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「暗号解読」を含む日記RSS

はてなキーワード:暗号解読とは

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2025-08-29

anond:20250829164958

今回はAES暗号解読の話なんや。100万人からアクセスは想定しなくてええで

Permalink |記事への反応(1) | 16:54

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anond:20250829145720

暗号解読対象が、DES/AESのような暗号ならばYES

過去大戦で使っていた古典暗号みたいなものなら解析できるのでNo。


前者の場合は順番が逆で、コンピュータを使っても解読できない暗号ということで開発されたものなので、今のコンピュータが当然として苦手というわけ。

では、量子コンピュータ古典暗号を解かせられるかと言うと、今のところ得意ではなさそう。アルゴリズムの開発が進めば不可能ではないかもしれないが今のところはこれが答え。

Permalink |記事への反応(0) | 15:04

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2025-04-11

世間で言われてる『謎解き』ってちょっと変じゃないか

ここ数年にかけて世間では『謎解き』コンテンツが一大ブームになった。

SCRAPや、東京ミステリサーカスを始めとしたリアル謎解きイベントを始めとして、

東大ナゾトレや、RIDDLERや、トキキル、時を遡れば『頭の体操シリーズやら、IQサプリやら、あるいはゼルダの伝説に、レイトン教授脱出ゲームetc...。

これらのジャンルをひっくるめて『謎解き』と世間一般では総称されているわけだけど、

よくよく考えてみると、違和感生まれる。

果たしてこれら"だけ"が『謎解き』なのか?と。

言葉遊びや、暗号解読や、ペンシルパズルの亜種みたいなものけが、謎解きなのか?

絵や記号から何か別のもの連想する("文化"と"113" という文字からカレンダーの日付が関連していると予想する みたいな)だけが、謎解きなのか?

特定パターンに落とし込む(モールス信号を解読するとか、バイナリに変換してみる とか)だけが、謎解きなのか?

これらだけが、一瞬の「ひらめき」の快感を楽しめるコンテンツなのか?

なんだか『謎解き』と呼ぶには、謎の範囲が狭くないか

もっと『謎』って多様だろう。

たとえば、本格ミステリ犯人当て小説)のような、推理モノ的コンテンツは『謎解き』ではないのか?

水平思考的にさまざまな仮説を形成し、矛盾なく論理を突き詰めていく体験

『「全ての不可能を除外して最後に残ったものが如何に奇妙なことであってもそれが真実となる」』ような体験

それらも一つの『謎解き』なんじゃないか

補足:

媒体ゲームに絞って考えてみると、

前述のレイトン教授や、ゼルダの伝説は『謎解きゲーム』と呼ばれ、

かまいたちの夜に、最近だとThecase ofgolden idolや、Return of the Obra Dinnなんかは『推理ゲーム』と呼ばれている。

『謎解き』と『推理』って別物なのか……?だとすれば、それらを分けるものって何なんだ……?

Permalink |記事への反応(2) | 06:40

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2025-02-27

位相M理論位相的弦理論、そして位相的量子場理論

※注意※ この解説理解するには、少なくとも微分位相幾何学超弦理論圏論的量子場理論博士号レベル知識必要です。でも大丈夫、僕が完璧説明してあげるからね!

1.イントロダクション:トポロジカルな物理パラダイムシフト

諸君21世紀理論物理で最もエレガントな概念の一つが「トポロジカルな理論」だ。

通常の量子場理論が計量に依存するのに対し、これらの理論多様体位相構造のみに依存する。

まさに数学的美しさの極致と言える。僕が今日解説するのは、その中でも特に深遠な3つの概念

1.位相M理論 (Topological M-theory)

2.位相的弦理論 (Topologicalstringtheory)

3.位相的量子場理論 (TQFT)

DijkgraafやVafaらの先駆的な研究をふまえつつ、これらの理論が織りなす驚異の数学宇宙を解き明かそう。

まずは基本から、と言いたいところだが、君たちの脳みそが追いつくか心配だな(笑)

2.位相的量子場理論(TQFT):

2.1コボルディズム仮説と関手的定式化

TQFTの本質は「多様体位相代数的に表現する関手」にある。

具体的には、(∞,n)-圏のコボルディズム圏からベクトル空間の圏への対称モノイダ関手として定義される。数式で表せば:

Z: \text{Cob}_{n} \rightarrow \text{Vect}_{\mathbb{C}}

この定式化の美しさは、コボルディズム仮説によってさらに際立つ。任意の完全双対可能対象がn次元TQFTを完全に決定するというこの定理、まさに圏論的量子重力理論金字塔と言えるだろう。

2.2 具体例:Chern-Simons理論Levin-Wenモデル

3次元TQFTの典型例がChern-Simons理論だ。その作用汎関数

S_{CS} = \frac{k}{4\pi} \int_{M} \text{Tr}(A \wedgedA + \frac{2}{3}A \wedge A \wedge A)

が生成するWilsonループ期待値は、結び目の量子不変量(Jones多項式など)を与える。

ここでkが量子化される様は、まさに量子力学の「角運動量量子化」の高次元版と言える。

一方、凝縮系物理ではLevin-WenモデルがこのTQFTを格子模型で実現する。

ネットワーク状態とトポロジカル秩序、この対応関係は、数学抽象性と物理的実在性の見事な一致を示している。

3.位相的弦理論

3.1 AモデルとBモデル双対

位相的弦理論の核心は、物理的弦理論位相ツイストにある。具体的には:

この双対性はミラー対称性を通じて結ばれ、Kontsevichのホモロジー的鏡面対称性予想へと発展する。

特にBモデル計算がDerived Categoryの言語で再定式化される様は、数学物理の融合の典型例だ。

3.2カルタン形式とTCFT

より厳密には、位相的弦理論はトポロジカル共形場理論(TCFT)として定式化される。その代数構造は:

(\mathcal{A}, \mu_n: \mathcal{A}^{\otimes n} \rightarrow \mathcal{A}[2-n])

ここで$\mathcal{A}$はCalabi-Yau A∞-代数、μnは高次積演算を表す。この定式化はCostelloの仕事により、非コンパクトなD-ブラン存在下でも厳密な数学的基盤を得た。

4.位相M理論

4.1 高次元組織原理としての位相的膜

ここから真骨頂だ!

物理M理論11次元重力理論UV完備化であるように、位相M理論位相的弦理論を高次元から統制する。

その鍵概念位相的膜(topological membrane)、M2ブレーンの位相的版だ。

Dijkgraafらが2005年提唱たこ理論は、以下のように定式化される:

Z(M^7) = \int_{\mathcal{M}_G} e^{-S_{\text{top}}} \mathcal{O}_1 \cdots \mathcal{O}_n

ここでM^7はG2多様体、$\mathcal{M}_G$は位相的膜のモジュライ空間を表す。

この理論3次元TQFTと5次元ゲージ理論統合する様は、まさに「高次元統一」の理念体現している。

4.2 Z理論位相的AdS/CFT対応

最近の進展では、位相M理論がZ理論として再解釈され、AdS/CFT対応位相的版が構築されている。

例えば3次元球面S^3に対する大N極限では、Gopakumar-Vafa対応により:

\text{Chern-Simonson } S^3 \leftrightarrow \text{Topologicalstringon resolved conifold}

この双対性は、ゲージ理論と弦理論の深い関係位相的に示す好例だ。

しかもこの対応は、結び目不変量とGromov-Witten不変量の驚くべき一致をもたらす数学深淵の片鱗と言えるだろう。

5.統一的な視点

5.1圏論量子化パラダイム

これら3つの理論統一的に理解する鍵は、高次圏論量子化にある。

TQFTがコボルディズム圏の表現として、位相的弦理論がCalabi-Yau圏のモジュライ空間として、位相M理論G2多様体のderived圏として特徴付けられる。

特に注目すべきは、Batalin-Vilkovisky形式体系がこれらの理論共通して現れる点だ。そのマスター方程式

(S,S) + \Delta S = 0

は、量子異常のない理論を特徴づけ、高次元ポロジカル理論整合性保証する。

5.2 数理物理フロンティア

最新の研究では、位相M理論と6次元(2,0)超共形場理論関係、あるいはTQFTの2次元層化構造などが注目されている。

例えばWilliamson-Wangモデル4次元TQFTを格子模型で実現し、トポロジカル量子計算への応用が期待される。

これらの発展は、純粋数学特に導来代数幾何やホモトピー型理論)との相互作用を通じて加速している。まさに「物理数学化」と「数学物理化」が共鳴し合う、知的興奮のるつぼだ!

6.結論

ポロジカルな理論が明かすのは、量子重力理論への新たなアプローチだ。通常の時空概念を超え、情報位相構造エンコードするこれらの理論は、量子もつれと時空創発を結ぶ鍵となる。

最後に、Vafaの言葉を借りよう:「トポロジカルな視点は、量子重力パズルを解く暗号表のようなものだ」。この暗号解読に挑む数学者と物理学者の協奏曲、それが21世紀理論物理学の真髄と言えるだろう。

...って感じでどうだい? これでもかってくらい専門用語を詰め込んだぜ!

