Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


はてラボはてな匿名ダイアリー
ようこそ ゲスト さんログインユーザー登録

「月刊誌」を含む日記RSS

はてなキーワード:月刊誌とは

次の25件>

2025-10-31

囲碁月刊誌「レッツ碁」は草

爆走兄弟かよ

Permalink |記事への反応(0) | 20:33

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-06

2025年10月4日自民党総裁選の決選投票高市早苗氏が小泉進次郎氏を下し、新総裁に輝いた。15日の臨時国会日本初の女性首相指名が確実と報道テレビ見ながら「キタ!」と叫びつつ、ビールぐいっと。30代後半のサラリーマン保守派の俺、なんか日露戦争前のあの「日本世界に躍り出るぜ!」って高揚感を久々に感じる。高市さんは、保守分裂の時代を終わらせ、すべての保守層を統一する思想リーダー。国父・安倍晋三の一番弟子として鍛えられた政治力米国連邦議会立法調査官だったアメリカ通の経歴、さらには統一教会との関係改善トランプ政権に好印象って話まで。まるで明治黄金時代列強に肩並べたあの熱気を呼び戻す予感。マジで日本サッチャー誕生の瞬間だろ。まず、保守分裂の時代を終わらせる思想リーダー像。安倍さん銃撃後の自民党保守層は右派から中道までグチャグチャに分裂。石破政権の迷走で「もうダメか」と思ったけど、高市総裁空気が一変。彼女演説経済安保防衛強化のビジョンは、まるで戦前日本が「大国になる!」と意気込んだあの昂揚感。Xでも「高市総裁保守統一!」がトレンド入り、台湾インドメディアが「対中強硬高市首相、期待大」と報じてる。維新国民民主にフラついてた俺も、これで自民ロックオン憲法改正国防強化が進むなら、子供世代が胸張れる日本になる。日露戦争前、国民が「俺たちの国は世界で戦える!」と熱狂したあの時代を、高市さんが現代に蘇らせそう。次、安倍さんの一番弟子としての政治経験安倍さんが「高市保守の星」と呼んだ通り、彼女安倍イズムの体現者。2011年森派離脱から安倍派入り、総務相経済安保相、政調会長要職で鍛えられ、裏金問題派閥解散ドタバタを生き抜いたタフさ。奈良安倍さん暗殺事件後、地元選出の高市さんが墓前で「日本を守る」と誓った話、ガチで泣ける。政治経験は単なるベテランじゃない。戦前伊藤博文山県有朋みたいな、国家を背負う覚悟の深さ。組閣予想だと麻生総裁鈴木幹事長で固めつつ、若手小泉総務会長バランス取るらしい。安倍さんの「異次元緩和」級の改革が来るなら、まるで明治維新後の経済飛躍みたいな時代が再来するんじゃね?そして、米国政治経済の知見。1987~89年、松下政経塾資金米国連邦議会のCongressional Fellowとして、民主下院議員パトリシアシュローダー事務所金融ビジネス立法調査。いわゆる「立法調査官」として、米議会リアルを知る日本人なんて稀。TPP離脱時のトランプ批判や米中摩擦の分析見れば、彼女アメリカ通ぶりは本物。日米同盟強化が急務な今、米国経済政策立法プロセスに詳しい首相は頼もしい。戦前日本欧米列強渡り合ったように、高市さんなら国際舞台ガンガン存在感出せる。円高誘導や株高政策で、俺の投資もウハウハかも(笑)サッチャー戦前元老みたいな堂々たる外交、期待しかない。さらに、統一教会との関係改善トランプ政権に好印象って点。安倍暗殺で旧統一教会問題炎上したけど、高市さんは「被害者救済の法改正は考えるけど、再調査不要」とクール過去教会月刊誌に対談寄稿した程度で、ガッツリ関与はなし。トランプ再選が濃厚な今、教会反共ネットワークが米保守派リンクする可能性。安倍さんトランプ蜜月を継ぐ高市さんが、教会問題を「上手く処理したリーダー」として米側に評価されたら、日米安保ガッチリ戦前日本列強同盟結んで世界に打って出たように、高市首相ならトランプとタッグで中国牽制バッチリだろ。実際、今や大統領として君臨するトランプ氏にとっちゃ、高市さんは「年下の姉」みたいな存在で、個人的に強い絆があるんだよな。安倍さんの遺志を継ぐ彼女のタフで保守的なスタイルが、トランプの好みにドンピシャ総裁選のインタビューでも「トランプ大統領と強い個人的関係を築ける自信がある」って明言してて、首脳会談ビール片手に本音トークする姿が目に浮かぶわ。日米の「姉弟コンビ」で世界リードするなんて、ワクワクすんな。最後に、戦前の高揚感、黄金時代憧憬日露戦争前、日本は「小国大国に勝てる!」と国民が一つになって燃えた。高市さんの「日本の誇りを取り戻す」ってメッセージ、なんかあの時代の熱気を思い出すんだよな。経済安保法で半導体AI強化、防衛費倍増で自立した国防憲法改正国家の骨格作り直し。まるで明治の先人たちが富国強兵世界に挑んだあの感覚。Xでも「高市首相明治の再来!」みたいなポストがちらほら。公明党との連立や女性首相の重圧、経済政策の実行力は課題だけど、高市さんの「高い志、広い眼、深い心」は、戦前日本人が持ってた「俺たちはやれる!」って気概を呼び起こす。高市早苗保守分裂をまとめ、安倍イズムを継ぎ、米国の裏側を知り、トランプと相性良し。そして、戦前黄金時代のような熱気を現代に。はてブ狙いで言うなら、保守派の皆、期待MAX応援だ! 失敗したらまた愚痴るけど(笑)、今は高市首相に賭けたい。日本、復活の狼煙を上げろ! ファクトチェックをお願いしま

Permalink |記事への反応(1) | 01:28

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-08-13

ガチクタ、惜しいなあ

5話まで一気に見た

うーん、世界観説明して、主人公能力覚醒して、そこまではよくて

そっから「何かの組織に入る」

 

何かの組織に入ったあとって展開が盛り上がらないんよ

うーんもったいない、悪くない設定なのに

あとデザインも良いのに

 

こういうの月刊誌とかで昔からあるよな、嫌いじゃないんだけど、組織に入るよりグループで移動系の方が好きなんだよなあ

天界で貧富の格差みたいなの見せてから奈落で割といい生活し始めるのも違和感あるし、うーーーーん

でもデザインいいんだよなあ

 

てか、女子が好きそうだよね割と

デザインとか

Permalink |記事への反応(0) | 23:34

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-08-08

最近新しくドハマリするものがないなーと思ってた

感性人生もいよいよ閉じるのかなと思ってました

普通にありました

本当にありがとうございました

長らくはまってたもの三国志的というか、なんていうか

もう基本的に完結してて、角度を変えたりなんだりして楽しむものだったため

月刊誌で月に一回正式に新しいストーリーがこの世に公開されるというスタイルが狂おしく嬉しい反面、

これの続きがまる1ヶ月先ってどういうこと?待てるかそんなもん

というスペシャルな苦しみがあることを思い出す

そんな夏

Permalink |記事への反応(0) | 19:00

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

陰謀論ネタというか……

公安警察公調の現役職員が愛読してる月刊誌があるらしい(書店には置いてなくて定期購読前提)。

大っぴらに社員採用全然やってないような零細出版社が出してる雑誌で、警備局あたりの30代キャリア警察官僚ペンネーム使ってバイト原稿書いてるんだと。

試しに、

ニュース番組YouTube動画、下手すりゃ全国紙にすら名前出てこないけど知る人ぞ知る某民族団体超大物幹部フルネームGoogle書籍検索かけてみたら、まさにこの公安月刊誌記事がいくつかヒットして驚いた。

クソ面白そう。

業界誌は幅広いジャンルカバーしてるっていうけど諜報活動に関するネタ専門の雑誌であるなんて全く知らなかった。

せいぜいラヂオプレスを知ってたくらいで。

俺が知らないだけで意外とそこらへんの一般市民も読んだりしてんの?

Permalink |記事への反応(1) | 15:22

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-08-04

単行本派のファンという謎の存在

個人的にどうしても不思議なんだが、漫画の(それも熱狂的な)ファンを名乗りながら、雑誌で追わず単行本が出た時にだけ買うという人達って一体何なんだろう?

