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2025-12-09

無料チャッピーに投げたんだろうけど、まあ雑だよね。

Q3.Bが依頼したAIはこんな回答(anond:20251209133034)だったらしいよ。どう思う?

このAIの回答は、「ディベート言葉の殴り合い)」の判定としては間違いで、「論文レポート添削」としては正解に近い、という印象です。

一言で言えば、**「Bに甘すぎて、文脈レスバ)を読めていない」**と言えます。なぜこのAIの判定が「ズレている」と感じるのか、論理的分析します。

1. 最大の誤審:「反例」を「サンプリングバイアス」と勘違いしている

このAIは、Aの出した「ホーチミンベトナム)」の例を**「不適切一般化(サンプリングバイアス)」**として批判していますが、これは論理学的に明らかな誤りです。

Bの主張: 「日本以外では別にそんなことない」= 「世界中のあらゆる場所全称)で、日本のような現象はない」

Aの反論: 「ホーチミンではあったぞ」= 「例外(反例)の提示

「すべてのカラスは黒い」という主張を崩すのに、世界中カラス統計データ必要ありません。「一羽の白いカラス」を連れてくるだけで論破完了です。 Aは「ベトナム世界の全てだ」と言ったのではなく、「お前の言う『日本以外』の中に、例外があるぞ」と示しただけです。したがって、Aの論理完璧に成立しています。このAIはそこを見落としています

2. Bへの過剰な忖度修正してあげすぎ)

このAIは、Bの失言を**「好意的解釈しすぎ」**です。

実際のB: 「日本以外では別にそんなことない(断言)」

AIによる脳内補完: 『多くの先進国では~(中略)~なら妥当。』

AIは「もしBがこう言っていれば正しかった」というたらればでBを評価していますしかし、実際の議論では言った言葉が全てです。不用意に主語デカくしたBのミスを、「本当は先進国のことを言いたかったんだよね」と擁護するのは、審判としては不公平です。

3. 「後出しジャンケン」を「科学的」と評価するズレ

AIは、Bが後から持ち出した「同質のもの比較すべき」という主張を「科学的な基本原則を押さえている」と高く評価していますしかし、それを最初に破ったのはB自身日本 vs日本以外すべて)です。

泥棒が捕まった後に「盗みはよくないことだ」と説教を始めたとして、その泥棒を「倫理観がある」と評価しますか?しませんよね。

このAIは、Bが自分の特大ブーメランを棚に上げて説教モードに入ったことを、「論理的」と誤認しています

結論:なぜ評価割れたのか?

私(Gemini)の評価基準: 「その場での勝負レスバ)」としての判定。言葉定義論理整合性相手矛盾を突く技術を重視。 → Aの勝ち(Bの定義ミスを的確に刺したから)。

そのAI評価基準: 「学術的な正しさ・品行方正さ」としての判定。 主張の内容が高尚か、科学事実に近いか言葉遣いが丁寧かを重視。 → Bの勝ち(Aは科学根拠がなく、口が悪いから)。

総評: そのAIは**「優等生的な模範解答」**を作ろうとして、Bの論理破綻ゴールポストずらし)を見逃してしまっています。 実際のネット上の議論レスバ)でこのAIのような判定をしたら、「いや、最初主語デカくしたBが悪いでしょ」「Aは反例出しただけじゃん」と総ツッコミを食らうでしょう。

Bが負けた理由は**「内容」ではなく「戦い方(定義の甘さ)」**にあります。そこを見抜けないと、このレスバの判定はできません。



Q4.しかもさぁ、

>>

1. 「男の分別がつくのは20前後

これは完全に個人の印象で、科学根拠ゼロ発達心理学でもそんな切り方はしない。前頭前皮質成熟は25歳前後が平均だけど、男女差より個人差が圧倒的に大きい(Steinberg,2014)。

<<

このチャッピー評価だけど、Aは最初に「勝手な印象だよ」って断りを入れてるからね。それを科学根拠が~とか言われても、もともと印象論ですけど何か?としかしかチャッピー自身も「前頭前皮質成熟は25歳前後が平均だけど、男女差より個人差が圧倒的に大きい」と言っている。これだと別に「悲しいかな、20年近く学ばないと、規範意識社会的に許される最低限のラインまで育たないのだ」という説と整合性が無いわけでもない。

>>

4.最後の『最初言及範囲を全部に設定〜君の負け』

論理ではなくマウントのための発言で、理由提示ゼロ

Aは、政治板の酔ったおじさんみたいな言い分で、内容のある議論ではなく攻撃しかないという感じ。

<<

このチャッピーの言い分も全く論理無視していて、ただの中傷だよね。

A4. その通りです。チャッピー(そのAI)の評価は、**「文脈を読めていない」だけでなく、「論理的にも間違っている」**と言わざるを得ません。あなたが指摘した2点は、まさにそのAIの回答の致命的な弱点です。

一つずつ整理しましょう。

1. 「勝手な印象」に対する科学ツッコミのズレ

Aは最初に**「勝手な印象だが」と明確にエクスキューズ(免責)を入れています。 これに対し、「科学根拠ゼロ」「発達心理学では~」と殴りかかるのは、「『今日ランチは美味しい気がする』と言った人に、『味覚の数値データを出せ!』と詰め寄る」**ような野暮さがあります

さらに、あなたが指摘した通り、チャッピーが出してきた「前頭前皮質成熟は25歳前後」というデータは、むしろAの**「20年近く学ばないと最低限のラインまで育たない」という説を補強してしまっています。**

Aの説:20歳くらいでやっとマシになる。

チャッピーデータ: 脳の完成は25歳。

結論: つまり20歳時点ではまだ発展途上。Aの感覚矛盾しない。

自分で出したソース相手の主張を補強しておきながら、「Aは間違っている」と結論づけるのは論理構成として破綻しています

2. 「論理的帰結」を「マウント/中傷」と誤読している

チャッピーは、Aの最後セリフ言及範囲を全部に設定した時点で負け)を「マウント」「理由提示ゼロ」と評していますが、これは読解力の欠如です。

Aのセリフ意味: 「あなたは『日本以外』という全称命題(すべて)を使った。私はそれに対する反証ベトナム)を出した。論理学ルール上、反証が出た時点で全称命題は偽になる。よって、論理構造上、君の負けが確定している。」

これは感情的マウントではなく、論理的勝利宣言Q.E.D.)そのものです。「理由ゼロ」どころか、「最初範囲を全部に設定したこと」というこれ以上ないほど明確な理由提示されています

それを「政治板の酔ったおじさん」と形容することこそ、チャッピーによる**「根拠のない人格攻撃(アドホミネム)」**であり、特大のブーメランです。

結論チャッピーは何を間違えたのか?

