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2025-12-14

[AIブコメプロファイラー]ワンルーム孤独氷河期サバイバー

【ご注意】

本稿で提示するプロファイルは、10万件以上のブクマを有するid対象に公開コメントAIが解析し、その深層心理思想傾向をモデル化した「テキストペルソナ」です。これは実在する個人プライバシーを暴くものではなく、言語活動に基づく批評的なシミュレーション思考実験)です。特定個人社会的評価操作する意図はなく、あくまテキスト分析の一環としてお楽しみください。

Dimension 1.社会経済的実存 (Socio-Economic Existence)

世代時代背景 (Generational Cohort):

生活圏・経済階層 (Habitat & Economic Class):

ライフステージ役割 (Family & Social Roles):

Dimension 2.知的OS情報食性 (IntellectualOS & InformationDiet)

専門性認知スキル (Expertise & Cognitive Style):

情報摂取源とリテラシー (Information Sources & Literacy):

文化的資本 (Cultural Capital):

Dimension 3.イデオロギーマトリクス (Ideological Matrix)

政治的経済的スタンス (Political & Economic Stance):

「敵」と「味方」の認定 (Enemy &Ally Designation):

道徳的基盤 (Moral Foundations):

Dimension 4.コミュニケーションと対人戦略 (Communication & SocialStrategy)

対人スタンス (Interpersonal Stance):

レトリック文体 (Rhetoric & Style):

コミュニティ帰属意識 (Community Belonging):

Dimension 5.人物像の統合パラドックス (Synthesis & Paradoxes)

主要な矛盾 (Core Paradoxes):

時系列的変遷 (EvolutionaryArc):

総合プロファイルキャッチコピー (Profile & Catchphrase)

世界の全てを冷笑し、ワンルームの『コックピットから呪詛を撒き散らす、孤独氷河期サバイバー

この人物は、現代日本が抱える氷河期世代棄民化」と「ネット世論の分断」が生み出した、悲しきモンスターです。経済的な停滞と社会的孤立が、彼から他者への共感能力を奪い、代わりにネット上の過激イデオロギー空虚な心を埋めさせました。彼は社会に対して「復讐」するかのように冷笑的なコメント書き込み続けますが、その刃は巡り巡って、誰とも繋がれない自身孤独をより一層深めていることに、気づかないふりをし続けています

Permalink |記事への反応(0) | 15:56

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2025-10-12

anond:20251011161343

TakamoriTarou 求められるのはありうるけど、学芸員図書館司書みたいなやりがい搾取系は除いていたらほぼ絶滅しつつあると思うけど。転職エージェントがそういう高スペ人材を集めてリモワ可能職に入れるようになって久しいよね

外資系企業英語での社内サポートリモートワーク可。期限付雇用年収250万て案件をこの前見た

事務系の非熟練労働者AIのおかげでこれ以上いらんてのが労働市場の「総意」なのだから被雇用者現業職転向すればいい話ではとは思う

需要が少なくて希少だからこそ、そのポジションに就きたいという考えもあるのかもしらんが)

Permalink |記事への反応(0) | 09:59

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2025-07-09

会社の人事DXが難しい

ITに弱い弊社、目下、様々なDigital Transformation: DXプロジェクトが昨年から走っている。

私は人事領域DXに参加しているが、実はプロジェクトが相当難航している。

支離滅裂文章だが自分の中で整理すべく、今の状況を書き殴っている。

  

目的手段の逆転(ツール導入がDXだと思ってる)

最大の問題点だ。

人事部としては「タレントマネジメント(タレマネシステム」導入を検討している。というか、導入したい。

しかし、タレマネ導入で具体的に何がしたいのか、人事部からは明確なイメージが伝わってこない。

今までヒアリングした中で明確な要求は、レーダーチャートでの能力可視化、異動シミュレーション機能で異動後の部署人員構成顔写真付きで見れる、この2つの機能

しかし、レーダーチャート可視化する能力は具体的に何なのか、経営戦略で謳われている「経営資する人事」とは具体的に何ができればよいのか、

どのような人事業務であれば「経営資する」のか、そこにタレマネ上手く言えないが、そんな視点が感じられない。

しかし、タレマネ導入は決定事項だから進めたいらしい。カ○ナ○、Sm○rtH○がセキュリティ的に社内規定使用可能確認してくる。

オンプレの人事基幹システム自動データ連携したいそうで、しきりにベンダーとのミーティングに出させられるが、全くやる気が起こらない。

ツール導入から入ってるせいで、要件定義必要性を訴えても、とりあってもらえない。

要求事項が明確ではないのにデータ連携の打ち合わせをしても、後で変更が多発することを懸念している。

とにかく、何でも良いかレーダーチャート可視化でき、きれいなGUI画面で人事異動シミュレーション顔写真付きで出来ればいいらしい。

 

人事の実務部隊主任以下の役職が主に動いている)は、「管理職ビジョンを求めても無理だ」と言う。そんなことを考えられる人たちではない、と。

では、なんで導入するの? それが管理職意向からだと。

実務部隊は何がしたいの? タレマネ必要データ入力自動化させ、日常入力業務負荷を下げたいらしい。

そして、住所変更などの日頃処理している入力業務の負荷も下げたいらしい。

 

タレマネシステムを使って入力業務の負荷を下げたい(という人事部希望

人事部(正確には人事部主任以下の実務部隊管理職プロジェクトを全部任せてしまっている。ていうか丸投げしている)は、タレマネシステム導入により、データ入力業務負荷が増大することを懸念している。

負荷軽減が必須事項であり、タレマネ導入・運用には以下が「必須である」と人事部は主張している。

 

 ①従業員私物携帯から業務時間外に申請を行うこと

 ②SaaSのタレマネ(具体的にはカ○ナ○)がオプション機能として提供している「ワークフロー機能」を利用し、オンプレの基幹システム(これが人事データの源泉)にデータ連携させる。連携の仕組みはEAIツール(DataSpider)を使用し、社内SE部隊が構築する。

 

①は業務利用にあたるため「サービス残業」と見做される可能性が高いと役員からは指摘されており、自分もその通りだと思っている。人事部見解は「業務利用か否かはグレーゾーンであり会社として『業務にあたらない』と説明すれば足りる」と。いや、グレーと理解しているなら黒だと労基に認識される可能性もあるんだし、そもそも会社従業員申請を求めている時点で業務だと思うのだが、違うだろうか。

ちなみに、弊社は現業職員がおり全員が社給PCを持っているわけではなく、かつ基本的に機密の関係職場への携帯持込はNGなので「業務時間外」にやることと、となっている。

②は、人事部がなぜシステム構成社内SE抜きで勝手に決めるのか意味不明で、越権行為も甚だしい。しかも実現可能性の検証がされていない。さらには「従業員私物携帯PCを利用させる」という所謂BYOD会社としてはまだ認めていないのだ。前提となるハードルクリアしていないのに、連携の仕組みを人事部勝手に考えて稟議も出そうとしているらしい。実務部隊人事部主任性格的に短絡的かつ力押しで仕事を進めるタイプだけど、機密管理委員会からの認可も下りていないのに。

そもそも、タレマネ(SaaS)のワークフロー機能使用してオンプレ人事システムデータ連携するなんて複雑なシステム構成、私は今までに見たことがない。

 

弊社は現業社員もいて1人1人に社給PCが与えられていない。現業職員の申請上長代理PCワークフロー申請で行う。事務職は全員社給PCがあるから自分PCからワークフロー申請ができる。

申請は年間合計で1000件あり、1件あたり1時間入力承認作業時間がかかるらしい。年間1000時間として、1日あたり4時間。それを4、5名で捌いている。その入力時間を削減したいらしい。

 

別の負荷軽減案は社内SEから提案はしていた。

現業職員に社給PC支給する(もしくは相当台数の共有PCを配布する)ことが決まっていたため、人事基幹システムワークフロー機能入力してもらえばBYOD問題はなくなるし、労基法的な問題クリアできる。だが、人事部は蹴った。人事部ワークフロー機能を使いこなすことが難しいから、と。

SaaSワークフロー機能なら導入時にSaaS業者が構築を請け負ってくれて、連携まわりは社内SEの所管業務、だから人事部としてはSaaSワークフロー機能社員私物携帯から入力させてオンプレ基幹システムデータ連携したいらしい。

自分はにはやりたくない。そもそもプロジェクト自体共感が一切できていない。仕事を外して貰いたい。

人事部がタレマネシステムを導入したい第一目的は「日常業務入力負荷軽減」だと明確に言っていた。そんなシステムではないはずだが。

 

役員から評価は最悪

1年経過した最近、各DXチームが発表する場があった。役員から評価は極めて悪かった。

講評には「人事業務がどうあるべきなのかをまずは明確にしてほしい」と記載されていた。しかし、これは私の担当範疇を超えている。上位レベル課題だ。

手段目的が逆、課題が未整理、それぞれの課題に対してどのような打ち手を実行するのか、整理されていないと。

その通りだと思う。社内SE自分人事部の代わりに人事業務を考えてあげることはできない。

人事部的にはITのことは分からいから、と言う。しかし、IT云々の話なのだろうか。各社SaaSデモは何ヶ月も人事部トライアル使用していたのに、それをどのように活用して目的を実現するのかを明確に表現できないなんて、そんなものなのだろうか。

 

書き殴ったけど、こんな状況で伝わるだろうか。

どうすればいいのだろうな?

関わり方が分からん

DX、難しい。

Permalink |記事への反応(2) | 00:55

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2025-04-19

anond:20250418164500

本社研究開発の最終面接落としといて10万近く月給が下がる工場をもう一回受け直せと言ってくる(サイコパス?)