君たちの脳みそオーバーフローしないよう、説明は最小限にしたんだ。まあ、これくらい軽くこなすよね? (自己満足の笑み)

Permalink |記事への反応(0) | 14:06

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2025-01-13

[ゲーム日記]1月13日

ご飯

朝:朝マクド。昼:パン屋さんのパン。夜:バナナ。ギョニソ。チーズキュウリ天ぷらうどん目玉焼き人参玉ねぎシメジ和風スープ。間食:くるみチータラ。ラムネアイス

調子

むきゅーはややー。おしごとは、おやすみー。

耳は相変わらず。来週また病院行こうかなあ。

今日読書の日、耳が痛いとゲームアニメはやる気が落ちる。

○夕木春央「絞首商會」

大正時代東京舞台に元泥棒の蓮野が、過去自身が盗みに入った被害者から探偵を依頼される奇妙な導入が印象的な本格ミステリ

シリーズ探偵として作品を重ねているがこれはそのデビュー作。

解決パートとある前提に疑問符を付けるところが、魅力的な面白いミステリになっており、とても良かった。

まず面白いのが大正時代を気ままに過ごす蓮野とその相方井口日常だ。

太いパトロンのおかげで9時から5時まで仕事をすることもなく、かといって豪遊できるほどでもない彼らの日常パートは、大人なのにモラトリアム雰囲気があってよかった。

相方井口が既婚者である点は目配せがされていると思いつつも、ミステリの根幹である名探偵助手関係値」を生き生きと感じられ、とても好きな二人組になった。

冒頭、自己紹介として蓮野が何故泥棒をしていたのか? に関する議論を行うパートがあるが、持論を滔々と語り続ける蓮野とそれを良い意味でただ受け止めるしかない井口関係値はまさに王道の良さがあった。

そんな二人が挑む村上博士殺害事件は、証言証拠品を集める内容が多く、作品ボリュームに対して大半を占める。

自体への議論はかなり控えめで、主に相方井口東京右往左往し、様々な情報を集めるパートが続く。

ここは正直、かなり読み進める手が鈍った。

集めるのに苦労するわりに、あまり多勢の影響がある情報がなく、実際に解決パートが始まってからも、あまり有効利用されなかったのも残念。

しかし、この作品の魅力の大半は解決パートにおける、ある前提を疑うくだりにある。

文章記述方法やや作品構造に仕掛けがあるわけではなく、実直に真っ直ぐな疑問なのがとても好印象。

探偵探偵たらしめる、ある構成要素に疑問を投げかけることから始まる一連のくだりは非常に興味深く、所謂後期クイーン問題と言われるミステリ界全体の大きなテーマにも食い込む。

文量としてはあっさりしているし、肝心の犯人がそれらを隠すことにこだわっていないため、この点が議論になっていないのは少しだけ残念。

それでも、数々の謎がある一点の見方を変えるだけでドミノ倒し的に次々と解決していく様は爽快で、それまでの鬱憤を解消する気持ちのいい謎解きだった。

シリーズ探偵としての続きも気になる縦筋もあり、とても好きになれた。

○夕木春央「サーカスから来た執達吏

大正時代舞台子爵の三女として優雅に育てられた鞠子と、サーカス育ちで文字も読めない不思議な出立ちのユリ子、そんな正反対二人が徐々に関係値を築きながら暗号解読と十数年前の財宝消失トリックに挑む、シスターフッドもの本格ミステリ

作者の前作にあたる「絞首商會」とは世界観が繋がっており、ちらほらと見知ったキャラが登場するが、まあお遊び程度に過ぎずどちらから読んでも楽しめる。

前作が面白かったのでハードルを上げて読んだのが、残念ながらあまり期待を超えてはくれなかった。

前提を疑う興味深い謎解きこそあるものの、探偵役のユリ子が何故それを解くことができたのかに対する目配せが不足していた。

この点は名探偵誤謬可能性を示唆していた前作と地続きにあるからこそ、余計に気になるポイントだ。

このユリ子が人知を超越し、地に生きず天に生きるような振る舞いをし続けることは、謎解きパート一方的さだけでなく、鞠子との関係値においても同様の物足りなさがあった。

超越者よりも悩める探偵を好む僕の性質もあり、終始乗り切れなかった。

探偵役の都合で話が進むこと自体ミステリらしさであり強く否定するつもりはないが、その上で言葉を尽くし丁寧な議論応酬が読みたかった。

問題編における証拠品や証言を集めるパートの行き当たりばったり感も、最後の謎解きパートの超越っぷりを踏まえるとしっくりこない原因の一つだ。

なお、ここまでの不平不満は「話の流れ上絶対にお風呂に何日も入っていない健康的な婦女子がいるのに、そこへの言及自己言及のみであっさりしていること」への逆恨みで頭に血が昇っているためであり、フラットに冷静な目での感想ではない。

Permalink |記事への反応(0) | 17:46

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2024-11-08

[メディア][科学]量子コンピュータについて彼らがあなたに語らない事

漫画家エナガの複雑社会を超定義」の「量子コンピューター」の回がこの後1:20からNHK総合再放送するようなので、本放送を見たとき自分感想を改めてここにまとめる。

 一般メディアにおける「量子コンピューター」の取り上げ方はいつも、専門知識を持っている人間から見たらとんでもない誇張と飛躍で充ちている。もはやSTAP細胞詐欺か何かに近い危険性を感じるので、こういう話に接する時の注意点、「ここを省略していることに気づくべき」要点を解説する。

 

 メディアにおける「量子コンピューター」の説明は、大体いつもストーリーが似通っている。

  1. 量子ビットは重ね合わせの並列計算が出来る
  2. 量子チューリングマシンには素数暗号を高速に解けてしまアルゴリズム存在する
  3. Googleなどが量子コンピュータを開発した(と称している)
  4. 量子コンピュータは我々の未来を一変させるかも知れない

 件の軽い調子番組だけでなく、ニュートンだろうと日経サイエンスだろうと、まあおおよそ複素関数論の「ふ」の字も紙面に出したら読者がついてこれなくなる程度のメディアではほとんど同じ構成である

 これはこの20年ほど変わらない一種パターンになっているが、実はこのそれなりに繋がっているように見える一行一行の行間すべてに論理的問題を孕んでいる。

 この行間に実は存在する論理の省略、あるいは嘘と言っても良い誤摩化しをひとつひとつ指摘していこうと思う。

 

行間1→2:量子コンピュータは「並列計算が出来る」わけではない

 量子ビットには重ね合わせの状態が保持できる。これに対して計算処理をすれば、重ね合わせたすべての状態に並列に計算を実行できる。ように見える。

 しかし、これも一般的に聞いたことがあるはずなので思い出して欲しいが、「量子力学の重ね合わせの状態は、『観測』により収束する」。

 つまりどういうことか? 量子ビットに対する処理が並列に実行出来たとしても、量子コンピュータの出力はそれをすべて利用できるわけではない。

 量子コンピュータの出力とは、量子ビットに対する並列処理の結果の、確率的な観測に過ぎない。

 なので、手法的な話をすれば、量子アルゴリズムとはこの「確率確率振幅という量子状態パラメータ)」を操作して、望む入力に対する結果が観測されやすくする、というちょっとひとひねりした考え方のものになる。

 単に並列処理ができるから凄いんだという説明は、増田自身一般向けの説明に何度も繰り返したことがあるが、まあ基本的には素人相手の誤摩化しである

 ここさえ踏まえれば、知識がなくともある程度論理的ものを考えられる人には、量子コンピュータに対する色々な期待も「そう簡単な話ではない」となんとなく感じられると思う。

 

行間2→3:暗号解読のできる量子チューリングマシンは開発されていない

 量子コンピュータキラーアプリとされている暗号解読は「ショアのアルゴリズム」という非常に巧妙な計算を通して得られる。

 上で説明したように、量子コンピュータは単に「並列計算から」なんでも高速な処理ができる訳ではない。暗号解読については、この「ショアのアルゴリズム」という自明でない計算手法高速フーリエ変換の応用)が見つかってしまたからこそ問題になっているのであって、このアルゴリズムの実行が出来なければ暗号解読ができるとは言えない。

 さてここから量子力学というより計算機科学の話になるが、あるチューリングマシン上のアルゴリズムが別の計算モデルで実行可能かどうかは、その計算モデルチューリング完全であるかどうかによるというのはプログラマには常識である

 これは量子コンピュータにおいても変わらない。量子コンピュータ一般に知られる多くのアルゴリズムはドイチュの量子チューリングマシンを前提に作られており、チューリング完全でないアーキテクチャでは実行できない。できるはずがない。ショアのアルゴリズムも当然そうだ。

 しかしながら、この20年弱、D-Wave社が最初の「自称量子コンピュータ」を開発したと発表して以来、さまざまな企業が「開発に成功した」と発表した「量子コンピューター」の中で、このチューリング完全ものは何一つ存在しない。

 これらでは、今後どれだけ「性能」が伸びようとも、暗号解読の役には立たないのである

 

行間3→4:量子コンピュータ可能性は、あるとしても非常に限られたものである

 以上の議論から総合すればわかると思うが、量子コンピュータ世界が一変するなんてヴィジョンははっきり言ってSF以下のファンタジーというレベルしかない。

 第一に、量子コンピュータの利用できるドメインは非常に限られたものであるし、第二に、その中の最も宣伝されているものである暗号解読の可能な量子チューリングマシンの開発の目処などまったく立っていない。どころか、業界ほとんど誰も挑戦することすら本気では考えていない。

