
はてなキーワード:暖炉とは
歴史的城郭の居住性を検証するにあたり、まず注目すべきは建築様式の根本的な差異である。
日本城郭の特徴的な天守構造は防衛機能と居住空間の調和を追求した結果であり、姫路城の事例では現代的な居住要件を満たす設備が確認される。
対照的に中世ヨーロッパ城郭は軍事要塞としての性格が強く、初期の居住環境は極めて厳しい条件を強いられた。
中国における城壁都市「城中村」の事例では、歴史的遺構と現代的生活環境の融合が課題となっている。
姫路城の事例が示すように、近世日本の城郭建築には驚異的な居住性向上の工夫が凝らされている。
現存天守の調査によれば、1階と2階に50畳規模の大広間を配置し、採光には高窓を採用するなど、現代建築にも通じる合理性が認められる。
特筆すべきは水回り設備で、地下に9ヶ所の厠(トイレ)を配置し、中庭に独立した台所を設けるなど、衛生面への配慮が戦国時代の技術水準を凌駕している。
犬山城周辺の城下町ではグルメスポットが密集し、彦根城では「ひこにゃん」を中心とした観光インフラが整備されるなど、現代的な生活利便性と歴史的景観の調和が達成されている。
江戸城の事例では、都市計画に基づくインフラ整備が「住環境部門1位」の評価につながり、城跡を中心とした都心開発の成功事例となっている。
中世ヨーロッパ城郭の初期形態は実用性よりも防衛機能を優先した構造であった。
ドイツの古城改装事例では、600平方メートルの居住空間に現代的なリフォームを施す過程で、冬季の極寒(室温8℃)や夏季の高温(40℃)といった物理的制約が明らかになった。
フランス・リヨンの事例では、歴史的城郭を活用した都市開発が進み、公共交通機関と美食文化の融合が居住環境の質的向上に寄与している。
建築技術の進化に伴い、ノイシュヴァンシュタイン城のような19世紀の城郭では暖房設備や採光技術が改善された。
ウィーン市の事例が示すように、歴史的建造物の保存と現代的生活インフラの整備を両立させる都市計画手法は、ヨーロッパ全域で模範とされている。
ただし、中世城郭の構造的制約を完全に克服するには至っておらず、歴史的価値と居住快適性のバランスが継続的な課題となっている。
中国・鄭州市の「城中村」研究が明らかにしたように、歴史的城壁内の居住区画では交通利便性とコミュニティ維持が両立する独特の生活様式が発達している。
上海の都市開発事例では、日本式マンション管理手法が導入され、教育機関や医療施設の充実が居住環境評価を押し上げている。
この傾向は丸亀市の事例とも共通し、城下町の歴史的景観を保全しつつ、子育て支援策や災害対策を強化する「持続可能な城郭都市」モデルが形成されつつある。
城郭の居住性を評価する際には、建築学的特性と社会経済的要因を統合的に検証する必要がある。
姫路城のケースでは、防衛設備(隠し部屋・多重門)が現代のセキュリティ基準を先取りする機能を有し、「設備部門1位」の評価を得ている。
これに対し、カルカソンヌ城(フランス)やホーエンツォレルン城(ドイツ)は観光資源化に成功したものの、歴史的構造物の改修制限が居住機能の向上を阻害している。
経済的持続性の観点では、松江城(島根県)の事例が示唆的である。
現存天守を核とした観光振興が地域経済を活性化し、結果的に周辺不動産価値の上昇をもたらした。
この現象はモンサンミッシェル城(フランス)の事例と相似しており、文化遺産の保全と経済的便益の両立が居住環境改善の原動力となっている。
日本城郭の気候適応技術は世界の建築史において特筆すべき成果である。
犬山城の「後堅固」構造は断熱効果と通風を両立させ、夏季の快適性を確保する。
彦根城の事例では琵琶湖の微気候を巧みに利用し、防御機能と居住快適性の統合を達成している。
ドイツ古城の居住体験記録によれば、暖炉1基で広大な広間を暖房する非効率性が指摘され、居住者の健康リスク要因となっていた。
現代のリフォーム事例では断熱材の導入や床暖房の設置が進むものの、歴史的建造物の改修規制が技術導入の障壁となっている[5]。
歴史的城郭の現代的な活用事例が示すように、居住性向上の取り組みは世界的な潮流となりつつある。
ウィーン市の事例では、歴史的城郭を包含した都市計画が「世界で最も住みやすい都市」評価につながり、文化遺産と現代的生活の融合モデルを提示している。
中国・厦門市の事例では、城壁遺構を活用したエコタウン開発が進み、伝統的建築様式とスマートシティ技術の統合が試みられている。
日本における最新の動向では、丸亀城の城下町再生プロジェクトが注目を集める。
地元産食材を活用した学校給食制度と伝統的町家の改修を組み合わせた施策は、歴史的景観の保全と子育て環境の改善を同時に実現している。
このような多角的アプローチは、城郭を核とした持続可能な都市開発の新たな可能性を示唆している。
総合的検証の結果、現代基準で最も居住性に優れた城郭は日本の姫路城と結論付けられる。
その根拠として、
(3)防衛設備が現代セキュリティ要件を先取りしている点が挙げられる。
ヨーロッパの城郭は歴史的浪漫に優れるものの、構造的制約から居住性改善に限界がある。
中国の城郭都市は急速な近代化の中で新たな可能性を秘めるものの、歴史遺産と現代インフラの調和が未完である。
今後の課題としては、城郭建築の歴史的価値と現代的生活要件の統合手法の確立が挙げられる。
日本とヨーロッパの事例を比較研究し、気候適応技術や防災システムの知見交換を進めることで、歴史的建造物を活かした持続可能な居住モデルの構築が期待される。
ある日、ポケモンたちが暮らす世界――ガラル地方やパルデア地方など、無数の地域が集まる広大なポケモンワールドに、突如として「パルワールド」への入り口が現れたという噂が広まり始めた。その入り口は、草むらが鬱蒼と茂る地帯からぽっかりと空間が歪んだように見えたり、はたまた山奥の洞窟の奥から薄明かりとともに姿を覗かせたり、場所や時間帯がまったく定まらない。ポケモントレーナーたちは「新たなダンジョンの入り口だろうか」とか「幻のポケモンへのワープゾーンかも?」などと想像を膨らませていたが、その“入り口”の先は、誰も聞いたことのない不思議な世界だった。
パルワールド――そこは一言で言えば、ポケモンの世界とも似て非なる「不思議の国」だった。ここには“パル”と呼ばれる生物たちが生息し、どこかポケモンに似た愛らしい容姿をしているものの、彼らの生態や暮らし方は大きく異なっていた。さらにこの世界では、サバイバル要素がとても強く、トレーナーや冒険者たちは自然災害に耐え、資源を集め、襲い来る危険からパルたちを守りつつ、共に生き抜かなければならない。銃器の使用や、仲間となったパルを労働力として活用するなど、従来のポケモンワールドでは見られない光景も数多く存在すると噂されている。
ポケモンたちにとっての大きな変化は「バトル」の在り方だった。ポケモンバトルはお互いのポケモンが技を出し合い、相手の体力を削り切れば勝利というルールが基本だが、パルワールドでは「生き抜く」こと自体が常に試練であり、必ずしも“トレーナーvsトレーナー”だけが戦いの形ではない。モンスターや略奪者(いわゆる敵NPC)が突然襲いかかってくることもしばしばあり、仲間にしたパルがバトルだけでなく資源集めや素材の加工、拠点の防衛などをサポートしてくれる。そんな環境に、ポケモンたちが協力できる余地はあるのか――それが大きな関心事となった。
今回、ポケモンカンパニーとパルワールドを運営する組織のトップ同士が話し合い、正式に「ポケモン×パルワールドコラボレーション企画」を発表したのである。発表会見のステージ上には、ピカチュウやイーブイなどおなじみのポケモンに混じり、パルワールドのキャラクターである“パル”たちが整然と並んでいた。ステージ中央でマイクを握るのは、若きポケモン研究者のソニア。その横には、パルワールド側の“パルマスター”と呼ばれる男性が立っており、それぞれ両世界を代表する形で挨拶を交わした。
「この度は私たちのポケモンの世界と、パルワールドの皆さんが手を携え、新たな冒険の扉を開くこととなりました。両世界が互いの魅力を伝え合い、多くのトレーナーや冒険者の皆さんに素晴らしい体験をお届けできると思います。どうぞ楽しみにしていてください!」
拍手が鳴りやまない中、次々にコラボ内容が発表されていく。まずは「パルワールドへの遠征ツアー」。これはポケモントレーナーがパルワールドのゲートを通り、一時的に“パル”たちの世界を探索するパッケージプランだ。通常のバトルとは違い、資源を集めたり、パルたちを仲間にしてバリケードを築いたりする新鮮な体験が味わえる。さらに、ポケモンとパルのコラボ技も実装される予定で、たとえばピカチュウの「かみなり」をパルの炎系技と組み合わせ、「プラズマブラスト」なる超強力なコンビネーションを繰り出せる――といった夢のようなシーンが示されたPVが流れ、会場は興奮の渦に包まれた。
次に発表されたのが「パルワールド×ポケモンコラボスキン」。これはパルワールド内で使用できる特別な衣装や家具などのアイテムで、ピカチュウやイーブイをモチーフとした服や装飾品が用意されるという。冒険の拠点となる拠点ハウスには、ポケモンの世界観を取り入れたデザインの家具が設置でき、たとえばマグカルゴをイメージした暖炉や、フシギダネのツルで編んだ飾り棚などが実装される予定だ。パルワールド側の公式コメントでは、「これらのスキンを導入することで、過酷な生存環境でもほのぼのとした雰囲気を楽しめる」とのこと。厳しいサバイバルに彩りを加える意味でも、大きな反響が予想される。
一方、ポケモンワールドにもパルワールドのエッセンスがやってくることが発表された。具体的には、一部のポケモンセンターに「パルショップ」が期間限定でオープンし、パルワールドならではのアイテムや装備品を手に入れられるらしい。たとえば、岩を砕くためのハンマーや、資源採取に便利な多機能ピッケル、そしてバトル中にも使える遠距離攻撃用の道具――パルワールドで使われる“弓矢や銃器”をモチーフにしたおもちゃなどが並ぶという。もちろん、ポケモンバトルで本物の銃火器は使用できないため、あくまでイベント専用の演出アイテムとして扱われるようだ。とはいえ、ピカチュウやヒバニーが“おもちゃの銃”を構えている姿はなかなか衝撃的で、SNS上では一時的に賛否両論が巻き起こった。
コラボイベントの目玉としては、「パルワールド・チャレンジ」という期間限定のレイドバトル形式の企画が挙げられる。これはパルワールドからやってきた巨大な“謎のパル”が、ポケモンの世界を席巻する特設エリアに現れ、最大4人のトレーナーで協力して戦うというものだ。その“謎のパル”は、ドラゴンタイプに酷似した外見ながら、雷や炎など様々な属性の攻撃を繰り出す多彩なモンスターだとされており、パルの特有技「ブラストフレア」を駆使してくる可能性があるという。トレーナーたちはポケモンと一緒に、それぞれ得意タイプの技やサポートを組み合わせ、協力して撃破を目指すのだ。バトルが進むにつれ、フィールドの地形が変化し、エリア内に資源が出現するなど、パルワールド風の要素が混ざってくるため、従来のレイドバトルとはひと味違う戦闘になると期待されている。
さらに、コラボに伴いパルワールドから特別なゲストとして、“パルマスター”のキャラクターがポケモンワールドでNPCとして登場するらしい。彼はサバイバルのプロでもあり、フィールド上で独自のクエストを用意している。「木材を集めて拠点を強化せよ」「突如湧いた荒くれ者のパルを撃退せよ」など、ポケモンの世界観からすると少し物騒にも聞こえるミッションが提示され、プレイヤーはそれを達成するとパルワールド由来の貴重なアイテムを報酬として得られるという。報酬アイテムの中には、合成素材として役立つ「パルワールド製トゲ鉄球」や「特殊弾薬のレシピ」など、一体どこで役立つのか不明なものも含まれているが、新しい可能性や遊び方を探求したいトレーナーにとっては見逃せないコンテンツになりそうだ。