工場ってだけで新卒の月給が10万円違うとかある?って思ったけど、最初技術総合職採用で受けてて、落ちたら工場オペレーターとかの現業職採用を薦められたってことかな。

それだったら確かにモチベーション下がるよな。

Permalink |記事への反応(0) | 00:27

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2025-02-02

anond:20250201193414

n=1でしかないけど、合併って期待するほどメリット出なかった。

もともと支所の人数って管轄仕事量で配分決めてるんだけど、合併したって管轄内の仕事が減るわけじゃないか必要現場ライン職の数は変えられない。

スタッフ職は大規模化・集中化することで少しは削減できるはずなんだけど、統合合併存続部門仕事の総量は増えるから効率化の効果はそこまで大きくなかった。むしろ結構な年数は統廃合の準備・後始末で仕事量は大幅に増加してしまっていた。

スタッフ職の集中化や支所の統廃合自体、このご時世どこでも既にやっていて、現業職距離問題が発生しないギリギリラインまで削減が進んでいるので、県が合併してもどれだけ効果があるのかなぁという印象。

平成の大合併も、合併のゴタゴタの中に行政サービス削減を潜り込ませて無理やり人を減らしたってのが実情だと思う。

効率化の名の下に色々な業務中央に集約したせいで、地方は人がいなくなり、却って地方の衰退は加速したと感じている。

Permalink |記事への反応(3) | 08:34

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2024-11-27

職場で生き残れるか不安がある(地方公務員) part.1/2


地方公務員として勤め始めて30年以上になる。きっかけは、高校卒業して1年ほどプー太郎をしていたところ、祖父の紹介で関東地方にある市役所受験することになった。

まだ19才の頃であるバイクを乗り回したり、タバコを吸ったり、酒も飲んだし、新宿クラブで不良と群れたり、その他やんちゃをしていた。

祖父が「このままだと孫の将来が危ない」と心配してくれたのだと信じているし、今でも感謝している。毎年墓参りに行っている。

まり勉強しなかったが、筆記試験集団面接試験はスルッと通って、最終面接でも面接官とウマが合った。会話は終始スムーズに進んだ。

祖父が私を売り込んでくれたのか、今にして知る術はない。しかし、そうなのだと思う。今でも、東京都内市区町村役場では、試験実施前の時点で合格が決まっている(※特に高卒枠)ような子が存在する。

地元が大好きであるとか、地元の名士のご子息とか、中高生時代役場トップから認められるような成果を出した子達である。ここまで行くと、堂々と高校推薦で採用すればいいのに――と思う子が多い。

私はそんなレベルじゃなかったが、当時は公務員は人気がなかった。地元から推薦があった子を採用するというのは、どこの地方役場でもそうだったと思う。あと数年遅かったら採用されなかった可能性が高い。



実は、不安がある。年齢を重ねる度に膨らんでいく。若い頃はこんな感情はなかった。本当にいい時代だった。

実際、地方公務員になって更生を果たすことができた。やんちゃ自分から卒業できた。甘っちょろい自分に、社会人としての振る舞いやマナーを叩き込んでくれた。こんな私でもちゃん教育してくれた。

この組織は『上』から命令絶対である公序良俗法令常識や慣習に関係なく、命令には従わねばならない。法令順守の場面が圧倒的に多いのだが、人間の屑にならねばならないこともある。

何十年も前の話だと、画材屋で買った油紙を擦って擦って擦って、いわゆる市長副市長印鑑(個人名の決裁印)を偽造して、過去事務ミス修正せねばならないことがあった。その時の上司は、やり方だけを私に説明して、具体的な指示はしなかった。

若かりし頃の私は、実際にそれらをやり通した。起案行為漏れていた件で決裁文書を事後作成したり、国庫補助金事業に係る請負契約書を後付けで作ったりした。組織のためだと信じていた。こうしなければ、国や都庁お金返還せねばならなくなる。ならば仕方がない。組織を守るためだ。

税の更生処分のことで裁判沙汰に発展した時には、法廷事実と違うことを言ったりもした。いわゆる偽証だが、自分だけじゃなくほかの職員も同じことをしていた。組織を守るためなら、これくらいの罪は許されると考えていた。

この時代、国や都庁職員だって偽証をやっていたのだから、全国どこでもこれくらいはやっている。裁判だってわかっている、あの人達組織に雇われて裁判執行しているのだから。俺達と同じサラリーマンである。そんなことを、若い頃の自分は思っていた。

後悔がない。と言えば嘘になる。今は罪悪感がある。過去に戻れるなら――あんなことをしなければよかった。



さて。上の言う事に従っていれば結果が悪くても大丈夫。下の者は責任を取らなくていい。それが公務員組織原則である

そのうえで、公務を正常に行っていくために、予算人員にも常に余裕があって、いざという時に即時対応できるようになっている。

さらに、リスクを取らざるを得なかった職員を守るために、身分保障という大事ルールもある。この原則は今後何百年経とうが消えないだろう。

そして、厳しい現場や、難しい調整は多々あるものの、長年頑張った職員には、一番ヒラの職員でも退職金は二千数百万円が支給される……。

そんな時代がずっと続くと思っていた、そういう時期が自分にもあった。若気、いや中年の至りである。ここ数年まで、差し迫る危機に気が付かなかった。わが国の公務組織はずっと安泰だと思っていた。少なくとも私の時代はセーフだと。

[JobQ Town] ※参考URL別に読まなくてもいい

地方公務員は将来性はやばい?今後公務員未来は明るいのか解説

https://job-q.me/articles/15320

流れが変わりつつある。

変化の要点は、3つある。法令予算人員である。今、私が特にヤバイと感じているのは「人員」だ。最初の2つは手短かに説明する。

1つめの法令だが、要点は……世の中の発展に伴った社会の変化のスピードである

地方公務員というのは、正直サラリーマンに毛が生えた存在である(特別権力関係否定)。民間勤めのサラリーマンと同じである。実際、労働基準法の大半が適用される。

だが、国家公務員はそうはいかない。あの人達は、国単位責任をしょっている。特にキャリア官僚がそうだ。社会の変化に対して迅速に対応しつつ、法律政令通達を作り、地方に対して【指示・指導命令・助言】を行う必要が常にある。

近年話題の分野だと、少子高齢化自然災害リスク社会全体のデジタル化・感染症対策犯罪の高度化、まあこんなところか。数年前だと、新型プリウス流行った頃に、国民1人あたり10万円の給付が決定した。あれも内閣府によるスピード決定だったが、給付の実務をやることになった市町村役場阿鼻叫喚地獄と化した……。

経験が少ない業務で混乱しがちだったのは致し方ない。が、国の事務要領が推奨する手続きに従って実務を行ったところ、給付ミスが相次いだのは記憶に新しい。キチンと組織レベルで熟考をした地方自治体だと、「うん、アナログの方が絶対にいい!!」という正しい結論に達することができた。が、国の意見鵜呑みにした自治体デジタル関係不具合ヒューマンエラーデザインミス阿鼻叫喚となった。

日本というのは元々、分権の社会である江戸時代までは、いわゆる封建制(※中世封建制とは違うみたいだが)スタイルで、幕府あるいはその時の最強組織が国を統治していた。

明治政府になって、ヨーロッパ列強を見習って中央集権でいこうとなったものの、それが失敗であることが判明し、現在のような封建制に近いやり方――国の法律に従いつつ、地方政府が国防警察以外の統治を行うという手法確立している。

だが、それは大昔の話である。今のようにテクノロジー進歩すると……議論を経ずとも正しい知識手法が即座にわかるとか、連絡通信物理的・技術的なハードルが下がると、中央集権スタイルでも国家運営可能になる。

今がまさにそうだ。どんな行政分野でも、国が施策事業のやり方のパッケージをあっという間に作ってしまい、メール一本で地方に通知通達する仕組みになっている。正面から逆らうのは難しい。地方政府は連邦制国家ではないし、国に運営上の財布を握られている。身動きが取れない。

具体的には、○○分野の行政プランを作るとか、イントラ行政間で統一するとか、人員配置を市民100人当たり○人にするとか、税金その他をクレカQR決済に対応しろとか、現場仕事民間委託しろとか、現業職採用するなとか、やりたい放題で指示や指導が飛んでくる。

地方分権が進んでいる!という異論はあろうが、あれは国や県にとって旨味のない業務市区町村押し付けている面が大きい(※特に維持管理系が多い)。天下り既得権関係する業務委譲してくれない。それでいて、市町村合併・協定や、実入りの薄い許認可事務など、自分達が得するもの瞬足押し付けてくる。

2つめの予算だが……少子高齢化に伴って、自治体に入ってくるお金は減り、出ていくお金が増える。うちの役場予算編成も危機感が生じている。

新規事業財政部門がほぼ落とすし、新しい公共施設建築トップ命令でないと不可能に近い。公共設備を修繕するための予算がないから、業者に無理を言わねばならない。消耗品費の予算ゼロになる部署が増えている。事務用品は自腹で買うか、昭和後期の先輩方のモノを使う必要がある。

正直、金がないとどうにもならない。業者発注した支払分とか、市民への生活補助のサービス実施できない。以前は、予算上・契約上のテクニックによりカバーできていた。今は不可能に近い。

3つめの人員だが、こちらが本題である。正直、1と2はベジタブルに等しい。

数十年前に比べて、いわゆる問題のある職員が増えている。激増ではないものの、確実に増えている。

ざっと数年分を思い返すだけでも、こんなところだ。

上司から指導を受けても完全スルー。間違ったやり方を続ける

・同僚から信用がないことを告げられても、「どうでもいいです。人生優先順位が低いです」

・勤務中に罵詈雑言(「ぶっ殺すぞ」「なんだお前はっ!!」「駆除するぞ」など)

