Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


はてラボはてな匿名ダイアリー
ようこそ ゲスト さんログインユーザー登録

「日報」を含む日記RSS

はてなキーワード:日報とは

次の25件>

2025-10-27

民衆いかに無力化し、観客として飼い慣らすか

無力感制度化 ―民衆を観察者に変える条件

無力感自然発生しない。制度文化心理の三層構造で精密に設計される。

以下の条件が揃ったとき民衆は自ら行動を放棄し、支配に従う観察者となる。

制度的条件 ― 「選択しても変わらない」構造固定化

投票請願・抗議などの政治行動が、結果に直結しないことを繰り返し体験させる。

政策決定過程を複雑化・専門化し、「誰が責任者か分からない」状態意図的に作る。

官僚委員会審議会を盾として前面に出し、政治家も国民責任回避する構造にする。

民衆は次第にこう思う。「努力しても意味がない」。

このとき、行動のコスト期待値を上回り、最適戦略は何もしないことになる。

文化的条件 ― 逸脱を恐れる社会規範の強化

空気を読む」「和を乱さない」といった規範教育メディア再生産する。

異論者を敵ではなく変人として扱う。社会的排除暴力よりも効果的だ。

成功適応の結果」「不満は努力不足」という道徳を浸透させ、構造批判個人の失敗に変換する。

→ この段階で民衆は自らを検閲し、互いを監視する。支配者は沈黙群衆を得る。

心理的条件 ―希望断片化感情の消費

メディア問題を連日報じながら、解決物語を決して提示しない。

SNSが怒りを即時発散させ、組織化を阻む。怒りは行動に変わらず、ただ消費される。

エンタメ化された政治は、抵抗を観賞に変える。人々は現実を変えるより、実況することを選ぶ。

民衆自分生活を「誰かの物語」として眺める。これが観察者化の完成段階である

支配完成の瞬間 ― 三つの基準

無力化が極まった時、支配者は血を流さずに国家支配できる。

その瞬間を測る基準は次の三つだ。

基準1】

大衆が不満を語りながら、原因を自らに帰すとき

例:「政治が悪いが、俺たちが努力してないから仕方ない」。

支配の言説が自己責任の形で内面化された瞬間、抵抗消滅する。

基準2】

監視同調自動化され、権力が介入せずとも秩序が保たれるとき

警察が要らずとも群衆群衆を取り締まる。

権力可視性が消え、支配空気になるこれこそ究極の統治

基準3】

人々が「自由」を恐れ始めたとき

行動の自由より、安定・安全同調を選ぶ。

自らの鎖を秩序と呼び、その枷を守るようになった時、支配完了する。

結論支配とは、もはや強制ではなく自己同意である

無力感制度化とは、力の外的行使ではなく、意志の内的従属化だ。

民衆が「自分意思で動かない」と信じた瞬間、支配は完成する。

もはや命令脅迫不要。彼らは進んで沈黙を選ぶ。

Permalink |記事への反応(1) | 17:11

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-09-30

クラウド導入したのにUSBデータのやりとりされて泣きたい

地方100人未満の会社社内SEをやっている。

若手社員要望クラウドストレージを導入。ノートPC持って社外で作業する人も多いから、便利になると思った。

40代以上からは「メールで十分」「ログインかめんどくさい」と不評だったので、エクスプローラーから直接使えるように自作アプリまで作って、それぞれのPCAWSマウントできるようにした。

導入から1年。

今日事件は起きた。

仲のいいおじさん社員が、USBデータを入れて、車で1時間かけて別部署へ持ってきた。僕の目の前で。にこにこで。

もちろん悪気はない。むしろ「えらいだろ?」くらいの顔だった。

はあ。転職しようかな。

会社HPやら社内システムを一人でちまちま作ってる。

クラウドストレージマウントAWS自作アプリ

機械車両管理(どこに何があるかダッシュボード表示、移動したらLINESMSで通知)

日報集計システム

勤怠管理データ経理ソフトに突っ込める形に変換する)

使ってるのはC++とかRailsとかPythonとかMySQLとか。インフラAWS中心で、heroku実験LINEAPIとかNTTのCPaaSも叩いてる。

一人で社内システムを頑張ってたつもりだったけど

USBで運ぶおじさんの前では全部無力だった。

Permalink |記事への反応(4) | 14:38

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-09-17

anond:20250917073424

日報襲撃事件スルーして何も悪いことしてないのに差別されて虐殺される朝鮮人かわいそう!っていうね

ノイズやったんやろなぁ

Permalink |記事への反応(0) | 10:00

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-09-16

dorawii@執筆依頼募集中

日報

-----BEGINPGP SIGNEDMESSAGE-----Hash: SHA512https://anond.hatelabo.jp/20250916223051# -----BEGINPGP SIGNATURE-----iHUEARYKAB0WIQTEe8eLwpVRSViDKR5wMdsubs4+SAUCaMpSCQAKCRBwMdsubs4+SMFEAP9T4knHVlE/JHgtWBSBP+uCGe1cxNVSVWJ3KwdwzOA4zQEA5Q6zTR+XUcUrGfrMUqKUgKMA8GQJJeg22db4C7AzdgY==ejUi-----ENDPGP SIGNATURE-----

