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はてなキーワード:根拠とは

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2025-11-24

anond:20251124131619

国連憲章51条を理由に、台湾集団的自衛権行使できると言いたいんだと思うけど…

 

台湾1971年国連決議国連の席を失っていて、加盟国じゃない。だから台湾けが攻撃された場合、それを理由に「日本国連51条を根拠集団的自衛権を使う」ってのは無理筋になる。

アメリカもだいたい同じで、相当に強硬姿勢と、怪しいロジックを使わないと、台湾に対する武力での介入は難しい。

Permalink |記事への反応(1) | 16:26

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anond:20251123032650

🟦アメリカ病院には「病院LINE」相当の仕組みがある

📌結論

アメリカの中規模以上の病院は ほぼ必ず

スマホ向けに次のような機能を持っています

患者へのメッセージ配信SMS /WhatsApp / 専用アプリ

個別病気教育動画自動配信

手術前・検査前・退院後の動画ガイド

医療デマに対する公式否定説明

まり

Tさんが言っていた 「病院からLINE動画と正しい情報を送れ」

という仕組みはアメリカではすでに普通 です。

🟩 特徴①:治療前に“必ず”動画が送られる

例:がん患者外来に来る

検査の前に見る動画

抗がん剤副作用動画

・手術の説明動画

自動スマホに送られる。

患者は「ノルマ」として視聴する。

これは説明標準化 と 誤解防止 のため。

🟧 特徴②:医療デマ対策チームが存在する

多くの病院に Misinformation Task Force(誤情報対策部門) がある。

やっていること:

SNS誤情報監視

誤情報自然療法・治療否定陰謀論)を見つけたら即座に否定

「○○という動画で言われている□□は根拠なし」と公開

患者向けに“誤情報リスト”を提供

病院公式動画デマ反論

まり

近藤誠内海医師レベルの発信は即座に否定される構造

🟦 特徴③:病院内に「患者教育センター」がある

名称は PatientEducation Center / HealthEducation Library。

やっていること:

病気別の動画を大量に制作

再生リスト化(がん、心臓糖尿病精神疾患など)

図解資料アニメーション・Q&A

患者家族24時間アクセス可能

誤情報の訂正コンテンツもここに含まれ

アメリカでは

医療教育である

という考え方が徹底されている。

🟥 特徴④:病院は「情報発信部署」を正式に持つ

医療科学コミュニケーター

医療ジャーナリスト

広報専門スタッフ

動画編集チーム

SNS運用チーム

これが病院内に存在する。

医師がやるのは医療

教育広報プロ担当する。

まり日本みたいに

職人医者)が説明広報まですべてやる」

という構造ではない。

🟩 特徴⑤:患者は“病院情報”を信頼する文化

誤情報よりも

病院が送ってくる動画資料が「標準」であり、

そこで初めて治療判断に入る。

からデマが入り込みにくい。

🔥 総まとめ(超短縮版)

アメリカ

病院情報の中枢

誤情報病院が即反論

病気動画自動配信

患者はまず病院動画を見る

外科医説明を丸投げしない

日本

病院広報がない

医者が全部説明職人状態

誤情報を訂正する部署存在しない

近藤誠内海放置

患者YouTube流れる

Permalink |記事への反応(0) | 15:25

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anond:20251123032650

🟦アメリカ病院には「病院LINE」相当の仕組みがある

📌結論

アメリカの中規模以上の病院は ほぼ必ず

スマホ向けに次のような機能を持っています

患者へのメッセージ配信SMS /WhatsApp / 専用アプリ

個別病気教育動画自動配信

手術前・検査前・退院後の動画ガイド

医療デマに対する公式否定説明

まり

Tさんが言っていた 「病院からLINE動画と正しい情報を送れ」

という仕組みはアメリカではすでに普通 です。

🟩 特徴①:治療前に“必ず”動画が送られる

例:がん患者外来に来る

検査の前に見る動画

抗がん剤副作用動画

・手術の説明動画

自動スマホに送られる。

患者は「ノルマ」として視聴する。

これは説明標準化 と 誤解防止 のため。

🟧 特徴②:医療デマ対策チームが存在する

多くの病院に Misinformation Task Force(誤情報対策部門) がある。

やっていること:

SNS誤情報監視

誤情報自然療法・治療否定陰謀論)を見つけたら即座に否定

「○○という動画で言われている□□は根拠なし」と公開

患者向けに“誤情報リスト”を提供

病院公式動画デマ反論

まり

近藤誠内海医師レベルの発信は即座に否定される構造

🟦 特徴③:病院内に「患者教育センター」がある

名称は PatientEducation Center / HealthEducation Library。

やっていること:

病気別の動画を大量に制作

再生リスト化(がん、心臓糖尿病精神疾患など)

図解資料アニメーション・Q&A

患者家族24時間アクセス可能

誤情報の訂正コンテンツもここに含まれ

アメリカでは

医療教育である

という考え方が徹底されている。

🟥 特徴④:病院は「情報発信部署」を正式に持つ

医療科学コミュニケーター

医療ジャーナリスト

広報専門スタッフ

動画編集チーム

SNS運用チーム

これが病院内に存在する。

医師がやるのは医療

教育広報プロ担当する。

まり日本みたいに

職人医者)が説明広報まですべてやる」

という構造ではない。

🟩 特徴⑤:患者は“病院情報”を信頼する文化

誤情報よりも

病院が送ってくる動画資料が「標準」であり、

そこで初めて治療判断に入る。

からデマが入り込みにくい。

🔥 総まとめ(超短縮版)

アメリカ

病院情報の中枢

誤情報病院が即反論

病気動画自動配信

患者はまず病院動画を見る

外科医説明を丸投げしない

日本

病院広報がない

医者が全部説明職人状態

誤情報を訂正する部署存在しない

近藤誠内海放置

患者YouTube流れる

Permalink |記事への反応(0) | 15:25

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anond:20251124121954

根拠のあるレッテルから・・・

Permalink |記事への反応(1) | 12:24

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anond:20251124113447

根拠レッテル張りする人って普段から言われてるワード使うんだよね。

Permalink |記事への反応(4) | 12:03

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北村晴男によれば薛剣氏は「逆上した習さんに説教され、責任を取らされている模様」

なお、根拠不明

彼も立派に日本保守党の一員になったんだね

Permalink |記事への反応(0) | 11:55

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anond:20251124103625

世論調査根拠に石破続投を擁護してたけど高市の高支持率にはだんまりしてる層ともかぶってそう

Permalink |記事への反応(0) | 11:01

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お気持ちを置いておく

新しい音楽を聴いて「これは好き!」「あまりピンとこない」と感じるのは自由なのだが、政治・経済社会を語る時に、音楽と同じような感覚お気持ちを発するのは違和感がある。

