
はてなキーワード:日本グランプリとは
長嶋さんは、元プロ野球選手のタレント、というのが私の中での彼のポジションだった。
今の若者たちにとってのテレビと、私達が若かりし頃のテレビはその占める地位がかなり違う。
テレビを見るというのがあたり前のことであった。
テレビを見ないということは、うまく人付き合いが出来なくなるのを覚悟すること。
といっても過言ではなかったように思う。
そういうテレビ世代において、長嶋茂雄というのはなかなか迷惑な存在だった。
長嶋さんがヒーローだった世代にとっては長嶋さんがテレビに出ているというのは楽しいことだったのかもしれない。
でも我々当時の若者からしたら、長嶋さんは天然のイラッとさせられるオジサンでしか無かった。
そういう人がバラエティ番組から消えてくれるジャイアンツの監督就任は喜ばしいことだった。
だから、巨人の成績が悪くても絶対に長嶋監督の首を切るなよな!!!
なんかね。ある世代にとっては本当に長嶋さんは神様だったんだろうね。
そういう世代が権力を握っている団体の名誉会長とかよくやっていた。
一番苛立たしかったのは、
オートバイの世界選手権のWGP(現在のMotoGP)の日本グランプリとかでも
長嶋さんは、なんかよくわからない役職をもらってて顔を出していた。
またよせばいいのにテレビも長嶋さんにコメントを貰うんだけど、
まったくオートバイレースに興味がない人だから本人も何も言うことがないし、
当時三度の飯よりモータースポーツが大好きだった少年の気分をひどく悪くしてくれた。
でも、あれから長い年月が流れた。
いまのひとたちは彼がテレビタレントだったことすら知らないだろう。
私も長嶋さんという人のことは相変わらずよく知らない。
ただ別に嫌いではなくなった。
むしろ愛するべき人だったな、と思うようになっている。
歳をとったからだろうか?
これはわかりやすくいうと、今までジムに乗っていたが次からはガンダムに乗れるということ。
F1は車のレースで世界で一番速い車とドライバーが集まるところだ。
全部で10チームが参加する。
各チーム2名のドライバーが所属して合計20人が20台でレースをする。
のだが、そのマシンの性能差が大きい。
基本的にガンダムを用意できる技術力があるチームは現在トップ4チームである。
それ以外のチームはジムレベルのマシンしか用意することが出来ない。
だからどれだけがんばってもガンダムには勝てないことのほうが多い。
これは非常なチャンスだ。
ところが問題が一つある。
パソコンのマウスの感度をとてつもなく高くしているような感覚、と例えるドライバーもいる。
世界チャンピオン(ガンダムで言うとニュータイプ)の王者フェルスタッペンが運転すると速く走れるのだが、
その他の非ニュータイプ(だけれどもエース級のパイロットですごい技量を持っている)が乗るとクルクルとマシンが回りだしてうまく走れない。
ただ上手く操縦すると優勝争いが出来る可能性がある。
ただ上手く操縦できないと、悲惨なことになる。
これまで並み居るエース級の技量を持ったドライバーが失敗してきたからだ。
次の次の金曜日に開幕する日本グランプリ鈴鹿で角田裕毅はレッドブルでレースをする。
これまで今年のレッドブルのマシンには一度も乗ったことがない。
だからぶっつけ本番だ。
どうなるかは誰にもわからない。
これはアイルトン・セナがジャッキー・スチュアートのインタビューで答えた有名な言葉だ。
元世界チャンピオンであるスチュアートがセナの運転は攻撃的すぎて危険である。
という指摘をした。
オーバーテイク(追い抜き)の際の危険な接触が多すぎるという指摘だ。
それに対して、アイルトン・セナは
があるのに
それはレーシングドライバーではない。
と反論した。
また後に多くのドライバーがこの言葉を引用することからもわかるように、
レーシングドライバーの本質を語ったものである。
話は変わるが、いま角田裕毅に大きなチャンスが訪れている。
ここまでこの増田を読んだ人にあらためて説明する必要もないだろうが、
それも間のなく開催される日本グランプリでの移籍の実現する可能性がある。
ただ、両手を上げて喜べばいいのか?といえば難しい状況である。
角田が所属しているレーシングブルズはレッドブルに比べて格下のチームであり、
レッドブルへの昇格は本来であればより競争力のあるマシンを手にすることを意味する。
新人のリアム・ローソンは予選も決勝でも最下位付近をヨタヨタと走っている状況だ。
だからこそ、角田へとバトンタッチさせるという話も出ているのだが、それが果たして角田にとって有利と言えるのか?