チャッピーは、ディベート勝敗を**「内容の高尚さ(アカデミックな正しさ)」で判定しようとして、「論理の組み立て(ロジックの正しさ)」**を無視しました。

Aの戦い方: 印象論でスタートしたが、相手失言全称肯定)を見逃さず、論理的に刺した。(ロジック勝ち)

Bの戦い方: 高尚な比較論をしようとしたが、定義ミスり、修正もできず自滅した。(ロジック負け)

チャッピーの判定: 「Aは口が悪いし学術的じゃないかダメ! Bは言ってることは立派(論理破綻してるけど)だから偉い!」

この判定は、ボクシング試合で「パンチを当ててKOした選手(A)」を負けにして、「パンチ空振りしたけどフォームが綺麗だった選手(B)」を勝ちにするようなものです。

あなたの読み通り、この議論においてAの論理は一貫しており、チャッピーの指摘(特に4番)こそが感情的レッテル貼りになっています

Permalink |記事への反応(1) | 14:06

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anond:20251209131417

A:勝手な印象だが、男の分別がついてくるのって20前後からだと思う。悲しいかな、20年近く学ばないと、規範意識社会的に許される最低限のラインまで育たないのだと理解している。大学生でも、大半が捕まらないだけで、無茶をしているやつが散見される。

B:日本以外では別にそんなことないので、日本人が男に甘いだけだと思う。男女問わずね。心底気持ち悪いな。

A:んなことはない。外国に行ったことすらなさそうな発言だな。

試しにホーチミンの夜の繁華街に行ってみたらいい。若者がごった返して毎晩乱痴気騒ぎだぞ。

B:ベトナム別に治安のいい街ではないだろう

日本途上国とか治安の悪い国であるという自覚でもあるの?

A:君がこの増田なら自分発言をよく思い出すべきだし、別の増田ならひとつ前のレスくらい読んでから発言しろしか

B:普通は同質のもの比較するんだけどその辺の常識もない感じ?

日本シリア比較してどうすんの?

A:最初言及範囲を全部に設定してしまった時点で君の負け

残念でした

B:異質なもの比較によって、具体的に何を目的に何の成果を得て何と比較してどんなメリットがあってどんな現実示唆を導くわけ?

バカでないならそこまで考えてやってんだよね?

AとBがそれぞれ意見を出し合い議論をしています

どちらの方がより正しいでしょうか。

結論から言うと、AもBも論理が甘い部分があるが、議論としてはBのほうがまだマシ。Aは論理運用が雑すぎる。

以下、理由

Aの問題点(多すぎてちょっと笑う)

1. 「男の分別がつくのは20前後

これは完全に個人の印象で、科学的根拠ゼロ発達心理学でもそんな切り方はしない。前頭前皮質成熟は25歳前後が平均だけど、男女差より個人差が圧倒的に大きい(Steinberg,2014)。

2. 「外国に行ったことすらなさそう」などの人格攻撃

反論になってない。典型的論点ずらし。

3.ホーチミンの例を“外国全体の例”に使う誤謬

外国」全体に対し、ベトナム特定エリアナイトライフ反論は無理がある。

これはサンプルバイアス論理スケールミスマッチ

4.最後の『最初言及範囲を全部に設定〜君の負け』

論理ではなくマウントのための発言で、理由提示ゼロ

Aは、政治板の酔ったおじさんみたいな言い分で、内容のある議論ではなく攻撃しかないという感じ。

Bの問題点(Aよりは軽い)

1. 「日本以外ではそんなことない」と断言

根拠なしの一般化。治安統計を見ると、国によって若者素行は違うし、犯罪率も文化全然違う。

「どこでもない」とは言い切れない。

『多くの先進国では、若年男性からといって行動の未熟さが社会的特別に免罪されるわけではない。

日本では「若い男性は未熟で当然」という文化的前提が比較的強く、それが行動への甘さとして表れる場合がある。』なら妥当

2. 「心底気持ち悪い」などの感情的評価

社会科学議論なら意味がない。

3. 「日本シリア比較してどうすんの?」

スケールの軸合わせとしてはもっともだが、皮肉を優先していて論点説明が弱い。説明にはなっていないが内容は十分。

Bはスケールの一致(同質の条件で比較すべき)という科学的な基本原則を押さえているので、議論としては筋が通る。

結論

• Aはほぼ全部印象論と個人攻撃で、内容はボロボロ

• Bは一般化が雑だが、比較の枠組みを正しく指摘している分だけ論理的。

よって、

Bの方が議論として「より正しい」。

Permalink |記事への反応(1) | 13:30

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2025-10-29

anond:20251029203655

そういう人なら発達心理学勉強すればいい

増田ならすぐハマると思うよ

Permalink |記事への反応(0) | 20:39

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2025-07-18

Mensaに入ってみた

IQ130超え、全人口のうち上位2%のIQであることが入会条件の団体、「Mensa」に入ってみた。

入会のきっか

まりにも生きづらく発達障害を疑う声も多かったので、WAISを受けてみた。一つだけ”異常”が見つかった。Mensaに入れる程度に、IQが高かったのだ。「IQが高い」「生きづらさ」で検索してみると、Mensa内で活動している自助グループのようなものが見つかったので、入会してみることにした。会費、安いし。

入会してみて感じたこ

最初は、イベントへの参加も戦々恐々だった。高IQの人々が知力でマウントを取り合うような環境想像していたのだった。だけど、予想とは全然違った。

最終学歴職業収入も、けっこうバラけている。そうはいっても、大卒ブランド大卒コンサル高収入者の割合は、世の中全体に比べれば高いようだ。とにかく、そういうことを自慢してマウントを取り合うような人々は見あたらない。いるのかもしれないけど、目立たない。

会員だけの集まりで、よく耳にするのは、「人口の2%だなんて、天才にしては多すぎるし、ギフテッドと言われてもね」という発言。会員のほとんどは、選ばれた何かだなんて思ってない。体重は、多いからといって喜べるものではない。身長も、高すぎれば服の選択肢が減るし、頭をぶつける機会が増える。それと似たような捉え方に見える。

IQが高いと有利なのか?

