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2025-10-25

夢(No.1294 2025/10/24)

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帰宅しようと駅に立ち寄ると、聞いたこともない路線特急電車が停まっている。たった四駅しかない支線で、最終駅の名前「えだ」だという。こんな路線があるのかとぼんやりしていると、突然足元ががたんと揺れ、列車が出発した。いつの間にかぼくも乗り込んでいたのだ。これはまずいと思ったが後の祭りだ。諦めて次の駅で折り返すしかない。いや、どうせ時間も有り余っているところだ、せっかくだから見知らぬ街の観光も悪くないかもしれないなどと考え直す。

車内は案外混雑していた。ぎゅうぎゅう詰めというほどでもないが、かといって空いている座席もないという程度。これだけ人の往来があるということは、この先も思っていたより栄えた地方なのかもしれない。列車は海沿いの高架を走っているようだ。それにしても思っていた以上に走行距離がある。次第に退屈し、意識は細長く引き伸ばされてゆく。木々の枝の合間に瞬く夕日が眠気を誘う。

かれこれ数時間は走った頃だろうか、終点ひとつ手前の駅でふと我に返る。駅前には華やかなネオンが灯り始めた土産物店などが並び、浴衣姿の観光客たちで賑わっている。何があるところなのだろうかと不思議に思っていると、背後で列車の扉が閉まる音。振り返ると列車はぼくを置き去りにしたまま出発してしまった。どうやらこの列車乗客思念類推して勝手に乗せたり降ろしたりするらしい。そんなわけで、ぼくはなすすべもなくこの見知らぬ駅に置き去りにされてしまったのだった。

仕方なく、ひとまず帰りの時刻表を探す。壁一面に古びたホーロー看板が張り巡らされ、なかなか時刻表が見つからない。それどころか駅の名前も判然としない。少なくとも「えだ」駅ではないようだ。しばらくしてどうにか見つけた粗末な張り紙によれば、上下線とも一時間に一本ほどしかないようだ。この辺りで時間をつぶして待つしかない。

商店街ぼんやりと見て回る。アセチレンランプの灯る屋台食堂キッチンで、巨大な鉄板料理をかき混ぜる料理人がいる。少し空腹を覚え、食事をするのもいいかもしれないなどと考えながら通り過ぎる。だがさらに歩くとあっけなく街外れに出てしまった。寂寞とした葦原の向こうに激しく荒れた海が見える。何層にも厚く垂れ込めた空が落ち、誰かが遠くで荒れ狂う波に翻弄され断末魔叫びを上げているかのような底知れぬ不穏な気配。冷たい風の音だけに包まれ世界が妙に不釣り合いだ。再びあの疑念が沸き戻る。いったいこの街に何があるというのだろうか。

駅の方へ後戻りする途上にも、奇妙な違和感は頭の中で膨らみ続ける。一見華やかなネオンに彩られているものの、どことな張りぼてのような嘘くささ、取ってつけたような底の浅さが感じられるのはなぜだろう。何だかからない玩具を売る夜店の店先に退屈そうに座っている男。もう何年も品物が売れた形跡はなく、その収入生活できるはずもない。隣の古書店も品数は少ない。疎らな棚から試しに一冊手に取ってみると、子供クレヨンで描いた落書き帳だった。すべてが急ごしらえの街並みで、慌ただしくかき集められた役者たちが戸惑いながら呼び込みや観光客を演じている。そんな気がしてならない。おそらくあの時刻表も嘘だろう。帰りの列車など最初からないのだ。

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2025-10-12

木のインターネット

キノコの「菌根ネットワーク」や「菌糸ネットワーク」と呼ばれるものは、非常に興味深い自然システムです。これらはキノコの「菌糸」(きんし)と呼ばれる細い糸のような構造が地中で繋がり合って形成されます。菌根や菌糸は、植物キノコにとって非常に重要役割果たしており、互いに助け合っていることが知られています

1. 菌糸と菌根

• 菌糸は、キノコや他の真菌(しんきん)にとっての「体」の部分で、細長い糸のような構造をしています。これらは地下で広がり、土壌や木の根に絡まることで、植物相互栄養交換を行います

• 菌根(きんこん)は、菌糸が植物の根と共生している状態を指します。この共生関係を「菌根共生」と言い、特に「ミコリザ」とも呼ばれます。菌根は、植物の根と真菌の菌糸が密接に絡み合ったものです。

2. 菌根共生役割

菌根は、植物と真菌が栄養を交換し合うシステムで、これが大きな生態系の中で重要役割を果たします。

栄養供給:真菌の菌糸は土壌から水分や無機栄養素(例えば、リン窒素)を吸収し、これを植物供給します。植物光合成で作った糖分を真菌に提供します。つまり植物と真菌は互いに栄養を交換しているわけです。

• 病害虫の防御:真菌は植物病気害虫から守る役割も担っています。菌糸が植物の根を覆うことで、有害病原菌侵入を防ぐことができます

3. 広がるネットワーク

菌糸は地下で非常に広がり、広範囲にわたるネットワーク形成します。このネットワークは、実際には非常に大規模で、いくつもの植物や木の根と繋がっていることがあります。このようにして、1本の木や植物が生きている限り、菌根がその周りに広がり続けます

• 「木のネットワーク」としての機能:菌糸は、異なる植物樹木同士を繋ぐ役割果たしており、時には「木のネットワーク」や「ウッドワイドウェブ」と呼ばれることもあります。これにより、近くの木々栄養や水分を交換したり、病害の情報を共有することができます

4.相互依存関係

このネットワークの中では、キノコや真菌が植物栄養供給を手伝っているだけでなく、逆に植物光合成で作ったエネルギー(糖分)を提供することで、真菌も成長を続けることができます。いわば、これらは共生関係であり、どちらかがいなくなると他方も生きていけなくなってしまうのです。

5. 「木のインターネット

一部の研究者は、この菌糸ネットワークを「木のインターネット」とも呼んでいます。これには、キノコ植物の間で「情報」を伝えるという側面もあります。たとえば、ある木が病気にかかると、その情報ネットワークを通じて他の木々に伝わり、予防的な反応を引き起こすことがあるというのです。

6.キノコ環境

キノコ(真菌)は、森や草原の土壌を健康に保つために重要です。菌糸が有機物を分解し、土壌の中の栄養素を再利用できる形に変えます。この過程を「腐生分解」と呼び、植物にとって必要栄養供給する役割も担っています

このように、キノコの菌糸ネットワークは、単にキノコが生えているだけではなく、地下で非常に複雑で動的なネットワーク形成し、植物木々との相互作用を通じて生態系全体に影響を与えています自然界の中で非常に重要な、見えない部分のつながりが、私たちの目の前に現れるキノコたちを支えているんです。

Permalink |記事への反応(0) | 14:12

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2025-10-10

anond:20251010180725

イギリス

春(3月4月5月)は、突然のにわか雨が多く、木々やその他の植物が花を咲かせる季節です。

夏(6月7月8月)は、イギリスでは最も気温が高い季節です。日照時間が長い日が続き、時折の雷雨や、年によっては熱波が発生します。

秋(9月10月11月)は、乾燥して穏やかですが、多湿で風が吹きます木々の葉が散り、温度が下がっていく季節です。

冬(12月1月2月)は、イギリスで最も寒い季節です。気温が低く凍結が起こり、時折雪も降ります

Permalink |記事への反応(0) | 18:14

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2025-10-07

新婚旅行ハワイガチ評価

ホテルアクティティ、食などの体験を五段階でガチ評価します。値段も書きます新婚旅行される方は参考に...

旦那:29才、妻:27才

どちらもインドア派、食の好みは肉魚どちらもトントンくらい。

※1ドル=150円換算で値段は表記してます。(旅行時期は2025年9月

※★★★★★(最高) ⇔ ★☆☆☆☆(最低)

※★☆☆☆☆の体験は無かったです。

滞在航路

ハワイアン航空(往復):★★★☆☆/1人125,000円

別に可もなく不可もなく...行きは寝る都合で少し広めの席(1人当たり+2万くらい?)で搭乗。

足が伸ばせて座席の下にコンセントも付いていたので不満なし。

ハレクラニホテル(3泊):★★★★★/400,000円

泊まったのはダイヤモンドヘッドと海が見えて、高階層の部屋(ダイヤモンドヘッドオーシャンビュープライム、みたいな名前だった気がする)

部屋が海側の角部屋だったので視界を遮るもの特になくめちゃ綺麗。毎日何か特殊なアメニティハンドクリームとか枕にかけるミスト?)をもらってよかった。後ハネムーンってことを伝えたらシャンパンも貰えてハッピー

ホテル外でマリンアクティティ行くときタオルを借りれて、しかも毎回水も貰えて助かった。因みにリフィルできる缶の水も無料で部屋に備え付けられている。これもよし。

サイトで大体40万くらいで買えた。しかも朝食付きパッケージだった。安すぎ?

アウラニ(2泊):★★★☆☆/200,000円

泊まったのはオーシャンビューでデラックススタジオみたいな名前の所。(ヴィラタイプキッチンがついてる。)

部屋は感動する程でもなく、またオーシャンビューではあるけど「わ~!!!」というほどではなかった。

フロントサービス大衆ホテルみたいで、多分新婚旅行かには向いていない。キャラグリは良かった。

テレビ大人だけで楽しんでる姿がよく放送されるけど過大評価と思われる。キッズいたら評価上がるかな。

後、5,000円くらいで買えるリフィルマグは買いましょう。スプライト死ぬほど飲めるので。

アクティティ

ハレクラニプール):★★★☆☆

特に評価する部分が無い。水飲み放題

ハレクラニ(ビーチ):★★★☆☆

プールから直結する、人数が少なめのビーチ。テレビとかでよく見るワイキキビーチの、あの感じではないので注意。

ワイキキビーチは近いので、その雰囲気が味わいたいなら外にいったん出る必要あり。

アウラニ(プール):★★★☆☆

18歳以上専用のあったかプールみたいなのがあって、そこがよかった。

流れるプールは人多くてあんまり...浮き輪が当たりそうになると日本人ゆえ気を遣う必要があるので...

