
はてなキーワード:白山神社とは
2024年の5月からサービスインしたJREバンクは口座に預けた金額と、ビューカード支払い指定、給与受け取り指定などでJR東日本の運輸系特典がもらえるという大盤振る舞いで話題となった。
一旦口座に50万入れて半年経ったのち、手元には3月末までのどこでもビューンの割引サービスと、9000ptあまりのJREポイントがあって、年末年始休暇が9連休だったこともあって、1発ガチャを回してみた。
結果、行き先は新潟となり、年末27日から12年ぶりの新潟を訪れることとなった。
二泊三日でホテルを取ったものの、いい歳した独り身が新潟で二泊も何をすればいいのか、長すぎるのではと思ったが、有識者に話を聞いた結果、長岡市に手書きの味のある看板を乱立させている松田ペットというペットのトリミングショップがあるらしく、長岡で途中下車したのち、これを1番目の目的地として、弥彦に向かって神社を参拝し、その後新潟市に向かうことにした。
12年前も冬だったが、当時、新潟自体あまり調べずに行ったため、今回新潟市は近隣と比べてあまり雪が降らないこと、新幹線の駅で2つしか違わない長岡は降雪量が多く気温も低いことなどこの歳で初めて知ることになった。
事前に滑らないようにスノーブーツを買ったのだが、これがあまり良くない靴で、実際1日目に足に豆を作ってしまい、旅行の間中足の痛みに悩まされたのは少し残念。
年末の長岡はというと、街には雪が舞っており、とはいえ北海道ほど気温は低くないので、コートに雪がつくのを任せていると溶けて濡れてしまう。
長岡の人は雪でも傘をさしていて、自分もウオロクで傘を買い求めた。
降り頻る雪の中、ロードサイトに突如現れる松田ペットで、人間用お土産の瓦せんべいを買い求め、似たような構図だけど描かれている犬の顔が手書きゆえ微妙に違う看板をスマホカメラで収めて、長岡駅に戻る。
長岡は放水孔から常に出る水が道路の雪を溶かしており、信濃川を渡す橋から排水が小さな滝になって冬の河に注がれていた。
ここにある彌彦神社では、火の石、通帳「重軽の石」というのがあり、2つの石のうち、一つを選んで願い事を念じながら持ち上げ、その後もう一方を持ち上げた時に「重い」と感じれば願い事は叶わず、「軽い」と感じれば叶うという。
やってみようとすると、韓国から来た家族が物珍しそうに石をぐるぐる回りながら見物していて、石を持ち上げようとした時にもおじさんが周りを歩き回っていて、変な空気になってしまった。
重さはどうかというと、しっかり腰で持ち上げるつもりだったため、上がった瞬間はヒョイっと上がったが、「上がらない重さじゃ全然ないけど、しっかりあるな」という、なんとなく玉虫色の感想ではあった。
弥彦には温泉があるというので入って行こうと思ったが、お目当ての温泉宿は残り30分しか入浴時間がないとのことで、旅館の方に同じ湯が出るという弥彦館 冥加屋を勧められた。
味のありすぎる建物に入ってみると、年末で客はほとんどいないらしく、耳の遠いおかみさんがロビーで一人テレビを見ていた。
館内の電気も大体は消えており、脱衣所も電気も自分でつけるという、全体的に「大丈夫なんか」感はあったが、窓の外に雪の弥彦山を見て、自分はというと湯船の脇に林立するたぬきの置物に見られながら温泉に浸かるという「普通めがけて来ることはないだろうな」といった意味での貴重な体験をすることができた。
天領杯、弥彦・極、雪男、イットキーと試し、天領杯が一番バランスがいいなと思った。
皆さんも新潟に行き利酒をしたことがあるなら、おすすめを教えて欲しい。
さて、1日目でホテルのキーを早速紛失してしまい、小さくがっかりしながら目覚めた2日目だが、それはそれとして、駅前のグローバルビュー新潟の朝食は素晴らしく、新潟の食のレベルの高さを感じた。