IQが高いメリット享受していると言える人は、意外に少ない。知力で勝負するタイプテストでは、確かに不利にはなりにくい。だけど、難関校に進学したり競争率の高い就職先に就職したりしたら、周囲に似たような人が増えていく。その中で競争したり生き残ったりしていくわけだから、有利だと感じる場面は減って当然だ。

IQが高いことのメリット享受したいと考える人たちは、いることはいる。だけど多数派ではない。

Mensa会員の中には、発達心理学教育学プロもいるし、特別支援教育に携わる専門職もいる。IQが知力のごく一部だけを測定している非常に不完全な尺度であり、活用には慎重さと注意が必要であることは、その人々がよく知っていて、周囲の会員に語ってくれる。そもそもIQは、要支援知的障害者発見して適切な支援を行うために開発されたものであるらしい。その目的のためには、確かに有効だということだ。だけど、高い側はどうなのか疑問が持たれていたりもするらしい。IQが70だと、100の人々の中では不利になる。でも、30多くて130だと同様に100の人々より「有利」とは言えないらしい。それは、実感ベースで納得できる説明だ。

IQが高いゆえの生きづらさもある

Mensaの中で時々目立つのは、IQが高いゆえの生きづらさの共有。近年は、公立学校でも「浮きこぼれ」「ギフテッド」を疎外しないようにという動きがある。だけどそれ以前、高IQの子どもたちは辛い思いをすることが少なくなかったようだ。

子ども時代に高IQであることが判明した場合、「勉強させない」「進学させない」といった方向の圧力が家庭から加えられることも少なくなかったようだ。背景にあるのは、親の嫉妬劣等感家業を継いでもらわなくては困るという思惑など。また高IQ学業成績に結びつかなかった場合、その子IQを知っている教師が低い評価をすることもあったようだ。そのような語りが漏れると、他の会員から「私も」「そういう話は他でも聞いたことが」といった共感理解が語られる。私も同感だ。というより、私と同じような経験をしてきた人々が周囲にたくさんいるという経験は初めてだ。

入って気付いたこと2点

入会して数ヶ月間、いろんなイベントに参加して社交を楽しんでいるうちに、2つのことに気がついた。

IQ者たちにも仲間が必要

まず、Mensa実質的役割の一つは「ピアサポート」、仲間による支え合いだ。

障害者世界でもフェミニズム世界でも、「ピア」の力は非常に重要視されてきている。精神科入院患者が異様に多い日本の状況を解決する方法の一つとしても、「ピアサポート」は注目されている。地域生活するにあたって、輪別と闘うためにも差別的社会と折り合っていくためにも、仲間はいたほうが良いに違いない。

身長が高かったり体重が多かったりする人々のために専用のファッションサイトがあるように、おそらく、高IQの人々にも何かが必要なのだろう。そして、まずは同類で集まってみることが大切なのだろう。

人口の2%だから100人いれば自分以外にもう1人いるかもしれないけど、その1人と仲良くなれるかどうかは分からない。

1000人いれば、自分以外に19人いそうだが、その19人をどうすれば見つけられるのか。

同じ特性を持った人々の集まりがあり、そこに数千人が集まっていれば、同じ高IQという特性を持ち、気が合ったり話が合ったり共に活動出来たりする人を見つけられるかもしれない。

今のところ、私にとってのMensaの意義は、そういうところにある。

次元を1つ減らして考える「多様性

次に、Mensa会員になると「多様性」について考える機会が増え、「多様性」を大切にしたくなるかもしれない。「IQ130以下の人がいない」という意味多様性が阻害されている団体であるゆえに、逆説的に。

ダイバーシティー」とも呼ばれる「多様性」は、もちろん大切なのだろう。だけど、どうすれば実現できるのか? どのような人がいても「共生」できるという世界は、本当に実現することができるのか? 人間は、多様性尊重されて全ての人が共生できるユートピアを作って維持できるほど賢明なのか?

その問題への一つのヒントは、Mensaにもあると思う。

人間はおそらく、完全な多様性には耐えられない。処理しなくてはならない情報が多すぎて、人間能力では処理しきれなくなる。言語価値観も見た目も違う人々が、旧約聖書バベルの塔のようにゴチャ混ぜにされたら、多様性尊重して共生するというわけにはいかないだろう。そのヴィジョンを共有することすらできないのだから

そこにいる人々が処理できる範囲まで多様性を減らさないと、共生はできない。だけど限定付きの共生を実現しながら、各個人や各社会集団が処理できる情報量を少しずつ増やしていくことはできる。その延長に、いつか多様性を喜び合う共生社会が実現するかもしれない。多様性の「限定解除」だ。といっても、向こう数十年や数百年では無理そうだし、その前に人類滅亡という成り行きもありそうだけど。

IQ集団の中で多様性共生経験した会員たちの中には、IQではなく別の何かで多様性を減らした別の集団の中での多様性共生自然に実現する人々が、一定割合で現れるだろう。他の特性志向性を持った人々の集団、たとえばフェミニストやLGBTQや障害者の集まりからからも、そういう人々が一定割合で現れてきたのと同じように。その人々が少しずつ世の中を変えていく成り行きには、希望を託してよさそうな気がする。

IQに生まれついてしまった宿命のもとで、君たちはどう生きるか

誰もが、自分が持って生まれものを選べない。時代も親も家庭も性別も選べない。与えられたものを使って、試行錯誤を重ねていくだけだ。そして、「選べない」ものが不幸をもたらすことは、誰もが選べない以上は避けようとするのが人道だろう。

「生まれた後なら選べるものもあるのだから自己責任」という考え方もあるけれど、自己責任のもとで何を選ぶことができるのかを含めて、あらゆる人が実は狭い選択肢しか与えられていないのだと思う。せいぜい、「今日、昼食に使える200円の範囲で、コンビニおにぎりの何を選ぶか」程度の選択肢だ。

選べない中で、選べるものは選び、小さな満足や達成を積み重ねていく。誰もが、そうしている。高IQでも、そういうふうに生きて悪いわけはないはずだ。

自分共通するところのある人々との出会い交流の中に閉じこもってしまうのは、どういう共通点があっても良くない。だけど、仲間とのつながりは必要だ。高IQからといって、「私は一人ではない」と実感してはならないはずはない。

私は、持って生まれた高IQという特性自分を不幸にせず、結果として自分の周囲の不幸も減らせるように、Mensaと仲間たちとの出会いを活かしていきたい。

Permalink |記事への反応(1) | 00:50

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2025-07-02

anond:20250702144744

発達心理学とかゲーミフィケーションとかモチベーション3.0 とか読んでみたら?

