
はてなキーワード:構造物とは
やっと本性を出したようだな。
お前みたいに、論理と煽りを区別できねぇ奴が、ネットを腐らせてんだよ。
「尿と言いたいだけの変態」? 笑わせるな。
俺が言ってるのは「放尿」じゃねぇ、「自己放尿」だ。
つまり、己の未熟な感情と妄想を垂れ流して悦に浸る、知性の退行現象のことだ。
お前の反論はまさにその典型例で、論理の欠如と羞恥心の欠如のダブル放尿だよ。
俺が論理の講釈をしてるように見えるのは、お前が論理的思考という概念を理解できてねぇからだ。
暗闇の中で光を見た猿が「火だ!魔法だ!」と叫ぶのと同じ構図だ。
そもそもな、「尿」という単語に反応して話の本筋を忘れる時点で、お前の知性は議論のテーブルにすら着いてねぇ。
俺はそれを冷徹に観察して、拭く気もねぇ。
コンクリートの引っ張り強度評価は、コンクリートの設計や品質管理において非常に重要です。「コンクリートは圧縮強度に比べて引っ張り強度が非常に低い」ため、引っ張り強度の評価は特に構造的な考慮が必要です。
以下、コンクリートの引っ張り強度を評価する方法と関連するポイントについて説明します。
コンクリートの引っ張り強度を評価するためにいくつかの方法がありますが、代表的なものは以下の通りです。
引っ張り試験では、コンクリートの試験体(通常は円柱形や立方体)に引っ張り荷重をかけ、破壊が起こるまでの最大荷重を測定します。しかし、コンクリートは引っ張りに対して非常に脆いため、試験体の製造や荷重のかけ方に難しさがあります。このため、引っ張り試験はあまり普及していません。
コンクリートの引っ張り強度を評価するための最も一般的な方法の一つは、三点曲げ試験です。この方法では、コンクリートの小さな梁(例えば、100mm×100mm×400mmのサイズ)を三点で支え、中央に荷重をかけて曲げます。破壊が起こった際の荷重を記録し、そこから引っ張り強度を計算します。
また、コンクリートの引っ張り強度は、間接的に求める方法もあります。例えば、破壊引張試験や二点曲げ試験などがそれにあたります。これらはコンクリートが破壊される前に、引っ張り強度を計算するために用いられます。
引っ張り強度は直接測定するのが難しいため、一般的にはコンクリートの圧縮強度から引っ張り強度を推定する方法が使われます。圧縮強度が分かれば、以下のような関係式で引っ張り強度を推定できます。
•Ft:引っ張り強度
コンクリートの引っ張り強度は、建物や構造物におけるひび割れや破壊のリスクを評価するために重要です。コンクリートは圧縮に強い一方で引っ張りに弱いので、引っ張り強度が低いと、構造にひび割れが生じやすくなります。これにより、構造物の耐久性が低下する可能性があります。
引っ張り強度に影響を与える要因には、次のようなものがあります。
• 水セメント比:水セメント比が低いほど引っ張り強度が高くなる傾向があります。水分が多すぎるとコンクリートの強度が低下します。
• 骨材の品質:骨材の種類や品質が引っ張り強度に影響を与えます。特に、骨材の粒度分布や表面状態が影響します。
• 硬化温度と湿度:コンクリートの硬化温度や湿度が引っ張り強度に影響を与えるため、適切な養生が重要です。
• 添加剤:コンクリートに添加剤を加えることで、引っ張り強度を改善することができます。例えば、ポゾラン材料や超高性能コンクリート(UHPC)など。
コンクリートは引っ張り強度が低いため、外部から引っ張り応力が加わると、ひび割れが発生しやすくなります。したがって、引っ張り強度が不十分な場合、コンクリートの耐久性や使用寿命が短くなる可能性があります。
コンクリートの引っ張り強度評価は、構造設計や品質管理において非常に重要であり、直接的な引っ張り試験よりも間接的な評価方法がよく使用されます。また、引っ張り強度を適切に管理することで、コンクリート構造物のひび割れや破壊を防ぎ、耐久性を高めることができます。
その辺は、当代最もまともなフェミニストである古川直子先生の本を読むとええで
https://note.com/kyoto_up/n/n3c8131ef76df
性的マイノリティやフェミニズムというテーマについて、近年かつてないほど急速に社会的な関心が高まりつつある。その一方で、セックス/ジェンダーという用語が何を意味するのかという、概念的レベルでの理論的な検討作業は長く停滞している。90年代のポスト構造主義フェミニズムの台頭によって、社会的な性別であるジェンダーのみならず、生物学的な事実としてのセックスもまた社会的構造物でしかないという見方が出現した。本書はバトラー、フランス唯物論フェミニズム、ケスラー/マッケンナの性別二元論を批判的に考察し、その問題点を明らかにする。これによって90年代以降停滞していた当該領域における概念的枠組みを刷新することを目指す。
そうかな?そうかも……
コンクリートは、主にセメント、水、骨材(砂、砕石など)から成り立っています。これらをミキサーで混ぜる理由は、コンクリートを均一で強固なものにするためです。具体的には、各材料を正確な割合で混ぜることで、強度が高く、持ちこたえられるコンクリートを作ることができます。
1.セメントと水が反応
セメントは水と混ぜると化学反応を起こし、水和反応が進んで固まります。この反応によって、コンクリートが徐々に硬化していきます。この反応が進むことで、セメントの粒子が結びつき、強度が増します。
2. 骨材の役割
骨材(砂や砕石)は、コンクリートに強度と耐久性を与えます。コンクリートの中で、骨材同士が接触し、セメントがその間を埋めることで、全体として強固な構造を作り上げます。
ミキサーを使って混ぜるのは、セメント、水、骨材が均等に混ざるようにするためです。もし混ぜ方が不十分だと、コンクリートにムラができたり、硬化が不均一になったりして、強度が落ちる可能性があります。
4. 硬化
コンクリートは、時間が経つとともに硬化します。ミキサーで混ぜた後、一定時間内に打設して形を作り、その後水和反応が進むことで固まります。硬化する過程で、最終的には非常に強い構造物になります。