さて、肝心の「パルワールド側」にポケモンが登場する具体的な方法も明らかになった。パルワールド内の一部エリアに「ポケモンの巣」が出現し、そこでは限定的にポケモンと遭遇できる仕組みが導入されるのだ。パルたちと同様に、ポケモンたちを仲間にして一緒にサバイバルライフを送ることが可能で、例えばカイリキーを拠点の工事要員としてスカウトすれば、重い資材を一度に運ぶことができるだろう。また、アチャモを拠点の暖炉係に任せておくと、火力に困ることはないはずだ。パルワールドには「空腹」や「環境ダメージ」などサバイバル要素があり、そこにポケモンの力をどのように活かせるか――多くのプレイヤーが戦略を巡らせることになるだろう。
しかし、こういった魅力的な要素の一方で、コラボゆえの注意喚起も欠かせない。もともとパルワールドの世界観は、非常にハードなサバイバル設定があり、敵性キャラクターやモンスターから拠点を守れないと、仲間のパルやポケモンが傷ついてしまう危険もある。ポケモンたちを適切に守るためには、防壁を強化したり、食糧や医療アイテムを常に確保したりする必要があるのだ。また、パルワールドは豊富な武器や道具が特徴だが、ポケモンがその世界に入る場合、過度な暴力表現を避けるために、各地に配置された「フレンドリーガイドライン装置」の影響で威力が制限されるという設定が導入されている。これにより、ポケモン世界の雰囲気が大きく損なわれることを防ぎつつ、パルワールドのサバイバル要素も残すという、絶妙なバランスを保つ工夫がなされているのだという。
コラボ期間中のイベントクエストをすべて達成すると、エンディング的演出として“伝説のパル”と“伝説のポケモン”の共闘が描かれるフィナーレが用意されているとの噂もある。公式が一切詳細を明かしていないため、想像は膨らむばかりだが、たとえばルギアやホウオウといった空を司る伝説ポケモンが、パルワールドの空高く飛び交いながら、悪しきモンスターを撃退するようなドラマチックな展開が期待されている。あるいは、ミュウツーがパルワールドの研究施設で新たな力を得る……といった、ファン大興奮のシナリオになるのではないかという説も。ネット上ではすでに「#パルポケコラボ」「#伝説のパル」「#新たなミュウツー形態」などのハッシュタグが飛び交い、真偽不明のリーク情報や考察が盛り上がっている。
ポケモンとパルワールド。一見すると住む世界観もゲームジャンルも大きく異なる両者が手を組むことで、既存の枠を超えた斬新な体験が生まれようとしている。可愛らしさと過酷なサバイバルが混じり合う不思議な融合に、ファンたちは歓喜と困惑を同時に味わっているようだ。開発者のコメントによれば、「このコラボを機に、ポケモンの世界から飛び出し、パルワールドの世界観を覗いてほしい。逆にパルワールドのプレイヤーには、ポケモンの魅力を存分に感じてほしい。互いの良さが刺激し合うことで、新しい発想のゲーム体験ができるはずだ」とのこと。どんな冒険が待ち受けているのか、どんな絆が生まれるのか、それは実際に“ふしぎなゲート”をくぐってみなければわからない。
今日もどこかで、パルワールドへの入り口がひっそりと開いているかもしれない。ピカチュウやイーブイたちが、未知の大地を踏みしめる姿を想像しながら、私たちはその瞬間を待ちわびるのだ。華やかに繰り広げられるコラボイベントが、両方の世界とプレイヤーの心に、どんな冒険譚を刻むのか――きっとそこには、まだ誰も見たことのない、新しい旅の風景が広がっているのだろう。
こんにちは。私自身過去に虐待を受けており、ただ受けただけじゃ元が取れない(?)ため、創作に活かしていただきたくこんなことありましたよ!というのをお話できたらなと思い筆をとっています。不謹慎って思われないかなとか、人の経験だしネタにしづらいなとかシコりづらいなと思われるかもしれませんが、マジでガンガンネタにして元を取りたいので好きにしていただけますとハッピーです。自分の経験ベースで、児童相談所とのやり取りがあった時に聞いたことも交えていきますね。
受けたものとしては経済的虐待(ネグレクト)、教育・文化的虐待、精神・肉体的虐待、性的虐待などが挙げられます。
順番に思い出しながら書いていきます。
基本的なスペックとしては母は軽度のASDと知的のしょうがいがあり、父はわかりませんがヤニ力スパチ力ス酒力ス浮気とフルコンボでした。お手本のような力スです。力スの見本市。3歳頃に母方の祖父母宅に転がり込んで居候をはじめましたが、父はいつのまにか逃げました。
ネグレクトについてはよくある形ですが、まず父親が今生きてるのか死んでるのかわかりません。父親も幼少期、兄と弟と共に公園に連れて来られ、おもちゃを渡されて「ここで待っていてね」と両親に言われたがそのまま両親は戻って来なかったため児童養護施設で育ったと聞きました。血ですね~
父は気付けばいなくなっていました。
食事も食べられる時と食べられない時とあり、食卓につくとありとあらゆる動作や食べ方、箸の持ち方、口の動かし方、全てを罵倒され罵られます。ろくに食べられたもんじゃないし、味もわかりません。母は料理が上手じゃないくせにオーガニック派(笑)だったため、添加物着色料など使う食材は徹底的に避けており、貧乏なのに国産無添加無農薬にこだわり、結果的に食べられるご飯の量は少なかったです。
食卓でまともに食事が出来なくてもお腹は空きます。育ち盛りの子供なら当然。そのため、夜中にこっそり起き出してキッチンで食べられるものを探しました。三角コーナーの生ゴミからまだ食べられる野菜の皮や芯を探して食べていたら、祖母に気付かれていたようで、バレた日から「ゴキブリ」と呼ばれるようになりました。草 誰がやねん
教育・文化的虐待については、親の望む進学先ではないためお金を出してもらえなかった、などがありました。福祉に繋がることも出来ず、進学などが制限されるというのもよくあるケースのようです。弟も進学先を制限されて学費を支払ってもらえず、私が支払っています(よくあることらしく、親戚やきょうだいが払うケースは多いそうです)
精神的虐待というと幅は広いですが、たとえば父と母の結婚は母方の祖母が元々反対していたらしく、家にいる間はずっと祖母が父の悪口を言っていました。母に対して「育てられないならなんで産んだんや」と金切り声で叫んだりなどしており、それを私たちきょうだいは黙って聞かされていました。生まれてくることを望まれていなかったのだという感覚が形成されたのはこれがデカいのかな?と思います。自己肯定感ダダ下がりポイント。母も母で言い返すことをしなかったのが余計に悪かったのかも。もしかしたら母にちゃんとそれを否定して欲しかったのかもしれないですね。今となってはどうにもならないことですが。
また、兄も父によく似た男でした。気に入らないことがあれば殴る蹴る、罵倒する、無能と罵り物を投げる、壁を殴る。など。実家の壁には多分未だに穴があります。兄は父親のことを憎しみ、嫌っていましたが、大きくなればなるほど兄の態度は父に似ていきました。それを指摘すれば烈火のごとく怒り狂い、怒鳴り、それがまた、酔って暴れる父親に酷く似ていました。
これ創作ならシコポイントだと思うのですが、実家にいたころ私は背もたれのない椅子を使っていました。そのため、兄が後ろを通る度に後ろから蹴られ、頭を殴られ、怒鳴られるため、未だに年上の男性が後ろに立つとちょっと怖いです!多分厳密には自分より体格のいい人が、だと思います。どれだけ信頼していても、あっ!蹴られる!と思ってビクッとします。身体が強ばるような感覚で、全身に力が入るような一瞬の緊張があり、もう家を出て10年近く経ちますがいまだに抜けない癖となっています。
あと、メンタルがぶち壊れて鬱をやった時、寝込む私に兄が硬式テニスのテニスボールや、ボール入れを頭に投げてきたことがあったため、未だに🎾これとかこれの容器を見るとオッ……となります。私の中で武器や凶器に分類されるのかも。痛かったから。物はよく投げられましたね。お皿とかも投げてた気がします。
兄が暴れるのに怯えた祖母が金切り声をあげて泣き、母は抵抗せず殴られて、唯一力で抵抗できる祖父が必死に止めて、という生活が続きました。兄も軽い鬱だったようです。
母もただ大人しいかと言われるとそういうわけではなく、多分ですが発達障害やASDの兆候があったように思います。同じ日本語を話しているはずなのに、全く話が通じず、言っていることの意味が全くわからないというようなことがありました(例を挙げるならば、私が家にいるのが限界になり児童相談所と相談して一時保護を受けるか他のなんらかの施設に行くか……という話になった時、今まで服も全部お下がりなぐらい私にお金かけなかったくせに「古い一軒家を買い取ってそこに住めばいい」「父の自営業の事務所代わりにも出来るし」と言い出したりとか。父は配送業で全然勤め人だし、その頃にはもうろくに連絡も取れてなかったし、何より私は父から強姦されてたので一緒に住むなんてとんでもねえよという感じでした。それが嫌だと言ったら「実家から私たち家族が引っ越してあなたが1人で住めばいい」とか言ったり。実家は祖父母の家であり、そんな権限は家庭内地位が最下位の母にあるわけないし、もちろん同意を得られるはずもないのに)。
母の言い出すことはいつだって意味がわからなくて、きっとこれまで母が受けてきた抑圧や苦しみ、刷り込まれてきた固定観念で雁字搦めになった価値観を私にも押し付けているようでした。いわゆるヒスお母さんに近いです。二段ベッドの上の段で寝ていた私が、メンタルぶっ壊して学校に行けなくなった時、大声で騒ぎながら私を二段ベッドの上から引きずり落とそうとしたり。足つかまれて引っ張られてたので、誰かに足首を掴まれたり、足を触られるのも今ちょっと怖いです。後ろに男性が立つ時ほどではないですが。
そして我が家は貧乏で、母が乗っていた自転車も近所の人のをお下がりでいただいていました。古い自転車はブレーキがきしんで、坂道にある私の家に母が帰ってくる時はいつもキィキィと甲高い音が鳴っていました。あの自転車の音がなると、ああ母が帰ってくる、またきちがいが私の暮らしに入り込んでくる、祖母が母を怒鳴り罵倒しヒスり金切り声を上げる、と絶望したものです。
未だに自転車のブレーキのキィキィいう音を聞くと、こんなところに母がいるわけないのに、その時の嫌な気持ちを思い出します。母が帰ってくる。きちがいが帰ってくる。私をメチャクチャにする。
ここまではよくある(あっちゃいけないですが)家庭内での機能不全についてお話しました。かなり主観的視点で書いたので、お気分が悪くなったようでしたら少し休憩されたり、読むのを中断してくださいね。
メチャクチャ興奮していただく分には、不謹慎だ!とか思わないので、好きにネタにしてください!(私の方からネタとして差し出していますしね)
いちばんはじめに感じた違和感は、幼い頃からさせられていた習慣でした。物心ついたころ(4歳とかぐらい?)から、父親に「父ちゃん愛してるって言え」と言われ、キスを強要されていた記憶があります。頬にとかではなく、普通に口で。舌を入れられたこともあって、それがとても嫌でしたが、キスをした後口を拭えばメチャクチャに怒られました。でも物心ついたときからずっとそうだったので、それが変なことだということは中学生ぐらいまで気付きませんでした。類似したことはたくさんあり、身体は自分だけのもの、他の人は家族であろうとプライベートゾーンに触ってはいけない、ということを知らずに育っていました。
