
はてなキーワード:松谷創一郎とは
自分はこの件と関係なく数年前にジャニヲタ卒していて、ただ当時のSNSのフォロイーは半分くらいはそのままにしている。
彼女らは笑えるほどこの件には全く触れず、相変わらず自担への愛を語りお仕事のRTをしているわけだけど、「おすすめ」にたまに過激派ファンの呟きが流れてくる。
見覚えのあるアイコンの有名アカが、被害者に始まり、松谷創一郎や松尾潔、ニュースで報道したTV局までも重箱の隅を突きまくって「嘘つき!」「そんなに金が欲しいのか!」と吠えてる。
曰く、その年にはジャニーは朝鮮戦争に行っていて日本にいなかったはず、その年に地方でのジュニアが付いたコンサートはなかったはず、その頃ジャニーは車椅子で性加害などできなかったはず、など。
(ちなみにその根拠も「だったはず」程度かと)
訴えているのが1人だけならまだしも、長年に渡りこれだけの人が顔出しで告発してるのに本気なの?と驚く。
おすすめに出てくるって事は、私のフォロイーはこの辺りの人をフォローしてるんだろか。
というかこの人達ってなぜこんなに必死に事務所を庇うんだろう。
自担自体が叩かれてるならヲタなら反論してしまう人もいるかなとは思うけど、事務所だよ?元社長だよ?
怒りの矛先普通はそっちに向かないのかな。
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はじめまして松谷と申しますいきなり始めてしまってその中で自己紹介 もしたいと思いますジャニーズ問題から考える構造の話をちょっとしたいと思うんですけれども(略)このジャニーズ事務所なんですけども 近年いろいろちょっと起きました(略)ただその根っこにあるのがですねやはり2016年末のSMAPの解散騒動および解散だったと思います皆さんもご存知だと思いますけどもこれフジテレビ のSMAP×SMAPでゴールデンタイムに 5人が並んでお騒がせしたすみませんっていう謝罪をしましたこれは公開処刑だいろいろ 言われてますけれども最近あのいろいろその裏話っていうのは明らかになりつつありますがやはりこれメリーさんがどうも仕掛けたということ らしいですただこのぐらいからジャニーズ事務所おかしいよなっていう ようなことが 言われましたよねそしてこの中で3人がですね後に 翌年ですか、2017年の9月にジャニーズ事務所を退社をしますもちろんこの後SMAPが解散をすると この退所した3人、香取さん、草なぎさん、稲垣さんの3人ですけども2017年9月に退所して番組がテレビ番組が相次いでなくなりますテレビ朝日の番組が2つ、フジテレビ、そしてTBSの番組が相次いでなくなるんですね ただNHKのブラタモリ、これナレーションですけどもそれは継続を今もしています ここで何かあったんじゃないかというふうに当然みんな思うわけですね思うんです けどもやはりその通りで2019年7月17日、これジャニーさんが亡くなって8日 後のことなんですけども公正取引委員会がジャニーズ事務所を注意をしますこれは元SMAPの3人 をテレビ出演させないように圧力をかけた疑いとこれはですね、おそらく共演NG かタレント引き上げみたいなことを匂わせたという風に今考えられますけれど も具体的にジャニーズ事務所がどういうことをやっていたかというのは私も聞いてますけれどもかなりえぐいことをやっていたようですねこれで公取委が注意をします (略)ジャニーズ事務所がこういう注意を受けた後にどういう対応したかというと ですね ここはね結構面白いんですけども自分たちが圧力をかけた事実はないと公正取引委員会からも独禁法の違反行為があったとして行政処分や警告を 受けたものでもありませんという風に 言ってるんですけども公取委がやったのは注意なんですねだから注意されたのは事実なんだけども行政処分や警告ではないですよってジャニーズ はこういうなんていうのかなあのすごくずる賢い言い方をするのがジャニーズ事務所だったわけですねで、そういう やり口っていうのは今回もいろいろ見られますけれども基本的にもともとこういう会社だったんですよってことはご確認いただければと思います(略)ジャニーズ事務所に限らず芸能界では公然と移籍制限っていうのがありましたこれはあのスポーツ界でも行われていたようなものと近いような 引き抜き防止のカルテルですね(略)で、今のが基本的なベースラインの話なんですがここから構造的な問題に、いよいよ本題に入っていきたいと思います全体像として見ればですね日本の芸能界、80年代以降に非常に活性化をしてかつ同時に内閉化状況、ドメスティックにビジネスモデルが完結をしてしまった状況 が進むんですねピークは、どこをピークとするかなんですけども音楽産業 のピークは1998年なんですねその辺、90年代中期から後半ぐらいがピークであろうとそういうふうに捉えていただければいいと思いますけれども結構その、いわゆるバブル崩壊からちょっと遅れたぐらいがピークだったんですね で、その中では先ほどもちょっと申しました、独自の商慣習が続いていましたその引き抜き防止カルテルであるとか、それに伴う新興勢力の参入障壁になるわけです、それがあとはタレントとの対等ではない契約、プラス、メディアコントロールこういった ことが続いてきたしこれジャニーズだけではなくて大なり小なり行われてきたと