自分自身の反応を観察しても、ニュースを見た時に、いわば条件反射的に感情が動くことがある。

なぜかと考えると、大体は「事実認識が足りないから」「判断するだけの情報を持っていないから」ということになる。

物事判断するには情報必要で、それが足りなければ「勘」、それまでに蓄積してきた関連する物事から想起して、イメージ判断するという方法しか無くなる。

その直感ブーストするのが感情で、特に怒りや正義感嫌悪感などが、ただの勘を正しさに錯覚させる。

 

これを避けるには、まず感情を横に置いておいて、事実の整理を行うことが必要だろう。

たとえば、「現政権防衛費の増額を進めようとしている」というニュースがあり、「よく言った!」または「いや、ダメだろ…」という感情が生じるが、その根拠は何だろうか。

ここで考えるべきは、「現状で適切な防衛費はどれくらいなのか」という点で、これを数字的に説明できない場合、それは感情的な意見と言えるのではないか。(もちろん数字だけではなく、法制視点歴史認識など色んな視点があるだろうが、例として。)

もちろん、数字理解したとして、そこから個人判断は分かれる。地政学的なリスクを重視する人もいるだろうし、産業的な発展性を、国体を、国際協調を、国民感情と統率を重視する人もいるかもしれない。

しかし、少なくとも数字からの現状理解共通していれば、相手が何を重視しているか、そのポイント自分とはどう違うのか、またそれをさらに数値化して判断可能なのか?というように、論点が明確になる。

 

ありがたいことに、チャットAIはこうした現状理解をざっくり行うには最適なツールなので、まず聞いてみるということができるようになった。(もちろんチャットAI自体問題リスク別にあるが)

感情的な反応をいったん横に置いておいて、自分直感のみを信じず、情報を整理してみる。

これを積み重ねることができれば、少なくとも「認知に対するリテラシーが上がった」ということになるんではないか

Permalink |記事への反応(2) | 08:52

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anond:20251123103948

男性男性というだけで強者だった

という時代背景を無視するからじゃね

しか根拠が「弱者男性もいる」でしかなく、一部に弱者が居ようが大半は強者だし、

ゲタ履かせてもらった上で弱者なだけで、「君らイージーモードやったんやで?」っていうね

1面でゲームオーバーになったからってハードモードだったことにはならんのよ

Permalink |記事への反応(1) | 06:27

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anond:20251119092519

寧ろ不利になったんじゃねぇかな

中国は気にせんだろうけど

具体的な**ICJ判例引用箇所(逐語)**を示し、PRCの主張のどの部分がどの段落抵触するか精査をお願い。

では要求どおり、ICJ国際司法裁判所)の判例から「逐語(短い引用・25語以内)」を提示し、PRC中国)の各主張のどの部分がどの判旨(段落)と抵触するかを段階的に示します。

(注)ICJ判旨は事案固有の判断ですが、ここでは一般的権威ある法理として適用可能な箇所を引用対応させます重要な法的ポイントには出典を付けますので、対照参照してください。

まず:重要ICJ判旨(逐語引用・原文→日本語訳

引用は 25語以内 に制限しています出所併記します。)

ICJNicaragua v.United States, Judgment, 27June 1986)

英文逐語引用:“they thereforeaccept a treaty-law obligation torefrain ... from the threat or use of force.” iilj.org

日本語訳(意訳):「当事国は、条約上の義務として、脅迫又は武力行使を控えるべきことを受け入れている。」iilj.org

ICJ(同判決) —武力(威嚇)定義に関する逐語引用:“recourse to either the threat or the use of force against the territorial integrity or political independence ofanyState.” iilj.org

日本語訳(意訳):「いかなる国家領土統合性または政治的独立に対する威嚇あるいは武力行使への訴え。」iilj.org

ICJNicaragua判決武力報復許容範囲について)

英文逐語引用:“States do not have a right of 'collective' armedresponse to acts which do not constitute an 'armed attack'.” iilj.org

日本語訳(意訳):「国家は、『武装攻撃』に当たらない行為に対して集団的武力で応答する権利を有しない。」iilj.org

ICJ(Advisory Opinion: Legality of the Threat or Use of Nuclear Weapons, 1996)

英文逐語引用:“Thereis in neither customarynor conventionalinternational lawany specific authorization of the threat or use of nuclear weapons.” iilj.org+1

日本語訳(意訳):「慣習法にも条約法にも、核兵器脅迫使用を明示的に許す規定存在しない。」iilj.org+1

次に:PRCの主要主張と、ICJ判旨がどの点で抵触(あるいは制約)するか

PRC主張A:「台湾中国領土であり、統一中国の内政である

ICJの直接的“台湾領有判断存在しない(ICJ台湾領有を確定した判決はない)。また、国連総会決議2758は「中華人民共和国国連中国代表として回復した」と規定する一方で、決議文自体台湾主権帰属司法的に確定していない(文言解釈限界)。digitallibrary.un.org+1

該当ICJ根拠ICJ判例が示すのは「領土帰属は(歴史的権原・効果支配住民意思等の)事実的要素に基づいて判断される」という法理であり、単なる政治的宣言や一国内法(例:PRCの主張)だけでは国際司法上の領有確定を与えない(ICJ領土紛争事例の一般理論に相当)。Nicaragua 等は直接領有を扱っていないが、ICJ手法上記の要素を重視することを示す。iilj.org+1

結論(A):PRCの「台湾は法的に確定してPRCである」との一言主張は 国際司法ICJ)の基準から見て自動的な法的確定力を持たない。2758がPRC国連代表権を回復した事実はあるが、それは「代表権の帰属」を扱った政治決議であり、領土帰属司法的確定)とは別問題と解される。digitallibrary.un.org+1

PRC主張B:「必要なら非平和手段武力)も辞さない(反分裂国家法に基づく)」

該当ICJ根拠(直接的):Nicaragua判決は、国際法UN憲章 Article 2(4))に基づき「脅迫または武力行使」を禁止することを明確に示しています(上の引用1・2)。ICJはこれを条約上かつ慣習国際法として受け止め、原則的禁止規範(jus cogens 的側面も示唆であると述べています。iilj.org

さら重要な点:ICJ(および国際法一般)の立場では 「一国の国内法(例:反分裂国家法)は、国際法上の武力行使禁止などの義務免除しない」(国際法の基本原理国際法上の義務国内法で覆えない/ILCの条文等にも明記)。国連法務局+1

抵触点(B):

PRCの「国内法に基づき武力行使もあり得る」という主張は、ICJが示した国際的義務(威嚇・武力行使禁止)と直接対立する。言い換えれば:

ICJは「国家脅迫武力行使を控える義務」を確認しており、国内法が『武力行使を許容する』と定めていても、国際法上のこの義務免除するものではない。iilj.org+1

