
はてなキーワード:新聞社とは
NHK のWeb記事サイトがNHKの受信契約者であることを確認する選択画面を出すようになった。(自己申告ベースでペイウォールではない)
たとえNHKのWeb記事サイトが完全にペイウォールになり受信契約者しかアクセスできなくなったとしても不当な競争状態は解消されない。
それはご存知のようにテレビを設置するとNHKとの受信契約を義務付ける法律(放送法 64-1)があるためだ。これを是正するには、この義務を撤廃するか、郵便ポストの設置に新聞社との契約を義務付ける法律が必要になると思う。無論、前者を勧める。
もちろん、ジャーナリズムを過度な商業主義から保護する必要があるが、国家にNHKを守らせてもプロパガンダ機関を国民の財布で運用させるだけだ。
今NHKはネットサービスを本来業務にする為に、過去宣伝目的でやっていると言う事になっていたコンテンツを全部捨て、
さらにペイウォールを立てて検索に引っかからないようにしてしまった。
これは、民間テレビ局や、新聞社が民業を圧迫するから辞めろと圧力を加えた結果であり、要するに足を引っ張っているのである。
だが、これ間違ってないか?
むしろ民放や新聞は「NHKが作ったコンテンツや映像、ニュースを開放し、格安で配信せよ」と言うべきではないか?
理由は3つ。
全国紙と名乗りながら、既に地方から撤退した新聞社があるが、販売網以上にヤバいのが取材網だ。全国紙は、既に各県の県庁所在地に支所を置けなくなっている。名乗っているのは支所だが、事実上は駐在員がひとりいるだけと言う様な有様もある。
そこで頼りになるのが共同通信、時事通信などの通信社だが、ここも段々と地方取材網を維持出来なく成ってきた。
さらに、地方の民放もニュースは基本的に赤字だ。地元の地方紙からニュースを提供してもらい、重要な所には一応は記者を送り込む、網羅的に情報収集はしないと言うスタイルが元々だったが、その体制すら維持が厳しい。自社の赤字は進むばかり、そして頼っている地方紙が衰退しているのだ。
一方でNHKは公共団体であるから、地方から撤退することはない。
ならば、NHKが取材してきた情報を新聞社や放送局に格安で提供し、それを各社が自社で味付けして送出することができるようにするべきだ。
ストレートニュースなどはこうして供給を受け、自社では調査報道や独自のニュースに特化する事の方が望ましいだろう。
コンテンツ配信ビジネスにおいて、日本は世界的に見てまだ上手く行っている方で、これは言語の壁がある事がまず大きい。
良い意味の、本来の意味での『ガラパゴス』で独自の貴重な生態系的文化があり、それを輸出できているのだ。
しかし、それは今後徐々に優位性を失う。
何故ならば、AIの登場によって言語の壁が大幅に下がるから。そして、日本のコンテンツビジネスは、プラットフォームを抑えられていないからだ。
そこで戦う為に、NHKのコンテンツを民放が利用できるようにする。例えば過去のNHKのアーカイブ映像や素材を使って新しいコンテンツを作ったり
キャラクターやドキュメンタリーなどのより創作的・思想的なコンテンツであっても、NHKは定められbた金額を支払えば貸出に同意しなければならない様な規約を作るのだ。
もちろん、そういったものの権利関係はNHKだけが持っている訳ではないにせよ、このように規定することで使いやすくなる。
こうして公開されたコンテンツを使い、少しでも国内のコンテンツビジネスを延命することが今求められている。
NHKオンデマンドというサービスがあるが、このサービスは民放の映像配信より早く始まっている。
民放がいつまでたっても映像コンテンツ配信を始めないため、NHKは民業を圧迫しないという観点から、スタートできなかった。
こえがなぜスタートできたかというと、しびれを切らした政治家が介入したためで、例外的な動きだが、実はこれも裏があり、NHKは配信システムの構築にIIJと組んだのだが、開発費の名目で膨大な発注をし、その成果物を他に流用することに合意した。
そこで民歩は、IIJとNHKと開発した配信プラットフォームを応用してスムーズにサービスを始めることができたと言う経緯がある。