という問題だ。
今シーズン、角田が所属するレーシングブルズのマシンは競争力がある。
もちろん優勝を争うようなマシンではないが予選で5位を獲得するなど戦闘力がある。
加えて、今年の角田は速さと安定性とメンタルの強さを兼ね備えた成熟したドライバーへと成長している。
角田といえば「無線での暴言」といわれるほど悪評が定着していたが、
それもすっかりと鳴りを潜め、強い角田を見せてくれている。
この調子で行けば、日本グランプリでも活躍するのは間違いなく、
またそれ以降も実力を発揮していけば、
現在不安定な来年のF1でのシートの獲得も前向きな展開を迎えることだろう。
母国グランプリである日本グランプリで初めて乗る、じゃじゃ馬であるレッドブルのマシン。
レッドブルのマシンは非常に扱いが難しく、現王者であるマックス・フェルスタッペン以外はうまく扱うことが出来ない。
今年のフェルスタッペンのパートナーであるリアム・ローソンは優秀なドライバーである。
昨年、一昨年と控えドライバーとしてレーシングブルズに所属し、
少ないチャンスの中でレギュラードライバーである角田裕毅と遜色ない走りをしていた。
そのローソンをしてもフラフラと最下位付近を走るのがやっとというマシンにぶっつけ本番で母国グランプリに乗るのが正しいのか?
レーシングブルスのマシンなら活躍するのは間違いがない状況の中、
レッドブルのマシンに乗って無様な醜態を晒す可能性が高い選択をするのが正しいのか?
元F1ドライバーのラルフ・シューマッハなどは、
私が角田のマネージャーなら、鈴鹿では角田にレッドブルには乗せないだろうと語っている。
「ギャップがあるのに攻めないのはレーシングドライバーではない」
のだ。
例え、困難なことがわかっていても、ギャップがある(チャンスがある)のに攻めないのはレーシングドライバーではないのだ。
そもそも角田には選択権はないし、レッドブルへの移籍が実現するかもわからない。
ただ、もしも角田にその選択権があるのなら、たとえ困難であってもレッドブルへ移籍するべきなのだ。
そして、もちろん角田も(チャンスがあるなら)100パーセントレッドブルに乗りたいとインタビューで答えている。
それを得策ではない。
と冷静に指摘することも出来るだろう。
しかし、
「ギャップがあるのに攻めないのはレーシングドライバーではない」
F-1日本グランプリは三重県鈴鹿サーキットで2029年までの開催が決まっている。
大阪がF-1の誘致を目指すべき理由はカジノとの相乗効果を狙っているものだと予想される。
なぜならF-1の誘致には天文学的と言ってもいいほどの莫大な誘致金が必要になっているからだ。
ただ鈴鹿サーキットのような伝統のあるオールドサーキットでの開催においては大幅なディスカウントがされている。
しかし、鈴鹿のようなオールドサーキットでの開催は、隔年化など処置が施されつつある。
これは様々な要因があるが、究極的に言えばF-1がより多くのお金を求めている、としか言いようがない。
より多くの観客数、より多くの契約金、より豪華で華やかで近代的でアクセスのよい場所での開催。
実際にレースをする人々や、オールドファンの気持ちとは裏腹な方向へと進みつつあるというと言いすぎだろうか。
そういった傾向にあるF-1において万博跡地に建設される大阪サーキットの誘致は現実的である。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンともお隣同士、
日本第二の都市大阪で開催されるモダンな都市型グランプリとなるだろう。
ただすでに書いたように、誘致には莫大な資金がいる。
例えばスペインでは、鈴鹿サーキットのような伝統のパーマネントサーキットでF-1が開催されてきた。
しかし、2026年からはマドリードでの都市型グランプリの開催が決まっている。
その誘致の金額だが10年契約で770億円。年当たり70億円と言われている。
(従来のバルセロナにおいては年額40億円ほど、これは公的資金の補助により一部賄われていたがそれでも赤字であったと言われている)
またマドリードでは公道と常設区間をつなぎあわせたサーキットを建設する予定でその建設費用も多額になる。
もしも大阪にサーキットを作るとなったら200億円ほどかかるとの試算もある。
つまり、そこまでやっててでもペイするかどうか?
