
はてなキーワード:査定とは
* 車のローンと同じ仕組みで住宅ローンを組んだ。
*営業マンの「月々の支払いが安くなる」という言葉に惹かれた。
* 残価(最終的な大きな支払い)のことは後で考えればいいと安易に決断。
*新築マイホームでの生活は、当初、支払いの負担が少なくて楽しかった。
* 二十数年が経過し、定年を迎え、残価の支払い時期が来た。
* 残価の金額(数千万円)が、退職金と貯蓄を合わせても全額支払うには厳しかった。
* 家を売却して残価を清算しようとした。
* 家の査定額が、設定されていた残価を大きく下回っていた。
* 残クレで元本がほとんど減っていなかったため、売却しても残債が発生した。
* 残った借金(残債)を抱えながら、賃貸マンションに引っ越した。
* 憧れのマイホームでの老後は実現せず、毎月の残債の支払いに追われる日々。
増田です
「人当たりが良い」の裏返しで、ありがた迷惑・しつこいまでの善意が本当にきつくなってきた
その蛇足の間にでる呼気で、こっちは死にそうになってる
無碍にしないほうが良いのはわかってるけど、どうしてもこのおっさんへの当たりがきつくなってしまう
こんなに臭くて、こんなに仕事できない、人に迷惑をかけている自覚が無いことは罪
仕事面においては、早急に解決できるように調整中。おっさん抜きにして、各方面に謝罪行脚してる。
おっさんは、自分がやってしまったことの大きさに気づいてない。ずっとへらへらしてる。関係ない雑談してる。
こんなやつに対してイライラはしないけど、こうして信用を落とす社員との接し方に困る。
「風邪じゃないなら、仕事する上で表情見えたほうがいいから、話すときだけでもマスク外せる?(意訳)」って言われた
きもすぎる
わりと楽しかった
・2名で週3回1.5時間ずつ作業すること1ヶ月弱+大物家具家電撤去は業者頼み
・総費用はだいたい40万円
◼️経緯
親族が相続したマンション一室内の遺品整理ができないまま数年経過し、たまたま近所に住む私へ「家の遺品整理を手伝ってくれないか」と打診があった。費用は実費精算すること、マンションの自室内で亡くなったわけではない(=事故物件ではない)ことを確認して承諾。遺品整理業者に依頼すると100万円超かかるのがネックだったらしい
◼️やったたこと
残置物は全て撤去・処分してほしいとのこと。というわけで以下を実施。
・備え付けのキッチンやシステムバス、トイレなどを除き外せるものは全て撤去・処分
・残すべきものはなく、写真アルバムや身分証が出てきても全部処分
前提として亡くなった方は独り身高齢者。部屋は75平米程度。それはもう、物が溢れかえってたで…
2名で週3回1.5時間ずつ作業すること1ヶ月弱、最後に業者に大物家具家電撤去してもらって完了。
可燃、不燃、食器類は45リットルサイズごみ袋で排出。総費用はだいたい40万円(うち業者利用料33万円)!
・缶類:ごみ袋3個
・粗大ごみ:テーブル3、椅子12、棚・ワゴン類10、衣装ケース15、寝具類15、スーツケース類6、家電5、その他10
・上記除く大物家具・家電、液体ごみ、スプレー類:不用品回収業者へ処分依頼軽トラ5台分
◼️感想
・適切な物量を見極めて生活しようと決めました。過剰ストックや書籍の大量保持、記念品・引出物は使わないならさっさと手放すべき。ただし、認知機能の低下に伴う買い込み癖は誰しもあるのが難しいところ
・自分の2親等以内の親族の遺品整理だとしたら、都度思い出に浸ったり捨てられなくて進まないかも。今回はドライに対応できた
・遺品整理すべき物件が自宅から遠かったらとてもじゃないがやってられない。「老親を呼び寄せて同居」というのは事前整理もできるし理に適っていると感じた。
・自分が今31歳だから荷物持ち運びもできるが、これが自分の親が亡くなるような60-70歳代になったらまじ億劫すぎてやってやられないだろうなぁ
・遺された書籍や衣服等で、どんな生活していた人かは結構分かる。見られたら困るものは早めに処分してもいい。ちなみに今回の人は良い人そうだなと思いました、知らんけど
・いちいち買取査定とか面倒すぎてやってられない。捨てたほうが楽。死後、コレクションを全廃棄されたく無いなら生きてるうちに方法考えたほうがいい
平素より弊社商品「マジックカット袋(切れる!どこからでもスーッと!)」をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