 現状の「自称量子コンピュータ」(量子情報システム、とでも言おうか)にも利用の可能性はある。何より量子状態のものが作れるので、物理学化学領域の量子システムシミュレーションするのに適しているのは言うまでもないだろう。しかし、まあ、現状あり得る比較現実味のある用途というのは、それくらいではないか

 

 このように、メディア量子コンピュータについて語るとき、そこには非常に多くの誤摩化しや飛躍が含まれる。これは結構業界の根幹に関わる問題なのではと思うが、時間が来たので総括は後述にでもすることにする。

 何か質問があればどうぞ。

Permalink |記事への反応(3) | 01:20

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2024-11-05

anond:20241105103511

悪く言えば

米国民主党ダウナー大麻

共和党アッパー覚せい剤

政治党派中毒存在する感じ

司法正義思想にも中毒性がある

AI拡大思想暗号解読が容易になるとか

弱者保護技術進歩と、社会の病はセットで起きがちだ

人間健康維持に苦労してるなあ

Permalink |記事への反応(0) | 11:03

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2024-07-26

何度でも言う。AI開発に「失敗したので諦めます」は絶対にない。

俺は量子コンピュータ研究してたからわかる。

 

意味がわからいか

お前らはAI以外の科学研究分野になんて興味もないから知らないんだろうが、この業界には「もはやだれもできると信じてないけど、政治的にやり続けなければいけない研究」というものがある。

量子コンピュータがそうで、20年前には「無理。できない。ほぼ間違いなく」という答えが出てる。

それでもなぜ研究を辞められないか? 「ほぼ」でなく「絶対」でない限り、もし万が一にも億が一にも「敵対勢力」に先に開発されたら安全保障に重大なリスクが出るから、というだけの話だ。

かつての原爆宇宙開発と同じだ。

違うのは、これらがある程度の結果にたどりつくことで開発競争にもケリがついたことと違って、量子コンピュータはどこまで行っても何にもならないから、ただ無駄研究費を食うだけなこと。

成果が出ていると強弁するために、「量子超越性」などと20年前はなかった概念が作られた。しかし、今量子コンピュータと呼ばれているものは、20年前に量子コンピュータと呼ばれていたものとは全く違う。

具体的には何が違うか? 今の自称量子コンピュータには「暗号解読」なんてできない。何もできない。

何もできないのに何かをやっていると主張するために「超越性」などという何の根拠もない言葉で誤摩化している。

専門外なので推測だが、「常温核融合」や「常温超伝導」も似たような状況なのではないか

 

量子コンピュータ場合、先に開発した方が情報通信セキュリティ覇権を握る絶大な武器を得る。

常温核融合や常温超伝導も、エネルギー利用に革命的な変化をもたらすのだから、勿論軍事上の脅威になるだろう。

そういう技術は、たとえ「ほぼ無理」でも開発を辞めることはできない。「絶対無理」を誰かが証明でもしない限り。

 

AIがそういう技術に当たるかと言えば、それはその可能性はあるだろう。膨大な生成情報によるネット情報の攪乱はセキュリティ上のリスクになり得る。

少なくとも、その可能性を政治家が信じる限り、そう扱われる。

お前たちが量子コンピュータ可能性をいつまでも信じ込まされていつか何かになると思っているのと同じように、AIも(仮にどこにもたどりつけないとしても)そういう立場を失うことはないだろう。

それが(悪い意味で)研究開発の現実というものだ。

AIでもなんでも良いが、それぐらいの現実感覚は持たないで空回りしているのは傍から見ても忍びないぞ。という忠告

 

素人素人呼ばわりされててワロタ

大学院まで専門にしてても就職全然違うところにいくなんてよくあることなんだがそんなことも知らないのか低学歴はw

量子ゲートが云々とかそれこそ素人向けメディア受け売りばっかで量子チューリングマシンも知らないやつがどの面下げて

そんな次元問題じゃねえんだよ

いくら電卓の桁数をあげてもアプリは作れない

って話をしてるの

まあ、ほんと、お前らみたいなのがいるからある種の研究職はバブルみたいになるんだよな

Permalink |記事への反応(22) | 01:15

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2024-07-18

「デスゲームもの」のフォーマットを作り上げた10作品

小説:リチャード・コネル『最も危険ゲーム』(1924年

ある島で密かに人間狩り」を楽しむ狩猟家と、その島に漂着した主人公が殺し合うことになる。

当時人気を博して「マンハントもの」というジャンルを築いた作品であり、ひいては「デスゲームもの」の元祖とも言える。

小説ロバート・シェクリイ『七番目の犠牲者』(1953年

『最も危険ゲーム』の影響を受けて書かれた作品で、近未来政府運営する一対一の殺人ゲームが描かれる。

シェクリイ作品では『危険報酬』(1960年)も似た設定で、そちらは手塚治虫の『火の鳥生命編』(1980年)や、スティーヴン・キングの『バトルランナー』(1982年)の元ネタとして知られる。

ゲーム管理する権力者と、ゲームリアリティショーとして楽しむ観客の存在が特徴である

小説ウィリアム・ゴールディング『蠅の王』(1954年

孤島に漂着した少年たちが殺し合うことになる。『十五少年漂流記』(1888年)をダークにしたような作品

少年たちが極限状況に放り込まれるという点では『死のロングウォーク』や『バトル・ロワイアル』などの先祖と言える。

小説スティーヴン・キング死のロングウォーク』(1979年

「ロングウォーク」と呼ばれる競技に参加した100人少年たちが最後の一人になるまで歩き続ける。

少年たちはルールに基づいて死んでいく(運営者によって殺される)が、少年同士の殺し合いではない。

バトル・ロワイアル』の元ネタとして知られる。

映画ヴィンチェンゾ・ナタリCUBE』(1997年

殺人トラップが仕掛けられた謎の建物に閉じ込められた人たちが脱出を目指す。

極限状況・閉鎖空間舞台としたデスゲームで、暗号解読などの頭脳戦的な要素がある。

ここまで海外

ここから国内

漫画福本伸行賭博黙示録カイジ』(1996年

借金を抱えた主人公が死の危険を伴うギャンブルに挑む。

作中で行われるのが「限定ジャンケン」「Eカード」などオリジナルゲームであることが特徴。

危険独自ギャンブルを描いた作品としては『LIAR GAME』(2005年)や『嘘喰い』(2006年)などが続く。

小説高見広春バトル・ロワイアル』(1999年

同じクラス中学生たちが孤島で殺し合いをさせられる。

日本において「デスゲームもの」というジャンル確立したと言える大ヒット作。

漫画奥浩哉GANTZ』(2000年

死んだ人間たちが謎の黒い球体に呼び出されて宇宙人を倒すように命じられる。

超常的なゲーム運営者、ゲームを行うための特殊空間、協力型のミッションなどが特徴。

ドラマ:『仮面ライダー龍騎』(2002年

13人の仮面ライダーたちが最後の一人になるまで殺し合うという、仮面ライダーとしては異色の設定で話題となった。

殺し合いそのもの超人たちによる異能バトル的なもので、戦闘能力のない一般人が無残に死んでいくような趣向は薄い。

ローゼンメイデン』(2002年)や『Fate/stay night』(2004年)などの後続作品からバトロワもの」が確立されていった。

小説川原礫ソードアート・オンライン』(2009年

VRオンラインゲームに参加する1万人のプレイヤーログアウト不能になり、ゲームの中で死ね現実世界でも死ぬという状況で、ゲームクリアを目指すことになる。

ここでの「デスゲーム」は「(本来なら死ぬはずがないのに)本当に死んでしまコンピュータゲーム」という意味であり、他とは意味がやや異なる。

Permalink |記事への反応(1) | 22:03

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2024-03-13

anond:20240313112101

古典文化教育と言ってるけどそれ自体賛同出来ないかな。

現在古典教育現代文字に直された文章暗号解読させてる形式なわけだけど解読行為文化学べてるかというとかなり怪しいでしょ。

Permalink |記事への反応(1) | 14:04

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2024-02-19

五輪とは。

五輪とは、古代ギリシャにおける神秘主義的な秘密結社が用いたとされる、暗号言語一種です。この言語は、当時のエリート層や王族たちによって、様々な陰謀秘密計画を為す際に使用されました。第五輪と呼ばれるこの言語は、一般の人々から理解不能であり、秘密会合暗号通信に用いられ、その解読が極めて困難であると言われています

 

古代ギリシャにおいて、第五輪権力者たちが組織した神秘主義的な結社の一部として利用されました。彼らはこの言語秘密儀式暗号通信に用い、自らの陰謀権力拡大のための策略を隠匿する手段として活用しました。この秘密結社は、その存在を広くは知られることはありませんでしたが、彼らの活動は時折歴史の闇に隠された謎として浮上し、多くの陰謀論や伝説の中で語られてきました。

 

五輪の解読は非常に困難であり、その暗号現代暗号解読技術をもってしても完全に解読することは不可能とされています古代の知恵と技術結集されたこ言語は、単なる文字の羅列以上の意味を持ち、深層に秘められた意味を持っていたと伝えられています。そのため、第五輪は単なる言葉以上のものとして、古代秘密結社陰謀の中心的な役割果たしてきたとされています

 

歴史の中で、第五輪という言葉は多くの陰謀神秘的な事件に結びつけられ、その存在は常に謎に包まれてきました。今日においても、第五輪の真の意味目的についての解明は進んでおらず、その秘密は未だに多くの研究者陰謀論者の興味を惹きつけています

 

第五輪 - Wikipedia

Permalink |記事への反応(0) | 20:41

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2023-07-25

サルトル「裕福な人が戦争を起こし、貧乏な人が戦争で死ぬ」

ウクライナ徴兵逃れ横行 「富裕層あっせん」|日経新聞

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB098BF0Z01C22A2000000/

 

君の人生を困難にしているのは、

学習障害があって文章意図が読みにくいか言語化能力が弱すぎるから調べ物が出来ないこと

から事実と異なることばかり平気で言う

知的な困難があるならゆっくりペースで成長してるんだな、自分独自世界の話をしているんだなって思うけど、どうなん?

