが、20人を超えたところで不安になり始めた。なにしろ、塾でしか会わない人間である匿名投票匿名性は失われ、よく知らない人間善悪判断しなければならない。

3人は作戦会議をし、組織化をしなければならない、と結論を出した。信者たちを支部に分け、各支部ごとに信者たちをよく知る支部長を置くことにしたのである

それと同時に、今まで全て3人で行っていた運営テコ入れをすることにした。

まず、専門のデザイナーを雇った。非受験組の絵が得意な信者シールとお札のデザイン一新させた。毎月シール図柄を変え、飽きの防止とインフレの防止を図った。

また、情報屋も雇った。告解で得た情報さら価値のある情報を交換するためである。これは画期的で、「この秘密を話すので誰々の好きな人を教えてください」とかが大変多くなった。

支部長の下に秘密内部監査官も置いた。これは支部長の不正信者との癒着告発させるためである

組織化したことにより、3人の地位は確固たるものになった。カリスマ教祖の友人A、人に響く教えを説く友人B、善悪を裁き組織をまとめる増田

夏休み中もムーブメントは衰えを知らず、信者は増え続けた。3人は有頂天になっていた。

そして学校が始まり、始業式の後、3人は応接室に呼び出されたのである

お叱り

〇〇〇〇教は教師陣の間にも知れ渡っていた。

当然である人間の口に戸は立てられない。小学生なら尚更だ。

つの学校ではなく塾や習い事によりその地区の他校にも伝播した〇〇〇〇教の信者は把握できるだけで数百人を超えていた。

夏休み中、先生方は連携をとり、学校再開とともに終わらせようと話し合いがされていたらしい。

説教は3時間に及んだ。これは、先生方の話が長かったこともあるが、こまっしゃくれたクソガキだった我ら3人がいちいち反論を仕掛けたかである

そもそも、我々は何も悪いことをしていなかった。ただ「いい人になろう」「いい行いをしよう」「いい人たちを尊敬しよう」と言って回っただけである。「ご利益がある」とお札を売りつけたり、告解で得た弱みを握って脅したりもしていない。ただ、善行を行わせて噂を流通させただけなのだ

教師陣もそれがわかっていたのであまり強くは追及してこなかったのだが、我々があまりに舐め腐った態度をしていたのでだんだんヒートアップし、複数教師が入れ替わり立ち替わり講釈を垂れ、最終的に「解散宣言をしなさい」と一方的要求押し付けてお開きになった。

応接室を出て、下駄箱に向かい、校門をくぐった瞬間、3人は爆笑しながらハイタッチをした。

馬鹿め、もうそんな段階にないのだ!」と知っていたからだった。

子供と接しているのに大人である先生の皆皆様方は全くわかっていらっしゃらない。子供禁止されたらもっともっとやりたくなるんだよ!

受験用に詰め込まれ知識であるキリシタン気持ちがその時はよくわかった。抑圧された宗教は熱を増すのである

〇〇〇〇教は密教と化し、いよいよ肥大化していた。

隠語で呼ばれ、ミサと称した会合秘密裏に行われ、塾に通うために学校を休んでいた層もせっせと体育館裏に足を運び秘密を囁くようになった。

教師陣は躍起になっていたが当時流行り始めた学校掲示板mixi日記などで〇〇〇〇教は着実に広まり信者は増え、もはや我々3人の手に及ばないものになっていた。

知らないデザインシールが増え、知らない告解が増え、知らない宗派ができていた。

秋が来て、塾で勉強している間に冬になった。

祭りの後

冬季講習の最終日、いつもの公園ジャングルジムの上に集まり、80円の缶ジュース乾杯をした。

「そろそろやめよっか」と増田は言った。

教祖しかったなぁ」と友人Aは言った。

卒業、さみしいなぁ」と友人Bは言った。

正直、もうその段階ではないことはわかっていた。これはただの勝手な「一抜〜けた!」である

教祖司祭裁判官も全てを誰かに押し付けて、こそこそと逃走するのだ。信者からすれば大きな裏切りであり、大罪だろう。

でもぶっちゃけ、飽きちゃったのだ。自分たちを置いて勝手物事は進んでいくし、勝手教祖を名乗るものも出てくるし、勝手布教されているし、勝手に人が人を裁き始めるし。

だって子供だし、受験もあるし、そもそも進学したら続けられないし。

色んな言い訳をして、色んな人と話して、時にやり合って、押し付け合って、そうしている間に受験学校に行かなくなって、ようやく卒業のために帰ってきたらどうやら全てが終わっていた。

あれだけ熱狂的だった信者たちは激減しており、卒業とともに誰かに譲られるためランドセルの蓋はシールなんてなかったように綺麗になり、空き下駄箱は使用禁止になっていた。