PRC主張C:「第三国(例:日本米国)が関与すれば相応の措置牽制報復)をとる」=威嚇は許される、あるいは正当」

該当ICJ根拠Nicaragua判決は、「国家武装攻撃に当たらない行為に対して集団的武力報復する権利を持たない」と明言しています(上の引用3)。また、ICJ(Nuclear WeaponsAO)は「脅迫武力使用がArticle 2(4)に反する場合違法である」と示しています。iilj.org+1

retorsion合法的外交措置)とcoercion違法強制)の区別国際法経済措置外交関係縮小といった「retorsion」は元来外交ツールとして許容する一方で、武力の威嚇や違法強制は許されないという線引きを持ちますICJ論旨の応用)。iilj.org+1

抵触点(C):

PRCが「第三国介入ならば軍事的な威嚇を含む強い報復をする」と明示する言動は、ICJ確認する『威嚇・武力行使禁止原則と衝突する可能性が高い。外交的抗議や経済制裁は国際政治範囲内だが、武力による威嚇や実行は国際法上の重大な障害を生む。iilj.org+1

最後に:簡潔な総括(司法的・法理的評価

台湾領有PRCの主張)について:UNGA2758はPRC国連における中国代表にしたが、それ自体台湾領有を国際司法上確定するものではない(司法的確定は別途、事実審理・ICJ判断必要)。digitallibrary.un.org+1

PRCの「国内法に基づく武力行使の可否(反分裂国家法)」**は、国際法UN憲章・ICJ判例)が禁じる「威嚇・武力行使」を自動的正当化するものではない。ICJは「脅迫武力行使禁止」を明確に述べており(Nicaragua 等)、国内法は国際義務を逸脱できない。iilj.org+1

第三国に対する軍事的恫喝ICJの法理と抵触する危険が高く、外交的圧力と武力威嚇の線引きが法的評価の鍵になる。iilj.org+1

参考・出典(主要)

ICJ, Military and ParamilitaryActivities inand againstNicaragua (Nicaragua v.United States), Judgment, 27June 1986. iilj.org

ICJ, Advisory Opinionon the Legality of the Threat or Use of Nuclear Weapons, 8July 1996. iilj.org+1

UN GeneralAssemblyResolution 2758 (XXVI) (25 Oct 1971) —text &解説(2758は代表問題を扱い、領有帰属司法確定しない)。digitallibrary.un.org+1

ILC / ArticlesonState Responsibility —「内法は国際義務違反正当化にならない」等の一般原則国連法務局+1

Permalink |記事への反応(1) | 05:47

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anond:20251124022737

面白い意見

そのポケモンストーリーは全く分からないんだけど、戦いに限定するなら、主人公が戦う理由は「使命感」だと思うな

その使命感ってのは、根拠なくていいと思う

根拠のない使命感、正義感主人公

使命感ないやつはそもそも主人公として描けないよ

理由なき使命感」が主人公には必要だと思う

Permalink |記事への反応(0) | 02:43

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【なぜ働くと本が読めなくなるのか】一番売れた新書への違和感

「なぜ働くと本が読めなくなるのか」2024年最も話題となった書籍の一つ。友人と話していると、同書は非常に危険な本だと話になる。新書からキトーに読んでいる気付かないのだが、マトモに読むと「半身で働く」という主張に至る過程論理の飛躍があるからだ。

加えて、三宅書籍モヤモヤするのは、彼女著作問題というより、出版業界全体が抱える“退行の空気”が透けて見える。本来批評とは対象を切り離し、構造を浮かび上がらせる作業のはず。「斜陽産業」の出版業界は、読者層を広げるために知的ハードルをどんどん下げ、「本にしなくてもいい内容」を巧みな営業戦略で売りまくる世界になってしまった。

論理構造より、“共感”や“エモさ”。そうした市場環境の中で、『なぜ働くと本が読めなくなるのか』のようなお気持ちエッセイが主流になるのは必然だ。

問題は、その本が社会構造分析をしているように見せかけながら、突然「本が読めないのは社会が悪い」という感情論ジャンプする点だ。書籍の大部分を占める読書社会人の近代史パート(9章くらいまで?)

はどう読んでも「半身で働く」の根拠になり得ない。提言だとしても、提言をするだけの根拠が前文には書いていない。。こうなると、構造を論じているようでいて、じつは個人感情物語に回収されているだけで、「社会がない」と批判されるタイプの語りに近い。

さらに「半身で働く」という提案は、階級的な前提をあまり無視している。映画花束みたいな恋をした」を引用して田舎出身労働者・麦くんが本を読めなくなっていく過程記述しているが、はっきり言って世の中の麦くん化している社会人に失礼だ。

現実に半身で働けるのは、富裕層家庭出身者、ホワイト企業勤務者、配偶者扶養に入れる人(その多くは事実上女性だ)など、ごく一部に限られる。つまり映画「花恋」でいうところのヒロインちゃんだけだ(親が大企業、都会に実家定職につかなくても生きていける、好きなことだけして生きていきたい)。

一般的労働者が週5日・フルタイム構造から抜けるのはほぼ不可能で、そんな生き方が“みんなが選べる選択肢”かのように語られると、不公平と言わざる得ない。

その社会構造自体おかしいと主張したいのであれば、大部分の都市サービス享受すべきではない。インフラを維持する人々の労働あってこそ、「半身で働く」ことは可能になるからだ。

そうした現実に目を向けず、都市部の特権けが享受可能理想論大衆に説く。ここにはグロテスクしか言いようのない欠陥構造がある。

また、三宅が語る「批評文体をひらく」も、実際には論理の緩和=読者への迎合になってしまっている。例えば、同じ言葉生業にするジャーナリズムでは誤りは許されない。5W1Hや誰が何を言ったかを間違えて報道すれば即座に批判殺到する。(近年のオールドメディアに対するヘイトはその裏返し。合っていて当然のものが一部フェイク化したか批判されている。そもそもフェイクや根拠不十分なら叩かれないで済む)

批評は「論証できないけど感覚で書く」が成立する世界でいいのか。かつてのジャーナリズム批判が担っていたのは理路整然の文章大衆に届けることではないのか。論理の飛躍があっても共感(=いいねが取れる)できるなら読者層を広げるために知的ハードルをどんどん下げてもいい。売れるなら「本にしなくてもいい内容」を本にしていい。これが国民知る権利を盾に商売をする出版業界で許されていいのか。

これは批評民主化ではなく、文化が“推し活”に吸収されていくプロセスだ。文化人が読者の機嫌を損ねない戦略を取ると、批評はどんどんお気持ち表明コンテンツへ変質していく。自分の好き・推し言語化するツール批評が成り下がると、推し肯定する言説しかまれなくなる。批評とは本来対象をそれ以外のものから切り離し、特異であることを浮かび上がらせる作業のはずだ。その点において共感を求めるスポーツ音楽ライブの一体感とは真逆にある。消費者感情におもねる批評でいいのだろうか。