今回のNHKの動きもそうだ。NHKの配信プラットフォームは、技術選択が王道的で筋が良い。
例えば配信には妙な独自のものを使わず、素直にMPEG-DASHをつかっていたり、AWSとAzureとOracleと言うマルチプラットフォームに国内映像配信CDNを組み合わせていたりと良い事例になっている。
レベルが低い方が、俺たちに会わせろと足を引っ張るのではなく、膨大な資金力で作った成果を俺たちにも使わせろ、と言うスタンスの方が業界が発展する。
各社、AIに学習されないように防護を始めているようだが、NHKについては逆にAIに積極的に学習させよ、データを差し出せと迫るべきだ
そうすることによって、各社は自社が用いるAIに、報道や番組制作に必要な基礎的なノウハウを喰わせることができる。
少し前から野田立憲民主党代表は前回の反省から総理指名選挙で自分の名前じゃなくていいと発言しているし
ワイドショーの解説で(タレントじゃなくて新聞社の論説委員とかが)野党は与党になるつもりがないから選挙前だけ適当なこと言ってると言われているし
参政党の勢いが続けば立憲、国民、維新のどこかは潰れかねないし
そんなこんなで総理指名選挙(の決選投票)ではやる気を見せたいんでしょう
どの野党も本当は政権交代なんてしたくないけど、割りを食うのが勢いのいいこと言ってた玉木になるのはしょうがない
玉木は決選投票に残らなくても国民民主党は自分の名前を書くって発言してるから、ダチョウ倶楽部のネタで最初に手を上げた状態なのにね
うちの田んぼが勝手に刈り取られている!と言うことで大騒ぎになったことがある。
ローカルテレビも来て、新聞社も来て、当時大騒ぎになったのだが
実は
それ
刈ったの俺たちだったんだよね。。。
ワイがお手伝いしている会社は営農組合的な会社で、いろんな事情で稲作ができなくなった田んぼを預けてもらって、そこで米を作るという事業をやっております。
で、預かっている田んぼはめっちゃ多くて、しかも結構出入りが多い。親戚ができる様になったから親戚に預けるとか、定年になったから自分でやるとか
じいさん亡くなってできないから新規に預けるとか。さらに刈り取り感想脱穀だけ受託という例も沢山ある。
方針としては来る者は審査するが去る者は追わずの精神でやっている。
その結果どうなるかというと、どこの田んぼをを借りているかと言う情報がめっちゃ複雑になるのである。
で、起きたのが冒頭の事故。自分のところでお預かりしている田んぼと間違えて隣の田んぼを刈り取っちゃったんですね、で、本当に受託している農協がやってきてあれ?もう刈り取られてるけど!? と言うことになって発覚。
米泥棒と言う事になって大騒ぎになったと言うわけ。
刈り取った米は既に乾燥工程に入っており、幸いにして品種は全部同じだったので大きな事故にはならず、田んぼの持ち主さんには平謝りし玄米をお納めした。(もちろんその費用を請求したりはしてないですはい。)
田んぼにはうちが受託している印としてちっこい旗を立ててるんだけど、それが何故か隣の田んぼに立ってたということであった。
当時は地図を配って確認を徹底すると言う対処だったが、現在は営農管理のSaaSを入れており、ここには管理している田畑の管理する機能にマップで表示する機能がある。
スマホアプリでGPSで今いる場所と照合して確認する機能があるから確かめられるようになっている。
壊し続けるのもって言うところ、
なんだかダウンロードコンテンツが出るようだけど、
そこまでイェーイ!って感じじゃないところがそんな私の今のションテンの受け入れ方だと思う。
随分落ち着いたものよね。
だけど気になるのは
いやそんなこと言ったら怒られるわよ!って思っちゃうほどの新作
『ファイアーエムブレム万紫千紅』出るってよ!って。
いきなりのプロモーションビデオが
いきなりの重みを感じつつ、
それやるなら今私はエンゲージの前のなんだっけ、
そう「風花雪月」をやんなきゃ!って思うけれど
「ファイアーエムブレムエンゲージ」の方がなんかファンタジーよりというか。
それはノーマルモードでの話。
よーし!
