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2025-10-10

陰キャは夜空を見上げない

三年前、渋谷桜丘町にある古いマンションの一室で月に一度だけ開かれていた読書会があった。

「Books &Beyond」とか「本と珈琲」みたいなカフェが並ぶあの界隈で、オーナー趣味でやってるようなサブカル風の空間。壁にはカフカポスターが貼られ、スピーカーからボサノヴァが流れていた。

六畳ほどの小さなスペースに八人くらいが座りそれぞれが持ち寄った本を紹介し合う。それが俺と彼女出会いだった。

俺がその日持っていったのは『呪術廻戦』の第八巻。ほかの人たちが『中動態の世界』とか『そして誰もいなくなった』とか『サピエンス全史』とかを並べる中で、俺だけがジャンプコミックスを机に置いた。

もちろん場の空気ちょっと変わった。

でも当時の俺はそれを承知の上で、ある種の逆張り勇気みたいなもので挑んでいた。会社では誰にも話しかけられず、Slackアイコンもずっと初期設定のまま。それでも自分を注目して欲しいという欲求はあった。

 「呪術廻戦のテーマは、“死の受け入れ”よりも“存在肯定”にあると思うんです」

俺はそう言った。

それに対して、口を開いたのが彼女だった。白いマスクを外して冷静な目で俺をまっすぐに見た。

「でもそれって、“他者媒介にしない存在”ってことですか?」

唐突にそんな言葉が出てきた。返す言葉に詰まった。彼女の声は低くて落ち着いていた。大学院哲学を専攻していると言った。

その瞬間、空気が変わった。

みんなが「へえ〜」と頷いて、俺は笑ってごまかした。その笑いが妙に引きつっていたのを今でも覚えている。

そのあと彼女が言った。

「でも、面白いですよね。呪いって、社会の圧みたいなものですし」

その一言に、俺は救われた気がした。

彼女は俺を笑わなかった。

それどころか俺の話を拾って補足し、言語化してくれた。その会の後、俺たちは駅まで一緒に歩いた。

外は冷えていてコンビニの前のホットコーヒーの湯気が白く漂っていた。

「また来月も行きます?」と彼女が言った。

「行く」と俺は答えた。

彼女名前はSといった。

新宿御苑の近くに住んでいて、大学お茶の水彼女の持ってくる本はいつも背表紙が硬かった。

『悪について』

他者起源

グレアム・グリーン短編集』。

対して俺の持っていくのは『チェンソーマン』や『ブルーピリオド』。

彼女はよく笑った。

笑うときに、指先を口元に添える癖があった。

その仕草上品で、俺はそれを見るたびに自分がどれほど下卑た生き物なのかを思い知らされた。

付き合うようになったのはその年の秋だった。

彼女修論で忙しくなってから俺の存在息抜きになったらしい。

あなたと話してると、時間を忘れちゃう」と言われた夜、俺は人生で初めてコンビニの帰り道が輝いて見えた。ファミリーマートの青い光がネオンのように見えた。俺の中でなにかが初めて肯定された気がした。

冬のデートの夜、代々木公園を歩いた。

イルミネーションが飾られてSNSでは「#冬の光2021」というタグ流行っていた。俺は寒くてポケットに手を突っ込んでいた。彼女は小さな紙袋を下げていて中には文房具店で買ったモレスキンノートが入っていた。

「これ、修論終わったら旅行記書こうと思って」

彼女はそう言って笑った。そして突然立ち止まって空を指さした。

「ねえ、見える?オリオン座

俺は空を見上げた。

そこには三つの星が斜めに並んでいた。

「……あれか?」

「そう。ベテルギウスリゲル。あと真ん中がミンタカ

彼女はそう言って、星の位置を指でなぞった。

俺は正直何もわからなかった。

星はただの光の点にしか見えなかった。

俺の住んでいた葛飾区の夜空では、星なんてほとんど見えなかった。中学の帰り道、空を見上げてもあるのは街灯と電線だけだった。だから星座名前なんて知る機会がなかった。

「小さいころ星座図鑑とか見なかった?」

彼女がそう言った。

「うん、まあ、プラネタリウムとかは……行ったかな」

本当は行ったこともなかった。そんな余裕のある家庭じゃなかった。週末は母親スーパーで特売の鶏むね肉を買って帰るのが恒例で、俺はその肉を味噌マヨで焼いて弁当に詰めてた。

星よりも肉の値段を見てた。だから空を見上げるという行為が俺には贅沢に思えた。

彼女は俺の顔を見て、少し笑った。

かわいいね。知らないことがあるって」

それがなぜかすごく悔しかった。笑われたわけじゃないのに馬鹿にされた気がした。

俺は「そうだね」とだけ言って視線を落とした。

地面に落ちた枯葉を踏みつけた。カサッという音が、やけに大きく聞こえた。俺はあの夜自分が一生星座名前を覚えないだろうと悟った。

通勤電車の窓に映る自分の顔は相変わらず冴えなかった。イヤホンからはYOASOBIの「群青」が流れていた。「夢を描くことが全ての始まりだ」なんて歌詞を聞きながら俺は窓の外を見た。

見たのは空じゃなく、線路だった。

陰キャは夜空を見上げない。

だってそこに映るのは、自分の見なかった人生からだ。

星の位置を覚えられる人間は、いつだって上を見て生きてきた人間だ。

図書館に通い、正しい敬語を使い、誰かに恥をかかされないように育てられた人間だ。

俺はそうじゃない。

俺の星座コンビニ防犯カメラの赤い点滅と、タワマン最上階で光る部屋の灯りでできている。

 

これは遺書だ。

俺はもう彼女と会っていない。

LINEトーク履歴はまだ残っている。

最後メッセージは「また話そうね」

日付は2025年2月14日

バレンタインだった。俺はその日会社義理チョコすらもらえなかった。彼女からチョコを待っていたわけじゃないけど期待してた。

「ねえ、今年はどんな本読んでるの?」

その一言が来るだけで救われたと思う。メッセージはもう既読にならない。

通話をかけたこともある。

仕事帰りの山手線品川から田端までの間イヤホン越しに呼び出し音が虚しく鳴った。ワンコール目、ふたつ、みっつ、……留守電に切り替わる。

録音された「この電話現在使われておりません」という機械音声。それがまるで彼女の声に聞こえた。その瞬間息が止まった。ほんの数秒で胸が焼けた。

どうして?