教室の後ろの「いいこと投票」の模造紙は取り払われ、「卒業おめでとう!」の垂れ幕に変わっていた。

こうして、我々の宗教活動は終わった。

最後

友人Aは卒業と共に他県へ引っ越した。6年生になった時から決まっていて、増田たちと最後に何かしたい、と言っていたので「何か」は間違いなくできたと思う。

友人Bは志望校に落ちたので増田とは違う中学に進学した。あれだけ熱心に活動に勤しんでいたというのに引っかかったのは幸運だと自ら笑っていた。

増田中学で若干いじめられそうになっていたが、入学した時に席が前後になった友人に助けられなんとかグループの輪に入れてもらい事なきを得た。教訓としては、コミュニティに入って一番初めにできた友人はなんとしてでも大事にした方がいいということだ。

それぞれ無事進学して、就職して、結婚して、最近オンライン飲み会なるものを開催している。

この間、家族で親元へとUターン引っ越しをした友人Bが酔っ払いながら教えてくれた。

最近子供ランドセルの裏に変なシールをくっつけて帰ってきてさぁ」

友人Aはしばらく黙った後爆笑したが、増田は少し泣きそうになった。

この歳になると涙腺が緩くなって困る。

キリシタン、まだいるのかぁ。

Permalink |記事への反応(1) | 13:40

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-12-06

anond:20251206100623

伝票集計に3日かかるぜ!経理部門は30、31日、1日は集計祭りだ!泊まり込みで弁当取っていいぞ!みたいな方がむしろ楽だよ?

「朝ダッシュボードに集計出てるでしょ?利益率とシェアの増減要因分析報告して?対策案も検討しておくこと」って言われる方がしんどくね?

Permalink |記事への反応(1) | 10:14

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-12-05

アニメ銀八先生』に思うこと

はじめに。

 内容はまったく肯定的でないです。

 本文中、主語がざっくりしている箇所がありますが、この文章目的上、「アニメ銀八を楽しめていない〇〇」であることを含みおき下さい。

 楽しんでご覧になっている方や、銀八銀魂が大好きで面白い面白くないは関係ないんだという方はご気分を害される内容のはずです。

 自分自身気持ちの整理や一感想として残しておくこと、また、同じように感じている方に届けばいいなと言う気持ちで書きました。

 したがって、作文の程度は低いものですので、お目通しになる際は、可読性についてはご容赦ください。

 

 

アニメ銀八感想

 よくある5段階評価を付けるなら、決して星2を超えない。

 星1ではなく2なのは声優さんの演技や製作の苦労といった、クリエイターへの“同情”から

 まるちばーす祭りもライビュを昼と夜の両方見に行ったり、銀八放映開始を本当に楽しみにしていた。

 それがどうして低評価となったのか。

 Xやレビューサイトで評判を調べれば、多くの人が次のように口を揃えている。

テンポが悪い」

BGM効果音に乏しい」

 賛同する。

 さらにこんな意見もある。

ギャグが滑っている」

「空知先生ギャグセンスに見られた面白みを感じない」

銀魂本編のノリと違う」

 これも確かに言える。

 何故こんなふうに言われるのか。

 そして何故、私自身も同じように感じ、賛同するのか。

 

原作小説文体好き嫌いこそは分かれると思う

 まず、『銀八先生シリーズ原作小説は空知先生ではなく、大崎知仁先生が著されている。

 ギャグ雰囲気に違いを感じる人がいるのは、書いている人が異なるためもあろうと理解できるが、私が読んだのはシリーズの折り返しまであるものの、原作小説も十分“楽しめる”内容とクオリティだった。空知先生も「(ノベライズの内容は)銀魂のものだ。自分の代わりに大崎先生に書いてもらうことにする」と冗談めかしながらも太鼓判を押していたくらい。

 元は普通小説を書かれる作家さんであることは、銀八本文内の表現言い回しに滲んでいる。だから文体をあえてここまで落として、よくあのハチャメチャな作風文字として表現できたなと、私は銀八原作小説結構高く評価している。私が読んだのが半ばで止まっているのは、その“あえて落とされた文体”が個人的に合わず、読むのに大変な体力を使うからで、内容の退屈さからではない。

 なので「原作小説からそもそも面白くなかった」という声は、この若年層向けの文体が合わなかったものではないかと推察している。こう言っているのは、高校生以上の読書慣れした人が多いのではないか小中学生なら取っ付きやすハードルの低い文体だと思う。

 だからギャグが滑って」「面白みを感じない」のは、場面転換や時間経過表現セリフセリフの間の妙なテンポの悪さが寒々しいからではないだろうか。その寒い所へBGMアシストもないので、笑わせるつもりのネタも響いていかない。そうして場がシラケるような気まずさを視聴者に与えるのだろうと思った。

 

元の部分を減らして、余計に追加されるアニオリ

 では、何故テンポが悪いのか。

 文字ベース原作小説アニメにすると恐らく尺がギュッとして足りなくなる。これを30分枠で一本の作りにしているため、間が持たずタラタラしてしまうのではないだろうか。

 割り切ってAパートとBパートで分ける、クレしんのような形式にすればここまで間延びはしなかったのではないか。何話目か忘れたが、この構成の週は間延び感が緩和されて感じたので、的外れな発想ではないように思う。

 さらに、原作小説そのままでは尺が足りないのであれば、元を削るようなことはせず、アニオリはその不足分を充填する要素として用いればいいのに、何故か原作小説の内容を削ってアニオリを入れてくる。これが面白いなら構わないが、面白くないか賛否別れるハメになっている。