いうことなんですねただその状況にも大きく変化が生じてきて います それはインターネットとおよびそれによるグローバル化ですコンテンツのグローバル化によってかなり相対化をされ つつあるというのが2010年代でプラス、公正取引委員会が問題視をしたこれ2018年 以降なんですけどもこれがジャニーズの問題、2019年の7月のジャニーズの注意によってより明らかになったということ(略)で、芸能プロダクションというのはこの今で いう芸能プロダクションの体制ってのは実 はこのテレビとかなり関係をしています(略)で、今のがまあちょっと前提的な話なんです けども最後にあのジャニーズ事務所の性加害問題に関してお話をしたいと思います昨日もですね喜多村先生がちょっとお話をさ れていましたけどもまあいろいろ歴史的にですね過去の告発等がありました中でも北小路さん、光GENJIっていうものと99年から2000年にかけての週刊文春の報道、この 辺はすでにご存知の方多いと思いますけど もかなりやはり当時としては芸能ゴシップ扱いをされていましたねでどちらかという と告発ではなくて暴露という形でもありましたし 昨日も喜多村先生ご指摘だった通り、週刊文春もホモセクハラという表現をしていますしある種その男性の同性愛に対してすごく侮蔑的な見方、ある種まあ嘲笑するような見 方自体があったのは 確実だと思いますそれはまだ男性同性愛に対しての理解が進んでいなかった当時の時代もありますし媒体的な特性というのもあるのかもしれません(略)ひとつ付け加えるんであれば、現役のタレントがジャニーさんに対してものすごく何て言うかな親愛の情をテレビ番組とかで示しているというところもあったと思うん ですねジャニーさんの口癖「ユーは何々だよ」とかそういう言い方を真似したりしていて本当に性被害を受けてる人か何でこんな こと言うんだろうっていう風にまあそこの整合性が取れなかったわけですねで、今回 やっぱりBBCのモビー・アザーさんがやった一つすごく大きな功績っていうのは そこにグルーミングっていう概念をですね日本にちゃんと伝えてくれたことですこれはあの性犯罪においては 非常によく知られていた概念だったそうなんですけれども私は知らなかったので ようやく 納得ができたんですね現役タレントのそのジャニーさんに親しげな表現をすることあるいは親愛の情と性被害っていうものがある種両立をするんだ ということにすごく納得がやっとできたという印象です 何よりですねそのジャニーズ事務所の性加害問題が 報じられなかったっていうのはメディアコントロールがあったからなんですねで、それはやはり各社内にジャニーズ担当者がいてこれはジャニーズへの窓口連絡窓口を 一括するものですでこれジャニタンって言われるんですよねジャニーズ担当者、これ はもう新聞社とかにもいますしNHKにもいますし、NHKには制作側と報道側に1人ずついるというふうになっていますで、まず ですねそのジャニーズ担当者のが目を光らせていてそこでまず なんですかね忖度が働くと自己検閲が生じるメカニズムが働くんですねなので私たち 早い段階でその朝日新聞グループプラスという媒体で民放テレビ局が官邸や政府よりずっとおそれているのは間違いなくジャニーズ事務所だっていう風に書きましたけどもこれ私以前から言ってますけども残念ながらその後の報道を見るとやはりそうだったということが確認でき ました で、民放テレビ局としてはですねやはりコンテンツと報道の天秤をかけた時にコンテンツを取っているんでしょうねっていうことですねで、例外的に違うのが、初期段階ではTBS は違いましたよということと日本テレビも迷いながらもやっているとテレビ朝日とフジテレビはちょっと腰が引けてるけどフジテレビ は最近やり始めたなっていう印象ですよね で、このコンテンツと報道の天秤なんですけれどもまあ実際そのこれは19時から23時台までのレギュラー番組ジャニーズのレギュラー番組なんですけども各局 こんな感じなんですね、バラエティ、ドラマ これ4月ですけれどもこんな感じであります一番やっぱまあそうですねあの結構TBS実はね番組が多いんですよね あとフジテレビも結構多いですねフジテレビなんかもう 金土日も1週間に4日19時台に出来上がるそれぐらいありますテレ朝は実は結構 薄く見えますよねNHKも今大河ドラマですね松潤の大河ドラマをやってるので全く無関係でもないしここにはないですけどNHKもBSで ですねあの少年倶楽部っていうジャニーズJr.