Permalink |記事への反応(1) | 22:30

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-09-01

 【イスタンブールFP時事】

トルコ北部で、結婚式を終えたばかりの23歳の新郎が祝砲として放たれた銃弾に当たって死亡した。


地元メディアが27日報じた。

新郎新婦は式場から帰宅途中、祝砲を受けた。

新婦側の親戚が発砲したとみられ、治安当局は、47歳の女を容疑者として拘束。

容疑者宅の庭から無許可拳銃2丁が見つかったという。

同国北部黒海沿岸地域では、結婚を銃声で祝うのが習わし。

先週も結婚式前の祝砲で被弾した男性1人が死亡、2人が負傷し、式は中止されていた。

Permalink |記事への反応(0) | 20:26

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20250901173047

Amazonの新しい音声アシスタントAlexa+」、優先的に招待されるための条件とは

 Amazonの新しい音声アシスタントAlexa+」への招待が始まっていることを、海外メディアが報じている。

 Alexa+は、Amazonの音声アシスタントAlexa」のアップデート版で、生成AI活用しているとされる。Amazonプライム会員には無料で、それ以外には月額19.99ドル提供されることが2月に発表されたが、その後はほとんど音沙汰がなく、また、実際に使っているユーザーの声もほとんど見られないと「ロイター」が先日報じたばかり。今回、「The Verge」の取材に対してAmazon広報担当者が語ったところによると、実際には招待された何十万人ものユーザーAlexa+を利用中であるとのこと。同社はEcho Showデバイスを所有するユーザーを優先的にサポートすると発表していることから、いち早くこのAlexa+に招待されたい場合は、Echo Showデバイスを利用できるようにしておくのが効果大とみてよさそうだ。

Permalink |記事への反応(0) | 17:33

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-08-29

上司がいよいよヤバいかもしれない

「えっ!?今日は〇〇さん社内教育で不在!?聞いてないよ当日に報告とかおかしいだろぉ~」

⇒昨日の定例で〇〇さんは報告してるのに上司が忘れてるだけ

 

「他部署がトラブってて資料がまだ来てない?そういうこと進捗票のコメントに書いておけっていつも言ってるよね!?

⇒昨日報告済だし1行上に書いてある

Permalink |記事への反応(1) | 18:25

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-08-20

ヘイトゴシップ新聞リンゴ日報創業者、最終弁論 有罪は確実か

リンゴ日報創業者、ジミー・ライが国安法裁判で最終弁論に出廷。外国勢力との結託をいまだに否認しているが、よくこんなわかりやすい嘘をつけるもの

 

堂々と米政権幹部に、「お願い」をしていたのに、だ。

 

そも、こいつは詐欺罪禁錮5年9ヶ月の実刑を言い渡された詐欺師である。こんなやつの言うことをよく信じるものだ。

 

逮捕されたリンゴ日報の他幹部が軒並み罪を認めているので、有罪は避けられない。

 

大体リンゴ日報というのはゴシップ紙に過ぎないのであって、中国人バッタ扱いするなどヘイトを撒き散らして香港人を煽っていた新聞である報道以前の問題

 

一言で言えば、香港人の驕りと劣等感体現していた新聞である

  

それが香港良心メディアとして称賛を受けているのだから世界良識人は大変見る目があると言える。表向きいいことを言っていれば、ヘイトスピーチなど許される。

 

SNSで分断を煽って儲けているインフルエンサーリンゴ日報後継者だ。そう考えるとリンゴ日報を称賛していた連中がどれだけ浅はかかわかる。統一協会を本気で世界平和のための団体と考えている連中と同レベルである

 

降伏香港香港栄光あれ!

 

https://mainichi.jp/articles/20250818/k00/00m/030/175000c

Permalink |記事への反応(0) | 23:47

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-07-13

石破が自民党首になってマシなやつが選ばれたって大部分の国民は思ったら

日本中華化が日本史上最速で加速して草

結果だけみると、一番日本にとって邪悪なやつを選ぶ結果となった

石破の裏切り歴史

1981年、父の死後、 真っ先に葬儀に駆けつけてくれた田中角栄氏の助言で政界を目指すも田中派ではなく中曽根から立候補

 田中角栄を裏切る。

1993年 非自民細川連立政権が成立。自民党が野党に転落すると、 立て直しに四苦八苦する森喜朗幹事長に 「私はね、政権与党にいたいんです。自民党の歴史的使命は終わった」 と捨て台詞をはき離党届。

 自民党を裏切る。

小沢一郎を「真の改革者」と称賛して新進党結成に参加するも、小沢一郎党首に選ばれると、自分の考える政党と違うと総選挙前に離党。

 小沢一郎を裏切る。

自民党に復党するも誰も相手にされず、伊吹文明が「石破君は仕事のできる人だから」と情けをかけて伊吹派に入れてあげるも、その後に入閣すると「閣僚派閥に属するものはいかがなものか、派閥は旧態然としていると思いますよ」の捨て台詞伊吹派離脱

 伊吹派を裏切る。

麻生政権閣僚を務めていながら、支持率低迷で総選挙が近づくと総理官邸に乗り込み、「後任は麻生さんが指名すべきだと、私は思うわけです」と謎の論理を展開して麻生おろしに加担。

 麻生太郎を裏切る。

民主党から政権奪還を目指した自民総裁選安倍晋三総理を争い、敗れて幹事長に在任期間中地方選挙連戦連敗。

 自民党支持者を裏切る。

安保関連法担当大臣を任せたいと言われるも、面倒くさそうなので、屁理屈をこねて固辞。代わりに受けた地方創世担当で実績を残せないどころか既得権益配慮して加計学園問題地方見殺し

 地方を裏切る。

自民党総裁任期延長問題で総務会で吠えまくるが、誰にも相手にされず、

 派閥政治否定してたのに石破派水月会を結成。

⑨森友問題加計学園問題自衛隊日報問題新聞テレビに連日出演して、安倍政権自民党を背後から撃つ発言しまくり、マスコミ安倍おろしに加担。

 安倍晋三を裏切る。←今ココ

⑩の予想 政策至上主義に書いたことは一切実行せず、本も売れない。

 総裁選も当然敗北

 本の購入者出版社販売店を裏切る

当選後、公約は守る必要はないといきなり日本人を裏切る

さら売国政策を加速、税金国民どころか国家インフラにすら充てず、中国移民にばら撒き続ける

日本を裏切る

Permalink |記事への反応(1) | 12:36

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-07-06

新卒の頃にいた会社進捗管理が今になってクソだったんだなっと思った。

マージンがなくギチギチにタスク管理されていた

普通は余裕をみて多めに期限を設定したりするんだろうが常にギリギリの期限を設定される

遅れた分を全て日報に書かされる

例えばこんな感じでタスクがあったとする A(期限1月1日)B(期限1月3日)C(期限1月8日)

