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「玉石混交」を含む日記RSS

はてなキーワード:玉石混交とは

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2025-11-28

anond:20251128134207

あるから探せ。

制作陣の技術差があって、しょぼい所が作ったやつは微妙出来栄えだが、めちゃ上手いやつもある。

今は玉石混交で2/3ぐらいは微妙出来栄え

Permalink |記事への反応(1) | 13:49

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2025-11-25

anond:20251125194707

玉石混交だろ。でもdorawii議論にはバリエーションない。

dorawiiより

-----BEGINPGP SIGNEDMESSAGE-----Hash: SHA512https://anond.hatelabo.jp/20251125194844# -----BEGINPGP SIGNATURE-----iHUEARYKAB0WIQTEe8eLwpVRSViDKR5wMdsubs4+SAUCaSWJjgAKCRBwMdsubs4+SKfvAP9jFC/glyqAN3YKis2GTFdWfDbn4m3Xzkl+uyW45u+1hAD/YUzB9dcF/vcl7TQObeubiZhvunN/sQvVgp88bVUZFQU==eMP/-----ENDPGP SIGNATURE-----

Permalink |記事への反応(1) | 19:48

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2025-11-21

Amazon Vineレビュアーになって1ヶ月半

いくつかわかったことがある。

Vine商品の追加は一見ランダムだが毎時40分ごろから始まる。

4時台や16時台が多いようだが日によって偏りはあって、週末は多め、週の半ばは少なめ。

ファッションアイテムPC周辺機器アイテム競争率は高い。

特に昼間に追加されたレディースファッションアイテムは、みた瞬間にリクエストを押さないと次のリロードではなくなっている。

お客様へのおすすめ」に出る商品は表示対象ユーザーが限られているので多少の猶予はある。

それでも万人が見て欲しいと思うようなものは数分でなくなる。

シルバーからゴールド帯に達するためにはプログラム期間の半年間で80レビューを書かなければならない。

これ自体は大変そうだが比較簡単

シルバーでは1日あたり3つまでVine商品リクエストできるので、1ヶ月あれば80商品リクエストはできる。

レビューを書けそうな商品毎日3つあるかどうかというとかなり苦しいところだが、この1ヶ月半でだいたい目処はついた。

レビューコミュニティガイドラインに反しない限りは★いくつだろうとネガティブ指摘だろうと掲載される。

出品者の意向にかかわらずAmazon承認さえされれば良いので、常識的人間なら困るレベルではない。

Xで「またレビュー掲載拒否された」と言ってるレビュアーがいたが、たぶん何かを履き違えている。

自分基本的に「実際に使ってレビューが書けそう」な商品しかリクエストしていない。

一方、自分レビューと一緒に掲載される他のVineレビューの内容を見ると、玉石混交

ファッションアイテム基本的に皆さんちゃんと書いている。

エロコスプレ下着も瞬殺されているのできっとちゃんと着用してレビューを書いているのだと信じたい。

そこまで追跡して見てはいないけど。

楽器家電になると実際に使っているのかあやしいレビューが多い。

最近は季節柄か電熱ベストやら電熱手袋やら電波法PSEあやしい商品がたくさん出ている。

下手したら出品者もアリババで買って持ってきているだけでまともに使ってないんじゃ?というものもある。

温度調整ノブが付いてるけど回路的に調節機能はなくて実際の出力はぜんぶ一緒、とかね。

Vineレビューには一般Amazonユーザーの皆さんの目は厳しいので、「参考になった」がつくことはまずない。

からこそ、ちゃんとしたレビュー書けるような仕組みにしないとこのプログラム自体の意義がなくなってしまいそう。

Vineレビューへのメタ評価もっと厳しくても良いんじゃないか個人的には思う。

Permalink |記事への反応(2) | 16:42

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2025-11-20

山上被告報道を見ていて思ったこ

長くなったので読みにくいかもしれません

あと、あまりここの空気感理解できていないかもしれません

半年ROMれてませんが匿名性が必要だったのでここに書かせていただきます

乱文ご容赦ください

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

テレビ山上被告裁判報道が流れてくるたびに

援護が無さすぎるのではないかと思い、やっぱり納得がいかないと感じたので

ここに書きにきた

 

 

 

以前から何度も書こうと思っていたけれど

どうしても書けないまま 何年も過ぎてしまったが

まり社会の様子は変わらず、

まり山上被告裁判報道を見るのが辛かったので

なんとか書き始めた

 

 

ーーーここからは私が統一教会にいた頃の話が出てきます

フラッシュバックなど、読むのが嫌だと感じる場合スルーしてくださいーーー

 

 

 

 

 

あの日の銃撃の報道は今も忘れられない

呆然とした

 

正直なところ

ショックとか 人が亡くなったということ以上に

 

「どうして今になって」と思った

 

 

 

私が統一教会から逃げ出して10年は経っていて、

ようやく悪夢を見て、ドキドキしながら目覚めることが無くなってきていた頃だった

 

 

 

逃げ出した後も燃え尽き症候群のようになり

ベッドから起き上がれなくなる日が続いて

一度は「こんなに辛いならもう死のう」と思ったけれど

 

死ぬ元気があるならそれで好きなことしようぜ…死にたいなら

いつでもそのボタン自分が持ってるんだから もう私は誰にも縛られてないんだから」と思い

 

 

 

誰にも助けてもらえないので(親に話したが困惑されて流されただけだったので)

自ら自立支援センターにかかり、カウンセリングを受け、

それでもなかなか人への恐怖や組織へ入る恐怖を克服できなかったので

バイトもできず

 

ニートを経て、なんとかフリーランスを細々始めて

それでも人が怖くて怖くて

いつも人の顔が見れず震えて汗をかいたり

人と会ったあとは部屋で寝て起き上がれなかったり

遠出ができなかったり

 

 

そういうことがようやくひと段落つき始めていた頃

「ようやく最近少しずつ人と話せるようになってきたな」

「ようやく教団の元仲間から説得のメールが来ることも無くなってきたな」

と思っていた頃に

 

その事件報道で流れた

 

 

 

なんだかバカバカしくなってしまった

 

 

誰にも言えなくて

から付き合いのある友人にも言えなくて

両親に言っても「よく出てきたな」と言われるだけで

具体的なケアは何もしてもらえない中で

自分で考えて一歩一歩、精神ケアに励んだ10年間

 

宗教施設で共同生活をしていて就活タイミングを逃しました」

「経歴に書けることがありません」

宗教施設生活していた影響で人が怖くてしょうがなくてバイトすらできません」

燃え尽き症候群のようになって社会生活を人並みに送ることがどうしても難しいです」

 

そんなことの説明をしようがなく

 

ただひたすら周りからの、

「この人どうして朝起きれないんだろう」「なんか付き合い悪いな」

学生時代の話してくれないな」「この人いっつも何してるんだろう 無職?」

「なんで結婚しないの」「なんでハロワ行かないの」「なんでもっと営業しないの」

「なんでいっつもお金が無いの」

あらゆる なんで? に耐えながら

 

ひたすら自分の足で立つことができるようになるように

 

一生懸命もう一度歩く練習をし続けた10年間

 

 

 

1発の銃声で 毎日のように統一教会名前テレビで聞くようになってしまった

 

 

 

 

ずっと社会から可視だった存在が 透明人間だった自分

無かったことになっている自分の在籍期間6年とリハビリ生活10年間が

 

突然色を与えられたような感覚

 

 

しかった

 

その行為自体賞賛はできるはずもないけれど 思いは複雑だった

ただ悲しかった

 

 

山上被告はとても辛かったんじゃないだろうかとは思った

 

 

 

 

あれは叫びだと私には感じられた

それくらい 中にいると社会生活している人とは隔絶され 外の声は届かないし

中の声もまた外には届かなくなる

 

 

そこには長らく透明な分厚い分厚い壁があって中と外は隔絶されていた

 

 

あの1発の弾がそれを壊した

尊い人命と共に

 

 

その重大さを社会にどこまで理解してもらえているのか 分からない

 

 

 

 

 

その苦しみは 多分本気であの中で一生懸命やった人にしかからないだろうと思う

 

 

 

 

それでもそこから私が逃げ出せたのは

ある程度、状況を俯瞰して見る(ある種冷笑的な)感覚を身につけていたからで

そこに関しては、私は自分漫画アニメ好きのオタクでよかったなと思っている

 

マジで漫画みたいなこと言うやんw」という茶化しが自分の中でできていたこと、

不真面目だったため、外の読み物やテレビは見てはいけないことになっていたが

隠れてコンビニ漫画立ち読みしていたこと、

伝道(いわゆる勧誘)もこっそりトイレに隠れてサボりまくっていたことなど

 

中の人からすると酷い不真面目、規律違反的なことをやっていたために

最後の一歩(あ、ここにいたら私の人生、誰も保証してくれないんじゃないか?)

という感覚に至れた、というところがある

 

 

 

しかし、そんな不真面目な私であっても

逃げ出すことが良いことなのか悪いことなのか、その時点では判別はできていなかった

 

 

神や、いわゆるお父様お母様(教祖)に背くことになるわけなので

正直ここから出てその後どんなことが訪れても覚悟を決めようというような気持ちはあった

 

 

なぜならいわゆる統一教会が言うところの「神のみ旨」を放棄することになるわけなので、

そうなった時に自分に何かよくないことが起きるかも、私だけじゃなく家族も何かよくないことが起きるかも、

という感覚が強く自分支配していて そこに対して否定できる確証はなかったからだ

私が死ななくても 私の代わりに誰かが死ぬかも、と本気で思っていた

 

不真面目な信者であってもこのくらいにはどっぷり浸かっていた

 

 

 

 

それでも私は「本当に神様がいて 神様が私を愛しているとしたら

私のこの選択も祝福してくれるんじゃないか」という気持ちも微かに持っていた

それを信じたい、という気持ちだったと思う

 

そうであったらいいな、という感じで

 

もちろん確証も何もない

 

 

こんなふうになったか

今だからそんなふうに言えているだけで

その時には全く確証がなかった

 

 

 

 

 

ただ今言えるのは「神様がいるとすれば 統一教会にいる人も愛していると思うし

私のことも愛しているんじゃないかと思う」ということだ

 

これは信仰心ではなく

私が少しずつ回復して自分を取り戻す過程でたどり着いた

今の段階での結論というか、

信念的なものではあると思う

確証はないけれど「そうなんじゃないか?」と思っている、というようなことだ

 

「そうでなきゃやってられるか」というような思いでもある

 

 

 

 

 

神がいようがいまいが関係なく日々は続くし

私の場合 立ち止まっていても誰かが

大丈夫?私がなんとかしてあげる 任せて」と

手を引いてくれるような状況は皆無だったか

自分の足で一歩ずつ歩くしかなかった

 

(唯一打ち明けたカウンセラーの人も宗教的な苦しみまでは理解してケアしてくれなかったし 

かといって宗教的ものに再度頼るのはもう懲り懲りだった

被害者コミュニティもあったかもしれないがまたそこから出られなくなるのではと思い、

組織に属するのが怖かった

両親は受け身なので私が動かない限り私の状況は好転するわけがなかった)

 

 

