Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


はてラボはてな匿名ダイアリー
ようこそ ゲスト さんログインユーザー登録

「早川」を含む日記RSS

はてなキーワード:早川とは

次の25件>

2025-12-31

今年面白かった10冊の本+α(2025年版)②

承前

https://anond.hatelabo.jp/20251231152723

 他の人がつくったまとめを読むのが好きなので、俺もならって書く。

2025年に読んだ上位10冊だと、必ずしも2025年(もしくは前年末)に出版されたものに限らない。極端な例として、英文学の傑作とされる『闇の奥』とか出てくる。1902年版。

 そこで、1年以内に刊行されたものだけでも10冊以上になるようにした。+αはその意。

9. まじめに動物言語を考えてみた(生物学

 様々な動物コミュニケーションサンプルに、「動物言葉をしゃべっているのか?」を考察するノンフィクション最後は、「そもそも言葉とは何か?」というところまでテーマは広がっていく。

 まず、動物とその言葉関係評価するスタンスは、大きく分けて二つあると思う。一つは、動物人間と同じような言語概念を持ち、それを各自の鳴き声で表現している、という立場。もう一つは、動物における言語概念人間とはまったく異なる、という立場だ。

 前者の場合、人と動物言葉の違いは、極端に言えば日本語英語の違いと同じものしかない。つまり翻訳可能ということになる。

 例えば、『クジラと話す方法』という本はこの立場に立って、クジラの歌声を大量に収集し、どういう状況で発された音であるかを分析すれば、統計的クジラ語の辞書をつくれる…だけではなく、これをモデルとして逆にこちから音波を発信することで、人間からクジラに語りかけることもできるようになる、という発想を語っている。

 これと比べた場合、『まじめに〜』は後者の側に入っていて、人間動物の間には言語同士以上の開きが存在する(=翻訳不可)、という立場に立っている。ロマンチックとは言えないが、これはこれで、動物の知性を人の方に寄せることな理解しようとする敬意の表れがあっていい。

 この本の作者が信頼できるのは、動物言葉があるとして、それは絶対字面以上の意味を含みうること、それゆえに特定単語文章に落とし込むのは困難だと強調するところだ。

 例えば、群れを支配するリーダーが異性に対し、あるメッセージを発する。状況から推測して、それは人間の「あなたが好きだ。一緒にいたい」に該当する可能性が高い、とする。

 しかし、それが人間とは別種の生態系を持つ動物が発するものと考えると、そこには親愛だけでなく、支配目的とする攻撃性や、ライバルの同性への誇示を含みうる(極論、人間でもそうなんだけど。)。

 そう考えたとき、それを人間辞書で何かの言葉に頑張って置き換えることに、どれほどの意味があるのか? 我々にできるのは、鳴き声に込められたニュアンスをどうにか類推することであり、人間語に表すことはできないのではないか? というのが『まじめに~』のスタンス。こうした疑問が、生物ノンフィクションであると同時に、言語哲学のようで面白かった。『クジラと〜』とあわせて読むと、ロマンリアリズムを一緒に摂取できる。

10. 異形のヒグマノンフィクション

 国内話題になった「忍者グマ」、OSO18を追ったドキュメンタリー

 OSO18をめぐる作品は他にも読んだけど、俺はこの本が面白かった。それは、俺がOSO18の報道というのはクマ自体の話だけでなく、世間がそれを都市伝説的に楽しみ、駆除に反対する「動物愛護」を冷笑し、なんとOSO18は最後ジビエ肉になって卸されてしまいました、というブラックオチまでエンジョイするという、「良質なコンテンツ」は骨までしゃぶろうとする人たちの現象でもあると思っていて、この本にも同じような批評的な視点があると感じたから。

 もちろん追跡の記録もしっかりしているし、動物研究プロフェッショナルへの取材もすごくいい。恐ろしいという印象がどうしても勝るけど、あるインタビューに出てきた「OSO18は賢くて、(あくま野生動物としての基準で)とてもいいクマだと思う」という意見には、なるほど~、と思った。

 ちなみに、二人体制で書かれており、OSO18に対する両者のスタンスは必ずしも同じではない。そのズレが、最後はいいかたちで表れていて、まず一人目の見解に考えさせられたあとに、次の筆者のパートでかなりひやっとくることが書いてあり、これも面白かった。

11. 堕ちた儀式の記録(文芸

 生物学フィールド調査民間信仰の採話という形式によるモキュメンタリーホラー

 2025年は、少しきつい言い方をすると、似たようなベクトルホラーが「量産」された印象がある。ありていに言えば、大ヒットした『近畿地方の〜』ライクな作品世間から期待されていたんだと思う。

 俺も『近畿地方の~』がすごく面白かったので、他の作品も何冊か手にとってみたのだが、アイデア一発勝負をどうにか膨らませた感が強かったり、たくさんの情報をつなぐことに終始してストーリーとしては全然興奮できなかったりして、やっぱり『近畿地方〜』すげえな、という結論になった。

 その中で、『堕ちた儀式の記録』はとてもよくできていたと思う。フィールドノートの章と散文調の章の使い分けがギミックとして巧みに機能していて、物語としてシンプルに先を読みたいと感じさせてくれたし、「考察」を楽しむことができた。

 余談だけど、マジで2024~2025は同じタイプホラー本屋でひしめくことになっていて、選ぶのに苦労した。たくさん読んだ人の忖度抜きのランキングかめっちゃ需要あると思う。

12.アルツハイマー病の一族ノンフィクション

 コロンビアに暮らす、とある血縁者たちに発生する若年性アルツハイマーに関するドキュメンタリー2025年に読んだ本第1位。

 この手の類の本が好きな人は、タイトルから別の本を想起するのではないかと思う。2022年早川から刊行され、 (俺の観測した範囲でだけど)話題になっていた『統合失調症一族』だ。

 正直に言って、いわゆる二番煎じだと思いつつ読み始めた。しかし、血のつながりに起因する病をめぐって描かれた、医療確立をめぐる尽力、フィールドワークの苦労、それぞれの家族物語は、本当に深くて面白かった。

 現代コロンビアギャング過激派の悪影響が深刻で、それに加えて、いわゆる黒魔術的な頑迷信仰存在感も強く、多くの要素が医療の推進を阻害する。こうした環境病人の発生した家庭を回り、治療のためのネットワーク構築に奔走した医療従事者の熱意と人柄はすごすぎる。到底マネできない。

 暴力蔓延し、インフラも貧弱な土地で、40~50代でアルツハイマー発症した人たちは次第に会話が成り立たなくなっていき、汚物にまみれてぼろきれのように死んでいく。人間という存在根本的にたいした意味がないということが、繰り返し描かれる。

 その一方で、患者になった家族を支えるというかたちで、途方もない忍耐と強さ、なにより明るさを発揮する者がいることも、同時に描写される。治療法がなかなか確立されず、悲観的な事実ばかりが積み重なる中で、少しでも患者(予備軍)を鼓舞しようとするスタッフや、自分もいつか発症するかもしれないという恐怖と向き合いながら人生を切り拓こうとする血縁者の努力が描かれる。

 読んでいて視点が二つに分かれていく感じがあった。シニカルになる余裕さえない、徹底的に乾いた虚無感と、人間の強さに打たれる感覚とが同時にあって、なかなかすごい読書体験だった。

 二つ付記。

 一つ目。上で書いたとおり、土着の宗教障害になっているケースがあるが、=「宗教科学の敵だ」とは限らない点にも注意がいると思っている。

 これは別の本で提唱されている概念だが「WEIRD=Western Educated Industrial Rich Democratic」という、日本を含む先進国が大きく影響され、多大な恩恵を受けた「科学的とは、発展とはこういうことである」という価値観があり、これを強力に世界中敷衍したものこそキリスト教である、という説があるからだ。

 一方で、『闇の奥』でも示されているとおり、西洋進出は別の土地にとっては侵略歴史でもある(未読だけど、『インディアスの破壊についての簡潔な報告』も同様だろう)。だいぶ話がズレる&ありがちなまとめになってしまうけど、「批判されているあるものには、こういう側面がある」というおさえ方と、搾取暴力基準善悪絶対の線を引くことの両方が必要なんだと思う。

 二つ目。本書で紹介されている医療活動は、あくまで「コロンビアで」「アルツハイマー発症機序の一部」をターゲットにしたものである

 言い換えると、他の場所で別のメカニズムから病気攻略しようとしているチームもある。そこにはスポンサー世間の関心をめぐる科学者同士の競争が発生し、企画を指揮する科学者にはプロデューサーとしての手腕も問われることになる。本書の解説を書いたライターの『がん征服』は、がん治療の驚くようなアプローチをいくつも紹介しつつ、その辺の内情もうかがえる良書だった。あわせて紹介しておく。

13.幽霊物件案内(文芸

 2025年に読んだ本の中で最恐。

 これは挙げるかどうか悩んだ。ちょっと古い本というのもあるが、それより、ほぼ確実にほとんどの人に刺さらいから。ホラー好きでさえハマるか不明。単に俺が面白かっただけ。

 うまく説明できる自信がないが、ホラーの一番の弱点は何かと考えたときに、「それは相手を怖がらせようとしていること」というところに落ち着く気がする。ホラーの大きな目的が、ホラーとして提供されるがゆえに邪魔されているというか。結局、誰かが死んだとか不幸になったとか、こっちを嫌な気持ちにさせたいんだよね? という。

 自分で好んで読んでおいてなんだが、心のどこかでそういうことを思ってしまう。ホラーなんだからそりゃそうで、どうしようもない…のだが、『幽霊物件案内』は、その弱点がない。ものすごく巧みにそこを避けているのか、書かれているネタと書いている本人のどっちか(もしくは両方)が根本的に何かおかしいのか、とにかく何をしたいのか描きたいのかよくわらないまま、ひたすら猛烈に不穏なことが延々と書かれている。

 どういう人に薦めたらいいのか考えたが、例えば2ch洒落怖にあった、『まったく意味がわかりません(バス事故? に関すると思われる書き込み)』とかが近い気がする。あれが楽しめる? ならハマるかも。ただ、『幽霊物件案内』は文章自体ちゃんと成立しているため、かえってよっぽど異常な気がする。

 以上。2025年はだいたい70冊ぐらい本を読んだ。来年100冊を目指したい。本屋に行くたびに読みたい(そして読めない)本が増えていく!