Aのタスクが1日遅れた場合日報にはA(1日遅れ)B(1日遅れ)C(1日遅れ)と書かされ、全てに遅れている理由の詳細を書かされる(アホかよ)

遅れても相談しろしか言われない

遅れると当然詰められるので、実装に悩んでいること・今試していることなどを細かく説明するんだが

他のエンジニア相談しろと言われて放り投げられる

他のエンジニアも当然タスクがカツカツなので相談したところで、時間など全く取れないので結局は自分解決しなきゃいけない

みんなに迷惑がかかってるんだよと詰められる

毎朝の進捗確認で、「お前の遅れでみんなが迷惑している」「申し訳ないと思わないのか」とみんなの前で説教が始まる

鬱になってやめたけど、兎に角あの当時は常に仕事に追われて深夜まで働いて辛かったなぁ・・・

転職して進捗報告で遅れを報告しても、全く怒られなかったときは衝撃的だったわ

Permalink |記事への反応(2) | 16:19

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-06-13

最近怪談界隈の居心地の悪さ

はいま密かに怪談ブームになっている。

が、その怪談界隈が、陰謀論界隈に飲み込まれ政治話題侵食されそうになっている。

今の怪談界隈では「ヒトコワ」というジャンルが人気だ。このヒトコワが元々心霊中心だった怪談界隈を少し悪い方向に変えている気がする。

知らない人のために説明すると、ヒトコワとは身近にいた怖い人や犯罪者など実在するヒトにまつわる怖い話で、怪談テーマにするYouTubeチャンネルでは心霊による怖い話と同列で語られることが多い。「結局一番怖いのは人間だよね」というオチになる怖い話一種として怪談好きの視聴者から支持されて、今では怪談の中の一大ジャンルとしての地位確立しているといって良い。

しかし、ヒトコワは実際の人が関わる分、話された内容が、憶測新聞記事などと関連付けられては、それが都市伝説界隈や陰謀論者に利用されて彼らの主張を裏付けストーリーの中に組み込まれやすい。ストーカーや痴情のもつれ、性産業に関連するヒトコワも多く、社会問題につなげて問題提起政治話題に広がることも多い。そうなってくると元々近い界隈だった陰謀論者が怪談界隈にわらわらと集まるようになる。

もともと陰謀論界隈は、都市伝説宇宙人災害戦争フリーメイソンといった切り口で自衛隊米軍、〇〇政府の〇〇機関と結びつきやすく、往々にして政治距離が近くなりがちである最近で言えば、都市伝説YouTubeチャンネルのNaokiman Showを手がけるナオキマン氏がトランプ大統領の私邸に招待されたのは有名な話だ。

その陰謀論界隈がヒトコワを機に侵入したことで、心霊界隈(というか視聴者層)が急速に政治化しているのだ。

結果としてただの心霊話でも、何らかの形で現世と結び付けられることが多くなる。例えば土地柄がから心霊ならその土地政治家の「財務省がらみ」の陰謀論が持ち出されたりといった具合だ。本来原理について深掘る必要のない心霊が都合よく陰謀論者の世界観を強化するように使われている。芸能人に関するものなら、芸能界スキャンダル芸能人事件自死と結びつけられることもある。芸能スキャンダル陰謀論者が大好きなジャンルだ。彼らはしきりにそれを使って政治陰謀連想する。

こうして元々心霊を主にしていたはずの怪談界隈はヒトコワを窓口にして「政治」という俗世の空気を迎え入れることになった。

本来心霊を主軸にしていた怪談は、不思議現象への好奇心を満たしつつ、亡くなった人や生き霊の無念に思いを偲び、少しだけ優しい気持ちになって自らの生を見直すきっかけになるような、「個人的な」話であったはずだ。そこには話す方も聞く方にも罪悪感と呼べるような「よそよそしさ」があり、だからこそ怖さに真実味が増す。もちろん、幽霊なんて居ないと思っている人がこんなことを聞けば「何言っているんだ。エンタメなんだから自由でいい」と言うかもしれないが、フィクションと割り切ってしまうと心霊話は虚無になる。心霊話は、「もしかしたら嘘かもしれないけど、本当だと思うことで生きる自分や死んだ誰かが救われるかもしれないし、本当と信じたところで誰にも迷惑をかけないのなら、より優しい世界になりそうな方をこっそり選んでしまえ」という、内心の自由行使によって主観的世界チューニングするための道徳的契機のようなものなのだ。それは体系的な宗教とも違う、聖典がない多神教だった日本原風景で生き残った日曜大工的な思想形態の一つなのだろう。

しかし、そのような個人的であるべき世界が、陰謀論界隈の侵入によって「みんなのこと」になって、多くの人を巻き込む「おおごと」になっている。

それに拍車をかけているのは2025年7月問題という、(日本の)陰謀論界隈にとってのハルマゲドン的な共通トピックが去年、怪談界隈を侵食していることだろう。2025年7月問題とは、日本陰謀論界隈で盛り上がっている、新たな滅亡論の類いだ。その出自には、ホピ族の予言という人もいれば、物理学者ノートルダム清心女子大学教授の保江邦夫氏が自身NASAの知り合いに聞いたという証言漫画家たつき諒氏の『私が見た未来』での言及、『奇跡のりんご』で知られるリンゴ農家木村秋則氏の宇宙人との交流エピソードが挙げられる。こういった様々な根拠を元にして、陰謀論界隈ではこれら全ての一致は偶然ではないと本気にしている人が多い。滅亡シナリオ果たして戦争災害なのかは不明だがとにかく2025年7月は大変なことになると界隈は大盛り上がりである。この熱が海外にも波及した結果、7月の来日観光客による予約が前年より減少しているというニュースが先日報道されたのは記憶に新しい。