スライダーもあって、これもおもろかった。プールサイドの椅子争奪戦って言うのを見てビビってたけど、多分子持ちじゃなければどこでもいいので取れる。

※子持ちだと子供プール近くとかに取る必要があるので、そこは確かに埋まってそうだった。

アウラニ(ビーチ):★★★☆☆

人数少なめのビーチ。(ラグーンって言われてる?ラグーンって何?)

波が土地の形状で抑えられてるので、大きな波が来なくて子供でも安心

ビーチサイド致死量椅子があるので波の音を聞きながらゆっくりすることも可能全然埋まってなかった。

ダイヤモンドヘッド:★★★★☆(1人1,000円)

都市部から結構移動する必要あり。日本の山と違って木々が全て枯れているため遮るものが無く太陽光やばい帽子必須

朝8時くらいに向かったので混雑はそこそこ。頂上の写真を撮るスポットは30分くらい並んだかもしれないけど、頂上からワイキキビーチのホテル群を見れるのでかなり良い。

中腹から頂上に向けてルートが2つあるので、行きと帰りは別々のルートを通るのがオススメ。急勾配+凄い段数の階段があるけどそれは帰りの方が良いかも。

KCCファーマーズマーケット:★★☆☆☆

地方の色々なものがあったのは分かるけどあまり惹かれるものは無かった。同じようなものばっかおいてあったしワイキキビーチ周辺でも買えそうな...

その割に混んでる。スムージー買ったけどまぁそこそこ。時間に余裕があるなら寄るくらいでいいかも。何か予定として1つ入れるには物足りない。

シュノーケル:★★★★☆(1人18,000円)

ウミガメとか魚とか見た。シュノーケルポイントまで船で行くけどまぁまぁ長いので酔い止めとか対策した方が良いかも。

個人的に印象に残っているのは、ガイド日本人大学生ハワイ大学生活を送ってたっぽい)から行きの車の中で日本移民を受けいれすぎだよね~みたいな話の流れの中で

「(他の文化を受け入れる準備ができていないのに)受け入れるなんてほんと馬鹿ですよね」と言ってて、自分より若い大学生の方が移民に対する考え方について数歩先を行ってることに対して「なんかすみません、自分の事しか考えてなくて」となった。

ルワーズラウンジ:★★★★☆(1人5000円)

ハレクラニホテル内にあるバージャズ生演奏やってた。

英語全然話せないし呼び方もわからないので滞在難易度が高かったけど雰囲気かなり良い。お通しナッツも専用の箱に入ってて素敵。

バーオリジナルカクテルを頼んだけど、どうやらウイスキーに風味を足しただけでほぼロック。氷にはお店のロゴが掘られててスゲっとなった。

カイルアビーチ:★★☆☆☆

あんまり評価するポイントが無い。可もなく不可もなく

サーフィンレッスン(ハレクラニ):★★★★★(1人25,000円)

ハワイ滞在における最強アクティティマジで面白かった。

シュノーケルウミガメ見たけどそれと同じくらいウミガメを見ることもできたし、波に乗って風を切ってキモチエ~。視線の先に広がる海も、ホテル群もきれい

素晴らしさを表現できる語彙を持ち合わせていないのが申し訳いくらい、神アクティティだった。絶対した方がいい。ガチオススメです。

ルアウ:★★★★★(1人25,000円)

ヒルトンハワイアンビレッジのルアウを鑑賞。ヒルトンハワイアンビレッジのデカさにビビる。ルアウにご飯もセットでついててお得だった。

ルアウ自体は全て英語だし、ダンスも正直「はえ~」くらいの感想しかなかったけど、ルアウに来ている人たちの雰囲気新婚旅行家族旅行)がメチャクチャよかった。

ルアウに感動するというよりかは、ルアウという伝統芸能大事な人たちと鑑賞している人やその人たちと同じ場で自分たちも新婚旅行という大事時間を過ごしている、という事実でかなり心が温まったのでこの評価

スパアウラニ):★★★★★(1人30,000円)

50分コース選択。開始の1時間前くらいに受付する。なんかスパ歴史とか概念を話しながら施設全体の説明をしてくれるけどバリバリ英語なので5割くらいわからん

温泉があって、スパが始まるまで+終わった後はそこでパートナーのんびりできる。人も少ないし風の音が気持ちいので1日くらいここで過ごしてもいい。タオル普通タオル+冷やしタオルがあるのでリフレッシュできる。

スパ自体もかなり気持ちよかった。熱い石を用いた施術があるけど石熱すぎてビビる。でもマッサージしてる人は平気な顔で持ってるので「耐えられる熱さか・・・」と思いながら我慢

ホテルの部屋が準備されていたので終わった後は割と早めに部屋移動したけど、ここで暫く滞在していた方が多分よかったかな...

パドルボードヨガアウラニ):★★★★☆(1人5,000円)

アウラニのビーチで、パドルボードSUPのやつ)上でヨガをする。パドルボードバランスをとりつつ、不安定ポーズをしないといけないので難しかった。

参加者は全員日本人なのに講師の人バリバリ英語しか喋ってなかった。日本人講師とか、どうにかなったりしませんかね。

ただ、波の音を聞きながら海の上でやるヨガ気持ちよかったのでオススメかも。アウラニはアクティティしないと時間が余るので。

朝食:ハウスウィズアウトアキー:★★★★★/1人7,500円

ハレクラニにある屋外ビュッフェ。2回食べに行ったけど、何と1日目と2日目は全て違うメニューで、全てが美味しかった。バグ

飲み物紅茶飲み放題ジュース飲み放題で朝からいっぱい食べたい場合はここ一択かもしれない。

和食も1プレート分は揃えられているのでハワイの食に飽きたらオススメ。朝食パッケージだったので実質無料で食べれた。

朝食:オーキッズ:★★★★★/1人7,500円

ハレクラニにあるレストランコースアラカルトもある。

朝食パッケージは50$分の料理が含まれているらしく、その値段内で好きなよう頼めるとのこと。

ステーキと卵のセットを買ったけどステーキが美味しすぎてビビりました。奥さんパンケーキを頼んでたけどおいしいし、でかかった。

ハウスウィズアウトアキーと違って飲み物は単品で値段取られるし、あまり量は食べれないけど優雅なのでこちらもオススメ

朝食:マカヒキ:★★★★☆/1人7,500円

アウラニにあるレストランコースは1種類で、その中から飲み物メインディッシュを選べる感じ。

入り口ミッキー写真を撮るけど、カメラマン写真でもスマホ写真でも撮ってくれる。カメラマン写真はあとで席に売りに来るけど押し売りではない。

それ以外でも、ご飯中にキャラテーブルに来てくれて写真が撮れる。ミニー所作がかなりお姉さんで日本と違って面白かった。

体験としては良かったけど、料理の質は↑2つのレストランに比べると落ちる。

昼食:ジョバンガーリックシュリンプカカアコ):★★★☆☆/1人3,000円

想像していたガーリック度合いから2段階くらい落ち着いた食べ物だった。その代わり油マシマシ。

自分は殻が食べれない人間なので殻をむきながら食べることで食事体験としての評価が下がってるかも。殻食べれるなら★4くらい?

昼食:ステーキシャック:★★★★★/1人3,000円

かなり美味しい。ステーキの高いお店行かなくてもここでいいくらい美味しい。

因みに近くの原っぱやビーチ沿いのイスで食べると鳥がかなり寄ってくるので、ホテル持ち帰り推奨。

昼食:ブーツ&キモズ:★★★☆☆/1人3,000円

言わずと知れたパンケーキの名店。想像していた甘さを100とするなら、40くらいだった。

いや~また食べたい!という感じではない。体験として、って感じ。

夕食:ポケ&ダイス:★★★☆☆/1人3,000円

ポケのお店。味は良かったけど店員がたまに日本人馬鹿にしてる感があって不快かも。バイトから日によって当たりはずれありそう。

夕食:ハイバーガー:★★★★☆/1人3,000円

ハンバーガー3000円高い。けどウマイ。

夕食:マグロブラザーズ(ポケ):★★★★☆/1人3,000円

美味しいポケ。あんまかくことない。

夕食:ABCストアデリ:★★★☆☆/1人3,000円

9月オススメメニューを買ったところ、1,800kcalの食べ物が出てきて横転。味は可もなく不可もなく。

安価でいっぱい食べたいならかなりオススメかもしれない。

夕食:モンキーポットキッチン:★★★★☆/1人15,000円

アウラニ周辺にあるレストラン雰囲気がいい。が、高いわりに量が少なく悲しい。味は良し。

費用の目安

5泊7日

アクティティモリモリ

高級レストラン特に行かない

移動はほぼUberアラモアナ周辺は the bus)

上記条件で大体150万円くらいだった。

ホテルのグレードちょっとだけ落としたりアクティティを減らしたり、移動をthe busメインで考えたら100万切れると思う。

後、もしアウラニ+ワイキキを考えているなら先アウラニでハードルを下げてからワイキキビーチ行った方が絶対いいです。そうするとハワイロスになるかもしれないけど....

以上、ご参考までに。

Permalink |記事への反応(16) | 14:09

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2025-10-03

社内失業者多すぎ問題

以下が社内失業者の仕事

福利厚生設備管理

社内緑地(畑)の管理

環境アセスメント調査(定期的にサンプル取って業者に送る)

設備故障時の監視役(人間センサ)

社内敷地内の緑地(木々)の管理

敷地内の安全巡回

守衛(正社員が昼間にやってる)

見学者の同行員

なんか知らないが、災害対策室でいつも話し合ってる5人くらいの人

もっと居る、社内の30%くらいが社内失業

辞めて若者年収分配してほしい

なんなのこいつら

Permalink |記事への反応(1) | 20:48

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2025-09-24

【1】オリーブタウン迫真お嬢様

はじめに

ごきげんようオリーブタウン迫真お嬢様部へようこそ。

あらゆる意味で有名な牧場物語オリーブタウンを遊んでまいりますわ。失踪したら、そういうことだと思ってくださいまし。


ゲームスタートですわ

早速オプションでボイスをオフしましたわ。どうしてボイスをお付けになります!!!!!!結構ですわ!!!!!!!牧場物語シリーズにおボイスは!!!!!!!!!