出版とは、知を鍛える公共財だ。だからこそ独占的な販売方法が許容されている業界だ。しかし今は、情緒共感を売りにして市場縮小を乗り切ろうとしている。「共に賢くなる」ための活字文化が、「共感」のツールに成り下がっている。

批評論理を疎かにし、読者の気持ちに寄りかかり、階級現実曖昧になる。事実上「半身で働く」ことができない人々に対して、「半身で働く」特権階級のよさを説くというのは、パンがなければケーキを食べればいいと言っているのと同じだ。

批評共感同調を求めるものではない。徹底した差別化と切り離しの営みだ。

Permalink |記事への反応(0) | 01:00

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【なぜ働くと本が読めなくなるのか】一番売れた新書への違和感

「なぜ働くと本が読めなくなるのか」2024年最も話題となった書籍の一つ。友人と話していると、同書は非常に危険な本だと話になる。新書からキトーに読んでいる気付かないのだが、マトモに読むと「半身で働く」という主張に至る過程論理の飛躍があるからだ。

加えて、三宅書籍モヤモヤするのは、彼女著作問題というより、出版業界全体が抱える“退行の空気”が透けて見える。本来批評とは対象を切り離し、構造を浮かび上がらせる作業のはず。「斜陽産業」の出版業界は、読者層を広げるために知的ハードルをどんどん下げ、「本にしなくてもいい内容」を巧みな営業戦略で売りまくる世界になってしまった。

論理構造より、“共感”や“エモさ”。そうした市場環境の中で、『なぜ働くと本が読めなくなるのか』のようなお気持ちエッセイが主流になるのは必然だ。

問題は、その本が社会構造分析をしているように見せかけながら、突然「本が読めないのは社会が悪い」という感情論ジャンプする点だ。書籍の大部分を占める読書社会人の近代史パート(9章くらいまで?)

はどう読んでも「半身で働く」の根拠になり得ない。提言だとしても、提言をするだけの根拠が前文には書いていない。。こうなると、構造を論じているようでいて、じつは個人感情物語に回収されているだけで、「社会がない」と批判されるタイプの語りに近い。

さらに「半身で働く」という提案は、階級的な前提をあまり無視している。映画花束みたいな恋をした」を引用して田舎出身労働者・麦くんが本を読めなくなっていく過程記述しているが、はっきり言って世の中の麦くん化している社会人に失礼だ。

現実に半身で働けるのは、富裕層家庭出身者、ホワイト企業勤務者、配偶者扶養に入れる人(その多くは事実上女性だ)など、ごく一部に限られる。つまり映画「花恋」でいうところのヒロインちゃんだけだ(親が大企業、都会に実家定職につかなくても生きていける、好きなことだけして生きていきたい)。

一般的労働者が週5日・フルタイム構造から抜けるのはほぼ不可能で、そんな生き方が“みんなが選べる選択肢”かのように語られると、不公平と言わざる得ない。

その社会構造自体おかしいと主張したいのであれば、大部分の都市サービス享受すべきではない。インフラを維持する人々の労働あってこそ、「半身で働く」ことは可能になるからだ。

そうした現実に目を向けず、都市部の特権けが享受可能理想論大衆に説く。ここにはグロテスクしか言いようのない欠陥構造がある。

また、三宅が語る「批評文体をひらく」も、実際には論理の緩和=読者への迎合になってしまっている。例えば、同じ言葉生業にするジャーナリズムでは誤りは許されない。5W1Hや誰が何を言ったかを間違えて報道すれば即座に批判殺到する。(近年のオールドメディアに対するヘイトはその裏返し。合っていて当然のものが一部フェイク化したか批判されている。そもそもフェイクや根拠不十分なら叩かれないで済む)

批評は「論証できないけど感覚で書く」が成立する世界でいいのか。かつてのジャーナリズム批判が担っていたのは理路整然の文章大衆に届けることではないのか。論理の飛躍があっても共感(=いいねが取れる)できるなら読者層を広げるために知的ハードルをどんどん下げてもいい。売れるなら「本にしなくてもいい内容」を本にしていい。これが国民知る権利を盾に商売をする出版業界で許されていいのか。

これは批評民主化ではなく、文化が“推し活”に吸収されていくプロセスだ。文化人が読者の機嫌を損ねない戦略を取ると、批評はどんどんお気持ち表明コンテンツへ変質していく。自分の好き・推し言語化するツール批評が成り下がると、推し肯定する言説しかまれなくなる。批評とは本来対象をそれ以外のものから切り離し、特異であることを浮かび上がらせる作業のはずだ。その点において共感を求めるスポーツ音楽ライブの一体感とは真逆にある。消費者感情におもねる批評でいいのだろうか。

出版とは、知を鍛える公共財だ。だからこそ独占的な販売方法が許容されている業界だ。しかし今は、情緒共感を売りにして市場縮小を乗り切ろうとしている。「共に賢くなる」ための活字文化が、「共感」のツールに成り下がっている。

批評論理を疎かにし、読者の気持ちに寄りかかり、階級現実曖昧になる。事実上「半身で働く」ことができない人々に対して、「半身で働く」特権階級のよさを説くというのは、パンがなければケーキを食べればいいと言っているのと同じだ。

批評共感同調を求めるものではない。徹底した差別化と切り離しの営みだ。

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anond:20251123025641

気に入らないものを見ると「〇〇しかできない」みたいな設定をつくって言い張るのって

適当に判定して後付けで理由つくるっていうのまんまやん?

自覚ないわけ?

しかAIっぽく見えるみたいな根拠よりさらに弱い妄想じゃん?

Permalink |記事への反応(0) | 00:29

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2025-11-23

anond:20251123220111

受験生に向かって語ってるんだから筋違いではあるけれど

受験大学での経験から得た信念を語っているからという以上の意味はないよ

間違っていると言っているんじゃなくて、根拠論理学生臭強すぎでむず痒いって意味

Permalink |記事への反応(1) | 22:14

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日本ウクライナみたいになる。軍拡しなきゃ!」は誤りという話

高市総理支持層を見ていると、中国に対する強気姿勢が目立つ印象がある。

中国への不信感が強く、台湾有事などで軍事的に対抗すべきだという意見がかなり多い。

実際、高市氏は国会で「台湾有事国家存立危機になり得る」と明言し、中国が強く反発して国連にまで持ち込んでいる。

しか高市支持者は首相発言を歓迎している傾向にある。

ただ、現在日本平和な状況がどれほど貴重かを、十分に認識できていないように感じる。

戦後まれ人口の8割を超え、戦争リアル体験談ほとんど伝わらなくなっているのも事実だ。

仮に有事勝利できたとしても、日本側にも膨大な人的・経済的損失が出ることは避けられない。

戦争可能な限り回避すべきものだという基本が、薄れているように思う。

左派平和ボケと批判する声は多いが、少なくとも彼らは戦争を望んでいない。

戦争を前提にした議論よりは現実的だと感じる。

よく「日本ウクライナのように侵略されるかもしれないから、軍事力を高めないといけない」という意見が出るが、日本ウクライナの状況は大きく異なる。

ウクライナNATO非加盟で、集団防衛の傘に入っていない

GDP日本20分の1以下、国力差が圧倒的

ロシアと陸続きで即座に地上侵攻された

一方、日本

GDP世界4位(2024年時点)