俺のスマホには彼女写真がまだある。表参道青山ブックセンターの前で撮ったものだ。彼女は黒いコートを着て、手に『ロラン・バルト恋愛ディスクール』を持っていた。俺は同じ日カバンの中に『チェンソーマン』の最新巻を入れていた。

その夜二人で神宮外苑いちょう並木を歩いた。イルミネーションの下で彼女が「あなたはどんな未来を望むの?」と訊いた。俺は「普通に働いて普通に暮らせたら」と答えた。

俺は夢を語る勇気がなかった。陰キャは、夢を語ると笑われると思ってる。

それでもあの頃の俺は必死だった。休日には「丸善丸の内本店」で彼女が好きそうな本を探した。

夜と霧

レヴィ=ストロース

哲学の慰め』

表紙をめくっても内容の半分も理解できなかった。けど読んでるフリをすることに救われた。カフェ・ベローチェでブレンドを飲みながらマーカーで引いた単語スマホで調べた。

「内在性」

「超越」

主体性」。

どれも俺には関係ない言葉だった。それでも彼女世界に近づける気がした。

夏になっても連絡はなかった。彼女Twitterアカウントは鍵がかかりInstagramは削除されていた。

唯一Facebookけが残っていた。プロフィール写真は変わっていなかったけど交際ステータスの欄が消えていた。俺は夜中の三時渋谷ファミマストロングゼロを買って歩きながらそのページを何度も更新した。酔いで画面が滲み青白い光が夜風に揺れて、まるでオリオン座みたいだった。

俺は空を見上げた。

でもそこにあったのは、看板LEDだけだった。

もしこれを読んで俺のことだと気づいたのなら、どうか連絡をして欲しい。俺はおまえが好きだ。おまえがいないと俺はもう駄目みたいなんだ。

たくさん本も読んだし勉強した。今なら話にだってついていけるし、楽しませることだって出来る。

から連絡のひとつでいいからしてほしい。、お願いだ。頼む。

これを俺の遺書にはさせないでくれ。

Permalink |記事への反応(0) | 13:28

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2025-10-08

大昔に出版された旅行記に書いてあったフンザとかウイグルとかチベットとか行きたかったけど今行ってどうなってんのか…あの時俺が見たいと思った景色って今も残ってんのかな〜

Permalink |記事への反応(0) | 14:21

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2025-09-23

アウトラインプロセッサーのすすめ

アウトラインプロセッサーは、思考の断片を手放さずに可視化し、整理し、再構築できる道具だ。

まるで夜の車窓に見える街の明かりを、手元で一つずつ拾い集めるように、思考を丁寧につなぎ合わせる。

この感覚を知ると、もう手書きメモ帳には戻れない。

なぜアウトラインプロセッサーが必要なのか

社会底辺作業員として黙々と土木工事従事していたとき、頭の中の不純物が洗い流される感覚を覚えた。

同じように、ごちゃごちゃしたアイデアや散在する情報を一度に整理するには、アウトラインプロセッサーの黙々と書き出すアプローチがうってつけだ。

実際に使ってみよう

1. 起動して最初に書くのは「今日の問い」。

 旅の始まりに「私は本当に何を探しているのか」と自問したあの日のように、アウトラインプロセッサーもまず問いから始めると迷わない。

2.階層を深掘りする。

 大都市札幌渋谷と段階的に移り住むように、大まかなテーマ小見出し→具体タスクと深く掘り下げる。

3. 書いては消し、消しては書く。

 筆の乗らない夜もある。そんなときは一度消してみると、新たな視点が生まれることがある。まるで濃い霧の向こうに新しい地平線を見つける瞬間のように。

4. 定期的に全体を俯瞰する。

 旅人が丘の上から街を見下ろすように、マップビューやアウトライン全体図を眺める。漏れや重複が一瞬でわかる。

おすすめツール
アウトラインプロセッサーと歩むこれから

アウトラインプロセッサーは、ただのツールではない。思考の遍歴を刻む「道しるべ」であり、自分自身心象風景可視化する「旅行記」だ。

移動を繰り返した末に「どこにも根を張らない自由」を知ったように、アウトラインを使いこなすと、どんなアイデアも土台に据えられる安心感が得られる。

時には、自分内面恋人侵食されるような不安に襲われることもあるだろう。

しかアウトラインプロセッサーなら、自分思考境界線を描き直し、必要ときだけ他者意見をそこに取り込むことができる。

さあ、新しい街へ踏み出すように、アウトラインプロセッサーを開き、あなた自身地図を描き始めよう。

Permalink |記事への反応(0) | 15:43

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2025-07-11

anond:20250711201653

今日はスタレのFateコラボ進めてる人が多そう

トレンド10位にセイバーいるな

10位つっても純ツイート数では今一番つぶやかれてるわ

俺はまだ残ってるのんびり旅行記のんびり進める

Permalink |記事への反応(0) | 20:29

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2025-07-06

[mhy日記]

長い長いファイノン曇らせのメインを終えてエリュシオン探索してるけど癒やしすぎる

これがなかったら精神崩壊してたに違いない

未着手だけど折り紙小鳥ャンディークラッシュバトルは前回は結構おもしろくて癒やされたけど今回のはどうなんかな

あれもそろそろしないとな、のんびり旅行記

それにしてもゼンゼロ予告番組アツすぎたな

特に水着サーフィンのところエチチすぎて思考止まったもん

ここここ、イベントトップローアングルからサーフィン開始でカメラが後ろに回るところからのお尻

https://www.youtube.com/watch?v=tTMaCzcQYdo&t=1680s

アレー?ゼンゼロここまでやるゲームだっけ?と思ったけどそういや全然朱鳶やトリガーでお尻ぶるぶるさせてたわ

でも少女キャラをここまで叡智に魅せてきたのは初めてでは?

リンちゃん水着もおしゃれながら透け上着と超ローライズ不思議ベルパンツという凝りよう

いやそれにしてもコンテンツ開発量がエグすぎる

2.0あんだけ新しいマップシステム作っといて次verにこんだけ作れるって常軌を逸している

最後公式MADエンドロール社員ハンドルネームがずらーっと並んでたけど

雑に数えたかんじ開発チームざっと600人くらいいなかったか?ゼンゼロだけで?

運営宣伝・その他の人員も入ってるのかもしれないけどそれにしても体制が巨大すぎる

最近調べ物してるときにチラッと目に入ったこご当地旅行記事によると

https://www.hoyolab.com/article/37334157

miHoYoは上海自社ビルを6つ持っていてさら建設中のビルもあるので増えそうだ

えぇ?