ときょうび「環境音」という項目が無いのに、一抹の不安をおぼえましたわ。そんなことありますの?

モードは「やさしいモード」でまいりますわ。モードの違いは各自お調べになって、どうぞ。


ローディングの鶏さんとヒヨコさんが大変可愛らしいですわね。けどちょっと長いですわね!あっ!この愛らしさをアピールするため?なんにせよ先行き不安ですわ!


プロローグムービーが流れて、オリーブタウンの開拓歴史ごくあっさりと説明されましたわ。

ムービーだった割に内容が薄い気がいたしますけれど、きっと早くキャラメイクさせて差し上げたいというマーベラス様の温情ですわ。そう思うことにいたしましょう。ロード時間返して。


キャラメイクでしてよ

あっ!ここでボイスをお決めになりますのね。ボイスオフにしたかサンプルボイスが聞こえませんわ!

しかもここからタイトルに戻れませんのね!やり直しですわ!クソが!ムービー飛ばせねぇのかよ!


再起動しましたけれど、サンプルボイスが一種類だけで判別しづらいですわ~~~!!!まあ今回はおメンズですので、フレッシュボイスしましょう。どうせオフにするからいいですわ。

あとデフォルトのお衣装がフードつきだから襟足が見えませんわね!!!何なんですの???


バイクの色は白にしましたわ。理由水曜どうでしょうカブに似てるからですわ。後ろにダルマ乗せて走りますわよ~~~!!!


オリーブタウンに向かいますわ!

ガビガビの葉と、マットな質感の幹の木々の間をカブで駆け抜けて、オリーブタウンに到着。ところがどっこい、カブ故障してしまいましたわ。なんてこと~!!!


ヴィクトル

 なにかね、キミは。もしかして、そのバイクで来たのか?

わたくし

 はい、そうですわ

ヴィクトル

 それにしても、ご苦労なことで。それでバイクがこんなことに……


あら???わたくし、海外インディーゲームをやっている???文脈が、なんだかおかしくありませんこと?

あっ、いけませんわ。まだたった56文字ですのよ。判断が早すぎますわ。


ヴィクトル

 心配はいらん。バイクの修理はわしが手配しよう。


あら!こちらの判断も早すぎますわ!

見ず知らずの人に、見ず知らずのクレメンスさんに預けとくと言われましたけれど、いくらなんでも話がとんとん拍子すぎませんこと???このままカブまれませんわよね?

ちなみに目の色がおピンクなので、桜梅桃李からとってトーリという名前のおメンズしましたわ。牧場物語名前故事成語「桃李不言 下自成蹊から取り「コミチ牧場」としましたわ。なんですの!?急に真面目くさって!


ヴィクトル

 そうそう!コミチ牧場!興味があるか?それならワシが基本的なことだけ教えてあげよう。


~暗転~


ヴィクトル

 これを渡しておこう。


今の暗転は何だったんですの!?説明してくださいまし!!!

要は「自分開拓してね!よろしく!」ということのようですわ。しかも寝泊りはテントですの!?そんなところまであつまれどうぶつの森リスペクトですの!?お宅はマーベラスなんですのよ!?参照元間違ってらっしゃらない!?牧場物語遊んだことないんですの!?


とってつけたように「私が町長です」自己紹介したヴィクトル様と別れて、テント暮らしですわ。

おじいさまの荒れた牧場を受け継ぐストーリーヴィンテージ牧場物語お嬢様垂涎ですけれど、家も無いのはちょっとまりですわね!ミネラルタウンや忘れ谷やシュガー村よりひどいですわね!これ訴えたら勝てますわ!


自由行動開始ですわ~

ようやく自由行動になりあれこれ触ってましたけれど、好きなタイミングセーブできること(ヴィクトル様はねんねの時って仰ってた気がしますわ)、天気予報が数日先までわかること(ただセーブロードで変えられませんわね)、住人の居場所?と誕生日があらかじめわかってるのはいいですわね。

今回ストレスで胃をやるまでwikiは見ないつもりですので、助かりますわ。


作物は勝手に生えてるのを出荷したら、種が店頭に並ぶんですのね。どういうことですの?

そして動物はそこらへんにいるのを手なずけて、手なずけると飼える動物が増えるんですのね。どういうことですの?

(動物慣れしてからということなら、牧場アルバイトでもさせればよろしいのではなくて?)


あいいですわ。とりあえず道具の使い方を覚えて…あら?

木が鬱蒼と生い茂っているのに、木の裏が見えませんわ~~~!まさかコナミ特許のせいですの!?俯瞰視点で透過する特許はもう期限切れじゃありませんこと!?

わたくしダウンロード版ですから、これ最新版のはずですわよね!ここ直さないの、ありえなくないですかしら!?マジでテストプレイたか


まあ、ごめんあそばせ。作業は一旦さておき、町へ出かけてみますわ。

ここまではほぼあつ森とやってること同じですものね。ここで差をつけてくださいまし。ヴィクトル様との会話でちょっと一抹の不安を感じましたけれど。ヴィクトル自身がアレなだけかもしれませんものね。


街に繰り出しますわ~!

記念すべき第一村人は、発売直前わたくしの中で一番人気大本命◎だったブリジットですわ。

…あら?話しかけるたびに台詞が変わりますわね。もしかして台詞シナリオの事を酷評された名残かしら?

多ければいいってものでもありませんわめ。時間場所イベント進行などのタイミングバリエーションをつけて、挨拶台詞、別れの台詞という構成よろしくてよ。ちょっと半ばヤケクソで増やしてませんこと?もしかして作った方、牧場物語遊んだことないのかしら?


そしてそのお隣の雑貨屋に行って気づいたんですけれど、わたくしクワもジョウロも持ってませんわ?渡されたのはオノとカマとハンマーどうなってますの?(再掲)

そして大工屋さんに行ったら説明「自宅の増築をしてもらうこともできます…いえあの、わたくしま自宅すらありませんわ!まさか宅建てるのに、マネー取りませんわよね?おじいさまのご自宅に住ませていただけますわよね?

そして道具屋さんに行って、ヴィクトル様のおっしゃっていたクレメンス様にお会いしましたけれど…あの、わたくしのスーパーカブについて何も無いんですの?自称バイクのすぺしゃりすとラーシュ様ともお会いしましたけれど…あの…わたくしのスーパーカブ…。

そしてヴィクトル様などに「床にモノを置いてると翌日消えるよ」と教えて頂けましたわ。こちとらテント暮らしでしてよ。何てことおっしゃるんですの。


挨拶回りしてて薄々気づいてはいたのですけれど、住人の皆様の表情筋がカチコチですわ。

何となくお立ち姿は、牧場物語の生みの親こと和田様が作られた、リトルドラゴンカフェ(中日球場メシが食える場所ではありませんわ)に近いものを感じますわ。あちらもキャラデザは同じ、まつやま先生でしたけれど。ドラゴンズカフェの方が質感があってよく動いてた気がしますわ。

それにしても牧場物語って、話すときに手をぷらんぷらんさせるの好きですの?動かすってそういうことじゃないと思うのですけれど。PSP牧場物語何となく思い出しましたわ。2009年から進歩無いんですの?


町の導線は、比較的わかりやすくて助かりますわ。まあ、狭いですしね。それにしてもマップがあるのに現在地が分からないのは、どうなんですの?

というか、もしかして町とちょっとした泉以外のエリアが無いわけでは…ないですわよね…?山とか、ありますわよね…?


初日困惑開拓と話しかけで終わりましたわ。以上、オリーブタウン迫真お嬢様初日でした。先行き不安ですわ~~~!!!

Permalink |記事への反応(1) | 22:43

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2025-09-21

anond:20250921074856

第十一幕 黄金の瞳と恋に落ちる神

 犬族の長に歯向かったタケルは、その黄金の牙の前に為す術もなく倒された。しかし、彼は死んではいなかった。犬族の長は、彼に最後通牒を突きつけた後、タケルに、彼らの真の目的を伝えるために、一人の女性を遣わした。

 彼女は、犬族の中でも特に美しい容姿を持っていた。艶やかな黒髪は潮風に揺れ、その瞳は、昼間には深い琥珀色に、夜には満月のような金色に輝いていた。彼女の名は、シズカ。犬族の中でも、特に人間との交流を許された、唯一の存在だった。

 タケルは、千葉の山奥にある犬族の隠れ里に連れて行かれた。そこは、人間が踏み入れたことのない、手付かずの自然に囲まれ場所だった。タケルは、そこでシズカから、犬族の歴史と、彼らがこの地を守り続けてきた理由を聞かされた。

 「我々は、太古の昔から、この星の均衡を見守ってきた」

 シズカは、澄んだ声で語った。「人間は、自分たち欲望のままに自然破壊し、レプティリアンは、冷酷なまでに生命管理しようとする。どちらも、この星の『生命』を理解していない」

 タケルは、反論できなかった。彼が人間として感じた「温もり」や「喜び」は、犬族から見れば、ただの利己的な感情に過ぎないのかもしれない。

 「しかし、お前は違った」

 シズカは、タケルの目を見つめて言った。「お前は、人間の温かさを知り、そして、世界の真理に触れた。我々は、お前の中に、人間と犬族、レプティリアンのいずれでもない、第三の可能性を見たのだ」