凄い勢いで挑戦したけれど
最初のマップで既に超絶強い雑魚敵と言えども中ボスクラスぐらいの強さに
いきなり参ってしまったわ。
新作気になるけれどなぁ。
私はそのファイアーエムブレムの新作を知ったとしても挑戦すべきかなんだか鰯気な気持ちなのよね。
でね、
新聞読んでたら、
どうしてもこの駄洒落止められなかった我慢できなかったのね!ってやつがあって
イグノーベル賞のウシに縞模様を描けば蚊などが寄りつかないって研究。
新聞の5紙中2紙は
「もー虫こない」ってどうしても言いたかった新聞社が2つあって
私もこのことを止められない駄洒落をどうしても挟み込みたかった
全く同じことを言っている2紙の同じ駄洒落に対して思いっ切り被ってるじゃん!って思っちゃったわ。
だれかデスクは止めなかったのかしら?
絶対ウシの話題なら「もー」って言いたくなるところ誰か止めなかったのかしら?
そう思うのよね。
この溢れ出る駄洒落がどうしても止められなかった2つの新聞社は名誉のために挙げないけれど、
私はもー牛に虫こなくてよかったね!って安堵のため息をつくのよ。
たぶん、
私はどうしても駄洒落言ってた新聞の記事のことが気になってこの日記に記したのよ。
でも私たちも笑っていられないの!
蚊の季節はこの40℃に迫る盛夏では活動が弱まっているらしくて、
また蚊が活発になってくるので
これから蚊に刺される率が超アップするので気を付けないといけないのよ。
もー蚊がこない!って笑っていられるのも今のうち!
しっかり蚊対策をしておかないとーって
液体蚊取りのボトルのストックあるか?ってチェックしちゃうわ。
今シーズン秋から冬にかけての蚊対策の防御はバッチリなはずよ。
でもさー
これ液体蚊取りを装置を作動していたも刺されるのなぜ?って思っちゃう、
私がきっと縞々じゃないから?ってシマウマな横縞な発想を邪にしてしまいそうな縦縞もようだけれど、
蚊が寄らないどころか人間がよりつかなくなっちゃいそうで怖いわ。
あの液体蚊取りの装置をかいくぐって刺してくる蚊のガッツも凄いわよね。
つーか、
あれそもそも効いてるの?って思うわ。
蚊取り線香みたいに煙が立ちのぼって
なんか液体の蚊取り装置のなんか効き目がイマイチ赤いランプだけじゃ、
効いてる感じがないのよねー。
いっそのこと
あの液体蚊取り装置も縞々に塗ってみる?
そう思ったわ。
でもまあ、
気を付けた方がいいことには間違いないわ。
気を付けようっと。
うふふ。
ヒーコーだけにしました。
何が待ち構えているかわかんないもんね!
秋だもん!
コーン茶香ばしくて美味しいわよこれ!
私気に入っちゃったかも!
飲むポップコーンっていったところかしら?
ポップコーンの風味がする水!みたいな感じでもあるわ。
ちょっとしばらく続けてみるわね。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
「友達がいない?」飲み会に誘われなくなった僕 58歳記者の苦悩 https://digital.asahi.com/articles/AST993DFQT99UCVL001M.html?ptoken=01K51NBGK0BV1S8DKY0137EQN8
中高年男性、友達「つくろう」はダメ 心理学者が説く大人の交際術 https://digital.asahi.com/articles/AST993HFPT99UCVL003M.html?ptoken=01K51W9PYCQGFX3R0FC7KG06EW
朝日新聞が、中年男性の友人つくりを話題に、連載をはじめたようだ。
記事は有料記事だが、プレゼントで全文(1日だけ)読めるので、読んだ。
眠れないので、記事の感想を新聞社にメールした。以下がメール文
ーーーーーーー
将棋が趣味で、近所の将棋道場に通っているのですが、そこで年代が幅広く(小学生から70代のおじいさんまで)、友人ができました。
「親友」というよりも、将棋界には「棋友」という言葉があるのですが、皆仲が良く、本当に「友達」という感じです。
将棋は、対面コミュニケーションゲームであり、将棋道場は社交場なので、友人ができやすいと思います。