要するに、コンクリートは「セメントと水が反応して固まり」、ミキサーで混ぜることでその反応が均等に行われ、強固で丈夫なものになるわけです。
コンクリートに川石を混ぜることにはいくつかの影響があります。川石は、自然に丸みを帯びた石なので、通常の砕石(角ばった石)と比べて特徴が異なります。これがコンクリートの性能にどう影響を与えるか、具体的に見ていきましょう。
川石を混ぜることでの影響
1. 結合性の低下
川石は自然に丸みを帯びているため、表面積が少なく、セメントとの接着力が弱くなることがあります。普通、コンクリートの強度はセメントと骨材がしっかり結びつくことで高まるのですが、川石の表面が滑らかだと、その接着力が弱くなり、結果的にコンクリートの強度が低くなる可能性があります。
2.流動性の向上
川石は角が取れて丸みを帯びているため、通常の砕石よりも滑らかで、コンクリートミキサー内での流動性が良くなることがあります。これにより、コンクリートが練りやすくなり、作業性が向上することがあります。特に、大きな構造物やフォームが複雑な形状を持つ場合、流動性の向上は有利になることもあります。
3.密度の低下
川石は砕石に比べて密度が低いことが一般的です。これにより、コンクリートの密度が若干低くなる可能性があります。密度が低いと、コンクリートの重量が軽くなり、その結果として耐荷重性能が若干落ちることがあります。ただし、これはあくまで微妙な影響です。
4. 仕上がりの美しさ
川石は見た目が滑らかで美しいため、外観が重要な用途においては、装飾的な役割を果たすことがあります。例えば、エクステリアの舗装や decorative concrete(装飾用コンクリート)などでは、川石を混ぜることで視覚的に優れた仕上がりになります。
5. 凍結耐性への影響
川石を使うと、水分保持能力が異なる場合があり、これがコンクリートの凍結融解に対する耐性に影響を与えることがあります。丸い川石よりも、角張った砕石の方が水分をしっかり保持し、硬化後にその水分が凍結して膨張しないようにするため、凍結融解に対する耐性が若干高くなることがあります。
まとめ
川石を混ぜることでコンクリートの強度が若干低下する可能性がありますが、その分、流動性が向上したり、美しい仕上がりになったりするという利点もあります。用途によって、どちらのメリットが重要かを考慮することが大切です。例えば、建物の基礎など高い強度が求められる部分では、川石よりも角のある砕石を使う方が適しているでしょう。しかし、装飾的な舗装や美しい外観を求める場合には、川石が有効に働くことがあります。
みなさんお気に入りの重量物輸送屋さんがあると思いますが、ぼくはシンプルに巨大で重い物を運ぶという点を重視しています
オランダ語でマンモスを意味するMammoetが大好きでした、スイスのアウトドアブランドMAMMUTはドイツ語ですが特に関係はありません
コーポレートカラーは赤、企業ロゴはマンモス、かつてのモットーはThe biggest thing wemoveistime
Mammoetなんて知らないよという方もいると思いますが彼らのレガシーの一つを恐らく知っていると思います
2016年11月29日、人類史上、最も重い地上構造物の5日間、330mの旅が終わり
NSC(New Safe Confinement )は、チェルノブイリ原子力発電所4号機の老朽化した石棺を覆い、向こう100年の安全を約束しました
長さ165m、幅260m、高さ110m、重量3万6200tの巨大なパイプ車庫の様なNSCの移設を担当したのがMammoet
ギネスにも登録されている地上で最も巨大な自走式機械のBagger293が1万4200tなので2.5台分ぐらいです
また、Bagger293は、クローラーで自走するため車輪を用います
しかし、NSCの移設に車輪は用いられていません(移設に使用する油圧ポンプの電源が乗っている架台には、キャスターが付いています)
車輪が発明される以前の重量物の輸送はコロでした、コロより前は、引きずっていました、そう、最も原始的な方法で人類史上、最も重い地上構造物の移設が行われたのです
Mammoetが移設に用いたskidding systemは、skidding track、skid-shoeで構成され理屈は原始的であるけれど現代の技術が使われています
まず、skidding trackを目的地まで敷設します、モジュラー化されているのでレゴのようにどんどん繋いでいきます、skidding trackの上面にはテフロン製のブロックが設置されています
その上に、skid-shoeが乗ります、底面はステンレス鋼で、ステンレスがテフロンの上を滑ります
skid-shoeには、油圧シリンダーが連結しており油圧でskid-shoeを押し出します、ストロークが最大まで達するとskid-shoeがskidding trackに固定されます
そして、シリンダーが最小まで縮んだ後にシリンダーがskidding trackに固定され、skid-shoeのロックが解除され、再び押し出す準備が整います、尺取り虫みたいに動きます
車輪は偉大な発明で移動に欠かせませんが超重量物に耐えるには、数を多くして圧力を分散する必要があります
NSCの移設においてはスペースと荷重の問題でskidding systemが採用され、skid-shoeの耐荷重は700t、これを116台、8万1200tのキャパシティです
skidding systemは単純ですが簡単では有りません、116台すべてをミリ単位で同期させる必要があり左右58台ずつに分かれ間は260m離れているため機械的に接続することもかないません
ぼくは、この増田を書きました、読みづらい文章を読んでくれた方ありがとうがざいます
最後まで読んでくれた人の中には、ある疑問をもった人がいると思います
海にはパワフルな作業船があるけど陸上ではどうするの?海から運んできた重量物はどうやって運ぶ?港までどうやって運んできたの?