肩とかお腹とか、たぶん他の人からしたらおかしいんじゃないか?ってぐらいたくさん触られていたように感じます。
決定的にこれはおかしいぞと感じたのは、小学校3年生ごろのことでした。私はそれぐらいの年齢にしては発育がよく、胸が大きくなっていたころだったのですが、お下がりばかりの服しか着られない貧乏家庭で当然ブラジャーなど買ってもらえるはずもなく、薄い服で胸を気にしながら過ごしていました。
ある日久々に父親と会った時(なんで会ったかは覚えてないな……)、不意に胸を触られて、「胸大きくなってきたな。もう女になったんか」と言われました。
キッショ。
小3やぞ。女になったんかて。キモ。草。
そっからはもう、なんというか、転がるように良くない方向へ進んでいきました。車の中で、連れ出されたよく知らない建物の中で、父の知り合いらしい誰かの家の中で、身体を触られる地獄が始まりました。脱がしやすい服を着せられて、父のヤニ臭い白い車に詰め込まれ、どこかへ連れて行かれて。知らない場所まで連れていかれるから、帰り道がわからないから、逃げ出せなくて。父親の吸っていたECHOの臭いが胸に張り付いて。私のからだははじめから私のものではなくて、いつの間にかそれをされている間はぼんやりしているようになりました。現実逃避というか、精神が身体から乖離しているような。
ずっとなにか、火を見ている気持ちでいたような気がします。自分でもよくわからないのですが、ゆらゆら揺れている炎の記憶がやたらとあります。もちろん暖炉とか火がある環境でレイプされてたわけじゃないのに。なにか他のこと考えてないとやってらんなかったんでしょうね。
非常にはっきり覚えているのは、強姦されたときにいた和室の中で、破瓜の(あるいは膣の引き裂けた怪我の)血で汚れた畳のしみを、「お前が舐めて綺麗にしろ」と下卑た笑いを浮かべた男から言われたことです。
あれが父親だったのか、父が呼んだ他の誰かなのか、もうわかりません。「いぐさに染み込んだ血は舐めたって綺麗になりません」と言った私の頬を叩いて畳に押し付けたことだけ覚えています。朧気な記憶の中で、タンクトップの男が私を押さえ込んで、組み敷いて、汚い床の上で。身体はどこもかしこも裂けるほど痛くて、軋む音がして、換気扇の音がうるさくて、ヤニ臭くて、吐き気がして、息をしてるのかしてないのかわからなくて。ぐるぐるぐにゃぐにゃ天井が回っていて、汚い天井が揺れて、その記憶だけがはっきり残っています。
あとは気付いたらビニール袋を頭に被せられて、窒息しかけた記憶もあります。これも誰がやったのかわかりません。ビニール袋を被せられて、突き飛ばされて、倒れ込んだ私の腹に誰かが飛び乗るような感覚がありました。踏みつけられたのかな。わからないけど。
お腹の中でなにかがぐじゅりとおかしくなるような感覚がして、ビニール袋の中で声にならない悲鳴をあげて、意識が途切れて。その時内臓が破裂したみたいで、免疫が人より著しく低かったりだとか、そういう後遺症?みたいなものがあります。
母にその後病院に連れて行かれた気がしますが、医者に「転んでぶつけた」と言い訳している記憶があります。無理あるだろと思ってました。
酔っ払った父が私を突き飛ばして、顔から倒れ込んだ私の上に馬乗りになって首を絞める景色。畳しか見えなくて、もがいても逃げ出せるわけなくて、足掻いているうちに首に手を回されて。骨が軋んで、気管が狭まって、だんだん瞳孔が開いていくのか涙でか視界がぼやけていきます。焦点があわない視界で必死に瞬きをして。こひゅこひゅと喉からすきま風のように息が漏れて、喉が圧迫されて、必死でもがいていたら父がゲラゲラ笑って私の上から降りる。気まぐれに降りただけで、父の気が向かなかったら今私はここにいなかっただろうなと思います。
首を絞められることは何度かありましたので、それでも今も生きているということは、殺してしまったらいけないという意識はあったのでしょうか。
或いは力や体格で絶対に敵わない弱いいきものが、自分の力加減ひとつで必死にもがいてあがいて生き延びようとする様を見て楽しんでいたのかもしれません。私を組み敷く父が下卑た笑いを上げていたのを見るに、その可能性が高いかもしれないですね。
首を絞められるにしても、前から絞められるのと、後ろから絞められるのでは苦しさが違います。
正面から絞められる方が苦しいです。後ろから絞められる(人差し指~小指までが喉に触れる)状態だと、力の当たる面積が分散するからか、締め付けられている感覚はより大きいですが苦しさはマシでした。正面から首を絞められると、親指がぐっと気管を押さえつけてきます。ピンポイントで親指の一点に力が集中するため、苦しみが強いです。息ができない感覚が続いて、視界がぼんやりしてきたところで、ぱっと手が離されると、一気に外気が喉になだれ込みます。喉にはずっと何かが詰まっているような感覚がして、その後は1日ずっと咳が出ます。
首を絞められた状態だと身体中に力が入りませんので、そのまま激しく体を揺さぶられたり、犯されたりすることもありました。
首を絞められた記憶がいまだに無意識でこわいのか、首周りを圧迫されることがめちゃくちゃ怖いです。
ネックレスも物によっては無理なレベル。チョーカーとか全然つけられないし、ハイネックとかタートルネックとかもぴたっとしていると不意に圧迫感とあの時の恐怖を感じて過呼吸になりかけたりします。当然、人に首を触られるのも怖いです。首周りってやっぱ急所なのでだいたいの人間はそうだとは思うんですが、マフラーとかも辛くて巻けません。不意にパニック発作が出たりする可能性があり、リスキーなので。
性的虐待とは書きましたが、今思うと普通に暴行も多いですね。というか、虐待という場における性的なものは概ねほぼ暴力だと思います。もちろん快感とかはあるわけなく、痛みや屈辱の面が強すぎる。内臓を掻き回されて痛めつけられる、という感覚が強いです。
下品な話ですが匿名なため書いてしまうと、それが繰り返されたことで何年も経ったけどまんこがゆるい気がします。レズのため他の女の身体に触れた時、自分の身体の異端さを感じる時があります。ガバマンすぎる。でもそりゃそうだよな。裂けて拡がったままになっちゃったんかな。わからないけど。
反射的に怯えてしまう、で言えば、足首掴まれた記憶から足首がきゅっとタイトになってる靴下もあんまり得意じゃないかも!こわい!
これはよく聞く話ではありますが、私も性的虐待があって以来、その記憶を塗り替えなきゃ、という意識で性的な行為に依存的になったように思います。付き合っていない女とセフレになったり、パパ活したりとか。「自分はもう汚いんだから」という記憶のせいで、自分を大事にできない。自分を守れない。
長々と書いてしまいましたが、今のところこんな感じでしょうか。文章をお読みになってこのエピソードもっと深く知りたいなとか、ここ掘り下げてほしいなとか、この面ではどうだった?とかあれば、また書こうと思います。よければお声がけください。
まだ10歳の彼女は、小さな肩をすぼめ、凍える指先を何度も擦り合わせて温めようとします。
クリスマス・イブの夜、雪がちらつく中、少女は持っているものを一生懸命売ろうとしていました。
その売り物は、なんと5人のマッチョたち。
誰も振り向くことなく、冷たい風とともに通り過ぎていく大人たち。
彼らの心には、クリスマスを祝う喜びや家族との時間だけがあり、凍える少女の声など届きません。
実は、少女が売ろうとしているこの5人のマッチョたちは、数日前にサンタさんからもらったものでした。
サンタさんは、彼女が困らないようにと、頼りになる筋骨隆々のマッチョたちをプレゼントしてくれたのです。
しかし、そんなマッチョたちも、一緒にいるだけでは暖かくもなく、少女の腹を満たしてくれるわけではありません。
彼女は思いました。
「このマッチョたちを売れば、何か暖かい食べ物が買えるかもしれない。せめてクリスマスの夜、何かおいしいものを食べて、少しでも温まることができるかも…」
少女は懸命にマッチョたちを売ろうとしましたが、誰も興味を示してくれません。
肩を張り、腕を組み、寒空の下でもその筋肉がぴくぴくと動いています。
「もう売れそうにないわ…」
そう呟き、少女は小さくため息をつきました。凍えそうな指でポケットを探りながら、次第に力が抜けていくのを感じます。
けれども、何とかこのマッチョたちを売らなければ、自分の願いを叶えたサンタさんにも悪いし、何よりお腹が空いています。
街の明かりは遠く、温かそうな家々の窓からは、クリスマスのパーティーの楽しそうな声が聞こえてきます。
「…ああ、暖かそう」
少女はふと、試しにマッチョをひとりだけ呼び出してみることにしました。
「せめて少しの間だけでも、暖かくなれたら…」
彼女がそう思い、手を軽く叩くと、ひとりのマッチョが前に出てきました。
どっしりとした足音が響き、筋肉が眩しい彼が少女の前に立ちます。
少女は小さく震えながら、彼を見上げました。
「少しだけ…温まることができないかな?」
そして、彼はぐっと力を込めて腕を大きく振り上げると、筋肉の魔法が現れました。
突然、あたりはほんのりと暖かくなり、まるで暖炉の火の前にいるかのような温かさが少女を包みました。
「すごい…本当に暖かい…!」
少女は驚きました。
彼が作り出した筋肉の力は、凍えた体をしっかりと包み込んでくれたのです。
「でも、この温かさも永遠には続かないわよね…」
彼もまた、強くたくましい体つきで少女に力を貸してくれました。
今度は、目の前にパンプアップされた筋肉たちが現れ、それは少女の体を守るように壁のように立ちはだかりました。
冷たい風が完全に遮られ、雪が吹き付けることもなくなります。
「これで風も防げた…」
そう言いながらも、彼女の心はまだ満たされませんでした。
「でもお腹は空いたなぁ…」
彼は立派な体格でありながら、優しい笑顔を持つマッチョでした。
「お腹が空いたのか?」と彼が尋ねると、少女は小さく頷きました。
「そうなの…少しでも食べ物が欲しいわ…」
その瞬間、マッチョは力強い腕でどこからか筋肉料理を作り出しました。
プロテイン満載の特製バーガーが現れ、それを少女に差し出します。
少女は驚きつつも、勢いよく食べました。
「美味しい…! でも、これで最後のマッチョを使ったら、もうどうしようもないかも…」
少女は悩みました。
マッチョをすべて使い切ってしまえば、もう彼らを売ることもできず、この先どうなるか分かりません。
けれども、今の暖かさと満足感が一瞬でも消えてしまうのは、彼女には耐えられませんでした。
「最後のひとり…お願い…」
今度は、これまでのマッチョとは違い、特別な力を持つマッチョです。
彼は少女の前に立つと、優しい声で言いました。
「君の願いは、何だい?」
「…願い?」
「そうさ。君の本当の願いは、何かい?」
自分が望んでいるのは、ただ温かさや食べ物ではない、もっと深いものがあることに気が付きました。
「私…もっと強くなりたい…」
温かさと力が同時に少女を包み込み、彼女は自分が強く、たくましくなっていくのを感じました。
「ああ、これが本当の力…!」
少女は喜びの声をあげました。
少女は再び一人になってしまいましたが、今度は不思議と寂しさを感じませんでした。
そして、その夜、少女は一人星空を見上げながら、静かに「ありがとう」と呟いた。
マッチョたちはいなくなったけれど、心には温かいものが残っていたのです。
めでたし。めでたし。
こないだ渋谷に行ってオレンジ色の白菜ハロウィーン限定のオレンジ色に染まった白菜を買いにいこうと思って出たら
ハチ公のところらへんにNIKKEの今やってるキャンペーンのシンデレラのデカい広告がめちゃ出てたわ!