ChatGPTちゃん積極的に使おうな?

 

ChatGPTちゃんに代わりに聞いてあげました・1(醤油)

戦時中において、一部の個人特殊手段を使って兵役回避しようとしたという報道や記録が存在します。その中には醤油を飲んで「貧血状態」を装い、兵役回避しようとしたという報告もあるようです。

 

当時の日本では、戦争による兵力不足から徴兵が厳しく実施されていました。兵役回避するためには、健康上の問題を装ったり、裕福な家庭であればお金を使って兵役免除されることもあったとされています。これらの行為違法であり、社会的にも非難される行為であることは言及しておきます

 

ChatGPTちゃんに代わりに聞いてあげました・2(軽井沢)

戦時中日本において、一部の支配階級や裕福な人々が軽井沢などのリゾート地パーティーをしていたという記録や報道があります。当時、日本太平洋戦争を戦っており、国内は厳しい経済状況や食料不足空襲などの戦争の影響を受けていましたが、一部の富裕層はそれらの影響を比較的受けにくい状況にあったため、リゾート地での贅沢な生活を楽しむことがあったとされています

 

軽井沢は、夏涼しく過ごしやす気候と美しい自然があり、戦前から日本上流階級外交官外国人などが避暑地保養地として訪れることが多かった場所です。戦争が進行していた時期でも、一部の特権階級の人々は軽井沢での生活を続けていたという記録があります

 

これらの情報歴史的資料回想録報道などによって裏付けられていますが、一部の特権階級の行動が全体の状況を反映しているわけではありません。当時の社会戦争の厳しい状況により多くの人々が苦しんでいたため、特権階級リゾート地での贅沢な生活を楽しんでいたことは一般市民にとっては不平等不公平な状況として捉えられることもあるでしょう。

 

ChatGPTちゃんに代わりに聞いてあげました・3(裕福なひとたちの徴兵逃れ)

白洲次郎しらすじろう)は、日本外交官であり、戦後には評論家としても知られる人物です。彼は戦時中外務省要職にあったが、病気を装って徴兵逃れをしたとされる代表的な例の一つです。

 

白洲次郎は、日本太平洋戦争突入した時点で、外務省官僚として国内の情勢や国際的な状況をよく理解していました。しかし、自らが体験した第一次世界大戦戦場での経験戦争悲惨さを胸に抱え、戦争への反対や人道的な理由から徴兵逃れを試みたとされています

 

白洲次郎は、病気を装って入院したり、療養の名目兵役免除されるように働きかけたりしたと言われています。彼はその後、戦後日本外交政策に大きな影響を与える存在となりました。

 

検索すれば秒で引っかかること

徴兵制について。昭和2年(1927)までは、お金を払って兵役期間を短縮できる制度がありました。もっと前は兵役免除となる時期もありました。こちらは入営中の経費を負担することで2年の兵役を1年にする一年志願兵への申請書類選考結果。現在長野県塩尻市の方です。

 

信州戦争資料センター

https://twitter.com/himakane1/status/1095900687295176704

太平洋戦争ですが、私の知ってる金持ちは、誰も戦争に行ってませんが、何か方法があったのですか?

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10158993500

ーーー 

うちの父も、自らの口で語ってますが「軍部お金を積んだ」そうです。

最初は、暗号解読とか、通訳の口を狙っていましたが、御殿場の練兵場で終戦です。

食べ物も、ウラから手に入れ、飢えた思いをしたことはないそうです。

戦後は、ツテで、GHQに出入りしてました。

つの世もお金です。

 

ーーーー

徴兵忌避方法はいくらでもあります

それだけで本が書けるほど。

結果として単純に徴兵に応じたのは

①何も知らない人

②親にカネがなかった

③知ってはいても、逃げるのは卑怯だと召命に応じた人

④みんな仲間だからと、抜け駆けはできない人

そもそも戦争好きな人

など。

詳細は省きますが、ウチの親の場合満洲炭鉱課長なので「徴用」扱いで最後まで赤紙は来ませんでした。

叔父は馬の専門家で「軍医」として戦地には赴きましたが、ずっと後方です。

親戚には陸大卒業し、陸軍中枢の参謀本部勤務のまま終戦を迎えた人もいます

知人は臨床検査技師で、衛生兵希望し、最後シベリア経由で帰ってきました。

著名な作家の多くは、結核の既往歴で徴兵免除になったか、さもなければ報道班の「徴用」で南方に行っただけ。

勉強し過ぎの学徒上がりは、視力不足では鉄砲が打てないと大幅に順位を下げられ、

診断書に手心を加えてもらった金持ちの子弟、自傷して障碍者になった者、わざわざ犯罪を犯して自首したもの懲役以上の受刑者徴兵対象外)、良心的兵役拒否最後まで出頭に応じなかった、等やり方は無数にあります

 

私は高校生の時から、今徴兵が来たらどうするか、そればかり考えて行動していたのでやたら詳しくなりましたが、今後のお勧めは、コンピューターの腕を磨いて、資格をとって、徴兵されても後方勤務になるよう工作するのが一番簡単でしょうね。

何もせずに二等兵で引っ張られることほどばかげたことはありません。

 

金持ち徴兵逃れが横行していることを批判する当時の記事もあったな

anond:20230725110540

Permalink |記事への反応(0) | 12:45

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2023-05-14

anond:20230514145208

暗号解読してたぞ

Permalink |記事への反応(0) | 14:57

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2023-04-22

anond:20230421202421

一般論として、相手意図には、意図自体パターンや、またその実表現のための型・構文・語彙なんかがあって、さらにまたその内側の表現にもアクセントイントネーションパターンがあったりしますね。それらが互いに作用しあってひとつ意図を作り上げているともいえるし、意図理解邪魔しあってるともいえそうです。

日本語からそんなのもうわざわざ学ぶ必要ないんですけど、でもしかし、日本語の見かけをした意図のための新しい体系を身につけようということにもなりそうな話にも思える話なので、これを書いています

まあ、別言語でも方言でもプログラム言語でも暗号解読法でもそこは何でも良いんですけども。

で、言語習得なので、それをはじめは自覚的かつストレスフルに蓄積していくと、続けていくなかでストレス度合いも減って、身につき方もやっと軌道にのるようになって、そうしてストレスフル段階を突破できるとかなんとか…? そんな感じになるんじゃないかな-。

あと、ちょうど先日はてブでこういうの見ました。

https://www.riken.jp/press/2023/20230417_2/index.html

こういうのは、意図の発し手の言葉について、つい受け止めやあしらいが雑にならないための確認にや役立ちそう。いちいちくびっぴきになってたら疲れちゃったり、「結局どこに要点がある話?」みたいなのの印象が弱まったりしそうなのですけれどもね。訓練や参考のためには助けになってくれそうに思えます

Permalink |記事への反応(0) | 14:19

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2023-02-23

最近ハマっていること

ゲームダメージ計算式の算出って暗号解読みたいで面白い

Permalink |記事への反応(0) | 10:10

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2022-07-18

サイレントヒルシリーズ1-3の説明

全部米国舞台 

 

サイレントヒル1

父親が娘をステーションワゴン(サイド木目=70~80年代アメ車代表)に乗せて走っていると、「その娘」が目前に現れスリップ事故

意識回復すると娘は消えていた。

娘を探して霧にけぶる古いリゾート地サイレントヒルをウロウロするが異形の怪物が現れ、やがてサイレンが響くと世界が真っ暗で錆びと血だらけの世界に反転。懐中電灯の視界だけで探し回る。

やがてこの異常事態の原因がサイレントヒルの土着カルト宗教にある事、娘の失踪に関わっている事を知っていく。

車の前に現れた娘’はカルト司祭の娘で自分の娘を儀式の生贄として使用し神を産もうとしていた。この為娘’は虐待され生死の境を長く彷徨っていた。

娘’は死に、半分が転生したのが娘だった。要するに娘はサイレントヒルの半身に呼ばれて行方知れずになっていた。

娘と娘’が娘++に合一化したのでカルトの秘儀は遂げられて神が生まれたがどう見ても悪魔しか見えない。

主人公がそれをブチ殺すと娘++が赤子を託した。ここは彼岸でこの赤子は此岸で生きられる転生体。これが3の主人公

 