 シズカは、タケルに、犬族の持つ特別な力を見せた。それは、人間レプティリアンとは違う、動物植物の声を聞く力彼女は、森の木々や、川を泳ぐ魚、そして空を飛ぶ鳥たちと、直接心を通わせることができた。

 タケルは、その光景に深く感動した。それは、彼が焼きまんじゅうから学んだ「真理」の、より深い次元だった。それは、個々の生命が持つ温かさの連鎖ではなく、この星全体が持つ、ひとつの大きな「生命」だった。

 タケルは、シズカに惹かれていった。彼女の瞳は、彼の心を映し出す鏡のようだった。彼女と話すうちに、タケルは、自分がこれまで感じてきた愛が、いかに小さく、限定的ものだったかを思い知った。

 「ノゾミは、お前に人間の温かさを教えた」

 シズカは、タケルの心を読み取ったかのように言った。「そして、お前は、その温かさで多くの人々を笑顔にした。だが、真の愛とは、この星のすべての生命を愛することだ」

 タケルは、シズカの手を取った。彼女の掌は、冷たかったが、その奥には、途方もない温かさが宿っていた。それは、ノゾミの温かさとは違う、この星すべての生命を包み込むような、慈愛の光だった。

 タケルは、この時、悟った。ノゾミが彼に伝えたかった最後メッセージは、この愛にたどり着くための道標だったのだ。それは、一人の人間を愛することからまり、やがて、この星のすべての生命を愛する、普遍的な愛へと昇華していく旅だった。

 タケルは、シズカの瞳に、その答えを見た。そして、彼は、彼女に、心から愛を告げた。彼女の瞳には、タケルへの愛が、静かに灯っていた。

(第十一幕・了)

 

タケルとシズカの愛は、人間と犬族、そしてレプティリアンの三つ巴の戦いに、どのような影響を与えるのでしょうか?

Permalink |記事への反応(1) | 07:54

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2025-09-15

風に砕けた約束

北の氷海で、鷲と熊は一度、向かい合った。

互いの影は長く、白い地平を裂いたが、

そこにいた鹿の声は、届くより早く霧に消えた。

「熊が望むとき、鹿は背を向けていた。

いま鹿が望むとき、熊は耳を塞いでいる。」

そう呟いたのは鷲であった。翼の先に嵐をため、

声は空洞を響かせた。

だが、鹿は立ち止まらない。森の奥に牙のない

歌を置き、なお前に進もうとする。

熊は背後に数えきれぬ影を従え、夜を埋めるほど

の鉄の蜂を放った。

大地がうめき、木々は裂け、川の水面さえ

燃えた。

鷲は思案する。力を抜けば羽根は折れ、力を

込めれば嵐が広がる。

彼は群れに向かって叫んだ。

「油を絶て。火を断て。熊を飢えさせよ。」

だが群れのいくらかは首を振る。炉の温もりを

手放せず、熊の黒い蜜を口にし続ける。

鹿は震えながらも訴える。

「森を守る言葉は、まだ書かれていない。

誰か、紙を差し出してくれ。誰か、筆を。」

その声はか細いが、消えたわけではない。

そして空には裂け目があり、そこから未来

火花が零れ落ちる。

熊は言う、「森の端を渡せ」。

鹿は言う、「森は私の胸骨だ」。

鷲はそのあいだで、取引の名を口にするが、

取引の響きは風に砕ける。

Permalink |記事への反応(0) | 20:09

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2025-09-10

無垢なる訪問

広場訪問者が現れた。

その歩みは石を震わせ、瞳には飢えとともに、

夜を渡る沈黙が宿っていた。

人々はざわめき、

「これは災いをもたらす」と叫び、門を閉ざし、

鉄の影を振るった。

その夜、血は石畳を濡らし、安らぎは胸に

宿ったが、それは薄氷のごときものであった。

やがて街に異変が始まった。

木々は花をつけても実らず、

小さき獣は群れをなし屋根裏に忍び込み、

皿に灯る糧は静かに痩せていった。

市場には品が並んでいても、欠け落ちた響きが

あり、子らの笑いは乾いた風にさらわれて

いった。

夜空には無言の灯がともり、風は塔を

渡りながら囁いた。

――退けられたのは災いではない。

かに大地を支える手そのものであった、と。

Permalink |記事への反応(1) | 11:57

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2025-08-13

最近引越しした割と街中の部屋で、夕方ハヤシライスを作っていた。

川が近くて、川岸木々で蝉が鳴いていた。

右側からは蝉の声、左からは通りの車の音が聞こえた。

玉ねぎを切りすぎて、涙が絶えがたくなってきた。

なんだか物凄く、夏だと思った。

Permalink |記事への反応(0) | 20:36

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2025-07-21

この連休乗り鉄日記高崎編)

anond:20250322200443

3月に続けて、この連休乗り鉄してきたので、また日記増田に残そうと思う。

6時前の起床は目覚まし前に起きられた。夏なので暗くはなく、起きるのも困難ではないのだ。

横浜に出て、途中の行程を端折る新幹線切符えきねっと経由の券売機で購入。

券売機を直に操作すると、並ぶ列のプレッシャーが嫌なので、発券以外はえきねっとで済ませた。)