日米安保条約に基づく強固な同盟関係がある

四方を海に囲まれ陸上からの大規模侵攻は極めて困難

からウクライナと同じ道をたどるから今すぐ軍拡をという主張は、状況を単純化しすぎていると思う。

軍事力の強化自体必要かもしれないが、それと同時に外交努力戦争回避する道を模索するのが政治役割だろう。

高市氏の次期総裁支持率最近調査でも60%台後半〜70%近くに達していてかなり高い。

これだけ高い支持があるということは、国民のかなりの部分が「中国喧嘩になっても構わない」という意識を持っている可能性がある。

愛国心抑止力という言葉で語られることが多いけれど、実際に戦争が起これば日本が壊滅的なダメージを受けるリスクを、どこまで冷静に考えているのか、少し不安になる。

(これは私の草案をGrokに「冷静な口調でまとめて根拠を挙げて書き直して」というプロンプトで作成したものです)

Permalink |記事への反応(4) | 15:01

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anond:20251120062133

プロバイダ責任法表現の自由にとって害悪だろ。

今回はあれとしてもこの先政府にとって都合の悪い表現検閲する根拠になる。

そもそも違法サイト運営している側が悪いわけで

Permalink |記事への反応(0) | 11:47

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『果てしなきスカーレット』見てきたので感想

細田守監督いじめててごめんね……許してください……

という感じになりました。いじめっ子の悔恨

しかに「またケモショタかよwwwwww」と僕たちオタクは好き放題彼の作風をイジってきたし、『竜とそばかすの姫』のときも「あーはいはいこの竜が喋るんでしょ?」と思ったら本当に喋ったので笑っちゃったし、『未来のミライ』は残念ながら見損ねてしまったんだけどもショタ尻尾バイブでアナル絶頂CMが流れてきたときは「自重wwwwww」などと思ったわけだが、「よっしゃ、じゃあケモショタ抜きで作るぞ」という決意表明のもとお出しされた作品を見たとき感想「ケモショタのほうが良かった……」という感じになってしまった。

そもそも僕は細田守にケモショタを捨ててほしいわけではなかったのだ。むしろ個人的には彼の描くショタ制服少女はすごく好きだ。監督を「またケモショタw」とイジるというのは、まあ愛情表現のようなものであって本気でやめるべきだと思っていたわけではない。彼に対してネット民辛辣だったというのも、アンケートなどを取ったわけではないので実際に「皆」がどう思っていたかはわからないのだが、少なくとも増田としては「細田くん! 君に一般向けは向いてない! オタク向け作品を作ろう! ファミリー向けを取りに行くのはあきらめて、ポスト宮崎駿への色気も封印して、オタク向け作品で好きなだけ性癖誤用)を描こう! ショタケモノやケモショタやイケオジや可愛いけど薄味な女子高生理想郷を作ろう!」というつもりだった。

要するに、「一般向けのつもりで作っときながらケモショタ出してんじゃねえよ」というのは「ケモショタ出してんじゃねえよ」という意味ではなく「一般向け作るのやめなよ」という意味だったのだ。しか細田守は前者の意味解釈したようで、今回は一切ケモショタ抜きの作品をお出ししてきた。国民アニメ監督という立ち位置にありながら『すずめの戸締まり』で本気の足裏サービスカットをぶち込んできた新海誠とは逆方向への覚悟の決まり方だが、そういうことじゃねえんだよな~~~~~~~!!!1!!

ただ、「面白いと思ってこいつのことイジってたら、真に受けてほんとにやりやがったw」というのはまごうことないじめっ子のセリフであり、細田守監督がどれだけネットの声を気にしていたかはわからないが、彼の作風をイジっていた者の一人としては真剣反省せざるを得ない。無神経にイジっててすみませんでした、監督

で、本編の感想なんですが。

日本オタクからイジられすぎて海外向けに舵を切った?」という感想になりました。わかりやすハムレットの導入(でもハムレット踏まえといてレアティーズのあの扱いは何なの!? 友として死ねよ!)、しかし主役は女性、途中で謎の多様性演出が挟まり(おお、DEIに栄光あれ!)(ちゃんハワイ語ハワイ舞踊の監修入れてたのは偉いと思うよ。ハワイ文化が出てくる必然性を気にしないのであれば)、脈絡もなく歌って踊ってのシーンを挿入しコミカルでお間抜けな敵を配置し(このあたりはマジでディズニー感があった)、いわゆるアニメ絵的なキャラ造形を封印してものすごい迫力の映像美に力を入れる、というのは、従来の「日本アニメ映画」だった細田守作品から脱却しようともがいているように思われた。それが良いかいか価値観次第だが、「日本アニメ映画」を期待していた者としては寂しいものがあるというか、僕は細田守作品キャラデザ好きだったよ……という寂しさに襲われてしまった。

問題海外向けアニメ映画だと割り切って見たところでストーリーの出来などが色々と厳しいというところで、ちょっと思ってた以上に脚本支離滅裂というか、「これはきっと僕の理解力が低くて筋を追えてないんだろうな」と思いながら見てたけどネット上でも不評でちょっと安心した。『おおかみこどもの雨と雪』は今改めて見てもよく出来てたよ。やはり奥寺佐渡子……奥寺佐渡子はすべてを解決する……!