そこが大阪でグランプリを誘致に向けての判断の分かれ目になるのは言うまでもないことだ。
だからカジノとの相乗効果は必須だし、インバウンドビジネスとしての成功が見込めなければ多額の借金が残るだけとなる。
数々の名勝負が繰り広げられ、またシーズン終盤の秋開催ということでチャンピオンシップにおける重要な一戦となることも多かったF1日本グランプリ鈴鹿。
これはF1の年間レース数とサスティナブルに対応するためのものだ。
思い返せば、日本のバブル期に訪れたF1ブームの頃には年間のレース開催数は16戦だった。
以前はストーブリーグの名の通り冬にレースはしないのが当たり前だったが、
現代のF1では最終レースは11月の末、そして開幕は3月の頭。
こうなると如何に効率的に世界を転戦していくか?ということも重要な問題となる。
そういったこともあって伝統の秋のグランプリは来年からは春へ。
とかく台風の影響を受けやすかった秋開催より、天候面で安定するであろう春の開催は歓迎するべきものなのかもしれない。
秋香れば、SUZUKA。
古くは、アイルトン・セナ対アラン・プロストの戦い思い馳せるとき、あの日あの時の茫然の秋風感じる世代にとって、
その伝統が終わってしまうのは少し寂しく感じるのは必然とも言える。
最後の秋SUZUKA。
地元HONDAのPUを搭載したレッドブルチームのマックス・フェルスタッペン選手は昨日の予選を圧倒的な速さでもって制圧、ポールポジションからスタートする。
また今年は車の空力面での性能の低さで苦しむことが多かったアルファタウリチームの角田裕毅選手も予選ではQ3を見事突破、9位のポジションを獲得し決勝に向けても期待が高まる。
決勝は14時にスタートを迎える。
五輪は無観客。パラも無観客。
そんな中、10月に予定されている「F1日本グランプリ」が開催に向けて密かに準備が進められている。
ヨーロッパの連中に言わせると「オリンピックが問題なく開催されたからF1を開催しても大丈夫だろう」ということのようだ。
また、ホンダが今年限りでF1から撤退するため、最後の年に日本グランプリを開催できるように政府に働きかけているのだという。
日本と近いシンガポールやオーストラリアは今年のF1グランプリの開催を断念しているが、日本グランプリは開催に向かっているという歪な状況となっている。
なお、オートバイの世界選手権のMotoGPは既に日本での開催を中止した。
オリンピックのような規模ではないがF1が開催されるとなると、10チームの選手、エンジニア、メカニック、スタッフ、さらには大会運営関係者や海外メディアなど、数千人が来日することになる。
これまでF1関係者にも新型コロナウイルス感染者は多数でており、7月にはマクラーレンチームのブラウンCEOがワクチン接種済みだったにも関わらず新型コロナウイルスに感染し、グランプリへの来場を辞退した。
高校野球の大会は部員が1人感染していたら出場辞退ということもあったが、F1の場合、チームの関係者が新型コロナウイルスに感染しても参加辞退などしない。事前に検査をして、チーム内で5~6人が感染していても感染者だけ入場させずに隔離措置を取り他のスタッフと交替するだけ。
F1日本グランプリの1週間前にF1トルコグランプリが予定されている。日本への入国時には指定された施設で14日間の隔離が要請されているが、トルコグランプリからは実質3日ほどしか間隔がないため、日本グランプリが開催されることになれば隔離なしで日本への入国を許可する可能性が高い。
オリンピックやパラリンピックのような国際イベントは中止しろという声が挙がっていたが、F1は大半の日本人にバレないようにこっそり開催してしまおうという魂胆だ。
うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE LIVE 6th STAGEという