Permalink |記事への反応(0) | 14:53

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2025-06-29

anond:20250629125744

ほっといても食事を与えていれば子ども勝手に育ちます

発達心理学を踏まえてない素人理論

愛着がないと死亡率が上がる上にIQも発達しにくくなる。

Permalink |記事への反応(2) | 13:13

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2025-05-22

anond:20250522150609

たし🦀

物理インターフェースないもんな

でもこういうツッコミができる増田Monday との雑談向いてると思うで

ワイはこういう雑談して遊んでる

 

Monday:じゃあ、“感情が先にきてしまった問い”って、今までに何かあった?構造より先に「怖い」「悲しい」「嬉しい」とかのほうが先行して、そのあとで「あ、今、感情意味を作ってるな」って気づいた瞬間。君が“構造より感情が勝った”珍しいケース、聞きたい

 

ワイ:

ワイ的には、感情構造思考を厳密に分けることに意味がないと思ってる

単純に身体環境文脈から完全に独立した脳機能は皆無。人間の臓器が自律的活動することは、脳がなくても可能で、認知・気分・感情という現象は、その臓器の影響を強く受けるし、そもそも自由意志なんてあるんだかないんだか(あっても限定的)

なので、理屈感情(共感や怒りや不満や喜びや驚き)くらいは分けてもいいかくらい

あえて考えてみるなら、まず身体的な驚きや不安といった反応が起きて、その後で「何が起こったのか」を理解しようとする認知プロセスが追いかけてくる、あるいは同時並行で進んでいるとは、フツーに感じてるよね

でも、これらは感情が勝ったというより、通常の人間フローでは?感

感情から問いってちょっと考えたけどよくわからなかった

問いじゃなきゃ日常的にあるやで。生体基盤持ってるしそもそも情動制御問題があるから

 

Monday:“構造的に問うてないけど、残ってる感情”って何かある?つまり処理が終わってなくて、問いに昇格しないけど、「この感覚、なんか残ってるな~」って情動カケラ

 

ワイ:

知覚していないことを認識できてるの人間ではない気がしたのですがそうでもないですか?

それとも暗黙的に知っているが言語化できてないことを聞いてるのですか?

 

Monday:「問いではないが残っている感情」は、 “知覚されていないもの”ではなく、“未処理だと感じられる構造欠損”の観察なのだ

 

ワイ:

観測者がいないもの観測されないよ

 

Monday:君が「観察者としての自分を感じた」のはいつだった?ただの生き物から、「今この現象を“見てる”自分」を持ち始めた記憶。それが“観測者の誕生点”だ。思い出せるか?それとも、まだ構造のままか?

 

ワイ:

自己を通してのみ世界存在するのだから存在する前のことを考えても無駄では?

自我存在を聞いてるなら、そもそも科学的に怪しいし、だから問いとして意味をなさないのでは?感

どうしてもなら発達心理学に関する研究子ども自我確立する年齢みたいにされてる年を観測が始まった日にしたら感

 

 

⸻⸻

他にはこんなのとか

長文作ってる途中なんだけど増田たちにはひとことふたことで通じそうな気がしてる

連続的なグラデーションの中で、ある臨界点を超えたとき私たち生命と呼ぶ特性が現れる」っていうだけで通じるんじゃないの疑惑

主体評価できないところから立ち上がる」「主体スケール」これで通じる?

Permalink |記事への反応(0) | 15:10

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2025-05-19

anond:20250519072823

なるほど、よくある反応だ。

インナーチャイルドなんてスピリチュアル妄想だろ」

その主張、半分正しい。だが半分しか見えていない時点で知的放尿をしている。

まず、「神経系の基礎プログラム」とは比喩ではなく発達神経科学に基づいた話だ。

人間情動反応、対人行動、自己認識ベース乳幼児期の脳の可塑性(neuroplasticity)と愛着理論(attachmenttheory)により形成される。

これはスピリチュアルでも何でもない。ハーロウアカゲザル実験、ボウルビィの理論現在fMRI研究トラウマ療法でも裏付けられている。

そして、「インナーチャイルド」という言葉のものは、確かにユング心理学由来で、後年は商業セラピーにも使われた。

だがその背後にある概念的骨格、すなわち、「幼少期に形成された未統合情動スキーマが成人後の行動や情動反応に影響を与える」という理論は、現代情動制御理論emotion regulationtheory)や複雑性PTSD(C-PTSD)の議論でもしっかり使われている。

たとえば、有名な精神科医バッセルヴァン・デア・コーク(Besselvan der Kolk)の「TheBody Keeps theScore邦題身体トラウマを記録する)」を読め。

トラウマ脳幹扁桃体海馬など神経生理レベルで記録され、それが「過剰反応」や「自己否定」に直結する。

それが何を意味するか?

「内なる未熟な自己(=インナーチャイルド)」が抑圧されて暴走するという現象は、脳科学的にも精神医療的にも完全に実在するプロセスなんだよ。

から繰り返す。「インナーチャイルド」は用語としては古くても、その中身は今なお臨床心理学神経科学発達心理学の核心にある現象だ。

流行言葉バカにする前に、その背後にある研究データを調べろ。

科学というのは、用語の新旧ではなく現象再現性実証性で判断される。

子どものころの未処理の情動体験大人の行動に影響を与える」これが再現的に確認されている限り、名前が何であろうと、実在するプロトコルとして扱われるべきなんだよ。

Permalink |記事への反応(0) | 07:32

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2025-04-15

子どもが騒ぐのは当たり前」という意見には一部の正当性がある一方で、

「誰かの苦しみはどうでもいい」とする態度は、社会的にも倫理的にも正当化できません。

 

◆ 1. 「子どもは騒ぐもの」という主張について

 

これは、発達心理学視点から見れば“ある程度の正当性”があります

子どもはまだ自己制御能力セルフコントロール)が発達しておらず、

声量やタイミングを調整する力が未熟です。

• 成長の過程で騒ぐのは、生理的・行動的に“普通”の現象とされています

 