東京では冷房が寒かったので暖かいものを。

降りたところにはあまり選択肢が無かったので、自分には珍しくそばを食う。

8時前の新幹線自由席なので、ホームで並ぶ。

窓側ながら眠くて大宮までは寝てて、あとはGoogleマップ現在位置を追う。

隣は朝からビールをあけている。

高崎から吾妻線乗り潰しへ。4両も立席の出るほどに混む。

新前橋を過ぎれば遠方にこんもりとした山を見るが、吾妻線に入るとそこに挟まれた感じとなる。

橋で川を渡れば、岩に立つ白波が涼やか。強い光ゆえ緑の色彩も濃く見える。

カーブトンネルと迫る植物も山深さを感じさせる。

小野上では採石がとれるようで、それを積む特殊車両が泊まっている。

中之条で山あいは開ける。それなりに人が降りるのは四万温泉に向かうのか。

列車国道に沿って進み、また山あいへ。

トイレしたくて車両を渡ると、二人ほどロードバイクを持ち込む人が居てうらやましい。

岩島から最近作ったろう高架橋国道をまたぎ、長いトンネルに入る。これが八ッ場ダムによる新線なのか。

抜ければ、川原湯温泉の新しいホームで行き違い。

ダムの湖面が木々の合間にわずかに見える。その前方には急峻な地形に貼り付く国道駅前にはキャンプ場もあるのね。

また長いトンネルとなり、トンネルではWikipedia沿線概況を見て過ごす。

ダム下だからか、削り込まれ吾妻川を橋から見ては、長野原草津口でもごっそり降りる。

片面の行き止まりホームを見ては遠景を撮ろうとするが、時間が足りず。

そして、大前での折返時間は短いので、事前に車内で精算しておくようにとの放送。ここまで30人程度は残っただろうか。

羽根尾の構内も広い。それを過ぎると、シールド木々に包まれては20km/hなんて看板である

強く減速し、災害の多いこと、そして線路の終わりも近いだろうことを知る。

万座・鹿沢口手前でも同じくらいの減速。

街は川向いにあり、駅前には旅館を示す剥げた看板土産店。反対側にはバイクの集まるカフェ

そしてさらトンネルで、大前まで乗り切った。プツっと終わる感じの平面ホーム

気持ちだけかもしれないが、降りても涼しく思える。見どころはけっこう多くて飽きない行程だった。

折返しの9分では、私も含め、乗ってきた人々の写真大会

線路の終端、乗ってきた車両、川の対岸へとカメラを向ける。

ロードバイクも組み立てている。

そして出発となるが、乗車証明発券機はなかったので、帰りの車内で切符を発券してもらう。

ひとりひとり処理するの大変だなあ。

また強い減速で始まる帰りは、長野原草津口手前で旧太子線の橋脚、その先では引上線として残る旧線がみつけられた。

川原湯温泉では今回も行き違いで、わずかに見える湖面に向け写真を撮る。

帰りはなんだか行き違いが多くて、ちまちまと停まる。

そして考えることもなく車窓を眺めていると、幸せすぎて「ずっとこのままで居たい」とさえ思ったりもする。

人生仕事から解放され、ずっと何も考えずに居たいものだ。

ちなみに、親は親で観光地に出かけたらしい。

じいさん、ばあさんの写真とともに撮った観光地写真が送られてきて、

夫婦には子供なり老人なり慈しむ存在がないと、関係性が保てなくなるのかなと思ったりする。

そんな詮無いことばかり考えないよう、Vtuber雑談を聞きつつ、平野が広がれば渋川に戻る。

新前橋で乗換えては高崎

まともなものが食いたく、今回は菓子パンで済まさず、中華屋豚キムチ定食

そして、飲み物買っての上信電鉄建物のすき間を縫うような改札口

往復料金とフリーきっぷは同じ金額で、後者を購入。

車両107系の改造らしいが、LEDフルカラーで行先案内もディスプレイ化され、手間暇かかっている感じ。

でもトイレは不可か。

車両所には剥がれる古き車両も見て、街を抜けては新幹線からねじるようにして川を越える。

スピードゆっくりなのに、線路の整備がいまいちなのか、左右に振られて轟音がある。

しかも車内は抵抗制御からか、冷房が効いていない。

車窓は吾妻線と比べると、山々に挟まれるというか囲まれるといったくらい。

住宅もそれなりに多く、昼間のワンマン運用ながら乗降は細かくある。

吉井からはひたすらまっすぐなのにやはりスピードは緩く、車両は揺れる。

上州福島はほぼ中間ゆえ、行き違い。駅舎はホーロー駅名標だったりしてそれなりに古い。

上州富岡ではけっこう降りて、残り10人ってところ。

上州一之宮ではきついカーブから、同じ方向に折れた川幅を高いところから眺める。

このあたりから山登り感が出て、神農原では残り3人。

そしてラスト千平からは、鏑川の渓谷と急峻な山肌に挟まれスリルさえ感じる空間をこわごわと進んでいく。

ここはさすがに相当(体感20km/hくらいか?)減速するようだ。

山肌を回り込んでは下仁田駅に着く。

駅名標と山々を合わせて撮っては、車線もない駅前から5つものコミュニティバスが入れ替わりに発車する(列車に合わせるので当然か)。

乗り潰しは14時台ながら早くも終わりなので、折り返し便では帰らず、

バス待合室で時刻表の少なさ(6系統南牧村便があるが、休日は4便ずつしかない。

乗合タクシーに至っては曜日運行!)をじっくり見ては、廃墟かわからない昭和建物とか、

旅館こんにゃく料理を出すとか、河原で人々が水遊びをする遠景を見るとかして駅に戻る。

座布団に座りつつ、そんな古い待合室の雰囲気をしばし楽しむ。

帰りの車両では、広告の代わりに絵ハガキが飾られていた。

途中は、渓谷のところで赤津信号所存在に気づく。

上州富岡は名所に合わせてか、新しい建物屋根が高く作ってあるのも知る。

高崎近くでは佐野橋をみつけ、木製なのかなと思う。

佐野信号所も行き違いがあったのでわかった。

高崎から普通車グリーンで2時間半かけて帰る。

行きは乗るべき列車があったから急いだが、帰りは急ぐ理由もない。

酒飲むかは迷ったが、暑さによって酔ったような頭のかすみがあり、辞める。

車両区には吾妻線で見た砂利運ぶ車両複数居て、SLも構内で入れ替えしていた。

烏川を越えた光景には見覚えがあり、やっぱり一度来たことあるなと思える。

そして車窓も気になるのだが、暑さからの疲れで眠くなる。

寝てると、ここで親から電話。うかつに出かけられもしない!

軽くイライラしては、はてブに逃げて無駄時間を過ごす。

こんなんではダメだと、短編で興味がキレギレとなるゆえ、まだ読み終わらない「異常論文」を読み出す。

「ザムザの羽」は感情的に来るものがあり、「論文」として並ぶ中では特に面白かった。

そして横浜は19時前であり、さすがに薄暗くなる。

帰っては速攻でシャワーを浴び、20時には楽しみな議席予測を聞く。

結果は最後まで気になり、途中暇つぶしをしながら、寝るのは25時となる。

連休中の選挙だったので、明日の朝を気にせず遅くまで見てしまった。

Permalink |記事への反応(1) | 18:42

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2025-07-13

中国産の新しいオープンウェイトKimi 2で適当物語を作らせてみたら、相当自然日本語で、中国らしい地味に洒落た話が出てきた。

記述は端的ながら、よくある取引・交換要素も勝手に加えてて中々凄いと思う。

https://huggingface.co/moonshotai/Kimi-K2-Instructで試せるから各々話してみてちょ

この前に適当Webページを作らせたら16000文字分の出力が得られたので、長文を依頼すればもっと長い話も書けると思う。

これがオープンでほぼ自由なんですよ凄いねこのままじゃデカすぎてローカルでは動かせないけどね。

以下、インデント記号エラー修正などは無しでそのままの出力

Input amessage to start chatting with moonshotai/Kimi-K2-Instruct.

日本で有名な昔話を3つ組み合わせて、面白い物語作成してください。ありきたりな組み合わせは避けてください。創作に入る前に、選択した物語概要をそれぞれ説明してください。その後、融合させて新しい物語作成してください。

選択した昔話の概要】かちかち山(かちかちやま) 狸が悪さをして、うさぎが仕返しをする話。狸は山で老人を殺してしまい、うさぎは「かちかち山」で狸を焼いたり、泥船に乗せて溺れさせたりして最後に殺してしまう。残酷ながらも「因果応報」の教訓譚。舌切り雀(したきりすずめ) 優しいおじいさんが飼っていた雀が、欲深いおばあさんに舌を切られて逃げる。おじいさんが探しに行くと、雀は「雀の恩返し」をしてくれる。おばあさんが大きな箱を選んで開けると、中には妖怪や災いが詰まっていた。花咲か爺(はなさかじい)) 心優しい爺さんが、死んだ犬の「シロ」に教えられた場所を掘ると金が出る。意地悪な隣人が真似をするが、掘るとゴミ妖怪が出て、最後花咲かじいのおかげで庭に桜が咲き乱れる。【融合ルール】・主要キャラは「うさぎ」「狸」「舌切り雀」「花咲か爺」だが、役割を入れ替える。・舞台は「かちかち山」だが、山そのものが“生き物”である設定を追加。・残酷さを“再生”に変える。・ありきたりの「善悪二元論」ではなく、“記憶取引”という新軸で物語を組み立てる。──────────────────新しい物語 『かちかち山の記憶市場』──────────────────かちかち山は、古くから記憶を貯める山”と呼ばれていた。木々年輪の一本一本が、誰かの忘れた思い出を刻んでいる。山は巨大な生き物で、ときどき空腹になると、麓の村から記憶”をこっそりすくい取る。だから村の人々は、ある日突然「どうしてここにいるのか」がわからなくなることがあった。ある冬、山は特別な空腹に襲われた。それは“自分が何者なのか”という根源的な空腹だった。山は自分名前を忘れていたのだ。そこで山は、三匹の動物に“記憶回復”を依頼する。――一匹は、舌を失った雀。 ――一匹は、死んだはずの白い犬の幽霊。 ――一匹は、狸の皮を被ったうさぎ。山はそれぞれに「お前の欲しいものをやるから、私の名前を思い出させてくれ」と囁いた。【雀の取引】 舌を切られた雀は、山に「言葉を返して欲しい」と頼んだ。山は雀の舌を埋めていた年輪を見つけ、それを削って飲み干す。すると雀は、かつて自分が「人間言葉を盗んでいた」ことを思い出す――つまり、舌を切られたのは“罰”ではなく“封印”だったのだ。雀は山に告げた。「あなたの名は『忘れじの山』。だが、それは偽名。本当の名は『咲かし山』――一度失われた記憶を花に変えて咲かせる山だ」【犬の取引】 幽霊の白い犬・シロは、山に「自分の死を忘れて欲しい」と頼んだ。山はシロの死の瞬間を詰ませていた年輪を見つけ、それを燃やして灰に変えた。灰は桜の木肥になり、シロは自分が「死んだのではなく、種になった」ことを悟る。シロは吠えた。「咲かし山よ、お前は自分の名を咲かせるためだけに存在する。だから、咲かせるんだ――『かちかち山』という名を、花に変えるんだ」【うさぎ取引】 狸の皮を被ったうさぎは、山に「狸の皮を脱ぎたい」と頼んだ。実はこのうさぎ、昔、狸を焼き殺した際に「狸の恨み」を一身に受け、皮を被せられてしまったのだ。山は狸の恨みを詰ませていた年輪を見つけ、それを“笑い”に変えた。皮はぱりんと割れ、中から純白のうさぎが現れる。うさぎは笑いながら言った。「咲かし山、お前は恨みを花に変える山。だから、恨みの名『かちかち山』も花にしてしまえ」【山の変化】 三つの真実が重なった瞬間、山は激しく鳴った――かちかち、かちかち。 すると、山全体が桜色に変わり、年輪の一つ一つが花弁になって空へ舞い上がった。舞い上がった花弁は、村の人々の失われた記憶を「新しい物語」として降らせた。――「ああ、そうだ。私は昔、狸に騙された爺さんだったけど、今は桜を守る番人だ」 ――「そうそう、私は舌を切られた雀を助けた婆さんだったけど、今は雀の歌を売る旅芸人だ」誰もが、失った記憶の代わりに「自分で選んだ新しい記憶」を手に入れた。山は、ついに自分の本当の名を思い出した。 その名は――『語り継ぎ山(かたりつぎやま)』。 失われた過去を、花という未来に変えて語り継ぐ山。そして、白いうさぎ、舌を取り戻した雀、幽霊の犬は、山の麓に小さな茶屋を開いた。 店の名は「かちかち亭」。 注文は一つ――「あなたの忘れたい記憶を、花に変えましょう」。客が帰る頃には、必ず一枚の桜の花びらが、皿の上に残っている。 それが、かつて「かちかち山」と呼ばれた巨大な生き物が、人々に送る、ささやかなお釣りだった。

Permalink |記事への反応(1) | 12:35

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2025-06-27

anond:20250626125317 feat奈須きのこ

チャットGPT奈須きのこ風で書いてもらったらこんなんなった

第一章──異界の片隅、誰もが期待と失望を繰り返す、あの漆黒機械仕掛け迷宮

アルクェイド・ブリュンスタッドがぽつりと呟く。

「ねえ、シエルAIって、どうしてこうも使えないのかしら?」

シエルノアが冷めた視線で答えた。

「……あの野郎、万能だと喧伝されてるくせに、具体的な情報にはすぐに躓く。まるで空虚な殻ね。」

アルクェイドは笑みを浮かべ、唇の端から冷たい風が吹いた。

「俺もミリタリーオタクとして試してみたんだ。増田って奴が推す『perplexity』とかってAI検索でね。……結論から言えば、全然使えなかったわ。」

シエルは腕を組み、つぶやく

フランクキャンパー傭兵学校について尋ねたら、ありもしない毛利元貞のインチキ伝説を吐き出すだけ。しかも、その毛利ってのはフランクとは何の関係もない。AIは嘘を平気で吐く。」

アルクェイドは眉をひそめた。

「それに、専門書を当たれと言われる始末。まるで『私の言葉は信用しちゃダメ』と宣言してるみたいなものよ。」

シエルが冷たく笑う。

情報の真偽を確かめるのは人間仕事AI情報の源泉まで掘り下げられない。だから使い物にならないわけだ。」

アルクェイドは手を翳して空を仰いだ。

「だいたい、知識があるならわざわざAIに頼らない。足で図書館を回って、本を読む方がずっと確実。なのに増田って奴は、それを怠ってAIに盲信してるから呆れる。」

シエルは眉を顰めて言った。

人間の目と頭と足、そして自分意思が何より大事ってことを、忘れちゃいけないわ。」

アルクェイドはニヤリと笑い、最後にこう付け加えた。

AI? 使いようによっては便利だけど、万能じゃない。特にこの世界情報は、まだまだ人間の手と心が要るってことね。」

二人は静かに、闇に包まれデジタル迷宮を見据えていた。

■第二章―――ボクガAIでツカエソウナコト…?