怪談界隈はこの滅亡論によって痛手を受けた。ヒトコワの登場を皮切りにして視聴者層が「現世寄り」に変異した中で、そのニーズに応えるため怪談ライブ怪談系のYouTubeチャンネルがこの話題を取り上げるようになった。そして、これらの動画再生数は心霊怪談のそれを遥かに凌駕していたため、それに味を占めた配信者の中には、心霊世界から、むしろスピリチュアル政治を絡ませる方向に「還俗」する者が出始める。そうでなくても、オチのない心霊話ではなく、よりエンタメ性の高いヒトコワや都市伝説の頻度を上げるような形でコンテンツの質が変化したり、視聴者層の変化によってコメント欄がX味を増し居心地が悪くなったりした。

怖い話コメント欄

「怖い〜」

「〇〇神社肝試しは遊び感覚でやっちゃいけない」

「〇〇分〇〇秒に男の声の人が入ってませんか?」

で良かったのに

神社だけは中国人から守らないといけない」

「〇〇トンネルって建設中の死亡事故あったらしいです。それを当時の△△大臣が揉み消して…」

ピーで伏せてるのは事務所圧力ですか?」

みたいな人が増えている。

現世に持ち込まれ心霊が「見えざる手」によって視えるようになる過程を見ていくようだ。心霊社会的意味なんてなくていい。

事故物件忌み地といったワードを使って、東京再開発地や地域曰く付き呼ばわりすることは昔から多い。YouTubeで「大島てる」と検索すれば数多くの怪談動画がヒットするだろう。しかし、最近ではそれがエスカレートし、人気だったり有名なところに遊びに行く人や住もうとする金持ちを「穢れ」扱いする「これ差別嫉妬お化けの力を借りて正当化してるだけだろっ」てショート動画がたくさんある。

怪談陰謀論界隈の間に長らく鎮座していたスピ界隈が自己啓発の果てに投資にたどり着いて、そう言う偽霊媒師の言うことを本気にしてるから救いようがない。本来霊界が突き放したはずの資本主義が、残留思念のごとく心霊すらも物象化してしまっている。

人間尺度心霊が現世に召喚され、それが都合よく各所で利用されるところには、さもしさがある。霊感衆愚化し、彼らに配置された心霊がそこかしこに視えてしま世界は、もはや死後の世界に等しい。

どうか、2025年7月に「何も起こらない」ことで、下らない陰謀論世界が一掃され、我々の世界が生きる者のための世界に戻って来てくれ。

今年の盆こそは怪談が楽しみたいんだ。

(以下、増田による追記

思ったより多くの人に見られて驚いてます

まず、こんなに見られるなら、もっと考えて一大ブームモキュメンタリーにも触れたら良かったなと後悔してます

他にも、オカルト右派陰謀論へ行くのは昔からあるという意見を多くいただきましたが、一方で、今年世間を賑わせた性接待一般への関心の高まりがあるなか、性犯罪的なヒトコワになると、左派ポリコレへと接続していくような別の政治化があるので、右派左派関係がなくなった点も盛り込めば良かったなとも後悔してます

様々な人の声をまとめると、現実の延長で怖いものを見たいという欲求がヒトコワやモキュメンタリーの人気を呼び、その中には「怖いものを取り除きたい」と思う人が出てきて、歪んだジャーナリズムになびかれ、元から近かった陰謀論接続していくという道筋が見えた気がします。