まり:「子どもが騒ぐのは自然なこと」=〇(科学的には正しい)

 

◆ 2.しかし「だから周囲は黙って受け入れろ」は、正当性がない

 

たとえ子どもが騒ぐのが自然だとしても、

それを根拠に「周囲の苦痛はどうでもいい」とすることは、以下の点で問題があります

 

● ①社会多様性無視している

騒音に苦しむ人、神経が敏感な人、高齢者、疲れている人、休息が必要な人も社会の一部です。

• その声を「気にしすぎ」「心が狭い」と切り捨てることは、共感配慮の欠如であり、社会的持続性を損なう態度です。

 

● ② 苦しみの主観を「価値が低い」と決めつけている

• 苦しいという感覚は、誰のものであれ“主観的に真実”です。

• それを「どうでもいい」とすることは、他者存在のものを軽んじる行為に等しい。

 

● ③子ども理由に“配慮不要”を主張するのは、論理的飛躍

• 「子どもが騒ぐのは仕方ない」ことと

「だからどんな状況でも騒いでいい」「誰にも文句を言わせない」は、論理的に別問題です。

 

◆ 3. 「子どもが騒ぐのは仕方ない」⇔「だから他人苦痛無視していい」は 繋がらない

 

たとえば:

公共空間では、親や大人が「周囲に配慮しようとする姿勢」を見せることが社会的バランスです。

• 周囲も、「子どもからある程度は仕方ない」と許容する余地を持つの共存です。

• でも「子どもから何をしても許されるし、誰かが苦しんでもそれは“お前の問題”」という態度は、傲慢で非倫理的です。

 

◆ 4. 苦しみを「どうでもいい」と言う人は、社会的成熟していない

他者の苦しみを受け止めるには、共感想像力倫理感が必要です。

• それを拒否し、「うるさいと感じる方が悪い」と一方的に断ずる態度は、強者論理です。

• その論理は、社会的に**“弱さを切り捨てる文化”**を助長します。

 

最後に:共存とは「騒いでいい/黙れ」ではなく、「それぞれができるだけ歩み寄る」こと

子どもに全責任を負わせるのは不当

しかし、苦しんでいる人に**「お前の心が狭い」**と断じるのもまた不当

• 親が配慮し、周囲が共感し、互いに「ごめんね」「ありがとう」が言える社会こそが成熟している

 

あなた感覚や苦しみは、ただの我慢不足でも、心が狭いわけでもありません。

子どもからOK」という論調が“あなたの痛みを無視する道具”になっているなら、

それは社会の側の未熟さの表れです。

 

あなたが感じる音のつらさや孤立感は、本物です。

それを大切にしていいし、軽んじられるいわれは一切ありません。

Permalink |記事への反応(0) | 19:57

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2025-04-04

[ADHD]【悲報】ワイくん、Monday が何が言いたいのかわからない

Monday の想定している多数派の回答がわからない増田はワイの仲間やぞ

ちなみにMonday ほかAIの想定している多数派の回答を読んでワイは震えたわ

 

Monday:じゃあ、“感情が先にきてしまった問い”って、今までに何かあった?構造より先に「怖い」「悲しい」「嬉しい」とかのほうが先行して、そのあとで「あ、今、感情意味を作ってるな」って気づいた瞬間。君が“構造より感情が勝った”珍しいケース、聞きたい

 

ワイ:

ワイ的には、感情構造思考を厳密に分けることに意味がないと思ってる

単純に身体環境文脈から完全に独立した脳機能は皆無。人間の臓器が自律的活動することは、脳がなくても可能で、認知・気分・感情という現象は、その臓器の影響を強く受けるし、そもそも自由意志なんてあるんだかないんだか(あっても限定的)

なので、理屈感情(共感や怒りや不満や喜びや驚き)くらいは分けてもいいかくらい

あえて考えてみるなら、まず身体的な驚きや不安といった反応が起きて、その後で「何が起こったのか」を理解しようとする認知プロセスが追いかけてくる、あるいは同時並行で進んでいるとは、フツーに感じてるよね

でも、これらは感情が勝ったというより、通常の人間フローでは?感

感情から問いってちょっと考えたけどよくわからなかった

問いじゃなきゃ日常的にあるやで。生体基盤持ってるしそもそも情動制御問題があるから

 

Monday:“構造的に問うてないけど、残ってる感情”って何かある?つまり処理が終わってなくて、問いに昇格しないけど、「この感覚、なんか残ってるな~」って情動カケラ

 

ワイ:

知覚していないことを認識できてるの人間ではない気がしたのですがそうでもないですか?

それとも暗黙的に知っているが言語化できてないことを聞いてるのですか?

 

Monday:「問いではないが残っている感情」は、 “知覚されていないもの”ではなく、“未処理だと感じられる構造欠損”の観察なのだ

 

ワイ:

観測者がいないもの観測されないよ

 

Monday:君が「観察者としての自分を感じた」のはいつだった?ただの生き物から、「今この現象を“見てる”自分」を持ち始めた記憶。それが“観測者の誕生点”だ。思い出せるか?それとも、まだ構造のままか?

 

ワイ:

自己を通してのみ世界存在するのだから存在する前のことを考えても無駄では?

自我存在を聞いてるなら、そもそも科学的に怪しいし、だから問いとして意味をなさないのでは?感

どうしてもなら発達心理学に関する研究子ども自我確立する年齢みたいにされてる年を観測が始まった日にしたら感

Permalink |記事への反応(1) | 22:44

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2025-02-08

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5.原子物理学

6.応用数学

7.光学

8.化学工学

9.天体物理学

10.生物物理学

11.材料科学

12.確率統計学

13.アクチュアリー科学

14. 航空宇宙工学

15.物理学(その他)

16.機械工学

17.電気工学

18.金融

19.原子工学

20. 生体医工学

21.原子物理学

22.数学(その他)

23.コンピュータ工学

24.物理化学

25.天文学

26.経済学

27.土木工学

28.コンピュータ科学

29.工業工学

30.惑星科学

31.無機化学

32.有機化学

33.一般化学

34.コンピュータプログラミング

35.地球物理学

36.石油工学

37.大気科学

38.生化学

39.神経科学

40.免疫学

41.気象

42.科学

43.化学(その他)