Permalink |記事への反応(1) | 15:31

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

今年面白かった10冊の本+α(2025年版)①

 他の人がつくったまとめを読むのが好きなので、俺もならって書く。

2025年に読んだ上位10冊だと、必ずしも2025年(もしくは前年末)に出版されたものに限らない。極端な例として、英文学の傑作とされる『闇の奥』とか出てくる。1902年版。

 そこで、1年以内に刊行されたものだけでも10冊以上になるようにした。+αはその意。

1. SEX20億年史 生殖快楽の追求、そして未来へ(生物学

 有性生殖の壮大な歴史概観する、いわゆるビッグヒストリーもの

 ぱっと見ではちょっと下世話なタイトルしかし、20億年というバカかい数字も含まれているとおり、読み始めるとビッグバンの話から始まって、地球天体レベルで迎えてきた過去の大絶滅イベント進化に与えた影響について紹介するなど、大変にスケールが大きい&しっかり科学的な本。

 作中では、まず物質から命が生まれ単細胞から細胞になり、性別を持ち…という流れが、生物史のイチから描かれる。やがて、多細胞生物進化とともに性的役割分担を生じ、その中の一種であるホモサピエンス狩猟採集から農耕に移行する中で複雑な社会形成するようになり、階層が生まれ、新しい社会性別役割職業だけでなく差別とも切り離せなくなり、そして現代では? というところまで総観される。

 後半の主役はどうしても人類になるけど、一方で、人間とて有性生物一種に過ぎず、我々の社会も「生物がつくりうる群れのパターンの一つ」でしかない、という視点体感できるのが、この本の良さ。いわゆる文系でも読める。そこそこ厚めの科学ノンフィクションがいける人はぜひ。ちなみにオチの一文がシャレている。

 まったく余談だけど、本作は集英社刊行。この手のジャンル早川や河出、みすずあたりが強いイメージがあるので意外だった。

2.昆虫 驚異の科学生物学

 全昆虫好き必携。本というより図鑑

 俺は小さめの青虫なら手で触れるぐらい虫が好きで、知識もそれなりにあるつもりだけど、それでもどのページを開いても「ほお~」と嘆息してしまうぐらい情報が豊か。この本も、地球というのが生命の壮大な実験場で、長い歴史の中で膨大な選別と滅亡を繰り返している世界であり、いま生きているやつはみんな、構造の複雑さや大きさに関係なく、各自戦略でもって何かしらの頂点、キングであることがわかる一冊。

 見入ってしま理由はもう一つあって、写真が本当に美しい。昆虫嫌いはどのページを開いても卒倒すると思うけど、うっかり手にとって目覚めてほしい気持ちもある…。

3.世界最凶のスパイウェアペガサスノンフィクション

 軍事ITものドキュメンタリー

 イスラエルIT企業制作販売し、やがて各国要人スマートフォンに忍び込むことになったスパイウェアをめぐるノンフィクション(←重要)。

 作品としていくつかの側面があり、「テクノロジー悪用を追求する社会ノンフィクション」「追うものと追われるもの駆け引きを描いたサスペンス」「一つの大きなプロジェクトを、組織横断で運営する困難を描いた仕事もの」として読める。

 俺は、どんな技術でも基本的にそれ自体には善い悪いはないと思っている。実際、優秀な若者だったイスラエル起業家たちがペガサスを立ち上げたエピソードは、そこだけ読めば、ほかのビッグテック成功譚の導入と変わらない。

 ただ、巨大な力の行使自主的規制せず、金を払えるところならどこでも売る、という条件だけで市場に開放すれば、やがて歯止めが利かなくなる…というか、大きなクライアントから契約を得ること以外の指標がはじめから存在しないため、ブレーキのかかりようがなく、最後はろくなことにならない、ということがよくわかる。

4. 並行宇宙実在するか(宇宙物理学)

 いわゆるマルチバースについて、いくつかの可能性を科学的に整理した本。

 俺のような文系にはややハードだったが、逆に言えば、宇宙物理学(ビッグバンとか、観測できる宇宙の果て)や量子力学について、ぼんやりとでもイメージができれば、なんとなく理解しつつ読める。

 この本、何が素晴らしいかというと、一般的にひとくくりにされがちなマルチバースという概念について、いくつか種類があるということを整理してくれるところ。

 俺は宇宙物理とか量子力学の本をたまに読み、その中でいわゆる多世界解釈についても目にするので、「いろいろと読んだけど、こんな本が意外とマジでなかったな~」と感動している。

 例えば、ある宇宙における一つの文明から物理的に到達しうる距離限界仮定して、その範囲を超えたところに別の文明や星が存在するなら、それはある意味マルチバース。もちろん、まったく別の宇宙が別次元複数存在してもマルチバース

 一方、超ミクロにも視点を移して、量子のゆらぎが世界の一つの可能性に収束するのではなく、複数世界分岐していくのだ、と主張するなら、それもマルチバース

 要するに、「マルチバース」という言葉意味自体マルチなのだが、そのことをかみ砕いてくれる本というのが実は貴重。これ系好きな人おすすめ。次の本を読む上での下地にもなるかも。

5.アテンション・エコノミージレンマ 〈関心〉を奪い合う世界未来はあるか(社会学)

 アテンションエコノミーによって駆動している現代デジタルプラットフォームSNSとの付き合い方について、作者が専門家と交わした議論をまとめた対談集。

 アテンションエコノミーとは、ざっくり言って、ユーザーの注意関心を定量化し、それを指標としてコンテンツ運営方針を決めていくスタンスのこと。これを重視しすぎるあまり、商環境におけるモラル二の次になってしまう、という問題がとっかかりなのだが、本作のすごさは、そこから人間認知構造まで踏み込み、「そもそも、人が自由に自立して何かを消費するとは?」まで進むラディカルさにある。

 例えば、人間認知というのは迅速にorゆっくり判断する、という二つの軸を持ち、同時に、無意識にor意識して評価する、という二つの層を持っている、という点が説明される。そして、アテンションエコノミーというのは「迅速&無意識」の部分を攻撃しているため、やっかいであるとされる。

 攻撃表現したとおり、本作においてアテンションエコノミーとは、(全面的に悪とは言えないまでも)人類最高峰の知能を持つ人たちが、一秒でも長く少しでも多い反応をユーザーから引き起こすために仕掛けてくるハッキング行為でもある、というスタンスをとっている。

 ここでジレンマ、というタイトルにつながってくる。俺たちが社会全体でアテンションエコノミーとの付き合い方を学ぶとしたら、有効方法の一つは、教育を通じて学習することである。ただ、学んで育つとは、基本的人間本来の強さ・賢さを信じ、それを伸ばそうとするものであるため、「俺達は根本的に抗いようのない領域を抱えており、そこをハッキングされるとひとたまりもない」という弱さの認識とは食い合わせがあまりよくなく、手段確立に苦労している(書いていて思ったが、性教育や薬物の危険さを学ぶことの難しさも同じかもしれない)。

 今後、どうしたらいいかは探っていくしかないよね、という感じだが、一つ面白かったのは、デジタル技術基本的に、自主的な決定と自己責任を重んじる、いわゆるリバタリアン的な価値観によって推進されることが多いが、その行く末が「ユーザーそもそも判断させる余地を与えない無意識下の攻撃」に成り下がってるのでは? という指摘は、皮肉でかなり響いた。

 ジレンマをもう一つ。利益面で言えば、プラットフォーマーにとっては無思考時間お金を費やしてくれるユーザーが一番ありがたいわけだが、消費者もそこまでお人よしではない。「全然自由度が低いっていうか、なんかナメられてね?」と思うこともある。

 そこで、「じゃあ自分好みにいろいろ選べるように協力しましょう」という良心的な運営もあるだろうが、「ユーザー自分自由に選べた、という感覚さえ演出できれば、実態は別でもかまわない」という方向に進んでしま運営も現れうる。いまやテックジャイアントの在り方とは、消費者自主性を尊重している姿勢を見せつつ、いか自分たちの利益誘導できるか、その妥協点の模索に陥っているのでは(そもそも理念はそんなじゃなかったはずなのに…)という見方も紹介されており、面白かった。

 本年ベスト級。下で紹介している『アルツハイマー病の一族』がなければ1位だった。

6.対馬の海に沈む(ノンフィクション

 九州農協に勤めていたあるエース営業マン不審死を追ったドキュメンタリー

 一人の優秀なサラリーマンが、組織内にも地域にも一つの帝国」を築き、邪魔者排除し、しかし、最後は(おそらく)破滅した様が描かれる。

 大げさな言い方をすれば、社会における悪とは何かを考えさせられる作品主犯とされる男が周囲の人に行ったことや、横領行為は悪いに決まっている。しかし、こんなやつは罰さなくては(もう本人は亡くなっているが)、という義憤ときどき迷子になってしまうのは、「本当に彼だけが悪いのか?」、そして「そもそも、この社会はこうした『悪』を罰せられる構造になっているのか?」と思ってしまうから

 読み進めると、彼が所属していた組織お金の流れもあまりにいい加減で、根本的に腐敗しており、システムの中心としてそれを差配していた彼の周囲に群がっていた同僚や市民も、何か妙なことが起きていることを薄々察知しながら甘い汁を吸い続けていたことがわかる。

 つまりこれは、悪事責任が彼以外にも分散しているということなのだけど、もう一つ思うのは、そもそも社会というのが、本質的に悪の所在あいまいにし、「悪」でさえなくす、ロンダリングする仕組みなのではないか? ということである

 どういうことかというと、物事手続というのは本来筋道道理があり、それらにのっとらないといけないはずなのだが、これを四角四面に処理しようとしても遠回りになるだけで何の意味もないことが往々にしてあり、そして、よく言えばそれを円滑化する、悪く言えば本筋をねじ曲げることのできる人物がどこにでもいるもので、結果としてその人のおかげで、(あくまで、そのコミュニティの中では)物事がうまくいく、ということがよくある。

 肥大化形骸化したナンセンスな仕組みなら見直せばいいのだが、組織にそんな向上心リソースもなく、それでも体裁を取り繕わないといけないとき、それを(自分利益ブレンドしつつ)調整する役目を負う者が求められ、必然的に出現するとしたら、その誰かを悪と断じることの意味はなんなんだろう? と思ってしまうのである