他、健康麻雀、囲碁や、読書会なども対面なので、友人ができやすいのではないでしょうか。
まずは自分でしっかりと趣味を持って、SNSを活用して、友人を作るのがいいでしょう。
趣味は人生を彩る、救うだけでなく、社交のツールにもなるとおもいます。
逆に、趣味にはまらない人は、「自己紹介できる場」の不在や、「自己開示する際のアピールポイントのなさ」、などで不利になると思います。
ーーーーーーーーーーー
私は実体験から、ずっと「友達のいない中高年男性は、将棋をやって友人を作ろう」と言ってるのだけどね。
そりゃ趣味も生きがいもないつまらない人と、わざわざ友達になろうなんて奇特な人はおらんからね。
対人コミュニケーション系の趣味をもってすれば、おのずと友人はできるでしょう。
ということで、はてなーの皆さんの、友人つくりの秘訣、実体験も教えてほしいです。
と言いたいところだけど、「友人がいない」って、結構、「人生のハンデを背負っている」と思うので、
真剣に自分の人生を見つめなおしたほうがいいと思う、とマジレスしたい。
まあ、はてなーは孤独耐性強い人が多いみたいだけど、老人になっての「強固な孤独」はつらいと思うけど。
Permalink |記事への反応(21) | 04:25
共同通信とかロイターとかの記事で、いちいち「速報」って入ってるやつがあって、これに対して「こんな記事速報にするほどのことか?」って言う反応をよく見る。
得に共同通信だと、最近はネトウヨのターゲットになってるから「リベラルが主張したいからくだらない記事まで速報で流している」といった反応も見かける。
これは誤解なんだよなあ。
通信社(共同通信や時事通信など)の内部の配信ルールでは、「速報」は最初に打つ短い記事のこと。
つまり「速報」というのは「このニュースの最初の配信」という意味。最速で報せなきゃいけないニュースという意味じゃない。
ここがややこしいポイント。
ただ、例外はあって、AP通信なんかは「Flash」というラベルを年間1〜2回しか使わない超重要一報として定義している。けど、日本の「速報」はそれとは別枠。新着の短信ってレベル。
五十噸の補助機関つき帆船で海峡植民地から東インド約二ヶ年の予定で一周しようといふ企てがある――計画者は神戸市元町三丁目近江一郎氏でボルネオやインドに久しく滞留、仏教を研究して最近帰朝した岡本春岳師ほか二名の同志の力を得、海外在留民を慰問し、病没者の展墓弔霊燈台守の慰問をなし、併せてわづか五十噸の小舟で南洋を一周すること自体によって海事思想の普及に資し、寄港地では新聞以外に故国の事情を知りたいと希望している人々のためには最近の東京風景や観艦式などの活動写真を見せるとともに故国の発展ぶりや近情を講演し、商品見本やカタログなどを配って行き、簡単な商品見本市を開き希望者には連絡の労もとり、各地にある日本人会の連絡をつけようといふのである。首唱者近江氏の厳父は日露戦役直後東京朝日新聞者がチャーターして満鮮巡遊団を企てた時のロセッタ丸の船長で、今年はその七周忌に当るので、亡父への供養の一端であると大した意気込みで、目下拓務省に補助の支出交渉中であるが、それが纏まり次第四五月ごろには壮途につきたいと、近江氏は語る。
『明中教育十年』より、「明石中學校十年史」の1932年2月1日の項。
直木由太郎編『家信 みとせのはるあき 上』より、1932年の「五月十六日神戸より」。
臍主義者近江一郎君はまだ知らぬ人だが、其著「小舟を住家に南洋へ」は近来非常におもしろく感ふかく読んだ書物の一であるので一筆書いておく。
第一此書は君が鎮国丸という小船に乗じて南洋に向ふ途中、琉球近くの与論島に於て、船が暗礁に乗り上げ大破、九死に一生を得たこの死線突破の体験を本として、其遭難の顛末と共に南洋開拓に就て、かねて諸方面に就き自ら準備のために取調べた生きた心得の数々を教へ示さんとするもので、世に机上の空論は多くてもこの書の如く命をかけて出来た書物はまことに稀有と云ふべきで、この点に心ひかれるものがあるのである。
『楚人冠全集』より、1937年の杉村楚人冠「バルサ」という記事。