この度、誠に遺憾ながら、2025年11月製造ロットの一部において
「いくら引っ張っても切れなかった」
「ハサミで切ったら普通に切れた」
お客様におかれましては、
・袋を開けようとして30分以上格闘した
・最終的に袋ごとゴミ箱に放り込んだ
【対象商品】
製造番号:MC-202511XX(袋の底に小さく書いてあるやつ)
【回収方法】
恐れ入りますが、該当の「切れなかった袋」をそのままの状態(中身が入っていても可)で下記までお送りください。
※切ろうとした痕跡(爪痕・歯形・絶望のシワ)があるほど高額査定いたします。
送り先:
〒999-9999
株式会社マジックカット本舗 回収課「切れなくてごめんなさい係」
【補償内容】
・精神被害補償として「もう一生袋と戦わなくていい券」(有効期限:永久)
なお、今回の不具合品は「切れない」を極めた結果、
・防災用の非常用袋
として異例の人気が出ており、回収を拒否されるお客様が続出しております。
「むしろこのままでいい!」という猛者の方は、そのままご愛用ください。
袋よりも厚くお詫び申し上げます。
(プロンプト)
Grokで「【探しています】切れなかったマジックカットの袋。というタイトルで、製品回収のパロディのように案内文を書いて」と指示。
「日本版DOGE」は期待できるのか?
長年「聖域」扱いされてきた租税特別措置とか補助金に、やっとメスが入る可能性が出てきた点。租特は全体で約3兆円の税収減を生んでいて、その中には効果がよく分からないまま続けられてきたものも多い。コロナ期に膨れ上がった基金なんて総額16兆円超で、余剰金の放置とか、透明性の低さとか、問題が積み重なっていた。ここに光が当たるなら、財政の使われ方が少しは健全化するんじゃないか、という期待はあるかもしれない。
自民と維新のタッグという点では、政治的にも動かしやすい構造ができている。維新は昔から「補助金のムダ削れ」と言ってきた政党だから、ここに自民が寄り添う形になると、今まで省庁や業界団体の反発で踏み込めなかったところまで行ける可能性がある。
ただ、それでも実効性の不安も強い。というか、ここからが一番現実的な問題だと思う。そもそも点検チームが数十兆円規模の予算に対して、わずか30人程度でやるという時点で、どう考えてもマンパワーが足りない。結局のところ、実際の査定権を握っているのは財務省や総務省だし、政治の側もこういう改革は「やるぞ」と言うのは簡単だけど、実務がすごく大変だから、途中で腰折れするパターンがめちゃくちゃ多い。
しかも、削ろうとすると一番反発が強いのは経済界で、例えば研究開発減税とか、地方税の減免とか、大企業や自治体が絡む領域は、本気で削ろうとするとものすごい抵抗が来る。だから結局、痛くないところだけちょっと削って「改革しました」というポーズだけで終わる可能性も普通にある。
こういう改革を財務省が主導しすぎると、今度は「必要な産業政策まで削られる」という逆のリスクもある。緊縮を進めるための大義名分として利用されると、成長につながる投資まで絞られて、日本全体の力が逆に弱くなる可能性。
基金に関しても、透明性が低いのは事実だけれど、そこに政治的バイアスが入り始めると「野党系の政策だけ削る」「部局間の縄張り争いに利用する」みたいな歪みが生まれかねない。そうなると本来の目的からズレたところで削るかどうかが決まってしまって、政策効果の検証として機能しなくなる。
また、即効性はほぼなくて、点検→検討→予算反映まで少なくとも2年はかかる。財政状況が厳しいって言われ続けている中で、このスピード感で間に合うのかという疑問も残る。現場の省庁は書類の作り直しやらヒアリング対応やらで、ただでさえ忙しい中さらに負担が増えて、結局「仕事が増えただけだった」というオチも全然あり得る。
先週、ネットオフと買取王子に分けて宅配買取に出して、合計査定額は34,800円だった。
1冊あたり約34.8円。
正直、予想の倍近くついたので拍子抜けした。
内訳はだいたいこう。
ワンピース1-113巻(現行最新まで)、ナルト全72巻、BLEACH全74巻、銀魂1-77巻、幽遊白書全19巻、ハンターハンター1-37巻、ブラッククローバー1-35巻、他完結短め多数
マガジン系約180冊
ダイヤのA+actⅡで計90冊くらい、ベイビーステップ全47巻、炎炎ノ消防隊全34巻、彼女、お借りします1-38巻、EDENSZERO全30巻など
キングダム1-70巻、ゴールデンカムイ全31巻、東京喰種:re含め46冊、インベスターZ全21巻、ブルーピリオド1-15巻、チ。1-17巻、など