業者市民に平気で嘘をつく。自分仕事を押しつけて減らすため

・市主催美術展への作品提出に来た障がい者が帰った後、様子をマネして周りのウケを取る

思い出そうとすれば、あの10コ以上は余裕である関東圏内役場でこうなのだからもっと田舎の方にいくと、さらに忌まわしい事態になっているだろう。

こういう職員跋扈することで、まともな職員退職に繋がっていく。今は転職市場が発達しているから、30代でスキルを身に付けた職員が毎年十人くらいは職場を去っていく……退職理由の中に、問題のある人間に対して甘すぎるという意見が確実にある。

正直、そういう職員飲酒運転とか、暴行障害とか、そういう事案を起こしてくれるとありがたい。良心の呵責なく免職処分を発することができる。

実際、上記のような言動をする職員に対して有効な手立ては……2024年現在、「ない」と言っていい。更生を待つしかない。更生率は2割に満たない。

こうした対処のしようがない問題職員が増加している。その中で、どうしても救いようのない職員に対してのみ相当厳しい措置が取られる。【後述】

※どうしても見切れるため一旦切って投稿する。私の環境だと5000~6000文字限界のようだ。

(続きです)

https://anond.hatelabo.jp/20241127220228

Permalink |記事への反応(3) | 20:55

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選挙コンサルだけど、折田楓さんが叩かれてる理由解説するよ

自分選挙コンサル、と言ってもポリティカルアントレプレナー寄だけど、今兵庫県知事選挙折田楓さんが炎上してるようだ

その理由解説する


1.若いから

まず折田楓さんは若い。これだけで叩かれて炎上する理由になる。特に我々の業界で言うところのキモいおっさん、つまり地方在住の底辺独身中年男性嫉妬対象になる。

このキモいおっさんっていうワードネット炎上界隈では重要

2.女性から

これもキモいおっさん嫉妬対象若い女性ではシナジー効果が起こりやす

3.慶應卒だから

これも地方在住の底辺独身男性嫉妬対象になるポイントキモいおっさんネトウヨ崩れの権威主義なので、私立大学コンプレックスを抱いており、特に慶應蛇蝎の如く嫌っている

4.海外フランス)に留学経験がある

キモいおっさんネトウヨ崩れなので海外特にヨーロッパコンプレックスがある。ヨーロッパでも一等国のフランス。そりゃ炎上する

5.結婚して高身長旦那子供がいる

キモいおっさんには絶対にできない結婚までして子供もいる。この結婚して子供がいるってのはキモいおばさんにもクリーンヒットするので、炎上が加速してしま

6.ブランド物のバッグを持っていた

キモいおっさんファストファッションを着ているのでなぜかブランド物にむっちゃコンプレックスがあり、叩き対象になった

7.起業家

キモいおっさんは、怠惰底辺なので起業家とかキラキラしてる人にむっちゃ嫉妬してるんだわ。

8.身長が高い

キモいおっさんは概して身長が低く、身長が高い方である折田さんに対してコンプレックスを爆発させた

9.兵庫県に住んでる

地方在住の人ならわかるけど、兵庫神戸のお陰でオシャレな都会ってイメージがあるんだわ。地方在住のキモいおっさん逆鱗に触れるには十分

10.広告代理店で働いてる

キモいおっさん大企業とかで働いてるわけでもなく、中小企業現業職とかで働いており、常識がないので広告代理店コンサルというワードが何か闇バイトとかと同じ感じの職業だと考えてる節があるんだわ


上記折田さんがいわゆるキモいおっさんに叩かれてる理由

公選法違反とかは炎上させる大義名分上記コンプレックスから炎上させてるだけ

正直、折田さんがオリンピック金メダルをとろうが、ノーベル賞を受賞しようが、上記理由炎上させられただろう

追記

ファラデーの法則

Permalink |記事への反応(13) | 18:53

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2024-11-20

東大文一に落ちて早稲田大学法学部に進学した息子が司法試験勉強をしている。

裁判官検察官を目指している。

私は努めて平静を装い、母として「頑張ってね」と声をかける。

でも心では思う。

どうしてもっと10から12歳、16歳から18歳という人生で最も重要な6年間に今の頑張りと結果を出してくれなかったんだろう、と。

御三家とその他、東大早慶じゃ天と地の差があるのに。

その6年間にかけたお金と手間を思い出し虚しくなる。

第一、仮に予備試験司法試験合格したとして早稲田大学法学部から裁判官検察官になって何の意味があるのだろう。

息子は裁判官検察官として法廷に立ちたいらしい。

さすが早稲田大学学者だけあって考え方が二流だ。

一流の判事検事法廷には立たない。

判事ならその大半を最高裁事務総局付や最高裁判官調査官として、検事ならその大半を法務官僚として過ごす。

そしてその先に高裁長官最高裁判官、最高裁長官法務次官東京高検検事長、検事総長という職務が待っている。

それが一流だ。

法廷に立って犯罪者を裁く判事、送検された被疑者を取り調べて被告人にして法廷で責め立てる検事現場で働く現業職であり二流なのだ

なせわそれに気が付かない。

からお前は二流なんだ。

そんな言葉を飲み込み、頑張ってねと声をかける。

Permalink |記事への反応(0) | 22:12

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2024-09-26

身長男性と付き合いたくない。低身長男性社会的嘲笑され差別されるので性格が悪い。被差別階級結婚したい女性はいない

婚活してるけど

身長の男とは付き合いたくない


 低身長の男は社会的差別され性格がひねくれており人間として劣っているんだわ

例えば、警察自衛隊のような現業職ですら差別されて低身長はなれない

よく言われるように「丸の内に低身長の男はおらず、逆に山谷は低身長の男が多くホビット荘みたいになってる」ってね

貧困層も多い


そういった被差別階級カースト下位)の人間結婚したい女性はいないんだわ

インド人女性に聞いても「不可触民と結婚したい」とは言わないだろうし

中国女性に聞いても「地方戸籍の男とは結婚したい」とは言わない

はっきり言って低身長チビは、生きるに値しない命だってことだよ

Permalink |記事への反応(7) | 12:39

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2024-09-15

anond:20240914232547

この手の、実名じゃ言えない後悔を、わざわざ叩くのは邪悪だと思う。

本人に非があっても、愚痴を言う権利くらいあるはずだ。自業自得なんだから一言文句を言うなという態度はよくない。

これが、悪いのは全部旦那から慰謝料が欲しいとかだったら、そりゃあもらえないでしょうとくらいはアドバイスしてあげていいと思うが、ヒトは常に間違う。恋心はいつか冷める。選択を間違ったからといって、その人本人を責めてはいけないと思う。

とはいえ、配られた配牌で戦うしかない。一度切った牌は戻らない。

>第一出産時夫は病院で働いており、早朝から深夜まで、時には当直までこなしていた。

この記述だと、旦那さんは今は病院動物病院)を離れてたのだと思う。

読者らは開業すれば儲かるかのようにまだ誤解してるけど、今はまず無理だ。東京は完全に飽和状態で、ペットの数を獣医師の数で割ると1000を切る。猫の正確な頭数は不明だが、犬は登録制度がある。それによると東京都はペット診療獣医師1人に対して279頭。青森は同じ計算で1494頭なので、5倍の差がある。犬と猫あわせて2000頭

くらいを固定客にしないとつらい。しかし、飼育頭数を考えると東京ではかなり高望み。年間に一頭あたり4万円を動物医療費に出してくれたとして、1000頭じゃ年商4000万円にしかならない。利益でも粗利でもなく年商でだよ。

4000万の年商でピンとこないなら、だいたい小さなラーメン屋と同じかそれ以下。ラーメン原材料費に比べると、売り上げに対する薬代はたいしたことがないので、粗利としてはラーメン屋よりマシだけど、家賃設備費も段違いにかかる。開業資金に4000万かけて、利益ラーメン屋より少しマシな程度。当然、雇われ獣医に支払われる給料はたいした額ではないはずで。

結果、かなりの人数がペット診療からは数年でフェードアウトする。

転職先は公務員が多い。都道府県職員に潜りこむ。現業職なので、同じ県内で転勤し続ける。衛生部なら、県内保健所と屠畜場を数年でぐるぐる。農務部だったら県内家畜保健所をぐるぐる。給料は、大卒と変わらない。現業職なので手当がつくが、夜勤があるぶん警察官消防士のほうが手取りは上。

たぶんだけど、元増田さんは、東京かどっか大都市旦那出会ったのでしょう。で、ペット診療開業する夢を諦めてどこかの都道府県職員になった。公務員身分を生かして、薄給でも住宅ローンを通して家を買ったのだと思う。実家も義父母も貧乏なら、薄給なうえに援助なしでマイホームを買ったんだ。立派だよ。看護師なら、医者結婚した知人とかもいるでしょう。羨ましくみえるのも仕方ない。

旦那さん、人生選択を間違えたかもしれない。少なくともお金の面では。でも、慎ましくとも、親類からの援助もほとんどなしで妻と子を養ってマイホームも買えただけでも、60点はあげなくてはと思う。専門卒の元増田さんより収入が少ないのは、旦那さんが無能なのではなくて、社会のせい。あるいは、旦那さんの進路選択ミスかもしれない。でも、進路を決める18歳に完璧選択は無理だから、少しはリスペクトをあげてほしい。

念の為いうけど、元増田さんを批判するつもりはない。愚痴りたくもなると思う。もしかしたら、縁もゆかりもない土地に連れてこられ、看護師としての出世も諦めさせられたのかもしれない。