逓信省の船舶試験場で、近頃絶対に沈まない救命艇とかを作った。(中略)沈まない船といふのは、バルサを用材にして作ったとの事だから、何も今に始まった新案でも何でもない、現に私の友人がこれで救命艇を作って、特許を願ひ出た次第は、一昨年の十一月の「グラフ」に私が書いている。彼は特許が許されないので、気前よくその船を私に呉れて行ったので、私はこれを手賀沼に浮べて、時々漕いで出るのを楽しんで居る次第も、その時に書いた。この贈主の名を近江一郎といふ。朝日新聞社で明治三十九年の夏満韓巡遊の船を仕立てて、日本で初めて新聞社主催の団体旅行を企てた時、その乗艦ロセッタ丸の船長だった林橘治君が、即ちこの近江君の実父であった。
1959年『新民』より、寺岡謹平「祖国の礎特攻観音の縁起について」という記事。
昭和二十一年から、神戸の人近江一郎という老人がおりまして、南洋で貿易をしておったのでありますが、戦争がたけなわになりますと、日本の航空隊では油がだんだんなくなる。潤滑油をなんとかして作ろうということで満州にわたって白樺から潤滑油を作る研究に目鼻がついた、ということを軍令部に進言致しました。そのときには戦争が終ってしまったので、戦争に敗けたのはわれわれ国民の協力が足りないため、ということを考えまして、なんとかして戦死した御霊をなぐさめたいということで、まず特攻隊の遺族を弔問しよう。御霊に参拝しようという念願を立て、二十一年二月から、全国、北は北海道、南は九州のはてから、ずっと単独で廻って歩いた。
(中略)
はじめのうちは簑笠にカーキ色の服を着た坊さんが現れると、これは押売りか物貰いだろうと思って、虐待された。いろいろ考えた末、各県の世話課に頼んで遺族の住所を調べ、予め紹介してもらって参りました。そこで今度は順序よく運んだ。行くと、先ず以て仏様の前にいってお経を読んで焼香をする。そして般若心経を半紙に書いたものを一枚奉納する。
これは神戸の友人で美田禾山翁という書家がおりまして、その人の仏心で般若心経を沢山書いてもらった。海軍特攻隊の遺族は、二五二五名おりますから、美田先生も老齢ではあるし、耐えられなくなった。そこで誰かに書いてくれということで、私も何百枚か依頼されましたが、電報で何枚どこそこに送れと、こういうふうにくる。
(中略)
そういうものをお土産にもって廻って、六年間というものは休みなく廻りました。とうとうしまいには病気になりまして、二十七年一月二十一日に亡くなられた。その間に約一、九〇〇名の遺族を弔問しております。残ったのは東京と東海北陸の一部で、東京都を最後に残したのは、終ったところでお上に特攻隊の遺族の状況を奏上する、というのが狙いでございました。
『吉川英治対話集』より、1959年の対談での吉川英治の発言。
近江一郎という無名の人がいるのです。軍に徴集されて、なにかのことで満州で塾長をしたのです。開拓民の塾長じゃないかと思うのですが、終戦になってこっちに帰ってきて、さる人の紹介で、私が吉野村に疎開していたときに、杖をついて帰還者の服を着たままでやってきましたよ。そのころ、もう年齢は六十近かったでしょうか。
「いったい君はなにして歩いているんだ?」
「私は帰ってきて、たくさんの死んだ兵隊たちの家を一軒一軒歩いて、そうしてそこに年寄がいたら、年寄を慰め、仏壇があったらお線香の一本ずつもあげさせていただくのを生涯の念願にしている」「収入というものはどうしているんだ?」「収入はありません」「じゃ、どうして食べている?」「子どもが一人あって、女房が神戸の区役所の人夫をしている」女人夫ですね。「子どもは小学校に行っている。お父さんは好きなことをしていいと言うから、私はそれをやる」それから復員局で住所を調べましてね、全国を歩いていました。ほんとうに驚くべきものですよ。あるときその男と話をしまして、こういうふうに戦死者の家を歩いていると、ずいぶんひどいことを言われることがあるでしょうといったら、はじめてその男が炉辺でボロボロ涙を流しまして、このごろは復員局で言ってもらえるのでわかってきたけれども、いちばん最初は九州、あのへんの山間を歩くんですね。なにしにきたとどなられる、弟を死なせたという兄貴がヤケ酒を飲んでいるところにぶつかって、「戦死したものの供養にきたと、それで死んだものが生きてかえるか」と上りかかったところを蹴落とされた。そんな目にも会いました。そういうふうにけとばされたり、つばをされたり、なぐられたりするたびに、「これは陛下の罪滅しになると思って私はしのんできました」というのです。