 もちろん、シンプル悪事悪事であるという答えはぼやかせない。

 盗んだり誤魔化したり、他者いじめたら悪いに決まっている。当然のことだ。ただ、システム悪用して悪事の限りを尽くすやつと、有能ゆえに組織悪徳を背負わされて破滅するやつが、同じ人物ということもあり得るよな、とは思う。

7. 闇の奥(文芸

 19世紀コンゴ舞台に、西洋文明による資源労働力搾取を描いたジョゼフ・コンラッド小説1902年刊行

 ホラー作家である平山夢明短編『すまじき熱帯』がまず面白かったのがあり、その元ネタがたぶん、フランシス・コッポラの『地獄の黙示録』であって、その原作が『闇の奥』…という紆余曲折あって手に取った。

 例えば気まぐれに古典を読むと「名作ってやっぱすげえ」と思うことが多く、実はこれは意外ではなくていまの俺たちの価値観言葉下地になっているものである以上、それなりに当たり前のことなのだが、はじめて読んだ『闇の奥』も例に漏れず強烈だった。

 基本的にこの作品は、西洋によるアフリカ搾取強制された苦役恥辱物語として読まれている。有名なセリフである地獄だ!地獄だ!(the horror!)」も、まずこの視点から解釈するべきで、それは先進国必須認識だと思う。ちなみに、 セリフを発したのは現地で開発を差配していて発狂してしまったクルツという西洋人。

 一方で、個人的な印象としては、クルツにある種の英雄性を感じてしまったのだった。

 暗黒大陸とも形容される当時のアフリカの奥地に、「文明担い手」として一人で立ち向かった人間。「闇」と「文明」が接する最前線で彼が発した「地獄だ!」といううわ言は、その言葉自体が、未知の世界から切り出されて西洋側に持ち込まれた(負の)成果物であると思う。『対馬の海に沈む』でも思ったが、俺は腐敗した組織の一員である誰かが役目に邁進し、自身欲望と背負った責務の中で破滅するナルシシズムが好きなんだろう。

 もちろん、コンゴの側から見れば、勝手にやってきた侵略者の一人が勝手おかしくなって破滅しただけであり、そこにヒロイズムを感じるのは先進国の大変な欺瞞だと思う。加害と被害歴史は前提として理解しないといけないし、意見を発するうえでバランスは気にかける必要があるのだが、↑のような感想を抱いてしまった。

 余談だけど、今年刊行された本に『ブラッドコバルト』というすさまじいノンフィクションがあり、同じコンゴが今度はハイテク機器使用されるレアメタル産出国として、ふたたび西洋社会による深刻な搾取を被っている様子が描かれている。

8.禁忌の子文芸

 医師として病院に勤務する主人公。ある日、救急で運び込まれてきた心肺停止状態患者は彼とうり二つの顔をしていて…という導入から始まるミステリー

 2025年ミステリーホラーを中心に15冊ぐらい小説を読んだんだけど、その中でもぶっちぎりで面白かった。

 ※ 以下、少しネタバレ。注意

 今作の優れたところは、冒頭の謎をオチまで温存することなく、あくまで読者を引き付けるためのフックとして割り切ったところだと思う。

 導入部分の真相については、正直「科学的にあり得るならこうだろうな」という域を出ない。それを冷静に見越したうえで、いわばロケット作品)を高く飛ばすための燃料として中盤で切り離し、さらに高い地点への加速と突破は他の要素や伏線回収で狙う、という戦略だと感じた。別作品批判になるが、同じようなネタ武器として最終盤まで引っ張ってしまったミステリーも同じ年にあり、個人的には格が違った印象がある。

 ベタ表現になるが、後半もどんでん返しが続き、飽きさせない。逆に言えば、スキャンダラスな波乱の展開をいくつ詰め込めるかを始点に逆算してつくられた感じはある。これを品がないと思う人もいるかもしれないが、こだわりがない人は面白く読めると思う。

後半に続く。

https://anond.hatelabo.jp/20251231153147

Permalink |記事への反応(7) | 15:27

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-12-11

なんでマキマはあのときレゼを殺したのかな

レゼと幸せ暮らしてなんなら子供も居てって時に殺した方が心折れそうだけど

早川家の疑似家族の方が手っ取り早く絆を作れるってマキマさんは思ったのかな

まあレゼと逃亡すると話がデビルハンターから逸れるから、そうはならなかっただろうが

Permalink |記事への反応(0) | 21:31

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-12-07

2020年以降の坂道事件打線組んでみたけど直すところある?

卒業後の事件疑惑レベルの内容はなしで。

恋愛系も疑惑が多いので除外。

<野 手>

1番ショート:(乃木坂早川演出家パワハララジオ生放送告発卒業

2番サード:(日向坂)正源司、渡辺が46時間TV生放送中にケンカ

3番ライト:(乃木坂岡本、未発表のMV流出その他にて活動自粛

4番DH:(欅坂)平手、脱退。後追いで他数名卒業し、グループ改名

5番ファースト:(乃木坂)掛橋、舞台から転落し顔面骨折。復帰せず卒業

6番センター:(乃木坂、櫻坂)池田東京藝大に受かる。櫻坂に京大生が加入

7番 レフト:(櫻坂)漫画ハンターハンターメンバーが書かれる

8番セカンド:(櫻坂)大沼、担々ピ○ー麺を誕生させる

9番キャッチャー:(乃木坂)弓木、ペンと叩いたらギンギンになってしま動物は?というなぞなぞを発表

<投 手> 

先 発:(日向坂)2025年全国ツアーガラガラ

中継ぎ:(櫻坂)松田ネプリーグで「(犬も歩けば)棒にあなる」と回答

抑 え:(乃木坂中西、加入直後にセンター抜擢されるも過去Twitterアカウント流出活動自粛MV中西なしVerが作られる。

Permalink |記事への反応(0) | 20:22

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-11-17

早川アキの心境

大好きなお父さん、お母さん、タイヨウ。キャッチボールするからグローブをとってこいと言ったら、タイヨウが家のドア開けて入った瞬間、銃の悪魔の襲撃で目の前のものがこっぱみじんになった。タイヨウだけでなく、お父さんもお母さんも死んだ。家も吹っ飛んだ。グローブとミットもない。みんな、死体も残らなかった。早川家のお墓はあるけど、中には何にも入ってない。

まだまだタイヨウと遊びたかったし、お父さんとお母さんにかまってほしかった。たまには、俺のことも見てほしかった。お兄ちゃん扱いしないでほしかった。もっと甘えたかった。一人で遊びたくなかった。一人は寂しいから、遊び相手がほしかった。ただそれだけなのに、一瞬で全部失ってしまった。辛い。

いきなり家族全員死んで、悲しくてしょうがない。何も考えられない。やりたいこともない。俺には何もない。北海道から東京に行って、公安デビルハンターになって、銃の悪魔を討伐するしかない。そうだ、公安に入ろう。それしかない。

悪魔が憎い。全ての悪魔が銃の悪魔と同じに見える。狐の悪魔契約した。やりたいことをやってるはずなのに、毎日虚しくてしょうがない。銃の悪魔の肉片はなかなか見つからない。

姫野先輩とバディになった。同じ銃の悪魔討伐の目的を持っていて嬉しい。やっぱり公安は信念がある人しかいない。

2課から4課に異動になった。なぜかマキマさんのことが好きでしょうがない。言いなりになってしまう。

マキマさんにデンジを紹介された。最初はマキマさん目当ての軽薄なやつでいけすかなかった。監視のために一緒に住むことになった。血の魔人のパワーもマキマさんに言われて住むことになった。見た目は人の姿をしているけど、悪魔と一緒に住むなんてやってられない。ふざけんな。ただ、マキマさんが俺を一番に信頼してくれてると言ってくれて嬉しかった。こんなことを言われたのは初めてだった。

銃の悪魔の肉片を持つ永遠悪魔討伐戦では、デンジが銃の悪魔討伐のために必要だったため、命がけでかばった。仲間は一人でも多い方がいい。デンジの力を使いたい。

特異課襲撃に遭った。姫野先輩が俺の目の前で死んだ。これがめちゃくちゃ辛かった。しんどかった。胸が引き裂かれそうだった。後輩が死んだときも辛かったけど、自分を助けるために死なれたことはなかった。ここまでしてくれるとは思わなかった。世界崩壊しそうだった。とても立っていられない。目の前が真っ暗になった。姫野先輩は本当にこれまでよくしてくれた。頭がおかしくなりそうだった。

呪い悪魔契約寿命が2年になった。最悪だ。狐の悪魔もいなくなってしまった。京都の2人が公安辞めろみたいなこと言ってきたが、ありえない。もっと力がほしいに決まってる。未来悪魔契約する。姫野先輩の復讐がしたい。

マキマさんが新しいバディを用意してくれた。ただ、天使悪魔は銃の悪魔討伐に協力してくれない。こっちは焦ってるのに何なんだ。お前だって公安デビルハンターだろ。田舎ねずみがどうとか、わけわかんないこと言うな。こっちは必死なんだよ。やっぱり悪魔は嫌いだ。フリでも仲良くなれそうもない。でも、目の前で天使悪魔台風悪魔に吹き飛ばされそうになって、愕然とした。背筋がゾッとした。鳥肌が立った。俺は目の前でバディが死なれることだけは耐えられないんだ。結果的寿命は2ヶ月減ったが、天使を助けられてよかった。寿命は残り、1年10ヶ月になった。これで銃の悪魔討伐はできるんだろうか。

中国ドイツアメリカからデンジ心臓目当ての刺客がきた。サンタクロースの計らいで地獄に落とされて、闇の悪魔によって両手を失った。目の前でデンジとパワーが倒れていて、姫野先輩の最後を思い出して目の前が真っ暗になった。片手しかくっつかなかった。最悪だ。公安には目を元通りできる人がいるとマキマさんは言っていたのに、なぜくっつかないのかわからない。俺はまだいい。天使悪魔は両手がくっつかなかった。最悪だ。公安処分されるかもしれない。

デンジとパワーと一緒に北海道帰省することになった。悪魔と戦うより疲れた。でも、命日は家族との楽しかった思い出を思い出して切なくなったり、自分のせいで弟が目の前で死んだことがフラッシュバックしたりしてめちゃくちゃしんどいから、かなり救われた。子どもの頃のことなのに、あの事件は俺の中で完全にトラウマになってる。だから、こんなにありがたいことはない。デンジとパワー、ありがとう。一緒にいてくれて、嬉しくてしょうがない。なんて楽しいんだ。これからもずっと側にいてほしい。新しい家族ができて、毎日普通に過ごせることがこんなにも幸せだってことを知らなかった。俺は今まで一体何をしてきたんだろう。こんな簡単なこともわかっていなかったのか。