私は無事それでオレンジ色の染まった白菜を買って上機嫌だったのはもちろん、
ニケの大きな広告!
うわー!ってなったわ。
いや私の部隊にいるけど強すぎて逆によく使えないというか使うのをためらうというか。
メインストーリーに入れちゃうとなんか強すぎてサクサク進めてなんかそれで勝てちゃうのは違うかなって勿体ないような気がするの。
なので、
チャプターを進めるのにはなるだけ参戦させず部隊には申し訳ないけど入れられないのよね。
いつシンデレラ加わった?
私が加えたのよね?
ショップでボディーパーツ買ったのかしら?
急に部隊に見知らぬニケが登場していきなり指揮官に好意を持ってるってのがなんか違和感。
戸惑うことが多々あるわ。
そんでさ
要所要所にエピソードがたくさんちりばめられていて、
見きれないわ、
それを中心にエピソードを見ていると、
本編のストーリーのチャプターを進められない感じにもなっちゃうし、
今週は本編を進めるというより、
ちりばめられたエピソードを見て読んでいくってところかしら。
本当にビックリするぐらい本編とはよそにたくさんのエピソードがあるのよ。
最低限いろいろデイリーなことをこなして行かないとって間にちりばめられたエピソードを見つつ、
戦いにも行って本編も少しずつは進めていくのよ。
あと、
なんだかよく分からないけど、
前後の脈略もよく分からないまま加わるニケたちに一方的に好かれるのもなんか違うくね?って思いながら
なんどもこの人どこで合流したんだっけ?って
たくさん面倒するニケが増えてそう思うの。
まあそんなことはさておき
目指せ!
729層!2187層!って
1層にしようとした時点で次の2層目に至っては
なんだかもうそのまま一緒に鍋のベーナーで煮ちゃえー!って
急に2層目からやめて
きっと具はシンプルなのがいいのよ。
あと本当はもっと本気を出して
白菜と豚肉のミルフィーユの重ねるそうを最低でも16層いや32層まではチャレンジしてみればもっと美味しいかも知れなかったわ。
恐らく2のべき乗で美味しさがアップすると思うし
そもそもとして白菜を11回折りたたんだら富士山の高さを超える?って誰か噂してなかった?
そんな恐ろしいことこの小さな鍋のベーナーで
富士山の高さをも超える規模の白菜と豚肉のミルフィーユ鍋をしたら怒られちゃうわ!
でも
いっそういや白菜と豚肉の重なりのミルフィーユだけに一層ワンダフル!
一層ごとにワンダフルが増えていくんだわ。
まあそんな果てしないことをやっていたらキリが無いので、
私は大人しく1層の白菜と豚肉の重なりを求めてやまない憧れが崩れてしまったそのミルフィーユ鍋をしながら夜が更けていくのよ。
そして!
何がどっちがどうだか区別が私にはつかないから同じ意味って意味で2回いうけれど
あ!私一時期、
テーマもすっかり忘れていたわ
「手軽さと簡単さと食べ応え強さ」
その白菜と豚肉の層になっていないけれど一応はそうにしたつもりで食べたミルフィーユ鍋のベーナーの雑炊を食べて閃いたの!
よくアニメのシーンで主人公の頭の後ろの背景で心電図みたいな図形がピピーン!って表示されるぐらいなあの感じ!
雑炊を一口スプーンですくって食べたときにその心電図みたいな図形がピピーン!って私の頭の後ろの背景に流れたの!
これだ!って
私が忘れかけていたもの
いまじゃすっかりもうまた忘れてしまっていた
インディージョーンズが孫を目の前にして回想シーン、
それもすっかり名乗っていたことすら忘れていたわ。
そういった日替わり定食探検家やってたこともあったかも知れない。
その雑炊を食べて色々なことを思い出したわ
まあそこまでは食い意地張ってはいないけれど、
久しぶりに
お粥作りや重湯づくりにまた再開してみようかなって。
忘れかけていたものが
まだ私の心の中に片隅に手の中で救いきれなかった少女の思いのような如くのタニコーの五徳、
心の中の私のお粥作りや重湯づくりの思いが儚く消えていく前でよかったわ。
すっかりもうNIKKEに夢中になっちゃってて
ありとあらゆることを忘れてしまいまくりまくりすてぃーだった。
思い出したからと言って
今作るとは言っていない、
そこが私のいいところ!自分自身を褒めてあげたいわ。
とにかく凄い自身なの!
気が向いたらお粥や重湯を作るわ。
うふふ。
納豆巻きね!
ずっと最近続いているお気に入りのマイブームのレコメンデッドのアンリミテッドなのよ!
とにかく
美味しくて好きだわ。
ねばねばパワーに期待を寄せて美味しさも相まって朝の元気の源にするわ!
美味しいものっていいわよね!
どんどん使えちゃうわね!
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
もうさ、
毎回毎回NIKKEの話で申し訳ないんだけど、
先日アップデートがあったの。
今月のスマホのギガがアップデートの際に全部いかれちゃったわ!
一気にNIKKEのアップデートで持って行かれちゃって、
これはもしかして昨日のアップデートのときにワイファイオフにしていてギガ全部持って行かれちゃった?
えー!
案の定そうだったわ。
さすがにこれでは今月まだ残り日数あるので
NIKKEには課金しないつってるのに、
自分でも笑っちゃったわ。
こんな事態に。
なんたるちゃー!って感じよね。
買いたいのは「コアダスト」なのよ!
あ!NIKKEの中の話で「コアダスト」ってニケたちにレヴェルアップに必要な素材があって、
ここに来て一気に急に「コアダスト」が枯渇!
うーん、
レヴェルアップもうかうかできないわ。
ギガが補充できたというのに。
なんか「NIKKEには課金しない!」って確固たる意志をカッコをくくってまでいう勢いなんだけど、
本編ではまだ課金していないというのに!
だから早くきてー!『ステラーブレイド』コラボでのイヴ!待ってるわ。
だから
ギガバイトを売っているの。
そんなことしないのよ。
なんかギガのやり取りって意外とこの世の中できなくない?
案外ギガ取引通信容量の余剰分が取引対象としての経済圏もあってもそれなんてエスエフ?って思うわ。
だれも買ってくれないわ。
通信量が無くなってしまうとほわんとその灯した暖炉の暖かい灯りは儚く消えてしまうの。
誰も買ってくれないギガバイトを自分でマッチを擦って手を温めるようなギガバイト売りの少女なの。
同情するならギガバイト買って!
しくしく。
誰も買ってくれないわ。
でもあっと言う間にギガを消費してしまってまた儚く消える暖かい暖炉のあかり。
私が手をかざして温めようとする前に消えてしまったわ。
誰も買ってくれないわ。
みんなギガを持て余しているのよ。
先日、
いや言えなかったけれど、
今月のこり90ギガバイト!
しかも使っている消費した通信量は1ギガバイトも満たない感じ。
私は街角でギガバイト売りの少女を辞めようか迷ってしまったわ。
そう思いながら、
街を通りすぎる人は持て余してたくさん持っているギガバイトがあるので、
私は自分が本来売るはずのギガバイトをまたインターネッツの動画サイトの暖炉の動画を再生したの。
でもまた私がそのインターネッツ暖炉動画に手をかざして温めようとする前に儚く炎は消えてしまったわ。
ああ、
だれもこんな持て余しているギガバイトなんて買ってくれないのよ。
だって今月まだ90ギガものこって1ギガバイトしか使っていないんだもの。
そんな人がギガを買ってくれるわけないわ。
ドン!
きゃー!
私は誰も買ってくれないギガをよそにもう帰り支度をしていると
突然誰かにぶつかったの。
そのぶつかった人がギガを拾うのを手伝ってくれたの。
1つギガを買ってくれたの。
毎度あり!
うふふ。
豆乳切らしちゃって買わなくちゃと思いながら忘れてて、
猫舌なのでコーンポタージュスープの温度を緩和させるために冷たいトマトジュースを入れるとちょうどいい私の舌の温度になるの。
6時間後に沸くように仕掛けておけば
朝飲み頃の温度のホッツ白湯ストレートウォーラーがもうできあがってるの!
わくわく!
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
私!
海外で同人誌を描いている人の本で日本語版の同人誌の翻訳行いました!
わーい!
って言っても、
ほんのちょっと語尾とか不自然な日本語を整えたりしたぐらいなんだけどね。
まんが日本昔話で言うところの婆さまがよそう文字通り絵に描いたようなそれは美事な美事な大盛りのお茶碗山盛りのほかほか炊き立てのご飯のようにとっても大盛りで盛って偉そうに言っちゃいました!的なその大盛りお茶碗ご飯山盛り山脈に向かってヤッホー!って叫んじゃったと言ったところかしら。
そしてその横の囲炉裏で鍋にかけられている質素な婆さまがこしらえた大根だけの具のお味噌汁みたいなのあれめちゃ美味しそうじゃない?的な!
アルプスの少女ハイジのなんか暖炉でチーズみたいなのを鍋で煮ているシーン級に美味しそうに見えない?的な!くるくる鍋を掻き回しているあの匙も含めての話ね。
でも!でもよ!
全てキャラクターとかマップとかアイテムとかストーリーとか全て網羅した情報を理解していないと、
ふふふ!ふが3つ!
その同人誌を描いてる人、
よくぞ私にそのゲームを題材にした同人誌の翻訳のお手伝い頼んだわね!
超任せてちょうだい!
そのゲームの世界観を完全に全て頭の念頭に置いて網羅している私クラスのレヴェルになると
キャラクターの言葉の台詞の話し方も口調バッチリ任せてよ!って感じだし、
ゲーム作中では出てこない設定の単語とか同人誌の中で出てくると不自然で矛盾があるの。
例えば最初同人誌の中では「コンピューター」って言葉があったんだけど、
ゲームの作中にはそんな言い方を誰もしていなくて、
それに変わる作中の端末の類の言葉は全て「データベース」ってことになってるの。
その世界ではコンピューターイコールデータベースってくくられているので、
その同人誌にコンピューターって言葉があったら世界観がちょっと変くなっておかしくなるの!