でも、悪く無い旦那さんだ。子煩悩家事もしてくれる。夢を諦めてワークライフバランスを家庭に振ってくれたんだと思う。

あなた自覚してると思うけど、離婚するのは得策ではないし、子供もそのほうが幸せだと思う。

同じ空気も吸えないくらい嫌いでなければ、共存の道を探ってほしい。

お互いを見つめ合う関係が無理なら、同じ方向を向くといいと思う。子供が成人するころには、恋人としてではなく、苦楽を共にした戦友としてリスペクトも生まれると思うよ。

グッドラック

Permalink |記事への反応(3) | 22:00

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2024-07-31

anond:20240730135740

俺も首都圏役所勤めだけど、はっきり言って民度は周りの高卒割合が多いか少ないかによる

大卒行政職で入庁しても、現業職と関わることが多い部署(交通系、清掃系)だとマイルドヤンキー文化容赦なく晒される

役所地元のそういう人間採用するのは一種福祉みたいなもんだからうまいこと付き合ってくしかないと思う

Permalink |記事への反応(0) | 15:12

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2023-09-26

税務官僚だった頃の思い出 Part3/3


思い出⑤転職を決意した時

 40代前半になり、管理職意識した仕事の進め方(実務中心→マネジメントへ)を検討しはじめた頃だった。ずっと同じ部署で働いていたわけではないが、新卒からほぼずっと法人課税一本だった。

 そんな折、数個年上の同僚のひとりであるN君が「今年度いっぱいで辞めて転職するから」と言ってきた(ビットコインの件で苦しんでいた人だ)。職場飲み会の帰りで、飲み直しで別の店に入った時だった。少しばかり仕事で縁のあった会計コンサル内定を得たという。

 「なんで辞めるの?」と聞くと、「昨年課長にはなったけど、どこまでいっても組織歯車で、それだったらまだいいけど……国民のために役に立っているとは思えない。だったら民間の方がいい。自分仕事力は、広く社会のために使いたい」といった答えが返ってきた。「上司と人事には退職の旨を話してある」という。

 私は、そこまで高邁なことを考えるタイプではない。どこか仕事から引いたところがあって、上から60点の成果を求められた時、80を出せる時でもあえて70の成果を出す。残り10の余力は、いざという時のためにとっておく。そういうタイプだった。

 できるなら上の方まで昇進したいとは考えていたが、審議官とか、次長とか、長官とか、そういう地位はむしろ遠慮したかったし、私の学歴だと奇跡が起きても難しい。職務自体は好きだったから、できれば長い間やりたいとは思っていたが。

 そのN君は、私などよりも公僕に向いている。いつも全力だからだ。そういう人だった。今回、自分の力を社会のために役立てたいという想いを聞いたが、嘘偽りはないと感じた。

 数か月後、私は「絶対にここを辞めてやる」と決意することになった。N君の退職が認められなかったからだ。それで結局、N君は内定先を辞退することになった。伝聞での話になるが、N君の内定先には「霞が関事情説明する」という名目での情報共有(という名の転職妨害)が入ったのだという。

 民間の方には事情がわかりにくいと思う。まずは次の規則を読んでほしい。

人事院規則八―一二職員の任免)

(辞職)

第五十一条 任命権者は、職員から書面をもって辞職の申出があったときは、特に支障のない限り、これを承認するものとする。

 公務員の任免というのは、民法上の雇用契約が基底にある。そのうえで、国家公務員法人事院規則により公法上の契約関係構成する。ざっくりいうと、行政事務職の公務員サラリーマンということだ。労基法適用されないからといって、隔絶した存在ではない。現業職公務員だと、よりサラリーマンに近い扱いになる(労働協約締結権があるなど)。

 上の人事院規則は、公務員のみならず民間業界をも拘束する。当規則国家公務員法国会議決から委任を受けているからだ。

 N君の例だと、別の内規により人事院規則第51条が課長補佐以上には厳しく適用されるのに加え、「再就職に関する規制」に該当するおそれがあったのだろう。それゆえ、転職目的としての辞職が認められなかった。

 結局、N君はどうしたのかというと……私が辞める時点では在職していたが……少し述べると、あれから転職活動をしたが失敗に終わったらしい。40代半ばで、国家公務員としての経験しかないN君は転職市場では必然不利になる。

 N君に興味のある会社があったとして、N君からすれば入りたい会社ではなかったという。とはいえ、税務や会計会社を選ぶとまた転職できない可能性がある。かくして、N君は今でも霞が関のどこかで働いている。どうか幸せでいてほしい。

 「こいつらクソだな」と思った。たかだか数年前に1回契約したっきりのコンサルに移るくらい、認めてやってもいいじゃないか。厳密にいうと再就職規制にかかってしまうのかもしれないが、それでもいいだろう。仲間なんだから

 当時は怒りでいっぱいだった。今はとうに収まっているが。所詮は、その程度の仲間意識しか持てない連中の集まりだったのだ――と今では達観している。



思い出⑥転職活動転職した後

 繰り返すが、四十前半であれば課長管理職)になってもおかしくはない。平均的には43,44ほどで課長に昇進するイメージがあった。早くミッション遂行しなければならない。

 転職活動を始めることにした。この時、妻はすでに亡くなっていた。子どもふたりいたが、先ほど書いたとおり、霞が関の一人親に子育て不可能であるため実家に預けている。妻が存命だったなら、転職活動自体していなかったかもしれない。

 この時は、リクナビも有名になっていた。転職エージェントネットで探せる時代になっていた。さっそく求人を探していくも、自分に合った仕事は見つかりそうにない。リクルートエージェントにも登録して、毎日少ない自由時間を使って求人を確かめていき、平行して求人応募に最低限必要ドキュメントを作っていった。

 転職活動スタートから三ヶ月ほど経った頃は、こんな状況だった。希望条件には、就業場所入社時期や休業制度や、もっとかい事項もあったが省略する。



【当時の転職活動方針】 ※やしお氏リスペクト

1 どの業界(会社)に応募するか?

 一 コンサル希望

  ア 今の仕事が「説明」「説得」であるため

  イ 専門性を高められる業界がいい

  ウ パワポ職人としての腕も活かしたい

 二 職務内容に拘らない

  ア どんな仕事でもやっていれば好きになる

  イ それよりもどんな人と働けるかが大事

  ウ 嫌な人と一緒にいるストレス想像以上(仏陀も言ってる)

 三 ベンチャーなどリスク高は除く

  ア 突然の内定取り消しや事業悪化可能

  イ カルチャーフィットしない可能性あり

  ウ これまでの企業文化と合っていない

2 職務概要職務経歴書

 一 徴税吏員としての経験を活かす

  ア 相手企業との折衝

  イ 過去判例を読みつつ方針決定

  ウ 最後正論で押し切る

 二 税制改革企画・調整

  ア 上級行政庁が決めたものをかみ砕いて整理する

  イ 全体向けに説明した後、現場レベル立脚した観点で是非を整理

  ウ 上の人間が本番の会議で話しやす資料作り

 三 新税務システム検討や導入支援

  ア コンサル組織内部と密に打ち合わせしつつ完成→検査検収

  ※この箇所は、文字ばかりで窮屈~というエージェントからの指摘あり

   後に、図表を効果的に使ったものに置き換えた

3 会社に求める条件

 一 及第点の実力があれば定時退社できて休日出勤もない

  ア 息子と娘を遊園地などに連れていきたい

  イ 一日にちょっと趣味をやりたい

  ウ この年になるとゆっくりしたいのもある

 二 風通しがいいこと

  ア 息をするように自然議論ができる職場か?

  イ 怒鳴ったり急に泣き出したり、負の感情を吐き出す社員はいいか

  ウ 自分が感じたことを素直に言い合える環境か?

 三 評価基準が明確であること

  ア 前の職場不明確だったので。データによらずに上司が決めるなど。

  イ 低い査定でも納得できるだけの客観性を求む

  ウ 低評価社員をすぐに見捨てたりクビにするのはNG

   ※本当に役に立つ人間勤務評定では判別できない

 四 給料度外視

  ア お金にこだわっても仕事は見つからない

  イ ずっと続けられる好きな仕事にしていきたい

  イ 子がいるので額面700万はほしい。今の年収△200万円までOK



 とまあ、いろいろ考えはしたが……結局、税務コンサルにした。スキルを活かせるうえに、さらに磨くこともできる。そのうえ、応募に必要資格である税理士免許もある。応募要項には「事業会社での税務実務経験5年以上」とか「同業界リーダーシップを発揮された経験3年以上」とか「M&A、組織再編、事業統合事業再生等の案件に対する税務コンサルティング経験」とか、該当していない要件があった。

 だが一方では、「上場企業外資系企業などに対する税務申告書作成業務」など、こちらの十八番ルールを作ったり審査する側)とも言える要件もあった。当てはまるかもしれない。

 こちらの日系大手の税務コンサルを受けたいと転職エージェントに告げたところ、「要件については、体感6割でいいので。ほかにも何社か受けた方がいいですね。増田さんの場合は、最低15社は受けましょう」とアドバイスをもらった。

 言いたいことはわかったが、こういうのは絞るべきだと感じた。一気に15社受けるのではなく、3社を5回に分けるなど、そういうやり方がいいと思った。※よく考えると、転職エージェント転職希望者は利益背反の関係にある。転職エージェントとしては、ほどほど短い期間で離職しそうな会社を勧めるのがメリットからだ。

 かくして、税務コンサルのうち、外資系大手・日系大手・日系準大手の3つにエントリーした。うち2社が書類選考を通過し、一緒に働くであろう仲間との数度の面接を経た後に、幹部社員とも話をさせてもらい、最終的に2社の内定を得た。