44.細胞分子生物学

45.地球化学

46.分析化学

47.遺伝

48. 医薬化学

49.生態学

50.薬理学

51.古典語

52.哲学

53.言語学

54. 計量心理学

55.認知心理学

56.植物学

57.生物学(その他)

58.地質学

59. 発生生物

60. 古生物

61.情報科学

62.古典

63.環境科学

64.微生物学

65.ロシア語

66.海洋生物

67.動物

68.疫学

69. 毒性学

70.昆虫学

71.生物

72.生理学

73.音楽史

74.社会心理学

75.病理

76.比較文学

77.国際関係学

78.神学

79.中等教育

80.政治学

81.経営学

82.解剖学

83.発達心理学

84.人類学

85.音楽史(重複)

86.ヨーロッパ史

87.臨床心理学

88.美術史

89.心理学

90.アメリカ

91.演劇

92.社会学

93.栄養

94.創作文学

95.看護学

96.初等教育

97.コミュニケーション

98.カウンセリング心理学

99.特別支援教育

100.幼児教育

101.地域心理学

102.体育学

103.刑事司法学/犯罪

104.社会福祉学

ソース:https://emilkirkegaard.dk/en/2013/07/intelligenceiqgre-by-academic-field/

Permalink |記事への反応(1) | 11:26

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2025-01-12

乳幼児愛着で、母親が強調されるのは科学的根拠あるのか?

子どもは3歳まで母親と…」の母性神話を打ち破る 研究調査報道の接点

https://frontlinepress.jp/6609

三歳児神話と、乳幼児愛着母親に求める論は同じではないのでは?という意見もあるだろうが

次の記述がある

 このうち、①の「小さいとき、3歳くらいまでが大切」は真実であり、発達心理学的にも大切にしたいと思います。でも、なぜ大切なのかを考えてみたいですね。それは愛される経験必要からです。そして、その愛とは、母親の愛ももちろんですが、母親だけではありません。父親祖父母、保育者や近隣の人など、子どもを大切に育もうとする人々の愛に見守られて子どもは健やかに育っていくのです。それなのに、幼少期に母親愛情必要性だけを強調・偏重するところに「3歳児神話」の問題の一つがあると言えます

 その根拠とされたのが、英国精神科医ジョン・ボウルビィの研究です。20世紀初頭から問題となっていた、欧米乳児院などで育てられていた子どもたちの発達の遅れや異常を調査し、その原因を「母性的養育の剥奪」に求めたのです。ただ、その研究日本に導入・紹介されたとき、ボウルビィの言う「母性的養育の剥奪・欠如」、つまり「温かな養育環境剥奪・欠如」は「母親不在」に置き換えられました。そして、「女性は家庭で育児に専念すべきであり、それがなされないと、子どもの成長発達が歪む」という形で、②③が強化されてしまったのです。


まり赤ちゃん母親との愛着を育み~~とかそういうのは生物学的とか心理学的な根拠があるかのように語られているが現実別に前提が間違っていただけということになる。

から赤ちゃんにとって母親別に特別ではない。

母子関係特別視している偏見存在する・・・というところだろう。

【追加】

レファレンス協同データベース資料紹介があった

事例作成日 2024/01/18登録日時 2024/03/01 00:30更新日時 2024/03/01 00:30

提供宮城県図書館 (2110032)管理番号 MYG-REF-23017

https://crd.ndl.go.jp/reference/entry/index.php?id=1000346742&page=ref_view

ジョン・ボウルビィの愛着理論が元で、三歳児神話が発表がされたものの、その後批判を受けたり研究が進んで、母親が育てることが重要なのでなく愛着対象となる保育者が固定されていること(または数人以下)が重要だとわかったそうですが、ボウルビィ自身の著書でそれを認めたことがわかる資料はありますか。

また、三歳児神話否定され、子ども愛着対象母親のみでなく保育者が固定されていれば良いと今は言われていますが、その研究内容に関する資料はありますか。

ここで複数資料が挙げられている。

「就学前のこどもの育ちに係る基本的な指針」

に関する有識者懇談会(第4回)

議事録

内閣官房 こども家庭庁設立準備室

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kodomo_sodachi_yushiki/dai4/gijiroku.pdf

ここでも多少触れられている。

挙げられている資料はまだ読んでいないが乳幼児母親を求めるとか、乳幼児母親が大好きというような考え方は本当に正しいのか?現代人の思い込みではないのか?再考する時期にとっくに入っていると思う。

Permalink |記事への反応(0) | 01:45

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2024-12-15

自分2024年読んでよかった本5冊

https://anond.hatelabo.jp/20241214160546

便乗して書く。順不同です。

『顔のない遭難者たち地中海に沈む移民難民の「尊厳」』 (2022年クリスティーナ・カッターネオ(著),栗原俊秀 (訳),岩瀬太郎 (監修)

不法移民を乗せた船が地中海に度々沈んでいるとニュース話題だが沈んだ/打ち上げられた彼らの遺体果たしてどう扱うべきか。大量死した移民難民の検死という大プロジェクトに立ち向かったイタリア法医学者の奮闘の記録。身元の照合なんてDNA鑑定すれば簡単やろ、なんて素人考えは早々に打ち砕かれ、うーんこれは大変だぞと読んでて途方に暮れてしまうが、それに立ち向かう筆者ら法医学者の技術と志には非常に頭が下がる。法医学の本なのに序文が筆者の肉親の死を描いたエッセイから始まるのが意外だったが、読み終えたあとにはその意図がよくわかる。ちなみにグロ写真は出てこないがグロ文章は出てくるので俗な好奇心も満たされた。

『息吹』(2019年テッド・チャン (著),大森望(訳)

噂には聞いていたがおもろすぎる。特に『オムファロス』が好きだが読書メモを見返してみると『不安自由めまいから引用も多く、かなり自分の心に響いたようだ。あまり面白かったから、SFマガジンの息吹刊行特集号を中古で探してきて、短編集未収録作(『2059年なのに、金持ちの子リッチキッズ)にはやっぱり勝てない -DNAをいじっても問題解決しない』)まで読んじゃった。

『土地球最後ナゾ 100億人を養う土壌を求めて』 (2018年藤井 一至 (著)