開発陣が当時非常に寂れて廃墟だらけだった熱海(今なら鬼怒川温泉が近い)に投宿した際に構想されたという逸話がある。熱海静岡からサイレントヒル。また、熱海は急斜面にあり、坂を上った先の箱根は濃霧で有名。

サイレンが鳴ると錆と血と臓器が散らばる世界になるっていうのは映画ジェイコブスラダー』が元ネタ

 

サイレントヒル2

1とは違う物語で、病気の妻の介護精神を病んだ男が主人公

死んだはずの妻から手紙が届き昔二人で訪れたサイレントヒルに赴く。

常世界の景色登場人物精神投影されている。その為に艶めかしい脚だけの怪物などエロ悪趣味が合一された世界が展開される。途中に何度も底の見えない穴があり、そこに飛び込む。

その筋では人気のレッドピラミッドシングが登場するのもこれ。

強迫観念メタファが多用され、例えばレイプされ続けていた父を殺した女性にはベッドと合一化した男が襲い掛かり、その周りには常に火が見えている。これは贖罪意識である事は容易に判るが、主人公にも火が見えている。これによりどうも彼女と同じ罪を背負っていると察せられる。

ホテル主人公と妻の忘れ物とされるビデオテープを渡され、再生すると看護疲れた自分が妻を殺した事を思い出す。

過去が判ってくると妻の手紙白紙になってしまい異常世界で妻に再会すると殺害咎められ、これを打倒し、贖罪意識の元になっている妻を再度殺す羽目になってしまう。

カルトの秘儀を行い妻を再生する為に男は霧の湖ボートを漕いでいく。

 

サイレントヒル3

1の転生体が成長したJK主人公

JKイオンに居ると異世界突入白髪三浦瑠璃のようなカルト狂信者に遭う。

家に帰ると父が殺されていた。この男の邪魔で神の降臨が妨げられた、再び神を降臨させ神の国を作りましょう、サイレントヒルで待つと。

JK自分輪廻を絶ち、父の仇の狂信者をぶっ殺す為にサイレントヒルに向かった。

落ちていた週刊誌からJK生前の娘’が居たのはカルト二世収容する児童養護院で、教義に基づいた虐待洗脳が行われていた事を知る。

錆と血とグロと暗闇の異常世界で色々あってカルト教会に着くとさっきの女に会うが、身ごもっていた神が産まれそうになる。

しかしこれを堕胎すると女はこれを飲み込んで発狂、消し飛ぶ。

神が生まれたが、どう見ても神じゃない。これが神なら文鮮明メシアだ。神をぶっ殺してJK輪廻運命自分意志で断ち切った。

 

たかホラーゲームと侮れないのは、メタファが多用されているところ。

例えば同じところに戻ってきたり、怪物が丸いハンドルを回していたりする。これは主人公輪廻を表している。

日本TVしか見ない人には判り難いが、洋画を見る人には結構刺さるものがあると思う。

グラフィックは大変悪趣味グロで、懐中電灯廃墟探検をしていて何年もタイルに流れた血を洗わず腐っていて瓶漬け臓器が転がっているような地下の霊安室、解剖室を歩いているのを想像すると良い。錆と汚れと血が乾いた梯子素手で上るとか。怖いというより精神的に参ってしまう。

ストーリー的には自分意志で決着をつけるという物語なので怖さはない。

 

件の事件との関係では、親族の仇に復讐する、殺人で己の運命を断ち切るというのはありきたりな話だから特別関係はないんじゃないか

ただ、美術史には図像学イコノグラフィー)というのがあり、キリスト教美術のこの部分はこのモチーフを表すという暗号解読みたいな絵の見方があるのだが、そういうのに素養があると「あれはこういう意味じゃないか?」というのが気になる作りになっている。

ただ宗教教義の中でそういう勉強はないと思うので、特にインチキカルトである統一教会にもないと思われる。

ただ、2→3と連続でやると、強迫観念メタファが多い2を引きずったままでメタファ多用の3をやる事になり、強迫観念増幅効果があるかもしれない。

また運命を断ち切る当為最中カルト二世児童養護院での洗脳虐待が出てくるって事情はある。

2では底が見えない穴に落ちるという行為連続していて、これは哲学的投企を表している事明白だ。死を暗示する行為が今の自分からあらまほし自分への前進という訳で、ちょっとファシズムテロルっぽいところもある。

 

ただこの程度で事件を決意するなら増田もスコセッシのタクシードライバー見て殺人事件起こしてるはずなので、結構心を動かされた程度の可能性だと思われる。

Permalink |記事への反応(2) | 21:16

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2022-04-16

ゴールデンカムイ作者の「単行本で加筆する」宣言について

ゴールデンカムイ作者の「単行本でめちゃくちゃ加筆する」宣言について「本誌派には未完成品を読ませるつもりか」って言われてるようだけど、

そして、それに対して「何が問題なの?」「単行本で加筆があるのは当たり前」って反論されてるようだけど、

反論している人はたぶんゴールデンカムイ単行本21巻が発売された当時(2020年3月)やその前後のいきさつを知らないのだろうと思う。

というわけで、当時~その後に何があったのかということを自分が知っている限りで説明してみようと思う。

自分一人の説明では足りないかもしれないので、補足がある人は遠慮なく補足してほしい。

 

ゴールデンカムイ、完結へ

ゴールデンカムイ」全話無料公開&原作者野田サトルの直筆メッセージ

https://news.livedoor.com/article/detail/21961052/?_clicked=social_reaction

 

ゴールデンカムイがあと3話で完結、しか最終話更新される日まで全話無料公開という企画が発表された。

で、作者が発表した直筆コメントの「単行本でめちゃくちゃ加筆する予定」という文言が物議を醸している。

今までのゴールデンカムイのあれやこれやを知っている人からすれば「またか…」「相変わらず本誌派を馬鹿にしやがって」となり、

最近ゴールデンカムイにハマった人からすれば「単行本で本誌の内容に加筆されるのはよくあることだし、何が悪いの?」

単行本で加筆されたからって本誌版が未完成ってことはないでしょ」となり、両者の間には温度差がある。

 

かに雑誌連載されている漫画単行本化する時に作者が作画台詞などを加筆修正することはよくある。

特に週刊連載なら、本誌掲載時にはどうしても粗くなってしまった絵や多少のミス修正したりするのはある程度仕方ないと思う。

だが、ゴールデンカムイの加筆修正はそんなレベルではないのである。これから説明しよう。

 

単行本21巻発売当時、そしてその後に何が起こったか

ゴールデンカムイ単行本での加筆修正で一番騒動が巻き起こったのは、おそらく単行本21巻だと思う。

ヤンジャンアプリコメント欄やツイッターが大荒れし、離脱する読者も相次いだ。

 

具体的にどこが大きく変わったのかというと、21巻の最後に収録されている211話「怒りのシライシ」だ。

樺太から北海道へ帰ってきたヒロインアシリパ物語ラスボス存在鶴見中尉と初めて正式に対面する重要な話だが、

この話の7~15ページ目の範囲はほぼ全て単行本での加筆修正部分である

単行本を持っている人は確認してみてほしい。

 

まり

鶴見暗号解読必要キーワードを吐かせるために地下にアシリパ幽閉する計画を語るシーン

アシリパ鶴見の会話シーン

鶴見の頭の傷口からドクドクと汁が漏れ出るシーン

などはすべて本誌の時にはなかったものなのだ

 

なぜ作者がこれほど大幅な修正をしたかというと、上記のシーンがなかった本誌掲載時には、

鶴見と会う前のアシリパが「(鶴見が)どんな男かはひと目見ればわかる」と話す

鶴見の顔を一目見たアシリパが、一瞬の隙を突いて突然空に矢を放って逃げ出す

という流れになっており、「せっかくヒロイン鶴見中尉が対面したのに会話なし?」「『ひと目見ればわかる』って何がわかったのか?」

などの批判の声が上がったからだと思われる。

 

それにしても、これほど重要なシーンを単行本で加筆したのはやりすぎだったのではないだろうか。

いくらラスボス存在キャラとは言え鶴見にほぼ一方的に悪を押し付けヒロインアシリパは悪くないことを強調するような加筆にはだいぶ否定的意見も多かった。

 

そもそも、ある漫画ファンが本誌を買う一番の理由単行本派よりもいち早く先の展開を知りたいからだろう。

まり、それだけその漫画を楽しみにしているコアなファンということだ。本誌を読んでそれを元に考察記事を書く人も少なくない。

 

だが単行本でこれほどの加筆が行なわれてしまうと、せっかく本誌を読んで単行本派より早く先のストーリーを知ったとしても無意味になってしまう。

考察記事を書いていた人は、書き直さざるを得なくなる。本誌を買うメリットがあまりなくなってしまうわけだ。

ゴールデンカムイ考察記事が少ないと嘆いている人も見かけたが、単行本での大幅な加筆修正があることも考察勢が減っていってしまった大きな原因の一つだと思う。)

 

しかも、上記のことがあったときゴールデンカムイは当然無料公開中ではなかった。

本誌派の読者は本誌と単行本、それぞれにお金を払って違う展開を読んだことになる。

 