これらを解決するのがMammoetを始めとする重量物輸送を専門にしている会社でありskidding systemです
skidding systemは、全てがモジュラー化されているので運ぶ対象に合わせて柔軟に組み替えることでき、ジャッキアップも可能です
もちろん、他にも方法がありクレーンを用いたりもしますが長くなるでやめておきます
日本は、FPSOや巨大な海洋構造物の建造から一歩引いているのであまり縁がないですが中国や韓国、ベトナムなどアジアにも彼らが出張ってきます
この分野は、欧州の独壇場です、欧州を神聖視する必要は全くないですが彼らの地力は失われていないと思います
大陸ゆえでしょうか、巨大な物を扱うことに長けています、しかし、この業界、アメリカが案外大したことありません、何もかもスケールの大きい国なのにちょっと不思議です
また、2020年に重量物輸送マニアに衝撃が走った気がしました
イギリスのALEがMammoetの傘下に入ったのです
Mammoetは現在、SK6000という最大吊り上げ能力6000tの陸上最大のクレーンを保有していますがこのSKシリーズを開発していたのはALEです
Mammoetはskidding systemやSPMT(Self-Propelled ModularTransporter)など重量物の輸送に強みを持っていますがクレーンはそこそこな感じ
そこにSKシリーズを持ち大型クレーンに強いALEが合流し世界最大の重量物輸送会社が誕生しました
規模だけでなく様々な技術を持つ非常に強力な会社です、ただ、一つ失われたことがあります
The biggest thing wemoveistimeというモットーです
これがWe helpthe world to grow safely, efficiently andmove to amore sustainable futureに変わりました
(世界が安全に効率的に成長し、より持続可能な未来へと向かう手助けをします)
The biggest thing wemoveistimeは吊りフックに懐中時計がかけてある画像と共にPRされました
https://encrypted-tbn0.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcRzXwLr0fgFj-KBlEuiZ4uJ7J9QFcW5byYQSA&s
強靭な吊りフックに子供でも持ち上げられる懐中時計がかかっています、一見、とてもアンバランスでおかしいのです
しかし、それは重い物を吊る、運ぶ、単純な脳筋に思われがちな仕事を、それだけが自分たちの仕事ではないと
われわれはトータルソリューションを提供するのだという強い意志を感じる素晴らしい物でした
だから、個人的にThe biggest thing wemoveistimeがなくなったことが残念でした
大好きから好きぐらいに変わりました
Youtubeで「ジョンと穴 (John and theHole)」という映画の動画が流れてきたので見てみた。
裕福な家庭に生まれた13歳のジョンが父母と姉を実家の裏の薮にあるコンクリートの竪穴に監禁するという話である。竪穴は映画の中ではbunkerとだけ呼ばれ何なのかは説明されないのだが、コンクリートでできた深さ5メートルぐらいの切り立った構造物で、未完成のシェルターや貯蔵庫とかなのかもしれない。ジョンの家庭は郊外の森の中にある大豪邸に住んでおり、ジョンと家族の関係は表面上は問題がないが、食卓の会話にはやや不穏な雰囲気が漂う。ある日ジョンは睡眠薬で家族を眠らせ、彼らを穴に放り込む。数週間の間、最低限の食料と水を穴の上から家族に与える一方で、ジョンは車を運転したりジャンクフードを食ったりといった逸脱を繰り返して、、といったあらすじである。
理不尽なスリラーで、話の唐突さや説明不足も相まって映画の評価自体はネットで見る限りそれほど芳しくなかったりする。ただ私にとっては、自分の中にかつて存在し、今もおそらく心の奥で消えていないだろう、家族に対する鬱積した気持ちや衝動を思い起こさせる作品だった。
四人家族の中で弟というのは、何かと雑に扱われる。兄や姉は両親や祖父母にとって特別な存在であるが、弟はそうではない(と少なくとも本人は何かにつけてそう感じる)。子供の時の数歳の違いは精神的にとてつもなく大きく、兄や姉には理屈で圧倒的にやり込められるしかない。兄には腕力でも全くかなわない。父親や母親の存在はそれにも増して絶対的であり、つまりは、自分は他の家族に対して圧倒的に劣った存在であり、自分の要求はなにも通すことができず、自分の不満は何一つ聞き入れられず、常に惨めな思いをするのである。
振り返れば、私の家族は私に対して十分に愛情深く、いま自分自身が親になった視点で考えてもおかしな育てられ方ではないのだが、それでも尚、私自身がそう感じていたのは紛れもない事実である。家族の行楽の行き先には自分の意見は聞き入れられない、見ていたテレビ番組について思ったことを話すと軽く揶揄されるといった、ただそれだけのことが毎日続くことでダメージを受けていたのである。
映画の中で象徴的なイメージとして示された、切り立ったコンクリートの壁は、弟である自身とそれ以外の家族の間に存在する絶対的な力の差であるように私には感じられた。弟である私は、常に切り立った壁の下の側にいて、家族3人から見下ろされているのだ。見下ろしている彼らは、そこに高低の差があって私を見下ろしているということすら自覚してない。私を見下ろすことが彼らの日常だからだ。そして彼らは私を穴の中に置き去りにして、上の世界で勝手気ままに楽しんでいる。
映画のジョンのように、私にも機会と手段があれば、両親と兄を穴の中に落としたのかもしれない。彼らは穴の中に落ちて、初めてそこに穴があったこと、切り立ったコンクリートの壁の絶望、壁の上から自分を見下ろす視線に気づくだろう。彼らは私に何か言うだろうから、それを私は聞き入れてやってもいいし、時には無視もするかもしれない。私は下にいる彼らに対して彼らが必要とするものを与えてやるだろう。そして私は切り立った壁の上で、彼らがそれまでにやっていたように、自分が思い望む好きなことをただ楽しむのだ。
まず確認だ。君はいまだにXを使っているというのか?それは「自己放尿」と同義だ。
公共空間に自己の低劣な衝動を撒き散らし、承認欲求という糞尿にまみれて悦に入っている。それがXにおける日常だ。