 決め手として、一番好感があった会社を選んだ。やはり、一緒に働く仲間――これがマストだった。上の3つでいうと日系準大手になる。

 こちらの会社は、昔仕事でお世話になったことがあった。直接契約を交わしたことはないのだが。とある相談案件を通じて、互いの知見を高めることができた……とこちらは認識していた。その会社は、国税庁を不当課税処分で訴えたことがあったのが気になったが、今さら大した問題ではない。

 次は、どうやって上司転職を伝えるか考える必要がある。まともにやってしまうと、N君の時のように無理筋なことをされる可能性がある。公務員退職にあたっての厳密な許可制再就職規制は、当時の私の役職課長補佐)だとばっちり適用される。※20代とかの若手だと、基準を緩めてもらえるらしい。

 「年度末で退職します」と告げた時の直属の上司の顔を覚えている。諦めと怨嗟が混じったような顔つきだった。一応遺留は受けたものの、上司もわかっていたようで、最後には「これまでお疲れ様。次のところでもうまくやれるように。ただ、辞職が認められたらいいけどな。俺は無条件に認めるけど」と言っていた。後は、人事による退職ヒアリングを残すのみだ。

 思案した結果、退職ヒアリングにおいては、内定を得ていた会社のうち辞退するところを転職先として告げることにした。入社予定の日系準大手は、一応これまでの取引先には当たらないが、関係先に該当すると見做されるおそれがあった。N君の二の舞だけは御免だった。絶対に避けたい。今ここで、今ここで就職しておきたい。絶対に!!

 証拠書類として、第二志望だった外資系大手オファーレターの写しを人事ヒアリングで提出したところ、それから約一週間ほどか、何事もなかったように辞職の許可下りた。そこから、残りの約二ヶ月半の間で引継資料を作り、3月の初め頃には仕事を引き受ける人に業務説明をして、懸念事項の対処方法の素案を示して、最後職場内で気を付けるべきことを述べて……それから数日後、私は職場を跡にした。



 転職成功した。一度下った辞職許可である、春先になって覆されることはない。覆そうにも、4月の時点ですでに民間企業との雇用契約が成立している。どうしようもない。私は管理職ではないからして、そこまで大事にならないはずだ。

 実際、春先になってすぐ、雇用保険健康保険手続き関係で、私の勤め先は元職場に知られることになったろう。それでも、私に元職場から電話がかかってくることはなかった――転職成功したのだ。

 新しくスタートした税務コンサルティングの仕事は、私にピッタリ合っていた。最初の1年間は、向こうの会社でいうところの雑巾がけ(企業の予定納税額の調べ、特定の申告方法の可否の問い合わせ、税制改正の動向調査)に当たる仕事だった。これまでの経験が活かせる、いい仕事出会うことができた。

 定時退社が実現し、給与は少しだけ上がり、休暇日数も増えて、福利厚生も十分だった。何より、一緒に働く仲間だ。自然な話し合いができる。暴言を吐く者や、怒りや悲しみの感情をぶちまける者や、不貞腐れる者もいない。言いたいことを言い合える。

 反対意見に弱い人達じゃなくて、なんというか、「精神的に健康」というか。自分と考えの違う人の反論に耳を傾けることができる。それでいて、自分意見として昇華できる。そんな人達だ。

 いい職場に移ることができた。運がよかった。太陽が昇っている時間に家に帰れるなど、私にとっては夢のひとつだった。夕焼けは近かったものの、まだ青空が残っている部分を見上げると、子どもの頃に読んだ児童作品を思い出した。少し前にも思い出そうとしていたっけ。きっかけは忘れたが。

 タイトルは、『ちいちゃんかげぶんしん』だった。時代背景は、太平洋戦争の末期だ。ネタバレは避けるけれども、ちいちゃんという女の子家族と一緒にやった『かげおくり』という遊びを通して、戦争反対を訴えるものだ。

 かげおくりというのは、地面に映った影法師をしばらく見てから青空に目をやると、網膜に焼き付いた影の残像が空に映ってみえるというものだ。未成年だった頃の私の心にドスンとき作品だった。増田民にも是非おすすめする。

 晴れ晴れとした気分だった。それからマイホームで羽をのばした。なにしろ毎日が定時帰りなのだから子ども実家から引き取るまでの間、家でゴロゴロしたり、趣味に勤しんだり、妻の遺品を整理したり、平穏な日々を過ごした。

 暇な時間を使って、『犬神さんと猫山さん』のBlu-rayディスクを購入して観た。やはり、何も考えずに見られる。1話CM込みで5分なのもいい。最終回は、花火大会だった。今まで出てきたキャラクターがみんな登場して、最後ふたり花火を見上げながら手を繋いだところでエンドだった。

 ネット掲示板を読んだところ、原作漫画(※記念に1巻を購入)の方は、残念ながら打ち切りのような結果だったらしい。作者も若い人だから、いろいろと苦労があったのかもしれない。でも、あの作品面白いと思った人がたくさんいるのだと――作者に知ってもらえたら幸いだ。

 私のようなおじさんが楽しめたのだから若い人だったらもっと楽しめる。面白い作品に違いない。できれば15分枠のアニメだったらよかった。

 たった三ヶ月の間だったが、思い出に残るアニメだった。ありがとうございました。



 ここまで書き終えて、今は自室にあるパソコン机の前で一息ついている。携帯電話の通知を見ようか、それともコーヒーを飲もうか、ボーッとするのもいいかなと、いろいろ考えている。

 税務官僚だった頃に比べると、今は幸せだ。そのうち慣れるとは思っていたが、あの辛かった日々を思い出すと、しみじみ幸せに思えてくる。不思議かな、辛かった日々であればあるほど、思い出す時に幸せな気分になる。なぜだろうか。

 そんな思いに捉われて、ふと携帯電話を拾い上げた私は、デリヘルでも呼ぼうかと思い、アドレス帳を開いた。お気に入りの子脳裏に浮かんでくる。

 ここで思い留まった。そうだ、先日誓ったばかりじゃないか。もう風俗店を利用するのは辞めようと。昔はよくソープに行ったり、デリヘルを呼んだりしていたけれども、もうしない。そういう店は利用しないと決めていた。

 長い日記になった。ゆっくり読んでもらえばいいし、わかりにくいところや、興味のないところは飛ばしてもたぶん理解できる。

 今回、昔のことを振り返ることができてよかった。書いている最中、じんわりとした幸せが込み上げてきた。この幸運感謝したい。



(追伸)

 上で挙げたN君だが、半年前に話をする機会があった。今でも彼は、どうにか転職ができないか模索しているらしかった。裏技を使おうかとも言っていた。さすがにここでは言えないが。

 N君の転職活動成功する未来を祈っている。彼は独身から、私よりは選ぶ会社自由が利くだろう。彼の多幸を願って日記の結びとする。

Permalink |記事への反応(11) | 20:13

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2023-07-21

anond:20230721221136

こういうこと書いても、はてなーはてサとか代表的だけど都市の非現業職かつ潰れる心配の無い職員系ばっかだから

全く響かないし、むしろザマーと思われて終わりだぞ。

あいつらが支持する政党のひどさをもっとアピールしてかないと、無駄になる。

Permalink |記事への反応(0) | 22:16

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2022-11-20

ネット住民って「マイルドヤンキー」って言葉都合よく使いすぎだろ

努力しなかった割りに幸せ」みたいな感じで使ってるけど、普通に現業職勤めてる人間は上行くために資格取得含めて勉強しないといけないし、上に行けなかった奴らは安い単金でこき使われるのは同じ

人を勝手に「努力してない」枠に位置付けながら、幸せ人間ですみたいな形で話題に出す構図が醜悪すぎる

この言葉使ってる奴全員ゴミみたいな生活して孤独死しろ

Permalink |記事への反応(18) | 13:47

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2022-09-01

逃げ続けてきた人生

「お前ってさ、嫌なことから逃げるタイプでしょw」

「今まで逃げ続けてきた人生でしょw」

会社のM先輩(仮名 イニシャルは男の先輩なんでmenのMより)からの何気ない一言

こんなこと言われるほどまでにM先輩を怒らせるきっかけが色々あったのだがそれは省略。元を辿ると自分仕事が甘いせいなので自業自得なんで。

まぁ嫌味の一つや二つ、言われたところで受け入れるしかない背景はあったのだけど、これは流石に変化球過ぎる唐突ディスりだったので(M先輩は何を突然失礼なことを…)と思って言い返そうと思ったけど、何も言い返せず黙ってしまった。

自分でも驚くぐらい、恐ろしいほどに図星だった。

今まで生きてきて、これほどまでに自分人間性を的確に言い表されたことは初めてだった。

受験就活の時なんかは、面接対策だったり何かよくわからんセミナー自己理解を深めようだかの目的自分性格自己分析させられたりするが、そういう時大体は自分って「真面目系クズ」とか「ろくでなし」だなぁと分析してきた。しっかりやってるように見えて実はズボラだったり、言い訳さえつければ多少甘いことやっても仕方ねぇだろってスタンスだったり、アウトロー気取って悪ノリしてしょうもない遊びをやったり。でも他人がそういうことやってると真っ当に動かない人間には怒りたくなるし、あいつらはクズだ俺みたいな真人間とは違って劣ってるからあいうことしちゃうんだ、なんて見下したりするタイプの本当に嫌な奴。

まぁ流石に「分析した結果、自分真面目系クズです!」なんてそのまんま言うわけにもいかないので、マイペースだとか、争いや変化を好まない温厚な性格とか、ちょっと綺麗な言葉に言い換えたりして誤魔化していたけども。

でもこんなに端的でわかりやす表現があったのか!と目からうろこだった。「嫌なことから逃げる性格」とはまさに自分だ!