Permalink |記事への反応(0) | 18:35

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2025-07-03

万博行ってきた

母親が行きたいと言うので泊りがけで2日間アテンドしてきた。

これは体力のないおじさんとスマホもろくに使えない老婆の旅行記なので視点大分偏っていると思う。

月曜日火曜日の2日間だけなので一部しか捉えられていないところも多々あるが許してくれ。

【出発前】

人混みも暑いのも嫌いだから、めんどくささで鬱になるかと思った。

アプリで一ヶ月前、七日前と段階を分で予約抽選を受けられるが母の希望の人気のパビリオンで一点決め打ちしてたから全滅。

当日予約があるということでそれで頑張ることにした。

公式HPを見てもパビリオンで何やってるのかポエムばっかで意味分かんないなと思っていた(後にこの理由は分かった)ので自分はまったく楽しめる気にならず、そして公式アプリや予約システムUIカス過ぎてイライラした。

チケットぴあ公式ガイドブックはパビリオン説明もあるしマップもあるということで母に渡すと熱心に読み込んでいた。

【入場】

朝9時枠は埋まっていたので10から入場予約。

9時55分くらいに並んだが、入場は混み合っていて1時間位かかった。

万博は予約時間以降ならいつでも入場できるシステムなので、9時の人は別レーンで並んで優先的に流してもらえていた。

それを見たので翌日は10時予約だったが11時前に行ったら10分くらいで入れた。

なので結局入場時間は同じくらいだった。

朝一は当日予約などで有利なので9時枠取れた人は朝一入場目指した方がいいけど、それ以降の人は予約時間より遅く行ったほうが楽なんじゃねーか。

そんなに気合が入ってない人は15以降の入場を強く推奨する。

夕方から人がどんどん減っていくので、パビリオン楽しみたいならそこからが本番だ。

昼のうちに体力消耗するなよ。

入場したら人人人人だらけである

不人気万博と聞いていたが不人気でこれなら予想した人数いたら不快でとんでもないことになっていただろうな。

軽く見て回るがどこも長蛇の列で母親が落ち込んでいて慌てる。

万博ファン達が、万博GOってサイトで待ち時間の少ないパビリオン情報を常時更新してくれているのでそれと、ファンが作ったマップで予約無しで入れるところが分かるのでそれを参考に回る。

ありがとうファン人達

万博GOマップは必需品だが、どちらもオフィシャル製で無いことにイラッとする。

開催者は何やってるんだ。


【当日予約】

当日予約はこれまた万博GOってところで全体の空き情報が見れるので活用する。

会場内に当日予約の情報はなかった(俺が見つけられなかっただけかも)し、空き枠が出てもすぐ埋まるので俺はひたすらスマホにらめっこして枠が空いたら申し込んでエラーが出たり既に埋まったりしてた。

当日予約に躍起になっていると万博をしっかり楽しむことは出来ないので俺はいいけど普通に楽しみに来た人は嫌だろうな。

コモンズ

飯を食ったり、コモンズデカ建物複数の国がブースを並べている。待ち時間なく入れるので並びたくない時はここが一番いい)回ったりした。

コモンズは狭いスペースで民芸品が並んでいるが、どこの国も基本的織物! 木彫り! 自然豊か! 名産品!(お手を触れないでください!) 謎のおじさんの写真!!(おそらく国のトップなんだろうな)って感じだった。

セキュリティ関係もあるんだろうけどすぐ触れる距離に置いてあって触れないというのは勿体ない。

布地なんて肌触りとか大事だし、コーヒーパッケージだけ並べられてもよくわからんよね。

眼の前によく知らない国の自然に優しい伝統的な虫よけスプレーの小瓶を置かれて眺めるだけで喜ぶ人はどれだけいるんだろうか。

スパイス紅茶香り比べとかはあって、正直市販のものとの違いなんてまったく感じなかったけど、触れる体験が無いと行く価値はまったくないと思った。

コモンズの係員は現地の人と日本人パターンあったけども、現地の人達は概ねやる気がなかった。

なんらかの操作をすればインタラクティブな表示がされるデバイスの前で日本人が混乱していて、係員はそれを気にせず椅子に座ってスマホ見てたのはとても良かった。(俺は海外でしばらく暮らしていたのでそういうのは嫌いじゃない)

ネット打楽器体験できるからドラマー連れてったら楽しいってあったけど大抵子供がチャカポコ狂ったように鳴らしていて割と不快だった。

自分も叩いて遊んだから良しとする。

海外パビリオン

パビリオンは大きく分けて3つある。

1つはでっかいモニター、奇抜な形のモニター映像を見るタイプ。これは見る価値が無い。

家でYoutube見れば十分。

お決まりSDGSだの豊かな生態系だの高度な社会だのうんたらかんたらポエムキレイ映像と共に叩きつけられて「公式HP説明が訳わからなかったのはこれが原因かァ~~~!」ってなった。

もう1つはアート系。

暗闇でシャボン玉飛んだり、螺旋状の坂を登りながらポップなアーティストの絵を眺めれたりする。

これは自分は楽しめなかったが、好きな人もいるんじゃねーの。

三十分待った先でシャボン玉見せてもらえて嬉しい!とは俺は思えない。

アーティストの絵はやたらちんちんが出てた。

俺も国の威信を背負ってちんちん書きたい。

最後パネルクイズや展示、係員の説明で国の紹介をするタイプ

全部コレにしてくれ。このタイプの中でも良いところ悪いところがあるんだが、カスなのはWikipediaの国ページやNHK特集メチャクチャ薄めたような感じ。

水道水も飲めないような国(俺はその国で水飲んで腹壊したことある)「うちの国は医療に力を入れていて公共衛生最高だぜェ~~!」と訴えていると笑ってしまう。

俺の好きな国が「うちの国はハーブ免疫力を強化してコロナを乗り切ったぜェ~~!!」とかやってて悲しかった。

展示もピンキリで、触れる展示が少ないのが残念だった。

あるパビリオンは入ってすぐの入口料理模型がズラッと並んでて「万博まで来て食品サンプル見るの?」ってなっちゃった

俺は体験がしてェんだ……。


悪いところばかり挙げたが、海外パビリオンには大抵レストランカフェが併設されていて、そこで国の特徴があるコーヒーだったり料理が楽しめるのは良かった。

万博じゃなくても大阪なら料理屋行けばいいじゃん、って思ってたけど年老い母親を「コーヒー飲みに行こうぜ!」ってアラブ系の飯屋に連れて行くことなんてまず無いし、やっぱり機会ってのは大事