 複数レビューで同様に見られた表現が「二次創作みたい」というもの。これには唸った。

 例えば2話か3話のアバンで、銀八が生徒らが幼児化や獣化する白昼夢を見る。正直公式アニメにそういう供給は求めてない。

 見るのはオタクばかりじゃない。天下のWJの目玉漫画ギャグの人気が高いんだから漫画が好きな普通の人たちも読んでいたしアニメも見ている。評判を調べていても「懐かしいと思って見てみた」という人も多い。

 そうした需要様相に対して、特定の、狭いニーズに向けたようにも感じられるショタロリ化、ケモ化といったイロモノネタ面白くないどころか笑えないとさえ思える。

 また、オリネタの勢いの弱さや面白みの薄さもある。

 銀魂アニメのアニオリは、いい意味で、空知先生と同年代か少し上のおじさんたちが、おじさんホイホイやキワキワの下ネタでアニオリを突っ込んでくれていたので、作品との相性が良かった。しかし今回は監督脚本女性で、恐らくそうした方面への解像度が以前の上流工程陣ほど高まりにくいのではないだろうか。

 銀魂アニメ監督さんたちは現在50代前後男性で、彼らの子時代にはまだ家庭科授業は女子だけというような区分があった。男女で見えるもの、培えるものに今よりも差があったことは想像やすい。

 加えて、キャラクターの扱いや動かし方といったものも雑だ。分かりやすいところだと高杉や土方。

 頬をこけさせ好物を吸引する土方が、バケモノのように揶揄され、その姿をくどく使いまわしていたところや、ギャグを放とうとして滑り散らかす高杉というネタも、それしか弾がないかのように繰り返し繰り返しで、大変しつこかった。大抵の繰り返しネタは二回、内容や出来によっては三回程度なら繰り返していいが、この浅さで動かされるキャラクターネタを二度三度見せられるのは御免だと思った。

 深夜放送とはいえ学園設定、学生ものであるゆえに、昨今のコンプラ意識の変容による縛りを余儀なくされ、表現の幅・深度に制約があることも考えられるが、どちらにせよ、アニオリ部分に面白みを感じられない。

「そういうのは二次創作でやる」というやつだと思う。公式なら、ちゃんキャラを動かしてほしい。

 

環境時代体制の変化はどうしようもないけど…

 従って、全体的に惜しさ、つまらなさ、退屈さ、以前のアニメとの差異を覚える流れは以下のセットだと推測。

 音の乏しさ。テンポのもたつきイマイチ乗らない視聴者気持ち。シラけ、空回りした空気キャラクターの掘り下げの甘いネタさらにシラケる視聴者の心。以下ループ

 声優さんの変わらない演技とプロ意識、及第的な作画で体面は保たれているが、原作小説の履修、未履修に関わらず、自然のうちに期待のハードルが上がっていたもの銀八アニメでは叶えられなかったということなのだと思う。ましてや、まるちばーす祭りなど、公式サイドが気流を上げまくっているのだから期待値とともにハードルは上がって当然だ。

 1話アバンでも確かにこの事については触れていた。「渡されたバトンが重い」と。

 でもね、と。

 これについても言及したい。

 プロが、クオリティ担保をできないことを、いくらやりたい放題ギャグ作品であろうと、「別物だと思って」と言い訳めいた建前を設けたことには、はっきり拒否感情を覚える。

 確かにメタさは銀魂醍醐味ひとつだ。けれど、これまでよくネタにされてきた、オマージュをやって色んな偉い人に怒られたというメタエピソードは、視聴者を楽しませるためにギリギリアウトのことまでした結果、BtoB的にはひんしゅくを買ったという話なのであり、今回のように、BtoCで十分な提供が出来ないことを言い訳がましく置き石するようなネタとは性質を全く異にする。例えば環境が整えられる状況でなかったとか、無理な予算納期で進行していたという話はエンドユーザーには関係の無い話である製作者らで談義したり解決すべき話なのであり、消費者をそれに巻き込まないでもらいたい。

 ちなみに、銀魂アニメの時のような、外部のひんしゅくを招きかねないリスクを再びなぞってほしいと言っているのではない。あれらの話は、何度頭を丸めようが、額を床に擦りつけようが、立ち続けられたプロデューサー、その他製作の偉い方々の多大なる自己犠牲の上に成り立っていた。彼らが笑い話として盛り込んでいても、それはご本人の類い稀なる胆力、相手方や周囲の理解と協力によって我々に届けられていた。だから、また同じことをして笑わせろと要求している訳では無いことだけは、忘れずに言い置いておきたい。

 

 