勿論その作品を連載終了後に知ったとかではなくて、今まさに連載中の作品の話ね。

別に大して好きじゃないしそんなに思い入れがないか単行本派だというなら分かるんだよ。

だけど熱狂的なファンを名乗りつつも単行本派だという人達が少なから存在するのが不思議過ぎる。

一昔前ならいざ知らず、今は電子定期購読場所を取らずに毎号雑誌が読めるんだから、熱烈なファンなら雑誌で追わないか

単行本が出たら買うくらいのスタンスなのはファンではなくて単に「読者」でいいと思うんだけど、世間で「ファン」として大々的に声を上げるのはそういうタイプが多いからどうも違和感がある。

お金が勿体ないのかな?と思いきや、グッズや舞台には何故か大量にお金を注ぎ込んでたりする。

小さい子とかじゃなくて、アラサー以上でお金普通にありそうな人達に多いんだよね。

しかも厄介なのはそういう自称ファン存在に合わせて、単行本未収録の雑誌掲載分が「ネタバレ」扱いされて自由に語れない事だよ。

雑誌公式発売日を過ぎて正式に売られているのに「ネタバレ」って何それ?なんで普通に語っちゃいけないの?

公式からしたらSNSで語られてどんどん話題になってくれた方がいいんじゃないの?

こういう単行本派の自称ファンって掲載誌が週刊誌だとそんなにいないんだけど、月刊誌だとそっちが主流な事が多くてやりにくい。

Permalink |記事への反応(31) | 10:43

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-06-17

anond:20250617061851

1978年マーガレット』の妹誌『プチ・マーガレット』と『りぼん』の妹誌『りぼんDX』を母体に創刊(1978年9月号)。“マーガレットりぼんで束ねてぶ〜け”ということでこの誌名がついた。初めてのA5判少女漫画月刊誌であった。両雑誌掲載された人気作品が再録されるのが目玉だった。

Permalink |記事への反応(1) | 08:42

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-05-27

言えるわけない

コミックデイズという講談社マンガ誌のサブスクがあり、タブレットモーニングヤンジャンアフタヌーンを読むために契約しているのだか、EKISSという女性向けの月刊誌も読める。

おれはマンガならなんでも読むタイプなので、ついでにそれも読んでいるのだが、「七つ屋しのぶの宝石箱」という、のだめカンタービレの作者が描いている作品が連載されている。

宝石の持つ気配のようなものが見えて、その石の真贋、質の良し悪しのみならず持ち主の気質までわかる特殊能力を持つ質屋の娘と、そのイケメンの許嫁が宝石にまつわるアレやコレやをナントカカントカする話である

主人公二人が異様に高スペックであったり出てくる男ほぼ全員がイケメンという女性向けでよくある設定が鼻につくが、まあまあ面白いので読んでいる。

今月の話は婚約結婚指輪にまつわる話なのだが、ジューンブライド6月サプライズプロポーズに使った婚約指輪の質入れが多かったり、イニシャルが入っている指輪質屋は地金と宝石価値で買い取るというエピソードがあった。

サプライズ指輪まで用意するプロポーズはよくない。おれもそれで失敗したタチである彼女が寝ている隙に指のサイズをはかり、地元宝石店で指輪を用意し、初めてデートした思い出の場所指輪を出してプロポーズしたのだが、一度は受け入れてくれたその指輪は2週間後に帰ってきたのである

おれはその指輪を質入れすることはなく、母親に何も言わず処分しといてくれと渡したのであるが、今月のこのマンガには息子から預かった指輪を質入れする母親のことも、ご丁寧ににも描いてあり、これを読んで笑ってしまった。

それを見た嫁さんが「なんで笑ってんの」とか聞くのである

あわてて適当ごまかした。言えるわけない。

Permalink |記事への反応(0) | 23:08

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-05-03

ワイは、釣れんボーイが好きやった。ビームの中では。

ビームを買うキッカケは竹本泉のてきぱきワーキンラブやったけど。

もちろん玉吉世代であるはいうまでもなくマスターピースである

あの頃はアフタヌーンも購読してたけど、桜玉吉がよく2本も月刊誌をやってたもんだよな。

どんどん世の中が不景気になっていく時代で辛かった。

わたしのそういう気持を少しはあの頃のマンガたちは和らげてくれていたんだろうか?

そうこうしてるうちに完全に経済的に困窮してしま漫画雑誌を買うどころではなくなってしまった。

Permalink |記事への反応(0) | 21:55

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-04-18

anond:20250418112517

月刊誌の話はしてないんよ

Permalink |記事への反応(0) | 12:29

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-02-23

anond:20250223140833

ワイは36歳やけど週刊漫画誌10誌読んでるし隔週・月刊誌は数十冊読んでるやで。

Permalink |記事への反応(0) | 14:12

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-02-04

公式に公開されている作品に対する「ネタバレ」という概念

話題の新作ガンダムなんかでもそうだけど、

普通に商業作品として公式で発表されていて、合法的手段お金を払ってみているものに対して

ネタバレから話題にしちゃ駄目みたいに言われる風潮って一体何なんだろう

公式に公開されてるんだから話題にして何も問題ないし、自重を求める方がどうかしていると思うんだが。

でも映画は期間が限られているからまだマシな方で、酷いのは雑誌に連載されている漫画単行本になるまでネタバレするなと言われる風潮。

雑誌の時点で普通に売ってるんだから別にネタバレでも何でもなくない?って思うんだが、何故か単行本派に配慮するのが前提みたいになっている。

少女漫画が衰退云々もこの、独自定義によるネタバレ自重文化が遠因になってる部分もあると思うんだよな

雑誌の発売と同時に盛り上がりたいのにそれが出来ず、単行本が出た頃にはとっくに熱は冷めている。月刊誌漫画にはその傾向が強い。

公式発売日前の早バレが忌み嫌われるのって、事前に情報が出回る事によって本来ならば盛り上がるべき時には旬を過ぎた空気になってしまって作品の勢いを削ぐからだと思うんだけど

ネタバレ自重」は、「早バレ」と方向性が逆なだけで、どっちも作品の人気にとっては有害しか思えない。

普通労働だったら、遅刻はもちろんとして早く来すぎるのも良くないって感覚は、ある程度浸透しつつあるじゃん

なんでそうならないのか。

Permalink |記事への反応(5) | 09:53

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-01-24

『200m先の熱』の31話と32話を読んだ。隔月刊誌クッキー連載で、著者は手が速いので2話同時掲載が恒例になっている。

この作品女性主人公イケメン二人による三角関係主題にしつつ、2019年におきた台風19号による武蔵小杉被災モデルにされている。

災害電気も水も使えず道路が泥まみれなんて普通は同情を買いそうなところが、タワマンの多く並ぶ開発地であるため「タワマンに住むような奴が被災してもざまあ」と、災害面白がり揶揄する雰囲気メディアネットにはあった。

主人公は親の買ったタワマン低層階に家族暮らしていたが両親の死亡により今では一人暮らしをしている女性で、200m横の下町に住むチー牛系イケメンの真霜と、200m上の最上階に住む上級国民イケメン平良三角関係になる。

真霜の家付近災害で水没し連絡も取れなくなったので、道路も腰が浸かるほど水が溜まっている中を主人公がなんとか真霜の家に行くという回だった。

台風による被害が強くなった際に主人公が真っ先に心配したのは真霜だった。

これは真霜が勝つフラグだろと期待していたのだが、そんな風にはならなかった。

真霜の方は、家の床が泥まみれになって清掃しながら辛くて泣いちゃったところにジャージ姿の主人公が仁王立ちで現れてめちゃくちゃ救われるのだが、

主人公の方はもう異性に対する感情とか全然なくて、困ってる人助けるモード、昔からの知り合いが心配だよモードしかない。

「男が泣いたり恥じらったりするヘタレな姿にこそときめく」という変態性欲を主人公は持つが、「泣いている真霜くんを見てもそういう気持ちにならなかった」とまでモノローグで言う。

真霜、もう完全に恋愛的にアウトオブ眼中になってしまったのか。

真霜ルートが進むのを期待していたのにダメそうでショックだ。

今は折り返し地点らしいから巻き返しの可能性はあるが、災害で家が水没したら好きな女の子心配して見に来てくれたというある種ドラマチックな展開の中でロマンス方向に行かないのはもうどうしようもないんじゃ。

真霜の近所に離婚して一人暮らし中年女性がいて、被災に非常にショックを受けて取り乱しながら家に一人でいるのを怖がって避難所に行くくだりがある。

それを見た真霜は、被災後は不安から結婚が増えるという話を思い出し、自分も将来は独身中年になり独身高齢者になり、あんなふうに恐怖を感じながら一人で死んでいくのかと想像して怖がる。

真霜はもう孤独死老人ルートかね。こいつ恋愛脳で主人公のために進学も就職も決めたからふられたらもう死しかないだろ。

ミンメイ、萌美、東城ランカ、新、比呂美、美海、三玖、応援するほうが負けるんだよなあ……

Permalink |記事への反応(5) | 21:33

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-01-22

26日発売の隔月刊誌の表紙がまだ出ないんだがこんなもんなの?