ただ言えるのは、自分で少しずつ歩く過程で人に支えてもらえることはあった、ということだ

理解できないなりに 両親は私の過去を酷くなじることはなかったし、生活支援してくれた

「よく出てきたな それはなかなかできないことだぞ」と肯定はしてくれた

自立支援センターも、電話をかけたものの一人で行くのが怖かったので着いてきてもらった

 

理解してくれていようがしてくれなかろうが 都度都度助けてくれる人はい

 

 

 

カウンセラーの人が言ってくれたことのいくつかは今も自分を支えてくれている

 

(私は自分の中に宗教施設にいたという負い目があったので、とにかく人に疑われるということが怖かった

自分の話をするのが怖く、いつボロを出しておかしなことを話してしまわないかと怖かった

そのせいか言葉がなかなか出てこなかったけど「ペラペラ話す人よりちょっとずつ一言一言話す人の方が信頼感があるよ」と言ってもらえたので 今は辿々しくても少しずつ言葉を並べられるようになった

だいぶ人と話すことが怖くなくなった)

 

 

 

 

神がいようがいまいが 関係なく日々は続いていく、というのはそういう感覚

 

 

 

 

 

 

私がいたのは学生寮のようなところで

信者に向け講義をするような人材を育てることを目的としている寮だった

世話役夫婦が1組

20〜25人くらいの規模で

マンションの3部屋(うち1部屋は夫婦の家)を借りて男女別れて住んでいた

 

みんな割と若かったと思う

20歳後半〜大学生くらいが所属していた

 

私は2世ではない

勧誘されて大学1年生で所属した

 

 

まだ規制が緩かったので大学内でも駅のコンコースでも勧誘を行なっていた

 

声をかけられた時も怪しいなとは思っていたが 半ば分かっていてついていった

最初から開示されていたわけではないが

いわゆるビデオセンターでの履修がひと段落した頃に

統一教会だと開示を受けた上で「寮に入らないか」というような打診を受けたので

なんとなく流れで、面白そうなので入ることにした

あと、みんな、人が良い人たちだった、というのがあった

 

 

でも入教したキッカケには結局、自分の中に将来自分が働いているビジョンが湧かなかったり

将来に対する漠然とした逃げのような気持ちがあったのだと思う

 

社会一般基準で勤めることは難しいんじゃないかという漠然とした不安があった

 

 

この時このような逃げの姿勢でいなければ

こんなに長く苦しむことはなかったなと今になってみれば思う

 

 

 

 

施設での生活としては

朝早くから起きて

原理講論を音読したり、勉強会をしたり、祈りをしたり、敬拝をしたりする

 

 

学生なので献金は求められなかったが

仕送りは全て世話役夫婦に預ける形になっていて自由には使えなかった

お金は全て「聖別」といって、清められ

そういう清められたお金は「神様とお父様お母様のお金」と言い含められる

 

そうして外から買ってきたものも塩と祈りで毎回清めていて、

清められていないものは手をつけてはいけない

 

お金はとにかく厳しく管理されていて好きなものは買えなかった

 

 

大学内ではあまり交遊を持たないように言われていたので

友人と遊びに行く、呑みに行くなどの経験も皆無だ

もちろん遊びにお金を使うことができないので 自由な交遊はできない、と言っていい

 

学校から帰ってきたら即駅のコンコースや他大学伝道という名の勧誘に行く

 

 

長期休暇は県外へ、車中泊をしながら1日中歩いてフキンの訪問販売をする

これも教会からすれば宗教活動の一環のようなもの

当然ながらより多く売れた方が良いわけだが私はいつもほとんど売れなかった

そんなことをしながら公園などで車の中で寝泊まりをする

1ヶ月寮には帰れない 

 

家族には内部のことは言えないことになっていて

帰省も数日しかできなかった

 

 

 

これらを聞いて楽しそう、と思うだろうか?

こういう生活が性に合っている人がいるのは事実

 

けれど楽しいと思うことを排除し、自分否定し、自分の望むもの否定して、

それを全てみ旨に捧げるというのが信仰の道だった

 

苦しければ苦しいほど条件になる、そういう発想なのだ

(そういう発想が多額の献金要求にも繋がったのかもしれない が その要求正当性は無いと思う)

 

 

私が寮内で大きな声で笑っていたら先輩に

あなたが来てから、こんな大きな声で笑ってもいいんだなって 初めて思ったの」と言われた

そういう場所だったのだ

聞いた時はドン引きした

 

 

 

 

それでもやっている時は一生懸命だった

けれど これは本当に人を幸せにするような活動なのか?という疑問がずっとあった

 

(そういった活動などが条件となり積み重ねられ、

その条件が満ちると間接的に人を幸せにする、という考え方なので

目の前の相手を即幸せ気持ちにさせたかどうかはあまり重要ではない)

(どれだけ苦労を重ねるか 自分の欲や怠惰否定できるかの方が

より大きな条件になるという考え方になる)

(親が子を置いて宗教活動邁進することになるのは、そういう仕組みゆえだ)

 

 

 

 

そうして大学からの6年間を

人になかなか言うことができないような生活で費やしてしまたことは

勿体ないことだったと素直に思っている

 

 

勿体なかったと言うと「でもあなたのその過去も今に繋がっているじゃない?」

というような返しを親からされることがあるが

 

 

 

これを言われると いつも胸が詰まり

説明のできないいろんな思いが去来して胸がぐるぐるする

 

 

しなくてもいい苦労というのはある、ということで

誰も「統一教会が許せない」とも「あなたが失ったものを思うと本当に悲しい」とも

言ってくれる人はいなかった

 

私の、誰にも相談できなかった日々、1人苦しんだ日々を

肯定しろ」と暗に言われているような気がするのだ

 

 

私が逃げ出すことによって自分家族も不幸な目に遭って死ぬかもしれない

もしひどい事が起こるなら私に起こしてくださいと

恐怖とプレッシャーに押し潰されながら綱渡りしていた日々を

誰にも相談できなかった日々を

 

 

肯定しないといけないのだろうか?

 

 

 

 

 

 

山上被告統一教会否定してくれたのだ

 

 

 

この状況になるまで誰もそれをすることができなかった

 

 

その事実はとても重いと思う

 

 

 

 

 

 

世間自助自助と言うが

 

 

それは助ける力がない人たちが口を揃えて言う言葉のようにも思える

 

 

 

自助とはそんなに簡単にできることではない

 

 

とても、とても苦しいもの

 

 

  

  

 

山上被告は 自助をする以外になかった

 

それがこの方法だったのだ

 

この方法以外で彼が救われることもなかっただろうと思う

 

 

 

それくらい救いの手が届かない場所なのだ

 

 

 

 

山上被告自分自分を救うしかなかった結果がこれだったのではないだろうかと思う

 

 

 

 

  

 

私が入教して実感したことは、宗教に関わっている人は意外と多い、ということだ

私のいた寮の中にも、親が創価学会だったがそれに反発して統一教会に来た人もいた

(その人は非常に熱心な人だったが その後心身を崩して入院されたりしていた)

 

気になったのは、世話役夫婦奥さんの方はいつも病気がちで寝てばかりだったことだ

いつも辛そうだなと思っていた

断食をしたり敬拝をしたり長時間伝道をしたり 体を酷使することも多かったので

体を悪くしている人も多かった

 

2世の子に会ったこともある

 

 

みんな普通の人たちだ

 

 

ただ 社会では可視化されていなかっただけだ

 

 

 

そこにいる人たちは みんなそれぞれがんばって生きている

 

 

 

 

それを食い物にする、というのがおかしな話で

 

どんな宗教であっても「献金しなければ救われない」というのはおかしいことだと思う

 

 

 

 

 

正直に言えば 宗教法人は本当に好き放題するところは好き放題やっていると思う

人の気持ちは弱いので それで救われるなら払ってしまうわけだけど

 

その人が人生を構築する大切なお金

 

 

なんとかもう少し規制ができてほしい

 

 

 

 

少なくともその行き過ぎた状態が、あのような悲惨事件帰結したのだということを思うと

そこをきちんと、法なりなんなりで整備しないというのは、単純に理解に苦しむ

 

 

 

状況がもう少し良くなってくれることを願う

 

 

 

山上被告がやったことを私は責めることができない

あの事件が無ければ少なくとも私の16年は社会の中では意味を持たず透明なままだったし

こんな話は絶対にできなかっただろうと思う

 

 

 

誰も助けてくれなかったのだ

山上被告も、誰も助けてくれなかったんだろうと思う

 

それを思うと本当に胸が苦しい

 

 

何度も書くが

誰かが助けてくれるはずがないのだ

 

からも気付かれない、社会から気付かれないようになっている

そういう構造になっているのだ

 

 

 

 

本来なら自分のために使われていたであろうはずのお金

楽しい家族旅行、欲しかったおもちゃ勉強するための本、服、車

普通の人が当たり前に経験する友人との時間家族と過ごせた時間

そういうものに付随する思い出全てが

目の前でそのまま宗教団体に手渡されていってしま

 

 

その悔しさ 悲しさ 苦しみを思うと計り知れない

 

 

 

 

私の失った16年  いや、それでは比較にならないほどの苦しみと絶望だと思う

 

 

 

それらは 決して帰ってはこない

 

 

 

 

泡になって 帰ってこない

 

 

 

 

 

 

 

 

私に限って言えば自業自得だったと自分を納得させられる

けれど山上被告に関してはそうではなかったと思う

親が宗教活動にハマるなんていうのは交通事故のようで あまりにも避けようがない

加えてそれを身内がどうにかするなんていうのはほぼ不可能だと言っていい

なんなら母親被害を受けた側、交通事故に遭った側だとも感じられる

 

 

 

内情を知る人の弁護がなさすぎる気がする

法廷ではもしかしたらあるのかもしれないが

 

宗教にどっぷりハマっている身内がいる状況」

宗教にどっぷりハマっているとはどういう状態なのか」

をどれくらいの人がリアル想像できるだろうか

 

 

 

私は最後、逃げ出す前に

世話役夫婦相談をしていた

もしこの人たちがもう少し私に向き合ってくれていたら

私はまだ教会にいたかもしれない

 

けれど最終的な結論として

「ああ この人たちは神に祈りお父様お母様に祈る以上のことはしてくれないんだ」と思った

 

話が一方通行でこれ以上話してもしょうがないと感じられた

 

 

彼らは「神のみ旨」という大義によって動いていて

お父様の言葉、お母様の言葉に終始帰結する

 

それが最終的な答えになるので話ができないのだ

 

「こうこうこういうことで悩んでいる」

と悩みを打ち明けても

「では祈りだ 敬拝だ 献金だ 聖地に行こう」

神のみ旨はこうだ」「お父様お母様はこう言っている」

その堂々巡りになる

 

そこを信じて同じことを繰り返せばいいのだ

それが信仰なのだという教えなので

他の話は通じない

 

 

一切だ 一切通じない

 

 

その虚しさは 本気で話をしようとした人間しかからないだろうと思う

 

皆良い人たちなのだ

信頼もしていた

個人で見れば仲間や世話になった人たちだ 頭が悪いわけでもおかしいわけでもない

 

けれどそうであればあるほど ある一定のところから会話ができなくなることが辛い

 

 

 

逃げた後、私は入教前に元々住んでいたアパートに帰った

入寮時にそこを解約すると家族おかしく思われるのでそのまま残しておく慣わしなの

ただその鍵は世話役夫婦に預ける形になっていて

入教すると元の家には特別なことでもない限り入ることはできなくなる

 