余談:まるちばーす祭りで見れた話は良かった

 山崎ががんばる話でした。地上波もつい先日放送されたみたいですね。

 作画も良くBGMもあり、アニオリでしたがお通ちゃん新曲披露回とあってかなり手が込んでる印象でした。

 広報とか、お通ちゃん新曲のような試みに資金が偏ってしまったのかなという印象も受けます事実は分かりませんが。

Permalink |記事への反応(0) | 16:54

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-12-04

エッホエッホ起源騒動、あるいは流行語大賞表彰式を巡るインターネット集合愚

高市総理「働いて×5」流行語大賞受賞が左派界隈で大きく炎上する傍ら、もう1つの炎上が起きていた。エッホエッホ構文でパクツイ犯が勝手表彰されたというものだ。

どう炎上していたかは後で解説するとして、初めに結論を書くと授賞式で表彰された「うお座」氏は紛れもなくエッホエッホ構文の創始者である炎上は完全な冤罪だ。

事実として、エッホエッホ構文は彼の3つのネタツイから始まった。

エッホエッホ構文を生み出したうお座氏のツイート分析する

エッホエッホ

早くたかみなの具合が悪いからふざけないように国に伝えないと

エッホエッホ

エッホエッホ

ママ夜ご飯いらないって伝えないと

エッホエッホ

【なぜ?】

エッホエッホ

の子に嫌いって伝えなきゃ

エッホエッホ

1つ目と3つ目はうお座氏のサブ垢@selfsatisfac、2つ目の投稿本垢の@zlatanera17から投稿されている。どうも、クセのあるネタはサブ垢から、万人受けする本命ネタ本垢から投稿するという運用のようだ。

ネットミームには、人々の中で伝播する中で徐々に形を変えていったものと、原型がほぼそのまま流通するものと2種類ある。エッホエッホ構文は後者だ。エッホエッホ構文のほぼ全ての要素がうお座氏のツイートに詰められている。

まず、最初の「たかみなの具合が悪いから〜」の段階で、「エッホエッホ (任意の内容伝える) エッホエッホ」という構造となっている。

流行語大賞の選評でも、

これを、さして緊急でもない話を「伝えなきゃ」という動作見立てたところが秀逸で、一気に拡散したのもうなずける。

と述べられているように、これこそがエッホエッホ構文のコアの独創性である

次に、本垢から投稿されたうお座氏の最も拡散されたエッホエッホ投稿では、「可愛らしい子供がお母さんに頑張って何かを伝えようとしている」というエッホエッホ構文のイメージ確立している。

エッホエッホ構文に詳しくない人向けに例をあげると、うお座氏の後にエッホエッホ構文で最もバズったツイートの1つである霜田氏のツイートも、このイメージ継承するものだ。

エッホエッホ

明日の図工でラップの芯2本使うって、お母さんに教えないと

エッホエッホ


最後に3つ目の「あの子に嫌いって伝えなきゃ」で「伝えなきゃ」というフレーズ使用している。エッホエッホ構文は現在では、「伝えないと」ではなく「伝えなきゃ」という形を取るものが主流だと思われるが、これもうお座氏が初である

エッホエッホ構文を使用したネット大喜利は、うお座氏のこの3つのツイートがバズったことで始まった。

これは、ツイート検索すれば明らかなことである

日本時間2025年2月24日21時までの「エッホエッホ」検索結果

うお座最初ツイート2月24日4時7分、3つ目のツイートは15時42分投稿のものだが、

うお座氏以外でエッホエッホ構文を使い始めたのは、24日16時58分のツイートが初で、それまではうお座氏以外にエッホエッホ構文使いは存在しない。

誰もが参加できるエッホエッホ構文ネット大喜利自然発生したのは、うお座氏が3つの巧みなネタツイをそれぞれバズらせることで構文としての汎用性を立証したからこそなのだ

うお座氏はパクツイ犯だというデマはどう間違っているのか

エッホエッホ構文の生みの親がうお座であるという明白な事実があるにもかかわらず、ネット民は別のツイッタラー「はじめ」氏をエッホエッホの「始祖」と崇め、うお座氏らを「パクツイで受賞」「ミーム横取り」「お前らが受け取るべきじゃないって伝えなきゃ」などと中傷している。

しかし「はじめ」氏がエッホエッホの「始祖」だというのは、デマである

エッホエッホ構文の起源ははじめ氏ではない理由

端的に、初出でもなければ拡散もされていないかである。彼はエッホエッホのブームが一通り落ち着いた2025年6月に「てかエッホエッホってほぼおれ発祥やったよな」とツイートしたことで、この構文の起源だという認識を獲得した。しかし丁寧に検証すれば、これは不当な「あれ俺」主張であるとみなさざるを得ない。

はじめ氏が証拠として提示したのは、以下のツイートである

運動するか

えっほっえっほっ

このツイートが真の起源であると誤って信じられた理由について、1つ1つ解体していこう。

誤解1: このツイートは、12月4日現在およそ1万RT10万いいねを記録している。ここまで拡散したツイートであるならば、うお座氏のツイートにも影響したに違いない。

これは誤った推論である。なぜならばこのツイート2025年6月投稿者が「あれ俺」主張するまではほぼ知られていなかったからだ。

現に、うお座氏のオリジナルのエッホエッホ構文ツイート投稿された2月24日までの、はじめ氏のツイートの公開リツイート数を取得するとわずか1件しかリツイートされていない。