──そのとき屋上にぽつんと立つ少年は、ほんの少し眉を寄せていた。

AIで使えそうなことか……ふむ」

切嗣煙草の火を消しながら、静かに言った。

エロアニメスクショを綺麗に拡大するとか、まぁそういう需要はあるかもしれん」

言峰は眉をひそめつつも、どこか諦め混じりに答える。

「まあ、モザイク薄めの宣伝版のスクショを二倍四倍に拡大できるというのは……確かに需要がなきゃ誰も作らんだろうな」

その横で、イリヤは興味津々に首をかしげている。

「でも、そんなことができるなら、便利なんだよね? 私もお勉強かに使いたいなぁ……」

──そんな彼女言葉を聞きながら、遠坂凛は唇をきゅっと引き結んだ。

マイナーキャラエロ絵で抜けそうなのもあるって……学習必須だけど、わかりやすデザインなら元と変わらない絵がいっぱいあるとか。着衣エロとか、たまに設定から起こした主観視点の絵があるのも悪くないわね」

士郎はいものように無邪気に笑った。

「俺も、細かい計算とかはAIに任せられそうだって思ったよ。マイルキロに直したり、フィート毎秒を時速に変えたり……そういうのは間違えないし、便利だと思う」

──凛は少年に目を向ける。

「でも、業務的な支援ならいいけど、一定以上の知識があったら使い物にならないって……増田みたいな、ネットで『弱者男性でもJKと付き合えるメンヘラ多そうなSNS場所教えろ』とか、『若いイケメンと付き合いまくるための最強戦略』をAI要求するやつは論外ね」

イリヤが手を振りながら首を横に振った。

「そんなの、AIだって教えてくれないよ! たとえ、マルチたんやKOS-MOSたんみたいな美少女アンドロイドになっても!」

言峰は苦笑しながら付け加える。

「……まあ、そんな時代が来たら、そのアンドロイド相手に何やってんだって話になるけどな」

少年はぽつりと呟いた。

「結局のところ、どんなに技術進歩しても、人間の“欲”や“醜さ”までは解決できないんだろうな……」

空に浮かぶ夕焼けが、そんな会話を優しく包み込んでいた。

■第三章──その日の午後、カルデア一角にて。

遠くから風が揺らし、窓の外の木々がざわめく。マシュは机に広げられた資料に目を落としたまま、静かな声で言った。

「お兄さま……この“増田くん”という方の話、まるで迷宮のようですね。AIに無理矢理詰め込ませた結果、誤情報が山積みになっているらしいです」

士郎は眉間に皺を寄せながら資料を読み返す。言葉の端々に、どこか諦めにも似た苛立ちが滲む。

「そうか……つまり、彼はAIに期待をかけて、情報を求めた。でも結局は、AIの“知識”は断片的で、紙の本の中身までは理解できていなかった、と」

「そうです。しかも、たとえば“マークスクール”の話ひとつとっても、1986年に閉鎖された学校混同してしまっているようで……。実際に詳細を知るのは、高橋和弘さんの著作だけなんです」

その声に、突然、遠くから響く鋭い声が割り込んだ。

「……フン、やはりどんなに便利なものでも、根本理解がなければただの飾りだ。AIも結局は、人の“知識”と“判断”には遠く及ばぬ代物だな」

声の主は言峰綺礼。手にしたワインゆっくりと傾けながら、淡々と語る。

技術の発展というのは、人の怠惰助長しがちだが、その限界は必ず現れる。無知に甘える者は、その痛みを知ることになる」

セイバーがその言葉に頷き、鋭く切り返す。

「でも、マスター。それでも我々は新しい道具を活用しなければならない。使い方を誤れば無駄だが、正しく使えば強力な力になるはずです」

イリヤが無邪気な笑顔で割り込んだ。

「うんうん、エロアニメの画質アップとか、細かい計算が得意とか、そういう便利なところもあるんだよね!そこを上手く使うのが賢い人ってことだよね!」

言峰が苦笑混じりに目を細める。

「なるほど。まるで聖杯戦争魔術師たちのようだな。力の本質を見極めずに追い求めれば、破滅を招く……しかし、その“使い手”が賢ければ、真の意味での力となる」

士郎は胸の内で呟く。

AIは、魔術でも英霊でもない。だが、使う者の心がそれを導けば、確かに可能性はある……ただ、今はまだ過渡期だ」

マシュは柔らかく微笑みながら、資料を畳んだ。

増田くんのように、過剰な期待で迷走してしまう人もいる。でも私たちがこうして理解し、対話できるのは、知識と心の灯火があるからです」

遠く空には、冬木の街の沈みゆ夕陽が赤く染まり、刻一刻と夜が訪れようとしていた。

──しかし、それでも、新たな“叡智”の夜明けは、まだ遠い。

そんな不確かな未来に向かって、彼らはまた一歩を踏み出すのだった。

■――prelude

月の光が静かに沈みかける頃、遠坂凛は薄明の書斎淡々パソコンの画面を見つめていた。隣ではイリヤスフィールが興味深げにスクリーンを覗き込む。

「ねぇ、凛先輩。これって……またあの、AIの話?」イリヤが小さな声で尋ねる。

凛はため息をつきながら答えた。「ええ。どうやら、ネットの連中がまた騒いでいるみたいね。『AIが万能』とか、『IT技術人生逆転だ』とか。……まるで、現実を知らない子供夢物語を語ってるみたい。」

傍らで静かに座っていたアルトリアが微笑みを浮かべて口を開く。「それはつまり、人の『欲望』が技術限界を超えることはない、ということかしら?」

「そうよ、セイバーAIは確かに進歩している。でも、それを操る人間欲望理想が不純だと、結局は道具に踊らされるだけ。ましてや、倫理現実の壁が立ちはだかれば、どんなに技術が進んでも足枷になるわ。」

その時、少し興奮気味に遠坂時臣が口を挟んだ。「ふむ、つまり“俺たちのような戦いのプロ”ですら、AIに頼って簡単解決するなんてことはない、ということか?」

凛は薄く笑みを返す。「まあ、あなた場合はその“戦い”の種類がちょっと特殊だけどね。」

そこに、間桐桜が控えめに現れた。「でも、先輩たち……このリンク先の話、ちょっと面白いかも。あの増田さんって人、無理やりAI学習させて検証したらしいけど、やっぱり間違いだらけだったみたい。」

増田……か。」凛は画面に映る記事を指さし、「技術的な可能性は認めるけど、結局のところ“人”が使いこなせなければ意味がない。AIは万能じゃない。それを履き違えてる連中は、ただの幻想を追いかけているに過ぎないわ。」

イリヤつぶやく。「でも、そういう夢見がちな人たちの声が、また新しい可能性を作るかもしれないよね?」

セイバーは剣を静かに揺らしながら答えた。「確かに理想現実の間で揺れ動く人間の心は、魔術と同じように強力なエネルギーを生み出すこともある。しかし、それが現実となるかどうかは、また別の話だ。」

凛はふと窓の外を見やった。夜明けの空が淡く色づき、彼女の胸にひとつの確かな覚悟が芽生えた。

「結局は、自分の足で歩くしかない。どんな技術も、道具に過ぎないんだから。」

その声は、凛の心の中だけでなく、遠く時空を超えて戦い続けるすべての者たちに届くように響いていた。

——この世に絶対などないのだから

Permalink |記事への反応(2) | 17:26

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2025-06-13

寺にいる 並ばされている

鬱蒼とした木々の間で並ばされてるから虫がすげえよ!

羽音が怖いブンブンする虫もいてストレス

虫が名物の寺だけどこの虫たちはそういうんじゃねえだろ〜?!

あと何分並べばいいんだ?!

怖えよー!ビックリしてバランス崩して石段から落ちそうだ

Permalink |記事への反応(2) | 09:34

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2025-06-03

免許の更新警察署に行ったら、そこで遺族の手記の展示を見た

運転免許証の住所変更に行ってきたら、警察署内で犯罪被害者遺族・交通事故被害者遺族の手記展みたいな小さなお手製の展示をやっていて、その赤裸々な中身と内容の生々しさに息が詰まった。

---

中でも、小学生2年生の娘を下校中の事故で亡くした女性の方の手記の

「まだ手繋ぎ登校が終わった時期だったので、登下校を祖母玄関で待っていた日だった」

「中々帰って来ないと祖母と2人で心配になる中、いつも曲がる交差点へと救急車が走っていった時の不安と、交差点に辿り着いた時に見えてしまった血塗れの救急車、顔の左半分がタイヤ痕の内出血で変色してしまった娘の姿がいまだに忘れられない」

事故から何年経った今でも午後2時になると、扉の開く音と、ただいまと言う声が聞こえる気がして、気持ちが重くなってしまう」

「私達にはずっともう何もありません。生き地獄です。」

というくだりがあまりにもやるせなくて、胸が引き裂きれるような気持ちになった。

また他にも交通事故遺族の

「父を返して」「犯罪者ではなく人殺しのものと感じています」「私たちから勝手に奪ったものを、勝手に同じように奪おうとして、何が悪いんですか?」

という深い憎悪怨嗟に満ちた文章も展示されており、そこまでやるのかと食らってしまった

---

展示にあたって、署内の人々や関係する人々のコメントも展示されていてそれも凄まじかった。

自然災害事故担当した刑事の方の「ああ!あそこに!あそこにいます!みつけました!」と何もない木々を見て叫ぶ遺族の方に寄り添うことしかできなかったコメント

○遺族の救済として唯一できることは犯罪加害者逮捕するとしかないと先輩刑事に説かれたエピソードを書いている刑事コメント

などが掲載されていた。

また、その署の副署長の「遺族救済は一歩下がって二歩だけやっと進めるというようなことばかりだが、少しでも前に進むことが我々の抱えられた使命であり、意義そのものである。我々は下を向いてはいけない」といった力強い内容のコメントが書かれていた。