記憶が薄いが、そこに帰れたということは

私はもしかしたらスペアキーを持っていたのかもしれない

 

 

しばらくその部屋には仲間が何度も説得に訪れた

手紙が置いてあったり食べ物がドアの取っ手にかかっていたりした

 

無視をし続けていたところ

ある時、眠っていて目を覚ましたら目の前に女性の仲間(先輩)がいて、私を覗き込んでいた

預けたままになっていた鍵を使って勝手に部屋の中に入ってきていたのだ

心臓が止まりそうなほど驚いたし実際叫んだと思う

 

その人に悪気はなかった

 

けれど、「神のためならそれができる」そういう思考回路になってしまうのだ

「神のために、この人を救わないといけない」

神のみ旨であればこの行いは許される」

そういう思考回路で人の気持ち簡単に踏み躙ってしま

 

 

私は何度も何度も「あなたたちを見ると色んなことを思い出して怖くて震えて辛いので何も送らないでほしい 会いにこないでほしい」と伝えた

 

やがて手紙が来たり食べ物が置いてあるということは無くなった

 

私はその後、1度体を完全に壊したのでそのPermalink |記事への反応(2) | 22:48

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Colaboとみいちゃん

最近にわかネットで「Colaboの様な団体がみいちゃん(「みいちゃん山田さん」という漫画キャラ発達障害を抱えたセックスワーカー)

みたいな可哀想な子を救うために頑張っていたのに、バッシング活動妨害された」という言説が一部で流行っているらしい


その是非はさておき、個人的意見としては、Colaboはみいちゃんみたいな子は結局持て余して放逐しそうな気がするんだよね

みいちゃんという少女(キャラ)は、作中の描写を見る限り、彼女は「◯◯したくない!◯◯は嫌!」と、『自分意思』が比較的強い印象

この手の子はとにかく「嫌な事」を「押し付けられる、やらされる」事に抵抗感が強い

それこそ作中初期で勉強を教わろうとしたけどとにかく出来なくて癇癪を起こすシーンがあったが、ああいった事が頻繁に起きる

みいちゃんタイプはColabo特有の強い思想押し付けや、これを学んでという「善意」を、上手く受け止められないと思うんだよね


実際あそこから放逐されて流れて来た子は、どちらかと言えばみいちゃんに近いタイプだった

みいちゃん言葉巧みに「自分意思で」セックスワーカーをやらされてる様に、自らの意思で強い思想に入り込める様に誘導出来れば良いんだろうけど

聞く限りは誘導出来無さそうな子に対しては興味無くしてくっぽいし

みいちゃんタイプ発達障害は上手く扱えてない印象があった


「みいちゃん」の対比としてむうちゃんというキャラが出てくるが、彼女は良くも悪くも素直なタイプ

正しい影響も、作中でみいちゃん万引きセックスワークを教えられた様に、負の影響もダイレクトに受けてしまタイプ

これもまた発達障害の特徴の一つで、自分意思自己決定権という感覚希薄が故に、言われた事、された事をそのまま受け止めてしまうんだよね

Colaboに限らず、何らかの意図を持った輩からしたら、これ程都合の良い人材は無いだろう


みいちゃんみたいな子も、むうちゃんみたいな子も、「みいちゃん山田さん」の中では徹底的に透明化されている「発達障害男性」も、

本来であれば適切な支援必要なのにも関わらず、支援の質も網も玉石混交過ぎて、どうしても零れ落ちてしまったり、救われた筈が…という結果になってしま

どうしたら良いんだろうな

ささやか対症療法ぐらいしか出来てないけど、根本的な解決策なんて無いんじゃないかと思う

少なくとも一部の夢アノンが言う様な「Colaboがいれば全て解決」なんて事にはならないだろう

Permalink |記事への反応(2) | 16:54

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2025-11-04

anond:20251104191116

posfie は、玉石混交で、誰でもまとめられるけど、

その中から秀逸なものを選んでtogetter でまとめ直すことで、良質なまとめサイトを作ろうっていうコンセプトなんだわ。

日本でも、和歌は誰でも読めるけど、その和歌から特に優れたもの古今和歌集みたいに選者が選んでまとめる文化があって、

それを模倣したものなの。

Permalink |記事への反応(1) | 19:15

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2025-09-28

公立中学ってそういうもんでしょ?」のイメージが案外違った話

中学教員をやってる親戚の話。

①勤務先の中学は荒れていて、ヤンキーだらけ。地元でも進学校合格者が激レアらしい。

②その人の息子が通う自宅近くの中学新興住宅地の中にあり、上記進学校への合格者も多い。その中学に通わせる前提で、今の場所に住むことを選んだらしく、同じような価値観の人も多いらしい。

上記②の隣の学区にあたる中学は、同じ新興住宅地の外れにあり、カラーの違うエリアに跨る関係進学校合格者もそれなりに出る一方、ヤンキーも多い玉石混交環境らしい。

で、その親戚が③の中学を物珍しい存在として語ってたのが引っかかった。

曰く、地域は①と②のタイプに2極化するものだそうで、③のように混ざるのは不健全とさえ思うらしい。

俺は「一般的公立中学って、多少の差はあれど③に近いもんでしょ?」と思ってたし、それが健全だと思ってたので、現役の中学教員がそのような価値観を持っていたのが、なかなかの衝撃であった。

まあ、俺の地元がそこに比べたら田舎で、地縁血縁理由に住む人が割合的に多くて、たまに①や②に寄ることがあっても、数年後には逆転するとか、③に収束するとかも珍しくないからってのもあるんだろうけど。

逆にある程度都会になると、学区のカラーの違いはむしろあるべきって価値観になるの?なんか怖いわ。

Permalink |記事への反応(1) | 23:30

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anond:20250928220939

バカは「論文を読めば賢くなれる」と勘違い

ちげーぞ、まず最近論文AI生成されてるようなのもあって玉石混交から素人学生が読み漁っても何が正しいのか理解するには時間がかかりすぎるわけ

俺が「ウィッテン講義」という形式を推奨したのは、体系的に整理されているからだから

東大OCWも体系的で良いかもしれないし、大栗ちゃん講義なら見ていて面白いが、どうせなら第一人者ウィッテン様の講義を見ておきたいって話だろ

Permalink |記事への反応(0) | 22:15

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2025-08-09

投資庶民の間でも一般的になったことについて

ここ数年でNISAやら仮想通貨やら、投資が広く一般認知されるようになった。

特に仮想通貨なんて、10年前はごく一部の人しかしていなかったと思うけれど、今は多くのユーザーを持つメルカリなどが大々的な購入推奨キャンペーンをしており、経済に詳しくない不特定多数の層がビットコインやらイーサリアムに参入するようになっている。言わずもがなNISAは国レベルで推進されている。

私の親世代は「株なんて資金力のない一般人がやるもんじゃない。元々資本を多く持っている富裕層お金が多く流れ、少額投資しかできない一般人にはめったに旨味がないだろう」と忌避する発言をよくしていた。

でも今は状況がちがって、NISA(非課税)のインデックス投資であれば、少額でも長期継続すれば元本割れする確率は極めて低く、庶民でも参入するメリットが十分実感できるようになっている。

(実際、インフレ対策として一般家庭もやった方が良いと思う)

昭和平成を生きた親世代感覚としては、頑張って働いた分だけお金が得られ、大体どれくらい頑張れば子供大学にやれるとか、家族を食べさせることができるといった経済計画が身体実感(自分自身労働)と結びつけやすく、急激に増えたり減ったりすることはないけれど、それが人間が生きる上でメンタル的にも一番健全なのかなと自分ぼんやり思っていた。

庶民が偶然、大した犠牲を払わずに多額の不労所得が得られたら宝くじと同じ感覚ラッキーだろうし、反対にうまくいかなかったら汗水垂らして働いたお金を一瞬で失うリスクもある。

そんな身体実感と結びつかない不安定さを抱えながら、自衛投資をしながらマス層が生き延びねばならなくなっていて、とはいえ特殊なやり方をしなければ大体は損しない仕組み(非課税NISAなど)もちゃんとあって、今の時代庶民は昔と比べて生きやすくなったのだろうか。

昔は、資本家や富裕層が汗水垂らさずに巨大な資本を手のひらで転がしていても(今もそうかもだけど、昔はさらに)、あまり庶民対策したり参入する雰囲気がなかったけれど、今はサラリーマン家庭の私たち夫婦や、経済に全く興味なかったと言ってた母も投資に参加してから米国スタートアップ企業決算書(chatGPTで翻訳可能)を読んだりしてて、初心者にはYouTubeでわかりやす解説する動画(※玉石混交)も豊富提供されている。

一部の資本家や投資家に知識を独占させる事なく、庶民が日々の暮らしの中で直接は関わりない、でも間接的には絶対影響あるであろう全世界企業経済動向に注目するようになったのは、経済の仕組みの透明性が高まり、良い事のような気がする。

一方で株や投資がどんどん推奨される世の中(自己責任小さな政府)や資本主義の加速。新自由主義と相性がよさそう)をリベラル左派などの知識人の方たちはどう捉えているのだろうか。

経済の透明性が高まる庶民知識をつけるようになった、という意味では良かった面があると思うけれど、その辺りの人たちの意見を聞いてみたい…。

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2025-08-05

anond:20250804162411

玉石混交だなあ

礼儀として身に付けておくべきこと、社交的であるために身に付けておくべきことはいいと思うけど、素晴らしい奴隷であるために必要なことまであって、これを素晴らしいというのはどうかと思う。

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2025-08-01

IT人材流出をどうすればよいのか


表題のとおりである。やってしまった。一時は、自分責任を取る覚悟すらしていた。

あれからもう何年も経ってるし、私自身も別部署に異動している。定年も近いし、思い出の供養を兼ねて書いてみたい。

一般的部署名だと、地方市役所情報課にいた。係長という役職名ではないが、それが一番近い。

ある年度の3月まで、私がいた部署には実に頼りになる会計年度任用職員(※民間でいうアルバイトパート。あるいは契約社員)がいた。仮に、増田君と呼ぶことにする。

増田君が市役所にやってきた頃が懐かしい。今でも夢に見る。

最初の頃は、いかにも真面目そうな、控えめな青年という印象だった。履歴書を読ませてもらったところ、以前は都内のIT企業で3年ほど働いていたらしい。専門学校卒で、バリバリSEではなさそうだが、システム開発下流工程運用保守に携わっていたと話していた。

ただ、そこでの仕事想像を絶する激務だったようで、心身を病んで退職したと面接時に漏らしていた。私が彼の採用を決めたのは、誠実さである。前の職場メンタルを病んだと、正直に教えてくれた。それが好印象だった。

ほかの人が面接官だったら不採用にしていたと思う。それくらい、面接時の彼は緊張して、自分言葉で喋れない様子だった。たどたどしかった。そこを、私が苦心を重ねて、どうにか具体的な仕事エピソードをいくつか引き出すことができた。

そんなこんなで、私は悩んだ様子の面接同席者である上司を説得して、当時の情報課への任用を決めたのだ。



地方市役所での仕事は、民間と比べればのんびりしている。私の民間経験は3年もないが、それくらいはわかる。増田君も最初は少し物足りなそうに見えたが、本領を発揮するまでに時間はかからなかった。