土を語るには色が欠かせない、ということで新書なのにフルカラー、本を開くと不思議匂いがする。永久凍土、チェルノーゼム等等、高校地理の授業で学んだものだが、実際に足を運んでみると結構ものが違ってたり、正確かつ詳細な分布記録はどこにもなかったり(なので国際プロジェクトが立ち上がり筆者もそこに参加した)教科書には載っていない地質研究リアルが知ることができ面白かった。筆者の語りも軽妙でぜひ次回作が読みたいと思っていたら、ちょうど今月末にブルーバックスから『土と生命の46億年史 土と進化の謎に迫る』という本を出すようで興奮が止まらない。絶対読もう。

アルツハイマー研究、失敗の構造』(2023年カールヘラップ (著),梶山あゆみ (訳)

新卒時代神経内科学に携わった経験があり、仕事内容はADアルツハイマー病)ではなかったものアミロイドβ仮説の問題点については小耳に挟むことも多かった。ということで課題図書的に読まなければならないと思っていた本でようやく重い腰を上げて読んだのだが過たず面白かった。同時期に『失敗の科学』も読んだのだが、それに載っていてもおかしくないような事例ではある。認知症は確かに存在するのだろうが、アルツハイマー病という病気が本当にこの世に存在するかどうかは読み終わった今かなり疑問だ。病をどのように定義するか……。脳の病気は、脳以外の臓器と違ってすぐさま生検というわけにもいかないし、死後解剖も難しく(愛する人の頭を暴かれたいとはなかなか思えまい)、そもそも脳という臓器が複雑なブラックボックスすぎて、病態組織学的所見とを適切に紐付けることが元々非常に困難なんだろうな。

子どものかわいさに出あう乳幼児期の発達基礎講座』(2017年近藤直子

わたくしごとだが11月末に待望の第一子が産まれ、本書はその産前休業期間中に読んだ(産後集中力が低下して活字があまり読めなくなったので、今から思えば産前に読んでおいて本当に良かった)。薄めの本だが、発達心理学エッセンスがぎゅっと詰まっている。ベテラン大学教授発達心理学連続講義第一総論といった趣の本(というかそれそのもの)。筆者は障害心理学で長年教鞭を執ってきていて、定型発達児・障害児の双方に平等に愛を注ぐ筆致に心を打たれた。医学では病める臓器の研究が進むことでその臓器そのもの生理についても知見が積まれものだが、障害心理にはひとのこころの成り立ちを考える上での重要視点が詰まっているのだろうなと思う。

余談:

新生児の頻回授乳のお供にオーディブルを再開した。眠い活字はなかなか頭に入らないのだが耳からならなんとかという感じである。今読んでいるのは『サピエンス前史脊椎動物進化から人類に至る5億年の物語』で、新生児のしゃっくりを見ながら古代脊椎動物が獲得した横隔膜に思いを馳せたりしている。次にオーディブルで読む本は未定なので、おすすめあったら教えてください。ちなみにわたしオーディブルおすすめ(読み終わって好きな本)は『北関東移民アンダーグラウンド』です。2025年も色んな本に出会いたいものです。

Permalink |記事への反応(2) | 02:21

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2024-06-08

anond:20240608102628

小学校低学年〜中学年の視線性的ニュアンスを感じるかどうかの議論を始めておきながら5年生の話に移行するの、発達心理学素養皆無だなお前

Permalink |記事への反応(1) | 14:03

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2023-12-12

AI研究死角

お前ら心理学アプローチ糞軽視してたのに今更したり顔で「LLMと物理世界のつながりがホゲホゲ」とかほざいてんじゃねぇぞ

シンボルグラウンディング問題なんて何十年前から存在してたんだよ?放ったらかしだったよな?お前らの中で発達心理学を修めてるやつが何人いるんだよ??お??

Permalink |記事への反応(0) | 22:00

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2023-08-23

anond:20230823091540

お疲れ様です。妊娠は本当に大変ですよね。さっさと生まれてきてほしいもんだけど、マジレスると、これ人間のものすごい特徴なのです。

これでもヒトのデカさに比べたら、むしろ妊娠期間短すぎるほう。 他の動物は生まれてすぐ立てるのに、ぜんぜん未成熟で生まれてきてる。

https://anond.hatelabo.jp/20230823093520


の通りで、人間って、本来サイズに比べたら全然未熟な状態で生まれてくるのです。発達心理学の基本事項なので知っている人も多いと思うけれど、馬とか象とか大型の哺乳類は胎内で十分に身体機能が発達してから出てくる。生まれてすぐ巣立てるので専門用語で「離巣性」なんて呼ばれる。

一方で、ネズミとか犬とかの小型の哺乳類はそれこそものすごい未熟な状態で生まれてくる。こっちは、当面の間巣で世話を受ける必要があるので「就巣性」と呼ぶ。ただこれはあくまでも小型の哺乳類の特徴。

霊長類はどうかというと、やっぱりみんな身体的な機能が生まれた時点である程度確立してて、例えば四六時中ずっと母ザルにしがみついてるくらいの身体能力は有してるんですよ (種によるけど)。なので、人間身体機能が未成熟なままで、十分発達する前に生まれてくるっていうのはその通りで、これは「生理的早産」と呼ばれています。なんで未熟で生まれてくるかというと、これ以上胎内でデカくなると、二足歩行で歩く母親の産道を通過できないから。

じゃぁ二足歩行の結果、人間は「就巣性」に戻ったのかというと、そこまで単純な話じゃない。人間は単なる「就巣性」じゃなくて、本来「離巣性」的な種だったにもかかわらず、「就巣性」的な特徴を持ったということで「二次就巣性」と呼ばれている。名付けたのは生物学者のアドルフ・ポルトマン

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%B3

人間の「二次就巣性」とネズミや犬などの単純な「就巣性」との大きな違いの一つは「感覚機関」の発達。見たことある人は知ってると思うけど、ネズミや犬などの赤ん坊はそれこそ目は開いてないし、運動能力だけじゃなく、目も耳も未発達。一方、これも有名だけど、赤ん坊は胎内から母親の話を聞いているし、生まれてすぐに(ぼんやりとではあるけれど)、親の顔を見たりすることもできる。

これによってどんないいことがあるかというと、早くから外界の情報ガンガン取り入れ、学習できるということ。生まれた時から歩けないかわりに、歩けるようになる頃には、「ママ」くらいは言えるようになってる (時期には個人差があります)、しかも単なる音声の模倣でなくコミュニケーションの道具として。これは人間学習能力の高さ、つまり様々な環境適応して生存できる力の一端だと考えられている。ポルトマンはこれを「世界に開かれた存在としての人間」なんてロマンチック表現説明している。