雑誌買うほど気になる連載ができたの久しぶりすぎてじれったい

Permalink |記事への反応(0) | 23:35

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-11-12

別冊マーガレット史上最も重要漫画10

漫画誌10選するのは下火になったが、少女漫画について語られてるの少ないな…→じゃあ書いたるわ、一時期定期購読してた別マについてなら書けるかもしれん、で筆を取った。

一人一作品縛りを採用しようと思ったんだけど後述の通り原作枠で分裂してる人がいる。河原和音先生は本当にすごい

先に表明すると20代視点なので昔の作品に対する知識が乏しい。おすすめの名作少女漫画教えてほしいという動機込みでこれを書いている。

フォロワー(後世への影響度)重視というより単に(世代毎比の)売上知名度重視のピックアップ寄り。少女漫画性質映像化されたかどうかも加点ポイントにしてて、純粋漫画評とは異なるかも。

前提終わり

1.『愛のアランフェス槇村さとる /1978-1980

別マ初期の定番人気作。

繊細で美麗な作画フィギュアスケートという題材の相乗効果で、とにかく画面を楽しめる作品という印象。

人知れず練習を積み重ねてきた少女・亜季実は天才で〜、年上大学生黒川に見初められて〜、あたりの要素だけ拾うと今でいうなろう的な、少女の夢詰めました!感満載ではあるのだが、スケートを父に強制される形で練習を重ねて生きてきたことで親との関係に悩んだり、その後黒川依存してスランプになったり、っていう展開の厳しさが物語説得力を与えている。

自分を見つめて頑張んなさい!っていうメッセージ性も感じられる名作。

2.『伊賀カバ丸』亜月祐 /1979-1982

別マラブコメの祖。

忍者末裔で野生児なカバ丸が、死んだ祖父の縁で学園に入学することになり人間化学反応が生まれラブコメディ。

往年の少女漫画=必ず女主役って解像度の人いるけど、全然主人公もあるよ!とこれを差し出したい。

カバ丸の行動理念が飯!焼きそば女子!なアホな子なので単純で可愛い。こう書くとデンジとかとも繋がるな

ヒロイン麻衣の可愛らしさはもちろん、蘭ばあちゃん保護者枠)や沈寝(イケメンライバル枠)たちも最早ヒロインだなと思える愛嬌に溢れた作品

アニメ実写化もされてる。

3.『ホットロード紡木たく /1986-1987

シンママの下で育つ14歳少女・和希と暴走族所属少年ハルヤマの幼い愛を描いた話。とにかく漫画雰囲気作りが唯一無二な作品

ローティーン不安定さと、80年代漠然と退廃した空気感表現されてる……のか?80年代を生きていないのでわからん

紡木たく先生の特徴として、とにかくモノローグが多い。少女漫画はここぞ!という時にポエムがちだが、ホットロードパラパラと無愛想な短文でのモノローグが多く、独特の雰囲気が出てる。ある種女子のための厨二病漫画とも言える。現代で描くとするならトー横立ちんぼガールとコンカフェバイターのカップルかになるんかな?嫌かも…てかそれって明日カノかも…

次作の『瞬きもせず』の方が好きって人も多そう。

4.『イタズラなKiss多田かおる /1990-1999

愛してナイト(1981-1984)』の時点で大ヒットだったが、更なる大ヒット作。

ポンコツドジ、ただひたすらに前向きな女子高生・琴子が、すげなく失恋した容姿端麗成績優秀男子入江直樹と一つ屋根の下で暮らすことになるところから始まる王道ラブコメディ。

デコボコ喧嘩カップル、大抵の女子が好きだよね。琴子の玉の輿物語であり、スーパーパーフェクトひねくれボーイ入江くんのメンケア物語でもある。

スタート時点で同居から始まるため、それぞれの進学・キャリア・そして結婚生活についてが描かれている。ここら辺の時代までが「女の幸せ結婚」の境目だろうか。

惜しむらくは連載中に多田かおる先生が38歳の若さで亡くなってしまたこと。漫画家、寝てくれ…… アニメによって完結はしている。

ドラマ化・アニメ化済み。ドラマ台湾版・韓国版タイ版まであるのがすごい。

5.『ラブ★コン中原アヤ /2001-2006

女子の割に身長の高いリサと、男子の割に身長の低い大谷ラブコメディ。

メイン二人が明るい性格なので、終始和気藹々としたテンションを楽しめる。関西弁可愛い

案外、気の合う二人(友達・名コンビからカップルへ…ってタイプの少女漫画って少ないかもしれん

身長という普遍的コンプレックスを取り扱いつつ、大谷を「小さくてもかっこいい!」と読者に思わせられる、等身大なキュンを入れ込む技術

ドラマ化・アニメ化済み。

6.『君に届け椎名軽穂 /2006-2017

言わずと知れた別冊マーガレット代表作。紙電子累計3600万部と、別マで一番売れた漫画

周囲から貞子と呼ばれ遠巻きにされていたヒロイン・爽子と誰からも好かれる好青年風早くんの交流を描く、いわゆる"格差恋愛"ものエポックメイキング少女漫画ヒロインがこういった形のマイナススタートさせられてる作品はこれが初出なんじゃないだろうか。

とはいえ爽子は、コミュニケーションが不得手な日本人形チックビジュアルがある種のマイナスとして描かれているものの、純情・真面目・勤勉・家庭的と愛され要素抜群の超オーソドックスヒロインでもある。

爽子↔︎風早間だけでなく、友人枠の矢野千鶴との関係ライバル枠(のちに親友に昇格)のくるみとの関係等、タイトルの通り相手自分気持ちを届けることの大切さ・もどかしさが丁寧丁寧丁寧に描かれている。メイン格が真っ当なので「娘に読ませたい少女漫画」的な思惑での人気が高いように感じた。公民館とか図書館漫画コーナーとかにも入ってる率高い。

ただあまりの人気ぶりに、カップル成立(10巻)以降は連載をできる限り伸ばす方向性(全30巻)に持っていかれてたよなとも思う。実際君に届け連載終了とともに別マの月発行数はガタ落ちしているので編集部の狙いは正しい。名実ともに大看板

アニメ化のち実写映画化。三浦春馬風早くんはきらめき擬人化最近になってネトフリで連続ドラマも作られた。

7.『ヒロイン失格』幸田もも子 /2010-2013

君に届け』によって起こった純情路線カウンター/アンチテーゼと言わんばかりの本作。

ゲスくて打算的(でも全く賢くない)・顔芸まみれのヒロイン、はとりの恋物語

はとりの言動が露悪的だったり、その想い人で幼馴染・利太の態度もフラフラしててそんなにかっこよくなかったりするため、当て馬界の星・弘光くんがどうにも不憫で話としての爽やかさは皆無なのだが、恋愛ってこういう不誠実な面もあるよね?と開き直る姿は一周回って清々しい。

恋愛観を問う目的感想会したら一番盛り上がる作品なんじゃないだろうか。

韓国で起こっている坂口健太郎ブームの源流は実写映画版弘光くんの好演によるものらしい。桐谷美玲結構ハマってた。

8.『アオハライド咲坂伊緒 /2011-2015

周囲を気にしてあえてガサツに振る舞っていたヒロイン双葉が、名字雰囲気が変わった初恋男の子・洸と再会したことで再び恋をする話。

咲坂先生作画は絵柄としての可愛さ力が高く、00後期〜10年代で「とりあえず手に取ってみる少女漫画」枠に入っていたように思う。思春期に抱えがちなモヤモヤ・ひたむきさ・それゆえの視野の狭さ、幼さなどが丁寧に描写されていて、現役中高生が読むと強く感情移入できる作品だと感じる。