---

「nasvaをもっと早く知れていれば……」というコメント複数あり、自動車事故被害者遺族の救済などを目的とした独立行政法人自動車事故対策支援機構という団体存在することを初めて知った。

https://www.nasva.go.jp

遺族支援だけでなく、自身運転にも心配のある方への適性検査実施など、加害者をなくすためのドライバー側への支援制度も多く行われているようだった。

罪のない命を奪うことのないよう、時間のある時に利用してみたいと思った。

---

自分も、(詳細は省くが)少年期にある事件体験し、重いPTSDを患い、10数年かけて今ではそれがある程度寛解社会生活が送れるようになった身だ。

展示の最後には、「犯罪被害に遭われた方や被害者遺族の皆様へ」というコーナーがあった。

テクノロジー通信技術が発達した現在ではさまざまな手段での救済方法がいくつかあることを知った。

20年前にもこういうものがあればな……と悔しくもなりつつ、今こうして時代進歩によって救われる人々がいるということを尊く感じた。

Permalink |記事への反応(0) | 15:23

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2025-05-19

[めだか日記]令和7年度の計画

はい、どーも。

大型連休も終わり、気温も上がって、めだかの産卵が始まってしまいました。

取り急ぎ、令和7年度の飼育プランについてまとめていこうかと思います

昨年は、シーズンの途中で自動給水装置接続部に不具合が出て、8月の半ばからやる気がなくなってしまいました。破損したほうの養魚スペースを確認すると放置したわりにめだかが生きのこっていました。とりあえず回収完了です。

本年度のテーマは、持続可能めだか飼育です。

このテーマに沿って、設備の改良を行っていきます

排水アクアポニクス的活用

めだかの水替え排水水耕栽培プランターの水やりに活用できないものかと設備を改良中です。ただ水を撒くだけでなく、めだかで利用した水をその汚れ成分と合わせて活用したいです。

具体的には、次のような装置を考えています

1 給水は2年前に作った自動給水システムの配管を変更して利用し、めだかタライに給水し、その排水プランターに流す。

2 タライの排水管は、底面まで伸ばし、底面の汚れやごみ排水できるようにタライを加工する。36L以上のタライに加工を行う。排水用の塩ビパイプは破損した給水用の塩ビパイプ再利用する。

排水管の整備

今までは給水に関しては、設備をしてきましたが、排水についてはあまり関心がありませんでした。排水もエレガントに設備して水替えの負担を減らしていきたいところです。排水管の終端部には、簡易濾過装置つけます。

めだか棚の改良

昨年は棚にタライを4段載せて、水量の増加を図ったのでしたが、一部タライの上に小さな容器を載せたところがあり、水替えが疎かになってしまいました。これを防ぐために本年はタラonタライは避けていきたいところです。

めだか棚の新造

有効幅111cmの棚を新造します。有効幅111cm。この寸法は各種タライを設置するのにあたり、最大公約数的な寸法です。NV-boxの#22を横に2つ置いたり、36cm幅のタライを3つ置いたりできます。90cmで不便だった点を改良していきます。また、タラonタライを避けるため、奥行きをゆったりとした45cmとして、それぞれのタライや容器の水面を確保します。

棚の構成の変更

棚の構成の変更します。最下段をプランター系の小容器にして、水替え時の負担を軽減させます

NV-box#13

NV-box#13

タライ36L

タライ80L

NV-box#13

タライ36L orトロファスト

タライ80L

プランター

日陰づくり

柿の木が枯れたりと庭の木々が作り出す日陰が少なくなってしまいました。仕方がないので人工的な日陰作れるようにめだか棚の工作と同時に日陰が作れるようにします。棚の規模ではなく、屋根付きの通路みたいになりそう。雨天時の作業もしやすくなりそうです。

サカマキガイの一掃

増えすぎて容器を洗うときにも面倒なので、タライや容器を洗うたびに地味に排除していきます

そんじゃーね

Permalink |記事への反応(0) | 01:12

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2025-05-17

最近マイブーム一人旅

最近休日になるとふらっと遠出することが多い。ぷち一人旅みたいな感じ。

今日何となく思い立って、バックパックひとつでふらっと山に行ってきた。

別に登山がしたかったわけじゃない。休日ぐらいは人の少ないところを歩きたかっただけ。

しばらく山道を歩いていたら、ひょっこりと現れる蕎麦屋看板

えっ…こんなところに?と思わず声に出そうになる

せっかくだし、寄ってみることにした。

木立の間を抜けると…本当にあった

案内どおり小さな建物がぽつんとあって、昔ながらの木造の店。

森林の中から急に現れまるで雑コラみたい。

ガラガラ引き戸を開けると、鈴が軽く鳴った。中は静かで、木の匂い出汁香りが混ざり合ってる。

いらっしゃいませ、と奥から出てきたのは年配の女。にこやかに挨拶してくれた。

メニューは一つだけ。なのでそれを注文。

ふぅと席に腰を下ろすと他に客は無し。でも居心地は悪くない。

間もなく、蕎麦かき揚げが運ばれてきた。

箸を取る。一口すすると……うまっ。

鼻に抜ける蕎麦香り。噛んだときのコシ。つゆの出汁の深さ。

次はかき揚げ。見た目は薄衣に閉じ込められた野菜小海老。

カリッと音を立てそうな表面で、箸でひとかけらを割った瞬間、揚げたての香ばしさがふっと立った。

鼻の奥がざわついた。

さくりとひと口。口の中でパリパリという衣の崩れる音が広がり、直後に玉ねぎの甘さと海老香りがじゅわっとあふれ出る。

まらんかった。

どれもが一級品。

……やばいなこれ。腹が減っていたこともあるだろう。マジで箸が止まらんかった。

食後の蕎麦湯、しみるように優しかった。何もかもがちょうどいい。

静かで、落ち着く。

そして思い出した。

一人旅醍醐味って、こういう店に出会ことなだって

会計をして(安かった!)、会釈してお店を出る。

午後の光が山肌に柔らかく差していた。

小鳥の声。木々のざわめき。髪を靡かせるゆるやかな風。

たぶん…というか、絶対また来るわ。

うつぶやいて、そのときつぶやきを思い出しながら、これを書く。

休日日帰り一人旅

もうしばらくは、嵌りそうだ。

Permalink |記事への反応(5) | 22:45

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2025-05-11

万博散歩

大阪市民、夢洲まで電車で往復1000円以内で行けるので通期パスを買ってみた。

これまで2回万博パビリオン予約なしで行って(なんせ前日に行くのを決めてるから)場内をあてもなく歩いたり空いてるパビリオンに行ったりが楽しい

例えばフランスパビリオンは回転早いので20分くらい並んだら入れたので予約しなくても色々見ることができる。

通期パスのいいところは今日これ以上並びたくないから次回でいいやができること。次回でいいやが気軽にできるのがとにかくありがたく、私は夜までいるつもりが寒くなったからというだけで帰った。

歩いてたらかっこよすぎる建物があったりパビリオンの前で突然舞踊が始まったりきれいな木々があったり家の近所を散歩してると見ることのない景色で歩くだけでも楽しい。あとベンチがたくさんある。ありがたい。近所の散歩だと疲れたーって思っても座れる場所そんなにないし。

次の週末も行くし、イベントの予約もした!友だちとも行く。夜の風景がきれい仕事後にも気軽に行きたい。

ちなみに通期パスは上限3回迄入場チケットを予約できて1回分消化したらまた1回予約できる感じ。あらかじめ行く予定を決めてパビリオン事前予約分に1〜2回分、突然行きたくなった時用に1回分で運用していこうかと思ってる。

Permalink |記事への反応(0) | 15:29

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2025-05-06

anond:20250505220624

2025年5月6日、ワイの日記やで。

から霧が出とった。白い靄が山の斜面を這うように流れとって、空気はぴんと張りつめとる。ゴミーも今日はやけに静かで、ワイの肩に乗ったまま、羽一枚動かさへん。そんな中、昨日見つけたスカーフ道筋をたどって、さらに山奥へ踏み込んでいった。

そして――見つけたんや。

谷を見下ろす崖の縁で、木々の間に開けた小さな空き地。その中央に、ぽつんと立ってた。フェミちゃんが。

「……フェミちゃん!」

叫んで駆け寄ろうとしたけど、足が止まった。

何か、おかしい。

姿形は間違いなくフェミちゃんなんやけど、背筋がぴんと伸びすぎてる。まるで糸で吊られてるみたいに、無駄のない姿勢。風が吹いても、髪一本も揺れん。ワイが近づいても、振り返らへん。ただ前を向いたまま、じっと谷の向こうを見とる。

フェミちゃん……ワイや、戻ってきたで。おまえを探しに来たんや」

近くまで来てようやく、彼女ゆっくりと顔だけこちらへ向けた。その動きが、まるで機械じみていて、背筋が寒くなった。

「……ワイ?」

声も、どこか違う。響きは確かにフェミちゃんのものやけど、音の裏にうっすらと金属のような響きが重なっていた。無機質で、遠い。

フェミちゃん、おまえ……大丈夫か?」

フェミちゃんは数秒黙ったまま、ワイをじっと見た。そして、唐突に言うた。

「こっちの世界に、慣れすぎたのかもしれん」

それだけ言って、また前を向いた。

ゴミーが小さく「ぷぴ」と鳴いて、ワイの耳元で羽を震わせた。ワイは反射的に、スーリヤの針に手をやった。まだ確証はないけど、今目の前におるフェミちゃんは、何かが――決定的に――違う気がする。