ありがとうございました。

Permalink |記事への反応(20) | 23:58

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-06-02

なんかもうバカバカしくなっちゃった

電子日報一生懸命1年かけて導入して

それの内容を集計、抽出するシステムがついてこなかったからこれも一生懸命開発して

使い方を現場の人に一生懸命説明して

今日トラブルが起こったからそのトレースをするのにみんな、電子日報を全部印刷して

電卓ポチポチ計算してて、なんじゃこれって感じ

トレースできるようにシステム組みましたよ、マニュアルも渡しましたよねって言ったら

前任者から引継ぎ受けてないからわかりません!だって

もう日報も紙に戻してめくりながらそろばんパチパチしてればいいよ、くだらない

これで俺がIT化進んでないって怒られるの心底バカバカしい

しょうもな

今日はもう早退するわやってられんわ

Permalink |記事への反応(1) | 10:25

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-05-31

anond:20250531063404

自衛隊イラク日報ってあったよなあと思ってググったらまだ読めるサイトがあった

https://jgsdf-iraq-diary.akiyan.org

Permalink |記事への反応(1) | 06:45

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-05-13

買収されるって「もう自力でやっていけないから身売りした」ってこと

「壮大な会社ごっこ」のエンディング


夢語ってた連中が、朝会で「昨日の作業報告」読むロボットになる

元は「俺たちは世界を変える!」とか「GAFAに並ぶ!」とか言ってたはずが、買収された瞬間にガチの「人月計算リソース」に成り下がる。

昨日まで仲間とスニーカー議論してたのに、今日からスーツ着てZoom日報報告。夢は秒で破壊され、Excelの中で生きる人生が始まる。

Slackリアクション芸人たち、全滅

「神!」「これは革命!」「🔥🔥🔥」みたいなスタンプが飛び交ってた社内Slack、今では「承知しました」か「お疲れ様です」の2択。

もはや生気ゼロチャットルーム。「盛り上げ担当」とかほざいてた奴も、今じゃノートPCの前で沈黙

Notionに埋葬された「我々の価値観

買収前:「弊社のコアバリュー5箇条」をNotionに丁寧にまとめてた

買収後:それらはPMI担当に「削除していいですか?」と聞かれ、消された。

オープンマインド」「チャレンジ精神」とか書いてたくせに、真っ先に逆らわず黙って従うあたり、ギャグとしては完成度高め。

創業者だけリッチトンズラ社員外資に飼い殺される

創業者は「この統合により新たな可能性が広がります」とか言って金だけもらって消える。

社員はその後、年収は上がらず・自由は減り・肩書きは“アソシエイト”に格下げされる。

ベンチャーキーマンたちは、外資の“パワポスプレッドシートしか使えない族”に指図され、毎日虚無。

外資特有の「優秀な人ほど辞めていく地獄スパイラル」発動

ちゃんコード書けて、論理も強い技術者は買収後すぐに状況を察して転職 or海外移住

残るのは元営業と、ExcelKPI見て悦に入ってる中間管理職だけ。

当然、プロダクトは死に、会社としての魂も死ぬ

「あの会社、昔は面白かったんだけどな」って言われて終わる

3年後くらいに誰かが思い出して言うやつ

「○○って今どうなったんだっけ?昔、なんか意識高かったよね」

その頃には社名も変わり、オフィスも縮小、ブランド消滅。残るのは、LinkedInでやたら“クロスボーダーPM経験あり”を自称してる元社員だけ。

Permalink |記事への反応(0) | 12:51

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-05-11

無能ゴミクソ社員がいないことの解放

休日出勤して一人で仕事してるとき解放感よ

 

まあね、迷うんですよ

無能ゴミクソ社員もけっしてなにもやってないわけではない

いきなりいなくなれば困るよ

でも、いるだけでマイナスな要素もあるんだよね

 

前任者と比べれば60点な仕事しかしてくれない

業務以前の仕事として当たり前のマナー常識から教えないといけない(年上のおばさんに)

業務の指示を出してもまともなものが返ってこない

報告も連絡も相談も、こちから声をかけないとなにも上がってこない

接客番や電話番を放り出してすぐに外に買い物に行きたがる 昨日は切手買いに行き、今日収入印紙買いに行き、明日レターパックを買いに行く、そんな人

こういう人に月22万の給料払うのってどうなんだろうな

他の真面目に働いている社員に悪影響出るよな

 

毎日業務日報を書きなさい、業務スケジュール表を作成しなさい、業務マニュアルを作成しなさいって言い続けてるけど、なんか子供落書きレベルの物しか出てこないし

まあ属人化に必死なんだろうな あと自分業務スカスカなのを記録に残したくないのだろう

からこいつを辞めさせて次の人を雇ったら一時的には困るだろうな

どうせなんやかんや言い訳して引き継ぎからも逃げるのだろう

気に入らない奴の挨拶を平気で無視する人間なので、気に入らない会社も困らせてやると考えるタイプだろう

 

でも切れるタイミングで切らないと、傷は広がるばかりだろう

なにより自分自身がゴミクソ社員の顔を見ながら仕事することに疲れを感じてきている

もうこんなに転職が認められた社会なんだから、早く解雇も認めてくれ

Permalink |記事への反応(1) | 13:00

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-04-22

AI活用方法

業務日報を書いてAIに見せる

命令として「日報としておかしいところを指摘してより評価されやす形式修正する提案をしてほしい。それはそれとして俺が一日やったことをめちゃくちゃ褒めてほしい」って言っとくと、修正案としてはこんな感じでどう?それはそれとして今日はこれもやったんだね、これはいいことだね、頑張ったねってめちゃくちゃ褒めてくれる。

Permalink |記事への反応(0) | 16:58

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-04-18

なんでも自動化した結果

社内ニートになり、日報を書くためだけに仕事を作り上げる無用要員となった

Permalink |記事への反応(0) | 12:42

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-04-02

日報面白いほうがいいのか

新入社員研修でその日の最後日報を書いて提出するんですけど、これはどういうテイストで書くのが良いのでしょうか。提出したものは今後の上司が見るらしいんですけど、100人くらいが大真面目に書いた文章はあまりに読むのが退屈すぎませんか?今日社会人マナー研修をしたんですけど、そこで得た気づきなんかをタラタラ書いていると本当に萎えてくるのですが。上司的にはどういった文章だと嬉しいのでしょうか

Permalink |記事への反応(1) | 19:34

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-03-17

節税脱税あいだに

舞の海野村證券が手引きしたまっくろくろすけ脱税スキームにひっかかった件で、あまりおぼこいブコメが人気になっていたので、みなさん変なスキームに騙されないようにねという注意喚起

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/toyokeizai.net/articles/-/863956節税」にアレルギーって相当のんきな話で、あれは節税ではなく脱税なんだよね。

仕組みは読売新聞無料記事にしているから読むとよいですが(https://www.yomiuri.co.jp/national/20240316-OYT1T50174/)こんなのに騙される人がまだいるんだなぁ…という感じのまっくろくろすけ

節税であればそういう(もっと効率よく会社経営したい、社員還元したいか税金は抑えたい)モチベーションもあるだろうし肯定されるべきだと思う。が、繰り返すがあれは脱税

今回のスキームはすごく簡単事業実態がない会社を経由させて経費ではないものを経費化する、というのがマズイ。シンプルなのでやる人もちらほら多い脱税で、少額ならいちいち刺しに来ないケースもあるが、税務調査が入るといの一番に調べられて刺される(追徴課税等)される。事業業務実態がないのはすぐ分かるし、分からないようにするには何かしらの書類(日報とか経費一覧とか)をダミーで用意しておく必要があるが、要するにそういう「偽装」をしないとバレるわけで、脱税なんすよ。

今回は上の読売新聞報道の通り、ポンジ味もかなり強く感じられ、ほぼ詐欺?という風情も漂っている。そのヤマを引っ張るのに、ついでに釣れた被害者脱税犯扱いせざるを得ないんかもなぁ。