その他雑誌系約110冊
弱虫ペダル1-88巻、七つの大罪全41巻、ばらかもん全18巻、ランウェイで笑って全22巻、他
リゼロ、転スラ、SAO、オーバーロード、このすば、など各20〜30冊
同人誌70冊くらい
事前に相場を調べて、状態の良い全巻セットは買取王子、それ以外はネットオフに振り分けたのが正解だった。
特にワンピ最新まで揃ってるセットが12,000円、キングダム70巻までが9,800円と高く跳ねてくれた。
ナルト・BLEACHの完結セットもそれぞれ3,000円台後半。
弱ペダの88冊ロングテールも意外と評価されて5,000円超え。
全部で1週間かかったけど、ブックオフ宅配で一撃8,000円くらいで終わるよりは、明らかに賢い選択だった。
場所が空いた本棚3台分の価値を考えたら、34,800円はむしろおまけみたいなものだ。
手放す直前まで「本当にいいのか」と一瞬だけ思ったけど、電子で読めるものはもう二度と紙を手に取らないと確信した。
読まない本はただの重しでしかない、という当たり前の事実にようやく気づいた30代半ばだった。
青春の一部がダンボール24箱に詰まって宅急便で去っていった。
査定メールに書かれた「高額買取ありがとうございました」の一文が、今回は素直に嬉しかった。
それだけ決めた。
あとね、これもGrokで生成した文なんです。
作って貼り付けるのに5分かかってない。
プロンプトは「「漫画を1000冊処分した」というタイトルで、はてなブックマークでバズるように書いて。処分した(二束三文で売った)漫画を具体的に1000冊計算して挙げて。鍵カッコや見出しは使わずに。はてな匿名ダイアリーの口調で。冷静でかつ知的に。」
です。
本当に、酷いよね。
ごめんなさい。
どうなのかな
黙ってた方がいいのかな
ごめんなさい
とにかくみんなも騙されないようにね
お前の文章を読んでまず分かるのは、論理でも思想でもなく、ただの刺激依存の自己放尿だという点だ。
「不謹慎なら何でも許される」「傷つくやつは無視していい」などと吠えているが、それは自由の行使ではなく責任能力の放棄だ。
社会は自由と引き換えに必ず結果の査定を行う。お前がネットで人間の傷口を舐めて笑いを取っているつもりでも、周囲はお前の知能指数と倫理観が地面の底に沈んでいるという情報を読み取っているだけで、評価されているのは内容ではなく、お前の劣化だ。
そのうえ「不謹慎で人が死んだか?」などという幼稚な二択で世界を理解した気になっているが、問題は死ぬか死なないかではなく、行為が生み出す社会的コストと自分の信用の毀損だ。
人間は物理的な死の前に、社会的信用の死を迎える。お前が今やっているのは、誰かを笑いものにしているつもりで、実際には自分の社会的寿命を削って自己放尿しているだけだ。
しかも弱者をネタにすれば笑いが取れるなどという発想は、ユーモアではなく退化の証明にすぎない。
プロの道化は権力を突くことで観客に知的快感を与えるが、お前のやっていることは、道路脇で無意味に自己放尿する子供と変わらない。
自己放尿レベルの低知能発言をネットに垂れ流しているというだけだ。
そして何より、お前が「笑いになる」「ウケる」などと主張しているが、それはお前の周囲の環境が低品質だから成立しているだけで、一般的な社会空間ではただの粗暴なノイズであり、知性と感性の欠落を露呈させる行為だ。
人間が笑うのは知的な緊張と解放があるからであって、弱者を殴って快感を得るような粗雑な行動は、笑いではなくただの自己放尿だ。
つまり、お前の主張は不謹慎を語る仮面をかぶった幼児的万能感でしかなく、自分の未熟さを誇示して自己放尿しているだけ。
恵まれているとは決して思っていないが、ネットで見るような超絶ブラックとは違うから一生ここにいるんだろうと思っていた。
しかしなんか最近ふと「本当に一生ここにいるのか・・・?」と冷めてきた。
増田にはITが多いだろうから、IT系に置き換えると現職はどの階級(アタリ寄りなのかハズレよりなのか)か教えてほしい。
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・年齢:34歳
・業界・業種:機電系の二次請け会社。受注した業務の図面を書く。
・年収:税込年収350万(年間賞与1か月を含む)。正社員。4年目。関東圏。
・待遇:フル出社。特別な休暇制度など無し(半休とかね)。各種手当は皆無(住宅とか資格手当とか)。上限はあるが交通費はでる。