けど、見捨てるわけにはいかん。あの谷の向こうに、何かがあるんやで。

Permalink |記事への反応(1) | 20:21

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2025-05-05

anond:20250503215101

2025年5月5日、ワイの日記やで。

昨日の屈辱を引きずったまま、今日も朝から山道を歩いた。ズボンは替えてきた。ゴミーは何も言わんが、あの小さな目にちょっとした哀れみの色がある気がする。けど、ええねん。今日は、昨日の続きや。フェミちゃんを追わなあかん

朝露に濡れた獣道を進んでいくと、雑木林の中に、不自然に何かが引っかかっとるのが見えた。低木の枝に、ひらりと揺れてる――それは、見覚えのあるスカーフやった。薄い灰色に、ところどころ刺繍が入ったやつ。あれはフェミちゃんがパラダシアで買うて、ずっと大事にしてたもんや。

「これ……間違いない。フェミちゃんのや」

ワイが手に取ると、ゴミーがぴょこっと寄ってきて、スカーフの端をちょいとつついた。ふわっと鼻先に残った微かな香り――あの独特の香油匂い。間違いなく、ここを通ったんや。しか比較最近スカーフの湿り具合からして、昨晩から今朝にかけてのどこかやろう。

ゴミー、見とるか……これは足取りの証拠や。ようやく、フェミちゃんの影を踏めた気がするわ」

ゴミーは真剣な顔をして、木々の隙間から続く道らしき獣の踏み跡を指さすように飛び上がった。ほんまに賢い生き物や。こんな小さな仲間に支えられてるのが、不思議でありがたい。

ワイはスカーフを懐に入れて、足音を殺してその先へと進んだ。山道空気は澄んでいて、木漏れ日が斜めに差し込んでいる。けれど、その穏やかさの下に何が潜んどるかはわからん

次の曲がり角の先に、何かがある気がするんやで。

Permalink |記事への反応(1) | 22:06

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2025-04-25

散歩をしていると、曇り空の下でもグラデーションが豊かな木々緑色とか、風に吹かれて飛び散る花びら、真っ直ぐに飛び立つ鳥の一瞬見える横顔とか、そういうなんでもないものものすごいトキメキみたいなものを感じることがある

きっともっと歳を取ると、そういうものけが美しく見えるんじゃないかと思う

Permalink |記事への反応(0) | 14:55

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2025-04-24

意地っぱりで損した思い出

僕が高校2年生のときクラスには二人のぼっちがいました。僕とエム君です。

僕は始業式の日から、エム君に仲間の匂いを感じ取ってはいましたが、話しかける勇気はなかなか出ませんでした。エム君の方もそのようでした。

そんな絶妙距離感のまま2学期を迎えると、サッカー部のワイ君が、毎朝、僕とエム君に対して「おはよう」と挨拶をするようになりました。

人に挨拶されるなんていつぶりでしょうか。僕ら二人はそれぞれの席でちょっと驚きました。しかも、相手がワイ君です。

ワイ君は陽キャ中の陽キャカースト上位で正直僕らみたいなのをバカにする側にいる人だったので、僕はからかわれているのだと思い無視し続けました。エム君もそのようでした。

僕は1週間も経てば止むだろうと思っていましたが、いつになってもワイ君の挨拶は止まりませんでした。

そして木々の葉っぱが色づき始めた頃、ついにエム君が挨拶を返すようになりました。僕は「あーあ、引っかかったな。向こう1ヶ月は笑いものにされるよ、こいつ。」と思うと同時に、なにか裏切られたような気分になりました。もちろん、僕への挨拶も続きましたが、無視し続けました。

次第に、エム君はワイ君との会話が弾むようになっていきました。そのつながりで新しい友だちも出来たようでした。僕の予想、いや期待は外れたのです。

しかし、その様子を見ても、僕は挨拶を返しませんでしたし、「あれを返そうもんなら、陽キャに利用されるようになるだけだ、パシリにされるんだ。」とさえ思っていました。

結局、街がクリスマスモードになった頃には僕への挨拶は止みました。

僅かな寂しさを覚えた朝のホームルーム前、教室はあるグループの楽しそうな声で満ちていました。パーティの予定を立てているようです。その中には、エム君の声もありました。

楽しそうでした。

僕は寝たふりをしながら、ただ、それを聞いていました。

Permalink |記事への反応(0) | 20:24

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デブのみこちと鼻毛のすいせい

むかしむかし、北の空の片すみに、「みこち」という名のとてもふとった子どもがいました。

こちはまるでまんまるなお月さまのように、ころころころがりながら村を歩いて、

朝も昼も夜も、あまいお菓子とふかふかのパンばかり食べていました。

「おなかがふくれると、こころやすらぐのです」

そう言って、みこちは誰にも迷惑をかけず、ただ、よく笑い、よく眠る子でした。

けれどある日、夜の空から、ながくのびた鼻毛ひらひらとなびかせながら、

つのすいせいがすーっと落ちてきました。

すいせいの名は「ハナゲトルネード」。

どこまでもうすぐらい宇宙のむこうから、においと風と静電気をまとって飛んできたのです。

「この地球には、ふとっちょの心を食べる甘いにおいがある……」

ハナゲトルネードはそう言って、まっすぐみこちの町へと落ちました。

夜が明けると、村の木々はみんな鼻毛からまり

川はあぶくをふいて止まり

パン屋の前には、こんがりやけたクロワッサンが、鼻毛からめとられて浮かんでいました。

こちはびっくりして、はじめてパンを食べない朝をむかえました。

「ぼくがたべると、この鼻毛もっとふえるのでは……」

そのとき、空のすみで、すいせいがまた光りました。

「おまえの笑顔のにおいが、いちばんおいしいんだ」

ハナゲトルネードはそうささやきました。

こちは静かに目をつむり、ぽつりと言いました。

「ぼくの笑顔をかえして。かわりに、このおなかをあげるから

すると、みこちのおなかから、ふわりとあたたかな光が立ちのぼり

鼻毛たちはしゅるるるっとほどけて、夜空にのぼっていきました。

パン香りはふたたび町に戻り、川も流れはじめました。

そして、みこちは――

少しだけやせて、でも、もっとやさしい子になっていました。

笑顔は前よりずっとすてきで、

村の人たちは、「みこちがいるだけで春みたいだ」と言うようになりました。

空のむこうでは、ハナゲトルネードが、

こちのあたたかいおなかの光を抱いて、

すこしさびしそうに、とおくとおくへ帰っていきました。

おしまい

Permalink |記事への反応(0) | 15:19

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2025-04-22

禅的なおすすめ習慣

1. 朝の坐禅(ざぜん)

毎朝、5分でも静かに坐る時間を持ちましょう。ただ姿勢を正し、呼吸に意識を向けるだけで良いのです。思考が浮かんでも、それをただ「思考」と気づき、また呼吸に戻ります

一息一息が、悟りの門を開く鍵となります

2. 一つのことを丁寧にする

例えば、歯を磨く、茶を淹れる、掃除をする。どれも「今ここ」に意識を置く修行の機会です。その動作感触、音、香り意識を向けてみましょう。

3. 歩行禅(あるく禅)

歩くときに、足が地面に触れる感覚、風や空気の流れ、身体の動きに意識を向けますスマートフォンを手放し、沈黙の中で歩く時間日常に取り入れてみてください。

4. 「間(ま)」を大切にする

禅では、「何もしない時間」こそが最も豊かな時間です。予定と予定の間に、ただ座って呼吸する数分を入れてみましょう。忙しさの中にこそ、静けさを持ち帰る道があります

5.自然と触れ合う時間

自然は最高の禅の師です。木々のざわめき、風の流れ、雲の動きをただ感じることで、心は静まり自己へのとらわれが薄れていきます

6.感謝の心を育む

食事の前に手を合わせ、「いただきます」と唱える習慣は、命のつながりに気づく禅の実践でもあります。小さなことに感謝する心が、煩悩を静めてくれます

7. 「空(くう)」の観察

「すべては移ろいゆくものであり、固定した実体はない」との理解日常に持つこと。喜びや悲しみも、雲のように現れては消えていきます

雲が流れるように、思考感情もまた自然流れるものです。

 

これらの習慣を、苦行としてではなく、慈しみと気づきの灯として日常に取り入れてみてください。

どれも仏性(ぶっしょう)に触れる門であり、今この瞬間こそが修行の場であると気づかせてくれるでしょう。

Permalink |記事への反応(0) | 22:41

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2025-04-11

自然とともに生きるということ

自然は、語らずとも語る。空のひかり木々のざわめき、川のささやき。あらゆる場所に息づいているその存在は、人の目を見つめずに、しかし人を生かしている。

空気は、木々のくれる贈りものである。目に見えぬ酸素を、当たりまえのようにわたしたちは受けとり、日々の呼吸をくりかえす。その静かな循環のなかで、気づかぬうちに自然に守られている。

一匹のハチが、ひとつの花にふれ、やがて果実が実る。そんな小さな営みにも、世界の秩序がある。虫も鳥も、森の奥のけものたちも、すべてが一つの調和をつむいでいる。

自然は、心にも語りかける。森を歩けば、思考はしずまり、海を見れば、胸の波はおさまる。木漏れ日のしたにすわり、風のうたを聞くとき、人はようやく自分輪郭を思い出すのかもしれない。

だが、今、この美しさは音もなく失われてゆく。森はきられ、川はにごり、生きものたちは声をひそめている。人が手に入れたものと引きかえに、失いつつあるものの重みは、計り知れない。

それでも、まだ遅くはない。自然は、敵ではない。わたしたちの内にひそむ、忘れかけた原風景である。敬い、まもり、ともに生きていくことが、ほんとうの豊かさを呼びもどす。

自然とは、生の根であり、魂の水源である。美しさを越えて、わたしたちいのちのものなのである

Permalink |記事への反応(0) | 21:59

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