念の為、はじめ氏が2022年投稿した類似内容のツイートについてもリツイート数を取得すると、9件である。身内にはウケたのかなという程度の数字だ。

検索する限り、うお座氏とはじめ氏の間にリプライ/RTなどの交流確認できないので、合計10RTしかないツイート依拠したと考えるべき理由は何も存在しない。

誤解2:ミームになるはるか4年前2021年10月にこの画像を発掘するなんてすごい

2021年10月画像日本画像話題にしたのははじめ氏ではなく、およそ4万RTを記録した最多情報局(@tyomateee)の投稿であるアカウント名でわかる通り、これは転載系のアフィアカウントであり、この元ネタ英語圏で同じく4万RTを記録したRosi@rosiyesrosiの投稿だろう。

なんにしろ、はじめ氏は、海外でバズった投稿画像転載して日本でバズった投稿さら転載して投稿しただけであり、発掘の功はまったく存在しない。

誤解3:メンフクロウヒナに「えっほっえっほっ」というキャプションを初めてつけたのがすごい

あの写真を見て「えっほえっほ」と形容したくなるのは日本人にはある程度普遍的感覚らしく、2021年10月だけで少なくとも4人が同じ投稿をしている。はじめ氏は3番目だ。

仮に、「えっほえっほ」という文字列に何らかの尊重されるべき新規性を見出すのであれば、中でも最古と考えられるジロ助🐶🐾氏の投稿を称えるべきであろう。

とはいえ、こういうある程度誰でも思いつく発想を個人に紐づけてしまうのは望ましくない。新規性はないと考えるのが常識的結論だろう。ちなみに、2025年2月でも写真に対する「えっほえっほ」という反応はうお座氏の前に2件発見できる。

うお座氏にパクツイ犯の汚名が擦り付けられる至った経緯

陰のTwitter文化の陽のTikTok文化に対する反感、文化盗用感情

流行語大賞表彰者に対する異議の声は、パクツイデマが発生する前から大きかった。理由はおそらくTikTok文化への反感である

表彰写真には「うじたまい」と「うお座」の2人が並んでいた。両方白系の服で陽の雰囲気を漂わせており、ぺことりゅうちぇるのようなコンビを思わせるところである

そして「エッホエッホの歌」の作者うじたまい氏は、TikTok/YouTube文化人間である。ゆえに、X民側のはずのうお座氏もまとめてTikTok民の仲間か何かだと思われてしまったのだ。

「Xで生まれミームなのにTikTok勢が表彰されやがって」これが、初期の異議の背景にあった感情である


また、うじたまい氏が一部Twitterからミームを終わらせた人」と敵視されていたことも、反感感情燃え上がらせた。

しかし、うじたまい氏が「ミームを終わらせた人」だという評価妥当なのだろうか。動画文化圏には土地勘がないので、本稿ではうじたまい氏の表彰が適切だったか本格的に検証するのは範囲外とするが、明らかな事実として「エッホエッホの歌」でミームは終わっていない。むしろミームとしてのピークは「エッホエッホの歌」の後に来ている。

Googleトレンド確認しよう。人気度の動向では2つの山がある。まずひとつ目の山はエッホエッホ構文が生まれ2月末、人気度47である。ここから徐々に人気度は下がるが3月第3週に反転、4月初旬の人気度は100、エッホエッホミームの人気度のピーである

うじたまい氏の「エッホエッホの歌」は3月1日TikTokYouTube投稿され、YouTubeでは1,459万回再生されている。私としてもなにがおもしろいのか全くわからないネタでありTwitter民が冷めたと感じるのは理解できるのだが、再生数は正義だ。

ミームピークがこの後4月に来ることを考えると、Twitterよりさらに活力のあるTikTok/YouTubeミーム移植したという功績は大きい可能性が高いのではと思う(なお動画化の初出については調査していないので、より適切な人選がある可能性については留保する)。

そんなこんなで表彰の人選に対して疑問の声が集まる中、「エッホエッホは火付け役うお座ミーム終わらせたのがうじたまいで始祖この人だよね 」と、はじめ氏のツイートが紹介されたのである。これがパクツイデマの発端であるが、ここまでは火付け役としてうお座氏の功を認めており、パクツイまでは認定していない。

競合ネタツイッタラー私怨

本格的にうお座氏にパクツイ冤罪が着せられるようになったのは、有力ネタツイッタラー理解のある蟹くん」氏の投稿きっかである

理解のある蟹くん氏は、はじめ氏に対し「流行語大賞おめでとうございます 」と皮肉げに祝福し、続けて、証拠としてあるスクショを掲げて、うお座氏を「親父気をつけろ 奴は他人のツイートを盗む」と誹謗した。

まりネタツイッタラーうお座パクツイ常習犯であり、エッホエッホもその一部だと言わんとしたのである

しかし、理解のある蟹くん氏のスクショを見てみると、これはうお座氏の素行の悪さの立証には到底なっていないと思われる。スクショの内容を文字化すると以下のとおりである

1.5月26日理解のある蟹くん氏が、「ANA機内騒動、ドア開けようとする御奈新日ヶ万出」というGrok自動生成ニューススクショコメントなしでUPする。66リツイートされる。