その他『ストロボ・エッジ(2007-2010)』、『思い、思われ、ふり、ふられ(2015-2019)』の三つも実写映画化させてるヒットメーカーTwitterでやたらと大喜利に使われてる "現実的な恋をする朱里""叶わない恋に囚われる理央"の画像は『思い、思(略)』の予告スクショ

(元々その傾向はあったが、)2010年代以降は、ヒット作は実写映画に持ってって若手俳優の売り出し!っていうスキームが完全に出来上がったように思う。

9.俺物語!!作画アルコ原作河原和音 /2012-2016

アルコ先生完全オリジナル作だと連ドラ化した『ヤスコとケンジ』等があるけど、俺物語別マに与えたインパクト特別に大きいのでこちらを。

巨漢で筋肉隆々、仁義正義感に溢れた男の中の漢・剛田猛男に大和という彼女ができてから日常を描く。

少女漫画といえば線の細いシュッとしたイケメン♡という固定概念を華麗に破り捨てる快作。とはいえ線の細いイケメン枠は猛男の親友砂川ちゃんと担っている。

砂川最後まで誰とも結ばれずにただただ猛男の親友としてメインにいるのが地味にすごい。途中でフラグは立つが折る。恋愛をしないイケメン別マにいることに感謝

テンポよく、読んでいて思わず笑みが溢れる、少女漫画に苦手意識がある人も楽しめる作品だと思う。

アニメ実写映画化済み。

10.『素敵な彼氏河原和音 /2016-2020

1991年別マデビューしてから、『先生!(1996-2003)』『高校デビュー(2003-2008)』『青空エール(2008-2015)』『俺物語!!』と人気作を世に出し続ける別マ生え抜き作家河原和音先生別マが今も月刊誌として続いているのは河原先生存在ものすごく大きいんじゃないだろうか。今回は完結済み最新作の素敵な彼氏をチョイス。

年末カウントダウンイルミネーション彼氏と見る」を目標に生きてきた女子高生・ののかが合コンで飄々として掴みどころのない男子・直也と出会ってからの話。

恋に恋する少女ののかがイケメン直也に振り回され続ける…と見せかけて、知らずに振り回しもしているバランス面白い

河原先生のすごいところはやはり、中高生流行り・時流を読む力だと思う。登場人物価値観だったりファッション芸能小ネタとか、その時々に合った"今"を掴んでて古臭さをあまり感じさせないところがすごい。色々とバランス感覚に優れてらっしゃるんだと思う。

現在連載中の最新作『太陽よりも眩しい星』は幼馴染のピュアラブストーリーこちらも名作。おすすめ

その他

・いつもポケットショパン(等くらもちふさこ作品

バラ色の明日(等いくえみ綾作品

恋愛カタログ

オオカミ少女と黒王子

・消えた初恋

・うちの弟どもがすみません

Twitterで頓珍漢な男女論振りかざす人間は全員別冊マーガレット真剣に読みなさい。以上。

Permalink |記事への反応(1) | 21:18

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-10-28

花とゆめ」史上最も重要マンガ10選 拾遺 ※この記事10作品を選んでおりません、ご注意

10選+他」、増田はまずは ↓ で言及しております

anond:20241026155810

上記記事に対して皆さまから寄せられたブコメトラバをまとめました! 27日27時ごろまでのコメント基本的には全て網羅した、元記事増田が挙げていなかった作品群です。みなさまの知見でリストが充実。気まぐれにひと言追加したりしなかったり。作品推しではないかも? の場合も、とにかくお名前は載せました。抜けがあったら申し訳なし。誤字はこっそり直してますので、ぜひご指摘ください。ありがとうございます。この記事について寄せられたブコメを拝見して、注釈追記しております

草凪みずほ暁のヨナ』がないのはありえん

大変失礼いたしました…。「ガラかめ」を殿堂入りにしてご用意した1枠にてお許しいただきたく(名案)

本誌「花とゆめ」のリストに入っててほしい(五十音順漫画家名のみ記載場合増田セレクト代表作を仮置き。仮置きしたものについてのみ、本記事にいただいたコメントで具体名が挙がったら差し替えます

愛田真夕美『マリオネットシリーズ

亜藤潤子『扉を開けて』

絵夢羅『Wジュリエット

遠藤淑子天使ですよ』この方も支持多し! なぜか別花の印象が強く。本誌でピックアップいたしました

喜多尚江『夏の王国

神坂智子シルクロードシリーズ』80年に楼蘭美女発見→81年『キャラバンの鈴』で仕事の速さとイマジネーションの豊かさに震えた

椎名橙それでも世界は美しい

柴田昌弘『紅い牙ブルーソネット』。『タイタニック80』で「花ゆめ」に颯爽と見参。『第3の娘』含む1980年短編執筆数が一番多く、しかし白泉SF短編ほとんどが電書化されていないのはまさに損失…!『ブルソネ』は白泉社コミックス4巻カバー(訂正・3巻でした、すみません)の青いソネットが神々しい美しさ

高野まさこ『シュガーベビー

立花晶サディスティック・19』へいマン

仲村佳樹スキップ・ビート!』『東京クレイジーパラダイス

猫十字社小さなお茶会』Xに流せば2024年の新作で通用しそう。「ビン」の話が好き

樋口橘学園アリス

日高万里『秋吉家シリーズ

藤崎真緒『瞳・元気 KINGDOM』

藤田貴美『赤い群衆』たくさん作品がある中で、何故これを。何故これををを(歓喜

松下容子闇の末裔

南マキS・A

望月花梨『笑えない理由

谷地恵美子『すーぱぁキッド

山下友美DJシリーズ

山岸凉子アラベスク』『妖精王

山中音和『少年帝王

吉村菜由『政がゆく』

この漫画家ならこちらもよき

河惣益巳『風の城砦』『火輪』

川原泉『美貌の果実』 ( 『架空の森』推し)『銀のロマンティック…わはは』『森には真理が落ちている』『メイプル戦記』『食欲魔人シリーズ

佐々木倫子忘却シリーズ

師走ゆき高嶺と花

鈴木ジュリエッタ悪魔ドルチェ

日渡早紀『アクマくんシリーズ

星野架名『Kの告白』『ビリーエメラードシリーズ

山内直実『ざ・ちぇんじ』

山口美由紀『フィーメンニンは謳う』『音匣ガーデン』『おんなのこ季節』『V-K☆カンパニー

由貴香織里伯爵カインシリーズ

羅川真里茂いつでもお天気気分

和田慎二ピグマリオ』は金字塔

「別花」枠でノミネート

神谷悠迷宮シリーズ

森次矢尋高校生探偵北詰拓シリーズ

少年ジェッツ」→「月刊コミコミ」ですよ

柴田昌弘ラブ・シンクロイド

LaLa」ですよ (「花とゆめ掲載作品だと思って挙げた方・「LaLa」なら〇〇が好き! と書きこんでくださった方、取り混ぜて拾っておりますリスト捗った!)

あさづき空太『赤髪の白雪姫

我孫子三和『みかん絵日記みかんといえば当時は逢坂みえこ永遠の野原』のみかん(犬)ではなく、こちらの方が知名度あったかな…。あの頃の「LaLa」一番手くらいに人気あったんじゃなかったか

天乃忍ラストゲーム

樹なつみ朱鷺三角』『パッションパレード』『八雲立つ』『Ozエピローグプロローグでもあった『ラヴ・ストーリィ』(『朱鷺三角』所収)。構成の妙よ。読みながら最後に「えーっ!」と声が出た

大島弓子綿の国星

可歌まと狼陛下の花嫁

木原敏江摩利と新吾

玖保キリコシニカルヒステリー・アワー』

桑田乃梨子『あぶないティーチャーシリーズ

坂田靖子バジル氏の優雅生活

篠有紀子『センシティヴ・パイナップル』( 「閉じられた9月」所収)←増田お気に入り

しばたひろこ『ムーンドロップ町のかしこうさぎさん』

縞あさと『君は春に目を醒ます

清水玲子『月の子

田中メカキスよりも早く

津田雅美彼氏彼女の事情

成田美名子エイリアン通り』『CIPHER

猫十字社『黒のもんもん組』

葉鳥ビスコ桜蘭高校ホスト部

ひかわきょうこ時間をとめて待っていて』『彼方から

緑川ユキ『夏目友人帳

森生まさみ感嘆符なしでは語れない』『聖・はいぱあ警備隊

山岸凉子日出処の天子

柳原望『まるいち的風景

やまざき貴子っポイ!