企業パビリオン

ヘルスケア館がとても良かった。

というのも入ってまず健康診断みたいなのを受けられるんだが、年寄は皆健康診断が大好きである

丸一日炎天下歩いてお肌の状態がどうとか言われてイラッとすることもあったが、俺も楽しめた。

滞在予定時間時間とのことだったが俺達は二時間も楽しんだ。

俺はゲーマーからVR系の展示をやりたかったんだけど、一時間待ちと言われて断念。

マイクロバブルシャワーヘッド威力が凄まじくて自分の家に欲しくなった。

三菱未来館

並んで入ったらしょぼい映画だけで終わって悲しい。

未来火星探査の様子の映画だったんだけど、その中で「火星地球と同じ原始的生命体が見つかりました」ってやってて、それは断言しちゃいかんことだろと思った。

木造リング

掛けた予算以上の意味があるかは分からんが、日よけになるデカ歩道を用意してくれるのはまじでありがたかった。

今の季節でも既に死ぬほど暑いが、リング下は涼しくて休憩もできる。

【休憩】

よほどの体力猛者じゃない限り、こまめに座って休憩したほうがいい。

ヘルスケア館みたいな長時間滞在するタイプは二時間立ちっぱなしで座るところが少ないので入場前元気でも出てくる頃には結構きつい。

それと日中学生がいて混雑しているが、三時くらいか大分人が減ってくるので時間がある人は日中に無理して動くよりも夕方以降に頑張って歩いたほうが楽しめる。

【他の人】

並んでいたときに現地のおばちゃんと話したけど、スマホ使えないか自分場所パビリオンの入り方も、中で何が見れるのかもよくわからんと言っててちょっと可哀想だった。

白黒にプリントアウトされた地図持ってたけど見づらいか絶対カラーのほうがいいよ。

事前に勉強してこいって意見は出るんだろうけど一部の人達だけが楽しめるイベントにするのは良くないよね。

総評

展示のレベルは全体的に見てかなり低いので、ヨドバシカメラ未来を感じたり、美術館博物館行ったほうが面白さはあると思う。

ただその中でも海外の兄ちゃん説明してくれる体験や、木造リングデカさとか「触れないと味わえない楽しさ」みたいなのは極少数ながらある。

知的好奇心目当てで行ったら後悔するけど、家族サービスとかならありかな。

うちの母はスマホもろくに使えないような人だから一人で行かせなくて本当に良かった。

もう二度と行きたくないけど次行くなら昼は大阪観光して夕方~閉館までで予定を組む。

追記【持っていったほうがいいもの

カバンサイズデカいと駄目とか荷物検査めんどくさいから持っていかないほうがいいと思ったが、厳密にサイズ測ってる訳じゃないかリュックサック位は持っていった方が楽。

空港荷物検査とまったく同じことを入場前にやるから無駄ものは持っていかないようにね。

入場者の中には折りたたみ椅子腰掛けられるポール持ってる人も多かった。並んでる最中ちょっと座れるのはめっちゃ良いと思う。

ペットボトル(中で水を汲める)、日傘タオルトイレで手を拭けないぞ)、モバイルバッテリー地図は用意したほうがいい。

特に地図ね。

スマホで開くの面倒だし、嵩張るもんじゃいから畳んでポッケに入れておくのがいいよ。

Permalink |記事への反応(14) | 12:31

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2025-06-01

光刺激の過敏がある人の万博旅行記

万博に行った。もう数回行く予定。

今回の万博センサリーマップというものがある。感覚過敏のある人向けに「まぶしい」「うるさい」「におい」「水がかかる」「振動がある」「傾斜がある」に分けて、その特徴があるパビリオンを書き出してくれている。

ただ、行った体感として、不十分というレベルではない。感覚過敏にはこれは無理だ、と思った。

表題通り光刺激にとても弱い。基本屋外はサングラス必須イルミネーションは避ける、Dolby cinemaで映画見たら気持ち悪くなってからいい映像映画の諦めてる。こういうタイプ人間にはセンサリーマップが割と頼りだった。

誰もが楽しめる万博を掲げているからこそ、楽しめない人に対して必要な準備ができるようにしてくれているのだと思っていた。

近未来が光に溢れているのは想定内だし、世間チームラボとかの人気を見るにああいうのが流行なのは分かってた。

だけど、万博公式センサリーマップがあそこまで機能しないとは思ってない。海外パビリオンドイツトルコしか載ってないので、他は大丈夫だと思ってた。

「まぶしい」該当パビリオンの予約は取らず、屋外歩行も多いしサングラスかけて行こうと思って予約を取って、最初に入った日本館。

「まぶしい」該当してほしい。

フランス館も「まぶしい」だったし、チェコは「傾斜がある」だ。

センサリーマップを作った人の中に当事者は皆無なのだろうか。

これは、うん!まぶしくないな!って言われてしまってるなら、ドイツトルコの光はどんなものなんだ。

null^2はインスタで見てえげつないの分かってるけど、あのレベルじゃないとダメなのか。

日本フランスレベルじゃ「まぶしい」に該当しないなら、私は、これから未来で生きていけるのかと不安になる。

元々、4K8Kテレビが鮮明になり、映画スクリーンIMAXDolbyという映像美に切り替わっている。その一部に私は既に適応ができていない。

スマホの画面の鮮明さがこれ以上上がったら?VR系統デバイスが主流になっていったら?テレビ8K超えて16とか32とかが出てきたら?

前回の愛・地球博ではもしかしたらの未来Apple Payのようなタッチでの決済を上げていたと誰かのXのポストで見かけた。

今回の万博20年後、30年後の未来では常識レベルデバイスの話をしていたら?

そのとき私は老いていて、より光に弱くなっているだろう。今より強くなることはないと断言できる。思春期以後ずっと弱くなり続けているから。

そのときに私は、スマホの次のデバイス使用できず、おばあちゃんまだスマホなの〜?変えなよとか言われるのか、そのスマホさえ画面が16Kとか今では想定しないレベルの鮮明さになり使用できないのか分からない。

幼い頃から分かっていた自分の光過敏とある程度付き合ってきていた。

でも、こんな振り落とされ方は若干想定してなかったなあ、と、万博行って思った。

サングラスかけて、どこまでいけるかなあと次の予約を考えている。

Permalink |記事への反応(0) | 11:40

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2025-05-05

anond:20250505133258

自分も似た感覚あるわ

ねこぢる旅行記で腕その辺転がってたり、サドゥーがカレー作ってくれたり、大麻ジュース飲んでその辺で寝てる感じ

Permalink |記事への反応(0) | 13:36

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2025-03-30

anond:20250329165455

最初旅行記から読んでるけどさすがに写真とか画像が欲しい…

ブログで書いてくれたら喜んで読みに行くよ。

Permalink |記事への反応(0) | 21:41

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2024-12-17

anond:20241217215444

でもデヴいや出不精だからネット他人旅行記動画を視て満足してる引き籠りと大して変わりませんよね?