2.6月9日、うお座氏が「これ何だったんだ」というコメント付きで同じスクショをあげる。コラでなく実際に見たとも主張する。1,271リツイートされる。

検討しよう。まず、そもそもコラでなければうお座氏のツイートになにも問題はないので、これは理解のある蟹くんの作成したコラであったのだろう。が、コラであるという注記はどこにもない。Grok自動生成見出しに誤りが多いことはよく知られた事実であるので、これを見た人は本物のスクショであると誤認したとしてもある程度やむを得ない。

そして、うお座氏/理解のある蟹くん氏ともにネタツイッタラーであり、他人がUPした画像転載しておもしろコメントをつける芸で人気を集めている。当然、日々ネタツイ芸に使える画像を大量に集めていることだろう。おそらく、うお座氏の画像ストックの中に理解のある蟹くん氏のコラが混ざっていて、後日ネタツイを考えているとき記憶違いでコラを実際に見たものと誤解してしまったのではないかネタツイッタラーありがちなミスだろう。

なんにせよ、理解のある蟹くん氏がこれをパクツイだと感じたならば、この件に限ってクレームをつければいいのであり、デマに乗っかってこれ幸いと競合ネタツイッタラーを貶めようとする行為正当性はない。ネタツイッタラー倫理として、ライバルにはデマではなくネタを以って勝利すべきだ。

その後集まる中傷

一度、パクツイと思い込んでしまえば、中傷は止まらない。中傷ツイートなかには数万規模でいいねを集めたもの複数存在した。

例えば、“空也上人像”コスプレで有名なクリエイター、中埜氏は2人の写真晒し上げ、以下のようにツイートした。

パクツイした人の顔がこんな大々的に披露されるの、滅多にないと思う。デジタルタトゥーじゃないのこれ。

パクツイ犯として、一生風当たり強く生きてほしいですね。

この件について、ウェブメディアラノベ作家三国陣にインタビューしてください。

願うことなら、「デマに真に受け、人の顔をデジタルタトゥーにしようとした人」として、一生風当たり強く生きてほしいもである

またライブドアニュース投稿には一時「初出は『うお座』氏ではありません」というコミュニティノートが付いた。少数の人間の地道なデマ訂正の努力もあり、このコミュニティノート現在消えているが、「集合知」に依存するコミュニティノート脆弱性が露わになったと言えるだろう。

結論と教訓

このような記事を作るとおそらく、「ネットミームの初出がなにかなんてどうだっていい」「初出なんて明らかにするなみんなのものだ」のような反応があるだろう。それはそれでいいと思う。一貫性をもたせることができるならの話だが。

実際は、言葉に反して多くの人は初出をそれなりに尊重している。尊重しているからこそパクツイなる言葉で人を責めようとするのだ。すべてが匿名であった2ちゃんねる時代と違い、ツイッター時代ネットミームはそこそこ高い精度で初出を辿ることができる。ネットミームに対する倫理は当然に変化している。自分に都合よく、あるときパクツイあるときはみんなのものと、倫理つまみ食いをするのはいけない。

多くの人がデマに騙された理由としては、ネット自分の庭であり流行語大賞なんかにはわかるはずがないという驕りもあるだろう。思い出すのはだいしゅきホールド三国事件顛末である医学博士号を持つ科学者で、ネットでは科学啓蒙者としても活動していた高山理図先生は、だいしゅきホールド起源僭称した友人である三国陣氏を信じ庇ってしまたことで、今もなおネット空間中傷を受けている。しかし今回の事件起源僭称者を祭り上げ庇ったのは誰だったのか、ネット多数派ではないのか。三国事件を風化させないという題目掲げながら、起源僭称者を称える倒錯に至る宿痾を一度考え直すべきではないだろうか。

参考リンク

はてな匿名ダイアリーには、記載できるURL数に制限があるのでいくつかのURLを省略した。大方は以下から確認できるはずである

エッホエッホとは (エッホエッホとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

【デマ】新語・流行語大賞はパクツイ犯を表彰した?【エッホエッホ】 - posfie

Permalink |記事への反応(15) | 23:04

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-11-30

おい、イーロンマスク、見てるか?俺のアカウントを凍結しやがって、どういうつもりだよ

おいイーロンマスク、どっかで高みの見物でもしてんのか?

どうなってんだよお前のプラットフォームは。

俺はな、どんなルールにも触れてない。誹謗中傷もしてねぇし、スパムもしてねぇし、ましてや政治扇動なんてしてねぇ。

ただ普通に使ってただけだ。それなのに突然アカウント凍結?お前のところで流行ってる凍結祭りに巻き込まれただと?冗談にしても雑すぎんだろ。

お前さ、世界未来がどうとか、テクノロジーがどうとか、壮大な話をぶち上げるのは勝手だ。

だがな、肝心のSNS一つまともに安定運用できねぇのはどういう理屈だよ。

AIだの宇宙だの言ってる前に、まず利用者アカウント一つルール通りに管理しろって話だわ。

俺みたいな一般ユーザー存在は、そんなに軽いのか?透明化した存在いかログイン画面にすら行けねぇこっちの身にもなれよ。

しかも笑えるのは、「ルール違反可能性があります」の一点張り理由説明しねぇってとこだ。

可能性?曖昧語で逃げてんじゃねぇよ。データも示さずにお前が悪いと言われて納得する人間がどこにいると思ってんだ。

お前の企業の売り文句は透明性じゃなかったのか?透明なのは説明じゃなくて責任のほうか?