そういった言い直しの訂正文言とか、
なのでそれは全部「データベース」って言った方がいいよとか。
この世界ではアンドロイドなどのそういうハイブリッド機械生命体をイコール「人間」と呼んでいるの。
いわゆる私たちと同様の生身の人間のことは区別してその世界では「勇気人間」として
過去に滅びた歴史の中で扱われていて100パーセント「勇気人間」となっているの。
だから作中で「人間」と「勇気人間」が意味混在して間違うと話がおかしくなるのもあるの。
でも、
あんまり突き詰めて私が好きな「重なら」のうな重の如くタニコーの五徳のように重箱の隅をつつくと同人誌のなんか良さもある消しちゃわないようにと
めちゃこだわって翻訳のお手伝いができたのよ!
これは力一杯ちょっと自慢してもいいことだと私は誇れる胸を叩くの!
で!さらに、
さらによ!
皿うどんのお代わりはあとにしてちょうだい!
最初そんなつもり発想3ナノメートルミリセカンドも無かったので
え?私の名前載せてくれるの?って
そんなことになるとはまさか思っていなかったわ。
うー!私このゲーム大好きで良かった!って!
翻訳に関して一応はプレイし直してキャラクターそれぞれの微妙な台詞回しとかも再確認しつつ翻訳にあたったのよ!
つーかさ、
私その人もともと全然知らない人で、
たまたまSNSでその人が作っているそのゲームのキャラクターのグッズを見付けて可愛いので欲しいので売って欲しいです山脈に向かってヤッホー!ってお便りしたのがきっかけだったのよね。
そんでメッセージでやり取りして。
その流れで翻訳のお手伝いお願いしていいですか?って
頼まれた手前中の手前なの。
美味しい手前味噌もいいところ!
今思い逆に言うと、
私みたいな見ず知らずの人に、
あなたこんな大事な自分の大切な作品のコトよく頼むわね?って思ったけど
私はそのゲームのことが大大大大大好きなので
まさに私に任せて!ってうってつけ中のうってつけのお仕事だったの!
なんかどこかの世の中の誰かの役に立ったということが嬉しいわ。
ちょっとしたことだけどちょっとしたぐらいちょっとどころじゃないぐらい嬉しいのよ。
照れ隠しに鼻の下を人差し指でこするジェスチャーをしてエヘン!と言いたいの!
ちなみにゴホン!といえば龍角散よ。
私の書いた増田をまとめて電子書籍にするより前に私の名前がそっちで載っちゃってしまったわ!って具合よ。
そんで、
先日その完成された刊行の本が私の手元にも届いたので、
今日はそんなションテンがあがった話をしちゃったわね。
うふふ。
ゆっくりな朝なので
みかんの花咲く丘公園前駅の駅前商店街の喫茶店でモーニングよ。
ここでいただくモーニングって私朝定食焼き魚定食頼むのそういえば多すぎかしら?って言うぐらいもはやこれしか頼んでいないかも?
パンが嫌いなわけじゃないんだけどね。
そんで
今日の焼き魚の朝定食は鮭か鯖か!どっちか!ってことなんだけど、
久しく鯖ばっかりなシーズンが多くて、
今日は珍しく鮭よ!
それに、
ニケの世話でも忙しいし、
まあそれだけで朝早起きしてるわけじゃないけれどね。
だんだんと寒くなってきたので、
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
https://anond.hatelabo.jp/20241002004712
広田先生が病気だというから、三四郎が見舞いに来た。門をはいると、玄関に靴が一足そろえてある。医者かもしれないと思った。いつものとおり勝手口へ回るとだれもいない。のそのそ上がり込んで茶の間へ来ると、座敷で話し声がする。三四郎はしばらくたたずんでいた。手にかなり大きな風呂敷包みをさげている。中には樽柿がいっぱいはいっている。今度来る時は、何か買ってこいと、与次郎の注意があったから、追分の通りで買って来た。すると座敷のうちで、突然どたりばたりという音がした。だれか組打ちを始めたらしい。三四郎は必定喧嘩と思い込んだ。風呂敷包みをさげたまま、仕切りの唐紙を鋭どく一尺ばかりあけてきっとのぞきこんだ。広田先生が茶の袴をはいた大きな男に組み敷かれている。先生は俯伏しの顔をきわどく畳から上げて、三四郎を見たが、にやりと笑いながら、
「やあ、おいで」と言った。上の男はちょっと振り返ったままである。
「先生、失礼ですが、起きてごらんなさい」と言う。なんでも先生の手を逆に取って、肘の関節を表から、膝頭で押さえているらしい。先生は下から、とうてい起きられないむねを答えた。上の男は、それで、手を離して、膝を立てて、袴の襞を正しく、いずまいを直した。見ればりっぱな男である。先生もすぐ起き直った。
「なるほど」と言っている。
「あの流でいくと、むりに逆らったら、腕を折る恐れがあるから、危険です」
三四郎はこの問答で、はじめて、この両人の今何をしていたかを悟った。
「御病気だそうですが、もうよろしいんですか」
「ええ、もうよろしい」
三四郎は風呂敷包みを解いて、中にあるものを、二人の間に広げた。
「柿を買って来ました」
広田先生は書斎へ行って、ナイフを取って来る。三四郎は台所から包丁を持って来た。三人で柿を食いだした。食いながら、先生と知らぬ男はしきりに地方の中学の話を始めた。生活難の事、紛擾の事、一つ所に長くとまっていられぬ事、学科以外に柔術の教師をした事、ある教師は、下駄の台を買って、鼻緒は古いのを、すげかえて、用いられるだけ用いるぐらいにしている事、今度辞職した以上は、容易に口が見つかりそうもない事、やむをえず、それまで妻を国元へ預けた事――なかなか尽きそうもない。
三四郎は柿の核を吐き出しながら、この男の顔を見ていて、情けなくなった。今の自分と、この男と比較してみると、まるで人種が違うような気がする。この男の言葉のうちには、もう一ぺん学生生活がしてみたい。学生生活ほど気楽なものはないという文句が何度も繰り返された。三四郎はこの文句を聞くたびに、自分の寿命もわずか二、三年のあいだなのかしらんと、ぼんやり考えはじめた。与次郎と蕎麦などを食う時のように、気がさえない。
広田先生はまた立って書斎に入った。帰った時は、手に一巻の書物を持っていた。表紙が赤黒くって、切り口の埃でよごれたものである。
「これがこのあいだ話したハイドリオタフヒア。退屈なら見ていたまえ」
「寂寞の罌粟花を散らすやしきりなり。人の記念に対しては、永劫に価するといなとを問うことなし」という句が目についた。先生は安心して柔術の学士と談話をつづける。――中学教師などの生活状態を聞いてみると、みな気の毒なものばかりのようだが、真に気の毒と思うのは当人だけである。なぜというと、現代人は事実を好むが、事実に伴なう情操は切り捨てる習慣である。切り捨てなければならないほど世間が切迫しているのだからしかたがない。その証拠には新聞を見るとわかる。新聞の社会記事は十の九まで悲劇である。けれども我々はこの悲劇を悲劇として味わう余裕がない。ただ事実の報道として読むだけである。自分の取る新聞などは、死人何十人と題して、一日に変死した人間の年齢、戸籍、死因を六号活字で一行ずつに書くことがある。簡潔明瞭の極である。また泥棒早見という欄があって、どこへどんな泥棒がはいったか、一目にわかるように泥棒がかたまっている。これも至極便利である。すべてが、この調子と思わなくっちゃいけない。辞職もそのとおり。当人には悲劇に近いでき事かもしれないが、他人にはそれほど痛切な感じを与えないと覚悟しなければなるまい。そのつもりで運動したらよかろう。
「だって先生くらい余裕があるなら、少しは痛切に感じてもよさそうなものだが」と柔術の男がまじめな顔をして言った。この時は広田先生も三四郎も、そう言った当人も一度に笑った。この男がなかなか帰りそうもないので三四郎は、書物を借りて、勝手から表へ出た。
「朽ちざる墓に眠り、伝わる事に生き、知らるる名に残り、しからずば滄桑の変に任せて、後の世に存せんと思う事、昔より人の願いなり。この願いのかなえるとき、人は天国にあり。されども真なる信仰の教法よりみれば、この願いもこの満足も無きがごとくにはかなきものなり。生きるとは、再の我に帰るの意にして、再の我に帰るとは、願いにもあらず、望みにもあらず、気高き信者の見たるあからさまなる事実なれば、聖徒イノセントの墓地に横たわるは、なおエジプトの砂中にうずまるがごとし。常住の我身を観じ喜べば、六尺の狭きもアドリエーナスの大廟と異なる所あらず。成るがままに成るとのみ覚悟せよ」
これはハイドリオタフヒアの末節である。三四郎はぶらぶら白山の方へ歩きながら、往来の中で、この一節を読んだ。広田先生から聞くところによると、この著者は有名な名文家で、この一編は名文家の書いたうちの名文であるそうだ。広田先生はその話をした時に、笑いながら、もっともこれは私の説じゃないよと断わられた。なるほど三四郎にもどこが名文だかよくわからない。ただ句切りが悪くって、字づかいが異様で、言葉の運び方が重苦しくって、まるで古いお寺を見るような心持ちがしただけである。この一節だけ読むにも道程にすると、三、四町もかかった。しかもはっきりとはしない。
贏ちえたところは物寂びている。奈良の大仏の鐘をついて、そのなごりの響が、東京にいる自分の耳にかすかに届いたと同じことである。三四郎はこの一節のもたらす意味よりも、その意味の上に這いかかる情緒の影をうれしがった。三四郎は切実に生死の問題を考えたことのない男である。考えるには、青春の血が、あまりに暖かすぎる。目の前には眉を焦がすほどな大きな火が燃えている。その感じが、真の自分である。三四郎はこれから曙町の原口の所へ行く。
子供の葬式が来た。羽織を着た男がたった二人ついている。小さい棺はまっ白な布で巻いてある。そのそばにきれいな風車を結いつけた。車がしきりに回る。車の羽弁が五色に塗ってある。それが一色になって回る。白い棺はきれいな風車を絶え間なく動かして、三四郎の横を通り越した。三四郎は美しい弔いだと思った。
三四郎は人の文章と、人の葬式をよそから見た。もしだれか来て、ついでに美禰子をよそから見ろと注意したら、三四郎は驚いたに違いない。三四郎は美禰子をよそから見ることができないような目になっている。第一よそもよそでないもそんな区別はまるで意識していない。ただ事実として、ひとの死に対しては、美しい穏やかな味わいがあるとともに、生きている美禰子に対しては、美しい享楽の底に、一種の苦悶がある。三四郎はこの苦悶を払おうとして、まっすぐに進んで行く。進んで行けば苦悶がとれるように思う。苦悶をとるために一足わきへのくことは夢にも案じえない。これを案じえない三四郎は、現に遠くから、寂滅の会を文字の上にながめて、夭折の哀れを、三尺の外に感じたのである。しかも、悲しいはずのところを、快くながめて、美しく感じたのである。
曙町へ曲がると大きな松がある。この松を目標に来いと教わった。松の下へ来ると、家が違っている。向こうを見るとまた松がある。その先にも松がある。松がたくさんある。三四郎は好い所だと思った。多くの松を通り越して左へ折れると、生垣にきれいな門がある。はたして原口という標札が出ていた。その標札は木理の込んだ黒っぽい板に、緑の油で名前を派手に書いたものである。字だか模様だかわからないくらい凝っている。門から玄関まではからりとしてなんにもない。左右に芝が植えてある。
玄関には美禰子の下駄がそろえてあった。鼻緒の二本が右左で色が違う。それでよく覚えている。今仕事中だが、よければ上がれと言う小女の取次ぎについて、画室へはいった。広い部屋である。細長く南北にのびた床の上は、画家らしく、取り乱れている。まず一部分には絨毯が敷いてある。それが部屋の大きさに比べると、まるで釣り合いが取れないから、敷物として敷いたというよりは、色のいい、模様の雅な織物としてほうり出したように見える。離れて向こうに置いた大きな虎の皮もそのとおり、すわるための、設けの座とは受け取れない。絨毯とは不調和な位置に筋かいに尾を長くひいている。砂を練り固めたような大きな甕がある。その中から矢が二本出ている。鼠色の羽根と羽根の間が金箔で強く光る。そのそばに鎧もあった。三四郎は卯の花縅しというのだろうと思った。向こう側のすみにぱっと目を射るものがある。紫の裾模様の小袖に金糸の刺繍が見える。袖から袖へ幔幕の綱を通して、虫干の時のように釣るした。袖は丸くて短かい。これが元禄かと三四郎も気がついた。そのほかには絵がたくさんある。壁にかけたのばかりでも大小合わせるとよほどになる。額縁をつけない下絵というようなものは、重ねて巻いた端が、巻きくずれて、小口をしだらなくあらわした。