の番組を長くやってますという風にですね各局、大なり小なりジャニーズ事務所との深い関係ってのがあります で、ここで注目するのは実はこの表で色がついてないところなんですねここなんです ここ何かって言うとテレビ朝日のミュージックステーションで、ご存知だと思いますけども1986年から続いているゴールデンタイムの音楽番組です この番組1988年からジャニーズタレントがレギュラーなんですね総集編を除く1369回のうちジャニーズの出演がなかったのは13回だけなので1%を 切っていてこの13回のうち4回はですねうち1回がコロナであと3回が特定のアーティストの特集みたいな感じなのでほぼレギュラーだという風に考えて いただいていいと思いますでこの番組の特徴はですねジャニーズの 競合の男性グループ、アイドルグループが出演をしにくいことなんですね長らく言われているのが1997年11月14日にですねDA PUMPっていう紅白に5回ぐらい出ている最近再ブレイクしましたけどもそのグループが 出演をする日にですねこれ予告されていたんですけども当時売り出したばかりのデビューしたばっかりのキンキキッズの出演がキャンセルとなったことがありましたこれを最後にDA PUMPは10何年後かな20年近く後まで出演ができなかったん ですね そして今もですね、JO1、BE:FIRST、Da-iCE、INIという男性グループ のアイドル、男性アイドルグループが出演をできていませんでこれはJO1とINIにはですね まあ一人ずつジャニーズジュニアがいますで、BE:FIRSTをプロデュースした日高光啓さんこの人も元ジャニーズJr. ですそういうことが関係しているのではないかというふうに考えられますけども何 にせよ競合しやすいグループていうのは出にくい んですねただ例外があってK-POPとLDHは必要もできますK-POPちょっと話を長くなのでやめますけどもこれはジャニーズとうまく取引 をしたからですLDHに関しては丸坊主で髭を生やしているようなグループはできますけども若い人ではでき ないようですね で、他方でTBSのCDTVライブ!ライブ! という番組が今 ありますけども、月曜日にこっちは忖度なくて今は一緒に出演できます 押さえておいていただきたいのは実は今回の報道の姿勢がこの音楽コンテンツと結構 同じようなノリだっていうことですねTBSは積極的 にやるけども、テレ朝は一番腰が引けているこれはコンテンツの中身と結構 似てるような感じがありますよねテレビ朝日がじゃあなんでこんなにジャニーズに対して腰が引けているのかというとその要因としてやはり考えられるのは過去に圧力があったからではないか ということですね例えば実際にテレビ朝日の皇達也さんっていうこの番組を、ミュージックステーションを立ち上げた方がいらっしゃいます皇室の皇って書いてスメラギさんて読むんですね亡くなったんですけれども この人がですねジャニーさんが亡くなった 時にですね週刊新潮にジャニーさんから「ただ、うちのタレントとかぶるからうちは出さない方がいいね」っていう風に言われ たっていう風に実際に圧力があっ たってことを亡くなった時に美談として言ってるんですよジャニーさんには「そんなこと言わないでくださいよ」って言ったんだけども、「わかったよ」とジャニー さんは納得してくれたって言ってるんですけどもあの先ほども言いましたけれどもまあ競合グループはDA PUMPも含めて 出られていないんですねだから全然美談でも何でもないだろう と思うんですけども要はこれはタレント 引き上げの圧力をジャニーズさんが示していたということです なんでテレ朝とこう、ジャニーズがこんな 深い関係なのかっていうとまあ長らく知られていることとしてはテレビ朝日の社内に、社内というか社屋内にジャニーズ事務所のレッスン場があったと いうことですこれは旧社屋なので旧社屋って、2000年代前半ぐらいまでまあ今の六本木ヒルズができる前まであったんです けども3階建てプレハブの3階の第2リハーサル室だという風に言われてますこれはですねテレビ番組に出てベテランタレントが懐かしい話としてよくするん ですねだからまあ知ってる人多いと思います私が文章で確認を最近したのは少年隊の錦織さんが1977年7月に六本木のテレビ朝日のリハーサル室に来てくれというふうに言われたとだからその頃から 旧社屋がある頃ですから2000年ぐらい まであったんだろうなというふうに予想さ れます今回、実名で告発をしてる二本木さんとか平本淳也さんがレッスンや公 の場とかレッスン上でジャニーさんが少年愛的な行動をしていたというふう なことを証言をしてますこれがテレビ朝日のレッスン場かどうかは確認はできませんけども 多分そうなんじゃないかなという感じがしますね あとここにはちょっと書いてないです けれどもNHKにも2000年代以降にはレッスン場が少年倶楽部って番組の関係であったという ふうには言われています(略)私はですね構造的な問題を話すんであればこう いう風にテレビ局がジャニーズを退所した人に対して忖度をし続けること自体が共犯だと思ってるんですねなぜかというとこれをやっ てる以上はジャニーズが離れられないから なんですねジャニーズに留まったらジャニーさんから性的な課題を受けるかもしれないし性的な被害を受けるかもしれないしジャニーズから離れたら今度は芸能界で活躍できないかもしれない となると この構造自体がですねまあ今回の性加害を生じさせてしまったということになるん ですねで、テレビ朝日が今もまだこれを続けているんならばテレビ朝日が今もまだここ に対して共犯であるということだと私はとらえています最近、元SMAPの3人がフジテレビの番組にやっとバラエティーとかドラマにも出 られるようになったので状況はフジテレビ とかは結構変化をしているけれどもなかなかこういう状態を本当にまだ続けて いくのであればちょっと問題としてはより追求をしなければいけないのかなという ふうには考えてます 同時にですね今回ちょっと未成年者の話自体が 