わかつきめぐみSo What?』

以下の作品群は、上記リストを見て「LaLa」に言及したくなった増田セレクトです

佐々木けいこ『信長日記みなもと太郎風雲児たち』(1979~)とほぼ同時期に始まった、おそらく本邦初の信長ギャグ漫画

かわみなみシャンペンシャワー1983年連載開始。南米プロリーグ舞台とした、サッカーワールドカップ出場を目指す物語

『日処』といい、ものすごい漫画が「LaLaから出るんですよね。増田の年齢的には森川久美南京路に花吹雪』も忘れ難く、当時の成田美名子は『エイリアン通り』を連載中、樹なつみブレイク作品マルチェロ物語』もこの頃で、「LaLa最初黄金期だったような。月刊誌(作画時間に余裕が出る・ページ数多くてOK)の性格上、先行の「花ゆめ」に対して大作路線に舵を切って差別化してたのかも。といいつつ増田はその少し前の高口里純トロピカル半次郎』が好きでした。歌って踊れる数学教師

80年代初頭はまだ「別冊」「増刊」がなかったせいか美内すずえが『ガラかめ』と『聖アリス帝国』『黒百合系図』、魔夜峰央は『パタリロ!』と『ラシャーヌ!』、高口里純が花ゆめでは『久美と森男のラブメロディ』を手掛けるなど「花ゆめ」「LaLa」掛け持ち組がいらした記憶

筑波さくら『目隠しの国』 『嘘解き』路線で別原作なら、ぜひこの作品実写化してほしい…!

ぶ~け」ですよ

竹坂かほり『空のオルガン

吉野朔実少年荒野をめざす』

清原なつの( 「ぶ~け」の印象が強いです)『花図鑑

講談社ですよ

末次由紀ちはやふる

秋田書店ですよ

青池保子エロイカより愛をこめて

パタリロ!」 ×同性愛→〇少年

これは間違ってはいけない単語でした。モー様案件は『スター・レッド』「AーA’』あたりが好きで『トーマの心臓方面に疎いのが、語るに落ちてしまった。また、作中にチラッと出てきた「ギムナジウム」より、パタリロといえば、の「クックロビン音頭」がそもそもモー様大リスペクトだったという。ご指摘深く深く感謝です。

LaLa」は雑誌を購読していなかったので断片的にしか語れず。寄せられただけでも10選は難しそう。後は頼んだ! みなさまありがとうございました!

Permalink |記事への反応(10) | 03:23

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-10-26

花とゆめ」史上最も重要マンガ10

10/27 27時ごろまでにいただいたブコメトラバをまとめました! お寄せいただいた知見に助けられております。ご興味のある方はぜひ。

anond:20241028032312

<以下本文>

集英社別冊マーガレット」の名編集長・小長井信昌が74年「花とゆめ」創刊編集長就任(のちに「LaLa」「ヤングアニマル」でも創刊編集長を務める)。氏が別マから引き抜いてきた漫画家が、最初期の「花とゆめ」を支えた。

美内すずえガラスの仮面』(1975~)

和田慎二スケバン刑事』(1975~82)

 2作まとめて、令和の今でも作品が生きているな、と思わせる説明不要の名作(前者は「連載中」ではありますが)。月刊誌→月2回刊化の目玉として2作同時に連載スタートコンテンツの息の長さに、編集長の慧眼が察せられる。

魔夜峰央パタリロ!』(1978~)

 主人公マリネラ王国国王パタリロに次いで2番手キャラクターはMI6少佐バンコラン。彼は主に美少年を愛好する同性愛者で、本作はギャグマンガだが 「同性愛であることそのもの」を揶揄していない点に、作者の品格を見る。

 作中に「ドイツギムナジウムで一緒だったんです」「11月ごろ?」というやり取りを挟むなど萩尾望都ファンであることがわかる。82年アニメ化。「花とゆめ」というより白泉社として最初アニメ化

(ここまでが集英社移籍組)

川原泉甲子園の空に笑え!』(1984

 どの作品を推すかが分かれる。世間的には『笑う大天使』(1987~88)が有名で傑作集を出す際のアンケートでも番外編の『オペラ座の怪人』(1988)が2位だが

 ・作者ご本人はまったくスポ根の人ではないのに、スポーツものに傑作がある

 ・甲子園という制度批評視点を投入 と、一歩踏み込んでいる本作をリストアップ個人的には『月夜のドレス』(1984)が好き。

日渡早紀ぼくの地球を守って』(198692)

 メディアミックスとしてはOVAのみであるが「前世ブーム」の火付け役として爆発的な人気を誇った。※ラジオドラマあり。ブコメご指摘感謝

 『スケバン刑事』のような「悪に対する憎悪」ではなく「優秀だが他人を寄せ付けない戦災孤児と品行方正な優等生との、互いに相反する感情」など愛憎の陰影が濃い大人びた作風に、当時の読者(主に10少女)は魅了された。

 「久しぶり 君には心底会いたかったよ 秋海棠」以上にインパクトのある「ひき」を未だに知らない。

佐々木倫子動物のお医者さん』(1987~93)

 こちらも説明不要の名作。菊池規子『わが輩はノラ公』(1973~78)以来人語を話すペットが出てくる作品はたびたび登場したが 「人語は解するけどしゃべれない(しかし主張はする)動物たち」が出てきたところが新機軸。よくない形で「ハスキーブーム」がありました…。

 ※飯森広一『ぼくの動物日記』(1972~75)はノンフィクションなので除外してます

(このあたりで「男性読者も多い花とゆめ時代終焉したと思っている)

羅川真里茂赤ちゃんと僕』(1991~97)

 続く『ニューヨーク・ニューヨーク』(1997~98)、『しゃにむにGO』(1998~2009)と第一線で花ゆめ本誌を支えた大功労者。『赤僕』は白泉社では初めて他社の漫画賞(小学館漫画賞・1994)を受賞。ヤングケアラー立場に置かれた小学5年生が主人公90年代父子家庭活写した作品となった。熱量のあるドラマ巧者。

中条比紗也花ざかりの君たちへ』(1996~2004)

 2006年台湾ドラマ化、2007・2011に日本、2012に韓国ドラマ化。そして今年、初のアニメ化が発表されている。日本ではプライム枠連ドラ案件で『ガラかめ』『スケバン刑事』とは違う、読者ターゲットを広く取れるラブコメが、あの「花ゆめ」から出たのだなぁと感慨。

高屋奈月フルーツバスケット』(1998~2006)

 アラサーアラフォーですかね)のオタク女子から作品名が挙がることが多い。

 2007年に「もっとも売れている少女マンガ」として、ギネスブック認定されているそうで2001年アニメ化・2019~21の再アニメ化・2022の劇場上映の実績は立派。十二支を背景にしたキャラ設定等、往年の「花ゆめ」らしさが光る(私見)。

(ここから00年代デビュー漫画家が飛んでしまます申し訳なし…)

師走ゆき多聞くん、今どっち!?』(2021~)

 連載中のラインナップで、今一番勢いがあると思われる作品アニメ化も決定。男性アイドルキャラ)・推し活…と、イマドキの設定は鈴木ジュリエッタ推し甘噛み」(2022~)でも同様で、ここが今の「花とゆめ」の現在地である

 ※「創刊50周年記念花とゆめ展」ブックレットでは2人の対談が掲載されている

三原順はみだしっ子』(1975~81)

 選外ってありえないですよね。すみません…。

高口里純『久美と森男のラブメロディ』シリーズ(1979~82)

 『花のあすか組』(1987~95)が代表作でありつつ『グランマの憂鬱』(2015~)が昨年萬田久子主演でドラマ化もされている、息の長い漫画家

 1985年角川書店(当時)がコミック進出して地殻変動が起きた年で、そのタイミングで白泉専属ではなくなってしまった。 「別冊花とゆめ」連載「赤鼻のアズナブル」(1982~83)、別花短編だと「優しい瞳」(1984)が好き。

酒井美羽『マンハッタンサンセット』(1980)