まぁ、この手に引っかかるのは、おぼこいぼんやりした田舎地主三世とかそんぐらいじゃねーかと思うが…そういう意味では舞の海はそうとうおぼこいのかも。舞の海櫻井よしこ講演会ゲストに出ちゃったりするようなかなり濃い味の極右みのある人でもあるので、こんなうっかりした脱税に乗っかってては恥ずかしいぞ。

そしてはてブのみんなもあの手のブコメをうっかり人気にするあたり相当初心でおぼこい。だから節税」なんて近寄ってくる人はすべてが詐欺師だと思うぐらいの警戒をしておいた方がいいと思う。心配

節税って、合法世界では、税法等の控除や国や自治体が行っている民間企業支援補助金とか控除とか)を使ってもろもろの税金を抑えるための方法を指す。

実は国や自治体は、税金免除するわよ?課税所得・資産を抑えてもいいわよ?という法律通達をけっこうたくさん用意している。ただ個人所得などは比較的イージーなのだが、法人税資産税だとかなり複雑なケースもあるので、多くの場合税理士国家資格)が、その税免除や控除の要件を整理したり申請を手伝ったりをする。これが合法世界における節税。これはごく真っ当なこと。社会善。

真っ当じゃない点があるとしたら税務がとても複雑で煩雑だということはあるが…まぁクロ度95%なのに節税と言い張る脱税や、本義を大きく超えた脱法的な節税をする輩が後を絶たないので「法律の穴」を埋めつつ産業振興のための税免除・控除を本義に沿って稼働させるために税法や通達がどんどん複雑化しているので、悪いのは、脱税野郎どもと、一目で気づくような脱税を指して「えっ節税ってだめじゃないでしょ?」きゅるるん!とかわいこぶって言ってる輩どもです。

Permalink |記事への反応(0) | 22:00

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-03-04

子宮移植中国国内初、世界14人目が6年前か

既に実例はあるんだよね

中国初、母の子宮を移植された娘が無事出産

https://spc.jst.go.jp/news/190104/topic_4_03.html

2019年01月24日

 2015年に全国で初めて子宮移植を受けた患者の楊華さん(仮名)が北京時間20日午後6時19分、空軍軍医大学西京病院産婦人科で無事、男の子出産した。これは中国国内初、世界14人目の、移植された子宮からまれ赤ちゃんだ。科技日報が伝えた。

Permalink |記事への反応(0) | 20:21

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-02-18

anond:20250216084545

希望に添えるタイプか分からないけど残念年上ヒロイン系なら

とかかな。残念要素抜きの年上メインヒロインなら


ラブコメOKなら

このへんも一応年上メインヒロインだよ。もう知ってる作品ばっかだったらごめんな

Permalink |記事への反応(2) | 00:50

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-01-30

anond:20250130133931

労災死ぬ男も連日報道されてますけど

Permalink |記事への反応(0) | 13:44

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-01-20

Youtuberスウェーデンでのインタビュー面白かった

移民問題に悩んでいるらしいけど

メディアSNS対立煽りが酷いって言ってて

やっぱどの国も現代の癌はそこなんだなって面白かった

 

たとえば移民犯罪率が高いって言っても

移民の中の大多数はそうじゃないし、移民犯罪者を憎んでる人が多い

それなのにメディアSNSが「移民が悪い」って持っていくんだよね

 

犯罪ってさ、1年365日報道できるだけのネタは各国持ってるわけで

そこでどれを報道するかって選択的なんだよね

Permalink |記事への反応(4) | 09:57

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-01-05

理解のある彼くんを敢えて振ってみた話

 私が大学生になって初めてできた彼氏は、とにかく「理解のある彼くん」だった。名前達也出会い入学式の日、私が人混みで落とした学生証を拾ってくれたことがきっかけだ。声をかけられたときに見上げた彼の顔は、少し人懐こそうな笑みを浮かべていた。春の日差しの中、なんだかドラマみたいな瞬間で、そのまま私たちサークルも一緒、帰り道の駅も一緒で、自然と連絡先を交換するようになった。

 その頃の私は、大学合格した安堵感と新生活への期待で、浮き足立っていたと思う。地元を離れて初めての一人暮らし。両親の目も届かず、どこか少し自由を楽しみたい気持ちもあった。人間関係も一から作り直し。そんな中で、拾われた学生証が縁となってできた関係……要するに、私は軽い運命めいたものを感じて、あっという間に達也と付き合い始めたのだ。

 付き合い初めのころ、達也自分のことを「あんまり目立つタイプじゃない」と言っていたけれど、その通り、目立って派手に騒いだりはしない。友達喧嘩したり、悪口を言いふらしたりといった話も聞かない。とにかく落ち着いていて、穏やかで、私のどんな話にもにこにこ耳を傾けてくれる。そのうえ、自分意見をしっかり持っていて、私が間違った方向に走ろうとしたら、きちんとそれとなく正してくれる。否定するときも、「それは違うよ」「やめたほうがいいよ」なんて強い言い方をせず、「こう考えたらどうかな?」と別の道を示してくれたりするのだ。

 そんな性格に惹かれて付き合い始めたはずなのに、一年も経たないうちに私の中では「どうしてこんなに物わかりがいいんだろう?」という感情が芽生え始めた。普通だったら多少揉めたりぶつかったりして関係が深まっていくものだと思うのに、達也との間にはいつも波風が立たない。もちろん、穏やかな生活はありがたい。だけど、私自身がもう少し衝突してみたかったのかもしれない。青春とは、もっと揺れ動く気持ちだとか、勢いで飛び出した言葉からお互いの気持ちを探るような、“熱量”のイメージがあった。私たちにはそういう“ドラマチックな盛り上がり”が足りない気がしていた。