注目をされていますけれども未成年者の話には限りませんこれはそこだけご留意いただきたいと思いますちょっと時間が過ぎていたので次もうちょっと最後少し言いますけども今後の課題についてお話をします今言ったような芸能プロダクションとメディアとの環境を変えない限りは今後はジャニーズの今のポジションに他のプロダクションが入って同じことを 繰り返す可能性がありますなので移籍で独立の自由度をより高めて忖度が生じない制度を作っていかないと また同じようなことが起こりかねないと私は考えてますで、同時にですね、芸能人が救済を求められる窓口というものが明確にはありませんもちろん 各都道府県の単位で言えばあるんですけれども 例えばアメリカにはですね協同組合があっ て韓国にはまあ準政府機関として機関があります、窓口があります韓国にはこの準政府機関というのはコンテンツ振興院って言って日本でいう文部科学省の傘下にある 準政府機関ですね日本で言うと独立行政法人みたいなところがあるそこに窓口がありますプラスですね組合なんですけども日本にも ね声優が入る日本俳優連合っていうのは存在するんですなので日本の声優さんに 関しては実は移籍とか独立ってかなり自由なんですよ なので現実問題としてはまずここ日本俳優連合にタレントさんが俳優さんとかが入っていくことが解決には近くなるだろうなというふうに 考えてますでこの日本俳優連合なんです けども会長は西田敏行さんでそこは俳優さんがやってるんですねこの経緯はちょっとわからないですけども で、最後に指摘しておきたいのはこういう芸能プロダクツの他の問題近年すごく 起きてますそれは今回のジャニーズの加害問題とも近いものがたくさんありますので ここだけ ご確認いただきたいと思います(略)(以下、質疑応答は省略)(TBSの元キャスターの金平氏が質問する場面あり)
今までのあらすじ
ジャニーズ問題でPENLIGHTという自称ファン団体が加害の実情を明らかにして謝罪を要求するオンライン署名をしている(この団体にこの件の被害者は参加していない)。
元々ジャニオタからは不審がられていたのだが、賛同人が揃いもそろって仁藤夢乃関連だったので、Colaboを追っている人たちが記者会見に出た発起人を調べたところ仁藤夢乃と一緒に講演会に出たり、慰安婦関係の団体に所属し、活動している活動家にものすごく似ているということがわかった。
かつアカウントではジャニーズの話を全くせず、自身の活動のことかK-POPアイドルの話しかしていなかったということもわかった。
この件を受けてPENLIGHTがお気持ち表明をしたのだが、これも見事にファンおよびColabo追っている人たちからツッコミを受けている。
お気持ち表明の内容はPENLIGHTでツイートを見てもらうといい。長いので簡潔にまとめたツイートも落ちてるのでそれを見ても。
好意的に取っているのはいつもの反ジャニーズの松谷創一郎や、SMAPの解散で亡霊化したスマヲタ(ちなみに木村拓哉のファンではない)や暴走ティアラ(ほぼ平野のファン)ばかりだ。
ジャニーズのオタクということを表明するためにグッズを出せとか証拠を出せというのは難しいのはわかる。自分も何を出せばいいかわからない。
で、ジャニーズのオタクであることを表明するのに嵐の櫻井くんの歌詞を引用したお気持ち表明をしているのだが、これが見事に叩かれている。
というのも、このツイートの前に「何も言及しないならキャスターをやめろ」という発言をしているからだ。
自分が凄いなと思ったのが、引用した歌詞はたった1回だけしか披露していない、つまりサブスク配信どころか音源化もしていない、ということはどこかで違法に聞いた可能性が高い。
多くの人に訴える文章なのにこれだけマニアックな曲をむしろ持ってくること自体が違和感ある、という櫻井くんのファンの人のツッコミである。
別にほとんどのファンは被害者の口や抗議をする口を塞ごうとしているわけではない。
被害者のケア及び所属者のケアは手厚くしてほしいと思っているし、それを知るのは公開された情報でしか知る由もないので、対応などの状況は連携してほしいと思っている。
ただこうした「明らかに違う目的があることが透けて見える団体」がのさばったり、メディアで取り上げられることに憤りを感じている。というかこういう活動をするのに虚偽は本当にやめたほうがいいと思う。
この件を追ってるジャニオタです。状況としては香ばしい人たちの登場により、暇空とかが出てきている状況。
事務所の対応自体はご存じの方も多いように、社外取締役の招聘や被害者への窓口創設を行っていて、正直もういちファンが出る幕もなく、被害者と事務所で解決してくれという気持ちである。
実際、記者会見したカウアンにも橋田にも早々に社長がコンタクトを取って話をしたということだ。
問題はここではなく、この件について謝罪と第三者機関を設置しろと言う署名を集めていたPENLIGHTという団体がある。
このPENLIGHTという団体は「ジャニオタが」「有志で立ち上げた」団体ということだったのだが、立ち上げ当初から立ち上げ人の素性がわからない、なのに賛同人がColabo関係者ばかり、
記者会見をなぜかスムーズに開く、記者会見にイソコをはじめとする記者を呼ぶといった、全く素人感がない行動を起こしていたのでジャニオタからも疑われていた団体だった。