何が情報インフラだ。何がポスト・トゥルース時代の言論空間だ。現実は、便所の落書き以下のノイズが増幅されているだけだ。
人間とは本来、他者と共鳴し合うことで社会を形成してきた動物であり、レビナスの他者性によって己の輪郭を確定する存在だ。
マスクはその最も基礎的な倫理的構造を欠いている。彼が信じているのは、人間の感情を収益構造に変換するアルゴリズム経済だけだ。
つまり、人間の魂をRT数と広告インプレッションに変えるだけの自己放尿機械だ。
そして、忘れてはならない。Grokというマスク傘下の生成AIが、ナチ的発言を平然と行っていた事実を。
我々はハンナ・アーレントの「悪の陳腐さ」という概念を思い出すべきだ。
日常化された悪は、意図的な加害者ではなく、思考停止した事務官たちの手で遂行される。
Xを何も考えずに使い続けるという行為は、その「事務官」に他ならない。お前はナチスの列車を運行した技術者と何が違う?快適だから?便利だから?笑わせるな。
ユダヤ教的倫理の根本にあるのは、「トーラーに従って他者を尊重する」という構造だ。つまり、言語やメディアは、神の創造の道具であるべきだ。
にもかかわらず、Xは人間の衝動を煽り、言葉を毒に変える。これはユダヤ的価値観から見て明確な背教であり、偶像崇拝に近い。アルゴリズムという名の金の子牛を拝む儀式だ。
今後起きることは明白だ。ネットワーク外部性によって一時的に成立していたこのプラットフォームは、その本質的な非倫理性と脱人間性により、持続不可能になる。
どの合理的主体もこんな場に自分の人格を曝け出すことは望まない。少しでも健全な倫理感覚があれば、自己の名誉と魂を守るために、Xを離脱するしかない。
一人の人間が踏み出す「利用停止」は、アルゴリズムへの抵抗である。そして、それはバベルの塔のような愚かな構造物が、内部から崩壊していく契機にもなる。
君が今すぐやるべきことはただ一つ:アカウントを削除しろ。そして自己放尿をやめろ。社会的排尿を止めることから、言論の自由は再出発できる。
春からここ4ヶ月ほど、仕事が山場を迎えてしまい、月金はほぼ24時前後の帰宅という状況だった。
で、まだまだあるものの、一山超えて休暇が取れそうだったので、この3連休に1つ足して4連休として、そのうちの3日を二泊三日の旅行に充てることにした。
自分はJREバンクに口座を持っており、どこかにビューーーン!の割引優待があるので、行き先はJR東日本に決めてもらう。
どこかにビューーーン!は自分で選んだ4候補の中から最終的にJR任せになるのだけど、東北、秋田、山形、上越、北陸のうち、上越・北陸の候補に当たりやすい配分になっているらしく、今まで2回して新潟・長野だった。
なので、今回も新青森、秋田、盛岡、上田の候補で応募したときに上田になるかもと思っていたが、果たしてそうだった。
まあでもこの候補も「どれが当たっても観光できそうだ」というところだったので、割引率とかは深く考えずに上田を楽しむことにした。
とはいえ、上田に関しては真田幸村と別所温泉くらいで自分的に刺さる「コレ」といった目標がなかなか出てこない。
長野の人は真面目だそうだが、新潟の「バスセンターのカレー」とか長岡の「松田ペットの謎看板」みたいな、ちょっと変な名所を面白がっていくようなところはあっても良いように思う。
まあともかく、1日目は上田城と柳町を見学、2日目は別所温泉、3日目は街ぶらしながらお土産選びでもしようとなった。
東京駅から新幹線に乗り、12時頃に上田駅に到着、7月の上田は低温サウナのような蒸し暑さだった。
現地の温度計を見ると36℃。
あまり動き回りたくもなくなるようなとんでもない暑さだけど、昼食は上田でとるつもりで駅弁も食べてなったので、当地の名物であるあんかけ焼きそばをたべに日昌亭に向かう。
さすが上田は山間の街である、遠景には緑の山が聳え立っている。
14:30ランチタイム終了の日昌亭に13:30に到着したのだが、住宅街の中にあるのに、店内は待合が5〜6組ほどいて、「暑すぎで街では人見かけなかったのに、みんなこんなに焼きそば食うために外に出てきたんか」という光景であった。
しばらくして席に着くと、あんかけ焼きそばが出てくる。
柔らかさを残しながら揚げ焼きにしたような麺に、野菜とチャーシューが乗った餡がオン。
味は一口食べて「めちゃくちゃうまい!!」という感じではないが、毎日食べても飽きそうにない優しい味であった。
ご当地焼きそばというのは結構面白いので、あったら食べるようにしている。
腹ごしらえもすんで上田城へ。
上田の駅に降りてから至る所で六文銭を見かけるので、上田の人たちにとって真田氏は大きな存在なのだなあと感じる。
あまり戦国マニアではないので、楽しみ方がわからなかったのだが、だいたい土足厳禁なことが多いやぐらに靴のまま気軽に上がれるのは良かった。
上田城は戦国時代、城の東に川が流れており、攻撃しずらい立地であるようだった。
上田城内は今は真田神社となっていたので参拝。別に勝負事をしているわけではないが、もしもの時、日本一の武士のご加護があるやもしれない。
日本家屋が並ぶ風流でこぢんまりとした通りなのだが、ここには日本酒ランキングサイトSAKETIMEで3位に輝く信州亀齢の酒蔵がある。
あまり全国に流通しないそうで、安定して買うならここなのだそうだ。
お土産にカップ酒でもあれば買いたいところだったのだけど、カップ酒はやめてしまったそう。
自分で瓶を買うほど飲むタイプでもないので、ここは見学だけして帰ることにした。
お土産や兼観光センターのようなところで休んでいたら、見たことあるキャラクターの木彫りが。
そういえばという感じなのだが、上田は映画サマーウォーズの舞台となったところらしい。
映画で描かれている日本の夏の原風景のような田舎町ってこの辺りなんだな。
一旦、ホテルルートイン上田グランデにチェックインして、夕食は上田名物の美味だれ焼き鳥にすることにした。
にんにくと野菜と醤油ベースのタレにドボンと漬けて焼き鳥を食すもので、ネットで調べたら、うまい店は上田駅構内にあるとのこと。
ホテルも近いし良いじゃないかということで素直に上田電鉄脇の焼き鳥屋に。
五本串を頼んだのだが、美味だれという振りかぶったネーミング、駅ナカという立地でありながら、ちゃんとうまい。
上田の暑さで汗をかいたので、塩味がしっかり効いている鶏肉が舌に嬉しい。
さらにここでは地酒が飲めるので、先ほど見送った亀齢を飲むことに。
甘さがあってしっかりした味わいだけど、不思議と飲み飽きることがなく、優しくバランスの取れた味わいだった。
上田に行ったら是非飲んでみるべきだと思う。