Permalink |記事への反応(0) | 21:58

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2024-12-07

ふと旅行記を見たら泣いちゃった

障害年金1級貰ってるけど海外旅行しまくってます

というツイッタラーを見つけて泣いてしまった

本来1級というのは寝たきりレベル障害者を想定している等級である

俺は身体障害2級だがあまり動けないので家にいるしかない

元気なのに1級を貰って遊びまわっている人間が山ほど居る世の中

働いていても生活が楽ではない人もいるだろう

ふざけた世の中だよ

Permalink |記事への反応(1) | 01:33

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2024-11-14

飛行中は身体拘束してくれていいか国内線手続き簡単にして欲しい

羽海野チカ先生旅行記話題になっていたが、飛行機だと自分あんなもんだ。

予習しても全然頭に入らん。

国内線程度なら快適な旅なんか求めないし、こいつ安全だなと思えるレベルまで好きに身体拘束してくれていいから、手続きすっ飛ばして俺を運んでくれ。したらあちこち行ってみる。

Permalink |記事への反応(0) | 16:58

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2024-10-02

40代独身男、アニメ漫画に飽き・・・ない!

ネット上では30、40代オタク趣味にも飽きて

やる事なくて絶望している独身男性を見かけるが、

40代も半ばになろうと言うのに自分は何故か未だに飽きていない。

ちなみに見ていた夏アニメは以下の通り。

天穂のサクナヒメ

転生したらスライムだった件

杖と剣のウィストリア

グレンダイザーU

推しの子

狼と香辛料

魔導具師ダリヤうつむかない

俺は全てを【パリイ】 する

小市民シリーズ

9月中に読んだ漫画単行本)は以下の通り。

悪人面したB級冒険者

悪夢令嬢は一家滅亡の夢を見た

☆悪役令嬢の意外な能力

☆悪役令嬢の矜持

☆義姉の代わりに、余命一年と言われる侯爵子息様と婚約することになりました

☆売られた王女なのに新婚生活幸せです

お茶屋さんは賢者見習い

王太子婚約破棄されたので、もうバカのふりはやめようと思います

俺だけレベルアップな件

織田家長男に生まれました

空っぽ聖女として捨てられたはずが、嫁ぎ先の皇帝陛下に溺愛されています

☆99回断罪されたループ令嬢ですが今世は「超絶愛されモード」ですって!

騎士王の食卓

魔法クロエの二度目の人生

現代社会乙女ゲームの悪役令嬢をするのはちょっと大変

☆「死霊術師など穢らわしい」と処刑されたので、魔族に転身致しま

☆虐げられ令嬢は人嫌いの魔法使いに弟子入りする

☆死に戻り令嬢の仮初め結婚

実は私が本物だった

人生疲れた最強魔術師は諦めて眠ることにした

捨て悪役令嬢は怪物にお伽噺を語る

聖女のはずが、どうやら乗っ取られました

戦場聖女

☆大獣公とユニコニス乙女

追放された悪役令嬢は断罪満喫する

TS衛生兵さんの戦場日記

☆できるメイド

☆手札が多めのビクトリア

☆転生したら才能があった件

転生した悪役令嬢は復讐を望まない

転生令嬢は精霊に愛されて最強です……だけど普通に恋したい!

ななしの皇女と冷酷皇帝

番手の女歌姫としての誇りを胸に、最後のご奉公をいたしま

念願の悪役令嬢の身体を手に入れたぞ!

パワハラ限界勇者魔王から待遇スカウトされる

ふつつかな悪女ではございます

不老不死少女の苗床旅行記

宝石姫は、砕けない

未亡人アンネの閨の手ほどき

無自覚聖女今日無意識に力を垂れ流す

森の中で公爵が拾ったのは

ルリドラゴン

9月中に読んだラノベWeb小説は以下の通り。

月が導く異世界道中

異世界料理

ティムーン帝国物語

くまクマベア

魔導具師ダリヤうつむかない

本好きの下剋上 SS置き場

魔術師クノンは見えている

人質生活から始めるスローライフ

異世界転生して教師になったが、魔女と恐れられている件

TS衛生兵さんの戦場日記

☆義姉の代わりに、余命一年と言われる侯爵子息様と婚約することになりました

目的は生き延びること

☆は9月初見。ちなみに9月初見個人的に一番良かったものは「TS衛生兵さんの戦場日記

漫画で1~2巻見て面白かったら、「なろう」で続きを見ると言う流れが多い。

アニメ1~2話見て面白かったら、原作を見ると言う流れも多い。

仕事終わりも休日ほとんど引きこもって

漫画アニメを楽しめてしまっているのだが、

いつか飽きることはあるのだろうか・・・

Permalink |記事への反応(14) | 22:31

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2024-07-23

anond:20240723184917

ブクマに上がってくるのはそういうのが多いけど、ブログトップに出てるのは日常系というかエモ系が多くない?

旅行記とか、あれ買ったとか家をリフォームしたとか。

あんまり物申すみたいのは見ない

Permalink |記事への反応(2) | 19:02

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2024-07-06

冬や寒いシーンが登場する作品おしえて

夏が苦手なので現実逃避したい。ジャンルは問わず小説でも漫画でも写真集でもゲームでも。

今までに触れたもの

・さよ(ゲーム)

・That Which GaveChase(ゲーム)

ゼルダブレワイ、ティアキン(雪を踏む音が最高!)

極北動物誌(自然文学らしい)

・闇の左手(小説)

人間たちの話(小説)

・悠久の時を旅する(写真エッセイ集)

極北に駆ける(旅行記?)

北欧貴族猛禽嫁の雪国狩り暮らし(漫画で読んだ。完結してしまい寂しい)

ホテルメッツァぺウラへようこそ(漫画)

破戒(小説)

・氷(小説)

とか。

追記と返信】

予想以上の量で来年の夏も越せる気がしてきました。

いただいた返信を読んでいるうちに「寒いシーンというより、寒い環境下にある生物の話」を求めていることに気づきました。また、映像作品普段まったく触れないので宝の山でした。ありがとうございます

読み始めました。

検索したところ、オマケで「氷点下で生きるということ」というドキュメンタリーも釣れました。ありがとうございます

積んでしまいそうで躊躇していましたが買いました! やるぞ!