かなり悩んだが、岸辺さんに銃の悪魔討伐戦は不参加と言った。復讐より、デンジとパワーが生きてくれる方が嬉しい。もう大切な人を失いたくない。幸せをかみしめていたら、マキマさんから呼び出された。4課の力を見せつけたいから、デンジとパワーは参加させると言われた。マジか。想定外だ。片手しかないが、俺も参加するしかない。銃の悪魔は各国が武力として都合よく使いたいから、お前らはただ肉片だけ集めてこいと言われた。今までの苦労は何だったんだ。これでは、銃の恐怖が増すだけじゃないか世界から銃の恐怖が取り除けないだろうが。意味がわからない。戦争のために利用されるだけじゃないか。ずっと追っていた俺の復讐相手はすでにいなかったことは衝撃だった。ただ単に、秘匿されていただけだった。一人相撲以外の何物でもない。最悪だ。

突然、未来悪魔からデンジにパワーと一緒に殺されると伝えられた。最悪だ。バディの天使悪魔公安処分されるかもしれない。岸辺さんの推薦状を持ってお別れを言いに行こう。天使悪魔寿命武器を使うことに罪悪感があったと初めて聞かされた。そうだったのか。だから今まであんな態度だったのか。悪夢にうなされると聞いて、しんどくなった。知らなかった。申し訳なかった。ただ、天使はマキマさんなら力をくれるかもしれないと言う。それなら、一緒に相談に行こう。俺には力がなさすぎる。上層部命令通りに銃の悪魔の肉片を集められるとはとても思えない。

俺は死ぬのは決まってる。どうしようもない。変えることができない。だから、それはいい。でも、デンジとパワーが生きて幸せになってほしい。そのためなら、どんな悪魔と、どんな契約でもする。力がほしくてしょうがない。すがるものが他にない。マキマさん、俺に力を貸してくれ。

それで俺は、支配悪魔契約することになった。俺の人生はここで終わった。

Permalink |記事への反応(0) | 19:10

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-04-12

「チンポや顔やジャニ等のアイテム一つあれば女をレイプまくっても許される」アンチフェミの上位変換の強者男性による性犯罪が絶えない

八代亜紀ヌード写真騒動を起こし、「賞味期限切れのオババやデブやブスは用無し」と公言するニューセンチュリーレコード社長売春強要過去

☆私はオカマ系ではありませんし 来客は事務所に来られるので なぜ 来客が自宅に入れるのか?。私の自宅に入れるのは デブ・ブス・おババ・オカマ以外の 若いキレイな娘か可愛い娘だけに限定しています

(マッこれは冗談ですが。本心は この通りの気持ちロリじゃ無いよ)

オカマ賞味期限切れの方ごめんちゃい 常に口が悪いので許して)

ニューセンチュリーレコード株式会社豊川誕

https://www.newcenturyrecord.com/20181212.html

そして早川氏の人物像について言及する。

20年以上前ですが、早川さんは『ニューセンチュリーレコード所属女性タレントから売春強要された”と週刊誌告発されているんです。早川さんは、CDの発売には金が必要だと多額の金銭を支払わせ、発売したCDの半数を買い取りさせるなど、タレントたちを食い物にしていた。この問題裁判にも発展しています」(レコード会社関係者、以下同)

 2005年の『毎日新聞』によれば、女性3人が『ニューセンチュリーレコード』と早川氏に損害賠償を求めて提訴したところ、裁判所は同社に約300万円の支払いを命じたとされる。一方で早川氏も名誉を傷つけられたと損害賠償を求めて女性らを提訴したが、裁判所はその請求棄却した。

演目も体質も縦社会男尊女卑反社との癒着イメージ大衆演劇座長ファンシャブレイプスポンサー反社に上納

「私は9年間、性奴隷だった」観劇後に泥酔させられ太客の相手を…全裸写真で脅された被害者が「大衆演劇の闇」を決死告発画像あり】

https://news.livedoor.com/article/detail/27583071/

独自】浮かび上がる「恐怖の性奴隷システム大衆演劇界で起きた「全裸脅迫事件」の全貌

https://article.auone.jp/detail/1/5/9/124_9_r_20241120_1732085783345775

処女しか結婚したくない」「30歳の女は賞味期限切れBBA」と公言していた中居正広松本人志

@aiwa75

私がこの歳まで処女守れたのは中居正広君が「結婚するなら処女だよな」と言ってくれたからそれ信じて生きてきて嵐オタになりましたが叩かれても男の本音を言ってくれた中居正広君には感謝してますはい

コンサートでお見かけしました😊SMAPさんのコンサートも楽しかったです‼️ジャニコン最高‼️

松本人志松本人志高須光聖放送室102回2003年09月11日OAより

「女の30歳は男の50歳くらいかなって言うたら 客が ええ~!!!って。まあ女は言うわな。あいつらはもう、保身保身やからな。女子高生好きなんて言おうもんなら口リコンや言われるやろ。 ぜんっぜんちゃうからね!!ぜんぜんちゃうもんね!!

そりゃもうあいつらにしたら必死やわな女子高生好きを口リコンにしてしまわんと自分らの立場が無いからね。ロリコンちゅうのは小学生とかそんなことを言うねん。まだ毛も生えてへんような。」

Colaboを追い出して後釜に居座った「きみまも」予想通り反社による未成年売春斡旋の狩り場になる

トー横」支援施設や団体で相次ぐ性暴力 〜事件は本当に「避けられないこと」なのか?

https://imidas.jp/bakanafuri/1/?article_id=l-72-047-25-02-g559

20249月新宿区歌舞伎町の「トー横」(新宿東宝ビル横)に集まる子どもたちを支援する名目東京都が開設した「きみまも」という施設内で、利用者少女に対し下半身を触るなどのわいせつ行為をしたとして20代の男2人が逮捕された。男の一人は「時間つぶしで施設に行ってふざけあっていただけ」などと供述し、もう一人は容疑を認めていたと報じられたが、のちに不起訴となった。不起訴になった理由は明かされていない。

逮捕された一人は、遡ること5月に「トー横」で暴力団組員の男と共にトラブルを起こし現行犯逮捕された人物で、地元をよく知っていれば彼らがどんなつながりをもち、歌舞伎町で何をしているのかわかる相手だ。なぜ、そういう人たちが入り込めたのか。

そこでさらにショックを受けたのは、普段からトー横」に集まる少女たちを狙って声をかけ、「売春」を斡旋することで生活している男たちが入場していたことだ。中にいたのは10人ほどだが、全員男性だった。未成年と思われるのは1人か2人で、あとは成人。それも25歳以上と思われる男性ほとんどで、とても少女たちが利用できる雰囲気ではない。

案内してくれた人に女性利用者について聞くと、「ほぼなくって……私たちも思っていたのと違うんです」と残念そうに言った。都は専門の相談員を配置していると宣伝していたが、この日いた3人の相談員はColabo(コラボ)の活動も知らず、同行した40代男性青少年勘違いしてしまう有様で、「トー横」に関わる人物少女性搾取する構造理解していないようだった。だから施設にいる男性らが誰なのかも分からなかったのだろう。

「きみまも」が開いている時間、「トー横」に来た少女を「売春」に送り出した男たちは施設内で暖かく過ごし、21時に閉館すると少女が体を売って確保した宿に向かう――。そうした状況が放置されたまま、5月正式オープン後も性売買業者とつながる男たちや少女搾取している男たちが出入りし続けていた。さらに、ここに来れば家出した若いの子たちと話せるからと、「トー横」に縁がなかった成人男性たちもゲームをしに日参するようになった。

若年女性支援事業は、Colaboのような女性主体民間支援団体活動を通して実態を示し、必要性を訴え続けたことで制度化された。22年には日本で初めて――世界的に見ると遅すぎるが、女性支援根拠法「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律女性支援新法)」が成立し、しかしそれに伴いColaboに対するデマ拡散妨害はこれまでにないほど深刻化した。背後には性売買業者やそれにつながる権力者たちがいる。24年の新法施行を前に、私たち社会的信用を落とそうと必死だったのだろうと思う。

 残念ながらその攻撃成功している。若年女性支援が注目され、予算化される見通しが立ったこから、怪しい男性たちによる団体複数立ち上がった。歌舞伎町だけでも片手で数えきれないほどにはある。半グレ組織とつながる人物が関わる団体も多く、彼らは「女性支援団体」を名乗り始めた。少女たちに声をかけたり、食事を与えたりしながら、彼女たちをコントロールし、そこで被害に遭った少女たちから相談を受けることもあった。

 つい最近も「トー横」に集まる少年少女の「支援団体」を名乗る団体元代表の男が、17歳少女ホテルでみだらな行為をした疑いで逮捕された。被害に遭った少女とは歌舞伎町出会い食事提供したり、交通費として現金を渡したりしていたという。

未成年女子売春強要盗撮アカウント非合法動画に無数の男が群がり、誰一人通報しない

しろ通報する男が裏切り者扱いされて糾弾されるのはPornhub騒動でも明らか

女子高校生の「帰りたい」聞き入れず…5日間で45人相手売春させる 容疑で男3人逮捕

https://www.smartnews.com/ja-jp/article/4800677124669187889?placement=article-preview-social&share_id=K0CCjb

アダルト動画サイト「Pornhub」が一部の動画を非公開にした騒動

問題を指摘したジャーナリスト日本から殺害予告が届いたという

SNSには「全人類の敵」といった日本語での誹謗中傷が相次いでいる

Pornhubの問題を指摘したジャーナリスト殺害予告「全人類の敵」

https://news.livedoor.com/article/detail/19397765/

https://anond.hatelabo.jp/20250306140913

https://anond.hatelabo.jp/20250412172633

Permalink |記事への反応(1) | 22:03

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-04-09

八代亜紀リベンジポルノやばい

八代亜紀追悼アルバム予約特典に、昔の不倫相手が撮ったハメ撮り写真が付くという、目を疑うような情報が出た

その企画を行った男性取材した記事がこれ

以下まとめ

https://news.yahoo.co.jp/articles/deee3dee33f82fbada1b47ae35507d32f706a24f

20代八代亜紀不倫していた男性早川氏(今回のハメ撮り写真特典を企画した張本人)は鹿児島レコード会社社長で、八代亜紀が亡くなったあとの権利関係の処理について不満を持つ。曲、絵などの権利保有である大野氏に恨みを抱く