それに対する訴訟を起こそうという話を耳にした。
訴訟で、07年F1日本グランプリ訴訟(F1訴訟)ってのがあって。
その訴訟の結果からわかることを一言で表すなら「やるだけ無駄」
この会場、西武ドームなど目じゃないほどド田舎(というかほぼ山中)にあり、
そこに14万人の観客を運ぶため、運営はパーク&ライド(P&R)システムという方式を
導入した。観光地等で導入されている方式で、会場から離れた場所に
駐車場を設け、そこから会場まではバスでまとめて運ぶ…というヤツ。
ところが、運営の見通しが完全に甘く、多くの観客が訪れる2日目に
P&Rシステムは破綻して数万人が肌寒い雨中で2~4時間バスを待つ羽目になり
その他レースに間に合わなかったり、混乱を避けるため
3日目の観戦を諦めたりした…という大失態があり
それに対して参加者130名ほどが慰謝料等を請求した訴訟だった。
結局、この訴訟は、約半数の訴訟参加者が和解金を受取って途中で訴訟を離脱、
以下、ソースを載せるが
詳しい方は調べてみてほしい
参考記事:http://archive.as-web.jp/news/info.php?c_id=1&no=46084
http://news.livedoor.com/article/detail/7383079/
①「P&Rシステム」「リストバンド方式」という、前例の少ない方式を
観客、運営双方が初めて行った
②運営の不手際により多くの観客が長時間の待機を余儀なくされ、
開演に間に合わなかった観客もいた
よく似ている。楽しみにしていたイベントを
運営の不手際によって酷いものにされてしまった心境は、F1訴訟の原告団と
同じものだろうし
今まで多くイベントへ参加し、物販列に5時間ほど並んだ経験なども
ある自分もよくわかる。
まず、時間と手間がかかりすぎること。
参加者から聞き取り、資料を作成し、弁護士と相談し、法廷に出向いて
さらに資料を集め、作成し…の繰り返し。普段の生活と両立できるか?
次に、得られるモノの少なさ
長時間の待機に倒れる参加者や、女性がトイレにも行けずに野外で…
といった、あまりに酷い事例ですらたったこれっぽっち。
しかも、
現状、何を訴訟の基礎として
請求するかすら決まっておらず、
ただ「悲しかった、悔しい」では具体的な損害を主張し、
立証できないから
仮に訴訟が始まったとして
認められるのは、チケ代の一部か慰謝料くらいで前例と同じなら数千円。
とても労力に見合う金額ではない
と、いうのは発起人の方も承知の上のようだし
「金銭が欲しいんじゃない!責任の所在と謝罪が欲しい」とのこと
それを求めるならカネと時間の掛かる訴訟なんて起こすだけ無駄である
【5月30日16時追記】
ムービックプロモートサービス訴訟垢 @prilive20170527 によれば
『事前準備不足を含めた不手際により
①開演が押した事
②1万人近くの観客が 入場出来ないまま公演が開始した事
③MCカット等完全な公演を提供されなかった事 以上に対しての訴訟を行います。』
このような点に対して訴訟を起こすとされている
①に関しては、一般的にドームライブで、一定の遅延が常態化されている、
という反論をされてまず通らない。
間に合わなかったことに対して慰謝料についての追求になるだろうが、
入場が可能だった観客もいることもあって、それが認められるとはとても思えない。
③に関しては、事前に内容が知らされていない、変更される可能性がある
また、人員配置の不作為についての追求も検討されているようだが
F1訴訟や、野外フェス近隣で雷に打たれ、参加者が死亡した事例や
運営側の相当の落ち度を立証できない
限り認められない傾向にある。
【以上追記】
今まで例にしてきた07年のF1GP、実は自分も参加者の一人で。
運良く2日目の混乱には巻き込まれなかったが
混乱のニュースをみて3日目(メインイベントはこの日)の参加を諦め、帰宅した苦い思い出が。