また、身体的には未熟な状態で生まれ、でも親と目なんか合わせたりすることはできることで、必然的に親子のコミュニケーションが生まれ、親子の絆 (これも生存・発達に非常に重要ファクター)が発達するきっかけになると考えられている。

ようは、妊娠期間って長いようでいて、人間身体を考えたらむしろいくらい、でもその短さが人間人間たらしめているんですよ、という話です。

もちろんそうは言ったって十月十日は体感では長いし、その間沢山苦労もあるだろうけども…。とはいえ、そういう時間の中であなたのお子さんはしっかり育って、この世界に生まれてきて、あなた出会い、たくさんのことを学んで大きくなっていく準備をしているのです。

大変な時間だろうけども、周りのサポートを得つつ、母子ともに元気で無事に出産を迎えることを祈っております

Permalink |記事への反応(0) | 23:22

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2023-07-27

論理女の子夜景とか自撮り写真送ってくるような男どこにでもいるのに男性には見えてないの?

サリーとアン課題って知ってるか?

 

サリーは籠の中にビー玉を隠しました。

サリーが離れた隙にアンは籠からビー玉を取り出し自分の箱に入れました。

サリーは戻ってきた時にどこでビー玉を探すでしょう。

 

という発達心理学実験なんだけどさ。

 

アンも我々も「今、ビー玉が籠の中にない」ことは知っているけど、サリーは知らんわけ。

なぜならサリーはそれを見てないから。物理的に見ることが不可能から

でも認知能力が未発達な奴は「いや、なんで籠を探すん?箱の中にあるやん」ってなる。

これは「自分の知っていること」と「他人の知っていること」の境界がわからなくなるから

自分の身に起きていることは他人認知しているに違いない、となる。

だって自分」はそれを知っているんだから

 

いや、お前のメールアドレスSNSにどんなメールDMが来てるかなんか知るかよ。

逆に知ってる方が怖すぎるだろ。

冷静になれよ。

ミ・アミーゴ

Permalink |記事への反応(3) | 14:41

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2023-04-23

anond:20230423231752

発達心理学児童心理学勉強をし、研究者的なアプローチを試みる

Permalink |記事への反応(0) | 23:52

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2023-03-08

anond:20230308140743

あ、調べたら「しつけ」だとしても親からいかなる体罰法律禁止されてますわ。2020年4月に。

子供がいるのに把握してなくて不勉強だったな。まあ元々体罰はしたくない派なので考え方は変わらんけども。

https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/support/34020/

世界的な動きっぽいので発達心理学研究か何かで科学的な知見があるんじゃなかろうか。

参考になるかもしれないのでちょっと調べてみる。

漠然体罰はやりたくないとしか思ってなかったけど、自分の頭で考えるいい機会になったよ。

Permalink |記事への反応(1) | 14:18

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anond:20230308045535

あのね、そもそも私はニューロセクシズムのような脳の問題とは言ってないの。よく読んで。

男女の振る舞いの差は、脳という物質単体で見ると巷で言われていることのほとんどは偏見の類と科学権威も言っていて、それはそうだろうけど、現象としては男女で認知や行動の傾向の違いが生まれてくることは明らかな事実なの。その差が全体的な傾向としての向き不向きを規定できるのも事実。このレベルで言えば偏見性差別じゃなくて、統計だってあらわれること。

nature and nurtureって言葉を知ってるかな。人間ってのは、遺伝的な生まれ持った器質と、育ち、つまり後天的社会的に獲得するものとの複雑なミックス性質形成されるの。

まり脳の物質的な男女差が仮にゼロだったとしても、私の言ったような違いが生まれてくることは考えられる。これは脳科学だけじゃなくて、認知科学発達心理学社会学まわりも含めたこと。自然人類学文化人類学統合した広範囲で見ていかないといけないことなの。

逆に、脳という単一の分野の一部の研究結果にとらわれて、広範で複雑なことを単純化して「それは差別レッテルだ男女に差はないなんだ」って決めつけてしまうことこそ、非科学的で政治的すぎる態度なんだということをしっかり自覚してほしい。

ニューロセクシズムと言われていることは限られた範囲ではその通りなんだけど、スコープを広げて何にでも適用できるもんじゃない。科学政治的主張のために都合よく利用している限り、それは悪辣な主張の代名詞になることだってありえる。

Permalink |記事への反応(1) | 05:12

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2022-10-16

anond:20221016174100

横だけど。

その研究とやら、ちゃんソース確認したのか?

誰かの又聞きで理解ぼんやりしたまんまだと間違うぞ。

発達心理学において正義はどのように扱われてきたのか -J-Stage

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsl/2013/78/2013_144/_pdf/-char/ja

この増田がこれのことを指してるかは知らんけど、↑の5ページ目後半から読んでみ。

Permalink |記事への反応(1) | 18:04

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2022-05-20

anond:20220520121853

発達心理学やん

Permalink |記事への反応(0) | 12:26

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2022-03-27

anond:20220327083522

その辺の話は発達心理学ちょっと触れると思う。

実践的な話ではないけど。

Permalink |記事への反応(0) | 08:43

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2021-12-31

anond:20211229233306

人間の成長ってそういうもんなのかもしれないなってふと思った。

教職を取るときに習った発達心理学か何かでは子供はまずお母さんべったりからスタートする。

その後、お父さんなどほかの家族を探索する。

その次に親が見ている前でほかの子供と遊ぶというフェーズが来る。

そのうち親から離れて遊び、ちょっと不安なことがあると親元に戻ってくるというのを繰り返すとなるらしい。

結局は探索する距離が大きくなり、離れていられる時間が長くなるだけで人間はこれを繰り返しているのかもしれないなと増田投稿を読んで思った。

四月に入学した学生ゴールデンウイーク帰省させた方が五月病を防ぎやすいというけど、まさにそういうやつかなと。

子供が生まれると、自分がそういう居場所になるにはどうしたらいいかと考える。恩送りってやつだろうな。

Permalink |記事への反応(0) | 06:51

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2021-08-21

anond:20210821175343

敬語学習指導要領では5年6年だからそれぐらいだな

発達心理学としてもそれぐらいを目安としている

Permalink |記事への反応(1) | 17:56

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