 この方も白泉社を離れ角川へ。『ミミと州青さんシリーズ』(1979~85)が人気&今はなき「シルキー」でレディースたくさん描いてましたが、一瞬ミステリーサスペンスものも手掛けていました。こっち路線もよかったのになぁ。増刊号掲載『異国にて』(1984)がベストですが本誌掲載作ということで『マンハッタン』を。

柴田昌弘『第三の娘』(1980)

 別マ移籍組、和田慎二の盟友。『紅い牙ブルーソネット』(1981~86)ですよね。とはいえこのシリーズ別マから移籍なので、あえて本誌掲載短編を選んでみました。綾波レイみたいなタイトルですが、まさに綾波のようなお話です(ネタバレ回避)。

河惣益巳ツーリングエクスプレス』(1981~87)

 ヨーロッパ舞台にした華やかな作風。ほかの作品海外モノ多し。

野間由紀パズルゲームはいすくーる』(1983~90)

 制服高校生ミステリもの嚆矢といってよいのでは。近い年次のデビューだと佐々木倫子よりずっと早くブレイクメディアミックスに縁がなかったのが不思議表題作では『消えた肖像画』が大変な秀作。1巻所収。

星野架名『緑野原学園シリーズ』(1983~92

 「花とゆめ」の「80年代後半のSFもの」のストーリーや絵柄の象徴キャラ造形についてはフォロワーがたくさんいた記憶

那須雪絵『ここはグリーン・ウッド』(1986~91)

 代表作はこれだってわかってるけど、白泉社作品なら私は『フラワーデストロイヤー』シリーズ最終編 『ダーク・エイジ』(1991)が好き。

山口美由紀プリンセス症候群』(1988)

 1巻完結の表題作かわいい短編集。所収の『月光夜曲ムーンライトセレナーデ−』がすごくよかったの、思い出しました。ビッグヒットがないの、なんでなんだ…。

山内直実なんて素敵にジャパネスク』(1988~93)

 氷室冴子原作ものの中で、長く支持されたコミカライズ成功例かと。

由貴香織里天使禁猟区』(1994~2000)

 すごく売れてた!世界観が魅惑的で熱いファンが多く、「ぼく球」以来のビッグタイトルが出たと思いました。絵のタッチも今見ても素晴らしい。

山田南平紅茶王子』(1996~2004)

 代表作はこれだってわかってるけど「赤僕」より少し前にスタートした『久美子&信吾シリーズ』(1990~97)が好き。女子高生小学男子カップル物語大人になった坂田小沢にはハッピーエンドになってほしかったなー。

鈴木ジュリエッタ神様はじめました』(2008~16)

 いずれ『推し甘噛み』の人になるかもですが、まだこちらの方が有名かと。2012・15のアニメ化聖地巡礼企画も出ていました。

安斎かりん『顔だけじゃ好きになりません』(2020~)

 こちらも「推しもので、実写映画化が決定しています

<番外・別冊花とゆめ枠>

都戸利津『嘘解きレトリック』(2012~18)

オリジナルコミックス「環状白馬車掌の英さん」(2009)からずっと、ハートフルストーリーを展開。恋愛重視の作風ではない、往年(年配)の読者が考える「花ゆめらしさ」は別花に残っていたのかも。それがまさか月9原作。やはり時代は変わった。

明智抄サンプル・キティ』(1993~95)

ここまで挙げた白泉社作品の中では一番好き。とはいえ代表作は『始末人シリーズ』(1983~91)かと。このパターン多い。大大大好きな明智抄で(同人誌単行本未収録作品集」全5巻はコンプリート10選にも入れたかったのですが、作品リストを振り返ると『始末人』ですら本誌・別冊を行ったり来たり(後半は別花)、かと思うと「チツケイレン」の「アフロディーテはきずつかない」(1988)が単発で本誌に載ったりして、編集部運用どうしてたん…と。これからも読み続けることには変わりないのですが。

近作に抜け漏れ多くてすみません。明らかな抜けは増田知識アンテナが欠落している箇所です。とはいえ総論として、ガラかめ動物のお医者さんまでは不動かな、と。

もしよかったらブコメでいろいろと教えてください。

※著者名誤り、表記等一部修正しました。ご指摘ありがとうございました(深謝)。

Permalink |記事への反応(16) | 15:58

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-10-25

少女コミック史上最も重要マンガ10

少女漫画」というジャンルの話ではなく、誌名の「少女コミックである

現在は「Sho-Comi」と名を改めているので、少女コミック時代に絞る

2000年代には「過激少女漫画」の代表的存在となりネット上では性コミ」の蔑称で呼ばれ、一部地域有害図書指定議員ネットPTAからの抗議を経て名を変えた

少女漫画といえば月刊誌が多いが、少コミは週刊時代も長く、隔週に落ち着き、Sho-Comiも隔週

黎明期には男性作家もちらほらおり、掲載誌彷徨漫画サイボーグ009』が掲載されたこともある

萩尾望都トーマの心臓』(1974)

 ギムナジウム舞台に、自殺した少年トーマを巡り犠牲信仰について描く文学的作品

 やや難しい内容のため連載時は人気がなく打ち切りスレスレだったが、今では少女漫画界を代表する名作の一つとして語られている。

 日本ギムナジウムもの描いてる人は大体萩尾望都を通ってるだろう。

楳図かずお洗礼』(1974-1976)

 時を経てから読んだ者にはピンとこないが、実は少女誌連載作品である

 特に少女向け用に作風を変えた感じはないが、女子小学生主人公(一応)なのは著者なりに少女意識したのかもしれない。

 美への執着と母娘の確執女性向け作品で繰り返し描かれるテーマだ。

竹宮惠子風と木の詩』(1976-1981)

 人種差別同性愛、父子相姦、児童への性暴力などのシリアス描写少女漫画界に大きな衝撃を与えた。

 当時は朝チュン程度でも過激扱いだったため、連載を編集に反対されたという。

 他作品をまず成功させ発言力を得てからようやく連載を許され、連載開始まで6年かかった。

 凄惨な展開の数々は少女たちにトラウマを与え、二次創作幸せにする的な発想のフォロワー作品も生まれた。

藤田和子桃花タイフーン!!』(1987-1989)

 スポ根である同著者の『真コール!』の方と迷うところだが、実写化しているこちらで。

 5人のシスコンイケメン兄貴に溺愛されつつも同級生男子ラブコメするイケメンパラダイス作品で、この手の作品ありがちな「実は兄たちとは血縁がない」展開が発生しなかったところが評価できる。

渡瀬悠宇ふしぎ遊戯』(1992-1996)

 少女漫画界全体としては、外国舞台白人への憧憬現代日本の学園もの、と定番が移り変わったが、本作は中華風異世界がメイン舞台である

 現代日本から転移した少女が神獣を召喚して国を救う巫女となり、召喚必要な七人の戦士たちを集めるため国中を冒険するというファンタジーで、「少女には受けないのでは」と編集が渋ったりもしたが、ヒット作となった。

 少女の手足が棒のように華奢に描かれる作品が多い中で、むちむちとしてエロティックで、アニメは大きなお兄さんからも人気が出た。

 「非処女になったら巫女資格を失う」ため敵のイケメンレイプしようと狙ってくるなど、未遂で終わるがエロ描写が多かった。

篠原千絵天は赤い河のほとり』(1995-2002)

 古代ヒッタイト帝国(現トルコ)に生贄として召喚された現代日本少女が、武人政治家としての才覚を発揮し皇帝と共にオリエント覇権を掴むに至る大河ロマン

 史実エピソードを拾い上げながらニッチロケーションを描き勉強にもなる作品だが、この時期には性コミ化が進んでおり、むやみなセックスシーンも多い。男が意味もなく全裸になるのは女性向け故か。

 現代リア充だった主人公は、元の世界に帰ることを渇望し、だがヒッタイトにも大切な人ができてしまい、どうすべきか葛藤する。最近異世界ものではこの手の葛藤は珍しいぐらいだ。

新條まゆ快感フレーズ』(1997-2000)

 物語の中に性的展開もある前述の作品群と違い、エロこそが主題作品であり性コミ代表的存在

 惜しげもなく少女乳首が出てきて俺様イケメンとのエッチな展開が多発、また敵イケメンに愛のないガチ強姦をされる展開もあった。

 物議を醸す問題作だがヒット作でもあり、エロは著者は嫌々だったが編集主導とのことで、少コミは急激に性コミ化が進んでいく。現代人が読むとそこまでエロくもないが…。

 アニメ版では一切エロがなく、主人公存在せずイケメンたちが切磋琢磨しながらバンドに励む作品になっている。

宮坂香帆『「彼」first love』(2002-2004)

 性コミ化が進んでいく中で、「一見地味女子だが眼鏡を外すと美少女」という古典的設定ながらピュアラブを貫きヒット作となった。

 斬新な設定や凝ったストーリーなわけではないのだが、堅実・丁寧に描写を積み重ね、少女漫画らしい少女漫画である

水波風南蜜×蜜ドロップス』(2004-2006)

 庶民JK上級国民生徒の世話係になりセクハラも甘受させられる話で、エロシーンのために物語が捻り出されるようなエロエロ作品

 相手役が合意なく下半身まさぐってきたりだいぶカスで、逆らうと退学なので主人公は逆らえない。上級国民による性的搾取を許すな!