大野氏を交渉テーブルにつかせるため、リベンジポルノ企画を思いつく。ハメ撮り写真を出してほしくなかったら、大野氏が写真を買い取るように要求している

早川氏は「戦争の弾」がこれしかないのでやっている、と証言。でも別にカネに困ってやっているわけではないと主張。リゾート地マンション住んでるので金があると主張

大野氏は買い取りを拒否している

・ハメ撮り写真の流布は存命のうちは肖像権名誉毀損などで差止めができるが、八代亜紀は故人なのでそれがなく、ややこしい事態

めちゃくちゃだよこれ……

Permalink |記事への反応(6) | 15:29

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-02-28

静岡県のせいで早川環境はめちゃくちゃになっている

anond:20250228211401

早川環境問題については、芦ノ湖水利権と深く関連しており、静岡県との関係も指摘されていますしかし、「静岡県のせい」と一概に断定することはできません。

早川環境問題の主な要因としては、以下の点が挙げられます

芦ノ湖からの放水量の減少:

芦ノ湖の水は、主に静岡県側の農業用水や工業用水として利用されています。そのため、早川流れる水の量が減少し、河川流量が低下しています

流量の減少は、水質悪化生態系への影響を引き起こす可能性があります

生活排水産業排水流入

早川流域の都市化産業活動に伴い、生活排水産業排水河川流入しています。これらの排水は、水質汚染の主な原因となっています

火山活動の影響:

箱根山周辺の火山活動は、早川の水質に影響を与えることがあります特に大涌谷から火山物質流入は、水質を酸性化させることがあります

これらの要因が複合的に作用し、早川環境悪化引き起こしていると考えられます

静岡県との関係については、以下の点が考慮されます

水利権問題

芦ノ湖水利権静岡県にあり、早川への放水量を調整する権限を持っています

そのため、静岡県の取水量が早川流量に影響を与える可能性があります

流域全体の管理

早川環境問題は、流域全体の管理必要です。

静岡県神奈川県連携し、水質改善生態系保全に取り組む必要があります

早川環境問題解決するためには、以下の取り組みが重要です。

流域全体の水質管理

生活排水産業排水の適切な処理、河川浄化対策実施必要です。

芦ノ湖からの適切な放水:

早川流量を確保し、生態系への影響を最小限に抑える必要があります

両県の連携強化:

静岡県神奈川県が協力し、早川環境保全に取り組む必要があります

Permalink |記事への反応(0) | 21:17

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-02-12

サザエで花沢さんの鰹への一途な想いに感動して泣いた

早川さんとかおりちゃんが、転校生の星宮君が活躍している様子を見てキャピキャピ。

その様子に鰹がヤキモキしている中、

花沢さんは道に迷った星宮君の道案内をしがてら、花沢さんの鰹推しネタで二人は盛り上がり、鰹にはデートをしていると嘘をつき、鰹の隠れた嫉妬心を掘り起こす。

結局、鰹は星宮君に「僕にもあんガールフレンドがほしい」とまで言われる始末。

 

昭和40年代ファッションセンスで止まってるかおりちゃん

芋みたいな顔した早川さん

に比べて

黒髪ストレートナイスバディの花沢さんの魅力と鰹への一途な思いに未だに気づかない鰹があまりにもアホすぎる!!!

Permalink |記事への反応(0) | 19:00

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-11-27

サザエさん』の早川さんと『チェンソーマン』の早川さんは親戚。

Permalink |記事への反応(0) | 16:08

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-11-04

anond:20241102201215

三体いいよねー!

未読の段階で申し訳ないけど本編三部作しか買ってないなら三体0も面白いよ。

あと本編の第3部にばっちりハマれたなら三体Xもどうぞ!

早川はよくセールしてるからそのうち。

三体以外の有名作品だとプロジェクト・ヘイル・メアリー面白かったよ。

Permalink |記事への反応(2) | 14:20

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-11-02

anond:20241102201215

怪奇植物トリフィド侵略早川に入ってないんだな。

Permalink |記事への反応(0) | 20:22

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

早川おすすめSFを教えて!!

今、早川書房セールやってて、いろんなSFが半額になってる!

から「これ、凄く面白いよ!」っていうSFを教えてほしい!!

あと、とりあえず三体は買った!

Permalink |記事への反応(19) | 20:12

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-11-01

嘘だろ...早川ァ!!

今、早川書房電子書籍が大規模なセールをやってるんだ。

それで早川が自社で電子書籍販売を始めたと知って「おっ」となり、じゃあ早川から直接買うか…と思って調べてみると意外な事実が判明。

まずアプリがない。

そしてダウンロードも不可。

から購入した電子書籍を読むのにはその都度、ログインしないと駄目らしい。

まりブラウザ上でしか読めないってこと。

正直「は?」ってなった。

おいおいおいおいおい、おーーーーーいっっ!!!!!!

電子書籍メリットって、外でもスマホで手軽に読めることだろ!!?!?

なのに、それが出来ないって…意味ね――――じゃん!!!?!!?

こんなこと誰が考えたってすぐにわかるし、それなら他のところで買おうってなるのは分かり切っているはず。

どうしたんだよ、早川!?

Permalink |記事への反応(0) | 20:36

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-10-26

早川セールKindleまたまたまたまたまたやって来たぞ!!

今回も読みたい本が盛りだくさん!!

さあ!たくさん買うぞ!!

もち!たくさん買っても一冊も読まないぞ!!

Permalink |記事への反応(0) | 09:51

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-09-16

なんだか嫌な予感がするね

早川ハヤト (子宮マルクス経済学者)

@HayakawaHayat

妙に女性に好まれ言動をし、男に物申す芸風の男性フェミニストの中でも

「何をやってるかよくわからない中年サブカル男性

マジでヤバい

男性フェミニストのあの事件を想起してしまう。

https://x.com/HayakawaHayat/status/1835455213202989351

我妻和樹(あがつま・かずき)

@zukizuki_kun

Xを見て思うこと

多くの男性

・同性の性加害的言動を注意しない

・悪影響も考えず加害願望を呟いたり、エロ漫画エロ動画シェア、もしくはいいね

・ごく少数の冤罪に躍起になる(皆性加害を働きたい願望があるから自分利益を守るために闘う)

・加害性の強い垢が何故か凍結されずにバズり続ける

午後11:44 ·2024年9月14日

·

44.3万 件の表示

特に「思うこと」などという個人妄想か狂ったイデオロギーしかないもの根拠にして語るのは理性も知性もないということでしかない。

「思うこと」だけで書くのはイデオロギー依存した権威主義であり、現代ではあり得ないのです。

Permalink |記事への反応(0) | 09:18

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-08-12

[動画]【高橋源一郎にきく】今あえて社会内面化しない勇気

本書は、3年毎日に連載されている「これはあれだな」の中から選ばれた文章を集め、過失したエッセイです。

「これはあれだな」とはどのようなコンセプトのコラムでしょうか。

何か気になった事件や本、作品などがあったら、それについて書くのが普通ですよね。それだけじゃ面白くないので、過去に同じようなことがなかったかと探し当て、その二つを比べて何が変わって何が変わっていないかを考えるというのがコンセプトです。

まり、例えば文学作品であれば、文学作品と何かの映画とか、100年前に同じようなことがあったとか、こういう事件があったけど、50年前に全く同じようなことがあったよね、といったことです。だからジャンルが違う場合もあって、例えば映画と最新作のアニメでは、これどこかで見たことあるなと思ったら、80年前のあの映画と同じことをやってない?ということです。

パッと5、6個思いついて「これならできそう」と思って始めたんですが、途中で「大変だ」ということに気づきました。少なくとも二つは見つけなければならない作業であることに10回目くらいで気づいたんです。普通は一つの話題で済むところを、必ず二つ見つける必要がある。多ければ多いほどいいんですよ。例えば今と大正明治で同じようなことがあった、とか。

時代は変わらないね、というのは面白いんだけど、めちゃくちゃ手間がかかる。読み直しを結構確認しなければならないですからね。一応記憶に頼って「こんなことあったな」と思い出しても、記憶曖昧になってきます。でも、本当にこれ面白いんだと。途中からは大体ストックがあって、これは似てる、逆に今のこれがあれだけど、あれから発想する場合もあるんです。昔こんなのあって、こんな面白ものって今にはないかな、と。

そうやって見ていくと、最近若い人の旅に出た記録が1000年前の元神尚の記録に似てるとか、1500年前のものそっくりだ、とか。そういうふうにしていくと、結構いろんな時代に似たものがある。特徴性が被るものがある。だから時代にそういうものを生み出す必然性があるっていうことを考えると、話としては面白いんで、ただ手間がかかる。

今回本にまとめられたのも、別に今回が初めてではないです。これで3冊目です。毎週締め切りがあると憂鬱なっちゃう。まずこれを見つけるでしょ?で、あれがなきゃダメなので、どんなに面白くても「これ面白いんだけど、ペアになるものがいないよね」ってなると、できない。

そもそも、ご自身文学作品を作るっていうのも、アイデアを出さなきゃいけない。アイデアはひねり出すんですけど、あれを見つけるっていうのはなかなか難しい。でもやっぱりコンセプトが光ってますね。やっててうまくいったときは「これ、よく見つけたな、自分でも」って思います

あの、本書の前半では、2022年9月13日フランス映画監督ゴダールの死について書かれています高橋さんにとってゴダールはなぜこれほど特別存在なんでしょうか?