情報課といっても、正規職員のITスキル玉石混交部署内のネットワークトラブル一つにしても、担当業者が来るまで誰も手が出せないという状況も珍しくない。そんな時、増田君がさらりと問題解決してしまう。

「あ、係長それ。ここの設定を変えれば直りますよ」

と、彼がコマンドプロンプトの画面を開いて、管理者権限の画面まで行って、なんかよくわからん通知履歴が並んでいる画面まで行くと、大抵はいろいろ直ってしまう。

彼は私たちの、お恥ずかしながら稚拙なIT知識馬鹿にするような素振りは一切見せず、いつも丁寧に教えてくれた。

IT担当正規職員コラボしての職員向けPC操作研修では、マニュアル通りの説明だけでなく、実務で役立つちょっとしたコツを参加職員に伝授していた。エクセルの知っていると便利なショートカットキーを教えたり(上書き保存とか、全部フィルタがかかるやつとか、プルダウンで同じ列の既入力が選べるもの)。

彼の研修は分かりやすいと評判だった。増田君は、ほかの部署からの依頼が多かった。顔が売れるようになっていた。



新しい業務システムを導入する際も、彼は非常に頼りになった。業者から提出された仕様書見積書について、我々正規職員では見落とすであろう技術的な問題点や、運用上の非効率な部分を指摘した。ベンダー業者に対して、専門的な用語を使って改善要求できるのは彼しかいない。

ぶっちゃけ、当市のシステム更新の際の入札仕様書は彼が作っていた。月給15万円でよく働いてくれたと思う。時間外勤務手当を全額支払ってやれなかったのは申し訳ない。代わりに、繁華街で彼にいい店をおごってあげていた。

とにかく増田君は、私たち業務効率を劇的に向上させた。

つの間にか、増田君はなくてはならない存在になっていた。情報課だけではない。他の部署職員も、PCシステムで困ったことがあると増田君に相談に来ることさえあった。彼はいつも嫌な顔一つせず、にこやかに対応していた。

増田君がいなかったら、うちはホント回らないよ」

私がそう言うと、彼はニコっとほほ笑んだっけ。「皆さんの助けがあればこそ!」と謙遜していた。

私は心底、彼に正規職員になってほしいと思っていた。彼の能力は、民間にいても通用するレベルだ。それが、こんな地方都市の役場で、しか会計年度任用職員という不安定立場で働いてくれている。申し訳ない思いがあった。

ある年の梅雨夏季にかけて、市の正規職員採用試験があった。もちろん、私は増田君に受験を強く勧めた。

彼も乗り気で、「ぜひ、頑張らせていただきます」と言ってくれた。

私は彼なら必ず合格すると信じていた。経験能力も申し分ない。面接で彼の熱意とスキルを伝えることができれば、きっと採用担当者も彼の価値理解してくれるはずだ。

公共機関において、増田君のような人を採用する道は2つある。

①公開競争試験、②個別選考というものだ。①が基本であり、②はその組織にとって必要な人を(形式的面接だけして)採用する場合に行われる。

いずれも、法律根拠がある。これ以外の採用方法違法であるコネ採用など論外。そうはいっても縁故しかいい人材にきてもらえない場合は、②が採られる。

弊市の場合は、国関係機関からの紹介により、マイクロソフトなど著名IT企業経験者や、自衛隊元幹部任期付きで採用する場合に②を採っていた。

かくして私は、増田君は①で余裕だと確信したのだった。試験前に人事課への連絡は一応しておいた。「増田君が受けるんですよ」と言ったら、人事課長は「やりますな~、説得できたんや」と言ってくれた。



ところで市の採用試験は、公平性を重視するあまり、良くも悪くも画一的である筆記試験面接試験(誰が担当になるかわからない!)、そして作文がある。性格適性検査も。

そこには、個々の応募者の持つ特別スキルや、これまでの業務での具体的な貢献度を採用側にアピールする仕組みが十分に整っていない~とまでは言わないが、怪しい部分がある。

面接では自己PRの時間があるが、限られた時間の中で彼のITスキルの深さや、市役所での具体的な功績をすべて伝えるのは難しい。彼の名が通っていると信じたい。

私は管理職として、彼の採用のために、もう少し積極的に動くべきだったのかもしれない。人事課や人事部長に彼の業務実績を具体的に伝えたり、彼が情報課にとってどれほど重要存在であるかを力説するなど。

だが、私は「公平な試験なのだから、本人の力合格するだろう」と、どこか楽観的に考えていた。正規職員非正規職員の間に存在する見えない壁を軽視していた。



増田から、「不採用でした。すいません(;∀;)」と聞いた時、私の頭が真っ白になった。まさか、と思った。

次に湧き上がってきたのは、彼に対する申し訳なさと、不甲斐なさだ。私がもっと、彼の採用のために根回しをしていれば。市役所採用システムのことを言っても仕方がない。ずっと昔からこうなのだ

うちの役場は、満年齢25才までしか公務員試験受験できない(正規職員場合)。増田君は、その年が最後のチャンスだった。以後はずっと会計年度任用職員である。彼の働きで月15万円は少ない感があるので、昇給だったらさせてやれなくもないのだが。

彼は、不採用の通知を受けてからも表向きは平静を装っていた。でも、以前のような輝きはなかった。そして、年が明けてしばらくした頃だった。

「大変すいません。私、3月末で退職させていただきたいと思います

理由を聞くと、「やはり正規職として安定した身分を得たいからです。こちらの市役所では叶わなかったので、他の道を考えようと思っています」とのことだった。

引き止めたい気持ちでいっぱいだったが、彼の言葉に返す言葉が見つからなかった。当然だ。私は、彼が市役所安心して働き続けられる環境提供できなかったのだから

彼は市役所を去った。最終日、彼はいものようににこやかに、「大変お世話になりました」と頭を下げていた。ほかの皆から花束と寄せ書きと寸志をもらっていた。「増田君。短かったけど、今までありがとう」って。

増田君は涙を流していた。「一人前になったら、またここに遊びに来ていいですか?」と言っていた。

増田君の背中見送りながら、心の中で「ごめん」とつぶやいた。

その日、彼といつかまた飲みに行く約束をした。彼が一人前になったら、またおいしいものを食べようって。またあの時のように奮発して、祇園にある寿司屋とかレストランとか、その後に風俗店も奢ってあげるって。



彼がいなくなってから情報課の業務は滞りがちになった。

以前なら増田君が解決してくれたようなPCトラブルも、今では業者に依頼することがある。時間コストもかかるようになった。ほかの部署に呼ばれても、迅速に対応できないことが多くなった。

当時進めていた新しいシステムの導入計画も、自信を持って進められなかった。ITベンダーの言いなりになっている感があった。

優秀な会計年度職員は、市役所にとって貴重な戦力だ。しかし、彼らの多くは任期が決まっている非正規雇用であり、正規職員への道は狭い。

せっかく市役所経験を積んで、組織に貢献してくれているのに。正規職員になれないばかりに市を去ってしまう人もいる。

私は、あの時、彼の採用のために尽くさなかったことを後悔している。そして、私のような管理者の下で、彼の才能が十分に活かされなかったことに責任を感じている。

彼のような専門スキルを持った優秀な人材を、市はどうすれば確保し、そして繋ぎ止めることができるんだろうか。



最後に)

皆様へ。愚痴に付き合っていただきありがとうございます

最後まで書こうか迷ったのですが、増田君は2025年現在京都府内にある役場正規職員として働いています

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投資庶民の間でも一般的になったことについて

ここ数年でNISAやら仮想通貨やら、投資が広く一般認知されるようになった。

特に仮想通貨なんて、10年前はごく一部の人しかしていなかったと思うけれど、今は多くのユーザーを持つメルカリなどが大々的な購入推奨キャンペーンをしており、経済に詳しくない不特定多数の層がビットコインやらイーサリアムに参入するようになっている。言わずもがなNISAは国レベルで推進されている。

私の親世代は「株なんて資金力のない一般人がやるもんじゃない。元々資本を多く持っている富裕層お金が多く流れ、少額投資しかできない一般人にはめったに旨味がないだろう」と忌避する発言をよくしていた。

でも今は状況がちがって、NISA(非課税)のインデックス投資であれば、少額でも長期継続すれば元本割れする確率は極めて低く、庶民でも参入するメリットが十分実感できるようになっている。

(実際、インフレ対策として一般家庭もやった方が良いと思う)

昭和平成を生きた親世代感覚としては、頑張って働いた分だけお金が得られ、大体どれくらい頑張れば子供大学にやれるとか、家族を食べさせることができるといった経済計画が身体実感(自分自身労働)と結びつけやすく、急激に増えたり減ったりすることはないけれど、それが人間が生きる上でメンタル的にも一番健全なのかなと自分ぼんやり思っていた。

庶民が偶然、大した犠牲を払わずに多額の不労所得が得られたら宝くじと同じ感覚ラッキーだろうし、反対にうまくいかなかったら汗水垂らして働いたお金を一瞬で失うリスクもある。

そんな身体実感と結びつかない不安定さを抱えながら、自衛投資をしながらマス層が生き延びねばならなくなっていて、とはいえ特殊なやり方をしなければ大体は損しない仕組み(非課税NISAなど)もちゃんとあって、今の時代庶民は昔と比べて生きやすくなったのだろうか。

昔は、資本家や富裕層が汗水垂らさずに巨大な資本を手のひらで転がしていても(今もそうかもだけど、昔はさらに)、あまり庶民対策したり参入する雰囲気がなかったけれど、今はサラリーマン家庭の私たち夫婦や、経済に全く興味なかったと言ってた母も投資に参加してから米国スタートアップ企業決算書(chatGPTで翻訳可能)を読んだりしてて、初心者にはYouTubeでわかりやす解説する動画(※玉石混交)も豊富提供されている。

一部の資本家や投資家に知識を独占させる事なく、庶民が日々の暮らしの中で直接は関わりない、でも間接的には絶対影響あるであろう全世界企業経済動向に注目するようになったのは、経済の仕組みの透明性が高まり、良い事のような気がする。

一方で株や投資がどんどん推奨される世の中(自己責任小さな政府)や資本主義の加速。新自由主義と相性がよさそう)をリベラル左派などの知識人の方たちはどう捉えているのだろうか。

経済の透明性が高まる庶民知識をつけるようになった、という意味では良かった面があると思うけれど、その辺りの人たちの意見を聞いてみたい…。

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2025-07-23

anond:20250723220328

マスコミネットでは強さの質が違うけど、後者の質は若い人ほど受け入れやすいんだと思う

大手メディア報道の可否を一方的に選べるし、仮に誤報してもろくに謝らない

掣肘しようとすればスクラムを組んで攻撃してくる

そうやってどんどん貴族化した世界に対して、玉石混交だろうが自分情報選択する世界を選ぶ人が出てくるのは仕方ないと思う

情報の精査ができない人がやっちゃダメなのはその通りなんだけどね・・・

Permalink |記事への反応(0) | 22:36

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2025-07-01

はてなホッテントリに入ってくるトゥゲッターあるじゃない?