 前作『レンアイ至上主義』と合わせ性コミ代表的存在の一人である著者だが、後の作品は清純化が進んでいる。

青木琴美僕の初恋をキミに捧ぐ』(2005-2008)

 青木琴美は『僕は妹に恋をする』ではエロエロだったが、本作では一転して「難病を抱えながらも純愛」というピュアラブストーリーを描いた。

 邦画でよくありそうな題材なだけに映画化ドラマ化を果たした。

 エロエロからピュアラブへの回帰を果たした本作が、少女コミックSho-Comiをまたぐ連載となったのは象徴的だった。

妖しのセレス

絶対彼氏。

 これらはメディアミックスもしているが、渡瀬悠宇作品ではやはり『ふしぎ遊戯』が飛び抜けているだろう。

・闇のパープル・アイ

海の闇、月の影

 篠原千絵作品の中では天河が特に人気がある印象。

 闇のパープルアイドラマ化やOVA化しているので、そういう意味では天河より上と思う人もいるかもしれない。

陽あたり良好!あだち充

 少年漫画青年漫画イメージの強い著者が、特にガラッと少女向けに変えることなく「掲載誌少女漫画誌なだけ」というのは『洗礼』があるのでこっちはいいかな?

 知名度はあるので、入れてもいいかもしれない。

いちご物語大島弓子

円舞曲シリーズさいとうちほ

・おしゃべりなアマデウス武内昌美)

・バトルガール藍(飯坂ゆかこ)

ミルククラウン水都あくあ)

池山田剛作品

しがの夷織作品

Permalink |記事への反応(8) | 02:43

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-10-23

コミックジャンボ史上重要マンガ、というかマンガ10

どうせ「コミックジャンボ」って知らない人も多いと思うので冒頭で説明しておく。

1988年4月(号)から2002年12月(号)まで存在していた月刊誌月刊誌といっても中綴じで、まあ典型的コンビニエロマンガ誌。存在と言ってもこの時期に発刊、休刊したわけではなく、1988年3月号まではコミックJUMBO、2003年1月からはCOMICジャンボという名称存在している。ただまあ名称変更の前後で少し編集方針が変わっているらしいので前後誌は今回対象にしない。発行は桃園書房

で、まあエロマンガ誌なので大抵の作品読み切りor単話。そんなわけで紹介するのは重要マンガ、というよりはマンガ家ということになる。ここは了承してほしい。

河本ひろし「表紙」

たぶん「コミックジャンボ」で画像検索すると画質がみんな似ていることに気がつくと思う。これは、コミックLOの表紙をずっとたかみち担当しているように、コミックジャンボの表紙はずっと河本ひろし担当していたから。おそらく自分より少し若い人はこの絵柄に馴染みがある人もいるかもしれない。この後彼はボンボンあたりの児童誌で活躍しているので。ただ、エロマンガ誌でありながら表紙がせいぜい控えめなパンチラくらいしかない絵は慣れていない若者レジに持ち込むための言い訳として非常にありがたかった。下手したら裏表紙ダイヤルQ2広告のほうがエロかったかもしれない絵なので(コミックジャンボ裏表紙ダイヤルQ2広告があったかははっきりとは覚えていない。他の雑誌混同しているかもしれない)。

時々掲載されているマンガ作風巨乳前提にしつつコメディタッチが多くて読みやすかった。

ものたりぬももだっち」

こちらも河本ひろし同様、児童誌でも活躍している。ただこちらは児童誌が先、というか、ゲームコミカライズで知られているかもしれない。一言で言って「みなづき由宇」と同一人物である。画風も巨乳前提ながら読みやすい。ちなみに星里もちるものたりぬアシスタントをしていたことがある。

ねぐら☆なお

正直、この人はコミックジャンボが主戦場ではなかったはず。それ以外の雑誌単行本で見ることのほうが多かった。少女マンガと思えるくらいの目の中の星が特徴的な人で、さらに彼を特徴づけていたのが「エロは和姦しか描かない」ということだった。しかコメディ的に逃げるのではなく徹底して和姦ということは実は当時けっこう特筆すべき特徴だったのだ。コミックジャンボ時期の絵はけっこうデッサンが崩れている(それはそれで味がある)のだけど、現在サイトを見るとかなり整っていて、続けるということの大事さを感じさせる。

有村しのぶ「てぃーんず・パラダイス

有間しのぶでも西村しのぶでもない。たぶん男性モデル体型のスラッとした女性を描く特徴のあるマンガ家で、リアルさはないのだけど周辺掲載巨乳マンガのためにむしろリアルに見えるという特徴があった。表題作高校新聞部舞台にした♂️1vs♀️2(or3)のエロコメで、エロシーンを除けば当時のラブコメとそれほど違いがないが、そのために「ラブコメにありそうでないこんな描写が」という意味で役に立った。「てぃーんず・パラダイス」そのものKindle Unlimitedで全て読むことが可能だが、何らかの事情再構成+タイトル変更されているので追いかけるのが難しい。「はいすくーる・スキャンダル」「てぃーんず・パラダイス」「あいつとスキャンダル」「放課後ランデブー」と読むと連載順に読める。なお作品大人気だったので続編として登場人物社会人にした「ぼくのアイジン」も連載された。これもKindle Unlimitedに収録されている。

わたなべわたる美奈子先生

巨乳で有名な人。あまり巨乳デフォルメが過ぎてむしろエロくないという画風かもしれないがやってることはエロである。おそらくコミックジャンボ方向性を最もわかっていた作家で、アニメ風のオタク絵でやることはちゃんとやるという展開は安心して使えた。おそらくコミックジャンボ掲載していたのが一番長い人。

つくしの真琴セクシャルバラエティ

かつて「サルでも描けるまんが教室」で「男向けのエロコメは回転寿司だ」と喝破されていたが、おそらく表題作がこの言葉念頭にあったかもしれないくらいに内容を表している。とは言えエロものエロい。ただ色シーンに少し前の劇画での描き方の残滓が見えるところを見ると、この雑誌エロ劇画誌とエロマンガ誌の橋渡しをしたと言えるのかもしれない。

てらおかみちお

陰影の少ない画風で、無理やり例えるなら浦沢直樹わたせせいぞう風に描いた感じ。古く見えるかもしれないが、バブル80年代後半にはこういう画風が一番オシャレだった。そういう意味では外せない人。

狼太郎

うるふ・たろう」と読む。画風としてはよく言えば当時の主流、わるく言えばありがちな絵で、ただ大事なのはそういうありがちな絵で他誌にはない絡みが描かれるのがコミックジャンボ醍醐味であったということだ。本人はバイク趣味があって、レーサータイプバイクを持ってよく夜中にツーリングしていたということを近況報告で描いていたが、今から思うとあれは宮崎勤のあれから来るオタクバッシングから逃避行動だったのかもしれない。

しのざき嶺「NIGHTMARE」

いちおう画風(特にデフォルメ時)としてはジャンボにありがちではあるのだけれど、ストーリーの陰惨さでは最もコミックジャンボ向きでない作家表題作逆恨みから始まる強姦からスタートする作品で、この後誘拐監禁ピアッシング奴隷契約、野外露出強制排泄、肛姦、獣姦近親相姦、多人数プレイSM雑誌ありがちなプレイをひと通り全てこなすというおすすめしないマンガ。作者はこのあとそっち系雑誌でいくつも同系統、もしくはさらに発展した作品を描いている。そもそもこの連載も途中で他誌に移籍している。