描かれつつある人の肖像は、この彩色の目を乱す間にある。描かれつつある人は、突き当りの正面に団扇をかざして立った。描く男は丸い背をぐるりと返して、パレットを持ったまま、三四郎に向かった。口に太いパイプをくわえている。
「やって来たね」と言ってパイプを口から取って、小さい丸テーブルの上に置いた。マッチと灰皿がのっている。椅子もある。
「かけたまえ。――あれだ」と言って、かきかけた画布の方を見た。長さは六尺もある。三四郎はただ、
「なるほど大きなものですな」と言った。原口さんは、耳にも留めないふうで、
「うん、なかなか」とひとりごとのように、髪の毛と、背景の境の所を塗りはじめた。三四郎はこの時ようやく美禰子の方を見た。すると女のかざした団扇の陰で、白い歯がかすかに光った。
それから二、三分はまったく静かになった。部屋は暖炉で暖めてある。きょうは外面でも、そう寒くはない。風は死に尽した。枯れた木が音なく冬の日に包まれて立っている。三四郎は画室へ導かれた時、霞の中へはいったような気がした。丸テーブルに肱を持たして、この静かさの夜にまさる境に、はばかりなき精神をおぼれしめた。この静かさのうちに、美禰子がいる。美禰子の影が次第にでき上がりつつある。肥った画工の画筆だけが動く。それも目に動くだけで、耳には静かである。肥った画工も動くことがある。しかし足音はしない。
静かなものに封じ込められた美禰子はまったく動かない。団扇をかざして立った姿そのままがすでに絵である。三四郎から見ると、原口さんは、美禰子を写しているのではない。不可思議に奥行きのある絵から、精出して、その奥行きだけを落として、普通の絵に美禰子を描き直しているのである。にもかかわらず第二の美禰子は、この静かさのうちに、次第と第一に近づいてくる。三四郎には、この二人の美禰子の間に、時計の音に触れない、静かな長い時間が含まれているように思われた。その時間が画家の意識にさえ上らないほどおとなしくたつにしたがって、第二の美禰子がようやく追いついてくる。もう少しで双方がぴたりと出合って一つに収まるというところで、時の流れが急に向きを換えて永久の中に注いでしまう。原口さんの画筆はそれより先には進めない。三四郎はそこまでついて行って、気がついて、ふと美禰子を見た。美禰子は依然として動かずにいる。三四郎の頭はこの静かな空気のうちで覚えず動いていた。酔った心持ちである。すると突然原口さんが笑いだした。
「また苦しくなったようですね」
女はなんにも言わずに、すぐ姿勢をくずして、そばに置いた安楽椅子へ落ちるようにとんと腰をおろした。その時白い歯がまた光った。そうして動く時の袖とともに三四郎を見た。その目は流星のように三四郎の眉間を通り越していった。
「どうです」と言いながら、マッチをすってさっきのパイプに火をつけて、再び口にくわえた。大きな木の雁首を指でおさえて、二吹きばかり濃い煙を髭の中から出したが、やがてまた丸い背中を向けて絵に近づいた。かってなところを自由に塗っている。
絵はむろん仕上がっていないものだろう。けれどもどこもかしこもまんべんなく絵の具が塗ってあるから、素人の三四郎が見ると、なかなかりっぱである。うまいかまずいかむろんわからない。技巧の批評のできない三四郎には、ただ技巧のもたらす感じだけがある。それすら、経験がないから、すこぶる正鵠を失しているらしい。芸術の影響に全然無頓着な人間でないとみずからを証拠立てるだけでも三四郎は風流人である。
三四郎が見ると、この絵はいったいにぱっとしている。なんだかいちめんに粉が吹いて、光沢のない日光にあたったように思われる。影の所でも黒くはない。むしろ薄い紫が射している。三四郎はこの絵を見て、なんとなく軽快な感じがした。浮いた調子は猪牙船に乗った心持ちがある。それでもどこかおちついている。けんのんでない。苦ったところ、渋ったところ、毒々しいところはむろんない。三四郎は原口さんらしい絵だと思った。すると原口さんは無造作に画筆を使いながら、こんなことを言う。
「小川さんおもしろい話がある。ぼくの知った男にね、細君がいやになって離縁を請求した者がある。ところが細君が承知をしないで、私は縁あって、この家へかたづいたものですから、たといあなたがおいやでも私はけっして出てまいりません」
「ベニスでしょう」
これは三四郎にもわかった。なんだかベニスらしい。ゴンドラにでも乗ってみたい心持ちがする。三四郎は高等学校にいる時分ゴンドラという字を覚えた。それからこの字が好きになった。ゴンドラというと、女といっしょに乗らなければすまないような気がする。黙って青い水と、水と左右の高い家と、さかさに映る家の影と、影の中にちらちらする赤い片とをながめていた。すると、
「兄さんのほうがよほどうまいようですね」と美禰子が言った。三四郎にはこの意味が通じなかった。
「兄さんとは……」
「この絵は兄さんのほうでしょう」
「だれの?」
「だって、あっちのほうが妹さんので、こっちのほうが兄さんのじゃありませんか」
三四郎は一歩退いて、今通って来た道の片側を振り返って見た。同じように外国の景色をかいたものが幾点となくかかっている。
「違うんですか」
「一人と思っていらしったの」
「ええ」と言って、ぼんやりしている。やがて二人が顔を見合わした。そうして一度に笑いだした。美禰子は、驚いたように、わざと大きな目をして、しかもいちだんと調子を落とした小声になって、
「ずいぶんね」と言いながら、一間ばかり、ずんずん先へ行ってしまった。三四郎は立ちどまったまま、もう一ぺんベニスの掘割りをながめだした。先へ抜けた女は、この時振り返った。三四郎は自分の方を見ていない。女は先へ行く足をぴたりと留めた。向こうから三四郎の横顔を熟視していた。
「里見さん」
だしぬけにだれか大きな声で呼んだ者がある。
美禰子も三四郎も等しく顔を向け直した。事務室と書いた入口を一間ばかり離れて、原口さんが立っている。原口さんのうしろに、少し重なり合って、野々宮さんが立っている。美禰子は呼ばれた原口よりは、原口より遠くの野々宮を見た。見るやいなや、二、三歩あともどりをして三四郎のそばへ来た。人に目立たぬくらいに、自分の口を三四郎の耳へ近寄せた。そうして何かささやいた。三四郎には何を言ったのか、少しもわからない。聞き直そうとするうちに、美禰子は二人の方へ引き返していった。もう挨拶をしている。野々宮は三四郎に向かって、
「妙な連と来ましたね」と言った。三四郎が何か答えようとするうちに、美禰子が、
「似合うでしょう」と言った。野々宮さんはなんとも言わなかった。くるりとうしろを向いた。うしろには畳一枚ほどの大きな絵がある。その絵は肖像画である。そうしていちめんに黒い。着物も帽子も背景から区別のできないほど光線を受けていないなかに、顔ばかり白い。顔はやせて、頬の肉が落ちている。
「模写ですね」と野々宮さんが原口さんに言った。原口は今しきりに美禰子に何か話している。――もう閉会である。来観者もだいぶ減った。開会の初めには毎日事務所へ来ていたが、このごろはめったに顔を出さない。きょうはひさしぶりに、こっちへ用があって、野々宮さんを引っ張って来たところだ。うまく出っくわしたものだ。この会をしまうと、すぐ来年の準備にかからなければならないから、非常に忙しい。いつもは花の時分に開くのだが、来年は少し会員のつごうで早くするつもりだから、ちょうど会を二つ続けて開くと同じことになる。必死の勉強をやらなければならない。それまでにぜひ美禰子の肖像をかきあげてしまうつもりである。迷惑だろうが大晦日でもかかしてくれ。
「その代りここん所へかけるつもりです」
原口さんはこの時はじめて、黒い絵の方を向いた。野々宮さんはそのあいだぽかんとして同じ絵をながめていた。
「どうです。ベラスケスは。もっとも模写ですがね。しかもあまり上できではない」と原口がはじめて説明する。野々宮さんはなんにも言う必要がなくなった。
「どなたがお写しになったの」と女が聞いた。
「三井です。三井はもっとうまいんですがね。この絵はあまり感服できない」と一、二歩さがって見た。「どうも、原画が技巧の極点に達した人のものだから、うまくいかないね」
原口は首を曲げた。三四郎は原口の首を曲げたところを見ていた。
「もう、みんな見たんですか」と画工が美禰子に聞いた。原口は美禰子にばかり話しかける。
「まだ」
「どうです。もうよして、いっしょに出ちゃ。精養軒でお茶でもあげます。なにわたしは用があるから、どうせちょっと行かなければならない。――会の事でね、マネジャーに相談しておきたい事がある。懇意の男だから。――今ちょうどお茶にいい時分です。もう少しするとね、お茶にはおそし晩餐には早し、中途はんぱになる。どうです。いっしょにいらっしゃいな」
美禰子は三四郎を見た。三四郎はどうでもいい顔をしている。野々宮は立ったまま関係しない。
「せっかく来たものだから、みんな見てゆきましょう。ねえ、小川さん」
「じゃ、こうなさい。この奥の別室にね。深見さんの遺画があるから、それだけ見て、帰りに精養軒へいらっしゃい。先へ行って待っていますから」
「深見さんの水彩は普通の水彩のつもりで見ちゃいけませんよ。どこまでも深見さんの水彩なんだから。実物を見る気にならないで、深見さんの気韻を見る気になっていると、なかなかおもしろいところが出てきます」と注意して、原口は野々宮と出て行った。美禰子は礼を言ってその後影を見送った。二人は振り返らなかった。
女は歩をめぐらして、別室へはいった。男は一足あとから続いた。光線の乏しい暗い部屋である。細長い壁に一列にかかっている深見先生の遺画を見ると、なるほど原口さんの注意したごとくほとんど水彩ばかりである。三四郎が著しく感じたのは、その水彩の色が、どれもこれも薄くて、数が少なくって、対照に乏しくって、日向へでも出さないと引き立たないと思うほど地味にかいてあるという事である。その代り筆がちっとも滞っていない。ほとんど一気呵成に仕上げた趣がある。絵の具の下に鉛筆の輪郭が明らかに透いて見えるのでも、洒落な画風がわかる。人間などになると、細くて長くて、まるで殻竿のようである。ここにもベニスが一枚ある。
「これもベニスですね」と女が寄って来た。
「ええ」と言ったが、ベニスで急に思い出した。
「さっき何を言ったんですか」
女は「さっき?」と聞き返した。
「さっき、ぼくが立って、あっちのベニスを見ている時です」
女はまたまっ白な歯をあらわした。けれどもなんとも言わない。
「用でなければ聞かなくってもいいです」
「用じゃないのよ」
三四郎はまだ変な顔をしている。曇った秋の日はもう四時を越した。部屋は薄暗くなってくる。観覧人はきわめて少ない。別室のうちには、ただ男女二人の影があるのみである。女は絵を離れて、三四郎の真正面に立った。
「野々宮さん。ね、ね」
「野々宮さん……」
「わかったでしょう」
美禰子の意味は、大波のくずれるごとく一度に三四郎の胸を浸した。
「野々宮さんを愚弄したのですか」
「なんで?」
女の語気はまったく無邪気である。三四郎は忽然として、あとを言う勇気がなくなった。無言のまま二、三歩動きだした。女はすがるようについて来た。
「あなたを愚弄したんじゃないのよ」
三四郎はまた立ちどまった。三四郎は背の高い男である。上から美禰子を見おろした。
「それでいいです」
「なぜ悪いの?」
「だからいいです」
女は顔をそむけた。二人とも戸口の方へ歩いて来た。戸口を出る拍子に互いの肩が触れた。男は急に汽車で乗り合わした女を思い出した。美禰子の肉に触れたところが、夢にうずくような心持ちがした。
「ほんとうにいいの?」と美禰子が小さい声で聞いた。向こうから二、三人連の観覧者が来る。
「ともかく出ましょう」と三四郎が言った。下足を受け取って、出ると戸外は雨だ。
「精養軒へ行きますか」
美禰子は答えなかった。雨のなかをぬれながら、博物館前の広い原のなかに立った。さいわい雨は今降りだしたばかりである。そのうえ激しくはない。女は雨のなかに立って、見回しながら、向こうの森をさした。