・業務内容補足:低単価の細切れ修正仕事を人海戦術でブン回していくようなスタイル。深く考えることはなく、スキルとして書けるものがぶっちゃけない。
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冷めた原因としては、福利厚生が最低限過ぎるように感じてしまったからと思う。
先日、出社後に微熱だが発熱してしまった。半休なんて制度はないから、早退扱い。(勤怠に厳格で、1回でも早退すると説教され査定に響く)
ほかのメンバーは、減点され賞与が減るのが嫌で、38度でつっぷしてでも居残っている。
あの頃の俺は派遣で、
昼休みになんとなくツムツムやってたら、
隣の席の人が「スコア高すぎない?コツあるの?」って声かけてきた。
気づけば別部署の“ちょっと偉い人”たちとも繋がるようになっていった。
後で聞いた話だと、その人たち、経営層にかなり近いラインの人たちだったらしい。
仕事の話なんか一切してない。
でも、そういう軽い会話の積み重ねが不思議と効いてくるんだよね。
ある日いきなり、「君、正社員の枠空いたら受けてみない?」って言われて、
気づいたら異動と同時に正社員になってた。
今では業務量は減ってるのに、
「そのツムツム、やめなくてよかったな」って。
ツムツムって、ただの暇つぶしに見えて実は“社交ツール”なんだよね。
ソシャゲを見下してる人は多いけど、
ましてソシャゲをソロプレイオンリーで評価する人は国語も社会かも落第レベル。
もう時効だと思うので数年前のことを書く。
俺はシステムエンジニアをしていた。
システムエンジニアの転職の場合、転職サイトでスカウトが来ることがそれなりにある。
実際俺もある有名なスタートアップ企業からスカウトが来ていた。
おれ「じゃあ応募するわ」
こんな感じで応募した。あとは「カジュアル面談→1次面接→2次面接→...」と進むわけ。
その会社ではその後の流れがすこし変わってた
会社「応募ありがと。今度こういう公開イベントやるんだけど来ない?」
おれ「(おっ、5年で売上をxx倍にする戦略をCEOがベンチャーキャピタルの人と語るイベント? VCの人も来るのか)面白そうだから行くっすわ」
そんな感じでイベントの参加を連絡した。
イベントの募集はconnpassでやっていたで公開イベントだった。
講演があって、質疑応答があって、そのあと軽食と酒が出る懇親会がある、IT業界だと珍しくもないイベント形式だった。
そのイベントがある日はリモート勤務だったけど、オフィスに出勤して多めの業務量を調整して「残りの仕事は明日の俺に任せた!」ということで比較的軽い残業で終業してオフィスを出た。
その時に来ていたメールに気づいた。
会社「あとお前の参加するイベントな、強制キャンセルしておいたわ」
イベント自体が中途や新卒の応募者を集めるための採用目的というのはまだいい。
それ自体は分かる。
だが選考途中で落ちたら強制キャンセルにするとは一言も書いてなかった。
「直前でお祈りした求職者がオフィスに来て面倒を起こされたら困る」という気持ちもあるだろう。
でも結局のところ「採用人事が採用イベントの登録者が少ない(≒採用人事の査定に響く)から選考中の求職者にも営業をかけた挙句、懇親会で出す飯代と酒代が惜しくてキャンセルにした」というのが本音だろう。
なにより人のスケジュールを調整させておいて、引き返しができなくなった当日にキャンセルを知らせるのは不誠実というものではないだろうか。
その会社は昔より売上の成長率は落ちたが今でも「イケイケのビッグスタートアップ」の立ち位置にいる。
だがこちらの都合を考えずに、あの会社の採用人事の都合を振り回されたあの日から今でも俺はあの会社のことが嫌いだ。
同業の仲間と飲む時の鉄板ネタとして使ってはいるが所詮「ごまめの歯軋り」というやつでなんの告発効果もない。
自分は建築の意匠設計に携わっているが、設計担当は自分ひとり。営業6人が持ってくる案件をさばくのに限界を感じ、1年前の春に上司へ人員補充を求めた。
2週間後、上司複数人に呼び出されて告げられたのはこうだった。
「別部署で休職していた社員が復帰する。建築系の資格もあるし、将来的に君の助けになるはずだ。病み上がりで配慮は必要だが、ちょうど人員補充を希望していたことだし、受け入れてほしい」
建築業界外出身の自分にとっては願ってもない話に思え、喜んで引き受けた。