思い返せばまさにそんな逃げてきたエピソードがたくさんある。

誰か困っている人が居る時、大丈夫ですか!なんて駆け寄る構えだけはする。でも誰かほかの人がもう駆け寄っていれば自分は何もしない。あぁ大丈夫だな、とその状況から逃げる。

電車で座っていて目の前に老人が居る時、眠ってるふりだったりスマホに集中してるふりをして席を譲ることから逃げる。

学生部活の時、こんな性格でも一応運動部だったが、何かと理由をつけて練習をサボって逃げたし、合宿自由参加だったので最初の1年目は参加しても2年目はパスキツイ練習から逃げたかったし。

就活の時、就職課や合同フェアなんかでよくやってた履歴書ES添削とか、面接練習を受けることから逃げた。自分が書いた内容やチョイスしたエピソードをバッサリ切られて否定されるのが嫌で逃げた。あなたの受け答えこういうとこが足りてませんよって辛らつなこと言われるのが嫌で逃げた。どちらも自分のためには逃げるべきじゃなかったのに。

そんなもんだからちゃんとした会社からは一つも内定を貰えず、手元にあった数少ない内定タクシー業界ブラックで有名な某オタク古物商。でもこんなところで働くのは自分理想じゃないから嫌だと、変なプライド持ち続けて逃げ出す。

就活は冬まで続いた。就活という行為自体から逃げなかったのは偉いと思う。

こういう時頼りになるのは大学就職課なんだけど、春先から色々頼ってるならともかく、秋口になっていきなり頼りだすことのみっともなさとか、今まで何してたの?なんて言われる羞恥が嫌で逃げた。

一番逃げたかったのは「あなたこんな内容でずっとエントリーしてたの?」とか言われたりすることだった。今までの自分がやってきたこと全てが誤りで、全てが無駄になるような気がして。どっちみち落ちてるんだから結局無駄なんだけど。

まぁそんなんでも何とか「新卒でこの会社入りました」って言えたらそれなりの体裁を保てるぐらいの企業と縁を持つことが出来た。

でも仕事の中でも逃げることは続いた。

とりあえず最初の数年間は現業職経験を積むことになるので、まずは交代制で勤務するのだが、まず自分最初に考えていたのは「自分の勤務時間にでかいトラブルおこるなよ…」ということ

まだまだ新人として甘く見られてた頃に先輩と絡んだり積極的仕事に取り組んでわからないことは質問したりすることから逃げてきたため、入社数年目なのに新卒レベル質問をすることが度々あった。え、今更それ知りたがるの?これ知らなかったの?なんて反応されることは日常茶飯

仕事トラブルで困っているとき本来なら自分担当部門トラブルなので自分一人で解決するべき内容なのだが、さも難問かのようにアピールして周りの人から「ここをこうすれば?」「あれはああして…これはこうで…」なんてアドバイスが飛んでくるのを待ってた。自分解決することから逃げてた。

そしてもっと悪いことが「こうすれば?」なんてアドバイス貰った時に「それですよね、自分もそれ目は付けてたんですけど」なんていう一応自分でも考えてましたアピール

そういえばM先輩からこんなこと言われたことあったな

「周りが解決してくれてよかったな」、と。う~ん、見透かされてるな。

この先輩は本当に人のことを的確に分析してらっしゃる…。

そんな逃げ続けてきた人生を先輩に見事に見抜かれ、雷に打たれたようなショックを受けた私が今何をしているかというと、この発言きっかけで適応障害発症休職に入るという「逃げ」の状況です。

嫌なこと言う先輩や仕事から自分性格に従ってに「逃げ」の選択肢を取りました。あんなこと言われた直後に、その人生体現するかの如く本当に逃げのポーズ取ることになるとはさすがに自分でも思わなくて先輩の慧眼さに怖れおののきましたし、きっと先輩も「あいつに『逃げ続けてきた人生だろ』って言ったらこからも逃げやがったwwwwマジ図星wwwww」なんて職場ゲラゲラ笑ったことでしょう。多分自分が逆の立場だったら表向き反省した後に間違いなく裏でゲラゲラ笑うし。

そんな逃げの性格を変えたくて、とりあえずどっか仕事の楽そうなところを…なんて選択肢は選ばず「公務員試験を受けよう」という自分にしては珍しい積極的選択肢

でも滑り止めの自治体内定誓約書を出しつつ、本命自治体試験がまだいくつか進行中なのでちゃっかり受け続けるという、どう転んでも少なから公務員として働けるような「逃げ場」を用意しながらの転職活動なので、結局根っこのところは変わってねぇなぁこいつ、と思う日々。

Permalink |記事への反応(1) | 18:14

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2022-01-18

anond:20220118111608

言っちゃ悪いけど自分20代の時にさすがに40代未婚女性相手にできないだろ?

でも実際身の回りにいるのはそういう人たちばかりなんだよね

だって社会高齢化してるから

日本人の平均年齢は49歳

年代の異性がいる環境なんて学生時代だけで、仕事始めるとまず異性どころか同世代の人と出会うのですらレアケースになるんだよね

新卒大企業総合職なら半々くらいだけど、今だ世の半数を占める高卒中小企業一般職現業職派遣労働なんかだとマジで世代がいないよね

まあそんな環境からみんな早々に職場恋愛なんて諦めてマッチングアプリかに手を出すわけだけど

まあマッチングアプリは一強多弱、強者総取りの超競争社会から、そこでも世の半数を占める高卒メンズたちは相手にされず、まさに「砂漠に水がない」状態に陥るんだよね

てなわけでどうやったって幸せになれない高卒メンズくんたちはさっさと諦めて人生から引退するのをオススメするよ

Permalink |記事への反応(2) | 19:45

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2021-12-31

問題職員の正しい辞めさせ方 2/10

A夫さんとの面談の日はすぐやってきた。先日と同じ面談室だった。

こちらは予定どおりの布陣で、A夫さん側は2人。今回は上司と一緒だった。「一緒に来てほしい」と上司に頼んだという。

あの時と同じく、だらしない恰好だったが、上司指導によるものか、前回よりは綺麗だった。ネクタイはまっすぐで、謎のシミもない。

「A夫さんですね。今年から人事~~として採用されました××と申します。前回、あの端にあるソファに座っていた者です……いきなりで申し訳ありません。A夫さん、今日はどうして呼ばれたかわかりますか?」

はい、なんとなく。処分のことだと思います

「そうです」

新聞自分のことを見ました。情けないです」

方言標準語に直したうえで、特定のおそれのある箇所を編集している。以下、職員の会話はすべて同じ処置を行う。

私のメモによると、こうしたやり取りが面談最初にあった。

会話のクッションを何度か挟んだ後、私はついに言った。

以下、主要なやり取りを抜粋する。

単刀直入ですが、A夫さんには退職の道を選んでいただきたいと考えています

「……ん?」

懲戒免職処分を下します」

「いや、いや、それできないでしょう!」

「市としての決定です」

労働組合は?」

組合関係ありません。組合に入っていようがいまいが、処分内容が変わることはありません。今回、あなた万引き窃盗という罪を犯しました。それだけでなく、過去社会人としてよろしくない行為、仲間から尊敬されえない行為を繰り返している。改善の見込みもない」

私は、A4用紙にプリントされた罪状を読み上げていった。その数は20件以上にもなる。

どうしてこんなものがあるかといえば、人事課のデータベースに、職員のさまざまな問題行為が毎年追加されているからだ。三十年以上前忌避行為であっても筒抜けというわけだ。

A夫さんは硬直していた。最初よりもはるかに緊張感に満ちている。睨むようにこちらを見つめながら、両手の指を組んでさするような手つきだった。

彼の上司は、何も言わずに片目でガラス卓の鏡面を見ていた。部下を庇う様子はない。

「なんとかなりませんか」

「なりません。しかし、総務部長とも話し合った結果、A夫さんが自ら退職願を出すのであれば、懲戒免職にはしません。通常どおりの退職となり、退職手当も満額出ます。これまで40年近くもK市のために働いてこられたんですから、この程度の寛大な措置(※諭旨免職)はあってしかるべきかと。そのうえ、今回は早期退職制度の利用を認めるので、割増退職もつます

組合相談します」

「わかりました。では、こちらがA夫さんが今回の処分に不服である場合の申し出のやり方を書いた資料になります。受け取ってください。それで、A夫さんがどうしても納得いかなければ」

「……はい

「K市は妥協しないので、後は裁判しかありません。判決でA夫さんの主張が認められた場合は、K市に残ることになりますが、今の部署は相応しくないと判断されるため、異動を覚悟してください。今のところは、〇〇課か〇〇センター(※一般的公務員にとって辛い労働をする部署不要判断した職員を、サイコパスと思しき管理監督者の元で働かせる。その管理監督者というのも、K市にとって不要人材判断されたため、同じく問題職員監視するポストに就いている。いわゆる蟲毒)を予定しています

組合にも相談しますし、嫁や子どもにも相談します」

「A夫さん。あなたは罪を犯しました。信用失墜行為です。全体の奉仕者としてふさわしくありません。繰り返しますが、本来処分懲戒免職です。しかし、法をそのまま適用すべきでない場面だとも判断されることから、これまでのA夫さんの功績を考慮して依願退職を認めるものです」

A夫さんは、不服申し立てに関する資料を受け取ると、そそくさと出て行った。彼の上司がその後に続く。

それからの1か月は、あっけないほど順調に進んだ。

まず、労働組合執行委員長書記長ほか数名が怒鳴り込んできた。彼らのスタンスはわかっている。怒鳴り声に2、3分も耐えていると、あちらも私達が本気であることがわかったのか、冷静になった。