冬山登山系は寒い、覚えました。読みます

  • The long darkのためにあるような設問やんけ!凍える吹雪の中、薪に火がつくことを祈りながら着火するゲーム
  • The Long Darkを推させてくれ頼む 雪に閉ざされた世界を独りで探索するゲーム歩いてると雪を踏みしめる音・荷物金属音に癒される。

最高だ〜!!! Steamセール中だったので買いました。嬉しい。

これめちゃくちゃいい! さっそく登録しました。

はい

エロゲノータッチでした。虚の少女タイトル名で気になったので探して見ます

北條民雄好きです。作品集を積んでしまっていたので読みますきっかけをいただきありがとうございます

Permalink |記事への反応(44) | 17:11

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2024-05-04

anond:20240504171921

旅行記

Permalink |記事への反応(0) | 17:53

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2024-02-02

anond:20240202023522

①旅する

友達と遊ぶ

両方一緒にやっても良いし、片方だけやっても良い。

おれは知らない場所へ旅するなら一人で行きたい。そのほうがそこでの体験意識を集中できるから。誰かと一緒に行ったら、旅行中、意識の何割かはその誰かとのコミュニケーションに割くことになる。

外国に行ってまで日本人とつるんでばかりいるのはもったいないとも思う。その土地の人とのコミュニケーションも含め、日本ではできない体験を求めて外国に行くのだから

友達と遊ぶのが主旨なら、その手段が旅である必要は必ずしもない。友達と遊ぶのが主旨で、その手段に敢えて旅を選ぶなら、

①その友人は本当に信頼のおける友人に絞る

②難度の高い旅は避ける

②'なんなら自分がすでに訪れて勝手を知っている旅行先を選んでエスコート役になる

一人旅の良さは一人旅旅行記を読むと分かるかもね。ベタなのだ深夜特急とか。

Permalink |記事への反応(0) | 03:24

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2024-01-01

旅の楽しみ方がわからない

体が元気なうちにバイク日本一周をしたいと考えているがどう楽しんで良いかからない。観光地を見物して美味しいものを食べれば良いのか。あとは写真を撮りブログ旅行記を書くくらいしか思いつかない。旅行趣味にしている人は何が楽しいのだろう。

Permalink |記事への反応(5) | 00:49

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2023-12-22

anond:20231222090053

ほんこれ 

「暇アノンあてにちくちくしながら観光自慢されて腹が立って必死で揚げ足とった」…つもりらしいけど全然見当違いのどじょうすくいみせてもろて失笑したわ

旅行記で「川にふねが[いた]」って擬人化して書こうがそりゃ普通~の簡略表現にすぎないんやで 必死であげつらうなよみっともねえな

マイクロフトの件もそう

この程度、普通に3万人くらいはやってるで

知性と関係ない

もうちょっと読解力からがんばれとしかですわ

 

ん?へんなツリー官製婚活)がつながっとるけど書き換えでもされたんか?とおもってブクマに書き換え前の記事のヒントがないかみにいったけど

これ普通に書き換えずにバカだ…w

ステーキかにもつっこみはいっててすげーハチの巣になってるだけだw

もしかして元増田は在北朝鮮宗教2世かな、日本社会常識がなさすぎ

 

だがブクマみないと賛同トラバばかり目に入る(まあ自演できるもんね)

マジで劣化すげーな

Permalink |記事への反応(0) | 17:10

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2023-11-22

anond:20231122205533

バンコクあたりだと特急とかエアコン付き列車が増えて来たけど、地方ローカル線なんてこんなもんだよ。まぁ20年前から変わってないとも言えるが。

 

ちょうど増田が旅したころの話を下川裕治氏が旅行記にしてるから、疑うなら読んでみれば。双葉文庫から出るやつ。Kindleならば、最初の方だけ立ち読みできるんじゃないかな。

Permalink |記事への反応(0) | 22:17

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2023-10-07

anond:20231007184256

本読んだり旅行記見たり行きたいところ決めて金ためて年1で出掛けるとか?Xで良い景色とか酷道とか一人旅とか鉄道とかを穏やかにポストしてる(他者攻撃的なアカは見てて疲れるのでおすすめしない)アカウント集めて眺めたりすると良さそうな場所がたくさん見れて楽しいし旅の参考にもなる。

あとは映画とかうまいものとか?

その知人だか知り合いだかが言ってることは気にしなくていいと思うけど

Permalink |記事への反応(0) | 18:46

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2023-09-22

3年間で0から350冊くらいまで本を読んだ話し

文章支離滅裂になるかと思うけど、許してほしい。

近々図書館司書さん達にお礼を言おうと思っている。その前にでも自分の頭の整理のために書いておきたい。

そして誰かの参考になればいいな思う。

タイトルの通り自分は3年前まで本が全くと言っていいほど読めなかった。本を開いても1~2行読んで「あ~もう無理」って感じですぐ閉じて、すぐ自己啓発youtubeに逃げていた。当時だと西野亮廣与沢翼メンタリストDaigo、よくわからない弱小自己啓発youtuber、俺的名言集など。

今でこそ笑い話だが、当時は「こんなに役に立つ情報無料で見られるなんて、youtubeってマジ天国じゃん! これを吸収して俺は人生を逆転するんだ!」とか本気で思っていて、与沢翼がアップした1時間尺くらい(人生本質とか何とか)の動画×5本くらい(10本くらいあったが途中で断念した)を1つ10時間くらいかけて見て、ノート一言一句書き写すとかっていうことをやっていた。

今考えたら馬鹿まりない。でもそういう知的レベルだった。

「本なんて読まなくても、youtube動画を見れば人生逆転できる!」って本気で信じていた。

そして自分はそんな自分のことを「俺、周りよりも頭いい!」と思い込んでいた。

今思えば、陰謀論者みたいだな。

ちなみにその時の自分は37歳。男性彼女なし。

高卒。ここまで正社員経験無し。公務員試験受験に落ちてから、ずっとコールセンターフリーター人生

それ以外の仕事倉庫作業新聞配達、どぶ板営業

そして35歳で借金風俗など)による自己破産

仕事も降格1回。会社もクビ2回。ナンパにも10年くらいハマったり。ってくらいに馬鹿である

毎日AV見てオナニー

あと、精神3級レベル精神疾患を持っている。

どうだ?

みんなよりもクソな人生だろう。

メンタルヘルス精神医学系の本を何冊か拾い読みした結果、おそらく自分にはADHDASD系統性格傾向があると思われることがわかった。だがこれはあくまで「傾向」だ。でも少なくとも100%定形ではないだろう。自分感覚だと3割くらいはその気があると思う。

話を戻す。

書いた通りのバカで、でも謎に「いつかは人生逆転してやる!」って息巻いていた。

でも実際はなかなか行動に移せず、その鬱憤を自宅に帰ってきてはyoutube自己啓発動画を見て「俺はやれるんだ!」って自分を高めては、翌日また現実世界に打ちひしがれて帰ってくる・・そしてまたyoutubeを見る、という日本全国どこにでも居そうな陰キャ生活を送っていた気がする。

図書館に行くきっか

そんな自分図書館に通うきっかけとなったのはパニック発作

仕事プレッシャー職場人間関係からなるストレスから発症したと思う。

(日付を見て気づいたが、ちょうど3年前の今頃だったと思う)

http://www.toyama.med.or.jp/wp/?page_id=1347

※「パニック障害」ってどんな病気? ~公益社団法人富山県医師会

症状としては死への恐怖が一番強かったかな。

主治医に診てもらっても、自分の辛さがなんだか伝わっていないような気がして。とりあえず薬を出されて終わり。そんな感じだった。

「めちゃくちゃしんどいのに、お医者さんは何もしてくれない。それなら自分で調べるしかない」

それが図書館に行くことの始まりだった。最初ポジティブ理由でもなんでもない。

「この病気自分で調べなきゃ自分が死んじゃう」そこがスタート地点。

最初メンタルヘルスうつ病パニック発作パニック障害とかの本をとりあえずひたすら読んでいった。

本の読み方とかもよくわからずに。ただむさぼるように読んで行った記憶がある。今の症状について、医者からほとんど何の説明もなかったからだ。だから知識が欲しかった。

本を読みいろいろな知識を得ていくうちに「あれ? 本ってもしかして人生を逆転出来るツールなのでは?」と思うようになる(単純)

ちなみに、この時の自分読書の本当の凄さにはまだ気づいていなかった。

ただなんとなく、当時見ていた自己啓発youtubeよりも多種多様情報図書館にはあるな。これを頭に入れることが出来れば、自分は今のクソみたいな環境から脱出出来るのでは? 