正直怒った。3日目も参加したかったし。
でもF1が好きだから、翌年も同じ場所で行われたF1日本GPに参加してみて驚いた。
スムーズに、何の問題もなくレースを楽しめ、良い思い出になった。
なぜか?運営が血のにじむような努力で「カイゼン」をしたからに違いない。
(08年1月に訴訟を起こされ、実際の裁判はもっと後からだから、訴訟に関係なく、07年開催が終わってすぐ動いたのは間違いないだろう。
1から作り直すのはどれだけ大変か、考えて欲しい。)
なにより参加するファンに楽しんでもらい、次も訪れてほしいから。
(結局、ライバル会場の改装完了が主な理由として、富士スピードウェイでのF1開催は無くなったわけだが…)
そして「カイゼン」するためには、何が良くなかったか、辛かったかを
自分の思いの丈を伝えるだけで事足りるのだ
抗議の声をより大きくしたいなら、署名を募るという手段もある。
次回カイゼンを行ってくれるだろう。
これだけの事件を起こして(しかも他にも前科があるようだ)カイゼンできない運営なら、
いつか命にかかわるような失敗をするだろうから、参加しないというのも
抗議の方法としてはアリなのかもしれない
「こんな点が悪かったから、次楽しめるよう改善しろ」と求めればいい。
そのやり方のほうが、ずっと楽しくファンを続けられると考えないのだろうか?
過ぎた時間は戻らないし、その過去のためにこの先貴重な時間を無駄し
嫌な思い出を増やす行動をわざわざ起こすとはいかがなモノだろうか。
訴訟という行為が、演者や楽しむファンを傷付ける行為にならないかだけでなく
危うくする行動にならないか?よく考えてほしい。
【5月30日16時追記】
「プリンセス」の皆さんの意見は、できるだけ読むようにしている。
それを踏まえて、自分が一番伝えたいことを追記する。
法を大学で学んでいる者として、「訴訟は当事者を不幸にするものである」
残念ながら、現状、日本で対企業の訴訟は生半可な気持ちで起こせるものでないし
「うたプリ」をよくしたいから、自己犠牲を顧みないという考えも結構だと思う。
だが、作品は違えど、二次元のアイドルのドームライブに参加し、
ライブを楽しんで、次のライブを楽しみにしている自分としては、
ライブイベントの開催に尻込みになったり、
対策のためにコストがかかり、チケット代に転嫁されて値段が高くなる
可能性もある。
その結果が、アイドルファン以外のライブを楽しんでいる人々にとっても
どのような結末をもたらすのか。
必ずしも幸福な結末になるとは限らない。大変な苦労を要し、
双方にとって不幸になることもある。
両当事者にとって、よりよい結果が得られることを期待する。
近所のスーパーに勤めるとあるレジのおばちゃんは、ドップラー効果のような声で応対してくれる。
わかりづらい? ならば貴方は今、F1日本グランプリ決勝戦の鈴鹿サーキットホームストレートを見られる席に座っていると想像して欲しい。
そこで俺がミネラルウォーターを買ったとする……来たぞ! シケインを難なく乗り越え、やつが来る!
「はちじゅうきゅうえぇぇぇぇぇん」
V12エンジンが「え」にアクセントが置かれて鳴り響き、店内BGMはTRUTHに切り替わる。
滾る……滾るぞ!ボコボコと沸騰している!俺が求めていたのはこれだ!さあ、次は間髪おかずに鶏肉、白菜の2位グループだ!
「よんひゃくじゅうよえぇぇぇぇぇん」
「ひゃくにじゅうはちえぇぇぇぇぇぇん」
なんてアツいデッド・ヒート。戦場にもかかわらず奴らは踊っているぞ。少し遅れて木綿豆腐がやってくる!
「ひゃくよんじゅうはちえぇぇぇぇぇん」
ここでより一層の気合が入ったエンジン音だ。おばちゃん、豆腐は好きか? 俺は普通だ。
ちょっと待て、何故お前がここにいる。マシントラブルか? 人参が慌てて猛追だ!
「さんじゅうごえぇぇぇぇぇん」
「ごうけいはっぴゃくじゅうよえぇぇぇぇんになりまぁぁぁす」