これは世代的なもので、僕の世代芸術音楽映画文学好きな人ゴダールに影響を受けていない人はいないと思います

皆さん結構しますね、やっぱり。

当時はSNSもないし、情報だって今ほどは入ってこなかったから、例えば映画ニュースもなかった。テレビニュースやらないから、どこで知ったかというと、映画雑誌とか、映画芸術とか、そういうところにちょこっと載っていて、新作が出たって今だったら全部SNSでお知らせが来るんでしょうが、そういうのがなかった。だから新作が出たって言っても、日本公開がいつかはわからなかった。

僕は映画だと、アートシアターというのに入っていました。60年代、相当幼い時から、そういう会の会員になって、中学入ってすぐそういう会に入った。だから映画クレイジーキャッツからゴダールまで一緒に見ていました。そもそもそれを分けて考えるのはダサいって感じだった。

しかも極端なことを言うと、芸術ばかり見ていると馬鹿にされるから、逆にクレイジーキャッツとかGS映画を見ないと恥ずかしいって感じだった。そういう背景の中で、ゴダール作品はかっこいいと思ってましたね。彼の即興スタイル特に印象的で、シナリオを書いていかないんですよね。当日、その場でセリフを持っていく。そして基本的編集映画を作るというスタイル

引用が多い。ゴダール作品は、引用が多くて、ただ引用しているだけのものもある。それはオリジナリティに対する嫌悪なんだと思うんです。オリジナリティではなく引用作品を作る。だから過去世代否定する度合が一番強いのが彼で、その影響を受けていると思います

最後作品についても書かれていますが、イメージばかりが連続してくる、写真バンバンバンと順番に来るような映画で、画質は必ずしも良くないのに、なんだか異様に綺麗な映像が印象的でした。

どうでしたか?その最終作に対する感想は?というと、ゴダール作品が好きだなって感じですね。もういい悪いじゃなくて、好きだって感じですね。ゴダールはずっと「映画テーマがどうとかじゃなくて、90分なら90分、じっとその映画館に座って見ていればそれでいい」と言っていて、ただ画面を見ていれば幸せ映画ってそれでいいんだ、という考え方を持っていました。

ゴダールは、自分映画自殺映画だと言っていて、主人公死ぬ映画が多いんです。「気狂いピエロ」もそうだし、「勝手にしやがれ」もそうだし、最後主人公自分で目を閉じて死ぬ。あれはすごいなと思う。しかも、あれがデビュー作なんですよ。最後自分意思表現する映画を撮るという意味で、彼の作品は一貫してそのテーマを持っているんです。

「映画史」という映画も撮っていますが、ゴダールという監督は、常に作品現実境界を取り払うことを考えていたんです。作品現実が別々のものではなく、その境界を取っ払って、映画館で観ている観客に語りかけるという姿勢がありました。

映画の中で、主人公が観客に話しかけるというのは珍しいことではないですが、それを堂々とやったのがゴダールアメリカでも10年くらい前に「ハウス・オブ・カード」とかで流行りましたけど、ゴダールもっとからそれをやっていた。それがかっこよかったんです。

また、魚くんの電気映画「魚の子」や、中村喜子の「女と刀」、植物学牧野富太郎の「牧野富太郎自伝」などについて書かれた箇所を読むと、一つの観念や興味に取り憑かれて、非論理的であろうが、非経済的であろうが、自分の道を進む人が高橋さんの好きなタイプなのではないかと思いました。そういう方にどんな魅力を感じるのですか?

いや、面白いですよ。単純に普通面白くないですか?ちょっと病的な感じさえありますが、頭おかしいんですよね。でも、そういう人は見ていて面白いですね。付き合いたいとは思わないけど。

でも例えば、魚くんだと、そこに書きましたけど、魚くんも面白いけど、お母さんがすごいですよね。僕も読んで「あ、そうなんだ」と思いました。魚くんの主人公はお母さんなんですよね。つまり、こういう人はいるんですよ、きっと。街を歩いても変な人はいます。変な人はいるけど、大体は困るんですよね。それが普通で、生きる人の知恵です。普通に生きてるとそうなるんですよ。

でも、時々そうは思わない人が出てくる。だから、変な人も大事なんだけど、その変な人を受け入れる人の方が自由だと思っています。お母さんがそうですね。お母さんは自分の息子だけど、そのおかしさを全面的に抱きしめる。

普通おかしいって言っても結局排除されるか、直されちゃう。「お前、おかしいか普通にしなさい」と。でも、そのおかしさを育てるというのがすごいなと思います。それは他者とか異業のもの尊重するってことなんですよね。つまりおかしくても存在意義がある。

これは結局、すべての人に存在意義があることにつながるんですけど、普通の人は存在意義があると認められている。でも、おかしな人とか、魚くんならいいけど、例えば身体障害者とか、知的障害者の人たちは見たくないと思うこともある。でも、それでも家族でも受け入れられない人もいる。

僕も色々調べました。障害ある子供が生まれると、受け入れられる家族と受け入れられない家族がいます時間をかけて受け入れられるようになる家族もいます特に父親最初は受け入れないんですよ。でも、母親はすごいなと思います。お母さんは何でも受け入れるんですよね。

魚くんも牧野富太郎も色んな人が出てきますけど、その面白さとは別に、それを誰が受け入れたのかが重要なんです。牧野富太郎変人だけど、奥さんが受け入れたんですよね。牧野富太郎植物愛に没頭する変人ですが、それを受け入れるのは大変なことですよね。

でも、それを受け入れたからこそ、彼の生存保証されたんです。だから、僕が書いた美方ククスとかも超天才だけど、あれ夫だったら困るよ。でも、受け入れた人がいたから、その生存保証された。

でも、どうですかね。例えば、牧野さんとか魚くんとか、みんな著名になって仕事に繋がって成功しているけど、そこまでお母さんが考えていたか奥さんが考えていたかは分からないけど、魚くんになれなかった魚くんや、牧野富太郎失敗版みたいな人も絶対たくさんいたはずです。

結局、成功者の影には1000人の失敗者がいると思います。きっとそういう人たちのところにも、お母さんがいたんですよ。でも成功しなかったけど、いいんじゃない、それで。

これでも、親もすごいけど、1000人の失敗した人を見守ってた親がいて、その人たちが不幸だったかっていうと、そうでもない。そういう人たちは必要なんですよ、ということをよく考えますね。

セコさんの漫画マダムたちのルームシェア」とか、信友直子監督の「ボケますからよろしくお願いします」、早川知恵監督の「プラン75」など、老いと向き合った作品が多数言及されています。今、世界で最も高齢化の進む国と言われる日本で、高橋さんは何を感じていますか?

自分が年取ってきましたからね。今年で73歳です。もうやばいです。あと2年で後期高齢者です。やっぱり、身体的な衰えを感じます。確実に老いていくのがわかります。それに対して色々と体に気をつけています

一つは、老いを新しい経験だと捉える感覚です。確かにそうですよね、経験したことないことですから、新鮮です。僕もそうですよ。ちょっと年を取ってきて体が辛くなってくると「こんなの今までなかった」と思うことがあります

例えば、鶴見俊輔さんという哲学者の方が「限界芸術論」を書かれたんですが、90歳を過ぎて、「今日1日転ばないことを目標に生きよ」と書かれていました。「あ、そういうもんなのか」と思って、わかりました。

転びそうになるんです。僕、スクワットして足腰を鍛えているから平気だと思っていたら、筋肉じゃないんですね。バランスが悪くなっている。神経が悪くなっていて、神経は鍛えようがないから転ぶ。僕は筋力鍛えれば大丈夫だと思っていたけど、そうじゃなかったという新しい発見がありました。

そんな老いを新しい経験だと思って、余裕を持って受け入れることが大事なんです。実際、この国、これは日本だけじゃないと思いますが、68歳、70歳、72歳になると社会の窓が次々と閉まっていく。つまり、色々なことができなくなってくるんです。

例えば、家を借りようと思ってインターネットを引こうとしたら「72歳ですか、ではご家族契約になります」と言われたんです。「70歳とインターネット契約ができないってどういうこと?」と聞いたら、「こういう決まりなので」と言われて、「おかしいでしょ」と思いました。これってちょっと差別的ですよね。

プラン75もそうですが、年寄り不要だという考え方があるんですよね。これが寂しいです。今「シルバーデモクラシー」と言われて、年寄りが恵まれていると言われていますが、それは嘘だと思います。年を取ってみたら、社会の窓が閉じていく。シルバーデモクラシーという言い方で、年寄りが恵まれていると若い人に思わせようとしているんです。

でも実際には、全世代がそれぞれ抑圧を受けている。70代以上はこういう抑圧があるけど、20代30代も年金の支払いなど、みんなそれぞれ抑圧されているんです。だから、全世代連帯しなきゃいけないと思うんです。分断が一番都合がいいから、それをやめるべきです。

僕は政治テーマとして、全世代連帯すべきだと考えています。知らないかもしれませんが、70歳になったらインターネット引けないんですよ。72歳になったらローンもできないんです。なのに恵まれているなんて、ふざけているとしか思えません。

これは、土線(映画)とかでテーマになってもいい話ですよね。でもそれはなかなか声になりにくいんですよね。40代50代の時には知らなかったけど、68歳70歳72歳で新しい抑圧が出てくるんだな、と気づくんです。

社会ってさ、普通のことは知らせないようにしているんですよね。それぞれの世代とかジェンダーで、社会から抑圧されていることをお互いに調べ合って、連帯しなきゃだめです。

ジャニーズ問題玉音放送について、高橋さんテレビ局の幹部たちに「ジャニーズ問題無視するのか」と質問した時のエピソードについて書かれています。昨年末ジャニーズの性加害問題が巨大なテーマになりましたが、この間、どう感じていましたか

あそこにも書きましたけど、僕がちょうどBBC放送した直後に番組審査員を辞めて、最後番組で「これはダメだよ」と言ったんですが、沈黙がありました。その後、某テレビ局が漫画問題で騒ぎになって、それを良かったと思って続けました。

でも、やっぱりテレビ局は商業放送から視聴率が下がることが怖いんですよね。だから視聴率が下がる可能性があることはなるべく避けたい。僕は怯えすぎだと思うんですけどね。もうそんなに怖がらなくても、普通常識でやればいいのに、忖度している。忖度しない方が視聴者の指示を得るんじゃないかと思いますが、なかなかそうはならないんですよね。

今と昔を比較して、昔の方が保守的だったかというと、そんなことはなく、テレビ全体は進化している。ただ、メディア動画サイトSNSに壊れていく時にどうするかを同時に考えなきゃいけなくなっているので、やることも多いんです。

から、僕も言ったんですが、面白動画サイト番組テレビより面白いですよ。テレビバラエティなんてやめたらいいと思います個人で作っているものでも、ものすごくよくできた動画番組があるんです。それを見たら、テレビお金も人もあるんだからもっとできることがあるはずなんですよね。

Netflixドラマなんかも面白いですよ。コンテンツの中身も含めて、やれることがあるのにやっていない。同じようなラブコメばかり作って、誰が見るんだろうって思います

江戸川乱歩の「芋虫」を現代では取り上げることがかなり難しいということについて書かれていますが、以前、マルキ・ド・サド作品を絶賛されていた話もあります。今の時代言論空気感についてどう感じていますか?