それくらいの解像度だった。

それから仕事帰りに、ほぼ毎日図書館に通うようになった。

たまたま18時に終わる仕事だったので、図書館直行して閉館の21時まで入り浸る毎日を過ごすようになった。

1冊読み終わったらまた1冊。そしてまた1冊と次々に違う本を読んでいった。

いわゆる「乱読」というやつである。ただその時は「よーし、乱読するぞ」なんて思っていなかった。

「目の前にモンスターが出てきたから、とりあえず倒す!」くらいの感覚だった。

幼少期に多少読書をしていたとはいえ、こんなにも本を読んでいない。ましてや大学にも行っていないし、仕事文章を読んでもいる訳でもない自分が、急に読めるようになる訳はない。

パニック症関連の本はある意味必要に迫られていたので、中身をなんとか頭に入れることが出来たが、当時の自分にとって自分に関連性のない分野の本は全くと言っていいほど頭に入ってこなかった。

なので自分写真多めの本から読むことにした。

図書館には「旅」のコーナーがあるので、旅日記旅行記それから写真集、絵本など、文章が少なく、写真や絵が多い本から初めてみることにした。これが意外と自分には合っていて徐々に自分を本に慣れさせて行くことが出来た。

旅行系の本は結構充実していて「一度は行ってみたい世界絶景」みたいな本とか、「島、海、空」に特化した写真集なんかも何度も読んだ。とっても楽しかった(書きながら思い出している)。ああいう本はたぶん知らないうちに、自分の心を豊かにしてくれたんだなと思う。

それから宗教学入門書を読んだ。

俺の実家宗教が複雑に入り乱れており、新興宗教に入信した兄弟もいたような家庭だったので、宗教には興味があったんだ。

宗教学? 宗教を信じるための学問?」って思っていたくらいよく知らなかった。

その後も、少しずつ少しずつ。1日30ページずつとかではあるけれど、読書は続けていった。

その頃のジャンル宗教学人間関係、旅、メンタルヘルスハンディキャップ、働き方、思考方法など。

そうして徐々に、文字が多い本(いわゆる新書など)も読めるようになっていったと思う。

余談だが図書館環境も良かったと思う。自分が通っている図書館音楽が流れソファが用意され、読書をするには最高の環境だった。

読書をするためにわざわざカフェに行って、お金を払う必要がなかったのは大きい。

選書もとても良く、新しい本から古い本、海外翻訳本まで次から次に読みたい本が見つかる。こんな素晴らしい図書館出会えたのは本当に運が良かった。

3年後

そうして3年が経った今年。

3年前には本を開いても1~2行しか読むことが出来ず、youtube自己啓発動画に逃げ、動画の先にいる配信者を盲信していた自分が、今では読書を3~4時間は平気で行うことが出来るようになり、読むジャンル法律社会学経済学起業関連など、多少難しい本を読めるようにもなった。

それから、これまで乱読に近い読み方をしてはきたが、これがいわゆる「リベラルアーツ」という学問に当たるということも最近知った。

https://www.obirin.ac.jp/academics/arts_sciences/what_is_liberal_arts.html

リベラルアーツとは ~ 桜美林大学

そして自己啓発動画現在も見るには見るけど、以前と違い盲信することは無くなった。

Twitter(現X)のバズツイートや、インフルエンサー情報発信を見ても、安直に信じることも無くなったし、必ず別の可能性を考えられるようになったと思う。

自分にとって本を読むことは、偉人、先輩方との対話であり、その本が入っている本棚図書館偉人たち、先人たちといつでも話が出来る場所だと思うようになって来た。

何かを考えるときも「あの本にはこんなことが書いてあったよなぁ・・」と頭の中で引用出来るようになってきた。

頭の中に様々な専門家が常時いるようなイメージだ。口寄せの術。

この3年。変な自己啓発本やビジネス書の類(書店平積みされているようなやつ)は、ほとんど読んで来なかったことも大きい。

今までは「与沢翼のブチ抜く力」とか「西野亮廣革命ファンファーレ」「あなたを癒やす100の名言」みたいな本ばかり読んで、わかった気になっていたが、そのような本に盲信することはもう無いだろう。

ただ、おかげさまで有益情報はある程度取捨選択出来るようになったので、その意味では今後は目を通すことはあると思う。

岡田斗司夫図書館のことを「貧乏人が行くところ」と評したが、自分は「司書さんがプロ目線有象無象の中から、適切な本を選んでくれる最高の場」と言いたい。

最近は「得た知識抽象化していつでも引き出せるように」訓練している。

読書を始めたきっかけは精神疾患とはいえ、本が読めるようになったこと。

本当の意味で本が読めるようになったことに感謝したい。

また、読書のおかげで新たに人とのつながりも出来るようになってきた。これは予想外の副産物でもあった。

新しい人に出会った時に「本を読んでいます」というと、話が発展することが多くなったし(今までは、AVの話しやナンパの話し。風俗借金の話ししか持ちネタがなかった)、読書サークルなんかにも通えるようになった。

そして今までは読んだ本(学問)同士のつながりを感じることが出来なかったのだけど、リベラルアーツという言葉を知ったおかげで、これまでの読書が一本の線でつながるような気がしてとても嬉しいんだ。