あれで纏められてるTweet主がほぼほぼバッヂ嘘松風味なのがとにかく多くてさ

既にブロック済みだった嘘松インフルエンサーのまとめがホッテントリのことも多いの

ブコメの方はあまり見てないんだけど、こういうのばかりがホッテントリに入ってくるってのは、もう本当にはてなブックマークは終わったサービスなのかな、と思う

もっと色んなところのいろんなネタ玉石混交みたいなのがいいところだと思っていた

はてなに限らず、どこもかしこも収斂していって変わり映えしなくなったの、これがほんとにネット未来だったんだろうかね?

Permalink |記事への反応(0) | 11:44

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情報民主化」は「情報信頼度の低下」を必然的に招く

SNSの普及による「情報民主化(=多様化玉石混交)」と、

その必然的帰結としての「情報信頼度の低下(=情報価値相対主義)」。

陰謀論(=思想DIY情弱の学兵器)」の発生源はここ。

Permalink |記事への反応(0) | 08:41

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2025-06-24

anond:20250624080103

玉石混交でどれが使える人材か分かんないまま採用するなら何も持ってない奴より資格持ってる奴を選ぶのは必然だろ

Permalink |記事への反応(0) | 08:04

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2025-06-17

【ChatGPT/DeepResearch】はてなブックマーク人気コメント思想的傾向2

https://anond.hatelabo.jp/20250617074316 の続き

20202024年:論調多様化と新旧勢力交錯

2020年代に入ると、はてなブックマークの人気コメント欄にも徐々に変化の兆しが現れてきました。リベラル派の根強い存在感は続いているものの、従来は埋もれがちだった保守右翼寄りの意見新世代の視点が目立つ場面も散見されるようになったのです。「リベラル一色」だった状況にやや揺らぎが生じ、思想的な多様化が進んできたとも言えます象徴なのは、国際情勢や安全保障をめぐる議論における変化です。2022年にはロシアによるウクライナ侵攻という大事件が起き、日本国内でも安全保障論議が活発化しました。はてなブックマーク上でも当初はロシア非難ウクライナを支持するコメント大勢を占めましたが(これは保守リベラルを問わず日本社会全体のコンセンサスでもありました)、次第にリベラル派内部の路線対立が表面化します。例えば「即時停戦・和平交渉を」というリベラル知識人声明に対し、ある人気コメントが「日本自称リベラル勢は(中国提案するような)領土放棄停戦呼応している感じですね。次は台湾有事から良い予行演習かも」と皮肉りました。これに対し別のユーザーが「“日本自称リベラル”って誰のこと?そんなの維新れいわ(※保守系と左派系の新興政党)くらいでしょ」と反論するなど、リベラル陣営内での意見の食い違いが可視化されたのです。従来、平和主義的な姿勢が強かったはてな左派ですが、ウクライナ戦争を機に「現実的安全保障」を訴える声にも一定の支持が集まるようになりました。これは従来なら埋もれていた保守タカ派寄りの意見(=ウクライナ支援しつつ自衛力強化を主張する立場)が、2020年代には一部ユーザー共感を得て表面化してきたことを示しています。 一方、国内政治社会問題については依然としてリベラル優位の構図が続いています2020年前後からジェンダー平等多様性をめぐる論争(いわゆる「ジェンダー論争」)が社会の大きなテーマとなりました。はてなでもフェミニズムLGBTQに関する話題が頻出し、その度に進歩的価値観擁護するコメントが多数のスターを集めています。例えば2021年東京五輪組織委員会森喜朗会長(当時)が「女性が多い会議時間がかかる」など女性蔑視発言をして辞任に追い込まれましたが、関連ニュースはてなブックマークでは「時代錯誤にも程がある」「森氏の発言五輪憲章に反する差別だ」等のコメントが軒並み支持されました(国内外批判報道を受けて森氏は辞任しました)。また2023年にはLGBT理解増進法を巡り与党内で紛糾がありましたが、この話題でも「性的少数者権利擁護は当然」「差別発言をする政治家は許せない」といったリベラルな主張が人気コメントの大半を占めました。ジェンダー関連では相変わらず**「はてなフェミ」とも呼ばれる勢力が健在で、例えば選択夫婦別姓話題では「誰も困らない制度なのだから実現すべき」という趣旨コメントが毎回スターを集めるのがお決まりになっています。実際、2025年1月匿名ダイアリー投稿された「夫婦別姓話題になると毎回『選択制なんだから選ぶも自由選択肢が増えるだけ』ってブコメスター集めてるけど本当か?」という問いかけにも、多くのブックマーカーが反応しました。注目コメントでは「9割方同意人民権利拡大として選択的別姓は望ましい制度」と、問いかけ主を支持しつつ制度導入を肯定する意見が示されています

このようにジェンダー平等を推進するリベラル姿勢**は2020年代でもはてな人気コメントの主流であり続けていますもっとも、2020年代には上記のようなリベラル優位の中にも一部保守右派コメントが目立つケースが出てきました。特に外交安全保障に絡むテーマや、一部のフェミニズム過熱への反発など、従来はてなでは埋もれがちだった声が表に出る場面が増えています。例を挙げると、2023年末に起きたM-1グランプリ漫才ネタ中国揶揄騒動があります女性自身の記事によれば、とある漫才師がネタ中で中国政府や中国人を揶揄する表現を用いたため物議を醸しました。このニュースに対するはてなブックマークの人気コメント欄では、「最低…中国人の部下がいるけど皆誠実で頑張っている。こんなネタが耳に入ったら遣る瀬無い。私は個人としてこのネタ表現自由を全力で否定する」という極めて厳しい批判コメントトップに立ちました。他にも「中国人の友達がいるが皆真面目で優秀だ。だからこういう揶揄ネタは本当に嫌いだ」といった声も上位に並び、差別表現への即座の拒絶反応を示しました。これらはいずれもリベラル価値観(反人種差別)に基づくコメントですが、その表現はかなり過激で、漫才という芸術表現に対して「自由否定する」とまで言い切る姿勢には賛否も分かれました。実際、この件を巡ってはてなユーザーのあり方自体批判するブログ記事も登場し、「漫才意図理解せず反応するはてな民は抽象思考が苦手だ」と揶揄されています

このように、依然リベラル派の声は強いものの、その語気の強さや過激さに対して異議を唱える向きも出てきており、コミュニティ内の世代間・思想ギャップが表面化していると言えるでしょう。さら2020年代には、経済雇用問題に関する議論でも興味深い現象が見られます。従来、雇用の流動化や規制緩和にはリベラル派でも賛否割れテーマでしたが、はてなでは基本的労働者寄りの視点が支持を得てきました。例えば2025年に入って注目を集めた派遣労働雇用慣習を巡る議論では、マレーシア在住の日本社長が「日本ダメにしたのは派遣労働だと叫ぶ人がいるが、それは短絡的。本当の問題日本の腐った雇用習慣だ」と指摘したことに対し、はてなブックマークでも活発なコメント議論が展開されました(togetter経由の話題)。このエントリーの人気コメント筆頭には、「違いますよ。従業員に金を支払わない経営者問題ですよ。雇用期間が限定される派遣は常時勤務の倍以上の給与義務付けるのがスタート…(中略)今やってる経営者実刑にして…」といった声が挙がりました。つまり、「派遣問題なのではなく、正社員派遣に関わらず労働者に正当な報酬を払わない企業側にこそ問題がある」という労働者擁護左派論点が強調され、これに多くのスターが付いたのです。他の注目コメントも「解雇規制緩和よりも同一労働同一賃金の方が重要では?」「労働市場の流動性を高める方策こそ優先」といった具合に、企業寄りの論理より労働者権利待遇向上を重視する意見が大半を占めていました。このケースは、2020年代に入ってもなお経済雇用分野ではリベラル左派的な視点弱者救済、公平な待遇要求)が共感を集めていることを示しています。 以上のように、**20202024年はてなブックマーク政治談議は、「基本的にはリベラル優位だが、一部テーマ論調多様化が進み、右派寄り意見や新しい視点も顔を出し始めた」**とまとめられます。依然としてリベラル派の牙城であることに変わりはありませんが、ユーザー層の世代交代や社会全体の論調変化を受け、人気コメントの傾向にも変化が生じています特に安全保障表現自由を巡る問題では、従来の左派コンセンサス疑問視するコメントが現れたり、逆に従来以上にリベラル色を強めたコメントが物議を醸すなど、新旧勢力がせめぎ合う局面も見られますもっとも、それらの意見対立自体が多くのユーザーの目に触れ活発に議論される点に、コミュニティ多様性拡大の兆しがうかがえますはてなブックマークは長らく「左寄り」と見做されてきましたが、2020年代半ばの現在、その人気コメント欄には従来にはない思想的なコントラストも生まれつつあると言えるでしょう。

はてなスターによる人気順位への影響と評価システムの変化

はてなブックマークの**「人気コメント順位は、ユーザーから付与されるスター(★)の数と質によって決定**されていますスターは他ユーザーから共感や支持を表す仕組みであり、この数が多いコメントほど「注目コメント」として上位に表示されやすくなりますしかし、スター機能にはコミュニティ思想的傾向を増幅する側面もありました。多数派ユーザーが支持するイデオロギーに沿ったコメントほどスターを集めやすくなるため、人気コメント欄特定思想に偏る要因となり得たのです。 実際これまで見てきたように、長年はてなではリベラルユーザーが多数を占めていたため、自然左派的なコメントほどスターが集まりやすく、「人気コメントリベラル寄り」という図式が生まれていました。例えば2010年頃の証言として、「妙に上から目線で断定口調のコメントスターを集めていて、自分もそれが感染して嫌な人間になりつつあるのを感じた」というユーザーの声があります。この「断定口調の人気コメント」が指すものの多くは、当時の多数派であるリベラル層の賛同を得やす論調権威対象皮肉交じりに断罪するようなコメント)でした。スターという評価経済が働くことで、ユーザーはより多くの支持を得られる表現無意識模倣し、結果的に似たような価値観文体コメントが増幅される現象が起きていたわけです。もっとも、運営側もこの問題認識し、評価アルゴリズム改善に取り組んできました。2021年6月には、はてなブックマークの人気コメント算出アルゴリズムが変更され、様々なコメントが表示されやすくなる施策が導入されていますさらに同年7月にはヤフー株式会社が開発した「建設コメント順位付けモデル」を組み込むことを発表し、攻撃的・不適切コメントが人気欄に露出しにくく、代わりに客観的根拠を示す建設的なコメント上位表示されやすくなるよう改良が加えられました。このモデル機械学習を用いてコメント内容を評価するもので、「新たな見識を提供しているか」「冷静で有益か」といった点にスコアを付ける仕組みです。はてなはこれを取り入れることで、単純なスター数の多少だけでなくコメントの質を考慮した順位付けを開始しました。 この変更の効果として、従来であれば過激表現ながら多数派の支持を集めたコメント(例えば「○○は○ねばいい」といった極端な意見)が上位に来ていた場面が抑制され、代わりに多少スター数は少なくても穏当で有意義コメントが表示されるケースが増えました。つまりスターによる多数決的な偏りをアルゴリズム補正し、より多角的意見が目に触れるよう工夫されてきたのです。この結果、思想的にも以前ほど一辺倒ではないコメント欄が実現しつつあります。実際2020年代半ばには、安全保障外交話題で以前なら埋もれていた少数派意見が注目コメントに現れるなど、多様化兆しが見られました(前述のウクライナ情勢に関する意見対立露出などもその一例です)。もっとも、スターのものの影響力が消えたわけではありません。現在でもやはり多くのユーザーからスターを集めるコメントは「注目コメント」として認識されやすく、コミュニティ多数派傾向を映す鏡であることに変わりありません。ただ、その多数派が時と共に入れ替わったり価値観シフトさせれば、人気コメントの傾向も変わっていきますはてなブックマークでは、スター機能ユーザー同士の共感ネットワーク可視化する役割果たしてきましたが、運営アルゴリズム調整によって極端な偏りは是正されつつあります。言い換えれば、スター経済はなお思想傾向に影響を及ぼすものの、その影響は以前より緩和され健全化しつつあると言えるでしょう。 以上を踏まえると、2005年から2025年にかけてのはてなブックマーク政治系人気コメント思想的傾向は、ユーザー層や社会情勢の変化とともにリベラル優勢の成立→固定化多様化への兆しという流れを辿ってきました。初期には玉石混交だったコメント欄も、やがてリベラルコミュニティによる独特の言論空間形成し、長らくそれが多数派として続きました。しか2020年代に入り、社会全体の右傾化左傾化議論の影響や評価アルゴリズム改善もあって、はてな内でも「右寄り」のスタンスが目立つ場面が出現するなど、緩やかながら変化が起きているのが現状です。もっとも、依然として人気コメントの多くはリベラル価値観に根ざしており、基本構図は維持されています。ただ、その表現スタイルや細部の論調時代とともに移り変わっており、今後もユーザーコミュニティの動向次第で人気コメント思想的傾向は変化し続けるでしょう。最後に、年代ごとの傾向を簡潔にまとめた表を示します。