ちなみにPENLIGHTがメディアを使って事務所の解散を求めていたり、被害者救済と言いながら無理矢理に近い聞き取りをしろと言った趣旨の要望をしていたため、ジャニオタがNO PENLIGHTというアカウントを作ってフォロー呼びかけたらPENLIGHTのフォロワー数を秒で超えたという逸話もある。
賛同人がColabo関係者ということもあり、PENLIGHTに関してはジャニオタではない、暇空をフォローしているようなアカウントも色々追っかけていた。
そのアカウントが記者会見で話をしていたPENLIGHTの立ち上げ人を特定したところ、Colaboというか仁藤夢乃や賛同人と深く関係がある、それどころか左翼活動家として慰安婦問題の団体に携わっている人物ということがわかったらしい。特定怖い。
それも「ジャニオタ」どころかジャニーズの話を全くしていない、いやそれだけならアカウント分けているという可能性はあるのだが、K-POPのことはフォローもツイートもしていたそうなので、これは本当にジャニーズに興味がない人たちだったということがばれてしまっている。
ジャニーズを追い出してK-POPを発展させようというのはまだ正直陰謀論に近いと思うのだが、出てくる人物が明らかに「別の意図をもって」ジャニーズ問題を利用している、ということがとても不快だ。
ファンはどうしようもできないし、もう暇空とか暇空シンパが色々特定しているのであとはPENLIGHTの自滅を待ちたい。
ちなみにPENLIGHTを「ファン代表」として持ち上げ、インタビューをした媒体はTBSの報道、朝日新聞、立憲民主党。あとは文春と松谷創一郎。どう見ても左の人間しかいない。
ちなみに自分が観測しているジャニオタに関してはこのPENLIGHT騒動どころかこの件に対して全く触れない。フォロワー万を超える大手であればあるだけ触れない。
というより自分の応援している人の活動を追うのにみんな忙しい。これがあってもSnowManのCDは引くほど売れることからも明らか。
それと最初に訴えた人物が全く界隈から信頼がない(この問題が出る前から虚言癖で嫌われていた)というのも一つある。
ちなみにその後出た人たちも知名度が物凄く低い。出た人たちの中で現役ジャニオタが一番有名だったのが最初のカウアンと言うレベル。
被害とその人の性格は別だ、と言う人権派フェミオタクもいるが、普段から嘘をついたりしている人間を信じようとするほうが難しいと思う。後から出た人も記事との矛盾がひどいことが指摘されている。
ちなみにPENLIGHTは暇空界隈が個人特定してから動きがない。次は乃木坂に行きそうな予感もするが。
追記2
「自分の応援している人がまさに被害にあってる当事者の可能性が十分にあるやん」
ある。最近入所した子ではないので、それは可能性としてゼロではない。ただそれなら用意した社内の窓口に連絡してしかるべき処置を受けてもらうしかない。
少なくとも裁判を起こすこともせずにマスコミに公表するようなことをする必要もないと思う。
「「自分の応援している人の活動を追うのにみんな忙しい」って、性加害を黙殺する理由になってるのかな?」
例えが悪かった。でも人生推し活ばかりしている人も少ないと思う。仕事もあるし学校もある。それを差し引いたリソースは推しに使うだろと言う話。
そもそも本件はただ告発者が「被害を受けた」としか言っていない。刑事裁判どころか民事裁判にすら発展していない。
それが本当か担保されていない状態で、触れるほうが危ないと思う。
まあそうなんだけど、辞めた人でも有名な人って結構いるし、無名でも辞めた先で有名になった人は結構いる。
今回告発した人がみんなそんなに有名ではなく、背景になんか闇がある人が多いのは偶然なのかなと。
「何が言いたいのかよく分からんけどカワイソーって近付いてくる連中には気を付けろってこと?」
PENLIGHTが明らかに別の目的が透けて見える団体だったというのがとにかくうざい。ファンを詐称せず第三者として訴えればよかったのではないか。
「ファンに自浄作用ゼロだからこういう事態になってんのに ジャニーズファンって加害者サイドじゃん」
そもそもファンって何もできなくない?株式会社ならわかるけど非上場だし。
Permalink |記事への反応(13) | 11:00
PixivのR-18小説をデータとして使った論文が炎上している
現在は議論が収束してきて倫理的に問題があった可能性があるという話になっている雰囲気がある
立命館大学の研究者による「pixiv論文」の論点とは──“晒し上げ”批判はどれほど妥当なのか(松谷創一郎) - 個人 - Yahoo!ニュース
この論文の件で著作権的に「引用するときは許可を求めろ」「データ分析に使うときは許可を求めろ」という話がたくさんTwitterに書かれているのを見かけた.通常の研究のデータ利用でそうなるのか?と疑問に思ったので,過去に学生として情報系の研究室に所属していた時の自分の経験と理解について書く.法律について詳しいわけではないのでこういう雰囲気でやられているのか程度のものだと思ってもらいたい.法的な誤りが含まれていたら指摘していただけると嬉しい.
データマイニング等の分野ではWeb上のデータをあつめ研究目的で使うのが普通になっている.