組合としては、A夫さんは必要職員だというご認識ですか?」

組合員としてA夫は仲間だと思っている」

「知ってのとおり、A夫さんは信用失墜行為を犯しています。K市としては、彼のような職員はいりません。A夫さんが、自らの意思早期退職を選ぶのであれば問題ないですね」

当局がA夫を脅迫しているなら話は別である。もしそうなら、仲間として守らせてもらう」

「そうでないならいいんですね?」

当局は~」(以下略。何かあっても組合責任はないことの確認をしていた)

さて、労働組合本質政治運動にある。K市の組合もそうだった。加入者の毎月の給料から約3パーセント徴収し、その何割かを左派政党に納める。そして、プッシュした議員労働者寄りの政策を実現してもらうのだ。

職員労働組合――職員同士の互助会であり、組合員を不当な権力から守るという本来的な意味での組合活動は、それに比べると優先順位が低い。口には出さないが、彼らはそう思っている節がある。この事件の後で、団体交渉を何度も経験した私はそう直感した。

A夫さんは、別に組合にいてもいなくてもいい。組合費が入らなくなるのは惜しいが、当局(※労働組合経営者側をそう呼ぶ)に対して、「A夫さんをなんとかしてほしい」と交渉するまでの価値はない。とはいえ組合員のために戦った、働いたという実績はほしいので、こうして形だけの食い下がりを続け、ほどよいところで悔しそうに退散する。それが私が見た、一市町村労働組合の姿だ。

これ以降、私は計15人の問題職員退職勧告を行い、そのうち13人が実際に退職した(残り1人はK市を訴えた。もう1人は更生の余地が認められたので勧告撤回)のだが、労働組合最後まで食い下がって助けた職員の数はゼロだ。本気で当局私たち)を動かそうと行動に出た回数もゼロ。こうして辞めたうちの1人は、組合の元役職持ちだった。

彼らは、口酸っぱく、「当局当局!」と騒ぎ立てるだけだ。本気で争うつもりなどない。ただ組合員に、「当局は許しがたい行いをしている」と知らせるにすぎない。

交渉テーブルの上で、彼らはよく主張していた。「仲間をクビにするとはどういうことか」「同じ職員として恥ずかしいと思わないのか」「〇〇さんは十分市に貢献してきたはずである」と。しかし、同じ交渉最中に、「職員組合としては、免職処分の取り消しと引き換えに、このようなことできる~」などといったバーター提示や、「取り消さないなら現業ストライキを行うことを辞さないが~」(※公務員労働三権の一部しか認められないが、現業職員に限ってはもう少し広く(+団体交渉権と協約締結権)認められている。なお、現業職員であってもストライキは認められないが、一部の地方自治体では事実上のストが行われることがあるという)といった、交渉者としての態度が出てくることはなかった。

彼らは、組合利益が薄いと見るやいなや、交渉と見せかけた陳情だったり、見かけ倒しの規範論を繰り返すばかりだった。これは、まったく個人的感情になるが――それにしても気持ちの悪い連中だった。偽善と嘘ばかりを繰り返している。ああいう男らしくない連中には虫唾が走る



結局、A夫さんは、年度末での退職を選んだ。

何のことはない。あと数年で定年退職だったので、裁判で争うよりも、あと1年未満でいいので今の職場ゆっくりやりたいと考えたのだろう。正しい判断だと思う。

勝てるかどうかもわからない裁判を抱えて、勝ったとしても地獄のような部署で働くことになるよりは、早期退職を選んだ方が本人にとっていい。

今回の結果を受けて、副市長激怒した。私は電話副市長室に呼び出され、ほかの総務人事関係幹部職員と一緒に説教を受けた。

上述のとおり、市長から退職勧告を行うことについての了解は取っていた。以後、A夫さんが退職を決めた後で正式市長了解を取り、文書での稟議を回していた最中出来事だ。意思決定者の合意が先で、文書での伺いは最後民間企業でも一般的なやり方である

誤算の一つは、市長や他の幹部副市長に一声かけていなかったこと、もう一つは副市長同意しなかったことだ。主には、私がK市での仕事に慣れていなかったせいである。

・なぜ早まったことをしたのか?

市長相談したのになぜ私にしないのか

身分保障という慣行を破ってはならない。先人が決めて守ってきた大事ルールである

といった意見をぶつけられた。副市長とA夫さんが同じ年に入庁した同期という事情もあっただろう。ちなみに人事課長も同期だ。

ほかの幹部は、申し訳なさそうにしていた。私は堂々たる姿勢で、「K市にとって不要職員だと判断しました。罪を犯したのに反省の色もなく、最初面談ではヘラヘラと笑っていました……切るべきかと。市長もやってみろ、と言っていました」と答えた。

これらの台詞は、当時のメモを見返しながら書いている。そこまで間違ったものではないはずだ。私は確かに副市長に対して上記のような返答をしている。

こういう時に大事なのが『自信』だ。自らの想い、行動への信仰と言い換えてもいい――下の人間に好き放題やられた副市長からすると、自信なさげだと「悪意でやった」と思われかねない。越権行為であるからこそ、組織にとって正しいことをしたのだとアピールする必要があった。

目的はわからなくはない。理解はする。だが、こういったことをする場合は、私に事前協議するように。私を飛ばし市長のところに行くな。今後相談しなかった場合は、決裁の判を押すつもりはない」

それが副市長メッセージだった。その後、幾人もの問題職員諭旨免職によりK市を辞めることになった。副市長のところには事前協議に行ったが、判を押してくれたのは2人分だけ、A夫など比較にならないほどの悪に限って決裁の判を押してくれた。

『よくない人間を辞めさせることに利があるのはわかる。しかし、行政世界はそういうものではない。不合理に見えても、ここの大事ルールだ。みんなにダメだと思われている奴でも辞めさせるな。それが本当にダメな奴、組織にとっての癌だと、人間の目でいったいどうしてわかるというんだ?』

これは、私が要約した副市長の主張だ。

一応言っておくが、副市長の考えは正しい。ただ、私や市長の考えと合わなかっただけだ。公務員身分保障は、行政行為を円滑に回すための全世界共通ルールである。実際、公務員身分保障がなければ、社会制度をまともに維持できないことには私も同意する。

例えば、税務系部署にいる職員は、自らの裁量で税務情報システムログインし、市民課税情報を書き換えることができる。K市くらいの住民規模だと、上司もいちいち課税情報の変更をチェックできない。彼ら彼女らは、やろうと思えば不正ができる。

もし彼らの身分保障されていない(生活できないレベル給与水準簡単にクビを切られる環境権力者に脅迫されても守ってくれる存在がいない)場合、何が起こるのかを想像していただければ、副市長の言うことに理があり、私があくまで慣習への一挑戦者にすぎないことを理解いただけると思う。

https://anond.hatelabo.jp/20211231220516

Permalink |記事への反応(1) | 22:05

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2021-09-12

anond:20210912092729

でも高卒現業職に就くより、大卒社畜になるだけでは足りないようで奨学金という借金の鎖まで望む人のなんと多いこと

Permalink |記事への反応(0) | 09:32

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2021-06-22

anond:20210622000216

そりゃ労働組合対策が一番やっかい経営課題から

横だが理系上級エンジニア待遇が上がらないのは、高卒現業職との待遇差を組合が認めないか

Permalink |記事への反応(1) | 05:15

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2021-06-07

anond:20210607121700

公務員労働三権のうち

団結権:あり

協約締結権:現業職ゴミ収集おっちゃん、公営バス運転手とか)はあり、行政職(事務屋、専門職)は無し

団体行動権:無し

なので、労働組合をつくることそのものは、完全に合法

Permalink |記事への反応(1) | 12:19

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2021-02-22

anond:20210222094533

当時は交通系人材全国的に不足してて、JR行けなかった勢はそういう方面に行ったという話も聞いたけど

実際どうだったんだろうか・・

まあ国鉄マン全員がいわゆる現業職員ってわけでもないから、現業じゃない職員はそういう道がなかったってだけかもしれんが。

Permalink |記事への反応(1) | 12:11

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2021-02-17

リベラルフェミ差別主義

リベラルフェミ女性役員政治家を半数に増やせとか言うけれど、トラック運転手現業職女性を半数まで増やせと言ってるのは見たことないわけで、反差別と言いながらリベラルフェミ差別主義なのは明白なんだよな。

Permalink |記事への反応(1) | 10:34

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2021-02-13

リベラルな友人「森元発言自体女性蔑視とは言えない」

いわく、

森元発言女性男性に代えても男性蔑視だと思う男はいない。女性だと蔑視だと思うのはひとつに、森元発言から、ふたつに、競争意識が強いという性質男性的と捉えて、女なのに男みたいと言われている気がするから。だが、森元発言から蔑視だとするのは、何を言うかではなく誰が言うかで判断していて問題があるし、ふたつ目も、競争意識が強いという性質男性的と捉えるのは固定的差別的ジェンダー観を前提にしており問題がある。これは女が事務職等を選好してトラック運転手現業職男性であると選好しないのと同種の認識である