 友人たちは「そんな彼、最高じゃん。大事にしなよ」と口をそろえて言っていた。私も頭ではわかっている。「みんなが羨むぐらい完璧な彼なのだ」と。でも、心がついてこない。「最高すぎる彼」は時に息苦しくなるぐらい完璧だった。デートは私の都合や好みに合わせてプランを立ててくれるし、行きたい場所があったら何も文句を言わずについてきてくれる。私が仕事サークルで忙しかったら、時間を調整してくれる。記念日もきっちり覚えてくれて、ささやかサプライズを用意してくれる。ここまでしてくれたら文句をつけようがない。一方で、私がたまにかまってちゃんモードになって自爆しかけても、何も咎めたりはしない。私の言い分を一度受け止めたうえで、「つらかったんだね、わかるよ」と言ってくれる。

 正直、最初は「そうだよね、私の気持ちを分かってくれるんだよね!」と心が満たされていたけれど、少しずつ物足りなさ、というか「理解されすぎている」という歯がゆさが募っていった。私が気持ちを伝えようとする前に、先回りして理解してしまう。「あ、もしかして今日は機嫌悪い? 無理しないでね」「なんだか元気ないね、何かあった?」。そんな優しい言葉をかけられるたびに、なんだか妙に恥ずかしくなって、私が自分自分感情を見つめる前に、達也の側がそれを代弁してしまう。まるで読みすぎるくらい、私の心を読んでしまうのだ。

 実家を出てから初めてできた彼氏だったし、彼が優しいからこそ居心地がいいはずだった。でも、いつしかその「居心地の良さ」が「退屈」と感じられるようになってしまった。平穏すぎて、ストーリーがないのだ。私が望んでいないのに、いきなり波乱万丈な出来事なんてわざわざ起きはしない。とはいえ現実に刺激を求めるのもおかしな話だが、私の中でくすぶるモヤモヤは消えなかった。

 ちょうどその頃、サークルであるイベントの準備に追われていたとき、年上の先輩とやり取りをする機会が増えた。彼は私を振り回すようなタイプで、こっちの予定を無視して仕事押し付けてきたり、「なんでそんなこともできないんだ?」とイライラをぶつけてきたりする。最初は嫌で仕方なかったが、逆に言えば、彼は感情をむき出しにしているぶん、私の腹立ちや焦り、苦しさもそのまま表に出していいと思わせてくれた。そこで初めて、私が「ちゃん反論してもいいんだ」と感じられるようになったのだ。彼と何度もぶつかり合いながらも、実はその刺激を楽しんでいる自分に気づいてしまった。静かな湖畔に石を投げ込んで波紋が広がるように、感情が大きくうねっているのを感じた。

 その感覚を一度でも知ってしまうと、もう達也との平穏日常に戻るのが息苦しく感じられてしまった。彼は決して悪くない。むしろ、私が“もっと波風立てたい”なんて勝手理由を抱えているだけ。でも、その気持ちは抑えきれなかった。ある日、ふと「私、達也と別れよう」という考えが頭をかすめた。もちろん、そんなの間違ってる、と思った。あんなに優しくて理解のある彼を手放すなんて、普通ならありえないし、友達が聞いたら大反対するに決まっている。けれど、その日は全く眠れなかった。頭の中でずっと「このまま付き合っていて、本当に私は幸せなの?」という疑問が渦を巻いていた。

 結局、私がとった行動は「思い切って別れ話をする」という選択だった。季節は夏。夜風が生ぬるくて、不快感すら感じるような夜に、私は達也を近くの公園に呼び出した。別れるつもりで呼び出したのに、いざ目の前に立たれると、胸がぎゅっと締め付けられる思いがした。「なにかあった?」と心配そうに私を見る彼を見て、罪悪感で胸がいっぱいになりそうだった。けれど、私はもう“刺激”を求めてしまった自分に嘘はつけない。少しもめてもいいから、感情さらけ出して、もう一度自分気持ちを確かめたいとすら思っていた。

 私は震える声で言った。「私、もう達也とは付き合えない。ごめんね」

 達也は驚いたような顔で、それから俯いて小さく息をついた。「そうか……辛い思いをさせてたのかな?」と心配する言葉がまず返ってくる。私はなんて身勝手なんだろうと思った。別れ話を切り出した私が、逆に相手心配されるのだ。泣いてすがるとか、怒るとか、そういう感情の爆発はない。いつものように冷静で、「君の言葉を受け止めるよ」と言わんばかりの態度だ。それを見た瞬間、私の心の中でむき出しになっていた感情に、何か冷水を浴びせかけられた気がした。

 「そうじゃないの。達也が悪いわけじゃないんだよ」と、私は必死で伝えた。「ただ……刺激がなさすぎるの。こんなの自分勝手だってわかってる。でも、もっとぶつかったりして、本音さらけ出し合いたかった。達也はいつも私を傷つけないように、慎重に言葉を選んでくれて、でもそれが……私には物足りなかったの」

 自分で言っていても、我ながらどうかしている。こんな理由で別れを切り出すなんて。けれど、達也はそれすら「うん、わかったよ」と受け止めてしまう。私は「ここで少しは怒ってくれないの?」とさえ思った。結局、きちんと話し合った末に、私は彼を振る形で別れが成立した。言い分が自分勝手すぎて、最後は私が泣きそうになったが、達也は静かにありがとう。今まで楽しかった」とだけ言って、私をそっと抱きしめ、それから家まで送ってくれた。

 ドアの前まで見送りこちらが断っても「最後から」と一緒に歩いてくれた彼に、私は後ろめたさと切なさが同時に込み上げた。別れた直後に背を向けるとき、彼の優しい笑顔を何度も思い出して、「本当にこれでいいんだろうか」という後悔が頭をよぎった。友達に後日報告すると案の定、「あんバカじゃないの?」という反応が返ってきた。それでも、私は別れると決めた。これは私が抱えてしまった矛盾だ。彼の優しさに包まれているときはとても幸せなはずだった。でも、それを重荷に感じてしまったのも事実なのだ