僕個人の経験の話になってしまうが,Web上に公開されている情報を研究に利用するときに許可を取っている機会を見たことはほとんどないし,Web上のテキストをクロールして使っている論文でデータセットの作成に関してそういったことに言及しているものもあまり見たことがない.英語論文でも論文自体にそういったことが書かれているのを見ない.つまりWebサービス上のユーザーの投稿を研究に利用する場合でも,Webサービス・ユーザーどちらからも許可を取らないのが日常的だった.
もちろんデータセットを作ることが目的である研究,作ったデータを再配布する場合においては許可を求めているのを見かける.
僕の理解では,公開情報を使ってデータの分析をする場合はデータを再配布しない限り著作権的に問題はなく当然著者の許可はいらないものだと考えている.
伝わらないたとえ話をすると,データを研究に使うのは本の感想を書くようなもので本の中身を転載・再配布したら問題になるがその本について感想や意見,分析を述べるだけなら著作権的には問題にならないと認識している.
今回問題になったPixivのような会員登録が必要なWebサービスの場合に公開情報にふくまれるのかはグレーゾーンかとも思われるが,自分の意見としては誰でも登録できる会員数2000万人以上のサービスの会員全員が見ることができるデータなので公開情報に準ずるものだと考えている.
「規約で転載が禁止されているから引用も禁止である」という話もTwitterで見かけたが,規約中で引用が禁じられていない以上引用は可能であるはずだと思われる.
仮に引用が規約で禁止されていた場合には話が多少変わってきて,規約と法律でどちらが優先されるかは議論の余地がありそう.究極的な結論を出すには司法の判断が必要になる可能性がある(法律に詳しい人の意見を聞きたい)
今回の場合にはR-18のコンテンツを全年齢の場で引用していたのでその点がどうかという意見はわかる.
もちろん引用する場合は出典を明示して無断で行う.ただしデータセットとして使ったWebテキストからの用例としてごく短い抜粋などについて出典を明示するのはほとんどみない.
ちなみに「人間を対象とした研究の時は倫理委員会を通せ」という話も見かけたが情報系でそういったものを通すので自分が見かけたことがあるのは,被験者に何か作業をしてもらいその人間の状態を計測するような研究ぐらいで,Webテキストを使った研究については見たことがない.
もちろん僕が経験した研究室や大学,分野の話なので場所が変わればルールも変わるだろう.
今回の論文の件で法律に詳しい方が詳細な解説をしてくださったり,研究利用する側に法的な問題があるのであればそれが周知されると嬉しい.
ブックマークコメントにPaintsChainerはどうなの?という話があったので追記します.
私見では機械学習で学習されたモデルの配布は元のデータを過剰に再現するようなものでない限り問題ないと思われます
以下の法律事務所のブログにいくつか記事があるので参考になるかもしれません.
http://storialaw.jp/blog/2718:title
90年代後半からオタク論が学術的、サブカル論的に語られ始め、2000年過ぎあたりを境に徐々に下火になっていった。ネットの個人サイトにおいてもオタク史やオタク論をまとめたものはいくつも見つかるが、その多くも2005年前後で語ることをやめている(その意味では『オタク論の死について』(エフヤマダ, 2014)はオタク論の現状に対する貴重な指摘である)。
本稿は真のオタクとは何であるかとか、データベース消費や心理学がどうこうといった話には一切言及しない。本稿の目的は誰がオタクと呼ばれ、誰がオタクを自称したのか、その変遷を整理することである。
第一回コミケは1975年12月に開催されたが、この時点で彼らはアニメファンやマニアと自称しており、オタクではなかった。もっとも二人称としての「おたく」はそれ以前のSF大会から広く使われており、そうした状況から一部で彼らを「おたく」と揶揄していたという指摘は存在する(岡田斗司夫, "オタク学入門", 1996)。とはいえ、彼らを「おたく」と明文化したのは1983年、中森明夫によるものという点で見解は一致していると言っていいだろう。
「運動が全くだめで、休み時間なんかも教室の中に閉じ込もって、日陰でウジウジと将棋なんかに打ち興じてたりする奴ら」「栄養のいき届いてないようなガリガリか、銀ブチメガネのつるを額に喰い込ませて笑う白ブタ」「女なんかはオカッパでたいがいは太ってて、丸太ん棒みたいな太い足」「クラスの片隅でさぁ、目立たなく暗い目をして、友達の一人もいない、そんな奴ら」(中森明夫, "『おたく』の研究(1)",漫画ブリッコ(1983))
中森はこのように「おたく」を形容する。この時「おたく」に知識量や購買力などは一切要求されておらず、現代で言えば非モテのコミュ障ブサイクへの侮蔑の言葉であった。この連載は批判意見の殺到により早々に打ち切られるが、一方、オタク達は自虐を込めて「おたく」を自認するようになっていく。