年代(期間) 人気コメントの主な思想傾向 傾向に影響を与えた主な社会政治イベント

2005〜2009年コメント内容は玉石混交だが、徐々にリベラル志向が台頭

ネット右翼的言説は少数派で、反権力反体制の声が目立ち始める郵政民営化小泉改革)への評価、長期自民政権への批判2009年政権交代(民主党政権誕生)への期待

2010〜2014年リベラル/左派コメント圧倒的多数派となり定着

フェミニズム人権擁護論調が強まり保守派への批判が集中2011年東日本大震災原発事故脱原発論の高まり)、民主党政権の迷走と崩壊2012年第2次安倍政権発足(右傾化への反発)、ネット上のヘイトスピーチ問題顕在

2015〜2019年リベラル優位が続く一方、コメント傾向の内輪化・Permalink |記事への反応(1) | 07:47

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【ChatGPT/DeepResearch】はてなブックマーク人気コメント思想的傾向1

2005〜2009年:サービス黎明期リベラルコメントの萌芽

はてなブックマーク創設期(2005年前後)には、ITリテラシーの高いユーザーが集まり始め、政治社会系の記事にもコメントが付くようになりました。当初はユーザーコミュニティの規模が小さく、議論は活発でしたが、コメント内容には玉石混交の傾向もありました。例えば2007年頃には、ある有名ブロガーが「もしネット右翼メッカ2ちゃんねるだとすれば、ネットイナゴ烏合の衆)が集まるのははてなブックマークだ」と苦言を呈しています

実際この時期、記事内容を論理的批判するコメントは少なく、**「バカ」「○ねばいいのに」**といった過激罵倒スラングが人気コメント欄に並ぶこともあり、2ちゃんねる的な粗野さが指摘されました。

はてなブックマークコメント欄は当初、必ずしも洗練された言論空間ではなく、極端な言葉遣いや叩きがスターボタンによって増幅されるケースも見られたのです。とはいえ、この黎明期には既にリベラル寄りの思想傾向が芽生えていました。長年自民党政権が続く中、ネット上では権力改革志向の声も強まりはてなユーザー例外ではありませんでした。たとえば当時「はてな左翼はてサ)」と呼ばれる進歩的ブロガー/論客が台頭し始め、歴史認識人権問題保守派批判する動きが散見されます

実際、南京事件憲法9条などの論戦では左派スタンスユーザーが詳しい知識議論リードし、右派的主張に反論説教するといった場面も見られました。

極端な例では、ある著名ユーザーが「『自衛隊人殺し』『日本人という存在自体が悪だ』」とまで発言し物議を醸したこともあります

こうした過激表現はさすがに例外ですが、総じて反権力リベラル志向コメント共感を集めやすい土壌が形成されつつありました。2009年政権交代自民党から民主党へ)の際にも、はてなブックマーク上ではそれを歓迎・期待するリベラルユーザーコメントが多く見られ、長年の保守政権に対する変革への期待感が読み取れますもっとも、この時期のコメント欄はまだ手探り状態で、思想スタンスよりもコメント文化自体模索が続いていたとも言えますスター(★)による評価システムも始まったばかりで、どのようなコメントが支持を集めやすいかユーモア皮肉批判精神など)コミュニティ全体で試行錯誤している段階でした。

2010〜2014年:左派コメントの台頭とコミュニティの活発化

2010年代前半になると、はてなブックマーク政治コメント欄ではリベラル左派)的な論調がいよいよ優勢となっていきました。民主党政権(2009〜2012年)の発足や2011年東日本大震災福島第一原発事故といった出来事を契機に、反原発・反権力の声がネット世論で高まりはてなでも人気コメントとして多くの支持を集めました。たとえば震災後の原発政策を巡っては、政府や電力会社批判するコメントスターを集め、「脱原発」「政府隠蔽体質批判」などリベラル色の強い意見が目立ちました(※当時、多くのはてなユーザー原発推進派の政治家・官僚に厳しい目を向け、代替エネルギー市民運動を支持する姿勢を示していました)。また、2012年に第二次安倍政権が発足すると、保守色の強い安倍政権政策憲法改正論議国粋主義発言など)に対し、はてな人気コメント欄では批判的な論調が一貫して支配的になります。「はてな左翼はてサ)」**と総称された進歩的ユーザーコミュニティがこの頃確立し、彼らが多くのスターを集めるコメントを量産したのです。

具体的な傾向として、保守ナショナリスト的な対象への批判揶揄が盛んでした。たとえば2012年前後には、大阪市長橋下徹氏(保守的・改革派の政治家)に批判的なコメントや、石原慎太郎都知事過激発言皮肉コメントが多数支持を集めています。実際、あるユーザーは「坊主(橋下)が憎けりゃ袈裟まで憎い」という諺をもじり、橋下氏の行動全般を痛烈に批判してスターを集めました。

またヘイトスピーチなど社会問題化したテーマでは、右派的な差別扇動に対する強い糾弾が人気コメント欄を賑わせました。2013年から在日コリアンに対するヘイトデモ問題視され始めましたが、その際もはてなでは反レイシズム立場から表現の自由を履き違えた差別は許されない」といったコメントが支持を集めています2016年ヘイトスピーチ解消法成立に至る世論形成にも、そうしたネット上の批判世論が背景にありました)。このように、2010年代前半のはてなブックマークリベラル志向の論者が主導権を握り、保守的な主張や差別的言説には厳しい反応が集まる傾向が強かったのです。 同時に、ジェンダーマイノリティ権利に関するトピックでもリベラル寄りのコメントが目立ちました。例えば女性LGBTQの権利問題についての記事では、「多様性尊重」や「男女平等」を訴えるコメントが人気化しやすく、ミソジニー女性蔑視)的な発言や古い価値観への批判が数多く見られました。はてなコミュニティ内でもフェミニスト観点を持つユーザーが増え、「はてな村」のフェミニズム論争が活発化します。これに対し一部では反発も生じ、2014年には匿名日記上で「はてブって女性のことになると、ネット右翼よりも全体主義低能集団集合知ではなく集合恥だな」という辛辣批判投稿されました。

この発言者は、はてなブックマーク上で女性擁護フェミニズム的主張ばかりがスターを集める状況に苦言を呈したものです。「日本人からすごい!女性からすごい!──ネット右翼とはてフェミってどっちも変わらん」とも綴られており、愛国心を拗らせたネット右翼と同様に、はてなリベラルフェミニスト層も思考が偏っていると批判していました。このような反発意見自体が注目されるほど、当時の人気コメント欄はリベラル(時に急進的)一色になりがちだったと言えます。実際、2012年にはあるユーザー右派新聞記者産経新聞阿比留記者)への個人攻撃をたしなめたところ、「相手があの記者から何を言ってもいいのか」と諫めた彼自身が「はてなサヨク」層から猛反発**を受けたというエピソードも伝えられています

このように2010年代前半は、リベラルユーザーが結束してスターを投じ合い、彼らの価値観合致しない意見には容赦なく批判が向けられる風潮が強まりました。 **まとめると、2010〜2014年はてなブックマーク政治ジャンル人気コメントは「リベラル派が主導し、保守派差別的言説への対抗言論が突出した時代」でした。民主党政権期のリベラル改革期待、そして第二次安倍政権開始後の保守回帰への反動もあり、左派的なスタンスコメントが常に上位を占める傾向が続きました。もっとも、コメント全体のトーンとしては皮肉辛辣さも増し、しばしば断定口調で上から目線批評スターを集めるという独特の「はてな語り」**も醸成されていきました。

実際あるユーザー2010年時点で「妙に上から目線で断定するコメントスターを集めていて、いつの間にか自分まで嫌な人間になりかけた」と感じ、はてなブックマーク熱が冷めたと告白しています

それでもなお、この時期は活発な左派言論によって他のネットコミュニティにはない独特の盛り上がりを見せていたと言えるでしょう。

2015〜2019年:リベラル優勢の定着と内輪化の進行

2015年以降も、はてなブックマーク上の政治コメント基本的リベラル左派)優位の傾向が継続しました。 第二次安倍政権下で保守色の強い政策が次々と打ち出される中、人気コメント欄ではそれらを批判揶揄する声が依然として主流でした。象徴的な出来事として、2015年安全保障関連法案(いわゆる安保法制強行採決があります。このとき国内で大規模な反対デモSEALDsなど若者中心の抗議運動)が起きましたが、はてなでも法案批判的な意見圧倒的多数を占めました。「憲法違反だ」「民主主義危機」「戦争法反対」といったコメントが軒並みスターを集め、安倍政権右傾化への強い警戒感がうかがえました。また2017年前後森友・加計学園問題政権スキャンダル)でも、真相解明を求める論調や「安倍晋三首相責任を取れ」といった厳しい批判コメントが人気上位に並び、政権追及一色の様相でした。このように安倍長期政権に対する不信・批判はてなでは一貫して根強く、人気コメント思想スタンスは反権力リベラル路線が盤石だったといえます。 同時期、社会文化的な論争でもはてなの人気コメントリベラル派に軍配が上がることがほとんどでした。例えば2018年には東京医科大学入試差別問題女子受験生の点数を一律減点)が発覚しましたが、このニュースに対しては「時代錯誤な男女差別だ」「女性の機会を奪う不公正」という糾弾コメントが大量に付き、スターを集めました。さら2017年から世界的に#MeToo運動が広がり、日本でも伊藤詩織さんの性暴力被害告発が注目されましたが、はてなブックマークでも彼女を支持し日本の性暴力問題警鐘を鳴らすコメントが多数賛同を得ました。逆に、杉田水脈議員による「LGBT生産性がない」発言2018年)など保守政治家の差別的な発言に対しては、「公人として許せない」「差別のものだ」と厳しく非難するコメントが目立ちました(抗議デモ記事にも「まず謝罪を」「議員辞職すべき」といったユーザーの声が集まっています)。