「具体的な配慮とあできること・できないことは本人の意思を尊重し任せればよい」と聞いていたため、彼女に直接確認したところ、「全部できる」と答えた。
頼もしいと思い、すぐに出張同行をお願いした。意匠設計という仕事の特性上、実際の場所を見ることが一番の勉強になるし、実際を見ないとわからないことがほとんどであるため。
ところが1週間後、彼女が通うリワークセンターの先生が会社に来訪し、苦情を伝えられた。
「復帰してすぐなのに出張に行かされて辛い」「打ち合わせに参加させられた。ひどい」など彼女からの苦情があったそうだ。
「〇〇さんは、すごく人に気をつかうタイプなので、できないこともできると言ってしまう。そこはあなたが表情をみて本当に任せてよいか判断してほしい」
「わからないことがあると不安なので、わかるまで丁寧に説明してあげてください」
「出張・残業はダメです。彼女はリハビリ期間なので会社に出社するだけで素晴らしいのです」
「今の仕事は楽しいらしいので、このまま社会復帰できるように支えてあげてください」
と、ひたすら要望を突き付けて「理解とご配慮お願いします」と帰っていった。こちらからも出張は行ってくれないと困るとも要望したが配慮してくださいと一点張りだった。
席に戻ると当の本人は「そういう事ですので…すみませんがよろしくお願いします」と言ってのけた。
正直ここで、聞いていた話とだいぶ違うなと思った。
私は人手が足りないから人員補充を申請したのに、なぜ介護士みたいな役割が増えているんだ?
でも、自分も業界外出身で1年目は周りに多く迷惑をかけた自覚がある。ここで見限れば、1年目の私に無能だと怒鳴り続けた元上司と同じになってしまうと感じ、なんとか環境を整えようと努力した。
デザインの仕事をしているものとして、軽々しくこの言葉を使いたくないが、壊滅的にセンスがなかった。
でも、有名な著作タイトルにもあるように、センスというのは知識と経験から培われるものだと自分のポリシーに従い、自分の感覚でやっていることをなるべく言語・数値化して、なぜ自分はこういう設計にしているのか、彼女に毎回説明した。彼女は現場を見れないからすべて自分の言葉や写真で伝える必要があった。
数値化できることは資料にもしたが、彼女には全然足りなかったらしく「チャートをつくれ」や「フォーマットをつくれ」や「もっと丁寧に説明しろ」と要求は絶えなかった。
さらには業務上気にしなくてもよい、内部の建築構造の細かいところまで彼女は本当に気にした。それがはっきりしないと手を動かすことすらできなかった。仕事の担当領域や段階があるので、現時点で不明な情報があってもとりあえず想定で作るという判断が業務上必要なのだが、彼女に「そこは気にしなくてもよい」と伝えてもいつも釈然としない顔をしていた。自分が彼女よりも10近く年下のせいもあり、言葉に説得力がなかったのかもしれない。挙句には同じ建築業に従事する夫に電話をかけて「夫はこういっているんですけど?」と詰められたりした。
そんなに細かいことが気になるなら自分で現場をみにいった方が、いろいろ勉強になると再三伝えても、それは無理だと一点張り。でも、自分はわからないことがあると不安になるから、わかるように!もっと!丁寧に!説明してほしいと要望は止まらない。しかし、そんな要望真に受けていたら仕事がもっと回らなくなるから、納得していない表情をしていたとしても「じゃ。そういうことで」と話を切り上げて自分の仕事に戻ったりしていた。
さらに「短納期は無理」「前部署関連の仕事は無理」など、業務制約が次々に出てきて合計7項目に及んだ。
だったらと、彼女が納得しながらできるであろう「細かいことが決まっている」仕事だけを頼もうと思い、ちょうどよい業務がないときは勉強期間として、ファイルの整理のお願いをしていたのだが、しばらくすると上司に呼ばれ
「彼女が最近、仕事を任されないと落ち込んでいる。隣で忙しそうにされると何か手伝いたいのに、仕事を任されないのがつらい。私はやる気があるのに…」と相談を受けたとの話だった。
やる気があるなら出張に行けよと思った。
連休の度に「旅行(またはライブ/登山)に行ったんですよ~」みたいな話してくるのも一体どういう神経しているんだろうと驚いたし、それに対して「じゃあ、出張も行けますね!」みたいな返しができず「良かったですね~」と寄り添わなきゃいけないのもかなり苦痛だった。プライベートの旅行と出張じゃ疲弊する場所が違うのはわかるが、人に気を使って疲れる設定はどこに行ったのだろう?