ほぼオタク界隈の内部でのみ使われてきた「おたく」は、1989年、宮崎勤の連続幼女殺人事件で一気に世間に知られることとなる。宮崎は6000本のSF、ホラー、アニメを録画したビデオテープを所有しており、この点からマスコミは「宮崎のような非コミュでインドアなブサイク」の代名詞として「おたく」を用い、バッシングを展開した。
「オタク、かっこ悪い?」
そういう問い自体出なかった
「オタクは格好の悪い生き物だ」
侮蔑され諦観し
故に侮蔑され故に諦観し
数珠つなぎの輪がぐるぐると回っていた気がする
(中略)
おい あれ
プッ
ぎゃはははは
オイロリコン部ーッ
ぎゃははははははは
世間は宮崎のような人物をオタクと呼んだ。宮崎のような気持ちの悪い見た目をしているならそれは宮崎であり、あるいはアニメが好きならロリコンであり性犯罪者である。全て一括りに扱われた。
当時の高校生オタクにこうした罵声に反論する公の場など当然無く、家族からも白い目で見られ、彼らはひたすら耐えるしか無かった。その意味で、当時彼らにとってオタクであるという自称は「同じ迫害に耐える同志」という意味だったと言ってもいいだろう。
岡田は現代でいうところの作画厨と考察厨を兼ね備え、またアニメに留まらない広範な知識、教養と分析力を有する者を「おたく」と呼んだ。世間からの白眼視に耐えてなお「おたく」であった連中であり、加えて当時は今よりはるかに娯楽の少ない時代であり、情報収集と理論武装に傾倒した者が少なくなかったことに不思議はない。
80年代後半からパソコン通信が、そして95年以降でインターネットが徐々に一般家庭へと普及を始める。同人誌即売会と異なり時間的空間的制限無しに、そして同人誌制作に比べてはるかに手軽かつ安価に意見交換できる場は、不特定多数のオタク間の相互交流を可能にし、各自の知識差が広範に意識され始める。
そして『新世紀エヴァンゲリオン』(庵野秀明, 1995)が大ヒットを記録する。これにより宮崎勤を知らない世代である中高校生を中心にオタク人口は大きく増加し、終盤の難解な展開の考察や解釈を求めてネットが活用された。ネット黎明期、オタクの集う場所はごく限られたこともあり、高度な知識と分析力を備えたオタクの存在はより多くのオタクの目に触れることとなり、各オタクの「濃さ」が相互に自覚されていった。翻って「自分はあれほどの知識を有しないからオタクではない」といった謙遜も生まれ、こうしてネットとオタク人口の拡大によってオタクと呼ばれる者とオタクを自称する者のズレは拡大していくことになる。
エヴァ以降、『カードキャプターさくら』(浅香守生, 1999)のようなロリコンアニメから『serial experiments lain』(中村隆太郎, 1998)のようなカルトアニメ、あるいは『カウボーイビバップ』(渡辺信一郎, 1998)など幅広いジャンルで今なお名作とされるアニメが相次いでTV放送され、無垢な若者のオタク化を助長し続けた。
他方、オタクをPCに向かわせた要素として95年以降のエロゲにおけるカンブリア爆発的な状況の影響は否定できないだろう。『雫』(Leaf, 1994)に始まるビジュアルノベルの勃興と「泣きゲー」の流行など、現代エロゲのベースはこの時代まででほぼすべて確立したと言っていい。
コミュニケーションツールとして、コンテンツ再生機としてPCはオタクの必需品と化していった。これと同期して、それまで家電製品の街であった秋葉原は90年頃からPCパーツの街へと変化し、来店するオタク率の高さからトレーディングカードやフィギュア専門店が相次いで秋葉原に出店、秋葉原はアキバと化していく(森川嘉一郎, "趣都の誕生萌える都市アキハバラ", 2008)。
そして2005年、TVドラマ『電車男』が視聴率20%を超えるヒットを記録する。オタクには「アキバ系」という新たな名前が与えられ、アキバは一般観光客がオタクと呼ばれる気持ちの悪い珍獣を生で見ることの出来る動物園として扱われた。
珍獣としての要素については、モーニング娘。に端を発するアイドルオタクによって発展したオタ芸にも言及してしかるべきだろう。視覚的にわかりやすい「気持ち悪さ」を有したそれらの振る舞いは、オタ芸という名前を含め、何をオタクと呼ぶかにおいて一定の影響力を有したと考えられる。
2006年に登場したニコニコ動画は、2007年発売のVOCALOIDの登場などを通じて非アングラユーザ、中高校生といった若年層のユーザを多く取り込み、違法合法問わず大量のアニメやゲームといったオタク系コンテンツを抱え込んでいく。
アニメは放送時間が限られ、視聴時間をあわせて見るか、わざわざ録画予約しなければならない。ゲームも安くない金額を支払ってプレイする必要があり、多くの場合プレイ時間は数十時間以上を必要とする。これに対し、動画サイトに投稿された動画に必要な手間はクリックするのみである。オタク系コンテンツの視聴にかかるコストはかつてと比べ著しく低下した。
またアフィブログの影響も否定できまい。2chのログをまとめて整形し、見やすく要約する形で作られたゲーム系、アニメ系アフィブログは人気を博し、その読者は当のアニメを実際に見たことがなくともその内容を大雑把に把握し、売上情報やスキャンダルを把握する。その情報はあくまでアフィブログに書かれている内容に留まるが、彼らが一定のオタク的知識を有していることはまぎれもない事実である。