聖くんがあれだけ忌避してた殺人に手を染めたところに何のフォローもないのってどういうことかしら? あれだけ登場人物気持ちを全部言葉に出しちゃうマン細田守監督なのにこのシーンの聖くんの感情がいっちょんわからんので「???」ってなってしまう。彼はどういう決意でもってあのひとたちを射殺そうと思い至って殺したあとはどう考えていたの? いや、「お前そういうのはいちいち言葉にするもんじゃなくて表情や動作から読み取るものなんだよ。それが映像作品を見るうえでの読解力だろ」ってのはそれはそうなんだけど、上述のように「でも細田守はこれまでいちいち言葉にしてたじゃん」っていうのと、すみません! 僕には読み取れませんでした!」っていうのが両方ある。みんなは読み取れましたか? 読み取れたひとは根拠を添えて教えてほしい。マジでわからんかったので。

最後のほうは「宗教映画?」って感じでした。ラスト演説はもうしょーもない。主人公にそこまで言わせるなら共和政に移行させろよしか言えないファンタジー作品ってままあるよね(『BASARA』の「それが、それこそが新しい国ぞ!」っていうセリフは今でも印象に残ってる)(『汝、暗君を愛せよ』はちゃん主人公共和政への道を敷いてる作品なのでみんな読もう!)(全然関係ないけど最近プリキュアって主人公意識高いこと言わせる割に王国とか女王とか王女とか出てきて彼らが(象徴的な君主制ではなく)実権を保持してる描写もあるので何でそこだけ封建的なんだよって言いたくなりません?)。

あとヒロイン名前スカーレットファンタジー風のPVだったので「なるほどヨーロッパ風のファンタジー世界なんだな!」と思って見始めたら16世紀デンマーク王国舞台と冒頭で明言されててビックリ仰天。スカーレットって英語ですよね……? なんで歴史上のデンマーク王国王女名前採用されてるんです……? 「たまたま異世界デンマークっていう国があるんだよ」っていう逃げは本編の展開で潰されてるのでマジで現実世界デンマーク舞台からねこれ。正気? それとも「一度も現実世界日本のことだとは言ってないです」って言い張る? っていうかクローディアス王の配下でコーネリウスっていうやつが出てくるんだけどクローディウス」「コーネリウス」か「クローディアス」「コーネリアス」のどっちかに統一しろって思った。もしかしてこの2つが同じ語尾の名前だと気づいてないんです? いやまさか、そんなそのへんに一山いくらで転がってるなろう作家並のファンタジー世界構築センスしか持ってないのに歴史ファンタジーの大作映画を作ろうなどと考えていたなどということはないだろう……ないよね? そもそも論で言うとさぁ、シェイクスピア登場人物日本では英語読みに基づいた表記をされてるのはシェイクスピア英語で書いた前近代作家からであって、現代日本作家が何でデンマーク人名英語読みするんだよ!

あ、最後に目覚めてからの断髪スカーレットちゃん可愛かったね。身体ラインピッチリ出るドレス姿、『おおかみこどもの雨と雪』での花の造形にも繋がるフェティシズムを感じて良き。もしかして細田守って腋チラ描写が好きだったりする? 新海誠の足フェチと違ってそこまでわかりやすくないから僕の節穴アイでは気づかなかった。反省。服を切られて恥ずかしがるスカーレットちゃんの声エロくて良かった。あと映像美はすごいよ。『サマーウォーズ』とか『バケモノの子』とか『竜とそばかすの姫』とかで見た浮遊する巨大生物演出が研ぎ澄まされていた。あれは映画館で見る価値があった。時間の都合で何も考えずにIMAXにして正解だったわ。これ『時をかける少女』で見た! みたいな感慨に襲われる演出もあったし「お前タイムリープしてね?」みたいな話の筋だったからもうなんか実質『時かけ』ってことで良くない? 良くないですかそうですか。

結論としては、万人向けではないけれども、まあ、オタクなので、話題作の情報を手に入れるために、そして同好の士と語らうために見に行っても、まあ、うん、数千円ぶんの損しかしないと思う。見たあとに同好の士と語らいたくなるという意味では非常に優れた映画だと感じた。映画会社はそろそろ懲りろよというか、スクリーン配分の見直しをしよう? な?

Permalink |記事への反応(4) | 02:49

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anond:20251121113414

t-tanakaです。やっとPCの前に座る時間が取れた。

(2)以降についても,根拠をあげて反論しようと思ってんだけど,20251121123427が言うように「前提が違いすぎる」ので,何を書いても通じないんじゃないか,という気がしてきた。

ずっと,あなたたち「現実主義者」と私たちリベサヨ側」で何が違うのか,というのを考えていた。それを書いてみようと思う。

たぶんだけど「為政者」という存在に対する根本的な信頼の有無なんじゃないか,と思った。

あなたたちは,為政者が常に(あるいはたいていは)正しい判断をしていて,現実問題対処するためにはしばしば法を超えてもしかたがなく,それに異を唱える人間現実が見えていない,と思ってるんじゃないかな。

一方で私たちは,為政者こそが国を守るうえで最も警戒するべき相手であり,その行動は法でガチガチに縛っておかないといけないと考えている。縛りのかけられていない為政者は,ロシア中国北朝鮮がそうであるように,必ず国民を踏みにじる存在になると思っている。なので事に当たるおいては,何よりも法で許された手段の中だけで対応することを強く求める。その法律閣議決定は,憲法で定められた縛りを絶対に超えてはいけないと考えている。現在日本国憲法は,対外的にはともかく,国民為政者から守るという観点で,それなりによくできていると思っているからだ。

(ちなみに憲法九条は,使い方によっては軍事力に頼らない国防を実現する強力な武器になったはずなのに,と個人的には思っているが,残念ながらそうなっていないので,改正もやむなしかなあ,という気はする。が,憲法を超えた自衛隊の使い方をするなら解釈改憲を繰り返すのではなく,まずは九条を正面から改正してから望むべきだし,人権に関する条文の改正絶対に許さん)

まあ,そんなわけで,私らが国のやることに一々文句をたれるのは,決して愛国心が欠けている訳ではなく,これが私たちなりの愛国心だ,ということだけは理解してほしい。私たち愛国心は,この国の国民国土に向いていて政府には向いていない,というだけなんだ。

Permalink |記事への反応(0) | 01:41

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2025-11-22

【にじボイス終了】「偶然似た」という大嘘と、技術的な答え合わせ

増田です。DMM傘下のAlgomaticが提供していた「にじボイス」がサシュウを発表した。

プレスリリースには「法的な権利侵害はなかった」「パラメータ調整の結果、偶然似てしまった」などと書かれているが、これを真に受けている人は少し冷静になったほうがいい。

日本法律では学習合法だ!」「日俳連の圧力に屈した!」と騒ぐ擁護派もいるが、今回の件はそんな単純な話じゃない。

これは「AI技術の敗北」ではなく、「ある企業が吐いた嘘と、杜撰データ管理が露呈して自爆した」というだけの話だ。

盲目的に企業擁護する前に、技術的な事実関係の「答え合わせ」をしておこう。

なお、あくま技術的な根拠を示しているだけであって、問題があると断言できないことは断っておく。

技術的な調査から予測される内容について示そうと思う。

学習合法」という言葉落とし穴

まず、擁護派が盾にする「著作権法30条の4」について。 確かに今の日本法律では「情報解析」が目的ならば、元データが何であれ(おそらくエロゲーから音声を抽出したデータセット『moe-speech』であっても)、それをAIに食わせてAIモデルを作るだけなら、一応は適法とされている。 そこだけ切り取れば、違法ではないと言い張れる余地はある。