「あの木の陰へはいりましょう」
少し待てばやみそうである。二人は大きな杉の下にはいった。雨を防ぐにはつごうのよくない木である。けれども二人とも動かない。ぬれても立っている。二人とも寒くなった。女が「小川さん」と言う。男は八の字を寄せて、空を見ていた顔を女の方へ向けた。
「悪くって? さっきのこと」
「いいです」
「だって」と言いながら、寄って来た。「私、なぜだか、ああしたかったんですもの。野々宮さんに失礼するつもりじゃないんですけれども」
女は瞳を定めて、三四郎を見た。三四郎はその瞳のなかに言葉よりも深き訴えを認めた。――必竟あなたのためにした事じゃありませんかと、二重瞼の奥で訴えている。三四郎は、もう一ぺん、
「だから、いいです」と答えた。
雨はだんだん濃くなった。雫の落ちない場所はわずかしかない。二人はだんだん一つ所へかたまってきた。肩と肩とすれ合うくらいにして立ちすくんでいた。雨の音のなかで、美禰子が、
「さっきのお金をお使いなさい」と言った。
「借りましょう。要るだけ」と答えた。
「みんな、お使いなさい」と言った。
大先輩の建築家から久しぶりに会わないかと誘われ、汐留で待ち合わせフランク・ロイド・ライト展を観ることになった。内容に新鮮さはなかった。起承は不十分だった。ライトのモチーフは日本建築だけではない。従来の様式が限界を迎え世界中の都市設計者と建築家は世界中の異界、僻地、あるいは植民地の様式を漁り模倣と剽窃を繰り返していた。どう考えてもライトの代表作である落水荘の説明がほとんどなかったところにキュレーションの意図をすこし感じた。今回の展示はライトが最終的に、もしくは究極的に目指したものを探索するような文脈が感じられたので、その文脈の中では落水荘はライトの果てない探求の過程のひとつという解釈もあるのかもしれない。ただはじめてライトの建築に触れる者にとって不親切ではあるだろう。この手の展覧会はみんな似たようなペースで観覧するため自分の周辺はいつのまにか顔見知りが多くなる。そのなかにひときわ目立つふたりのわかい女性がいた。服も化粧も髪もすべて完璧に着飾って花の香りがした。まるで何かの披露宴かファッションコーディネーターの発表会のような姿だった。ライト展を観にきたのか自分たちを観せにきたのかわからななかった。
展示を観終えショップで帝国ホテル謹製のお菓子と集文社フランク・ロイド・ライト・シリーズのユーソニアンハウスを買った。大先輩は同じシリーズの暖炉を買った。いま設計中の住宅用に取り付ける暖炉の参考にするという。その住宅のキッチンを、もしかしたら私が担当するかもしれない。そのときはユーソニアンハウスを参考にするかもしれない。
宇津野宮への到着は夜になった。大先輩の工芸家とかんたんな夕餉をとった。
「悪戯が好きな醜い妖精」の総称としてゴブリンとか、その中でも家事をしてくれたりするものをブラウニーとか呼んだりするが、ブラウニーのバリエーションとして「ホブ」という連中がいて、それがのちのち「ホブと呼ばれるゴブリン」ということで「ホブゴブリン」と表記されたのだろうと思われる。
ゴブリンは、ヨーロッパ各地の民間伝承に登場する、小柄で醜い、恐ろしい生き物です。中世の物語で初めて言及され、起源となる物語や国によって、いたずら好きな家事妖精から、悪辣で残忍な泥棒まで、矛盾するような能力・気性・外見が与えられています。彼らはしばしば、妖精や悪魔のように、変身などの魔法的な能力を持っています。類似する存在には、ブラウニーやドワーフ、デュエンデ、ノーム、インプ、レプラコーン、コボルドなどがいますが、より一般的に小さな妖精の総称としても使われます。
ブラウニーは、スコットランドの伝承に登場する家事妖精またはホブゴブリンで、夜になると家の所有者が眠っている間に出現し、さまざまな家事や農作業を行うとされています。家の人々は、ブラウニーに対して通常、炉辺にミルクやクリーム、または他のいくつかの供物を置いておかなければなりません。ブラウニーは怒りっぽく、侮辱されたり、何らかの形で利用されたと感じると、永遠に家を去ると言われています。ブラウニーはいたずら好きで、怠け者の使用人に罰を与えたりいたずらを仕掛けたりすると言われています。怒らせるとボガートのような悪意のある存在に変わるとも言われています。
ホブ(hob)は、イギリスのミッドランズ地方、北イングランド、およびアングロ・スコティッシュ国境地帯の伝統的な民間信仰における、小さな神話上の家事妖精です。彼らは家の内外に住むことができました。彼らは農場で働き、したがって役立つこともありましたが、怒らせると厄介な存在にもなりえたと言われます。
この「ホブ」の由来には二つの説がある。
まずは、英語の「ホブ」は「暖炉で食べ物を温めるための棚」を指しているので「暖炉のそばにいるもの」「家に棲み着くもの」といったような意味だという説。実際にホブ(あるいはブラウニー全般に言えることだが)の伝承は暖炉との結びつきが強く、たとえば仕事の対価として暖炉のそばにクリームを置かねばならないだとか、普段は暖炉の上の梁に座っているだとか、そういった逸話が残っている。
もう一つは、「ロバート」「ロビン」の愛称だというもので、日本でいうと河童に「太郎」という名前をつけるみたいなノリかはわからんが、神秘的なものにありふれた名前をつけることで恐ろしさを薄めている、あるいは親しみやすい名前を与えてご機嫌を取っている、という説。
たとえばイングランドの有名な妖精として「ロビン・グッドフェロー」がおり、これはシェイクスピアの『夏の夜の夢』では「パック」という妖精の異名の一つとされ、同時に「ホブゴブリン」であるとも書かれているが、その名前を直訳すると「いい奴のロビン」といった意味になる。しかしロビン・グッドフェローは陽気でおしゃべりだが、悪戯好きでよく人を困らせるので、単純な「いい奴」ではない。「ホブ」の由来である「ロビン」とはロビン・グッドフェローのことではないか、という説もあるが確証はないようだ。
「パック」はまた「グッドフェローズ」または「ホブゴブリン」と呼ばれることがあり、そして「ホブ」は「ロブ」または「ロビン」と呼ばれることがあります。これは「ロビン・グッドフェロー」というキャラクターの名前にまでさかのぼります。名前の「ロビン」は中英語に起源を持ち、古フランス語の「Robin」から派生しており、「Robert」という名前の愛称です。それは妖精を表現する際の「グッドフォーク」と同様に、妖精たちが悪戯好きでありながらおだてられやすい性格であることを利用しようとする、ある種の願望的思考と懐柔の試みを反映していました。
ともあれ、「ホブ」「ゴブリン」「ブラウニー」「パック」「ロビン・グッドフェロー」などは、もとは別々の存在だったのかもしれないが、それぞれ共通する性質を持っていて、次第に同一視されるようになっていった、ということではあるらしい。
日本のインターネットでは、しばしば「ホブとは善良という意味である」あるいは「ホブとは田舎という意味である」といった言説が見られるが、せいぜい「ホブというありふれた名前は田舎っぽい感じ・朴訥として善良なイメージを想起させる」というくらいのことであろう。「神秘的なものにありふれた名前をつけることで〜〜」というあたりの話を拡大解釈したものと思われる。まあ、指輪物語以降の現代的な「ゴブリン」のイメージからすれば、悪戯で済ませてくれる妖精は確かに「善良」と言えるかもしれないが。
ついでに、「ホブは古英語で大きいという意味」とか逆に「小さいという意味」といった言説もあるが、「Hob」の語源を確かめてみてもそのような事実はなさそうだ。
・小森家
恐らく作中最貧家庭
扉の上部に外を見られるようにガラスがはめられていて、普段はカーテンで仕切っている。
これは古い住宅に見られるつくりで、発表時期を考えても築年数がだいぶたっていそう。
父親は不明だが養育費の支払いなどしていないだろう、生活保護世帯か。
寝たきりなら行政の世話がありそうなものだが、行き届かず介護の重い負担が中学生の小森くんにかけられていた。
独居老人が暮らしそうな規模の家に見え、小森くんには個室もなかったのではないか。
これでもかと貧しそうに描いているのに小森くんがファッショナブルなのはなんでだろう。
どこに売ってんだよという服なので、市販品ではなく竜の子に生成させたものなのか。
・小沢家
社宅団地住まい。4階建てで南棟かに分かれた団地という趣だが、小森家ほどの最貧っぽさはなく、それでも平均より貧しそう。
エレベーターがないようだ。
和室として作られたのを洋風にリノベーションしたのかな、仕切りが襖。
台所にガス湯沸器がついているのも古い家だ。
娘に4畳くらいの個室を与えるゆとりはあるが、収納が少ないのか壁に服がずらっとかけられている。
父親は仕事で朝帰りが多いとのことで、夜勤なのか、長時間ブラック労働の残業代でなんとか家族を食わせているのか。
大した仕事ではないように語られており、ブルーワーカーだろうか。
一人娘を私立中に通わせようとしていた程度の余裕はある。
ただこれは最寄りの公立中が非常に荒れているという事情のもと。
それでも、幼稚園ではなく保育園に入れていたし、「娘の手が離れたら私も大学でも行こうかしらね」などと母親が言っているので、カツカツな暮らしではないようだ。
・玉依家
風呂場はバランス釜でテレビはダイヤル式、だいぶ古いアパート。1DK。
父子二人で暮らし、父は民間航空機パイロットで母は大学教授なので、経済的には恵まれている方のはず。
父の実家が離島の古き良き大きな家であるため、レトロ趣味による物件チョイスであり、貧しくて古い家しか選べないというわけではないだろう。
自転車は金がかかっていそうな趣味性の高いものなので、貧乏だからリユース扇風機しか選べなかったわけではない。
畳部屋を寝室にして父娘で一緒に寝ているようだが、これ思春期になったらキツイだろうな。
畳部屋は娘に個室として与えて父はリビングで寝るようにするとか、もっと広いところに引っ越すとか、そういう想定があったのだろうか。
・佐倉家
一人娘に四畳程度の個室を与える余裕はある。和室。
出入り口が一つしかなく、定食屋の中にある階段を通って自室に入るというのは、内気な娘にはけっこう辛い環境。
付近にあまり食事処のない住宅街の中で売れている店であるらしい。
娘の部屋の畳の敷き方が1巻と5巻で変わっている。これはただのミスかな。
・貝塚家
戸建て。二階建て。庭には樹木。主要キャラの中で最も裕福な家庭。
大豪邸というほどではないが、年収1400万円以上ぐらいの世帯じゃないだろうか。
小沢さんの娘さんは成績優秀だが家柄審査(親の職業・学歴)に引っかかりお嬢様中学の受験失敗したが、貝塚さんの娘さんは進学できる予定だった
そのことから、いかにもお金持ちそうな父親だけでなく、母親も一定の学歴を持っていそうだ
娘の個室のクローゼットの大きなことよ。
リビングのソファは、父母と娘の三人家族では持て余しそうな数と大きさ。
無意味にインテリアとして皿を飾り、実用ではなく趣味性の高いものとして暖炉がある。
観葉植物の横にあるジョウロですらなんだかお高そうだ。
小学校は公立でもおかしくはないけど中受は絶対にするぐらいのお金持ちという現実的なスケール。
・須藤家
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/gigazine.net/news/20231209-auroratone/
ゆっくり動く、穏やかな動画を見たいけれど検索してもピンと来ないからおすすめのヤツを紹介して欲しい。
好きな動画としては
・街の風景だったり、掃除動画(部屋掃除や耳掃除なども)や動物のトリミングが多いが、日本でそういうのがあまりない
以下の要素を満たしてるのが見たい。
・緊張感を煽るような音楽が流れない。ダンスミュージックとかアニメ、ゲーム音楽とか聞きたくない。
・投稿者は顔出ししてもしなくても良いが、自分語りとか解説とか見たくない(スキルを得るつもりなど無い)
お気持ち表明なので、内容がかなりドライブするので注意。かつ長い。結論は3行目にある
わからない単語は各自ググれ。天下のディズニー作品だ。ネット上に説明がないモノなんてない。
マジいらねぇ!