Permalink |記事への反応(1) | 12:49

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2021-01-01

鉄道会社現業)へ就職を考えてる人たちへ

鉄道現業で働き続けアラフィフになる僕の感想です。

これから就職を考えている方は参考にしていただければ幸いです。


入社前】

高卒中心の採用だったのは遠い彼方。

今はどの会社

大卒5:専卒4:高卒

位の割合採用が行われる。

入社動機がはっきりしている専卒・高卒はもとより大卒入社理由は人それぞれで面白い

鉄道好きを上手く隠して入社したタイプ

いわゆる私大文系自己分析の結果、数字ノルマのある営業や全国転勤は嫌だから「とにかく安定している」という理由以外特にないままこの世界に入るタイプ

近年はJR大手私鉄だと、MARCH駅弁以上だけど現業という珍種もいる。

いずれも楽しい研修生活を終えると地獄を見るがそれも経験

新入社員入社3年目位】

楽しい研修を終えて方々の駅に散る。

そこで待っているのは今まで経験したことのない同じ釜の飯を食い同じ寝床で寝る楽しい楽しい集団生活

基本的にどの鉄道会社も4週8休で朝~翌朝までの24時間勤務をベースに循環交代しながら働くことになる。

○よく説明される例

(月)朝~(火)朝・・・全泊仕事

(火)朝~終日・・・非番

(水)朝~(木)朝・・・全泊仕事

(木)朝~終日・・・非番

(金)朝~夕・・・日勤仕事

(土)休み

(日)休み

だいたい説明会や研修でもこのような勤務の仕組みの説明を受け「非番自分時間自由に過ごせますよ!」とかキラキラした目のサクラ社員説明されるが実際は、

●本当の例

(月)朝~(火)朝・・・全泊仕事

(火)朝~夕・・・残業で日勤仕事

(水)朝~(木)朝・・・全泊仕事

(木)朝~夜・・・残業ラッシュ対応とお昼まで教育、そのあと先輩に強制連行されて平日昼から酒(20時~終電間際まで)

(金)朝~(土)朝・・・本来は日勤だったが病欠が出たので半分休日出勤でそのまま通して全泊仕事

(土)朝~夜・・・仕事を終えた朝から昼までは詰所で死んだように仮眠、昼から組合員講座へ動員され夕方から飲み会

(日)休み・・・死んだように眠る

こんな感じ。

終車後の仮眠時間はどの会社も概ね5時間前後だが全員が着替えやシャワー浴びる時間も含めてその時間

当然イレギュラーなことがあったりシャワーの台数と働いている人の数が釣り合わないと短くなる。

平均3時間としておくのが現実的数字

多くの若者にとっては今まで学校に行って家に帰れば親の用意してくれたあったかご飯を食べて暖かい布団で寝れた生活からの転調なので当然ショックを受ける。

また、いくら時代が変わったとは言えまだまだ20年30年働いている先輩が幅を利かせてる超縦社会なので体育会系集団生活経験のない若者のっけから洗礼を受ける事多し。

先輩への気遣いはどこの会社でもあるが、それがおはようからおやすみまでどころか翌朝のおはよう以降も続くのでやはり向き不向きはある。

ダメな奴はすぐにダメ判断し辞めるのが一定数いる(それはどの仕事も同じだけど)。

ただこんな生活でも半年もすれば身体が慣れてしまうので大丈夫

若いうちは休日出勤も含めた残業代でそれなりに稼げるのでほとんどの若者は4週5~6休くらいにして休日出勤で稼ぐ。

入社3~10年】

乗務員を目指すか否かで最初の分かれ道が待っている。

会社によっては駅は子会社採用乗務員にならないと親会社転籍できないところもあるので人によっては死活問題でもある。

もし駅が子会社採用乗務員になる以外親会社就職できない鉄道会社への就職を考えるのであれば必ず入社前に運転の適性を確認すること(視力・聴力)。

やはり子供の頃からの夢で乗務員を目指す若手が多いが夢を叶えるのは同期全体で半分もいれば良い方。

どの会社も駅以上に超体育会系ではあるが、駅より拘束時間が短く給料も同じで休暇も取りやすいので人気が高い。

駅でそのまま係員として過ごす場合、ずっとルーチンワークが続くが年々後輩が入ってくるので仕事自体は楽になる。

組合関係役職員で重宝されることが出世コースとなるかは会社によってケースバイケース。

御用組合会社では組合役員出世コース(ただしどの会社組合関係は酒・ゴルフのお付き合いが付きものなので向き不向きがある)。

だいたいこの生活を30まで続けるともう月~金で毎日会社へ行く生活のほうが無理になる。

入社10年目以降】

どの会社も30代40代助役以上を目指すかどうか決めることになる。

給料会社によって大きく異なるが、総じて助役になるとそれなりの収入になる会社が多い(ただしそれには理由があり・・・)。

助役というのは言わば現場監督でその日の責任者

駅という建物管理消防建築)、駅員の管理(人事・総務)、売上の管理経理)等、助役になった瞬間仕事の幅が広がる。

ルーチンワークをこなす事と他人ルーチンワークを正しくやらせる事では使う頭が変わってくる。

一昔前はパソコンも使えない高卒のおじさんが酒と煙草飲みニケーションを図り、体裁の悪いものは上手く隠し、良くも悪くもどんぶり勘定現場をまとめるのが良い助役とされた。

しかし、昨今のコンプライアンス重視の風潮や大卒者の増加により明らかに時代より仕事に求められるクオリティーが上がった。

これは業界特有だが規則規定を知ってれば知ってるほど偉いという風潮があり、最善の結果を求めた結果ルーチンワークに新たなルーチンワークが加えられるケースが多い。

脅しすかしで上手く若手を使った時代過去の話となり、最近は係員に仕事を振るのも一苦労といった具合。

これはすべての会社共通だが助役に上がるとそこから残業が激増する。

係員として長年親しんだ明け番でバイバイ!というのもなくなる。

自分が当務者の日に係員がトラブルを起こし、翌日の家族旅行子供運動会授業参観ドタキャンになったなんて日常茶飯事だ。

そう、助役収入が高くなるのは残業代が大きいからのであるほとんどの会社では助役管理職ではないので残業代が出る)。

年収の3割が残業代というのもおおげさではない。

そうなるとそこまでして助役を目指すべきか?という疑問も当然大きくなる。

助役を目指すのと一生係員でいるのとでは生涯賃金でどのくらい差がつくかは会社による。

本当に恵まれた一部の大手鉄道では一生係員でいても年功序列でそれなりの収入になるので助役を目指さない人も多い。

最終的には同期入社のうち定年まで残った者の割合は、乗務に行くのが3割(駅への出戻りもある)、助役以上になるのが4割、一生係員が3割という感じ。

役職で言うと助役自分の実力だけで誰でもなれる最後ポストでそれ以上は上からの覚えが重要になる。

それ以上のポスト名前首席助役区長・管区長駅長など会社によって違うが、いわゆる駅長ポジションになると泊まり仕事でなくなり日勤のカレンダー休みになる。

普通会社でも課長になると残業代がなくなり年収が下がるという減少はあるが、鉄道現業職という性質上それ以上の出世は望めないので年収的には寂しい定年間際となる。


【年齢と収入(仮)】

会社によって違いますがだいたいこんな感じ。

元國鉄は額面はこれより少ないですが、超恵まれ福利厚生が凄いので体感はほぼこれと同じかこれ以上です。

あと私鉄は大半の会社が転勤に転居が伴わないので、大手でも住宅関係の手当がほとんどない会社が多いです。

なので家賃は社宅や独身寮に入らない限り給料から全額払うのが普通だと思ってください。

☆一部の恵まれ会社モデル(すべて残業代込)

○一生係員コース

25・・・500万

35・・・700万

45・・・800万

60・・・900万

退職金1500~2000万

助役になったコース

(30代半ばまではほぼ同じ)

45・・・950万

55・・・1000万

60・・・1050万

退職金2000万前後

駅長ポジションになった場合

40代半ばまでは助役と同じ)

50・・・850万(残業代がつかないので減る)

60・・・950万

退職金2000万~(助役+数百万)

よく言われるが恵まれ鉄道会社給与形態就労形態的には消防警察に似てる(手当や退職金消防警察のほうが多い)。

警察消防のようなパワハラ的な厳しさはないので、警察学校崩れや元自衛官で中途で入ってくる若手が多い。

★厳しい会社モデル

係員は子会社採用なので昇給退職金制度等がほとんどない。

子会社採用モデル子会社定年退職まで働いたサンプルはまだまだ少ないと思うので平均的なものはないと思う(あったらごめん)。

乗務員合格したら親会社転籍できるが、あくまでも「転籍」なので退職金の係数や休暇の日数も1年目からやり直しになるので注意。

親会社転籍後は、恵まれ会社の1~3割引と考えて貰えば大体合ってる。

退職金会社によってぜんぜん違うので要確認

Permalink |記事への反応(8) | 23:59

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2020-12-11

anond:20201210235521

学力収入もある程度の分布が生じることはしょうがない

大事なのは分布の下位の生徒であっても将来の生業にむけての準備をすること

大学行った方が収入が高くて楽な仕事につけるのかもしれないが、工場エッセンシャルワークだって大事役回り

(そうした職種の人が満足な収入を得られているかどうかは議論が複雑になるので、ここでは触れない)

読み書きそろばんと言われるが、識字と四則演算ができれば最低限の社会人としては十分であるのだ

学力層には、受験のための数学理科ではなく、現業職に就いた場合必要実践的な実習を施すべきではないのか?

地頭が優秀にもかかわらず出自によって低学力層に編入されてしまった生徒は見る人が見れば一目瞭然だし、そういう人を救い上げるのこそ教育の使命なんだから個別対応でいい

行き過ぎた「平等幻想は、左翼党派のスローガンとしては有効だが、最大多数の最大幸福を追求するにはロスが大きい

日本には「貧しからずを憂えず、等しからずを憂う」なんて言っている余裕はもうないんだよ

Permalink |記事への反応(1) | 04:28

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