メディアテレビラジオだけじゃなくて、小説も含めて、僕がデビューした頃に比べると、だいぶ書きにくくなっています。例えば「ピエロ」って言えないじゃないですか。今では「ピエロレフ」って言われることがありますが、検索しても出てこない。

一番怖いのはこれですよね。こういう名詞ごと削除されること。ポリティカル・コレクトネスで、こういう言葉を使いなさいというのは一つの考え方としてあるかもしれませんが、元々あった言葉が使えないというのは、歴史捏造じゃないですか。

今、「ジプシー」って言葉も使えないんです。「ロマ」とか言いますが、これは歴史捏造であり、存在させないという方向に進んでいるんです。例えば、ゴダールの「気狂いピエロ」も、僕はそれを見ましたからね。でも、「ピエロレフ」って言われてもわからない。

ポリティカル・コレクトネスについては、理解できるところもありますが、理解できないところも多いです。多分、それを推進している人も、やっていて変だと思っているんじゃないかと思います定義や限度が確定していないのが問題で、空気みたいなものから

ポリティカル・コレクトネスの一つの問題点は、日本が元々空気社会から空気で決めるというのはやばいポリティカル・コレクトネス空気で決められるようになっているのが、日本事情なんですよ。

上辺だけの議論が多く、社会的な不正義の問題は見ないで、言葉だけで物事判断する。ポリティカル・コレクトネスは、社会的な問題言葉だけで覆い隠そうとしているだけです。

その辺が、日本という国は忖度する社会から空気を読めということがずっと言われてきて、変わらなかった。変わるかと思ったら、ずっと空気を読んでいる。片方では多様性を唱えているけど、それは言っているだけで、実際には何も変わっていない。

大杉栄についても言及複数見られます思想生き方性格、私には高橋さんと似ている印象を受けましたが、大杉栄をどのように見ていますか?

大杉栄は、日本でも代表するアナキストですが、やっぱり感じがいいですね。友達になりたいなと思う。問題はいっぱいありますが、女癖が悪いとか、迷惑な部分も多いけど、その一方で愛すべき点がある。だから、あの人は人たらしなんです。

例えば、子育てをしていたんです。普通政治的な人は政治活動はするけど、家のことは見ない。でも、大杉栄は、伊東のと結婚して子供が生まれたら、赤ん坊選択をしたり、オムツを変えたりしていた。嫌じゃなくて、それが好きだったんです。

彼の中では、夫婦や男女の形は形式じゃなくて、対等であって、子供から自分Permalink |記事への反応(1) | 08:25

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-08-05

サザエに出てくる花沢さんって普通にめっちゃかわいいよな?

鰹はかおりちゃん早川さんに声かけられるとヘラヘラしてるのに花沢さんに声かけられるといつもがっかりしたような態度をとる。

鰹は全くわかってない。

鰹にぐいぐい来る花沢さんめっちゃかわいいし、黒髪ストレートだし

Permalink |記事への反応(0) | 00:12

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-07-30

Xで見かけた個性的ゲームファン

https://x.com/search?q=from%3Anaramanara3206%20%E9%B6%B4%E8%A6%8B&src=typed_query&f=live

現行の『クラッシュ・バンディクー』シリーズファンで、かつてソニー・コンピュータエンタテインメントで『クラッシュ・バンディクー』シリーズローカライズに携わっていた鶴見六百氏を始めとするPS1時代の『クラッシュ・バンディクー』シリーズ関係者への憎しみをぶつける。ノーティドッグも憎いらしい。

2023年5月31日

おい、鶴見六百よ。見ているか

鶴見六百がローカライズしていたラチェット&クランクPCに出るってよ。

鶴見六百よ。どんな気持ち

早くユニバーサルクラッシュバンディクーに謝罪しろよ?

鶴見六百信者よ、早くユニバーサル謝罪したら?

2023年5月31日

鶴見六百信者は苦手なんで、二度とクラッシュバンディクー作品に来るなよ。

あいつのローカライズは無理なんで。

あいつら、PS1版ばかりを持ち上げやがって、ふざけるなよ。

ホンマ、小島信者と似ているよな。

ラチェクラの所にいけよな。

2023年10月30日

返信先: @naramanara3206さん

こっちは、ビベンディユニバーサルクラッシュ作品や、シエラのクラッシュ作品を楽しんでいたのに。

鶴見六百信者鶴見六百、ノーティードッグ信者やノーティードッグ、SIEのせいで、PS1時代クラッシュ作品(1〜カー

6月19日

新事実発見!!

鶴見六百は、名越友達だった!!

あのチー牛の言葉を使った名越友達鶴見六百は、本当に世間知らずですわな。🤣🤣🤣🤣

哀れな鶴見六百〜🤣🤭🤣🤭🤣

恩義マン名越と仲良くゲーム業界から追放されろ!!

何が番組に偽りだ?

お前が恥を知れ!!😠😠😠💢💢💢

セガ謝罪しろよ?

6月28日

クラッシュバンディクーの原作PS1版のクラッシュ1〜クラッシュカーニバルまでの作品)を壊されて、SIEと鶴見六百とノーティードッグの奴らが、泣いてトラウマになる姿が楽しみだな。

あと、その事でPS信者が泣いて詫びる所も楽しみだ。

ハハハハハハ〜〜〜。




https://x.com/STeienshi/with_replies

コナミが展開する麻雀ゲーム運営への不満、企業への罵倒公式アカウントへのリプライする。かなりの投稿頻度をキープしている。最近自分コナミから暴力を受けていると主張する。ゲームはずっと続けている。

2017年11月24日

返信先: @MAHJONG_MFC573さん

KONAMIって会社早川社長になってから無責任仕事のヤル気無い人材が増え違法な行動も正さず苦情を言えばイジメ

これが一流企業のする事でしょうか?

やる事ヤクザと同じやん

2019年12月21日

返信先: @KONAMI573chさん

KONAMI麻雀

勝負は出来ません

勝つ時も負ける時もバカ偏りしてるから、本格的なんてもはや『嘘』でしか無い!

いろいろ忠告してるが全て無視

仕事ヤル気無いKONAMIの一部の社員からでしょう。

ヤル気ある方なら、改善してるはず

6年以上同じ事を言い続けても無視

こんな企業あって良いの?

6月30日

返信先: @konamistyleさん

現在麻雀格闘倶楽部にてKONAMIネット暴力を受け続け12試合連続して勝利無し

何故って?それは私の個人情報KONAMIは知ってるからネット暴力をやり易いからね

しかバカ偏りしてるシステム進行の改善しますのウソの回答をして取得されたからね

7月21日

返信先: @mfcsp573さん

仕事責任から逃げる社会人って、皆様信用出来ますか?

客に暴力を振るう企業、信用出来ますか?

客の有料物を削除(強盗)して再販する企業、信用出来ますか?

その信用を取り戻すには、どうするかも勉強しないで逃げるKONAMI社長

自らの発言にも責任持たないKONAMI社長

7月27日

世紀のバカ麻雀格闘倶楽部

客の有料物を削除(強盗)して再販

指摘改善求め「改善します」の回答はネット暴力

何も客にとって良い子どもは無いです




https://x.com/search?q=from%3ADaysz1130%20%E3%82%BD%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF&src=typed_query&f=live

かつては熱心なソニックファンであったが、昨年11月ごろにファンを辞める。声優に殺されたらしい。

2023年11月10日

金丸さんが全然ソニック大事にしてくれないのが悲しい

ずっと

2023年11月10日

金丸さんのTwitter言動だけで正直もうソニックシリーズ人に勧めずらいなぁ

あの人は絶対改善しないか

フロンティアでお客さんが増えても言動を変えないと思わなかった

正直

2023年11月10日

金丸さんはこの人よりも酷いことをずっとしててソニック子ども向けに本格的に移行してても変わらなかった

本当に悲しいし辛い

2023年11月10日

お客さんにこういう妥協をさせ続けるのが声優の姿になっていくならAI声優仕事をとられてもしょうがないよって思う気持ちはある

だって

長くファンをやってればやってるほど損をするんだ

妥協してソニックゲームをやるのはこちら側なんだ

金丸さんがやってる声優ってそういうもの

2023年11月10日

本当にソニックシリーズ

こんな思いをしたくなかった

主役の声優作品大事にしない悲しさなんて

ペルソナ3銀魂だけで充分だったよ

2023年11月10日

私はもう大人から

妥協するけど

本当にソニックシリーズがこれから子ども向けで売っていくなら

これからソニックヒーローだと思う子たちに

こんな妥協をさせないであげてほしい

2023年11月21日

もうソニックシリーズゲームも買わないしセガも信じないことにしたわ

2023年11月21日

ソニックシリーズ応援してた記事も全部削除する

2023年11月21日

最後に私は今でもシャドウが好きだよ

でも公式ファンとしていさせてくれなかった

それでもう何年も傷ついた

これ以上は無理です

これからシャドウヒーローとして好きになる人が傷つきませんように

#ソニック

#ソニかつ

#ShadowTheHedgehog

2023年11月22日

シャドウファンの私はセガソニックチームと金丸さんと悠木碧に殺された

それだけだよ

2023年12月13日

(でかい声じゃ言えないけどソニックシリーズファンをやめたらストレス性でかかってた病気ひとつ治ったんだ…)

1月13日

金丸さんはソニックシリーズよりネット政治的発言陰謀論を言いたい人で

ソニックチームは普通ファンより悠木碧大事だった

から普通ファンは去るしかないんだ

悲しい

ほんとうに

悲しい

Permalink |記事への反応(0) | 17:14

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-07-04

百年の孤独」読まんで逆張りしたい人に薦めるラテンアメリカ文学10

https://anond.hatelabo.jp/20240703191053

ワイ、昨日書いた増田が250以上ブクマされ、ビビり散らかす。まあ逆張り背伸びしたい勢は想像以上にいるってことなんだろうか。それにしても「百年の孤独文庫マジで見つからんな、4件本屋行ったが見つからん。だからまあアレだ、今度は“「百年の孤独文庫版売ってないのでもういっそ「百年の孤独」は読まないで逆張りしたい人に薦めるラテンアメリカ文学”というテイでお薦めするわ。逆張りしてる/したいやつ、そもそも百年の孤独」読まんよな。

アウグスト・ロア=バストス/吉田秀太郎「汝、人の子よ」(パラグアイ)