それでも「回復のためには重要なステップ」とされる以上、彼女が気持ちよく働ける業務量になるように、他のチームの人にちょうど良い仕事はないか相談したりした。彼女に仕事を任され場任せるほどこちらの負担が大きくなるので、自分が回るのかも考えながら仕事量を調整した。
でも、やはり資料を修正を依頼するたびに「センスなくてすみません」とまるで謝罪している形を装った不満表明をうけたり、こちらが何か良い案を言うまで、自分の意見は一切言わずに答えを待つ態度だったり、何度仕事をしても減らない質問量に辟易するたびに、精神はすり減っていたようで、だんだんと無意識に彼女との会話を避けるようになった。彼女からは毎日面談の時間が欲しいと言われていたが、業務量的にも精神的にも回らなかったので断った。
段々と限界を感じていたある日、普段は営業担当から仕事が来るが、管理職直々の案件が来た。正直彼女向きではない案件だとは思っていたが、自分が対応する時間がないことや、営業担当が管理職だったこともあり、彼女に直接営業とやり取りをお願いして、案を考えるようにと伝えていたのだが、どうやら営業管理職とのやり取りがうまくいかなかったらしく、ほかの管理職に泣きながら抗議の電話を入れたらしい。
そこでようやく、上層部の人間に、彼女の扱いの難しさを実感してもらえた。
彼女が泣き出したことは当然、職場の事件としていろいろな話合いがされているが、その間その管理職と彼女への不平不満を話せるのがうれしくて仕方がなかった。
一度不満を理解してもらえると、これまで見ないようにしてきた1年間の不満が言語化され噴出し、今はもう彼女のことが生理的に無理になっている。(明日彼女はリモートワークなので)明後日以降はまた顔を合わせなければいけないが、今まで通りに接する自信がない。
きっと明日以降、様々な事情聴取が行われ、きっと自分も「彼女の事情を配慮して、もっと丁寧に指導してあげるべきだった」と注意されるだろうが、自分にはもう、彼女のフォローは無理である。
かつては自分もこんな時があった。まだ仕事が良く分かっていない段階で「無能」と角印を押すのは浅はかだし、元上司と同じところに落ちてしまうのが嫌で、何とか笑顔とやさしさを取り繕いながら、1年間何とかやってきた。
でも、1年目の自分はやったほうが良いと言われたことは何でもやってたし、どこにでも出張に行ったり、扱う製品をずっと触ってどういう構造と特性なのか理解する努力はした。彼女の姿勢とこの仕事はかみ合わないんじゃないかという不満は、心を麻痺させて気づかないようにしていた。
飲み会など(彼女参加)で「仕事の振り分けはどうしてるの?」と聞かれたときは、本当は7つの条件すべて答え、これをクリアしたものです。と答えたかったが「几帳面なので丁寧さが求められる仕事を任せています」と答え、「じゃあ(自分)さんは大雑把な仕事をしているんだ~!」みたいに言われても彼女が自信を持てるように我慢した。
彼女はこの1年で自信をつけてきたみたいだが、自分から見ると全然仕事の役になってくれていない。彼女のためを思って、1段1段細かいステップを用意してきたが、これが後何年続くのかと考えただけで気が遠くなる。
そういう自分の厚意も、彼女にとっては全然足りないらしく、忙しいのはわかるがもっと丁寧にフォローしてほしい。と今回もとてもお怒りなさっているらしい。
明日からの仕事がとても億劫だ。彼女の後始末に追われ明日締め切りのものでまだ手を付けれていない仕事がある。正直、彼女の事件の話をしている時間なんてない。
この際、自分の査定は下がって良いし、もう前の上司と同じだと詰られてもよい。とにかく楽になりたい。彼女がいなくなることで仕事量的にも気持ち的にもとても気が楽だ。