てかなんで「ノートルダムの鐘(The Hunchback of Notre Dame)」をプッシュすんの?
あれ興行成績的に大ゴケだったよね?
ディズニールネサンスをリアルタイムで追いかけてきたDヲタです。当時のことは良く覚えてますともさ!
あれはTDLに次ぐ海外ディズニーランドということでいろいろ気合いが入っていたディズニーランド・パリのテコ入れもあり
アダルティな要素を入れたということが、公開時点でプレスに告知されてた作品でしたね。
そのアダルト部分を担当していたのは、すべてフロロー判事でした。
つまり自分の子供を妊娠したカシモド母を口封じに殺したという裏設定がある。
「罪の炎(Hellfire)]では自慰を象徴した映像が出てくる』と
日本での公開前に、製作陣のインタビュー記事に載ってました。ぴあだったかな?
それを読んだ自分は「へー、思い切ったもんだなぁ」程度にしか思っていなかった記憶があります。
この頃のディズニーアニメ作品は、本国公開からタイムラグがあるのは当たり前で
自分はまず本国で発売された輸入盤のサントラをタワレコで手に入れて、公開を待つのが常でした。
カシモドの「天使が僕に(Heaven'sLights)」とまとめて同じトラックになってるから
「ああ、カシモドの純粋な愛に対しての不純な愛憎系なんだな」程度で。
ヴィラン(悪役)のヒロインへの横恋慕も別に奇異とも思わなかった。
アラジンのジェファーはジャスミンにちょっかい出してる(出されてる?)し、
ライオン・キングでも
「成長したナラがシンバの元に現れたのはスカーに迫られて逃げ出したからという裏設定がある」というのも
日本で大ヒットした時点で、ライオン・キングこぼれ話として伝わってたと思う。
そもそも「ライオン・キング」がハムレット=お母さん寝取られ物語だしね。
’(ものすごーく余談ですが、アラジンで、ジニーの魔法で操られてジェファーに惚れてしまった(振りをする)ジャスミンが
「あなたのヒゲはとっても……ねじれてる(Twisted)」と言うセリフがあって
当時の自分は「「twisted」ってセクシーとかそういう意味があるの?褒め言葉なの?」と首をひねりまくった記憶がある。
あのセリフの意味はいまだにわからないというか、ツイステのおかげでさらに混乱が加速してる感があるなぁ)
で、日本でも公開されたわけですよ。
賛美歌を思わせる荘厳なコーラスに載せて、あんなにヌルヌル動き回るとは思わなかった。
そもそもなんでこんな、社会ヒエラルキー下位の女性が一方的に暴力振るわれてるシーンをこんなに執拗に事細かに描くこの?
それに一体なんの意味が?
大人の鑑賞に耐える作品って、弱い者への一方的な暴力描写がある作品のことですか?
大人の鑑賞に耐えるディズニーの割には、いつものディズニーみたいにしゃべる動物(ガーゴイル)出てくるし
エスメラルダのハンカチ使った目くらまし魔法は微妙だし、そもそも魔法かコレ?
(なお、「ノートルダム」世界に魔法があるかどうかは、公開時には明らかにされなかった。
本当にガーゴイルはしゃべっているのかあるいはカシモドの幻影なのか、どちらとも取れる描写だったし、
これもツイステのおかげで十数年越しに壮大なネタバレ(ハンカチは手品:今では土産物として売られている)くらいました。
ありがたいことだよホント!)
イライラが募る間にもストーリーは展開してゆき、「Heaven'sLight]が始まった。
浮かれてるのはわかるけど歌ってるだけじゃイケメン隊長に負けるぞカシモドわかってるか?
てかもしかしてフラれる流れだったりせんかコレ?
いやいや人魚姫をハッピーエンドにしたディズニーだぞ主人公がフラれるワケがない信じるんだ。
体の前で両腕を上下にストロークする様子がなーんとなくアレだなぁと思った瞬間にフロローが画面に出てきた。
暖炉だけ点った誰もいない暗い部屋でブチブツ言ってるシーンから始まったと思う。
あの女が私を誘惑したんだ私は悪くない的なことをぐだぐた並べる内容なわけだが
映像がキモい。女のスカーフにほおずりすんな!てか後生大事に持ってたんかソレ!
あの歌詞にこの映像が付いたら完全に変質者の言い訳ソングじゃんか!
もうこのあたりでうんざりし始めたわけだが、曲は始まったばかりだ。
賛美歌っぽい壮大なコーラスをバックに自分勝手なことを延々歌うフロロー。いい加減にしろ。
そもそもなんで聖歌隊背負ってんだよてめぇ(答え:ユゴー原作ではフロローは聖職者だから)
コーラスも盛り上がりフロローの言い訳のキモっぷりも盛り上がりでこっちはいい加減にしやがれ感。
ようやく外部からのノックで曲は中断されるありがとう見知らぬ人。
それにしてもこのノックで我に返る感いかにも自慰を邪魔された雰囲気だなぁキモい!
てかそのどろどろ溶ける赤い人たちは何の暗喩なんすかね?
蝋燭ーが次々屹立して白い蝋を流してドロドロ溶けてゆく映像があったような気がするのだが
フロローはパリの検事のくせにロマという身分の低い女性フェチで
「あの女が俺を誘惑したんだ俺は悪くない」を繰り返すキモキャラだった。
さらに、エスメラルダを犯罪者として捕縛させておきながら「自分の恋人になれば見逃してやる」という
歴代のディズニーがそれなりに壮大な野望を抱いた巨悪であったのに対して
無礼講のお祭りでショーの一環としてスカーフもらっただけでのぼせ上がって
上映時間の行動中、エスメラルダを追いかけ回す以外ほとんど何もしない。
ガーゴイルたち(の幻影)に発破かけられまくって,最後にはそのガーゴイルが動かなくなって
ようやく行動を起こす始末。そらエスメラルダも隊長さんに走るだろ。
サントラが素晴らしい出来だけに、内容が実にグダグダな作品だった。
(なおユゴーの原作では、エスメラルダは火あぶりになり隊長さんは同じ白人の恋人がちゃんといるので
そういう意味では、ある意味ディズニーらしいハッピーエンドにはなっている)
――ともかく、21世紀の感覚でフロローの存在自体が許されざるというか
「南部の唄」をなかったことにする前にこっちをなんとかしやがれ感にあふれまくり。
あの「アトランティス」と並んで、見なかったことにしたいディズニー作品の極北、それが「ノートルダムの鐘(The Hunchback of Notre Dame)
なのにディズニーさんは何を思ったか突然この作品を掘り起こして、しかもフロロをイケメンに仕立て直しちまった。
プレイヤーはほぼ女性のアプリゲー「ツイステッド・ワンダーランド」の攻略キャラ『ロロ・フランム』として!
フロローデザインをきっちりと踏襲し、口元にハンカチを当てるという仕草まで入れるそのご様子は
どんだけ本家に忠実なんだよ!
そんなにフロローが大事か!興行収入大ゴケ作品のセクハラ&パワハラ野郎が!
ディズニー作品は数多とあるだろうに、なんでよりによってコレをプッシュすんの?
てか日本発ディズニーコンテンツとしてプッシュすんのがコレなの?
yellowcabは枢やなイラストと神谷浩史ボイスさえあれば
元がセクハラ&パワハラキャラだろうがご褒美ですって受け入れてキャーキャー言うだろうってことにしたいの?
残念ながらその通りになったけどね!
――本当にさぁ、なんで今、日本からセクハラ野郎フロローを再評価する流れを作ろうとしてるのマジで。
何がしたいのディズニーさん。
米国の基準で受け入れられないものを、なんで日本なら許されるとか思っちゃうの。
確かに我が国は人権後進国です。そいつをどうにかするのは我々の責任です。thatIS our business。
日本女は頭空っぽだから尊厳を気遣う必要はない、米国女性と同じ扱いしなくてもいいとか考えないでよ……
ああ書いてて何が言いたいのかだんだんわからなくなってきたなぁ。
あ、あと「ズートピア2」も要らない。
ライオンハートがメリーウェザーに行ったパワハラの数々は許されるものではないのに、なんで最後に「俺は無実」みたいに返り咲いてんのアレ。
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