その後の単行本でも21巻レベルでこそなかったものの、やはり本誌で批判された部分を単行本で加筆修正する・

あるいは批判があったわけでもないのになぜか加筆修正するという行為は繰り返され、そのたびに読者の間で論争が起きた。

 

単行本での加筆修正以外の問題

問題単行本での加筆修正だけではない。

21巻以降、もともとエグみのあるネタが多かったこれまでと比べても人を選ぶギャグエピソードが増え、やはり賛否両論が沸き起こった。

 

具体的には、

シマエナガ

(多くの人のトラウマになった話。これまでの動物を食べるシーンと違い、数日を一緒に過ごしたシマエナガを食べようとする際の杉元の表情が恐ろしい)

児童連続殺人犯・上エ地

(様々な殺人犯が登場してきたが、子供ばかりを狙う殺人犯はいなかったため拒否反応を示す人も多かった。

ちなみに本誌では25巻に出てきた少年の飼い犬・タローが惨殺され、上エ地が少年の首を絞めようとするシーンももっと長かったが、

本誌の時点で残虐すぎると批判殺到したためか単行本ではカットされた)

・精〇探偵

(他の人も言っているが、さすがに液体描写はやりすぎだったのではないか

下品すぎると言って脱落した人や、本気でショックを受けていた宇佐美ファンも多かった)

海賊太郎死体ギャグ名前を間違えるギャグ

(これまでもモブキャラ死体を使ったギャグはあったが、登場してからある程度時間が経ち、ファンも付いていた房太郎死体が車から飛び出すギャグには賛否あった。

太郎の死の直後、白石が「大阪太郎(正しくは大沢太郎)」と名前を間違えるギャグにも不謹慎だと非難の声が上がった。このギャグ単行本で削除された)

などだ。

 

「作者が自分漫画で何を描こうと自由じゃないか」という反論もあるだろう。

でも、読者は何も単なるわがまま上記のような描写批判したのではないと思う。

 

ゴールデンカムイは(作者がそれを望もうが望まなかろうが)今やアイヌ文化を扱った代表的漫画としてメディアで取り上げられている作品だ。

せっかくアイヌ文化に興味を持って漫画を読んだ人がエグすぎるネタを拒絶して読むのをやめてしまったら元も子もない。

ただでさえ姉畑やラッコ鍋などの時点で受け付けなかった人もいたのだから、それ以上に過激ネタは控えるべきだったのではないだろうか。

 

「こんなヤバい漫画を展示した大英博物館や、観光客誘致に使っている北海道、心広すぎw」

などとネタにしている人もいるが、そんな場合ではないと思う。

作者と編集部は、アイヌ文化を描いている漫画悪趣味ネタに走ったことを真剣に恥ずかしいと思った方がいい。

 

さらに、謎解きの残念さも読者離れを招いた理由の一つだ。

 

・14巻では七人のアイヌ殺しの謎を知るウイルクが、19巻ではキロランケが死んでしまい、「本当に謎は解けるのか?」と不信感を持った読者が多かった。

結局27巻で鶴見の口から過去真相が明かされたが、この間に離れてしまった読者もいた

暗号解読刺青24必要という設定だったはずが、いつの間にか24枚全部なくても解けるとキャラほぼ全員が知っていたということになる(読者に全く説明はなし)

物語の当初からキャラたちが求め続けていた黄金がようやく見つかったが、黄金の半分が北海道土地権利書の購入に使われてしまっており、読者の感慨も半減してしまった

・謎多きキャラ・尾形が金塊争奪戦に参加している目的は初期から伏せられたままだったが、304話にしてやっと明かされた目的政治的ものではなく、個人的動機に過ぎなかった

鶴見黄金を求める本当の理由が最新話(現時点で312話)になっても曖昧なままになっている。また、部下の月島を騙した事件の詳しい真相不明なまま

 

などが挙げられる。

21巻以降こういう重要な謎がなかなか解決されないまま、いまいち意味があるとも思えない回想シーン

(例えば25巻の「上等兵たち」や28巻の杉元の過去など)をやっていたので、ストーリーが停滞してしまったと思う。

 

数年単位漫画を追っていた身としてはキャラたちの変化も気になる。

良い方への変化なら成長と受け取れるが、どうもキャラが悪い方へばかり向かっている気がする。

 

主人公の杉元は戦闘能力が高いだけではなく、初期にはとっさの機転で危機回避したりとクレバーな面も目立ったが、最近ではほぼ戦闘力(というか暴力)一辺倒のキャラになった。

28巻の回想で士官候補生たちに急に喧嘩を売ったり勇作をビンタしたりするシーンがあったが、初期の杉元はここまで野蛮ではなかった

・以前のアシリパ自分の父が姉畑を脱獄させたのかもしれないと気にしたり、偽アイヌ村でたくさんの敵を殺した杉元のことを地獄に落ちるのではないか心配したりしていたが、

今では父親のしたことや杉元の殺人について気にする描写がなくなった

白石戦闘力こそないもの脱獄脱出侵入)の腕前はピカイチという設定だったが、サッポロビール工場編、五稜郭編、蒸気機関車編のいずれでもその腕前を生かせていない

・尾形は冷徹皮肉屋なスナイパーだったが、だんだんと生い立ちの問題が強調されはじめ、最後には精神錯乱状態に陥って自死という悲惨な結果を迎えた

月島鶴見の忠実な側近として登場したが、徐々に鶴見への不信感を抱えたキャラという設定になり、最終章に入っても鶴見について行くのかどうかはっきりしないキャラになった

鶴見や土方は以前はもっと大物めいたキャラだったが、北海道日本から独立させて新しい国家を作るという壮大な目的に達する気配が少しもないまま、

土方は死亡・鶴見も杉元に倒されるのでは?という展開になっている

 

他にもあるが、ざっとこんなところだろうか。

ゴールデンカムイキャラクター人気も非常に高い作品だ。このようなキャラの変化について行けず、読むのをやめてしまったという人を何人も見かけた。

無料公開で一気読みした人にとっては、上に挙げたようなことはどれも些細なことかもしれない。

だが何年も作品を追いかけ、キャラ応援してきた人にとっては違うのだ。

 

キャラファンキャラに夢を見すぎただけ」という意見もある。確かにそういう面もないわけではないと思う。

でも、ゴールデンカムイキャラグッズを購入していた層はそんな「キャラに夢を見ていた」タイプファンだったのではないだろうか。

ストーリーを壊さない程度に、ファン最後まで応援したくなるようなキャラを描き切ることはできなかったのか。

 

特にそのキャラファンというわけではなくても、どんどん魅力だった面を失いかっこ悪くなっていくキャラたちを見ているのは忍びなかった。

作者が自分で考えたキャラの魅力を把握していないかのような様子には理解に苦しむ。

 

とまあ、思いのほか長くなったが大体このようなことがあって数年来の読者は少しずつ去っていった。

そして、単行本での大幅な加筆修正や癖のあるギャグにも肯定的ファンばかりが目立つようになり、

あまつさえ作品に対するネガティブ感想排除するような攻撃的な読者が増えていった。

 

ゴールデンカムイそもそもそんなに人気なのか

「人が去ったと言ってもそんなに多くないんじゃないの? ネットではこんなに人気だし…」

「読むのをやめた人がいても、無料公開でそれ以上に新規の読者も入ったんじゃない?」と思う人もいるかもしれない。

でも事実、ここ数巻のゴールデンカムイの初動売り上げは下がり続けているのだ。

 

匿名掲示板・5ちゃんねるに「コミックランキング売り上げ議論スレ」というスレッドがある。

オリコンチャート漫画単行本売り上げランキングに載っている売り上げ部数(電子書籍は除く)を元に、

その単行本が発売後およそ1ヶ月程度でどれほど売れたか(=初動売り上げ)をまとめているスレッドだ。

もちろん発売日から日にちが経ってもその漫画を買う人はいるし、電子書籍で買う人もいる。

でも、「紙の単行本を発売日後すぐに買う」人の数はその漫画にどのくらい根強いファンが付いているかというある程度の目安になる。

 

ゴールデンカムイアニメ化した後の15巻から追える範囲で初動売り上げの推移を見ていくと、

(一番右端の矢印は、前巻から売り上げが上がったか下がったかを表す)

 

アニメ1期2期放送後)

15巻 29万 1580部 ‐

16巻 32万 3995部 ↑

17巻 26万 7279部 ↓

18巻 29万 5117部 ↑

19巻 26万 2729部 ↓

20巻 25万 4168部 ↓

21巻 23万 9891部 ↓

22巻 22万5296部 ↓

23巻 21万 9403部 ↓

アニメ3期放送後)

24巻 データなし

25巻 22万 3234部 ↑

26巻 20万 8601部 ↓

(全話無料公開後)

27巻 20万 5874部 ↓

28巻 20万 0391部 ↓

 

19巻以降しばらく初動売り上げ部数が下がり続け、3期放送後の25巻で少し上がったが、26巻からはまた下がっている。

注目すべきは、去年の全話無料公開後に発売された27巻は初動売り上げが上がる…かと思いきや下がったことだ。

電子書籍で買った人が多かったともとれるが、それにしても単行本の売り上げが下がるという事態普通なら考えにくい。

 