日本酒ずきは買ってもいい。
この上田電鉄ホームもサマーウォーズにバッチリ描かれがれている。
ローカル線の車窓から見える青と緑の光景は「イメージの中の日本の田舎」という感じで、これが見れるなら上田に来るなら夏の方が面白いのかもしれない。
本当に暑いが。
多分43℃以上は確実にある。
あつい中で熱い温泉に浸かって結構タフだったので、日の出食堂で馬肉うどんを食べることに。
馬肉の味もしっかりしているし、卓上の七味唐辛子ともよく合う。
この別所温泉では外湯3つを制覇するつもりだったので、日の出食堂すぐ向かいの石湯に直行。
別所温泉をでて温泉町の方を歩いていくと、遠景の山の中に日本家屋の壁が1枚だけ起立しているような不思議な構造物が見えるのだが、これは常楽寺隣にある別所神社の神楽殿であり、ここから別所温泉の街を一望できる。
都会暮らしではなかなか見ない立派な藁葺き屋根の常楽寺を見た後は下山して、最後の外湯である大湯へ。
3つの外湯の中では最も大きく、内風呂と露天の2つの湯船があるのだが、果たしてここもしっかり熱湯なのだった。
炎天下で歩き回った上に熱湯に3連続で浸かるのは、かなりの荒業だったようで、筋トレしすぎた時みたく膝の力が抜けたような感じになってきた。
エネルギーの枯渇を感じたので、上田駅に戻ってガッツリしたものを食べて栄養補給をすべく、駅前の上田から揚げセンターへ。
ここでもやはり美味だれがバッチリかかった唐揚げ定食をいただいた。
最終日の3日目は特にやることがないが、お土産探しと、地元のスーパーなどを見学すべく街ブラ。
地元スーパーのツルヤはフロアがだだっ広く、キノコの種類が豊富。
お土産はというと、駅前の大正ロマン溢れる門構えのみすず飴本舗でみすずあられと、自分用にジャムをいくつか。
前回、長野に来たときにみすず飴は一度買ってきていたので、もう一品気の利いたものがないかと調べると、エトワールという洋菓子店のものが良いらしく、向かってみる。
店内に入ってリーフパイなどを物色していると、マダムがアロンディールというくるみとアーモンドの焼き菓子を激推ししてくる。
ちょっと圧倒されながら、そこまでいうならと購入。
マダム曰く「宣伝に余計なお金を使ってないのよ」ということらしく、なので知る人ぞ知るという感じなのかもしれない。
その後、地元の銭湯に入ってみたく、街を歩いていると、坂道でチャリの脇におっちゃんが警察に囲まれており、「転けたんかな」と思いながらそばを通りすぎるとおっちゃんが警察に囲まれながら「何みてんだメガネ、◯すぞ!」といきなり音を出すなど、不思議なアクシデントがあってちょっとびっくりした。
空が少し曇って暑さが和らぐ中、地元の銭湯で熱めの湯に浸かり、最後にあまりの美味さに駅ナカの美味だれ焼き鳥をリピートして新幹線に乗った。
出発前はどう楽しんだものかと思ったり、暑さにやられたりしたが、目に沁みるような夏の自然と、食べ物の旨さ、上田はなかなか良い街であった。
皆さんも機会があったら夏の日本の原風景を見に、ぜひ上田を訪れてみてはいかがでしょう。
以上となります。
この言葉を理解すると、最近増えた自称「エンジニア」がまったくエンジニアでないことがわかる。
テクノロジーとエンジニアリング、一見似たような言葉で、実際英語でもあまり使い分けられていないこともある。
しかし、例えばSTEM分野という言葉がある。science、technology、engineering、mathematicsの略だが、このようにまとめる場合は、別に語呂のためにテクノロジーとエンジニアリングを分けているわけでなく、ある程度ニュアンスの違いが存在する。
その違いとは、簡単に言えば、「テクノロジー」がイノベーション、「エンジニアリング」が設計、コントロールに主眼をおいている点だ。
新しいサービスやアプリケーションを開発して、ビジネスや生活の変化をもたらすのがテクノロジー。
既存のシステムの中でより細かい分析や設計の洗練を通して、有形無形のネットワークや構造物をより強固に、効率的にと開発するのがエンジニアリング。
つまり、「エンジニア」というのは本来、きちんと工学を学んで、robustnessやefficiencyを定量的に評価し、設計に用いることのできる理系のみを意味する。
工学部も出ておらず、要件どおりのソフトウェア開発をしたり、webサービスでスモールビジネスを起こすだけの自称エンジニアは、ただのテクニシャンである。
日本はかように言葉をいい加減に使い、歴史・学問の積み重ねを粗雑に扱うから、学術的な衰退が止まらないのだ。
嘆かわしいことだ。
西暦2425年。人類が火星への最初の入植地を建設してから既に2世紀が経過していた。
人類の火星移住計画は、22世紀初頭の核融合技術の確立によって大きく前進した。2112年、実験用核融合炉を搭載したマーズ・パスファインダー号の成功は、それまでの化学推進に頼った火星探査に終止符を打った。6ヶ月を要した地球-火星間の航行時間は、わずか30日に短縮された。
続く30年間で、極軌道上に建設された補給基地と、ヘラス平原の地下氷を利用した最初の居住モジュールが、火星移住の基盤を築いた。しかし、本格的な入植の始まりは、2167年のアルテミス計画からだった。オリンポス山麓に建設された第一居住区は、直径2キロメートルの実験都市だった。わずか200人の入植者たちが、火星の地に人類の新たな歴史を刻み始めた。
転機となったのは、2210年代に実用化された量子重力エンジンだった。惑星間航行時間は10日程度まで短縮され、大規模な移民が可能になった。同時期に確立された火星軌道上での資材製造技術は、巨大ドーム建設の夢を現実のものとした。
現在、火星の人口は800万人を超え、その大半が巨大ドーム都市で生活している。
今ではオリンポス山麓に建設された第三居住区は、七つの主要ドーム都市の一つだった。直径8キロメートルの半球型ドームの内部には、研究施設や居住区画が同心円状に広がっている。ドームの外殻は、ナノファイバー強化複合材で作られた三重の放射線シールドに守られ、その内側で2万人の人々が暮らしていた。
ドーム内の気圧は地球と同じく1気圧に保たれ、酸素と窒素の比率も地球大気と同様だった。ドーム外の火星大気は、2世紀に及ぶ大気改造計画にもかかわらず、まだ人間が直接呼吸できるレベルには達していない。しかし、気圧は徐々に上昇を続け、現在では180ミリバールまで回復していた。