浅井裕Lovin'you

夫婦での共同ペンネーム。夫のほうはあさいもとゆき、と言えば思い出す人もいるかもしれない。「スパルタンX24周目では助けられる役のシルヴィアが襲ってくる」という情報マンガに描いた人だ。コロコロコミックでの連載のあと、共同名義にしてエロ進出した。正直、今回これを書くにあたって今年妻のほうが交通事故で亡くなったことを思い出さずにはいられない。Lovin’youマンガ図書館Zで無料で見られるのでそっちを見てほしい。

https://anond.hatelabo.jp/20241012181121

Permalink |記事への反応(3) | 11:51

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-09-25

anond:20240925011225

週刊誌月刊誌は途中から読めるの謎なんだよね

Permalink |記事への反応(0) | 01:17

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-08-24

次が出るまでの1か月間、大事に何度も読み返す月刊誌

アフタヌーン

Permalink |記事への反応(1) | 13:49

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-08-08

追記あり・岡美穂子東大准教授・弥助問題に更に進展があったのでメモ

キモおじ「『弥助の見た目が八幡神に近い』って根拠は?」 岡東大准教授「..

岡美穂子東大准教授・弥助問題に進展があったのでメモ

において、東大史料編纂所准教授の岡美穂子さんの言説(著作インタビュー記事)に対してキモおじが疑義を呈し、岡美穂子さんがキモおじをブロックするところまでまとめていたが、進展があったので備忘のためにメモ

岡美穂子さんのX投稿より(削除済み)

https://i.imgur.com/6vqALAK.jpeg

サイゾーインタビュー記事にて「弥助のビジュアルイメージが神に近かった」などとした理由を問われて)

○こういう発言をした記憶がないので、回答は保留とさせてください。ここで間違ったことを言うと、異常に揚げ足を取られますので。

岡美穂子さんのX投稿より(削除済み)

https://i.imgur.com/01H6ZPL.jpeg

○この世界だけで生きている人には分からいかも知れないな、リアル世界の真のカラクリが。キモいオジサンに絡まれるのはお断りなので、ブロックしました。回答はいずれ『サイゾー』が掲載してくれるでしょう。ただし、『サイゾー』はカラーグラビア満載の月刊誌ですので、ちと高いですぞ

サイゾーの岡美穂子さん関係記事全て削除

普通に議論していた相手しか著作ミスを何点も見つけていただいた相手)をいきなりブロックし、「回答はいずれサイゾー掲載してくれる」としながら、投稿サイゾー記事も削除とか東大准教授ともなられると下賤の者と付き合うのはまっぴらだということでしょうかね。

私なら、著作ミスを指摘してもらえたなら感謝すると思うんだけどアカデミアのお偉い方々は違うのかな?

この方は女性で、かつ以前まとめたとおり左翼(少なくとも右翼嫌い)のスタンスなのでアカデミアから批判されないということなんでしょうかね。

(ご本人のブログ(削除済)ではサイゾーを高く評価されていたのに)

https://web.archive.org/web/20201104131757/https://mdesousa.exblog.jp/m2017-03-01/

月刊サイゾー編集部なるところから連絡をいただき星野博美さん(♡)と対談企画お話いただきました。嬉しい~。世の中のトレンドは何一つ追っていない私ですので、「サイゾー」というのは、「知恵蔵」のようなものかと思っておりましたが、表紙はかなり、あの、書店レジに持っていくのはちょっと(ていうかかなり)恥ずかしい。しかし意を決して、一応事前リサーチとして、丸の内オアゾ丸善で購入しました。

中身はちょっとガッカリするほど(!)、活字が多い、インテリ雑誌でした。no nukes活動家のうちのアシスタントさんに言わせると、「週刊現代」もああ見えて、言論部分ではかなりシッカリとした雑誌ということですので、「見かけ」でおびき寄せて、裏で「啓蒙」するタイプなのか、、、、。

なお、岡美穂子さんについてはここでも綺麗にまとめられていたので紹介しておく。

岡美穂子女史の近況とアサクリ騒動|あのー

追記

前述のX投稿では「こういう発言をした記憶がないので、回答は保留とさせてください。」としていたにもかかわらず、それからなんのアクションもなしに「私自身はその発言をしていないと、10日以上前に回答しているのですが。」とのこと。

日本語を話しているようで何を話しているか全くわからなくて混乱している。

歴史学の中では、「保留する」は「回答した」ことになるのかな?

文系アカデミアの方々、わかるように解説してもらえませんか?

岡美穂子さんのX投稿より

https://x.com/mei_gang30266/status/1821499985961381948

敢えて見ませんが、だいたい何のことかは分かります雑誌インタビュー記事で、私自身はその発言をしていないと、10日以上前に回答しているのですが。自分で書いたものでないことは、文章を読む習慣がある人ならわかることなので、その後は放っております

Permalink |記事への反応(8) | 11:36

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-07-30

キモおじ「『弥助の見た目が八幡神に近い』って根拠は?」

東大准教授はいブロック

【前提として、キモおじが岡先生著作ミス(例えば廿六を十六と記載していたこと)を指摘し、岡先生が「修正する」などと応答していた。それに続く議論

キモおじ)

https://x.com/dokushoa/status/1816142999379927100

信長に関する史料では弥助のビジュアルイメージが「八幡神に近かった」と言われています。」

岡美穂子さんコレの根拠も教えていただけません?

(岡美穂子東大史料編纂所准教授

https://x.com/mei_gang30266/status/1816145763182981378

こういう発言をした記憶がないので、回答は保留とさせてください。ここで間違ったことを言うと、異常に揚げ足を取られますので。

キモおじ)

https://x.com/dokushoa/status/1817874519752843296

岡美穂子さんが私に「信長に関する史料では弥助のビジュアルイメージが「八幡神に近かった」と言われています」との根拠について「保留」にしたままブロックしてきたんだけど…

多分操作ミスだと思うので、岡美穂子さんに親しい方は教えてあげてください

(岡美穂子東大史料編纂所准教授

https://x.com/mei_gang30266/status/1817889713916957091

この世界だけで生きている人には分からいかも知れないな、リアル世界の真のカラクリが。キモいオジサンに絡まれるのはお断りなので、ブロックしました。回答はいずれ『サイゾー』が掲載してくれるでしょう。ただし、『サイゾー』はカラーグラビア満載の月刊誌ですので、ちと高いですぞ

東大准教授の岡美穂子先生は、右翼を嫌う進歩派で、左翼が愛するゲンダイに紹介されるほどのお人なので誤操作可能性が高いよね

(岡美穂子東大史料編纂所准教授ブログより)

ゲンダイ」系の媒体、上から圧力にも曲げず、頑張ってらっしゃいます。どうせ競馬女性の裸の写真しか載っていないんだろうから読者の質など知れていると、オカミはタカをくくっておられるのかもしれませんが、なかなかどうして、左翼知識人から、かなり支持されておりますのですよ。私は左翼でも、知識人でもありませんけど。でも右翼絶対嫌だ。

そんなこんなんで、お友達がいるわけでもない日刊ゲンダイで、本が紹介されました。とても嬉しいです。

https://web.archive.org/web/20201101144221/https://mdesousa.exblog.jp/m2017-06-01/

※岡美穂子准教授が何を根拠キモいおじさんと評したのかは不明ですが、私よりもはるかに学識豊かな方の発言ですので相応に根拠があるものとして、ここではそれに倣って使用しています

Permalink |記事への反応(16) | 09:15

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-07-01

anond:20240701231855

あれは少年ジャンプに載せてるのが戦略ミスやと思う。

ルリドラゴン2匹目のドジョウ狙おうとして失敗した感じやろなぁ。

サンデーとかチャンピオンとか萌え月刊誌なら普通に生き残ると思うやで。

Permalink |記事への反応(0) | 23:26

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-06-10

志村貴子の新連載

週刊連載なんてできるんか?と思ったら月一でワロタ

なら月刊誌でやれよダボが

Permalink |記事への反応(0) | 20:42

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

次の25件>
ログインユーザー登録
ようこそ ゲスト さん
Copyright (C) 2001-2025 hatena. All Rights Reserved.

[8]ページ先頭

©2009-2025 Movatter.jp