というわけで、軽く新潟駅前を見たのち、万代シティで万代そばのカレーを食う。
絶賛ばかりのネットの噂は盛りすぎで、過度な期待をせずに食べればという感じだが、黄色くてマイルドそうな見た目に反して結構辛かったのと、590円の割にはしっかりとした量があり、まあまあいい経験なので、来たらまた食べると思う。
バスで白山神社と日本家屋・燕喜館を見たのちに、マリンピア日本海へ。
9連休とあって、親子連れも多く、年末の日本海を背景にイルカショーを見たり、低いサイレンのような唸り声を上げるペンギンの群れを見たり、低い声でめっちゃ喋るトドを見たりし、冬の曇り空の下で「イルカはショーの進行を理解してるのだろうか」とぼんやり考えた。
夕食はタレカツ。
揚げ物が3枚乗っかった丼は見た目こそヘビーだが、ヒレなのか柔らか、タレも上品な甘辛味で、パクパク頂けた。
これはお勧めしたい。
紛失したカードキーは結局見つからず、少しや宿代に上乗せしてチェックアウトした3日目。
秋葉温泉は駅こそ単線のローカル線沿いになのだが、駅から5分もせずに入り口というすごい立地で、温泉施設も充実しており「これなら時刻表を調べたらすぐに電車ににれるし、全然いいなー」と思ったら、雪の降り頻る中、沿線で倒木があり、一時運転見合わせで駅の待合室で待ちぼうけという味のある展開となった。
まあなんというかこれくらいのハプニングが起こらないとあまり平和でも張り合いがない。
新潟は米菓の消費量で2位以下を10倍近く引き離して圧倒的1位のせんべい県なわけだが、それを象徴するように確固たる「贈答用せんべい」のカテゴリがあり、その代表格である瑞花でおかきミックスを買う。
また、以前来た時に何気なく買ってうまさに驚いた、あんこクリームを挟んだ蒸しどら焼き、河川蒸気も買い求め、自分用には蕎麦と柿の種のラー油漬けを買った。
バカうけと万代太鼓は惜しくも選に漏れたが、印象として新潟のお土産は全国でもかなり強い印象を受けた。
足が痛かったり、キーを紛失したり、長岡の雪が冷たかったりした年末の新潟だったけど、思い返すと不思議と結構良い印象が浮かんでくる。
もう一回どこビュンガチャを回す時はさすがに別のところを選ぶだろうけど、またそのうち行くかもしれない。
年も明けました。
もともとのアイヌ語の意味は、この道の碩学、山田秀三『北海道の地名』も確言を避けている。
曰く「多すぎる、余るの意らしい。」と書き、他にも説を出して語源を明確にしていない。
今回は特にそれはいいとして、もう一つ、ハゲに優しい地名を紹介したいのだ。
世界はこんなにハゲに優しいのだと、普段ハゲハゲ言われるハゲに紹介したいのだ。
その地名は毛根。十勝総合振興局は芽室町に所在する。これで「ケネ」と読む。
榛の木がたくさん生えていた土地だったのだろうか? 今となってはわからない。
根釧台地のど真ん中、中標津町計根別(けねべつ)も同じような語源と言われる。
ハゲに効きそうな名前だろハゲどもが!!!!!!!!!!!!!!!!!
芽室町毛根には白山神社がある。毛根神社という名前の神社はない。
ああん? 毛根の名前が入ってねーじゃねーか!!!!!!!!!!!これじゃ毛根って地名の意味がねーじゃねーか!!!!!!!!!!!!宇わああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これには理由がある。この地域の入植者は富山県、福井県、石川県、岐阜県出身者が多いのだ。
彼らはどうしてやってきたのか。
北陸三県には特に明治28年、29年にひどい洪水があった。小作料に喘いでいたところに災害が重なった。
岐阜も同様だ。明治24年の濃尾地震、同26年の長良川の氾濫があった。
困窮の中、土地を離れなければならなかった人たちも多い。
開拓の中で、離散した人も多い。