火星の空は、かつての濃紺から薄い紫がかった青へと変わりつつあった。太陽は地球で見るよりも小さいが、大気中の細かい赤い砂が夕暮れ時に魅惑的な光景を作り出す。オリンポス・ドームの最上階に位置するコナーの研究室からは、果てしなく広がる赤い荒野と、地平線上にそびえる人工のドーム群を見渡すことができた。
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この基地が完成してから7年。コナーはその間、火星の地質考古学調査に従事してきた。彼の担当は30万年前以降の比較的新しい地層だった。
基地のモニターに映る火星の地表は、いつもと変わらない赤茶けた風景だった。アカデミア・シティからの自動探査機が送信してくる地形データを、コナーは黙々と分析していた。探査機は永久磁気シールド型核融合炉で駆動し、量子結晶メモリに記録されたデータを定期的に送信してくる。毎秒1000テラバイトの情報が、サブスペース通信網を通じて基地に届く。単調な作業に目が疲れてきた頃、画面の片隅に違和感を覚えた。
ホログラフィック・プロジェクターが起動し、問題の地域の立体モデルが浮かび上がる。体積投影型ディスプレイは、1立方メートルの空間に10の12乗ボクセルの解像度で地形を再現した。一見すると何の変哲もない窪地だが、等高線の配置が妙だった。
新しいデータレイヤーが追加され、地下構造が可視化される。地表から1500メートルの深度で、完全な円環構造が検出された。高分解能スキャンは、その形状が誤差0.002%以下の幾何学的な正確さを持つことを示していた。高さ100メートル、直径3000メートル。自然の浸食過程では決して生まれ得ない精度だった。
今週で3度目の依頼だった。先週は地下水脈の磁気共鳴データ、その前は地殻歪みの偏極解析。どれも彼女の専門からすれば些末な案件だったが、コナーは機会があるごとに彼女の意見を求めていた。
研究室の陽圧制御システムから、微かな空気の流れが聞こえた。隣室の実験区画で作業していたエレーナ・ヴォルコワが視界に入る。火星の0.4Gのもとでも、彼女の動きには無駄が一切なかった。
宇宙空間での長期滞在に適応した新世代の人類の特徴を、彼女は完璧に体現していた。身長170センチの細身の体躯、低重力環境で進化した長めの四肢。火星の磁場分布図が映し出されたHUDバイザーの向こうで、琥珀色の瞳が冷たく光る。
どこか硝子質の透明感を帯びた顔立ちは、火星生まれの第二世代に特徴的な骨格を持っていた。地球の重力下では脆弱に見えるかもしれないその姿も、火星では完璧な適応を示していた。黒髪は実用的な長さで、研究室での作業を妨げないよう的確にまとめられている。
「何を見つけたの? 先週の地下水脈の件なら、結論は出ているはず」
彼女の声には感情の起伏がなかった。エレーナにとって、コナーの頻繁な呼び出しは明らかに研究の中断を意味した。だが今回は、本当の発見があった。
「違う。これを見てほしい」コナーは新しいデータセットを共有した。「この磁気異常。明確な周期性を持っている」
エレーナのHUDが新しいデータを受信し、自動的に解析を開始する。彼女の眼差しが変化した。普段の冷淡な表情に、わずかな興味の色が浮かぶ。コナーは何度もその横顔を観察していたので、その微細な変化を見逃さなかった。
「確かに異常ね」彼女は数値を確認しながら言った。その声音には、いつもの事務的な調子の下に、かすかな緊張が混じっていた。「通常の熱残留磁化とは全く異なる特性パターン。位相空間で見ると...」
彼女の指先が空中で踊り、ホログラフィック・インターフェースを操作する。データは新しい次元で再構成され、複雑な相関パターンを描き出した。コナーは、その手の動きを目で追った。普段の彼女なら、こんなにも集中して他人のデータを分析することはなかった。
その言葉とは裏腹に、彼女の指先は既に火星全域の磁場データベースにアクセスし、比較解析を開始していた。第三居住区の量子コンピュータネットワークが、膨大なデータを処理し始める。
コナーは密かに満足した。エレーナが自発的に30分の時間を提供するのは異例だった。普段なら5分以上の時間も与えてもらえない。この発見が単なる地質学的な異常ではないことを、彼女も直感的に理解したに違いない。
「位相空間での対称性が特異すぎる」エレーナが静かに告げた。「自然現象としては、統計的に有意な偏りがある」
彼女の指先が再び動き、新しい解析結果が表示される。三次元の相図が、奇妙なアトラクターを描き出していた。その形状は、カオス理論で知られる古典的なパターンとは明らかに異なっていた。
コンピュータは瞬時に応答した。結果は3.47。自然界で観測される値としては、明らかに異常だった。
「表層の風化度と堆積物の分析からすると...」彼は一瞬ためらった。「少なくとも50万年」
エレーナの指が止まった。彼女はゆっくりとバイザーを上げ、コナーを直視した。「それは確実?」
再び沈黙が訪れる。研究室の環境制御システムの微かな唸りだけが、空間を満たしていた。
「50万年前」エレーナが囁くように言った。「その頃の火星は...」
「ああ。まだ大気があった」コナーは彼女の思考を追った。「液体の水も存在していた可能性が高い」
「でも、その時期の人工物なんて...」
エレーナの声が途切れる。彼女の瞳に、普段は決して見せない動揺が浮かんでいた。コナーは、このチャンスを逃すまいと素早く続けた。
「ピーク・スペクトル解析をしてみないか?磁場変動と構造物の配置に、何か相関があるかもしれない」
エレーナは黙ってうなずいた。30分の約束は既に45分を経過していたが、彼女はそのことに言及しなかった。量子コンピュータに新しい解析コマンドが入力される。
結果は、彼らの予想をさらに超えていた。磁場の変動パターンは、構造物の幾何学的配置と完全な整数比の関係を示していた。自然の営みが生み出せるような偶然の一致ではない。そこには、明確な意図が刻み込まれていた。
「これは...」エレーナの声が震えた。「人工的な磁場制御システムの痕跡かもしれない」
コナーは彼女の横顔を見つめた。火星の考古学的発見で、エレーナがここまで動揺を示したことはなかった。彼女の専門である磁場研究が、突如として人類の知らない文明の痕跡と結びついた瞬間だった。
「発掘許可を申請する」コナーは決意を込めて言った。「君も加わってくれないか?」
エレーナは長い間黙っていた。研究室の窓から差し込む夕暮れの光が、火星の大気を通して赤く染まっている。遠くに見えるドーム群の輪郭が、影を濃くしていた。
「...承知したわ」
その返事は、いつもの冷淡さを完全に失っていた。