今後も引き続き勉強をして行きたい。 あと今後は文学作品も読んでいきたい。

だいたい、みんな「読書」って言うと、小説などの文学作品のことを語る人が多い。

自分のようにリベラルアーツ系の読書から入って数を重ねる人は一般的では無いのかもしれない。だからこそ小説を読むのは知らない世界を知れそうで楽しみである

自分はこれまで、生活に苦労してきて、かつ学歴にもコンプレックスがあったりしたが。

ここから先の人生読書が出来るということを武器にして、豊かに生きていきたい。

そして「自分って高卒なんだよな。結局大卒には勝てないんだよな」

ってひがんじゃう自分がいつかいなくなることを願って。

最後

読書楽しい死ぬまで続けたい。これから自分に心の豊かさをもたらしてくれるものだと思っている。

そして読書ができる人は実はそんなに多くない。だいたいの情報youtubeなどのネットで得られる世の中だからだ。

電車に乗っても、子供から学生、そしてサラリーマンに至るまでみんなスマホをいじっている。スマホに夢中だ。

そんな中、自分リュックから本を取り出し、ひとり本を読む。 

youtubeの切り抜き動画や対談動画にも、有益ものは非常に多いが、元をたどると古典などの本から情報であることが多く、だからこそ読書他人差別化が図れるものだと思っている。

これからも続けて行きたい。

いつか、通信制でもいいので大学にでも行こうかな。そんなことを最近は思う。

最後まで読んでくれてありがとう

そして図書館司書のみなさん。ほんとうにほんとうにありがとう

9/24追記

いろいろな人が読んでくれたようで本当にうれしい。

書いた後に、改めて自分でも振り返ってみたが、これほどまでに読書継続できた理由ひとつは、やはり図書館環境がとても良かったこと。

それからオンラインで参加していた読書サークルに私よりも知的な方々が沢山いて(博士課程の学生や、大学講師など)、「このまま読書を続けたらどう変わって行けるのか」という、少し先の未来自分に見せ続けてくれたということが、大きかったんだという事にも気づいた。

読書サークル内では日夜テキストチャット議論のようなものが繰り広げられていて、最初は会話に全くついて行けなかったけれど、だんだん話していることが理解できるようになってきた自分が嬉しかったりした。

自分ひとりでは絶対にここまで来られなかったと思う。

いろいろな意味で運もあったのだと思う。

それは、素晴らしい図書館が近くにあったこと。

読書サークルたまたま知的で素晴らしい方がいらっしゃった事。

友だちが少なく、親の介護も無く、仕事要職についている訳でも無かったがために、逆にプライベート時間を、読書にフルベット出来たこと。などなど。

この文章を書いてからナンパをしていた時代毎日の様に行って、よくたむろしていたビル飲み屋カラオケホストクラブダンスクラブが入店していて、たまり場になっていた)に用事があって行ってみたんだ。

歓楽街ということもあり、相変わらずの雰囲気だった。

派手な服装女性と、その女性口説き落とそうとしている男性

酔いつぶれた若い男性

ウェーイって騒いでいる学生

エレベーターで降りてきた勤務終わりのキャバ嬢

怖めの車で迎えに来た怖めのお兄さん。

仲間で歩いているホストくん達。

そして女性たちに声を掛ける男性

この世界から抜け出せただけでも本当に良かったなと。それだけでも100点以上だと思う。

これから読書は続けていきたい。

ありがとう

Permalink |記事への反応(13) | 01:37

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2023-08-12

ケニア旅行記

ナイロビに到着して最初に感じたのは、思ってたより寒いな、だった。(25℃)

入国時にビザが無かったが、ケニア側のビザ申請サーバが落ちてることを責め立て、上手いこと入国した。チョロいもんだ。

タバコを吸いつつ、話しかけてくるタクシーの運ちゃんをテキトー相手して20分、現地に住む友人と合流。

友人の住む家にUberで到着し、ケニア料理Uber eatsで注文。ヤギ肉とウガリという主食がヤケに美味かった。

翌朝5時、国立自然公園野生動物を見るツアーに参加。生の野生ライオンが見れたのは非常にラッキーだった。

帰りに土産物屋に寄ると、スワヒリ語の歌で歓迎され、マサイ族の手工芸品の店に案内された。どれも造りは荒いが、アフリカ好きなら買うだろうなという製品が立ち並ぶ。

個人的に革製品クオリティは悪くなく、カバンを新調したかったら買っただろうなと思った。

翌日はモンバサに飛んで、リゾートホテルバカンスを堪能。東アフリカに南国を思わせるようなビーチがあることに驚いた。

一泊して朝食ビュッフェを堪能し、貸切状態プールで泳ぎ、潮風を感じながらパッションフルーツジュースを飲んで横になり、流れる雲を見ていた。月曜の朝だった。

こうした途上国リゾート地に行くメリットは、圧倒的に人が少ない点と、周囲から日本語が聞こえてこないことだ。

ボーっとしてたら、自称キャプテンオッサンが話しかけてきた。曰く、釣りでもボートでも水上バイクでも手配できるとのこと。

部屋から金を持ってきたら、キャプテンニンニクを生で刻んで水で飲み下していた。「ニンニク胃腸に良いんだよ」「お前マジで言ってんの???」どうでもいい会話で爆笑し、デポジットを払って予約を取り付けた。

数少ない気の置けない友人と無限に語り合い、互いに持ち寄った美味い酒を飲み交わす日々は、遅い青春のものだった。

さて、次はどこに行こうか。

Permalink |記事への反応(0) | 05:29

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2023-08-04

著作権の切れた作品同人誌にするのってアリ?ナシ?

文豪キャラ化した作品同人誌即売会に、元ネタとなった文豪の書いた小説詩歌をそのまま同人誌にして頒布DL販売しているサークル複数ある。

イベント主催企業FAQには「ある作品聖地巡礼写真集(notコスプレ)はどのジャンルを選べばいいですか?」「メインとなるパロ元の作品ジャンルでお申し込みいただけます。」とあるので原作キャラとは関係のない元ネタを扱った同人誌作品ジャンル頒布するのは問題ない。著作権は切れているので誰かの権利侵害しているわけでもない。

でもそれって同人誌としてどうなの?

文豪随筆を元にキャラ漫画小説を書いて、出典として一部引用するならわかる。詩歌を読んで得たインスピレーションを元にイラスト集を作るのもわかる。

文豪の記念館・文学館ゆかりの地を巡って旅行記にするのもいいし、文豪作品を読んで感想文を書いたり執筆背景を調べて本にするのもいいと思うよ評論コミケの老舗ジャンルだし。

文豪作品コミカライズしたり朗読CDにしたり、古語外国語で書かれた本を翻訳したり別の作品の形に翻案するのもクリエイティブだと思う。

でも文豪作品をそのまま同人誌にするのはうーん…二次創作とはいえ何らかのオリジナリティを発揮するのが同人イベント趣旨じゃないのか?

何より青空文庫からコピペなり古書から打ち込みなり依拠100%のもの作ってて本人は楽しいのか…?

製作動機がわからないしそれを欲しがる人がそれなりにいるのもよくわからない。

Permalink |記事への反応(2) | 12:54

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2023-07-21

anond:20190105221022

ここじゃん(後半が旅行記になっている)

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/2189239

Permalink |記事への反応(0) | 09:47

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