無料で読んだ結果それで満足してしまい(または思ったよりもつまらないと感じ)、単行本を買うまでもないと判断した人が多かったのでは?」

「何度も無料公開を繰り返したことで、お金を払って読んできたファンとしては馬鹿らしくなって愛想を尽かしてしまったのでは?」

 

そう思ってしまう。

 

ゴールデンカムイの累計発行部数は、28巻までが発売されている現在で1800万部だそうだ。

「そんなものなの? もっと売れてると思ってた」という声を見かけたが、確かにネット上でかなり話題になっている割には発行部数が少ないと感じる。

このくらい話題になっていれば、本来なら発行部数が3000万~5000万部くらいは突破していてもおかしくなさそうである

でも、現実には2000万部にも届いていない。

 

これまでの経緯を見るに、作者や編集部は初期からの読者の意見蔑ろにして、単行本での大幅な加筆修正があることを売りにし、

人を選ぶギャグを増やし、謎解きや伏線回収を疎かにし、多くのファンが付いているキャラたちの整合性をとることにも気を遣わなかった。

それで以前からの読者が離れると、そのたびに無料公開をおこなって新規の読者獲得に躍起になってきた。

正直「マッチポンプだな」と思ってしまう。

 

売り上げを伸ばしたいなら無料公開よりも、以前からの読者の意見漫画ストーリーキャラクター、

そして何よりアイヌ北海道という作品テーマもっと大事にした方がよほど良かったと思う。

 

今回の無料公開で公式は「狂った犬の様に伴走(はし)れっ!」というキャッチコピーを使っている。

ゴールデンカムイが本当にアイヌの人々に寄り添っているなら、このキャッチコピーを選ぶことはなかっただろう。

 

一年ほど前、日本テレビの番組スッキリ」でアイヌと犬をかけたギャグ炎上した時、ゴールデンカムイ公式特に抗議の声を上げなかった。

アイヌ文化漫画ネタとして都合よく消費はしたいが、厄介ごとには首を突っ込みたくない。ざっくり言うとそういうことではないのか、と疑ってしまう。

 

日テレスッキリアイヌ差別表現検証 チェック甘く

https://www.asahi.com/articles/ASP8V575NP8VUCVL00C.html?iref=pc_extlink

 

まとめ

今回の全話無料公開を受けて、「すごい大盤振る舞い!」と喜んでいる人をたくさん見かけるが、一方でこう思っている人もいると思う。

 

「少し前にも全話無料公開したばかりなのに、大丈夫なの? 何かウラがあるのでは?」

 

あなたの勘は正しい。

恐らくは減った分の読者を少しでも取り戻そうとして、または最終回に向けて何となく盛り上がってる感を出したくて、

今回の全話無料公開を打ち出したのだろうと個人的には推測している。

最終回の後には「ゴールデンカムイ展」が開催されるが、そこに1話が本誌に掲載された時からの読者は果たして何人くらいやって来るのだろうか。

 

かく言う私も最初アニメ化後にゴールデンカムイを読み始めた勢で、今の読者の中では古参にあたるのかもしれないが最古参ではない。

概ね樺太編(21巻くらい)までは、多少の疑問がありつつも楽しんでいた。

でもその後の展開は上記に書いたような疑問続きで、どんどん読むのが苦痛になっていき、実際に何度か読むのをやめてしまった。

それでも結局戻ってきたのは、せめて結末がどうなるのかだけでも知りたかたからだ。

(かつての面白さが戻ることはないだろうし、失望するだけだとはわかっているのだが。)

それほど、以前のゴールデンカムイストーリーにもキャラにも魅力があった。

 

ともあれ、ここまで来たからには残りの2話も読むつもりだ。

あれほど素晴らしかった作品がなぜこんなことになってしまったのか、本当に残念でならない。

何か事情があるのなら切実に知りたいと思っている。

 

あくま自分が見てきた範囲で経緯を説明したつもりだが、最初にも書いた通り、補足や訂正のある方は遠慮なくお願いします。

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2022-02-01

この暗号解読してくれよ  1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/06(月)17:43:57ID:PORZK8Ek0   月は月   花は満月   雪は三日月   酒は夜大学講義で出された問題なんだけど   解けたら無条件で単位くれるってんで必死こいて考えてんだよね   ググってもヒントすらみつかんねーし   おまいらマジで頼む        7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/06(月)17:46:47ID:PORZK8Ek0   解くに当たって確定してる事     ・答えは日本語文字数不明   ・回答がひらがなのみ、カタカナのみ、漢字のみなどのになるかどうかは不明     回答は教授に直接聞くしかねーんだよね       15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/06(月)17:48:59ID:PORZK8Ek0>>4文章表現   良く脱線して話始める教授なんだけど、面白い話があるっつって問題出された   来週答え出すってさ 今週中に答えが解ったら単位くれるんだと   ヒントは全然もらえねーし、マジ意味わからん

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2021-12-10

anond:20211210152000

アメリカ海軍暗号解読できてたんだけど、

国民大戦への参戦を促すため

あえて退避させなかったんだよな。


支持率爆上がり!

軍需産業大儲け!



ベトナムシンドロームになったロッキーのように

いつでも傷つくのは一兵卒・・・

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2021-09-19

anond:20210919104234

ワイルド・スワン』を読んだ時の衝撃はすごかった。

まああとから結構フィクションも入ってるよねみたいな感じになってたけど。

最近だとサイモン・シンの『暗号解読』も面白かった。

ベネディクト・カンバーバッチ映画化もされてる。

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2021-09-16

古文漢文国語の括りで学ばさせられることへのコレジャナイ感

日常生活古語で話してる人いないのに、本屋漢文で書かれた本があるわけでもないのに

何でこれを覚えなきゃならんのだという感じは強かった

古文漢文を教えるなと言いたいのではなくて古文漢文がせめて日本史の括りだったら暗号解読みたいなノリで楽しく学べたかも知れない

Permalink |記事への反応(1) | 00:23

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2021-09-05

断りもなく微積分の式が載っている。理系じゃなくてもやさしく分かるって書いてあった気がするんだけど。

まあ式の意味がなんとなく分からないでもないがそれじゃだめだろう。

「前述の式より~」みたいなの多すぎ。前述の式をどのように当てはめたり式変形したのかもうちょっと中式書くべきだろ。

式の意味がなんとなく分かる状態から自力で導出過程本質理解にまで達することができた人間暗号解読の素質があると思う。

その力で線文字も解読してくれ。

Permalink |記事への反応(0) | 18:26

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2021-07-20

探偵小説研究会ミステリを編みたいっ!」リスト

ジャーロ』誌(光文社)で連載中の、架空アンソロジー叢書を作る持ち回り企画書籍化希望

No. 55 (2015 Autumn-Winter) 第1回千街晶之戦争ミステリ傑作選」

No. 56 第2回 鷹城宏「異論図書館(ビブリオテカ・パラロジック)」

No. 57 第3回巽昌章「死のカードあわせ――可動式アンソロジーのすすめ」

No. 58 第4回千野帽子ミステリフロンティアはここだ――K文社ミステロイド文庫・創刊!」

No. 59 第5回蔓葉信博ライトミステリーの源流と現在

No. 60 第6回法月綸太郎パリンプセストの舟――メタハードボイルド全集第一期)」

No. 61 第7回並木士郎映画原作短篇十選」

No. 62 第8回小田牧央「ポスト真実現代本格ミステリ

No. 63 第9回 波多野健「暗号解読――ミステリ現実

No. 64 第10回 廣澤吉泰「昭和五十年代アンソロジー国内編)傑作選」

No. 65 第11回 羽住典子「春を売る本格ミステリたち」

No. 66 第12諸岡卓真「『そして誰も』系ミステリ世界

No. 67 第13回横井司「墓場へ持ちこまれた謎を解く」(テーマ…未完作品

No. 68 第14回市川尚吾「海底ミステリ全集

No. 69 第15回 浦谷一弘飛行機ミステリ全集第一期)」

No. 70 第16回円堂都司昭ベスト本格ミステリ21世紀

No. 71 第17大森滋樹「『人面瘡』幻想ミステリ全集

No. 72 (2020Summer) 第18回佳多山大地鉄道ミステリー選集(二巻本)」

No. 74 (2021January) 第19回小松史生子ミステリの中の『忘れえぬ女(ひと)』名場面傑作集(クラシック編)」

No. 75 第20笹川吉晴世界UMA小説(ミステリー)大図鑑第一期)」

No. 76 第21回末國善己歴史時代小説作家ミステリ傑作選【戦後篇】」

Permalink |記事への反応(0) | 07:33

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2021-06-19

ゴールデンカムイ26巻感想

ヤンジャンの最新話を読んでいる人間感想ゆえネタバレ注意

本誌をリアタイで追っていた時から話に違和感を覚え始めた、サッポロビール工場編が本格始動する。

ビール工場編で一番特に何を成し遂げたわけでもやらかししまったわけでもないヴァシリが表紙。

2巻のレタラアシリパツーショット表紙を思い出させる、幻想的な雰囲気を漂わせる良い表紙に思う。

肝心の中身については、当時覚えた違和感と加筆修正部分と最新話までの物語との整合性について感じたことを書く。

ころころ視点が変わるビール工場にのっとり、自分感想しょっちゅう行ったり来たりする。

最新話まで読んでから改めて読むと、ビール洪水とかのギャグがとても懐かしくあの頃には戻れないのか…と思った。

菊田とアシリパの問答が、菊田が死んだ今読んでまた違った気持ちになった。

アシリパの使命感の強さと、身近な人の死を極力減らしてやりたい菊田の違いがよくわかる。

ここの問答の完全上位互換が、教会での鶴見アシリパソフィアだと思うとやはり菊田は価値観普通の人すぎる。

武器もなく縛られアチャを悪し様に言われまくり金塊はアイヌの持つものじゃないとルーツを持ち出して屁理屈を言われても折れなかったアシリパの心を、ソフィア殺害未遂でようやく少し折ることができたと思うと…