近江一郎というのは私の中学時代のなつかしい同級の剣友であるが、五年の時、神戸一中を去って大阪天王寺中学に転校し、偶然にも、草鹿さん(註:草鹿龍之介)と同級となり、いずれ劣らぬ剣友同士の間柄だったのである。
近江君と私は一年の時からの同級で、しかもふたりは一時、剣道部の両雄として互いにしのぎを削った間柄で剣友として忘れられない一人だが、まことに気骨のたくましい一風変わった偉丈夫であった。それかあらぬか、一時は満州国に行って馬賊になったとまでうわさされたのであったが、敗戦となるや、彼は決然起って、あの戦争末期の花形として雄々しく散っていった海軍特攻隊の遺族を尋ねて全国行脚の壮挙を思い立ったのである。
しかし何分にも当時世をあげて戦後の虚脱状態にあり、特別関係者以外はだれ一人としてこれを支援しようとする者はなかったが、彼は毅然として、すげがさ、負いずる姿のいでたちで、全く乞食坊主そのままの行脚を続け、全国にわたる戦没英霊の実家を歴訪してその冥福と遺族の慰問に精魂を打ち込んだのであった。
戦後の軍当局と連絡をとったものらしく、一地区ごとに行脚を終わると必ず大阪に私をたずねて来訪し、つぶさにその難行苦行の実情を物語ってその感想録と写真を見せてくれたものだが、ほんとうに涙なくしては聞くことも読むこともできなかった。当時在阪の草鹿さんともいっしょに、時々は三人で食事を共にして、近江君の労をねぎらい、かつ旅情を慰めたものであった。
私の中学校の後輩で近江一郎という男がいて、父親が船長だった関係もあり、南方の島の資源開発を思いたった。ここが素人の私にはわからないことだが、それには沈まない船をつくらなければならないというので、あちこちに設計を頼んだり資金の相談にきたりした。
この話を川西さん(註:川西清兵衛)が聞いて、近江君を助けてやろうということになったらしい。そして近江君の希望どおり不沈船が竣工して南方へ出発したと聞いた。ところが、どうしたわけか帰りがけに台湾沖で沈んでしまったという。なんともロマンチックな話だ。
近江一郎の著書に『小舟を住家に南洋へ』『斜に視たる神戸一中』がある。『小舟を住家に南洋へ』は読めなかったが、大まかな内容は上記で説明されている。『斜に視たる神戸一中』は、第一神戸中学校のおそらく1935〜1939年頃の同窓会報に掲載されたコラムを集めたものである。内容としては、神戸一中の卒業生がこんなにすごいことをやった、こういう面白いことをやった、といったもので、上記の「中村文夫(日本板硝子社長)」や「川西実三(埼玉・長崎・京都・東京知事を歴任)」なども登場する。笑いあり涙ありの平和なものだが、支那事変(日中戦争)が始まったことや、誰それが戦死したというようなことが書かれていたりもする。近江一郎自身のことはあまり触れられていないが、母親の名前が「朝子」ということ、娘がいて神戸の野田高等女学校に入学させたこと、第一次大戦の青島の戦いに従軍していたこと、などが書かれている。
事件や事故の名称+「当時」とかのワードで検索かけでもしたら、
検索結果のトップから軽く100本はテレビ局や新聞社の公式チャンネルの動画に占領されるからそうでない動画にぱっとたどり着くことがほぼ不可能なようにされている
おまけにYouTubeは商売上の理由で、ユーザーの好みで特定のチャンネルを検索結果に表示しないようにするブロック機能的な設定をできるようになっていないので、このメディア公式チャンネル検索結果占領問題を解決する手段が現状存在しない(特にアプリのYouTubeでは)
マスコミや芸能事務所や大企業の公式チャンネルにどうやっても検索上位を占領される仕様が変わらないのなら、テレビがYouTubeという器を通して好きな時に寝転がりながら観れるようになっただけで、YouTubeが結局テレビにされちゃってるのではないか