歴史的城郭の居住性を検証するにあたり、まず注目すべきは建築様式の根本的な差異である。
日本城郭の特徴的な天守構造は防衛機能と居住空間の調和を追求した結果であり、姫路城の事例では現代的な居住要件を満たす設備が確認される。
対照的に中世ヨーロッパ城郭は軍事要塞としての性格が強く、初期の居住環境は極めて厳しい条件を強いられた。
中国における城壁都市「城中村」の事例では、歴史的遺構と現代的生活環境の融合が課題となっている。
姫路城の事例が示すように、近世日本の城郭建築には驚異的な居住性向上の工夫が凝らされている。
現存天守の調査によれば、1階と2階に50畳規模の大広間を配置し、採光には高窓を採用するなど、現代建築にも通じる合理性が認められる。
特筆すべきは水回り設備で、地下に9ヶ所の厠(トイレ)を配置し、中庭に独立した台所を設けるなど、衛生面への配慮が戦国時代の技術水準を凌駕している。
犬山城周辺の城下町ではグルメスポットが密集し、彦根城では「ひこにゃん」を中心とした観光インフラが整備されるなど、現代的な生活利便性と歴史的景観の調和が達成されている。
江戸城の事例では、都市計画に基づくインフラ整備が「住環境部門1位」の評価につながり、城跡を中心とした都心開発の成功事例となっている。
中世ヨーロッパ城郭の初期形態は実用性よりも防衛機能を優先した構造であった。
ドイツの古城改装事例では、600平方メートルの居住空間に現代的なリフォームを施す過程で、冬季の極寒(室温8℃)や夏季の高温(40℃)といった物理的制約が明らかになった。
フランス・リヨンの事例では、歴史的城郭を活用した都市開発が進み、公共交通機関と美食文化の融合が居住環境の質的向上に寄与している。
建築技術の進化に伴い、ノイシュヴァンシュタイン城のような19世紀の城郭では暖房設備や採光技術が改善された。
ウィーン市の事例が示すように、歴史的建造物の保存と現代的生活インフラの整備を両立させる都市計画手法は、ヨーロッパ全域で模範とされている。
ただし、中世城郭の構造的制約を完全に克服するには至っておらず、歴史的価値と居住快適性のバランスが継続的な課題となっている。
中国・鄭州市の「城中村」研究が明らかにしたように、歴史的城壁内の居住区画では交通利便性とコミュニティ維持が両立する独特の生活様式が発達している。
上海の都市開発事例では、日本式マンション管理手法が導入され、教育機関や医療施設の充実が居住環境評価を押し上げている。
この傾向は丸亀市の事例とも共通し、城下町の歴史的景観を保全しつつ、子育て支援策や災害対策を強化する「持続可能な城郭都市」モデルが形成されつつある。
城郭の居住性を評価する際には、建築学的特性と社会経済的要因を統合的に検証する必要がある。
姫路城のケースでは、防衛設備(隠し部屋・多重門)が現代のセキュリティ基準を先取りする機能を有し、「設備部門1位」の評価を得ている。
これに対し、カルカソンヌ城(フランス)やホーエンツォレルン城(ドイツ)は観光資源化に成功したものの、歴史的構造物の改修制限が居住機能の向上を阻害している。
経済的持続性の観点では、松江城(島根県)の事例が示唆的である。
現存天守を核とした観光振興が地域経済を活性化し、結果的に周辺不動産価値の上昇をもたらした。
この現象はモンサンミッシェル城(フランス)の事例と相似しており、文化遺産の保全と経済的便益の両立が居住環境改善の原動力となっている。
日本城郭の気候適応技術は世界の建築史において特筆すべき成果である。
犬山城の「後堅固」構造は断熱効果と通風を両立させ、夏季の快適性を確保する。
彦根城の事例では琵琶湖の微気候を巧みに利用し、防御機能と居住快適性の統合を達成している。
ドイツ古城の居住体験記録によれば、暖炉1基で広大な広間を暖房する非効率性が指摘され、居住者の健康リスク要因となっていた。
現代のリフォーム事例では断熱材の導入や床暖房の設置が進むものの、歴史的建造物の改修規制が技術導入の障壁となっている[5]。
歴史的城郭の現代的な活用事例が示すように、居住性向上の取り組みは世界的な潮流となりつつある。
ウィーン市の事例では、歴史的城郭を包含した都市計画が「世界で最も住みやすい都市」評価につながり、文化遺産と現代的生活の融合モデルを提示している。
中国・厦門市の事例では、城壁遺構を活用したエコタウン開発が進み、伝統的建築様式とスマートシティ技術の統合が試みられている。
日本における最新の動向では、丸亀城の城下町再生プロジェクトが注目を集める。
地元産食材を活用した学校給食制度と伝統的町家の改修を組み合わせた施策は、歴史的景観の保全と子育て環境の改善を同時に実現している。
このような多角的アプローチは、城郭を核とした持続可能な都市開発の新たな可能性を示唆している。
総合的検証の結果、現代基準で最も居住性に優れた城郭は日本の姫路城と結論付けられる。
その根拠として、
(3)防衛設備が現代セキュリティ要件を先取りしている点が挙げられる。
ヨーロッパの城郭は歴史的浪漫に優れるものの、構造的制約から居住性改善に限界がある。
中国の城郭都市は急速な近代化の中で新たな可能性を秘めるものの、歴史遺産と現代インフラの調和が未完である。
今後の課題としては、城郭建築の歴史的価値と現代的生活要件の統合手法の確立が挙げられる。
日本とヨーロッパの事例を比較研究し、気候適応技術や防災システムの知見交換を進めることで、歴史的建造物を活かした持続可能な居住モデルの構築が期待される。
橋梁は重要構造物となり、5年に1回の定期点検が義務付けられております
定期点検により緊急通行止め(激やば)、要補修(早めに直さないと落ちるぅ)、要経過観察(次はやばくね)、健全(10年先までは大丈夫)に分けられます
緊急はほぼなくて、要補修、要経過観察が多いのですが、要補修でも残念ながら予算が足らずに補修できていない自治体がほとんどだと思います
このため、落ちる橋も近々出てくるかもしれませんね
また、理想の話をすれば要経過観察の時点で、施設の延命化する工事が行い、数年に1度延命化工事を続ければ、10年~20年などの長期間で見た費用を最小限に出来るかもしれないという
LCC(ライフサイクルコスト)という概念を建設、維持管理に導入することになってますが、先述した予算の都合によりなかなかうまくいっていないのが現状です
コンクリート自信なくしたニキです。ご指摘を色々いただいたので再度追記します。