まず名前カッコよすぎだろ、アウグスト・ロア=バストスって。ラテンアメリカ小説家で一番カッコええよ。まあそれは措いといて、これはパラグアイ現代史とかそういうの描いてんだけど、語り方がめちゃ混乱してる。1人称で進んでたと思ったら3人称語りになったり、日記文章出てきたり。時間軸もめっちゃ変わる。何かググったらロア=バストス、映画脚本家でもあったらしいけど、脚本っぽさが違和感理由かもしんない。こういうわけで読んでて何回もは?とかなるけど、その錯綜っぷりがパラグアイ現代史なのかもね、知らんけど。

オスカール・ナカザト/武田千春「ニホンジン」(ブラジル)

そう、日系ブラジル人ナカザトさんが書いた日系移民についての小説月並みなんだが日本の知られざる歴史ってやつを、ある移民家族史を通じて教えてくれてめっちゃ面白いよ。これ読んでたら、戦前かにブラジルだけじゃなくパラグアイとかペルーとか、あと他の地域の国とかに行って生きたり死んだりしてた日系移民めっちゃ多かったんだろうなとかしみじみしてしまったわ。水声社から出てる現代ブラジル文学コレクションで一番好きやね、これが。

マリオ・レブレーロ/寺尾隆吉「場所」(ウルグアイ)

ある時起きたら見知らぬ部屋にいて、ドアを開けたらまた別の部屋が広がっていて、その部屋のドアを開けたらまた別の部屋が広がっていて……こういう悪夢みたいな状況を描いた作品がこれなんだけども、こっからまた別の意味で変なことが起こっていって、変なことのバーゲンセールが開催されながらも文章結構淡々としてて、この素っ頓狂さをどこまでも真顔で書いてる作者の顔面自然と浮かんでくる。訳者によるとウルグアイは“奇人の国”らしい。これ読むと、まあ納得や。

ソル・ケー・モオ/吉田栄人「穢れなき太陽」(マヤ/メキシコ)

これはラテンアメリカ先住民の1つ、マヤ人の小説家が書いた小説集。マヤ語とスペイン語の2か国語で、先住民社会とか女性差別とかそういうのを描いてる。マヤ人の社会やら文化やらについて当事者が書いた本は少ないし、そういう意味でもかなりオススメ。ていうか俺は、ラテンアメリカ文学の入門としてこの人の作品も出てる「新しいマヤ文学」がマジでうってつけだと思ってる。フェミニズムやら、ファンタジーやら、魔術的リアリズムやら色々てんこもりで、薄めでしかも字もデカいから読みやすい。図書館とかじゃスペイン語文学の棚じゃなくて、海外文学最後のその他の文学の枠に置いてある時多いから注意な。

 

エリコ・ヴェリッシモ/澤木忠男「大使閣下」(ブラジル)

ラテンアメリカ文学好きは“三大独裁者小説”って聞いたことあるかもな。カルペンティエールの「方法異説」とロア=バストスの「至高の我」とガルシア=マルケスの「族長の秋」ね。この本はそこに並んでもいいようなブラジル小説だけど、またクソ分厚いわ、出した出版社がそこまで有名じゃないわで。日本じゃ全然知名度がない。てか翻訳過程オモロイ。訳者、実は三菱UFJ銀行の元理事で、若い頃にこの本読んで感銘を受けて、50年越しに翻訳したらしい。すげえ執念だ。まあこれは俺の文章より、ラテンアメリカ協会書評読んだ方がええ。https://latin-america.jp/archives/55186

ソル・フアナイネス・デ・ラ・クルス/中井博康「抒情詩集」(メキシコ)

前にスペイン語勉強してた時、メキシコの人に「スペイン語話者モテたいなら、この詩人を読んでスペイン語での口説き方を学べ」って言われてこの人を教えられた。で、図書館行ってとりあえず見つけたこ日本語版の詩集読んでみたんだが……いや全然そういうのじゃなくね!?一体全体何を以てこれ読んで口説き方を学べと言ったんか、それともジョークで言ったんか、マジ分からんが、詩を諳んじられればメキシコひいてはスペイン語圏でモテるってことかね?日本じゃ現代短歌読めればモテる、みたいな。

マヌエル・プイグ/木村栄一「このページを読む者に永遠呪いあれ」(アルゼンチン)

ブコメマヌエル・プイグの話が出てたが、プイグたらこれやろ。「このページを読む者に永遠呪いあれ」やろ、これくらい印象に残る本のタイトルないやろ。この本の表紙の写真と、何か一言だけつけてXで呟けば一発でバズるやろ。というか多分、もうバズってるやつはいるやろ。内容に関しては、忘れた。前の「ポーランドボクサーパターンのやつや。今回はタイトルだけ異常に際立って覚えてるやつ。だって「このページを読む者に永遠呪いあれ」やん、忘れられんやろ、これは。

サルバドールプラセンシア/藤井光「紙の民」(メキシコ/アメリカ)

これ、ラテンアメリカ文学として紹介されてるの見たことなくて不思議だわ。英語で書かれてるけども、著者がメキシコ出身主人公たちもメキシコから移住してきた家族だし、土星戦争みたいに常軌を逸した出来事の数々が起こってる感じ、ラテンアメリカ文学求めてる人に面白がられそう。だがこれが曲者なのが、内容や文章実験的なら、文字レイアウトでまで実験しまくりなことで、本引っくり返したりしないと読めない部分すらある。だから本のフリをした現代美術を楽しむノリで読むというか、体験すべきというか。

エリザベス・アセヴェド/田中亜希子詩人になりたいわたしX」(ドミニカ共和国/アメリカ)

これも英語作品だけども、作者がドミニカ共和国出身主人公も同じ境遇少女や。で題名通りに主人公詩人になろうと色々と頑張るんやが、それが詩の形式でめちゃ改行しまくって書かれてるんだよ。これ読んだ時、マジでビックリしたわ。そんな風に小説書いちゃっていいの?みたいな。内容と合ってるのはもちろん、ドミニカ共和国伝統音楽も出てきて、そういうリズムも感じられんだよな。もち読みやすいし、こん中じゃ一番気軽に薦められるやつ。みんな、児童文学も読めよ。それが周りの読書好きに対する逆張りや。

フェルナンドデル・パソ/寺尾隆吉「帝国の動向」(メキシコ)

すまんが、1冊まだ読み切ってない本を薦めるわ。ラテンアメリカ文学のクソデカ本の頂点はロベルトボラーニョの「2666」だけど、それには全然劣りながらもページ数880でしかも字がめっちゃ小さい。メキシコ第二帝政時代皇帝マクシミリアンとその妃シャルロッテのクソデカ悲劇を描いたクソデカ歴史小説で、マジで何度も読むの挫折してる。「百年の孤独」関連じゃ“読むの挫折した”って悲鳴をXで何度も見てきたが、俺にとってのそういう本だ。俺の代わりに読み切ってくれ、ホンマに。

あと友田とんの「『百年の孤独』を代わりに読む」もちろん知ってるで。でもいきなり早川再販されて、何かサンダンス映画祭でやりそうな面白いインディー映画作ってた監督が、いきなりMarvel作品監督に抜擢された感じで、嬉しいけど寂しい感じやな。その後にMarvel映画作んなくてもずっとハリウッドで大作作り続ける監督とかザラだし、今後はずっとそういう感じで新作も大手から出し続けんのかね?

Permalink |記事への反応(2) | 18:12

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-06-25

anond:20240625165732

えー…ひどいこと言うね…

キミあれでしょ

能川さんとか早川さんとか好きな人でしょ

まさか本人だったりしてなw

Permalink |記事への反応(0) | 16:59

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-06-17

anond:20240617155915

早川藤井、内の3人ってことでは?

Permalink |記事への反応(1) | 16:01

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

トリオじゃなくてコンビじゃね?



特に20ドラフトトリオ”のゲームメークが光った。1位の早川は1勝ながら防御率0・39で、14日広島戦は10回無失点の力投。3位の藤井球団左腕初の交流戦3勝、防御率1・56で、6位の内も2勝、防御率1・06と、それぞれ好投した。

 リリーフ陣の運用もはまった。今季は一貫して3連投を回避。7回が酒居、8回が宋家豪、9回が則本と勝利の方程式確立も、時には好調鈴木翔を組み込むなど勝ちパターンを使い分けた。一時、救援陣は22回2/3を連続無失点。2連投中の則本に代わり、鈴木翔を代役守護神で起用した試合もあり、誰が出ても抑えられる体制が整った。

Permalink |記事への反応(2) | 15:59

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-05-09

anond:20240509115035

サザエさんキャラに例えると早川さんに対して美人過ぎるって言っているレベルだぞ

ええんか?下手すると花沢さんレベルでも有り得る。

Permalink |記事への反応(1) | 11:53

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-04-27

日経新聞はクソだけど、それでも東洋経済とかTBSよりはマシなんだよな

[B! 為替] 円安加速で34年ぶり1ドル158円台 米国の高い経済成長率・高インフレ・高金利に歯止め利かず - 日本経済新聞

ちゃん米国事情を書いてる◯

日銀通貨防衛姿勢のなさが露呈したことを書いてる◯

ノックアウトオプションの話は書かれてない△

[B! 為替] 止まらない円安 実は「円弱」 日本は“後進国”に転落か 国力低下の現実とは【報道1930】 | TBS NEWS DIG

旅行アナリスト鳥海高太朗氏 ☓

語学留学希望する大学生の話 ☓

・元留学生 ☓

留学ジャーナル 加藤ゆか代表取締役 ☓

ニュース解説 堤伸輔氏 ☓

ネパール出身女性バングラデシュ出身男性

経済評論家 加谷珪一氏 △

早川英男さんをゲストに呼んできて、貿易収支デジタル課税のことを説明している◯

[B! 興味深い] 34年ぶりの円安をなんとか止める方法はないのか

・この後は競馬好きの筆者が週末のレースを予想するコーナーです ☓☓

・足元の状況は「円安」というより「ドル高」 ◯

・もしトラの話とかしてて全体像がわかりにくい △

貿易収支だけじゃなくレパトリの流れについて説明してる◯

Permalink |記事への反応(1) | 22:30

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

次の25件>
ログインユーザー登録
ようこそ ゲスト さん
Copyright (C) 2001-2026 hatena. All Rights Reserved.

[8]ページ先頭

©2009-2026 Movatter.jp