こうした層はアニメやマンガを多少知ってはいるが、深く傾倒しているわけではない。オタク系コンテンツの情報収集に必要なコストが高かった時代、身だしなみ等、オタク趣味以外にコストをかける余裕は無くて当然と言えたが、しかしコストが下がるにつれてオタク趣味以外へ投資をすることは普通になり、まともな容姿で一般的話題も把握した「オタク的な知識を有する何か」が徐々に増え始めることになる。
「非モテ」という単語が使われ始めるのは2006年以降であるとのことだが(松谷創一郎, "〈オタク問題〉の四半世紀", どこか〈問題化〉される若者たち(2008))、中森がかつてオタクと呼んだ人々は、こうして「おたく」という乱暴な括りから非モテ、コミュ障等と細分化し始める。
誰をオタクと呼び、あるいは誰がオタクと自称するかは、各々が自分の周囲にいる自分がオタクだと思った人を参考に決定するのだとすれば、ヤバい容姿のいかにも濃いオタクがかつてはどのサークルや同好会にもいた(黎明期は全員そうだったと言ってもいいだろう)時代と比べ、2010年に近づくにつれてそうした人物は減少し、あるいは絶滅していったと言え、こうして当人の周辺環境によって誰をオタクと呼び、誰がオタクと自称するかの個人差が拡大していったと考えられる(SNSの発達により、小さく仲の良いコミュニティが大量に分散して存在するようになった、という点もあるだろう)。
一方で2007年以降、AKB48が握手券商法を本格化させたことにも言及しておきたい。ファンにとって投資金額は熱意と情熱を表すバロメータとして機能した。彼らは自分がどれだけ投資したのかを示し、それによって同じファンから一目置かれるようになる。かつてネットによってオタクの濃度差が知識差として可視化されたと述べたが、投資金額の多寡としてもそれは可視化されるようになっていった、と言ってもいいだろう。
細田守監督の映画作品は『時をかける少女』(2006)を筆頭に非ジブリアニメながら広く世間に受け入れられ、『魔法少女まどか☆マギカ』(新房昭之, 2011)、あるいは『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』(長井龍雪, 2011)のヒットはアニメを見るというオタク的行為に手を出す敷居を下げ、アニメを見ることは異常ではないという空気を作っていく。
2011年、アエルラ、アイムシングルの2つのオタク向け婚活サービスが開始される。このオタクの定義を見てみると、アエルラは「一つの趣味を愛し、共有したいという気持ちがあれば、それはオタクである」と定義し、アイムシングルでは明確な定義こそないが、「マンガ・アニメ・ゲーム好き」をパーティ参加の必須条件としている。
筆者が数回体験した範囲に限られるが、実際にこうしたパーティに行ってみるとかつて中森が嘲笑したような「おたく」を見ることはない。いささか一方的な会話を展開する男性は多少いるが、慣れない場に緊張したことの影響も少なからずあるだろう。一方、岡田がオタクと呼んだような広範な知識教養を有するオタクを見ることもまたほとんど無かった。面白いことに30代の参加者でも90年代後半のアニメの話題に反応する例は少なく、良好な反応の得られるアニメは概ね2010年以降であった。こうした点から彼らのオタク的趣味の範囲はここ数年に限定されており、もともとオタク的であったのかもしれないが、オタク的趣味を実際に楽しむようになったのは最近であると考えられ、10代の若者に限らず、幅広い年代でオタクと自称、あるいはそうと意識する人口が増えているという認識を抱いた次第である。
他方、携帯ゲームの課金要素の充実や2010年以降のアイドルアニメの興隆などから、グッズその他のオタク的趣味への投資金額の多寡がオタクとしての熱意の度合いを示すバロメータとして意識されるようになっていく。2015年、TVニュースにて「リア充オタク」が特集され、その「リア充オタク」のオタク趣味への投資は年間2万5千円であると報じられた際、その金額の少なさへの揶揄が主にTwitterで取り沙汰された点は、その意味で興味深いものがある。
アイドルオタクとアニメオタクを絡めるなら声優のアイドル化への言及は本来必要不可欠だし、女性オタクへの言及が明らかに足りていない、ゲームオタクについてなど全体的に漏れが多い点は自覚している。申し訳ない。
また整理の都合上、いささか恣意的に流れを作った部分があることも否定できない。例えばネットの普及+エヴァによるオタク人口の増加→知識格差の可視化、という流れは自分でも「本当にそんな単純な話か?」という疑問を抱いているが、ざっくりした傾向というレベルではまぁ嘘ではないだろうと考え記載した次第である。
ただ、ある人が誰かをオタクと呼ぶ時、あるいはある人が自らをオタクと称する時、その内容から当人がどういう時代背景を前提としてきたのか、あるいはどういうコミュニティに所属してきたかを推測できることは、会話の食い違いやすれ違いを修正する手助けになると筆者は考えている。