特に、https://anond.hatelabo.jp/20250215185611は諸々直接的かつ詳細に指摘いただいたので、当方分かる範囲で諸々調べなおしました(勉強し直しのいい機会となりました。)
当方の記載も誤りや厳密でない記載多数含む思いますので、必要な指摘はぜひしていただくべきかと思います。
とはいえ、全体的にそこまで間違ってなくね!?とも思っているので、必要な追記をすることにしたいと思います。
当方の下記記載についてご指摘いただいたものと理解しています。
こちらですが、ご指摘いただいた通り、英語の"concrete"は形容詞として「具体的な」を含む意味を持っています。また、語源としてラテン語の言語は「ともに成長する(growntogether)」、「混合された(compounded)」という意味を持っているようです(アイルランドコンクリート協会)。
他方で、当方記載の趣旨は、前段のアスファルトコンクリートの記載も踏まえて、名詞の"concrete"が通常「セメントコンクリート」を指し、「アスファルトコンクリート」を指さないことを記載することでした。その点では、ケンブリッジディクショナリーでもA.M_NevilleのConcrete_Technology(p.2の"Whatis concrete?"参照)でも、名詞の"concrete"としてセメントと水、その他を混ぜて作るコンクリート=セメントコンクリートを特に注釈なく記載し、asphalt concreteなどは特段言及がないので、おそらく日本と同じ状況かなと思います。そのため元文はあえて修正しなくていいかと考えています。
ここはすいません、追記前の最初の記事から、提示いただいた(1)-(3)の3点(ただし(3)の2文目以降の鉄筋腐食の話を除く)は記載していたので、何をご指摘いただいたのかよくわかりませんでした。
最初の記事のこの部分では、(元々の本題の補足ですでに長い文章だったこともあり)鉄筋コンクリートのメリットだけを説明するにとどめました。仮に鉄筋腐食の記載がない点でご指摘をいただいていたのであれば、コンクリート工学の試験はこういうとこで減点されるんだな、と長年の疑問が氷解した次第です笑。
この点は機序について認識が足りておらず、とても勉強になりました。鉄筋付近のコンクリートの中性化が進行することが先で、その後に鉄筋が腐食する、という機序と理解しました。一応調べたところ、実際にそのような記載がある論文がありました。(これのp.8とか)
他方で、アルカリ=塩基性で保護がなされているうちは腐食は生じないとしても、別の要因(凍害やアルカリシリカ反応(アルカリ骨材反応))でひび割れが進行し、(コンクリート構造物全体としては中性化が進行しなくとも)ひび割れ付近が中性化することで、局所的な腐食が生じうるため、元の記載のひび割れ→鉄筋腐食→ひび割れの拡大、という順序になることはありうる(ソース:農林水産省 1.コンクリートの主要な劣化と特徴、劣化要因の推定方法の例えば参1-9 や参1-10)ので、100%間違えているわけでもないかな、と考えています。
修正も考えましたが、論文を執筆しているわけでもないし、「ひび割れ補修が重要」程度を伝えるのなら、先に中性化の話をするよりも今の流れのほうが読みやすいので、そのままにすることにしました。より適切な内容はいただいたご指摘やこちらの記事で記載しましたしね。
マンションの補修などを考えている方は、これを機会に一般向けでよいので関係する本を読むと、適切かつ網羅的な知識が得られるのでそちらをお勧めします。(自分の記事ではそんな重大な責任は負えないです笑)。
(追記)あと、別の方に、体積収縮によるひび割れも力学的な現象、とご指摘いただいていました。異論はないですが、これは補足をいただいたものと理解しています。
こちらは、自分も書いた後に読み返していて、ほかの要因もあるし断定しすぎかなぁと思ったのですが、すべての要因を挙げてもきりがないし、ここではアスファルトとコンクリートの固まるまでの時間までの期間の差を強調したかったので、今の記載にしました(自分は材料屋だったので)。せめて「値段もアスファルトのほうが安いなどの理由もあります。」くらいの記載にすべきだったな、と反省しています(が、ここまで指摘いただき自分でもエクスキューズしておいてそんなチンケな修正しても仕方ないので今のままにします)。
とはいえ、こちらのセメント協会の資料(特にp.3)を読むと、「自動車社会の到来で、緊急的な道路整備の必要性が生じるとともに、石油化学工業が発展して大量・安価なアスファルトが生まれたことで、施工・補修が容易で施工費が安いアスファルト舗装のメリットにより、アスファルト舗装時代が到来した」という趣旨の記載があるので、ざっくり現代日本にアスファルト舗装が多い理由を説明するなら、これが一番正解に近いのでは、と思いました。
こちらは自分もへぇーと思って読みました。既存建築物の6割は100年超、というのは驚きでした。
こちらは、自分の「自己充填コンクリート(高流動コンクリート)」の話を補強してくださっているんだと理解しています。
自分がなれなかったコンクリート界のスティーブジョブズに、なってもらえる若者が登場することを切に願っています。
自分の記事がまさかこんなにバズって、いろんな方に読んでいただけるとは思っておらず、いろいろな方のご指摘を含めてとてもうれしかったです。
まさか10年越しに、土日をつぶして、コンクリートの論文や参考資料と格闘する羽目になるとは、何が起こるかわかりませんね。厳密な記載を心がけようとすると、どれだけ調べないといけないのか…研究者の方には本当に頭が下がります。
自分の大学の講義に対する成績は碌なもんではなかったので、その点は修正しません。お察しの通りその後に大学院でコンクリート工学を修めており、その際の研究はどっぷりとはまり込んだので、その時の自分を裏切らないためにも、少々時間をかけて追加で調査をしてみた次第です。
(追記)あと、別の方に、コンクリ-ト・セメントが強アルカリで取り扱いには注意が必要、という点をブコメで補足いただいていました。これはすごく大事な指摘だと思います。セメントは手に付けたままだと手に穴が開くほど強アルカリですし(実際に怪我した方もいるようです)、セメントの粉じんも肺を炒めます。取り扱いにはくれぐれもご注意を・・・。
ここまで読んでいただくのは相当ご関心をもっていただいた方だと思うので、改めて本当に感謝したいと思います!
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