 その後、私は一時的に先輩との関係にのめりこみかけたものの、やはりそれは長くは続かなかった。先輩はただ率直に言葉をぶつけるタイプで、常にバタバタトラブルを呼び寄せていた。いろいろなドラマが日々起きる反面、心が疲弊してしまうことも多かった。私が欲しかったのは“穏やかすぎない関係”だけれど、かといって“安らぎ”まで手放す気はなかったんだと、今さら気づかされる。わがままだと思う。でも、そういうものだろう。人間欲望は複雑で、“当たり前にある安心感”と“突き動かされるような刺激”の両方を兼ね備えた関係なんて、そう簡単に手に入るものではない。

 それでも私は、あの夏の夜に達也に伝えた気持ちを「間違いだった」とは思わないようにしている。なぜなら、あのときは本当にそう思ったし、そうしなければ自分に嘘をつくことになっていたから。もし我慢して付き合い続けていたら、いずれもっと酷い形で爆発していたかもしれない。それに、達也最後最後まで私の気持ちを受け止めようとしてくれた。私に必要だったのは、「誰かに受け止めてもらう」ことではなく、「自分自分感情をはっきり言葉にする」ことだったのだと思う。

 その後、卒業間近に達也とは偶然キャンパスで会った。久しぶりに見た彼は、少し髪が伸びて、相変わらず穏やかな笑顔で「元気?」と声をかけてくれた。どうやら新しい彼女ができたらしく、私には思わず「おめでとう」と口から出ていた。嫉妬心とか、そういうのはほとんどなかった。ただ、本当に安心したのだ。あれだけ理解のある彼なら、きっと誰とでも上手くやっていけるのだろうし、彼自身幸せになってほしいと思ったからだ。

 帰り道、私は少しだけ思い出を振り返りつつも、もう達也が隣にいない生活特に寂しく思わなかった。それは私が成長したからかもしれないし、あるいはもう達也のことを「元彼」としてしか見られなくなったからかもしれない。そう考えると、あの日あの夜、汗ばんだ手のひらで彼の手を握りしめ「別れたい」と告げた決断は、私にとって間違いではなかったのだと、改めて思う。

 私には私の人生がある。達也には達也人生がある。私たちはそれぞれ別の道を歩んでいく。そして、今度誰かと出会い付き合うときには、同じ過ちを繰り返さないとは言い切れないけれど、自分が本当はどんな関係を望んでいるのかを、もう少し丁寧に見つめられると思う。刺激的でドキドキするだけの恋よりも、安心して本音をぶつけ合える相手。そんな相手出会えたらいいなと願う。

 こうして、私は「理解のある彼くん」を敢えて振るという選択をした。周りから見れば「何を贅沢なことを」と思われるかもしれない。でも、そのときの私は自分の心の声に正直になりたかった。衝突し合うことも、時には幸せの形のひとつだと感じていたから。あれから時間が経ち、今の私は達也みたいに優しいだけの人よりは、自分気持ちを素直にさらけ出せる相手がいいかもしれないと思う。そんな私は、結局わがまま矛盾だらけなのだろう。けれど、恋愛において100点満点の答えなんて最初から用意されていないのだ。自分に正直であることが、私にとっては一番大切なことだった。

 ――これは、私が理解のある彼くんを敢えて振ってみた話。後悔がないかと問われれば、少しはあると言わざるを得ない。それでも、あの別れがあったからこそ、私は自分が何を求めているのかを知ることができたのだ。人生には数えきれない選択があって、どれが正解かなんて誰にもわからない。だからこそ、自分で選んだ道を信じて、進んでいくしかない。いつか振り返ったときに、「あのときそうしたかったんだもん。仕方ないよね」と笑い飛ばせるぐらいには、自分大事にしてあげたいと思う。

Permalink |記事への反応(1) | 14:26

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20250105115143

いや、ちょっと待ってくださいよ。ナンデモオープン株式会社アイデア、確かに面白いと思うんですけど、実際にやるとなると問題が山積みなんですよね。

例えば、社内風景を音声付きカメラで全世界配信するって、これ完全にプライバシー侵害じゃないですか?社員が常に監視されているって感じになっちゃうし、ストレスまりますよ。普通の人はそんな環境で働きたくないと思いますけどね。

それから業務日報会議の内容をオープンにするって言ってますけど、これもどうなのかな。特に競合他社がいる業界だと、自社の戦略アイデア簡単に盗まれちゃうリスクがあるわけですよ。オープンすぎるのも考えものです。

アイデアボックスを設置して「全人類自由提案できる」って言ってますけど、実際には誰もが提案するわけじゃないし、質の低いアイデアが大量に集まる可能性もあるんですよね。結局、良いアイデアが生まれるとは限らないし、その管理も大変だと思いますよ。

フィードバックを全世界に公開するっていうのも、社員本音を言えなくなるリスクがありますよね。「この会社クソだな」と思っても、それを公表したらどうなるか考えたことあります?逆に社員が萎縮しちゃう可能性もあるんですよ。

最後に社内イベントを「全人類が参加できるように」って言ってますけど、それって現実的じゃないですよね。物理的に参加できない人もいるし、オンラインでやったとしても、参加者数が多すぎて運営が大変になるだけでしょう。

要するに、「オープン」っていうコンセプトはいいけど、それを実際に運用するとなると多くの課題があるわけです。だから、「なんでもオープン」っていうのは、一見魅力的だけど、実際にはかなり難しいんじゃないかなと思いますよ。

Permalink |記事への反応(0) | 11:53

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

次の25件>
ログインユーザー登録
ようこそ ゲスト さん
Copyright (C) 2001-2025 hatena. All Rights Reserved.

[8]ページ先頭

©2009-2025 Movatter.jp