この際ハッキリ言っとくが、俺は別にお前の信者でもアンチでもない。

ただ普通に使ってただけの、なんの問題も起こしてない一般ユーザーだ。

それを勝手に凍結して、説明もなし、復旧手続き機械的で反応なし。

これで社会インフラ気取るとか、マジで笑わせるなよ。ユーザーを人として扱う気がねぇなら、せめて壊れてませんって面だけやめろ。

理不尽意味不明な凍結をかけてくるなら、お前自身運営方針のほうこそ見直したほうがいいんじゃねぇの?

怒りというより呆れだわ。

お前が見てるのか知らんがこの雑すぎる運用、いつまで続けるつもりだよ。

Permalink |記事への反応(0) | 19:13

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-11-29

別にエンタメ社会派やったっていいけどさぁ

万人が納得するわかりやす解決法なんかあったらとっくの昔にリアルワールドでそれやってるわけで、結局どっかでチグハグなっちゃうんだよね

タクティクスオウガとかそうだったでしょ

ティトー亡き後のユーゴスラビア紛争モデルにしたといわれる世界観は、当時としては間違いなく画期的だった

なんせ序盤から飛ばしている

普通物語なら囚われのお姫様でも救出して英雄になるところを、助けるのは髭もじゃのおっさんで、しかも「英雄として祭り上げられる」

かに救出を言い出したのは主人公たちではあるけど、前線で戦ったのは異国の騎士で、シナリオ上はもちろんのことゲームシステム上でもあの段階では全然戦力になってない

すごいよね

でもあのゲーム雰囲気が素晴らしいのはせいぜい例の虐殺シーンまでで、後はひたすらムカつく奴みんなぶっ倒すだけ

3民族バラバラの島をどうやって再びまとめるのか、という当初のメインテーマをどう消化するかと思えば

死んだ王様の娘を引っ張り出して後釜に据えて、最後は敵味方で王女の奪い合い

なんだそりゃって話でしょ

いつから幕末明治維新の話になったんだっていう

でもこんな話どうでもいいでしょ?

ゲームとして面白ければいいんだから

からあの脚本家みたいに思想に振り切れたところで、受け手はつまんだだけで全部食った気になって、それで終わりなんだよ

所詮エンタメなんだから


anond:20251128214655

Permalink |記事への反応(0) | 08:25

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-11-25

ガラの悪い場所

柄悪いってわからなかったけど

具体的に言えば、ガラが悪いとは

 

キチガイエンカウント比率がぐんと上がる

・頭偏差値30くらいの比率がぐんと上がる

馬鹿すぎて他人迷惑かけてることを気付けないキチガイ率が高くなる

 

でこいつらが負の連鎖を繰り返すのでキチガイ祭りになる

あーガガイガイ

Permalink |記事への反応(1) | 21:50

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20251125104218

いうて世界中にある種の暴力的衝動を発散するための祭りがあるんやから社会安定のために必要一種装置ではあるんやろ。

ワイもそういう祭りには一生近づきたくないと思ってるけど、そうすることが一種社会ガス抜きになってる部分はあるんやろうし、外にその文化を持ち出しさえせずに狭い界隈だけで共有しといてくれるんやったら外野からやいのいやいの言うほどのことでもないと思うわ。

もろちん興行として危険判断されたらやれんようになるだけ。実際にほとんどのライブハウスではモッシュ禁止されてるしそれ無視してモッシュやって出禁になってるバンドもけっこうある。逆にそれを許容してるってことはその文化を許容するだけの歴史や人がそこにあるってことや。

まぁ実際行ってみたら楽しいかもしれんしな。民俗学に興味を持ってから自分理解できない文化からって頭から否定するのはたぶん誠実な態度じゃないって思うようになったかな。

Permalink |記事への反応(0) | 10:47

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

映画インビジブルスパイを見た

イマドキの倫理観ゼロシリアス香港バカアクション映画

まぁ普通だったかな。50点。

 

タイトルで突然、「Line Walker 2」と出てきて「エッ、2なの!?」と思ってちょっと調べたら、ドラマと同じタイトル全然関係ない映画Line Walker」と役者共通なだけの別映画だった。ナニソレ珍百景すぎる。まぁいちおうCIB(犯罪捜査局)を舞台としている点だけは共通しているらしい。

 

孤児院で育てられた2人の少年、アンとディー。しかしある日、謎の男たちによってディーが誘拐されかけ、それを助けたアンは逆に誘拐されてしまう。それから30年後、香港で大規模ひき逃げ事件が発生。裏にテロ組織が絡んでいることがわかり、情報部のイップとチェン、保安部のジェンは互いに縄張り争いに精を出しながら解決へと協力する。しか警察内部にテロ組織スパイが潜んでいることが分かり……

 