このように、ジェンダー平等マイノリティ人権擁護など進歩的価値観を支持するコメントが引き続き優勢であり、はてなにおけるリベラル志向は揺るがないままでした。しかし、2010年代後半になると、そのリベラル優勢が「行き過ぎた内輪化」として指摘される場面も増えてきます。活発だったユーザー層が次第に高年齢化し、新規参入者や多様な意見が減ったことで、「同じメンバーによる同じような主張」が目立つようになったのです。実際2020年直前のある分析では、「最近はてブ負のオーラがすごい。一般感覚とかけ離れた左寄りコメで埋め尽くされ、陰謀論じみた人気コメントトップになることもある」と嘆く声がありました。

このユーザーは「明らかにユーザーが高年齢化し、40代前半くらいのおっさんばかりになった」と指摘しています。つまりネット上で極端なイデオロギーを露わにする層は中高年男性が多く、はてなブックマーク左翼のおじさんの溜まり場になってしまったという自己分析です。この指摘の通り、2015〜19年頃の人気コメント欄では、同じ論調メンバースターを付け合って盛り上がるエコーチェンバー化が進行した側面があります。「安倍政権=悪」「リベラルこそ正義」という大枠に沿うコメントは容易に支持を集める一方で、それに異を唱える意見最初から敬遠排斥されやす空気が醸成されていました。もっとも、当のリベラルユーザーたちは自分たちの主張を**「正論」「市民感覚」だと信じていたため、そうした内輪化を自覚しにくかったようです。はてなブックマークを長年使ってきた一部のユーザーには閉塞感も広がり、2010年代後半には「最近はてブはひどい」「昔はもっと面白い情報が拾えたのに」という懐古的な意見も増えました。例えばある匿名日記では、「2年以上前からはてブは終わった”と言われているが、最近本格的に面白い情報が見つからなくなった気がする」と嘆かれています。この背景には、政治ジャンルに限らずホッテントリ固定化(いつも似たような記事コメントが上位に上がる)や、新興メディアNAVERまとめTogetterTwitter等)への関心分散がありました。 総じて、2015〜2019年リベラル優勢が定着する一方で、その強い傾向ゆえの弊害(画一化・内輪化)も指摘された時期と言えます。依然として人気コメントは「右派批判」「市民目線政府批判」が主流でしたが、その論調はどこかマンネリ化し、新鮮味に欠けるとの声も出始めたのです。

ただ、この頃まではまだ保守論調が人気上位に食い込むことは稀で、基本路線としては**「反自民リベラル」**の牙城が守られていたと総括できます

https://anond.hatelabo.jp/20250617074749 に続く

Permalink |記事への反応(1) | 07:43

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2025-06-10

コミケAI

AIで出力している人が受かって、手書きの私がなぜ落ちるんだ!」

という魂の叫びがバズっていた。

気持ちはわかる。

 

軽く自己紹介をしておくと私はゲーム業界に身を置き、AIについては推進派と言ってもよい立ち位置にいる。

なぜなら仕事日常的にAIを使っているからだ。

壁打ちから企画立案GDD仕様書作成エンジニアはもちろんのこと、アーティスト一般ユーザーが想定していないレベルで生成AIを取り入れている。

 

そしてかなり使っているからこそ今の限界も見えている。

プロから見て人間クリエイティブ(≒作家性)が脅かされるレベルにはまだ無い。

それなりに予算をかけたゲームのチーム開発では生成AIによるアセット消費者の目にそのまま届くことはありえない。

生成AIアウトプット比較的純度高く消費者に届く電子書籍などで今売れている作品は作者のスキルの賜物だ。

 

ただし、「今はまだ」なだけでもある。

新卒から経験2,3年程度のスキルAIが数百トークン消費するだけで代替できてしまうことも多いし、エージェントAI能力が上がると上位職が遂行している抽象度の高いタスクもそう遠くない未来可能になる。

そして、AIに生成を任せて完成させても「AIを使ってアウトプットを出した」という事実けが残り、手に職がついた充実感や、完成させる苦労から得られる達成感は過去のものになってしまうだろう。

 

その先の人間クリエイティブがどうなるかはまだわからない。

しかし、その流れは止まらない。

 

法規制

中国に行って同じセリフが言えるか?

 

手書き努力しているから偉い?

上で似たようなことを書いていてなんだが、消費者から見れば努力価値などない。

お前、紙を使わずPhotoshopクリスタ作品作ってるクリエイターに同じこと言ってなかった?

 

Xを見ていると覚悟ができていないヤツがまだ多い。

個人的にその気持ち理解している。

私自身、昔コミケ作品を売ったことがあるし、今は生成AIで売れそうなものを作ることもできるスキルを持っているが、それをコミケで売ろうなんて1mmも思わない。

 

でも世の中は既にそうなってしまったんだ。

コミケクリエイター尊重する。

生成AIクリエイターも含めて

 

AIによる粗製乱造を防ぐために月の本数制限を設け、審査を遅らせても複アカで薄利多売を実行するヤツはいるし、日本規制したところで海外では無断盗用された画像を含むモデルは今後も増え続ける。

これはエンジニア基本的にはオープンソースを良しとしている文化関係しているのかもしれない。

グレーを排除してもホワイトAI生成アセットも増える一方で、ハード進歩とともにAI表現力も上がっていく。

 

その現実から背を向けて

コミケは生成AI禁止しろ

AI作品なんて買うヤツいつのか?」

AIが凄いのであって、使った人が凄いわけではない」

AIで本出して楽しいか?」

コミケ伝統AIで変わるのは悲しい」

etc...

無数にある負け犬の遠吠えは見苦しい。

 

消費者

AI作品は抜けない」

AIの絵って個性ないんだよな」

AI絵嫌い」

という感想共感できる。

 

でも売れているAI作品存在して、生成AI表現をしているクリエイター一定の評価地位を獲得しているのだ。

AI負け犬感情論で古い価値観を押し付けて、玉石混交の中で新しい表現が生まれていることから目を背け自分の汚い汗を詰めた瓶にこそ価値があるのだと叫ぶ。

 

「私の作品は無断学習禁止です」

誰もお前の絵なんか学習素材にしねーよ、ボケ

老害は早く消えろ。

Permalink |記事への反応(1) | 05:15

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2025-05-28

随意契約に対するイメージが悪すぎる

俺は特別国家公務員随意契約専門家でもあるんだが、近頃ウチでもソトでも随意契約が悪しざまに扱われすぎており驚いている。

この増田は、随意契約に対する身内の過剰な拒否反応、随意契約をさせないことそのもの目的とするような会計監査院の指摘、メディァの暴走、これらについて示威の句を熱くするものである

最初にハッキリ言わせてくれ随意契約でない契約行為、その最たるものである一般契約は全くロクなものではない。あえて言おう、カスであると!

中華製の意味不明商品契約行為をするに値しない適当業者反社会的勢力の介入、スパイ目的しか思えないほどのダンピング意味不明な連中が次々にやってきては「おで、同等品売ってる、おでの商品、安い、同等品申請したい、ウィンウィン、お前、嬉しいか?」と余計な仕事を持ち込んでくる。

玉石混交などではない、今は亡き農林水産アントワネット皇女も「パンピーカスどもが石塊まみれのごみを持ち込んで困っている」と苦言を弄していたが、まさしくこれまさしく、あえて言おう、カスであると!

ほんま、一般契約アカンで。

安かろう悪かろう、怪しかろうヤバかろう、バカ野郎コノヤロー解散だあー底辺だあー。

日本という国を支えているのは随意契約制度なのだ

随意契約をしているから、国家が存続しているのだ。

うわべの公共性を守るための一般契約など、予算の枠組みを守るためのゼロ調整と同じこと。

本末転倒の愚行である

Permalink |記事への反応(0) | 19:39

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2025-05-17

結局太い実家インナーサークル正義

親戚が死んだ。

米国軍人と結婚してたから遺族年金的なやつで暮らしてた。

現地の送金担当してくれてた友人さんに亡くなった連絡したら口座には500万くらいあるらしかった。

その相続が全くわから弁護士を探してたんだけど、なんか色々疲れてしまってタイトル感想になった。

まず国際弁護士の伝手もないのでネット検索するしかなかったんだけど二択まで絞って選べず、片方はゴリゴリSEO対策しててキラキラ価格帯(友人がこれ系の仕事してるから話には聞いてたけどすごい)、もう片方は初回相談できるか問い合わせたらHPの料金の二倍提示してきたしTwitter実名垢でスマホゲーRTしてた。

ここで疲れてしまった。

弁護士選ぶごときで、と思われるかもしれないけど溢れそうなコップの最後の1滴みたいな。

弁護士に限らずだけど玉石混交の中でポッと出の人間って「信頼できるリソース」にアクセスするチャンスが著しく低いよなーって思うことが最近特に増えた。

自分の親は上京組で、都内私立中高一貫→都内国立大に行かせてもらったんだけど地縁血縁がない状態で今の東京ハードモードだと感じる場面が多くて(中高の縁でprivilegeを享受する側にも置いていかれる側にもなったし、大学では上京組たちのがっつき感に馴染めなかった)

今回もその既視感感じてしまってどうでも良くなってしまった。

正しい場所に辿り着くためのエネルギー負荷が大きすぎてその前に諦めてしま

1%富裕層エンパイア作ってるって話聞くけど作ってる方はさぞ気持ちいいんだろうな

で、99%の貧困層自分が何か少しでも他人を叩ける要素を持ってたらここぞとばかりに誇示して自分は恵まれてると確認したがるまでセット

疲れた

Permalink |記事への反応(1) | 16:41

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2025-05-14

anond:20250514155011

有名人Youtuberチャンネル殆どが下らないゴミだけど、有名ではないけど本業別にあって専門知識を持っている系のチャンネルが増えたのはよかったな。

もちろんその中でも玉石混交で、人気のチャンネルでも実際の知識が古かったり専門家ぶってても専門性の怪しいのも少なくないけど、見る価値があるものは増えた。

Permalink |記事への反応(2) | 22:20

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2025-04-17

Twitterイラスト投稿し続けて

Twitter(現X)では年齢性別職業わず様々な人が日々様々なイラスト投稿している。

※以下自分語り


私も例に漏れTwitterイラスト投稿している。なぜ、投稿しているかと言うと承認欲求を満たしたい、絵で食っていきたいからというのが根底にある理由だと思う。最近だと自分創作したものを見て人が笑顔になってくれればそれで良いと思っている。

(フォロワー8人なうえ6人が絵にすら無反応なので人が見てくれるもクソもないが少なくとも高校時代の友人と顔も知らないめっちゃ良い絵を描くFFには超謝謝)

導入が長くなったが私がTwitterに絵を投稿し続けて苦しんでる様を綴っていこうと思う。





突然だが私は絵が上手い。

自意識過剰とかプライドが高いとか思われるかもしれないが実際上手い。

なぜなら美大芸大に進学する生徒が6割の高校に通っていたからだ。現在美大芸大にいる人は「ああ、あの高校ね」となるだろう。(私は美大を目指していたが受験期に自殺未遂したりメンタルが終わっていたため諦めた)