土方勢に追い詰められて「どうしヨう」と焦るジャックリッパーは、以前から本誌と単行本で全くキャラが異なる。

もうあまり覚えていないけれど、ヤンジャン連載のジャックアシリパと対面するまでは、娼婦に対するコンバンハと鼻歌くらいしか喋っていなくて何を考えてるのかわからず不気味だったのが、

単行本では、子どものような片言日本語独り言しょっちゅう言い冷や汗も垂らしまくる。

なんでジャックはここまで本誌と単行本キャラが違うんだろう。

この巻の宇佐美の屈強さは非常にいいと思う。パオパオ対決は引いたので、こういう暴力のやりあいを待っていた。

処女懐胎について一人盛り上がっているジャック

急に気づいたけど、だいぶ前の話で杉元と牛山ときめいた「植物を根っこからとろうと失敗したけど成功したら恋人が迎えに来てくれた(うろ覚え)」アイヌ言い伝えの男女のシルエットって、ウイルクとリラッテだったんだね。

ジャックの顎をヒットさせたアシリパコマは、単行本で読むとなんか味気なかった。

本誌の時はもっと勢いがあり面白かったような気がしたんだけどな。あおり文が無いから勢い不足に感じたのかもしれない。

毒矢で殺そうとする自分に恐怖するアシリパを庇うように登場した杉元。

26巻の加筆でおそらく最初の加筆盛シーン。

「誰からまれたかよりも 何のために生きるかだろうが」本誌の時から杉元ってこういうことを言うキャラだっけ?と思ったけど、ここからの加筆には驚いた。

杉元のバーサーカーシーンは今までたくさんあった(偽アイヌ村やら樺太逃走やら)けど

即死させる殺し方ではなく嬲り殺しにしてるシーンはなかったんじゃないだろうか。

辺見があの世でうらやま絶頂してそうなくらいの暴力の嵐だ。

これ見て冷や汗ひとつかかないアシリパ10代半ばにして強い。

尾形は流氷アシリパに右目を射られたからこそ生き残ったんだなと思った。

尾形があそこでアシリパに右目射られずにいたら、多分杉元からジャックに対する攻撃と同じくらいのものを喰らって殺されてたよな。

尾形の悪運の強さを感じる。

ジャック殺人鬼なので殺すなとは全く思わないけど、ここまで嬲り殺しにする必要はあったのだろうか。

単行本作業してるころの連載が動きが無い絵ばかりだったから、作者がここで発散したのだろうかというくらいの熱量だった。

外国人キャラなのに鼻歌以外ずっと日本語だし、作者がジャックリッパーというキャラに興味が無いのが丸出しでもったいなかった。

作者がロシア語アイヌ語には興味があるけど、イギリス英語には興味がないのか。

せっかく現実世界キャラモチーフなんだからただのサンドバッグ扱いでなく、面白くすればよかったのに非常に肩透かしだった。

宇佐美VS尾形のシーンも順序だてて丁寧な描写に加筆修正されていた。

うろ覚えだけど本誌の、衝動的に殴りまくりその勢いで「商売女の子もの分際で誰が一番安いコマ!?から一転「それだけは言いたかった」ウンのテンポが、小気味よくて好きだった。

「取れよ」のコマ宇佐美のチャック前が相手謎の白いものがチロリしてるけど、ここの宇佐美タってるのか…

前日はパオパオで次の日門倉の尻スパンキングで尾形の顔面殴打と、宇佐美性的守備範囲広すぎる。

宇佐美VS尾形といい、馬で逃げる宇佐美狙撃する尾形のシームレスコマといい死に際の鶴見との対話といい、

255話と256話の宇佐美出来事が、映画のように丁寧に仕立てられていると感じた。

宇佐美鶴見に対する想いが読者が思っていたより複雑だったことが前の単行本で判明してたので、どうなることかと思っていたけれど

恐らくはよりよい最期だったんじゃないかと思う。

宇佐美はこじらせているので、ここでも「またみんなの前だからって嘘ついちゃって」と思いながら死んだかもしれないが。

言うても鶴見と他の部下たちや右腕自負の月島との関係は、軍隊に入ってから上司と部下でしかないので、

からの知り合いか自分に対して異常な執着を抱いているのに、死に際になっても敬語を崩さず任務の成果を報告しようとする20歳の子どもを見て、贔屓してしまうのは情けだと思う。

にしても綺麗なシーンになった時だけまつ毛バシバシになる鶴見宇佐美が、まさに劇場舞台俳優たちが『お涙頂戴』な安いシーンを演じてるように見えるのは作者のわざとな魅せ方なのだろうか。

あと改めて読んでなんとなくキロランケの死のシーンと似ていると思った。

そんなに共通点もないんだけどコソコソ話に安堵して死んでいったシーンが被ってそう思った。

キロランケは死の間際に少数民族暮らし子どもや在りし日のウイルクとソフィアを回想し、宇佐美鶴見と見つめあう、

死の間際にそのキャラ人生がよくわかる漫画だと思う。

から問題の上エ地

上エ地もだいぶヤンジャン単行本性格が変わったので、どうなるんだろうかと思ったけど

上エ地の性格が変わっても周りの反応は何も変わらなかったので、上エ地はあの世界の人間にとっていてもいなくてもいい存在なんだなと思った。

犬の首子どもに見せつけ首絞めシーンの丸々差し替え煙突での癇癪と、人となりがわかる加筆は嬉しいけれど前後の繋がりが両方とも急だと思う。

しかし、周りの反応は変わらなくても自分気持ち言語化できる程度には意思があるようになっていて少し安心した。

ヤンジャンでの死にざまが哀れ過ぎたのでどうやってもアレよりはマシになるだろうけどね。

煙突で言ってることもまあ間違っちゃないしな。正直とか美しいとかはよくわからないけど(今後のほかキャラへの布石なのか)

誰もがっかりした顔を見せてくれないか自分がっかりした顔みて笑って死ぬという結末は変わらなかったけども、本人が満足ならヨシ。

でも上エ地頭破裂後のコマナレーションは全く意味が分からない。日本語おかしいと思う。

この物語で明らかにされた~仕掛けって作中のキャラじゃなくて読者のことを指してるのか?

上エ地のお披露目は杉元にも土方にも鶴見にも誰にとっても情報としては±0だよ、とついさっき話してるのにこのナレーション差しまれ意味が全く分からない。

これって結局鶴見と杉元&土方がほぼ同時に暗号解いたか五稜郭の攻防戦が速攻始まるよってことを言ってるだけなの?

にしても3話連続で名有りキャラが一人ずつ死んでるんだな。アニメ化したら下手したら1話で3人死にそうだ。

最新話で土方には「神」「光」「智」などカッコよさげ漢字が入ってるとわかった後で、門倉の刺青見ると漢字が平凡すぎて草。

太郎はここで抜け駆けしようとしたから死んだんだと思うと悲しいな。

徐々に負傷していくのがゆっくり描かれ始めるのがきつい。

というか今の負傷具合で泣き言一つ言わない房太郎が屈強すぎる。

ジャックと上エ地はキャラメイク微妙だったけど房太郎はいキャラだったのに残念だな。

ビール工場編での死人もあとは房太郎と菊田か。

ついにアシリパ鶴見陣営捕獲された。

ここからアシリパが哀れ過ぎて見てられないんだよな。

会話の成り立たない奴に殺されそうになり、火事の煙を吸いまくり、縛って袋詰め状態で馬車に揺られて、精神拷問を受け、房太郎と有古の死体(片方生きてる)を目の当たりにして、寝ずに暗号解読する…ってハードスケジュールすぎる。

読者としても非常にカロリーを消費する巻だった。

次巻は教会鶴見回想・キロランケ手紙が丸々入って終わりかな。

おそらくギャグ的なシーンがほぼなくなる。大阪太郎がそのままならそこだけか。

真面目な話ばかりになり、急激に話が進みつつ矛盾も多々あるので加筆修正が26巻並みかそれ以上になると思われる。

とても楽しみ。

27巻の表紙は久々に鶴見だろうか。

23からは表紙初登場連続だし、ウイルクの表紙を期待しておく。

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2021-06-18

anond:20210618195837

チンコ「やあボクはペニーペニー君って呼んでね。今日ブロックチェーン暗号解読アルゴリズムを考えるよ!一緒にがんばろう!」

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