という、インファナル・アフェア以来、香港永遠に流行ってる潜入スパイもの

ジャッキージェット、ドニーらがハリウッド進出した2000年代以降、日本ではすっかり影の薄い香港映画業界だけど今でも普通に大作映画を連発していて予算たっぷりかけた武侠ファンタジーやド派手な銃撃カーアクション映画が作られている。今作は後者レイジングファイヤコールドウォーシリーズなんかの系譜になる。

U-NEXTとかで吹き替えありで見られるのでオススメ

 

最初に出てきたアンとディーがそれぞれの陣営にいるんだろうなってことはすぐわかるんだけど、そもそもどいつがアンでどいつがディーかはさっぱりわからない作りになっている。中盤まではあいつがこいつでこいつがあいつでどいつがどいつだ?みたいな潜入スパイもの特有サスペンスが繰り広げられるが、ここの出来があんまよくないので話にのめりこめない。気取られたくない意識が強すぎて無意味ガチャガチャしすぎ。本筋はバカアクションなんだからこんなのは「やっぱりか~!!」ってなるくらいでいいんよ。

 

本筋のアクションはここ最近香港大作は特にその傾向が強いんだけど市街地で銃をぶっ放しまくる。ハリウッドでも最近それ系の映画少ないのに、香港香港市街サブマシンガン警官テロリストもぶっ放しまくって後ろで市民がキャー!とか言ってる。いや香港中国領土になってから倫理感なくなったんか。

しかも今回は合同捜査だ!とか言ってミャンマーに行って現地の高速道路香港警察がやっぱりサブマシンガンをぶっ放しまくる。お前ら国際問題とか怖くないんか。大中思想すぎるだろ。韓国映画犯罪都市シリーズでは合同捜査中に暴れすぎるなって散々釘刺されてたぞ。

そして挙句の果てにはスペインの牛祭りに行って牛を暴走させまだ何の準備もできてない闘牛士コスプレマンや赤いユニフォームを着てただけのお兄ちゃんらが牛にボッコボコにされたりする。まぁ闘牛は野蛮な動物虐待行為からね。牛による天誅だね。

ちなみにスペインでも銃を撃ちまくる。国際問題とか以下略

 

後は最後の展開だよなぁ。これはすごかった。

牛追い祭り会場での銃撃戦から這う這うの体で逃げ出したジェンにチェンの車が迫る!ひき殺される!と思ったら車はジェンの前に横づけされ「乗れよ」の展開かと思いきや、車の向こうから闘牛が!(???) そのまま車に突撃しドアを角で突き破りチェンの腹にぶっ刺し、車ごとジェンを吹き飛ばす闘牛

何を見せられとるんや。

そこに迫る韓ドラのイケメン悪役を煮詰めたようなテロ組織殺し屋!強すぎる!ダメだ勝てない!しか最後の力を振り絞って殺し屋を抑え込む2人。その向こうには……闘牛だ~~~~!!!!!猛突進してくる闘牛にぶつかった殺し屋は息絶え、それまでの傷により施設兄弟のように育った二人は仲良く息絶えるのであった。

何を見せられとるんや。

これ間違いなく制作に牛資本、カウマネーが入ってるだろ。そうじゃないとこんな無茶苦茶な展開にならんだろ。あんな激しい市街戦を3回もやっておいて最後闘牛一人勝ち。そんな脚本あるかい、あったやろがい。

 

という感じで、なんか硬派なスパイアクション映画っぽい感じで始まって最後闘牛映画で終わるという謎映画だった。

とはいえアクション映画特に大規模アクション映画はやっぱ予算かけてなんぼなんよっていう日本にはとても期待できないバカ銃撃戦をたっぷり味わえるので1990年代ハリウッド映画みたいな雑アクション映画を見たい人と、あとやっぱ映画は牛が活躍してなんぼなんよっていう牛の人にはオススメ映画

Permalink |記事への反応(0) | 09:47

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-11-24

anond:20251124021110

Amazonじゃないけど今Qoo10メガ割(Qoo10 っていうアリエク系列モールの年四回あるセール祭り)やってて、そこのPCモバイルバッテリーおすすめ

これなんだけど(アフィじゃないよ)

https://qoo10.jp/gmkt.inc/Goods/Goods.aspx?goodscode=1141491834

これ、実はスリコで全く同じ商品が倍以上の値段で売られている

https://www.palcloset.jp/display/item/2422-KORMEN-12-/

◯マートサプライってストアが出してるんだが、この名前で調べると◯ーリュウ株式会社ってとこがやってるストアだとわかる。◯ーリュウ株式会社で調べると、スリコに多数商品を卸してるという情報が出てくるので、スリコはここから仕入れて上乗せして売ってるんだろうというわけ。

まあそれは余談だけど、出力ワット数 65W で 3100円はAmazon 含め最安だったので、PC 向け充電器が欲しかったらおすすめだよ〜 という話

Permalink |記事への反応(1) | 23:37

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

次の25件>
ログインユーザー登録
ようこそ ゲスト さん
Copyright (C) 2001-2025 hatena. All Rights Reserved.

[8]ページ先頭

©2009-2025 Movatter.jp