だが、今回の問題本質はそこではない。

Algomaticが行っていたのは、一般的な基盤学習にとどまらず、「特定キャラクター(=特定声優)を狙い撃ちしたFine-tuning(追加学習)」である疑いが極めて濃厚だという点だ。

moe-speech』は、親切なことにキャラごと(声優ごと)にフォルダ分けされている。 ここから特定フォルダを選んで、「その声優の声質や演技の癖」を再現するために個別学習Fine-tuning)を行う。 これはもはや「データ統計解析」ではない。特定個人の実演の「デッドコピー模倣品)の作成」だ。 これをやると、生成された音声には明白な「依拠性」が生まれる。まりパラメータ調整で偶然似た」のではなく、「その声優データ意図的に使って似せた」ことになる。これはパブリシティ権人格権侵害に問われる可能性が極めて高いラインだ。

Algomaticの主張と矛盾する「3つの技術証拠

Algomaticは「適切な権利処理を行った」「声優から許諾を得た」「パラメータ調整で作った」と主張していた。

しかし、有志による技術検証によって、その主張と矛盾する証拠がいくつも出てきている。

音質のバラつきと「スタジオ収録」の嘘

「にじボイス」の音声を分析すると、キャラによって音量が不均一だったり、明らかに古い年代マイクで録ったような「こもった音」が混在していることが判明している。 もし公式が言うように「統一されたスタジオプロを呼んで新規収録」したなら、こんな品質バラつきが出るはずがない。 これは、録音環境年代も異なるバラバラゲームデータmoe-speech等)を寄せ集めたと考えるのが自然だ。

有名声優との「特徴量」の一致

検証の結果、有名声優の声と音声の特徴量が「ほぼ本人」レベルで一致するキャラが多数発見されている。 「パラメータ調整で偶然似た」と言うが、声の高さや速度はいじれても、その人特有の「骨格からくる響き」や「微細な演技の癖」まで偶然一致することは、AIでもまずまずあり得ない。 元データとして「その人の声」を食わせない限り、ここまでの再現不可能だ。

決定的な「おじいちゃん誤爆」の痕跡

これも動かぬ証拠だ。元ネタの『moe-speech』には、作成者の抽出ミスで「幼い女の子祖父の声(老人男性)」に、誤って「幼女女性声優)」のタグが付いているという有名な汚れ(エラー)がある。

これを踏まえて、にじボイスに実装されていた「ある老人キャラ」の声を解析モデルにかけると、どうなるか。 なんと、「この老人の声は、〇〇(特定女性声優である」という判定が出たのだ。

意味がわかるだろうか? にじボイスのモデルは、「このおじいちゃんのダミ声=あの女性声優の声だ」という、moe-speech特有の「間違った知識」を学習していたということだ。

もしAlgomaticが主張するように、スタジオで老人役の声優を収録したなら、そのデータに「女性声優」のタグが付くわけがない。 これは、「タグ付けミスすら直されていないネット上のデータを、中身の検品もせずにそのまま学習させた」という、言い逃れのできない証拠トレーサビリティ)になってしまっている。

結論AI未来を守るために

今回のサービス終了は、日俳連の理不尽圧力によるものではない。

「自社開発」と謳っておきながら、実際はネットデータ検品もせずに流用していた事実が、技術的な証拠によって明るみに出そうになったため、これ以上の追及を避けるために店を畳んだ。

そう見るのが妥当だ。

AI推進派」を自認する人たちにこそ言いたい。 もし本当にAIの発展を願うなら、こうした「産地偽装」のような振る舞いをする企業擁護してはいけない。

それは真面目にコストを払い、権利処理を行い、クリーンデータセットを構築しようとしている技術者への冒涜であり、ひいてはAI技術のもの社会的信用を地に落とす行為だ。

AIから何でも許される」わけではない。技術魔法ではないし、嘘はいつか必ずバレる。

今回の件を「可哀想AIベンチャーいじめられた」と総括するのは、あまりにも事態本質を見誤っている。

以上。

Permalink |記事への反応(0) | 19:04

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anond:20251122161858

おい、結局レス来ないってことは、俺の言ったことに反論できねーってこと?

• 「AI生成の判定」は、パターン識別

• 「宇宙際タイヒミュラー理論妥当性の判定」は、真理の発見証明

この二つが、やってることが何も変わらねぇって主張の具体的な根拠を示してくれないと、お前の最初発言が、ゴリゴリのアホってことになるぞ。それって不名誉だよな?

ちゃん自分ロジック説明してみてくれよ。逃げずに議論しようぜ

Permalink |記事への反応(1) | 16:59

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anond:20251122155937

「まして毎度のように「ChatGPTに判定させてみた」とか言い出すアホは何なの?

ChatGPTは何かを判定してるような文章書けと言われて書いただけで何も判定してねえよ。」

これの根拠は?

AIでもある程度判定できるでしょ

AIの書きそうな表現や文構成を、AIは学んでいるんだから、それに当てはまってるか判定できるでしょ

実際に自分で作った文を判定させてるけど、だいたい当たってるよ

何も判定してないという根拠は?

Permalink |記事への反応(1) | 16:11

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anond:20251122115354

そもそも可能性が減った」が事実事実じゃないか判定しようとするのがおかしい。

事実っていうのは既に起きたことを言うんだよ。

可能性」はまだ起きてない事柄に関する話なんだから、誰がどんな表現をしたところでそいつ憶測になるに決まってる。

で、台湾有事事実じゃないんだよ。まだ起きてないんだから。だから台湾有事に関する話は全部「可能性」。事実にはならない。誰がどんな話をしても、そいつ憶測にすぎず事実にはならない。そもそもの「可能性」が事実じゃないんだから、「可能性が減った」も事実ではないですね、憶測ですね。だから何?みんな可能性の話、憶測の話をしてるのに、お前だけ「事実じゃない!」、「既に起きた話じゃない!」ってわめいてるの。そんなのみんな分かって議論してるんだよ。

そもそも可能性が減った」とは書いたが、この表現が「事実だ」とか「断定だ」とか「憶測だ」とか言ってないぞ?これが事実を表しているように読めるとか断定を表しているように読めるとか憶測に読めるとかいうのも、お前の勝手な「憶測」。藁人形論法最初から仕掛けたのもそちらじゃないか

仮定仮定の話を重ねるのが根拠弱くて議論するに値しない話なら、そもそも台湾有事だって仮定仮定の話を重ねた時にしか起こらない「可能性」の話だし、そもそも高市発言だって仮定仮定の話を重ねた上でその時はこうするかもしれないという「可能性」に付いての発言なんだから議論するに値しない話なのでそのまま放置撤回する必要もないよな。

事実かどうか、憶測かどうかみたいな論点を持ち出してきた時点で、この話は破綻するんだよ。すでに起きた事件分析してるならさ、その話の根拠はなんだとか、それは憶測事実かみたいな話は重要だけどさ。これは全部未来の話なのでね。