もちろん受験時の倍率も高かったので受かった時にはもうプライドエベレスト傲慢勘違い人間の完成だ。

早速Twitterアカウントを作りタグをつけ絵を投稿した。

いいね

そりゃそうだ。顔のパーツもぐちゃぐちゃ、バストアップの絵なのに一瞬で破綻してるとわかる体、構図もキモければ背景もない。「小5です!」と言ってイラストをあげてる小学生の方が上手かった。

この時点でエベレスト級だったプライド富士山くらいには削れた。

その後Twitterアカウントは3ヶ月も経たずに消した。

また私はその高校では下から数えた方が早いくらい絵が下手くそだった。

私はデッサンが凄まじく嫌いでサボりまくってた癖に同級生デッサンを見ては落ち込みまくっていた。もうこの時にはプライド海抜0m地点くらいにはなっていた。


プライドが削られまくり謙虚かも」くらいになった頃、今度はTwitterイラスト友達作りて〜!(あわよくばバズってセイキン画像張り合いて〜!!金欲しい〜!!)と思い新たにTwitterアカウントを作った。以前から嫌悪していた、〜と繋がりたい系タグも使いお迎えに行ったりRTしまくったりした。滅茶苦茶に媚びを売りまくった。繋がったあとも「素敵です。」「ここめっちゃ上手」とか心にも思っていないリプをしたりRTをしていた。

結果どうなったかと言うと

凄まじく疲れた

どんだけプライドが削られようと琴線に1度も触れない良いとも思えないもの好意的な反応を送るのはひたすらにしんどい。そのうえ相手からいいねすら貰えないことなんてざらにある。FFなのにだ。義務なんてないのだから当たり前なのだが当時の私は未熟すぎて結構傷ついていた。

自分が良いと思って繋がりたいタグ投稿いいねして、フォローして相互になりたいと思った人とは相互になれず、ワンチャンあるかもと思い感想を引RTやリプで書いてもそんなワンチャンあるわけない。(このワンチャン精神は正直良くないと思う)

またTwitterお絵描き界隈にいる人はわかると共感するかもだが、あの界隈凄い競争を感じる。多分これはハンドメイド3DCGなどの物作り界隈全部にあるのだろうがアニメ的なイラストを描いてる界隈は桁違いな気がする。めっちゃ怖い。そんだけイラスト描く人がいるってことなんだろうけど。(イラスト代行bot見てみ?玉石混交なのに4万フォロワーおるで!?ぎょえ〜!!!!!!)

こうして2個目の公開絵垢も1年経たずに闇に葬り去った。


その後も絵垢を作っては消しを繰り返した。両手じゃ数え切れないほどに。

ここまで読んだ人は忍耐力雑魚と思うだろう。その通りで私は忍耐力が雑魚だしメンタルも弱い。絵垢作っては勝手人間関係に疲れ絵を描く義務感に勝手に押しつぶされてを繰り返していた。

このままだとただでさえおかしい頭がもっとおかしくなると思いTwitter距離を置いた。(とは言いつつ高校友達と繋がってる鍵垢にこもっていたが)

この間に友人と展示会などをして気づいたことがある。


面と向かって言われる感想って火力が高い


ということだ。

これは好意的感想でも否定的感想でもどちらも嬉しい。まず作品に興味を持って作った人に直接感想を伝えてくれることは慣れていないとかなりの勇気必要だ。自分の作った作品の前で「良いね」と呟いてくれるだけでも嬉しいのに「これの作者ですか?」って話しかけてくるなんて、もうたまんないね

私は車が出てくるアニメーションを展示したことがある。その時の来館者の1人が「この車に具体的なモデルはあるんですか?」とか「車、めっちゃ気合い入ってますね」とか言われたことがある。

もう頭の中がお祭り騒ぎ。ヒュージャックマンシルクハットをかぶり歌い始めた。

この時からTwitterでもらういいねなどに対する執着が少し薄くなったような気がした 。

また、友人が行っていたグループ展に行った時に気に入った作品が1つあった。その作品の作者と私は完全な初対面だ。作品の作者は在廊していたため私は感想を伝えに行った。

するとその作者は笑いながら「ありがとうございます。」と行ってきた。私はそれを見た時とてつもなく嬉しくなった。

表情が見えるのが良いのか、声色が分かるのが良いのか。どうして嬉しくなったのかは分からないがこれはTwitterのどの数字にも変えられない。(正直Twitter空リプとかでも感想貰えると滅茶苦茶嬉しい)

私はこの経験から苦しむのは絵を描いてる瞬間だけで良いのだと気づいた。遅すぎる2年もかかった。


話は少し逸れるが私はTwitter大気圏を突き抜ける超高層展示場だと思っている。しかもこの展示場エスカレーターしかない

1Fはフォロワー数も多くこの人が描いたというだけで価値がつく人(望○けい先生、さい○うな○き先生la○k先生など)

入口入ってすぐのところにいるので多くの人に見られて評判もすぐ広がる。

そっから上に上がるとフォロワー数も知名度も下がっていく。フォロワー数が少ないとRTされることも少なく下の階に行くのはなかなか厳しい。タグという名の重しをつければ限度はあるが下の階の人にも自分の絵を見せることはできる。

けれどエスカレーターいくらあっても200、300と登っていく人は少ないだろう。そうするとそもそも見られること少ないかないことになる。これじゃあRTどころかいいねもされない。

私はこう考えることによって諦めがつくようになった。

見られていないんだからしょうがないか〜と。

心が軽くなった。





終わり

正直、創作活動って滅茶苦茶に苦しい。精神科通いなのはこれのせいかなと思いながら、今も私は新しい絵垢を作りTwitterに絵を投稿し続けている。最近はせっかく作った作品タブレットパソコンの中でただの数字集合体として腐っているのは勿体ないなと思うので投稿している。(あわよくば沢山の人に見て欲しい)

以前とは違いかなりマイペースに続けられていると思う。遅筆なため投稿頻度も低い。けどかなり楽しい。絵と向き合う時間が増えたため前よりもっと絵が上手くなった。

でもまだインプレ数が少ないと届いてないか〜という気持ちにはなる。

依頼とかもしてみたい気持ちがあるため11月コミティアが終わったらSkebとかすきまで募集してみようと思う。それまでは自分の好きなものを作りたい。


余談

これは二次創作の話になるがもう何年も前にサービス終了したグリムノーツというゲームキャラクターを描きAfterEffectでアニメーションをつけて投稿したらファンの方が沢山反応してくれて嬉しかった。まだ好きな人ちゃんと残っていて感動した。

Permalink |記事への反応(1) | 08:01

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2025-03-12

東京婦人科難民になってる

タイトルのとおり、自分に合う病院東京で探すのが本当に難しい。今通ってるところは頼んでもいない検査が必ずセットで入ってくる。しかもその検査をするっていう説明もなくて本当に勝手検査してる。下手にクレームをつけたらあとで何があるかわからないと思って黙ってるけど、信頼はできなくなる。お医者さんも経営が大変なのはわかるけど、毎回、こちらが症状を訴えてもいないことで検査をするのって、それこそ今問題になってる無駄医療費が増える一因なのでは、とも思う。こっちとしては余計なお金を払わされるのが辛い。その病院は、仕事帰りでもぎりぎり開いてるってことと、予約制で待ち時間がそんなに長くはないってこと、通勤経路の範囲にあるってことで通ってる。検査によっては血がちょっと出るけど、お医者さんの外科医としての腕はわからない。受付の人とか看護師さんたちはそれなりに真面目に仕事をしてくれてる感じだけど、受付で診察券出してもトンチンカンな応対してくることがあって不安になる。あと、昔、漢方を処方されたときは、体に合うか診察しながら様子を見るでもなく、一回目以降はずっと同じ薬の処方箋を出し続けられた。

前に通ったところは、余計な検査をされることはなくて、患者の話を聞いてくれるような、まあまあよいお医者さんだったように思うけど、とにかく待ち時間が長かった。半日とかザラ。予約制ではないので、受付時間以降に名前書いて、そのまま待つか、いったん外に出かけたり家に帰ったりして待つ。家が近い人はいいかもしれないけど、自転車で30分くらいのところだったので、通うとなると天気が悪いときとかはしんどかった。ちなみにバスとか電車とかだとうちからちょっと難しい場所にある。

そんなわけで、できればほかの病院に通いたい。でも病院情報ってなかなかネットでは得られない。口コミ玉石混交で役に立つものは限られている。情報はあふれているけど、多いだけでほとんどは自分にとってゴミ。雑音だらけで必要情報にたどり着くのにすごい労力を要する。近所にそんな話を聞ける知り合いもいないし、仕事の同僚は住んでる場所全然うから持ってる情報が違う。とは言え、選べるだけマシな環境とも言えるのかもしれない。数がなければあるところに行くしかないだろうし。

誤診が少なめで、高圧的じゃなくて、患者の話をある程度聞いてくれて、余計な検査をしなくて、余計な薬を出さなくて、予約制の有無はともかく待ち時間が1時間程度、って贅沢な条件なんだろうか。贅沢なんだろうな。

Permalink |記事への反応(2) | 09:09

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2025-03-05

そもそもGoogle検索すらしてこなかった原人たちが、GPTを触ることなどありえない

情報を探すことすらせず、ただ時の流れに身を任せ、わからないことは「誰かが教えてくれるまで待つ」──そんな人たちが、今さらAI活用できるわけがない。

最近、周囲で「GPTってすげーよな!」と騒ぐ人たちをよく見るようになった。でも、それはもともとGoogle検索活用していた層の話だ。彼らは検索の面倒くささや、玉石混交情報を取捨選択する手間を知っている。だからこそ、「GPTなら一発で答えが出る!」という利便性に感動する。

だが、そもそもGoogle検索すらしてこなかった層、つまりわからんことがあっても自分で調べることすらしない」人たちにとっては、GPTがどれだけ便利だろうが関係ない。

彼らの思考回路はこうだ。

「誰かに聞けばいい」

「調べるのが面倒」

「なんとかなるっしょ」

こういう人たちに「GPT使えば?」と言ったところで、

「え、なにそれ?」

別に困ってないし」

「使い方わかんない」

で終わる。

情報探索の習慣があるかないか──これが、GPTを使う人と使わない人を分ける決定的な違いになっている。

情報を調べるという行為は、一種の「知的筋トレ」だ。

Google検索すらしない人たちは、この筋トレ放棄してきた。そして、筋力のない人間バーベルを渡しても「こんなの重くて持てない」と言って放り出すだけだ。GPTは便利だが、「情報探索の基礎体力」がない人間にとっては、ただの意味不明な箱に過ぎない。

まるで火を怖がる原人のように、彼らはAIという知的な炎を遠巻きに見ているだけだ。

おそらくこのまま、世の中は二極化していく。

GPTを使い倒し、さら知的生産力を高める層

いつまでも人に頼り、情報リテラシーが停滞する層

未来を握るのは、情報を探す力を持つ者だけだ。

さあ、あなたはどちら側の人間か?

Permalink |記事への反応(1) | 12:18

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