Permalink |記事への反応(0) | 13:59

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石破茂氏が「ハニートラップにかかった」と断定できる客観的証拠事実は、存在しません。

この話は、過去数十年にわたりインターネット上や一部の週刊誌で語られてきた噂(未確認情報)であり、本人は明確に否定しています。なぜこのような話が広まっているのか、その背景と事実関係を整理します。

1. 噂の出処:1992年北朝鮮訪問

この噂の根拠として最も頻繁に挙げられるのが、1992年に石破氏が金丸信氏らの訪朝団に参加して北朝鮮訪問した際のエピソードです。

噂の内容:訪朝時、北朝鮮側が用意した女性による接待ハニートラップ)を受け、その弱みを握られたために北朝鮮強硬姿勢が取れないのではないか、という説です。

事実関係: 当時、石破氏は若手議員として訪朝団に同行しましたが、ハニートラップにかかったという証拠写真などは一切存在しません。一部の週刊誌が「美女をあてがわれた疑惑」として報じたことはありますが、確たる裏付けはなく、推測や伝聞の域を出ないものです。

2. 本人の否定

石破氏本人は、これらの疑惑について過去取材メディア否定しています。 「そのような事実はない」と説明しており、また、実際に彼が北朝鮮スパイ活動工作に加担したという法的・公安的な認定もなされていません。

3. なぜ噂が消えないのか

証拠がないにもかかわらず、この話が繰り返し話題になる主な理由は、石破氏の政治的スタンスへの批判材料として使われやすいからです。

外交姿勢への批判: 石破氏が「アジアNATO」の創設を提唱しつつも、歴史認識近隣諸国との対話においてタカ派強硬派)とは異なる独自アプローチをとることがあるため、それを「弱みを握られているからだ」と結びつけたい層によって、この噂が持ち出される傾向があります

政治的攻撃:自民党内の権力闘争総裁選などのタイミングで、対立候補貶めるためのネガティブキャンペーンとして、過去疑惑真偽不明のものを含む)が蒸し返されることは政界では珍しくありません。

結論

「石破氏はハニトラにかかった」という前提のご質問ですが、現状では「そのような事実認定はされていない」というのが正確な回答になりますネット上の噂と、確認されている事実公的活動記録など)は区別して捉える必要があります

Permalink |記事への反応(1) | 13:20

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君は本来「~というシナリオも考えられる」と言うべきところを、「可能性は減ったわけだ(事実)」と断定してスタートし、風が吹けば桶屋が儲かる式の論を展開した。

仮定仮定を積み重ねる桶屋ロジック

高市発言が出る

中国が「日本が絡んでくるかも」と思う(仮定

中国が「それなら米国が出てくるかも」と恐れる(仮定

中国国内で慎重論が出る(仮定

→ 結果、有事確率が下がる(結論

君はこの仮定×仮定×仮定の結果を「確実な成果」のように語ってる。これに対し、こちらは「その最初ドミノ米国は本当に出てくるのか?)は倒れないかもしれないよ(トランプ発言)」と指摘した。

日本が絡まれに行けば米国は介入せざるを得ない」という前提は良く言っても仮説に過ぎない(トランプのような人間アメリカトップである限り、その仮説は不確実さを増す)。

議論の前提となる主張を断定で表現したのだから、断定する根拠は何なのか?と突っ込まれるのは当然で、それが憶測にすぎないのであれば、断定すべきではなかったよね。

結局君は、「日米同盟があるから」という建前でしか返答せず、私が挙げた「トランプ発言」という現実に対して直接反論していない。

私が言った「それは事実ではなく憶測だよね?」という指摘は、「議論をするな」という意味ではなく、「個人の願望(憶測)を、さも確定した未来のように語るな」ってだけ。それに対して君はこちらの意図さら憶測したうえで、「憶測からダメと言うなら、未来議論なんてできない」と藁人形論法を始めてるに過ぎない。


憶測から根拠なし(だから議論に値しない)ってロジックなの?そもそも台湾有事自体がまだ起きてない「臆測」なんだから台湾有事に関して何を言っても「憶測から根拠なし」って言えてしまう。そのロジックだと、そもそも高市発言憶測発言から特に根拠ない発言なので問題なくなる。

憶測から根拠なし」ルール採用してるのはお前だけでマトモに議論してる奴の誰もそんなルール議論してないんだよ。そもそも台湾有事自体が「憶測」だからさ。「憶測から根拠なし」ルールは「まだ起きてないことについて憶測で色々考えても仕方なくね」って話で既に事件が起こってしまった後に原因を考える話なら有効な時もある考え方だが、台湾有事はまだ起こってないんだからそのルール課したらそもそも議論無意味になる。

anond:20251122094528



追記面白。十分議論は尽くしたから、試しにこれまでの全部のやり取りをAIに読ませて、どちらが妥当な話をしてるか尋ねてみたらいい。

そもそも可能性が減った」が事実事実じゃないか判定しようとするのがおかしい。

事実っていうのは既に起きたことを言うんだよ。

可能性」はまだ起きてない事柄に関する話なんだから、誰がどんな表現をしたところでそいつ憶測になるに決まってる。

で、台湾有事事実じゃないんだよ。まだ起きてないんだから。だから台湾有事に関する話は全部「可能性」。事実にはならない。誰がどんな話をしても、そいつ憶測にすぎず事実にはならない。そもそもの「可能性」が事実じゃないんだから、「可能性が減った」も事実ではないですね、憶測ですね。だから何?みんな可能性の話、憶測の話をしてるのに、お前だけ「事実じゃない!」、「既に起きた話じゃない!」ってわめいてるの。そんなのみんな分かって議論してるんだよ。

そもそも可能性が減った」とは書いたが、この表現が「事実だ」とか「断定だ」とか「憶測だ」とか言ってないぞ?これが事実を表しているように読めるとか断定を表しているように読めるとか憶測に読めるとかいうのも、お前の勝手な「憶測」。藁人形論法最初から仕掛けたのもそちらじゃないか

仮定仮定の話を重ねるのが根拠弱くて議論するに値しない話なら、そもそも台湾有事だって仮定仮定の話を重ねた時にしか起こらない「可能性」の話だし、そもそも高市発言だって仮定仮定の話を重ねた上でその時はこうするかもしれないという「可能性」に付いての発言なんだから議論するに値しない話なのでそのまま放置撤回する必要もないよな。

事実かどうか、憶測かどうかみたいな論点を持ち出してきた時点で、この話は破綻するんだよ。すでに起きた事件分析してるならさ、その話の根拠はなんだとか、それは憶測事実かみたいな話は重要だけどさ。これは全部未来の話なのでね。

Permalink |記事への反応(3) | 11:53

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